JP2003326572A - 射出成型機 - Google Patents

射出成型機

Info

Publication number
JP2003326572A
JP2003326572A JP2002120761A JP2002120761A JP2003326572A JP 2003326572 A JP2003326572 A JP 2003326572A JP 2002120761 A JP2002120761 A JP 2002120761A JP 2002120761 A JP2002120761 A JP 2002120761A JP 2003326572 A JP2003326572 A JP 2003326572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
linear motor
voice coil
injection molding
barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002120761A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyuki Kato
文行 加藤
Hiroyuki Konuma
裕之 小沼
Katsuhito Ogura
勝仁 小椋
Harumichi Tokuyama
晴道 徳山
Katsuyoshi Kido
克芳 木戸
Makoto Nishizawa
誠 西沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP2002120761A priority Critical patent/JP2003326572A/ja
Priority to US10/265,109 priority patent/US6821103B2/en
Priority to DE10252065A priority patent/DE10252065B4/de
Publication of JP2003326572A publication Critical patent/JP2003326572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出装置のスクリュの軸方向運動の駆動源と
してボイスコイル型リニアモータを使用する射出成形機
において、大きな射出推力を実現すると同時に、射出推
力の微細な制御を可能にする。 【解決手段】 バレル1の内部にはスクリュ2が収容さ
れ、スクリュ2の後端部はプッシャプレート6の前面に
回転自在に支持されている。プッシャプレート6の後方
には、2台のリニアモータユニット11a、11bが、
スクリュ2の中心軸に対して軸対称に配置されている。
各リニアモータユニット11a、11bの出力軸16
a、16bは、共通の連結アーム17を介して駆動軸1
9の後端に接続され、駆動軸19の先端はプッシャプレ
ート6の背面に固定されている。各リニアモータユニッ
ト11a、11bは独立して制御可能である。製造され
る製品の種類に応じて、使用されるボイスコイル型リニ
アモータの数が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式の射出成形
機に係り、特に、射出装置のスクリュの軸方向運動の駆
動源にボイスコイル型リニアモータを使用する射出成形
機に関する。
【0002】
【従来の技術】電動式の射出成形機の射出装置では、バ
レル内でスクリュを軸方向に駆動するための駆動源に、
従来からボールネジが広く使用されて来た。近年、スク
リュの駆動源として、ボイスコイル型リニアモータを採
用した射出装置も開発されている。
【0003】ボイスコイル型リニアモータは、駆動方向
に対して平行な軸を有するコイルと、このコイルの周囲
(または内部)に配置された磁石とによって構成され
る。磁石から発生する磁界を、コイル内を流れる直流電
流が横切ることによって、磁石とコイルの間に力が発生
し、磁石(磁石が取り付けられた可動体)がコイルの軸
に沿って移動する。
【0004】スクリュの軸方向運動の駆動源にボイスコ
イル型リニアモータを使用する射出装置において、大き
な推力が要求される場合には、複数のボイスコイル型リ
ニアモータを並列に接続して使用する。しかし、それら
のリニアモータの配置によっては、スクリュの中心軸の
回りで偶力が発生し、リニアモータとスクリュの接続部
やリニアモータの各部に過大な負荷が掛かることがあ
る。また、複数のリニアモータを使用すると、射出成形
により製造される製品の種類によっては、推力が大きく
なり過ぎて、射出圧力の微細な制御が困難になることが
ある。また、その様な場合には、消費電力の無駄も大き
くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、射出装置の
スクリュの軸方向運動の駆動源にボイスコイル型リニア
モータを使用する射出成形機における以上のような問題
点に鑑み成されたものである。本発明の目的は、大きな
射出推力を備えるとともに、スクリュの中心軸の回りで
偶力が発生することがない射出成形機を提供することに
ある。また、本発明の目的は、大きな射出推力を備える
とともに、射出推力の微細な制御が可能な射出成形機を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機は、
バレルと、バレル内に収容されたスクリュと、スクリュ
の後方に接続され、スクリュを軸方向に駆動するボイス
コイル型リニアモータとを備え、バレル内でスクリュを
前進させて溶融原料を射出する射出成形機において、複
数のボイスコイル型リニアモータを、前記スクリュの中
心軸に対して軸対称に配置したことを特徴とする。
【0007】本発明の射出成形機によれば、スクリュの
駆動源として複数のボイスコイル型リニアモータを使用
するとともに、それらをスクリュの中心軸に対して軸対
称に配置することによって、スクリュの中心軸の回りで
の偶力の発生を防止することができる。これにより、ボ
イスコイル型リニアモータとスクリュの接続部やボイス
コイル型リニアモータの各部に過大な負荷が掛かる大き
な要因が取り除かれるので、それらの構造の簡素化、軽
量化が可能となる。
【0008】好ましくは、上記の射出成形機において、
複数のボイスコイル型リニアモータを、前記スクリュの
中心軸に対して軸対称に配置するとともに、各ボイスコ
イル型リニアモータをそれぞれ独立して制御可能とす
る。
【0009】このようにすれば、当該射出成形機により
製造される製品の種類に応じて、使用されるボイスコイ
ル型リニアモータの数を設定することができる。これに
よって、射出推力の微細な制御が可能になる。
【0010】なお、上記の射出成形機において、各ボイ
スコイル型リニアモータの代わりに、複数のボイスコイ
ル型リニアモータを並列に接続することにより構成され
たリニアモータユニットを使用することもできる。この
場合には、各リニアモータユニットを、前記スクリュの
中心軸に対して軸対称に配置し、各リニアモータユニッ
トをそれぞれ独立して制御可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく射出成形
機の概略構成の例を示す。図中、1はバレル、2はスク
リュ、6はプッシャプレート、19は駆動軸、11a、
11bはリニアモータユニットを表わす。
【0012】バレル1は、その先端(図では左端)のノ
ズル1aを介して金型(図示せず)にタッチされる。バ
レル1の内部にはスクリュ2が収容されている。スクリ
ュ2の後端部は、軸受(図示せず)を介してプッシャプ
レート6の前面の中央に回転自在に接続されている。ス
クリュ2の後端部近傍には、プーリ及びタイミングベル
ト9を介してサーボモータ8が接続され、スクリュ2に
回転を与えるようになっている。
【0013】プッシャプレート6の後方には、2台のリ
ニアモータユニット11a、11bが、スクリュ2の中
心軸に対して軸対称に配置されている。各リニアモータ
ユニット11a、11bは、固定プレート13a〜dを
介して射出成形機のベース(図示せず)に対して固定さ
れている。各リニアモータユニット11a、11bの出
力軸16a、16bの先端は、共通の連結アーム17に
接続されている。連結アーム17の中央には駆動軸19
の後端が接続され、駆動軸19の先端はプッシャプレー
ト6の背面に固定されている。
【0014】図2に、図1のA−A部断面図を示す。こ
の図は、リニアモータユニット11a、11bの軸に対
して垂直方向の断面図に相当している。各リニアモータ
ユニット11a、11bは、それぞれ4個のボイスコイ
ル型リニアモータ20を並列に接続することによって構
成されている。なお、リニアモータユニット11a、1
1bを構成している各ボイスコイル型リニアモータ20
は、スクリュ2の中心軸に対してそれぞれ対をなして軸
対称となるように配置されている。
【0015】各ボイスコイル型リニアモータ20は、コ
イル21及び磁石22の対により構成される。各コイル
21は、駆動方向(スクリュ2の中心軸方向)に対して
平行な軸を有している。各リニアモータユニット11a
(または11b)に属するそれぞれ4個のコイル21
は、出力軸16a(または16b)の周囲に軸対称に配
置されている。各磁石22は可動体15a、15bに取
り付けられている。各可動体15a、15bにはそれぞ
れ4箇所ずつ貫通孔が形成され、各貫通孔の中をコイル
21が貫通している。各磁石22は、各貫通孔の内周に
沿って配置され、僅かな間隙を介してコイル21を周囲
から取り囲むように配置されている。磁石22から発生
する磁界を、コイル21内を流れる直流電流が横切るこ
とによって、磁石22とコイル21の間に力が発生し、
可動体15a、15bがコイル21の軸に沿って移動す
る。
【0016】上記の射出装置では、計量用のサーボモー
タ8を用いてスクリュ2を回転することによって、バレ
ル1内に樹脂原料を導入するとともに溶融する。このと
き、リニアモータユニット11a、11bを駆動して、
溶融樹脂に背圧を掛ける。また、リニアモータユニット
11a、11bを駆動してプッシャプレート6を前進さ
せることによって、スクリュ2をバレル1内で前進さ
せ、溶融樹脂をバレル1内から金型内に充填する。
【0017】更に、上記の射出成形機では、各リニアモ
ータユニット11a、11bを構成している各ボイスコ
イル型リニアモータ20はそれぞれ独立に制御可能であ
る。ただし、同時に使用する場合には同期が取られる。
従って、射出成形により製造される製品の種類に応じ
て、使用されるリニアモータを駆動軸19に対して対称
的に、更には出力軸16a、16bに対して対称的に選
択して、その数を設定することによって、推力を適切な
範囲に調整し、射出圧力の微細な制御を行うことができ
る。
【0018】なお、上記の例では、2台のリニアモータ
ユニットを使用しているが、必要に応じて、リニアモー
タユニットの数を更に増やすことができる。また、リニ
アモータユニットが3台や5台のように奇数の場合に
は、スクリュ2の中心軸の周りに同一角度で配置するこ
とにより軸対称とする。また、リニアモータユニットが
4台以上で偶数の場合、各リニアモータユニットの制御
系は、必ずしも各リニアモータユニット内の1台のボイ
スコイル型リニアモータ20毎に独立している必要はな
い。例えば、リニアモータユニット毎に分けて制御可能
とすることもできる。
【0019】図3に、本発明に基づく射出成形機におけ
るボイスコイル型リニアモータの配置の他の例を示す。
この図は、先の図2と同様に、リニアモータユニット3
1a〜dの軸に対して垂直方向の断面図に相当してい
る。各リニアモータユニット31a〜dは、それぞれ2
個のボイスコイル型リニアモータ20e及び20fを並
列に接続することによって構成されている。なお、リニ
アモータユニット31a〜dを構成している各ボイスコ
イル型リニアモータ20e及び20fは、スクリュ2
(図1)の中心軸に対してそれぞれ軸対称となるように
配置されている。各リニアモータユニット31a〜dの
出力軸36a〜dbの先端は、共通の連結アーム37に
接続されている。連結アーム37の中央には駆動軸19
の後端が接続され、駆動軸19の先端はプッシャプレー
ト6(図1)を介して、スクリュ2(図1)の後端に接
続されている。
【0020】
【発明の効果】本発明の射出成形機によれば、スクリュ
の駆動源として複数のボイスコイル型リニアモータを使
用するとともに、それらをスクリュの中心軸に対して軸
対称に配置することによって、スクリュの中心軸の回り
での偶力の発生を防止することができる。これにより、
ボイスコイル型リニアモータとスクリュの接続部やボイ
スコイル型リニアモータの各部に過大な負荷が掛かる大
きな要因が取り除かれるので、それらの構造の簡素化、
軽量化が可能となる。
【0021】また、本発明の射出成形機によれば、スク
リュの中心軸に対して対称に配置した各ボイスコイル型
リニアモータまたはリニアモータユニットをそれぞれ独
立して制御可能とすることによって、射出成形により製
造される製品の種類に応じて、使用されるボイスコイル
型リニアモータの数を設定することができる。これによ
って、射出推力の微細な制御が可能になるとともに、消
費電力の節約を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく射出成形機の概略構成を示す
図。
【図2】図1に示した射出成形機のA−A部断面図。
【図3】本発明に基づく射出成形機におけるボイスコイ
ル型リニアモータの配置の他の例を示す図。
【符号の説明】
1・・・バレル、 2・・・スクリュ、 6・・・プッシャプレート、 8・・・計量用のサーボモータ、 9・・・タイミングベルト、 11a、b・・・リニアモータユニット、 13a〜d・・・固定プレート、 15a、b・・・可動体、 16a、b・・・出力軸、 17、37・・・連結アーム、 19・・・駆動軸、 20、20e、20f・・・ボイスコイル型リニアモー
タ、 21・・・コイル、 22・・・磁石、 31a〜d・・・リニアモータユニット、 36a〜d・・・出力軸、 37・・・連結アーム。
フロントページの続き (72)発明者 小椋 勝仁 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社内 (72)発明者 徳山 晴道 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社内 (72)発明者 木戸 克芳 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社内 (72)発明者 西沢 誠 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社内 Fターム(参考) 4F206 AM24 AR012 JA07 JD01 JL02 JM04 JN11 JT02 JT40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレルと、 バレル内に収容されたスクリュと、 スクリュの後方に接続され、スクリュを軸方向に駆動す
    るボイスコイル型リニアモータとを備え、 バレル内でスクリュを前進させて溶融原料を射出する射
    出成形機において、 複数のボイスコイル型リニアモータを、前記スクリュの
    中心軸に対して軸対称に配置したことを特徴とする射出
    成形機。
  2. 【請求項2】 バレルと、 バレル内に収容されたスクリュと、 スクリュの後方に接続され、スクリュを軸方向に駆動す
    るボイスコイル型リニアモータとを備え、 バレル内でスクリュを前進させて溶融原料を射出する射
    出成形機において、 複数のボイスコイル型リニアモータを、前記スクリュの
    中心軸に対して軸対称に配置するとともに、各ボイスコ
    イル型リニアモータをそれぞれ独立して制御可能とした
    ことを特徴とする射出成形機。
  3. 【請求項3】 バレルと、 バレル内に収容されたスクリュと、 スクリュの後方に接続され、スクリュを軸方向に駆動す
    るボイスコイル型リニアモータとを備え、 バレル内でスクリュを前進させて溶融原料を射出する射
    出成形機において、 並列に接続された複数のボイスコイル型リニアモータに
    より構成されたリニアモータユニットを、複数個、前記
    スクリュの中心軸に対して軸対称に配置するとともに、
    各リニアモータユニットをそれぞれ独立して制御可能と
    したことを特徴とする射出成形機。
JP2002120761A 2001-11-15 2002-04-23 射出成型機 Pending JP2003326572A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002120761A JP2003326572A (ja) 2002-03-06 2002-04-23 射出成型機
US10/265,109 US6821103B2 (en) 2001-11-15 2002-10-07 Injection molding machine
DE10252065A DE10252065B4 (de) 2001-11-15 2002-11-08 Plastifizier- und Einspritzeinheit einer Spritzgießmaschine

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060791 2002-03-06
JP2002-60791 2002-03-06
JP2002120761A JP2003326572A (ja) 2002-03-06 2002-04-23 射出成型機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003326572A true JP2003326572A (ja) 2003-11-19

Family

ID=29713805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002120761A Pending JP2003326572A (ja) 2001-11-15 2002-04-23 射出成型機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003326572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115665A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Toyo Mach & Metal Co Ltd 直線駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115665A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Toyo Mach & Metal Co Ltd 直線駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5417558A (en) Injection molding unit for injection molding machines
WO2006035745A1 (ja) 型締装置
EP0280743A1 (en) Electric injection molding machine
JP2012162092A (ja) 型締装置及び型厚調整方法
JPH11309763A (ja) 成形機
JP5624113B2 (ja) 射出成形機のノズルタッチ機構
US6821103B2 (en) Injection molding machine
JP2003326572A (ja) 射出成型機
JP2013056461A (ja) 射出成形機
JP2001300967A (ja) 射出成形機の射出機構
JP4732226B2 (ja) 型締装置及び型締力制御方法
JP3255591B2 (ja) 射出成形機
JP5063225B2 (ja) 成形機
JPH05237893A (ja) 射出成形機の型締装置
JP2007312575A (ja) 直線駆動装置
KR101395386B1 (ko) 사출성형기
JPS6489946A (en) Actuator mechanism for magnetic disc device
US20080042322A1 (en) Platen-stroke actuator of molding system, amongst other things
JP2006115665A (ja) 直線駆動装置
JP5448579B2 (ja) 射出成形機
KR101407170B1 (ko) 사출성형기
JPH11138599A (ja) 電動射出成形機における樹脂の射出方法及びその射出装置
JP2003225924A (ja) ボイスコイル型リニアモータ及びそれを用いた射出成形機
JP2000246772A (ja) 電動式射出成形機の射出装置
JP2005343130A (ja) 成形機