JP2003322295A - 圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造 - Google Patents

圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造

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JP2003322295A JP2002127689A JP2002127689A JP2003322295A JP 2003322295 A JP2003322295 A JP 2003322295A JP 2002127689 A JP2002127689 A JP 2002127689A JP 2002127689 A JP2002127689 A JP 2002127689A JP 2003322295 A JP2003322295 A JP 2003322295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレンを凍結させることなく排出することの
できる圧縮機におけるアフタクーラドレンの排出部構造
を得る。 【解決手段】 アフタクーラ20の出口22に連通する
分岐回路70と、ドレン捕集部33に連通するドレン回
路50と、アフタクーラ20の一次側に連通するバイパ
ス回路60を混合器80により合流させて、ドレン排出
口56より排出する。アフタクーラ20を通過される前
の暖かい圧縮気体がドレンに合流されることにより、ド
レンが好適に暖められ、凍結することが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機におけるア
フタクーラドレンの排出部構造に関し、より詳細には、
ドレンセパレータにより捕集されたアフタクーラドレン
を、ドレンセパレータ内の圧縮気体と共に気液混合流体
として排出する圧縮機において、排出されるドレンの凍
結防止を可能とするアフタクーラドレンの排出部構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図16に示す圧縮機1は、圧縮作用空間
の潤滑、密封及び冷却にオイルを使用する、所謂「油冷
式」の圧縮機本体2を備えたものであり、圧縮機本体2
より冷却油と共に吐出された圧縮気体を導入し、これを
冷却油と圧縮気体とに分離するセパレータレシーバタン
ク3を備えている。
【0003】そして、セパレータレシーバタンク3内に
おいて冷却油と分離された圧縮気体は、オイルセパレー
タ10を介してさらに冷却油が分離・除去された後にサ
ービスバルブ40を介して消費側に供給されて、油分の
除去された圧縮気体を使用することができるよう構成さ
れている。
【0004】このような圧縮機1において、消費側に乾
燥した圧縮気体の供給が要求される場合には、オイルセ
パレータ10を通過した圧縮気体をアフタクーラ20に
導入し、このアフタクーラ20において圧縮気体を冷却
して圧縮気体中の水蒸気を凝縮させてドレンを発生さ
せ、このドレンをドレンセパレータ30で分離し、捕集
している。
【0005】このドレンセパレータ30はその下部空間
に圧縮気体から分離されたドレンを捕集するためのドレ
ン捕集部たる室33を有し、前記ドレン捕集部たる室3
3の下端にはドレン回路50を連結し、前記ドレン捕集
部内に捕集されたドレンは、ドレン捕集部内の圧縮気体
の一部と共にドレン排出口56より例えば防音箱外に排
出され、一方、前記ドレンセパレータ30内でドレンが
分離された乾燥した圧縮気体はサービスバルブ40を介
して消費側に供給される。
【0006】前述したアフタクーラ20を備えた圧縮機
1にあっては、ドレンセパレータ30で分離されたドレ
ンを排出するためのドレン排出口56が設けられている
が、このドレン排出口56からは前記ドレンと一緒にア
フタクーラ20を通過し冷却されたドレンセパレータ3
0内の圧縮気体も一部放出されることから、ドレン排出
口56の上流において絞り53を設ける等してドレン排
出口56より放出される圧縮気体の流量を制御し、圧縮
気体がドレン排出口56より無制限に放出されることを
防止して消費側に供給される圧縮気体の量が減少するこ
とを防止できるよう構成されている。
【0007】なお、本明細書において「絞り」とは、回
路中を流れる流体の流量や圧力を調整する目的で、その
上流側の流路面積に対して小さな流路面積を有するもの
全般を指し、コック、弁等の流路面積を可変としたも
の、細径栓、オリフィス等の流路面積が固定されたもの
のいずれをも含み、「回路」とは、流体が通過可能な流
路を広く含み、配管により形成された管路の他、部材内
に形成された通路、通路や室等の隔壁を貫通する開孔等
も含む。
【0008】また、アフタクーラ20の出口22よりも
ドレンセパレータ30の入口31を高所に配置した構成
の圧縮機にあっては、アフタクーラ20の出口22とド
レンセパレータ30の入口31間の回路92にドレンが
溜まることがあるため、この回路92中に溜まったドレ
ンを排出するためにアフタクーラ20の出口側において
回路92を分岐した分岐回路70を設け、この分岐回路
70をドレン回路50に合流して、ドレンセパレータ3
0により捕集されたドレンと、ドレンセパレータ30に
導入される前に捕集されたドレンとを合流した後、ドレ
ン排出口に導入して排出可能に構成する場合がある。
【0009】この場合には前述のドレン回路と合流する
上流において前述の分岐回路70に絞り73を設け、そ
の後に合流される分岐回路70の気液混合流体の圧力に
より、ドレンがドレン回路50を逆流することが防止さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したアフタクーラ
ドレンの排出部構造を備えた圧縮機1は、ドレン排出口
56の上流に設けられた絞りや、この絞りを配管中に設
けるためのソケット、ニップル、ブッシング等の器具、
前述の分岐回路70とドレン回路50とを合流するため
に使用される管継手は、比較的熱伝導率の高い例えば鋼
や真鍮等の金属により構成するのが一般的であるため
に、この種のアフタクーラドレンの排出部構造を備えた
圧縮機を例えば寒冷地等において使用する場合には、捕
集されたドレンがこの絞りや管継手を成す金属製の器具
内を通過する際に冷却されて凍結し、ドレン排出口を閉
塞するおそれがある。特に、配管中にこのような金属部
分が長距離に亘って形成されている場合には、ドレンの
温度低下も著しいものとなっている。
【0011】一例として図17及び図18に示すアフタ
クーラドレンの排出部構造にあっては、回路92の一端
をアフタクーラ20の出口に連結しているエルボ71
に、このエルボ71内の流路に連通する取付孔72を形
成し、内部に絞りの形成された金属製のニップル110
の一端をこの取付孔72内に螺合して取り付けると共
に、該ニップル110の他端に、ソケット111を取り
付け、このソケット111にさらにニップル112を介
して内部に絞りが形成されたブッシング113を取り付
け、必要に応じてこのブッシング113をソケット11
4等で延長してこのソケット114によりドレン排出口
56が形成されている。
【0012】そして、前述の内部に絞りが形成されたニ
ップル110の例えば側面には、内部に形成された絞り
の下流において前述のニップル110内に形成された流
路と連通する連結孔115が形成されており、この連結
孔115にドレン回路50の他端52に取り付けたプラ
グ57を連結することにより、分岐回路70とドレン回
路50とがこのニップル110内で合流され、この合流
した流体が排出口56を介して排出可能となっている。
【0013】以上のように構成されたアフタクーラドレ
ンの排出部構造においては、比較的熱伝導率が高いニッ
プルやソケット、ブッシング等の管継手を多数組み合わ
せて使用しているために、ドレンは比較的長距離、冷却
の生じやすい金属製の回路内を通過することとなり、ま
た、この部分は、体積に比較して表面積が大きいために
冷却効率が極めて高いものとなっている。その結果、前
述のドレンがこの金属器具内を通過する際に外気により
冷却され易いものとなっている。
【0014】また、例えば前述のように絞りを介してド
レンを排出する場合、ドレンと共に排出される圧縮気体
は前述の絞りを通過した後、急激に大気圧まで膨張する
ために、ドレン排出口より騒音が生じるが、このような
騒音の発生を防止するために例えばドレン排出口に消音
器を取り付けると、消音器はその構造上内部に吸音材や
遮音用のじゃま板等が配置されているために複雑な構造
となっており、消音器内に導入されたドレンと圧縮気体
とから成る前記混合流体が抜けにくく、また、消音器の
排出口を出たところでこの混合流体中の圧縮気体が急激
に膨張するために、消音器の周囲の温度が低下し、例え
ば外気温が10℃以下の環境で使用すると、消音器内で
ドレンが凍結し、前記ドレン排出口56を氷で塞ぐこと
がある。
【0015】しかも、前述のように回路中にニップルや
ソケット等の熱伝導性の良い金属性の器具が多数使用さ
れている場合には、消音器に導入される前にドレンがす
でに冷却されていることから、消音器内においてドレン
がより一層凍結し易いものとなっている。
【0016】このように、ドレンの凍結によりドレン排
出部において目詰まりが生じると、ドレンセパレータ3
0により分離されたドレンが圧縮気体と共に消費側に供
給されてしまい、アフタクーラ20やドレンセパレータ
30を設けた意義が失われてしまうことから、このよう
な凍結を生じさせやすい消音器の取り付けは一般には行
われておらず、この種のアフタクーラドレンの排出部構
造を備えた圧縮機にあっては、ドレン排出の際の騒音が
著しいものとなっている。
【0017】このように、排気音の低減を目的として消
音器を設ける場合にはドレンの凍結が生じ易く、ドレン
の凍結を防止するために消音器を設けない場合には排気
音に伴う騒音が著しく、凍結防止と騒音の低減とを両立
させることは困難な問題であるとされてきた。
【0018】なお、消音器内におけるドレンの凍結を防
止するために、配管中の金属部分や消音器にヒータを設
けてこれを加熱することも考えられるが、装置構成が複
雑となり、また、部品点数が増加して製造・組立が煩雑
となると共に、製造コストが嵩むこととなる。
【0019】そこで本発明の第1の目的は、ドレンセパ
レータにおいて捕集されたアフタクーラドレンを一部の
圧縮気体と共に排出する圧縮機、従って絞りを介してド
レンを排出する構造の圧縮機のアフタクーラドレン排出
部構造において、ドレンセパレータにおいて捕集された
ドレンの凍結を防止するために、比較的簡単な構成で排
出されるドレンを効果的に加温することのできる構造を
備えたアフタクーラドレンの排出部構造を提供すること
を目的とする。
【0020】また、本発明の別の目的は、絞り等の器具
を回路中に取り付けた場合であっても、この部分を通過
するドレンが外気により冷却され難く、従ってドレンの
凍結、特にドレン排出口に消音器を取り付けた場合であ
ってもドレンの凍結等が生じにくいアフタクーラドレン
の排出部構造を提供することにより、供給される圧縮気
体中にドレンが混入することなく、しかも排気音が静か
な圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧縮機におけるアフタクーラドレンの排出
部構造は、圧縮機本体2から吐出された圧縮気体を導入
し、該導入された圧縮気体を冷却して圧縮気体中の水蒸
気を凝縮させてドレンを発生させるアフタクーラ20
と、前記アフタクーラ20の出口22に連通し、前記ア
フタクーラ20で発生したドレンを分離し、捕集するド
レンセパレータ30を備え、前記ドレンセパレータ30
によりドレンが分離された圧縮気体を消費側に供給する
と共に、前記ドレンセパレータ30により圧縮気体から
分離され、前記ドレンセパレータ30のドレン捕集部3
3に捕集されたドレンを圧縮気体の一部と共に排出する
圧縮機において、前記ドレンセパレータ30のドレン捕
集部33からのドレンと、前記アフタクーラ20の一次
側の圧縮流体とを内部に導入し、前記導入された前記ド
レンと前記圧縮流体とを内部において合流した後、排出
する混合器80を備えたことを特徴とする(請求項
1)。
【0022】前記混合器80は、更に前記ドレンセパレ
ータ30の上流において捕集された前記アフタクーラ2
0の出口22からのドレンを内部に導入し、これを前記
ドレンセパレータ30のドレン捕集部33からのドレン
と、前記アフタクーラ20の一次側の圧縮気体とに合流
した後、外部に排出するものとしても良い(請求項
2)。
【0023】前記混合器80は、前記ドレンセパレータ
30の前記ドレン捕集部33に連通する連通口(82〜
84のいずれか)と、前記アフタクーラ20の一次側に
連通する連通口(82〜84のいずれか)と、前記各連
通口(82,83,84)を介して導入された流体を排
出するドレン排出口56と、前記各連通口(82,8
3,84)間を連通すると共にいずれか一方の連通口
(図6の例では83;図10の例では84)を前記ドレ
ン排出口56と連通する連通路85を備え、単一の部材
として形成された、例えばマニホールド等の連結具80
aとすることができる(請求項3)。
【0024】前記混合器80が、更に前記ドレンセパレ
ータ30の上流において捕集された前記アフタクーラ2
0の出口22からのドレンを内部に導入する構成を備え
る場合、前述の連結具の構成に加えて更に前記ドレンセ
パレータ30の上流において前記アフタクーラ20の出
口22に連通する連通口(図6の例では82)を備えた
連結具80aを使用することもできる(請求項4)。
【0025】さらに、本発明の別の構成としては、前記
ドレンセパレータ30のドレン捕集部33からのドレン
を導入すると共に消音して排出する消音器54aと、前
記アフタクーラ20の一次側の圧縮気体を導入すると共
に消音して排出する消音器54cをそれぞれ設けて成
り、前記混合器80を、前記消音器54a,54cのい
ずれをも包囲するカバー80bとして形成しても良い
(請求項5)。
【0026】このカバー80bは、更に前記ドレンセパ
レータ30の上流において捕集された前記アフタクーラ
20の出口22からのドレンを内部に導入すると共に消
音して排出する消音器54bを包囲するものとして構成
しても良い(請求項6)。
【0027】前記ドレンセパレータ30のドレン捕集部
33からのドレンを導入する前記消音器54a内に、前
記ドレンセパレータ30の上流において捕集された前記
アフタクーラ20の出口22からのドレンを導入するよ
う構成しても良い(請求項7)。
【0028】また、前記アフタクーラ20の一次側の圧
縮気体を導入する消音器54c内に、前記ドレンセパレ
ータ30の上流において捕集された前記アフタクーラ2
0の出口22からのドレンを導入する構成としても良い
(請求項8)。
【0029】なお、アフタクーラ20の出口22をドレ
ンセパレータ30よりも高所に配置したアフタクーラの
排出部構造にあっては、前述の混合器80に代えて、前
記ドレンセパレータ30の前記ドレン捕集部33に連通
する連通口(図10において82)と、前記ドレンセパ
レータ30の上流において前記アフタクーラ20の出口
22に連通する連通口83と、前記各連通口82,83
を介して導入された流体を排出するドレン排出口56
と、前記各連通口82,83間を連通すると共にいずれ
か一方の連通口(図10の例では83)を前記ドレン排
出口56と連通する連通路85を備え、単一の部材とし
て形成された連結具80a’としても良い(図9,図1
0参照;請求項9)。
【0030】また、同様の構成の圧縮機において、前記
ドレンセパレータ30のドレン捕集部33からのドレン
を導入すると共に消音して排出する消音器54aと、前
記ドレンセパレータ30の上流において前記アフタクー
ラ20の出口22からのドレンを導入すると共に消音し
て排出する消音器54bをそれぞれ設けると共に、前記
消音器54a,54bのいずれをも包囲すると共に、各
消音器54a,54bより排出されたドレンを合流して
排出するカバー80b’としても良い(請求項10)。
【0031】さらに、前記ドレンセパレータ30のドレ
ン捕集部33からのドレンを導入する消音器54a内
に、前記アフタクーラ20の一次側からの圧縮気体を導
入可能に構成しても良い(請求項11)。
【0032】なお、以上説明した混合器80(80a,
80b,80a’,80b’)は、これを断熱材にて包
囲しても良く(請求項12)、断熱材により包囲する構
成に代え、又は断熱材により包囲する構成と共に前記混
合器80(80a,80b,80a’,80b’)自体
を熱伝導率の低い材質により形成しても良い(請求項1
3)。
【0033】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態につい
て添付図面を参照しながら以下説明する。なお、以下の
実施形態にあっては、本発明が適用される圧縮機1は、
油冷式の圧縮機本体を備えたものとして説明するが、本
発明が適用される圧縮機1は、前述の従来技術において
説明した図16に示す油冷式の圧縮機本体2を備えるも
のの他、所謂「オイルフリースクリュ圧縮機」等の圧縮
作用空間の密封・冷却に冷却油を使用しない圧縮機本体
2を使用したものにも適用することができ、その他アフ
タクーラ20を備える圧縮機であれば、各種の圧縮機に
適用することができる。
【0034】このように冷却油を使用しない型式の圧縮
機に使用する場合にあっては、オイルセパレータ10を
介せずにレシーバタンク3内の圧縮気体を直接アフタク
ーラ20に導入したり、圧縮機本体2から吐出された圧
縮気体を直接アフタクーラ20に導入しても良く、ま
た、前述の油冷式の圧縮機においても、セパレータレシ
ーバタンクにおける冷却油の分離性能、消費側で要求さ
れる圧縮気体中の油分許容量等によっては、セパレータ
レシーバタンク内の圧縮気体を直接アフタクーラに導入
する構成としても良い。
【0035】なお、本発明が適用される圧縮機1におい
て使用されるアフタクーラ20は、圧縮気体を冷却可能
なものであればその型式を問わず、水冷式、空冷式、冷
凍式の既知の各種のアフタクーラを使用することができ
る。
【0036】〔基本構造〕まず、本発明のアフタクーラ
ドレン排出部の全体構造について図1を参照して説明す
る。
【0037】図1は、その入口を図示せざるセパレータ
レシーバタンクに連通されたオイルセパレータ10から
図示せざる空気作業機等に圧縮気体を供給するサービス
バルブ40迄の回路構成を示したものであり、オイルセ
パレータ10の出口12には、アフタクーラ20の入口
21が連通され、このアフタクーラ20の出口22に
は、ドレンセパレータ30の入口31が連通されてアフ
タクーラ20を通過した圧縮気体がドレンセパレータ3
0に導入されてアフタクーラ20による冷却により凝縮
して発生したドレンがこのドレンセパレータ30により
分離・捕集されるよう構成されている。
【0038】そして、ドレンセパレータ30の出口32
はサービスバルブ40に連通されており、ドレンセパレ
ータ30で水蒸気の除去された乾燥した圧縮気体をサー
ビスバルブ40より供給可能としている。
【0039】前述のドレンセパレータ30は、その下部
にドレン捕集部たる室33が形成されており、この室3
3内に圧縮気体より分離されたドレンが捕集されるよう
構成されている。そして、このドレンセパレータ30の
室33内に捕集されたドレンは、このドレンセパレータ
30の底部に一端51を連結されたドレン回路50を介
して排出される。
【0040】また、図1に示すように、アフタクーラ2
0の出口22よりも上方にドレンセパレータ30の入口
を配置した構成例にあっては、アフタクーラ20の出口
22とドレンセパレータ30の入口31間の回路92に
ドレンが溜まることがあるため、アフタクーラ20の出
口22に連通する回路92を分岐して分岐回路70を形
成し、この分岐回路70を介してドレンセパレータ30
に導入する前に回路92内で捕集されたドレンを排出可
能としても良い。
【0041】さらに、分岐回路70及び/又はドレン回
路50を介して排出されるドレンを積極的に加熱するこ
とにより、ドレンの凍結を防止するための構成として、
一端61においてアフタクーラ20の上流に連結される
バイパス回路60を設け、このバイパス回路を介してア
フタクーラ20の一次側の暖かい圧縮気体を加熱媒体と
して前述のドレン回路50及び/又は分岐回路を介して
導入されたドレンと合流させて、ドレンを加熱可能とし
ている。
【0042】図1に示す実施形態にあっては、このバイ
パス回路60の一端61を、オイルセパレータ10の出
口に連通しているが、図1の構成においてこのバイパス
回路60は、オイルセパレータ10を通過した後、アフ
タクーラ20を通過する前(アフタクーラ20の出口2
2に至る前)の圧縮気体を導入可能とするものであれ
ば、回路90の途中やアフタクーラ20の途中の位置に
その一端61を連通するものであっても良い。
【0043】そして、前述のドレン回路50及び分岐回
路70を介して排出されたドレン、及びバイパス回路6
0を介して導入された圧縮気体は、いずれも混合器80
内に導入されて合流された後、この混合器80に設けら
れたドレン排出口56又はこのドレン排出口56に取り
付けられた消音器54を介して排出されるよう構成され
ている。
【0044】〔混合器〕図1に示す混合器80は、本実
施形態にあってはドレン回路50からのドレン、分岐回
路70からのドレン、及びバイパス回路60からの圧縮
気体の3つをいずれも導入して合流する構成としている
が、例えばアフタクーラ20の出口22がドレンセパレ
ータ30よりも高所に配置されている場合のように、ア
フタクーラ20の出口とドレンセパレータ30間の回路
92にドレンが溜まることがない構成となっている場
合、その他、分岐回路70を設けていない構成にあって
は、混合器80は、ドレン回路50とバイパス回路60
とを合流させるものとして構成しても良く、また、バイ
パス回路60を設けていないアフタクーラドレンの排出
部構造にあっては、前述の混合器80は、ドレン回路5
0と分岐回路70とを合流させるものとして構成しても
良い。
【0045】また、図1に示す実施形態にあっては、混
合器80に対するドレン及び圧縮気体の導入は、ドレン
セパレータ30のドレン捕集部33、アフタクーラ20
の出口22、アフタクーラ20の一次側にそれぞれ一端
を連結された配管を介して行う構成として示している
が、このうちの少なくとも一カ所には、これらの配管を
介することなく直接混合器80を取り付ける構成として
も良い。
【0046】なお、この混合器80は、図4,図5,図
10及び図11に示すように、各配管を連結する例えば
マニホールドとして構成された連結具80a,80a’
として形成しても良く、又は図13〜図15に示すよう
に、各配管、又はこれらのいくつかを合流して成る配管
の端部に消音器を取り付け、この消音器を包囲するカバ
ー80b,80b’として形成しても良い。
【0047】〔混合器の構成例1(連結具)〕図2〜図
5に示す実施形態にあっては、前述の構成のうち混合器
80を一体的に形成された連結具80aとして形成した
例であり、この連結具80a内において、ドレンセパレ
ータ30のドレン捕集部33からのドレンと、ドレンセ
パレータ30の上流において捕集されたアフタクーラ2
0の出口22からのドレン、及びアフタクーラ20の一
次側における加熱用の圧縮気体を合流させて、この合流
された流体が連結具80aに形成されたドレン排出口5
6、又はこのドレン排出口56に取り付けられた消音器
54を介して排出可能に構成されている。
【0048】なお、この連結具80aは、前述のように
好ましくは一体的に形成されたものとしているが、ドレ
ンセパレータ30において捕集されたドレンと、アフタ
クーラ20の一次側の圧縮気体とを内部で合流、混合し
て排出可能なものであれば、複数の部材の組み合わせに
より形成したものであっても良く、また、その形状、構
造などは、以下に示す実施形態に限定されるものではな
い。
【0049】図1〜図3において各回路をドレン排出口
56に連通する連結具80aは、一例としてアフタクー
ラ20の出口に取り付けられたエルボ71に形成された
取付孔72に取り付けられて使用され、外周に雄ねじの
形成された突出部81を、内周に雌ねじの形成された前
述の取付孔72内に螺合することによりこの連結具80
aが前述のエルボ71の下端に取り付けられている。
【0050】エルボ71に形成された取付孔72は、エ
ルボ71内に形成された流路と連通しており、また、こ
の取付孔72内に挿入された連結具80aの突出部81
には、第1の連通口82が形成されており、前述の取付
孔72に連結具80aの突出部81を挿入することで、
第1の連通口82がアフタクーラ20の出口に連通す
る。
【0051】また、この連結具80aには、本実施形態
にあっては前述のドレン回路50が連結される第2の連
通口83、バイパス回路60が連結される第3の連通口
84がそれぞれ形成されており、第2及び第3の連通口
83,84に、それぞれドレン回路50及びバイパス回
路60の他端52,62に取り付けられたプラグを差し
込むことにより各回路が連結され、第2の連通口83は
ドレン回路50を介してドレンセパレータ30のドレン
捕集部33に、第3の連通口はバイパス回路60を介し
てアフタクーラ20の一次側にそれぞれ連通する。
【0052】また、前記第1〜第3の連通口82〜8
4、及び図5において連結具80aの下端に形成された
ドレン排出口56は、連結具80a内に形成された連通
路85(85a〜85c)によって相互に連通してお
り、第1〜第3の連通口82〜84を介して導入された
ドレンや圧縮気体等の流体は、連結具80a内で合流し
た後、ドレン排出口56を介して排出される。
【0053】このドレン排出口56は、直接この部分か
らドレンを排出するよう構成しても良いが、ドレン排出
に伴って発生する騒音を軽減するためには、好ましくは
ドレン排出口56に消音器54を取り付けて、消音器5
4を介してドレンを排出するよう構成する。
【0054】本実施形態において連結具80aは、その
外形形状を六角柱状と成し、図5中上端側に形成された
円筒状の突出部81内に前述の分岐回路70と成る第1
の連通口82を形成すると共に、図5中下方に位置する
連結具80aの端部に、消音器54等が連結されるドレ
ン排出口56が形成されている。
【0055】また、ドレン回路50が連結される第2の
連通口83、及びバイパス回路60が連結される第3の
連通口84は、連結具80aの側面から連結具80aの
軸線に対して直交方向に形成された開孔により形成され
ており、連結具80aの軸線方向中央を貫通して形成さ
れた連通路85(85a〜85c)により、第1の連通
口82が第2の連通口83と、第2の連通口83が第3
の連通口84と、第3の連通口84が、ドレン排出口5
6とそれぞれ連通されている。従って、連結具80aの
上方から下方に向かう流体の流れを中心に説明すれば、
第1の連通口82を介して導入されたアフタクーラ20
の出口22からのドレンは、第1の連通路85aを通過
した後、第2の連通口83内においてドレンセパレータ
30からのドレンと合流し、第2の連通路85bを通過
して、第3の連通口84内に導入される。第3の連通口
84内において、これらの合流されたドレンは、さらに
アフタクーラ20の一次側より導入された暖かい圧縮気
体と合流されて加熱された後、ドレン排出口56より排
出される。
【0056】この連通路85は、好ましくは第1の連通
口82と第2の連通口83間、及び第2の連通口83と
第3の連通口84間に位置して、それぞれ絞り部73,
53を形成している。
【0057】このうち、第1の連通口82と第2の連通
口83間に形成された絞り部73は、第1の連通口82
を介して導入されたアフタクーラ20からのドレンが、
第2の連通口83を介してドレンセパレータ30側に逆
流することを防止するために設けられたものであり、ま
た、第2の連通口83と第3の連通口84間に設けられ
た絞り部53は、ドレン排出口56を介してドレンと共
に外部に排出される圧縮気体が制限無く排出されること
を防止して、消費側に供給される圧縮流体の圧力低下を
防止するものである。
【0058】好ましくは、この絞り部73,53は、第
1の連通口82と第2の連通口83間に形成された第1
の連通路85aに設けられた絞り部73の断面積に対し
て、第2の連通口83と第3の連通口84間に形成され
た第2の連通路85bに設けられた絞り部53(図示の
例では、第2の連通路85b全体を同一断面形状の絞り
部53としている)の断面積を大きく形成する。
【0059】このように、連結具80a内の回路に形成
された絞り部73,53の各サイズを、前述のように段
階的に大きさの異なるものとすることにより、ドレンの
排出が好適に行われ、特にドレン排出口56に消音器、
特に消音効率の高い消音器を取り付けた場合であって
も、ドレンの逆流を防止して円滑に排出を行うことが可
能となる。
【0060】ドレン排出口56に消音器54を取り付け
る場合、消音器の持つ通気抵抗により背圧が与えられる
ため、絞り部53の下流において連通路85内の圧力が
高くなり、分岐回路70及びドレン回路50を介して導
入されたドレンが、ドレン排出口56側に抜け難くな
る。この場合において、例えば本実施形態の場合とは異
なり、絞り部73の断面積を、絞り部53の断面積より
も大きく形成する場合には、分岐回路70を介して導入
されたドレンが絞り部53を通過せず、ドレン回路50
を逆流するおそれがある。しかし、前述のようにドレン
排出口56に向かって段階的に絞り部73,53の径を
大きく形成することにより、このような逆流が防止され
ている。
【0061】また、第3の連通口84に連通される前述
のバイパス回路60には、その途中に絞り63を設ける
構成としても良いが、好ましくは前述の連結具80a内
にこの絞り63を設け、管路により形成されたバイパス
回路中に取り付けられる金属部品を可及的に減少させる
ことが好ましい。
【0062】図示は省略するが、本実施形態にあっては
バイパス回路60が連結される第3の連通口84内に、
この連通口84内に挿入可能なオリフィスを挿入し、そ
の後、この第3の連通口84にバイパス回路60を連結
している。従って、アフタクーラ20の一次側の圧縮気
体は、このオリフィスにより絞られた後に連通路85に
合流される。
【0063】〔作用〕以上のように構成された本発明の
アフタクーラドレンの排出部構造の作用について説明す
ると、レシーバタンク3からの圧縮気体は、オイルセパ
レータ10を介して油分が除去された後、アフタクーラ
20に導入されて冷却され、その後サービスバルブ40
を介して図示せざる空気作業機等の消費側に導入される
が、このアフタクーラ20とサービスバルブ40間に設
けられたドレンセパレータ30においてアフタクーラ2
0による冷却の際に発生したドレンが捕集され、乾燥し
た圧縮気体がサービスバルブ40を介して供給される。
【0064】ドレンセパレータ30において捕集された
ドレンは、ドレンセパレータ30のドレン捕集部を成す
室33内に溜まり、この室33内に溜まったドレンはド
レン回路50、第2の連通口83を介して連結具80a
内に導入される。
【0065】連結具80aの第1の連通口82は、アフ
タクーラ20の出口22が連通されており、また、第3
の連通口84は、アフタクーラ20の一次側に連通され
ており、各連通路82,83,84は連結具80a内に
おいて連通路85により相互に連通されていると共に、
ドレン排出口56に連通されていることから、第1及び
第2の連通口82,83を介して導入されたドレンは、
連結具80a内において第3の連通口84を介して導入
された加熱用の圧縮気体と合流し、加熱された後、ドレ
ン排出口56より排出される。そのため、連結具80a
内においてドレンの凍結を防止できるだけでなく、例え
ばドレン排出口56に消音器54を取り付けた場合であ
っても、消音器54内に導入されるドレンは前述のよう
に暖められているために、消音器54内においてドレン
が凍結することも好適に防止されている。
【0066】アフタクーラ20の一次側における圧縮気
体との合流による加熱のみならず、図示の例では各回路
の連結部分を成す連結具80aが一体的に形成されてい
るために、絞りや、この絞りを配回路中に取り付けるた
めのニップル、ソケット、その他の金属器具を取り付け
る必要がなくなり、ドレンやドレンの加熱媒体として導
入されたアフタクーラ通過前の圧縮気体が金属器具内を
通過する距離が減少する。
【0067】また、連結具80aの表面積のみを比べた
場合、従来の多数の器具を連結して成る回路構造に比較
して大きくなる場合もあるが、図示の連結具80aにあ
っては体積に対する表面積が小さくなることから、放熱
し難く、内部を通過するドレンや加温媒体が冷却され難
いものとなる。
【0068】さらに、従来技術において説明した各種器
具の機能が一つにまとめられた連結具を設けることによ
り、配管が容易でメンテナンス性等に優れたものとな
る。
【0069】〔連結具の他の取り付け例〕なお、図2及
び図3に示す例では、連結具80aの第2の連通口83
にドレン回路50を、第3の連通口84にバイパス回路
を連通する構成としたが、これとは逆に第2の連通口8
3にバイパス回路60を、第3の連通口84にドレン回
路50を連通して、図6に示す回路構成としても良い。
【0070】この場合、前述の実施形態においてバイパ
ス回路60に設けていた絞り63に代えて、ドレン回路
50に絞り63’を設け、ドレンセパレータ30により
捕集されたドレンを、この絞り63’を介して連結具8
0aに導入する構成とする。
【0071】この絞り63’は、前述の実施形態におい
て、バイパス回路60に設ける絞り63について説明し
たと同様に、ドレン回路50中に設けても良いが、連結
具80aに形成された第3の連通口84内にオリフィス
を挿入し、このオリフィスの挿入された第3の連通口8
4にドレン回路50を連結することにより、ドレン回路
50を介して導入されたドレンが絞り63’を通過した
後合流されるよう構成しても良い。
【0072】図1〜図5に示す実施形態にあっては、ま
ず分岐回路70からのドレンと、ドレン回路50を介し
て導入されたドレンセパレータ30からのドレンを合流
し、その後、バイパス回路60により加熱媒体と合流さ
せる回路構成としていたが、この場合、ドレン排出口5
6に高消音型の消音器54を取り付けると、加熱媒体と
して導入されたアフタクーラ通過前の圧縮気体がドレン
排出口56側に抜け難く、絞り部53の下流側における
圧力が高まるため、第2の連通口83内で合流された分
岐回路70からのドレンと、ドレン回路50からのドレ
ンとが絞り部53を通過する量が減少し、ドレンの円滑
な排出が行われない場合がある。
【0073】これに対し、図6に示すようにドレン回路
50とバイパス回路60の配置を入れ替えて連結具80
aに連結し、まず分岐回路70からのドレンと、バイパ
ス回路60を介して導入された加熱媒体を合流し、その
後、ドレン回路50を介して導入されたドレンセパレー
タからのドレンを合流させる回路構成とすることによ
り、ドレンの排出をより円滑に行うことができる。
【0074】すなわち、第3の連通口84にドレン回路
50を連通した場合であっても、ドレン回路50を介し
て第3の連通口84内にドレンと共に導入される圧縮気
体により、絞り部53の下流において連通路85内の圧
力は高まるが、ドレン回路50を介して導入される圧縮
気体の圧力は、バイパス回路60を介して導入される加
熱媒体の圧力に比べ低圧であり、また、ドレン回路50
によるドレンの導入が間欠的なものであるために、常時
加熱媒体を導入するバイパス回路60を第3の連通口8
4に連通する場合に比べて、絞り部53下流における圧
力上昇を低く抑えることができる。その結果、第3の連
通口84にバイパス回路60を連通する場合に比べ、ド
レンの排出を円滑に行うことができる。
【0075】また図示の例では、アフタクーラ20の出
口22に設けられたエルボ71に連結具80aを取り付
ける構成として説明したが、例えば図7(A)及び図7
(B)に示すように、ドレンセパレータ30のドレン捕
集部33底部に取付孔を設け、この取付孔内に連結具8
0aの突出部81を挿入・螺合する等して連結具80a
をドレンセパレータ30に直接取り付け、この連結具8
0aの第2の連通口83及び第3の連通口84に、アフ
タクーラ20の出口22に連通する分岐回路70及びア
フタクーラの一次側に連通するバイパス回路60をそれ
ぞれ連結した回路構成としても良く、また、図8(A)
及び図8(B)に示すように、例えばアフタクーラ20
の入口21に設けられたエルボや、オイルセパレータ1
0等、アフタクーラ20の一次側に連通する部分に取付
孔を設け、この取付孔に連結具80aの突出部81を挿
入・螺合する等して連結具80aを取り付けると共に、
この連結具80aの第2の連通口83及び第3の連通口
84にそれぞれ分岐回路70及びバイパス回路60を連
通するよう構成しても良く、その他、その取り付け方法
は図示の例に限定されない。
【0076】なお、図4及び図5に示す実施形態にあっ
ては、第2の連通口83と第3の連通口84の形成位置
を、図中の高さ方向において位置をずらせて設けている
が、第2の連通口83と第3の連通口84とをいずれも
同一の高さ位置された連結具80aを使用して、例えば
図9に示す回路構成としても良い。また、同様に、この
ように形成された連結具80aを図7及び図8に示す回
路構成における連結具80aとして使用し、図7に示す
構成にあっては分岐回路70とバイパス回路60が、図
8に示す回路構成にあってはドレン回路50と分岐回路
70とが、それぞれ同一の高さ位置で合流するよう構成
しても良い。
【0077】〔他の連結具の構成〕前述の各実施形態に
あっては、アフタクーラドレンの排出部構造が分岐回路
70及びバイパス回路60の双方を備えた回路構成につ
いて説明したが、分岐回路70又はバイパス回路60の
いずれか一方を備えていないアフタクーラドレンの排出
部構造にあっては、例えば図10及び図11に示す連結
具80a’を使用することもできる。
【0078】この連結具80a’は、第1及び第2、2
つの連通口82,83と、ドレン排出口56を備え、図
11中上端に形成された第1の連通口82と、側面に形
成された第2の連通口83とを、絞り部73を備えた連
通路85aにより連通すると共に、前記側面に形成され
た第2の連通口83と、下端に形成されたドレン排出口
56とを、前記第1の連通路85aに設けられた絞り部
73の断面積よりも大きな断面積を持つ絞り部53を備
えた第2の連通路85bにより連通する。
【0079】以上のように構成された連結具80a’に
より、例えば従来技術として示した図13に示す回路構
成とする場合には、図11中、上端に形成された突出部
81をエルボ71に形成された取付孔72に取り付け
て、第1の連通口82を介してアフタクーラ20の出口
22からのドレンを導入すると共に、連結具80a’の
側面に形成された第2の連通口83にドレンセパレータ
30に連結されたドレン回路50の他端52を連結す
る。
【0080】また、連結具80a’の下端に形成された
ドレン排出口56は、消音器54を取り付け、又は消音
器54を取り付けることなく使用可能である点は、前述
の各実施形態の場合と同様である。
【0081】このように、図10及び図11に示す連結
具80a’により回路構成する場合には、各回路の連結
部分を成す連結具80a’が一体的に形成されているた
めに、従来技術として説明したように、それぞれ独立し
た部材である絞りや、この絞りを配回路中に取り付ける
ためのニップル、ソケット、その他の金属器具を組み合
わせて取り付ける必要がなくなり、ドレンやドレンの加
熱媒体として導入されたアフタクーラ通過前の圧縮気体
が金属器具内を通過する距離が減少する。
【0082】また、連結具80a’の表面積のみを比べ
た場合、従来の回路構造に比較して大きくなる場合もあ
るが、図示の連結具80a’にあっては体積に対する表
面積が小さくなることから、放熱し難く、内部を通過す
るドレンや加温媒体が冷却され難いものとなる。
【0083】さらに、従来技術おいて説明した各種器具
の機能が一つにまとめられた連結具を設けることによ
り、配管が容易でメンテナンス性等に優れたものとな
る。
【0084】なお、上述した例においては連結具80
a’の突出部81をアフタクーラ20の出口22に設け
られたエルボ71に設けられた取付孔内に挿入して取り
付けるものとして説明したが、例えばドレンセパレータ
30のドレン捕集部33に取付孔を設け、この取付孔を
介してドレン捕集部33に連結具80a’を取り付けて
使用しても良い。
【0085】なお、前述の連結具80a’を例えば図1
2に示すようにドレン回路50とバイパス回路60を備
えるが、分岐回路70を備えないて回路構成において使
用する場合には、上端の第1の連通口82をドレンセパ
レータ30のドレン捕集部33に連結し、バイパス回路
60の他端を連結具80の側面に形成された第2の連通
口83に連結する構成としても良く、また、これとは逆
に第1の連通口82にバイパス回路60を連結し、第2
の連通口83にドレン回路50を連結する構成としても
良い。
【0086】このような回路構成とした場合、加熱媒体
によりドレンが積極的に加熱されることによる凍結防止
という効果を得ることはできないが、各回路を一体的に
形成された連結具80a’で連結することにより、ドレ
ンが通過する回路中の金属部分を短くし、また、体積に
対する表面積の比を減少して該部におけるドレンの冷却
を好適に防止することができる。
【0087】〔混合器の構成例2(カバー)〕以上説明
した実施形態にあっては、混合器80を各回路を連結す
る連結具80a,80a’として構成した例について説
明しているが、本発明における混合器80は、ドレンセ
パレータからのドレン、ドレンセパレータの上流におい
て捕集されたアフタクーラ20の出口22からのドレ
ン、及び、アフタクーラ20の一次側における圧縮気体
のいずれか2以上を導入し、内部において合流・混合し
て排出し得るものであれば、前述の連結具80a,80
a’の形態に限定されず、その他の各種の形態をとるこ
とができる。
【0088】例えば図13に示す実施形態にあっては、
ドレンセパレータ30からのドレンを導入し、消音後に
排出する消音器54aと、アフタクーラ20の一次側の
圧縮気体を導入し、消音して排出する消音器54cとを
それぞれ設け、両消音器54a,54cを包囲するカバ
ー80bをこの混合器80として設け、消音器54aを
介して排出されたドレンセパレータ30からのドレン
と、消音器54cを介して排出されたアフタクーラ20
の一次側の圧縮気体とをこのカバー80b内で合流し、
圧縮気体と合流されたドレンをカバー80bに設けられ
た排出口89を介して排出可能としている。
【0089】本実施形態において、このカバー80bは
好ましくは例えばゴム等の熱伝導性の低い材質により形
成され、図13に示す実施形態にあっては、一端を被蓋
された円筒状を成し、他端の開口を内部で圧縮気体と合
流されたドレンの排出口89としている。
【0090】なお、カバー80bの形状は図示の例に限
定されず、消音器54a,54cを包囲することができ
ると共に消音器54a,54bを介して内部に排出さ
れ、混合されたドレンと圧縮気体とを排出する排出口8
9とを備えるものであれば如何なる形状としても良く、
例えば排出口89をより小径に絞った形状と成し、ま
た、排出口89の開口方向を図示の下方に代えて、例え
ば水平方向等としても良い。
【0091】このように、カバー80bにおいて包囲さ
れた消音器54a,54cを介してドレンセパレータ3
0からのドレンと、アフタクーラ20の一次側における
圧縮気体とを導入すると、ドレンはアフタクーラ20を
通過する前の暖かい圧縮気体により加熱される。
【0092】アフタクーラ20の一次側より加熱媒体と
して導入された暖かい気体は、熱伝導性の低いカバー8
0b内において排出されるため、このカバー80b内に
おいて前述のようのにドレンを暖めるのみでなく、消音
器54a,54bをも暖めることとなる。
【0093】このように、消音器54a,54cが好適
に加熱される結果、ドレンの排出を消音器54aを介し
て行ってもドレンが消音器内において凍結することを防
止することができ、このように構成したドレン排出部構
造にあっては、ドレンの排出に伴う排気音をも低減させ
ることができる。
【0094】なお図13に示す構成にあっては、消音器
としてドレンセパレータ30からのドレンを導入する消
音器54aと、アフタクーラ20の一次側からの圧縮気
体を導入する消音器54cとを設け、この2つの消音器
54a,54cをカバー80bにて包囲する構成とした
が、この構成に加え、さらにドレンセパレータ30の上
流において捕集されたアフタクーラ20の出口22から
のドレンを導入する消音器54bを更に設け、この消音
器54bをカバー80b内に配置する構成としても良く
〔図14(A)参照〕、また、ドレン回路50に分岐回
路70を合流し、又は分岐回路70にドレン回路50を
合流させて、ドレンセパレータ30からのドレンと、ド
レンセパレータ30の上流において捕集されたアフタク
ーラ20の出口からのドレンとを、カバー80b内に配
置された同一の消音器54a(又は54b)内に導入す
る構成としても良く〔図14(B)参照〕、さらに、バ
イパス回路60に分岐回路70を合流させ、又は分岐回
路70にバイパス回路60を合流させて、ドレンセパレ
ータ30の上流において捕集されたドレンと、アフタク
ーラ20の一次側における圧縮気体とを同一の消音器5
4c(又は54b)に導入する構成としても良い。
【0095】このように、複数の回路を連通した後、消
音器54a〜54c内に導入する場合には、各回路間の
連結部分には、前述した実施形態における例えば図11
に示す連結具80a’を使用して連結しても良く、この
場合には、消音器54a〜54cと共に連結具84a’
についてもカバー80b内に配置する構成としても良
い。
【0096】なお、以上に示す構成例においては、アフ
タクーラドレンの排出部が、ドレンにアフタクーラ20
の一次側からの圧縮気体を合流するものである点を必須
の構成として説明したが、例えば、図15(A)に示す
ように、ドレンセパレータ30からのドレンと、ドレン
セパレータ30の上流において捕集されたアフタクーラ
20の出口22からのドレンとをカバー80b’内で合
流する構成としても良く、この場合には、ドレンセパレ
ータ30からのドレンを導入する消音器54aと、ドレ
ンセパレータ30の上流において捕集されたアフタクー
ラ20の出口22からのドレンを導入する消音器54b
を設け、これらの消音器54a,54bをカバー80
b’にて包囲する構成としても良い。
【0097】また、この構成の排出部構造において、前
述のアフタクーラの一次側からの圧縮気体を導入するバ
イパス回路60を設け、このバイパス回路60を消音器
54a,54bの上流において前述のドレン回路50又
は分岐回路70のいずれかに連通し、ドレンと合流させ
て消音器54a,54bに導入する構成としても良い。
【0098】この場合、前述の各回路間の連結は、例え
ば図11に示す連結具80a’により行うよう構成して
も良く、また、このように連結具80b’により各回路
間を連結した場合には、この連結具80b’をカバー8
0b’内に配置する構成としても良い。
【0099】〔その他〕以上のように構成された混合器
80(連結具80a,80a’;カバー80b,80
b’)は、好ましくはこれを断熱材により包囲してより
放熱し難いものとすることが好ましく、又は、断熱材に
よる包囲に代え、又は放熱材による包囲と共に混合器8
0自体を熱伝導率の低い材質により形成することによ
り、放熱し難い構成としても良い。このように構成する
ことにより、混合器80内に導入されるドレンや加熱媒
体が冷却されることを効果的に防止でき、ドレンの凍結
による目詰まり等を効果的に防止することができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成によれば、ド
レンセパレータからのドレンとアフタクーラの一次側に
おける暖かい圧縮気体とを内部に導入し、混合して排出
する混合器を設けたことにより、排出されるドレンが好
適に加熱されて凍結することが防止され、ドレン排出部
における目詰まり等に基づく弊害が防止される。
【0101】また、前述の混合器、又はドレンセパレー
タからのドレンと、ドレンセパレータの上流において捕
集されたアフタクーラ20の出口22からのドレンとを
導入し、混合して排出する混合器を、絞りや管継手の機
能を併せ持つ単一の連結具とする場合には、ニップルや
ソケット、ブッシング等の金属製器具を複数組み合わせ
て接続していた従来のアフタクーラドレンの排出部に比
べてドレンが冷却され難いものとなった。
【0102】その結果、ドレンが凍結してドレン排出口
が塞がれることがなく、消費側に供給される圧縮気体中
にドレンが混入することを防止することができた。
【0103】また、加熱媒体を導入するバイパス回路
を、ニップルやソケット等の器具を複数組み合わせてド
レン回路等と接続する場合には、加熱媒体がこれらの器
具内を通過する際に冷却されてドレンを加熱する効果が
低減するものとなるが、前述のように一体的に形成され
た連結具においてこのバイパス回路についても他の回路
と合流するものとしたため、このような熱損失を減少さ
せることができた。
【0104】さらに、前述のように、ドレンの冷却を防
止することができたことから、ドレン排出口に消音器を
連結した場合であつてもドレンの凍結が発生することを
防止でき、消音器の取り付けが可能となった。そのた
め、アフタクーラドレンの排出に伴う騒音の発生を減少
させることができた。
【0105】また前述の混合器を、前記各部からのドレ
ンや圧縮気体を導入する消音器を包囲するカバーとした
場合には、該カバーにより包囲されたことにより消音器
が冷却されることが防止され、同様にドレンの凍結によ
る目詰まりを防止することができる。
【0106】なお、前述した混合器を断熱材で包囲し、
及び/又は混合器自体を熱伝導率の低い材質で製造して
なる場合には、前述した混合器の構成との層状効果によ
り、より一層効果的にドレンの冷却を防止することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアフタクーラドレン排出部の概略配回
路図。
【図2】図1のアフタクーラドレン排出部の配管状態を
示す正面図。
【図3】図2の右側面図。
【図4】図2に使用する連結具の正面図。
【図5】図4の概略断面図。
【図6】本発明の別のアフタクーラドレン排出部の概略
配回路図。
【図7】連結具をドレンセパレータに取り付けた場合の
概略回路図であり、(A)は第2連通口に分岐回路を、
(B)は第2連通口にバイパス回路を連通した例。
【図8】連結具をアフタクーラの一次側に取り付けた場
合の概略回路図であり、(A)は第2連通口に分岐回路
を、(B)は第2連通口にドレン回路を連通した例。
【図9】第2連通口と第3連通口とを同一高さ位置にお
いて合流させた連結具を使用した概略回路図。
【図10】本発明の別の連結具の正面図。
【図11】図10の概略断面図。
【図12】図10の連結具をドレンセパレータに取り付
けた場合の概略回路図。
【図13】混合器としてカバーを使用した場合の概略回
路図。
【図14】混合器としてカバーを使用した場合の別の概
略回路図であり、(A)はドレン回路、分岐回路、バイ
パス回路にそれぞれ設けた消音器を包囲するカバーを設
けた例、(B)はバイパス回路に設けられた消音器と、
ドレン回路と分岐回路に共通の消音器とを包囲するカバ
ーを設けた例、(C)はドレン回路に設けられた消音器
と、分岐回路とバイパス回路に共通の消音器とを包囲す
るカバーを設けた例。
【図15】混合器としてカバーを使用した場合の別の概
略回路図であり、(A)はドレン回路と分岐回路それぞ
れに設けられた消音器を包囲するカバーを設けた例、
(B)は、ドレン回路とバイパス回路に共通の消音器
と、分岐回路に設けられた消音器とを包囲するカバーを
設けた例。
【図16】従来の圧縮機の全体構成を示す概略配回路
図。
【図17】従来のアフタクーラドレン排出部の排気回路
状態を示す正面図。
【図18】図12の右側面図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 圧縮機本体 3 セパレータレシーバタンク 4 防音箱 10 オイルセパレータ 12 出口(オイルセパレータの) 20 アフタクーラ 21 入口(アフタクーラの) 22 出口(アフタクーラの) 30 ドレンセパレータ 31 入口(ドレンセパレータの) 32 出口(ドレンセパレータの) 33 室(ドレン捕集部) 40 サービスバルブ 50 ドレン回路 51 一端(ドレン回路の) 52 他端(ドレン回路の) 53 絞り部(絞り) 54(54a,54b,54c) 消音器 56 ドレン排出口 60 バイパス回路 61 一端(バイパス回路の) 62 他端(バイパス回路の) 63,63’ 絞り 70 分岐回路 71 エルボ 72 取付孔 73 絞り部(絞り) 80 混合器 80a,80a’ 連結具(マニホールド) 80b,80b’ カバー 81 突出部 82 第1の連通口 83 第2の連通口 84 第3の連通口 85 連通路 85a 第1の連通路 85b 第2の連通路 85c 第3の連通路 89 排出口(カバーの) 90 回路(オイルセパレータ−アフタクーラ間の) 92 回路(アフタクーラ−ドレンセパレータ間の) 110 ニップル(絞り付き) 111 ソケット 112 ニップル 113 ブッシング(絞り付き) 114 ソケット 115 連結孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機本体から吐出された圧縮気体を導入
    し、該導入された圧縮気体を冷却して圧縮気体中の水蒸
    気を凝縮させてドレンを発生させるアフタクーラと、前
    記アフタクーラの出口に連通し、前記アフタクーラで発
    生したドレンを分離し、捕集するドレンセパレータを備
    え、前記ドレンセパレータによりドレンが分離された圧
    縮気体を消費側に供給すると共に、前記ドレンセパレー
    タにより圧縮気体から分離され、前記ドレンセパレータ
    のドレン捕集部に捕集されたドレンを圧縮気体の一部と
    共に排出する圧縮機において、 前記ドレンセパレータのドレン捕集部からのドレンと、
    前記アフタクーラの一次側の圧縮流体とを内部に導入
    し、前記導入された前記ドレンと前記圧縮流体とを内部
    において合流した後、排出する混合器を備えたことを特
    徴とする圧縮機におけるアフタクーラドレンの排出部構
    造。
  2. 【請求項2】前記混合器が、更に前記ドレンセパレータ
    の上流において捕集された前記アフタクーラの出口から
    のドレンを内部に導入し、このドレンを前記ドレンセパ
    レータのドレン捕集部からのドレンと、前記アフタクー
    ラの一次側の圧縮気体とに合流した後、外部に排出する
    請求項1記載の圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構
    造。
  3. 【請求項3】前記混合器が、前記ドレンセパレータの前
    記ドレン捕集部に連通する連通口と、前記アフタクーラ
    の一次側に連通する連通口と、前記各連通口を介して導
    入された流体を排出するドレン排出口と、前記各連通口
    間を連通すると共にいずれか一方の前記連通口を前記ド
    レン排出口と連通する連通路を備え、単一の部材として
    形成された連結具であることを特徴とする請求項1記載
    の圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造。
  4. 【請求項4】前記混合器が、前記ドレンセパレータの前
    記ドレン捕集部に連通する連通口と、前記アフタクーラ
    の一次側に連通する連通口と、前記ドレンセパレータの
    上流において前記アフタクーラの出口に連通する連通口
    と、前記各連通口を介して導入された流体を排出するド
    レン排出口と、前記各連通口間を連通すると共にいずれ
    か一の前記連通口を前記ドレン排出口と連通する連通路
    を備え、単一の部材として形成された連結具であること
    を特徴とする請求項2記載の圧縮機のアフタクーラドレ
    ンの排出部構造。
  5. 【請求項5】前記ドレンセパレータのドレン捕集部から
    のドレンを導入すると共に消音して排出する消音器と、
    前記アフタクーラの一次側の圧縮気体を導入すると共に
    消音して排出する消音器をそれぞれ設けて成り、 前記混合器を、前記消音器のいずれをも包囲するカバー
    として形成したことを特徴とする請求項1記載の圧縮機
    のアフタクーラドレンの排出部構造。
  6. 【請求項6】前記カバーが、更に前記ドレンセパレータ
    の上流において捕集された前記アフタクーラの出口から
    のドレンを内部に導入すると共に消音して排出する消音
    器を包囲することを特徴とする請求項5記載の圧縮機の
    アフタクーラドレンの排出部構造。
  7. 【請求項7】前記ドレンセパレータのドレン捕集部から
    のドレンを導入する前記消音器内に、前記ドレンセパレ
    ータの上流において捕集された前記アフタクーラの出口
    からのドレンを導入して成る請求項5記載の圧縮機のア
    フタクーラドレンの排出部構造。
  8. 【請求項8】前記アフタクーラの一次側の圧縮気体を導
    入する前記消音器内に、前記ドレンセパレータの上流に
    おいて捕集された前記アフタクーラの出口からのドレン
    を導入して成る請求項5記載の圧縮機のアフタクーラド
    レンの排出部構造。
  9. 【請求項9】圧縮機本体から吐出された圧縮気体を導入
    し、該導入された圧縮気体を冷却して圧縮気体中の水蒸
    気を凝縮させてドレンを発生させるアフタクーラと、前
    記アフタクーラの出口に連通し、前記アフタクーラで発
    生したドレンを分離し、捕集するドレンセパレータを備
    え、前記ドレンセパレータによりドレンが分離された圧
    縮気体を消費側に供給すると共に、前記ドレンセパレー
    タにより圧縮気体から分離され、前記ドレンセパレータ
    のドレン捕集部に捕集されたドレンを圧縮気体の一部と
    共に排出する圧縮機において、 前記ドレンセパレータのドレン捕集部からのドレンと、
    前記ドレンセパレータの上流において捕集された前記ア
    フタクーラの出口からのドレンとを内部に導入し、前記
    導入された前記ドレンを内部において合流した後、排出
    する混合器を備え、 前記混合器は、前記ドレンセパレータの前記ドレン捕集
    部に連通する連通口と、前記ドレンセパレータの上流に
    おいて前記アフタクーラの出口に連通する連通口と、前
    記各連通口を介して導入された流体を排出するドレン排
    出口と、前記各連通口間を連通すると共にいずれか一方
    の前記連通口を前記ドレン排出口と連通する連通路を備
    え、単一の部材として形成された連結具であることを特
    徴とする圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造。
  10. 【請求項10】圧縮機本体から吐出された圧縮気体を導
    入し、該導入された圧縮気体を冷却して圧縮気体中の水
    蒸気を凝縮させてドレンを発生させるアフタクーラと、
    前記アフタクーラの出口に連通し、前記アフタクーラで
    発生したドレンを分離し、捕集するドレンセパレータを
    備え、前記ドレンセパレータによりドレンが分離された
    圧縮気体を消費側に供給すると共に、前記ドレンセパレ
    ータにより圧縮気体から分離され、前記ドレンセパレー
    タのドレン捕集部に捕集されたドレンを圧縮気体の一部
    と共に排出する圧縮機において、 前記ドレンセパレータのドレン捕集部からのドレンと、
    前記ドレンセパレータの上流において捕集された前記ア
    フタクーラの出口からのドレンとを内部に導入し、前記
    導入された前記ドレンを内部において合流した後、排出
    する混合器を備え、 前記ドレンセパレータのドレン捕集部からのドレンを導
    入すると共に消音して排出する消音器と、前記ドレンセ
    パレータの上流において捕集された前記アフタクーラの
    出口からのドレンを導入すると共に消音して排出する消
    音器をそれぞれ設けると共に、前記消音器のいずれをも
    包囲すると共に、各消音器より排出されたドレンを合流
    して排出するカバーを前記混合器として設けたことを特
    徴とする圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造。
  11. 【請求項11】前記ドレンセパレータのドレン捕集部か
    らのドレンを導入する消音器内に、前記アフタクーラの
    一次側からの圧縮気体を導入して成る請求項10記載の
    圧縮機のアフタクーラドレンの排出部構造。
  12. 【請求項12】前記混合器を断熱材にて包囲した請求項
    1〜11いずれか1項記載の圧縮機のアフタクーラドレ
    ンの排出部構造。
  13. 【請求項13】前記混合器を熱伝導率の低い材質により
    形成したる請求項1〜12いずれか1項記載の圧縮機の
    アフタクーラドレンの排出部構造。
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