JP2003321356A - 催乳作用を有する組成物 - Google Patents
催乳作用を有する組成物Info
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- JP2003321356A JP2003321356A JP2002129783A JP2002129783A JP2003321356A JP 2003321356 A JP2003321356 A JP 2003321356A JP 2002129783 A JP2002129783 A JP 2002129783A JP 2002129783 A JP2002129783 A JP 2002129783A JP 2003321356 A JP2003321356 A JP 2003321356A
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- oil
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規の催乳作用を有する組成物を提供
する。具体的には、十分な量の母乳が出ない等の授乳期
の女性に対して、母乳の生成を促進することで育児をな
す上で重要な意義を有する母乳による授乳を可能にす
る。 【解決手段】 2−アミノ−4−(N−アルキルカルバ
モイル)ブタン酸およびその薬学上許容される塩よりな
る群から選択される少なくとも1種以上を、成人1日摂
取量として1mg以上摂取することで母乳の生成を促進
できる。本発明の組成物は固形剤、液剤など、例えば錠
剤またはドリンク剤などの経口摂取する食品などとして
有用である。
する。具体的には、十分な量の母乳が出ない等の授乳期
の女性に対して、母乳の生成を促進することで育児をな
す上で重要な意義を有する母乳による授乳を可能にす
る。 【解決手段】 2−アミノ−4−(N−アルキルカルバ
モイル)ブタン酸およびその薬学上許容される塩よりな
る群から選択される少なくとも1種以上を、成人1日摂
取量として1mg以上摂取することで母乳の生成を促進
できる。本発明の組成物は固形剤、液剤など、例えば錠
剤またはドリンク剤などの経口摂取する食品などとして
有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式(1)で表
される化合物またはこれらの薬学上許容される塩を含有
する催乳作用を有する組成物に関する。
される化合物またはこれらの薬学上許容される塩を含有
する催乳作用を有する組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】授乳は育児の第一歩であり、母乳で養育
したいと思う母親は多いが、全ての母親で十分な量の母
乳が出るとは限らない。また、母乳を与えるという行為
は、単に子供の栄養補給だけではなく、母親の持つ免疫
を子供に供与したり、夜間にも必要な2〜3時間おきの
授乳などに順応する体のシステムを動かすスイッチを入
れるなどの役割も担っている。このシステムが働くと、
効率が悪いとされる短時間の細切れ睡眠を繰り返しても
日常生活に支障が出ないなど、育児による負担を軽減す
ることができる。ところが、母乳育児を行わないあるい
は行えない母親ではこの順応システムがうまく働かない
ため、細切れ睡眠などによる様々な体への負担や、授乳
できないことなどによる大きなストレスにさらされるこ
とになる。また、母乳を与えるという行為を通じて母子
が十分にスキンシップをとることで、より深い愛情を育
むこともできるようになるため、母乳での育児は母子共
に重要な意義を有している。
したいと思う母親は多いが、全ての母親で十分な量の母
乳が出るとは限らない。また、母乳を与えるという行為
は、単に子供の栄養補給だけではなく、母親の持つ免疫
を子供に供与したり、夜間にも必要な2〜3時間おきの
授乳などに順応する体のシステムを動かすスイッチを入
れるなどの役割も担っている。このシステムが働くと、
効率が悪いとされる短時間の細切れ睡眠を繰り返しても
日常生活に支障が出ないなど、育児による負担を軽減す
ることができる。ところが、母乳育児を行わないあるい
は行えない母親ではこの順応システムがうまく働かない
ため、細切れ睡眠などによる様々な体への負担や、授乳
できないことなどによる大きなストレスにさらされるこ
とになる。また、母乳を与えるという行為を通じて母子
が十分にスキンシップをとることで、より深い愛情を育
むこともできるようになるため、母乳での育児は母子共
に重要な意義を有している。
【0003】授乳期の女性は、子供の泣き声を聞いたり
吸入刺激を受けることによって、催乳ホルモンであるプ
ロラクチンやガラクチンなどが分泌される。プロラクチ
ンは主に下垂体の乳腺刺激ホルモン産生細胞で合成され
拍動性に分泌されるが、他の下垂体ホルモンとは異なり
抑制的に制御されているうえ、母乳育児を行わないある
いは行えない場合には、血清中のプロラクチン濃度が減
少し、やがて母乳を産生しなくなる。そのため母乳の生
成を促進させるには、プロラクチン濃度を上げる、ある
いはプロラクチン類似の作用を有する物質を増加させ
る、などの手段をとることが考えられる。経口摂取によ
り催乳作用があると言われているものには、一般薬とし
て市販されている乳泉(商品名)、バストンハイ(商品
名)、母乳湯(商品名)などの漢方薬、ごま、黒豆、パ
パイヤなどの食品、アニス、パセリ、ジャスミン、バジ
ル、レモングラス、セネガなどのハーブ、民間療法で用
いられるゴボウの種などが知られているが、その作用は
これらの生薬、植物等に含まれるどの成分によるもので
あるか、その機序はどのようなものであるかなどについ
てはよくわかっていない。さらにその催乳効果は個人差
が大きいうえに、産地や生育環境によって変動するな
ど、安定した効果が得られるものではない。この他、緑
内障の治療に用いられるアントラニル酸にも催乳作用が
知られているが、これは授乳婦においてもまれに起こる
副作用に過ぎない。
吸入刺激を受けることによって、催乳ホルモンであるプ
ロラクチンやガラクチンなどが分泌される。プロラクチ
ンは主に下垂体の乳腺刺激ホルモン産生細胞で合成され
拍動性に分泌されるが、他の下垂体ホルモンとは異なり
抑制的に制御されているうえ、母乳育児を行わないある
いは行えない場合には、血清中のプロラクチン濃度が減
少し、やがて母乳を産生しなくなる。そのため母乳の生
成を促進させるには、プロラクチン濃度を上げる、ある
いはプロラクチン類似の作用を有する物質を増加させ
る、などの手段をとることが考えられる。経口摂取によ
り催乳作用があると言われているものには、一般薬とし
て市販されている乳泉(商品名)、バストンハイ(商品
名)、母乳湯(商品名)などの漢方薬、ごま、黒豆、パ
パイヤなどの食品、アニス、パセリ、ジャスミン、バジ
ル、レモングラス、セネガなどのハーブ、民間療法で用
いられるゴボウの種などが知られているが、その作用は
これらの生薬、植物等に含まれるどの成分によるもので
あるか、その機序はどのようなものであるかなどについ
てはよくわかっていない。さらにその催乳効果は個人差
が大きいうえに、産地や生育環境によって変動するな
ど、安定した効果が得られるものではない。この他、緑
内障の治療に用いられるアントラニル酸にも催乳作用が
知られているが、これは授乳婦においてもまれに起こる
副作用に過ぎない。
【0004】ところで、上記式(1)で表される化合物
である2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブ
タン酸は緑茶などに含まれるアミノ酸で、玉露等に多く
含まれる旨味成分として知られており、植物の他にはキ
ノコの一種に含まれていると報告されている(現代化
学.10,2000,54−60)。また2−アミノ−
4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸は経口摂取で
吸収され、血液脳関門を比較的通過しやすいため脳内に
も取り込まれることがわかっており(R. Kimur
a and T. Murata, Chem. Ph
arm. Bull., 19, 1971, p12
57)、リラックス作用(小林加奈理ほか.農芸化学
誌.72:153−157)、血圧降下作用(Yoko
goshi,H. et al. Biosci. B
iotech. Biochem.59:615−61
8)、脳機能改善作用(特開平8−73350号公
報)、肥満抑制作用(特開2000−53568号公
報)など多くの作用があることが知られている。同じ
く、上記式(1)で表される化合物である2−アミノ−
4−(N−(2−スルホエチル)カルバモイル)ブタン
酸は、脳内ペプチドおよび牛の臓器抽出液中に存在する
物質として見出され、ビタミンA様の生理活性が報告さ
れている化合物であり、保湿作用(特開平11−180
846号公報)、皮膚の老化によって起こるシワやタル
ミを予防改善する美肌作用(特開平11−137212
号公報)などがあることが知られている。しかし、2−
アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸また
は2−アミノ−4−(N−(2−スルホエチル)カルバ
モイル)ブタン酸の催乳作用に関する知見は上記の文献
に何ら開示されていない。
である2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブ
タン酸は緑茶などに含まれるアミノ酸で、玉露等に多く
含まれる旨味成分として知られており、植物の他にはキ
ノコの一種に含まれていると報告されている(現代化
学.10,2000,54−60)。また2−アミノ−
4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸は経口摂取で
吸収され、血液脳関門を比較的通過しやすいため脳内に
も取り込まれることがわかっており(R. Kimur
a and T. Murata, Chem. Ph
arm. Bull., 19, 1971, p12
57)、リラックス作用(小林加奈理ほか.農芸化学
誌.72:153−157)、血圧降下作用(Yoko
goshi,H. et al. Biosci. B
iotech. Biochem.59:615−61
8)、脳機能改善作用(特開平8−73350号公
報)、肥満抑制作用(特開2000−53568号公
報)など多くの作用があることが知られている。同じ
く、上記式(1)で表される化合物である2−アミノ−
4−(N−(2−スルホエチル)カルバモイル)ブタン
酸は、脳内ペプチドおよび牛の臓器抽出液中に存在する
物質として見出され、ビタミンA様の生理活性が報告さ
れている化合物であり、保湿作用(特開平11−180
846号公報)、皮膚の老化によって起こるシワやタル
ミを予防改善する美肌作用(特開平11−137212
号公報)などがあることが知られている。しかし、2−
アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸また
は2−アミノ−4−(N−(2−スルホエチル)カルバ
モイル)ブタン酸の催乳作用に関する知見は上記の文献
に何ら開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
の催乳作用を有する組成物および催乳方法を提供するこ
とにある。具体的には、十分な量の母乳が出ないまたは
さらに多くの母乳を必要とする授乳期の女性に対して、
母乳の生成を促進することで育児をなす上で重要な意義
を有する母乳による授乳を可能にすることを目的とす
る。
の催乳作用を有する組成物および催乳方法を提供するこ
とにある。具体的には、十分な量の母乳が出ないまたは
さらに多くの母乳を必要とする授乳期の女性に対して、
母乳の生成を促進することで育児をなす上で重要な意義
を有する母乳による授乳を可能にすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成すべく鋭意研究を行った結果、アミノ酸の一種で
ある一般式(1)で表される化合物に催乳作用があるこ
とを見出し、本発明を完成した。一般式(1)で表され
る化合物の催乳作用についてはこれまで知られておら
ず、本発明者が初めて見いだした作用である。
を達成すべく鋭意研究を行った結果、アミノ酸の一種で
ある一般式(1)で表される化合物に催乳作用があるこ
とを見出し、本発明を完成した。一般式(1)で表され
る化合物の催乳作用についてはこれまで知られておら
ず、本発明者が初めて見いだした作用である。
【0007】すなわち本発明は、下記(A)乃至(E)
に掲げる催乳作用を有する組成物である。 (A)一般式(1):
に掲げる催乳作用を有する組成物である。 (A)一般式(1):
【化2】
(式中、Rは水素原子または置換されてもよいアルキル
基を示す)で表される化合物およびその薬学上許容され
る塩よりなる群から選択される少なくとも1種以上を含
有することを特徴とする催乳作用を有する組成物。 (B)Rが水素原子、メチル基、エチル基または2−ス
ルホエチル基である(A)記載の催乳作用を有する組成
物。 (C)一般式(1)で表される化合物またはその薬学上
許容される塩の成人(15歳以上)一日摂取量として、
1mg乃至5000mgに調製された(A)又は(B)
に記載の催乳作用を有する組成物。 (D)健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品または特
定保健用食品である(A)乃至(C)記載の催乳作用を
有する組成物。 (E)さらにビタミン類を含有する(A)乃至(D)記
載の催乳作用を有する組成物。また、本発明は下記
(F)に掲げる催乳方法をも包含する。 (F)一般式(1):
基を示す)で表される化合物およびその薬学上許容され
る塩よりなる群から選択される少なくとも1種以上を含
有することを特徴とする催乳作用を有する組成物。 (B)Rが水素原子、メチル基、エチル基または2−ス
ルホエチル基である(A)記載の催乳作用を有する組成
物。 (C)一般式(1)で表される化合物またはその薬学上
許容される塩の成人(15歳以上)一日摂取量として、
1mg乃至5000mgに調製された(A)又は(B)
に記載の催乳作用を有する組成物。 (D)健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品または特
定保健用食品である(A)乃至(C)記載の催乳作用を
有する組成物。 (E)さらにビタミン類を含有する(A)乃至(D)記
載の催乳作用を有する組成物。また、本発明は下記
(F)に掲げる催乳方法をも包含する。 (F)一般式(1):
【化3】
(式中、Rは水素原子または置換されてもよいアルキル
基を示す)で表される化合物およびその薬学上許容され
る塩よりなる群から選択される少なくとも1種以上を摂
取することによる催乳方法。
基を示す)で表される化合物およびその薬学上許容され
る塩よりなる群から選択される少なくとも1種以上を摂
取することによる催乳方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の組成物は、一般式(1)
で表される化合物または薬学上許容される塩を含有され
てなる催乳作用を有する組成物である。本発明に用いる
ことができる一般式(1)で表される化合物としては、
催乳作用を有する食品衛生上あるいは薬学上許容される
ものであれば特に制限されず、例えばアルキル基とし
て、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル基などC1−6アルキル基
(好ましくはC1−4アルキル基)が例示でき、特に好
ましくはエチル基である。なお、一般式(1)で表され
る化合物にはD体、L体、DL体が存在するが、いずれ
を用いてもよい。これらのアルキル基は、置換基、例え
ば、ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素原子など)、ヒ
ドロキシル基、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、ブ
トキシ基などのC1−4アルコキシ基など)、アリール
オキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基
(C1−4アルコキシカルボニル基など)、アリールオ
キシカルボニル基、アシル基(ホルミル、アセチル、プ
ロピオニル基などのC1−4アルキルカルボニル基、ベ
ンゾイル基などのアリールカルボニル基など)、ニトロ
基、スルホン酸基、アミノ基、N−置換アミノ基(モノ
またはジC1−4アルキルアミノ基など)、シアノ基な
どを有していてもよく、好ましくはスルホン酸基であ
る。
で表される化合物または薬学上許容される塩を含有され
てなる催乳作用を有する組成物である。本発明に用いる
ことができる一般式(1)で表される化合物としては、
催乳作用を有する食品衛生上あるいは薬学上許容される
ものであれば特に制限されず、例えばアルキル基とし
て、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル基などC1−6アルキル基
(好ましくはC1−4アルキル基)が例示でき、特に好
ましくはエチル基である。なお、一般式(1)で表され
る化合物にはD体、L体、DL体が存在するが、いずれ
を用いてもよい。これらのアルキル基は、置換基、例え
ば、ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素原子など)、ヒ
ドロキシル基、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、ブ
トキシ基などのC1−4アルコキシ基など)、アリール
オキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基
(C1−4アルコキシカルボニル基など)、アリールオ
キシカルボニル基、アシル基(ホルミル、アセチル、プ
ロピオニル基などのC1−4アルキルカルボニル基、ベ
ンゾイル基などのアリールカルボニル基など)、ニトロ
基、スルホン酸基、アミノ基、N−置換アミノ基(モノ
またはジC1−4アルキルアミノ基など)、シアノ基な
どを有していてもよく、好ましくはスルホン酸基であ
る。
【0009】一般式(1)で表される化合物は、薬学上
許容される塩としても使用できる。薬学上許容される塩
としては、例えば、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフ
ルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸
塩、乳酸塩、グルコン酸塩、アスパラギン酸塩、シュウ
酸塩など)、無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、リン酸塩など)、有機塩基との塩(例え
ば、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、モノエ
タノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ピリジン
塩などの第3級アミンとの塩など)、無機塩基との塩
(例えば、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩
などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩
などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩など)が挙
げられる。なお、本発明の式(1)で表される化合物ま
たはその薬学上許容される塩は、水和物であっても良
い。
許容される塩としても使用できる。薬学上許容される塩
としては、例えば、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフ
ルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸
塩、乳酸塩、グルコン酸塩、アスパラギン酸塩、シュウ
酸塩など)、無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、リン酸塩など)、有機塩基との塩(例え
ば、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、モノエ
タノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ピリジン
塩などの第3級アミンとの塩など)、無機塩基との塩
(例えば、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩
などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩
などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩など)が挙
げられる。なお、本発明の式(1)で表される化合物ま
たはその薬学上許容される塩は、水和物であっても良
い。
【0010】これらの化合物またはその薬学上許容され
る塩は、1種またはそれ以上を組み合わせて用いてもよ
い。なかでも好ましくは式(1)のRが水素原子、メチ
ル基、エチル基または2−スルホエチル基の化合物であ
り、具体的には2−アミノ−4−カルバモイルブタン酸
(R=水素原子)、2−アミノ−4−(N−メチルカル
バモイル)ブタン酸(R=メチル基)、2−アミノ−4
−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸(R=エチル
基)または2−アミノ−4−(N−(2−スルホエチ
ル)カルバモイル)ブタン酸(R=2−スルホエチル
基)である。2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイ
ル)ブタン酸は食品添加物として認可されている化合物
で、非常に安全な物質である。マウスを用いた急性毒性
試験において2g/kg経口投与による死亡例はなく、
一般状態および体重等に異常は認められないと報告され
ている。また、2−アミノ−4−(N−(2−スルホエ
チル)カルバモイル)ブタン酸は、急性毒性がLD50>
1g/kg(rat,p.o.)で示される極めて安全
なものである。
る塩は、1種またはそれ以上を組み合わせて用いてもよ
い。なかでも好ましくは式(1)のRが水素原子、メチ
ル基、エチル基または2−スルホエチル基の化合物であ
り、具体的には2−アミノ−4−カルバモイルブタン酸
(R=水素原子)、2−アミノ−4−(N−メチルカル
バモイル)ブタン酸(R=メチル基)、2−アミノ−4
−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸(R=エチル
基)または2−アミノ−4−(N−(2−スルホエチ
ル)カルバモイル)ブタン酸(R=2−スルホエチル
基)である。2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイ
ル)ブタン酸は食品添加物として認可されている化合物
で、非常に安全な物質である。マウスを用いた急性毒性
試験において2g/kg経口投与による死亡例はなく、
一般状態および体重等に異常は認められないと報告され
ている。また、2−アミノ−4−(N−(2−スルホエ
チル)カルバモイル)ブタン酸は、急性毒性がLD50>
1g/kg(rat,p.o.)で示される極めて安全
なものである。
【0011】式(1)で表される化合物は、公知または
慣用の方法によって製造でき、合成品、天然品のいずれ
でも良く、また市販品でも良い。2−アミノ−4−(N
−エチルカルバモイル)ブタン酸の製造法としては、茶
葉から抽出する方法、植物または微生物などの培養によ
り生合成する方法、有機合成反応により得る方法(Ch
em.Pharm.Bull.,19(7)1301−
1307(1971))、グルタミナーゼにグルタミン
とエチルアミンの混合物を作用させて得る方法(特公平
7−55154号公報)、また、特公平7−55154
号公報、特開平5−123166号公報におけるエチル
アミンをエチルアミン塩酸塩などのエチルアミン誘導体
に置換する方法、特開平9−286727号公報におけ
るピロリドンカルボン酸銅塩などに無水エチルアミンを
反応させる方法等があり、いずれの方法でも良い。さら
に、2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタ
ン酸は精製品、粗精製品、混合物等、いずれの形態のも
のでも良く、混合物は2−アミノ−4−(N−エチルカ
ルバモイル)ブタン酸を含有するものであれば、例えば
チャ(Thea sinensis L.)の葉から製
造され、緑茶(玉露、煎茶、番茶、ほうじ茶、抹茶な
ど)、ウーロン茶、紅茶の乾燥茶葉、茶抽出エキス、茶
末として、またキノコやキノコ抽出エキス等として使用
できる。なお、本発明に使用される茶抽出エキス、茶末
とは、前記した各種緑茶の葉、茎、芽など任意の部分か
ら種々の方法で得られた粉末、抽出液、エキスなどであ
り、前記した各種緑茶の茶末、抹茶(微粉末)などが好
ましい。これらは市販のものを利用しても、通常の方法
で調製しても良い。また、2−アミノ−4−(N−(2
−スルホエチル)カルバモイル)ブタン酸は、Synt
hesis,April 1992,p353−354
に記載の方法などに従って容易に製造できる。
慣用の方法によって製造でき、合成品、天然品のいずれ
でも良く、また市販品でも良い。2−アミノ−4−(N
−エチルカルバモイル)ブタン酸の製造法としては、茶
葉から抽出する方法、植物または微生物などの培養によ
り生合成する方法、有機合成反応により得る方法(Ch
em.Pharm.Bull.,19(7)1301−
1307(1971))、グルタミナーゼにグルタミン
とエチルアミンの混合物を作用させて得る方法(特公平
7−55154号公報)、また、特公平7−55154
号公報、特開平5−123166号公報におけるエチル
アミンをエチルアミン塩酸塩などのエチルアミン誘導体
に置換する方法、特開平9−286727号公報におけ
るピロリドンカルボン酸銅塩などに無水エチルアミンを
反応させる方法等があり、いずれの方法でも良い。さら
に、2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタ
ン酸は精製品、粗精製品、混合物等、いずれの形態のも
のでも良く、混合物は2−アミノ−4−(N−エチルカ
ルバモイル)ブタン酸を含有するものであれば、例えば
チャ(Thea sinensis L.)の葉から製
造され、緑茶(玉露、煎茶、番茶、ほうじ茶、抹茶な
ど)、ウーロン茶、紅茶の乾燥茶葉、茶抽出エキス、茶
末として、またキノコやキノコ抽出エキス等として使用
できる。なお、本発明に使用される茶抽出エキス、茶末
とは、前記した各種緑茶の葉、茎、芽など任意の部分か
ら種々の方法で得られた粉末、抽出液、エキスなどであ
り、前記した各種緑茶の茶末、抹茶(微粉末)などが好
ましい。これらは市販のものを利用しても、通常の方法
で調製しても良い。また、2−アミノ−4−(N−(2
−スルホエチル)カルバモイル)ブタン酸は、Synt
hesis,April 1992,p353−354
に記載の方法などに従って容易に製造できる。
【0012】一般式(1)で表される化合物または薬学
上許容される塩の組成物中の配合量は、本発明の効果を
奏すれば特に限定されないが、催乳効果や安全性を考慮
すると、成人(15歳以上)一日あたりの摂取量とし
て、遊離の化合物換算で、通常1mg以上、好ましくは
10mg以上、特に好ましくは100mg以上であり、
上限は通常5000mg以下、好ましくは3000mg
以下、特に好ましくは1000mg以下となるように調
製すると良いが、組成物の用途または剤型、化合物の種
類などに応じて、適宜増減することができる。
上許容される塩の組成物中の配合量は、本発明の効果を
奏すれば特に限定されないが、催乳効果や安全性を考慮
すると、成人(15歳以上)一日あたりの摂取量とし
て、遊離の化合物換算で、通常1mg以上、好ましくは
10mg以上、特に好ましくは100mg以上であり、
上限は通常5000mg以下、好ましくは3000mg
以下、特に好ましくは1000mg以下となるように調
製すると良いが、組成物の用途または剤型、化合物の種
類などに応じて、適宜増減することができる。
【0013】本発明の組成物には、授乳期の栄養補給に
摂取することが望ましい各種ビタミン類を加えると、よ
り催乳効果を高めることができるのでさらに好適であ
る。具体的には、レチナール、レチノール、レチノイン
酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなどのビ
タミンA類、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチ
アミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチア
ミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォ
チアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビン
アデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサー
ル、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチル
コバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラ
ヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸ア
ミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテ
ノール、ビオチン、コリン、イノシトールなどのビタミ
ンB類、アスコルビン酸、エリソルビン酸などのビタミ
ンC類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロー
ル、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコ
レカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなどのビ
タミンD類、トコフェロールおよびその誘導体、ユビキ
ノン誘導体などのビタミンE類、フィトナジオン、メナ
キノン、メナジオン、メナジオール、納豆抽出物、納豆
菌抽出物などのビタミンK類、カルニチン、フェルラ
酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシ
トリン、ヘスペリジンなどのその他のビタミン類および
その誘導体もしくはその薬学上許容される塩などがあげ
られ、好ましくは、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタ
ミンC類、ビタミンD類である。また、これらのビタミ
ン類は1種またはそれ以上を組み合わせてもよい。
摂取することが望ましい各種ビタミン類を加えると、よ
り催乳効果を高めることができるのでさらに好適であ
る。具体的には、レチナール、レチノール、レチノイン
酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなどのビ
タミンA類、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチ
アミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチア
ミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォ
チアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビン
アデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサー
ル、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチル
コバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラ
ヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸ア
ミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテ
ノール、ビオチン、コリン、イノシトールなどのビタミ
ンB類、アスコルビン酸、エリソルビン酸などのビタミ
ンC類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロー
ル、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコ
レカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなどのビ
タミンD類、トコフェロールおよびその誘導体、ユビキ
ノン誘導体などのビタミンE類、フィトナジオン、メナ
キノン、メナジオン、メナジオール、納豆抽出物、納豆
菌抽出物などのビタミンK類、カルニチン、フェルラ
酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシ
トリン、ヘスペリジンなどのその他のビタミン類および
その誘導体もしくはその薬学上許容される塩などがあげ
られ、好ましくは、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタ
ミンC類、ビタミンD類である。また、これらのビタミ
ン類は1種またはそれ以上を組み合わせてもよい。
【0014】前記ビタミン類の組成物中の配合量は特に
限定されないが、成人(15歳以上)一日あたり、例え
ば、ビタミンA類では通常500I.U.以上、好まし
くは600I.U.以上であり、上限は通常5000
I.U.以下、好ましくは4000I.U.以下、ビタ
ミンB1では通常0.3mg以上、好ましくは1mg以
上であり、上限は通常40mg以下、好ましくは30m
g以下、ビタミンB2では通常0.4mg以上、好まし
くは2mg以上、上限は通常30mg以下、好ましくは
25mg以下、ビタミンB6では通常0.5mg以上、
好ましくは3mg以上、上限は通常100mg以下、好
ましくは90mg以下、ビタミンB12では通常0.8
μg以上、好ましくは2μg以上、上限は通常1500
μg以下、好ましくは1300μ以下、ビタミンC類で
は通常35mg以上、好ましくは50mg以上であり、
上限は通常2000mg以下、好ましくは1800mg
以下、ビタミンD類では、通常35I.U.以上、好ま
しくは50I.U.以上であり、上限は通常400I.
U.以下、好ましくは380I.U.以下となるように
調製すると良いが、組成物の用途または剤型、化合物の
種類などに応じて、適宜増減することができる。
限定されないが、成人(15歳以上)一日あたり、例え
ば、ビタミンA類では通常500I.U.以上、好まし
くは600I.U.以上であり、上限は通常5000
I.U.以下、好ましくは4000I.U.以下、ビタ
ミンB1では通常0.3mg以上、好ましくは1mg以
上であり、上限は通常40mg以下、好ましくは30m
g以下、ビタミンB2では通常0.4mg以上、好まし
くは2mg以上、上限は通常30mg以下、好ましくは
25mg以下、ビタミンB6では通常0.5mg以上、
好ましくは3mg以上、上限は通常100mg以下、好
ましくは90mg以下、ビタミンB12では通常0.8
μg以上、好ましくは2μg以上、上限は通常1500
μg以下、好ましくは1300μ以下、ビタミンC類で
は通常35mg以上、好ましくは50mg以上であり、
上限は通常2000mg以下、好ましくは1800mg
以下、ビタミンD類では、通常35I.U.以上、好ま
しくは50I.U.以上であり、上限は通常400I.
U.以下、好ましくは380I.U.以下となるように
調製すると良いが、組成物の用途または剤型、化合物の
種類などに応じて、適宜増減することができる。
【0015】本発明の組成物の剤形は、特に限定されな
いが、組成物の用途に応じて、食品、医薬部外品、医薬
品に通常使用される剤形をとることができる。本発明の
組成物の剤形は、通常、固形剤、半固形剤または液剤で
あり、好ましくは固形剤または液剤である。具体的に
は、錠剤(口腔内側崩壊錠、咀嚼可能錠、発泡錠、トロ
ーチ剤、ゼリー状ドロップ剤などを含む)、顆粒剤、細
粒剤、散剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、ドライシロ
ップ剤、液剤(ドリンク剤、懸濁剤、シロップ剤を含
む)、ゲル剤、リポソーム剤、エキス剤、チンキ剤、レ
モネード剤、ゼリー剤などの公知の形態をとることがで
き、好ましくは錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、硬カプセ
ル剤、軟カプセル剤、液剤である。また、本発明の組成
物は経口用、口腔用、外用組成物のいずれであってもよ
く、好ましくは経口用である。
いが、組成物の用途に応じて、食品、医薬部外品、医薬
品に通常使用される剤形をとることができる。本発明の
組成物の剤形は、通常、固形剤、半固形剤または液剤で
あり、好ましくは固形剤または液剤である。具体的に
は、錠剤(口腔内側崩壊錠、咀嚼可能錠、発泡錠、トロ
ーチ剤、ゼリー状ドロップ剤などを含む)、顆粒剤、細
粒剤、散剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、ドライシロ
ップ剤、液剤(ドリンク剤、懸濁剤、シロップ剤を含
む)、ゲル剤、リポソーム剤、エキス剤、チンキ剤、レ
モネード剤、ゼリー剤などの公知の形態をとることがで
き、好ましくは錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、硬カプセ
ル剤、軟カプセル剤、液剤である。また、本発明の組成
物は経口用、口腔用、外用組成物のいずれであってもよ
く、好ましくは経口用である。
【0016】本発明の組成物の用途は、本発明の効果を
奏すれば特に限定されないが、例えば食品(健康食品、
栄養補助食品(バランス栄養食、サプリメントなど)、
栄養機能食品、特定保健用食品を含む)、医薬部外品、
医薬品などに利用でき、好ましくは食品であり、特に好
ましくは健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品、特定
保健用食品である。具体的には、食品ではガム、キャン
ディー、グミ、錠菓、クッキー、ケーキ等の菓子類、炭
酸飲料、清涼飲料、乳飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料、
果汁飲料、栄養飲料、アルコール飲料、ミネラルウォー
ター等の飲料類などのバランス栄養食、粉末、カプセ
ル、錠剤等の形態を有するサプリメント、医薬部外品お
よび医薬品では栄養補給剤、滋養強壮剤としてのビタミ
ン剤、催乳薬などを例示でき、特に催乳作用の付加され
た授乳期の健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品、特
定保健用食品、ビタミン剤、催乳薬として利用するのが
好適である。なお、本発明の組成物は、搾乳期間の延長
や搾乳量の増加が期待できるため、人以外の、例えば牛
などに適用するとミルク収量を増やすことができるよう
になるなど、家畜や哺乳動物全般にも利用できる。
奏すれば特に限定されないが、例えば食品(健康食品、
栄養補助食品(バランス栄養食、サプリメントなど)、
栄養機能食品、特定保健用食品を含む)、医薬部外品、
医薬品などに利用でき、好ましくは食品であり、特に好
ましくは健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品、特定
保健用食品である。具体的には、食品ではガム、キャン
ディー、グミ、錠菓、クッキー、ケーキ等の菓子類、炭
酸飲料、清涼飲料、乳飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料、
果汁飲料、栄養飲料、アルコール飲料、ミネラルウォー
ター等の飲料類などのバランス栄養食、粉末、カプセ
ル、錠剤等の形態を有するサプリメント、医薬部外品お
よび医薬品では栄養補給剤、滋養強壮剤としてのビタミ
ン剤、催乳薬などを例示でき、特に催乳作用の付加され
た授乳期の健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品、特
定保健用食品、ビタミン剤、催乳薬として利用するのが
好適である。なお、本発明の組成物は、搾乳期間の延長
や搾乳量の増加が期待できるため、人以外の、例えば牛
などに適用するとミルク収量を増やすことができるよう
になるなど、家畜や哺乳動物全般にも利用できる。
【0017】本発明の組成物は、上記成分の他に、組成
物の用途あるいは剤形に応じて、食品、医薬部外品、医
薬品に通常使用される成分を適宜配合しても良い。配合
できる成分としては、特に制限されないが、例えば、ア
ミノ酸類、各種油脂類、脂肪酸類、アルコール類、糖
類、ガム質などの高分子化合物、界面活性剤、着色料、
防腐・抗菌・殺菌剤、pH調整剤、キレート剤、酵素成
分、精油成分、植物由来原料、天然由来原料の他、細胞
賦活剤、滋養強壮剤、賦形剤、増粘剤、安定化剤、保存
剤、等張化剤、結合剤、分散剤、吸着剤、滑沢剤、崩壊
剤、崩壊補助剤、矯味剤、甘味剤、湿潤剤または湿潤調
節剤、防湿剤、着香剤または香料、芳香剤、清涼化剤、
抗酸化剤、還元剤、可溶化剤、溶解補助剤、発泡剤、粘
稠剤または粘稠化剤、溶剤、基剤、流動化剤、乳化剤、
可塑剤、緩衝剤、光沢化剤、コーティング剤などをあげ
ることができる。以下に任意に配合できる成分を具体的
に例示するが、これらの成分に限定されるものではな
い。
物の用途あるいは剤形に応じて、食品、医薬部外品、医
薬品に通常使用される成分を適宜配合しても良い。配合
できる成分としては、特に制限されないが、例えば、ア
ミノ酸類、各種油脂類、脂肪酸類、アルコール類、糖
類、ガム質などの高分子化合物、界面活性剤、着色料、
防腐・抗菌・殺菌剤、pH調整剤、キレート剤、酵素成
分、精油成分、植物由来原料、天然由来原料の他、細胞
賦活剤、滋養強壮剤、賦形剤、増粘剤、安定化剤、保存
剤、等張化剤、結合剤、分散剤、吸着剤、滑沢剤、崩壊
剤、崩壊補助剤、矯味剤、甘味剤、湿潤剤または湿潤調
節剤、防湿剤、着香剤または香料、芳香剤、清涼化剤、
抗酸化剤、還元剤、可溶化剤、溶解補助剤、発泡剤、粘
稠剤または粘稠化剤、溶剤、基剤、流動化剤、乳化剤、
可塑剤、緩衝剤、光沢化剤、コーティング剤などをあげ
ることができる。以下に任意に配合できる成分を具体的
に例示するが、これらの成分に限定されるものではな
い。
【0018】アミノ酸類:例えば、ロイシン、イソイロ
イシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、
フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシ
ン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミ
ン、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オ
ルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グ
リシルグリシン、アミノエチルスルホン酸など、および
その薬学上許容される塩など
イシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、
フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシ
ン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミ
ン、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オ
ルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グ
リシルグリシン、アミノエチルスルホン酸など、および
その薬学上許容される塩など
【0019】各種油脂類:例えば、アボガド油、アマニ
油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、エノ油、
オリブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、カカオ
脂、カラシナ油、カミツレ油、カヤ油、カロット油、キ
ューカンパー油、ククイナッツ油、小麦胚芽油、米糠
油、サザンカ油、サフラワー油、シナキリ油、大豆油、
タートル油、茶実油、月見草油、ツバキ油、トウモロコ
シ油、ナタネ油、日本キリ油、胚芽油、パーシック油、
パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ホホバ油、マカダミ
アナッツ油、綿実油、モクロウ、落花生油、ヤシ油、ミ
ンク油、卵黄油、魚油、牛脂、牛骨脂、馬脂、羊脂、豚
脂、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリ
イソパルミチン酸グリセリンなどの天然油脂、水素添加
物(硬化油)、およびその薬学上許容される塩など
油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、エノ油、
オリブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、カカオ
脂、カラシナ油、カミツレ油、カヤ油、カロット油、キ
ューカンパー油、ククイナッツ油、小麦胚芽油、米糠
油、サザンカ油、サフラワー油、シナキリ油、大豆油、
タートル油、茶実油、月見草油、ツバキ油、トウモロコ
シ油、ナタネ油、日本キリ油、胚芽油、パーシック油、
パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ホホバ油、マカダミ
アナッツ油、綿実油、モクロウ、落花生油、ヤシ油、ミ
ンク油、卵黄油、魚油、牛脂、牛骨脂、馬脂、羊脂、豚
脂、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリ
イソパルミチン酸グリセリンなどの天然油脂、水素添加
物(硬化油)、およびその薬学上許容される塩など
【0020】アルコール類:例えば、エタノール、イソ
プロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステ
アリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアル
コール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノー
ル、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノ
ールなど、およびその薬学上許容される塩など
プロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステ
アリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアル
コール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノー
ル、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノ
ールなど、およびその薬学上許容される塩など
【0021】多価アルコール類:例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレン
グリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソル
ビトール、マンニトール、キシリトール、イノシトール
など、およびその薬学上許容される塩など
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレン
グリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソル
ビトール、マンニトール、キシリトール、イノシトール
など、およびその薬学上許容される塩など
【0022】糖類:例えば、グルコース、フルクトー
ス、ガラクトース、マンノース、リボース、アロース、
リブロース、アラビノース、キシロース、リキソース、
デオキシリボース、マルトース、トレハロース、スクロ
ース、セロビオース、グルコビオース、ビシアノース、
ルチノース、ラクトース、プルラン、ラクツロース、ラ
フィノース、マルチトール、スタキオースなど、および
その薬学上許容される塩など。前記の糖類には、その誘
導体も含まれる。例えば、リン酸エステル体(例えば、
グルコース−6−リン酸、など)や酸化体(例えば、ガ
ラクツロン酸、グルクロン酸、マンヌロン酸など)も含
まれる。
ス、ガラクトース、マンノース、リボース、アロース、
リブロース、アラビノース、キシロース、リキソース、
デオキシリボース、マルトース、トレハロース、スクロ
ース、セロビオース、グルコビオース、ビシアノース、
ルチノース、ラクトース、プルラン、ラクツロース、ラ
フィノース、マルチトール、スタキオースなど、および
その薬学上許容される塩など。前記の糖類には、その誘
導体も含まれる。例えば、リン酸エステル体(例えば、
グルコース−6−リン酸、など)や酸化体(例えば、ガ
ラクツロン酸、グルクロン酸、マンヌロン酸など)も含
まれる。
【0023】ガム質、多糖類などの高分子化合物:例え
ば、アラビアゴム、カラヤガム、キサンタンガム、キャ
ロブガム、グアーガム、グアヤク脂、クインスシード、
ダルマンガム、トラガント、ベンゾインゴム、ローカス
トビーンガム、カゼイン、寒天、アルギン酸、デキスト
リン、デキストラン、ガラギーナン、ゼラチン、コラー
ゲン、ペクチン、デンプン、ポリガラクツロン酸、キチ
ンおよびその誘導体、キトサンおよびその誘導体、エラ
スチン、ヘパリン、ヘパリノイド、ヘパリン硫酸、ヘパ
ラン硫酸、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、セラミ
ド、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロー
ス、セルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコ
ール(完全、又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸、カ
ルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン、リボ核
酸、デオキシリボ核酸など、およびその薬学上許容され
る塩など
ば、アラビアゴム、カラヤガム、キサンタンガム、キャ
ロブガム、グアーガム、グアヤク脂、クインスシード、
ダルマンガム、トラガント、ベンゾインゴム、ローカス
トビーンガム、カゼイン、寒天、アルギン酸、デキスト
リン、デキストラン、ガラギーナン、ゼラチン、コラー
ゲン、ペクチン、デンプン、ポリガラクツロン酸、キチ
ンおよびその誘導体、キトサンおよびその誘導体、エラ
スチン、ヘパリン、ヘパリノイド、ヘパリン硫酸、ヘパ
ラン硫酸、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、セラミ
ド、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロー
ス、セルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコ
ール(完全、又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸、カ
ルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン、リボ核
酸、デオキシリボ核酸など、およびその薬学上許容され
る塩など
【0024】界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレン
・ポリアルキルシロキサン、ソルビタンモノオレエー
ト、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビ
タンセスキオレエート、テトラ−2−エチルヘキシル酸
ジグリセロールソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、モノ綿実油脂肪酸グリ
セリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グ
リセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリ
ン酸グリセリンリンゴ酸、α,α’−オレイン酸ピログ
ルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸プロピレング
リコール、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキ
シエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラ
オレエート、ポリオキシエチレンソルビットモノオレエ
ート、ポリオキシエチレンソルビットラウレート、ポリ
オキシエチレンソルビットペンタオレエート、ポリオキ
シエチレンソルビットモノステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレングリセ
リンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
モノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
トリイソステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレン
ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノール
エーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコ
ール、ポリオキシエチレン(120)ポリオキシプロピ
レン(40)グリコール、ポリオキシエチレン(16
0)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリオ
キシエチレン(42)ポリオキシプロピレン(67)グ
リコール、ポリオキシエチレン(196)ポリオキシプ
ロピレン(67)グリコール、ポリオキシエチレン(2
0)ポリオキシプロピレン(20)グリコール、ポリオ
キシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(1)セチル
エーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロ
ピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(1
7)ポリオキシプロピレン(23)セチルエーテル、ポ
リオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(1)
セチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレン水素添加ラノリン、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレングリセリンエーテル、ポリオキシエ
チレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレー
ト、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミ
ン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油マレイン酸、ラウリン酸モノエタノー
ルアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸イ
ソプロパノールアミド、アルキルカルボン酸塩、アルキ
ルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルリン酸塩などのアニオン型界面活性剤、アルキルア
ミン塩、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジ
ニウム塩、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ショ
糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニル
ホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルア
ミンオキシド、トリアルキルリン酸およびその薬学上許
容される塩など
・ポリアルキルシロキサン、ソルビタンモノオレエー
ト、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビ
タンセスキオレエート、テトラ−2−エチルヘキシル酸
ジグリセロールソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、モノ綿実油脂肪酸グリ
セリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グ
リセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリ
ン酸グリセリンリンゴ酸、α,α’−オレイン酸ピログ
ルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸プロピレング
リコール、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキ
シエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラ
オレエート、ポリオキシエチレンソルビットモノオレエ
ート、ポリオキシエチレンソルビットラウレート、ポリ
オキシエチレンソルビットペンタオレエート、ポリオキ
シエチレンソルビットモノステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレングリセ
リンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
モノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
トリイソステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレン
ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノール
エーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコ
ール、ポリオキシエチレン(120)ポリオキシプロピ
レン(40)グリコール、ポリオキシエチレン(16
0)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリオ
キシエチレン(42)ポリオキシプロピレン(67)グ
リコール、ポリオキシエチレン(196)ポリオキシプ
ロピレン(67)グリコール、ポリオキシエチレン(2
0)ポリオキシプロピレン(20)グリコール、ポリオ
キシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(1)セチル
エーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロ
ピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(1
7)ポリオキシプロピレン(23)セチルエーテル、ポ
リオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(1)
セチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレン水素添加ラノリン、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレングリセリンエーテル、ポリオキシエ
チレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレー
ト、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミ
ン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油マレイン酸、ラウリン酸モノエタノー
ルアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸イ
ソプロパノールアミド、アルキルカルボン酸塩、アルキ
ルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルリン酸塩などのアニオン型界面活性剤、アルキルア
ミン塩、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジ
ニウム塩、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ショ
糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニル
ホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルア
ミンオキシド、トリアルキルリン酸およびその薬学上許
容される塩など
【0025】着色料:例えば、藍、赤キャベツ色素、赤
米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、カ
ロチン、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、カ
キ色素、カラメル、クチナシ色素、クロロフィル、コー
ン色素、シコン色素、スピルリナ色素、タマネギ色素、
タマリンド色素、チェリー色素、ノリ色素、ハイビスカ
ス色素、ブドウ果汁色素、ブドウ果皮色素、ベニバナ色
素、マリーゴールド色素、ムラサキイモ色素、ラック色
素、リコピン、ルチン、銅クロロフィンナトリウム、イ
ンジゴカルミン、メチルロザニリン、感光素201号、
食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用
黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号
金属レーキ、メチレンブルー、カルミン、5−アミノ−
o−クレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、
2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ−4−
メチルアントラキノン、3,3‘−イミノジフェノー
ル、2,4−ジアミノフェノール、トルエン−2,5−
ジアミン、ニトロ−p−フェニレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール、
1,4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノピ
リジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、トルエン−
3,4−ジアミン、p−アミノフェノール、p−ニトロ
−o−フェニレンジアミン、p−メチルアミノフェノー
ル、ピクラミン酸、N,N’−ビス(4−アミノフェニ
ル)−2,5−ジアミノ−1,4−キノンジイミン、5
−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノ
ール、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、m−ア
ミノフェノール、カテコール、ジフェニルアミン、α−
ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、没食子酸、
没食子酸プロピル、レゾルシン、タンニン酸、ヘマテイ
ン、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2’,4’−ジアミ
ノベンゾゼン−5’−スルホン酸など、およびその薬学
上許容される塩など
米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、カ
ロチン、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、カ
キ色素、カラメル、クチナシ色素、クロロフィル、コー
ン色素、シコン色素、スピルリナ色素、タマネギ色素、
タマリンド色素、チェリー色素、ノリ色素、ハイビスカ
ス色素、ブドウ果汁色素、ブドウ果皮色素、ベニバナ色
素、マリーゴールド色素、ムラサキイモ色素、ラック色
素、リコピン、ルチン、銅クロロフィンナトリウム、イ
ンジゴカルミン、メチルロザニリン、感光素201号、
食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用
黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号
金属レーキ、メチレンブルー、カルミン、5−アミノ−
o−クレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、
2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ−4−
メチルアントラキノン、3,3‘−イミノジフェノー
ル、2,4−ジアミノフェノール、トルエン−2,5−
ジアミン、ニトロ−p−フェニレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール、
1,4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノピ
リジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、トルエン−
3,4−ジアミン、p−アミノフェノール、p−ニトロ
−o−フェニレンジアミン、p−メチルアミノフェノー
ル、ピクラミン酸、N,N’−ビス(4−アミノフェニ
ル)−2,5−ジアミノ−1,4−キノンジイミン、5
−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノ
ール、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、m−ア
ミノフェノール、カテコール、ジフェニルアミン、α−
ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、没食子酸、
没食子酸プロピル、レゾルシン、タンニン酸、ヘマテイ
ン、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2’,4’−ジアミ
ノベンゾゼン−5’−スルホン酸など、およびその薬学
上許容される塩など
【0026】防腐・抗菌・殺菌剤:例えば、パラオキシ
安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキ
シ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、アク
リノール、塩化メチルロザニリン、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、臭
化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、ポリヘキサ
メチレンビグアニド、アルキルポリアミノエチルグリシ
ン、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、クロ
ロブタノール、イソプロパノール、エタノール、フェノ
キシエタノール、イオウ、リン酸ジルコニウムの銀、亜
鉛、酸化亜鉛などの担持体、銀亜鉛アルミノケイ酸塩、
マーキュロクロム、チメロサール、ポビドンヨード、デ
ヒドロ酢酸、クロルキシレノール、クレゾール、クロロ
フェン、フェノール、レゾルシン、オルトフェニルフェ
ノール、イソプロピルメチルフェノール、チモール、ヒ
ノキチオール、スルファミン、リゾチーム、ラクトフェ
リン、トリクロサン、8−ヒドロキシキノリン、ウンデ
シレン酸、カプリル酸、プロピオン酸、安息香酸、プロ
ピオン酸、ソルビン酸、トリクロカルバン、ハロカルバ
ン、チアベンダゾール、ポリミキシンB、5−クロロ−
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン、ポリリジン、過酸
化水素、オルトフタルアルデヒドなど、およびその薬学
上許容される塩など
安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキ
シ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、アク
リノール、塩化メチルロザニリン、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、臭
化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、ポリヘキサ
メチレンビグアニド、アルキルポリアミノエチルグリシ
ン、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、クロ
ロブタノール、イソプロパノール、エタノール、フェノ
キシエタノール、イオウ、リン酸ジルコニウムの銀、亜
鉛、酸化亜鉛などの担持体、銀亜鉛アルミノケイ酸塩、
マーキュロクロム、チメロサール、ポビドンヨード、デ
ヒドロ酢酸、クロルキシレノール、クレゾール、クロロ
フェン、フェノール、レゾルシン、オルトフェニルフェ
ノール、イソプロピルメチルフェノール、チモール、ヒ
ノキチオール、スルファミン、リゾチーム、ラクトフェ
リン、トリクロサン、8−ヒドロキシキノリン、ウンデ
シレン酸、カプリル酸、プロピオン酸、安息香酸、プロ
ピオン酸、ソルビン酸、トリクロカルバン、ハロカルバ
ン、チアベンダゾール、ポリミキシンB、5−クロロ−
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン、ポリリジン、過酸
化水素、オルトフタルアルデヒドなど、およびその薬学
上許容される塩など
【0027】pH調整剤:例えば、塩酸、硫酸、乳酸、
酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ
酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、酢酸、アス
パラギン酸、イプシロンアミノカプロン酸、グルタミン
酸、アミノエチルスルホン酸、リン酸、ポリリン酸、ホ
ウ酸、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソ
プロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、リ
ジン、ホウ砂など、およびその薬学上許容される塩など
酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ
酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、酢酸、アス
パラギン酸、イプシロンアミノカプロン酸、グルタミン
酸、アミノエチルスルホン酸、リン酸、ポリリン酸、ホ
ウ酸、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソ
プロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、リ
ジン、ホウ砂など、およびその薬学上許容される塩など
【0028】キレート剤:例えば、エデト酸、クエン
酸、ポリリン酸、メタリン酸、アスコルビン酸、コハク
酸、フィチン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホ
スホン酸など、およびその薬学上許容される塩など
酸、ポリリン酸、メタリン酸、アスコルビン酸、コハク
酸、フィチン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホ
スホン酸など、およびその薬学上許容される塩など
【0029】抗酸化剤:例えば、アスコルビン酸および
その誘導体、エリソルビン酸およびその誘導体、トコフ
ェロールおよびその誘導体、カロチン、リコピン、グル
タチオン、没食子酸プロピル、タンニン酸、エピガロカ
テキンなどのカテキン類、アントシアニンなどのポリフ
ェノール類、ノルヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ヒドロキ
シシチロソール、p−ヒドロキシアニソールなど、およ
びその薬学上許容される塩など
その誘導体、エリソルビン酸およびその誘導体、トコフ
ェロールおよびその誘導体、カロチン、リコピン、グル
タチオン、没食子酸プロピル、タンニン酸、エピガロカ
テキンなどのカテキン類、アントシアニンなどのポリフ
ェノール類、ノルヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ヒドロキ
シシチロソール、p−ヒドロキシアニソールなど、およ
びその薬学上許容される塩など
【0030】酵素成分:リパーゼ、アミラーゼ、エンド
ペプチダーゼ、カタラーゼ、リゾチーム、スーパーオキ
シドディスムターゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ、
エラスターゼ、コラゲナーゼ、ゼラチナーゼ、キモトリ
プシンなど、およびその薬学上許容される塩など
ペプチダーゼ、カタラーゼ、リゾチーム、スーパーオキ
シドディスムターゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ、
エラスターゼ、コラゲナーゼ、ゼラチナーゼ、キモトリ
プシンなど、およびその薬学上許容される塩など
【0031】精油成分:例えば、アニス精油、アンゲリ
カ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精
油、オレンジ精油、カナダバルサム精油、カナンガ精
油、カラウェー精油、カルダモン精油、クミン精油、シ
ナモン精油、グレープフルーツ精油、ゲラニウム精油、
コパイバルサム精油、コリアンダー精油、シソ精油、シ
ダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジ
ンジャーグラス精油、スギ精油、スペアミント精油、ダ
イウイキョウ精油、チョウジ精油、トルーバルサム精
油、ハッカ精油、バラ精油、パルマローザ精油、ヒノキ
精油、ヒバ精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット
精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、マツ精
油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベ
ンダー精油、リナロエ精油、レモン精油、レモングラス
精油、ローズマリー精油、各種木酢液、竹酢液など
カ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精
油、オレンジ精油、カナダバルサム精油、カナンガ精
油、カラウェー精油、カルダモン精油、クミン精油、シ
ナモン精油、グレープフルーツ精油、ゲラニウム精油、
コパイバルサム精油、コリアンダー精油、シソ精油、シ
ダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジ
ンジャーグラス精油、スギ精油、スペアミント精油、ダ
イウイキョウ精油、チョウジ精油、トルーバルサム精
油、ハッカ精油、バラ精油、パルマローザ精油、ヒノキ
精油、ヒバ精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット
精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、マツ精
油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベ
ンダー精油、リナロエ精油、レモン精油、レモングラス
精油、ローズマリー精油、各種木酢液、竹酢液など
【0032】植物由来原料:植物の全草、葉、茎、根
茎、根、花、偽花、花弁、花粉、樹皮、樹液、果汁、果
実、果肉、果皮、種子、胚乳、胚芽などの1種、あるい
は2種以上の部分の乾燥物、醗酵物、および(又は)抽
出物など
茎、根、花、偽花、花弁、花粉、樹皮、樹液、果汁、果
実、果肉、果皮、種子、胚乳、胚芽などの1種、あるい
は2種以上の部分の乾燥物、醗酵物、および(又は)抽
出物など
【0033】天然由来原料:例えば、クロレラ、テング
サなどの藻類由来の原料や、酵母抽出物などの微生物代
謝産物、絹などの昆虫由来成分、牛乳、ヘモグロビン分
解物など動物由来原料、香料、水など
サなどの藻類由来の原料や、酵母抽出物などの微生物代
謝産物、絹などの昆虫由来成分、牛乳、ヘモグロビン分
解物など動物由来原料、香料、水など
【0034】また本発明は、一般式(1)で表される化
合物またはその薬学上許容される塩による催乳方法をも
包含する。本発明において、催乳は一般式(1)で表さ
れる化合物またはその塩を摂取することによって達成で
きる。本発明の方法において、一般式(1)で表される
化合物またはその塩とは、前記組成物で用いたものと同
義である。この方法において、使用する一般式(1)で
表される化合物またはその塩の摂取量は、特に制限され
ないが、催乳効果や安全性を考慮すると、成人(15歳
以上)1日あたり、遊離の化合物換算で通常1mg以
上、好ましくは10mg以上、特に好ましくは100m
g以上であり、上限は通常5000mg以下、好ましく
は3000mg以下、特に好ましくは1000mg以下
となるように調製すると良いが、個人差や状況に合わせ
て適量を摂取することができる。さらに、一般式(1)
で表される化合物またその塩を摂取する方法について
は、目的の剤型あるいは形態等に応じて、1日あたり1
回から数回に分けて、公知あるいは慣用されている方法
を用いることができる。
合物またはその薬学上許容される塩による催乳方法をも
包含する。本発明において、催乳は一般式(1)で表さ
れる化合物またはその塩を摂取することによって達成で
きる。本発明の方法において、一般式(1)で表される
化合物またはその塩とは、前記組成物で用いたものと同
義である。この方法において、使用する一般式(1)で
表される化合物またはその塩の摂取量は、特に制限され
ないが、催乳効果や安全性を考慮すると、成人(15歳
以上)1日あたり、遊離の化合物換算で通常1mg以
上、好ましくは10mg以上、特に好ましくは100m
g以上であり、上限は通常5000mg以下、好ましく
は3000mg以下、特に好ましくは1000mg以下
となるように調製すると良いが、個人差や状況に合わせ
て適量を摂取することができる。さらに、一般式(1)
で表される化合物またその塩を摂取する方法について
は、目的の剤型あるいは形態等に応じて、1日あたり1
回から数回に分けて、公知あるいは慣用されている方法
を用いることができる。
【0035】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0036】試験例1 2−アミノ−4−(N−エチル
カルバモイル)ブタン酸による血清プロラクチン量測定
試験 29週齢の経産Wistar系ラット(産後2日〜3
日)を投与群と対象群に分け、試験溶液の初回投与直前
に1mlを採血し、投与前血清を得た。表1に従って試
験溶液を作成し、表1の用量の試験溶液を強制経口投与
し、その24時間後および42時間後にも同様に強制経
口投与した。投与開始から48時間後に1mlを再度採
血し、投与後血清を得た。得られた投与前後の各血清か
ら、免疫化学的手法(Prolactin, Rat, Enzyme Immunoa
ssay Kit、Cayman Chemical Company社製)により血清
プロラクチン量を測定し、投与前血清のプロラクチン量
を基準として、プロラクチン変化率を以下の式により算
出した。 血清プロラクチン量変化率=(投与後血清中のプロラク
チン量/投与前血清中のプロラクチン量)×100 結果を図1に示す。
カルバモイル)ブタン酸による血清プロラクチン量測定
試験 29週齢の経産Wistar系ラット(産後2日〜3
日)を投与群と対象群に分け、試験溶液の初回投与直前
に1mlを採血し、投与前血清を得た。表1に従って試
験溶液を作成し、表1の用量の試験溶液を強制経口投与
し、その24時間後および42時間後にも同様に強制経
口投与した。投与開始から48時間後に1mlを再度採
血し、投与後血清を得た。得られた投与前後の各血清か
ら、免疫化学的手法(Prolactin, Rat, Enzyme Immunoa
ssay Kit、Cayman Chemical Company社製)により血清
プロラクチン量を測定し、投与前血清のプロラクチン量
を基準として、プロラクチン変化率を以下の式により算
出した。 血清プロラクチン量変化率=(投与後血清中のプロラク
チン量/投与前血清中のプロラクチン量)×100 結果を図1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】図1は、2−アミノ−4−(N−エチルカ
ルバモイル)ブタン酸経口投与による血清プロラクチン
量の変化率を表した棒グラフで、データは平均値+標準
誤差を示している。この図から明らかなように、2−ア
ミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸を投与
することにより、血清中のプロラクチン量が増加してい
ることがわかる。血清中のプロラクチン量の増加は、授
乳期のラットにおいて母乳生成を促進することがわかっ
ているので、2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイ
ル)ブタン酸に催乳作用があることが確認された。さら
に投与群は1%の危険率で、対照群に対して統計学的に
有意な変化量があったことを示している。以下に製剤実
施例を挙げる。
ルバモイル)ブタン酸経口投与による血清プロラクチン
量の変化率を表した棒グラフで、データは平均値+標準
誤差を示している。この図から明らかなように、2−ア
ミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸を投与
することにより、血清中のプロラクチン量が増加してい
ることがわかる。血清中のプロラクチン量の増加は、授
乳期のラットにおいて母乳生成を促進することがわかっ
ているので、2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイ
ル)ブタン酸に催乳作用があることが確認された。さら
に投与群は1%の危険率で、対照群に対して統計学的に
有意な変化量があったことを示している。以下に製剤実
施例を挙げる。
【0039】
実施例1(錠剤:1錠中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 50mg
乳糖 150mg
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 20mg
ヒドロキシプロピルセルロース 9mg ステアリン酸マグネシウム 1mg
合計 230mg
上記成分の1000倍量を秤量し均一に混合した後、得
られた混合粉末を打錠し、錠剤1000錠を得た。な
お、この製剤は催乳薬として使用できる。
られた混合粉末を打錠し、錠剤1000錠を得た。な
お、この製剤は催乳薬として使用できる。
【0040】
実施例2(錠剤:2錠中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 60mg
塩酸ピリドキシン 6mg
マンニトール 162mg
キシリトール 150mg
ヒドロキシプロピルセルロース 20mg ステアリン酸マグネシウム 2mg
合計 400mg
上記成分の1000倍量を秤量し均一に混合した後、得
られた混合粉末を打錠し、錠剤2000錠を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
られた混合粉末を打錠し、錠剤2000錠を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0041】
実施例3(顆粒剤:1包中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 40mg
アスコルビン酸 60mg
乳糖 47mg
トウモロコシデンプン 40mg
結晶セルロース 7mg
カルボキシメチルセルロースカルシウム 4mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2mg
合計 200mg
上記成分の1000倍量を秤量し均一に混合した後、押
し出し造粒法にて造粒し、顆粒剤1000包を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
し出し造粒法にて造粒し、顆粒剤1000包を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0042】
実施例4(顆粒剤:1包中)
粉末玉露 100mg
(2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)ブタン酸2.5mgを含有)
コレカルシフェロール 150I.U.
キシリトール 230mg
マンニトール 適量
ヒドロキシプロピルセルロース 17mg
軽質無水ケイ酸 2mg
アスパルテーム 1mg
香料 1mg
合計 400mg
上記成分の1000倍量を秤量し均一に混合した後、押
し出し造粒法にて造粒し、顆粒剤1000包を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
し出し造粒法にて造粒し、顆粒剤1000包を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0043】
実施例5(硬カプセル剤:1カプセル中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 50mg
硝酸チアミン 6mg
乳糖 100mg
ヒドロキシプロピルスターチ 70mg
結晶セルロース 30mg
軽質無水ケイ酸 4mg
合計 290mg
上記成分の1000倍量を内容物として均一に混合し、
プロピレングリコール45%、メチルセルロース40
%、アセチルクエン酸トリエチルエステル15%を外皮
として、常法により硬カプセル剤1000カプセルを得
た。なお、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
プロピレングリコール45%、メチルセルロース40
%、アセチルクエン酸トリエチルエステル15%を外皮
として、常法により硬カプセル剤1000カプセルを得
た。なお、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0044】
実施例6(硬カプセル剤:2カプセル中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 50mg
パルミチン酸レチノール 1000I.U.
エルゴカルシフェロール 200I.U.
ホコウエイ根末 200mg
乳糖 適量
ヒドロキシプロピルスターチ 70mg
結晶セルロース 30mg
軽質無水ケイ酸 4mg
合計 500mg
上記成分の1000倍量を内容物として均一に混合し、
プロピレングリコール45%、メチルセルロース40
%、アセチルクエン酸トリエチルエステル15%を外皮
として、常法により硬カプセル剤2000カプセルを得
た。なお、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
プロピレングリコール45%、メチルセルロース40
%、アセチルクエン酸トリエチルエステル15%を外皮
として、常法により硬カプセル剤2000カプセルを得
た。なお、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0045】
実施例7(軟カプセル剤:2カプセル中)
2−アミノ−4−(N−(2−スルホエチル)カルバモイル)
ブタン酸 30mg
ビタミンA油 2000I.U.
中鎖脂肪酸トリグリセリド 適量
グリセリン 50mg
ポリソルベート80 10mg
グリセリン脂肪酸エステル 5mg
サラシミツロウ 5mg
酸化チタン 1mg
合計 550mg
上記成分の1000倍量を内容物として秤量し均一に混
合した後、得られた液体を軟カプセルに充填し、軟カプ
セル剤2000カプセルを得た。なお、この製剤は栄養
機能食品として使用できる。
合した後、得られた液体を軟カプセルに充填し、軟カプ
セル剤2000カプセルを得た。なお、この製剤は栄養
機能食品として使用できる。
【0046】
実施例8(軟カプセル剤:2カプセル中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 50mg
リン酸ピリドキサール 10mg
リボフラビン 1mg
ゼラチン 223mg
中鎖脂肪酸トリグリセリド 196mg
グリセリン 50mg
ポリソルベート80 10mg
グリセリン脂肪酸エステル 5mg
サラシミツロウ 5mg
酸化チタン 1mg
合計 550mg
上記成分の1000倍量を常法により、軟カプセル剤2
000カプセルを得た。なお、この製剤は栄養機能食品
として使用できる。
000カプセルを得た。なお、この製剤は栄養機能食品
として使用できる。
【0047】
実施例9(チュアブル剤:2錠中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 50mg
リン酸リボフラビンナトリウム 2mg
キシリトール 200mg
マンニトール 150mg
ヒドロキシプロピルセルロース 20mg
軽質無水ケイ酸 3mg
ステアリン酸マグネシウム 3mg
アスパルテーム 1mg
l−メントール 1mg
合計 430mg
上記成分の1000倍量を秤量し均一に混合した後、得
られた混合粉末を打錠し、チュアブル剤2000錠を得
た。なお、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
られた混合粉末を打錠し、チュアブル剤2000錠を得
た。なお、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0048】
実施例10(チュアブル剤:2錠中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 90mg
チアミンジスルフィド 8mg
塩酸ピリドキシン 8mg
リン酸リボフラビンナトリウム 6mg
キシリトール 210mg
マンニトール 150mg
ヒドロキシプロピルセルロース 20mg
軽質無水ケイ酸 3mg
ステアリン酸マグネシウム 3mg
アスパルテーム 1mg
l−メントール 1mg
合計 500mg
上記成分の1000倍量を秤量し均一に混合した後、得
られた混合粉末を打錠し、チュアブル剤2000錠を得
た。なお、この製剤は、1回2錠1日1〜3回服用す
る、滋養強壮保健薬として使用できる。
られた混合粉末を打錠し、チュアブル剤2000錠を得
た。なお、この製剤は、1回2錠1日1〜3回服用す
る、滋養強壮保健薬として使用できる。
【0049】
実施例10(ドリンク剤:1本中)
2−アミノ−4−(N−エチルカルバモイル)
ブタン酸 120mg
パルミチン酸レチノール 800I.U.
ビタミンB1硝酸塩 15mg
塩酸ピリドキシン 15mg
アスコルビン酸 30mg
パントテン酸カルシウム 10mg
アスパラギン酸ナトリウム 7.5mg
濃縮果汁 4.0g
無水クエン酸 0.1g
クエン酸ナトリム 0.03g
酒石酸 0.03g
高果糖液糖 3.5g
グラニュー糖 0.6g
カフェイン 50mg
香料 適量 精製水 適量
合 計 50ml
上記成分を水に溶解し、加熱殺菌、冷却、無菌濾過後に
容器に充填して、pH=3.4の酸性飲料を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
容器に充填して、pH=3.4の酸性飲料を得た。な
お、この製剤は栄養機能食品として使用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明では、一般式(1)で表される化
合物またはその薬学上許容される塩によって、催乳を促
進することができる。また、前記式(1)またはその薬
学上許容される塩を含有する催乳作用を有する組成物を
得ることができる。本発明の組成物は、血清中のプロラ
クチン量を増加させることで催乳させるため、安定した
効果が期待できる。
合物またはその薬学上許容される塩によって、催乳を促
進することができる。また、前記式(1)またはその薬
学上許容される塩を含有する催乳作用を有する組成物を
得ることができる。本発明の組成物は、血清中のプロラ
クチン量を増加させることで催乳させるため、安定した
効果が期待できる。
【図1】試験例1で実施した、血清プロラクチン量の変
化率を表すグラフである。
化率を表すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(1): 【化1】 (式中、Rは水素原子または置換されてもよいアルキル
基を示す)で表される化合物およびその薬学上許容され
る塩よりなる群から選択される少なくとも1種以上を含
有することを特徴とする催乳作用を有する組成物。 - 【請求項2】Rが水素原子、メチル基、エチル基または
2−スルホエチル基である請求項1記載の催乳作用を有
する組成物。 - 【請求項3】健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品ま
たは特定保健用食品である請求項1または2記載の催乳
作用を有する組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002129783A JP2003321356A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 催乳作用を有する組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002129783A JP2003321356A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 催乳作用を有する組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321356A true JP2003321356A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29543091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002129783A Pending JP2003321356A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 催乳作用を有する組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003321356A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008512381A (ja) * | 2004-09-03 | 2008-04-24 | 協和醗酵工業株式会社 | 口内炎の予防または治療のための組成物および方法 |
CN102670830A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-09-19 | 徐州三源医药科技有限公司 | 一种催乳汤及制备方法 |
CN104689100A (zh) * | 2015-02-02 | 2015-06-10 | 王英梅 | 一种治疗乳汁不通及乳腺炎并发症的中药 |
-
2002
- 2002-05-01 JP JP2002129783A patent/JP2003321356A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008512381A (ja) * | 2004-09-03 | 2008-04-24 | 協和醗酵工業株式会社 | 口内炎の予防または治療のための組成物および方法 |
CN102670830A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-09-19 | 徐州三源医药科技有限公司 | 一种催乳汤及制备方法 |
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