JP2003323345A - 不揮発性メモリの誤書き込み防止方法 - Google Patents
不揮発性メモリの誤書き込み防止方法Info
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- JP2003323345A JP2003323345A JP2003003699A JP2003003699A JP2003323345A JP 2003323345 A JP2003323345 A JP 2003323345A JP 2003003699 A JP2003003699 A JP 2003003699A JP 2003003699 A JP2003003699 A JP 2003003699A JP 2003323345 A JP2003323345 A JP 2003323345A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複写機システムにおいて、ソフトの暴走等の
データの誤書き込みを防止する方法を提供する。 【解決手段】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コード用のビットとし、あら
かじめ設定してある認証コードと一致しない限りは書き
込みを行わないとすることで、データの誤書き込みを防
止する。
データの誤書き込みを防止する方法を提供する。 【解決手段】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コード用のビットとし、あら
かじめ設定してある認証コードと一致しない限りは書き
込みを行わないとすることで、データの誤書き込みを防
止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機システムに
おける不揮発性メモリへの誤書き込み防止方法に関する
ものである。
おける不揮発性メモリへの誤書き込み防止方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の複写機のシステムにおいては、課
金情報、ユーザコード、エラーログ等を記憶しておく不
揮発性メモリの重要性は日増しに高くなっている。その
ような状況に伴い、不揮発性メモリに記憶されている情
報の保護が重要な課題になってきている。
金情報、ユーザコード、エラーログ等を記憶しておく不
揮発性メモリの重要性は日増しに高くなっている。その
ような状況に伴い、不揮発性メモリに記憶されている情
報の保護が重要な課題になってきている。
【0003】不揮発性メモリに記憶されているデータの
消失する原因としては、突然の電源の遮断や電源のオン
/オフシーケンス等のハード的な要因と、ソフトの暴走
等によるソフト的な要因がある。
消失する原因としては、突然の電源の遮断や電源のオン
/オフシーケンス等のハード的な要因と、ソフトの暴走
等によるソフト的な要因がある。
【0004】ソフトの暴走による誤書き込みを防止する
方法としては、ライトプロテクトピン(−WP)のある
不揮発性メモリを使用する場合、図17に示すようにラ
イトプロテクトポートを設けて、通常はライトプロテク
トモードにしておき、不揮発性メモリに書き込みを行う
場合、ライトプロテクトモードを解除してから書き込み
を行い、書き込みが終了すると再びライトプロテクトモ
ードに設定するという方法をとることが多い。
方法としては、ライトプロテクトピン(−WP)のある
不揮発性メモリを使用する場合、図17に示すようにラ
イトプロテクトポートを設けて、通常はライトプロテク
トモードにしておき、不揮発性メモリに書き込みを行う
場合、ライトプロテクトモードを解除してから書き込み
を行い、書き込みが終了すると再びライトプロテクトモ
ードに設定するという方法をとることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合は不
揮発性メモリにライトプロテクトピンがなければなら
ず、また、不揮発性メモリに書き込みを行う前後にライ
トプロテクトポートを制御しなければならず、パフォー
マンスの面で影響が懸念される。
揮発性メモリにライトプロテクトピンがなければなら
ず、また、不揮発性メモリに書き込みを行う前後にライ
トプロテクトポートを制御しなければならず、パフォー
マンスの面で影響が懸念される。
【0006】また、現在のようにマルチタスクでプロセ
スを処理する複雑なソフトになればなるほど、ソフトの
暴走、またはバグによる誤書き込みが発生する原因を見
つけるのが困難になっている。さらには、不揮発性メモ
リデータの消失、またはデータ化けの原因がソフト的な
要因かハード的な要因かの切り分けすら困難な状況にな
っている。原因の特定が困難な要因としては、マルチタ
スクでプロセスを処理する複雑なソフトであるがため
に、誤書き込みを行う瞬間を捉えるのが困難であるから
である。
スを処理する複雑なソフトになればなるほど、ソフトの
暴走、またはバグによる誤書き込みが発生する原因を見
つけるのが困難になっている。さらには、不揮発性メモ
リデータの消失、またはデータ化けの原因がソフト的な
要因かハード的な要因かの切り分けすら困難な状況にな
っている。原因の特定が困難な要因としては、マルチタ
スクでプロセスを処理する複雑なソフトであるがため
に、誤書き込みを行う瞬間を捉えるのが困難であるから
である。
【0007】本発明は、ライトプロテクトピンのない不
揮発性メモリにおいて、ソフトの暴走等の誤書き込みを
防止する方法を提供するものである。また本発明は、ソ
フトの暴走、またはバグ等による誤書き込みが発生する
瞬間を捉えることを容易にし、ソフト不具合の解析を容
易にすることを目的としている。
揮発性メモリにおいて、ソフトの暴走等の誤書き込みを
防止する方法を提供するものである。また本発明は、ソ
フトの暴走、またはバグ等による誤書き込みが発生する
瞬間を捉えることを容易にし、ソフト不具合の解析を容
易にすることを目的としている。
【0008】そのために請求項1に記載の発明は、不揮
発性メモリの接続されていないデータバスのビットを書
き込み認証コード用のビットとし、ソフトの暴走等によ
り不揮発性メモリ領域への書き込み動作が行われても、
認証コードが一致しない限りは書き込みを行わないとす
ることで、誤書き込みが防止される不揮発性メモリの誤
書き込み防止方法を提供することを目的とする。
発性メモリの接続されていないデータバスのビットを書
き込み認証コード用のビットとし、ソフトの暴走等によ
り不揮発性メモリ領域への書き込み動作が行われても、
認証コードが一致しない限りは書き込みを行わないとす
ることで、誤書き込みが防止される不揮発性メモリの誤
書き込み防止方法を提供することを目的とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、あらかじめ設定
してある認証コードを選択可能とすることで、柔軟な対
応を可能とする不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を
提供することを目的とする。
してある認証コードを選択可能とすることで、柔軟な対
応を可能とする不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を
提供することを目的とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、認証コードを各
ビットごとに設定可能とすることにより、より柔軟な対
応を可能とする不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を
提供することを目的とする。
ビットごとに設定可能とすることにより、より柔軟な対
応を可能とする不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を
提供することを目的とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、認証コードをレ
ジスタに設定する方式にすることにより、ソフト的に、
またシステムの動作中にも認証コードを変更することが
可能となることで、より柔軟な対応を可能とする不揮発
性メモリの誤書き込み防止方法を提供することを目的と
する。
ジスタに設定する方式にすることにより、ソフト的に、
またシステムの動作中にも認証コードを変更することが
可能となることで、より柔軟な対応を可能とする不揮発
性メモリの誤書き込み防止方法を提供することを目的と
する。
【0012】請求項5に記載の発明は、不揮発性メモリ
の接続されていないデータバスのビットを書き込み認証
コード用のビットとし、ソフトの暴走等により不揮発性
メモリ領域への書き込み動作が行われても、認証コード
と書き込みデータがビット単位で全一致しない限りは書
き込みを行わないとすることで、誤書き込みが防止され
る不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を提供すること
を目的とする。
の接続されていないデータバスのビットを書き込み認証
コード用のビットとし、ソフトの暴走等により不揮発性
メモリ領域への書き込み動作が行われても、認証コード
と書き込みデータがビット単位で全一致しない限りは書
き込みを行わないとすることで、誤書き込みが防止され
る不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を提供すること
を目的とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、認証コードと書
き込みデータがビット単位で全不一致しない限りは書き
込みを行わないとすることで、誤書き込みが防止される
不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を提供することを
目的とする。
き込みデータがビット単位で全不一致しない限りは書き
込みを行わないとすることで、誤書き込みが防止される
不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を提供することを
目的とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、認証コードと書
き込みデータの和が、あらかじめ設定してあるコードと
一致しない限りは書き込みを行わないとすることで、誤
書き込みが防止される不揮発性メモリの誤書き込み防止
方法を提供することを目的とする。
き込みデータの和が、あらかじめ設定してあるコードと
一致しない限りは書き込みを行わないとすることで、誤
書き込みが防止される不揮発性メモリの誤書き込み防止
方法を提供することを目的とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、認証コードが一
致しない不正な不揮発性メモリへの書き込み処理をハー
ド的に検出しアラートを発生することにより誤書き込み
の瞬間を捉え、アラートを発生することで、ソフト不具
合の解析を容易にする不揮発性メモリの誤書き込み防止
方法を提供することを目的とする。
致しない不正な不揮発性メモリへの書き込み処理をハー
ド的に検出しアラートを発生することにより誤書き込み
の瞬間を捉え、アラートを発生することで、ソフト不具
合の解析を容易にする不揮発性メモリの誤書き込み防止
方法を提供することを目的とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、アラート発生
時、サービスマンコールを行うことでサービスマンを経
由した設計・開発区への迅速な解析依頼を行うことが可
能となる不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を提供す
ることを目的とする。
時、サービスマンコールを行うことでサービスマンを経
由した設計・開発区への迅速な解析依頼を行うことが可
能となる不揮発性メモリの誤書き込み防止方法を提供す
ることを目的とする。
【0017】請求項10に記載の発明は、アラート発生
時、アラートが発生したことを示すログを不揮発性メモ
リに保存しておくことにより、機器が使用不可能になる
ことなく、定期的なメンテナンス時に誤書き込みが発生
したことを知ることが可能になる不揮発性メモリの誤書
き込み防止方法を提供することを目的とする。
時、アラートが発生したことを示すログを不揮発性メモ
リに保存しておくことにより、機器が使用不可能になる
ことなく、定期的なメンテナンス時に誤書き込みが発生
したことを知ることが可能になる不揮発性メモリの誤書
き込み防止方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、不揮発性メモリのデータ
バス幅が、複写機システムのデータバス幅より小さい複
写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続されてい
ないデータバスのビットを書き込み認証用コード用のビ
ットとし、あらかじめ設定してある認証コードと一致し
たときのみ、不揮発性メモリのライトイネーブル信号が
アサートされることを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明は、不揮発性メモリのデータ
バス幅が、複写機システムのデータバス幅より小さい複
写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続されてい
ないデータバスのビットを書き込み認証用コード用のビ
ットとし、あらかじめ設定してある認証コードと一致し
たときのみ、不揮発性メモリのライトイネーブル信号が
アサートされることを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
方法において、さらに書き込み認証コードを抵抗等によ
るプルアップ/プルダウン等により、あらかじめ設定し
てある複数の認証コードから選択可能なことを特徴とす
る。
方法において、さらに書き込み認証コードを抵抗等によ
るプルアップ/プルダウン等により、あらかじめ設定し
てある複数の認証コードから選択可能なことを特徴とす
る。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
方法において、さらに書き込み認証コードを抵抗等によ
るプルアップ/プルダウン等により設定可能なことを特
徴とする。
方法において、さらに書き込み認証コードを抵抗等によ
るプルアップ/プルダウン等により設定可能なことを特
徴とする。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
方法において、さらに書き込み認証コードをレジスタに
設定可能とすることを特徴とする。
方法において、さらに書き込み認証コードをレジスタに
設定可能とすることを特徴とする。
【0022】請求項5に記載の発明は、不揮発性メモリ
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ドのビットとし、書き込み認証用コードと書き込みデー
タが各ビット毎に全て一致している場合のみ、不揮発性
メモリのライトイネーブル信号がアサートされることを
特徴とする。
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ドのビットとし、書き込み認証用コードと書き込みデー
タが各ビット毎に全て一致している場合のみ、不揮発性
メモリのライトイネーブル信号がアサートされることを
特徴とする。
【0023】請求項6に記載の発明は、不揮発性メモリ
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ドのビットとし、書き込み認証用コードと書き込みデー
タが各ビット毎に全て不一致の場合のみ、不揮発性メモ
リのライトイネーブル信号がアサートされることを特徴
とする。
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ドのビットとし、書き込み認証用コードと書き込みデー
タが各ビット毎に全て不一致の場合のみ、不揮発性メモ
リのライトイネーブル信号がアサートされることを特徴
とする。
【0024】請求項7に記載の発明は、不揮発性メモリ
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ドのビットとし、書き込み認証用コードと書き込みデー
タの和が、あらかじめ設定してあるコードと一致したと
きのみ、不揮発性メモリのライトイネーブル信号がアサ
ートされることを特徴とする。
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ドのビットとし、書き込み認証用コードと書き込みデー
タの和が、あらかじめ設定してあるコードと一致したと
きのみ、不揮発性メモリのライトイネーブル信号がアサ
ートされることを特徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明は、不揮発性メモリ
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ド用のビットとし、あらかじめ設定してある認証コード
と一致したときのみ、不揮発性メモリのライトイネーブ
ル信号がアサートされることを特徴とする不揮発性メモ
リへの誤書き込み防止方法において、さらに書き込み認
証用コード用のビットと、あらかじめ設定してある認証
コードとが一致しないにも関わらず、不揮発性メモリに
ライトアクセスが発生した場合にアラートを発生するこ
とを特徴とする。
のデータバス幅が、複写機システムのデータバス幅より
小さい複写機システムにおいて、不揮発性メモリの接続
されていないデータバスのビットを書き込み認証用コー
ド用のビットとし、あらかじめ設定してある認証コード
と一致したときのみ、不揮発性メモリのライトイネーブ
ル信号がアサートされることを特徴とする不揮発性メモ
リへの誤書き込み防止方法において、さらに書き込み認
証用コード用のビットと、あらかじめ設定してある認証
コードとが一致しないにも関わらず、不揮発性メモリに
ライトアクセスが発生した場合にアラートを発生するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、さらにアラート発生時、操作部にサー
ビスマンコールを表示し、サービスマンによる確認を促
すことを特徴とする。
の発明において、さらにアラート発生時、操作部にサー
ビスマンコールを表示し、サービスマンによる確認を促
すことを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、さらにアラート発生時、アラートが
発生したことを示すログを不揮発性メモリに保存してお
くことを特徴とする。
載の発明において、さらにアラート発生時、アラートが
発生したことを示すログを不揮発性メモリに保存してお
くことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のシス
テム構成例とその動作処理を図1から図16を用いて詳
細に説明する。なお本例では、システムのデータバス幅
は16ビット、不揮発性メモリのデータバス幅は8ビッ
トで、データバスの上位8〜15ビットに接続されてい
るものとする。通常このようなバス構成のシステムにお
いては、不揮発性メモリへのデータの書き込みは上位8
ビットのみが有効で、下位8ビットは無効なデータとな
る。しかし、本発明では、この通常無効になるデータを
有効に活用しようとするものである。
テム構成例とその動作処理を図1から図16を用いて詳
細に説明する。なお本例では、システムのデータバス幅
は16ビット、不揮発性メモリのデータバス幅は8ビッ
トで、データバスの上位8〜15ビットに接続されてい
るものとする。通常このようなバス構成のシステムにお
いては、不揮発性メモリへのデータの書き込みは上位8
ビットのみが有効で、下位8ビットは無効なデータとな
る。しかし、本発明では、この通常無効になるデータを
有効に活用しようとするものである。
【0029】(実施例1)図1は本発明の実施の形態に
おけるソフト暴走時にデータが不揮発性メモリへの誤書
き込み防止を行う複写機システムの構成図である。
おけるソフト暴走時にデータが不揮発性メモリへの誤書
き込み防止を行う複写機システムの構成図である。
【0030】図1中に示される比較回路1には、通常無
効になる下位8ビットデータバス(Data(0:7) )と、不
揮発性メモリ領域をアクセスするときにアサートされる
-ChipSelect 、また、データバスに有効なデータが出力
されていることを示すDataValid が接続されている。比
較回路1は、-ChipSelect とDataValid がアサートさ
れ、さらにData(0:7) が、あらかじめ設定してある認証
コードと一致したときにのみ、書き込み許可-Permissio
n をアサートする。不揮発性メモリ2の-WE ピンにはシ
ステムからの-WriteEnableと-Permission をNANDし
た信号を接続しているため、書き込みデータの下位8ビ
ットと認証コードが完全に一致しないと不揮発性メモリ
2の-WE ピンはアサートされない。従って、ソフトの暴
走等により不揮発性メモリ領域に誤書き込みをしようと
しても認証コードが一致した場合以外は書き込みは行わ
れない。
効になる下位8ビットデータバス(Data(0:7) )と、不
揮発性メモリ領域をアクセスするときにアサートされる
-ChipSelect 、また、データバスに有効なデータが出力
されていることを示すDataValid が接続されている。比
較回路1は、-ChipSelect とDataValid がアサートさ
れ、さらにData(0:7) が、あらかじめ設定してある認証
コードと一致したときにのみ、書き込み許可-Permissio
n をアサートする。不揮発性メモリ2の-WE ピンにはシ
ステムからの-WriteEnableと-Permission をNANDし
た信号を接続しているため、書き込みデータの下位8ビ
ットと認証コードが完全に一致しないと不揮発性メモリ
2の-WE ピンはアサートされない。従って、ソフトの暴
走等により不揮発性メモリ領域に誤書き込みをしようと
しても認証コードが一致した場合以外は書き込みは行わ
れない。
【0031】図2は正規の場合に実際にデータが不揮発
性メモリ2に書き込まれる様子を示すタイミングチャー
トである。
性メモリ2に書き込まれる様子を示すタイミングチャー
トである。
【0032】16ビットの有効なデータが送信される
と、-ChipSelect がアサートされ不揮発性メモリ2のメ
モリ領域をアクセスする。また、比較回路1ではDataVa
lid もアサートされデータバスに有効なデータが出力さ
れていることを示す。上位8ビットの書き込みデータ
(Data(8:15))は不揮発性メモリ2に送信され、下位8
ビットのData(0:7) は比較回路1に送信される。Data
(0:7) があらかじめ設定してある認証コードと一致して
いるので書き込み許可-Permission はアサートされ不揮
発性メモリ2の-WE ピンはアサートされて不揮発性メモ
リ2にデータが書き込まれる。
と、-ChipSelect がアサートされ不揮発性メモリ2のメ
モリ領域をアクセスする。また、比較回路1ではDataVa
lid もアサートされデータバスに有効なデータが出力さ
れていることを示す。上位8ビットの書き込みデータ
(Data(8:15))は不揮発性メモリ2に送信され、下位8
ビットのData(0:7) は比較回路1に送信される。Data
(0:7) があらかじめ設定してある認証コードと一致して
いるので書き込み許可-Permission はアサートされ不揮
発性メモリ2の-WE ピンはアサートされて不揮発性メモ
リ2にデータが書き込まれる。
【0033】たとえば、認証コードData(0:7) が“A5
h”に設定されていて、不揮発性メモリ2へ“86h”
を書き込もうとする場合は、“86A5h”を書き込む
ことにより実行される。
h”に設定されていて、不揮発性メモリ2へ“86h”
を書き込もうとする場合は、“86A5h”を書き込む
ことにより実行される。
【0034】一方、図3は本発明の実施の形態における
ソフト暴走時の場合に実際にデータが不揮発性メモリ2
に書き込まれるのを防止する様子を示すタイミングチャ
ートである。
ソフト暴走時の場合に実際にデータが不揮発性メモリ2
に書き込まれるのを防止する様子を示すタイミングチャ
ートである。
【0035】図2と同様に16ビットの有効なデータが
送信されると-ChipSelect がアサートされ不揮発性メモ
リ2のメモリ領域をアクセスする。また、比較回路1で
はDataValid もアサートされデータバスに有効なデータ
が出力されていることを示す。上位8ビットの書き込み
データ(Data(8:15))は不揮発性メモリ2に送信され、
下位8ビットのData(0:7) は比較回路1に送信される。
ただし、ソフトの暴走などにより不揮発性メモリへ誤書
き込みしようとする場合は、下位8ビットの値Data(0:
7) はランダムなものとなる。したがって、Data(0:7)
があらかじめ設定してある認証コードと一致していなけ
れば書き込み許可-Permission はアサートされず、不揮
発性メモリ2の-WE ピンはアサートされずに不揮発性メ
モリ2にデータが書き込まれることは無い。
送信されると-ChipSelect がアサートされ不揮発性メモ
リ2のメモリ領域をアクセスする。また、比較回路1で
はDataValid もアサートされデータバスに有効なデータ
が出力されていることを示す。上位8ビットの書き込み
データ(Data(8:15))は不揮発性メモリ2に送信され、
下位8ビットのData(0:7) は比較回路1に送信される。
ただし、ソフトの暴走などにより不揮発性メモリへ誤書
き込みしようとする場合は、下位8ビットの値Data(0:
7) はランダムなものとなる。したがって、Data(0:7)
があらかじめ設定してある認証コードと一致していなけ
れば書き込み許可-Permission はアサートされず、不揮
発性メモリ2の-WE ピンはアサートされずに不揮発性メ
モリ2にデータが書き込まれることは無い。
【0036】たとえばソフトが暴走しているときに、不
揮発性メモリ領域に“2848h”を書き込もうとして
も、認証コードData(0:7) “A5h”と一致しないため
-WEがアサートされず誤書き込みは発生しない。
揮発性メモリ領域に“2848h”を書き込もうとして
も、認証コードData(0:7) “A5h”と一致しないため
-WEがアサートされず誤書き込みは発生しない。
【0037】図4は本発明の実施の形態における比較回
路3の構成図である。比較回路3は図1の比較回路1に
対して、Mode0,Mode1ピンを設け、それぞれのピンの
状態(High(H)、Low(L))の組み合わせに
より認証コードが選択される。その他の動作処理は図1
による動作処理と同様である。
路3の構成図である。比較回路3は図1の比較回路1に
対して、Mode0,Mode1ピンを設け、それぞれのピンの
状態(High(H)、Low(L))の組み合わせに
より認証コードが選択される。その他の動作処理は図1
による動作処理と同様である。
【0038】この例では四種類(55h、AAh,39
h,9Dh)のうち一つを指定できる。指定された認証
コードに基づいて動作処理は図1による動作処理と同様
である。
h,9Dh)のうち一つを指定できる。指定された認証
コードに基づいて動作処理は図1による動作処理と同様
である。
【0039】図5は本発明の実施の形態における比較回
路4の構成図である。比較回路4は図1の比較回路1に
対して、認証コードを設定するためのCode(0:7) ピンが
設けられてあり、Codeピンをプルアップ/プルダウンす
ることにより認証コードを設定する。その他の動作処理
は図2による動作処理と同様である。
路4の構成図である。比較回路4は図1の比較回路1に
対して、認証コードを設定するためのCode(0:7) ピンが
設けられてあり、Codeピンをプルアップ/プルダウンす
ることにより認証コードを設定する。その他の動作処理
は図2による動作処理と同様である。
【0040】たとえば、認証コードはCode(7:0) =“1
0101100”と設定すると、“ACh”という認証
コードが作ることができる。その他の動作処理は図1に
よる動作処理と同様である。
0101100”と設定すると、“ACh”という認証
コードが作ることができる。その他の動作処理は図1に
よる動作処理と同様である。
【0041】図6は本発明の実施の形態における比較回
路5とレジスタ6からなるシステム構成図である。
路5とレジスタ6からなるシステム構成図である。
【0042】レジスタ6は認証コード設定用に設けら
れ、任意にレジスタの値を書き換えることが可能な方式
である。そして、レジスタ6から比較回路5に認証コー
ドを送出する。比較回路5はレジスタ6から受け取った
認証コードを設定する。このようにすることで、ソフト
的に認証コードの設定・変更が可能となる。その他の動
作処理は図1による動作処理と同様である。
れ、任意にレジスタの値を書き換えることが可能な方式
である。そして、レジスタ6から比較回路5に認証コー
ドを送出する。比較回路5はレジスタ6から受け取った
認証コードを設定する。このようにすることで、ソフト
的に認証コードの設定・変更が可能となる。その他の動
作処理は図1による動作処理と同様である。
【0043】(実施例2)図7は本発明の実施の形態に
おけるソフト暴走時にデータが不揮発性メモリ2への誤
書き込み防止を行う複写機システムの構成図である。
おけるソフト暴走時にデータが不揮発性メモリ2への誤
書き込み防止を行う複写機システムの構成図である。
【0044】図7中に示される比較回路1には、書き込
みデータバス;Data(8:15)と、通常無効になる下位8ビ
ットデータバス;Data(0:7) と、不揮発性メモリ領域を
アクセスするときにアサートされる-ChipSelect 、ま
た、データバスに有効なデータが出力されていることを
示すDataValid が接続されている。比較回路1は、-Chi
pSelect とDataValid がアサートされ、さらにData(0:
7) が、書き込みデータData(8:15)と一致したときにの
み、書き込み許可-Permission をアサートする。不揮発
性メモリ2の-WE ピンにはシステムからの-WriteEnable
と-Permission をNANDした信号を接続しているため、書
き込みデータの下位8ビットと書き込みデータData(8:1
5)が完全に一致しないと不揮発性メモリ2の-WE ピンは
アサートされない。従って、ソフトの暴走等により不揮
発性メモリ領域に誤書き込みをしようとしても認証コー
ドが一致した場合以外は書き込みは行われない。
みデータバス;Data(8:15)と、通常無効になる下位8ビ
ットデータバス;Data(0:7) と、不揮発性メモリ領域を
アクセスするときにアサートされる-ChipSelect 、ま
た、データバスに有効なデータが出力されていることを
示すDataValid が接続されている。比較回路1は、-Chi
pSelect とDataValid がアサートされ、さらにData(0:
7) が、書き込みデータData(8:15)と一致したときにの
み、書き込み許可-Permission をアサートする。不揮発
性メモリ2の-WE ピンにはシステムからの-WriteEnable
と-Permission をNANDした信号を接続しているため、書
き込みデータの下位8ビットと書き込みデータData(8:1
5)が完全に一致しないと不揮発性メモリ2の-WE ピンは
アサートされない。従って、ソフトの暴走等により不揮
発性メモリ領域に誤書き込みをしようとしても認証コー
ドが一致した場合以外は書き込みは行われない。
【0045】たとえば、不揮発性メモリ2へ“86h”
を書き込もうとする場合は、データバス16ビット中の
有効なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通
常無効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“8
6”、すなわち“8686h”を書き込むことにより実
行される。(タイミングチャートを図8に示す)
を書き込もうとする場合は、データバス16ビット中の
有効なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通
常無効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“8
6”、すなわち“8686h”を書き込むことにより実
行される。(タイミングチャートを図8に示す)
【0046】一方、ソフトの暴走などにより不揮発性メ
モリ2へ誤書き込みしようとする場合は、下位8ビット
の値はランダムなものとなる。たとえばソフトが暴走
し、不揮発性メモリの領域に“2848h”を書き込も
うとしても、書き込みデータと認証コードが一致しない
ため-WE がアサートされず誤書き込みは発生しない(タ
イミングチャートを図9に示す)。
モリ2へ誤書き込みしようとする場合は、下位8ビット
の値はランダムなものとなる。たとえばソフトが暴走
し、不揮発性メモリの領域に“2848h”を書き込も
うとしても、書き込みデータと認証コードが一致しない
ため-WE がアサートされず誤書き込みは発生しない(タ
イミングチャートを図9に示す)。
【0047】(実施例3)図10の複写機システムの構
成図を参照して、実施例3の説明をする。本例では、実
施例2で示す構成例と同様、比較回路が設けられてい
る。実施例2と異なる点は、実施例2が書き込みデータ
と認証コードが一致した場合に書き込み動作が行われる
が、実施例3で示す発明は書き込みデータと認証コード
がビット単位で全不一致した場合に書き込み動作が行わ
れる点である。
成図を参照して、実施例3の説明をする。本例では、実
施例2で示す構成例と同様、比較回路が設けられてい
る。実施例2と異なる点は、実施例2が書き込みデータ
と認証コードが一致した場合に書き込み動作が行われる
が、実施例3で示す発明は書き込みデータと認証コード
がビット単位で全不一致した場合に書き込み動作が行わ
れる点である。
【0048】たとえば、不揮発性メモリ2へ“86h”
を書き込もうとする場合は、データバス16ビット中の
有効なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通
常無効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“86”
の否定である“79”を、すなわち“8679h”を書
き込むことにより実行される。
を書き込もうとする場合は、データバス16ビット中の
有効なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通
常無効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“86”
の否定である“79”を、すなわち“8679h”を書
き込むことにより実行される。
【0049】一方、ソフトの暴走などにより不揮発性メ
モリ2へ誤書き込みしようとする場合は、下位8ビット
の値はランダムなものとなる。従って実施例2と同様、
-WEがアサートされず誤書き込みは発生しない。
モリ2へ誤書き込みしようとする場合は、下位8ビット
の値はランダムなものとなる。従って実施例2と同様、
-WEがアサートされず誤書き込みは発生しない。
【0050】(実施例4)図11の比較回路4の構成図
を参照して、実施例4の説明をする。本例では、Code
(0:7) ピンが設けられてあり、Codeピンをプルアップ/
プルダウンすることによりコードを設定する。本例では
Code(0:7) =“10101100”となり“Ach ”である。書き
込みデータData(8:15)と認証コードData(0:7) の和をと
り、その値がCode(0:7) と等しければ-Permission がア
サートされる。
を参照して、実施例4の説明をする。本例では、Code
(0:7) ピンが設けられてあり、Codeピンをプルアップ/
プルダウンすることによりコードを設定する。本例では
Code(0:7) =“10101100”となり“Ach ”である。書き
込みデータData(8:15)と認証コードData(0:7) の和をと
り、その値がCode(0:7) と等しければ-Permission がア
サートされる。
【0051】例えば不揮発性メモリ2へ“86h”を書
き込もうとする場合は、データバス16ビット中の有効
なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通常無
効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“26”を、
すなわち“8626h”を書き込むことにより実行され
る(86h+26h=Ach )。
き込もうとする場合は、データバス16ビット中の有効
なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通常無
効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“26”を、
すなわち“8626h”を書き込むことにより実行され
る(86h+26h=Ach )。
【0052】書き込みデータData(8:15)と認証コードDa
ta(0:7) の和は、下位8ビット(桁上がりもあるため)
を比較しても良いし、また数ビットを比較するだけでも
良い。
ta(0:7) の和は、下位8ビット(桁上がりもあるため)
を比較しても良いし、また数ビットを比較するだけでも
良い。
【0053】(実施例5)図12を参照して、実施例5
の説明をする。図12は本発明の実施の形態におけるソ
フト暴走時にデータが不揮発性メモリ2への書き込みが
行われる場合に、アラートを発生する複写機システムの
構成図である。
の説明をする。図12は本発明の実施の形態におけるソ
フト暴走時にデータが不揮発性メモリ2への書き込みが
行われる場合に、アラートを発生する複写機システムの
構成図である。
【0054】図12中に示される比較回路1には、書き
込みデータバス;Data(8:15)と、通常無効になる下位8
ビットデータバス;Data(0:7) と、不揮発性メモリ領域
をアクセスするときにアサートされる-ChipSelect 、ま
た、データバスに有効なデータが出力されていることを
示すDataValid が接続されている。本例では比較回路1
により、-ChipSelect とDataValid がアサートされ、さ
らにData(0:7) が、書き込みデータData(8:15)と一致し
たときにのみ、書き込み許可-Permission をアサートす
る。不揮発性メモリ2の-WE ピンにはシステムからの-W
riteEnableと-Permission をNANDした信号を接続してい
るため、書き込みデータの下位8ビットと書き込みデー
タData(8:15)が完全に一致しないと不揮発性メモリ2の
-WE ピンはアサートされない。従って、ソフトの暴走等
により不揮発性メモリ領域に誤書き込みをしようとして
も認証コードが一致した場合以外は書き込みは行われな
い。さらに、比較回路は書き込みデータと認証コードが
一致しない場合、誤書き込みが発生したことを示す-Ale
rt(-Interrupt)をアサートする。システムはこのアラー
トを検出することにより誤書き込みが発生したことを検
知することが可能となる。したがって、処理を一切停止
することも可能であるし、-Alertを-Clearにてクリア
し、処理を継続しても良い。
込みデータバス;Data(8:15)と、通常無効になる下位8
ビットデータバス;Data(0:7) と、不揮発性メモリ領域
をアクセスするときにアサートされる-ChipSelect 、ま
た、データバスに有効なデータが出力されていることを
示すDataValid が接続されている。本例では比較回路1
により、-ChipSelect とDataValid がアサートされ、さ
らにData(0:7) が、書き込みデータData(8:15)と一致し
たときにのみ、書き込み許可-Permission をアサートす
る。不揮発性メモリ2の-WE ピンにはシステムからの-W
riteEnableと-Permission をNANDした信号を接続してい
るため、書き込みデータの下位8ビットと書き込みデー
タData(8:15)が完全に一致しないと不揮発性メモリ2の
-WE ピンはアサートされない。従って、ソフトの暴走等
により不揮発性メモリ領域に誤書き込みをしようとして
も認証コードが一致した場合以外は書き込みは行われな
い。さらに、比較回路は書き込みデータと認証コードが
一致しない場合、誤書き込みが発生したことを示す-Ale
rt(-Interrupt)をアサートする。システムはこのアラー
トを検出することにより誤書き込みが発生したことを検
知することが可能となる。したがって、処理を一切停止
することも可能であるし、-Alertを-Clearにてクリア
し、処理を継続しても良い。
【0055】たとえば、不揮発性メモリ2へ“86h”
を書き込もうとする場合は、データバス16ビット中の
有効なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通
常無効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“8
6”、すなわち“8686h”を書き込むことにより実
行され、また、-Alertはアサートされない(タイミング
チャートを図13に示す)。
を書き込もうとする場合は、データバス16ビット中の
有効なビットData(8:15)に書き込みデータ“86”、通
常無効な下位8ビットData(0:7) に認証コード“8
6”、すなわち“8686h”を書き込むことにより実
行され、また、-Alertはアサートされない(タイミング
チャートを図13に示す)。
【0056】一方、ソフトの暴走などにより不揮発性メ
モリ2へ誤書き込みしようとする場合は、下位8ビット
の値はランダムなものとなる。たとえばソフトが暴走
し、不揮発性メモリの領域に“2848h”を書き込も
うとしても、書き込みデータと認証コードが一致しない
ため-WE がアサートされず誤書き込みは行われず、-Ale
rtがアサートされる(タイミングチャートを図14に示
す)。
モリ2へ誤書き込みしようとする場合は、下位8ビット
の値はランダムなものとなる。たとえばソフトが暴走
し、不揮発性メモリの領域に“2848h”を書き込も
うとしても、書き込みデータと認証コードが一致しない
ため-WE がアサートされず誤書き込みは行われず、-Ale
rtがアサートされる(タイミングチャートを図14に示
す)。
【0057】次に、操作部にサービスマンコールを表示
する様子を図15を用いて説明する。本例では、実施例
5で示す構成例と同様比較回路1が設けられており、実
施例5で示した動作により-Alertが発生した場合の処理
を示す。-Alertが発生した場合、システムの停止処理を
行う。続いてサービスマンコールを表示する。
する様子を図15を用いて説明する。本例では、実施例
5で示す構成例と同様比較回路1が設けられており、実
施例5で示した動作により-Alertが発生した場合の処理
を示す。-Alertが発生した場合、システムの停止処理を
行う。続いてサービスマンコールを表示する。
【0058】次に、アラートが発生したことを示すログ
を不揮発性メモリに保存する様子を図16を用いて説明
する。本例では、実施例5で示す構成例と同様比較回路
1が設けられており、実施例5で示した動作により-Ale
rtが発生した場合、不揮発性メモリ2へ誤書き込みが発
生したことを示すログを書き込む。続いて-Alertをクリ
アし、通常の処理に復帰する。
を不揮発性メモリに保存する様子を図16を用いて説明
する。本例では、実施例5で示す構成例と同様比較回路
1が設けられており、実施例5で示した動作により-Ale
rtが発生した場合、不揮発性メモリ2へ誤書き込みが発
生したことを示すログを書き込む。続いて-Alertをクリ
アし、通常の処理に復帰する。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明においては、ソフトの暴走等に送信される
データはあらかじめ設定した認証コードと一致しないと
き不揮発性メモリへの誤書き込みを防止することが可能
となり、システムの信頼性が向上する。
1記載の発明においては、ソフトの暴走等に送信される
データはあらかじめ設定した認証コードと一致しないと
き不揮発性メモリへの誤書き込みを防止することが可能
となり、システムの信頼性が向上する。
【0060】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載の作用効果に加え、さらに認証コードを選択
可能とすることにより、柔軟な対応が可能となり、シス
テムの信頼性が向上する。
求項1記載の作用効果に加え、さらに認証コードを選択
可能とすることにより、柔軟な対応が可能となり、シス
テムの信頼性が向上する。
【0061】また、請求項3記載の発明においては、請
求項1記載の作用効果に加え、さらに認証コードを1ビ
ット毎に設定可能とすることにより、柔軟な対応が可能
となり、システムの信頼性が向上する。
求項1記載の作用効果に加え、さらに認証コードを1ビ
ット毎に設定可能とすることにより、柔軟な対応が可能
となり、システムの信頼性が向上する。
【0062】また、請求項4記載の発明においては、請
求項1記載の作用効果に加え、さらに認証コードをレジ
スタに設定可能とすることにより、システムの動作中に
も認証コードを変更することが可能になるので、柔軟な
対応が可能となり、システムの信頼性が向上する。
求項1記載の作用効果に加え、さらに認証コードをレジ
スタに設定可能とすることにより、システムの動作中に
も認証コードを変更することが可能になるので、柔軟な
対応が可能となり、システムの信頼性が向上する。
【0063】また、請求項5の発明においては、認証コ
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みを防止することが可能となり、システム
の信頼性が向上する。
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みを防止することが可能となり、システム
の信頼性が向上する。
【0064】また、請求項6の発明においては、認証コ
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みを防止することが可能となり、システム
の信頼性が向上する。
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みを防止することが可能となり、システム
の信頼性が向上する。
【0065】また、請求項7の発明においては、書き込
みデータと認証コードの和とコードが一致しないソフト
の暴走等による不揮発性メモリへの誤書き込みを防止す
ることが可能となり、システムの信頼性が向上する。
みデータと認証コードの和とコードが一致しないソフト
の暴走等による不揮発性メモリへの誤書き込みを防止す
ることが可能となり、システムの信頼性が向上する。
【0066】また、請求項8の発明においては、認証コ
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みの発生時、誤書き込みを防止すると共
に、ソフト不具合の解析を容易にすることが可能とな
り、ソフト開発の効率化とシステムの信頼性が向上す
る。
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みの発生時、誤書き込みを防止すると共
に、ソフト不具合の解析を容易にすることが可能とな
り、ソフト開発の効率化とシステムの信頼性が向上す
る。
【0067】また、請求項9の発明においては、認証コ
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みの発生時、誤書き込みを防止すると共
に、サービスマンコールを発生させることにより、サー
ビスマンを経由した設計・開発区への迅速な解析依頼を
行うことが可能となり、システムの信頼性が向上する。
ードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモリ
への誤書き込みの発生時、誤書き込みを防止すると共
に、サービスマンコールを発生させることにより、サー
ビスマンを経由した設計・開発区への迅速な解析依頼を
行うことが可能となり、システムの信頼性が向上する。
【0068】また、請求項10の発明においては、認証
コードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモ
リへの誤書き込みの発生時、誤書き込みを防止すると共
に不揮発性メモリへのログ保存により、機器の動作を停
止することなくサービスマンによる定期的なメンテナン
ス時に誤書き込みの発生を把握し、サービスマンを経由
した設計・開発区への迅速な解析依頼を行うことが可能
となり、システムの信頼性が向上する。
コードと一致しないソフトの暴走等による不揮発性メモ
リへの誤書き込みの発生時、誤書き込みを防止すると共
に不揮発性メモリへのログ保存により、機器の動作を停
止することなくサービスマンによる定期的なメンテナン
ス時に誤書き込みの発生を把握し、サービスマンを経由
した設計・開発区への迅速な解析依頼を行うことが可能
となり、システムの信頼性が向上する。
【図1】本発明の実施の形態におけるソフト暴走時にデ
ータが不揮発性メモリ2への誤書き込み防止を行う複写
機システムの構成図である。
ータが不揮発性メモリ2への誤書き込み防止を行う複写
機システムの構成図である。
【図2】正規の場合に実際にデータが不揮発性メモリに
書き込まれる様子を示すタイミングチャートである。
書き込まれる様子を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施の形態におけるソフト暴走時の場
合に実際にデータが不揮発性メモリ2に書き込まれるの
を防止する様子を示すタイミングチャートである。
合に実際にデータが不揮発性メモリ2に書き込まれるの
を防止する様子を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における比較回路3の構成
図である。
図である。
【図5】本発明の実施の形態における比較回路4の構成
図である。
図である。
【図6】本発明の実施の形態における比較回路5とレジ
スタ6からなるシステム構成図である。
スタ6からなるシステム構成図である。
【図7】実施例2におけるソフト暴走時にデータが不揮
発性メモリ2への誤書き込み防止を行う複写機システム
の構成図である。
発性メモリ2への誤書き込み防止を行う複写機システム
の構成図である。
【図8】実施例2における正規の場合に実際にデータが
不揮発性メモリ2に書き込まれる様子を示すタイミング
チャートである。
不揮発性メモリ2に書き込まれる様子を示すタイミング
チャートである。
【図9】実施例2におけるソフト暴走時の場合に実際に
データが不揮発性メモリ2に書き込まれるのを防止する
様子を示すタイミングチャートである。
データが不揮発性メモリ2に書き込まれるのを防止する
様子を示すタイミングチャートである。
【図10】実施例3におけるソフト暴走時にデータが不
揮発性メモリ2への誤書き込み防止を行う複写機システ
ムの構成図である。
揮発性メモリ2への誤書き込み防止を行う複写機システ
ムの構成図である。
【図11】実施例4における比較回路4の構成図であ
る。
る。
【図12】実施例5におけるソフト暴走時にデータが不
揮発性メモリ2への書き込みが行われる場合に、アラー
トを発生する複写機システムの構成図である。
揮発性メモリ2への書き込みが行われる場合に、アラー
トを発生する複写機システムの構成図である。
【図13】実施例5における正規の場合に実際にデータ
が不揮発性メモリ2に書き込まれる様子を示すタイミン
グチャートである。
が不揮発性メモリ2に書き込まれる様子を示すタイミン
グチャートである。
【図14】実施例5におけるソフト暴走時の場合に実際
にデータが不揮発性メモリ2に書き込まれるのを防止す
る様子を示すタイミングチャートである。
にデータが不揮発性メモリ2に書き込まれるのを防止す
る様子を示すタイミングチャートである。
【図15】実施例5における操作部にサービスマンコー
ルを表示する様子を表すフローチャートである。
ルを表示する様子を表すフローチャートである。
【図16】実施例5におけるアラートが発生したことを
示すログを不揮発性メモリ2に保存する様子を表すフロ
ーチャートである。
示すログを不揮発性メモリ2に保存する様子を表すフロ
ーチャートである。
【図17】従来の発明におけるライトプロテクトピンを
用いた誤書き込み防止法を示す不揮発性メモリの構成図
である。
用いた誤書き込み防止法を示す不揮発性メモリの構成図
である。
1、3、4、5 比較回路
2 不揮発性メモリ
6 レジスタ
Claims (10)
- 【請求項1】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コード用のビットとし、あら
かじめ設定してある認証コードと一致したときのみ、不
揮発性メモリのライトイネーブル信号がアサートされる
ことを特徴とする不揮発性メモリへの誤書き込み防止方
法。 - 【請求項2】 さらに書き込み認証コードを抵抗等によ
るプルアップ/プルダウン等により、あらかじめ設定し
てある複数の認証コードから選択可能なことを特徴とす
る請求項1記載の不揮発性メモリへの誤書き込み防止方
法。 - 【請求項3】 さらに書き込み認証コードを抵抗等によ
るプルアップ/プルダウン等により設定可能なことを特
徴とする請求項1記載の不揮発性メモリへの誤書き込み
防止方法。 - 【請求項4】 さらに書き込み認証コードをレジスタに
設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の不揮発
性メモリへの誤書き込み防止方法。 - 【請求項5】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コードのビットとし、書き込
み認証用コードと書き込みデータが各ビット毎に全て一
致している場合のみ、不揮発性メモリのライトイネーブ
ル信号がアサートされることを特徴とする不揮発性メモ
リへの誤書き込み防止方法。 - 【請求項6】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コードのビットとし、書き込
み認証用コードと書き込みデータが各ビット毎に全て不
一致の場合のみ、不揮発性メモリのライトイネーブル信
号がアサートされることを特徴とする不揮発性メモリへ
の誤書き込み防止方法。 - 【請求項7】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コードのビットとし、書き込
み認証用コードと書き込みデータの和が、あらかじめ設
定してあるコードと一致したときのみ、不揮発性メモリ
のライトイネーブル信号がアサートされることを特徴と
する不揮発性メモリへの誤書き込み防止方法。 - 【請求項8】 不揮発性メモリのデータバス幅が、複写
機システムのデータバス幅より小さい複写機システムに
おいて、不揮発性メモリの接続されていないデータバス
のビットを書き込み認証用コード用のビットとし、あら
かじめ設定してある認証コードと一致したときのみ、不
揮発性メモリのライトイネーブル信号がアサートされる
ことを特徴とする不揮発性メモリへの誤書き込み防止方
法において、さらに書き込み認証用コード用のビット
と、あらかじめ設定してある認証コードとが一致しない
にも関わらず、不揮発性メモリにライトアクセスが発生
した場合にアラートを発生することを特徴とする不揮発
性メモリへの誤書き込み防止方法。 - 【請求項9】 さらにアラート発生時、操作部にサービ
スマンコールを表示し、サービスマンによる確認を促す
ことを特徴とする請求項8に記載の不揮発性メモリへの
誤書き込み防止方法。 - 【請求項10】 さらにアラート発生時、アラートが発
生したことを示すログを不揮発性メモリに保存しておく
ことを特徴とする請求項8に記載の不揮発性メモリへの
誤書き込み防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003699A JP2003323345A (ja) | 2002-02-27 | 2003-01-09 | 不揮発性メモリの誤書き込み防止方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002-52222 | 2002-02-27 | ||
JP2002052222 | 2002-02-27 | ||
JP2003003699A JP2003323345A (ja) | 2002-02-27 | 2003-01-09 | 不揮発性メモリの誤書き込み防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003323345A true JP2003323345A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29552067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003699A Withdrawn JP2003323345A (ja) | 2002-02-27 | 2003-01-09 | 不揮発性メモリの誤書き込み防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003323345A (ja) |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003003699A patent/JP2003323345A/ja not_active Withdrawn
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |