JP2003322091A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JP2003322091A
JP2003322091A JP2002126303A JP2002126303A JP2003322091A JP 2003322091 A JP2003322091 A JP 2003322091A JP 2002126303 A JP2002126303 A JP 2002126303A JP 2002126303 A JP2002126303 A JP 2002126303A JP 2003322091 A JP2003322091 A JP 2003322091A
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discharge
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Koshin Matsumoto
康臣 松本
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リリーフ弁と吐出弁のレイアウト形状の自由
度を増やし、部品点数削減によるコスト低減、組立作業
性向上、組立信頼性向上、バルブ強度アップを図ること
ができるスクロール型圧縮機を提供すること。 【解決手段】 スクロール型圧縮機50において、固定
スクロール部材10に複数のリリーフ孔4a,5aを設
け、前記複数のリリーフ孔4a,5aの内の少なくとも
2つ同士を当該固定スクロール部材10の他端面に設置
した連通溝4b,5bでつなぎ、その上に弁板2を設置
することにより、前記吐出室とは隔離された連通経路を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型圧縮
機に関し、詳しくは、空調装置等に用いられる用スクロ
ール型圧縮機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、図4に示すようなスクロール型圧
縮機が用いられている。図4は、従来のスクロール型圧
縮機を示す断面図である。図4を参照すると、従来技術
によるスクロール型圧縮機100は、ケーシング51
と、ケーシング51の一端開口部を覆うように設けら
れ、外方に円筒状に突出した突出部52aを備えたフロ
ントハウジング52とを備えている。また、ケーシング
51とフロントハウジング52とによって規定される空
間内には、メインハウジング56が設けられている。メ
インハウジング56と、ケーシング51との空間内に
は、圧縮機構として、一端(正面)側に渦巻要素を備え
た固定スクロール部材101と、この渦巻要素にかみ合
わさる渦巻要素を一端(正面)側に備えた可動スクロー
ル部材54とを備えている。可動スクロール部材54の
他端(背面)側には円筒状に突出したボス部54aが設
けられている。 【0003】このボス部54a内には、中心軸方向に貫
通した偏心孔57aを備えた偏心ブッシュ57が収容さ
れ、ベアリング57bを介してボス部54aの内壁に支
持されている。 【0004】フロントハウジング52、メインハウジン
グ56、及び可動スクロール部材54のボス部54aま
で延在してシャフト60が設けられている。シャフト6
0は一端側をラジアルベアリング71aを介して突出部
52aの内周面に回転可能に支持されており、他端側に
は、中心部よりも径の大きな大径部61と、この大径部
61の一端面の偏心位置に、この大径部の一端面から可
動スクロール部材54に向かって突出するクランクピン
59とを備えている。クランクピン59は、偏心ブッシ
ュ57の偏心孔57aに挿入され、その先端部には、抜
け止めのためのフランジ状の抜け止め部材が設けられて
いる。尚,クランクピン59を軸方向に貫通して大径部
61の一端寄りの内部に至るとともに、この終点から大
径部61の外周面まで径方向に貫通して、潤滑油通路6
2が設けられている。 【0005】フロントハウジング52の突出部52aの
周囲には、外部駆動源からのトルクをシャフト60へ伝
達・遮断を行う電磁クラッチ70が設けられている。電
磁クラッチ70は、突出部52aの周囲にベアリング7
1bを介して向けられたロータ72と、ロータ72内に
収容された電磁石装置73と、ロータ72の一端面に対
向して配置されたアーマチュア74と、シャフト60の
一端に設けられたアーマチュアボス76と、アーマチュ
アボス76とアーマチュア74とを接続する板バネ75
とを備えている。 【0006】板バネの一端はリベット74a等によっ
て、アーマチュア74に固定され、また、他端はリベッ
ト76a等によってアーマチュアボス76に固定され、
アーマチュア74を軸方向に付勢する機能を備えてい
る。また、アーマチュアボス76は、シャフト60の先
端にナット77によって固定されている。 【0007】可動スクロール部材54の背面のボス部5
4aの周囲には、可動スクロール部材54の自転を防止
するためのオルダムリング55が配置され、メインハウ
ジング56の一端に支持されている。可動スクロール部
材54及び固定スクロール部材101の対向面には、渦
巻体(渦巻要素)が夫々設けられており互いにかみ合う
構成を備えている。 【0008】固定スクロール部材101の他端面(裏
面)側には、吐出室53が設けられている。フロントハ
ウジング52には、吸入ポート85が設けられ、更に,
メインハウジングに設けられた吸入通路78a,78b
に連絡する吸入通路85aが設けられている。吸入ポー
ト85から吸入された冷媒は、吸入通路85a,78
b,78aを介して圧縮機構である固定スクロール部材
101と、可動スクロール部材54とによって形成され
る圧縮空間に流入し、固定スクロール部材101の渦巻
体に対する可動スクロール部材54の渦巻体の自転を阻
止された旋回運動によって、吸入された冷媒が圧縮され
て、固定スクロール部材101の略中心部に設けられた
吐出孔3から吐出室53に吐出される。 【0009】一方、吐出室53は、ケーシング51内と
メインハウジング56との間に形成された吐出通路86
a,86bと連絡しており、圧縮機構の固定スクロール
部材101の吐出孔3から、吐出弁(ディスチャージバ
ルブ)106を介して吐出室86aに吐出された圧縮さ
れた冷媒は、吐出通路53,86bを介して、吐出ポー
ト86cから、図示しない冷凍回路へと送出される。 【0010】図5は図4の固定スクロール部材101の
裏面側から眺めた図である。図6は図5の固定スクロー
ル部材に設けられる弁機構を主に示す図である。 【0011】図5に示すように、固定スクロール部材1
01には、ケーシング51内のメインハウジング56の
一端に固定するために、周縁部に固定孔11が複数設け
られている。中央に、圧縮された冷媒を吐出するための
吐出孔3が設けられている。 【0012】更に、吐出孔3の周囲には、流体の吐出圧
を調整するための、流体の圧縮経路に貫通したリリーフ
孔(又はバイパス孔)104,105が設けられてお
り、中心に対して外側の一対のリリーフ孔104を外側
リリーフ孔と呼び、これよりも内側の一対のリリーフ孔
105を内側リリーフ孔と呼ぶ。尚、符号107は、弁
機構を固定するためのネジ孔である。 【0013】図6に示すように、固定スクロール部材1
01の背面には、外側リリーフ孔及び内側リリーフ孔を
開放・閉塞するV字状のリリーフ弁108が設けられ、
このリリーフ弁108は、ボルト87等の固着部材によ
ってリリーフ孔104,105を開閉可能に固定されて
いる。また、吐出孔3を開閉可能となるように、吐出弁
106が同様に、ボルト87によって固定されている。 【0014】このように従来技術によるスクロール型圧
縮機においては、リード弁式のオイル圧縮防止用のリリ
ーフ弁(バイパスバルブ)108と吐出弁(ディスチャ
ージバルブ)108を固定スクロール部材101の背面
に有し、例えば、特開平9−21768号公報の図及び
図7に示すように、リリーフ弁108と、吐出弁106
とが固定スクロール部材101の背面に直接取り付けら
れている。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によるスクロール型圧縮機においては、リリーフ孔が
多数あり、また、リリーフ孔位置が機能上移動できない
場合、即ち、固定位置の場合、リリーフ弁と吐出弁はレ
イアウト上、一体化が困難であった。 【0016】この為、スクロール型圧縮機の組み立て作
業性、部品点数の削減の面で障害になっていた。 【0017】そこで、本発明の技術的課題は、リリーフ
弁と吐出弁のレイアウト形状の自由度を増やし、部品点
数削減によるコスト低減、組立作業性向上、組立信頼性
向上、バルブ強度アップを図ることができるスクロール
型圧縮機を提供することにある。 【0018】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、一端側
に互いに噛み合わさる渦巻要素を夫々備えた固定スクロ
ール部材と可動スクロール部材とを備え、前記固定スク
ロール部材に対して前記可動スクロール部材が旋回運動
することによって流体を圧縮して前記固定スクロール部
材の他端側に形成された吐出室に吐出するスクロール型
圧縮機において、前記固定スクロール部材に複数のリリ
ーフ孔を設け、前記複数のリリーフ孔の内の少なくとも
2つ同士を当該固定スクロール部材の他端面に設置した
連通溝でつなぎ、その上に弁板を設置することにより、
前記吐出室とは隔離された連通経路を形成し、前記弁板
上に上記連通経路と前記吐出室とを繋ぐ前記リリーフ孔
を設け、このリリーフ孔をリリーフ弁でシールしたこと
を特徴とするスクロール型圧縮機が得られる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 【0020】図1は本発明の実施の形態によるスクロー
ル型圧縮機の断面図である。図1を参照すると、本発明
の実施の形態によるスクロール型圧縮機50は、ケーシ
ング51と、ケーシング51の一端の開口部を覆うよう
に設けられるとともに外方に円筒状に突出した突出部5
2aを備えたフロントハウジング52とを備えている。
また、ケーシング51とフロントハウジング52とによ
って規定される空間内には、メインハウジング56が設
けられている。メインハウジング56と、ケーシング5
1との空間内には、圧縮機構としての固定スクロール部
材10と、これにかみ合わさる可動スクロール部材54
とを備えている。可動スクロール部材54の一端側には
円筒状に突出したボス部54aが設けられている。 【0021】このボス部54a内には、中心軸方向に貫
通した偏心孔57aを備えた偏心ブッシュ57が収容さ
れ、ベアリング57aを介してボス部54aの内周面に
支持されている。 【0022】フロントハウジング52、メインハウジン
グ56、及び可動スクロール部材54のボス部54aま
で延在してシャフト60が設けられている。シャフト6
0は一端側をラジアルベアリング71aを介して突出部
52aの内壁に回転可能に支持されており、他端側は中
心部よりも径の大きな大径部61と、この大径部61の
他の一端面の偏心位置に、この大径部61の他の一端面
から可動スクロール部材54に向かって突出するクラン
クピン59とを備えている。クランクピン59は、偏心
ブッシュ57の偏心孔57aに挿入され、その先端部に
は、抜け止めのためのフランジ状の抜け止め部材が設け
られている。尚,クランクピン59を軸方向に貫通して
大径部61の一端寄りの内部に至るとともに、この終点
から大径部61の外周面まで径方向に貫通して、潤滑油
通路62が設けられている。 【0023】フロントハウジング52の突出部52aの
周囲には、外部駆動源からのトルクのシャフト60への
伝達・遮断を行う電磁クラッチ70が設けられている。
電磁クラッチ70は、突出部52aの周囲にベアリング
71bを介して向けられたロータ72と、ロータ72内
に収容された電磁石装置73と、ロータ72の一端面に
対向して配置されたアーマチュア74と、シャフト60
の一端に設けられたアーマチュアボス76と、アーマチ
ュアボス76とアーマチュア74とを接続する板バネ7
5とを備えている。 【0024】板バネの一端はリベット74a等によっ
て、アーマチュア74に固定され、また、他端はリベッ
ト76a等によってアーマチュアボス76に固定され、
アーマチュア74をアーマチュアボス76を軸方向に付
勢する機能を備えている。また、アーマチュアボス76
は、シャフト60の先端にナット77によって固定され
ている。 【0025】可動スクロール部材の54の背面のボス部
54aの周囲には、可動スクロール部材54の自転を防
止するためのオルダムリング55が配置され、メインハ
ウジング56の一端に支持されている。可動スクロール
部材54及び固定スクロール部材10の対向面には、渦
巻体が夫々設けられており、互いにかみ合う構成を備え
ている。固定スクロール部材10の裏面側の底板1上に
は、弁板2が設けられている。更に,吐出室53が設け
られている。 【0026】このような構成の本発明の実施の形態によ
るスクロール型圧縮機50においては、外部駆動源から
のトルクは、電磁クラッチ70のロータ72とアーマチ
ュア74との吸引力によってシャフト60に伝達され
る。シャフト60の回転によって、大径部61から突出
したクランクピン59が中心軸回りの円軌道を描く回転
運動を行う。このクランクピン59の旋回運動は、偏心
ブッシュ57を介して、可動スクロール部材54の円軌
道運動を行わせる。但し、この場合,可動スクロール部
材54は、オルダムリングによって、その軸回りの回転
(自転)が防止されている。尚、符号83は給油量制御
の為のピストンバルブ機構である。 【0027】可動スクロール部材54の固定スクロール
部材10に対する旋回運動によって、吸入ポート85か
ら、吸入通路85a,78b,78aを介して固定スク
ロール部材10及び可動スクロール部材54との圧縮機
構に吸入された流体は、固定スクロール部材10と、可
動スクロール部材54との間に流体ポケットを形成し、
圧縮されながら、中心部の吐出孔3側に移動して、吐出
孔3から吐出弁を介して吐出室86aに移動して、吐出
通路53a,86bを介して吐出ポート86cを介し
て、図示しない冷凍回路等に送り出される。尚、符号1
6a,16a,16cはバルブリテーナである。 【0028】図2(a)は図1の固定部材の裏面側から
眺めた図、図2(b)は図2(a)のIIB−IIB線
断面図、図2(c)は図2(a)のIIC−IIC線断
面図である。また、図3(a)は図2(a)の固定スク
ロール部材に弁板2を装着した状態を示す図、図3
(b)は図3(a)のIIIB−IIIB線に沿う断面
図、図3(c)は図3(a)のIIIC−IIIC線に
沿う断面図、図3(d)は図3(a)の弁板2に装着さ
れる弁部材6を示す平面図である。 【0029】図2(a)に示すように、固定スクロール
部材10の周縁部には、ケーシング51内のメインハウ
ジング56の一端に,例えば、ボルト81によって固定
するための固定孔11が複数設けられている。また、中
央部には、圧縮された冷媒を吐出するための吐出孔3が
設けられている。 【0030】更に、吐出孔3の周囲には、冷媒の液化さ
れたもの、又は、潤滑油の圧縮を防止するために、この
液又は潤滑油を圧縮流路からにがすための圧縮経路から
吐出室53に貫通したリリーフ孔4a,5aが設けられ
ており、外側の一対のリリーフ孔4aを外側リリーフ孔
4a,4aと呼び、内側の一対のリリーフ孔を内側リリ
ーフ孔5a,5aと呼ぶ。これらの一対の外側リリーフ
孔4a,4aを結ぶように円弧状で且つ図2(b)に示
すように、断面U字型の溝4bが設けられ、一方、内側
リリーフ孔5a,5bを結ぶように円弧状で且つ図2
(c)に示すように、断面U字型の溝4cが設けられて
いる。 【0031】図3(a)に示すように、固定スクロール
部材10の背面には、弁板2が重ね合わされる。ここ
で、弁板2は、貫通孔3と重ね合わさる貫通孔3が設け
られ、その周囲に貫通孔7a,7bが設けられている。
放射方向の内側の貫通孔7aは、溝4bに連絡し、外側
の貫通孔7bは溝5bに連絡する。 【0032】弁板2はボルト82等の固着部材によっ
て、固定スクロール部材10の裏面側に固定される。 【0033】図3(d)に示すように、熊手状の弁機構
6は、支持部6dと、これから分岐して3方に伸びる弁
体を一体に備え、図3(a)に示すように、貫通孔7
a,7bを開放・閉塞するリリーフ弁(バルブ)6b
と、吐出孔3を開放・閉塞する吐出弁(ディスチャージ
バルブ)6cを夫々構成している。尚、これらのリリー
フ弁6b,吐出弁6cは、相似形状の図1で示されるバ
ルブリテーナ16b,16b,16cに夫々覆われて、
一緒に固定されている。 【0034】このように、本発明の実施の形態において
は、ほぼ同じ容積を持つ約180゜対称位置の圧縮空間
に設置された2つのリリーフ孔4a,4a及び5a,5
aにおいて、固定スクロール部材の底板1の背面でこの
リリーフ孔4a,4a及び5a,5a同士を連通溝4
b,5bで夫々つなぎ、その上に弁板2を設置すること
により、吐出室53とは隔離された連通孔を形成する。 【0035】弁板2には上記の連通孔と吐出室53とを
つなぐリリーフ孔7a,7bを1箇所づつ設け、このリ
リーフ孔7a,7bをリリーフ弁6bでシールしてい
る。 【0036】このようなリリーフ弁6bは、吐出室53
の圧力よりも、圧縮途中の流体の圧力が大きいときに開
放し、圧力が小さき時には閉塞することによって、その
圧縮時の液化された冷媒、もしくは潤滑油や液体を吐出
室53内に逃がし、可動スクロール部材54及び固定ス
クロール部材10の渦巻体等の圧縮機構の液圧縮による
破壊を防止することができる。 【0037】以上説明したように、本発明の実施の形態
においては、固定スクロール部材にリリーフ孔を多数設
けても、その連通孔の数と位置を調節できるために、そ
のリリーフ弁の数を低減できるとともに、吐出弁もリリ
ーフ弁と一体化できるとともに、その形状も小さくする
ことができるので、弁機構部の部品点数の削減と、組み
立ての作業性とを高めることができる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、リリーフ弁と吐出弁の平面形状、及び設置位置の自
由度が増して、リリーフ弁と吐出弁との一体化が行い易
くなり、部品点数の削減、コスト低減、組立作業性向
上、組立信頼性の向上が可能となるスクロール型圧縮機
を提供することができる。 【0039】また、本発明においては、弁板上のリリー
フ孔は数が減り、また設置位置をある程度自由に動かせ
るため、リリーフ弁と吐出弁を強度上の余裕のある形状
に設定できるスクロール型圧縮機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態によるスクロール型圧縮機
の断面図である。 【図2】(a)は図1の固定部材の裏面側から眺めた図
である。 (b)は(a)のIIB−IIB線断面図である。 (c)は(a)のIIC−IIC線断面図である。 【図3】(a)は図2(a)の固定スクロール部材に弁
板を装着した状態を示す図である。 (b)は図3(a)のIIIB−IIIB線に沿う断面
図である。 (c)は図3(a)のIIIC−IIIC線に沿う断面
図である。 (d)は図3(a)の弁板に装着される弁部材を示す平
面図である。 【図4】従来技術によるスクロール型圧縮機の断面図で
ある。 【図5】図1の固定スクロール部材の裏面側から眺めた
図である。 【図6】図5の固定スクロール部材の裏面に弁機構を装
着した図である。 【符号の説明】 1 底板 2 弁板 3 吐出孔 4a,5a リリーフ孔 4b,5b 溝 6 弁機構 6b リリーフ弁(バルブ) 6c 吐出弁(ディスチャージバルブ) 6d 支持部 7a,7b (リリーフ孔)貫通孔 10 固定スクロール部材 11 固定孔 50 スクロール型圧縮機 51 ケーシング 52 フロントハウジング 52a 突出部 53 吐出経路 54 可動スクロール部材 54a ボス部 55 オルダムリング 56 メインハウジング 57 偏心ブッシュ 57a 偏心孔 59 クランクピン 60 シャフト 61 大径部 62 潤滑油通路 70 電磁クラッチ 71a ラジアルベアリング 71b ベアリング 72 ロータ 73 電磁石装置 74a リベット 74 アーマチュア 75 板バネ 76 アーマチュアボス 76a リベット 77 ナット 78b 吸入通路 82 ボルト 83 ピストンバルブ機構 85 吸入ポート 85a 吸入通路 86a 吐出室 87 ボルト 101 可動スクロール部材 102 底板 104,105 リリーフ孔 106 吐出弁 107 固定孔 108 リリーフ弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端側に互いに噛み合わさる渦巻要素を
    夫々備えた固定スクロール部材と可動スクロール部材と
    を備え、前記固定スクロール部材に対して前記可動スク
    ロール部材が旋回運動することによって流体を圧縮して
    前記固定スクロール部材の他端側に形成された吐出室に
    吐出するスクロール型圧縮機において、前記固定スクロ
    ール部材に複数のリリーフ孔を設け、前記複数のリリー
    フ孔の内の少なくとも2つ同士を当該固定スクロール部
    材の他端面に設置した連通溝でつなぎ、その上に弁板を
    設置することにより、前記吐出室とは隔離された連通経
    路を形成し、前記弁板上に上記連通経路と前記吐出室と
    を繋ぐ前記リリーフ孔を設け、このリリーフ孔をリリー
    フ弁でシールしたことを特徴とするスクロール型圧縮
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055534A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機

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JP2014055534A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機

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