JP2003330528A - 余材スラブの引当方法 - Google Patents
余材スラブの引当方法Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
ブと注文との最適の組み合わせを求め、余材スラブを注
文に引き当てる方法を提供する。 【解決手段】 余材スラブと注文との全組み合わせに対
して、各スラブの製造実績と、注文の製品規格及び寸法
とから引当可否をチェックし、引当可の組み合わせにつ
いて注文の納期及びメーカー側のコストを考慮してそれ
ぞれ評価点を付け、その評価点の合計が最大となる組み
合わせを2部グラフ最大重みマッチングアルゴリズムな
どにより求め、その結果に従い余材スラブを注文に引当
てる。
Description
産工程において不可避的に生ずる余材スラブを、鋼板の
注文(オーダー)に対して適切に引当てることができる
スラブの引当方法に関するものである。
は、特開2000−353007号公報に記載の方法が
知られている。この方法では、スラブの製造実績に基づ
いて個々のスラブに引当属性コードを付与し、また注文
(オーダー)にも鋼板製品の規格及び寸法に基づいて引
当属性コードを付与しておく。そしてスラブと注文とを
突き合わせ、注文の引当属性コードを満足する引当属性
コードを持つスラブを順次引き当てて行く方法である。
式であるから、必ずしも最適の結果を得ることはできな
い。例えば、要求品質ランクが低かったり許容成分レン
ジの広い注文に対しては、その注文にしか引き当てるこ
とができない低品質のスラブを引き当てることが好まし
いのであるが、従来法ではこの注文に高品質のスラブを
引き当ててしまう可能性が高い。その結果、低品質のス
ラブが残ってしまうことがある。
スラブ置場などが考慮されていないため、納期不急の注
文に引き当てられたスラブが製品在庫となって後工程で
滞留したり、屋内置場を圧迫してスラブの屋外搬出など
の無駄な物流を発生させたりすることがあった。
るために、人手による引当作業を組み合わせているが、
この作業は煩雑でノウハウを要する作業であるうえ、引
当可能な組み合わせを探す負荷が大きい。このために作
業能率があがらず、また担当者が替わるとノウハウ習得
までに長期間を要するなどの問題があった。
の問題点を解決して、引当可能なスラブと注文との様々
な組み合わせの中で、コストの削減や在庫削減などの観
点から最適の組み合わせを選択できる余材スラブの引当
方法を提供するためになされたものである。
めになされた本発明は、余材スラブと注文との全組み合
わせに対して、各スラブの製造実績と、注文の製品規格
及び寸法とから引当可否をチェックし、引当可の組み合
わせについて注文の納期及びメーカー側のコストを考慮
してそれぞれ評価点を付け、その評価点の合計が最大と
なる組み合わせを求め、その結果に従い余材スラブを注
文に引当てることを特徴とするものである。
せを求めるにあたり、スラブと注文とを各頂点とし、引
当可能な組み合わせを辺で結び、評価点を各辺の重みと
した2部グラフを作成し、2部グラフ最大重みマッチン
グアルゴリズムを適用することが好ましい。また、スラ
ブと注文とを引当自由度によりグループ分けしておき、
そのグループ内で評価点の合計が最大となる組み合わせ
を求めることにより、評価点のほかに引当自由度という
別の尺度を織り込むことも可能である。
れば注文の納期及びコストを考慮して最適の組みあわせ
を自動的に求めることができ、人手による引当作業を大
幅に減少させることができる。
を示す。なおこの実施形態では説明を簡略化するため
に、スラブと注文の数をごく少数としてある。図1は本
発明のフローを示すブロック図、図2は余材スラブA〜
Fと注文A〜Eを単純化して示したものである。
のスラブであり、製造実績からスラブAの品質ランクは
A,スラブBの品質ランクはB,幅はそれぞれ1200
mmと1100mmである。同様に、スラブCとスラブD
は鋼種βのスラブであり、製造実績からスラブCの品質
ランクはA,スラブDの品質ランクはB,幅はともに1
300mmである。またスラブEとスラブFは鋼種γのス
ラブであり、製造実績からスラブEの品質ランクはA,
スラブFの品質ランクはC,幅はともに1200mmであ
る。
スラブのみを引当て可能であるが、注文Bは許容される
成分レンジが広いので、鋼種α、βの何れのスラブを引
当ててもよい。また注文D,Eは、鋼種γのスラブだけ
を引当てることができるものである。なお、各注文の要
求品質ランクはそれぞれ図示のとおりである。特に注文
Eは要求品質ランクがCと低いので、その点では多くの
スラブを引当し易い注文である。
引き当てる場合、成分(鋼種)、品質規格(品質ラン
ク)、寸法等から引当が可能な組み合わせと不可能な組
み合わせが決まる。例えばスラブAは注文A、Bの何れ
にも引き当てることができるが、注文AにはスラブAし
か引き当てることができない。このような引当が可能な
組み合わせを図2中に線で結んで示した。
との引当の場合には、人手により最適な組み合わせを見
つけることは容易であり、例えば注文CにはスラブC、
Dの何れも引当可能であるが、スラブCの品質ランクは
Aであるから、品質ランクがBであるスラブDを引き当
てる方が合理的である。また注文EにはスラブE,Fの
何れも引当可能であるが、注文DにはスラブEしか引き
当てることができないのであるから、注文Eにはスラブ
Fを引き当てるべきであるなどの判断ができる。このよ
うな引当作業の結果の組み合わせを図2中に二重線で示
した。
多いため、前記したように人手により最適な組み合わせ
を見つけることは容易ではない。そこで本発明では上記
した引当作業を次のようにして自動化する。
せについて、各スラブの製造実績と注文の製品規格及び
寸法とから引当可否をチェックする。図3の例ではスラ
ブ数が3、注文も3であるから9通りの組み合わせがあ
るが、前記したような様々な制約があるため引当可能な
組み合わせは6通りである。
て、注文の納期と、その引当による余剰発生量、置場な
どから評価点を付ける。注文の納期は差し迫ったものほ
ど評価点が高く、不急の注文は評価点が低い。余剰発生
量と置場とはメーカー側のコストが低くなるほど評価点
が高くなる。図3の例では各組み合わせに2,3,4,
5の評価点を付けた。そして評価点の合計値が最大とな
る3つの組み合わせを選択すると、評価点が5,5,4
の右図の通りの組み合わせが残る。このように引当を行
えば、注文の製品規格及び寸法を満足し、注文の納期を
守れ、しかもメーカー側のコストをミニマムとすること
ができることとなる。
み合わせを求めるための数学的手法としては、2部グラ
フ最大重みマッチング法を用いることができる。この手
法は、図3のようにスラブと注文とを各頂点とし、引当
可能な組み合わせを辺で結び、評価点を各辺の重みとし
た2部グラフを作成し、2部グラフ最大重みマッチング
アルゴリズムを適用する方法である。なお2部グラフ最
大重みマッチングアルゴリズムは、アルゴリズミック・
ソフトウエア・ソルーションズ社からLEDAとして市
販されているソフトウエアを用いれば実行可能である。
注文との間の引当可能な組み合わせのうち、納期を満足
し、かつメーカー側のコストをミニマムとする組み合わ
せを求めることができる。しかし図2について説明した
ように、実務上は品質ランクが低かったり、許容成分範
囲が広いなどの理由により引当自由度の大きい注文を、
その注文にしか引き当てることができないスラブに優先
して引き当てることが好ましい。
とを品質ランクや鋼種などによる引当自由度によりグル
ープ分けしておき、そのグループ内で評価点の合計が最
大となる組み合わせを求める。例えば図4に示すよう
に、スラブを品質ランクにより高品質ランクの一般相当
材と、品質ランクが下位より数%の低品質ランクの一
般相当材と、注文履歴と比較して一般注文への引当が
不可能と判断された在庫販売相当材とにグループ分け
する。また注文もこのようにグループ分けを行い、それ
ぞれのグループ内において前記したような引当作業を行
なえば、引当自由度という別の尺度を織り込むことが可
能となる。
発生を抑制するためには、上記のような品質ランクによ
るグループ分けを絶対とせず、注文の納期やスラブの滞
留期間により必要に応じてグループを変更して引当を実
施することが好ましい。例えば、図5に示すように一定
期間滞留したスラブは下位のグループに変更し、納期至
急となった注文は上位グループに変更して引当を実施す
る。このようにすれば、グループ分けの弊害を防止する
ことができる。
と注文数がともに1000であって、全組み合わせで引
当可能な場合には、40秒で最適解を求めることができ
る。また全組み合わせの内の10%だけが引当可能な場
合には、8秒で最適解を求めることができる。これに対
して従来手法では、全組み合わせで引当可能な場合には
98%の精度で最適解を求められるが、全組み合わせの
内の10%だけが引当可能な場合には、最適解の精度が
77%にまで低下した。
数整数計画問題として解を求める手法も考えられるが、
制約条件が多くなると演算時間が長くなり、全組み合わ
せの内の10%だけが引当可能な場合には、最適解を求
めるために652秒という長時間を要するので、実務上
は2部グラフ最大重みマッチング法を採用することが好
ましい。
の余材スラブの引当方法によれば、コストの削減や在庫
削減などの観点からスラブと注文との最適の組み合わせ
を求め、余材スラブを注文に引き当てることができる。
また請求項2の発明によれば、制約条件が多く引き当て
可能な組み合わせの少ない場合にも、最適解を短時間で
求めることができる。更に請求項3の発明によれば、引
当自由度という観点を取り入れることによって、スラブ
の長期滞留や納期至急材の発生を抑制することができ
る。
て示した図である。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 余材スラブと注文との全組み合わせに対
して、各スラブの製造実績と、注文の製品規格及び寸法
とから引当可否をチェックし、引当可の組み合わせにつ
いて注文の納期及びメーカー側のコストを考慮してそれ
ぞれ評価点を付け、その評価点の合計が最大となる組み
合わせを求め、その結果に従い余材スラブを注文に引当
てることを特徴とするスラブの引当方法。 - 【請求項2】 評価点の合計が最大となる組み合わせを
求めるにあたり、スラブと注文とを各頂点とし、引当可
能な組み合わせを辺で結び、評価点を各辺の重みとした
2部グラフを作成し、2部グラフ最大重みマッチングア
ルゴリズムを適用することを特徴とする請求項1記載の
スラブの引当方法。 - 【請求項3】 スラブと注文とを引当自由度によりグル
ープ分けしておき、そのグループ内で評価点の合計が最
大となる組み合わせを求める請求項1記載のスラブの引
当方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142425A JP2003330528A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 余材スラブの引当方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002142425A JP2003330528A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 余材スラブの引当方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=29702708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002142425A Pending JP2003330528A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 余材スラブの引当方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003330528A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008105795A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Fujitsu Ltd | 在庫引当管理システム、在庫引当管理方法、および在庫引当管理プログラム |
JP2015196186A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧延中間品の生産管理方法 |
JP2017208026A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-24 | 株式会社神戸製鋼所 | 在庫引当装置及び在庫引当方法 |
JP2020190899A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 日本製鉄株式会社 | 在庫引当計画の立案装置、方法及びプログラム |
-
2002
- 2002-05-17 JP JP2002142425A patent/JP2003330528A/ja active Pending
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JP7288188B2 (ja) | 2019-05-21 | 2023-06-07 | 日本製鉄株式会社 | 在庫引当計画の立案装置、方法及びプログラム |
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