JP2003325538A - 医療器械 - Google Patents

医療器械

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JP2003325538A
JP2003325538A JP2002135610A JP2002135610A JP2003325538A JP 2003325538 A JP2003325538 A JP 2003325538A JP 2002135610 A JP2002135610 A JP 2002135610A JP 2002135610 A JP2002135610 A JP 2002135610A JP 2003325538 A JP2003325538 A JP 2003325538A
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main flexible
heat
longitudinal direction
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JP2002135610A
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Kazuhiro Yamagata
和広 山形
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、主フレキシブル基板と副フレキ
シブル基板とを迅速かつ堅固に接続できる医療器械を提
供することにある。 【解決手段】 開閉可能な第1、第2の把持部を有し、
これら把持部で生体組織を把持するとともに加熱処理す
る熱凝固切開鉗子において、第1の把持部に設けられた
加熱板と、加熱板の一側面に設けられ通電により発熱し
て加熱板を加熱する熱発生素子24a〜24cと、熱発
生素子を発熱させるための電力を取り入れる接続口金
と、第1の把持部の長手方向に沿って設けられ、一端が
熱発生素子に接続されるとともに、他端が接続口金に接
続された主フレキシブル基板27と、主フレキシブル基
板の側面に接合され、一端が熱発生素子に接続されると
ともに、他端が主フレキシブル基板の長手方向中途部に
はんだによって接続された第1、第2の副フレキシブル
基板25、26を有し、第1の副フレキシブル基板と主
フレキシブル基板の接続部110と、第2の副フレキシ
ブル基板と主フレキシブル基板の接続部111とを、主
フレキシブル基板の長手方向にずらした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は生体組織を加熱凝
固した後、凝固部位を切開するための医療器械に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、生体組織を把持する一対の把持
部を備え、把持部の一方又は両方に発熱体を設け、把持
部で生体組織を把持した状態で発熱体を発熱させること
で、生体組織を凝固し、その後、凝固部位を切開する医
療用処置具が知られている。このような医療用処置具
は、生体組織に含まれる血管の止血、生体組織の表層に
発生した病変部や出血点の焼灼、避妊を目的とした卵管
の閉塞などの多種症例に用いられている。 【0003】この種の医療用処置具として、例えば特開
2001−198137号公報や特開2001−340
349号公報には、一対の把持部の少なくとも一方にセ
ラミックヒータなどの発熱体を設け、生体組織を加熱凝
固できるようにした構成が開示されている。 【0004】このような医療用処置具では、発熱体を発
熱させるための電力の供給に、フレキシブル基板が用い
られることがある。この場合、発熱体を発熱させるため
に必要な電力を確保しつつ把持部の寸法を抑えるため、
複数のフレキシブル基板を板厚方向に重ね合わせ、これ
ら複数のフレキシブル基板によって各発熱体に対して個
別に電力を供給するということが行われている。 【0005】フレキシブル基板としては、長尺な主フレ
キシブル基板及び短尺な副フレキシブル基板が用いられ
ることがある。これらフレキシブル基板は互いに接合さ
れており、長手方向一端部にはそれぞれ発熱体が接続さ
れている。また、副フレキシブル基板の長手方向他端部
は主フレキシブル基板の長手方向中途部に接続されてお
り、主フレキシブル基板の長手方向他端部には接続口金
が接続されている。 【0006】それによって、接続口金から取り入れられ
た電力は、主フレキシブル基板を介して長手方向一端部
の発熱体を発熱させるとともに、一部は主フレキシブル
基板の長手方向中途部において、副フレキシブル基板に
分岐し、副フレキシブル基板の長手方向一端部に接続さ
れた発熱体を発熱させる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、主フレキシ
ブル基板と副フレキシブル基板との接続には、加熱装置
を基板に押し当てることではんだ付けを行う方法があ
る。しかしながら、主フレキシブル基板の両面側にそれ
ぞれ副フレキシブル基板を重ね合わせて接続する場合、
装置の構成によっては、主フレキシブル基板の一側面側
からしか、はんだ付け用の加熱装置を押し当てられない
ことがある。 【0008】そのため、主フレキシブル基板の他側面に
副フレキシブル基板を接続する際、加熱装置からの熱は
この副フレキシブル基板まで十分に伝わらず、それによ
って接続不良を引き起こすことがあった。 【0009】また、確実な接続をするのに必要な熱を供
給するためには、直接加熱される副フレキシブル基板と
主フレキシブル基板とを接続する場合に比べて、長い加
熱時間を必要とするため、作業性が低下することがあっ
た。 【0010】この発明は、主フレキシブル基板と副フレ
キシブル基板とを迅速かつ堅固に接続できる医療器械を
提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、開閉
可能に連結された一対の把持部を有し、これら一対の把
持部によって生体組織を把持するとともに、把持した生
体組織を加熱して処理する医療器械において、上記一対
の把持部の少なくとも一方に設けられた加熱板と、この
加熱板に設けられ通電により発熱して上記加熱板を加熱
する複数の発熱手段と、上記各発熱手段を発熱させるた
めの電力を取り入れる電力取り入れ部と、上記加熱板が
設けられた把持部に長手方向に沿って設けられ、一端が
上記発熱手段に接続されるとともに、他端が上記電力取
り入れ部に接続された主フレキシブル基板と、上記主フ
レキシブル基板の側面に接合され、一端が上記発熱手段
に接続されるとともに、他端が上記主フレキシブル基板
の長手方向中途部に、はんだ付けによって接続された副
フレキシブル基板とを有し、上記各副フレキシブル基板
と上記主フレキシブル基板との接続部が上記主フレキシ
ブル基板の長手方向に対してずれていることを特徴とす
る医療器械にある。 【0012】この発明によれば、主フレキシブル基板の
両側面に、それぞれはんだ付けによって副フレキシブル
基板を接続する場合においても、主フレキシブル基板の
一側面側から加熱することで、主フレキシブル基板とそ
の他側面に接合される副フレキシブル基板との接続部を
十分に加熱することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の一実施の形態を説明する。 【0014】図1〜図8はこの発明に係る医療器械の一
実施の形態を示し、図1はこの医療器械を適用した医療
器械システムの概略図、図2は第1の把持部の正面図、
図3は第1の把持部の平面図、図4は各フレキシブル基
板の電気的な接続系統を示す説明図、図5は図4のA−
A線に沿った断面図(第1の副フレキシブル基板の第2
の配線パターンに沿った断面図)、図6は図4のB−B
線に沿った断面図(第1の副フレキシブル基板の第1の
配線パターンに沿った断面図)、図7は図4のC−C線
に沿った断面図(第2の副フレキシブル基板の第2の配
線パターンに沿った断面図)、図8は図4のD−D線に
沿った断面図(第2の副フレキシブル基板の第1の配線
パターンに沿った断面図)である。 【0015】図1に示す医療器械としての熱凝固切開鉗
子1は一対の処置具片2、3を有する。各処置具片2、
3は、長手方向のほぼ中心部を枢支軸4によって回動可
能に連結されており、各処置具片2、3の枢支軸4より
基端側はそれぞれ第1の操作アーム5及び第2の操作ア
ーム6をなし、枢支軸4より先端側は生体組織を把持す
る第1の把持部7及び第2の把持部8をなしている。 【0016】各操作アーム4、5の基端部にはそれぞれ
術者が指を入れて操作するための操作リング11、12
が設けられている。すなわち、術者が各操作リング1
1、12に指を差し込んだ状態で第1の操作アーム5及
び第2の操作アーム6を枢支軸4を中心として回転操作
することで、第1の把持部7及び第2の把持部8を開閉
できるようになっている。 【0017】第1の操作アーム5の基端部には、後述す
る熱発生素子24a、24b、24cを発熱させるため
の電力を取り入れる電力取り入れ部としての接続口金1
5が設けられている。接続口金15には一端が電源装置
16に接続されたケーブル17の他端が、コネクタ18
を介して着脱可能に接続されている。電源装置16には
電力の供給や停止、及び電力の出力調整を行うためのフ
ットスイッチ19が接続されている。 【0018】図2と図3に示すように、第1の把持部7
は把持部本体89を有する。把持部本体89は、周囲を
外套ケース81により覆われており、長手方向に対して
所定の角度で折曲した先端部側には加熱処理ユニット7
1を備えている。 【0019】加熱処理ユニット71は、生体組織の加熱
処理を行う処置部72と、処置部72を加熱する熱源部
83と、熱源部83から供給される熱が処置部72以外
に伝達されるのを防止するための断熱部84とからな
る。 【0020】処置部72は加熱板21を有する。加熱板
21としては、たとえば銅、銅合金、アルミニウム合
金、タングステン、或いはモリブデンなどの高い熱伝導
率を有する素材が用いられる。 【0021】断熱部84は断熱枠体74を有する。断熱
枠体74としては、例えばフッ素系樹脂、シリコーンゴ
ム、セラミックス、ガラス、木材、陶磁器、石綿などの
熱を伝え難い素材が用いられる。断熱枠体74の基端部
には保持枠75が一体形成され、一側面には凹部73が
長手方向全長にわたって形成されている。 【0022】断熱枠体74の一側面側には上記加熱板2
1が設けられている。この加熱板21の先端部は、断熱
枠体74の先端部にピン76によって連結され、基端部
は断熱枠体74の保持枠75に保持されている。すなわ
ち、加熱板21は断熱枠体74の凹部73と対向するよ
うに取り付けられている。 【0023】したがって、加熱板21と断熱枠体74と
の間には凹部73によって、空間部20が形成されてい
る。加熱板21の第2の把持部8と反対側の一側面に
は、空間部20内に位置するように複数、この実施の形
態では3つの取り付け部材22が、長手方向に離間して
設けられている。各取り付け部材22にはそれぞれ取り
付け溝23が第1の把持部7の基端部側に開口して形成
されている。 【0024】各取り付け溝23には、熱源部83を構成
する発熱手段としての熱発生素子24a、24b、24
cが、先端部を挿入した状態ではんだ等の連結手段によ
って固定されている。各熱発生素子24a、24b、2
4cの基端部側の一側面には、長手方向に対して所定間
隔で一対の素子側電極部25a、25b、25cがそれ
ぞれ設けられている。 【0025】加熱板21の他側面には把持した生体組織
を焼灼する先細状の刃部13が設けられている。刃部1
3の少なくとも刃先部には、焼灼によって生体組織や血
液が刃部13に付着するのを防止する皮膜14が形成さ
れている。皮膜14としては、例えばフッ素系の樹脂な
どの素材が用いられる。 【0026】各熱発生素子24a、24b、24cの素
子側電極部25a、25b、25c側には、熱発生素子
側から順に、第2の副フレキシブル基板26、主フレキ
シブル基板27、第1の副フレキシブル基板25が、第
1の把持部7の長手方向に沿って、かつ重なり合うよう
に配置されている。 【0027】図4〜図6に示すように、第1の副フレキ
シブル基板25は第1のベース材28を有する。第1の
ベース材28の一側面A1及び他側面B1には、長手方
向のほぼ全長にわたって第1の配線パターン25a及び
第2の配線パターン25bがそれぞれ形成されている。
なお、図4では各配線パターン25a、25bを実線及
び2点鎖線で示しているが、実際にはこれら配線パター
ンは所定の幅を有しており、図5と図6に示すように、
第1のベース材28を挟んで重合している。また、後述
する各配線パターン26a、26b、27a、27bに
ついても同様である。 【0028】図4と図5に示すように、第1のベース材
28の他側面B1に形成された上記第2の配線パターン
25bの長手方向両端部は、それぞれスルーホール2
9、67を介して第1の副フレキシブル基板25の一側
面A1側に延出している。 【0029】図5と図6に示すように、第1のベース材
28の一側面A1及び他側面B1は、それぞれポリイミ
ドフィルムなどの絶縁体を素材とする第1のカバー材2
8a及び第2のカバー材28bによって、各配線パター
ン25a、25bをほぼ全長にわたって絶縁封止するよ
うに被覆されている。 【0030】第1のカバー材28aの長手方向一端部に
は一対の開口部30、91が長手方向に離間して形成さ
れ、長手方向他端部には一対の開口部85、86(開口
部85は図5にのみ図示、開口部86は図6にのみ図
示)が幅方向に離間して形成されている。各開口部3
0、85からはそれぞれ第1の配線パターン25aが露
出し、露出部分はそれぞれ基板側電極部66a、接続電
極部68aをなしている。また、各開口部91、86か
らはそれぞれ第2の配線パターン25bが露出し、露出
部分はそれぞれ基板側電極部92a、接続電極部69a
をなしている。 【0031】つまり、図4〜図6に示すように、第1の
副フレキシブル基板25の長手方向両端部に設けられた
基板側電極部66aと接続電極部68aは、第2の配線
パターン25b及びスルーホール29、67を介して導
通し、同じく第1の副フレキシブル基板25の長手方向
両端部にそれぞれ設けられた基板側電極部92aと接続
電極部69aは第1の配線パターン25aを介して導通
している。 【0032】第1の副フレキシブル基板25の長手方向
一端部に設けられた基板側電極部66a、92aは、熱
発生素子24aに設けられた一対の素子側電極部25a
に、はんだ等の接続手段によってそれぞれ接続されてい
る。基板側電極部66a、92a、素子側電極部25a
及びこれらの接続に用いられたはんだは絶縁体からなる
図示しない封止剤で絶縁封止されている。 【0033】図4と図7と図8に示すように、第2の副
フレキシブル基板26は第2のベース材31を有する。
第2のベース材31の一側面A2及び他側面B2には、
長手方向のほぼ全長にわたって第1の配線パターン26
a及び第2の配線パターン26bがそれぞれ形成されて
いる。 【0034】図4と図7に示すように、第2のベース材
31の他側面B2に形成された第2の配線パターン26
bの長手方向一端部は、スルーホール33を介して第2
のベース材31の一側面A2側に延出し、第2のベース
材31の一側面A2に形成された第1の配線パターン2
6aの長手方向他端部は、スルーホール32を介して第
2の副フレキシブル基板26の他側面B2側に延出して
いる。 【0035】図7と図8に示すように、第2のベース材
31の一側面A2及び他側面B2は、たとえばポリイミ
ドフィルムなどの絶縁体からなる第1のカバー材34a
及び第2のカバー材34bによって、各配線パターン2
6a、26bをほぼ全長にわたって絶縁封止するように
被覆されている。 【0036】第1のカバー材34aの長手方向一端部に
は一対の開口部93、35が長手方向に離間して形成さ
れている。開口部93からは第1の配線パターン26a
が露出し、この露出部分は基板側電極部36aをなして
いる。また、開口部35からは第2の配線パターン26
bが露出し、この露出部分は基板側電極部38aをなし
ている。 【0037】第2のカバー材34bの長手方向他端部に
は一対の開口部37、94が幅方向に離間して形成され
ている。図8に示すように、開口部37からは第2の配
線パターン26bが露出し、この露出部分は接続電極部
36bをなしている。また、図7に示すように、開口部
94からは第1の配線パターン26aが露出し、この露
出部分は接続電極部38bをなしている。 【0038】つまり、第2の副フレキシブル基板26の
長手方向両端部にそれぞれ設けられた基板側電極部36
aと接続電極部36bは、第2の配線パターン26b及
びスルーホール33を介して導通し、同じく第2の副フ
レキシブル基板26の長手方向両端部にそれぞれ設けら
れた基板側電極部38aと接続電極部38bは、第1の
配線パターン26a及びスルーホール32を介して導通
している。 【0039】第2フレキシブル基板26の長手方向一端
部に設けられた一対の基板側電極部36a、38aは、
熱発生素子24bに設けられた一対の素子側電極部25
bとはんだ等の接続手段によってそれぞれ接続されてい
る。基板側電極部36a、38a、素子側電極部25b
及びこれらの接続に用いられたはんだは絶縁体からなる
図示しない封止材によって絶縁封止されている。 【0040】図4に示すように、主フレキシブル基板2
7は第3のベース材39を有する。この第3のベース材
39の一側面A3及び他側面B3には、それぞれ長手方
向のほぼ全長にわたって第1の配線パターン27a及び
第2の配線パターン27bが形成されている。 【0041】また、第3のベース材39の一側面A3に
は、長手方向ほぼ中心部から他端部にわたって、第3の
配線パターン40aと第4の配線パターン41aが、第
1の配線パターン27aと絶縁の状態でそれぞれ形成さ
れている。一方、第3のベース材39の他側面B3に
は、長手方向ほぼ中心部から他端部にわたって、第5の
配線パターン40bと第6の配線パターン41bが、第
2の配線パターン27bと絶縁の状態でそれぞれ形成さ
れている。 【0042】第3のベース材39の他側面B3に形成さ
れた第2の配線パターン27bの長手方向一端部は、ス
ルーホール45を介して第3のベース材39の一側面A
3側に延出し、第3のベース材39の一側面A3に形成
された第1の配線パターン27aの長手方向他端部は、
スルーホール44を介して主フレキシブル基板27の他
側面B3側に延出している。 【0043】また、第3のベース材39の一側面A3に
形成された第3の配線パターン40a及び第4の配線パ
ターン41aの長手方向他端部は、それぞれスルーホー
ル46、47を介して主フレキシブル基板27の他側面
B3側に延出している。 【0044】第3のベース材39の一側面A3及び他側
面B3は、たとえばポリイミドフィルムなどの絶縁体か
らなる図示しない第1のカバー材及び同じく図示しない
第2のカバー材によって、各配線パターン27a、27
b、40a、41a、40b、41bをほぼ全長にわた
って絶縁封止するように被覆されている。 【0045】第1のカバー材の長手方向一端部には図示
しない一対の開口部が形成されている。これら開口部の
一方からは第1の配線パターン27aが露出し、この露
出部分は基板側電極部49aをなしている。また、他方
の開口部からは第2の配線パターン27bが露出し、こ
の露出部分は基板側電極部77aをなしている。 【0046】第1のカバー材の長手方向中途部には幅方
向に離間して図示しない一対の開口部が形成されてい
る。これら開口部からはそれぞれ第3の配線パターン4
0a及び第4の配線パターン41aが露出し、各露出部
分は接続電極部51a、52aをなしている。 【0047】第2のカバー材の長手方向中途部には、第
1のカバー材に形成された一対の開口部より長手方向一
端部寄りに、幅方向に離間して一対の開口部が形成され
ている。これら開口部からはそれぞれ第5の配線パター
ン40b、第6の配線パターン41bが露出し、各露出
部分は接続電極部54b、55bをなしている。 【0048】すなわち、主フレキシブル基板27の一側
面A3側の接続電極部51a、52aと主フレキシブル
基板27の接続電極部54b、55bとは、主フレキシ
ブル基板27の長手方向にずれて形成されている。 【0049】第2のカバー材の長手方向他端部には図示
しない6つ開口部が形成されており、これら開口部から
は、それぞれ第1〜第6の配線パターン27a、27
b、40a、41a、40b、41bが露出し、各露出
部分は接続口金側電極部57b、58b、59b、60
b、61b、62bをなしている。 【0050】つまり、基板側電極部49aと接続口金側
電極部57bは第1の配線パターン27a及びスルーホ
ール44を介して導通している。 【0051】基板側電極部77aと接続口金側電極部5
8bは第2の配線パターン27b及びスルーホール45
を介して導通している。 【0052】接続電極部51aと接続口金側電極部59
bは第3の配線パターン40a及びスルーホール46を
介して導通している。 【0053】接続電極部52aと接続口金側電極部60
bとは第4の配線パターン41a及びスルーホール47
を介して導通している。 【0054】接続電極部54bと接続口金側電極部61
bとは第5の配線パターン40bを介して導通してい
る。 【0055】接続電極部55bと接続口金側電極部62
bとは第6の配線パターン41bを介して導通してい
る。 【0056】接続電極部54bと接続電極部68aは、
はんだ等の接続手段によって接続されている。それによ
って、第1の副フレキシブル基板25の長手方向一端部
に設けられた基板側電極部66aは主フレキシブル基板
27の長手方向他端側に設けられた接続口金側電極部6
1bと導通している。また、接続電極部55bと接続電
極部69a、接続電極部51aと接続電極部38b、接
続電極部52aと接続電極部36bは、同じくはんだ等
の接続手段によってそれぞれ接続されている。そのた
め、基板側電極部92aは接続口金側電極部62bと、
基板側電極部36aは接続口金側電極部60bと、基板
側電極部38aは接続口金側電極部59bとそれぞれ導
通している。 【0057】主フレキシブル基板27の長手方向一端部
に設けられた一対の基板側電極部49a、77aは、熱
発生素子24cに設けられた一対の素子側電極部25c
にはんだ等の接続手段によって接続されている。なお、
基板側電極部49a、77a、素子側電極部25c及び
これらの接続に用いられたはんだは図示しない封止材に
よって絶縁封止されている。また、各接続口金側電極部
57b〜62bは接続口金15と接続されている。 【0058】すなわち、各熱発生素子24a、24b、
24cの各素子側電極部25a、25b、25cは、配
線パターンやスルーホールを介して、主フレキシブル基
板27の長手方向他端側から接続口金15を介して電源
装置16に接続されているため、フットスイッチ19を
操作することで、各熱発生素子24a、24b、24c
を発熱させることができるようになっている。 【0059】次いで、上記構成の熱凝固切開鉗子1を使
用する際の作用を説明する。 【0060】上記熱凝固切開鉗子1を使用する場合、使
用準備として、第1の操作アーム5の基端部に設けられ
た接続口金15に電源装置16をケーブル17及びコネ
クタ18によって接続する。接続口金15に電源装置1
6を接続したならば、術者は各操作リング11、12に
指をそれぞれ挿入し、枢支軸4を中心として各操作アー
ム5、6を回転操作することによって、一対の把持部
7、8を開閉させて生体組織の病変部や出血点を把持す
る。 【0061】そして、電源装置16に接続されたフット
スイッチ19を操作し、通電によって各熱発生素子24
a、24b、24cを発熱させる。各熱発生素子24
a、24b、24cからの熱は加熱板21を板厚方向に
伝わり、加熱板の他側面に設けられた刃部13を加熱す
る。それによって、一対の把持部7、8の間に把持され
た生体組織は、高温となった刃部13によって加熱さ
れ、凝固や切開等がなされる。 【0062】このとき、加熱板21の他側面には断熱枠
体74が設けられているため、この断熱枠体74と加熱
板21との間に設けられた各熱発生素子24a、24
b、24cからの熱は、加熱板21を介して効率よく刃
部13に伝えられる。 【0063】上記構成の熱凝固切開鉗子1によれば、第
1の副フレキシブル基板25の接続電極部68a、69
aに接続される主フレキシブル基板27の接続電極部5
4b、55bと、第2の副フレキシブル基板26の接続
電極部38b、36bに接続される接続電極部54b、
55bとを、主フレキシブル基板27の長手方向に対し
てずらして形成した。 【0064】すなわち、主フレキシブル基板27と第1
の副フレキシブル基板25の接続部110と、主フレキ
シブル基板27と第2の副フレキシブル基板26の接続
部111とが、主フレキシブル基板27の長手方向に対
してずれることになるから、第1の副フレキシブル基板
25側から加熱装置を押し当てることで、第2の副フレ
キシブル基板26と主フレキシブル基板27との間に介
装されたはんだを十分に加熱することができる。 【0065】そのため、主フレキシブル基板27と第2
の副フレキシブル基板26とを迅速かつ堅固に接続する
ことができ、かつ加熱時間が短縮されることで、主フレ
キシブル基板27と第1の副フレキシブル基板25との
間に介装されたはんだの劣化を抑え、接続信頼性を向上
させることができる。 【0066】なお、各フレキシブル基板25、26、2
7に形成された各カバー材の素材としては、上記ポリイ
ミドフィルムなどの絶縁体に限定されるものではなく、
例えばポリイミドインク等のカバーコートインクを用い
てもよい。カバーコートインクを用いた場合、各ベース
材28、31、39との間に接着剤を必要としないた
め、より高い耐熱性が得られるばかりか、熱発生素子2
4a、24b、24cの発熱により接着材が劣化するこ
とがないから、絶縁性の低下や配線パターンの断線など
が生じ難くなっている。 【0067】 【発明の効果】この発明によれば、主フレキシブル基板
の両側面に、それぞれはんだ付けによって副フレキシブ
ル基板を接合する場合においても、主フレキシブル基板
の一側面側から加熱することで、主フレキシブル基板と
その他側面に接合される副フレキシブル基板との接続部
を十分に加熱することができるから、主フレキシブル基
板の他側面に副フレキシブル基板を迅速かつ堅固に接続
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施の形態に係る医療器械システ
ムの概略図。 【図2】第1の把持部の構成を示す正面図。 【図3】第1の把持部の構成を示す平面図。 【図4】各フレキシブル基板の電気的な接続系統を示す
説明図。 【図5】図4のA−A線に沿った断面図(第1のフレキ
シブル基板の第2の配線パターンに沿った断面図)。 【図6】図4のB−B線に沿った断面図(第1のフレキ
シブル基板の第1の配線パターンに沿った断面図)。 【図7】図4のC−C線に沿った断面図(第2のフレキ
シブル基板の第2の配線パターンに沿った断面図)。 【図8】図4のD−D線に沿った断面図(第2のフレキ
シブル基板の第1の配線パターンに沿った断面図)。 【符号の説明】 1…熱凝固切開鉗子 7…第1の把持部 8…第2の把持部 13…刃部 15…接続口金 24a、25b、26c…熱発生素子 25…第1の副フレキシブル基板 26…第2の副フレキシブル基板 27…主フレキシブル基板 110、111…接続部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 開閉可能に連結された一対の把持部を有
    し、これら一対の把持部によって生体組織を把持すると
    ともに、把持した生体組織を加熱して処理する医療器械
    において、 上記一対の把持部の少なくとも一方に設けられた加熱板
    と、 この加熱板に設けられ通電により発熱して上記加熱板を
    加熱する複数の発熱手段と、 上記各発熱手段を発熱させるための電力を取り入れる電
    力取り入れ部と、 上記加熱板が設けられた把持部に長手方向に沿って設け
    られ、一端が上記発熱手段に接続されるとともに、他端
    が上記電力取り入れ部に接続された主フレキシブル基板
    と、 上記主フレキシブル基板の側面に接合され、一端が上記
    発熱手段に接続されるとともに、他端が上記主フレキシ
    ブル基板の長手方向中途部に、はんだ付けによって接続
    された副フレキシブル基板とを有し、 上記各副フレキシブル基板と上記主フレキシブル基板と
    の接続部が上記主フレキシブル基板の長手方向に対して
    ずれていることを特徴とする医療器械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020012623A1 (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 オリンパス株式会社 処置具
WO2020012622A1 (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 オリンパス株式会社 処置具

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WO2020012622A1 (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 オリンパス株式会社 処置具

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