JP2003325906A - 遊技機の遊技盤着脱補助機構 - Google Patents

遊技機の遊技盤着脱補助機構

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JP2003325906A
JP2003325906A JP2002133261A JP2002133261A JP2003325906A JP 2003325906 A JP2003325906 A JP 2003325906A JP 2002133261 A JP2002133261 A JP 2002133261A JP 2002133261 A JP2002133261 A JP 2002133261A JP 2003325906 A JP2003325906 A JP 2003325906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の交換作業を容易化した遊技盤着脱補
助機構を提供する。 【解決手段】 所定のゲージ設定に形成された遊技盤2
0を備え、打球発射装置により遊技球を遊技領域に打ち
出して遊技を行う遊技機において、遊技盤20が開閉着
脱機構40により前枠2に横開き開閉および着脱が可能
に支持されるとともに、遊技盤20の下方に配設された
仮支持機構50により開放された遊技盤を仮支持可能に
構成される。開閉着脱機構40における揺動ヒンジ部材
42,43は、一端が固定ヒンジ部材12,13に揺動
可能に支持されるとともに、他端が遊技盤20と嵌脱可
能に嵌合接続するように構成されており、遊技盤20を
仮支持機構50により仮支持させた状態で開閉および着
脱作業が可能に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技釘および入賞
具を有して所定の遊技領域が形成され、この遊技領域が
遊技機前面のガラス扉に臨むように配設される遊技盤を
備え、遊技球を遊技領域に打ち出して遊技を行う遊技機
に関し、さらに詳細にはこのような遊技機において遊技
盤の着脱作業を容易化する遊技盤の着脱機構に関する。 【0002】 【従来の技術】上記のような遊技機としてパチンコ機、
アレンジボール機、いわゆる雀球遊技機などがある。こ
の種の遊技機の代表例として例示されるパチンコ機で
は、案内レールで囲まれた遊技領域内に多数本の遊技釘
や風車、種々の入賞具等が所定のゲージ設定で配設され
た遊技盤を有し、この遊技盤の遊技領域に打球発射装置
から遊技球を打ち出して入賞具に落入させ入賞条件に応
じた賞球の払出を受けることで、その賞球の増減を通し
て遊技を展開するように構成されている。 【0003】遊技盤は、上下の球皿や打球発射装置の操
作ハンドルなどが設けられた前枠の前面側もしくは後面
側、または、遊技球を貯留するタンク部材や球払出装置
などの賞球機構が設けられて前枠の裏側に配設される裏
機構部材の前面側に取り付けられ、前枠の前面側に横開
き開閉可能に取り付けられたガラス扉を通して遊技領域
を遊技者に臨ませるように構成される。 【0004】ここで、遊技盤の取付構造は、機種変更時
における組み立て工程の対応の迅速化や遊技施設におけ
る遊技盤の交換作業容易化等のため着脱交換可能に構成
することが望ましい。そして、遊技盤の着脱交換に当た
っては遊技盤側の構成部材と前枠側の構成部材との位置
関係を一定の位置精度内に維持させる構成が好ましい。
このため、例えば、遊技盤を前枠の裏面側から着脱させ
る形態(本明細書において便宜的に「前枠後方着脱形
態」という)の遊技機にあっては、前枠の裏面側に遊技
盤の基板となる化粧板の外形寸法よりもわずかに(例え
ば巾方向に1mm程度)大きめな枠寸法を有する額縁状の
収容枠を形成するとともに、収容枠には前方の支持面か
ら裏面方向に向けて突出する位置決めピンを設け、化粧
板には位置決めピンと嵌脱自在に係合する位置決め孔を
形成して、これらを嵌合させることで遊技盤の着脱交換
に拘わらず相互の位置関係が一定となるように構成して
いる。収容枠にはこのようにして枠内に収容された遊技
盤を固定保持する閉鎖クランプが設けられており、作業
者がこの閉鎖クランプを操作することで遊技盤が収容枠
に固定保持される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の遊
技盤取付構造では、作業者が遊技盤を着脱する際に、収
容枠と化粧板とのわずかな隙間を利用して遊技盤をはめ
込みあるいは引き出し操作せざるを得ない。ところが、
遊技盤は大きさが概ね縦470mm×横420mm程度、質
量が3〜5kg程度あり、その前面側には多数本の遊技釘
が突出している。このため、遊技盤を装着するときには
遊技盤に前方視界が遮られて収容枠の位置を正確に認識
しにくく、わずかな隙間を利用して大型かつ重量のある
遊技盤を装着する作業は熟練した作業者にとっても煩雑
かつ重労働であるという問題があった。 【0006】また、遊技盤を取り外すときには、閉鎖ク
ランプによる係止を解除して収容枠から遊技盤を手前に
引き抜く作業を行うが、遊技盤の位置決め孔が収容枠側
の位置決めピンに嵌合した状態にあり、大型かつ重量の
ある遊技盤を片手で支持しながら嵌合状態を解除させな
ければならないという問題があった。また遊技機によっ
ては遊技盤前面のセルが収容枠の前方支持面に張り付い
た状態となっている場合もあり、このような嵌合状態や
張り付き状態を解除させて遊技盤を取り外す作業中に、
遊技盤が収容枠から急に滑り出て遊技盤を落下させるお
それがあるという問題もあった。とくに、遊技機を遊技
施設に設置した後の盤面交換作業は遊技盤の着脱を習熟
していない作業者が行うことが多く、熟練作業者でなく
ても容易に遊技盤の着脱交換を行うことができる遊技機
が求められていた。 【0007】一方、上記のような問題に対処するため、
前枠側に固定ヒンジ部材を固定し、遊技盤側に固定ヒン
ジ部材と係脱可能に係合して係合状態で相対揺動可能な
揺動ヒンジ部材を固定して、これらのヒンジ部材を連結
させて遊技盤を横開き開閉可能に取り付ける開閉手段を
考案することができる。しかしながら、このような開閉
手段では、個々の遊技盤ごとに揺動ヒンジ部材を固定配
設する必要があるため遊技盤の製作コストが増大するう
え、このような揺動ヒンジ部材は一般に遊技盤から側方
に突出して配設されるため、遊技盤単体の取扱時に誤っ
て揺動ヒンジ部材をぶつけて変形させてしまうおそれが
あり遊技盤の取扱が煩雑になるという課題があった。 【0008】本発明は、上記のような問題や課題に鑑み
て成されたものであり、遊技盤の取扱を煩雑化させるこ
となくその着脱作業を容易化して作業性を向上させた遊
技機を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、前枠の前面側に開閉可能に取り付けられ
たガラス扉と、遊技釘および入賞具を有して所定のゲー
ジ設定に形成された遊技領域がガラス扉に臨むように配
設される遊技盤とを備え、遊技球を遊技領域に打ち出し
て遊技を行う遊技機に関するものである。そのうえで、
本発明の遊技機では、前枠または前枠の裏側に配設され
る裏機構部材(例えば実施形態における裏セット盤3
0)に固定された固定ヒンジ部材と、一端に固定ヒンジ
部材と相対揺動可能に連結するヒンジ係合部が形成され
他端に遊技盤と嵌脱可能に係合する遊技盤係合部が形成
された揺動ヒンジ部材とを備えて、ヒンジ係合部が固定
ヒンジ部材に連結され遊技盤係合部に遊技盤が嵌合接続
されて遊技盤が開閉可能に取り付けられる(以下、この
機構を遊技盤の「開閉着脱機構」という)とともに、遊
技盤の開閉方向には前枠または裏機構部材に配設されて
遊技盤を開いた状態で当該遊技盤を仮支持可能な遊技盤
仮受け部材が設けられて(以下、この機構を遊技盤の
「仮支持機構」という)、これら両機構で遊技盤着脱補
助機構が構成される。 【0010】このような構成の遊技盤着脱補助機構で
は、揺動ヒンジ部材のヒンジ係合部が固定ヒンジ部材に
連結され、同部材の遊技盤係合部に遊技盤が嵌合接続さ
れることで遊技盤の開閉着脱機構が構成され、遊技盤が
前枠または裏機構部材の所定位置に開閉可能に取り付け
られる。このため、遊技盤の脱着作業を行う作業者はこ
の揺動ヒンジ部材と固定ヒンジ部材とで構成される開閉
機構を利用して遊技盤の開閉を行うことができ、作業を
行いやすい角度位置まで遊技盤を開放させた状態で作業
に適宜な位置を把持して遊技盤の着脱を行うことができ
る。またこのような開閉機構により作業中に遊技盤が急
に滑り出て落下させてしまうようなことがなく、熟練作
業者でなくとも容易に盤面交換を行うことができる。 【0011】また、上記のような開閉着脱機構では、揺
動ヒンジ部材の他端側に遊技盤係合部が形成されてお
り、この遊技盤係合部に遊技盤が嵌脱可能に係合する。
このため、揺動ヒンジ部材を固定ヒンジ部材に係合連結
させておくことで、個々の遊技盤に揺動ヒンジ部材を配
設する必要がなく、遊技盤の製作コストや盤面交換時の
必要コストを低減可能であるとともに、遊技盤単体の取
扱時に誤って揺動ヒンジ部材をぶつけて変形させてしま
うようなことがない。 【0012】さらに、本構成の遊技盤着脱補助機構で
は、上記開閉着脱機構に加えて、開閉着脱機構による遊
技盤の開閉方向に配設されて遊技盤を開いたときに当該
遊技盤を仮支持可能な遊技盤仮受け部材を備えた仮支持
機構を備えて構成されている。このため、遊技盤を装着
しようとする作業者は、遊技盤を一旦この遊技盤仮受け
部材に仮支持させた状態で細かい位置合わせを行うこと
ができ、これにより容易に遊技盤を装着させることがで
きる。また遊技盤を取り外す際に、後方に引きだして開
いた遊技盤を一旦遊技盤仮受け部材に支持させること
で、無理な姿勢をとることなく搬出に適宜な位置に持ち
替えて両手で遊技盤を取り外すことができる。 【0013】従って、このような遊技盤着脱補助機構を
備えた遊技機によれば、熟練作業者でなくとも容易に遊
技盤の着脱作業を行うことができ、作業性を向上させた
遊技機を提供することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。本発明に係る遊
技盤着脱補助機構を備えた遊技機の代表例として、遊技
盤を前枠の裏面側から着脱する前枠後方着脱形態のパチ
ンコ機PMを図1〜図3に例示しており、まず、これら
の図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成につい
て要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面
側から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面側から
見た背面図、図3は裏セット盤を取り外した状態の前枠
の背面図である。なお、図2および図3では遊技盤の裏
面中央部の記載を省略している。 【0015】パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構
成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面
に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載
枠をなす前枠2が互いの左側縁に配設された上下のヒン
ジ機構3a,3bにより横開き開閉および着脱が可能に
取り付けられ、常には右側縁に設けられた施錠装置4を
利用して外枠1に閉鎖施錠された状態で保持される。 【0016】前枠2の正面側には、前枠2の前面域に合
わせた方形状をなし中央部に取り付けられたポリカーボ
ネート板やガラス板等の透明板材を通して遊技盤20を
透視可能なガラス扉5、および球皿に貯留された遊技球
を整列させて1個ずつ打球発射装置9に導く上球皿6
が、ともに左側縁に内蔵されたヒンジ機構により横開き
開閉および着脱が可能に組付けられ、常には施錠装置4
および図示省略するロック機構を利用して前枠2の前面
を覆う閉止状態で保持される。前枠2の下部には遊技球
を貯留する下球皿7設けられ、この下球皿7と並んで遊
技球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられて
いる。 【0017】前枠2の上部には、遊技盤20を収容保持
する収容枠11が形成されている。収容枠11は、前枠
2から裏面方向に立設された壁面構成の左右ならびに下
方の枠部と、これらの枠部の前方に額縁状に形成された
前方支持部(図3では点線で示す)とを有して前枠2と
一体に成形される。収容枠11における左右枠部の内面
寸法は遊技盤20の幅寸法よりも1〜2mm程度大きく形
成され、前方支持部の上下所定位置に支持面から裏面方
向に突出し先端部がテーパ状に形成された位置決めピン
11p,11pが突出成形されている。収容枠11の右
側部には、遊技盤20および裏セット盤30をそれぞれ
横開き開閉並びに着脱可能に支持する固定ヒンジ部材1
2,13が上下に所定間隔をおいてねじ固定されるとと
もに、収容枠11の周囲各部には収容枠に収容した遊技
盤20を固定する閉鎖クランプ14(14a,14b,
14c)が回動操作可能に取り付けられている。 【0018】遊技盤20は板厚19mm程度の積層合板を
図示する所定形状に切断およびルーター加工して、その
表面に所定意匠のセルを貼り付けた化粧板(ベニヤとも
称される)21を基板として構成される。化粧板21の
前面側には、帯状の外レール24aおよび内レール24
bが円弧状に固設され、これらの案内レール24a,2
4bで囲まれた内側に遊技領域PAが区画される。遊技
領域PAには、多数本の遊技釘とともにランプ風車25
aや一般風車25b等の風車25、一般入賞具26aや
始動入賞具26b並びに大入賞口を備えたアタッカー2
6c等の入賞具26、および遊技の進行状況に応じて所
定の図柄を表示させる図柄表示装置28などが取り付け
られ、遊技領域PAの下端には入賞具26に入賞せずに
落下した遊技球を遊技盤20の裏面側に排出させるアウ
ト口27が設けられている。 【0019】化粧板21の所定位置には、収容枠11の
前方支持部に突出成形された位置決めピン11p,11
pと嵌脱可能な位置決め孔21p,21pが穿設されて
おり、遊技盤20を収容枠11に収容させたときに位置
決めピン11p,11pと位置決め孔21p,21pと
が嵌合して遊技盤20の位置決めがなされ、閉鎖クラン
プ14を回動操作して遊技盤を固定することで、遊技盤
20が前枠2に対して一定の位置関係にセット保持され
る。 【0020】前枠2の裏面下部には、遊技球を外レール
24aに向けて発射する打球発射装置9、および操作ハ
ンドル8の回動操作を受けて打球発射装置9の作動を制
御する発射装置制御基板B2が取り付けられる。前枠2
におけるこれらの装置9および基板B2と収容枠11と
の間の上下中間領域には、遊技補助盤15と称される補
助機構部が形成され、その前面側に打球発射装置9によ
って打ち出された遊技球を外レール24aに向けて案内
する発射レールや、遊技領域PAに到達できずに打球発
射装置9側に戻ってきたファール球を下球皿7に排出さ
せるファール球回収経路部材、遊技の展開状況に応じた
効果音を発生させるスピーカなどが取り付けられてい
る。遊技補助盤15は上球皿6の背後に位置しており、
常には閉鎖保持される上球皿6によりその前面側が覆わ
れている。 【0021】前枠2の背後に位置して、裏セット盤(裏
機構盤とも称される)30が取り付けられる。裏セット
盤30は、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの方形
状をなし中央に表裏貫通する窓口31wを有して一体成
形された基枠体31をベースとして構成される。基枠体
31の側縁部には上下に所定間隔をおいて裏セット盤揺
動ヒンジ部材32,33が固定されており、この上下の
裏セット盤揺動ヒンジ部材32,33を収容枠11側の
上下の固定ヒンジ部材12,13に係合させて揺動させ
あるいは係脱させることで、裏セット盤30が前枠2の
背後に横開き開閉および着脱可能に装備され、常には3
カ所の閉鎖レバー34を利用して前枠2の背面を覆うよ
うに閉鎖保持される。 【0022】裏セット盤30には、窓口31wを取り囲
むようにして賞球を払い出すための賞球装置や遊技球の
処理経路が設けられる。すなわち、基枠体31の裏面側
には、遊技球の貯留・供給を行うタンク部材35、タン
ク部材35から供給される遊技球を整列させて流下させ
る整列樋部材36、整列樋部材から供給される遊技球を
受けて所定数量の遊技球を待機保持させる賞球待機通路
37、賞球待機通路37に待機された遊技球を所定の入
賞条件等に基づいて払い出す球払出装置38、球払出装
置38から払い出された遊技球を上下の球皿6,7に導
く賞球払出経路39などの賞球装置よび賞球経路が設け
られている。また、基枠体31の前面側には、窓口31
wの下方に位置して遊技盤20の裏面側に排出されたア
ウト球およびセーフ球、球抜き機構によって賞球経路3
7の途上から排出された抜き球等を集合させる集合経路
が形成され、基枠体31の裏面側には集合経路と繋がっ
て集合された遊技球を遊技施設側の回収バケットに排出
させる球排出経路が形成されている。 【0023】また、裏セット盤30の裏面各部には、パ
チンコ機PMの作動を統括的に制御するメイン基板B1
や、メイン基板B1からの指令信号に基づいて球払出装
置の作動制御を行う球払出基板B3、効果照明や効果音
の作動制御を行うランプ・音声制御基板B4、これらの
制御基板や各種電子機器等に電力を供給する電源基板B
5などの回路基板が着脱交換可能に取り付けられ、各回
路基板や電子機器が図示しないワイヤーハーネスで接続
されてパチンコ機PMが構成される。 【0024】パチンコ機PMは、ガラス扉5、上球皿
6、裏セット盤30等がそれぞれ閉鎖され、前枠2が外
枠1に閉鎖施錠された状態で遊技に供される。遊技は上
球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作
することにより開始され、上球皿6に貯留された遊技球
が1球ずつ打球発射装置9に送られ操作ハンドル8の回
動操作角度に応じた強度で遊技領域PAに打ち出されて
パチンコゲームが展開される。 【0025】このように概要構成されるパチンコ機PM
にあって、機体の上部には図4および図5に示すよう
に、外枠1に対して前枠2を開放状態に保持させる前枠
開放保持機構150と、開放された前枠2に対して裏セ
ット盤30を開放保持させる裏セット盤開放保持機構1
60とが設けられている。 【0026】ここで、図4は、前枠開放保持機構150
により外枠1に対して前枠2を開放状態に保持させ、裏
セット盤開放保持機構160により前枠2に対して裏セ
ット盤30を開放保持させた状態の平面図を示し、図5
は前枠開放保持機構150により開放保持された前枠2
の上部背面図を示している。なお、以降では前枠2を背
面側から見た構成を主として説明するため、説明の便宜
上、図3における左右方向を左方または右方と称し、紙
面直交方向の向こう側(パチンコ機PMの前面側)を前
方、手前側(同裏面側)を後方と称して説明する。 【0027】前枠開放保持機構150は、基端部が外枠
1に水平面内に揺動可能に取り付けられた前枠開放保持
部材151と、前枠2における収容枠11の上方に取り
付けられた係合部材155とからなり、前枠2を開放さ
せて前枠開放保持部材151の先端部を係合部材155
に係合させることで、外枠1に対して前枠2を開放状態
に保持させる。 【0028】前枠開放保持部材151は、例えば、所定
線径のみがき鋼棒の両端に旋削や転造等によりねじ部を
形成し、基端側および先端側を図示するクランク状の形
状に曲げ加工し、必要に応じて所要の表面処理を施すと
ともに、両側の所定位置にワッシャ152(152a,
152b)をカシメ締結し、あるいはスナップリング等
を嵌着固定して構成する。前枠開放保持部材151は、
基端側の揺動端部151aを外枠1に穿設された取付孔
に外枠下面側から挿入し、外枠1の上面に設けられたザ
グリ穴側の上方から座金を介してナット153aを締め
付けることで、この取付穴の軸まわりに水平旋回可能に
取り付けられる。なお、必要に応じてナット153aま
たはねじ部に緩み止め処理を施し、あるいは穴深さに応
じた長さのカラー等を嵌挿してナット153aを締め付
けることにより、ナット153aの緩みを防止して前枠
開放保持部材151を常時滑らかに揺動させることがで
きる。また、前枠開放保持部材の先端側の係合端部15
1bにはナット153bが螺合されている。 【0029】係合部材155には前枠開放保持部材の係
合端部151bを受容可能な凹状の係合部155a,1
55bが形成されており、例えば、ABS樹脂等の樹脂
材料を用いて射出成形等の成形手段で図示する形状に構
成し、あるいは金属材料を用いて鋳物やダイキャスト、
板金部材の溶接構造等により図示する形状に構成する。
係合部材155は前枠開放保持部材の係合端部151b
を係合させたときに、前枠2と外枠1とがなす開き角が
所定の2段階の開放保持角となるように、係合部が2カ
所に形成されており、収容枠11上方の所定位置にねじ
止めされる。 【0030】ここで、上記2段階の開放保持角は、例え
ば、係合端部151bを一方の係合部155aに係止さ
せたときに前枠2の開き角が90度となり、他方の係合
部155bに係止させたときの開き角が、遊技島SBの
配設ピッチや隣り合うパチンコ機との位置関係から開放
可能な最大の開き角(例えば100度)となるように設
定される。これにより作業者は係合端部151bを上記
いずれかの係合部155a,155bに係合させること
で、所望の開放角度で前枠2を開放保持させることがで
きる。なお、係合部155a,155bの配設高さは遊
技盤20の上面や裏セット盤30の上面よりも上方に設
定されており、前枠開放保持部材151を用いて前枠2
を開放保持させた状態でも、遊技盤20や裏セット盤3
0を自由に開放・閉鎖しあるいは着脱交換できるように
構成されている。 【0031】外枠1の上面部材の内側には、前枠開放保
持部材151を格納したときに前枠開放保持部材151
の先端部を掛支して収容保持する掛支部材158が設け
られている(図では外枠1の上面に取り付けられた掛支
部材158をその取付面側から見た状態を示してい
る)。このため、作業を終了した作業者が、前枠開放保
持部材151を揺動させて係合端部151b側を掛支部
材158に掛支させることで、前枠開放保持部材151
を格納姿勢に収容保持させることができ、この格納姿勢
を保持させて前枠2を閉鎖することができる。 【0032】一方、裏セット盤開放保持機構160は、
正面視における外枠1の右側面部材の内側に揺動可能に
枢結された裏セット盤開放保持部材161を主体として
構成される。裏セット盤開放保持部材161は、図4中
に部分拡大図を示すように、略円筒状に形成された基端
部161aとこの基端部から延びて先端がフック状に形
成された係止部161bとからなり、例えばABS樹脂
等の樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により一体
成形される。 【0033】裏セット盤開放保持部材161は、その基
端部161aが、正面視における外枠1の右側面部材の
内側にリベット等の締結手段により垂直面内に回動可能
に枢結され、この開放保持部材161を回動させること
で先端の係止部161bを外枠1の前面側に突出させ、
あるいは外枠1の内側に収容させることができる。先端
の係止部161bはフック状に形成されており、この係
止部161bを外枠1の前方に突出させたときに、裏セ
ット盤30のタンク部材35の後方壁面をこの係止部1
61bと外枠1の前端面との間に挟持するようにして係
止保持可能に構成されている。 【0034】このため、開放保持部材161を回動させ
て先端の係止部161bを外枠1の前面側に突出させ、
開放させた裏セット盤30のタンク部材35に係止部1
61bを係合させることで裏セット盤30を開放状態に
保持させることができ、また開放保持部材161を回動
させて先端の係止部161bを下方(または上方)に位
置させることで、裏セット盤開放保持部材161を外枠
1の内側に収容して裏セット盤30および前枠2を閉鎖
することができる。 【0035】従って、上記のように構成される前枠開放
保持機構150および裏セット盤開放保持機構160に
よれば、前枠2を開放して前枠開放保持部材151を揺
動展開し先端の係合端部151bを左右いずれかの係合
部155a,155bに係合させることで、前枠2を所
望の開放角度位置に保持させることができ、またこのよ
うに前枠2を開放させた状態で裏セット盤30を後方に
開き、開放保持部材の係止部161bをタンク部材35
に係合させることで、裏セット盤30を開放状態に保持
させることができる。これにより、前枠2の裏面側に広
い作業スペースを確保することができ、遊技盤20の着
脱作業等を容易に行うことができるようになる。 【0036】なお、前枠開放保持機構150により前枠
2が開放保持された状態において、係合端部151bに
螺合されたナット153bを締め付けることにより、前
枠2を開放状態に固定することも可能である。これによ
り、例えば遊技盤20の着脱交換時に作業者が誤って遊
技盤20の上端部を前枠開放保持部材151に当接さ
せ、係合端部151bと係合部(155aまたは155
b)との係合を解除するような外力が作用しても、ナッ
ト153bの締結力により係合が解除されることがな
く、前枠2の開放状態を強固に維持させることができ
る。 【0037】さて、このようにして開放状態が保持され
る前枠2における収容枠11の右側部に、収容枠11に
対して遊技盤20を開閉および着脱可能に支持する開閉
着脱機構40が設けられ、また収容枠11の下方に位置
する遊技補助盤15に、遊技盤20を開いた状態で仮支
持可能な仮支持機構50,60,70,80,90が設
けられる。以降、これらの各機構について、まず開閉着
脱機構40の構成から説明する。 【0038】図6〜図11に開閉着脱機構40の具体的
構成例を示す。ここで、図6は開閉着脱機構40を右斜
め後方から見た分解斜視図、図7は嵌合接続前の上方の
開閉着脱機構の背面図、図8および図9はそれぞれ嵌合
接続状態にある上方および下方の開閉着脱機構の背面
図、図10は図8中のX矢視方向に見た上方の開閉着脱
機構の平断面図、図11および図12はそれぞれ嵌合接
続前の上方および下方の開閉着脱機構の平面図(平断面
図)である。 【0039】遊技盤の開閉着脱機構40は、遊技盤20
の上方に配設される開閉着脱機構(以下、「上部開閉機
構」という)40Aと、この上部開閉機構から所定間隔
をおいて配設される下方の開閉着脱機構(以下、「下部
開閉機構」という)40Bとからなり、これら上下一対
の開閉機構をもって構成される。 【0040】上部開閉機構40Aおよび下部開閉機構4
0Bは、それぞれ収容枠11の上下にねじ固定されて裏
セット盤30を横開き開閉および着脱可能に支持する上
下の固定ヒンジ部材12,13をベース部材として共用
し、この固定ヒンジ部材12,13と遊技盤20(化粧
板21)との間に、一端に固定ヒンジ部材と相対揺動可
能に連結するヒンジ係合部が形成され、他端に遊技盤と
嵌脱可能に係合する遊技盤係合部が形成された揺動ヒン
ジ部材42,43を配設することで、遊技盤20を横開
き開閉可能かつ揺動ヒンジ部材から切り離して遊技盤単
体で着脱することができる開閉着脱機構を構成するもの
である。 【0041】なお、遊技盤20の支持形態としては、図
8に示すように化粧板21の右または左の側縁部を支持
する側縁支持形態と、図9に示すように化粧板21の下
縁部または上縁部を支持する上下縁支持形態とがあり、
上下の機構をともに同一の支持形態の開閉機構で構成す
ることもできるが、本実施形態では異なる支持形態の開
閉機構を端的に例示するため、第1実施例の側縁支持形
態の開閉機構を上部開閉機構40Aとして示し、第2実
施例の上下縁支持形態の開閉機構を下部開閉機構40B
として示している。以下、上部開閉機構40Aの構成か
ら順に説明する。 【0042】上部開閉機構40Aは、その構成を図6〜
図8に示すように、収容枠11の上部にねじ固定される
固定ヒンジ部材12と、一端が固定ヒンジ部材12に相
対揺動可能に連結され他端が化粧板21と嵌脱可能に係
合する揺動ヒンジ部材42とを主体とし、固定ヒンジ部
材12と揺動ヒンジ部材42とがボルト44a、ナット
44b、およびワッシャ44cを用いて相対揺動可能に
連結される形態を例示する。化粧板21には揺動ヒンジ
部材42と嵌合する揺動ヒンジ係合部22が形成されて
いる。 【0043】固定ヒンジ部材12は、収容枠11にねじ
固定されるベース部12aと、このベース部12aの下
部が左右に切り離されて各下端部が異なる高さ位置で折
り曲げられて後方に突出する第1支持部12bおよび第
2支持部12c、第1支持部12bに円孔状に穿設され
た支軸孔12d、第2支持部12cに上方に突出して固
着された裏セットヒンジピン12eなどの各部で構成さ
れる。ここで、第2支持部12cおよび裏セットヒンジ
ピン12eは、裏セット盤揺動ヒンジ部材32を揺動可
能に支持して裏セット盤30を着脱および横開き開閉可
能に支持する支持構造であり、遊技盤20の開閉着脱機
構と裏セット盤30の開閉着脱機構とが共通の固定ヒン
ジ部材12を用いて構成されている。固定ヒンジ部材1
2は、所定板厚の冷間圧延鋼板やステンレス鋼板等を用
いてパンチングやプレス成形等の公知の加工手段により
図示する形状に成型され、裏セットヒンジピン12eを
カシメ圧着させたのち、必要に応じて所要の表面処理を
行って形成される。 【0044】揺動ヒンジ部材42は、平面視において略
L字状に形成された板状のアーム部42bと、このアー
ム部42bの基端側に穿設された円孔状のヒンジ係合孔
42dと、アーム部42bの先端側に曲げ成形された遊
技盤係合部(挟持係合部42f,弾性係合片42g)と
からなり、上記固定ヒンジ部材12と同様の金属材料を
用いて同様の加工手段で形成される。 【0045】アーム部42bの基端側に形成されるヒン
ジ係合孔42d、および第1支持部12bに形成される
支軸孔12dは、ともにボルト44aのねじ外径よりも
幾分大きめな内径を有して形成されており、支軸孔12
dの上部にワッシャ44cを挟んで揺動ヒンジ部材42
を載置し、その上方からヒンジ係合孔42d、ワッシャ
44c、支軸孔12dを通してボルト44aを挿通し、
ボルト先端にナット44bを螺合させることで、揺動ヒ
ンジ部材42が揺動可能に固定ヒンジ部材12に連結さ
れ、かつ任意の揺動角度位置で係止保持可能に支持され
る。 【0046】ここで、ワッシャ44cは、第1支持部1
2bとアーム部42bの基端部との間に挟持させること
で、第1支持部12bとアーム部42bとの摺動面積を
低減させ、揺動開閉時の摩擦抵抗を低減させるために挿
入しており、ボルト・ナット44a,44bの締結を弱
めた状態で揺動ヒンジ部材42が滑らかに揺動されるよ
うになっている。なお、ボルト44aを溶接やカシメ等
の手段により揺動ヒンジ部材42に下向きに固着し、あ
るいは固定ヒンジ部材12に上向きに固着するように構
成してもよい。 【0047】アーム部42bの先端側に形成される遊技
盤係合部は、前後方向に延びるアーム部42bの先端側
が上下に屈曲成形されて側面視下方に開く凹状の挟持係
合部42fと、挟持係合部42fの左端縁部から上方に
曲げ起こされて側端面を成すとともにその上部がさらに
右斜め上方に折り返されて背面視U字形態の板バネ状に
形成された弾性係合片42gとからなる。挟持係合部4
2fの前後方向寸法は、その外形寸法が化粧板21の板
厚と同一または幾分小さめに設定され、弾性係合片42
gは挟持係合部42fの前後方向寸法内に収められてい
る。 【0048】一方、化粧板21の揺動ヒンジ係合部22
には、挟持係合部42fと係合する被挟持部22f、お
よび弾性係合片42gを受容して係合する受容係合口2
2gがルータ加工により形成されている。揺動ヒンジ係
合部22は、揺動ヒンジ部材42が固定ヒンジ部材12
に取り付けられ、遊技盤20が揺動ヒンジ部材42に嵌
合接続されて収容枠11に収容保持されたときの挟持係
合部42fおよび弾性係合片42gの位置およびこれら
の形状寸法に合わせて形成される。 【0049】このうち、被挟持部22fは、化粧板21
の表面および裏面を挟持係合部42fの位置および形状
寸法に合わせてザグリ加工することによって形成され、
表裏のザグリ深さが揺動ヒンジ部材42の板厚と同一ま
たは幾分大きく、残余の板厚が挟持係合部42fの溝幅
よりもわずかに大きくなるように設定されている。 【0050】また受容係合口22gは、表裏貫通して化
粧板21の右側縁から左方に向けてU字状に切り込まれ
た溝形態をなし、その溝部の上下面の位置および高さ寸
法が弾性係合片42gの基端側の位置および高さ寸法に
合わせて形成され、溝部の深さ寸法が弾性係合片42g
の側端面の位置に合わせて形成されている。なお、受容
係合口22gの溝底の上下のコーナ部は、上方コーナ部
の溝内側半径が弾性係合片42gの曲げ半径と同一もし
くは幾分小さめに形成され(具体的には、弾性係合片4
2gの曲げ半径がルータの工具半径と同一もしくは幾分
大きめに形成され)、下方コーナ部における下面部には
弾性係合片42gの基端部(挟持係合部42fからの曲
げ起こし部)がR面と当接しないように逃げ面22sが
形成されている。 【0051】このため、揺動ヒンジ係合部22が揺動ヒ
ンジ部材42に嵌合接続されると、挟持係合部42fが
被挟持部22fを挟み込むように係合して化粧板21を
前後方向に挟持保持するとともに、弾性係合片42gの
側端面が受容係合口22gの奥部端面(溝部底面)に当
接して化粧板21を左右方向に支持し、弾性係合片42
gの上下方向への弾性力により挟持係合部24fの上辺
と受容係合口22gの溝下面とが係合して化粧板21を
上下方向に支持する。これにより、遊技盤20が揺動ヒ
ンジ部材42および固定ヒンジ部材12を介して、収容
枠11に横開き開閉および着脱可能に取り付けられる。 【0052】また前述したように、挟持係合部42fの
外形寸法は化粧板21の板厚と同一またはこれより幾分
小さめに設定され、弾性係合片42gは挟持係合部42
fの前後方向寸法内に収められている。このため、上記
嵌合姿勢において遊技盤係合部の各部が化粧板21の表
・裏面よりも前・後方向に突出することがなく、例え
ば、図10に示すように遊技盤20を閉鎖したときに、
これらの各部が前方の収容枠11に当接しないようにな
っている。 【0053】次に、下部開閉機構40Bは、その構成を
図6および図9に示すように、収容枠11の下部にねじ
固定される固定ヒンジ部材13と、一端が固定ヒンジ部
材13に相対揺動可能に連結され他端が化粧板21と嵌
脱可能に係合する揺動ヒンジ部材43とを主体とし、固
定ヒンジ部材13と揺動ヒンジ部材43とがヒンジピン
13dを用いて相対揺動可能に連結される形態を例示す
る。化粧板21の右下端部には揺動ヒンジ部材43と嵌
合する揺動ヒンジ係合部23が形成されている。 【0054】固定ヒンジ部材13は、固定ヒンジ部材1
3と略同様に形成されており、収容枠11にねじ固定さ
れるベース部13aと、このベース部13aの下部が左
右に切り離されて各下端部が異なる高さ位置で折り曲げ
られて後方に突出する第1支持部13bおよび第2支持
部13c、第1支持部13bに上方に突出して固着され
たヒンジピン13d、第2支持部13cに上方に突出し
て固着された裏セットヒンジピン13eなどの各部で構
成される。ここで、第2支持部13cおよび裏セットヒ
ンジピン13eは、裏セット盤揺動ヒンジ部材33(図
2を参照)を揺動可能に支持して裏セット盤30を着脱
および横開き開閉可能に支持する支持構造であり、遊技
盤20の開閉着脱機構と裏セット盤30の開閉着脱機構
とが共通の固定ヒンジ部材13を用いて構成されてい
る。固定ヒンジ部材13は既述した固定ヒンジ部材12
と同様の金属材料を用いて同様の加工手段で形成され
る。 【0055】揺動ヒンジ部材43は、平面視において略
L字状に形成された板状のアーム部43bと、このアー
ム部43bの基端側に穿設された円孔状のヒンジ係合孔
43dと、アーム部43bの先端側に曲げ成形された遊
技盤係合部(挟持係合部43f,側端係合辺43h,導
入片43i)とからなり、上記固定ヒンジ部材13と同
様の金属材料を用いて同様の加工手段で形成される。 【0056】アーム部43bの基端側に形成されるヒン
ジ係合孔43dは、ヒンジピン13dの外径よりもわず
かに大きな内径を有して嵌脱自在に形成されており、ヒ
ンジピン13dにワッシャ44dを係合させて上方から
ヒンジ係合孔43dを係合させることで、揺動ヒンジ部
材43が第1支持部13bに揺動可能に枢支される。ワ
ッシャ44dは、第1支持部13bとアーム部43bの
基端部との間に挟持させることで、第1支持部13bと
アーム部43bとの摺動面積を低減させ、揺動開閉時の
摩擦抵抗を低減させるために挿入しており、揺動ヒンジ
部材43がヒンジピン13dを回転軸として滑らかに揺
動されるようになっている。 【0057】アーム部43bの先端側に形成される遊技
盤係合部は、前後方向に延びるアーム部43bの先端側
が上下に屈曲成形されて側面視上方に開く凹状の挟持係
合部43fと、挟持係合部43fの右端縁部から上方に
曲げ起こされた側端係合片43h、および挟持係合部4
3fの左端縁部が左方に延出されるとともにその先端部
がコイニング加工(押し潰し加工)されてテーパ状に形
成された導入片43iとからなる。 【0058】揺動ヒンジ部材43は、この揺動ヒンジ部
材43が固定ヒンジ部材13に枢支され、遊技盤20が
揺動ヒンジ部材43に嵌合接続されて収容枠11に閉鎖
されたときに、挟持係合部43fの下面が収容枠11の
上面に支持され、側端係合片43hが化粧板の右側端面
の配設位置と一致するように形成される。また、挟持係
合部43fの前後方向寸法は、その外形寸法が化粧板2
1の板厚と同一または幾分小さめに設定され、側端係合
片43hおよび導入片43iは挟持係合部43fの前後
方向寸法内に収められている。 【0059】一方、化粧板21の揺動ヒンジ係合部23
は、挟持係合部43fと係合する被挟持部23fと、挟
持係合部43fの底面ならびに導入片43iを受容する
受容係合部23gとからなり、化粧板21の右下端部に
ルータ加工により形成される。このうち受容係合部23
gは揺動ヒンジ部材43の板厚および導入片43iの突
設位置に合わせて形成され、また被挟持部23fは、化
粧板21の表面および裏面を挟持係合部43fの形状寸
法に合わせてザグリ加工することによって形成される。
被挟持部23fの表裏のザグリ深さは、揺動ヒンジ部材
43の板厚と同一またはこれより幾分大きく、残余の板
厚が挟持係合部43fの溝幅よりもわずかに大きくなる
ように設定されいる。 【0060】このため、揺動ヒンジ係合部23が揺動ヒ
ンジ部材43に嵌合接続されると、挟持係合部43fが
被挟持部23fを挟み込むように係合して化粧板21を
前後方向に挟持保持するとともに、被挟持部43fの底
面が化粧板21の受容係合部23gの下端面と係合して
化粧板21を上下方向に支持し、側端係合片43hが化
粧板21の右端面と係合して左右方向に支持する。これ
により、遊技盤20が揺動ヒンジ部材43および固定ヒ
ンジ部材13を介して、収容枠11に横開き開閉および
着脱可能に取り付けられる。 【0061】また前述したように、挟持係合部43fの
外形寸法は化粧板21の板厚と同一またはこれより幾分
小さめに設定され、側端係合片43hおよび導入片43
iは挟持係合部43fの前後方向寸法内に収められてい
る。このため、上記嵌合姿勢において遊技盤係合部の各
部が化粧板21の表・裏面よりも前・後方向に突出する
ことがなく、例えば、遊技盤20を閉鎖したときにこれ
らの各部が前方の収容枠11に当接しないようになって
いる(図12を参照)。 【0062】なお、図11および図12に示すように、
上下の揺動ヒンジ部材42,43におけるアーム部42
b,43bの基端側には、揺動ヒンジ部材42,43を
所定の開放角度まで揺動させたときに、それぞれのベー
ス部12a,13aと当接して開放角度を規定する角度
規定部42s,43sが形成されており、遊技盤20を
装着するときに上下の揺動ヒンジ部材42,43の開放
角度が同一、すなわち挟持係合部42f,43fの溝方
向が同一方向に揃い、各揺動ヒンジ係合部22,23と
容易に係合させることができるようように構成してい
る。以下、このようにして規定される開放角度を便宜的
に「着脱操作角度」という。 【0063】着脱操作角度は、任意の開放角度を設定す
ることができるが、本実施例では、揺動ヒンジ部材43
における挟持係合部43fの下面が収容枠11の上面に
支持されてヒンジ係合部に無理な捻り力が作用しない角
度位置とし、また後述する仮支持機構50または60,
70,80,90等(以下、仮支持機構50等と略記す
る)によって遊技盤20が仮支持される範囲内の角度位
置に設定している。 【0064】なお、下部開閉機構40Bについても上部
開閉機構40Aと同様にボルト・ナット係合の揺動連結
構造を用いてもよく、また、角度規定部42s,43s
の当接による揺動角度規制に替えて、例えば、ボールプ
ランジャやインデックスプランジャ等を用いて揺動ヒン
ジ部材42,43を着脱操作角度で係止可能に構成して
もよい。またこの場合に、仮支持機構によって仮支持さ
れる開放角度位置と、これより大きな開放角度位置、あ
るいは遊技盤が閉鎖された角度位置など複数の角度位置
で係止可能に構成してもよい。 【0065】さて、以上のように構成される開閉着脱機
構40では、遊技盤20を着脱操作角度まで横開き開放
させ、仮支持機構50等により化粧板21の下面を仮支
持させた状態で遊技盤と揺動ヒンジ部材との着脱操作を
行う。なお、遊技盤の着脱操作は仮支持機構を利用した
仮支持操作の作用説明と前後し、また一部重複するが、
理解容易化のため本項で説明する。 【0066】まず、遊技盤20を装着する操作について
説明する。作業者は、予め前枠開放保持機構150およ
び裏セット盤開放保持機構160を利用して前枠2およ
び裏セット盤30を図4に示すように開放保持させると
ともに、上下の揺動ヒンジ部材42,43を着脱操作角
度に設定する。このとき上部開閉機構40Aのボルト・
ナット44a,44bを締結し、揺動ヒンジ部材43が
自由に揺動しないように係止させておく。そして、図4
中に二点鎖線で示すように遊技盤20を斜めに搬入し、
図11および図12に示すように化粧板21遊の右端部
が揺動ヒンジ部材42,43の左方に近接した位置で、
一旦、遊技盤20を仮支持機構50等に仮支持させる。 【0067】次いで、このように遊技盤20が仮支持機
構に仮支持された状態で、遊技盤20の位置および盤面
の傾きを微調整する。具体的には、化粧板21の右端部
をわずかに上方に持ち上げて遊技盤20をわずかに左傾
させた状態で、揺動ヒンジ係合部23の被挟持部23f
が揺動ヒンジ部材43の挟持係合部43fの上方に位置
し、上方の揺動ヒンジ係合部22が図7に示すように揺
動ヒンジ部材42の左方に位置するように位置合わせす
る。そして、遊技盤20を右傾させるようにして化粧板
21の右端部を下動させ、被挟持部23fを挟持係合部
43fの溝内に嵌入させる。 【0068】このとき、上部開閉機構40Aでは、遊技
盤20の右傾に伴って揺動ヒンジ係合部22が右動し、
弾性係合片42gが受容係合口22g内に嵌入するとと
もに、挟持係合部42fが被挟持部22fと係合する。
そして、この状態から化粧板21の左側縁を右方に押圧
し、化粧板21の下部右端面が側端係合片43hに当接
し、受容係合口22gの奥部端面(溝部底面)が弾性係
合片42gの側端面に当接するまで化粧板21をスライ
ド移動させる。ここで、弾性係合片42gの左上端部は
曲げ加工により曲面状に形成され、導入片43iの先端
部はコイニング加工により斜面状に形成されているた
め、化粧板21を滑らかにスライド移動させることがで
きる。 【0069】これにより、上部の揺動ヒンジ係合部22
と揺動ヒンジ部材42とが図8に示すように嵌合接続さ
れ、下部の揺動ヒンジ係合部23と揺動ヒンジ部材43
とが図9に示すように嵌合接続されて、化粧板21が上
下の挟持係合部に挟まれるようにして固定ヒンジ部材1
2,13に揺動開閉可能に支持される。そして、このよ
うに揺動開閉可能に支持された遊技盤20を閉鎖して収
容枠11に収容させ、閉鎖クランプ14(14a,14
b,14c)を回動操作して化粧板21の裏面に係合さ
せることにより遊技盤20が前枠2の所定位置にセット
保持され、遊技領域PAがガラス扉5に臨んで配設され
る。 【0070】一方、遊技盤20を取り外す場合には、上
記同様に前枠2と裏セット盤30とを開放状態に保持さ
せ、仮支持機構50等を仮支持状態に設定したうえ、閉
鎖クランプ14を回動操作して化粧板21裏面との係合
を解除させ、化粧板21の上縁部に指をかけて遊技盤2
0を手前に引き出して遊技盤20を着脱操作角度まで開
放し、化粧板21の下面を仮支持機構50等に仮支持さ
せる。 【0071】次いで、遊技盤20が仮支持された状態
で、遊技盤20を搬出するのに適宜な部位、例えば化粧
板21の左右側縁部を把持し、遊技盤20を左斜め後方
に引き出すようにスライド移動させ、揺動ヒンジ部材4
2,43と揺動ヒンジ係合部22,23との嵌合接続を
解除させる。あるいは、仮支持機構に支持された支持部
を支点として遊技盤20をわずかに左傾させるようにし
て、揺動ヒンジ部材42,43と揺動ヒンジ係合部2
2,23との嵌合接続を解除させる。そして、遊技盤2
0を図4中に二点鎖線で示すように斜めに引き出し、遊
技盤20を収容枠11から取り外す。 【0072】従って、以上のように構成される開閉着脱
機構40によれば、熟練作業者によることなく遊技盤2
0の着脱操作を容易に行うことができる。また、個々の
遊技盤に揺動ヒンジ部材を固定配設する必要がなく、揺
動ヒンジ係合部22,23を他の盤面加工と同時にルー
タ加工で形成することができるため、遊技盤20の製作
コストや盤面交換時の必要コストを低減させることがで
きる。さらに、揺動ヒンジ部材2,43を切り離した状
態で遊技盤の取り扱いができるため、遊技盤20の搬送
や盤面交換等の取扱時に誤って揺動ヒンジ部材をぶつけ
て変形させてしまうようなことがない。 【0073】次に、遊技盤の開閉着脱機構の第3および
第4実施例について、図13および図14を参照しなが
ら簡潔に説明する。ここで図13は、上述した上部開閉
機構40Aと同様に化粧板21の側縁部と嵌合接続する
側縁支持形態の開閉機構を例示する斜視図であり、また
図14は、下部開閉機構40Bと同様に化粧板の下端角
部と嵌合接続する上下縁支持形態の開閉機構を例示する
斜視図である。 【0074】図13に例示する着脱開閉機構40Cは、
収容枠11にねじ固定される固定ヒンジ部材112と、
基端側の上下端部が固定ヒンジ部材112に相対揺動可
能に連結され他端中央部が化粧板21と嵌脱可能に係合
する揺動ヒンジ部材142とを主体として構成され、固
定ヒンジ部材112と揺動ヒンジ部材142とが、前述
したと同様のボルト・ナットを用いて相対揺動可能に連
結される。また化粧板21には揺動ヒンジ部材142と
嵌合する揺動ヒンジ係合部122が形成される。なお本
実施例では、化粧板21の板厚中心の延長線上に固定ヒ
ンジ部材112と揺動ヒンジ部材142との揺動連結軸
を配設した例を示しており、固定ヒンジ部材112がね
じ固定される収容枠11の固定部は、この揺動連結軸の
配設位置に合わせて前方に凹設されている。 【0075】固定ヒンジ部材112は、収容枠11にね
じ固定されるベース部112aと、このベース部112
aの上下端部がコの字状に折り曲げられて上下平行に後
方に突出する第1支持部112b,112b、ベース部
112aの下部が左右に切り離されるとともに第1支持
部112bと異なる高さ位置で折り曲げられて後方に突
出する第2支持部112c、上下の第1支持部112b
に円孔状に穿設された支軸孔112d、第2支持部11
2cに上方に突出して固着された裏セットヒンジピン1
12eなどの各部で構成される。ここで、第2支持部1
12cおよび裏セットヒンジピン112eは、前記同様
に裏セット盤揺動ヒンジ部材32を揺動可能に支持して
裏セット盤30を着脱および横開き開閉可能に支持する
支持構造である。固定ヒンジ部材112は、既述した各
固定ヒンジ部材と同様の金属材料を用いて同様の加工手
段で形成される。 【0076】揺動ヒンジ部材142は、上下方向に延び
る揺動ベース部142aと、このアーム部の上下端部が
コの字状に折り曲げられて上下平行に右方に突出するア
ーム部142b,142b、上下のアーム部142bに
穿設された円孔状のヒンジ係合孔142d、揺動ベース
部142bの前後がコの字状に折り曲げられて前後平行
に左方に突出する挟持係合部142f、および挟持係合
部の前後の壁面間に固着され前後に延びる係合筒142
gからなり、揺動ヒンジ部材42と同様の金属材料を用
いて同様の加工手段で形成される。挟持係合部142f
の前後の壁面間隔は、その外形寸法が化粧板21の板厚
と同一または幾分小さめに設定されている。 【0077】揺動ヒンジ部材142のアーム部142
b,142bの上下外面間隔は、ベース部材112の上
下の第1支持部112,112bの上下内面間隔よりも
幾分小さめに形成されており、揺動ヒンジ部材142b
が上下の第1支持部112bの間に挟持されるように配
設され、上下各支軸孔112dとヒンジ係合孔142d
とがそれぞれボルト・ナット(44a,44b)で締結
されて、揺動ヒンジ部材142が揺動可能に固定ヒンジ
部材112に連結され、かつ任意の揺動角度位置で係止
保持可能に支持される。なお、上下のアーム部142b
の面間と上下の第1支持部112bの面間を同一とし
て、上下両方のアーム部を第1支持部112bの上面に
支持させる構成としてもよく、また上下いずれか一方ま
たは両方の係合連結部をヒンジピンとヒンジ係合孔の構
成としてもよい。 【0078】一方、化粧板21の揺動ヒンジ係合部12
2には、挟持係合部142fと係合する被挟持部122
f、および係合筒142gを受容して係合する受容係合
口122gがルータ加工により形成されている。揺動ヒ
ンジ係合部122は、揺動ヒンジ部材142が固定ヒン
ジ部材112に取り付けられ、遊技盤20が揺動ヒンジ
部材142に嵌合接続されて収容枠11に収容保持され
たときの挟持係合部142fおよび係合筒142gの位
置および形状寸法に合わせて形成される。 【0079】このうち、被挟持部122fは、化粧板2
1の表面および裏面を挟持係合部142fの位置および
形状寸法に合わせてザグリ加工することによって形成さ
れ、表裏のザグリ深さが揺動ヒンジ部材142の板厚と
同一または幾分大きく、残余の板厚が挟持係合部142
fの前後の壁面の内面間隔よりもわずかに大きくなるよ
うに設定されている。また受容係合口122gは、表裏
を貫通し化粧板21の右側端面から左方に向けて切り込
まれたU字状の溝形態をなし、溝幅が係合筒142gの
直径よりもわずかに大きく、溝深さが係合時の係合筒1
42gの配設位置よりも深く形成されている。 【0080】このため、遊技盤20を仮支持機構50等
を利用して仮支持させ、遊技盤20を右動させるように
して揺動ヒンジ係合部122を揺動ヒンジ部材142に
嵌合接続させると、挟持係合部142fが被挟持部12
2fを挟み込むように係合して化粧板21を前後方向に
挟持保持するとともに、係合筒142gが受容係合口1
22gに受容されて化粧板21を上下方向に支持し、揺
動ベース部142aが化粧板21の右端面に当接して化
粧板21を左右方向に支持する。これにより、遊技盤2
0が揺動ヒンジ部材142および固定ヒンジ部材112
を介して、収容枠11に横開き開閉および着脱可能に取
り付けられる。 【0081】従って、本実施例に示す開閉機構40Cに
おいても、前示した上部開閉機構40Aと同様に容易に
遊技盤の着脱操作を行うことができ、同様の効果を得る
ことができる。また、本実施例の開閉機構40Cでは挟
持係合部142fと被挟持部122fとの係合面積が広
く、かつ揺動ヒンジ部材142が第1支持部112bに
上下2カ所で支持される構成のため、比較的重量のある
遊技盤等に対しても利用可能な強固な支持構造を提供す
ることができる。 【0082】さらに、本構成では遊技盤20を嵌合接続
させる際に作用する押圧力の作用線上に揺動連結軸があ
るため、これらがオフセットされている場合のような回
転モーメントが作用することがなく、ボルトナットの締
結力が弱い場合であっても装着作業中に揺動ヒンジ部材
が揺動して逃げてしまうようなことがない。なお、挟持
係合部142fの先端側に一定の導入部を設けること、
または被挟持部122fの表裏面の右端角部にテーパ状
の導入部を形成することなどにより、この効果をさらに
向上させることも可能である。 【0083】また、本実施例の開閉機構40Cでは、受
容係合口122gと係合する係合部材として円筒状の係
合筒142gを用いているため、嵌合接続時に円筒面が
導入ガイドとして作用し、遊技盤を容易に係合させるこ
とができる。なお、係合筒142gを回転自在なローラ
構成とすることにより上記効果をさらに高めることも可
能である。 【0084】図14に例示する開閉機構40Dは、化粧
板の下端角部と嵌合接続する上下縁支持形態の開閉機構
であり、化粧板21と揺動ヒンジ部材との嵌合部を除い
て既述した開閉機構40Bと同様である。このため、揺
動ヒンジ部材につては同一要素部分に同一番号を付して
重複説明を省略するとともに、固定ヒンジ部材13につ
いては記載を省略し同一番号を引用して説明する。 【0085】開閉機構40Dは、収容枠11の下部にね
じ固定される固定ヒンジ部材13と、一端が固定ヒンジ
部材13に相対揺動可能に連結され他端が化粧板21と
嵌脱可能に係合する揺動ヒンジ部材143とを主体と
し、固定ヒンジ部材13と揺動ヒンジ部材143とがヒ
ンジピン13d(またはボルト・ナット係合)を利用し
て相対揺動可能に連結される。化粧板21の右下端部に
は揺動ヒンジ部材143と嵌合する揺動ヒンジ係合部1
23が形成されている。 【0086】揺動ヒンジ部材143は、平面視において
略L字状に形成された板状のアーム部43bと、このア
ーム部43bの基端側に穿設された円孔状のヒンジ係合
孔43dと、アーム部43bの先端側に曲げ成形された
遊技盤係合部143f,143gとからなり、揺動ヒン
ジ部材43と同様の金属材料を用いて同様の加工手段で
形成される。アーム部43bの先端側に形成される遊技
盤係合部は、前後方向に延びるアーム部43bの先端側
が上下に屈曲成形されて側面視上方に開く凹状の挟持係
合部143fと、挟持係合部143fの前後の壁面間に
固着され前後に延びる係合筒143gとからなる。挟持
係合部143fの前方壁面は後方壁面よりも上方に延び
て形成されている。 【0087】揺動ヒンジ部材143は、この揺動ヒンジ
部材143が固定ヒンジ部材13に枢支され、遊技盤2
0が揺動ヒンジ部材143に嵌合接続されて収容枠11
に閉鎖されたときに、挟持係合部143fの下面が収容
枠11の上面に支持されるように形成される。また、挟
持係合部143fの前後方向寸法は、その外形寸法が化
粧板21の板厚と同一または幾分小さめに設定されてい
る。 【0088】一方、化粧板21の揺動ヒンジ係合部12
3は、挟持係合部143fと係合する被挟持部123
f、係合筒143gを受容して係合する受容係合口12
3g、および挟持係合部143fの底面を受容するため
揺動ヒンジ部材143の板厚分切り込まれた受容部など
からなり、化粧板21の右下端部にルータ加工により形
成されている。 【0089】このうち、被挟持部143fは、化粧板2
1の表面および裏面を挟持係合部143fの位置および
形状寸法に合わせてザグリ加工することによって形成さ
れ、表裏のザグリ深さが揺動ヒンジ部材143の板厚と
同一または幾分大きく、残余の板厚が挟持係合部143
fの前後の壁面の内面間隔よりもわずかに大きくなるよ
うに設定されている。また受容係合口123gは、化粧
板21の下端面から左方に向けて切り込まれたU字状の
溝形態をなし、溝幅が係合筒142gの直径よりもわず
かに大きく、溝深さが係合時の係合筒143gの配設位
置よりも深く形成されている。 【0090】このため、遊技盤20を仮支持機構50等
を利用して仮支持させ、化粧板21の右端部をわずかに
上方に持ち上げて遊技盤20を左傾させた状態で、被挟
持部123fの前面側が挟持係合部143fの前方の立
設壁面に接触し、受容口123gが係合筒143gの上
方に位置するように位置合わせする。そして、遊技盤2
0を右傾させるようにして化粧板21の右端部を下動さ
せ、被挟持部123fを挟持係合部143fの溝内に嵌
入させ、受容口123g内に係合筒143gを受容させ
て係合させる。 【0091】このようにして揺動ヒンジ係合部123と
揺動ヒンジ部材143とが嵌合接続されると、挟持係合
部143fが被挟持部123fを挟み込むように係合し
て化粧板21を前後方向に挟持保持するとともに、係合
筒143gが受容係合口123gに受容されて化粧板2
1を左右方向に支持し、挟持係合部143fの溝部上面
が揺動ヒンジ係合部123の下端面に当接して化粧板2
1を上下方向に支持する。これにより、遊技盤20が揺
動ヒンジ部材143および固定ヒンジ部材13を介し
て、収容枠11に横開き開閉および着脱可能に取り付け
られる。 【0092】従って、本実施例に示す開閉機構40Dに
おいても、前示した下部開閉機構40Bと同様に容易に
遊技盤の着脱操作を行うことができ、同様の効果を得る
ことができる。また、本実施例の開閉機構40Dでは、
挟持係合部143fの前方の立設壁面を後方の壁面より
も上方に延ばして形成しているため、この立設壁面が遊
技盤20の位置合わせおよび嵌合接続時のガイドとして
作用し、装着作業を容易化することができる。また受容
係合口123gと係合する係合部材として円筒状の係合
筒143gを用いているため、嵌合接続時に円筒面が左
右方向の導入ガイドとして作用し、遊技盤20を左右方
向に押圧操作しなくても嵌合接続過程で自動調芯的に位
置調整して係合する。従って、このような構成の開閉機
構40Dによれば、遊技盤の装着操作をさらに容易化し
た開閉機構を提供することができる。なお、被挟持部1
23fの裏面側の下端角部にテーパ状の導入部を形成す
ることにより、また、係合筒143gを回転自在なロー
ラ構成とすることにより、上記各効果をさらに高めるこ
とも可能である。 【0093】以上、遊技盤の開閉着脱機構について40
A〜40Dの各実施例について説明したが、既述したよ
うに、各開閉機構の配設位置および組み合わせは例示と
して示したものであり、遊技盤20の右側縁の上下に同
様の側縁支持形態の開閉機構を設ける構成(例えば、開
閉機構40Aと、開閉機構40Aにおける遊技盤係合部
42f,42gの向きを上下逆構成にした開閉機構40
A′とを設ける構成)や、遊技盤20の上下端部に同様
の上下縁支持形態の開閉機構を設ける構成(例えば、開
閉機構40Bと、開閉機構40Bにおける遊技盤係合部
43fの向きを上下逆構成にした開閉機構40B′とを
設ける構成)としてもよく、40A〜40Dの各開閉機
構を適宜組み合わせた構成としてもよい。また、固定ヒ
ンジ部材と揺動ヒンジ部材との揺動連結部についても、
適宜ピン係合としあるいはボルト・ナット係合とするこ
とができる。さらに、各実施例では遊技盤20用の固定
ヒンジ部材と裏セット盤30用の固定ヒンジ部材とを、
共通のベース部12a,13aに形成した例を示した
が、遊技盤用に別個独立した固定ヒンジ部材を設ける構
成としてもよい。 【0094】次に、このように開閉着脱可能に支持され
た遊技盤20の下面を仮支持する仮支持機構について説
明する。図15〜図19に第1実施例の仮支持機構50
を示しており、まず、これらの図面を参照して仮支持機
構50の構成について説明する。なお、図15は仮支持
機構50の構成を説明するための分解斜視図、図16は
収容姿勢にある仮支持機構50を裏面側から見た背面
図、図17は仮支持機構50における収容姿勢(A)〜中
間状態(B)〜仮支持姿勢 (C)にわたる変化を示す説明図
(側断面図)、図18は仮支持姿勢にある仮支持機構5
0を裏面側から見た背面図、図19は仮支持姿勢にある
仮支持機構50を上方から見た平面図(部分断面図)で
ある。 【0095】仮支持機構50は、前枠2における遊技補
助盤15の裏面側にねじ固定されるベース部材51、ベ
ース部材51の上部に揺動可能に枢支される遊技盤仮受
け部材52、ベース部材51の下部に揺動可能に取り付
けられて遊技盤仮受け部材52を突出変位させた角度位
置で支持する支持部材53を主体として構成される。な
お、仮支持機構50では、遊技盤仮受け部材52と支持
部材53とが揺動変位する形態のため、これらの部材の
構成を説明するにあたっては、図15に示す姿勢の方向
をもって前後左右と称して説明する。 【0096】ベース部材51は、基板となるベース部5
1aと、このベース部51aから上方に延びるとともに
前方にオフセット成型された位置決め部51b、位置決
め部51bの左右端部が直角に折り曲げられて後方に突
出する固定ヒンジ部51c、ベース部51aの下端部が
左右に張り出されその端部が直角に折り曲げられて後方
に突出する支持部51dなどからなる。 【0097】ベース部51aにはベース部材51を取り
付けるための3カ所のねじ孔51hが形成され、位置決
め部51bには前枠2に対するベース部材51を位置決
めするための2カ所の位置決め孔51pが、左右の固定
ヒンジ部51cには枢結ピン55を受容して遊技盤仮受
け部材52を揺動可能に枢支する固定ヒンジ孔51q
が、左右の支持部51dには支持部材53を揺動可能に
支持するための支持孔51rが、それぞれ形成されてい
る。 【0098】このように、位置決め部51bをベース部
51aよりも前方にオフセットして形成し、この位置決
め部51bの左右を後方に折り曲げて固定ヒンジ部51
cを形成しているため、ベース部材51を固定するため
の取付ボス16aが遊技補助盤15の前面側に突出する
ことがなく、かつ左右の固定ヒンジ孔51q(すなわち
遊技盤仮受け部材52の揺動軸)を収容枠11から後方
に突出させることなく収容枠の厚さ内に配設している。
なお、ベース部材51は、所定板厚の冷間圧延鋼板やス
テンレス鋼板等をパンチングやプレス成形等の公知の加
工手段により図示する形状に成型し、必要に応じて所要
の表面処理を行って構成する。 【0099】遊技盤仮受け部材52は、遊技盤20を支
持する支持面部52aと、この支持面部52aから前方
に延びるとともに下方にオフセット成形された逃げ部5
2b、逃げ部52bの左右端部が直角に折り曲げられて
下方に突出する揺動ヒンジ部52c、支持面部52aの
左右端部が直角に折り曲げられて下方に突出する支持受
け部52dなどからなる。揺動ヒンジ部52cには枢結
ピン55を受容して左右の固定ヒンジ部51cに揺動可
能に支持される揺動ヒンジ孔52qが形成され、支持受
け部52dには支持部材53と係合する長孔状の支持受
け孔52rが形成されるとともに、この支持受け孔52
rに支持部材53を受容するための切り欠き部52sが
形成されている。 【0100】遊技盤仮受け部材52における支持面部5
2aは、遊技盤仮受け部材52がベース部材51に枢結
され、支持部材53により仮支持姿勢(図17(C)の状
態)に係止されたときに、支持面部52aの上面が揺動
ヒンジ部材42,43を介して固定ヒンジ部材12,1
3に連結された状態(以下、「ヒンジ連結された状態」
という)における化粧板21の下端面の高さ位置と同一
もしくはわずかに高くなるように形成され、左右方向の
配設位置および前後方向への突出位置は着脱操作角度に
ある化粧板21の配設位置に合わせて設定されている。
また左右の支持受け部52dはこれらの内面間隔がベー
ス部51aの幅よりも大きく、かつ支持受け部52dの
外面間隔が左右の支持部51dの内面間隔よりも小さく
なるように相互間隔を設定している。遊技盤仮受け部材
52は、ベース部材51と同様の板材を用い同様の加工
手段により形成される。 【0101】支持部材53は、遊技盤仮受け部材52の
左右の支持受け孔52rと係脱可能な支持バー部53a
と、この支持バー部の左右が直角に折り曲げられて平行
に延びる支持脚部53b、左右支持脚部53bの先端側
が支持バー部53aと平行にそれぞれ左右外方に屈曲さ
れ端部に雄ネジが形成されるとともにその基端側にフラ
ンジ部が設けられた揺動軸部53cなどから構成され
る。 【0102】支持部材53は、左右の支持脚部53bの
内面間隔が支持バー部53a側で支持受け部52dの外
面間隔よりも幾分大きく設定される一方、揺動軸部53
c側で狭められたΩ形に形成されており、左右の支持受
け部52dを挟むように係合して遊技盤仮受け部材52
を左右にぶれることなく支持するとともに、仮支持機構
50の幅寸法を小型に構成している。支持部材53は、
例えば所定線径のみがき鋼棒の両端に旋削や転造等によ
りねじ部を形成したうえで図示する形状に曲げ加工し、
必要に応じて所要の表面処理を施すとともに、両側の所
定位置にワッシャをカシメ締結しあるいはスナップリン
グ等を嵌着固定して構成する。 【0103】遊技盤仮受け部材52と支持部材53と
は、それぞれ枢結ピン55およびナット57を利用して
ベース部材51に取り付けられる。遊技盤仮受け部材5
2は、左右の揺動ヒンジ部52cに形成された揺動ヒン
ジ孔52qと左右の固定ヒンジ部51cに形成された固
定ヒンジ孔51qとを位置合わせして連通させ、これら
の孔部を貫通するように枢結ピン55挿通させて、突出
した先端側にEリング56を嵌着することで固定ヒンジ
部51cに揺動自在に枢結される。支持部材53は、左
右支持脚部53b,53bの間隔を狭めるように弾性変
形させて、先端の雄ネジ部を左右の支持孔51r,51
rに挿通させ、突出した端部にナット57,57を螺合
させることで支持部51d,51dに揺動可能に支持さ
れる。 【0104】こうして組み立てられた部分組立体が遊技
補助盤15に取り付けられる。遊技補助盤(前枠2にお
ける収容枠11の下部領域)15の裏面側には、遊技盤
仮支持機構50を取り付けるための機構取付部16が設
けられている。機構取付部16には、位置決め部51b
に形成された2カ所の位置決め孔51pと係合してベー
ス部材51の上下左右位置及び角度姿勢を規定する位置
決めピン16p、およびベース部材51が位置決めされ
たときにベース部51aに形成された3カ所のねじ孔5
1hと位置整合するねじ受容部を有した円筒状の取付ボ
ス16aが突出成型されるとともに、遊技補助盤15の
下方のリブには左右の支持脚部53bの幅および線形に
合わせた切り欠き部16cが形成されている。 【0105】このため、作業者がベース部材51の2カ
所の位置決め孔51pを位置決めピン16pに嵌合させ
て位置決めし、各ねじ孔51hにねじ58を挿通させて
取付ボス16aにねじ止めすることにより、ベース部材
51を含む部分組立体が遊技補助盤15の所定位置に位
置決め固定される。 【0106】このように構成される遊技盤の仮支持機構
50は、図16に示す収納姿勢と、図18および図19
に示す仮支持姿勢とに変位させることができる。図17
には仮支持機構50の収容姿勢(A)〜中間状態(B)〜仮支
持姿勢(C)にわたる変化の態様を示しており、以下この
図17を主に参照しながら仮支持機構50の作用につい
て説明する。 【0107】パチンコ機PMが遊技に供される遊技時に
は、仮支持機構50が図17(A)に示す収容姿勢に保持
される。この収容姿勢では、支持部材53は支持孔51
rに支持された揺動軸部53cを揺動軸として支持バー
部53aが垂下した状態に配設され、左右の支持脚部5
3bが遊技補助盤15の下方のリブに形成された切り欠
き部16cに収容される。遊技盤仮受け部材52は枢結
ピン55を揺動軸として支持面部52aが前枠の裏面下
方を向くように垂下する。 【0108】前述したように、左右の支持受け部52d
はこれらの内面間隔がベース部51aの幅よりも大き
く、かつ支持受け部52dの外面間隔が左右の支持部5
1dの内面間隔よりも小さくなるように相互間隔を設定
している。このため遊技盤仮受け部材52を収容姿勢に
したときに、左右の支持受け部52dがベース部材51
に当接することなく、ベース部51aの左右側方に位置
してコンパクトに収容される。また遊技盤仮受け部材5
2の揺動軸が収容枠11の後端面よりも内側に設けら
れ、逃げ部52bが支持面部52aよりも前方にオフセ
ット成形されているため、収容姿勢において遊技盤仮受
け部材52の各部が後方に大きく突出するようなことが
ない。このため仮支持機構50はわずかな厚さ(前後方
向寸法)に折りたたむことができ、前枠2と裏セット盤
30との間に収容保持させることができる。 【0109】上記のような収容姿勢から、遊技盤20を
仮支持可能な仮支持姿勢に変化させるときには、図17
(B)に示すように、遊技盤仮受け部材52を枢結ピン5
5まわりに上方に揺動させ、支持部材53を揺動軸部5
3cまわりに上方に揺動変位させて、支持部材の支持バ
ー部53aを切り欠き部52sを通して支持受け孔52
r内に導入する。そして、遊技盤仮受け部材52を下方
に揺動させ支持部材53を裏面方向に傾動させて支持バ
ー部53aを支持受け孔52rの後方に移動させ、支持
バー部53aを支持受け孔52rの後端部と係合させる
ことで、仮支持機構50が図17(C)に示すような仮支
持姿勢に設定される。 【0110】仮支持姿勢では、遊技盤仮受け部材52が
収容枠11の裏面方向(すなわち遊技盤20の着脱方
向)に突出した状態で係止され、支持面部52aの上面
がヒンジ連結された状態の化粧板21の下端面の高さ位
置と同一もしくはわずかに高くなるように配設される。
支持部材53は支持受け部52dと支持部51dとの間
を繋ぐ梁として機能し、支持面部52aに上方から作用
する荷重に抗して、遊技盤仮受け部材52を仮支持姿勢
に保持させる。支持部材53における左右の支持脚部5
3bは、左右の支持受け部52dを外側から挟み込むよ
うに位置しており、支持面部52aに荷重が作用したと
きに、係合が外れたりねじれが生じたりし難い構成とな
っている。なお、支持バー部53aに図15中に二点鎖
線で示すように、左右の支持受け部52dの内面間隔に
合わせたなカラー53kを固設し、あるいは内面間隔に
合わせた左右位置にスナップリングを嵌着等することに
より、上記抗力をより高めた構成とすることも可能であ
る。 【0111】さて、このようにして仮支持機構50を仮
支持姿勢に設定したのち、着脱開閉機構40を併用して
遊技盤20の着脱作業を行う。この着脱操作については
既述したとおりであるが、念のため、仮支持機構50に
関する部分について再び説明すると(図6〜図12を参
照)、作業者は、前枠開放保持機構150および裏セッ
ト盤開放保持機構160により前枠2および裏セット盤
30を開放状態に保持させるとともに、上下の揺動ヒン
ジ部材42,43を着脱操作角度に設定する。そして、
図4中に二点鎖線で示すように遊技盤20を斜めに搬入
し、化粧板21遊の右端部が揺動ヒンジ部材42,43
の左方に近接した位置で、一旦、遊技盤20を仮受け部
材52の支持面部52a上に仮支持させる。 【0112】次いで、遊技盤20が支持面部52a上に
支持された状態で、遊技盤20を嵌合接続させるのに適
宜な位置に持ち替え、化粧板21の位置および傾きを微
調整して揺動ヒンジ係合部22,23の位置を揺動ヒン
ジ部材42,43の位置に位置合わせする。そして、遊
技盤20を右傾させるようにして化粧板下部の被挟持部
23fを挟持係合部43fの溝内に嵌入させ、化粧板上
部の被挟持部22fを挟持係合部42fの溝内に嵌入さ
せて係合させる。そして、この状態から化粧板21の左
側縁を右方に押圧し、化粧板21の下部右端面が側端係
合片43hに当接し、受容係合口22gの奥部端面が弾
性係合片42gの側端面に当接するまでスライド移動さ
せる。 【0113】前述したように、支持面部52aの上面高
さは、化粧板21がヒンジ連結された状態における化粧
板21の下端面の高さ位置と同一もしくはわずかに高く
なるように形成され、かつ左右方向の配設位置および前
後方向への突出位置は着脱操作角度にある化粧板21の
配設位置に合わせて設定されている。このため、作業者
は化粧板21の下端面を支持面部52aに支持させた状
態で、遊技盤20の前後・左右位置や傾き角度を微調整
し、あるいは支持面部52aを支点として水平および垂
直面内に自由に遊技盤20を傾動させることができ、上
記のような遊技盤の装着操作を容易に行うことができる
ようになっている。 【0114】このようにして化粧板21が上下の揺動ヒ
ンジ部材42,43に嵌合接続されると、遊技盤20は
揺動ヒンジ部材42,43と固定ヒンジ12,13との
揺動連結軸まわりに横開き開閉可能に支持される。作業
者は遊技盤20を前方に押圧して支持面部52a上を滑
らせ、遊技盤20を収容枠11に収容させる。そして、
閉鎖クランプ14を回動操作して化粧板21の裏面側に
係合させ、遊技盤20を係止保持させる。これにより遊
技盤20が前枠2の所定位置にセット保持され、遊技領
域PAがガラス扉5に臨んで配設される。 【0115】あとは、前述したと逆の手順(図17(C)
→(B)→(A))で仮支持機構50を折りたたみ、裏セット
盤開放保持機構160による裏セット盤30の開放保持
を解除して裏セット盤30を前枠2の裏側を覆うように
閉じて閉鎖レバー34により閉鎖保持させ、前枠開放保
持機構150による前枠2の開放保持を解除して前枠2
を外枠1に閉鎖させることで、通常の遊技状態に復帰さ
れる。 【0116】一方、遊技盤20を収容枠11から取り外
す場合には、上記と同様にして前枠2および裏セット盤
30を開放保持させ仮支持機構50を仮支持状態に設定
した状態で、閉鎖クランプ14による遊技盤20の閉止
状態を解除させ、化粧板21の上縁部に指をかけて遊技
盤20を手前に引き出し、遊技盤20を着脱操作角度ま
で開放させて化粧板21の下面を支持面部52aに仮支
持させる。 【0117】次いで、遊技盤20が仮支持された状態
で、遊技盤20を搬出するのに適宜な部位、例えば化粧
板21の左右側縁部を把持し、遊技盤20を左斜め後方
に引き出すようにスライド移動させ、揺動ヒンジ部材4
2,43と揺動ヒンジ係合部22,23との嵌合接続を
解除させる。あるいは、支持面部52aを支点として遊
技盤20をわずかに左傾させるようにして、揺動ヒンジ
部材42,43と揺動ヒンジ係合部22,23との嵌合
接続を解除させる。そして、遊技盤20を図4中に二点
鎖線で示すように斜めに引き出し、遊技盤20を収容枠
11から取り外す。 【0118】あとは、適宜新たな遊技盤や保守点検が終
了した遊技盤を前述した手順で収容枠11に取り付け、
前述同様に仮支持機構50を折りたたんで、裏セット盤
30および前枠2を閉鎖することで、通常の遊技状態に
復帰される。 【0119】従って、このような遊技盤の仮支持機構5
0によれば、大型かつ重量物の遊技盤であっても、熟練
者によることなく容易に着脱作業することができる。ま
た、仮支持機構50では、この機構を使用するときに遊
技盤仮受け部材52を遊技盤20の着脱方向に突出変位
させ、この機構を使用しないときに前枠2と裏セット盤
30との間に収容させる形態のため、収容枠11を後方
に延出させるような機構に比べて使用時における遊技盤
仮受け部材52の突出量を大きく取って着脱作業を容易
化することができるとともに、前枠または裏セット盤の
厚さを増加させることなくコンパクトに構成することが
できる。 【0120】次に、第2実施例の遊技盤の仮支持機構6
0について説明する。この仮支持機構60は、全体とし
て前述した仮支持機構50と略同様の形態を備え、仮支
持機構50における支持部材53、この支持部材53を
支持する支持部51dならびに支持受け部52dの構成
が異なっている。そこで、図17(A)(B)(C)に対応し
て、仮支持機構60における収容姿勢(A)〜中間状態(B)
〜仮支持姿勢 (C)の変化を図20に示し、以下この図を
参照して仮支持機構60について簡潔に説明する。な
お、仮支持機構50と同様構成の部分に同一番号を付し
て重複説明を省略する。 【0121】仮支持機構60は、遊技補助盤15の裏面
側にねじ固定されるベース部材51′、ベース部材5
1′の上部に揺動可能に枢支される遊技盤仮受け部材5
2′、ベース部材51′の下部に揺動可能に取り付けら
れて遊技盤仮受け部材52′を突出変位させた角度位置
で支持する支持部材63を主体として構成される。 【0122】ベース部材51′は、ベース部51a、位
置決め部51b、固定ヒンジ部51c、およびベース部
51aの下端部から左右に張り出されその端部が直角に
折り曲げられて後方に突出する支持部61dなどからな
り、支持部61dの構成を除いて前述したベース部材5
1と同様に構成される。左右の支持部61dには上端が
開放されて支持部材63を受容可能なU字状の支持溝6
1rが形成されている。左右の支持部61dの内面間隔
は、遊技盤仮受け部材52′における左右の支持受け部
62の外面間隔よりもわずかに大きく設定されている。 【0123】遊技盤仮受け部材52′は、支持面部52
a、逃げ部52b、揺動ヒンジ部52c、および支持面
部52aの左右端部が直角に折り曲げられて下方に突出
する支持受け部62dなどからなり、支持受け部62d
の構成を除いて前述した遊技盤仮受け部材52と同様に
構成される。左右の支持受け部62dの内面間隔はベー
ス部51aの幅よりも幾分大きく設定されるとともに、
各支持受け部62dには支持部材63を摺動可能に支持
する長孔状の支持受け孔62rが形成されている。 【0124】支持部材63は、全体として上辺の一部が
開いた角形リング形態をなし、左右の支持溝61rと係
脱可能な支持バー部63a、支持バー部の左右が直角に
折り曲げられて平行に延びる支持脚部63b、左右支持
脚部63bの先端が支持バー部63aと平行に左右内側
に屈曲された摺動軸部63cなどから構成される。支持
部材63は、所定線径のみがき鋼棒を曲げ加工し所要の
表面処理を施して構成される。 【0125】遊技補助盤裏面の機構取付部16には、前
述同様の取付ボス16a、位置決めピン16pが突出成
形されるとともに、収容枠11の下方のリブには支持バ
ー部63aの幅に合わせて凹状の切り欠き溝16gが形
成されている。 【0126】遊技盤仮受け部材52′は、前述同様に枢
結ピン55を利用してベース部材51′に揺動可能に枢
結され、支持部材63は上辺を開くように弾性変形させ
て左右の摺動軸部63cを左右の支持受け孔62rに係
合させる。そして、位置決め部51bに形成された2カ
所の位置決め孔51pを、遊技補助盤15側の位置決め
ピン16pに嵌合させて位置決めし、ねじ孔にねじ58
を挿通させて取付ボス16aにねじ止めすることによ
り、部分組立体が所定位置に位置決め固定される。そし
て、このように構成された仮支持機構60は、収容姿勢
と仮支持姿勢とに変化させることができる。 【0127】パチンコ機PMが遊技に供される遊技時に
は、仮支持機構60は図20(A)に示す収容姿勢に保持
される。この収容姿勢では、遊技盤仮受け部材52′が
枢結ピン55を揺動軸として垂下し、左右の支持受け部
62dがそれぞれベース部51aの左右側方に収容され
る。また、支持部材63は、長穴状に形成された支持受
け孔62rを利用して摺動軸部63cが支持受け孔62
rの上方に移動し、支持バー部63aが遊技補助盤15
の下方のリブに形成された切り欠き溝16gに収容され
る。このように仮支持機構60はわずかな厚さおよび高
さ寸法に折りたたむことができ、前枠2と裏セット盤3
0との間にコンパクトに収容保持させることができる。 【0128】上記収容姿勢から、仮支持姿勢に変化させ
るときには、図20(B)に示すように、遊技盤仮受け部
材52′の下端部を引き出すようにして枢結ピン55ま
わりに揺動させ、遊技盤仮受け部材52′とともに引き
上げられる支持部材63の支持バー部63aを左右支持
部61dの支持溝61r内に導入する。そして、遊技盤
仮受け部材52′を下方に揺動させて、支持バー部63
aを支持溝61rの下端部に、摺動軸部63cを支持受
け孔62rの後端部にそれぞれ係合させることで、仮支
持機構60が図20(C)に示す仮支持姿勢に設定され
る。 【0129】仮支持姿勢では、遊技盤仮受け部材52′
が前述した仮支持機構50における遊技盤仮受け部材5
2と同様の突出位置及び高さに配設され、前述同様に遊
技盤20を着脱して同様の効果を得ることができる。な
お、左右の支持受け孔62rの外側に位置する摺動軸部
63cにEリング等を嵌着して位置ズレを防止する構成
としてもてもよく、あるいは左右の摺動軸部63cを図
15中に二点鎖線で示したカラー53kのような部材で
連結固定することも好ましい実施形態である。また支持
バー部63aに左右支持部61の内面間隔に合わせたカ
ラー等を固設してもよい。 【0130】次に、第3実施例の遊技盤の仮支持機構7
0について説明する。図21〜図24に仮支持機構70
を示しており、まず、これらの図面を参照して仮支持機
構70の構成について説明する。なお、図21は仮支持
機構70の構成を説明するための分解斜視図、図22お
よび図23は仮支持姿勢にある仮支持機構70を裏面側
から見た背面図および平面図、図24は仮支持機構70
における収容姿勢(A)と仮支持姿勢 (B)とを示す側断面
図である。 【0131】仮支持機構70は、前枠2における遊技補
助盤15の裏面側にねじ固定されるベース部材71、ベ
ース部材71の上部に揺動可能に枢支される遊技盤仮受
け部材72、ベース部材71の下部に揺動可能に取り付
けられて遊技盤仮受け部材72を突出変位させた角度位
置で支持する支持部材73、および遊技盤仮受け部材7
2に回動自在に取り付けられるローラ部材74を主体と
して構成される。 【0132】ベース部材71は、基板となるベース部7
1aと、このベース部71aの上下中間部に前方に凸形
状に成形された位置決め部71b、ベース部71aの上
端中央部が切り欠かれて左右に2分割されるとともにそ
の上端部がカーリング成型されて形成された固定ヒンジ
部71c、ベース部71aの下端部が左右に張り出され
その端部が直角に折り曲げられて後方に突出する支持部
71dなどからなる。 【0133】ベース部71aにはベース部材71を取り
付けるための4カ所のねじ孔71hが形成され、位置決
め部71bには前枠2に対するベース部材71の左右方
向位置を位置決めするための位置決め孔71p、カーリ
ング成型された左右の固定ヒンジ部71cには枢結ピン
75を受容して遊技盤仮受け部材72を揺動可能に枢支
する固定ヒンジ孔71q、左右の支持部71dには支持
部材73を揺動可能に支持するための支持孔71rがそ
れぞれ形成されている。ベース部材71は、所定板厚の
冷間圧延鋼板やステンレス鋼板等をパンチングやプレス
成形等の公知の加工手段により図示する形状に成型し、
必要に応じて所要の表面処理を行って構成する。 【0134】遊技盤仮受け部材72は、遊技盤20を支
持するベースとしての支持ベース部72aと、この支持
ベース部72aから前方に延び固定ヒンジ部71cの間
隔に合わせて左右側部が切り落とされるとともにその前
端部がカーリング成型された揺動ヒンジ部72c、支持
ベース部72aの後端部が支持部材の線形に合わせてU
字状に曲げ成型された支持受け部72d、支持ベース部
72aの左右端部が直角に折り曲げられて上方に突出す
るローラ支持片部72eなどからなる。左右の揺動ヒン
ジ部72cには枢結ピン75を受容して左右の固定ヒン
ジ部71cに揺動可能に支持される揺動ヒンジ孔72q
が形成され、左右のローラ支持片部72eにはローラ枢
結ピン77を受容してローラ部材74を回動可能に支持
するローラ支持孔72sが形成されている。 【0135】このように、固定ヒンジ部71cおよび揺
動ヒンジ部72cをカーリング成型により構成して揺動
機構を薄型に構成しているため、ベース部材71を固定
する取付ボス16aが遊技補助盤15の前面側に突出す
ることがなく、かつ遊技盤仮受け部材72の揺動軸を収
容枠11の後方に突出させることなく収容枠の厚さ内に
配設している。また、ベース部材における位置決め部7
1bの突設位置は、図24(A)に示すように、遊技盤仮
受け部材72を垂下させた収容姿勢において支持受け部
72dがこの位置決め部71bの裏側(凹部)に収容さ
れるように設定されている。なお、遊技盤仮受け部材7
2は、ベース部材71と同様の板材を用い同様の加工手
段により形成される。 【0136】ローラ部材74は、左右のローラ支持片部
72eの内面間隔に合わせて形成された円筒状のローラ
であり、例えば、ポリアセタール樹脂やポリエチレン、
硬質ウレタン等の樹脂材料を射出成形等の成形手段で図
示するローラ状に形成し、あるいはアルミ合金等の金属
棒材の軸心にローラ枢結ピン75を挿通させる軸孔74
aを穿孔して図示するローラ形状に形成する。ローラ部
材74は、仮支持機構70が組み付けられ仮支持姿勢に
されたときに、ローラ部材74の頂部がヒンジ連結され
た状態における化粧板21の下端面の高さ位置よりもわ
ずかに高くなるように配設され、前後左右方向の配設位
置が着脱操作角度にある化粧板21の直下に位置するよ
うに設定されている。 【0137】支持部材73は、支持受け部72dの支持
受け溝72rと係脱可能な支持バー部73aと、この支
持バー部の左右が直角に折り曲げられて平行に延びる支
持脚部73b、左右支持脚部73bの先端側が支持バー
部73aと平行にそれぞれ左右外方に屈曲され端部に雄
ネジが形成されるとともにその基端側にフランジ部が設
けられた揺動軸部73cなどから構成される。支持部材
73は、左右の支持脚部73bの内面間隔がベース部材
71や遊技盤仮受け部材72の左右幅、枢結ピン75,
77の全長よりも幾分大きく設定されている。支持部材
73は、例えば所定線径のみがき鋼棒の両端に旋削や転
造等によりねじ部を形成したうえで図示する形状に曲げ
加工し、必要に応じて所要の表面処理を施すとともに、
両側の所定位置にワッシャをカシメ締結しあるいはスナ
ップリング等を嵌着固定して構成する。 【0138】ベース部材71、遊技盤仮受け部材72、
支持部材73およびローラ部材74は、それぞれ枢結ピ
ン75、ローラ枢結ピン77およびナット57等を利用
して組み立てられる。すなわち、遊技盤仮受け部材72
は、ベース部材71の左右の固定ヒンジ部71cの間に
揺動ヒンジ部72cを嵌挿して、固定ヒンジ孔71qと
揺動ヒンジ孔72qとを連通させ、これらの孔部を貫通
するように枢結ピン75挿通させ、突出した先端側にE
リング76を嵌着することで固定ヒンジ部71cに揺動
自在に枢結される。ローラ部材74も同様に軸孔74a
を左右のローラ支持孔72sに位置合わせしてローラ枢
結ピン77を挿通させ、突出した先端側にEリング78
を嵌着することでローラ支持片部72eに回動自在に枢
結される。また、支持部材73は、左右支持脚部73
b,73bの間隔を狭めるように弾性変形させて、先端
の雄ネジ部を左右の支持孔71r,71rに挿通させ、
突出した端部にナット57,57を螺合させることで支
持部71d,71dに揺動可能に支持される。 【0139】一方、遊技補助盤15の裏面側には、上記
のように部分組立された仮支持機構70を取り付けるた
めの機構取付部17が設けられている。機構取付部17
には、遊技補助盤15から裏面方向に突出する壁面によ
り枠状の凹部を形成し、位置決め部71bと係合してベ
ース部材71の上下方向位置および角度姿勢を規定する
係合枠17bが形成され、この係合枠内に位置決め孔7
1pと係合してベース部材71の左右位置を規定する位
置決めピン17pが形成されている。また、この係合枠
17bの上下にはベース部71aに形成された4カ所の
ねじ孔71hと位置整合するねじ受容部を有した円筒状
の取付ボス17aが突出成型されている。 【0140】このため、作業者がベース部材71の位置
決め部71bを係合枠17bに係合させ、位置決め孔7
1pを位置決めピン17pに嵌合させることでベース部
材71が位置決めされ、各ねじ孔71hにねじ58を挿
通させて取付ボス17aにねじ止めすることにより、ベ
ース部材71を含む部分組立体が遊技補助盤15の所定
位置に位置決め固定される。そして、このように構成さ
れた仮支持機構70は、図24(A)(B)に示す収容姿勢と
仮支持姿勢とに変化させることができる。 【0141】パチンコ機PMが遊技に供される遊技時に
は、仮支持機構70が図24(A)に示す収容姿勢に保持
される。この収容姿勢では、遊技盤仮受け部材72が枢
結ピン75を揺動軸として垂下し、先端の支持受け部7
2dが位置決め部71bの裏側の凹部に収容される。こ
こで、支持部材63においては、左右の支持脚部73b
の内面間隔を枢結ピン75やローラ枢結ピン77の全長
よりも幾分大きく設定しており、また支持脚部73b
は、仮支持姿勢を表す図24(B)からも明らかなよう
に、ベース部材71と遊技盤仮受け部材72と支持部材
73とで形成する直角三角形の斜辺に相当する。このた
め、支持部材73は揺動軸部73cを中心に前方に揺動
させたときに、左右の支持脚部73bがベース部71お
よび遊技盤仮受け部材72の左右側方を通過可能であ
り、また先端の支持バー部73aは枢結ピン75の上方
を通過して遊技補助盤15の裏面に当接するまで揺動さ
せることができる。従って、仮支持機構70は、図24
(B)に示すように、わずかな厚さおよび高さ寸法に折り
たたむことができ、前枠2と裏セット盤30との間にコ
ンパクトに収容保持させることができる。 【0142】上記のような収容姿勢から仮支持姿勢に変
化させるときには、支持バー部73aを手前に引き出す
ように支持部材73を揺動変位させ、遊技盤仮受け部材
72を枢結ピン55まわりに上方に揺動させて、支持バ
ー部73aを支持ベース部72aの下方に位置させる。
次いで遊技盤仮受け部材72を下方に揺動させて支持バ
ー部73aを支持ベース部72aの下面に当接させ、支
持バー部73aを後方に移動させて支持受け溝72rに
係合させる。これにより仮支持機構70が図24(B)に
示すような仮支持姿勢に設定される。 【0143】仮支持姿勢では、遊技盤仮受け部材72が
収容枠11の裏面方向に突出した状態で係止され、ロー
ラ部材74の頂部がヒンジ連結された状態における化粧
板21の下端面の高さ位置よりもわずかに高い位置に配
設される。支持部材73は支持受け部72dと支持部7
1dとの間を繋ぐ梁として機能し、支持ベース部72a
に上方から作用する荷重に抗して、遊技盤仮受け部材7
2を仮支持姿勢に保持させる。支持バー部73aは支持
受け部72dの全幅にわたって支持受け溝72rに係合
保持され、ローラ部材74に作用する荷重をこの係合部
全体で支持する。また本構成の仮支持機構70ではベー
ス部材71と遊技盤仮受け部材72との揺動機構として
枢結ピン75との係合長さが長い蝶番類似の構成として
いる。このため、遊技盤仮受け部材72に大きな荷重が
作用しても枢結部や係合部に損傷が生じたりねじれが生
じたりすることがなく、耐荷重の大きな仮支持機構とな
っている。 【0144】さて、このようにして仮支持姿勢に設定さ
れた仮支持機構70の作用について説明する。なお、遊
技盤20の着脱操作については第1実施例の仮支持機構
50について既述しており、その操作の大半が同様であ
るため、ここでは、遊技盤20を収容枠11から取り外
す場合についてのみ簡潔に説明する。 【0145】作業者は、既述した前枠開放保持機構15
0および裏セット盤開放保持機構160を利用して前枠
2および裏セット盤30を図4に示すように開放保持さ
せ、仮支持機構70を仮支持状態に設定した状態で、閉
鎖クランプ14による遊技盤20の閉止状態を解除さ
せ、化粧板21の上縁部に指をかけて遊技盤20を手前
に引き出し、遊技盤20を着脱操作角度まで開放させて
化粧板21の下面をローラ部材74に仮支持させる。ロ
ーラ部材74はその頂部の高さ位置がヒンジ連結された
状態における化粧板21の下端面の高さ位置よりもわず
かに高く配設されているが、ローラ部材74の回動作用
により円滑にローラ面に乗り上げるようにしてローラ部
材74に支持される。 【0146】次いで、作業者は遊技盤20を搬出するの
に適宜な部位、例えば化粧板21の左右側縁部を把持
し、遊技盤20を左斜め後方に引き出すようにスライド
移動させ、あるいは、ローラ部材74を支点として遊技
盤20を左傾させて、揺動ヒンジ部材42,43と揺動
ヒンジ係合部22,23との嵌合接続を解除させる。そ
して、遊技盤20を図4中に二点鎖線で示すように斜め
に引き出し、遊技盤20を収容枠11から取り外す。 【0147】従って、このような遊技盤の仮支持機構7
0によれば、大型かつ重量物の遊技盤であっても、熟練
者によることなく容易に着脱作業することができる。ま
た、仮支持機構70では、この機構を使用するときに遊
技盤仮受け部材72を遊技盤20の着脱方向に突出変位
させ、この機構を使用しないときに前枠2と裏セット盤
30との間に収容させる形態のため、収容枠11を後方
に延出させるような機構に比べて使用時における遊技盤
仮受け部材72の突出量を大きく取って着脱作業を容易
化することができるとともに、前枠または裏セット盤の
厚さを増加させることなくコンパクトに構成することが
できる。 【0148】なお、以上説明した第1実施例から第3実
施例の仮支持機構50,60,70では、各機構の構成
部分を適宜組み合わせて構成することができる。例え
ば、第1実施例の支持バー部53aにこの軸まわりに回
動可能なローラ部材を付設するとともに、支持面部52
aにローラ部材の頂部を突出させる孔部を形成し、仮支
持姿勢において遊技盤の開放角度に応じて支持面部また
はローラ部材で遊技盤を支持するように構成してもよい
(図21中の二点鎖線を参照)。また、第3実施例の遊
技盤仮受け部材72にローラ部材74を設けずに、第1
実施例の遊技盤仮受け部材52のように逃げ部52bお
よび支持受け部52aを設けて支持面部で遊技盤を支持
するように構成してもよい。 【0149】また、第1実施例から第3実施例の仮支持
機構50,60,70では、遊技盤仮受け部材52,6
2,72がベース部材51,61,71を介して揺動可
能に支持されるともに、支持部材53,63,73がベ
ース部材に形成された支持部に支持される構成を例示し
たが、ベース部材を用いることなく、遊技盤仮受け部材
を遊技補助盤に直接的に揺動可能に支持させ、あるいは
支持部材の支持部を遊技補助盤に形成する構成とするこ
ともできる。 【0150】次に、第4実施例の遊技盤の仮支持機構8
0について説明する。図25〜図28に仮支持機構80
を示しており、これらの図面を参照して仮支持機構80
について説明する。なお、図25は仮支持機構80の構
成を説明するための分解斜視図、図26〜図28はそれ
ぞれ仮支持姿勢にある仮支持機構80の側面図(部分側
断面図)、背面図および平面図である。 【0151】仮支持機構80は、前枠2における遊技補
助盤15の裏面側にねじ固定されるベース部材81、ベ
ース部材81に水平旋回可能かつ上下方向(軸の延びる
方向)に摺動可能に支持される支軸82、支軸82の上
端部に結合された遊技盤仮受け部材83、支軸82に設
けられた雌ネジ部82aに螺合されベース部81に形成
された係止溝81sに沿って移動可能に取り付けられた
サムスクリュー85などから構成される。 【0152】ベース部材81は、左右のベース部81a
と、左右のベース部81aの間に支軸82の軸径に合わ
せて円筒面状に曲げ加工され上下に延びる軸支持部81
bを主として構成され、左右ベース部81aの所定位置
にはベース部材81を固定するためのねじ孔81hが形
成され、軸支持部81bにはサムスクリュー85を案内
するためにL字状に溝加工された係止溝81sが形成さ
れている。 【0153】係止溝81sにおける水平溝部の溝幅はサ
ムスクリューの雄ネジ部よりもわずかに大きめに設定さ
れている。一方、上下に延びる鉛直溝部の溝幅は遊技盤
仮受け部材83を収容させた角度位置から遊技盤仮受け
部材の上端面(支持面部83a)が収容枠11の下端面
に当接しない角度位置まで旋回できるように、雄ネジ部
が鉛直溝部内を左右に旋回できるように設定されてい
る。ベース部材81は所定板厚の金属板を公知の加工手
段を用いて図示する形状に成型し、必要に応じて所要の
表面処理を行って構成する。 【0154】支軸82は、所定外径の金属パイプをベー
スとして構成され、所定の軸方向位置にパイプを貫通し
て雌ネジ部82aが形成されている。支軸82の上端部
には雌ネジ部82aの軸線に対して所定のラジアル方向
角度(例えば雌ネジ部の軸線と遊技盤仮受け部材の延び
る方向の相対角度が45度)となるように、遊技盤仮受
け部材83が固着される。なお、図25では雌ネジ部8
2aを表すためにベース部材81の一部を破断して表示
している。 【0155】遊技盤仮受け部材83は、遊技盤20を支
持する支持面部83aと、この支持面部83aから前方
に延びるとともに下方にオフセット成形された逃げ部8
3bから構成される。支持面部83aは、遊技盤仮受け
部材83が後述する仮支持姿勢に係止されたときに、支
持面部83aの上面がヒンジ連結された状態の化粧板2
1の下端面の高さ位置と同一もしくはわずかに高くなる
ように形成され、左右方向の配設位置および前後方向へ
の突出位置は着脱操作角度にある化粧板21の配設位置
に合わせて設定されている。逃げ部83bには支軸82
の内径と略同径の円孔が形成されており、この円孔の上
方から支軸82に段付プラグ状の固定部材を圧入する等
の手段により、図示するように遊技盤仮受け部材83が
支軸82の上端部に上記所定角度をもって固着される。
なお、支持面部83aと逃げ部83bとの間には、支持
面部83aに作用する荷重によって遊技盤仮受け部材8
3が撓み変形しないように、剛性を向上させるリブ83
cがプレス成形されている。 【0156】一方、遊技補助盤15の裏面側には、仮支
持機構80を取り付けるための機構取付部18が形成さ
れている。機構取付部18には、支軸82の外周面に合
わせた支持面を有して上下に延びる支持レール部18
b、ベース部81aに形成されたねじ孔81hと位置整
合するねじ受容部を有した円筒状の取付ボス18aが突
出成型されている。また、収容枠11にはこの機構取付
部18の右方(固定ヒンジ12,13側)に位置して収
容枠11から後方に突出する第2支持面部18tが形成
されている。 【0157】このように構成される各部材の組み付けに
当たっては、ベース部材81の軸支部81bに支軸82
を係合させ、支軸82の円筒外周面を支持レール部18
bに支持させるようにベース部材81および支軸82を
機構取付部18に配設する。次いでベース部材81の4
カ所のねじ孔18hを位置決めボス18aと位置合わせ
し、裏面側からねじ58を挿通させてねじ止めする。そ
して、サムスクリュー85の雄ネジ部を係止溝81sを
通して支軸82の雌ネジ部82aに螺合締結させること
で、サムスクリュー85がこの係止溝81sに沿って移
動する範囲内で支軸82および遊技盤仮受け部材83の
上下および回転移動が許容され、サムスクリュー85を
締め込むことで支軸82が当該位置でベース部材81に
係止保持される。 【0158】以上のようにして構成される仮支持機構8
0では、サムスクリュー85を緩めて支軸82を上下動
および回転動させることで、遊技盤仮受け部材83を各
図に実線で示す仮支持姿勢と、二点鎖線で付記する収容
姿勢とに変化させることができる。 【0159】すなわち、サムスクリュー85を緩めて係
止溝81sに沿って支軸82を上動させ、この係止溝8
1sの上端位置から水平に延びる水平溝部に沿って支軸
82を右方向に水平旋回させることで、支持面部83a
が水平旋回されて遊技補助盤15の後方(すなわち遊技
盤20の着脱方向)に突出し、この位置でサムスクリュ
ー85を締め込むことで遊技盤仮受け部材83が仮支持
姿勢に保持される。仮支持姿勢では、遊技盤仮受け部材
の支持面部83aに遊技盤20(化粧板21)を仮支持
させることができ、この仮支持姿勢において既述した仮
支持機構50,60と同様に遊技盤20を容易に着脱す
ることができる。 【0160】遊技盤20の着脱作業が終了した後には、
サムスクリュー85を緩めて遊技盤仮受け部材83を左
方向に水平旋回させ、サムスクリュー85の雄ネジ部が
係止溝81sの鉛直溝部にかかる位置まで旋回させ、下
方にスライド移動させて下端位置まで移動させる。この
下端位置では支持面部83aが収容枠11の下面よりも
低く位置し、この下端位置で左回りに旋回させることで
各図に二点鎖線で示すように遊技盤仮受け部材83が収
容枠11の下部に収容され、この位置でサムスクリュー
85を締め込むことで収容姿勢に保持される。 【0161】従って、このような遊技盤の仮支持機構8
0によれば、大型かつ重量物の遊技盤であっても、熟練
者によることなく容易に着脱作業することができる。ま
た、仮支持機構80では、この機構を使用するときに遊
技盤仮受け部材83を旋回させることで遊技盤20の着
脱方向に突出変位させ、この機構を使用しないときに前
枠2と裏セット盤30との間に収容させる形態のため、
遊技盤仮受け部材83を適宜大型化することが可能であ
り、使用時における遊技盤仮受け部材83の突出量を大
きく取って着脱作業を容易化することができるととも
に、前枠または裏セット盤の厚さを増加させることなく
コンパクトに構成することができる。 【0162】なお、本実施例における機構取付部18に
は収容枠11から後方に突出する第2支持面部18tが
形成されており、遊技盤20を取り外すときのように細
かい位置決め操作を必要としない場合などには、仮支持
機構80を収容姿勢にしたまま第2支持面部18tのみ
を利用して遊技盤20の取り外し作業を行うことも可能
である。なお、本実施例では係止溝81sをL字状に形
成した例を示したが、係止溝81sは仮支持姿勢におい
て上方から作用する荷重を支持可能な水平部を有し、収
容姿勢において遊技盤仮受け部材83を収容枠11の下
部に位置させるように構成されていればよく、例えば左
右に延びる水平部と斜めに延びる斜面部とを設けてスロ
ープ状に形成してもよい。 【0163】次に、第5実施例の遊技盤の仮支持機構9
0について、図29および図30を参照して説明する。
この仮支持機構90は前述した仮支持機構80と同様に
上下摺動および回転動が可能な支軸および遊技盤仮受け
部材を有し、支軸を上動および回動させることで遊技盤
仮受け部材を仮支持姿勢と収容姿勢とに変位させる仮支
持機構である。なお、図29は仮支持姿勢にある仮支持
機構90の背面図および同機構における係止溝の部分拡
大図、図30は仮支持姿勢にある仮支持機構90の側面
図(部分側断面図)および部分拡大図である。 【0164】仮支持機構90は、遊技補助盤15の裏面
側にねじ固定されるベース部材91、ベース部材91に
水平旋回可能かつ上下方向(軸の延びる方向)に摺動可
能に支持される支軸92、支軸92の上端部に結合され
た遊技盤仮受け部材93、遊技盤仮受け部材93の先端
側と支軸92の下端部との間に張り渡された支柱94、
支軸92に設けられた雌ネジ部に螺合されベース部91
に形成された係止溝91sに沿って移動可能に取り付け
られたボルト95、支軸92の上部に支軸の外周を取り
巻くように配設されて上下方向に付勢力を発生するコイ
ルバネ96、支軸92に挿通されてコイルバネ96の下
端面を支持するワッシャ97などから構成される。 【0165】ベース部材91は、左右のベース部91a
と、左右のベース部91aの間に支軸92の軸径に合わ
せて円筒面状に曲げ加工され上下に延びる軸支持部91
bを主として構成され、左右ベース部91aの所定位置
には前枠2に対するベース部材91を位置決めするため
の2カ所の位置決め孔91pおよびベース部材91を固
定するための4カ所のねじ孔が形成され、軸支持部91
bにはボルト95の雄ネジ部を案内するために雄ネジ部
の外径よりも幾分大きめの溝幅でコの字状に溝加工され
た係止溝91sが形成されている。ベース部材91は所
定板厚の金属板を公知の加工手段を用いて図示する形状
に成型し、必要に応じて所要の表面処理を行って構成す
る。 【0166】支軸92は、所定外径の金属パイプをベー
スとして構成され、所定の軸方向位置にパイプを貫通し
て雌ネジ部92aが形成されている。遊技盤仮受け部材
93は、遊技盤20を支持する支持面部93a、この支
持面部93aから前方に延びるとともに下方にオフセッ
ト成形された逃げ部93b、支持面部の後端が下方に直
角に折り曲げられて形成された支持受け部93dなどか
ら構成される。遊技盤仮受け部材93は、例えば逃げ部
93aに支軸92の外径と略同一径の円孔を形成し、こ
の円孔に支軸92を挿通させて、支持面部の延びる方向
をねじ孔部92aの軸線と同一方向合わせた状態で、カ
シメやスポット溶接の手段により支軸92の上端部に固
着される。 【0167】なお、支持面部93aは、遊技盤仮受け部
材93が後述する仮支持姿勢に係止されたときに支持面
部93aの上面がヒンジ連結された状態の化粧板21の
下端面の高さ位置と同一もしくはわずかに高くなるよう
に形成され、左右方向の配設位置および前後方向への突
出位置は着脱操作角度にある化粧板21の配設位置に合
わせて設定されている。また、支持面部93aと逃げ部
93bとの間には、支持面部93aに作用する荷重に対
する抗力を向上させるリブ93cがプレス成形されてい
る。 【0168】支柱94は支柱部と、この支柱部の両端が
平坦にプレスされて形成されたタブ部とからなり、上下
のタブ部が平行になるように折り曲げられるとともに、
上方のタブ部にボルトを螺合させる雌ネジが形成され、
下方のタブ部にボルトを挿通させる円孔が穿設されて構
成されている。 【0169】一方、遊技補助盤15の裏面側には、仮支
持機構90を取り付けるための機構取付部19が形成さ
れている。機構取付部19には、支軸92の外周面に合
わせた支持面を有して上下に延びる支持レール部19
b、ベース部91aに形成された2カ所の位置決め孔9
1pと係合してベース部材91の位置を規定する位置決
めピン19p、およびベース部材91が位置決めされた
ときにベース部91aに形成された4カ所のねじ孔と位
置整合するねじ受容部を有した円筒状の取付ボス19a
が突出成型されている。 【0170】このように構成される各部材の組み付けに
当たっては、支軸92の下端からコイルバネ96および
ワッシャ97を挿通させ、ワッシャ97を軸支部91b
の上方に位置させるようにベース部材91に支軸92を
係合させ、このように係合させた状態のままベース部材
91および支軸92を機構取付部19に配設して支軸9
2の前面側を支持レール部19bに支持させる。次いで
ベース部材91の2カ所の位置決め孔91pを位置決め
ピン19pに嵌合させて位置決めし、4カ所のねじ孔1
9hにねじ58を挿通して位置決めボス19aにねじ止
めする。 【0171】次に、支柱94の上端のタブ部を遊技盤仮
受け部材93の支持受け部93dにねじ止めし、ボルト
95の雄ネジ部を支柱下端のタブ部における円孔、およ
び軸支持部91bに形成された係止溝91sを通して支
軸92の雌ネジ部92aに螺合締結させる。これによ
り、ボルト95がこの係止溝91sに沿って移動可能な
範囲内で支軸92(および遊技盤仮受け部材93並びに
支柱94)の上下および回転移動が許容され、ボルト9
5を締め込むことで支軸92が当該位置でベース部材9
1に係止保持される。 【0172】以上のようにして構成される仮支持機構9
0では、ボルト95を緩めて支軸92を上下動および回
転動させることで、遊技盤仮受け部材93を各図に実線
で示す仮支持姿勢と、図29中に二点鎖線で付記する収
容姿勢とに変化させることができる。 【0173】すなわち、図29に二点鎖線で示す収容姿
勢から、ボルト95を緩めて支柱94を手前に引き出す
ように支軸92を左方向に旋回させると、ボルト95の
雄ネジ部が係止溝91sの水平溝部に沿って移動し雄ネ
ジ部が上下方向に延びる溝部に到達するまで遊技盤仮受
け部材93が水平旋回される。ボルト95の雄ネジ部が
上下に延びる溝部に到達すると、コイルバネ96の付勢
力によって支軸92が上動され、係止溝91sの上縁ま
で移動される。遊技盤仮受け部材93と支柱94はこの
支軸92の移動に伴って支軸92とともに上動される 【0174】次いで、この上端位置から右方に延びる水
平溝部に沿って支軸92を右方向に旋回させると、支持
面部93aが遊技補助盤15の盤面に直交して後方に突
出する仮支持姿勢に位置し、この位置でボルト95を締
め込むことで遊技盤仮受け部材93が仮支持姿勢に保持
される。この仮支持姿勢では、遊技盤仮受け部材の支持
面部93aに遊技盤20(化粧板21)を仮支持させる
ことができ、既述した仮支持機構50,60と同様に遊
技盤20を容易に着脱することができる。 【0175】遊技盤20の着脱作業が終了した後には、
ボルト95を緩めて遊技盤仮受け部材93を左方に水平
旋回させ、雄ネジ部が係止溝91sの水平溝部の左端位
置に至るまで旋回させた後に、支持面部93を上方から
押圧して上下に延びる溝部に沿って下方にスライド移動
させ、下端位置から右方に延びる水平溝に沿って水平旋
回させることで、図29に二点鎖線で示すように遊技盤
仮受け部材93が収容枠11の下部に収容され、この位
置でボルト95を締め込むことで収容姿勢に保持され
る。 【0176】従って、このような遊技盤の仮支持機構9
0によれば、大型かつ重量物の遊技盤であっても、熟練
者によることなく容易に着脱作業することができる。ま
た、仮支持機構90では、この機構を使用するときに遊
技盤仮受け部材93を旋回させて遊技盤20の着脱方向
に突出変位させ、この機構を使用しないときに前枠2と
裏セット盤30との間に収容させる形態のため、遊技盤
仮受け部材93を適宜大型化することで使用時における
遊技盤仮受け部材93の突出量を大きく取って着脱作業
を容易化することができるとともに、前枠または裏セッ
ト盤の厚さを増加させることなくコンパクトに構成する
ことができる。 【0177】また、仮支持機構90では支柱94により
遊技盤仮受け部材93の先端部を支持する構成のため、
比較的重量がある遊技盤でも遊技盤仮受け部材93が撓
んだり変形したりすることがなく、安定して遊技盤を仮
支持することができる。さらに本機構では、コイルバネ
96により遊技盤仮受け部材93を上方に付勢配設する
構成のため、操作性が良好な仮支持機構を提供できると
ともに、遊技中などにボルト95の締め込みが緩んだよ
うな場合であっても振動等を生じさせることがない仮支
持機構を提供することができる。 【0178】なお、実施例では遊技盤20が揺動ヒンジ
部材22,23と固定ヒンジ部材12,13とで構成さ
れるヒンジ機構により収容枠11に横開き開閉可能に支
持される例を開示したが、遊技盤についてヒンジ機構を
有しない遊技機であっても同様に構成することができ、
仮支持機構50〜90を利用して遊技盤を仮支持させる
ことで、収容枠に対する細かい位置合わせを行い、ある
いは搬出しやすい部位を把持して容易に遊技盤の着脱作
業を行うことができる。 【0179】また、実施例では遊技盤仮受け部材におい
て遊技盤を支持する支持面部を平坦に形成した例を開示
したが、支持面部の後端側に上方に突出するストッパ部
を設けてもよい。このような構成では遊技盤の取り外し
作業中に急に遊技盤が滑り出たような場合でもストッパ
部で遊技盤を受け止め、より効果的に遊技盤の落下を防
止することができる。さらに、各実施例は仮支持機構を
遊技補助盤の裏面側に一カ所設けた例を示したが遊技盤
の開閉形態等に応じて複数設ける構成としてもよい。 【0180】さらに、各実施例では収容枠11が前枠2
の裏面側に形成され、遊技盤20が前枠2の裏面側から
着脱される前枠後方着脱形態のパチンコ機PMを例に説
明したが、本発明はかかる着脱形態に限るものではな
く、例えば、ガラス扉を開いた状態で前枠の正面側から
遊技盤を着脱する形態(前枠前方着脱形態)の遊技機の
場合には、同様の開閉着脱機構および仮支持機構を前枠
の前面側に設けることで同様に構成し同様の効果を得る
ことができる。また、遊技盤が裏セット盤の前面側また
は裏面側に着脱可能に支持される形態(裏機構前方着脱
形態または裏機構後方着脱形態)の遊技機では、これら
の機構を裏セット盤の前面側または裏面側に設けること
で同様に構成することができる。 【0181】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、所定の
ゲージ設定に形成された遊技領域がガラス扉に臨むよう
に配設される遊技盤を備え、遊技球を遊技領域に打ち出
して遊技を行う遊技機において、前枠または前枠の裏側
に配設される裏機構部材に固定された固定ヒンジ部材
と、一端に固定ヒンジ部材と相対揺動可能に連結するヒ
ンジ係合部が形成され他端に遊技盤と嵌脱可能に係合す
る遊技盤係合部が形成された揺動ヒンジ部材とを備え、
ヒンジ係合部が固定ヒンジ部材に連結され遊技盤係合部
に遊技盤が嵌合接続されて、遊技盤が前枠または裏機構
部材に開閉可能な開閉着脱機構が構成されるとともに、
遊技盤の開閉方向には前枠または裏機構部材に配設され
て遊技盤を開いた状態で当該遊技盤を仮支持可能な遊技
盤仮受け部材が設けられて遊技盤着脱補助機構が構成さ
れる。 【0182】このような構成の遊技盤着脱補助機構で
は、遊技盤を所定の角度位置に開放させて一旦仮受け部
材に仮支持させた状態で、作業に適宜な位置に把持しな
おして遊技盤の着脱を行うことができるため、遊技盤の
装着時には細かい位置合わせを容易に行うことができ、
遊技盤の取り外し時には無理な姿勢をとることなく両手
で遊技盤を取り外すことができる。また、作業中に遊技
盤を支持していなくとも遊技盤が急に滑り出て落下させ
てしまうようなこともないため、熟練作業者でなくとも
容易に盤面交換を行うことができる。さらに、揺動ヒン
ジ部材と遊技盤とが嵌脱可能に係合する構成のため、揺
動ヒンジ部材を固定ヒンジ部材に係合連結させておくこ
とで個々の遊技盤に揺動ヒンジ部材を配設する必要がな
く、遊技盤の製作コストや盤面交換時の必要コストを低
減可能であるとともに、遊技盤単体の取扱時に誤って揺
動ヒンジ部材をぶつけて変形させてしまうようなことが
ない。従って、以上のような遊技盤着脱補助機構を設け
ることにより、遊技盤の着脱作業を容易化して作業性を
向上させた遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る遊技盤着脱補助機構を備える遊技
機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。 【図3】上記パチンコ機における裏セット盤を取り外し
た状態の前枠の背面図である。 【図4】前枠開放保持機構および裏セット盤開放保持機
構の作用を示す平面図である。 【図5】前枠開放保持機構の構成を示す背面図である。 【図6】第1実施例の開閉着脱機構(上部開閉機構)お
よび第2実施例の開閉着脱機構(下部開閉機構)の構成
を説明するための分解斜視図である。 【図7】嵌合接続前の状態にある第1実施例の開閉着脱
機構の背面図である。 【図8】第1実施例の開閉着脱機構の嵌合接続状態を示
す背面図である。 【図9】第2実施例の開閉着脱機構の嵌合接続状態を示
す背面図である。 【図10】図8中のX矢視方向に見た第1実施例の開閉
着脱機構の平断面図である。 【図11】嵌合接続前の状態にある第1実施例の開閉着
脱機構の平面図である。 【図12】嵌合接続前の状態にある第2実施例の開閉着
脱機構の平面図である。 【図13】第3実施例の開閉着脱機構の構成を説明する
ための分解斜視図である。 【図14】第4実施例の開閉着脱機構構成を説明するた
めの分解斜視図である。 【図15】第1実施例の仮支持機構の構成を説明するた
めの分解斜視図である。 【図16】収容姿勢にある第1実施例の仮支持機構を裏
面側から見た背面図である。 【図17】第1実施例の仮支持機構の収容姿勢(A)〜中
間状態(B)〜仮支持姿勢 (C)にわたる変化を示す説明図
(側断面図)である。 【図18】仮支持姿勢にある第1実施例の仮支持機構を
裏面側から見た背面図である。 【図19】仮支持姿勢にある第1実施例の仮支持機構を
上方から見た平面図(部分断面図)である。 【図20】第2実施例の仮支持機構における収容姿勢
(A)〜中間状態(B)〜仮支持姿勢 (C)にわたる変化を示す
説明図(側断面図)である。 【図21】第3実施例の仮支持機構の構成を説明するた
めの分解斜視図である。 【図22】仮支持姿勢にある第3実施例の仮支持機構を
裏面側から見た背面図である。 【図23】仮支持姿勢にある第3実施例の仮支持機構を
上方から見た平面図である。 【図24】第3実施例の仮支持機構における収容姿勢
(A)と仮支持姿勢 (B)とを示す説明図(側断面図)であ
る。 【図25】第4実施例の仮支持機構の構成を説明するた
めの分解斜視図である。 【図26】仮支持姿勢にある第4実施例の仮支持機構の
側面図(部分断面図)である。 【図27】仮支持姿勢にある第4実施例の仮支持機構の
背面図である。 【図28】仮支持姿勢にある第4実施例の仮支持機構の
平面図である。 【図29】仮支持姿勢にある第5実施例の仮支持機構の
背面図である。 【図30】仮支持姿勢にある第5実施例の仮支持機構の
側面図(部分断面図)である。 【符号の説明】 B1 メイン基板 B2 発射装置制御基板 B3 球払出制御基板 B4 ランプ・音声制御基板 B5 電源基板 PA 遊技領域 PM パチンコ機 SB 遊技島 1 外枠 2 前枠 3a,3b ヒンジ機構 4 施錠装置 5 ガラス扉 6 上球皿 7 下球皿 8 操作ハンドル 9 打球発射装置 11 収容枠 12 固定ヒンジ部材(12a ベース部、12b 第
1支持部、12c 第2支持部、12d 支軸孔、12
e 裏セットヒンジピン) 13 固定ヒンジ部材(13a ベース部、13b 第
1支持部、13c 第2支持部、13d ヒンジピン、
13e 裏セットヒンジピン) 14a,14b,14c 閉鎖クランプ 15 遊技補助盤 16 機構取付部(16a 取付ボス、16c 切り欠
き部、16p 位置決めピン、16g 切り欠き溝) 17 機構取付部(17a 取付ボス、17b 位置決
め枠、17p 位置決めピン) 18 機構取付部(18a 取付ボス、18b 支持レ
ール、18t 第2支持面部) 19 機構取付部(19a 取付ボス、19b 支持レ
ール、19p 位置決めピン) 20 遊技盤 21 化粧板 22 揺動ヒンジ係合部(22f 被挟持部、22g
受容係合口、22s 逃げ面) 23 揺動ヒンジ係合部(23f 被挟持部、23g
受容係合口、23s 逃げ面) 24 案内レール(24a 外レール、24b 内レー
ル) 25a,25b 風車 26 入賞具(26a 一般入賞具、26b 始動入賞
具、26c アタッカー) 27 アウト口 28 図柄表示装置 30 裏セット盤 31 基枠体(31w 窓口) 32,33 裏セット盤揺動ヒンジ部材 34 閉鎖レバー 35 タンク部材 36 整列樋部材 37 賞球待機通路 38 球払出装置 39 賞球払出経路 40 開閉着脱機構 40A 開閉着脱機構(第1実施例) 40B 開閉着脱機構(第2実施例) 40C 開閉着脱機構(第3実施例) 40D 開閉着脱機構(第4実施例) 42 揺動ヒンジ部材(42b アーム部、42d ヒ
ンジ係合孔、42f 挟持係合部、42g 弾性係合
片、42s 角度規定部) 43 揺動ヒンジ部材(43b アーム部、43d ヒ
ンジ係合孔、43f 挟持係合部、43h 側端係合
片、43i 導入片、43s 角度規定部) 44a ボルト 44b ナット 44c ワッシャ 44d ワッシャ 50 仮支持機構(第1実施例) 51 ベース部材(51a ベース部、51b 位置決
め部、51c 固定ヒンジ部、 51d支持部、51h
ねじ孔、51p 位置決め孔、 51q 固定ヒンジ
孔、51r 支持孔) 52 遊技盤仮受け部材(52a 支持面部、52b
逃げ部、52c 揺動ヒンジ部、52d 支持受け部、
52q 揺動ヒンジ孔、52r 支持受け孔、52s
切り欠き部) 53 支持部材(53a 支持バー部、53b 支持脚
部、53c 揺動軸部) 55 枢結ピン 56 Eリング 57 ナット 58 ねじ 60 仮支持機構(第2実施例) 51′ ベース部材(61d 支持部、61r 支持
溝) 52′ 遊技盤仮受け部材(62d 支持受け部、62
r 支持受け孔) 63 支持部材(63a 支持バー部、63b 支持脚
部、63c 摺動軸部) 70 仮支持機構(第3実施例) 71 ベース部材(71a ベース部、71b 位置決
め部、71c 固定ヒンジ部、71d 支持部、71h
ねじ孔、71p 位置決め孔、71q 固定ヒンジ
孔、71r 支持孔) 72 遊技盤仮受け部材(72a 支持ベース部、72
c 揺動ヒンジ部、72d 支持受け部、72e ロー
ラ支持片部、72q 揺動ヒンジ孔、72r 支持受け
溝、72s ローラ支持孔) 73 支持部材(73a 支持バー部、73b 支持脚
部、73c 揺動軸部) 74 ローラ部材(74a 軸孔) 75 枢結ピン 76 Eリング 77 ローラ枢結ピン 78 Eリング 80 仮支持機構(第4実施例) 81 ベース部材(81a ベース部、81b 軸支持
部、81h ねじ孔、81s 係止溝) 82 支軸(82a 雌ネジ部) 83 遊技盤仮受け部材(83a 支持面部、83b
逃げ部、83c リブ) 85 サムスクリュー 90 仮支持機構(第5実施例) 91 ベース部材(91a ベース部、91b 軸支持
部、91p 位置決め孔、91s 係止溝) 92 支軸(92a 雌ネジ部) 93 遊技盤仮受け部材(93a 支持面部、93b
逃げ部、93c リブ、93d 支持受け部) 94 支柱 95 ボルト 96 コイルバネ 97 ワッシャ 112 固定ヒンジ部材(112a ベース部、112
b 第1支持部、112c 第2支持部、112d 支
軸孔、112e 裏セットヒンジピン) 122 揺動ヒンジ係合部(122f 被挟持部、12
2g 受容係合口) 123 揺動ヒンジ係合部(123f 被挟持部、12
3g 受容係合口) 142 揺動ヒンジ部材(142a 揺動ベース部、1
42b アーム部、142d ヒンジ係合孔、142f
挟持係合部、142g 係合筒) 143 揺動ヒンジ部材(43b アーム部、43d
ヒンジ係合孔、43s 角度規定部、143f挟持係合
部、143g 係合筒) 150 前枠開放保持機構 151 前枠開放保持部材(151a 揺動端部、15
1b 係合端部) 152a,152b ワッシャ 153a,153b ナット 155 係合部材(155a,155b 係合部) 158 掛支部材 160 裏セット盤開放保持機構 161 裏セット盤開放保持部材(161a 基端部、
161b 係止部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 前枠と、前記前枠の前面側に開閉可能に
    取り付けられたガラス扉と、遊技釘および入賞具を有し
    て所定の遊技領域が形成され前記遊技領域が前記ガラス
    扉に臨むように配設される遊技盤とを備え、遊技球を前
    記遊技領域に打ち出して遊技を行う遊技機において、 前記前枠または前記前枠の裏側に配設される裏機構部材
    に固定された固定ヒンジ部材と、 一端に前記固定ヒンジ部材と相対揺動可能に連結するヒ
    ンジ係合部が形成され他端に前記遊技盤と嵌脱可能に係
    合する遊技盤係合部が形成された揺動ヒンジ部材と、 前記ヒンジ係合部が前記固定ヒンジ部材に連結され前記
    遊技盤係合部に前記遊技盤が嵌合接続されて前記遊技盤
    が開閉可能に取り付けられた状態における前記遊技盤の
    開閉方向に前記前枠または前記裏機構部材に配設され
    て、前記遊技盤を開いた状態で当該遊技盤を仮支持可能
    な仮支持部材とを備えたことを特徴とする遊技機の遊技
    盤着脱補助機構。
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