JP2003331140A - 情報管理装置及び情報提供システム - Google Patents

情報管理装置及び情報提供システム

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JP2003331140A
JP2003331140A JP2002137445A JP2002137445A JP2003331140A JP 2003331140 A JP2003331140 A JP 2003331140A JP 2002137445 A JP2002137445 A JP 2002137445A JP 2002137445 A JP2002137445 A JP 2002137445A JP 2003331140 A JP2003331140 A JP 2003331140A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP2002137445A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正浩 佐藤
Yoshinao Aikawa
義直 相川
Shoji Yokoyama
昭二 横山
Hideki Bando
秀樹 坂東
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Kyocera Corp
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽コンテンツ等の情報を、自動車等の施設
内で安価に利用でき、また確実に料金徴収が可能な情報
管理装置及び情報提供システムを提供する。 【解決手段】 無線通信機34、34aを備えた施設
(自動車)30に搭載される情報管理装置10であっ
て、施設のユーザに提供する情報(楽曲データ)4aを
アクセス禁止状態で格納する記憶手段4と、制御手段2
とを備え、制御手段は、ユーザからの情報の取得要求を
無線通信機を介して情報提供システム50(サーバ5
1)に送信するとともに、情報提供システムから情報の
アクセス禁止の解除情報を無線通信機を介して受信し、
解除情報に基づいて記憶手段に格納された情報にアクセ
スし、その情報をユーザに提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽コンテンツ等
の情報を取得するための情報管理装置及び情報提供シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の普及に伴い、
音楽コンテンツ等の情報をダウンロードするサービスが
開始されてきている。このダウンロードサービスは、ユ
ーザが所定のWebサイトにアクセスすることにより、
所望の情報を取得するとともに、その情報の利用料金を
支払うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たダウンロードサービスの場合、サービス利用料金が過
大になるという問題がある。つまり、上記サービスで
は、インターネット(や携帯通信網)等の通信回線を介
してコンテンツをダウンロードするため、通信料金が高
額となり、その分だけサービス利用料金も高くなるので
ある。例えば、楽曲をダウンロードする場合、1曲あた
り数百円の料金を支払う必要があるといわれている。
【0004】一方で、自動車には高性能のステレオ装置
等が搭載されることが多く、いわば自動車内は音楽等の
視聴空間になっているということもできる。しかしなが
ら、車内で音楽等を視聴する場合、従来は予め楽曲デー
タ(コンパクトディスクや、カセットテープ等)を用意
するか、あるいはラジオ放送を受信するしか方法がな
く、急に特定の楽曲を聞きたくなった場合の対応ができ
ないという問題があった。また、ラジオ放送等の場合、
コンテンツ提供者側にとっては、受信者から料金を徴収
するのが困難であるという問題がある。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、音楽コンテンツ等の情報を、自動車等の施設
内で安価に利用でき、また確実に料金徴収が可能な情報
管理装置及び情報提供システムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の情報管理装置は、無線通信機を
備えた施設に搭載される情報管理装置であって、前記施
設のユーザに提供する情報をアクセス禁止状態で格納す
る記憶手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前
記ユーザからの前記情報の取得要求を、前記無線通信機
を介して情報提供システムに送信するとともに、前記情
報提供システムから前記情報のアクセス禁止の解除情報
を前記無線通信機を介して受信し、当該解除情報に基づ
いて前記記憶手段に格納された情報にアクセスし、その
情報を前記ユーザに提供することを特徴とする。このよ
うにすると、ユーザに提供する情報自体は予め施設側に
格納されているので、情報を通信網からダウンロードす
る必要がなく、情報の利用料金が低減されたり、網の輻
輳等に影響されずに情報をスピーディーに提供できる。
一方で、施設に格納された情報自体は通常、アクセス禁
止状態であるので、ユーザが無料で情報を利用すること
を防止できる。
【0007】請求項2記載の情報管理装置においては、
前記記憶手段は、前記情報の要約情報をアクセス可能状
態で格納し、前記制御手段は、前記ユーザから前記要約
情報の取得要求があった場合に、前記記憶手段から該当
する要約情報を取得し、前記ユーザに提供することを特
徴とする。このようにすると、ユーザは要約情報を参照
することにより、利用したい情報を選択することができ
る。
【0008】請求項3記載の情報管理装置においては、
前記施設が所定の放送受信アンテナを備えている場合
に、前記制御手段は、前記情報をアクセス禁止状態で前
記放送受信アンテナを介して受信し、受信した情報を前
記記憶手段に格納することを特徴とする。このようにす
ると、予め記憶手段に格納されていない情報を、放送を
受信することで、通信コストをかけることなく後から記
憶手段に格納することができる。また、放送される情報
自体はアクセス禁止状態なので、受信した第三者が無料
で情報を利用するのを防止できる。
【0009】請求項4記載の情報管理装置においては、
前記記憶手段に格納された前記情報は、前記ユーザが変
更される毎に新たにアクセス禁止状態に設定されること
を特徴とする。このようにすると、施設のユーザが変更
される毎に、新たなユーザから情報利用に伴う料金を徴
収することができ、また新たなユーザが情報を無料で利
用するのを防止できる。
【0010】請求項5記載の情報管理装置においては、
前記制御手段は、前記ユーザの認証が成立した場合にの
み前記アクセス解除情報を受信することを特徴とする。
このようにすると、ユーザになりすました第三者が情報
を無料で利用するのを防止できる。
【0011】本発明の情報提供システムは、前記情報管
理装置に無線通信網を介して接続され、前記情報のアク
セス禁止の解除情報を格納する解除情報データベース
と、前記情報管理装置からの要求に応じ、該情報管理装
置に前記無線通信網を介して前記解除情報を送信する送
信手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の情報提供システムにおいて
は、前記送信手段は、所定の放送手段に前記情報をアク
セス禁止状態で送信し、前記放送手段は、該情報を放送
することを特徴とする。
【0013】請求項8記載の情報提供システムは、前記
ユーザの認証を行う認証手段をさらに備え、前記送信手
段は、前記ユーザの認証が成立した場合にのみ前記アク
セス解除情報を送信することを特徴とする。
【0014】請求項9記載の情報提供システムは、前記
情報管理装置からの前記情報の取得要求に応じた課金を
行う課金手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】請求項10記載の情報提供システムは、前
記情報管理装置からの前記情報の取得要求が音声である
場合に、当該音声を解析する音声認識手段をさらに備え
たことを特徴とする。
【0016】請求項11記載の情報提供システムは、前
記情報をアクセス可能状態で格納する情報データベース
と、前記情報管理装置への前記解除情報の送信履歴を記
録する送信履歴データベースと、課金条件設定手段とを
さらに備え、前記ユーザの有する端末から、所定のネッ
トワークを介して前記情報の取得要求が送信された場合
に、前記送信手段は、該ネットワークを介して、前記情
報データベースから前記情報を前記端末に送信し、前記
課金条件設定手段は、当該送信に伴う課金の際、前記送
信履歴データベースにおける該当ユーザの情報内容を反
映させることを特徴とする。このようにすると、過去に
施設内で同一の情報を利用したユーザが、端末でその情
報のダウンロードをした場合に、値引き等の料金面でユ
ーザへの便宜を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、各図を参照して説明する。図1は、本発明にかかる
情報管理装置10及び情報提供システム50を含むシス
テム全体の一実施の形態を示す構成ブロック図である。
【0018】この図において、情報管理装置10は制御
手段2と記憶手段4とを備え、施設(自動車)30に搭
載されている。制御手段2は所定の中央演算処理装置
(CPU)と制御プログラム(楽曲データの再生プログ
ラムや後述する暗号の復号プログラム)等を格納したメ
モリからなり、記憶手段4はハードディスク等からな
る。自動車30は、放送局20からの放送を受信する放
送受信部32、移動体通信網110を介した通信を行う
無線部34、ユーザからの音声を取得するマイクロフォ
ン36、制御手段2への指示を入力するタッチパネル等
の入力操作部37、記憶手段4の楽曲データを音声出力
するスピーカ38を備える。また、放送受信部32は放
送受信アンテナ32aを含み、無線部34は無線アンテ
ナ34aを含んで構成されている。
【0019】ここで、記憶手段4は、情報(楽曲デー
タ)4aと、これに対応した要約情報(曲の頭部分)4
bを格納する。楽曲データ4aは所定のコード4cを含
んでおり、後述する解除情報(解除コード)とこのコー
ド4cとを照合して一致した場合にのみ、楽曲データ4
aの再生ができるよう、楽曲再生プログラムが設定され
ている。つまり、通常、楽曲データ4aはアクセス(再
生)禁止状態になっている。一方、曲の頭部分4bは自
由に再生が可能なデータであり、ユーザは適宜曲の頭部
分4bを視聴することにより、取得したい楽曲データを
選ぶことができる。なお、曲の頭部分4bの再生時間
は、好ましくは著作権法等で許可された再生時間内に設
定する。
【0020】制御手段2は、情報管理装置10全体の制
御を行うとともに、放送受信部32や無線部34を制御
してデータの送受信を行う。また、マイクロフォン36
からの音声を取得したり、スピーカ38から音声を出力
する。楽曲データの再生方法については後述する。
【0021】次に、情報提供システム50について説明
する。情報提供システム50は、放送局20、移動体通
信網110、及びインターネット等のネットワーク10
0にそれぞれ接続され、放送局(放送手段)20に楽曲
データを送信するとともに、移動体通信網110を介し
て情報管理装置10と通信し、ネットワーク100を介
して端末70と通信する。なお、放送局20は、受信し
た楽曲データを放送する。
【0022】ここで、情報提供システム50は、サーバ
51、音声認識サーバ52、ユーザ情報データベース
(以下、適宜「DB」と略記する)53、情報(楽曲デ
ータ)DB54、解除情報DB55、課金情報DB5
6、送信履歴DB57、音声認識DB58を備える。サ
ーバ51は、情報提供システム50全体を制御し、所定
の制御部(CPU)やプログラム(制御プログラムや、
解除コードの暗号化プログラム)を格納したメモリ等を
備える。音声認識サーバ52は、移動体通信網110を
介して受信したユーザの音声を所定の方法で処理し、そ
の意味を認識するプログラムを実行する。認識結果はユ
ーザからの指示情報として適宜サーバ51に送信され、
それに基づく処理がなされる。なお、音声認識DB58
には、発音に対する音の波形がパターンとして記録され
ており、入力音声とこのパターンを比較することで音声
認識が行われる。そのため、音声認識DB58には、新
しい単語が登録される毎に、その波形パターンを適宜記
録するようになっている。
【0023】ユーザ情報DB53は、ユーザの属性情報
(氏名、連絡先、ユーザID、ユーザの声紋パターンデ
ータ等)や、このユーザの自動車30の記憶手段4に格
納されている楽曲データの曲名リスト等を記録する。情
報DB54には、情報(楽曲データ)がアクセス可能な
状態、つまり前記コード4cを含まないで記録されてい
る。そして、この楽曲データは放送局20を介して放送
されたり、ネットワーク100を介して端末70に送信
されるようになっている。なお、放送される楽曲データ
は、無料で視聴されるのを防止するためアクセス禁止状
態になっている必要がある。従って、放送の前に、予め
サーバ51又は放送局20は、楽曲データに上記コード
4cを書き込む処理を行う。
【0024】解除情報DB55は、情報(楽曲データ)
のアクセス禁止状態を解除する解除情報(コード)を、
楽曲データ(曲名)毎に格納する。このコードは、自動
車30の記憶手段4に格納された楽曲データに含まれる
コード4cと同一のものであり、情報管理装置の制御手
段2は、両者を照合して一致した場合に、その楽曲デー
タの再生を行う。また、一旦解除された楽曲データは、
以後自由に再生ができるよう、アクセス禁止が解除され
る。
【0025】送信履歴DB56は、送信した解除情報に
かかる楽曲データの曲名をユーザ毎に記録する。これに
より、ユーザがどの情報(楽曲データ)を利用したかが
わかる。課金情報DB57は、ユーザ毎の課金情報を格
納し、これに基づいてユーザへの課金が行われる。な
お、ユーザが記憶手段4から楽曲データを取得した場合
だけでなく、端末70から楽曲データを取得した場合も
課金がされる。
【0026】次に、図2及び図3を参照して、自動車3
0と情報提供システム50間で行われる処理のフローを
説明する。図2において、まずユーザは、マイクロフォ
ン36あるいは入力操作部37を介して情報提供システ
ム50への接続要求を入力する。制御手段2は、例えば
情報提供システム50の代表者番号へ無線部34を介し
て発呼することにより、この接続要求を情報提供システ
ム50(サーバ51)へ送信する(ステップS20
0)。サーバ51は、接続要求があった自動車30との
回線接続を移動体通信網110を介して行う(ステップ
S300)。
【0027】次に、ユーザは所定の認証を行うことで情
報提供システム50からのサービスを受けるようになっ
ている。この認証処理は必須ではないが、ユーザになり
すました第三者が無断でサービス利用するのを防止する
上で有効である。ここでは、まずユーザは自分の名前を
マイクロフォン36を介して入力し、制御手段2はその
音声を無線部34からサーバ51へ送信する(ステップ
S202)。サーバ51は、受信音声を音声認識サーバ
52へ送信する(ステップS302)。音声認識サーバ
52は、この音声に基づいて声紋パターンを算出し、こ
のパターンをサーバ51へ送信する(ステップS40
0)。
【0028】サーバ51は、受信した声紋パターンと、
予めユーザ情報DB53に記録されている該当ユーザの
声紋パターンとを照合してユーザ認証を行い(ステップ
S304)、認証結果を自動車30に送信する(ステッ
プS306)。制御手段2は、認証結果に基づく処理を
行う(ステップS204)。具体的には、認証成立の場
合はステップS206以降の処理を行い、認証不成立の
場合は以降の処理を行わず、サーバ51との回線接続を
切断して終了する。なお、上記認証を自動車30内で行
ってもよく、この場合は、照合を行うためのユーザ情報
(パスワード等)を自動車30内のメモリ等に記録して
おけばよい。
【0029】認証が終了すると、図3に示す処理が行わ
れる。まず、制御手段2はガイダンス音声を出力し、ユ
ーザが提供を受けたい楽曲データの入力を促す。それを
聞いたユーザは、聞きたい楽曲データ(曲名、アーティ
スト名等)をマイクロフォン36を介して入力し、制御
手段2はその音声を無線部34からサーバ51へ送信す
る(ステップS206)。サーバ51は、受信音声を音
声認識サーバ52へ送信する(ステップS308)。音
声認識サーバ52は、この音声の音声認識を行い、認識
結果をサーバ51へ送信する(ステップS402)。
【0030】サーバ51は、受信した認識結果(曲名、
アーティスト名等)に対応する解除コードを解除情報D
B55から取得し、必要に応じて暗号化して自動車30
に送信する(ステップS310、S312)。制御手段
2は、解除コードを受信し、適宜復号化するとともに
(ステップS208)、解除コードに付加された曲名を
取得する(ステップS210)。次に、制御手段2は、
この曲名に対応する楽曲データ4aを記憶手段4から抽
出し、楽曲データ4aに含まれるコード4cを復号化す
る(ステップS212)。さらに制御手段2は、解除コ
ードと楽曲データのコードとを照合する(ステップS2
14)。そして、一致した場合は、抽出した楽曲データ
のアクセス禁止を解除し、楽曲データをスピーカ38か
ら出力して再生する(ステップS216、S218)。
ここで、楽曲データ4aのアクセス禁止の解除方法とし
ては、例えば、楽曲データ4aの所定領域にフラグを立
てることが考えられる。そして、上記フラグが立てられ
た楽曲データは、以後、自由に再生可能となる。
【0031】一方、サーバ51は、送信した解除コード
に付記されている曲名を、このユーザに対応つけて送信
履歴DB56に格納し(ステップS314)、その記録
に基づくユーザ毎の課金情報を、課金情報DB57に格
納する(ステップS316)。課金情報のデータ構成に
ついては後述する。なお、ステップS212で抽出した
楽曲データ4aに既に上記フラグが立てられていた場
合、制御手段2はその旨をサーバ51に送信するように
してもよい。この場合、サーバ51で解除コード送信に
伴う課金を行わないようにすれば、ユーザが誤って解除
コードを複数回要求し、料金を二重支払いすることを防
止できる。
【0032】ところで、自動車30の記憶手段4には予
め所定の楽曲データを格納するようになっているので、
その後の新曲を記憶手段4に格納する必要がある。この
場合、新曲データを記録するために一々自動車を回収す
るのは煩雑である。そこで、本発明では、好ましくは図
4に示すようにして新曲データを記憶手段4に格納す
る。
【0033】この図において、サーバ51は、新曲デー
タ(新たな楽曲データ)を情報DB54に格納する(ス
テップS320)。情報DB54のデータにはコードが
付されておらず、アクセス禁止状態になっていないもの
とする。次に、サーバ51は、この新曲データにコード
を書き込んで放送局20に送信する(ステップS32
2)。放送局20は、受信した新曲データを所定チャン
ネルにより放送する(ステップS500)。自動車30
に搭載された放送受信アンテナ32aはこの放送を受信
し(ステップS220)、制御手段2は、受信した放送
(新曲データ)を記憶手段4に格納する(ステップS2
22)。放送としては、地上波デジタル放送を行うこと
ができ、また、放送局の替わりに通信衛星を用いること
で、衛星放送を行うこともできる。
【0034】このように、放送を用いて新曲データをダ
ウンロードするので、送信コストを安価にできる。ま
た、自動車は一般に駐車中の状態が多く、この時間を利
用してダウンロードをすることができる。そして、放送
される新曲データ自体はコードが付され、アクセス禁止
状態になっているので、受信した第三者が無料で楽曲再
生をする恐れがなくなる。なお、新曲データのみなら
ず、記憶手段4に格納される楽曲データを上記放送によ
りダウンロードすることもできる。
【0035】次に、上記ユーザが、自動車とは別の端末
70から楽曲データをダウンロードする場合について、
図5を参照して説明する。この図において、ユーザは端
末70からサーバ51のURL(Uniform Resource Loc
ator)を指定してアクセスする(ステップS600)。
サーバ51は、この端末70にユーザ認証のための画面
(Webページ)を送信する(ステップS330)。ユ
ーザは、端末70から認証画面の所定欄にユーザIDを
入力する(ステップS602)。サーバ51は、入力情
報を受信し、ユーザ情報DB53に格納された正規のユ
ーザIDとの照合(認証)を行う(ステップS33
2)。認証が成立すると、サーバ51はメニュー画面を
端末70に送信する(ステップS334)。一方、認証
不成立の場合、サーバ51はその旨を端末70に送信
し、処理を終了する。
【0036】ユーザは、端末70のメニュー画面から、
ダウンロードする楽曲データを指定し(ステップS60
4)、サーバ51は指定された楽曲データを情報DB5
4から抽出して端末70に送信する(ステップS33
6)。なお、前述のように、情報DB54の楽曲データ
にはコードが付されておらず、アクセス禁止状態になっ
ていないので、端末70ではダウンロードした楽曲デー
タをただちに再生することができる(ステップS60
6)。
【0037】次に、サーバ51はダウンロードに伴う課
金処理を行う。まず、サーバ51は送信履歴DB56を
参照して、このユーザが同一の楽曲データの解除コード
を以前に受信したか否かを判定する(ステップS33
8)。そして、ユーザが過去に解除コードを取得してい
た場合、端末70へのダウンロード料金に対して値引し
た料金を計算し、その値引料金を課金情報DB57に記
録する(ステップS340)。また、ステップS338
で「No」の場合は、端末70への正規のダウンロード
料金を課金情報DB57に記録する。このようにする
と、過去に自動車30内で同一の楽曲データを利用した
ユーザが、端末70でその楽曲データのダウンロードを
した場合に、料金面でユーザへの便宜を図ることができ
る。
【0038】図6は、課金情報DB57に格納された課
金情報のデータ構成を示している。この図において、ユ
ーザAの支払うべき料金が曲名毎に記録されている。こ
こで、料金1は、自動車30内で楽曲データを再生する
場合に、最初の再生で徴収される料金であり、料金2
は、PC(パーソナルコンピュータ)で楽曲データをダ
ウンロードする毎に徴収される料金である。ここで、同
一曲名「×××」の楽曲データは、自動車30で利用さ
れた後に端末70でダウンロードしているので、料金2
を値引料金に設定されている。なお、上記例では、同一
曲を自動車で再生していた場合に、端末のダウンロード
料金を値引きしたが、その逆に、端末で過去ダウンロー
ドした曲を自動車で再生する場合に、値引き料金を適用
してもよい。また、値引きでなく無料としてもよい。
【0039】本発明は上記した実施形態に限られること
はない。例えば、上記実施形態ではユーザに提供する情
報として、楽曲データを例示したが、映像データや文書
データ等、どんなデータであってもよい。施設として
は、自動車、鉄道、船舶、航空機等の移動手段を挙げる
ことができる。また、固定施設(店舗等)であってもよ
い。
【0040】また、上記実施形態では、楽曲データが含
むコードと、解除コードとを照合してアクセス禁止を解
除したが、例えば楽曲データを所定の規則に従って符号
化したものを記憶手段4に格納しておき、解除情報とし
てこの符号と実際のデータとの変換テーブルを送信し、
変換テーブルに従って楽曲データを再生するようにして
もよい。また、楽曲データそのものを暗号化して記憶手
段4に格納しておき、解除情報として暗号を復号するキ
ーを送信し、キーに従って復号化した楽曲データを再生
するようにしてもよい。
【0041】また、上記した放送は、通常の放送時間帯
が終了した隙間の時間帯を利用することができる。さら
に、ユーザが新曲が放送されるまで待てずに、自動車内
で新曲を聞きたい場合は、放送局の替わりに、移動体通
信網を介して新曲(コードが付された楽曲データ)を記
憶手段4にダウンロードしてもよい。
【0042】そして、上記例では、一旦アクセス解除さ
れた楽曲データは、以後自由に自動車内で再生可能とし
たが、自動車のユーザ(の名義)が変更される毎に、記
憶手段4内の楽曲データをアクセス禁止に設定しなおす
ようにするとよい。このようにすると、自動車の新たな
ユーザから別途料金徴収をすることができる。
【0043】さらに、上記例では、自動車内のユーザが
音声により利用したい楽曲データを指定したが、これに
限らず、入力操作部37を介して楽曲データを入力する
ようにしてもよい。
【0044】なお、本発明の情報管理装置または情報提
供システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周
辺機器と、そのコンピューターによって実行されるソフ
トウェアプログラムとによって実現することができ、上
記装置やシステム内で実行されるソフトウェアプログラ
ムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体あるいは
通信回線を介して配布することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報管理
装置によれば、ユーザに提供する情報自体は予め施設側
に格納されているので、情報を通信網からダウンロード
する必要がなく、情報の利用料金が低減されたり、網の
輻輳等に影響されずに情報をスピーディーに提供でき
る。一方で、施設に格納された情報自体は通常、アクセ
ス禁止状態であるので、ユーザが無料で情報を利用する
ことを防止できる。
【0046】また、請求項3記載の情報管理装置におい
ては、予め記憶手段に格納されていない情報を、放送を
受信することで、通信コストをかけることなく後から記
憶手段に格納することができる。また、放送される情報
自体はアクセス禁止状態なので、受信した第三者が無料
で情報を利用するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる情報管理装置及び情報提供シ
ステムを含むシステム全体の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 自動車と情報提供システム間で行われる処理
のフローを示す図である。
【図3】 図2に続く図である。
【図4】 新曲データを記憶手段に格納する手順を示す
図である。
【図5】 ユーザが端末から楽曲データをダウンロード
する場合の処理フローを示す図である。
【図6】 課金情報のデータ構成を示す図である。
【符号の説明】 2 制御手段 4 記憶手段 4a 情報(楽曲データ) 10 情報管理装置 30 施設(自動車) 34、34a 無線通信機(無線部、無線ア
ンテナ) 50 情報提供システム 51 サーバ 100 ネットワーク 110 移動体通信網
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06F 17/30 170E 220 220C G09C 1/00 640 G09C 1/00 640E H04H 1/00 ZEC H04H 1/00 ZECZ H04Q 7/38 H04B 7/26 109M (72)発明者 佐藤 正浩 東京都中央区佃2丁目2番11号2012 (72)発明者 相川 義直 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 京セラ株式会社内 (72)発明者 横山 昭二 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 坂東 秀樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK43 ND14 NK10 NK39 NS01 UU40 5J104 AA07 KA01 PA10 5K067 AA21 BB04 BB21 DD11 DD29 DD51 EE02 EE12 FF02 FF25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信機を備えた施設に搭載される情
    報管理装置であって、 前記施設のユーザに提供する情報をアクセス禁止状態で
    格納する記憶手段と、 制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記ユーザからの前記情報の取得要求
    を、前記無線通信機を介して情報提供システムに送信す
    るとともに、 前記情報提供システムから前記情報のアクセス禁止の解
    除情報を前記無線通信機を介して受信し、 当該解除情報に基づいて前記記憶手段に格納された情報
    にアクセスし、その情報を前記ユーザに提供することを
    特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記情報の要約情報を
    アクセス可能状態で格納し、 前記制御手段は、前記ユーザから前記要約情報の取得要
    求があった場合に、前記記憶手段から該当する要約情報
    を取得し、前記ユーザに提供することを特徴とする請求
    項1に記載の情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記施設が所定の放送受信アンテナを備
    えている場合に、 前記制御手段は、前記情報をアクセス禁止状態で前記放
    送受信アンテナを介して受信し、 受信した情報を前記記憶手段に格納することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に格納された前記情報は、
    前記ユーザが変更される毎に新たにアクセス禁止状態に
    設定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の情報管理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記ユーザの認証が成
    立した場合にのみ前記アクセス解除情報を受信すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報
    管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の情
    報管理装置に無線通信網を介して接続される情報提供シ
    ステムであって、 前記情報のアクセス禁止の解除情報を格納する解除情報
    データベースと、 前記情報管理装置からの要求に応じ、該情報管理装置に
    前記無線通信網を介して前記解除情報を送信する送信手
    段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、所定の放送手段に前記
    情報をアクセス禁止状態で送信し、 前記放送手段は、該情報を放送することを特徴とする請
    求項6に記載の情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記ユーザの認証を行う認証手段をさら
    に備え、 前記送信手段は、前記ユーザの認証が成立した場合にの
    み前記アクセス解除情報を送信することを特徴とする請
    求項6又は7に記載の情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記情報管理装置からの前記情報の取得
    要求に応じた課金を行う課金手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の情報提
    供システム。
  10. 【請求項10】 前記情報管理装置からの前記情報の取
    得要求が音声である場合に、 当該音声を解析する音声認識手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の情報提
    供システム。
  11. 【請求項11】 前記情報をアクセス可能状態で格納す
    る情報データベースと、 前記情報管理装置への前記解除情報の送信履歴を記録す
    る送信履歴データベースと、 課金条件設定手段とをさらに備え、 前記ユーザの有する端末から、所定のネットワークを介
    して前記情報の取得要求が送信された場合に、 前記送信手段は、該ネットワークを介して、前記情報デ
    ータベースから前記情報を前記端末に送信し、 前記課金条件設定手段は、当該送信に伴う課金の際、前
    記送信履歴データベースにおける該当ユーザの情報内容
    を反映させることを特徴とする請求項6ないし10のい
    ずれかに記載の情報提供システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005143120A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Harman Becker Automotive Systems Gmbh 車内エンターテイメントおよび情報処理デバイス用の暗号化されたデータサービスへのアクセスコントロール

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