JP2003325628A - ベッド式マッサージ機 - Google Patents

ベッド式マッサージ機

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JP2003325628A
JP2003325628A JP2002132748A JP2002132748A JP2003325628A JP 2003325628 A JP2003325628 A JP 2003325628A JP 2002132748 A JP2002132748 A JP 2002132748A JP 2002132748 A JP2002132748 A JP 2002132748A JP 2003325628 A JP2003325628 A JP 2003325628A
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liquid
mattress
unit
valve body
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Hiroaki Azuma
宏明 東
Yoshiki Ueyama
芳樹 植山
Osamu Toge
修 峠
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HEIWA ELECTRONIC IND Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造・保守等の際の取扱いが容易でマッサー
ジ効果が向上した液体ベット式マッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 液体が充填された液密な複数個の分割マ
ットレスユニット7A ,7B を敷設して患者4が横たわ
る流体マットレス5を形成し、ユニット7A,7Bの内部
に、上方に液体を噴出して患者4に液圧刺激を加える1
又は複数個の噴出ノズル8a〜8iを設け、ユニット7
A,7Bの外部に、吸入口22がユニット7 A,7Bそれぞ
れの流出口17A,17Bに接続されたユニット7A,7B
毎の循環ポンプ10A,10Bを設け、ポンプ10A,1
Bの吐出口11からユニット7A,7Bそれぞれのノズ
ル8a〜8e,8f〜8iに噴出用の液体を供給し、ユ
ニット7A,7B毎に別個に液体を循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴出ノズルから噴
出した水等の液体の噴流液圧の刺激を患者に与えてマッ
サージを施すベッド式マッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウォータベッド式マッサージ機に
代表されるこの種のベッド式マッサージ機は、例えば特
開平8−229086号公報(A61H 9/00)に
記載されているように、浴槽状の液体容器に水等の液体
を満し、その上部開口全体を布状のマットで覆っていわ
ゆるウォータベッド等の液体ベッドが形成され、このベ
ッドのマット上に患者(被マッサージ者)が横たわる。
【0003】さらに、液体容器内に複数個の噴出ノズル
が設けられ、液体容器内の液体がポンプを介して各噴出
ノズルに供給されることにより、各噴出ノズルが上方に
液体を噴出し、この噴出による液体の噴流圧(噴流液
圧)した刺激が患者に与えられてマッサージが行われ
る。
【0004】また、特開平8−252293号公報(A
61H 23/04)には、前記の液体容器に相当する
水槽に水又は温水を満し、その上部開口を前記のシート
と同様の布状のシートにより覆ってウォータベッドを形
成するとともに、水槽内に長手方向に往復動自在に、か
つ、横断方向に首振り自在にノズル(噴出ノズル)を設
け、さらに、前記の水又は温水の温度調節器を備え、マ
ッサージ効果の向上を図ることが記載されている。
【0005】なお、登録実用新案第3073066号公
報には、水を充填した袋状のウォータマットレス(液体
マットレス)の直下に振動装置を設け、この振動装置の
機械的な振動をマットレス内の水に伝えてマットレス全
体を振動させ、この振動によってマットレス上に横たわ
っている患者にマッサージを施すベッド式マッサージ機
が記載されているが、このマッサージ機の場合、振動装
置によってマットレス全体を振動して患者の全身に、そ
の機械振動の刺激を与えるのみであるため、マッサージ
効果が低く、しかも、大面積,大型の振動装置が必要で
実用的でない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の噴出ノズル
を用いて患者に噴流液圧刺激を与えるベッド式マッサー
ジ機は、液体容器(水槽)の上部開口を布状のシートで
覆って患者の全身をカバーする大きさの1個の流体マッ
トレス(ウォータマットレス)が形成され、このマット
レス上に患者が全身を横たえる構造であるため、マット
レスのとくに長手方向(身長方向)の寸法が大きく、マ
ットレスが極めて大面積で大型になり、必要な液量も多
量であり、大重量になる。
【0007】そのため、その取扱いが容易でなく、製造
・保守等の際の作業がやりにくく、作業性が低い問題点
がある。
【0008】また、患者が横たわると、その体重がマッ
トレス全体に加わり、その際、例えば上半身と下半身と
では、一般に、上半身が下半身より重いことから、この
重さの差によってマットレス内を液体が移動し、上半身
が沈んで下半身が押上げられるようになり、この結果、
各部位とマットレス内の噴出ノズルとの距離(間隔)
が、他の部位の影響を受けて異なるようになる。
【0009】そのため、各ノズルから同一条件で液体を
噴出しても、刺激の大きさが部位によって異なり、従来
は、患者の全身に十分に効果的なマッサージを施すこと
ができない問題点もある。
【0010】そして、この種のベッド式マッサージ機に
おいては、極力効果の高いマッサージを施すことが重要
な課題の1つであり、そのため、前記の重さの差による
刺激の過不足が生じないようにすることが望まれ、さら
には、症状等に応じて各部の液圧刺激に積極的に差をつ
けることも望まれる。
【0011】また、マッサージ効果を一層高めるため、
刺激個所を移動して全身に躍動的なマッサージを施すこ
とが考えられるが、前記特開平8−252293号公報
に記載されている、ノズルの往復動及び首ふりによって
実現しようとすると、極めて複雑で故障し易い機構が必
要になり、そのためのスペースを要してマッサージ機が
大型化するとともに、コストアップ,信頼性の低下を招
来し、その上、ノズルの移動に時間がかかり、所望の速
さで刺激個所(位置)を変えることが容易でなく、却っ
てマッサージ効果が低下するおそれもある。
【0012】本発明は、前記の諸点に留意してなされた
ものであり、噴出ノズルを用いて患者に噴流液圧刺激を
与えるこの種のベッド式マッサージ機において、製造・
保守等の際の取扱いを容易にするとともに、マッサージ
効果を向上することを課題とし、更には、大型化,コス
トアップ及び信頼性の低下を招来することなく、マッサ
ージ効果を飛躍的に向上することも課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明のベッド式マッサージ機は、請求項1の場
合、液体が充填された液密な複数個の分割マットレスユ
ニットを敷設して患者が横たわる流体マットレスを形成
し、各分割マットレスユニットの内部に、上方に液体を
噴出して患者に刺激を加える1又は複数個の噴出ノズル
を設け、各分割マットレスユニットの外部に、吸入口が
各分割マットレスユニットそれぞれの流出口に接続され
た各分割マットレスユニット毎の循環ポンプを設け、各
循環ポンプの吐出口から各分割マットレスユニットそれ
ぞれの各噴出ノズルに噴出用の液体を供給し、各分割マ
ットレスユニット毎に別個に液体を循環する。
【0014】この場合、患者が横たわる流体マットレス
が、それぞれ液体を充填した複数個の分割マットレスユ
ニットで形成されるため、製造・保守等の際、患者の全
身をカバーする大面積,大型で極めて重い1個の流体マ
ットレスでなく、このマットレスを分割した小面積,小
型で比較的軽い各分割マットレスユニットを扱えばよ
く、取扱いが容易になって作業性が著しく改善される。
【0015】また、患者の体重を各分割マットレスユニ
ットが分担し、このとき、各ユニットは別個独立であ
り、分担する重さの差による各ユニット間の液体移動が
ない。
【0016】しかも、各ユニットの循環ポンプにより、
各ユニットの液体がそれぞれの噴出ノズルに供給され、
ユニット毎に個別に液体が循環する。
【0017】そのため、流体マットレスを介して患者に
与える噴流液圧刺激が、患者の部位の重さの差の影響を
受けなくなり、全身に過不足のない噴流液圧刺激を与え
て従来より効果的なマッサージを施すことができる。
【0018】そして、請求項2の場合は、流体マットレ
スを形成する分割マットレスユニットが、上半身用のユ
ニットと、下半身用のユニットとの2ユニットであるこ
とから、重さの差が大きい上半身と下半身とに分けて流
体マットレスの両マットレスユニットが患者を支え、極
めて実用的な構成でマッサージ効果が向上する。
【0019】さらに、請求項3の場合は、各循環ポンプ
の吐出量を個別に設定し、各分割マットレスユニット毎
に各噴出ノズルの噴出流量を調整する。
【0020】したがって、各ユニットの噴流液圧刺激を
ユニット毎に別個独立に調整し、刺激の一層の均一化を
図ったり、患者の症状等に応じて積極的に変えたりする
ことができ、一層効果的なマッサージを施すことができ
る。
【0021】つぎに、請求項4の場合は、各分割マット
レスユニットの噴出ノズル毎に、循環ポンプの吐出口か
らの液体を制限する開閉弁が設けられ、開閉弁が弁本体
に形成された貫通路と、前記吐出口に接続された貫通路
一端の流入口と、前記ポンプの吸入口に接続された貫通
路他端の流出口と、貫通路に直交して回転自在に設けら
れ、貫通路を遮断して閉状態にする弁体と、弁体に貫通
して形成され、弁体の閉状態の位置から約90度の回転
により貫通路を開状態にする開通路と、弁体または弁本
体あるいは弁体と弁本体との間に形成され、弁体の閉状
態において、ポンプが破損しない程度の少なくとも最小
限の逃がし量の液体が流通する逃がし路とを備える。
【0022】したがって、各分割マットレスユニットの
噴出ノズル毎の開閉弁を、それぞれの弁体の回転により
ノズル毎に開,閉し、ユニット毎に刺激パターンを設定
したり変えたりして、症状や部位に応じた適切なマッサ
ージを施すことができる。
【0023】しかも、各分割マットレスユニットの全て
の開閉弁が閉状態になっても、各開閉弁に循環ポンプが
破損しない程度の少なくとも最小限の逃がし量の液体が
流通する逃がし路が形成されていることにより、各逃が
し路にポンプの吐出口からの液体が流れ、別個にバイパ
スを設けたりすることなく、そのための材料費、設置
費、設置スペース等を要さず、安価に循環ポンプの破損
を防止することができる。
【0024】さらに、請求項5の場合は、請求項4のマ
ッサージ機の各開閉弁の弁体に、弁体の閉状態から弁体
を約90度正回転して開状態にし、開状態から弁体を約
90度逆回転して前記閉状態にする電動機が接続され、
電動機により弁体を自動開閉する。
【0025】したがって、各分割マットレスユニットの
各開閉弁が、それぞれの電動機による弁体の自動開閉に
より、自動開閉弁として動作し、各ユニットの刺激の自
動制御に好適である。
【0026】つぎに、請求項6の場合は、各分割マット
レスユニットの内部に、複数個の噴出ノズルを流体マッ
トレスの長手方向に配設し、各噴出ノズルの開閉弁の電
動機の制御により、液体を噴出する噴出ノズルを、流体
マットレスの長手方向の一端側の噴出ノズルから他端側
の噴出ノズル又はその逆に順に可変する。
【0027】したがって、噴流液圧の刺激位置が分割マ
ットレスユニットの別なく、噴出ノズルのいわゆる身長
方向の設置間隔で流体マットレスの一端側から他端側又
はその逆に移動し、患者に長手方向(身長方向)に上か
ら下又は下から上に移動する躍動的なマッサージ感覚が
与えられ、極めて効果の高いマッサージが施される。
【0028】そして、噴出ノズルの往復動や首ふりのよ
うな移動がなく、そのための複雑かつスペースを要する
機構が不要で故障が少なく、刺激個所の移動も迅速に行
える。
【0029】そのため、大型化,コストアップを招くこ
となく、マッサージ効果が著しく向上する。
【0030】つぎに、請求項7の場合は、全部又は一部
の分割マットレスユニットそれぞれの流出口に液流分配
継手の主流入口を接続し、各継手に流入した液体の一部
を、温度調節器を介して各継手に戻し、各継手の流出口
を、各循環ポンプの吸入口に接続し、かつ、各継手に、
主流入口が各分割マットレスユニットそれぞれの流出口
に接続された主流入接続部と、主流出口が各循環ポンプ
の吸入口に接続された主流出接続部と、主流入口と流出
口との間に形成された主流路と、主流路から分岐された
分流流出路と、分流流出口が分流流出管を介して温度調
節器の流入口に接続された分流流出路先端の分流流出接
続部と、分流流出路と主流出口との間の主流路に形成さ
れた分流流入路と、分流流入口が分流流入管を介して温
度調節器の流出口に接続された分流流入路先端の分流流
入接続部と、基部が分流流入口に接続され、先端が主流
出口近傍の主流路に開口したパイプとを備え、パイプ先
端の外側を流れる主流路の液体により、パイプ内の液体
を吸引して主流出口から流出する。
【0031】したがって、全部又は所期の分割マットレ
スユニットの液温が、温度調節器により調節され、マッ
サージ効果がさらに一層向上する。
【0032】そして、各分割マットレスユニットの液体
は、液流分配継手により、一部が温度調節器を介して循
環ポンプに供給されることで温度調節され、その際、液
流分配継手のパイプの基部が分流流入口に接続され、そ
のパイプの先端が主流出口近傍の主流路に開口している
ため、パイプ先端の外側から主流出口に向かって流れる
主流路の液体により、温度調節器を通ったパイプ内の液
体が吸引されて主流出口に流出し、分流流出口から分流
して温度調節器を通った液体が滞留を防止してすみやか
に主流路の残りの液体と混合されて循環ポンプに供給さ
れる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1〜図13を参照して説明する。図1,図2,図3はそ
れぞれ一部を除去した切断正面図,平面図,切断右側面
図であり、図4は一部の配管状態の説明図である。
【0034】それらの図面に示すように、ベッド枠1は
複数の上,下枠体1a,1b及び縦枠体1c等の多数の
金属枠体で形成され、下部四隅のキャスタ2により移動
自在である。また、ベッド枠1の外周は、安全性等を考
慮して樹脂製のカバー3で覆われる。
【0035】さらに、ベッド枠1の内側に、患者4が横
たわる流体マットレス5を収容するマットレス受け6が
位置し、このマットレス受け6は、長手方向,すなわち
患者4の身長方向のほぼ中央に、上半身側と下半身側と
に2分割する仕切片6′が形成される。
【0036】つぎに、流体マットレス5は、水、薬液等
の液体が充填された液密な袋状の複数個の分割マットレ
スユニットをマットレス受け6に敷設して形成される。
【0037】そして、分割マットレスユニットは流体マ
ットレス5を適当に分割した形状,個数であってよい
が、この形態においては、取扱い性及び実用性を考慮し
て流体マットレス5を身長方向に2分割した上半身ユニ
ット,下半身ユニットの2分割マットレスユニット(2
ユニット)7A,7Bとし、両マットレスユニット7A
Bがマットレス受け6の上半身側,下半身側の部分に
敷設される。
【0038】この場合、流体マットレス5がほぼその半
分の大きさの分割マットレスユニット7A,7Bで形成さ
れ、流体マットレス5を1個のマットレスで形成する場
合に比して、ユニット7A,7Bは小面積,小型で液量も
少なく、軽量であり、製造・保守等の際の取扱いが極め
て容易である。
【0039】つぎに、両分割マットレスユニット7A
Bの内部に、上方に液体を噴出して患者に噴水圧刺激
等の噴流液圧刺激を加える1又は複数個の噴出ノズル8
a〜8iが設けられる。
【0040】そして、分割マットレスユニット7Aのノ
ズル8a〜8eは、ユニット7Aの下面部各位置の流入
口9に接続され、分割マットレスユニット7B のノズル
8f〜8iは、ユニット7Bの下面部各位置の流入口9
に接続される。
【0041】ところで、これらの噴出ノズル8a〜8i
の個数や位置は、マッサージ効果等を考慮して適当に設
定すればよく、この形態においては、上半身用の分割マ
ットレスユニット7A に、患者4の頸肩部の左,右位置
のノズル8a,8bと、背中部(背骨上)の位置のノズ
ル8cと、腰臀部の左,右位置のノズル8d,8eとの
合計5個のノズル8a〜8eが設けられ、下半身用のユ
ニット7B に、患者4の下肢部後面の左,右位置のノズ
ル8f,8gと、大腿部付近後面の左,右位置のノズル
8h,8iとの合計4個のノズル8f〜8iが設けられ
る。
【0042】そして、各ノズル8a〜8iはプロペラ状
に回転自在であり、水流により回転しつつそれぞれの噴
射口8′から上方に水等の液体をジェット噴射し、噴流
液圧の刺激を患者4に与えてマッサージを施す。
【0043】つぎに、ベッド枠1内のマットレス受け6
より下方に、分割マットレスユニット7A,7B毎の循環
ポンプ10A,10Bが設けられる。
【0044】そして、ポンプ10A の吐出口11に液流
分配継手12を介して4本の分岐管13が接続され、そ
れらのうちの1本の分岐管13に液流分配継手14を介
して2本の分岐管15が接続される。
【0045】さらに、残りの3本の分岐管13及び2本
の分岐管15に、各ノズル8a〜8iへの液体供給を制
限する後述の特殊構造の各開閉弁100が接続され、こ
れらの開閉弁100にマットレス受け6の上半身側の各
開口16を介してマットレスユニット7A の各流入口9
が接続され、各ノズル8a〜8eへの給液路が形成され
る。
【0046】また、分割マットレスユニット7Aの液体
を、分割マットレスユニット7A,循環ポンプ10A
噴出ノズル8a〜8eのループで環流しつつ温度調節す
るため、分割マットレスユニット7Aの下面隅部に流出
口17Aが形成され、この流出口17A が後述の特殊構
造の液流分配継手200の主流入口200aに接続さ
れ、継手200の分流流出口200bに分流流出管18
が接続され、その先端がクーラ等の温度調節器19の流
入口19aに接続され、温度調節器19の流出口19b
が分流流入管20を介して継手200の分流流入口20
0cに接続され、継手200の主流出口200dが吸入
管21を介して循環ポンプ10A の吸入口22に接続さ
れる。
【0047】一方、循環ポンプ10B の吐出口11に液
流分配継手23を介して4本の分岐管24が接続され、
これらの分岐管24にもそれぞれ開閉弁100が接続さ
れる。
【0048】そして、これらの開閉弁100に、マット
レス受け6の下半身側の各開口16を介して分割マット
レスユニット7B の各流入口9が接続され、各噴出ノズ
ル8f〜8iへの給液路が形成される。
【0049】また、分割マットレスユニット7Bの液体
を、分割マットレスユニット7B,循環ポンプ10B
噴出ノズル8f〜8iのループで環流するため、分割マ
ットレスユニット7Bの下面隅部に流出口17Bが形成さ
れ、この流出口17B が循環ポンプ10Bの吸入管25
に接続され、この吸入管25が循環ポンプ10Bの吸入
口22に接続される。なお、各図の矢印実線は液体の流
れ又は噴出ノズル8a〜8iの回転を示す。
【0050】そして、分割マットレスユニット7Aにお
いては、循環ポンプ10Aから吐出した液体が液流分配
継手12,14により5分岐され、各開閉弁100を介
して各噴出ノズル8a〜8eに供給される。
【0051】このとき、各開閉弁100はそれぞれの電
動機26により、減速機26′を介して自動的に開閉さ
れ、開状態の噴出ノズル8a〜8eが回転しつつ液体を
上方にジェット噴出し、その噴流液圧が患者4の上半身
にマッサージ刺激を与える。
【0052】さらに、分割マットレスユニット7A内の
液体は、循環ポンプ10Aの吸液動作により、分割マッ
トレスユニット7Aの流出口17Aから循環ポンプ10A
に吸液される。
【0053】この動作のくり返しにより、液体が分割マ
ットレスユニット7A ,循環ポンプ10A,噴出ノズル
8a〜8eのループを循環する。
【0054】また、下半身側より重い上半身側の循環す
る液体が、循環ポンプ10A の発熱や噴出ノズル8a〜
8dからのジェット噴出等によって温度上昇し易いこと
から、分割マットレスユニット7Aからポンプ10Aに戻
る液体は、温度調節器19により、例えばファン19′
を用いた強制冷却で冷却され、適当な範囲の温度に調節
される。
【0055】一方、分割マットレスユニット7Bにおい
ても、循環ポンプ10Bから噴出した液体が液流分配継
手23により4分岐され、各開閉弁100を介して各噴
出ノズル8f〜8iに供給される。
【0056】そして、各開閉弁100がそれぞれの電動
機26により減速機26′を介して自動的に開閉され、
開状態の噴出ノズル8f〜8iが回転しつつ液体を上方
にジェット噴出し、その噴流液圧が患者4の下半身にマ
ッサージ刺激を与える。
【0057】さらに、分割マットレスユニット7B内の
液体が、循環ポンプ10Bの吸液動作により、分割マッ
トレスユニット7Bの流出口17Bから循環ポンプ10B
に吸液される。
【0058】この動作のくり返しにより、液体が分割マ
ットレスユニット7B ,循環ポンプ10B,噴出ノズル
8f〜8iのループを循環する。
【0059】なお、この形態においては、下半身側の循
環する液体については、温度調節を省くため、分割マッ
トレスユニット7Bから循環ポンプ10Bに戻る液体の温
度調節器は設けられていない。
【0060】そして、分割マットレスユニット7A が患
者4の上半身を分担し、分割マットレスユニット7B
患者4の下半身を分担し、ユニット7A,7Bの液体がポ
ンプ10A,10Bを用いた別個独立のループで循環する
ため、患者4の上半身と下半身の重さの差に基づくユニ
ット7A,7B間の液体移動がなく、上半身と下半身との
ジェット噴流の当りが、前記の重さの差に左右されず、
均一になる。
【0061】つぎに、この形態にあっては、マッサージ
効果を高めるため、循環ポンプ10 A,10Bの吐出量を
インバータ制御で無段階に可変調整し得るようにする。
【0062】また、噴出ノズル8a〜8iの開閉弁10
0を、それぞれの電動機26の制御により個別に自動開
閉し、全てのノズル8a〜8iから一斉に液体を噴出す
るだけでなく、選択した一部のノズル8a〜8cから液
体を噴出することも可能にして、全身マッサージ及び局
所マッサージが施せるようにし、さらには、前記自動開
閉のプログラム制御により、マッサージ刺激位置を上か
ら下,その逆に移動して躍動的なマッサージが施せるよ
うにもする。
【0063】そのため、ポンプ10A,10Bを、それぞ
れインバータ制御の3相電動機を有する3相ポンプによ
り形成する。
【0064】また、図5の制御ブロック図に示すよう
に、マイクロコンピュータ構成の制御部27,操作パネ
ル部28及び直流電源部29,ポンプ10A,10Bのイ
ンバータ電源部30A,30Bを備える。
【0065】そして、操作性等を考慮し、例えば、比較
的軽量で小型の制御部27,操作パネル部28は小型の
専用ケース(図示せず)に収容されていわゆる有線リモ
ートコントローラに形成され、比較的大型で重量のある
電源部29,30A,30Bは、ベッド枠1内下部の適当
な個所に設けられる。
【0066】そして、コンセント31の100V,50
Hz/60Hzの商用単相電源がヒューズ32を介して電源
部29,30A,30Bに給電され、直流電源部29は単
相電源を整流平滑して1又は複数電圧の直流電源に変換
し、各噴出ノズル8a〜8iの開閉弁100の電動機2
6及び制御部27,操作パネル部28に給電する。
【0067】この給電により、制御部27は半導体メモ
リ,ハードディスク等の記憶部(図示せず)に保持され
た制御プログラムを実行し、例えば図6のステップA1
〜A8に示すように動作する。
【0068】そして、最初はステップA1 により、メニ
ュー画面の表示情報を操作パネル部28に送り、パネル
部28に処理選択用のメニュー画面を表示し、施術者等
に、マッサージ条件の設定・変更,マッサージの開始等
の選択を促す。
【0069】このとき、マッサージのプリセット条件が
選択されると、ステップA2 を介してステップA3 に移
行し、選択されたプリセット条件を記憶部からCPU
(図示せず)に読出す。
【0070】また、マッサージ条件を手動で設定・変更
するときは、ステップA1 からステップA2,A4を介し
てステップA5 に移行し、操作パネル部28からのマッ
サージ条件の操作入力を受付けて前記のCPUにセット
する。
【0071】ところで、マッサージ条件は、例えば、マ
ッサージ個所やマッサージ方法の選択に基づく、循環ポ
ンプ10A,10Bの吐出量,噴出ノズル8a〜8iの開
閉タイミング等であり、これらの条件に応じた循環ポン
プ10A,10Bの給電や噴出ノズル8a〜8iの開閉弁
100の開閉の制御データが記憶部から読出されて制御
プログラムが自動的に作成される。
【0072】つぎに、設定されたマッサージ条件のプロ
グラム制御で実際にマッサージを行うときは、ステップ
1のメニュー画面表示でマッサージ開始が選択され
る。
【0073】この選択により、ステップA1からステッ
プA2,A4,A6を介してステップA 7 に移行し、作成
された制御プログラムが実行され、マッサージ条件に基
づくプログラム制御(シーケンス制御)により、インバ
ータ電源部30A,30Bに、設定された吐出量に相当す
る出力制御用のPWM制御信号が供給される。
【0074】そして、インバータ電源部30A,30
Bは、前記の単相電源をそれぞれの昇圧トランス33に
よって例えば200Vに昇圧し、この200Vの単相交
流を、AC/DC変換部34により全波整流して400
V程度の直流電源に順変換し、この直流電源をそれぞれ
の3相のインバータ主回路部35のスイッチング動作で
逆変換する。
【0075】このとき、前記のPWM制御信号により主
回路部35のスイッチング動作が制御され、インバータ
電源部30A,30Bが、PWM制御された電流量の3相
200Vの交流出力を、ポンプ10A,10Bに給電す
る。
【0076】この給電に基づき、ポンプ10A,10B
それぞれの設定された吐出量で運転される。
【0077】なお、ポンプ10A,10Bの吐出量を正確
に制御するときは、例えばポンプ10A,10Bの吐出口
11付近に流量センサ等が設けられ、その検出流量が目
標量になるようにインバータ電源部30A,30Bの運転
がフィードバック制御される。
【0078】また、直流電源部29の低電圧の直流出力
が各開閉弁100の電動機26に供給される。
【0079】このとき、噴出ノズル8a〜8iの開閉タ
イミング等の設定に基づき、制御部27から各開閉弁1
00の電動機26に、プログラム制御でノズル8a〜8
iそれぞれの開閉の制御信号が与えられる。
【0080】そして、これらの制御信号により、各開閉
弁100の電動機26がマッサージ条件にしたがって通
電方向を切換えながら断続的に駆動され、回転方向が
正,逆に反転して各開閉弁100が開閉される。
【0081】このプログラム制御の各開閉弁100の開
閉により、各噴出ノズル8a〜8iがプログラム制御で
個別に開閉され、各噴出ノズル8a〜8iから選択的に
液体が噴出する。
【0082】そして、噴出ノズル8a〜8iの選択的な
液体の噴出により、患者4に選択・設定されたマッサー
ジ条件で噴流液圧刺激のマッサージが施される。
【0083】このとき、マッサージ条件の設定に基づ
き、全ての噴出ノズル8a〜8iを一斉に開,閉して全
身に均一なマッサージを施したり、選択された部位の噴
出ノズルのみを開,閉して局部的なマッサージを施した
りすることができる。
【0084】そして、最もマッサージ効果が高い躍動的
なマッサージを施すときは、マッサージ条件の設定に基
づき、ステップA7において、例えば図7のステップB1
〜B 12の制御が行われる。
【0085】すなわち、図6のステップA7に移行する
と、まず、図7のステップB1により、インバータ電源
部30A,30BをPWM制御してポンプ10A,10B
吐出量を定める。
【0086】つぎに、ステップB2 によりマッサージ移
動方向を上(一端側)から下(他端側)に初期設定す
る。
【0087】そして、このマッサージにおいては、全て
の噴出ノズル8a〜8iを一括して開閉制御し、まず、
ステップB3 により、ノズル8a〜8iのうちの最も上
のノズル8a,8bを選択し、それらのノズル8a,8
bの開閉弁100の電動機26を一方向に回転してノズ
ル8a,8bを開き、ノズル8a,8bから液体を噴出
する。
【0088】そして、設定時間が経過すると、ステップ
4,B5を介してステップB6 に移行し、噴出中のノズ
ル8a,8bより下側のノズル8cの噴出に移行する。
【0089】さらに、ステップB6からステップB7に移
行し、ノズル8a,8bの電動機26を逆方向に回転し
てノズル8a,8bの開閉弁100を閉じ、ノズル8c
の電動機26を一方向に回転してノズル8cの開閉弁1
00を開き、ノズル8cから液体を噴出する。
【0090】そして、ステップB7からステップB4に戻
り、ステップB4〜B7のループにより、液体を噴出する
ノズルを設定時間毎に、ノズル8a,8b,ノズル8
c,ノズル8d,8c,ノズル8f,8g,ノズル8
h,8iに順に替える。
【0091】さらに、噴出するノズルが最も下側のノズ
ル8h,8iになると、ステップB 6からステップB8
介してステップB9に移行し、マッサージ移動方向を下
から上に変える。
【0092】そして、ステップB10により噴出中のノズ
ル8h,8iの電動機26を逆方向に回転してノズル8
h,8iの開閉弁100を閉じ、ノズル8h,8iの上
側隣りのノズル8f,8gの電動機26を一方向に回転
し、ノズル8f,8gの開閉弁100を開いてノズル8
f,8gから液体を噴出する。
【0093】さらに、ステップB10からステップB4
戻り、ステップB4〜B7のループにより、液体を噴出す
る噴出ノズルを設定時間毎に、ノズル8h,8i,ノズ
ル8f,8g,ノズル8d,8e,ノズル8c,ノズル
8a,8bに順に変える。
【0094】そして、噴出するノズルが最も上側のノズ
ル8a,8bになると、設定時間の経過後、ステップB
8 からステップB11に移行してマッサージ移動方向を再
び上から下に変え、ステップB12によりノズル8a,8
bを閉じてノズル8cを開き、ステップB4に戻る。
【0095】以降、同様にして、マッサージ条件で設定
された施術時間が経過するまで、液体を噴出するノズル
が上から下,その逆に順次に変化することをくり返す。
【0096】なお、制御部27は記憶部に予め設定され
たノズル8a〜8iの配置パターンに基づき、噴出中の
ノズルより移動方向のノズルの有無等を識別する。
【0097】そして、制御部27はタイマ動作で施術時
間の終了を判別すると、図7のステップB5によりマッ
サージの終了を検出し、図6のステップA7からステッ
プA8に移行し、ポンプ10A,10Bの運転を停止する
とともに、ノズル8a〜8iの開閉弁100を全て閉じ
てマッサージを終了し、ステップA1 に戻ってメニュー
画面を表示し、いわゆる入力待ちに戻る。
【0098】この場合、ノズル噴流のマッサージ刺激
が、「上から下,下から上,上から下,…」に躍動的に
変化し、今までにないマッサージ感覚を患者4に与える
ことができ、著しくマッサージ効果が向上する。
【0099】なお、プログラム制御のマッサージ条件の
設定によっては、マッサージ刺激を「下から上,上から
下,下から上,…」に変化することができ、一部の噴出
ノズルによって局所的に前記の躍動的なマッサージを施
すことも可能である。
【0100】ところで、分割マットレスユニット7A
Bにおいて、噴出ノズル8a〜8e,8f〜8iの完
全な全閉状態が発生すると、循環ポンプ10A,10B
異常な過負荷状態になって破損する。
【0101】この破損を、バイパス路を別途設ける等し
て防止しようとすると、そのスペースを要して大型化す
るとともにコストアップする。
【0102】そこで、この形態にあっては、各噴出ノズ
ル8a〜8iの開閉弁100をつぎに説明する特殊構造
にしている。
【0103】すなわち、各開閉弁100は、図8に示す
構造であり、同図において、101は弁本体、102は
弁本体101に形成された貫通路、103は貫通路10
2の一端の流入口であり、前記の循環ポンプ10A,1
Bの吐出口11に接続される。104は貫通路102
他端の流出口であり、各噴出ノズル8a〜8iに接続さ
れる。
【0104】105は貫通路102に直交して形成され
た円柱状の弁孔、106は弁孔105に回転自在に設け
られた円柱状の弁体であり、弁孔105より若干小径で
あり、貫通路102に直交し、図示の状態は、貫通路1
02を遮断した閉状態である。107は弁体106に貫
通して形成された開通路であり、弁体106の長手方向
に直交し、図示の閉状態の位置から弁体106が約90
度回転すると、開通路107が貫通路102に重なり、
貫通路102を開状態にする。
【0105】108は弁体106の周面と弁本体10
1、即ち弁孔105の内面との間の隙間により形成され
た逃がし路であり、循環ポンプ10A,10Bの作動中に
弁体106が閉状態になった場合、循環ポンプ10A
10Bが破損しない程度の少なくとも最小限の逃がし量
の液体が、逃がし路108に流通し、循環ポンプ1
A,10Bの破損が防止される。
【0106】なお、弁体106と弁孔105の内面との
間の隙間Δdは、例えば、つぎのように算出する。今、 d:貫通路102の水流入径mm D1:弁孔105の径mm D2:弁体106の径mm Q:ポンプ標準吐出量l/min Qm:逃がし量l/min A0:貫通路102の断面積mm21:隙間Δdによる面積 とすると、 Q:Qm=A0:A1…(1) A0=π(d/2)2…(2) A1=π(D1/2)2−π(D2/2)2…(3) Δd=D1−D2…(4) となる。
【0107】そこで、例えば Q=190l/min Qm=50l/min d=30mm D1=46mm とすると、 式(1)、(2)よりA1=A0×Qm/Q =π(30/2)2×50/190 =176.63 式(3)より D2=√(D1 2−4・A1/π) =√(462−4・176.63/π) =43.49 式(4)より Δd=D1−D2 =46−43.49 =2.51 となる。
【0108】以上は、循環ポンプ10A,10Bに接続さ
れる開閉弁100が1個の場合であるが、接続される開
閉弁100がn個の場合はΔd/nとなり、例えば3個
の場合はΔd/3=0.84となる。
【0109】つぎに、図8の開閉弁100の詳細を図
9,図10を参照して説明する。図9のAは切断正面
図、Bは左側面図、図10は動作説明図であり、弁体1
06の一方の軸109は、弁本体101に埋設された一
方のボールベアリング110に支持され、他方の軸10
9は、弁本体101にOリング111を介して装着され
たシール受け112に、Oリング113、オイルシール
114及び他方のボールベアリング110を介して支持
され、二重水密構造になっており、箱状の取付体115
に減速機26′を介して支持された電動機26に、その
他方の軸109が接続されている。
【0110】この場合、弁本体101とシール受け11
2との合わせ面にOリング111が設けられるため、メ
ンテナンスが容易であって、水密性が保たれる。
【0111】また、弁本体101貫通路102の流入口
103に接続されたソケット116は、ポンプ10A
10Bの吐出口11に接続され、貫通路102の流出口
104に接続されたソケット116は、前記のノズル8
a〜8iに接続される。
【0112】弁体106の周縁部にはマグネットからな
る作動体117が埋設され、弁本体101に作動体11
7の近接により作動するリードスイッチからなる正転停
止センサ118と逆転停止センサ119が取り付けら
れ、両センサ118,119は弁体106の回転中心を
中心として約90度の間隔位置に設けられている。
【0113】そして、両センサ118,119は、断面
L形で、それぞれねじ120により弧状の取付板121
に取り付けられ、取付板121の両端部には位置調節孔
122が弧状に形成され、ねじ123により取付板12
1が弁本体101に取り付けられ、位置調節孔122に
より両センサ118,119の位置が容易に調節され
る。
【0114】図9及び図10は、弁本体101の貫通路
102が弁体106により遮断された閉状態であり、ノ
ズル8a〜8iを開くときは、制御部27のオン制御の
制御信号により、電動機26が開状態から正回転、図1
0では右回転し、作動体117が約90度正回転して正
転停止センサ118に達すると、同センサ118の検出
に基づき、制御部27のオフ制御の制御信号によって電
動機26が停止し、弁体106の開通路107が貫通路
102に重なり、開状態になる。
【0115】ノズル8a〜8iを閉じるときは、制御部
27の制御信号により、電動機26が開状態から逆転
し、弁体106が約90度逆回転し、作動体117が逆
転して停止センサ119に達すると、同センサ119の
検出に基づき、電動機26が停止し、閉状態になる。
【0116】したがって、各開閉弁100は、ロータリ
ー式正逆転による自動開閉弁として動作する。
【0117】そして、逃がし路108が形成されている
ため、循環ポンプ10A,10Bの作動中に噴出ノズル8
a〜8e,8f〜8iの開閉弁100が全閉状態になっ
ても、逃がし路108に循環ポンプ10A,10Bの吐出
口11からの液体が通流して循環し、吸入口22に戻
り、循環ポンプ10A,10Bの破損を防止することがで
き、この場合、バイパスを設ける必要がなく、バイパス
の材料費、設置費、設置スペース等を要さず、安価であ
る。
【0118】なお、各開閉弁100は、弁本体101,
ソケット116が硬質塩化ビニールで形成され、軽量で
あり、組込みが容易である。
【0119】ところで、弁体106が弁本体101に摺
接している場合、逃がし路108は、図11に示すよう
に、弁体106の周面を弁体106の開通路107を介
して貫通した2個の小通路124により形成してもよ
く、図12に示すように、弁体106と弁本体101と
の摺接面における弁体106の周面または弁本体101
の内面の溝125により形成してもよい。
【0120】なお、図11は開状態の断面図であり、液
体が一方の小通路124から開通路107を経て他方の
小通路124を流れ、ポンプ10A,10Bの破損が防止
される。
【0121】また、図12Aは図8及び図11と同様の
切断正面図、同図Bは一部切断側面図であり、弁体10
6が弁孔105の内面に摺接し、弁体106の周面に開
通路107の部分では欠如した環状の溝125が形成さ
れ、図示の閉状態において、液体が溝125を通って流
れ、ポンプ10A,10Bの破損が防止される。
【0122】さらに、図12では、弁体106の周面に
溝125を形成したが、弁本体101の弁孔105の内
面に逃がし路108用の溝を形成するようにしてもよ
い。
【0123】つぎに、マットレスユニット7A の液流分
配継手200は、図13に示す構造であり、主流入口2
00aが形成された合成樹脂製の主流入ブロックAと、
分流流出口200bが形成された分流流出ブロックB
と、分流流入口200c及び主流出口200dが形成さ
れた分流流出ブロック分流流入・主流出ブロックCとを
連結して形成されている。
【0124】そして、上部に位置した主流入ブロックA
は、主流入接続部201であり、筒体202の周面にね
じ部203が形成され、ねじ部203の先端、すなわち
筒体202の上端につば部204が形成されている。
【0125】また、ねじ部203にはナット205が螺
合し、つば部204とナット205との間にパッキン2
06と、ナット205の外径より大きい外径のアルミ製
補助プレート207が挿入されている。
【0126】さらに、筒体202の内面には接続筒20
8が接着され、接続筒208の下端部が筒体202の下
端から若干導出され、主流入口200aから接続筒20
8の内側を通って主流出口200dに至る主流路209
が形成されている。
【0127】つぎに、中央部に位置した分流流出ブロッ
クBは、T形パイプ210を90度回転して横置きにし
たものであり、T形パイプ210の図の右端部内面に筒
状の分流流出接続体211が接着され、分流流出接続体
211の内側に分流流出口200bに至る分流流出路2
12が形成される。
【0128】そして、分流流出接続体211の先端部に
分流流出接続部213が形成され、この分流流出接続部
213の周面にユニオン継手を構成する螺溝214が形
成され、分流流出接続部213端面の環状パッキン溝に
パッキン215が嵌まっている。
【0129】この分流流出ブロックBの上端部は、主流
入ブロックA下端部、即ち筒体202の下面及び接続筒
208の下端導出部に接着されている。
【0130】つぎに、下部に位置した分流流入・主流出
ブロックCは、T形パイプ216を上下逆にしたもので
あり、T形パイプ216の右端部内面に接続筒217を
介して筒状の分流流入接続体218が接着され、分流流
入接続体218の内側に分流流入路219が形成されて
いる。
【0131】そして、分流流入接続体218の先端部に
分流流入接続部220が形成され、この分流流入接続部
220の周面にユニオン継手を構成する螺溝227が形
成され、分流流入接続部220の端面の環状パッキン溝
にパッキン222が嵌まっている。
【0132】さらに、T形パイプ216の左端部に内面
の接続筒223を介して筒状の主流出接続体224が接
着され、主流出接続体224の内側、即ち接続筒223
の内側先端に主流出口200dが形成され、主流出接続
体224の先端部に主流出接続部225が形成され、こ
の主流出接続部225の周囲にユニオン継手を構成する
環状膨出部226が形成され、主流出接続部225端面
の環状パッキン溝にパッキン227が嵌まっている。
【0133】また、分流流入接続体218の内面にパイ
プ228の基部が接着され、このパイプ228の基部が
分流流入口200cに連通し、パイプ228の先端が、
主流出口200dの近傍、即ち接続筒223の内側に位
置し、接続筒223内主流路209の中央部に開口して
いる。
【0134】そして、マットレスユニット7Aの流出口
17Aに、液流分配継手200が、頂部のつば部204
上面から押し込まれ、ユニット7Aの流出口17A周辺の
シート体7A′がつば部204下面に位置し、シート体
A′の下面にパッキン206が当てがわれ、ナット2
05の締め付けにより補助プレート207を介してパッ
キン206が圧縮され、シート体7A ′がつば部208
とナット205との間にパッキン206、補助プレート
207を介して挟持される。
【0135】このとき、補助プレート207の外径がナ
ット205の外径より大きいため、シート体7A′を安
定した状態で支持することができ、シート体7A′がナ
ット205の外側から下方へ垂れ下がることがない。
【0136】また、分流流出接続部213には、分流流
出管18の一端がユニオン継手により接続され、その分
流流出管18の他端が、温度調節器19の流入口19a
に接続され、温度調節器19の流出口19bに一端が接
続された分流流入管20の他端が、ユニオン継手により
分流流入接続部120に接続されている。
【0137】さらに、主流出接続部125は、吸入管2
1を介してポンプ10A の吸入口22に接続されてい
る。
【0138】そして、ポンプ10Aにより、主流出口2
00dの液体をポンプ10Aに吸引し、マットレスユニ
ット7A 内の液体を主流入口200aから主流路209
に流入する。
【0139】また、主流路209の一部の液体が、主流
路209から分岐された分流流出路212に流入し、分
流流出管18を経て温度調節器19に流入し、調節器1
9により冷却された液体が、分流流入管20を経てパイ
プ228に流れる。
【0140】さらに、パイプ228先端の開口が主流出
口200d近傍の主流路209に開口しているため、パ
イプ228先端の外側を流れる主流路209の液体によ
り、パイプ228内の液体が吸引され、分流流出路21
2から温度調節器19へ流れる液体の滞留が防止され
る。
【0141】そして、ポンプ10A により昇温した循環
液体は、その一部が温度調節器19により冷却され、マ
ットレスユニット7A 内の液体の温度調節が行われる。
【0142】この場合、分流流出ブロックBにT形パイ
プ210、分流流入・主流出ブロックCにT形パイプ2
16をそれぞれ用い、分流流出ブロックBのT形パイプ
210に、主流入ブロックAを接続筒208を介して接
着するとともに、端部にユニオン継手の螺溝214を形
成した分流流出接続体211を接着し、かつ、分流流入
・主流出ブロックCのT形パイプ216を接着し、分流
流入・主流出ブロックCのT形パイプ216に、接続筒
217を介して端部にユニオン継手の螺溝221を形成
した分流流入接続体218を接着するとともに、接続筒
223を介して端部にユニオン継手の環状膨出部226
を形成した主流出接続体224を接着しているため、液
流分配継手200がきわめて簡単に安価に形成される。
【0143】以上説明したように、この形態の場合、流
体マットレス5が長手方向(自長方向)をほぼその半分
に分割して大きさの液体を充填した2個のマットレスユ
ニット7A,7Bで形成され、この場合、マットレスユニ
ット7A,7Bが小面積,小型で液量も少なく、軽量であ
るため、製造・保守等の際の取扱いが極めて容易になり
作業性が著しく改善される。
【0144】また、患者4の体重を分割マットレスユニ
ット7A,7Bが分担し、このとき、ユニット7A,7B
別体であることから、ユニット7A,7Bが分担する重さ
の差によるユニット7A,7B間の液体移動が生じない。
【0145】そして、循環ポンプ10A,10Bにより、
ユニット7A,7Bの液体をそれぞれの噴出ノズル8a〜
8e,8f〜8iに供給し、ユニット7A,7B毎に個別
に液体を循環して噴流液圧刺激を発生するため、患者4
が受ける刺激(当り)が、患者4の部位によらず均一に
なり、全身に過不足のない刺激を与えて従来より効果的
なマッサージを施すことができる。
【0146】さらに、制御部27の自動制御により、循
環ポンプ10A,10Bの吐出量が個別に設定されて各噴
出ノズル8a〜8iの噴出流量が分割マットレスユニッ
ト7 A,7B毎に自動調整されるため、ユニット7A,7B
の液圧刺激を別個独立に自動調整し、噴流液圧刺激を患
者4の部位によらず、一層均一にしたり、患者4の症状
に応じて積極的に変えたりすることができ、一層効果的
なマッサージを施すことができる。
【0147】また、制御部27の自動制御により、マッ
トレスユニット7A,7Bのノズル8a〜8i毎の噴出ノ
ズル毎の開閉弁100が、それぞれの電動機26による
弁体106の自動開閉により、ロータリー式正逆転によ
る自動開閉弁として動作して開,閉し、症状や部位に応
じた適切なマッサージを施すことができ、とくに、流体
マットレス5の液圧刺激位置をマットレスユニット
A,7Bの別なく、噴出ノズル8a〜8iの間隔で、流
体マットレス5の一端側から他端側又はその逆に移動
し、患者4に長手方向(身長方向)に上から下又は下か
ら上に移動する躍動的なマッサージ感覚を与えることが
でき、極めて効果の高いマッサージを施すことができ
る。
【0148】さらに、上半身側のマットレスユニット7
A の液温が、温度調節器19により温度調節されるた
め、マッサージ効果がさらに一層向上する。
【0149】そして、噴出ノズル8a〜8iの往復運動
や首ふりのような移動がなく、そのための複雑かつスペ
ースを要する機構が不要で故障が少なく、大型化,コス
トアップを招くことなく、マッサージ効果が著しく向上
する。
【0150】つぎに、各開閉弁100にポンプ10A
10Bが破損しない程度の少なくとも最小限の逃がし量
の液体が流通する逃がし路108が形成されたため、い
わゆる全開状態でも逃がし路108にポンプ10A,1
Bの吐出口11からの液体が流れ、別個にバイパスを
設けることなく、そのための材料費、設置費、設置スペ
ース等が不要で安価に、ポンプ10A,10Bの破損を防
止することができる。
【0151】また、液流分配継手200のパイプ228
の基部が分流流入口200cに接続され、そのパイプ2
28の先端が主流出口200d近傍の主流路209に開
口しているため、パイプ228先端の外側から主流出口
200dに向かって流れる主流路209の液体により、
温度調節器19を通ったパイプ228内の液体が吸引さ
れて主流出口200dに流出するため、分流流出路20
0bから分流して温度調節器19を通った液体が滞留を
防止してすみやかに、主流路209の残りの液体と混合
され、温度調節が良好に行える。
【0152】ところで、前記形態においては、分割マッ
トレスユニット7A を循環する液体についてのみ、温度
調節器19を用いて冷却し、温度調節するようにした
が、分割マットレスユニット7B の循環液体について
も、同様の温度調節器を設けて冷却し、温度調節するよ
うにしてもよい。
【0153】また、図5に示すように、分割マットレス
ユニット7A,7Bのいずれか一方又は両方に、第2の温
度調節器として、ヒータ36を設け、制御部27からヒ
ータ36それぞれの通電制御器37に制御信号を供給
し、必要に応じて分割マットレスユニット7A,7Bの循
環液体を加温し、冷却及び加温の温度調節により、いわ
ゆる恒温制御を行うようにしてもよい。
【0154】そして、分割マットレスユニットは流体マ
ットレス5をどのような形状,個数に分割したものであ
ってもよく、その際、各ユニットの大きさ等は同一であ
っても異なっていてもよい。
【0155】また、開閉弁100,ノズル8a〜8i,
循環ポンプ10A,10B及び分割マットレスユニット7
A,7Bの液体の循環機構等の個数や構造,制御手法等
は、前記形態のものに限られるものではない。
【0156】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。まず、請求項1の場合は、患者4が横たわる流体マ
ットレス5が、それぞれ液体を充填した複数個の分割マ
ットレスユニット7A,7Bで形成されるため、製造・保
守等の際、大面積,大型で極めて重い1個の流体マット
レスでなく、このマットレスを分割した小面積,小型で
比較的軽い各分割マットレスユニット7A,7Bを扱えば
よく、取扱いを容易にして作業性を著しく改善し、向上
することができる。
【0157】また、患者4の体重を各分割マットレスユ
ニット7A,7Bが分担し、このとき、各ユニット7A
Bは別個独立であり、分担する重さの差によるユニッ
ト7A,7B間の液体移動がなく、しかも、ユニット
A,7Bの循環ポンプ10A,10 Bにより、各ユニット
A,7Bの液体がそれぞれの噴出ノズル8a〜8e,8
f〜8iに供給され、ユニット7A,7B毎に個別に液体
が循環するため、流体マットレス5を介して患者4に与
える噴流液圧刺激が、患者4の各部位の重さの差によら
ず、均一になり、全身に過不足のない液圧刺激を与えて
従来より効果的なマッサージを施すことができる。
【0158】つぎに、請求項2の場合は、流体マットレ
ス5を形成する分割マットレスユニットを、上半身用の
ユニット7Aと、下半身用のユニット7Bとの2ユニット
にしたため、重さの差が大きい上半身と下半身とに分け
て両マットレスユニット7A,7Bが患者4を支え、極め
て実用的な構成で液圧刺激の均一化を図ることができ
る。
【0159】つぎに、請求項3の場合は、各循環ポンプ
10A,10Bの吐出量を個別に設定し、分割マットレス
ユニット7A,7B毎に各噴出ノズル8a〜8e,8f〜
8iの噴出流量を調整したため、ユニット7A,7Bの噴
流液圧刺激を別個独立に調整することができ、その刺激
を一層均一にしたり、患者4の症状に応じて積極的に変
えたりすることができ、一層効果的なマッサージを施す
ことができる。
【0160】つぎに、請求項4の場合は、各分割マット
レスユニット7A,7Bの噴出ノズル8a〜8i毎の開閉
弁100を、それぞれの弁体107の回転により噴出ノ
ズル8a〜8i毎に開,閉し、分割マットレスユニット
A,7B毎に液圧刺激パターンを設定したり変えたりし
て、症状や部位に応じた適切なマッサージを施すことが
できる。
【0161】しかも、各分割マットレスユニット7A
Bの全ての開閉弁100が開状態になっても、各開閉
弁100に循環ポンプ10A,10Bが破損しない程度の
少なくとも最小限の逃がし量の液体が流通する逃がし路
108が形成されていることにより、各逃がし路108
にポンプ10A,10Bの吐出口11からの液体が流れ、
別個にバイパスを設けたりすることなく、そのための材
料費、設置費、設置スペース等を要さず、安価に循環ポ
ンプ10A,10Bの破損を防止することができる。
【0162】そして、請求項5の場合は、請求項4の各
開閉弁100を電動機26により自動開閉したため、分
割マットレスユニット7A,7Bの各開閉弁100が、自
動開閉弁として動作し、各ユニット7A,7Bの噴流液圧
刺激の自動制御に好適である。
【0163】つぎに、請求項6の場合は、液圧刺激位置
が分割マットレスユニット7A,7Bの別なく、噴出ノズ
ル8a〜8iの長手方向(身長方向)の設置間隔で流体
マットレス5の一端側から他端側又はその逆に移動し、
患者4に上から下又は下から上に移動する躍動的なマッ
サージ感覚を与えることができ、極めて効果の高いマッ
サージを施すことができる。
【0164】そして、噴出ノズル8a〜8iの往復動や
首ふりのような移動がなく、そのための複雑かつスペー
スを要する機構が不要で故障が少ない利点があり、大型
化,コストアップを招くことなく、マッサージ効果を著
しく向上することができる。
【0165】つぎに、請求項7の場合は、全部又は所要
の分割マットレスユニット(例えばマットレスユニット
A )の液温が、温度調節器19により温度調節される
ため、マッサージ効果をさらに一層向上することができ
る。
【0166】この場合、分割マットレスユニット7A
液体は、液流分配継手200により、一部が温度調節器
19を介して循環ポンプ10A に供給されることで温度
調節され、その際、液流分配継手200により、温度調
節器19を通った液体の滞留を防止してすみやかに主流
路209の残りの液体と混合し、循環ポンプ10A に供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の一部除去した切断正面
図である。
【図2】図1の一部除去した平面図である。
【図3】図1の一部除去した切断右側面図である。
【図4】図1の一部の配管状態の説明図である。
【図5】図1の制御ブロック図である。
【図6】図5の制御説明用のフローチャートである。
【図7】図6の一部の詳細なフローチャートである。
【図8】図1の開閉弁の断面図である。
【図9】Aは図8の詳細な断面図、BはAの左側面図で
ある。
【図10】図8の動作説明図である。
【図11】図1の開閉弁の他の例の断面図である。
【図12】Aは図1の開閉弁のさらに他の例の断面図、
BはAの一部切断側面図である。
【図13】図1の分割マットレスユニットの流出口に接
続された液流分配継手の断面図である。
【符号の説明】
4 患者 7A,7B 分割マットレスユニット 8a〜8i 噴出ノズル 10A,10B 循環ポンプ 11 吐出口 17A,17B 流出口 19 温度調節器 22 吸入口 26 電動機 27 制御部 100 開閉弁 101 弁本体 102 貫通路 103 流入口 104 流出口 106 弁体 107 開通路 108 逃がし路 200 液流分配継手 200a 主流入口 200b 分流流入口 200c 分流流出口 200d 主流出口 201 主流入接続部 203 主流出接続部 209 主流路 212 分流流出路 213 分流流出接続部 219 分流流入口 220 分流流入接続部 228 パイプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が充填された液密な複数個の分割マ
    ットレスユニットを敷設して患者が横たわる流体マット
    レスを形成し、 前記各分割マットレスユニットの内部に、上方に液体を
    噴出して前記患者に刺激を加える1又は複数個の噴出ノ
    ズルを設け、 前記各分割マットレスユニットの外部に、吸入口が前記
    各分割マットレスユニットそれぞれの流出口に接続され
    た前記各分割マットレスユニット毎の循環ポンプを設
    け、 前記各循環ポンプの吐出口から前記各分割マットレスユ
    ニットそれぞれの前記各噴出ノズルに噴出用の液体を供
    給し、前記各分割マットレスユニット毎に別個に液体を
    循環するようにしたことを特徴とするベッド式マッサー
    ジ機。
  2. 【請求項2】 流体マットレスを形成する分割マットレ
    スユニットが、上半身用のユニットと、下半身用のユニ
    ットとの2ユニットであることを特徴とする請求項1記
    載のベッド式マッサージ機。
  3. 【請求項3】 各循環ポンプの吐出量を個別に設定し、
    各分割マットレスユニット毎に各噴出ノズルの噴出流量
    を調整するようにしたことを特徴とする請求項1又は2
    記載のベッド式マッサージ機。
  4. 【請求項4】 各分割マットレスユニットの噴出ノズル
    毎に、循環ポンプの吐出口からの液体供給を制限する開
    閉弁を設け、 前記開閉弁が、 弁本体に形成された貫通路と、前記吐出口に接続された
    前記貫通路一端の流入口と、 前記ポンプの吸入口に接続された前記貫通路他端の流出
    口と、 前記貫通路に直交して回転自在に設けられ、前記貫通路
    を遮断して閉状態にする弁体と、 前記弁体に貫通して形成され、前記弁体の前記閉状態の
    位置から約90度の回転により前記貫通路を開状態にす
    る開通路と、 前記弁体または前記弁本体あるいは前記弁体と前記弁本
    体との間に形成され、前記弁体の前記閉状態において、
    前記ポンプが破損しない程度の少なくとも最小限の逃が
    し量の液体が流通する逃がし路とを備えたことを特徴と
    する請求項1,2又は3記載のベッド式マッサージ機。
  5. 【請求項5】 弁体に、前記弁体の閉状態から前記弁体
    を約90度正回転して開状態にし、前記開状態から前記
    弁体を約90度逆回転して前記閉状態にする電動機が接
    続され、前記電動機により前記弁体を自動開閉すること
    を特徴とする請求項4記載のベッド式マッサージ機。
  6. 【請求項6】 各分割マットレスユニットの内部に、複
    数個の噴出ノズルを流体マットレスの長手方向に配設
    し、 前記各噴出ノズルの開閉弁の電動機の制御により、液体
    を噴出する噴出ノズルを、前記流体マットレスの長手方
    向の一端側の噴出ノズルから他端側の噴出ノズル又はそ
    の逆に順に可変するようにしたことを特徴とする請求項
    5記載のベッド式マッサージ機。
  7. 【請求項7】 全部又は一部の分割マットレスユニット
    それぞれの流出口に液流分配継手の主流入口を接続し、
    前記各継手に流入した液体の一部を、温度調節器を介し
    て前記各継手に戻し、前記各継手の流出口を、各循環ポ
    ンプの吸入口に接続し、 かつ、前記各継手に、 主流入口が前記各分割マットレスユニットそれぞれの流
    出口に接続された主流入接続部と、 主流出口が前記各循環ポンプの吸入口に接続された主流
    出接続部と、 前記主流入口と前記流出口との間に形成された主流路
    と、 前記主流路から分岐された分流流出路と、 分流流出口が分流流出管を介して前記温度調節器の流入
    口に接続された前記分流流出路先端の分流流出接続部
    と、 前記分流流出路と前記主流出口との間の前記主流路に形
    成された分流流入路と、 分流流入口が分流流入管を介して前記温度調節器の流出
    口に接続された前記分流流入路先端の分流流入接続部
    と、 基部が前記分流流入口に接続され、先端が前記主流出口
    近傍の前記主流路に開口したパイプとを備え、 前記パイプ先端の外側を流れる前記主流路の液体によ
    り、前記パイプ内の液体を吸引して前記主流出口から流
    出するようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5又は6記載のベッド式マッサージ機。
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