JP2003327983A - Rpfの製造方法及びその製造設備 - Google Patents

Rpfの製造方法及びその製造設備

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JP2003327983A JP2002141604A JP2002141604A JP2003327983A JP 2003327983 A JP2003327983 A JP 2003327983A JP 2002141604 A JP2002141604 A JP 2002141604A JP 2002141604 A JP2002141604 A JP 2002141604A JP 2003327983 A JP2003327983 A JP 2003327983A
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西  昌彦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱量を均一にし得るRPFの製造方法を提
供する 【解決手段】 古紙と廃プラスチックを時間をずらし別
個に供給して別個に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチッ
ク破砕片の材質を別個に検出すると共に、それに基づい
て発熱量を別個に算出した後、古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片を別個に貯留すると共に、前記算出した発熱
量に基づいて所望の発熱量に対応する割合で混合供給し
て押出し成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、古紙と廃プラスチ
ックの混合物を押出し成形してなるRPF(Refuse Pape
r & Plastic Fuel) の製造方法及びその製造設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】RPFは、セメント焼成用キルンの化石
燃料の代替や高炉吹き込み用コークスの代替え、ボイラ
や乾燥機等の燃料として用いられ、その発熱量及び灰分
は、表1に示すように、古紙と廃プラスチックとの混合
割合によって変化する。
【0003】
【表1】
【0004】従来、RPFの製造に際しては、古紙と廃
プラスチックとの混合が、原料ヤードでの作業員の勘に
頼って行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のRPF
の製造方法では、古紙と廃プラスチックとの混合割合が
区々となり、特に短時間のスパンで見た場合、製品毎の
発熱量にばらつきを生じる不具合がある。
【0006】そこで、本発明は、発熱量をより均一にし
得るRPFの製造方法及びその製造設備を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のRPFの製造方法は、古紙と廃プラ
スチックを時間をずらし別個に供給して別個に破砕し、
古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の材質を別個に検出
すると共に、それに基づいて発熱量を別個に算出した
後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片を別個に貯留す
ると共に、前記算出した発熱量に基づいて所望の発熱量
に対応する割合で混合供給して押出し成形することを特
徴とする。
【0008】第2のRPFの製造方法は、古紙と廃プラ
スチックを時間をずらし別個に供給して別個に破砕し、
古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の材質を別個に検出
すると共に、それに基づいて燃料不適物を除く発熱量を
別個に算出し、かつ、燃料不適物を除去する選別を別個
に行った後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片を別個
に貯留すると共に、前記算出した発熱量に基づいて所望
の発熱量に対応する割合で混合供給して押出し成形する
ことを特徴とする。
【0009】第3のRPFの製造方法は、古紙と廃プラ
スチックを同時に別個に供給して別個に破砕し、古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の材質を別個に検出すると
共に、それに基づいて発熱量を別個に算出した後、古紙
破砕片と廃プラスチック破砕片を別個に貯留すると共
に、前記算出した発熱量に基づいて所望の発熱量と対応
する割合で混合供給して押出し成形することを特徴とす
る。
【0010】第4のRPFの製造方法は、古紙と廃プラ
スチックを同時に別個に供給して別個に破砕し、古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の材質を別個に検出すると
共に、それに基づいて燃料不適物を除く発熱量を別個に
算出し、かつ、燃料不適物を除去する選別を別個に行っ
た後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片を別個に貯留
すると共に、前記算出した発熱量に基づいて所望の発熱
量に対応する割合で混合供給して押出し成形することを
特徴とする。
【0011】第5のRPFの製造方法は、第1、第2、
第3又は第4の方法において、前記古紙破砕片と廃プラ
スチック破砕片の混合供給に際し、それらの材質を別個
に検出し、かつ、それらの塩素含有量を別個に算出する
ことを特徴とする。
【0012】第6のRPFの製造方法は、第1、第2、
第3、第4又は第5の方法において、前記押出し成形時
の温度を測定し、かつ、成形温度が所要の値となるよう
に古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の供給量を制御す
ることを特徴とする。
【0013】第7のRPFの製造方法は、古紙と廃プラ
スチックを同時に別個に供給して一緒に破砕し、古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する
と共に、それに基づいて発熱量を算出した後、算出した
発熱量に基づいて所望の発熱量に対応するように前記古
紙と廃プラスチックの供給量の割合を制御する一方、古
紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を貯留すると
共に、供給して押出し成形することを特徴とする。
【0014】第8のRPFの製造方法は、古紙と廃プラ
スチックを同時に別個に供給して一緒に破砕し、古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する
と共に、それに基づいて燃料不適物を除く発熱量を算出
し、かつ、燃料不適物を除去する選別を行った後、算出
した発熱量に基づいて所望の発熱量に対応するように前
記古紙と廃プラスチックの供給量の割合を制御する一
方、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を貯留
すると共に、供給して押出し成形することを特徴とす
る。
【0015】第9のRPFの製造方法は、第7又は第8
の方法において、前記古紙破砕片と廃プラスチック破砕
片の混合物の供給に際し、その材質を検出し、かつ、そ
の塩素含有量を算出することを特徴とする。
【0016】第10のRPFの製造方法は、第7、第8
又は第9の方法において、前記押出し成形時の温度を測
定し、かつ、成形温度が所要の値となるように古紙破砕
片と廃プラスチック破砕片の混合物の供給量を制御する
ことを特徴とする。
【0017】又、第11のRPFの製造方法は、第1、
第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は
第10の方法において、前記押出し成形された成形品の
水分量を測定し、かつ、成形品の水分量が所要の値とな
るように古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の
水分量を制御することを特徴とする。
【0018】一方、第1のRPFの製造設備は、古紙又
は廃プラスチックを供給する供給コンベヤと、供給コン
ベヤから供給される古紙又は廃プラスチックを破砕する
破砕機と、破砕機から排出される古紙破砕片の材質を検
出する第1材質検出器と、破砕機から排出される廃プラ
スチック破砕片の材質を検出する第2材質検出器と、第
1材質検出器の検出結果に基づいて古紙破砕片の発熱量
を算出する第1発熱量演算手段と、第2材質検出器の検
出結果に基づいて廃プラスチック破砕片の発熱量を算出
する第2発熱量演算手段と、第1材質検出器によって材
質を検出された古紙破砕片を貯留して供給する供給量可
変の第1供給機と、第2材質検出器によって材質を検出
された廃プラスチック破砕片を貯留して供給する供給量
可変の第2供給機と、第1、第2供給機の供給量の割合
を、前記第1、第2発熱量演算手段によって算出された
発熱量に基づいて所望の発熱量に対応するように制御す
る比率制御手段と、比率制御手段により制御されて第
1、第2供給機から供給される古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片の混合物を押出し成形する成形機とを備える
ことを特徴とする。
【0019】第2のRPFの製造設備は、古紙又は廃プ
ラスチックを供給する供給コンベヤと、供給コンベヤか
ら供給される古紙又は廃プラスチックを破砕する破砕機
と、破砕機から排出される古紙破砕片の材質を検出する
第1材質検出器と、破砕機から排出される廃プラスチッ
ク破砕片の材質を検出する第2材質検出器と、第1材質
検出器の検出結果に基づいて燃料不適物を除く古紙破砕
片の発熱量を算出する第1発熱量演算手段と、第2材質
検出器の検出結果に基づいて燃料不適物を除く廃プラス
チック破砕片の発熱量を算出する第2発熱量演算手段
と、第1材質検出器の検出結果に基づいて古紙破砕片か
ら燃料不適物を除去する選別を行う第1選別手段と、第
2材質検出器の検出結果に基づいて廃プラスチック破砕
片から燃料不適物を除去する選別を行う第2選別手段
と、第1選別手段によって燃料不適物が除去された古紙
破砕片を貯留して供給する供給量可変の第1供給機と、
第2選別手段によって燃料不適物が除去された廃プラス
チック破砕片を貯留して供給する供給量可変の第2供給
機と、第1、第2供給機の供給量の割合を、前記第1、
第2発熱量演算手段によって算出された発熱量に基づい
て所望の発熱量に対応するように制御する比率制御手段
と、比率制御手段により制御されて第1、第2供給機か
ら供給される古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合
物を押出し成形する成形機とを備えることを特徴とす
る。
【0020】第3のRPFの製造設備は、古紙を供給す
る第1供給コンベヤと、廃プラスチックを供給する第2
供給コンベヤと、第1供給コンベヤから供給される古紙
を破砕する第1破砕機と、第2供給コンベヤから供給さ
れる廃プラスチックを破砕する第2破砕機と、第1破砕
機から排出される古紙破砕片の材質を検出する第1材質
検出器と、第2破砕機から排出される廃プラスチック破
砕片の材質を検出する第2材質検出器と、第1材質検出
器の検出結果に基づいて古紙破砕片の発熱量を算出する
第1発熱量演算手段と、第2材質検出器の検出結果に基
づいて廃プラスチック破砕片の発熱量を算出する第2発
熱量演算手段と、第1材質検出器によって材質を検出さ
れた古紙破砕片を貯留して供給する供給量可変の第1供
給機と、第2材質検出器によって材質を検出された廃プ
ラスチック破砕片を貯留して供給する供給量可変の第2
供給機と、第1、第2供給機の供給量の割合を、前記第
1、第2発熱量演算手段によって算出された発熱量に基
づいて所望の発熱量に対応するように制御する比率制御
手段と、比率制御手段により制御されて第1、第2供給
機から供給される古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の
混合物を押出し成形する成形機とを備えることを特徴と
する。
【0021】第4のRPFの製造設備は、古紙を供給す
る第1供給コンベヤと、廃プラスチックを供給する第2
供給コンベヤと、第1供給コンベヤから供給される古紙
を破砕する第1破砕機と、第2供給コンベヤから供給さ
れる廃プラスチックを破砕する第2破砕機と、第1破砕
機から排出される古紙破砕片の材質を検出する第1材質
検出器と、第2破砕機から排出される廃プラスチック破
砕片の材質を検出する第2材質検出器と、第1材質検出
器の検出結果に基づいて燃料不適物を除く古紙破砕片の
発熱量を算出する第1発熱量演算手段と、第2材質検出
器の検出結果に基づいて燃料不適物を除く廃プラスチッ
ク破砕片の発熱量を算出する第2発熱量演算手段と、第
1材質検出器の検出結果に基づいて古紙破砕片から燃料
不適物を除去する選別を行う第1選別手段と、第2材質
検出器の検出結果に基づいて廃プラスチック破砕片から
燃料不適物を除去する選別を行う第2選別手段と、第1
選別手段によって燃料不適物が除去された古紙破砕片を
貯留して供給する供給量可変の第1供給機と、第2選別
手段によって燃料不適物が除去された廃プラスチック破
砕を貯留して供給する供給量可変の第2供給機と、第
1、第2供給機の供給量の割合を、前記第1、第2発熱
量演算手段によって算出された発熱量に基づいて所望の
発熱量に対応するように制御する比率制御手段と、比率
制御手段により制御されて第1、第2供給機から供給さ
れる古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を押出
し成形する成形機とを備えることを特徴とする。
【0022】第5のRPFの製造設備は、第1、第2、
第3又は第4の設備において、前記第1供給機から供給
される古紙破砕片の材質を検出する第3材質検出器と、
第2供給機から供給される廃プラスチック破砕片の材質
を検出する第4材質検出器と、第3材質検出器の検出結
果に基づいて古紙破砕片の塩素含有量を算出する第1塩
素含有量演算手段と、第4材質検出器の検出結果に基づ
いて廃プラスチック破砕片の塩素含有量を算出する第2
塩素含有量演算手段とを備えることを特徴とする。
【0023】第6のRPFの製造設備は、第1、第2、
第3、第4又は第5の設備において、前記成形機内の温
度を測定する温度計と、温度計の測定結果に基づいて成
形機内の温度が所要の値となるように第1、第2供給機
の供給量を制御する供給量制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0024】第7のRPFの製造設備は、古紙を供給す
る供給量可変の第1供給コンベヤと、廃プラスチックを
供給する供給量可変の第2供給コンベヤと、第1、第2
供給コンベヤから供給される古紙と廃プラスチックの混
合物を破砕する破砕機と、破砕機から排出される古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する
第1材質検出器と、第1材質検出器の検出結果に基づい
て古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の発熱量
を算出する発熱量演算手段と、前記第1、第2供給コン
ベヤの供給量の割合を、発熱量演算手段によって算出さ
れた発熱量に基づいて所望の発熱量に対応するように制
御する比率制御手段と、第1材質検出器によって材質を
検出された古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物
を貯留して供給する供給機と、供給機から供給される古
紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を押出し成形
する成形機とを備えることを特徴とする。
【0025】第8のRPFの製造設備は、古紙を供給す
る供給量可変の第1供給コンベヤと、廃プラスチックを
供給する供給量可変の第2供給コンベヤと、第1、第2
供給コンベヤから供給される古紙と廃プラスチックの混
合物を破砕する破砕機と、破砕機から排出される古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する
第1材質検出器と、第1材質検出器の検出結果に基づい
て燃料不適物を除く古紙破砕片と廃プラスチック破砕片
の混合物の発熱量を算出する発熱量演算手段と、第1材
質検出器の検出結果に基づいて古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片の混合物から燃料不適物を除去する選別を行
う選別手段と、前記第1、第2供給コンベヤの供給量の
割合を、発熱量演算手段によって算出された発熱量に基
づいて所望の発熱量と対応するように制御する比率制御
手段と、選別手段によって燃料不適物が除去された古紙
破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を貯留して供給
する供給機と、供給機から供給される古紙破砕片と廃プ
ラスチック破砕片の混合物を押出し成形する成形機とを
備えることを特徴とする。
【0026】第9のRPFの製造設備は、第7又は第8
の設備において、前記供給機から供給される古紙破砕片
と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する第2
材質検出器と、第2材質検出器の検出結果に基づいて古
紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の塩素含有量
を算出する塩素含有量演算手段とを備えることを特徴と
する。
【0027】第10のRPFの製造設備は、第7、第8
又は第9の設備において、前記成形機内の温度を測定す
る温度計と、温度計の測定結果に基づいて成形機内の温
度が所要の値となるように供給機の供給量を制御する供
給量制御手段とを備えることを特徴とする。
【0028】第11のRPFの製造設備は、第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第
10の設備において、前記成形機から排出される成形品
の水分量を測定する水分量測定手段と、前記成形機内に
散水する散水量可変の散水装置と、水分量測定手段の測
定結果に基づいて成形品の水分量が所要の値となるよう
に散水装置の散水量を制御する散水量制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明の第1のRPFの製造方法及びその製造
設備においては、古紙と廃プラスチックが時間をずらし
別個に供給され、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラ
スチック破砕片となってから、古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片が別個に材質を検出され、かつ、発熱量を算
出された後、成形機による成形に際し、古紙破砕片と廃
プラスチック破砕片が算出された発熱量に基づいて所望
の発熱量に対応する割合で混合される。
【0030】第2のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、古紙と廃プラスチックが時間をずらし別個
に供給され、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラスチ
ック破砕片となってから、古紙破砕片と廃プラスチック
破砕片が別個に材質を検出されると共に、燃料不適物を
除く発熱量を算出され、かつ、燃料不適物を除去された
後、成形機による成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量
に対応する割合で混合される。
【0031】第3のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給
され、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラスチック破
砕片となってから、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片
が別個に材質を検出され、かつ、発熱量を算出された
後、成形機による成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量
に対応する割合で混合される。
【0032】第4のRPFの製造方法及び製造設備にお
いては、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給さ
れ、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラスチック破砕
片となってから、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片が
別個に材質を検出されると共に、燃料不適物を除く発熱
量を算出され、かつ、燃料不適物を除去された後、成形
機による成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕
片が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量に対応す
る割合で混合される。
【0033】第5のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、第1、第2、第3又は第4の方法及び設備
による作用の他、混合供給される古紙破砕片と廃プラス
チック破砕片が別個に材質を検出され、かつ、塩素含有
量を算出される。
【0034】第6のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、第1、第2、第3、第4又は第5の方法及
び設備による作用の他、成形機内の温度が所要の値に保
持される。
【0035】第7のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給
され、一緒に破砕されて古紙破砕片と廃プラスチック破
砕片の混合物となってから、古紙破砕片と廃プラスチッ
ク破砕片の混合物が材質を検出されると共に、発熱量を
算出された後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混
合物が成形機により形成される一方、古紙と廃プラスチ
ックの供給量の割合が算出された発熱量に基づいて所望
の発熱量に対応するように制御される。
【0036】第8のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給
され、一緒に破砕されて古紙破砕片と廃プラスチック破
砕片の混合物となってから、古紙破砕片と廃プラスチッ
ク破砕片の混合物が材質を検出されると共に、燃料不適
物を除く発熱量を算出され、かつ、燃料不適物を除去さ
れた後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物が
成形機により成形される一方、古紙と廃プラスチックの
供給量の割合が算出された発熱量に基づいて所望の発熱
量に対応するように制御される。
【0037】第9のRPFの製造方法及びその製造設備
においては、第7又は第8の方法及び設備による作用の
他、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質
が検出され、かつ、塩素含有量が算出される。
【0038】第10のRPFの製造方法及びその設備に
おいては、第7、第8又は第9の方法及び設備による作
用の他、成形機内の温度が所要の値に保持される。
【0039】又、第11のRPFの製造方法及びその製
造設備においては、第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7、第8、第9又は第10の方法及び設備による
作用の他、成形品の水分量が所要の値に保持される。
【0040】古紙破砕片、廃プラスチック破砕片は、一
辺が10〜60mm程度であることが好ましい。又、古
紙の材質としては、新聞、雑誌等が挙げられる。一方、
廃プラスチックの材質としては、LDPE(低密度ポリ
エチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PP
(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、EPS
(発泡ポリスチレン)、A−PET(ポリエチレンテレ
フタレート)、m−PET、PVC(塩化ビニル樹
脂)、PC(ポリカーボネート)等が挙げられる。更
に、成形品は、直径5〜40mm、長さ10〜100m
mの短円柱状であることが好ましい。更に又、古紙破砕
片、廃プラスチック破砕片から燃料不適物を除去しない
場合、原料としての古紙、廃プラスチックから予め燃料
不適物を除去しておくことが好ましい。燃料不適物とし
ては、アルミニウム等の金属やPVC等の塩素系プラス
チック等が挙げられる。
【0041】破砕機としては、水平なロータの外周に突
設した短柱状の多数の回転刃、回転刃と噛合するように
してロータの一側に配設した鋸刃状の固定刃、及びロー
タの下方に配設したスクリーンから概略構成される一軸
式破砕機が用いられる。材質検出器は、古紙破砕片、廃
プラスチック破砕片に近赤外線を照射し、古紙破砕片、
廃プラスチック破砕片の材質により吸収度が異なること
を利用して材質を検出するものである。発熱量演算手段
は、材質検出器によって検出された材質固有の発熱量と
固有材質の破砕片の数を乗じて算出するものである。成
形機としては、リング状のダイ、ダイの内周を転動する
複数のローラ、及びダイの外周に摺接するカッターから
概略構成されるリングダイ式成形機が用いられる。選別
手段としては、材質検出器によって材質を検出すべく古
紙破砕片、廃プラスチック破砕片を搬送する搬送コンベ
ヤの搬出端に配設され、圧縮空気により破砕片を吹き飛
ばす多数のエアノズル、及び材質検出器によって検出さ
れた所要材質の破砕片と対応する位置のエアノズルを作
動させるべく制御するノズル制御手段を備えるものが用
いられる。水分量測定手段としては、成形品の表面の水
分量を測定する水分計、及び成形品の比重を測定すべく
成形品の重量を計量するベルトスケール等の計量器が併
用される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るRPF
の製造設備の第1の実施の形態を示す概略構成図であ
る。図中1は古紙又は廃プラスチック(図示せず)を供
給する供給コンベヤ、2は供給コンベヤ1から供給され
る古紙又は廃プラスチックを所要の寸法、例えば、一辺
10〜60mm程度の古紙破砕片、廃プラスチック破砕
片に破砕する破砕機で、この破砕機2としては、例え
ば、水平なロータの外周面に突設した短柱状の多数の回
転刃、回転刃と噛合するようにしてロータの一側に配設
した鋸刃状の固定刃、及びロータの下方に配設したスク
リーンから概略構成される一軸式破砕機が用いられる。
【0043】3Aは破砕機2から排出される古紙破砕片
(図示せず)を水平に搬送する搬送コンベヤ4Aの上方
に配設され、古紙破砕片の材質を検出する第1材質検出
器、3Bは破砕機2から排出される廃プラスチック破砕
片(図示せず)を水平に搬送する搬送コンベヤ4Bの上
方に配設され、廃プラスチック破砕片の材質を検出する
第2材質検出器であり、両材質検出器3A,3Bは、搬
送コンベヤ4A,4B上を搬送される古紙破砕片、廃プ
ラスチック破砕片に近赤外線を照射し、材質によって吸
収度が異なることを利用して材質を検出するものである
(特表平5−506832号公報参照)。そして、両材
質検出器3A,3Bの検出結果は、制御盤5に入力さ
れ、この制御盤5に搭載した第1発熱量演算手段(図示
せず)により、アルミニウム等の金属やPVC等の塩素
系プラスチック、その他の燃料不適物(以下、同じ)を
除く古紙破砕片の発熱量が算出され、又、制御盤5に搭
載した第2発熱量演算手段(図示せず)により、燃料不
適物を除く廃プラスチック破砕片の発熱量が算出される
ものである。なお、それぞれの発熱量は、破砕片の数に
その破砕片の発熱量を乗じて得られる。
【0044】6Aは古紙破砕片から燃料不適物を除去す
る選別を行う第1選別手段、6Bは廃プラスチック破砕
片から燃料不適物を除去する選別を行う第2選別手段で
あり、両選別手段6A,6Bは、搬送コンベヤ4A,4
Bの搬出端に搬送方向と直角をなして水平に配設され、
燃料として適合する古紙破砕片、廃プラスチック破砕片
をそれぞれ圧縮空気により分岐板7A,7Bを越えて吹
き飛ばす多数のエアノズル8A,8B、各エアノズル8
A,8Bと電磁弁を介在して接続された圧縮空気タンク
(共に図示せず)、前述した制御盤5に搭載され、第
1、第2材質検出器3A,3Bの検出結果に基づいて燃
料として適合する古紙破砕片、廃プラスチック破砕片と
対応する位置のエアノズル8A,8Bを作動させるべく
所要の電磁弁の動作を制御する第1、第2ノズル制御手
段(図示せず)、及び第1、第2材質検出器3A,3B
の検出結果に基づき、燃料不適物と対応する位置のエア
ノズル8A,8Bの不作動に伴って搬送コンベヤ4A,
4Bの搬出端から落下する燃料不適物を収容する不適物
収容ボックス9A,9Bからなる。
【0045】10Aは第1選別手段6Aによって選別さ
れた燃料として適合する古紙破砕片を貯留するホッパー
11A、及びホッパー11Aに貯留された古紙破砕片を
後述する成形機に供給する供給量可変のスクリューフィ
ーダー12Aからなる第1供給機、10Bは第2選別手
段6Bによって選別された燃料として適合する廃プラス
チック破砕片を貯留するホッパー11B、及びホッパー
11Bに貯留された廃プラスチック破砕片を後述する破
砕機に供給する供給量可変のスクリューフィーダ12B
からなる第2供給機であり、両供給機10A,10Bの
供給量の割合は、前記制御盤5に搭載され、第1、第2
発熱量演算手段によって算出された発熱量に基づいて製
品(成形品)としてのRPFの発熱量が所望の発熱量に
対応するように古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の比
率を制御する比率制御手段(図示せず)によって制御さ
れるものである。又、第1、第2供給機10A,10B
の供給量は、後述する成形機内の温度を所要の値に保持
すべく、制御盤5に搭載した供給量制御手段(図示せ
ず)によって成形機内の温度測定結果に基づいて制御さ
れるものである。
【0046】13Aは第1供給機10Aから供給される
古紙破砕片の材質を検出する第3材質検出器、13Bは
第2供給機10Bから供給される廃プラスチック破砕片
の材質を検出する第4材質検出器である。両材質検出器
13A,13Bは、前述した第1、第2材質検出器3
A,3Bと同様の機能を有するものであって、それぞれ
の検出結果は、制御盤5に入力され、古紙破砕片、廃プ
ラスチック破砕片の品質をチェックすべく、第1、第2
塩素含有量演算手段(図示せず)によって古紙破砕片、
廃プラスチック破砕片の塩素含有量が算出されると共
に、表示、記録されるものである。
【0047】14は、第1、第2供給機10A,10B
から所望の発熱量に対応する割合で混合供給される古紙
破砕片と廃プラスチック破砕片を、所望の寸法形状、例
えば、直径6〜25mm、長さ10〜50mmの短円柱
状に押出し成形する成形機で、この成形機14は、リン
グ状のダイ、ダイの内周を転動する複数のローラ、及び
ダイの外周に摺接するカッターから概略構成されてい
る。成形機14には、その内部の温度を測定する温度計
15が付設されており、この温度計15の測定結果は、
制御盤5に入力され、前述した供給量制御手段の基準入
力要素となるものである。又、成形機14には、その内
部に供給された古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混
合物に散水する散水量可変の散水装置16が付設されて
いる。この散水装置16の散水量は、後述する散水量制
御手段により、水分量測定手段の測定結果に基づいて制
御されるものである。
【0048】17は成形機14から排出され、ブロアー
18を介して空気搬送される成形品(RPF)を冷却す
る冷却機、19は冷却機17によって冷却されたRPF
の比重を測定すべくその重量を計量すると共に、製品ヤ
ード20へ搬送するベルトスケールで、このベルトスケ
ール19の上方に配設され、RPFの表面の水分量を測
定する水分計21と相俟って水分量測定手段22を構成
するものである。そして、水分量測定手段22の測定結
果は、制御盤5に入力され、この測定結果に基づき、制
御盤5に搭載した散水量制御手段(図示せず)によっ
て、RPFの水分量が所要の値になるように前記散水装
置16の散水量が制御されるものである。
【0049】上記構成のRPFの製造設備によってRP
Fを製造するには、先ず、古紙と廃プラスチックを供給
コンベヤ1により時間をずらし別個に破砕機2に供給し
て所要の寸法に別個に破砕して古紙破砕片、廃プラスチ
ック破砕片とする。次に、古紙破砕片、廃プラスチック
破砕片の材質を、第1、第2材質検出器3A,3Bによ
り検出すると共に、この検出結果に基づいて燃料不適物
を除く古紙破砕片、廃プラスチック破砕片の発熱量を第
1、第2発熱量演算手段により算出し、かつ、古紙破砕
片、廃プラスチック破砕片から燃料不適物を除去する選
別を第1、第2選別手段6A,6Bによって行う。
【0050】次いで、燃料不適物が除去された古紙破砕
片、廃プラスチック破砕片を第1、第2供給機10A,
10Bに貯留すると共に、第1、第2発熱量演算手段に
よって算出された発熱量に基づいて所望の発熱量に対応
するように、第1、第2供給機10A,10Bの供給量
の割合を比率制御手段により制御し、古紙破砕片と廃プ
ラスチック破砕片を成形機14に混合供給して所要の寸
法形状のRPFを押出し成形する。次に、成形品(RP
F)をブロアー18により冷却器17へ空気搬送して冷
却した後、ベルトスケール19により製品ヤード20へ
搬送して貯留する。
【0051】上記第1、第2供給機10A,10Bから
成形機14への古紙破砕片、廃プラスチック破砕片の供
給に際しては、第3、第4材質検出器13A,13Bの
検出結果に基づいて、第1、第2塩素含有量演算手段に
よって古紙破砕片、廃プラスチック破砕片の塩素含有量
が算出されると共に、表示、記録され、それぞれの品質
のチェックが可能となる。又、成形機14における成形
に際しては、古紙破砕片、廃プラスチック破砕片の供給
量が、供給量制御手段によって制御され、成形機14内
の温度が所要の値に保持される。更に、成形機14にお
ける成形に際しては、成形品の水分量が所要の値になる
ように、散水装置16による散水量が、散水量制御手段
によって制御される。
【0052】図2は本発明に係るRPFの製造設備の第
2の実施の形態を示す概略構成図である。このRPFの
製造設備は、前述した第1の実施の形態のものが、供給
コンベヤ1と破砕機2をそれぞれ1台とし、古紙と廃プ
ラスチックを供給コンベヤ1により時間をずらし別個に
破砕機2に供給して所要の寸法形状に別個に破砕して古
紙破砕片、廃プラスチック破砕片としているのに対し、
供給コンベヤを、古紙を供給する第1供給コンベヤ1
A、廃プラスチックを供給する第2供給コンベヤ1Bの
2台とすると共に、破砕機を、第1供給コンベヤ1Aか
ら供給される古紙を所要の寸法に破砕する第1破砕機2
A、第2供給コンベヤ1Bから供給される廃プラスチッ
クを所要の寸法に破砕する第2破砕機2Bの2台とし、
古紙と廃プラスチックを第1、第2供給コンベヤ1A,
1Bにより同時に別個に第1、第2破砕機2A,2Bに
供給して別個に破砕し、所要の寸法の古紙破砕片、廃プ
ラスチック破砕片を別個に得るようにしたものである。
他の構成及び作用は、第1の実施の形態のものと同様で
あるので、同一の機能を奏する構成部材等には同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0053】図3は本発明に係るRPFの製造設備の第
3の実施の形態を示す概略構成図である。図中1Cは古
紙(図示せず)を供給する供給量可変の第1供給コンベ
ヤ、1Dは廃プラスチック(図示せず)を供給する供給
量可変の第2供給コンベヤで、両供給コンベヤ1C,1
Dの供給量の割合は、後述するように発熱量演算手段に
よって算出される発熱量に基づいて製品(成形品)とし
てのRPFの発熱量が所望の発熱量に対応するように古
紙と廃プラスチックの比率を制御する比率制御手段によ
って制御されるものである。2Cは第1、第2供給コン
ベヤ1C,1Dから同時に別個に供給される古紙と廃プ
ラスチックの混合物を一緒に破砕し、所望の寸法の古紙
破砕片、廃プラスチック破砕片とする破砕機で、この破
砕機2Cとしては、前述した破砕機2、2A,2Bと同
様のものが用いられる。
【0054】3Cは破砕機2Cから排出される古紙破砕
片と廃プラスチック破砕片の混合物(図示せず)を水平
に搬送する搬送コンベヤ4Cの上方に配設され、古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する
第1材質検出器であり、この第1材質検出器3Cは、前
述した第1、第2材質検出器3A,3Bと同様のもので
ある。そして、第1材質検出器3Cの検出結果は、制御
盤5に入力され、この制御盤5に搭載した発熱量演算手
段(図示せず)により、燃料不適物を除く古紙破砕片と
廃プラスチック破砕片の混合物の発熱量が算出されるも
のであり、この発熱量演算手段によって算出された発熱
量は、制御盤5に搭載した比率制御手段(図示せず)に
出力され、比率制御手段によって、第1、第2供給コン
ベヤ1C,1Dの供給量の割合が、RPFの発熱量が所
望の発熱量に対応するように制御されるものである。な
お、発熱量は、破砕片の数にその破砕片の発熱量を乗じ
て得られる。
【0055】6Cは古紙破砕片と廃プラスチック破砕片
の混合物から燃料不適物を除去する選別を行う選別手段
であり、この選別手段6Cは、前述した第1、第2選別
手段6A,6Bと同様に、搬送コンベヤ4Cの搬出端に
搬送方向と直角をなして水平に配設され、燃料として適
合する古紙破砕片、廃プラスチック破砕片をそれぞれ圧
縮空気により分岐板7Cを越えて吹き飛ばす多数のエア
ノズル8C、各エアノズル8Cと電磁弁を介在して接続
された圧縮空気タンク(共に図示せず)、前述した制御
盤5に搭載され、第1材質検出器3Cの検出結果に基づ
いて燃料として適合する古紙破砕片、廃プラスチック破
砕片と対応する位置のエアノズル8Cを作動させるべく
所要の電磁弁の動作を制御するノズル制御手段(図示せ
ず)、及び第1材質検出器3Cの検出結果に基づき、燃
料不適物と対応する位置のエアノズル8Cの不動作に伴
って搬送コンベヤ4Cの搬出端から落下する燃料不適物
を収容する不適物収容ボックス9Cからなる。
【0056】10Cは選別手段6Cによって選別された
古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を貯留する
ホッパー11C、及びホッパー11Cに貯留された古紙
破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を後述する成形
機に供給する供給量可変のスクリューフィーダー12C
からなる供給機であり、この供給機10Cの供給量は、
後述する成形機内の温度を所要の値に保持すべく、制御
盤5に搭載した供給量制御手段(図示せず)によって成
形機内の温度測定結果に基づいて制御されるものであ
る。
【0057】13Cは、供給機10Cから供給される古
紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出
する第2材質検出器であり、この第2材質検出器13C
は、前述した第1材質検出器3Cと同様の機能を有する
ものであって、その検出結果は、制御盤5に入力され、
古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の品質をチ
ェックすべく、塩素含有量演算手段(図示せず)によっ
て上記混合物の塩素含有量が算出されると共に、表示、
記録されるものである。
【0058】供給機10Cから供給される古紙破砕片と
廃プラスチック破砕片の混合物を、所要の寸法形状に押
出し成形する成形機14以降の構成は、前述した第1、
第2の実施の形態のものと同様であるので、同一の機能
を奏する構成部材等には同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0059】上記構成のRPFの製造設備によってRP
Fを製造するには、先ず、古紙と廃プラスチックを第
1、第2供給コンベヤ1C,1Dにより同時に別個に破
砕機2Cに供給して所要の寸法に一緒に破砕して古紙破
砕片と廃プラスチック破砕片の混合物とする。次に古紙
破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を第1材
質検出器3Cにより検出すると共に、この検出結果に基
づいて燃料不適物を除く古紙破砕片と廃プラスチック破
砕片の混合物の発熱量を発熱量演算手段により算出し、
かつ、算出した発熱量に基づいてRPFの発熱量が所望
の発熱量と対応するように、第1供給コンベヤ1Cと第
2供給コンベヤ1Cの供給量の割合を比率制御手段によ
り制御する一方、第1材質検出器3Cの検出結果に基づ
いて古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物から燃
料不適物を除去する選別を選別手段6Cによって行う。
【0060】次いで、燃料不適物が除去された古紙破砕
片と廃プラスチック破砕片の混合物を供給機10Cに貯
留すると共に、成形機14に供給して所要の寸法形状の
PRFを押出し成形する。次に、成形品(RPF)をブ
ロアー18により冷却機17へ空気搬送して冷却した
後、ベルトスケール19により製品ヤード20へ搬送し
て貯留する。
【0061】上記供給機10Cから成形機14への古紙
破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の供給に際して
は、第2材質検出機13Cの検出結果に基づいて塩素含
有量演算手段によって上記混合物の塩素含有量が算出さ
れると共に、表示、記録され、その品質のチェックが可
能となる。又、成形機14における成形に際しては、古
紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の供給量が、
供給量制御手段によって制御され、成形機14内の温度
が所要の値に保持される。更に、成形機14における成
形に際しては、成形品の水分量が所要の値になるよう
に、散水装置16による散水量が、散水量制御手段によ
って制御される。
【0062】なお、上述した各実施の形態においては、
破砕片から燃料不適物を除去する選別を行う選別手段6
A,6B,6Cを備える場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、選別手段は無くてもよい。
この場合、原料としての古紙、廃プラスチックから予め
燃料不適物を除去しておくことが好ましい。又、塩素含
有量を検出するための第3、第4材質検出器13A,1
3B、第2材質検出器13や成形機14内の温度を所要
の値に保持するための温度計15及び供給量制御手段、
成形品の水分量を所要の値に保持するための散水装置1
6、ベルトスケール22及び散水量制御手段は無くても
よい。更に、成形機14は、リングダイ式成形機に限ら
ず、二軸スクリュー式押出し成形機、その他であっても
よい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のR
PFの製造方法及びその製造設備によれば、古紙と廃プ
ラスチックが時間をずらし別個に供給され、別個に破砕
されて古紙破砕片、廃プラスチック破砕片となってか
ら、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片が別個に材質を
検出され、かつ、発熱量を算出された後、成形機による
成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片が算出
された発熱量に基づいて所望の発熱量に対応する割合で
混合されるので、RPFの発熱量を所望の発熱量に合わ
せて均一にすることができる。
【0064】第2のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、古紙と廃プラスチックが時間をずらし別個に
供給され、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラスチッ
ク破砕片となってから、古紙破砕片と廃プラスチック破
砕片が別個に材質を検出されると共に、燃料不適物を除
く発熱量を算出され、かつ、燃料不適物を除去された
後、成形機による成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチ
ック破砕片が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量
に対応する割合で混合されるので、RPFの発熱量を所
望の発熱量に合わせて均一にできると共に、燃料不適物
の極めて少ない高品質のものとすることができる。
【0065】第3のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給さ
れ、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラスチック破砕
片となってから、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片が
別個に材質を検出され、かつ、発熱量を算出された後、
成形機による成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチック
破砕片が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量に対
応する割合で混合されるので、第1のRPFの製造及び
その製造設備と同様に、RPFの発熱量を所望の発熱量
に合わせて均一にすることができる。
【0066】第4のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給さ
れ、別個に破砕されて古紙破砕片、廃プラスチック破砕
片となってから、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片が
別個に材質を検出されると共に、燃料不適物を除く発熱
量を算出され、かつ、燃料不適物を除去された後、成形
機による成形に際し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕
片が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量に対応す
る割合で混合されるので、第2のRPFの製造及びその
製造設備と同様に、RPFの発熱量を所望の発熱量に合
わせて均一にできると共に、燃料不適物の極めて少ない
高品質のものとすることができる。
【0067】第5のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、第1、第2、第3又は第4の方法及び設備に
よる作用効果の他、混合供給される古紙破砕片と廃プラ
スチック破砕片が別個に材質を検出され、かつ、塩素含
有量を算出されるのでRPFの品質をチェックすること
ができる。
【0068】第6のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、第1、第2、第3、第4又は第5の方法及び
設備による作用効果の他、成形機内の温度が所要の値に
保持されるので、RPFの製造を良好に行うことができ
る。
【0069】第7のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給さ
れ、一緒に破砕されて古紙破砕片と廃プラスチック破砕
片の混合物となってから、古紙破砕片と廃プラスチック
破砕片の混合物が材質を検出されると共に、発熱量を算
出された後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合
物が成形機により成形される一方、古紙と廃プラスチッ
ク破砕片の供給量の割合が算出された発熱量に基づいて
所望の発熱量に対応するように制御されるので、第1、
第3のRPFの製造方法及びその製造設備と同様に、R
PFの発熱量を所望の発熱量に合わせて均一にでき、か
つ、設備の構成部材の点数を少なくすることができる。
【0070】第8のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、古紙と廃プラスチックが同時に別個に供給さ
れ、一緒に破砕されて古紙破砕片と廃プラスチック破砕
片の混合物となってから、古紙破砕片と廃プラスチック
破砕片の混合物が材質を検出されると共に、燃料不適物
を除く発熱量を算出され、かつ、燃料不適物を除去され
た後、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物が成
形機により成形される一方、古紙と廃プラスチックの供
給量の割合が算出された発熱量に基づいて所望の発熱量
に対応するように制御されるので、第2、第4のRPF
の製造方法及びその製造設備と同様に、RPFの発熱量
を所望の発熱量に合わせて均一にできると共に、燃料不
適物の極めて少ない高品質のものとすることができ、か
つ、設備の構成部材の点数を少なくすることができる。
【0071】第9のRPFの製造方法及びその製造設備
によれば、第7又は第8の方法及び設備による作用効果
の他、古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の材
質が検出され、かつ、塩素含有量が算出されるので、第
5のRPFの製造方法及びその製造設備と同様に、RP
Fの品質をチェックすることができる。
【0072】第10のRPFの製造方法及びその製造設
備によれば、第7、第8又は第9の方法及び設備による
作用効果の他、成形機内の温度が所要の値に保持される
ので、第6のRPFの製造方法及びその製造設備と同様
に、RPFの製造を良好に行うことができる。
【0073】又、第11のRPFの製造方法及びその製
造設備によれば、第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7、第8、第9又は第10の方法及び設備による
作用効果の他、成形品の水分量が所要の値に保持される
ので、RPFの発熱量を所望の発熱量に合わせて一層均
一にすることができると共に、RPFの製造を一層良好
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るRPFの製造設備の第1の実施の
形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係るRPFの製造設備の第2の実施の
形態を示す概略構成図である。
【図3】本発明に係るRPFの製造設備の第3の実施の
形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 供給コンベヤ 1A 第1供給コンベヤ 1B 第2供給コンベヤ 1C 第1供給コンベヤ 1D 第2供給コンベヤ 2 破砕機 2A 第1破砕機 2B 第2破砕機 2C 破砕機 3A 第1材質検出器 3B 第2材質検出器 3C 第1材質検出器 5 制御盤 6A 第1選別手段 6B 第2選別手段 6C 選別手段 7A 分岐板 7B 分岐板 7C 分岐板 8A エアノズル 8B エアノズル 8C エアノズル 9A 不適物収容ボックス 9B 不適物収容ボックス 9C 不適物収容ボックス 10A 第1供給機 10B 第2供給機 10C 供給機 11A ホッパー 11B ホッパー 11C ホッパー 12A スクリューフィーダー 12B スクリューフィーダー 12C スクリューフィーダー 13A 第3材質検出器 13B 第4材質検出器 13C 第2材質検出器 14 成形機 15 温度計 16 散水装置 19 ベルトスケール 21 水分計 22 水分量測定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10L 5/48 C10L 5/48 // B29K 105:26 B29K 105:26 (72)発明者 西 昌彦 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)発明者 鈴木 雅夫 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)発明者 加藤 由章 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 Fターム(参考) 4D004 AA07 AA12 BA03 CA03 CA04 CA14 CA45 CB16 CB42 DA02 DA10 DA20 4D067 EE11 GA11 GA16 GB05 GB07 4F201 AA01 AA50 AC01 AD06 AH81 AP05 AR06 AR20 BA02 BC01 BC02 BC17 BC25 BC37 BL08 BL25 BL43 4H015 AA02 AA12 AA17 AB01 BA13 BB01 BB06 CA03 CB01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 古紙と廃プラスチックを時間をずらし別
    個に供給して別個に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチッ
    ク破砕片の材質を別個に検出すると共に、それに基づい
    て発熱量を別個に算出した後、古紙破砕片と廃プラスチ
    ック破砕片を別個に貯留すると共に、前記算出した発熱
    量に基づいて所望の発熱量に対応する割合で混合供給し
    て押出し成形することを特徴とするRPFの製造方法。
  2. 【請求項2】 古紙と廃プラスチックを時間をずらし別
    個に供給して別個に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチッ
    ク破砕片の材質を別個に検出すると共に、それに基づい
    て燃料不適物を除く発熱量を別個に算出し、かつ、燃料
    不適物を除去する選別を別個に行った後、古紙破砕片と
    廃プラスチック破砕片を別個に貯留すると共に、前記算
    出した発熱量に基づいて所望の発熱量に対応する割合で
    混合供給して押出し成形することを特徴とするRPFの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 古紙と廃プラスチックを同時に別個に供
    給して別個に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕
    片の材質を別個に検出すると共に、それに基づいて発熱
    量を別個に算出した後、古紙破砕片と廃プラスチック破
    砕片を別個に貯留すると共に、前記算出した発熱量に基
    づいて所望の発熱量と対応する割合で混合供給して押出
    し成形することを特徴とするRPFの製造方法。
  4. 【請求項4】 古紙と廃プラスチックを同時に別個に供
    給して別個に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕
    片の材質を別個に検出すると共に、それに基づいて燃料
    不適物を除く発熱量を別個に算出し、かつ、燃料不適物
    を除去する選別を別個に行った後、古紙破砕片と廃プラ
    スチック破砕片を別個に貯留すると共に、前記算出した
    発熱量に基づいて所望の発熱量に対応する割合で混合供
    給して押出し成形することを特徴とするRPFの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記古紙破砕片と廃プラスチック破砕片
    の混合供給に際し、それらの材質を別個に検出し、か
    つ、それらの塩素含有量を別個に算出することを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載のRPFの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記押出し成形時の温度を測定し、か
    つ、成形温度が所要の値となるように古紙破砕片と廃プ
    ラスチック破砕片の供給量を制御することを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5記載のRPFの製造方法。
  7. 【請求項7】 古紙と廃プラスチックを同時に別個に供
    給して一緒に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕
    片の混合物の材質を検出すると共に、それに基づいて発
    熱量を算出した後、算出した発熱量に基づいて所望の発
    熱量に対応するように前記古紙と廃プラスチックの供給
    量の割合を制御する一方、古紙破砕片と廃プラスチック
    破砕片の混合物を貯留すると共に、供給して押出し成形
    することを特徴とするRPFの製造方法。
  8. 【請求項8】 古紙と廃プラスチックを同時に別個に供
    給して一緒に破砕し、古紙破砕片と廃プラスチック破砕
    片の混合物の材質を検出すると共に、それに基づいて燃
    料不適物を除く発熱量を算出し、かつ、燃料不適物を除
    去する選別を行った後、算出した発熱量に基づいて所望
    の発熱量に対応するように前記古紙と廃プラスチックの
    供給量の割合を制御する一方、古紙破砕片と廃プラスチ
    ック破砕片の混合物を貯留すると共に、供給して押出し
    成形することを特徴とするRPFの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記古紙破砕片と廃プラスチック破砕片
    の混合物の供給に際し、その材質を検出し、かつ、その
    塩素含有量を算出することを特徴とする請求項7又は8
    記載のRPFの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記押出し成形時の温度を測定し、か
    つ、成形温度が所要の値となるように古紙破砕片と廃プ
    ラスチック破砕片の混合物の供給量を制御することを特
    徴とする請求項7、8又は9記載のRPFの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記押出し成形された成形品の水分量
    を測定し、かつ、成形品の水分量が所要の値となるよう
    に古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の水分量
    を制御することを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9又は10記載のRPFの製造方法。
  12. 【請求項12】 古紙又は廃プラスチックを供給する供
    給コンベヤと、供給コンベヤから供給される古紙又は廃
    プラスチックを破砕する破砕機と、破砕機から排出され
    る古紙破砕片の材質を検出する第1材質検出器と、破砕
    機から排出される廃プラスチック破砕片の材質を検出す
    る第2材質検出器と、第1材質検出器の検出結果に基づ
    いて古紙破砕片の発熱量を算出する第1発熱量演算手段
    と、第2材質検出器の検出結果に基づいて廃プラスチッ
    ク破砕片の発熱量を算出する第2発熱量演算手段と、第
    1材質検出器によって材質を検出された古紙破砕片を貯
    留して供給する供給量可変の第1供給機と、第2材質検
    出器によって材質を検出された廃プラスチック破砕片を
    貯留して供給する供給量可変の第2供給機と、第1、第
    2供給機の供給量の割合を、前記第1、第2発熱量演算
    手段によって算出された発熱量に基づいて所望の発熱量
    に対応するように制御する比率制御手段と、比率制御手
    段により制御されて第1、第2供給機から供給される古
    紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を押出し成形
    する成形機とを備えることを特徴とするRPFの製造設
    備。
  13. 【請求項13】 古紙又は廃プラスチックを供給する供
    給コンベヤと、供給コンベヤから供給される古紙又は廃
    プラスチックを破砕する破砕機と、破砕機から排出され
    る古紙破砕片の材質を検出する第1材質検出器と、破砕
    機から排出される廃プラスチック破砕片の材質を検出す
    る第2材質検出器と、第1材質検出器の検出結果に基づ
    いて燃料不適物を除く古紙破砕片の発熱量を算出する第
    1発熱量演算手段と、第2材質検出器の検出結果に基づ
    いて燃料不適物を除く廃プラスチック破砕片の発熱量を
    算出する第2発熱量演算手段と、第1材質検出器の検出
    結果に基づいて古紙破砕片から燃料不適物を除去する選
    別を行う第1選別手段と、第2材質検出器の検出結果に
    基づいて廃プラスチック破砕片から燃料不適物を除去す
    る選別を行う第2選別手段と、第1選別手段によって燃
    料不適物が除去された古紙破砕片を貯留して供給する供
    給量可変の第1供給機と、第2選別手段によって燃料不
    適物が除去された廃プラスチック破砕片を貯留して供給
    する供給量可変の第2供給機と、第1、第2供給機の供
    給量の割合を、前記第1、第2発熱量演算手段によって
    算出された発熱量に基づいて所望の発熱量に対応するよ
    うに制御する比率制御手段と、比率制御手段により制御
    されて第1、第2供給機から供給される古紙破砕片と廃
    プラスチック破砕片の混合物を押出し成形する成形機と
    を備えることを特徴とするRPFの製造設備。
  14. 【請求項14】 古紙を供給する第1供給コンベヤと、
    廃プラスチックを供給する第2供給コンベヤと、第1供
    給コンベヤから供給される古紙を破砕する第1破砕機
    と、第2供給コンベヤから供給される廃プラスチックを
    破砕する第2破砕機と、第1破砕機から排出される古紙
    破砕片の材質を検出する第1材質検出器と、第2破砕機
    から排出される廃プラスチック破砕片の材質を検出する
    第2材質検出器と、第1材質検出器の検出結果に基づい
    て古紙破砕片の発熱量を算出する第1発熱量演算手段
    と、第2材質検出器の検出結果に基づいて廃プラスチッ
    ク破砕片の発熱量を算出する第2発熱量演算手段と、第
    1材質検出器によって材質を検出された古紙破砕片を貯
    留して供給する供給量可変の第1供給機と、第2材質検
    出器によって材質を検出された廃プラスチック破砕片を
    貯留して供給する供給量可変の第2供給機と、第1、第
    2供給機の供給量の割合を、前記第1、第2発熱量演算
    手段によって算出された発熱量に基づいて所望の発熱量
    に対応するように制御する比率制御手段と、比率制御手
    段により制御されて第1、第2供給機から供給される古
    紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物を押出し成形
    する成形機とを備えることを特徴とするRPFの製造設
    備。
  15. 【請求項15】 古紙を供給する第1供給コンベヤと、
    廃プラスチックを供給する第2供給コンベヤと、第1供
    給コンベヤから供給される古紙を破砕する第1破砕機
    と、第2供給コンベヤから供給される廃プラスチックを
    破砕する第2破砕機と、第1破砕機から排出される古紙
    破砕片の材質を検出する第1材質検出器と、第2破砕機
    から排出される廃プラスチック破砕片の材質を検出する
    第2材質検出器と、第1材質検出器の検出結果に基づい
    て燃料不適物を除く古紙破砕片の発熱量を算出する第1
    発熱量演算手段と、第2材質検出器の検出結果に基づい
    て燃料不適物を除く廃プラスチック破砕片の発熱量を算
    出する第2発熱量演算手段と、第1材質検出器の検出結
    果に基づいて古紙破砕片から燃料不適物を除去する選別
    を行う第1選別手段と、第2材質検出器の検出結果に基
    づいて廃プラスチック破砕片から燃料不適物を除去する
    選別を行う第2選別手段と、第1選別手段によって燃料
    不適物が除去された古紙破砕片を貯留して供給する供給
    量可変の第1供給機と、第2選別手段によって燃料不適
    物が除去された廃プラスチック破砕片を貯留して供給す
    る供給量可変の第2供給機と、第1、第2供給機の供給
    量の割合を、前記第1、第2発熱量演算手段によって算
    出された発熱量に基づいて所望の発熱量に対応するよう
    に制御する比率制御手段と、比率制御手段により制御さ
    れて第1、第2供給機から供給される古紙破砕片と廃プ
    ラスチック破砕片の混合物を押出し成形する成形機とを
    備えることを特徴とするRPFの製造設備。
  16. 【請求項16】 前記第1供給機から供給される古紙破
    砕片の材質を検出する第3材質検出器と、第2供給機か
    ら供給される廃プラスチック破砕片の材質を検出する第
    4材質検出器と、第3材質検出器の検出結果に基づいて
    古紙破砕片の塩素含有量を算出する第1塩素含有量演算
    手段と、第4材質検出器の検出結果に基づいて廃プラス
    チック破砕片の塩素含有量を算出する第2塩素含有量演
    算手段とを備えることを特徴とする請求項12、13、
    14又は15記載のRPFの製造設備。
  17. 【請求項17】 前記成形機内の温度を測定する温度計
    と、温度計の測定結果に基づいて成形機内の温度が所要
    の値となるように第1、第2供給機の供給量を制御する
    供給量制御手段とを備えることを特徴とする請求項1
    2、13、14、15又は16記載のRPFの製造設
    備。
  18. 【請求項18】 古紙を供給する供給量可変の第1供給
    コンベヤと、廃プラスチックを供給する供給量可変の第
    2供給コンベヤと、第1、第2供給コンベヤから供給さ
    れる古紙と廃プラスチックの混合物を破砕する破砕機
    と、破砕機から排出される古紙破砕片と廃プラスチック
    破砕片の混合物の材質を検出する第1材質検出器と、第
    1材質検出器の検出結果に基づいて古紙破砕片と廃プラ
    スチック破砕片の混合物の発熱量を算出する発熱量演算
    手段と、前記第1、第2供給コンベヤの供給量の割合
    を、発熱量演算手段によって算出された発熱量に基づい
    て所望の発熱量に対応するように制御する比率制御手段
    と、第1材質検出器によって材質を検出された古紙破砕
    片と廃プラスチック破砕片の混合物を貯留して供給する
    供給機と、供給機から供給される古紙破砕片と廃プラス
    チック破砕片の混合物を押出し成形する成形機とを備え
    ることを特徴とするRPFの製造設備。
  19. 【請求項19】 古紙を供給する供給量可変の第1供給
    コンベヤと、廃プラスチックを供給する供給量可変の第
    2供給コンベヤと、第1、第2供給コンベヤから供給さ
    れる古紙と廃プラスチックの混合物を破砕する破砕機
    と、破砕機から排出される古紙破砕片と廃プラスチック
    破砕片の混合物の材質を検出する第1材質検出器と、第
    1材質検出器の検出結果に基づいて燃料不適物を除く古
    紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の発熱量を算
    出する発熱量演算手段と、第1材質検出器の検出結果に
    基づいて古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物か
    ら燃料不適物を除去する選別を行う選別手段と、前記第
    1、第2供給コンベヤの供給量の割合を、発熱量演算手
    段によって算出された発熱量に基づいて所望の発熱量と
    対応するように制御する比率制御手段と、選別手段によ
    って燃料不適物が除去された古紙破砕片と廃プラスチッ
    ク破砕片の混合物を貯留して供給する供給機と、供給機
    から供給される古紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混
    合物を押出し成形する成形機とを備えることを特徴とす
    るRPFの製造設備。
  20. 【請求項20】 前記供給機から供給される古紙破砕片
    と廃プラスチック破砕片の混合物の材質を検出する第2
    材質検出器と、第2材質検出器の検出結果に基づいて古
    紙破砕片と廃プラスチック破砕片の混合物の塩素含有量
    を算出する塩素含有量演算手段とを備えることを特徴と
    する請求項18又は19記載のRPFの製造設備。
  21. 【請求項21】 前記成形機内の温度を測定する温度計
    と、温度計の測定結果に基づいて成形機内の温度が所要
    の値となるように供給機の供給量を制御する供給量制御
    手段とを備えることを特徴とする請求項18、19又は
    20記載のRPFの製造設備。
  22. 【請求項22】 前記成形機から排出される成形品の水
    分量を測定する水分量測定手段と、前記成形機内に散水
    する散水量可変の散水装置と、水分量測定手段の測定結
    果に基づいて成形品の水分量が所要の値となるように散
    水装置の散水量を制御する散水量制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項12、13、14、15、16、
    17、18、19、20又は21記載のRPFの製造設
    備。
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