JP2003328592A - 墓境界石用外柵構造 - Google Patents

墓境界石用外柵構造

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JP2003328592A
JP2003328592A JP2002137643A JP2002137643A JP2003328592A JP 2003328592 A JP2003328592 A JP 2003328592A JP 2002137643 A JP2002137643 A JP 2002137643A JP 2002137643 A JP2002137643 A JP 2002137643A JP 2003328592 A JP2003328592 A JP 2003328592A
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corner
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JP2002137643A
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Shigeru Itagaki
茂 板垣
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ITAGAKI SEKIZAITEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓石や敷地内に充填、敷設された土、砂利、
敷石等によって生ずる圧力、あるいは雨水の浸透等によ
る境界石のズレ動きや崩壊を防止できるようにする新規
な構造からなる墓境界石用外柵構造を提供する。 【解決手段】 墓地角部の境界石31,32に角部用連
結具5を配して連結状とし、敷地を挟んで対峙する角部
用連結具5同士の辺部材51間に夫々間隔規制索条7を
張設した上、それら張設された少なくとも四本の間隔規
制索条を、境界石内に敷き詰める敷設資材9で覆い尽
し、埋設状としてなる墓境界石用外柵構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、墓地の敷地境界線上に沿う
ように設置されて隣接する墓地との境界線を明確にする
と共に、周辺からの雨水や雪解け水等の流入を阻止する
墓地用の外柵に関するものであって、特に、墓石や敷地
内に充填、敷設された土、砂利、敷石等によって生ずる
圧力、あるいは雨水の浸透等による境界石のズレ動き、
および崩壊を防止することができる新規な構造からなる
墓境界石用外柵構造を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国における墓石は、仏教的な和型に
よるものが多く、一般に境界石で囲まれた一聖地と呼ば
れる墓地の一区画の中央、奥側に芝台、中台、上台およ
び石塔(棹石)が立てられるようにすると共に、墓石の
下に納骨棺(カロート)が埋設され、その上側に香炉や
花立付水鉢等が、また側方適所には墓志、背後に塔婆立
て、前方適所に墓前灯籠等が夫々適宜に設置されるよう
にしたものとなっている。
【0003】こうした様式からなる墓は、墓石や境界石
およびその他付属品の殆どが、我が国特有ともいえる四
季の移り変わりよる過酷な気候変化にも耐えて高い耐久
性を発揮し得る花崗岩や斑糲岩等の御影石から製造され
ており、石材表面の劣化が少なく、長期に渡って滑らか
な光沢を維持できるものとなっているが、敷地内の土に
浸透した雨水や雪解け水は、石材同士を接合している目
地モルタルを流失させてしまい、地中に浸透した水分が
冬期に凍結、膨脹することよって境界石を外側に押し出
してしまう等のトラブルを発生し易くする外、強い地震
が発生した場合にも石材同士がズレ動いたり、崩壊して
しまうといった不測の事態も想定しておかなければなら
ない。
【0004】こうした墓石や境界石の設置後のズレ動き
や、崩壊等の発生を防止する技術として、例えば特公平
8−6505号公報に開示されている外柵を備えた墓
や、特開2002−21374号公報の墓石および墓石
の付属品等に示されるように、石材同士の接合部に金具
やボルト類を用いて直接的に一体化してしまうよう結合
する構造のものや、特開平10−317729号公報に
開示された軽量組立用墓のように、石材の代わりにセラ
ミックやFRP樹脂からなる中台や棹石等を、ねじやナ
ット類を用いて結合するようにしたもの、あるいは登録
実用新案第3020262号公報の墓所用免震式外柵に
示されたもののように、境界石に囲まれた敷地全体の下
層部に免震ゴムを敷設状に埋設したもの等が既に開発、
提案されている。
【0005】しかし、これら従前までに開発された墓石
や境界石のズレ動きや倒壊等を防止する技術は、それな
りに墓石自体や個々の境界石自体のズレや倒壊を防止す
る効果を有してはいるものの、墓敷地内に充填、敷設さ
れた土や砂利等の敷設資材の自重や、浸透してくる雨水
の凍結等によって高まる内圧に十分抗することができる
よう、外柵全体の設置強度を効果的に高めることができ
るようにしたものとすることはできず、長期間の中に目
地モルタルの亀裂、剥離現象や、雨水や雪解け水等によ
る敷設資材の流出、地震等の外力を受けた境界石同士の
分離、転倒等といった原因で墓の各所が倒壊してしまう
といった被害を確実に阻止できるものという訳にはいか
ないものであって、ズレ動いたり崩壊してしまった境界
石の修繕に多大な費用を費やさざるを得ないという欠点
を有していた。
【0006】そこで、この発明は、以上のような実態に
疑問を抱き、こうした高温多湿で地震が多いという我が
国の気候条件にも、高い耐久性を確保できる境界石の設
置技術を実現することはできないものかとの判断から、
逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と
幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に
新規な構造の墓境界石用外柵構造を実現化することに成
功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代
表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【0007】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含される墓
境界石用外柵構造は、基本的に次のような構成から成り
立っている。即ち、矩形状に区画された墓地の四辺に沿
って配置された境界石で、各角部で突き合せ状となる境
界石同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配し、突
き合せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共に、こ
れら角部用連結具であって敷地を挟んで対峙するもの同
士の略平行状となる辺部材間に夫々間隔規制索条を張設
した上、それら井桁状に張設された少なくとも四本の間
隔規制索条を、砂利や土、または石板やコンクリート等
といった境界石内に敷き詰める敷設資材で覆い尽し、埋
設状としてなる如くした構成を要旨とする墓境界石用外
柵構造である。
【0008】この基本的な構成からなる墓境界石用外柵
構造を、より具体的な構成で示すと、矩形状に区画され
た墓地の四辺に沿って配置された境界石で、各角部で突
き合せ状となる境界石同士に跨がって平面L型の角部用
連結具を配し、突き合せ状の境界石同士を連結状にして
しまうと共に、これら角部用連結具であって敷地を挟ん
で対峙するもの同士の略平行状となる辺部材間に夫々間
隔規制索条を張設し、敷地を挟んで対峙する四辺中途部
適所の夫々に平面I型の平面部用連結具を配して、対応
する境界石に連結してしまうと共に、これら平面部用連
結具であって敷地を挟んで対峙するもの同士間に夫々間
隔規制索条を張設した上、それら井桁状に張設された縦
横複数本の各間隔規制索条を、砂利や土、または石板や
コンクリート等といった境界石内に敷き詰める敷設資材
で覆い尽し、埋設状としてなる墓境界石用外柵構造とい
うことができる。
【0009】また、同様に、矩形状に区画された墓地の
四辺に沿って配置された境界石で、各角部で突き合せ状
となる境界石同士に跨がって平面L型の角部用連結具を
配し、突き合せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと
共に、これら角部用連結具であって敷地を挟んで対峙す
るもの同士の略平行状となる辺部材の夫々に索条用連結
環を設け、対峙する索条用連結環間に夫々間隔規制索条
を張設し、敷地を挟んで対峙する四辺中途部適所の夫々
に平面I型の平面部用連結具を配して、対応する境界石
に連結してしまうと共に、これら平面部用連結具に索条
用連結環を設け、敷地を挟んで対峙する索条用連結環同
士間の夫々に間隔規制索条を張設した上、それら井桁状
に張設された縦横複数本の各間隔規制索条を、砂利や
土、または石板やコンクリート等といった境界石内に敷
き詰める敷設資材で覆い尽し、埋設状としてなる構成の
墓境界石用外柵構造ということもできる。
【0010】さらに具体的には、矩形状に区画された墓
地の四辺に沿って配置された境界石で、各角部で突き合
せ状となる境界石同士に跨がって平面L型の角部用連結
具を配し、突き合せ状の境界石同士を連結状にしてしま
うと共に、これら角部用連結具であって敷地を挟んで対
峙するもの同士の略平行状となる辺部材の夫々に索条用
連結環を設け、対峙する索条用連結環間に夫々間隔規制
索条を張設し、敷地を挟んで対峙する四辺中途部の各境
界石突き合せ端部間に跨るよう、平面I型の平面部用連
結具を配し、各平面部用連結具を跨り状に対応した境界
石の夫々に連結してしまうと共に、これら平面部用連結
具適所に索条用連結環を設け、敷地を挟んで対峙する索
条用連結環同士間の夫々に間隔規制索条を張設した上、
それら井桁状に張設された縦横複数本の各間隔規制索条
を、砂利や土、または石板やコンクリート等といった境
界石内に敷き詰める敷設資材で覆い尽し、埋設状として
なる墓境界石用外柵構造となる。
【0011】そして、上記した構成からなるこの発明の
墓境界石用外柵構造には、矩形状に区画された墓地の四
辺に沿って配置された境界石で、各角部で突き合せ状と
なる境界石同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配
し、これら角部用連結具であって敷地を挟んで対峙する
もの同士の略平行状となる辺部材の夫々に頭部に索条用
連結環を設けた杭またはボルト等の掛着具を、角部用連
結具を貫通した状態に打ち込んで角部用連結具諸共境界
石に固着させて、突き合せ状の境界石同士を連結状にし
てしまうと共に、対峙する索条用連結環間に夫々間隔規
制索条を張設し、敷地を挟んで対峙する四辺中途部の各
境界石突き合せ端部間に跨るよう、平面I型の平面部用
連結具を配し、敷地を挟んで対峙するもの同士の略平行
状となる各平面部用連結具の適所に、頭部に索条用連結
環を設けた杭またはボルト等の掛着具を、平面部用連結
具を貫通した状態に打ち込んで平面部用連結具諸共境界
石に固着して、突き合せ状の境界石同士を連結状にして
しまうと共に、敷地を挟んで対峙する索条用連結環間の
夫々に間隔規制索条を張設した上、それら井桁状に張設
された縦横複数本の各間隔規制索条を、砂利や土、また
は石板やコンクリート等といった境界石内に敷き詰める
敷設資材で覆い尽し、埋設状としてなるようにした墓境
界石用外柵構造が包含されている。
【0012】境界石は、雨水や雪解け水等の流入を防止
するよう墓地の敷地が周辺の土地よりも一段高くなるよ
うに囲むと共に、隣接する墓地との境界線を区画する機
能を果たすものであり、一般に墓地の外柵、巻石、境石
等と称されるものに相当していて、ブロック状部材を組
み合わせて墓地の周囲を囲むものとしなければならず、
花崗岩、閃緑岩、斑糲岩、安山岩等に代表される一般に
墓石に使われる石材をブロック状に加工したものとする
のが望ましいが、コンクリートブロックや複数個の煉瓦
等をブロック状に組み合わせたものを使用することも可
能であり、墓地前部に配置されたものが階段や門柱を形
成したり、周壁に擬宝珠や州浜等の化粧を施したり、石
造りの柵状をなすものとすることができる。
【0013】角部用連結具は、外柵の各角部で突き合せ
状となる境界石同士を互いに連結可能とする上、敷地を
挟んで対峙する境界石の突き合せ端部側同士を間隔規制
索条に連結可能とする機能を果たすものであり、境界石
に加わる外力によって変形や破損を生じない程度に充分
な強度を有するものとしなければならず、取り付けられ
た境界石から不用意に分離、離脱しないよう強固に結合
可能な構造とすべきであり、アングル材やチャンネル
材、平板に補強リブを突設または熔着したものや、その
他平面三角形状、平面四角形状等といった各種断面形に
形成することが可能であり、金属製、強化プラスチック
製、セラミックス製等の充分な強度を有する各種素材や
複合素材等を使用可能であり、突き合せ状となる境界石
同士の内側隅部か、外側角部の何れかあるいは双方に沿
って装着可能な平面L型のものに形成し、必要に応じて
補強用の凸状部や補強棒を一体化した板状に形成したも
のとすることも可能であり、外側角部に設けられて露出
状となるものについては、プレス加工や彫刻、エッチン
グ、塗装、鍍金、印刷等の装飾を施すことも可能である
外、各平面状部分には索条用連結環を一体に形成した
り、頭部に索条用連結環を設けた掛着具を貫通させて境
界石に打ち込み、固着した構造とすることも可能であ
る。
【0014】辺部材は、上記角部用連結具の一部であっ
て、境界石壁面に当接状に配されて一体に結合可能とす
ると共に、間隔規制索条を連結可能とする機能を果たす
ものであり、対応する境界石適所に当接可能な装着面を
形成したものとしなければならず、必要に応じて掛着具
を貫通または固着したり、索条用連結環を一体に形成し
たり、あるいは間隔規制索条を直接ボルト締めや溶接等
によって連結可能なものとすることが可能である。
【0015】平面部用連結具は、外柵の敷地を挟んで平
行に対峙する境界石適所を間隔規制索条に連結可能とす
る機能を果たすものであり、充分な強度をもって境界石
に装着できる構造としなければならず、境界石の内側壁
面かまたは外側壁面に沿って装着可能な平面I型に形成
し、必要であれば凸状部を形成したり補強棒を一体に形
成する等して強度を高めたものとすることができる外、
境界石の外側壁面に露出状に装着されるものについて
は、上記した角部用連結具の場合と同様、刻印や彫刻、
鍍金、塗装等の装飾を施したものとすることが可能であ
り、適所に索条用連結環を一体に設けたり、頭部に索条
用連結環を有する掛着具を貫通状に連結して境界石に打
ち込み固着した構造とすることが可能である。
【0016】索条用連結環は、角部用連結具の辺部材ま
たは平面部用連結具の適所に、間隔規制索条を境界石の
姿勢を保持するに充分な強度をもって連結可能とする機
能を果たすものであり、間隔規制索条を連結するか、あ
るいは間隔規制索条に設けられた連結金具を繋着可能と
する形状、寸法の環状部材または鈎状部材としなければ
ならず、角部用連結具や平面部用連結具の適所にボルト
や溶接によって結合された環状部材とするか、あるいは
角部用連結具や平面部用連結具を境界石に対して結合す
る掛着具に一体に設けられた環状部または鈎状部等とす
ることができる。
【0017】掛着具は、境界石に対して角部用連結具ま
たは平面部用連結具を一体的に固着すると共に、角部用
連結具または平面部用連結具諸共、境界石に対して間隔
規制索条を連結可能とする機能を果たすものであり、頭
部に索条用連結環を有し、境界石を貫通可能な中途部寸
法に設定され、その先端部に溶接部やボルトナット構造
を設ける等して、境界石外側に設けられた角部用連結具
または平面部用連結具への結合構造部を設けて、境界石
を内側から貫通して外側に装着された角部用連結具また
は平面部用連結具の適所に結合可能な構造とすることが
できる外、頭部に索条用連結環を設け、先端側に拡張栓
やアンカーボルト構造等の境界石への取付け構造部を設
ける等して境界石内側壁に装着された角部用連結具また
は平面部用連結適所を貫通し、境界石に打ち込まれた状
態に固着する構造とすることができ、さらに、索条用連
結環を間隔規制索条の延伸方向に沿って進退調節可能な
構造として実質的に間隔規制索条の張設長さを変更、調
節自在なものとすることが可能である。
【0018】間隔規制索条は、墓地の敷地を挟んで対峙
する角部用連結具同士や平面部用連結具同士を、互いの
離反距離を保持するよう連結し、実質的に敷地を挟んで
対峙する境界石同士を連結状としてしまい、境界石の分
離や崩壊を阻止するよう境界石の姿勢を保持可能とする
機能を果たすものであり、境界石を牽引状に保持するに
充分な強度を有する線状、紐状、縄状、鎖状、棒状のも
のとしなければならず、必要に応じて中途部適所には、
長さ調節用の伸縮調節機構を設けたものとしたり、他の
間隔規制索条との交叉部に、互いを摺動移動不能に固着
する結束金具を設ける等して井桁状や網状に連結された
ものとすることができる。
【0019】敷設資材は、墓地の敷地内に張設された複
数本の間隔規制索条を埋設状としてしまい、設置された
間隔規制索条が墓地敷地内の地表に露出状とならないよ
うに隠蔽してしまい、墓地を利用するときに間隔規制索
条が露出したり、歩行移動の障害とならないようにする
と共に、墓地敷地内を安定させ、その表面に化粧を施す
機能を果たすものであり、一般的な墓地に使用されてき
ている土や砂利、コンクリート、敷石、階段、拝石、芝
台等の採用が可能であり、特にその素材、性状に制限を
受けるものではない。以下、図面に示すこの発明を代表
する実施例と共に、その構造について詳述することとす
る。
【0020】
【実施例】図1の墓境界石用外柵構造の平面図、図2の
鉄筋を併設した墓境界石用外柵構造の平面図、図3の間
隔規制索条を埋設した墓境界石用外柵構造の断面図に示
される事例は、墓地の境界に沿って境界石を配し、各角
部で突き合せ状となる境界石同士に跨がる角部用連結具
を装着して連結状にしてしまうと共に、角部用連結具の
敷地を挟んで対峙する辺部材間に、夫々間隔規制索条を
張設した上、それら井桁状に張設された間隔規制索条
を、砂利やコンクリート等の敷設資材によって覆い尽す
よう、埋設した基本的構成からなるこの発明に包含され
る墓境界石用外柵構造における代表的な一実施例を示す
ものである。
【0021】当該墓境界石用外柵構造は、図3に示すよ
うに、墓地区画の境界に沿って所定高さの矩形枠状に打
設された鉄筋コンクリート製の土止め兼外柵用の基礎部
1を設け、その上部に沿って前後三個ずつ、左右二個ず
つの御影石製延べ石からなる境界石31,32,……
が、隣接するもの同士の端部を互いに突き合わせ、目地
モルタルや樹脂製充填材等を用いて基礎部1との接合
部、および隣接する境界石31,32,……との接合部
を隙間無く接合させたものとし、図2および図3に示す
ように、敷地内中央付近の後方寄りに御影石製の納骨棺
(カロート)2を埋設状に設置し、該納骨棺2周辺から
後側の境界石31,32,……内側壁下部に至る範囲に
直径10〜16mm程度の鉄筋4,4,……を水平な格
子状に背筋したものとする。
【0022】一方、図1に示すように、各角部の境界石
31,32同士が突き合わせられた端部間には、その隅
部に沿って双方の境界石31,32間に跨がるよう装着
可能な平面L型に形成されたステンレス鋼板製の角部用
連結具5,5,……を装着し、敷地を挟んで対峙する角
部用連結具5,5,……同士の略平行状となる辺部材5
1,51,……の夫々に対し、頭部に索条用連結環61
を設けた拡張栓やアンカーボルト等の掛着具6,6,…
…を、角部用連結具辺部材51を貫通した状態に打ち込
んで角部用連結具5諸共境界石31(32)に脱抜不能
に固着させ、突き合せ状の境界石31,32,……同士
を連結状にした上、対峙する索条用連結環61,61,
……間の夫々に直径3mm程度のステンレス製のワイヤ
ロープからなる間隔規制索条7,7,……を軽く張る程
度に張設するようにしたものとなっている。
【0023】さらに、敷地を挟んで対峙する前後左右の
四辺中途部の各境界石31,32,……同士の突き合せ
端部間には、隣接する境界石31,31,(32,3
2)の端部側内側壁面間に跨るよう装着可能な、平面I
型に形成されたステンレス鋼板製の平面部用連結具8を
装着し、敷地を挟んで略平行状となるよう対峙する各平
面部用連結具8,8……同士の適所に対し、頭部に索条
用連結環61を設けた拡張栓やアンカーボルト等の掛着
具6,6,……を、平面部用連結具8を貫通した状態に
打ち込んで平面部用連結具8諸共境界石31(32)に
脱着不能に固着し、突き合せ状の境界石31,31,
(32,32)同士を連結状にしてしまうと共に、敷地
を挟んで対峙する索条用連結環61,61,……間の夫
々に直径3mm程度のステンレス製ワイヤロープからな
る間隔規制索条7,7,……を軽く張る程度に張設した
ものとする。
【0024】それら井桁状に張設された縦横複数本の各
間隔規制索条7,7,……の下側に位置する鉄筋4,
4,……は、図2に示す格子状に背筋された範囲に渡っ
て、図3に示すように、所定上下肉厚のコンクリート9
1を打設し、間隔規制索条7,7,……の一部をコンク
リート91からなる敷設資材9中に埋設状としてしまう
と共に、納骨棺(カロート)2周辺の図示しない墓石を
設置する範囲を除く境界石31,32,……によって囲
まれた敷地内であって該コンクリート91を含む範囲
を、砂利92や土あるいは図示しない敷石等敷設資材で
完全に覆い尽し、各間隔規制索条7,7,……を埋設状
となるようにしている。
【0025】また、角部用連結具5,5,……および平
面部用連結具8,8,……は、図4の墓境界石用外柵構
造の平面図に示したもののように、境界石31,32,
……の外周壁面に沿って装着した構造とすることが可能
であり、こうした構造を採る場合には、同図中に示すよ
うに掛着具6が境界石31(32)を貫通して、外側に
装着された角部用連結具5(平面部用連結具8)に連結
した構造とするか、あるいは間隔規制索条7が、境界石
31(32)を貫通して外側の角部用連結具5(平面部
用連結具8)に連結した構造とすること等が可能であ
り、各角部用連結具5,5,……ならびに各平面部用連
結具8,8,……には、彫金やエッチング、プレス成型
等の装飾を施して飾り金具状に仕上げたものとすること
も可能であり、境界石31(32)の角部用連結具5,
5,……や平面部用連結具8,8,……の装着箇所の夫
々に、図示しない嵌合用の凹欠部を形成し、各角部用連
結具5,5,……や各平面部用連結具8,8,……を、
境界石31,32,……の外表面に対して面一状に装着
したものとすることも可能である。
【0026】
【作用】以上のとおりの構成からなるこの発明の墓境界
石用外柵構造は、墓地の敷地境界線に沿って配置された
境界石31,32,……が、図1〜図3に示したよう
に、各角部に位置する境界石31,32の突き合せ端同
士を角部用連結具5によって連結し、さらに、各四辺の
中途部に位置する境界石31,31(32,32)の突
き合せ端同士を平面部用連結具8によって連結し、全体
が矩形枠状に結合されたものとなし、しかも、敷地を挟
んで平行状に対峙する各角部用連結具5,5,……の辺
部材51,51,……の夫々に、索条用連結環61,6
1,……を有する掛着具6,6,……を境界石31(3
2)に達するよう打ち込み、対峙する各索条用連結環6
1,61,……間に間隔規制索条7,7,……を井桁状
に張設してあって、四隅で突き合せ状となった境界石3
1,32,……同士が、互いの離反距離を正確に維持し
得るものとなる。
【0027】また、各平面部用連結具8,8,……の夫
々に索条用連結環61,61,……を有する掛着具6,
6,……を境界石31(32)に達するよう打ち込み、
敷地を挟んで対峙する各索条用連結環61,61,……
間に間隔規制索条7,7,……を張設した構造により、
各四辺の中途部で突き合せ状となっている境界石31,
32,……が、互いに離反距離を規制された状態に保持
され、敷地外側に向けて働く内圧力に抗して設置当初の
設置位置および設置姿勢を、強固に保持するものとな
る。
【0028】また、このような境界石31,32,……
の設置位置ならびに設置姿勢を強固に保持する作用は、
図4に示したように、各角部用連結具5,5,……およ
び各平面部用連結具8,8,……を境界石31,32,
……の外周壁側に装着した構造とした場合にも、同等の
位置ならびに姿勢の保持作用を得ることが可能であり、
これら井桁状に交叉した状態に張設された縦横複数本の
間隔規制索条7,7,……をコンクリート91や砂利9
2等の敷設資材9によって覆い尽してしまえば、間隔規
制索条7,7,……が、一切外部に露出せず通常の墓地
としての利用が可能となる。
【0029】
【効果】以上のとおり、この発明の墓境界石用外柵構造
によれば、墓地の周囲に配置された境界石の各角部に、
突き合せ状の境界石同士に跨る角部用連結具を装着して
角部境界石の互いの突き合せ部を連結状とし、さらに、
各角部用連結具の敷地を挟んで対峙する辺部材間の夫々
に間隔規制索条を張設したことから、敷地内に井桁状に
張設された少なくとも四本の間隔規制索条が、雨水や雪
解け水の流出や敷地内の砂利や土に浸透した水分が凍結
すること等によって生じる圧力を受けて敷地の外側に押
し出されようとするのを、外柵四角の境界石同士が引き
合うよう牽引状に食い止め、境界石のズレ動きや崩落を
未然に防止することができる上、敷地内に充填された敷
設資材等による敷地内圧力と、間隔規制索条による張力
とが互いに均衡するので、強い地震等による振動を受け
た場合にも、境界石が崩壊するのを効果的に防止するこ
とができ、しかも、各間隔規制索条は、コンクリートや
砂利等の敷設資材によって覆い尽されるようにしてあ
り、一般的な墓地の外柵と何等変ることのないきれいな
外観を実現し得るものとすることができるという秀れた
特徴が得られるものである。
【0030】特に、実施例に説明した墓境界石用外柵構
造は、上記した特徴に加え、敷地を挟んで対峙する位置
に配した敷地前側および後側の各境界石31,31同士
の突き合せ端部間、ならびに敷地左側および右側の各境
界石32,32同士の突き合せ端部間の夫々に平面部用
連結具8,8,……を跨り状に配置した上、敷地を挟ん
で対峙する各平面部用連結具8,8,……間に間隔規制
索条7,7,……を張設したことにより、外柵の四角だ
けでなく四辺中途部の対峙する境界石31,32,……
同士も互いに引き合い状に支持されるものとなり、雨水
や雪解け水の流出等による目地モルタルの流失が生じた
場合であっても、外柵の一体構造が保たれるものとなる
上、目地モルタルを施工せずに各境界石31,32,…
…を固定、設置することも可能であり、目地モルタルの
流出による境界石31,32,……の汚れを解消するこ
とも可能となるという効果が発揮されるものとなる。
【0031】また、各間隔規制索条7,7,……の中途
部適所に図示しない伸縮調節機構を設けるようにしたも
のでは、境界石31,32,……の設置の際の長さ調節
作業が簡便になり、しかも長期の使用によって間隔規制
索条7が延伸されてしまった場合にも、一部の敷設資材
9を取り払うことによって容易に適正な長さ寸法に調節
することが可能となる。さらにまた、各間隔規制索条
7,7,……同士の交叉部に図示しない結束金具を設け
れば、互いに摺動移動不能な井桁状または網目状に固着
して、各境界石31,32,……同士をさらに強固に連
結して、高い耐震強度を得ることができるという利点が
得られるものになる。ものになる
【0032】叙述の如く、この発明の墓境界石用外柵構
造は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可
能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの
墓石から外柵までをボルト結合してしまう構造や、敷地
の全面に免震ゴムを敷設する構造等に比較し、遥かに経
済的なものとすることができる上、耐候性に秀れる御影
石製の境界石を、長期に渡ってズレ動きや崩壊等を発生
せずに維持できるので、墓相を重視したり、代々に渡っ
て永く受け継がれる墓を経済的に維持、管理できるもの
とすることができることから、外的美観は勿論のこと、
経済性と耐久性とを兼ね備えた墓石の提供が求められる
石材業界において高く評価され、広範に渡って利用、普
及していくものになると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の墓境界石用外柵構造の技術的思想を
具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
【図1】間隔規制索条の張設状態を示す平面図である。
【図2】墓境界石用外柵構造を示す平面図である。
【図3】墓境界石用外柵構造を示す断面図である。
【図4】各連結具を外側に設けた墓境界石用外柵構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 基礎部 2 納骨棺(カロート) 3 境界石 31 同 境界石(前後側) 32 同 境界石(左右側) 4 鉄筋 5 角部用連結具 51 同 辺部材 6 掛着具 61 同 索条用連結環 7 間隔規制索条 8 平面部用連結具 9 敷設資材 91 同 コンクリート 92 同 砂利

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状に区画された墓地の四辺に沿って
    配置された境界石で、各角部で突き合せ状となる境界石
    同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配し、突き合
    せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共に、これら
    角部用連結具であって敷地を挟んで対峙するもの同士の
    略平行状となる辺部材間に夫々間隔規制索条を張設した
    上、それら井桁状に張設された少なくとも四本の間隔規
    制索条を、砂利や土、または石板やコンクリート等とい
    った境界石内に敷き詰める敷設資材で覆い尽し、埋設状
    としてなることを特徴とする墓境界石用外柵構造。
  2. 【請求項2】 矩形状に区画された墓地の四辺に沿って
    配置された境界石で、各角部で突き合せ状となる境界石
    同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配し、突き合
    せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共に、これら
    角部用連結具であって敷地を挟んで対峙するもの同士の
    略平行状となる辺部材間に夫々間隔規制索条を張設し、
    敷地を挟んで対峙する四辺中途部適所の夫々に平面I型
    の平面部用連結具を配して対応する境界石に連結してし
    まうと共に、これら平面部用連結具であって敷地を挟ん
    で対峙するもの同士間に夫々間隔規制索条を張設した
    上、それら井桁状に張設された縦横複数本の各間隔規制
    索条を、砂利や土、または石板やコンクリート等といっ
    た境界石内に敷き詰める敷設資材で覆い尽し、埋設状と
    してなることを特徴とする墓境界石用外柵構造。
  3. 【請求項3】 矩形状に区画された墓地の四辺に沿って
    配置された境界石で、各角部で突き合せ状となる境界石
    同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配し、突き合
    せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共に、これら
    角部用連結具であって敷地を挟んで対峙するもの同士の
    略平行状となる辺部材の夫々に索条用連結環を設け、対
    峙する索条用連結環間に夫々間隔規制索条を張設し、敷
    地を挟んで対峙する四辺中途部適所の夫々に平面I型の
    平面部用連結具を配して対応する境界石に連結してしま
    うと共に、これら平面部用連結具に索条用連結環を設
    け、敷地を挟んで対峙する索条用連結環同士間の夫々に
    間隔規制索条を張設した上、それら井桁状に張設された
    縦横複数本の各間隔規制索条を、砂利や土、または石板
    やコンクリート等といった境界石内に敷き詰める敷設資
    材で覆い尽し、埋設状としてなることを特徴とする墓境
    界石用外柵構造。
  4. 【請求項4】 矩形状に区画された墓地の四辺に沿って
    配置された境界石で、各角部で突き合せ状となる境界石
    同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配し、突き合
    せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共に、これら
    角部用連結具であって敷地を挟んで対峙するもの同士の
    略平行状となる辺部材の夫々に索条用連結環を設け、対
    峙する索条用連結環間に夫々間隔規制索条を張設し、敷
    地を挟んで対峙する四辺中途部の各境界石突き合せ端部
    間に跨るよう、平面I型の平面部用連結具を配し、各平
    面部用連結具を跨り状に対応した境界石の夫々に連結し
    てしまうと共に、これら平面部用連結具適所に索条用連
    結環を設け、敷地を挟んで対峙する索条用連結環同士間
    の夫々に間隔規制索条を張設した上、それら井桁状に張
    設された縦横複数本の各間隔規制索条を、砂利や土、ま
    たは石板やコンクリート等といった境界石内に敷き詰め
    る敷設資材で覆い尽し、埋設状としてなることを特徴と
    する墓境界石用外柵構造。
  5. 【請求項5】 矩形状に区画された墓地の四辺に沿って
    配置された境界石で、各角部で突き合せ状となる境界石
    同士に跨がって平面L型の角部用連結具を配した上、こ
    れら角部用連結具であって敷地を挟んで対峙するもの同
    士の略平行状となる辺部材の夫々に、頭部に索条用連結
    環を有する杭またはボルト等の掛着具が角部用連結具を
    貫通状に打ち込まれ、角部用連結具諸共境界石に固着さ
    せて突き合せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共
    に、対峙する索条用連結環間に夫々間隔規制索条を張設
    し、敷地を挟んで対峙する四辺中途部の各境界石突き合
    せ端部間に跨るよう、平面I型の平面部用連結具を配
    し、敷地を挟んで対峙するもの同士の略平行状となる各
    平面部用連結具の適所に、頭部に索条用連結環を有する
    杭またはボルト等の掛着具が平面部用連結具を貫通状に
    打ち込まれ、平面部用連結具諸共境界石に固着して突き
    合せ状の境界石同士を連結状にしてしまうと共に、敷地
    を挟んで対峙する索条用連結環間の夫々に間隔規制索条
    を張設した上、それら井桁状に張設された縦横複数本の
    各間隔規制索条を、砂利や土、または石板やコンクリー
    ト等といった境界石内に敷き詰める敷設資材で覆い尽
    し、埋設状としてなることを特徴とする墓境界石用外柵
    構造。
  6. 【請求項6】 間隔規制索条の中途部適所には、長さ調
    節用の伸縮調節機構を設けたものとしてなる、請求項1
    〜5何れか記載の墓境界石用外柵構造。
  7. 【請求項7】 間隔規制索条の他の間隔規制索条との交
    叉部に、互いを摺動移動不能に固着する結束金具を設け
    てなる、請求項1〜6何れか記載の墓境界石用外柵構
    造。
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JP7085779B1 (ja) 2021-11-29 2022-06-17 宗教法人高蔵寺 永代供養墓及び永代供養墓建立方法

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