JP2003330705A - 多値データ系列と情報記録媒体と多値データ系列生成方法とプログラム - Google Patents

多値データ系列と情報記録媒体と多値データ系列生成方法とプログラム

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JP2003330705A JP2003023217A JP2003023217A JP2003330705A JP 2003330705 A JP2003330705 A JP 2003330705A JP 2003023217 A JP2003023217 A JP 2003023217A JP 2003023217 A JP2003023217 A JP 2003023217A JP 2003330705 A JP2003330705 A JP 2003330705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値データが複数個連続した時の全組合せを
含むランダムな数値であり、多値数が2のべき乗に限定
されない多値データ系列を生成する。 【解決手段】 乱数発生関数の所定の初期値を設定し、
その所定の初期値を用いて8値の乱数データを発生して
その発生順に並べ、その並びの先頭から連続する3個の
乱数データからなる乱数系列を一組のデータパターンと
し、8値のデータを3個連続させたときの8通りの全
組合せのデータパターンの中から上記一組のデータパタ
ーンを使用済みとする処理を繰り返し、使用済みのデー
タパターンと同じ乱数データからなる乱数系列の組が再
度現れずに全組合せのデータパターンが全て使用済みに
なったら、それまでに発生させた514個の乱数データ
からなる乱数系列を多値データ系列として生成して出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
情報記録媒体に多値データを記録再生する際の多値デー
タ検出用の付加データである多値データ系列と、その多
値データ系列を記録した情報記録媒体と、その多値デー
タ系列を生成する多値データ系列生成方法と、その多値
データ系列生成方法をコンピュータに実現させるための
プログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、8値のデータが3個連続する時の
全組合せ(512通り)のデータパターンを出力する方
法として、9ビットのM系列を発生するシフトレジスタ
回路を用いてランダムな9ビットのデータを生成し、そ
の内の3ビットを1個の多値データに変換することによ
り、ランダムな512通りの3個連続の多値データパタ
ーンを出力する光ディスクに多値データを記録する時の
ライトストラテジ調整用のデータ生成方法(例えば、国
際公開番号WO01/57857 A1の書類を参照)
があった。
【0003】また、光ディスクに連続する3個の多値
(4値:0〜3)データの全組合せのテストデータを記
録しておき、多値データ再生時に、テストデータの再生
信号値を記憶したテーブルを作成し、再生した多値デー
タの信号値とテーブル上の信号値との誤差が最小になる
多値データを再生多値データとして出力する一種のパタ
ーン認識法による多値データ検出方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者の従来技術では、512×3=1536個の多値
データからなるデータ系列になり、3個毎に区切ればラ
ンダムな512通りの全組合せになっているが、データ
を1個ずつずらして3個1組として見るとデータパター
ンが重複しており、冗長である。また、M系列のレジス
タ回路を使用するため、多値データの多値数は2のべき
乗(4値,8値,16値等)に限定されるという問題が
あった。
【0005】また、光ディスクに記録するテストデータ
のデータの並びはランダムであることが望ましいが、上
述した後者の従来技術では、「000」から「333」
までの4=64通りの3個連続したテストデータにな
り、そのデータを1個ずつずらして3個1組として見る
と、データパターンが重複しており冗長である。また、
規則的なデータの並びであるため、信号に特有の周波数
成分が含まれ、そのようなテストデータを光ディスクの
サーボ制御等に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0006】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、多値データが複数個連続した時の全
組合せを含むデータ量の少ないランダムな数値であり、
多値数が2のべき乗に限定されない多値データ系列を生
成できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、n値(n≧2である整数)のデータがm
個(m≧2である整数)連続する場合の、n通りの全
組合せを1回のみ含む、(n+m−1)個のn値デー
タからなる多値データ系列を提供する。また、上記多値
データ系列を円盤状の記録部に記録した情報記録媒体
と、上記多値データ系列を円盤状の記録部の内周部に記
録した情報記録媒体と、上記多値データ系列を円盤状の
記録部の内周部及び外周部にそれぞれ記録した情報記録
媒体と、上記多値データ系列を円盤状の記録部の内周
部,中周部及び外周部にそれぞれ記録した情報記録媒体
と、上記多値データ系列を円盤状の記録部の内周部及び
外周部及び上記内周部と上記外周部の間の所定の間隔を
隔てた複数の中周部にそれぞれ記録した情報記録媒体
と、上記多値データ系列を円盤状の記録部の円周方向の
一周毎に記録した情報記録媒体と、上記多値データ系列
を情報の所定量の単位毎に付加して円盤状の記録部に記
録した情報記録媒体も提供する。
【0008】さらに、所定の初期値を用いてn値(n≧
2である整数)の乱数データを発生してその発生順に並
べ、その先頭から1個ずつずらした連続するm個(m≧
2である整数)の乱数データからなる乱数系列をそれぞ
れ一組のデータパターンとし、n値のデータをm個連続
させたときのn通りの全組合せのデータパターンの中
から上記各組のデータパターンと一致するデータパター
ンを使用済みとし、その使用済みのデータパターンと同
じ乱数データからなる乱数系列の組が再び現れたら、そ
れまでに発生させた乱数データからなる乱数系列を廃棄
し、上記所定の初期値とは異なる初期値を用いて上記n
値の乱数データを発生してから上記データパターンを使
用済みとするまでの処理を繰り返し、使用済みのデータ
パターンと同じ乱数データからなる乱数系列の組が再度
現れずに上記全組合せのデータパターンが全て使用済み
になったら乱数データの発生を終了し、それまでに発生
させた(n+m−1)個の乱数データからなる乱数系
列を多値データ系列として生成する多値データ系列生成
方法を提供する。
【0009】さらにまた、コンピュータに、所定の初期
値を用いてn値(n≧2である整数)の乱数データを発
生してその発生順に並べ、その先頭から1個ずつずらし
た連続するm個(m≧2である整数)の乱数データから
なる乱数系列をそれぞれ一組のデータパターンとし、n
値のデータをm個連続させたときのn通りの全組合せ
のデータパターンの中から上記各組のデータパターンと
一致するデータパターンを使用済みとし、その使用済み
のデータパターンと同じ乱数データからなる乱数系列の
組が再び現れたら、それまでに発生させた乱数データか
らなる乱数系列を廃棄し、上記所定の初期値とは異なる
初期値を用いて上記n値の乱数データを発生してから上
記データパターンを使用済みとするまでの処理を繰り返
し、使用済みのデータパターンと同じ乱数データからな
る乱数系列の組が再度現れずに上記全組合せのデータパ
ターンが全て使用済みになったら乱数データの発生を終
了し、それまでに発生させた(n+m−1)個の乱数
データからなる乱数系列を多値データ系列として生成す
る機能を実現させるためのプログラムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の多値
データ系列生成方法のアルゴリズムを示すフローチャー
ト図である。このアルゴリズムはコンピュータによって
実施する。このアルゴリズムでは一例として、多値デー
タである8値の乱数データを発生してその発生順に並
べ、その先頭から1個ずつずらした連続する3個の乱数
データからなる乱数系列をそれぞれ一組のデータパター
ンとする場合について説明する。すなわち、上記n=
8,m=3の場合である。多値データの乱数データの発
生には、一例として0〜(215−1)の擬似乱数を発
生する乱数発生関数(Cコンパイラのライブラリ)を使
用し、その乱数発生関数を用いて8値(0〜7)の乱数
データ(多値データ)を発生させる。コンピュータのC
PUは、ステップ(図中「S」で示す)1で乱数発生関
数(Cコンパイラのライブラリ)の所定の初期値を設定
し、その所定の初期値を用いて8値の乱数データを発生
してその発生順に並べる。
【0011】ステップ2で乱数データの並びの先頭から
連続する3個の乱数データを決定する。ステップ3でそ
の3個の乱数データからなる乱数系列を一組のデータパ
ターンとし、8値のデータを3個連続させたときの8
通りの全組合せのデータパターンの中から上記一組のデ
ータパターンを使用済みとする。ステップ4で次の乱数
データを発生し、その乱数データと直前の2つの乱数デ
ータとの3個の乱数データからなる乱数系列を一組のデ
ータパターンとし、ステップ5でその一組のデータパタ
ーンが8値のデータを3個連続させたときの8通りの
全組合せのデータパターンの中で使用済みか否かを判断
する。ステップ5の判断で使用済みなら、それまでに発
生させた乱数データからなる乱数系列を廃棄し、ステッ
プ10へ進んで乱数発生関数(Cコンパイラのライブラ
リ)の所定の初期値を変更(前回使用した所定の初期値
とは異なる初期値に変更)し、ステップ2へ戻って上述
の処理を繰り返す。
【0012】ステップ5の判断で使用済みでなければ、
ステップ6へ進んでその乱数データを使用し、ステップ
7で8値のデータを3個連続させたときの8通りの全
組合せのデータパターンの中でその乱数データと直前の
2つの乱数データとの3個の乱数データからなる乱数系
列を一組のデータパターンを使用済みとする。ステップ
8で512通りの全組合せのデータパターンが全て使用
済みになったか否かを判断し、ならなければステップ4
へ戻って上述の処理を繰り返し、使用済みのデータパタ
ーンと同じ乱数データからなる乱数系列の組が再度現れ
ずに全組合せのデータパターンが全て使用済みになった
ら、ステップ9へ進んで乱数データの発生を終了し、そ
れまでに発生させた(8+3−1)=514個の乱数
データからなる乱数系列を多値データ系列として生成し
て出力し、この処理を終了する。
【0013】上述の多値データ系列生成処理についてさ
らに説明する。このアルゴリズムでは、基本的に0〜7
の乱数データを1個ずつ発生しながら発生順に並べ、そ
の先頭から1個ずつずらした連続する3個の乱数データ
からなる乱数系列をそれぞれ一組のデータパターンと
し、8値のデータを3個連続させたときの8=512
通りの全組合せのデータパターンの中から各組のデータ
パターンと一致するデータパターンを使用済みとし、あ
る組において既に使用済みにしたデータパターンと重複
した場合は乱数データの発生を止めて、それまでに並べ
た乱数データを廃棄し、乱数発生関数の初期値を前回と
は異なる値に変更して、最初から乱数データの発生と上
述の一組毎のデータパターンのチェックをし直し、51
2通りのデータパターンを全て重複せずに使用した時点
で乱数データの発生を終了し、それまでに発生させて発
生順に並ぶ(8+3−1)=514個の乱数データか
らなる乱数系列を多値データ系列として生成する。
【0014】例えば、3個の乱数データ「7」「5」
「6」が順に発生された場合、その発生順に並べた「7
56」を第1組のデータパターンとし、予め0〜7の乱
数データを3個連続させたときの全データパターンの内
の「756」のデータパターンを使用済みとする。次に
第4の乱数データを発生し、その乱数データが「2」の
場合、その乱数データを含む第2〜4の乱数データから
なる「562」を第2組のデータパターンとし、上述と
同様にして「562」のデータパターンを使用済みとす
る。このように乱数データを1個ずつ発生させてその先
頭から1個ずつずらした連続する3個の乱数データから
なる一組のデータパターンを次々と作り、その各データ
パターンに基づいて8値のデータを3個連続させたとき
の全組合せのデータパターンを一つずつ使用済みにする
処理を繰り返す。
【0015】その処理の途中で、3個連続する乱数デー
タのデータパターンを作る際に、新たな3番目として発
生させた乱数データが0から7までのどれを使用して
も、3個連続する乱数データのデータパターンが既に使
用済みのデータパターンとなる場合は、それまでに生成
した乱数データからなる乱数系列は全て廃棄し、乱数発
生関数(ライブラリ)の初期値を変更して最初から乱数
データを発生し直し、上述と同様の処理を繰り返す。そ
して、512通りのデータパターンを全て使用済みにし
たか否かを確認し、未使用のデータパターンがある場合
は再び乱数データ(0〜7)を発生し、次のデータパタ
ーンとして使用できるか否かの吟味の処理を繰り返す。
こうして、使用済みのデータパターンと同じ乱数データ
からなる乱数系列の組が再度現れずに512通りのデー
タパターンを全て使用済みにすると、データパターンの
重複の無い514個の乱数データが並んでなる乱数系列
が生成されるので、その乱数系列を多値データ系列とし
て生成して終了する。
【0016】次に、上述した多値データ系列生成方法に
よって生成された多値データ系列の一例を示す。 〔例1〕756266331054343327727
1656662552365450735423525
3627302514720101347635356
0405270161333457544314670
6157462053305636474166444
0776050471214321145616773
7241406657745304367326320
7617715401226553230141567
4350623360630035571136342
1037130714461024650516021
6217340316375027402254132
2153131155171044262441067
2220232564116425015112614
2765260172135702671747361
1751520011107576223731203
3510070550006034452243065
1257337646005726437447042
4004547770020640463150303
2451370366074227231707252
1234124755653464555466766
127524204176753775
【0017】〔例2〕440570612362311
4702400535541410030337040
6415322207526767403447722
1561151662065642712525063
6373402026575404305453423
2452001361505276524464572
0327431654613742140173007
1617416775375014456251312
4122756726160665317135106
2701521626046307455035422
6320163460223711120560366
0557647170025565023045121
7514243573157145006073600
0476146670377735661021273
2133067574671555154345441
3433523411301105117272353
6733326664621164436552257
7475533640766310314372426
4323347256350705041763313
2530277077624737601262246
517710107210444204254744
【0018】〔例3〕257477715645427
3047674441602122026067001
7506472255545703756120167
5115404371214242341002271
1105347103640060310753343
1145104405635123770462164
3501374177546717245302752
6221300355755353736772705
1415520544521020426737627
6607401572076327456641165
5601011313577420330613320
6200550726617132611706633
7215162475732173403455134
4362503014701246163614630
3230571610653252402336316
6527232413654746422360450
2446050522646504144731743
2224333140637071434254127
7657644211251761531265150
0073543077335656263466623
523152567600407025366725
【0019】このように、連続する複数個の多値データ
の全組合せを1回のみ含む最短の多値データ系列になる
ので冗長性が無い。このようにして、多値の乱数データ
を発生し、全組合せのデータパターンを重複無く、全て
使用しているかを確認しながら多値データ系列を生成し
ていくので、冗長性の無い多値データ系列を生成するこ
とができる。
【0020】次に、上記多値データ系列を円盤状の記録
部を有する光ディスクに記録した場合について説明す
る。すなわち、光ディスクに、n値(n≧2である整
数)のデータがm個(m≧2である整数)連続する場合
のn通りの全組合せを1回のみ含む(n+m−1)
個のn値データからなる多値データ系列を記録する。し
たがって、光ディスクに記録された多値データ系列をテ
ストデータとして再生してテーブルを作成でき、パター
ン認識による多値データ検出が行える。
【0021】次に、上記多値データ系列を光ディスクに
記録するときの位置について説明する。 (1)円盤状の記録部を有する光ディスクに対して、そ
の記録部の内周部に上記多値データ系列を記録した場合 光ディスクの記録再生は、光ディスクの内周部から開始
することが多く、光ディスクの内周部は、光ディスクの
反りや面振れの影響が少なく、比較的記録再生が安定し
て行える。したがって、光ディスクの記録部の内周部に
上記多値データ系列をテストデータとして記録すること
により、信頼性の高いテーブルが作成できる。また、光
ディスク再生の最初にテーブルを作成する都合上、光デ
ィスクの内周部に記録されていれば、光ディスク装置の
光ピックアップの半径方向の移動量が少なくなり、光デ
ィスクの装填からデータ再生までの時間が短縮できる。
このようにして、光ディスクの内周部に多値データ系列
が記録されているので、光ディスクの反りや面振れの影
響が少なく、信頼性の高いテーブルが作成できる。ま
た、光ディスク装置の光ピックアップの半径方向の移動
量が少なくなり、光ディスクの装填からデータ再生まで
の時間が短縮できる。
【0022】(2)円盤状の記録部を有する光ディスク
に対して、その記録部の内周部及び外周部にそれぞれ上
記多値データ系列を記録した場合 光ディスクの再生信号は、光ディスク上の記録材料のば
らつき等で変動することがあり、内周部と外周部とで信
号の傾向が変わる場合がある。そこで、光ディスクの外
周部にも上記多値データ系列をテストデータとして記録
し、内周と外周の再生信号値の平均値でテーブルを作成
してもよい。このようにして、光ディスクの内周部及び
外周部にそれぞれ多値データ系列が記録されているの
で、光ディスク上の場所による再生信号の変動を反映し
たテーブルを作成でき、多値データ再生の信頼性が向上
する。
【0023】(3)円盤状の記録部を有する光ディスク
に対して、その記録部の内周部,中周部及び外周部にそ
れぞれ上記多値データ系列を記録した場合 光ディスクの内周部から中周部までのデータ再生には、
内周部のテストデータによるテーブルを用い、光ディス
クの中周部から外周部までのデータ再生には、外内周部
のテストデータによるテーブルを用いてもよい。また、
光ディスクの場所による変動を正確にテーブルに反映す
るために、中周部にもテストデータを記録し、内周部,
外周部のテストデータとの平均値でデーブルを作成して
もよい。このようにして、光ディスクの内周部,中周部
及び外周部にそれぞれ多値データ系列が記録されている
ので、更に光ディスクの場所による信号の変動を正確に
テーブルに反映できる。
【0024】(4)円盤状の記録部を有する光ディスク
に対して、その記録部の内周部,外周部及びその内周部
と外周部の間の所定の間隔を隔てた複数の中周部にそれ
ぞれ上記多値データ系列を記録した場合 光ディスクの内周部から中周部の途中までの領域のデー
タ再生には、内周部の多値データ系列をテストデータと
したテーブルを用い、光ディスクの中周部の前後の領域
のデータ再生には、中周部の多値データ系列をテストデ
ータとしたテーブルを用い、その領域の外周の領域のデ
ータ再生には、外周部の多値データ系列をテストデータ
としたテーブルを用いてもよい。また、光ディスクのデ
ータ記録領域を複数のドーナツ形状の領域に分割し、各
領域毎に上記多値データ系列をテストデータとして記録
し、再生時に各領域毎にテーブルを作成して、データを
再生してもよい。このようにして、光ディスクの内周
部,外周部及びその内周部と外周部の間の所定の間隔を
隔てた複数の中周部にそれぞれ多値データ系列が記録さ
れているので、更に光ディスクの場所による信号の変動
を正確にテーブルに反映できる。
【0025】(5)円盤状の記録部を有する光ディスク
に対して、その記録部の円周方向に対して一周毎に上記
多値データ系列を記録した場合 データを記録する光ディスク上のトラックの1周毎に上
記多値データ系列をテストデータとして記録してもよ
い。このようにして、光ディスクの記録部の円周方向に
対して一周毎に多値データ系列が記録されているので、
より一層光ディスクの場所による信号の変動を正確にテ
ーブルに反映できる。
【0026】(6)円盤状の記録部を有する光ディスク
に対して、その記録部の情報とその情報の所定量の単位
毎に上記多値データ系列を記録した場合 光ディスクに記録するデータの所定量の単位毎に、上記
多値データ系列をテストデータとして付加して記録して
もよい。例えば、32KBのデータとセクタ番号やエラ
ー検出及びエラー訂正のためのデータ等とテストデータ
を1セクタのデータとして記録する。このようにすれ
ば、1枚の光ディスクに複数台の光ディスク装置で、1
セクタ単位でデータを記録した時に、記録した光ディス
ク装置とは異なる光ディスク装置でデータを再生する時
の互換性を保てる。このようにして、光ディスクにおい
て情報の所定量の単位毎に付加して多値データ系列が記
録されているので、1枚の光ディスクに複数台の光ディ
スク装置で、所定量の単位毎に情報を記録した時に、記
録した光ディスク装置とは異なる光ディスク装置でデー
タを再生する時の互換性を保てる。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の多
値データ系列と情報記録媒体と多値データ系列生成方法
とプログラムとによれば、多値データが複数個連続した
時の全組合せを含むデータ量の少ないランダムな数値で
あり、多値数が2のべき乗に限定されない多値データ系
列を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の多値データ系列生成方法のアルゴリ
ズムを示すフローチャート図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/14 341 G11B 20/14 341A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n値(n≧2である整数)のデータがm
    個(m≧2である整数)連続する場合の、n通りの全
    組合せを1回のみ含む、(n+m−1)個のn値デー
    タからなることを特徴とする多値データ系列。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多値データ系列を円盤状
    の記録部に記録した情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多値データ系列を円盤状
    の記録部の内周部に記録した情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の多値データ系列を円盤状
    の記録部の内周部及び外周部にそれぞれ記録した情報記
    録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の多値データ系列を円盤状
    の記録部の内周部,中周部及び外周部にそれぞれ記録し
    た情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の多値データ系列を円盤状
    の記録部の内周部及び外周部及び前記内周部と前記外周
    部の間の所定の間隔を隔てた複数の中周部にそれぞれ記
    録した情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の多値データ系列を円盤状
    の記録部の円周方向の一周毎に記録した情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の多値データ系列を情報の
    所定量の単位毎に付加して円盤状の記録部に記録した情
    報記録媒体。
  9. 【請求項9】 所定の初期値を用いてn値(n≧2であ
    る整数)の乱数データを発生して該発生順に並べ、その
    先頭から1個ずつずらした連続するm個(m≧2である
    整数)の乱数データからなる乱数系列をそれぞれ一組の
    データパターンとし、n値のデータをm個連続させたと
    きのn通りの全組合せのデータパターンの中から前記
    各組のデータパターンと一致するデータパターンを使用
    済みとし、その使用済みのデータパターンと同じ乱数デ
    ータからなる乱数系列の組が再び現れたら、それまでに
    発生させた乱数データからなる乱数系列を廃棄し、前記
    所定の初期値とは異なる初期値を用いて前記n値の乱数
    データを発生してから前記データパターンを使用済みと
    するまでの処理を繰り返し、使用済みのデータパターン
    と同じ乱数データからなる乱数系列の組が再度現れずに
    前記全組合せのデータパターンが全て使用済みになった
    ら乱数データの発生を終了し、それまでに発生させた
    (n+m−1)個の乱数データからなる乱数系列を多
    値データ系列として生成することを特徴とする多値デー
    タ系列生成方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、所定の初期値を用い
    てn値(n≧2である整数)の乱数データを発生して該
    発生順に並べ、その先頭から1個ずつずらした連続する
    m個(m≧2である整数)の乱数データからなる乱数系
    列をそれぞれ一組のデータパターンとし、n値のデータ
    をm個連続させたときのn通りの全組合せのデータパ
    ターンの中から前記各組のデータパターンと一致するデ
    ータパターンを使用済みとし、その使用済みのデータパ
    ターンと同じ乱数データからなる乱数系列の組が再び現
    れたら、それまでに発生させた乱数データからなる乱数
    系列を廃棄し、前記所定の初期値とは異なる初期値を用
    いて前記n値の乱数データを発生してから前記データパ
    ターンを使用済みとするまでの処理を繰り返し、使用済
    みのデータパターンと同じ乱数データからなる乱数系列
    の組が再度現れずに前記全組合せのデータパターンが全
    て使用済みになったら乱数データの発生を終了し、それ
    までに発生させた(n+m−1)個の乱数データから
    なる乱数系列を多値データ系列として生成する機能を実
    現させるためのプログラム。
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