JP2003331186A - ワイン情報提供システム - Google Patents

ワイン情報提供システム

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JP2003331186A
JP2003331186A JP2002138816A JP2002138816A JP2003331186A JP 2003331186 A JP2003331186 A JP 2003331186A JP 2002138816 A JP2002138816 A JP 2002138816A JP 2002138816 A JP2002138816 A JP 2002138816A JP 2003331186 A JP2003331186 A JP 2003331186A
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wine
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providing system
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JP2002138816A
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Kenei Shimada
健永 島田
Shoichi Nakamura
正一 中村
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ACP Japan Co Ltd
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ACP Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイン消費者に対して、膨大な種類のワイン
の中から、ワインの種類、味、価格等のアイテムに基づ
いて、容易に希望するワインを選択できるためのワイン
情報を提供する。 【解決手段】 ワイン製造者から提供されたワインの名
称(商標を含む)、種類(赤、白、ロゼ等)、生産地
名、生産年度、製造者名を少なくとも含む個々のワイン
毎のワイン生産者情報と、当該ワインの出荷後に与えら
れた当該ワインの味覚に関する評価等のワイン付加情報
とにより構成されたワイン情報を、前記個々のワインに
付与されたワインIDコードに関連付けて格納するワイ
ン情報データベースと、前記ワイン製造者側のデータ処
理装置(製造者側装置)と、ワイン販売者、ワイン評価
者又はワイン消費者(消費者等)のデータ処理装置(消
費者側装置)と通信ネットワークを介して接続され、前
記ワイン情報データベースにアクセスして前記ワイン情
報を前記ワインIDコード毎に格納する格納処理と検索
処理を行うワイン情報サーバ装置と、から構成され構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワインに関する各
種情報を提供するワイン情報システムであって、特に、
通信ネットワークを介して消費者によるワイン購入の選
択に役立つワイン情報を提供するワイン情報システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】ワインは、古くからヨーロッパ地域で多
く生産され、現在ではヨーロッパ地域以外の全世界各地
で生産され世界中の人々によって消費されている。ワイ
ンは、「ぶどう」の搾り液を発酵醸造させた酒であるこ
とから、原料のぶどうの種類、産地によって香りや味覚
が相違する。さらに、「ぶどう」は、農産物であること
から、ぶどう収穫期の日照時間、雨量、気温などの気象
条件によりぶどう果実の生育が左右され、品質の差が大
きい。また、ワインは、同じ種類の「ぶどう」であって
も品質により甘味覚、酸味覚、香り等が異なるため、
「ぶどう」の収穫された年によって品質が異なる。
【0003】ワイン用の「ぶどう」の栽培が行われてい
る地域は、北半球では北緯30度から50度の間、南半
球では南緯20度から40度の間である。気象条件とし
ては、年間平均気温が10度Cから20度Cの地域にほ
ぼ限られ、年間降水量は、大部分の地域で500mmか
ら1600mmの間に入る。
【0004】数多くの国で作られるワインは、生産者
(シャトー)毎にその品質が違うため膨大な数の種類が
ある。ワインは、ぶどうの品種により赤ワイン、白ワイ
ン、ロゼワインが生産され、さらに各々のワイン毎に酸
味覚、甘味覚、渋味覚、辛味覚の違いがある。さらに違
う種類のぶどうを混ぜ合わせることにより味覚は変わっ
てくる。
【0005】ワインは、食事と共に飲用される。ワイン
を飲む人は、極めて多くの種類のワインの中から料理に
適合するワインを選択する。ワインの選択は、ワインの
専門書、ワインのガイドブック、雑誌等から得た知識を
基準として飲む者が自分の嗜好で選ぶ。
【0006】通常ワインのボトルには、ラベルが貼付さ
れ、ボトルに貼付されたラベルには、商品名等が生産者
の母国語、例えばフランス語などの言語で印刷された表
示がなされている。ラベルには商品名、生産国、輸入事
業者、醸造者、醸造年月日、原料、甘口、辛口などの最
小必要限度の情報が記載されている。
【0007】ワインはぶどうの収穫された年度で品質が
変わるため味覚も変わる。生産量も変わる。そのため、
ワインに関する生産量、味覚、価格などの情報は常に変
化している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにワイン
は、生産地域、ぶどうの種類、収穫年の気象条件等によ
り膨大な商品の種類がある。これら膨大な種類のワイン
の中から料理に合うワインを選択することは大変難し
い。ワインはぶどうの収穫された年度で品質が変わるた
め味覚も変わる。生産量も変わる。そのため、ワインに
関する生産量、味覚、価格などの情報は常に変化してい
る。
【0009】刊行されたワインの専門書、ワインのガイ
ドブック、雑誌等から知識を得て選ぶにしても最新の情
報が得られるとは限らない。実際にレストランや酒屋等
のワイン販売店などで示されるワインリストから選ぶこ
とは困難で、ワイン販売店やレストランの従業員から薦
められるままに購入することが多く、消費者が意図した
味覚とは違う場合もある。
【0010】本発明は、ワインを購入する人に対して、
膨大な種類のワインの中から、ワインの種類、味、価格
等のアイテムに基づいて、容易に希望するワインを選択
できるためのワイン情報を提供するワイン情報システム
を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、通
信ネットワークを介してワイン情報を提供するワイン情
報提供システムであって、ワイン製造者から提供された
ワインの名称(商標を含む)、種類(赤、白、ロゼ
等)、生産地名、生産年度、製造者名を少なくとも含む
個々のワイン毎のワイン生産者情報と、当該ワインの出
荷後に与えられた当該ワインの味覚に関する評価等のワ
イン付加情報とにより構成されたワイン情報を、前記個
々のワインに付与されたワインIDコードに関連付けて
格納するワイン情報データベースと、前記ワイン製造者
側のデータ処理装置(製造者側装置)と、ワイン販売
者、ワイン評価者又はワイン消費者(消費者等)のデー
タ処理装置(消費者側装置)と前記通信ネットワークを
介して接続され、前記ワイン情報データベースにアクセ
スして前記ワイン情報を前記ワインIDコード毎に格納
する格納処理と検索処理を行うワイン情報サーバ装置
と、から構成され、前記消費者側装置からのワインに関
する種々の情報提供のリクエストに対し、前記ワイン情
報データベースに格納されたワイン情報を前記通信ネッ
トワークを介してリアルタイムに提供することを特徴と
するワイン情報提供システムを提供するものである。
【0012】これにより、本発明に係るワイン情報提供
システムは、膨大な種類に及ぶ各々のワインに関する客
観情報(ワイン生産者情報)および主観情報(ソムリエ
等による評価等)を酒屋やレストラン等に備え付けられ
たパーソナル・コンピュータ(データ処理装置)、又
は、自己が所有するパーソナル・コンピュータや携帯電
話やパーソナル消費者側装置によって、何時でも容易に
取得できるので、希望するワインを選択購入することを
可能とするのである。
【0013】ここで、前記ワインIDコードは、前記ワ
イン製造者を特定する複数桁のデジタルコードの生産者
IDコードと、前記ワイン製造者の申請に基づいて付与
され当該ワイン製造者から出荷されるワインを特定する
複数桁のデジタルコードのワイン・コードとから構成さ
れる。
【0014】そして、前記ワイン生産者情報は、さら
に、ワイン製造者自身の評価による個々のワインの味
(酸味度、渋味度、甘味度及び辛味度)、味の強弱、香
り、色相、成熟期間、飲み頃温度、ぶどうの収穫地、ぶ
どうの収穫年度、ぶどうの品種、ぶどうの品質、同一種
類のワインの生産量、製造者名等の前記ワイン生産に関
する情報を含む。
【0015】ところで、前記ワイン製造業者から出荷さ
れる各ワインのボトルラベルには、前記ワインIDコー
ドを示すバーコード及び当該バーコードに対応する前記
デジタルコードが視覚的に認識可能に表示され、当該バ
ーコード又は当該バーコードに対応するデジタルコード
に基づいて前記ワイン情報の提供を行う。ここで、前記
ワインIDコードを示すバーコードは、前記製造者側装
置又は前記消費者側装置に接属されたバーコード読取装
置によって読み取られ、前記ワイン生産者情報及び前記
ワイン付加情報の提供と、前記消費者側装置からのワイ
ンに関する種々の情報提供のリクエストは、前記バーコ
ード読取装置によって読み取られたワインIDコード又
は当該バーコードに対応する前記デジタルコードに基づ
いて行われるのである。
【0016】しかし、前記ワイン製造業者から出荷され
るワインのボトル、コルク栓、収納又は包装手段には、
前記ワインIDコードを示すデジタルコードを電子的に
格納したICチップ(集積回路)が組み込まれており、
前記ICチップに格納されたデジタルコードに基づいて
前記ワイン情報の提供を行うようにしてもよい。
【0017】この場合、前記ICチップに格納された前
記ワインIDコードを示すデジタルコードは、前記製造
者側装置又は前記消費者側装置に接属されたICチップ
読取装置によって読み取られ、前記ワイン生産者情報及
び前記前記ワイン付加情報の提供と前記消費者側装置か
らのワインに関する種々の情報提供のリクエストは、前
記ICチップに格納されたデジタルコードに基づいて行
われることとなる。そして、前記ICチップは、前記ワ
イン生産者情報を格納するようにしてもよい。
【0018】また、前記付加情報は、さらに、個々の前
記ワインに適合する1又は複数の料理の名称又は種類、
前記ワインの販売価格のランク、当該販売価格のランク
に応じた評価、販売又は輸入事業者名を含むことを特徴
とする。
【0019】ところで、前記ワイン評価者は、選定され
たワインを評価する能力を有する者(ソムリエ)であっ
て、前記付加情報は、前記ソムリエが自己に付与された
評価者IDコード及びパスワードを入力することにより
前記ワイン情報サーバに提供されるのである。
【0020】さらに、前記ワイン情報サーバは、前記ワ
インに関する種々の情報提供を希望する前記消費者側装
置に対して、前記消費者側装置が最初に前記ワイン情報
サーバにアクセスした際に、前記消費者側装置を使用す
る消費者等の会員IDコード及びパスワードを前記消費
者側装置に自動付与し、前記消費者側装置により指定さ
れた料理の種類に最も適合する1又は複数のワイン名を
販売価格ランク毎に提供することとなる。
【0021】本ワイン情報サーバは、ワインの味(酸味
度、渋味度、甘味度及び辛味度)、味の強弱、香り、色
相、成熟期間、飲み頃温度、ぶどうの収穫地、ぶどうの
収穫年度、ぶどうの品種、ぶどうの品質、同一種類のワ
インの生産量、製造者名、及び前記ワイン付加情報の中
から、前記消費者側装置により指定された1又は複数の
アイテムに基づいてこれに適合する1又は複数のワイン
を選択し、当該選択したワイン名を前記通信ネットワー
クを介して提供することとなる。ここで、前記ワイン情
報を構成する各アイテムは、点数化されて提供するよう
にしてもよい。
【0022】また、前記ワイン情報サーバは、前記消費
者側装置を使用する前記消費者等に対して、前記ワイン
に関する情報の提供のリクエストに応じて課金処理を行
う。
【0023】ところで、前記通信ネットワークは、TC
P/IP(インターネット・プロトコル)に基づく双方
向通信ネットワークであり、前記消費者側装置は、前記
通信ネットワークにアクセス可能なパーソナル・コンピ
ュータ、携帯電話装置、PHS電話装置又は消費者側装
置の何れであってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワイン情報システ
ムの実施の形態について、図面の記載に基づいて説明す
る。
【0025】図1は、本発明のワイン情報システムのシ
ステム全体構成図を示す。本発明のワイン情報システム
は、通信ネットワーク10に接続された消費者側装置2
と、複数のワイン製造者に設置された製造者側装置3と
通信ネットワーク10に接続されたワイン情報サーバ1
とで構成されている。
【0026】利用する通信ネットワーク(ネットワー
ク)10は、固定電話網、携帯電話網、IP電話網の何
れも利用可能である。
【0027】製造者側装置3及び消費者側装置2は、本
実施例ではパーソナル・コンピュータとしているが、消
費者側装置2又は、携帯電話装置、PHS電話装置又は
消費者側装置の何れであってもよい。さらに、製造者側
装置3及び消費者側装置2には、ICチップに格納され
たデータを読み取るためのICチップ読取装置26b、
バーコードを読み取るためのバーコード読取装置26a
を接続することも可能である。
【0028】本発明のワイン情報システムは、ワイン情
報サーバ1に、ネットワークを介して、ワインを生産す
る製造者(シャトー)の製造者側装置3と、ワイン情報
を利用する消費者側装置2(消費者側)とが接続されて
いる。
【0029】また、図1に示す通信ネットワークの構成
は、TCP/IPの双方向通信による多様な構成が可能
である。公開性を有したインターネットではなく、閉鎖
通信ネットワーク、例えば、イントラネット(FDDI
/LAN)などでも、同様の処理が可能である。また、
多国籍企業における海外展開ネットワーク、すなわち、
エキストラネット(広域WAN)でも同様の処理が可能
である。
【0030】図2は、図1中のワイン情報サーバ1の構
成例を示すブロック図である。図2において、このワイ
ン情報サーバ1は、LAN構成の回線接続装置20、ウ
ェブサーバ21、データベース(適宜D/Bと記す)サ
ーバ22、通信制御装置23、SSLサーバ24、D/
B装置25、ドライブ装置27及ボトルターフェイス
(I/F)部28、バーコード読取装置26a、ICチ
ップ読取装置26bを備えて構成されている。
【0031】回線接続装置20は、通信網10に接続す
るためのものであり、具体的には、ディジタル終端接続
装置(DSU)や侵入防止用のファイアウォールアプリ
ケーションを実装したルータなどである。
【0032】ウェブサーバ21は、インターネット上で
基幹的な通信処理(ブラウジング)を実行するための主
コンピュータとして動作する。
【0033】D/Bサーバ22は、ワイン情報サーバ1
を利用して製造者から受信したワイン生産者情報のワイ
ン情報データベース25への格納、会員から要求に対し
てワイン情報データベース25のワイン情報の提供に関
する管理制御を行う。
【0034】通信制御装置23は、ウェブサーバ21な
どの各サーバを制御し、多数の消費者側装置2に選択的
に回線接続を行う制御を実行する。なお、この通信制御
装置23は、例えば、インターネット上の時刻同期用の
NTP(Network Time Protocol)サーバ、分散ファイ
ルシステム用のNFS(Network File System)サーバ
などを備えている。
【0035】SSLサーバ24は、個人情報などの秘密
保持のための暗号化データ転送用の暗号化通信プロトコ
ル(SSL:Secure Sockets Layer)を実行する。
【0036】D/B装置25は、製造者から送信された
ワイン生産者情報と付加情報をワインIDコードに関連
付けてデータベース化して格納している。さらに、D/
B装置25には、ワイン情報サーバ1が入力した他の情
報(例えば、ワインに合う料理、販売価格、取扱事業
者)がワイン情報に関連付けられて格納されている。ワ
イン情報データベースに格納されているワインに関連つ
けられた当該ワインに合う料理は、複数の日本の料理
(例えば500種類)、世界の料理(例えば500種
類)が料理情報として格納されている。
【0037】データベース処理は、DBMSにより入出
力データのアクセス制御を行い、トランザクションの管
理、問合せ処理、エンドユーザーインターフェイスを行
う。
【0038】さらに、データベースに格納されているワ
インIDコードに対応するワイン属性情報と、その他の
各情報のデータベース記憶手段内における物理的構成を
管理し、データベース記憶手段に格納されているデータ
の分類及び問合せ処理を行う。
【0039】ドライブ装置27は、本発明を実施するた
めのプログラム、等を保管し、プログラムをウェブサー
バ21などの各サーバにインストールする。
【0040】I/F部28は、D/B管理などの保守を
行うための単体の小型汎用コンピュータやLANを接続
した外部ローカルエリアネットワーク(LAN)をイン
ターフェイス接続によって収容している。
【0041】さらに、ワインのボトルに貼付されたバー
コードを読み取るバーコード読取装置26a、ワインの
ボトルに設置されたICチップに格納されたデータを読
み取るためのICチップ読取装置26bが接続されてい
る。
【0042】なお、このワイン情報サーバ1には、必要
に応じてFTP(File Transfer Protocol)ファイル転
送用のFTPサーバ、及び分散名前管理システム(DN
S:Domain Name System)用のDNSサーバ、FAXサ
ーバ、VoIP電話サーバ、電子メールサーバなどを設
けても良い。
【0043】また、D/Bサーバ22及びD/B装置2
5は、ワイン情報の収容数が少ない場合は、固体記憶装
置(例えば、フラッシュメモリ)を利用したテーブルで
も良い。さらに、ワイン情報が少ない場合は、図1中の
ワイン情報サーバ1の構成を簡易な構成とすることも出
来る。例えば、小型汎用コンピュータ一台のみでも、本
発明の実施が可能である。
【0044】ここで、本発明のワイン情報データベース
について説明する。ワイン生産者情報の格納は、通信ネ
ットワーク10を介してワイン生産者情報をワイン情報
データベース25へ格納する場合と、以後説明するボト
ルに設置されたICチップに格納された情報を読み取る
ことによってワイン情報データベース25への格納が行
われる場合がある。
【0045】何れの場合も、ワイン生産者情報をワイン
情報データベース25へ格納する場合は、ワインIDコ
ードに関連つけて格納される。ワインIDコードは、予
め定められる設定規格により定められている。ワインI
Dコードは、例えば、12桁のデジタルコードで構成さ
れ、1桁目から3桁目の3桁が生産国コード、4桁目か
ら6桁目の3桁が地域コード、7桁目から9桁目が製造
者コード、10桁目から12桁目の3桁がワインの商品
コードである。
【0046】ワインは、ワインのボトルの所定の位置に
設置されたICチップ12に格納されたコード又はラベ
ル等に印字されたバーコード13に対応するコードよっ
て識別される(図3参照)。
【0047】まず、通信ネットワーク10を介してワイ
ン生産者情報をワイン情報データベース25へ格納する
場合は、ワインの製造者に設置された製造者側装置3か
ら通信ネットワーク10を介して送信されたワイン生産
者情報をワイン情報サーバ1が受信してワイン情報デー
タベース25に格納される。このようなワイン製造者情
報は、ワイン製造者から供給されたデータに基づいて第
三者が入力するようにしてもよい。
【0048】製造者に設置された製造者側装置3は、ワ
イン生産者情報として、ワインIDコード、ワイン名、
生産国名、地域、製造者名、ワインの種類(赤、白、ロ
ゼ)、味覚(酸味覚、甘味覚、渋味覚、辛味覚)、香
り、色相、成熟期間、ぶどうの収穫年度、ぶどうの品
種、ワインの生産量、ぶどうの品質、(例えば、良かっ
た年−A、さらに良かった年−AA、最高の出来の年−
AAAの表示をする。)からなるワイン生産者情報をワ
イン情報サーバ1に送信する。さらに、生産者情報は、
ワインボトル、原料のぶどう等の写真による画像データ
を送信しても良い。
【0049】ワイン情報サーバ1は、製造者側装置3か
ら送信された上記したワイン生産者情報をワイン情報デ
ータベース25に格納する。
【0050】さらに、通信ネットワークを介さないでI
Cチップに格納されたデータからワイン生産者情報をワ
イン情報データベース25へ格納するには、ワインのボ
トルに設置されたICチップ12、又はワインのラベル
などに印字されて貼付されたバーコード13に格納され
たデータを読み取ることにより行われる。読み取りはワ
イン情報サーバ1に接続されたICチップ読取装置26
b又はバーコード読取装置26aによって行われる。読
み取られたワイン生産者情報はワイン情報データベース
25への格納に格納される。
【0051】このときのワイン生産者情報はICチップ
12又はバーコード13に格納可能な桁数のデータであ
る。そのためワイン情報サーバ1は、ワイン生産者情報
のデータに不足のデータがあった場合、不足しているワ
イン生産者情報データを以下の述べる他の情報の追加と
同様に当該ワインに関連するワイン生産者情報を追加し
てワイン情報データベース25に格納する。
【0052】図3は、ワインのボトル7にICチップ1
2又はバーコード13を設置したワインのボトル7の斜
視図を示す。
【0053】ワインの製造者又は輸入事業者は、ワイン
のボトル7にワイン生産者情報を格納した格納手段であ
るICチップ12又はバーコード13を設置又は貼付す
る。
【0054】ICチップ12の設置において、ワインの
製造者又は輸入事業者は、ワイン生産者情報を格納した
ICチップ12をワインのボトル7のコルク8栓上、ワ
インのボトル7の底面、又はワインのボトル7に貼付さ
れたラベル14の近傍に設置する。
【0055】ICチップ12に格納されたワイン生産者
情報は、ワインIDコード、ワイン品名、生産国、地
域、製造者名、ワインの種類、味覚、香り、色相、成熟
期間、ぶどうの収穫年度、ぶどうの品種、ワインの生産
量、ぶどうの品質、輸入事業者コード、輸入事業者名で
ある。
【0056】ICチップ12のデータ格納容量は大きい
ため、ICチップの格納されたワイン生産者情報は、通
信ネットワークを介して送信されるワイン生産者情報デ
ータと同程度の情報である。
【0057】また、ラベル14に印字されるバーコード
13において、ワインの製造者又は輸入事業者は、ワイ
ンのラベル14上にワイン生産者情報を格納したバーコ
ード13を印字してワインのボトル7に貼付する。
【0058】バーコード13には、ワインIDコード、
容量、味覚、種類、醸造年度、輸入事業者コード等のワ
イン生産者情報が印字されている。バーコード13はラ
ベル14に印字するか、バーコード13のみを印字した
シートをワインのボトル7に貼付するかは任意である。
いずれにしてもバーコード13で格納する桁数はICチ
ップ12の格納可能な桁数に比べて少ない。そのためバ
ーコード13のみのワイン生産情である場合は、報通信
ネットワーク10を介して受信したワイン生産者情報の
データ構成と同程度のデータ構成とするためにワイン情
報サーバ1は、不足しているワイン生産者情報データを
追加してワイン情報データベース25に格納する。
【0059】さらに、ワイン情報サーバ1は、ワイン情
報データベース25に格納されたワイン生産者情報に加
えて、他の付加情報、例えば合う料理、飲み頃温度、販
売価格ランク、輸入事業者名、ワイン鑑定の権威者であ
るソムリエの評価等の付加情報をワイン生産者情報のワ
インIDコードに関連付けてワイン情報データベース2
5に格納する。
【0060】さらにまた、ワインを購入した購入者(会
員)の消費者側装置2は、ワインの購入店、飲んだレス
トラン、飲んだ感想、満足度などの購入情報をワイン情
報サーバ1に送信するようにしてもよい。
【0061】ワイン情報サーバ1は、購入者から受信し
た購入情報をワイン情報データベース25の該当するワ
インデータに関連付けてワイン情報データベース25に
格納する。
【0062】ここで、ワインに合う料理を選択するため
のデータ構成について説明する。図4は、ワインに合う
料理の選択手順を説明するためのワインと料理との適合
度の例を示すマトリックスを示すものである。
【0063】ワインに合う複数の料理をランク付けし
て、ワイン情報データベース25に格納する。例えば、
当該ワインに合う料理の適合度を5点満点で評価し当該
ワインに一番合う料理を5点とする。お概ね合う料理を
3点とする。推奨しないを1点とする。または、料理の
データに、当該料理に合うワインをランク付けして、ワ
イン情報データベース25に格納する。例えば、料理に
合うワインの適合度を5点満点で評価し当該料理に一番
合うワインを5点とする。お概ね合うワインを3点とす
る。積極的に推奨しないワインを1点とする。
【0064】図4に示すように、例えば、ワインAAA
Aは、牛肉のステーキに最も合い、肉ソテーにも合う
が、魚料理、貝料理の食中酒には推薦できない。
【0065】ワインに合う料理の検索は、指定したワイ
ンに関連付けられた複数の料理から適合ランク点の上位
の料理で、指定した種類の料理、例えば西洋料理5種類
(フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、ロシア
料理等)、日本料理5種類、を選び出す。選び出す料理
は、西洋料理、日本料理、中華料理等を自由に指定でき
る。また選び出す料理の種類数も所定の数が指定でき
る。
【0066】料理に合うワインの検索は、格納された料
理に関連付けられてランク付けされたワインの適合ラン
ク点の上位のワインから複数のワインを選び出す。例え
ば、適合ランク上位の白ワイン10種類、又は赤ワイン
10種類を選び出す。図4に示す例のように煮魚料理に
最も合うワインはワインGGGGであり、合うワインは
BBBB、概ね合うワインはワインDDDDである。ワ
インAAAA、ワインEEEE及びワインFFFFは推
奨しない。
【0067】このようにしてワイン情報サーバ1は、ワ
インに対応した複数種類の料理をワイン情報データベー
ス25に格納する。例えば料理を500種類、ワインを
800種類のデータをワイン情報データベース25に格
納する。
【0068】ここで、本発明のワイン情報システムの動
作について説明する。
【0069】先ず、会員登録において、ワイン情報サー
バ1は、ワイン情報システムにアクセスを希望する希望
者にワイン情報へのアクセスを許可するためのIDコー
ド、パスワードを発行する。
【0070】IDコード及びパスワードは、ワイン情報
サーバ1に対してアクセスを希望する希望者(会員)が
最初に行う会員登録のステップにおいて、ワイン情報サ
ーバ1が自動付与して会員に通知するする。ワイン情報
サーバ1は、会員の氏名、住所、性別、年齢等の会員属
性データを会員情報としてデータベースに格納する。
【0071】次に、本ワイン情報サーバ1への通信アク
セスに対する認証において、ワイン情報サーバ1は、ワ
インの製造者に設置された製造者側装置3及び複数の消
費者側装置2から通信アクセス信号を受信した場合、送
信されたIDコード及びパスワードを格納されている当
該のIDコード、パスワードと比較して一致した場合は
認証しワイン情報サーバ1への通信アクセスを許可す
る。
【0072】ワイン情報サーバ1にアクセスが認証され
た製造者側装置3及び複数の消費者側装置2は、ワイン
情報サーバ1への情報の送信又はワイン情報サーバ1に
格納されたワイン情報の受信が可能となる。ワインの製
造者に設置された製造者側装置3はワインを出荷する時
に又は後に、ワイン生産者情報をワイン情報サーバ1に
送信する。
【0073】ワイン生産者情報を受信したワイン情報サ
ーバ1は、ワイン情報データベース25に格納する。さ
らに、ワイン情報サーバ1は、受信したワイン生産者情
報に加えて、他の情報、例えば合う料理、飲み頃温度、
販売価格、輸入事業者、ワイン鑑定資格者の評価等の情
報をワイン生産者情報に関連付けてワイン情報データベ
ース25に格納する。
【0074】ここで、会員の消費者側装置2からワイン
情報サーバ1に(ウェブ上のワイン情報ホームページ
に)ワイン情報に関するデータ要求があると、ワイン情
報サーバ1は、消費者側装置2側のIDコード及びパス
ワードを要求する。消費者側装置2からワイン情報サー
バ1に予め付与されたIDコード及びパスワードを送信
する。ワイン情報サーバ1は、送信されたIDコード及
びパスワードの認証後、消費者側装置2に対してワイン
情報システムの利用を許可する。
【0075】消費者側装置2は、ウェブ上のワイン情報
ホームページから検索画面を表示して希望するワイン情
報の要求をする。図5は、ワイン情報の検索画面例を示
す。消費者側装置2の表示画面上には、図5に示すよう
な、ワイン検索画面が表示される。ここで、画面上に表
示されたワイン30を指定し、次にワインの種類34を
指定する。例えば、白ワイン35を指定する。画面上の
「検索」欄を指定する。ワイン情報データベースに格納
されている白ワイン名とその詳細な情報が表示される。
【0076】また、白ワインDDDDに合う料理を検索
し表示することもできる。例えば、白ワインDDDDに
合う日本料理を10種類表示することを要求する。図5
に示す検索画面例のワイン名の欄32にワインDDDD
と指定し、料理の日本料理欄41を指定し、種類欄44
に種類数を「9」種類と指定する。ワイン情報サーバ1
は、料理データベースをから白ワインDDDDに合う日
本料理のランク付けされた適合ランク点の上位の日本料
理から9種類を選択してウェブ上のサーバに送信する。
【0077】図6は、白ワインDDDDに合う日本料理
が表示された画面例を示す。消費者側装置2の画面上に
は、白ワインDDDDに合う上位のランク点の日本料理
9種類と白ワインDDDDの簡単な情報が表示される。
表示されるワイン情報の項目は必要に応じて自由に変更
することが可能である。
【0078】ここで、ワインの内容を詳しく知りたい場
合は、表示されているワイン名DDDDを指定する。画
面のワインDDDD欄で指定又は画面の検索欄を指定す
る。
【0079】図7は、ワイン情報を表示する画面例を示
す。図7に示すように、ワインの詳しい情報、例えば、
品名:DDDD、生産国:ドイツ、ぶどうの生産地:プ
ファルツ地方、味覚:辛口、中辛口、種類:白ワイン、
しなやかな香り、りんご、もも、スパイス、色:薄い色
彩、合う料理:帆立貝、かき、あわび、価格:中程度
(2000円)、熟成期間:3−6年、飲み頃温度:8
−10℃、品質:(収穫年)94AA、95A、96
A、97AA、98A、99AA(良かった年−A、さ
らに良かった年−AA、最高の出来の年−AAAの表
示)、品種:シャルドネ、製造者:HIJKLMと表示
される。さらに、ワイン鑑定資格者の評価が表示され
る。
【0080】次に、生産国からの検索は、図5に示す、
検索画面の「ワイン」30を指定して、生産国33を指
定する。図8は、ワイン生産国と地域を表示した画面例
を示す。端末装置2の画面には複数の生産国と生産地域
(例えば、フランス、NNNN地域、HHHH地域、G
GGGG地域、PPPP地域、アメリカ、DDDDD地
域、EEEEE地域、SSSSS地域等)が表示され
る。表示された画面上の国のみをを指定すると、ワイン
情報データベースに格納されている順番に当該国のワイ
ン生産地域とその地域で生産されるワインが表示され
る。生産地を指定すると当該生産地で生産されるワイン
名が表示される。ワイン名を指定してそのワインの情報
を表示する。ワイン情報は上記した図7に示す形式と内
容で表示画面に表示される。
【0081】さらに、料理から検索は、図5に示す検索
画面の「料理」40を指定し、表示された「日本料理」
41、「中華料理」42、「西洋料理」43から希望す
る料理を指定する。日本料理41と表示する料理の種類
数44を指定する。
【0082】図9は、料理の選択画面例を示す。図9の
画面例において、表示画面には「かな」又は「アルファ
ベット」の文字が表示される。表示された「かな」文字
の中から「てんぷら」の頭文字の「て」を指定して検索
すると「て行」の料理名が表示される。
【0083】「てんぷら」を選び、ワインの種類(赤ワ
イン、白ワイン、ロゼワイン等)を指定すると、推奨す
る複数種類以上(例えば5種類)のワイン名と簡単なデ
ータとして生産国、味覚、価格等が表示される。
【0084】図10は、料理に合うワインを表示した画
面例を示す。さらに、表示されているワイン名の中から
希望するワインの情報を詳しく得たい場合は、表示され
た画面の中のワイン名を指定する。ワインの詳しい意情
報が表示される。ここで料理名「てんぷら」を上記した
説明では、料理の頭文字の「て」を指定するようにした
が料理名欄で「てんぷら」と指定しても同じ検索が可能
である。
【0085】なお、表示画面の説明において、文字画面
情報で説明したが、ワインボトルの画像、製造者の画像
情報等の画像情報を表示することも可能である。
【0086】さらに、本システムにおいては、レストラ
ン、ワイン販売店の店頭などの消費者側装置2に接続さ
れたICチップ読取装置26B又はバーコード読取装置
26aにより、ボトル7に設置されたICチップ12、
又はバーコード13に格納されたワイン情報を読取り消
費者側装置2に表示することができる。ICチップ12
又はバーコード13には、上記で説明したワイン生産者
情報が格納されている。ワインの簡単な情報が得られ
る。
【0087】本発明のワイン情報システムの利用を認証
された会員(ワインを販売する小売店、レストラン、バ
ー又は個人会員)は、ICチップ12、又はバーコード
13に格納されたワイン情報を読取り表示されたワイン
生産者情報から得た情報を利用してさらに詳しい情報を
ワイン情報システムから取得することが可能である。例
えば、ICチップから読み取ったワイン名からワインに
合う料理を検索することが可能である。また、ワインの
ボトル7のラベル等に印字されたバーコード13のデー
タの場合は、印字するデータ量に限りがあるため詳しい
情報が格納されていない。そのため、バーコードを読み
取って表示されたワイン名から、さらに詳しい内容(例
えば、ワインの香り、ぶどうの品質、合う料理等)のワ
イン情報を取得することが可能となる。
【0088】さらに、ワイン情報システムの会員(販売
者、輸入事業者、生産者及び購入者)は、ワイン情報サ
ーバ1(購入情報DB)にアクセスし、購入されたワイ
ンに対する購入者の意見、評価、購入者のワインに対す
る嗜好等のワイン購入情報を知ることが出来る。
【0089】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のワ
イン情報提供システムは、ワイン製造者から提供された
ワインの名称(商標を含む)、種類(赤、白、ロゼ
等)、生産地名、生産年度、製造者名を少なくとも含む
個々のワイン毎のワイン生産者情報と、当該ワインの出
荷後に与えられた当該ワインの味覚に関する評価等のワ
イン付加情報とにより構成されたワイン情報を、前記個
々のワインに付与されたワインIDコードに関連付けて
格納するワイン情報データベースと、製造者側装置と消
費者側装置と前記通信ネットワークを介して接続され、
前記ワイン情報データベースにアクセスして前記ワイン
情報を前記ワインIDコード毎に格納する格納処理と検
索処理を行うワイン情報サーバ装置と、から構成され、
前記消費者側装置からのワインに関する種々の情報提供
のリクエストに対し、前記ワイン情報データベースに格
納されたワイン情報を前記通信ネットワークを介してリ
アルタイムに提供することを特徴とするものである。
【0090】これにより、本発明に係るワイン情報提供
システムは、膨大な種類に及ぶ各々のワインに関する客
観情報(ワイン生産者情報)および主観情報(ソムリエ
等による評価等)を酒屋やレストラン等に備え付けられ
たパーソナル・コンピュータ(データ処理装置)、又
は、自己が所有するパーソナル・コンピュータや携帯電
話やパーソナル消費者側装置によって、何時でも容易に
取得できるので、ワイン消費者に対して的確なワイン選
択情報の提供を実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るワイン情報システムのシステム
全体構成図を示す。
【図2】 図1に示すワイン情報サーバの構成例を示す
ブロック図である。
【図3】 本発明に係るワインのボトルにICチップ及
びバーコードを設置したワインのボトルの斜視図を示
す。
【図4】 本発明に係るワインと料理との適合度を関連
付けるマトリックス図を示す。
【図5】 本発明に係るワイン情報の検索画面例を示
す。
【図6】 本発明に係るワインに合う料理が表示された
画面例を示す。
【図7】 本発明に係るワイン情報を表示する画面例を
示す。
【図8】 本発明に係るワイン生産国と地域を表示した
画面例を示す。
【図9】 本発明に係る料理の選択画面例を示す。
【図10】 本発明に係る料理に合うワインを表示した
画面例を示す。
【符号の説明】
1 ワイン情報サーバ 2 消費者側装置 3 生産者情報装置 7 ボトル 8 コルク 10 通信ネットワーク 12 ICチップ 13 バーコード 25 ワイン情報データベース 26a バーコード読取装置 26b ICチップ読取装置

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介してワイン情報を
    提供するワイン情報提供システムであって、 ワイン製造者から提供されたワインの名称(商標を含
    む)、種類(赤、白、ロゼ等)、生産地名、生産年度、
    製造者名を少なくとも含む個々のワイン毎のワイン生産
    者情報と、当該ワインの出荷後に与えられた当該ワイン
    の味覚に関する評価等のワイン付加情報とにより構成さ
    れたワイン情報を、前記個々のワインに付与されたワイ
    ンIDコードに関連付けて格納するワイン情報データベ
    ースと、 前記ワイン製造者側のデータ処理装置(以下、「製造者
    側装置」という)と、ワイン販売者、ワイン評価者又は
    ワイン消費者(以下、「消費者等」という)のデータ処
    理装置(以下、「消費者側装置」という)と前記通信ネ
    ットワークを介して接続され、前記ワイン情報データベ
    ースにアクセスして前記ワイン情報を前記ワインIDコ
    ード毎に格納する格納処理と検索処理を行うワイン情報
    サーバ装置と、から構成され、 前記消費者側装置からのワインに関する種々の情報提供
    のリクエストに対し、前記ワイン情報データベースに格
    納されたワイン情報を前記通信ネットワークを介してリ
    アルタイムに提供することを特徴とするワイン情報提供
    システム。
  2. 【請求項2】 前記ワインIDコードは、 前記ワイン製造者を特定する複数桁のデジタルコードの
    生産者IDコードと、 前記ワイン製造者の申請に基づいて付与され当該ワイン
    製造者から出荷されるワインを特定する複数桁のデジタ
    ルコードのワイン・コードと、から構成されたことを特
    徴とする請求項1に記載のワイン情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記ワイン生産者情報は、さらに、ワイ
    ン製造者自身の評価による個々のワインの味(酸味度、
    渋味度、甘味度及び辛味度)、味の強弱、香り、色相、
    成熟期間、飲み頃温度、ぶどうの収穫地、ぶどうの収穫
    年度、ぶどうの品種、ぶどうの品質、同一種類のワイン
    の生産量、製造者名等の前記ワイン生産に関する情報を
    含むことを特徴とする請求項2に記載のワイン情報提供
    システム。
  4. 【請求項4】 前記ワイン製造業者から出荷される各ワ
    インのボトルラベルには、前記ワインIDコードを示す
    バーコード及び当該バーコードに対応する前記デジタル
    コードが視覚的に認識可能に表示され、当該バーコード
    又は当該バーコードに対応するデジタルコードに基づい
    て前記ワイン情報の提供を行う請求項2に記載のワイン
    情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記ワインIDコードを示すバーコード
    は、前記製造者側装置又は前記消費者側装置に接属され
    たバーコード読取装置によって読み取られ、 前記ワイン生産者情報及び前記前記ワイン付加情報の提
    供と、前記消費者側装置からのワインに関する種々の情
    報提供のリクエストは、前記バーコード読取装置によっ
    て読み取られたワインIDコード又は当該バーコードに
    対応する前記デジタルコードに基づいて行われることを
    特徴とする請求項4に記載のワイン情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記ワイン製造業者から出荷されるワイ
    ンのボトル、コルク栓、収納又は包装手段には、前記ワ
    インIDコードを示すデジタルコードを電子的に格納し
    たICチップ(集積回路)が組み込まれており、前記I
    Cチップに格納されたデジタルコードに基づいて前記ワ
    イン情報の提供を行う請求項3に記載のワイン情報提供
    システム。
  7. 【請求項7】 前記ICチップに格納された前記ワイン
    IDコードを示すデジタルコードは、前記製造者側装置
    又は前記消費者側装置に接属されたICチップ読取装置
    によって読み取られ、 前記ワイン生産者情報及び前記前記ワイン付加情報の提
    供と、前記消費者側装置からのワインに関する種々の情
    報提供のリクエストは、前記ICチップに格納された前
    記デジタルコードに基づいて行われることを特徴とする
    請求項6に記載のワイン情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記ICチップは、前記ワイン生産者情
    報を格納することを特徴とする請求項7に記載のワイン
    情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記付加情報は、さらに、個々の前記ワ
    インに適合する1又は複数の料理の名称又は種類、前記
    ワインの販売価格のランク、当該販売価格のランクに応
    じた評価、販売又は輸入事業者名を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のワイン情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記ワイン評価者は、選定されたワイ
    ンを評価する能力を有する者(以下、「ソムリエ」とい
    う)であって、 前記付加情報は、前記ソムリエが自己に付与された評価
    者IDコード及びパスワードを入力することにより前記
    ワイン情報サーバに提供される請求項1又は9に記載の
    ワイン情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記ワイン情報サーバは、前記ワイン
    に関する種々の情報提供を希望する前記消費者側装置に
    対して、 前記消費者側装置が最初に前記ワイン情報サーバにアク
    セスした際に、前記消費者側装置を使用する消費者等の
    会員IDコード及びパスワードを前記消費者側装置に自
    動付与する請求項1に記載のワイン情報提供システム。
  12. 【請求項12】 前記ワイン情報サーバは、前記消費者
    側装置により指定された料理の種類に最も適合する1又
    は複数のワイン名を販売価格ランク毎に提供する請求項
    11に記載のワイン情報提供システム。
  13. 【請求項13】 前記ワイン情報サーバは、ワインの味
    (酸味度、渋味度、甘味度及び辛味度)、味の強弱、香
    り、色相、成熟期間、飲み頃温度、ぶどうの収穫地、ぶ
    どうの収穫年度、ぶどうの品種、ぶどうの品質、同一種
    類のワインの生産量、製造者名、及び前記ワイン付加情
    報の中から、前記消費者側装置により指定された1又は
    複数のアイテムに基づいてこれに適合する1又は複数の
    ワインを選択し、当該選択したワイン名を前記通信ネッ
    トワークを介して提供する請求項11に記載のワイン情
    報提供システム。
  14. 【請求項14】 前記ワイン情報を構成する各アイテム
    は、点数化されて提供される請求項13に記載のワイン
    情報提供システム。
  15. 【請求項15】 前記ワイン情報サーバは、前記消費者
    側装置を使用する前記消費者等に対して、前記ワインに
    関する情報の提供のリクエストに応じて課金処理を行う
    請求項11又は13に記載のワイン情報提供システム。
  16. 【請求項16】 前記通信ネットワークは、TCP/I
    P(インターネット・プロトコル)に基づく双方向通信
    ネットワークである請求項1に記載のワイン情報提供シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 前記消費者側装置は、前記通信ネット
    ワークにアクセス可能な、パーソナル・コンピュータ、
    携帯電話装置、PHS電話装置又は消費者側装置である
    請求項16に記載のワイン情報提供システム。
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