JP2003322130A - 締結部品 - Google Patents

締結部品

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JP2003322130A
JP2003322130A JP2002132699A JP2002132699A JP2003322130A JP 2003322130 A JP2003322130 A JP 2003322130A JP 2002132699 A JP2002132699 A JP 2002132699A JP 2002132699 A JP2002132699 A JP 2002132699A JP 2003322130 A JP2003322130 A JP 2003322130A
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JP
Japan
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nut
clip body
clip
hole
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002132699A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Mizuno
博道 水野
Tatsuhiko Hoshino
竜彦 星野
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Aoyama Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に取り外して再利用することができ、且
つ使用部位が制限されることのない締結部品を提供す
る。 【解決手段】 中心に穴部11を有するフランジ部3の
下方に設けられた内形多角形で筒状のクリップ本体4内
に、外形多角形のナット2が内挿された締結部品であっ
て、クリップ本体4の側面の外側には上向きに被締付け
部材21の係止爪13を設け、クリップ本体4の側面の
内側には下向きにナット2の脱落防止部を設けたうえ
に、ナット2には前記穴部11に嵌入される短筒部7を
設けて、この短筒部7を上側としてナット2をクリップ
本体内4に内挿する。取付部品22の下穴に挿入したボ
ルト23の軸部24のねじをフランジ部3の穴部11を
介してナット2の雌ねじ5に螺合させて被締付け部材2
1に取付部品22を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品等を自動車の
ボディ鋼板等の被締付け部材に取付けるための締結部品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品等を自動車のボディ鋼板等の被締付
け部材に取付けるための締結部品として、グロメット、
ばねクリップナット、かしめナットなどが用いられてい
る。グロメットは、側面に上向きの係止爪を有するグロ
メット本体と、鍔状の頭部とからなるものであって、係
止爪と頭部との間に被締付け部材を挿入したうえに、取
付部品の下穴に挿入されたタッピンねじをグロメット本
体内に螺入することによって、グロメット本体の膨張に
より係止爪が外側に押圧されて、取付部品を被締付け部
材に取付けることができるが、一旦使用後はグロメット
本体内に雌ねじが形成されてしまい締め付け力が弱くな
るために再利用が不可能なものである。ばねクリップナ
ットは、被締付け部材の端部にU字形のばねクリップナ
ットを装着して雌ねじを設け、ボルトとセットで用いる
ことにより取付部品を被締付け部材に取付けることがで
きるが、このクリップナットは被締付け部材の端部にし
か使用することができず、使用部位が制限されて広範に
用いることができない。また、かしめナットは、軸部に
雌ねじと、軸部の上端にフランジ状の頭部を有するもの
であって、被締付け部材の下穴にかしめナットの軸部を
挿入して頭部座面を当接したうえ、下穴から突出した部
位の軸部をかしめて膨張させることによってかしめナッ
トを被締付け部材に取付けることができるが、上記した
グロメットやばねクリップナットと比較して取り付けが
煩雑であるうえ、取り付け後はこのかしめナットは塑性
変形されているので容易に取り外すことはできないとい
う欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、容易に取り外して再利用することが
でき、且つ使用部位が制限されることのない締結部品を
提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の締結部品は、中心に穴部を有する
フランジ部の下方に設けられた内形多角形で筒状のクリ
ップ本体内に、外形多角形のナットが内挿された締結部
品であって、クリップ本体の側面の外側には上向きに被
締付け部材の係止爪を設け、クリップ本体の側面の内側
下部にはナットの脱落防止部を設けたうえに、ナットに
は前記穴部に嵌入される短筒部を設けて、この短筒部を
上側としてナットがクリップ本体内に脱落することなく
内挿されていることを特徴とするものである。なお、ナ
ットの脱落防止部を、クリップ本体の側面の内側下部に
下向きに設けられた係止爪とすることができる。
【0005】本発明の締結部品は、クリップ本体の側面
の外側に設けた上向きの係止爪とフランジ部との間に被
締付け部材を挿着したうえ、取付部品の下穴に挿入した
ボルトのねじ部をクリップ本体に内挿されているナット
の雌ねじと螺合させて締め付けることにより、ナットが
上昇してフランジ部に設けた穴部にナットの短筒部が嵌
め込まれて取付部品を被締付け部材に強固に取付けるこ
とができる。外形多角形のナットが内形多角形であるク
リップ本体に内挿されているので、ナットにボルトが螺
合された時にナットがボルトとともに共廻りすることが
ない。また、クリップ本体の側面の内側下部にはナット
の脱落防止部を設けてあるので、内挿されたナットが抜
け落ちることがない。なお、ナットとクリップ内形とは
必ずしも断面形状が一致するものである必要はなく、ナ
ットはクリップ内で空回りすることのない後述するよう
な形状であればよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
好ましい実施形態を示す。本発明の締結部品は、図1に
示す樹脂製のクリップ1に図2に示す金属製のナット2
が内挿されたものである。この実施形態においては、ク
リップ1は円形のフランジ部3の下方に、外形及び内形
とも多角形で、ここでは断面略正方形で筒状のクリップ
本体4が形成されており、ナット2は雌ねじ5を有し、
クリップ本体4の断面と略同一形状断面を有しクリップ
本体4内に嵌め込むことのできる大きさのナット本体6
と円形の短筒部7とからなる。なお、内挿されたナット
2の空回りを防止するために、クリップ本体4の内形は
3角形や4角形、6角形などの多角形とする必要がある
が、クリップ本体4の外形は円形であってもフランジ部
3で回り止めが可能であればよく、例えばフランジ部3
を多角形として被締付け部材に設けたフランジ部3受け
を有する段付きの嵌着孔に、フランジ部3を嵌着するこ
とによりクリップ1自体の空回りを防ぐことができる。
従って、クリップ本体4の外形を多角形とするか、フラ
ンジ部3により回り止めが可能であればよく、この限り
においてクリップ本体4の外形とフランジ部3の形状は
特に制限されるものではない。また、ナット本体6の外
形状は、クリップ本体4内で空回りすることのない適宜
の多角形のものとすることができる(図11参照)。
【0007】図3〜7は本発明の締結部品の詳細を示す
図であって、クリップ1のフランジ部3には、ナット2
の短筒部7が嵌入できる内径の穴部11が設けられてお
り、クリップ本体4の側面12の外側で対向する二側面
には上向きに一対の被締付け部材の係止爪13が設けら
れている。この係止爪13には、図中上方から下方に向
かって外側(クリップ本体4の軸とは反対側)に傾斜す
るように形成された傾斜面14が形成されており、傾斜
面14の下端部には傾斜面14の下側縁よりさらに外側
に突出した段部15が設けられている。傾斜面14の角
度及び形状は特に限定されるものではない。なお、これ
らの係止爪13のフランジ3側縁及び左右側縁には、係
止爪13の弾性を確保するための空隙16が形成されて
いる。
【0008】クリップ本体4の側面12の内側には、下
端から切込み17が形成されて下向きのナットの係止爪
18が設けられており、短筒部7を上側として挿入され
たナット2の抜け落ちるのを防止している。係止爪18
はナット2の抜け止め機能を有するものであれば突起な
ど適宜の形状のものとすることができる。クリップ本体
4内にナット2を嵌め込んだ時には、図6、7に示すよ
うにナット2はクリップ本体4の下部に嵌着された状態
であって、輸送中などにナット2がクリップ本体4内を
上部側にずれて移動することはない。例えばナット本体
4内壁にリブを形成することによってナット2のクリッ
プ本体4内の移動を制止することができる。
【0009】被締付け部材に取付部品を取り付けるに当
たっては、図8に示すように先ず被締付け部材21の下
穴26にクリップ本体4を挿し込んで係止爪13の傾斜
面14により被締付け部材21をフランジ部3側に押圧
して、フランジ部3の座面27と係止爪13の傾斜面1
4とにより被締付け部材21を挟み付けて挟持する。次
いで、図9に示すように、取付部品22の下穴28に挿
入したボルト23の軸部24に形成されたねじをクリッ
プ1のフランジ部3の穴部11を介してナット2の雌ね
じ5に螺合させてボルト23をトルク回転することによ
り、ナット2は移動することなくボルト23がナット2
に螺入されて、やがてボルト23頭部が取付部品22の
上面29に着座する。さらにボルト23を回転すること
により、ナット2はクリップ本体4内下部から上部に移
行して遂にはフランジ部3の穴部11に短筒部7が嵌入
される。最終的には、図10に示すように取付部品22
はボルト23の頭部25座面とフランジ部3上面とに挟
み付けられるとともに、ナット2の短筒部7の端面が取
付部品22に当接して締め付けるので、被締付け部材2
1に取付部品22を強固に取付けることができる。
【0010】ナット2の短筒部7の長さ(軸方向寸法)
は、クリップ1のフランジ部3に設けられた穴部11に
ちょうど嵌まり込むようになっている。即ち、穴部11
の軸方向寸法と短筒部7の軸方向寸法とが略同一となっ
ていて、それによって穴部11に嵌合した短筒部7の端
面が取付部品22に当接することができる。従って、取
付部品22が鉄鋼など金属製である場合には、ナット2
を金属製としたことにより、ナット2と取付部品22と
がメタルタッチするためにボルト1が弛み難いという効
果を発揮する。なお、被締付け部材21から取付部品2
2を取り外す場合には、ボルト23を逆回転させた後、
ナット2を下方に移動させることによって係止爪13が
可撓性を持った状態となるので、係止爪13を撓ませ
て、被締付け部材21から取付部品22を取り外すこと
ができる。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の締結部
品は、クリップ本体の側面の外側に設けた上向きの係止
爪とフランジ部との間に被締付け部材を挿着したうえ、
取付部品の下穴に挿入したボルトの軸部に形成されたね
じをクリップ本体に内挿されているナットの雌ねじと螺
合させて締め付けることにより、ナットが上昇してフラ
ンジ部に設けた穴部にナットの短筒部が嵌め込まれて取
付部品を被締付け部材に強固に取付けることができる。
外形多角形のナットが内形多角形であるクリップ本体に
内挿されているので、ナットにボルトが螺合された時に
ナットがボルトとともに共廻りすることがない。また、
クリップ本体の側面の内側下部には係止爪などのナット
の脱落防止部を設けてあるので、内挿されたナットが抜
け落ちることがない。締め付け後はナットと取付部品と
がメタルタッチするためボルトが弛み難い。また、締付
け後はナットの存在により上向きの係止爪が内側へ変形
し難いので、クリップが被締め付け部材から外れること
がない。さらに、本発明の締結部品は、挿着用の穴を設
けることができれば使用部位を自由に選択できる。グロ
メットと異なり再利用が可能であるなどの多くの利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクリップの斜視図である。
【図2】 本発明のナットの斜視図である。
【図3】 本発明の締結部品の平面図である。
【図4】 本発明の締結部品の正面図である。
【図5】 本発明の締結部品の底面図である。
【図6】 図3におけるA−A部断面図である。
【図7】 図3におけるB−B部断面図である。
【図8】 被締付け部材に本発明の締結部品を挿着した
断面図である。
【図9】 ボルトの回転によるナットの上昇を説明する
断面図である。
【図10】 本発明の締結部品により被締付け部材に取
付部品を取り付けた状態を示す断面図である。
【図11】 ナット本体の平面図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ナット 3 フランジ部 4 クリップ本体 5 雌ねじ 6 ナット本体 7 短筒部 11 穴部 13 係止爪 18 係止爪 21 被締付け部材 22 取付部品 23 ボルト 24 軸部
フロントページの続き Fターム(参考) 3J036 AA03 BA01 CA04 CA06 CA08 DA06 DB05 FA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に穴部を有するフランジ部の下方に
    設けられた内形多角形で筒状のクリップ本体内に、外形
    多角形のナットが内挿された締結部品であって、クリッ
    プ本体の側面の外側には上向きに被締付け部材の係止爪
    を設け、クリップ本体の側面の内側下部にはナットの脱
    落防止部を設けたうえに、ナットには前記穴部に嵌入さ
    れる短筒部を設けて、この短筒部を上側としてナットが
    クリップ本体内に脱落することなく内挿されていること
    を特徴とする締結部品。
  2. 【請求項2】 ナットの脱落防止部が、クリップ本体の
    側面の内側下部に下向きに設けられた係止爪である請求
    項1記載の締結部品。
JP2002132699A 2002-05-08 2002-05-08 締結部品 Pending JP2003322130A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2002132699A JP2003322130A (ja) 2002-05-08 2002-05-08 締結部品

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JP2002132699A JP2003322130A (ja) 2002-05-08 2002-05-08 締結部品

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ID=29544600

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019532230A (ja) * 2016-08-25 2019-11-07 アプリックスAplix 締結具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019532230A (ja) * 2016-08-25 2019-11-07 アプリックスAplix 締結具
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