JP2003327041A - スライドドアの給電装置 - Google Patents

スライドドアの給電装置

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JP2003327041A
JP2003327041A JP2002133675A JP2002133675A JP2003327041A JP 2003327041 A JP2003327041 A JP 2003327041A JP 2002133675 A JP2002133675 A JP 2002133675A JP 2002133675 A JP2002133675 A JP 2002133675A JP 2003327041 A JP2003327041 A JP 2003327041A
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JP
Japan
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slide door
vehicle body
light emitting
emitting device
automobile
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JP2002133675A
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English (en)
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Naoya Kojima
直哉 小島
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/24Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments for lighting other areas than only the way ahead
    • B60Q1/247Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments for lighting other areas than only the way ahead for illuminating the close surroundings of the vehicle, e.g. to facilitate entry or exit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2400/00Special features or arrangements of exterior signal lamps for vehicles
    • B60Q2400/40Welcome lights, i.e. specific or existing exterior lamps to assist leaving or approaching the vehicle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば路面状態を照射可能とさせて、歩行者
や後方車もしくは側方車の運転手などに対して注意を促
せることのできるといった視認性や、操作性などが向上
されたスライドドアの給電装置を提供する。 【解決手段】 自動車1の車体10と、車体10の側面
11に沿って開閉可能なスライドドア60R1 と、車体
10からスライドドア60R1 に配策されるワイヤハー
ネス50とを備え、ワイヤハーネス50を介して送られ
る電力により作動可能な補機70R1 ,80R1 がスラ
イドドア60R1 に装着され、補機70R 1 ,80R1
としてスライドドア60R1 の周辺を明るく照らす発光
装置70R 1 ,80R1 が用いられた。車体10に対し
てスライドドア60R1 が開状態とされた際に、発光装
置70R1 ,80R1 の光源部71,81は、スライド
ドア60R1 の下方もしくは後方に向けて直接照射可能
とされた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体側からスライドドア側へワイヤハーネスを介して電力
を供給させ、電力によってスライドドアに装着された補
機を作動可能とさせるスライドドアの給電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの自動車にスライドドアが採
用されつつある。スライドドアとは、ワンボックスワゴ
ンや、デリバリーバンなどの車体に沿って後方に滑らせ
て開けられるタイプのドアを意味するものとされてい
る。スライドドアが自動車に適用されると、車体の開口
部が広くされ、例えば車体の側面において乗降スペース
が少ない場所であっても乗り降りが便利とされるといっ
た利点があるものとされている。
【0003】また、例えばワンボックスカーなどのスラ
イドドアにおいては、パワーウィンドモータや、モータ
作動用のスイッチユニットや、ウィンド挟み防止センサ
といった種々の電装品などの機能部品が配設されてい
る。
【0004】これらの機能部品に電源電流や信号電流な
どを供給するために、車両ボディ本体側(バッテリ側)
からスライドドア側にかけてワイヤハーネスが配策さ
れ、スライドドア内の各機能部品にワイヤハーネスが接
続されている。各機能部品への給電は、スライドドアの
開閉状態に関係なく、常時、行われる必要がある。
【0005】また、自動車用スライドドアに配索される
ドア側ワイヤハーネスにあっては、スライドドアが開閉
される際にスライドドア内で移動されるものであるか
ら、自動車のスライドドアには、余長を備えたワイヤハ
ーネスが配策されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車用スライドドアにあっては、視認性や操作性
などの使い勝手が必ずしも満足されたものではなく、よ
り視認性や操作性などの使い勝手が向上されたスライド
ドアを備える自動車が渇望されていた。
【0007】本発明は、上記した点に鑑み、例えば路面
状態を照射可能とさせて、歩行者や後方車もしくは側方
車の運転手などに対して注意を促せることのできるとい
った視認性や、操作性などが向上されたスライドドアの
給電装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るスライドドアの給電装置
は、自動車の車体と、該車体の側面に沿って開閉可能な
スライドドアと、該車体から該スライドドアに配策され
るワイヤハーネスとを備え、該ワイヤハーネスを介して
送られる電力により作動可能な補機が該スライドドアに
装着され、該補機として該スライドドアの周辺を明るく
照らす発光装置が用いられたことを特徴とする。上記構
成により、ワイヤハーネスを介して、車体側からスライ
ドドアに装着された補機にかけて確実に電力が供給され
ることとなる。また、スライドドアに装着される補機に
対し常時給電が行われることとなり、これにより、各種
機能を備える補機がスライドドアに装着可能とされ、こ
の結果、各種付加機能が備えられたスライドドアの給電
装置のものが提供可能となる。また、自動車の周囲が薄
暗がり又は暗闇のときに発光装置が点灯されると、発光
装置から発せられる直接光もしくは間接光により、スラ
イドドアの周辺は明るく照らされることとなる。従っ
て、歩行者や後方車もしくは側方車の運転手などが車体
の後方から自動車を眺めた際に、歩行者や後方車もしく
は側方車の運転手などは、自動車の車体に対してスライ
ドドアが開状態とされているということが容易に確認で
きることとなる。また、自動車の乗員が自動車の車体に
対して乗り降りを行う際に、自動車の乗員はスライドド
ア周辺の状況を確認しつつ乗り降りすることができる。
さらに、スライドドアに発光装置が装着されてあるか
ら、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときであっても
スライドドアの発光装置が点灯されることで、発光装置
から発せられる直接光もしくは間接光によりスライドド
アの周辺は明るく照らされ、自動車のスライドドアの周
辺部における点検は行われ易いものとなる。
【0009】請求項2に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1に係るスライドドアの給電装置において、
前記車体に対して前記スライドドアが開状態とされた際
に、前記発光装置の光源部は、該スライドドアの下方に
向けて直接照射可能とされたことを特徴とする。上記構
成により、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに発
光装置の光源部が点灯されることで、車体の側方から自
動車を眺めた際に、車体に対してスライドドアが開状態
とされていることが容易に確認されることとなる。
【0010】請求項3に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1又は2に係るスライドドアの給電装置にお
いて、前記発光装置は、前記スライドドアの下部に装着
されたことを特徴とする。上記構成により、自動車の周
囲が薄暗がり又は暗闇のときに発光装置が点灯されるこ
とで、自動車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを
行う際に、自動車の乗員は、足元や路面の状態を容易に
確認することができる。また、スライドドアの下部に発
光装置が装着されてあるから、自動車の周囲が薄暗がり
又は暗闇のときであっても発光装置が点灯されること
で、例えば自動車の後輪におけるタイヤの交換作業や、
後輪のタイヤに対するチェーンの着脱作業は行われ易い
ものとされ、自動車の下半部におけるメンテナンスなど
のための作業は行われ易いものとなる。
【0011】請求項4に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1〜3の何れか1項に係るスライドドアの給
電装置において、前記発光装置の光源部から発せられる
光を前記車体の下側に向けて反射させる反射板が該発光
装置に備えられたことを特徴とする。上記構成により、
反射板によって反射された光により車体の下側はより明
るく照らされることとなる。従って、自動車の周囲が薄
暗がり又は暗闇のときに発光装置が点灯されることで、
自動車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを行う際
に、自動車の乗員は、足元や路面の状態をより確実に確
認することができることとなる。また、スライドドアの
発光装置が点灯されることで、自動車の下半分の部分に
おけるメンテナンスなどのための作業は行われ易いもの
とされる。
【0012】請求項5に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1〜4の何れか1項に係るスライドドアの給
電装置において、前記車体に対して前記スライドドアが
開状態とされた際に、前記発光装置の光源部は、該スラ
イドドアの後方に向けて直接照射可能とされたことを特
徴とする。上記構成により、自動車の周囲が薄暗がり又
は暗闇のときに発光装置の光源部が点灯されることで、
車体の後方から自動車を眺めた際に、車体に対してスラ
イドドアが開状態とされていることが容易に確認される
こととなる。また、視界不良時に自動車の車体に対して
スライドドアが開状態とされてあれば、発光装置の光源
部から発せられる光はスライドドアの後方に向けて直接
照射されることとなるから、自動車の後方に向けた視界
が確保され易くなり、後方へ自動車を安全に移動させる
ことが可能となる。さらに、請求項5記載の発明と、前
記請求項2記載の発明とが併用されてあれば、視界不良
時に自動車の車体に対してスライドドアを全開状態とさ
せることで、発光装置の光源部から発せられる光は、ス
ライドドアの後方および下方に向けて直接照射されるこ
ととなる。従って、自動車の後方および側方に向けた視
界は確保され易くなり、後方もしくは後側方へ自動車を
より安全に移動させることが可能となる。
【0013】請求項6に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1〜5の何れか1項に係るスライドドアの給
電装置において、前記発光装置から発せられる光を反射
させる反射部材が、前記車体の前記側面に設けられたこ
とを特徴とする。上記構成により、自動車の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときであっても発光装置が点灯されるこ
とで反射部材により光が反射され、これによりスライド
ドアの周辺はより明るく照らし出されることとなる。従
って、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに、自動
車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを行う際に、
自動車の乗員はスライドドア周辺の状況をより確実に把
握しながら乗り降りすることができる。また、自動車の
スライドドアの周辺部における点検は行われ易いものと
される。
【0014】請求項7に係るスライドドアの給電装置
は、請求項6に係るスライドドアの給電装置において、
前記反射部材として、前記光を所望の方向へ反射させる
反射板が用いられたことを特徴とする。上記構成によ
り、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときであって
も、スライドドアの発光装置が点灯されることで、発光
装置から発せられる光は反射板により反射されることと
なる。即ち、反射板は間接照明として用いられる。これ
により、スライドドアの周辺はより明るく照らし出され
ることとなる。
【0015】請求項8に係るスライドドアの給電装置
は、請求項7に係るスライドドアの給電装置において、
前記反射板は、前記車体の前記側面の下部に装着された
ことを特徴とする。上記構成により、自動車の周囲が薄
暗がり又は暗闇のときにスライドドアの発光装置が点灯
されることで、自動車の乗員が自動車の車体に対して乗
り降りを行う際に、自動車の乗員は、足元や路面の状態
を容易に確認することができる。また、車体の側面の下
部に反射板が装着されてあるから、自動車の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときにスライドドアの発光装置が点灯さ
れることで、自動車の下半部におけるメンテナンスなど
のための作業は行われ易いものとされる。
【0016】請求項9に係るスライドドアの給電装置
は、請求項7又は8に係るスライドドアの給電装置にお
いて、前記光を、前記車体の下側と、該車体の後側と、
該車体の前側とに向けて反射させる複数の傾斜面が前記
反射板に設けられたことを特徴とする。上記構成によ
り、例えば、自動車の車体の側方からの認識や、車体の
後方からの認識や、車体の前方からの認識が向上される
といったメリットがある。
【0017】請求項10に係るスライドドアの給電装置
は、請求項6〜9の何れか1項に係るスライドドアの給
電装置において、前記反射部材として、前記光を乱反射
させる塗装材が用いられたことを特徴とする。上記構成
により、スライドドアの発光装置から発せられた光は、
塗装材により良好に反射されることとなる。即ち、塗装
材は間接照明として用いられる。従って、自動車の周囲
が薄暗がり又は暗闇のときであっても、自動車のスライ
ドドアの発光装置が点灯されることで、スライドドアの
周辺はより明るく照らし出されることとなり、スライド
ドアの周辺部は認識され易いものとされる。
【0018】請求項11に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1〜10の何れか1項に係るスライドドアの
給電装置において、前記車体に対して前記スライドドア
が開状態とされる際に、前記発光装置が点灯されること
を特徴とする。上記構成により、自動車の周囲が薄暗が
り又は暗闇のときに、スライドドアを開状態とさせるだ
けでスライドドアの周辺は明るく照らされることとな
る。従って、視認性や安全性に優れるスライドドアの給
電装置のものが提供されることとなる。
【0019】請求項12に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1〜11の何れか1項に係るスライドドアの
給電装置において、前記発光装置は、前記スライドドア
に備えられたカーテシ装置と併用されたことを特徴とす
る。上記構成により、スライドドアの半ドア状態は容易
に確認されることとなる。また、例えば、万が一、カー
テシ装置に動作不良が発生された場合であっても、カー
テシランプに代わってスライドドアに装着された発光装
置がこれの周辺を照らし出すこととなるから、安全性、
認識性に優れたスライドドアの給電装置のものが提供さ
れることとなる。
【0020】請求項13に係るスライドドアの給電装置
は、請求項1〜12の何れか1項に係るスライドドアの
給電装置において、前記発光装置は、前記自動車に装備
されたキーレス・エントリーシステムと連動され、該キ
ーレス・エントリーシステムがドアアンロックの状態と
される際に、該発光装置の光源部から光が発せられるこ
とを特徴とする。上記構成により、例えば暗闇のときに
駐車された自動車を捜す際に、キーレス・エントリーシ
ステムが用いられてドアアンロックの状態にされると、
発光装置の光源部より発せられた照射光が、スライドド
アと、車体との隙間から漏れることとなる。これによ
り、自動車が暗闇の中に駐車された状態とされてあって
も、スライドドアと、車体との隙間から照射光が漏れる
ことで、スライドドアの位置は容易に認識されることと
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るスラ
イドドアの給電装置における第一の実施形態を示す説明
図であり、(a)は自動車の背面図、(b)は自動車の
右側の側面図である。図2は、同じくスライドドアの給
電装置における第一の実施形態の変形例を示す説明図で
あり、(a)は自動車の平面図、(b)は自動車の左側
の側面図である。図3は、スライドドアの給電装置にお
ける第二の実施形態を示す説明図である。
【0022】図4は、スライドドアの給電装置における
第三の実施形態を示す説明図であり、(a)は平面図、
(b)はスライドドアを車体の室内側から見た側面図、
(c)は背面図である。また、図5は、図4に示される
スライドドアの斜視図である。図6は、スライドドアの
給電装置における第四の実施形態を示す説明図であり、
(a)は平面図、(b)は自動車の左側の側面図、
(c)は正面図である。また、図7は、図6に示される
スライドドアの斜視図である。図8は、反射部材として
メタリックカラーの塗装材を示す断面図であり、図9
は、反射部材としてパールカラーの塗装材を示す断面図
である。各図は、要部を示すものとされ要部以外の部分
は省略されている。
【0023】各図に基づいてスライドドアの給電装置が
備えられた自動車1の各方向について簡単に説明する
と、図2(a)の如く、自動車1の車体10にフロント
・ウィンド・ガラス2が設けられた側を前側とし、図1
(a)の如く、自動車1の車体10にリヤ・ウィンド・
ガラス4が設けられた側を後側とする。各図に示される
符号Lは、自動車1の前後の長さ方向を意味する。
【0024】また、図1および図2の如く、自動車1の
車体10に天井部9すなわちルーフが位置する側を上側
とし、自動車1の車輪部にタイヤ7F,7R(図1)が
装着された側を下側とする。各図に示される符号Hは、
自動車1の上下の高さ方向を意味する。
【0025】また、図1および図2の如く、自動車1に
スライドドア60R1 が備えられた側を右側とし、自動
車1にスライドドア60L1 (図2)が備えられた側を
左側とする。各図に示される符号Wは、自動車1の左右
の幅方向を意味する。なお、この明細書における「前
後」、「上下」、「左右」の定義は便宜上のものであ
り、必ずしもスライドドアの給電装置の実使用時におけ
る方向と一致するものではない。
【0026】図1(a)に示される符号5は、ライセン
ス・プレートいわゆるナンバープレートを示すものであ
る。また、符号8は、赤色をしたストップ・アンド・テ
ールランプと、橙色をしたリヤ・ウィンカと、半透明を
した略白色のバック・ランプとが一体化されたリヤ・コ
ンビネーション・ランプ・ユニット8を示すものであ
る。
【0027】また、スライドドア60L1 ,60R1
は、ノブが設けられた電動ドア・ロック方式のアウトサ
イドハンドル・ユニット110や、パワーウィンドの駆
動装置(図示せず)と連動されるスライドドア・ウィン
ド・ガラス63などが装着されている。
【0028】電動ドア・ロックもしくは電磁式ドア・ロ
ックとは、ドア・ロック機構に電動機構が装備されたも
のを意味し、操作性に優れたドア・ロック方式のものと
されている。電動ドア・ロック装置もしくは電磁式ドア
・ロック装置について説明すると、図3および図4の如
く、ドアロック・コントロールユニット120,121
の内部に、電動モータ(図示せず)などのアクチュエー
タが装備され、ギヤ機構により電動モータの回転がロッ
ドの往復運動に変換されて、アウトサイドハンドル・ユ
ニット110,111もしくはインサイドハンドル・ユ
ニット100,101が施錠または解錠されるものであ
る。
【0029】パワーウィンド装置もしくはウィンドレギ
ュレータ装置を備えるものは、窓の開閉スイッチ(図示
せず)が操作されることにより、不図示の電動モータや
アクチュエータが作動されて、自動車の窓が自動開閉さ
れるものとされている。このような装置が自動車に備え
られることで、自動車内における居住性や操作性が向上
されることとなる。
【0030】図2において、自動車1の車体10の両側
面11に一対のスライドドア60L 1 ,60R1 が装着
されたものが例示されているが、スライドドア60
1 ,60R1 は、自動車1の車体10の左右何れか一
方の側面11にのみ装着されたものとされてあってもよ
い。例えば、図2に示される自動車1の車体10の右側
にのみスライドドア60R1 が装着されて、図1に示さ
れる如くのスライドドアの給電装置を備える自動車1と
されてあってもよい。
【0031】自動車の車体やスライドドアは、自動車の
骨格とされる金属製の各フレーム部に、鋼板製の各アウ
ターパネルや、鋼板製の各インナーパネルや、各種の装
備品などが装着されて構成される。
【0032】自動車1の車体10に対してスライドドア
60L1 ,60R1 が開けられる際には、車体10の側
面11に対して、一旦、自動車1の外側に向けてスライ
ドドア60L1 ,60R1 が車体10の側方に張出さ
れ、その後、スライドドア60L1 ,60R1 およびス
ライドドア60L1 ,60R1 に取付けられたガイド部
材65(図1(a))すなわちアーム65が、レールに
沿って車体10の後方に向けてスライドされることで、
自動車1の車体10に対しスライドドア60L1,60
1 が開けられる。
【0033】このようにスライドドア60L1 ,60R
1 は、自動車1の車体10の外部側面11に沿ってドア
がスライドされるから、スライドドア60L1 ,60R
1 が収納されるためのスペースが車体10に設けられる
といった必要性はない。また、車体10に対してドアが
開けられるための車体10の側面11側に必要とされる
スペースは、最小限のスペースですむこととなる。
【0034】また、車体10に対してドアが開けられた
際にドアが邪魔になるということはなく、車体10に対
しスライドドア60L1 ,60R1 が全開状態とされる
際には、スライドドア60L1 ,60R1 に対応した車
体10の開口部16L,16Rを大きなものとすること
が可能となる。これにより、人の乗り降りや、自動車1
への荷物の出し入れは行われ易いものとされる。
【0035】図1〜図7に示されるスライドドアの給電
装置は、自動車1の車体10と、車体10の側面11の
アウターパネルに沿って往復可能であって且つ開閉可能
なスライドドア60L1,2 ,60R1-3 と、車体10か
らスライドドア60L1,2 ,60R1-3 に配策されるワ
イヤハーネス50とを備えるものとして構成されてい
る。ワイヤハーネス50を介して送られる電力により作
動可能な各種補機70L 1,2 ,70R1-3 ,80L1
80R1,2 ,90,100,101,110,111,
120,121が、各スライドドア60L1,2 ,60R
1-3 に装着されている。
【0036】図3〜図5の如く、ワイヤハーネス50
は、複数のケーブル51と、コネクタ52とを備え、複
数のケーブル51は、例えばコルゲートチューブ(図示
せず)又は集束用の粘着テープ(図示せず)が用いられ
て一つのものに束ねられ、ワイヤハーネス50は組電線
もしくは組配線として構成されたものである。
【0037】図1〜図7に示される各スライドドア60
1,2 ,60R1-3 が、図1および図2に示される自動
車1の車体10に取付けられ、自動車1の車体10に対
し、図1〜図7に示される各スライドドア60L1,2
60R1-3 が繰返して開閉される際に、車体10と、ス
ライドドア60L1,2 ,60R1-3 との間に、ワイヤハ
ーネス50の余長部分が挟み込まれるなどされて、ワイ
ヤハーネス50に噛み込みが発生されることを防止する
ために、ワイヤハーネス50を保護するプロテクタ(図
示せず)や、ワイヤハーネス50の余長部分を吸収する
余長吸収装置(図示せず)が、各スライドドア60L
1,2 ,60R1-3 の内部に設けられている。
【0038】ワイヤハーネス50に備えられたコネクタ
52は、相手側コネクタ53と接続され、図3および図
4(a)の如く、相手側コネクタ53から各電線55,
56,57,57a,58,59が各種補機まで延設さ
れて、各種補機は、車体側の各種電気関連装置と通電可
能に接続されている。
【0039】このようにすることで、ワイヤハーネス5
0を介して、車体10側からスライドドア60L1,2
60R1-3 に装着された各種の補機70L1,2 ,70R
1-3,80L1 ,80R1,2 ,90,100,101,
110,111,120,121にかけて、確実に電力
が供給されることとなる。
【0040】また、ワイヤハーネス50を介して、スラ
イドドア60L1,2 ,60R1-3 に装着される各種補機
70L1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2 ,9
0,100,101,110,111,120,121
に対して常時給電が行われることとなり、これにより、
各種機能を備える各補機70L1,2 ,70R1-3 ,80
1 ,80R1,2 ,90,100,101,110,1
11,120,121が、スライドドア60L1,2 ,6
0R1-3 に装着可能とされることとなる。この結果、各
種付加機能が備えられたスライドドアの給電装置のもの
が提供可能となる。
【0041】各種補機について説明すると、補機とし
て、例えば、図1〜図7に示される発光装置70
1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2 、カーテシ
装置90(図1〜図7)、ノブを備えるインサイドハン
ドル・ユニット100(図4),101(図3)、同じ
くノブを備えるアウトサイドハンドル・ユニット110
(図4)、キーレス・エントリーシステムが機能される
ためにレシーバユニットやノブが備えられたアウトサイ
ドハンドル・ユニット111(図3)、電動ドアロック
装置を構成するドアロック・コントロールユニット12
0(図4),121(図3)、パワーウィンド装置を構
成するパワーウィンドモータ(図示せず)、モータ作動
用のスイッチユニット(図示せず)、ウィンド挟み防止
センサなどを含む安全装置(図示せず)、警報ランプ
(図示せず)、大きな音を発する警報機(図示せず)な
どが挙げられる。
【0042】図1および図2に示された第一の実施形態
の如く、スライドドア60L1 ,60R1 に装着される
補機70L1 ,70R1 ,80L1 ,80R1 として、
スライドドア60L1 ,60R1 が開状態とされた際
に、スライドドア60L1 ,60R1 の周辺近傍を明る
く照らす発光装置70L1 ,70R1 ,80L1 ,80
1 が用いられている。
【0043】また、図1および図2に示される第一の実
施形態のスライドドア60R1 に代えて、図3に示され
る第二の実施形態のスライドドア60R2 が自動車に用
いられた場合、スライドドア60R2 に装着される補機
70R2 ,80R2 として、スライドドア60R2 が開
状態とされた際に、スライドドア60R2 の周辺近傍を
明るく照らす発光装置70R2 ,80R2 が用いられて
いる。
【0044】また、図1および図2に示される第一の実
施形態のスライドドア60R1 に代えて、図4および図
5に示される第三の実施形態のスライドドア60R3
自動車に用いられた場合、スライドドア60R3 に装着
される補機70R3 として、スライドドア60R3 が開
状態とされた際に、スライドドア60R3 の周辺近傍を
明るく照らす発光装置70R3 が用いられている。
【0045】また、図2に示される第一の実施形態のス
ライドドア60L1 に代えて、図6および図7に示され
る第四の実施形態のスライドドア60L2 が自動車に用
いられた場合、スライドドア60L2 に装着される補機
70L2 として、スライドドア60L2 が開状態とされ
た際に、スライドドア60L2 の周辺近傍を明るく照ら
す発光装置70L2 が用いられている。
【0046】このような発光装置70L1,2 ,70R
1-3 ,80L1 ,80R1,2 が、スライドドア60L
1,2 ,60R1-3 に装着されてあれば、自動車1の周囲
が薄暗がり又は暗闇のときに発光装置70L1,2 ,70
1-3 ,80L1 ,80R1,2 が点灯されると、発光装
置70L1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2 から
発せられる直接光もしくは間接光により、スライドドア
60L1,2 ,60R1-3 の周辺近傍は明るく照らされる
こととなる。
【0047】従って、歩行者や後方車もしくは側方車の
運転手などが車体10の後方から自動車1を眺めた際
に、歩行者や後方車もしくは側方車の運転手などは、自
動車1の車体10に対してスライドドア60L1,2 ,6
0R1-3 が開状態とされているということが容易で迅速
に確認できることとなる。また、自動車1の乗員が自動
車1の車体10に対して乗り降りを行う際に、自動車1
の乗員はスライドドア60L1,2 ,60R1-3 周辺の状
況を確認しつつ乗り降りすることができる。
【0048】さらに、スライドドア60L1,2 ,60R
1-3 に発光装置70L1,2 ,70R 1-3 ,80L1 ,8
0R1,2 が装着されてあるから、自動車1の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときであってもスライドドア60
1,2 ,60R1-3 の発光装置70L1,2 ,70
1-3 ,80L1 ,80R1,2 が点灯されることで、発
光装置70L1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2
から発せられる直接光もしくは間接光により、スライド
ドア60L1,2 ,60R1-3 の周辺近傍は明るく照らさ
れることとなる。従って、自動車1のスライドドア60
1,2 ,60R1-3 の周辺近傍部における点検・作業は
行われ易いものとなる。
【0049】発光装置として、例えば、淡黄色をしたフ
ォグ・ランプと略同じ光度特性を備えるランプや、バッ
ク・ランプと略同じ色調とされるランプや、赤色または
黄色もしくは橙色をしたランプいわゆるワーニングラン
プなどが適用されてもよいが、発光装置70L1,2 ,7
0R1-3 ,80L1 ,80R1,2 が点灯された際の意志
・意図もしくは合図が、歩行者や、後方車もしくは側方
車の運転手などに対して即座にしかも正確に伝達される
ために、発光装置70L1,2 ,70R1-3 ,80L1
80R1,2 から発せられる光の色調は、半透明をした略
白色のバック・ランプや、赤色をしたストップ・アンド
・テールランプや、橙色をしたリヤ・ウィンカとは異な
る色調をし、これらのランプ類と差別化された色調とさ
れるものが適用されることが好ましい。
【0050】図1および図2の如く、自動車1の車体1
0に対して第一の実施形態のスライドドア60L1 ,6
0R1 が開状態とされた際に、スライドドア60L1
60R1 の下側に装着された発光装置70L1 ,70R
1 の光源部71とされるランプ71は、スライドドア6
0L1 ,60R1 の下方に向けて直接照射可能とされて
いる。
【0051】また、図1および図2に示される第一の実
施形態のスライドドア60R1 に代えて、図3に示され
る第二の実施形態のスライドドア60R2 が自動車に用
いられた場合、自動車の車体に対して図3に示されるス
ライドドア60R2 が開状態とされた際に、スライドド
ア60R2 の下側に装着された発光装置70R2 の光源
部71とされるランプ71は、同じくスライドドア60
2 の下方に向けて直接照射可能とされている。また、
発光装置70R2 のランプ71を他のものから保護する
と共に、ランプ71から発せられる光を和らげる無色透
明もしくは半透明または乳白色をした合成樹脂製のカバ
ー71aが、下側の発光装置70R2 に備えられてい
る。
【0052】また、図1および図2に示される第一の実
施形態のスライドドア60R1 に代えて、図4および図
5に示される第三の実施形態のスライドドア60R3
自動車1に用いられた場合、図4の如く、自動車1の車
体10に対してスライドドア60R3 が開状態とされた
際に、スライドドア60R3 の下側に装着された発光装
置70R3 の光源部71とされるランプ71は、同じく
スライドドア60R3の下方に向けて直接照射可能とさ
れている。また、発光装置70R3 のランプ71を他の
ものから保護すると共に、ランプ71から発せられる光
を和らげる無色透明もしくは半透明または乳白色をした
合成樹脂製のカバー73aが、発光装置70R3 に備え
られている。
【0053】スライドドア60L1 ,60R1-3 の下側
に装着された発光装置70L1 ,70R1-3 は、スライ
ドドア60L1 ,60R1-3 の下方に向けた直接照明と
しての機能を果すものとされている。
【0054】自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇のとき
に、自動車1の車体10に対してスライドドア60
1 ,60R1-3 を開状態とさせれば、下側の発光装置
70L1,70R1-3 のランプ71が点灯されて、スラ
イドドア60L1 ,60R1-3 の下方に向けた直接照明
が点灯されることとなるから、歩行者や後方車もしくは
側方車の運転手などが車体10の側方から自動車1を眺
めた際に、歩行者や後方車もしくは側方車の運転手など
は、自動車1の車体10に対してスライドドア60
1 ,60R1-3 が開状態とされていることが容易で迅
速に確認できることとなる。
【0055】図1〜図7の如く、前記発光装置70L
1,2 ,70R1-3 は、スライドドア60L1,2 ,60R
1-3 を構成するアウターパネルの内側であって、且つス
ライドドア60L1,2 ,60R1-3 の下部に装着されて
いる。
【0056】このような位置に発光装置70L1,2 ,7
0R1-3 が装着されてあれば、自動車1の周囲が薄暗が
り又は暗闇のときに発光装置70L1,2 ,70R1-3
点灯されることで、自動車1の乗員が自動車1の車体1
0に対して乗り降りを行う際に、自動車1の乗員は、足
元や路面の状態を容易に確認することができる。
【0057】また、スライドドア60L1,2 ,60R
1-3 の下部に発光装置70L1,2 ,70R1-3 が装着さ
れてあるから、自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇のと
きであっても、下側の発光装置70L1,2 ,70R1-3
や、後側の発光装置80L1 ,80R1,2 が点灯される
ことで、例えばスライドドア60L1,2 ,60R1-3
車体10の外側に向けて張出させて移動させただけの半
ドア状態とさせておけば、自動車1の後輪におけるタイ
ヤ7R(図1,図6)の交換作業や、後輪のタイヤ7R
に対するチェーンの着脱作業は行われ易いものとされ、
自動車1の下半部におけるメンテナンスなどのための作
業は行われ易いものとなる。
【0058】図4および図5の如く、発光装置70R3
のランプ71から発せられる光を車体10の下側に向け
て反射させる金属製の反射板72aが、スライドドア6
0R 3 の発光装置70R3 に備えられている。この反射
板72aの雌ねじ孔にランプ71の雄ねじ部が螺合され
て、ランプ71が反射板72aに取付けられ、これと共
に、ランプ71と、金属製反射板72aとが通電可能に
接続されて、ランプ71は点灯可能なものとされてい
る。
【0059】このような金属製の反射板72aがスライ
ドドア60R3 の発光装置70R3に備えられてあれ
ば、金属製の反射板72aによって反射された光によ
り、車体10の下側はより明るく照らされることとな
る。従って、自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇のとき
に発光装置70R3 が点灯されることで、自動車1の乗
員が自動車1の車体10に対して乗り降りを行う際に、
自動車1の乗員は、足元や路面の状態をより確実に確認
することができることとなる。また、スライドドア60
3 の発光装置70R3 が点灯されることで、自動車1
の下半分の部分におけるメンテナンスなどのための作業
は行われ易いものとされる。さらに、金属製の反射板7
2aは、ランプ71に電力を供給する導通部を兼ねたも
のとされているから、部品点数の削減化が図られ、価格
が低減化されたスライドドアの給電装置が提供されるこ
ととなる。
【0060】自動車1のメンテナンスなどの作業が行わ
れ易くされるために、例えば自動車1の金属製車体10
に対し取付け・取外しが可能とされる磁石(図示せず)
などの着脱用取付部材が発光装置70R3 に備えられ、
自動車1のスライドドア60R3 に対して発光装置70
3 は着脱自在のものとされている。
【0061】また、発光装置70R3 に一対の掛止め部
77が設けられ、前記一対の掛止め部77に対応して、
自動車1のスライドドア60R3 に一対の掛り合い部6
7が設けられている。発光装置70R3 に設けられた一
対の掛止め部77と、スライドドア60R3 に設けられ
た一対の掛り合い部67とが合せられることで、自動車
1のスライドドア60R3 に対して発光装置70R3
着脱自在に取付けられる。
【0062】また、自動車1の車体10に対し発光装置
70R3 の取付位置の自由度が確保されるために、発光
装置70R3 に接続されるケーブル57aに、適度に延
長可能な余長部57bが設けられている。このような発
光装置70R3 が自動車1のスライドドア60R3 から
取外されて、点検作業などが行われ易い任意の部分に発
光装置70R3 を位置させれば、自動車1の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときであっても、自動車1のメンテナン
スなどのための作業は、より行われ易いものとなる。
【0063】また、例えばケーブル57aに雄雌コネク
タ(図示せず)が設けられてケーブル57aは分離もし
くは結合が自在なものとされ、標準化された乾電池など
として複数の単一型乾電池(図示せず)が発光装置70
3 の電池収容室内に装着可能とされ、複数の乾電池か
ら供給される電力が用いられることによっても発光装置
70R3 が点灯されるものであるから、発光装置70R
3 に接続されるケーブル57aの余長などに制限される
ことがなくなり、自動車1のメンテナンスなどのための
作業は、さらに行われ易いものとなる。
【0064】図1および図2の如く、自動車1の車体1
0に対して第一の実施形態のスライドドア60L1 ,6
0R1 が開状態とされた際に、スライドドア60L1
60R1 の後側に装着された発光装置80L1 ,80R
1 の光源部81とされるランプ81は、スライドドア6
0L1 ,60R1 の後方に向けて直接照射可能とされて
いる。
【0065】また、図1および図2に示される第一の実
施形態のスライドドア60R1 に代えて、図3に示され
る第二の実施形態のスライドドア60R2 が自動車に用
いられた場合、自動車の車体に対して図3に示されるス
ライドドア60R2 が開状態とされた際に、スライドド
ア60R2 の後側に装着された発光装置80R2 の光源
部81とされるランプ81は、同じくスライドドア60
2 の後方に向けて直接照射可能とされている。
【0066】即ち、スライドドア60L1 ,60R1,2
の後側に装着された発光装置70L 1 ,70R1,2 は、
スライドドア60L1 ,60R1,2 の後方に向けた直接
照明としての機能を果すものとされている。
【0067】図3の如く、スライドドア60R2 の後側
に備えられた発光装置80R2 のランプ81を他のもの
から保護するために、合成樹脂製のカバー81aが後側
の発光装置80R2 に備えられている。また、ランプ8
1が点灯された状態において、歩行者や後方車もしくは
側方車の運転手などが車体10の後方から自動車1を眺
めたときに、ランプ81から発せられる光によって眩し
くされないようにするために、ランプ81から発せられ
る光を和らげるための細かい多数のレンズカット部(図
示せず)が、無色透明もしくは半透明または乳白色をし
た合成樹脂製カバー81aの表面に設けられている。
【0068】自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇のとき
に、自動車1の車体10に対してスライドドア60
1 ,60R1,2 を開状態とさせれば、後側の発光装置
80L1,80R1,2 のランプ81が点灯されて、スラ
イドドア60L1 ,60R1,2 の後方に向けた直接照明
が点灯されることとなるから、歩行者や後方車もしくは
側方車の運転手などが車体10の後方から自動車1を眺
めた際に、歩行者や後方車もしくは側方車の運転手など
は、自動車1の車体10に対してスライドドア60
1 ,60R1,2 が開状態とされているということが容
易で迅速に確認できることとなる。
【0069】また、視界不良時に自動車1の車体10に
対してスライドドア60L1 ,60R1,2 が開状態とさ
れてあれば、発光装置80L1 ,80R1,2 のランプ8
1から発せられる光は、スライドドア60L1 ,60R
1,2 の後方に向けて直接照射されることとなるから、自
動車1の後方に向けた視界は確保され易いものとなる。
これにより、図1および図2に示される状態の自動車1
を低速で後退させて、自動車1を後方へ安全に移動させ
ることが可能となる。
【0070】さらに、図1〜図3の如く、自動車1の車
体10に対してスライドドア60L 1 ,60R1,2 が開
状態とされた際に、スライドドア60L1 ,60R1,2
の下側に装着された第一の発光装置70L1 ,70R
1,2 のランプ71は、スライドドア60L1 ,60R
1,2 の下方に向けて直接照射可能とされ、且つ、スライ
ドドア60L1 ,60R1,2 の後側に装着された第二の
発光装置80L1 ,80R 1,2 のランプ81は、スライ
ドドア60L1 ,60R1,2 の後方に向けて直接照射可
能とされてあれば、視界不良時に自動車1の車体10に
対してスライドドア60L1 ,60R1,2 を全開状態と
させることで、第一および第二の発光装置70L1 ,7
0R1,2 ,80L1 ,80R1,2 のランプ71,81か
ら発せられる光は、スライドドア60L1 ,60R1,2
の後方と、スライドドア60L1 ,60R1,2 の下方と
の両方に向けて直接照射されることとなる。
【0071】従って、自動車1の後方および側方に向け
た視界は、より確保され易いものとなる。これにより、
図1および図2に示される状態の自動車1を低速で後退
させて、自動車1を後方もしくは後側方へより安全に移
動させることが可能となる。
【0072】図1,図2,図4,図6の如く、車体10
に対してスライドドア60L1,2 ,60R1-3 が開状態
とされるときに、スライドドア60L1,2 ,60R1-3
の発光装置70L1,2 ,70R1-3 から発せられる光を
反射させる反射部材20,30M,30Pが車体10の
側面11に設けられている。
【0073】このような反射部材20,30M,30P
が自動車1の車体10の側面11に設けられてあれば、
自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇のときであっても、
スライドドア60L1,2 ,60R1-3 に装着された発光
装置70L1,2 ,70R1-3が点灯されることで反射部
材20,30M,30Pにより光が反射され、これによ
りスライドドア60L1,2 ,60R1-3 の周辺近傍はよ
り明るく照らし出されることとなる。
【0074】従って、自動車1の周囲が薄暗がり又は暗
闇のときに、自動車1の乗員が自動車1の車体10に対
して乗り降りを行う際に、自動車1の乗員はスライドド
ア60L1,2 ,60R1-3 周辺の状況をより確実に把握
しながら乗り降りすることができる。また、自動車1の
スライドドア60L1,2 ,60R1-3 の周辺近傍部にお
ける点検・作業は行われ易いものとされる。
【0075】図6の如く、発光装置70L2 のランプ7
1から発せられる光を車体10に向けて反射させる金属
製の反射板72bが、スライドドア60L2 の発光装置
70L2 に備えられている。
【0076】このような金属製の反射板72bがスライ
ドドア60L2 の発光装置70L2に備えられてあれ
ば、金属製の反射板72bによって反射された光によ
り、車体10はより明るく照らされることとなる。従っ
て、自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに発光装
置70L2 が点灯されることで、自動車1の乗員が自動
車1の車体10に対して乗り降りを行う際に、自動車1
の乗員は、足元や路面の状態をより確実に確認すること
ができることとなる。また、スライドドア60L2の発
光装置70L2 が点灯されることで、自動車1の下半分
の部分におけるメンテナンスなどのための作業は行われ
易いものとされる。
【0077】発光装置70L2 のランプ71を他のもの
から保護すると共に、ランプ71から発せられる光を和
らげる無色透明もしくは半透明または乳白色をした合成
樹脂製のカバー73bが、発光装置70L2 に備えられ
ている。
【0078】図6の如く、車体10の側面11に設けら
れる反射部材20として、第四の実施形態におけるスラ
イドドア60L2 の発光装置70L2 (図6,図7)か
ら発せられる光を、例えば自動車の車体10の下側、も
しくは自動車の車体10の後側、もしくは自動車の車体
10の前側といった所望の方向へ反射させる反射板20
が用いられている。前記反射板20は、自動車の車体1
0の側面11に取付けられている。
【0079】このような反射板20が自動車の車体10
の側面11に取付けられてあれば、自動車1の周囲が薄
暗がり又は暗闇のときであっても、スライドドア60L
2 の発光装置70L2 が点灯されることで、発光装置7
0L2 から発せられる光は反射板20により反射される
こととなる。即ち、反射板20は間接照明として用いら
れる。これにより、スライドドア60L2 の周辺近傍は
より明るく照らし出されることとなる。
【0080】前記反射板20は、車体10を構成するア
ウターパネルの側面11の外側であって、且つ車体10
の側面11の下部に装着されている。このような位置に
反射板20が装着されてあれば、自動車1の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときにスライドドア60L2 の発光装置
70L2 が点灯されることで、自動車1の乗員が自動車
1の車体10に対して乗り降りを行う際に、自動車1の
乗員は、足元や路面の状態を容易に確認することができ
る。また、車体10の側面11の下部に反射板20が装
着されてあるから、自動車1の周囲が薄暗がり又は暗闇
のときにスライドドア60L2 の発光装置70L2 が点
灯されることで、自動車1の下半部におけるメンテナン
スなどのための作業は行われ易いものとされる。
【0081】図6の如く、スライドドア60L2 の発光
装置70L2 から発せられる光を、車体10の下側と、
車体10の後側と、車体10の前側とに向けて反射させ
る複数の傾斜面21,22,23が前記反射板20に設
けられている。このような傾斜面21,22,23が反
射板20に設けられてあれば、例えば、自動車1の車体
10の側方からの認識や、車体10の後方からの認識
や、車体10の前方からの認識が向上されるといったメ
リットがある。反射部材として、図6に示された前記反
射板20の他に他の形状をした反射体が用いられてもよ
く、乱反射されるあらゆる反射部材が適用可能とされ
る。
【0082】図1,図2,図4,図6の如く、車体10
の側面11に設けられた反射部材30M,30Pとし
て、光を乱反射させる塗装材30M,30Pが用いられ
ている。詳しく説明すると、図8および図9の如く、自
動車の車体を構成するアウターパネルとしての鋼板13
上に、光を乱反射させる塗装材30M,30Pが被覆さ
れている。
【0083】塗装材30M,30Pは、塗膜が鋼板13
と確実に固着されるための下塗り層31と、下塗り層3
1に対して紫外線から保護する役割を果すと共に下塗り
層31に至る深い引掻き傷が付けられることを防ぐ中塗
り層32と、各種の色彩が設定可能なカラーベース層3
3M,33Pと、カラーベース層33M,33Pを保護
すると共に美観を向上させるためのアンダークリア層3
4と、前記各層を保護すると共により美観を向上させる
ためのトップクリア層35とを備えるものとされてい
る。前記被膜は、「5層塗装5層焼付け」いわゆる「5
コート5ベーク」の塗装方法が行われて形成されたもの
である。
【0084】塗装工程を簡素化させて塗装コストを低減
化させ、これにより、安価なスライドドアの給電装置を
備える自動車が提供可能とされるために、例えば、前記
中塗り層32と、前記アンダークリア層34とが省略さ
れて、塗装材からなる被膜は、下塗り層31と、カラー
ベース層33M,33Pと、クリア層35とから構成さ
れ、「3層塗装3層焼付け」いわゆる「3コート3ベー
ク」の塗装方法が行われて形成されたものとされてあっ
てもよい。
【0085】また、価格と、美観もしくは被膜の耐久性
とを両立させるために、例えば、前記中塗り層32また
は前記アンダークリア層34のうちの何れか一方の層が
省略された「4層塗装4層焼付け」いわゆる「4コート
4ベーク」の塗装方法が行われて、塗装材からなる被膜
が形成されてもよい。上記塗装材からなる被膜は、大量
生産性に優れ、且つ、均一な被膜の厚さが形成可能な静
電塗装方法が適用されて形成されたものである。
【0086】図8の如く、塗装材30Mのカラーベース
層33Mに、粒子化された着色顔料33M1 と、アルミ
ニウム粒子33M2 とが含まれており、これにより、塗
装材30Mはメタリックカラーの色調をした塗装材30
Mとされている。メタリックカラーのものは、アルミニ
ウムの粒子が混ぜられているから、キラキラとした輝き
が放たれる塗装となり、これにより光がよく反射される
こととなる。
【0087】アルミニウムの粒子はザラつきがあること
から、メタリックカラーの塗装の表面にクリア層が設け
られてメタリックカラーの表面は滑らかな状態とされて
いる。メタリックカラーの塗料は、樹脂が溶剤に溶かさ
れて着色顔料が加えられた普通の塗料いわゆるソリッド
カラーのものに、アルミニウム粒子といったアルミ顔料
が加えられて製造されるものである。
【0088】また、図9の如く、塗装材30Pのカラー
ベース層33Pに、粒子化された着色顔料33P1 と、
無色のマイカ粒子33P2 とが含まれており、これによ
り、塗装材30Pはパールカラーの色調をした塗装材3
0Pとされている。パールカラーのものは、マイカすな
わち雲母が混ぜられたものとされていることから、マイ
カカラーとも呼ばれるものとされている。
【0089】パールカラーもしくはマイカカラーのもの
は、メタリックカラーのものよりも乱反射が多いものと
されている。また、パールカラーもしくはマイカカラー
のものは、輝きが落着いたものとされ、光の屈折によっ
て微妙な色調とされるものである。メタリックカラーの
ものと同じく、パールカラーもしくはマイカカラーのも
のは、塗装の表面にクリア層が設けられて、このものの
表面は滑らかな状態とされている。
【0090】このような塗装材30M,30Pが、車体
10の側面11を含む自動車の一部または全体に被覆さ
れてあれば、スライドドア60L1,2 ,60R1-3 の発
光装置70L1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2
から発せられた光は、塗装材30M,30Pにより良好
に反射されることとなる。即ち、塗装材30M,30P
は間接照明として用いられる。
【0091】従って、自動車1の周囲が薄暗がり又は暗
闇のときであっても、自動車1のスライドドア60L
1,2 ,60R1-3 の発光装置70L1,2 ,70R1-3
80L 1 ,80R1,2 が点灯されることで、スライドド
ア60L1,2 ,60R1-3 の周辺近傍はより明るく照ら
し出されることとなり、スライドドア60L1,2 ,60
1-3 の周辺近傍部は認識され易いものとされる。
【0092】前記光を乱反射させる塗装の塗布状態は、
例えば車体の側面下部のみとして、いわゆるツートンカ
ラーに塗装されたものであってもよい。また、光を乱反
射させる塗装材として、上記メタリックカラー、パール
カラーもしくはマイカカラーをした色調のもの以外に、
他の色調のものが適用されてもよい。
【0093】図1,図2,図4,図6の如く、自動車1
の車体10に対してスライドドア60L1,2 ,60R
1-3 が開状態とされた際に、図1〜図7の如く、スライ
ドドア60L1,2 ,60R1-3 に装着された発光装置7
0L1,2 ,70R1-3 ,80L 1 ,80R1,2 が点灯さ
れる。
【0094】このようにすれば、自動車1の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときに、スライドドア60L1,2 ,60
1-3 を開状態とさせるだけでスライドドア60
1,2 ,60R1-3 の周辺近傍は明るく照らされること
となる。従って、視認性や安全性に優れるスライドドア
の給電装置のものが提供されることとなる。
【0095】図1および図2の如く、スライドドア60
1 ,60R1 に対応した車体10の開口部16L,1
6Rの下側に、カーテシ装置90を構成するカーテシス
イッチ92が装着されている。具体的に説明すると、自
動車1の車体10を構成する中央の支柱いわゆるBピラ
ーにカーテシスイッチ92が取付けられている。
【0096】図1〜図7の如く、スライドドア60L
1,2 ,60R1-3 に装着された発光装置70L1,2 ,7
0R1-3 ,80L1 ,80R1,2 は、スライドドア60
1,2,60R1-3 に装着されたカーテシランプ91
や、車体10に装着されたカーテシスイッチ92(図
1,図2)などを備えるカーテシ装置90と併用されて
共に発光されるものとされている。
【0097】カーテシランプを含むカーテシ装置は、ド
アが開けられると共にカーテシスイッチが作動され、こ
れにより自動的にカーテシランプが点灯されて、夜間に
足元などが見易くされるため足元を照明するランプを含
むものとされている。また、カーテシランプは、後続車
にドアが開けられていることを知らせる警告灯としての
役割も果すものとされている。さらに、カーテシランプ
は、自動車の車体に対してドアが確実に閉められずに半
ドアの状態とされた際に、ドアが確実に閉められておら
ずドアが開けられていることを知らせる役目も担うもの
とされている。
【0098】前記カーテシ装置90と併用されて、図1
〜図7の如く、スライドドア60L 1,2 ,60R1-3
装着された発光装置70L1,2 ,70R1-3 ,80
1 ,80R1,2 が発光されるシステムとされてあるか
ら、スライドドア60L1,2 ,60R1-3 の半ドア状態
は容易に確認できることとなる。
【0099】また、例えば、万が一、カーテシランプ9
1が球切れするなどしてカーテシ装置90に動作不良が
発生された場合であっても、カーテシランプ91に代わ
ってスライドドア60L1,2 ,60R1-3 に装着された
発光装置70L1,2 ,70R 1-3 ,80L1 ,80R
1,2 が、スライドドア60L1,2 ,60R1-3 の周辺近
傍を照らし出すこととなるから、安全性、認識性に優れ
たスライドドアの給電装置のものが提供されることとな
る。
【0100】スライドドア60L1,2 ,60R1-3 の周
辺近傍が確実に明るく照らされるために、発光装置70
1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2 に備えられ
たランプ71,81ワット数は、カーテシ装置90に備
えられたカーテシランプ91のワット数よりも高いワッ
ト数のものとされて、発光装置70L1,2 ,70
1- 3 ,80L1 ,80R1,2 に備えられたランプ7
1,81の光度もしくは照度は、カーテシ装置90に備
えられたカーテシランプ91の光度もしくは照度より
も、明るい光度もしくは照度のものとされている。
【0101】図1および図2に示される第一の実施形態
のスライドドア60R1 に代えて、図3に示される第二
の実施形態のスライドドア60R2 が自動車に用いられ
た場合、自動車のスライドドア60R2 に装着された発
光装置70R2 ,80R2 は、自動車に装備されたキー
レス・エントリーシステムと連動されて、キーレス・エ
ントリーシステムがドアアンロックの状態すなわちスラ
イドドア60R2 が開状態とされる際に、発光装置70
2 ,80R2 のランプ71,81から光が発せられ
る。
【0102】キーレス・エントリーシステムについて説
明すると、エントリーは「入ること」を意味し、キーが
自動車に設けられたキーシリンダに差込まれて用いられ
ることなく、ドアやトランクルームがロックされたりロ
ックが解除されたりするシステムをいう。キーレス・エ
ントリーシステムとして、電波や赤外線が利用された電
波式、赤外線式などのワイヤレス方式や、ドアにキーボ
ードが設けられて暗証番号が入力されるといった方式な
どのものが挙げられる。キーレス・エントリーシステム
は、リモコン・ドアロックと呼ばれたり、ワイヤレス・
リモコン・ドアロックなどと呼ばれたりもされる。
【0103】図3の如く、キーレス・エントリーシステ
ムは、無線の送信機を兼ねたキー130と、スライドド
ア60R2 に装着され且つキー130から発信された発
信信号を受取る受信部111と、受信部111からワイ
ヤレス用ドアロック・コントロールユニット121にか
けて受信信号を送る信号線54と、スライドドア60R
2 をドアロックの状態またはドアアンロックの状態に制
御するドアロック・コントロールユニット121と、こ
のドアロック・コントロールユニット121が駆動され
るためにドアロック・コントロールユニット121に電
力を供給する電源線55とを備えた装置により作動され
る。このような装置は、前記発光装置70L1,2 ,70
1-3 ,80L1 ,80R1,2 と異なる他の補機11
1,121とされる。また、受信部111は、ドアノブ
を兼ねたレシーバユニットとされている。図3に示され
るスライドドアの給電装置は、多重通信に対応したもの
とされている。
【0104】スライドドアの給電装置にキーレス・エン
トリーシステムが適用されてあれば、例えば暗闇のとき
に駐車された自動車を捜す際に、キーレス・エントリー
システムが用いられて、スライドドア60R2 がドアロ
ックの状態からドアアンロックの状態にされると、発光
装置70R2 ,80R2 のランプ71,81より発せら
れた照射光が、スライドドア60R2 と、車体との隙間
から漏れることとなる。これにより、自動車が暗闇の中
に駐車された状態とされてあっても、スライドドア60
2 と、車体との隙間から照射光が漏れることで、60
2 の位置は容易に認識されることとなる。
【0105】また、ワイヤハーネス50および電源線5
5を介してドアロック・コントロールユニット121な
どに常時給電が行われることで、キーレス・エントリー
システムが確実に作動可能とされる。また、図3および
図4の如く、電動ドア・ロック装置に備えられる各渡り
部の電線が、信号線54と、電源線55とを備えるもの
として構成されることで、図3の如く、キーレス・エン
トリーシステムなどといったスライドドア60L1,2
60R1-3 のオプションとして取扱われる装備品が電動
ドア・ロック装置に追加されることがあっても、新たに
渡り電線を増加させる必要性はなく、また、スライドド
ア60L1,2 ,60R1-3 の組立工程において、新たに
渡り電線が装備されるといった別工程も不必要なものと
される。
【0106】このようにすることで、渡り電線の細線化
が図られ、電線周辺の見栄えなどが向上される。また、
電線の細線化により、各種補機70L1,2 ,70
1-3 ,80L1 ,80R1,2 が装着されて多機能化さ
れたスライドドア60L1,2 ,60R1-3 のドア荷重低
減のニーズに応えられるものと期待される。
【0107】図3の如く、スライドドア60R2 の後側
に小さい手動ノブ69が上下切換可動なスイッチとして
設けられている。この手動ノブ69は、チャイルド・プ
ルーフ機構もしくはチャイルド・セーフティ機構として
機能されるものである。チャイルド・プルーフ機能もし
くはチャイルド・セーフティ機能とは、例えば自動車が
運転されている最中に、後部座席の子供やお年寄りの方
などが、スライドドア60R2 に装着されたインサイド
ハンドル・ユニット101のノブを不用意に操作するこ
とがあっても、スライドドア60R2 の開錠は行われず
に、子供やお年寄りの方などの安全が確保されるといっ
た機能を意味するものとされている。
【0108】スライドドア60R2 に備えられたチャイ
ルド・プルーフ機構もしくはチャイルド・セーフティ機
構は、手動ノブ69が操作されることで、ドア・ロック
装置に備えられたリンク機構(図示せず)が切離される
メカニカル式のものとされているが、このようなメカニ
カル式のものに代えて、運転席のドア・スイッチ(図示
せず)が操作されることで、自動車の各ドアのノブが操
作不能にされる電気式のチャイルド・プルーフ装置もし
くはチャイルド・セーフティ装置が自動車に備えられて
あれば、より操作性が向上された電動ドア・ロック装置
となる。従って、取扱い易く操作性に優れたスライドド
アの給電装置を備えるものが提供されることとなる。
【0109】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、自動車の車体と、車体の側面に沿って開閉可能なス
ライドドアと、車体からスライドドアに配策されるワイ
ヤハーネスとを備え、ワイヤハーネスを介して送られる
電力により作動可能な補機がスライドドアに装着され、
補機としてスライドドアの周辺を明るく照らす発光装置
が用いられたものとされてあるから、ワイヤハーネスを
介して、車体側からスライドドアに装着された補機にか
けて確実に電力が供給されることとなる。また、スライ
ドドアに装着される補機に対し常時給電が行われること
となり、これにより、各種機能を備える補機がスライド
ドアに装着可能とされ、この結果、各種付加機能が備え
られたスライドドアの給電装置のものが提供可能とな
る。また、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに発
光装置が点灯されると、発光装置から発せられる直接光
もしくは間接光により、スライドドアの周辺は明るく照
らされることとなる。従って、歩行者や後方車もしくは
側方車の運転手などが車体の後方から自動車を眺めた際
に、歩行者や後方車もしくは側方車の運転手などは、自
動車の車体に対してスライドドアが開状態とされている
ということが容易に確認できることとなる。また、自動
車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを行う際に、
自動車の乗員はスライドドア周辺の状況を確認しつつ乗
り降りすることができる。さらに、スライドドアに発光
装置が装着されてあるから、自動車の周囲が薄暗がり又
は暗闇のときであってもスライドドアの発光装置が点灯
されることで、発光装置から発せられる直接光もしくは
間接光によりスライドドアの周辺は明るく照らされ、自
動車のスライドドアの周辺部における点検は行われ易い
ものとなる。
【0110】請求項2記載の発明によれば、自動車の車
体に対してスライドドアが開状態とされた際に、スライ
ドドアに装着された発光装置の光源部は、スライドドア
の下方に向けて直接照射可能とされてあるから、自動車
の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに発光装置の光源部が
点灯されることで、車体の側方から自動車を眺めた際
に、車体に対してスライドドアが開状態とされているこ
とが容易に確認されることとなる。
【0111】請求項3記載の発明によれば、スライドド
アの下部に発光装置が装着されてあるから、自動車の周
囲が薄暗がり又は暗闇のときに発光装置が点灯されるこ
とで、自動車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを
行う際に、自動車の乗員は、足元や路面の状態を容易に
確認することができる。また、スライドドアの下部に発
光装置が装着されてあるから、自動車の周囲が薄暗がり
又は暗闇のときであっても発光装置が点灯されること
で、例えば自動車の後輪におけるタイヤの交換作業や、
後輪のタイヤに対するチェーンの着脱作業は行われ易い
ものとされ、自動車の下半部におけるメンテナンスなど
のための作業は行われ易いものとなる。
【0112】請求項4記載の発明によれば、発光装置の
光源部から発せられる光を車体の下側に向けて反射させ
る反射板がスライドドアの発光装置に備えられてあるか
ら、反射板によって反射された光により、車体の下側は
より明るく照らされることとなる。従って、自動車の周
囲が薄暗がり又は暗闇のときに発光装置が点灯されるこ
とで、自動車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを
行う際に、自動車の乗員は、足元や路面の状態をより確
実に確認することができることとなる。また、スライド
ドアの発光装置が点灯されることで、自動車の下半分の
部分におけるメンテナンスなどのための作業は行われ易
いものとされる。
【0113】請求項5記載の発明によれば、自動車の車
体に対してスライドドアが開状態とされた際に、スライ
ドドアに装着された発光装置の光源部は、スライドドア
の後方に向けて直接照射可能とされてあるから、自動車
の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに発光装置の光源部が
点灯されることで、車体の後方から自動車を眺めた際
に、車体に対してスライドドアが開状態とされているこ
とが容易に確認されることとなる。また、視界不良時に
自動車の車体に対してスライドドアが開状態とされてあ
れば、発光装置の光源部から発せられる光はスライドド
アの後方に向けて直接照射されることとなるから、自動
車の後方に向けた視界が確保され易くなり、後方へ自動
車を安全に移動させることが可能となる。さらに、請求
項5記載の発明と、前記請求項2記載の発明とが併用さ
れてあれば、視界不良時に自動車の車体に対してスライ
ドドアを全開状態とさせることで、発光装置の光源部か
ら発せられる光は、スライドドアの後方および下方に向
けて直接照射されることとなる。従って、自動車の後方
および側方に向けた視界は確保され易くなり、後方もし
くは後側方へ自動車をより安全に移動させることが可能
となる。
【0114】請求項6記載の発明によれば、スライドド
アの発光装置から発せられる光を反射させる反射部材が
車体の側面に設けられてあるから、自動車の周囲が薄暗
がり又は暗闇のときであっても発光装置が点灯されるこ
とで反射部材により光が反射され、これによりスライド
ドアの周辺はより明るく照らし出されることとなる。従
って、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに、自動
車の乗員が自動車の車体に対して乗り降りを行う際に、
自動車の乗員はスライドドア周辺の状況をより確実に把
握しながら乗り降りすることができる。また、自動車の
スライドドアの周辺部における点検は行われ易いものと
される。
【0115】請求項7記載の発明によれば、車体の側面
に設けられる反射部材として、スライドドアの発光装置
から発せられる光を所望の方向へ反射させる反射板が用
いられてあるから、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇の
ときであっても、スライドドアの発光装置が点灯される
ことで、発光装置から発せられる光は反射板により反射
されることとなる。即ち、反射板は間接照明として用い
られる。これにより、スライドドアの周辺はより明るく
照らし出されることとなる。
【0116】請求項8記載の発明によれば、反射板は、
車体の側面の下部に装着されてあるから、自動車の周囲
が薄暗がり又は暗闇のときにスライドドアの発光装置が
点灯されることで、自動車の乗員が自動車の車体に対し
て乗り降りを行う際に、自動車の乗員は、足元や路面の
状態を容易に確認することができる。また、車体の側面
の下部に反射板が装着されてあるから、自動車の周囲が
薄暗がり又は暗闇のときにスライドドアの発光装置が点
灯されることで、自動車の下半部におけるメンテナンス
などのための作業は行われ易いものとされる。
【0117】請求項9記載の発明によれば、スライドド
アの発光装置から発せられる光を、車体の下側と、車体
の後側と、車体の前側とに向けて反射させる複数の傾斜
面が反射板に設けられてあるから、例えば、自動車の車
体の側方からの認識や、車体の後方からの認識や、車体
の前方からの認識が向上されるといったメリットがあ
る。
【0118】請求項10記載の発明によれば、車体の側
面に設けられた反射部材として、光を乱反射させる塗装
材が用いられてあるから、スライドドアの発光装置から
発せられた光は、塗装材により良好に反射されることと
なる。即ち、塗装材は間接照明として用いられる。従っ
て、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときであって
も、自動車のスライドドアの発光装置が点灯されること
で、スライドドアの周辺はより明るく照らし出されるこ
ととなり、スライドドアの周辺部は認識され易いものと
される。
【0119】請求項11記載の発明によれば、自動車の
車体に対してスライドドアが開状態とされる際に、スラ
イドドアに装着された発光装置が点灯されるものである
から、自動車の周囲が薄暗がり又は暗闇のときに、スラ
イドドアを開状態とさせるだけでスライドドアの周辺は
明るく照らされることとなる。従って、視認性や安全性
に優れるスライドドアの給電装置のものが提供されるこ
ととなる。
【0120】請求項12記載の発明によれば、スライド
ドアに装着された発光装置は、スライドドアに備えられ
たカーテシ装置と併用されてあるから、スライドドアの
半ドア状態は容易に確認されることとなる。また、例え
ば、万が一、カーテシ装置に動作不良が発生された場合
であっても、カーテシランプに代わってスライドドアに
装着された発光装置がこれの周辺を照らし出すこととな
るから、安全性、認識性に優れたスライドドアの給電装
置のものが提供されることとなる。
【0121】請求項13記載の発明によれば、自動車の
スライドドアに装着された発光装置は、自動車に装備さ
れたキーレス・エントリーシステムと連動され、キーレ
ス・エントリーシステムがドアアンロックの状態とされ
る際に、発光装置の光源部から光が発せられるものとさ
れてあるので、例えば暗闇のときに駐車された自動車を
捜す際に、キーレス・エントリーシステムが用いられて
ドアアンロックの状態にされると、発光装置の光源部よ
り発せられた照射光が、スライドドアと、車体との隙間
から漏れることとなる。これにより、自動車が暗闇の中
に駐車された状態とされてあっても、スライドドアと、
車体との隙間から照射光が漏れることで、スライドドア
の位置は容易に認識されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドアの給電装置における
第一の実施形態を示す説明図であり、(a)は自動車の
背面図、(b)は自動車の右側の側面図である。
【図2】同じくスライドドアの給電装置における第一の
実施形態の変形例を示す説明図であり、(a)は自動車
の平面図、(b)は自動車の左側の側面図である。
【図3】スライドドアの給電装置における第二の実施形
態を示す説明図である。
【図4】スライドドアの給電装置における第三の実施形
態を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)はスラ
イドドアを車体の室内側から見た側面図、(c)は背面
図である。
【図5】図4に示されるスライドドアの斜視図である。
【図6】スライドドアの給電装置における第四の実施形
態を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は自動
車の左側の側面図、(c)は正面図である。
【図7】図6に示されるスライドドアの斜視図である。
【図8】反射部材としてメタリックカラーの塗装材を示
す断面図である。
【図9】反射部材としてパールカラーの塗装材を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 自動車 10 車体 11 側面 13 鋼板 20 反射板(反射部材) 21〜23 傾斜面 30M,30P 塗装材(反射部材) 50 ワイヤハーネス 60L1,2 ,60R1-3 スライドドア 70L1,2 ,70R1-3 ,80L1 ,80R1,2 発光
装置(補機) 71,81 ランプ(光源部) 72a 反射板 90 カーテシ装置(補機) 100,101 インサイドハンドル・ユニット(補
機) 110 アウトサイドハンドル・ユニット(補
機) 111 アウトサイドハンドル・ユニット(受
信部、補機) 120,121 ドアロック・コントロールユニット
(補機)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体と、該車体の側面に沿って
    開閉可能なスライドドアと、該車体から該スライドドア
    に配策されるワイヤハーネスとを備え、該ワイヤハーネ
    スを介して送られる電力により作動可能な補機が該スラ
    イドドアに装着され、該補機として該スライドドアの周
    辺を明るく照らす発光装置が用いられたことを特徴とす
    るスライドドアの給電装置。
  2. 【請求項2】 前記車体に対して前記スライドドアが開
    状態とされた際に、前記発光装置の光源部は、該スライ
    ドドアの下方に向けて直接照射可能とされたことを特徴
    とする請求項1記載のスライドドアの給電装置。
  3. 【請求項3】 前記発光装置は、前記スライドドアの下
    部に装着されたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    スライドドアの給電装置。
  4. 【請求項4】 前記発光装置の光源部から発せられる光
    を前記車体の下側に向けて反射させる反射板が該発光装
    置に備えられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項に記載のスライドドアの給電装置。
  5. 【請求項5】 前記車体に対して前記スライドドアが開
    状態とされた際に、前記発光装置の光源部は、該スライ
    ドドアの後方に向けて直接照射可能とされたことを特徴
    とする請求項1〜4の何れか1項に記載のスライドドア
    の給電装置。
  6. 【請求項6】 前記発光装置から発せられる光を反射さ
    せる反射部材が、前記車体の前記側面に設けられたこと
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のスライ
    ドドアの給電装置。
  7. 【請求項7】 前記反射部材として、前記光を所望の方
    向へ反射させる反射板が用いられたことを特徴とする請
    求項6記載のスライドドアの給電装置。
  8. 【請求項8】 前記反射板は、前記車体の前記側面の下
    部に装着されたことを特徴とする請求項7記載のスライ
    ドドアの給電装置。
  9. 【請求項9】 前記光を、前記車体の下側と、該車体の
    後側と、該車体の前側とに向けて反射させる複数の傾斜
    面が前記反射板に設けられたことを特徴とする請求項7
    又は8記載のスライドドアの給電装置。
  10. 【請求項10】 前記反射部材として、前記光を乱反射
    させる塗装材が用いられたことを特徴とする請求項6〜
    9の何れか1項に記載のスライドドアの給電装置。
  11. 【請求項11】 前記車体に対して前記スライドドアが
    開状態とされる際に、前記発光装置が点灯されることを
    特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のスライ
    ドドアの給電装置。
  12. 【請求項12】 前記発光装置は、前記スライドドアに
    備えられたカーテシ装置と併用されたことを特徴とする
    請求項1〜11の何れか1項に記載のスライドドアの給
    電装置。
  13. 【請求項13】 前記発光装置は、前記自動車に装備さ
    れたキーレス・エントリーシステムと連動され、該キー
    レス・エントリーシステムがドアアンロックの状態とさ
    れる際に、該発光装置の光源部から光が発せられること
    を特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のスラ
    イドドアの給電装置。
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