JP2003321029A - 中空容器 - Google Patents

中空容器

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JP2003321029A
JP2003321029A JP2003042029A JP2003042029A JP2003321029A JP 2003321029 A JP2003321029 A JP 2003321029A JP 2003042029 A JP2003042029 A JP 2003042029A JP 2003042029 A JP2003042029 A JP 2003042029A JP 2003321029 A JP2003321029 A JP 2003321029A
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heat
film
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gas barrier
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Katsuya Maruyama
勝也 丸山
Koji Yamamoto
孝司 山本
Takeshi Hara
毅 原
Hiroyuki Nanba
寛行 難波
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル性およびガスバリア性の改善され
た中空容器を提供する。 【解決手段】 ガスバリア性樹脂層を含む熱収縮性フィ
ルムにより被覆した中空容器において、被覆部分におけ
る最大周囲長さ(L2)に対する最小周囲長さ(L1)
の割合(L1/L2)が0.25〜1.0であり、熱収
縮性フィルム端部が接する中空容器外面は波状屈曲部を
有しない曲面、または曲率5mm以上の波状屈曲部を有
する曲面であることを特徴とする中空容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリア性を有
する熱収縮性フィルム(シュリンクラベル)、および該
フィルムで被覆した中空容器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという。)等のポリエステルを主体とするプ
ラスチック容器またはボトル(以下、中空容器とい
う。)がお茶、果汁飲料、炭酸飲料等に使用されてい
る。また、使用される中空容器のうち、小型中空容器の
占める割合が年々大きくなっている。中空容器の小型化
に従い単位体積当たりの表面積の割合が大きくなるた
め、内容物の賞味期限は短くなる傾向にある。また、近
年、酸素や光の影響を受けやすいビールの中空容器での
販売や中空容器入りお茶のホット販売が行なわれ、中空
容器の利用範囲が広がる中、中空容器に対するガスバリ
ア性の向上が要求されている。
【0003】上記要求に対し、中空容器にガスバリア性
を付与する方法として、ガスバリア性樹脂を用いた多層
中空容器、ブレンド中空容器や、単層中空容器にカーボ
ンコート、蒸着、ガスバリア樹脂の塗布を施したガスバ
リアコーティング中空容器等が開発されている。
【0004】多層中空容器の一例としては、PET等の
ポリエステル樹脂とポリアミドMXD6等の熱可塑性ガ
スバリア性樹脂とを同時に、または交互に射出してキャ
ビティーを満たし3層または5層構造を有するパリソン
を得て、2軸延伸ブロー成形した中空容器が挙げられ
る。ブレンド中空容器の例としては、PET等の熱可塑
性ポリエステル樹脂とポリアミドMXD6等の熱可塑性
ガスバリア性樹脂とをブレンドし、通常のPET単層中
空容器と同様の装置、条件で成形したパリソンを2軸延
伸ブロー成形した中空容器が挙げられる。
【0005】バリアコーティング中空容器の一例として
は、PET中空容器を真空室内に設置し、真空状態で中
空容器内にアセチレンガスを導入し、マイクロ波を照射
してプラズマ化し、高密度に架橋した3次元構造を有す
る共有結合性非晶質炭素膜を中空容器内表面に堆積させ
た中空容器が挙げられる。
【0006】一方、近年になって、省資源、省エネルギ
ーの観点からプラスチックの再使用の機運が高まり、い
ったん市中に出回った中空容器を回収したリサイクル材
を再び中空容器として使用する動きがある。しかしなが
ら、上記の各種のガスバリア性向上技術で作製された中
空容器のリサイクルにおいては、使用されたガスバリア
材によっては、着色、曇り等が発生し、中空容器の品質
に影響を及ぼす。エチレン/酢酸ビニル共重合体ケン化
物層が設けられた延伸熱可塑性樹脂積層フィルムを、該
ケン化物層を内側にして中空容器を包皮した後、加熱収
縮させて被覆層を形成させることを特徴とする中空容器
の処理方法が提案されている(特許文献1参照)。しか
しながら、被覆層が充分なガスバリア性を発揮するため
の条件についてはいっさい触れられていない。ラベルが
酸素バリア性を有するとともにラベルの単位面積当たり
の二酸化炭素透過度が、中空容器本体のラベル装着部の
単位面積当たりの二酸化炭素透過度と等しいか大きいこ
とを特徴とする炭酸飲料用ポリエステル中空容器が提案
されており、実施例には接着剤を用いて酸素バリア性を
有するラベルを装着することが開示されている(特許文
献2参照)。このポリエステル中空容器に装着されたラ
ベルは、中空容器を透過した二酸化炭素を積極的に透過
させてラベルのふくれを防止するという技術思想に基い
ている。
【0007】
【特許文献1】特開平9−39970号公報
【特許文献2】特開2001−114244号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
技術では充分なガスバリア性を有し、且つリサイクル性
が良好な中空容器が得られているとは言い難い。本発明
の目的は、リサイクル性およびガスバリア性の改善され
た中空容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、ガスバリア性樹脂層を含む熱収縮性フィルム
により中空容器を覆うことにより、中空容器のガスバリ
ア性が改善され、且つ被覆に接着剤を用いないためリサ
イクル性も改善されることを見出し本発明に至った。即
ち、本発明は、ガスバリア性樹脂層を含む熱収縮性フィ
ルムにより被覆した中空容器において、被覆部分におけ
る最大周囲長さ(L2)に対する最小周囲長さ(L1)
の割合(L1/L2)が0.25〜1.0であり、熱収
縮性フィルム端部が接する中空容器外面は波状屈曲部を
有しない曲面、または曲率5mm以上の波状屈曲部を有
する曲面であることを特徴とする中空容器に関するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の中空容器は、ガスバリア
性の良好な熱収縮性フィルムにより中空容器を覆うこと
によって得られる。
【0011】本発明における熱収縮性フィルムは、ガス
バリア性樹脂層単層、またはガスバリア性樹脂層を含む
多層からなるフィルムであって、熱処理により収縮して
中空容器と密着する熱収縮性を有することが必要であ
る。被覆されたフィルムは1以上の開口部を有する。
【0012】本発明では、熱収縮性フィルムにより被覆
した中空容器の被覆部における最大周囲長さ(L2)に
対する最小周囲長さ(L1)の割合(L1/L2)が
0.25〜1.0であることが好ましい。(L1/L
2)が0.25未満では、熱収縮フィルムが中空容器の
形状に充分追随できず、最小径部での中空容器外面との
密着性が充分でなかったり、最大径部での収縮応力が大
き過ぎて中空容器の変形をもたらすおそれがあり好まし
くない。
【0013】本発明において、熱収縮性フィルムによる
被覆によって、中空容器のガスバリア性改善効果が充分
発現するためには、中空容器の形状も考慮する必要があ
る。すなわち、熱収縮性フィルム端部が接する中空容器
外面は、平面に近い方が密着しやすい。熱収縮性フィル
ム端部が接する中空容器外面が曲率5mm(以下、5R
と略す。)以下の波状屈曲部を有する曲面であると、熱
収縮性フィルムと中空容器の間に隙間が生じガスバリア
性が改善しない。熱収縮性フィルム端部が接する中空容
器外面は波状屈曲部を有しない曲面、または曲率5mm
以上の波状屈曲部を有する曲面であることを特徴とす
る。また、被覆される中空容器の強度が弱いと、熱収縮
性フィルムの収縮に伴い中空容器が変形してしまう。従
って、強度保持のため、熱収縮性フィルム被覆端部が接
する中空容器の厚みは200μm以上あることが好まし
い。
【0014】本発明における熱収縮性フィルムは加熱処
理により収縮し、中空容器に密着することが必要であ
る。特に、ガスが漏れないように熱収縮性フィルムの端
部と中空容器外面とが充分密着していることが必要であ
る。本発明では、中空容器を覆った際の軸方向(中空容
器の口栓部と底部を結んだ方向)では収縮率が小さいこ
とが好ましく、軸方向と直交する方向には収縮率が大き
いことが好ましい。そのため、フィルムを収縮させる際
の雰囲気温度を70〜160℃、その雰囲気に暴露する
時間を5〜60秒として、端部を拘束することなく自由
に収縮させた際の軸方向の収縮率(以下、収縮率A1と
いう。)が10%以下、軸方向と直交する方向(直交方
向)の収縮率(以下、収縮率A2という。)が40%以
上であることが好ましい。
【0015】前述したように、ガスバリア性を有する熱
収縮性フィルムにより中空容器を被覆して中空容器のガ
スバリア性を改善するためには、熱収縮性フィルムの端
部と中空容器外面とが充分密着することが必要である
が、中空容器を覆って熱処理した後の端部の軸方向と直
交する方向の収縮率(以下、収縮率Bという。)が収縮
率A2と同等になるまで収縮すると、端部における円周
方向の収縮応力が充分にかからないため中空容器外面と
の密着性が低下し、ガスバリア性改善効果が充分発現し
ない。端部における円周方向での収縮応力が充分にかか
り、中空容器外面との密着性を保持するためには、収縮
率A2に対する収縮率Bの割合が0.95以下であるこ
とが好ましい。収縮率A2に対する収縮率Bの割合が
0.95を超すと端部における円周方向の収縮応力が充
分にかからず、好ましくない。
【0016】本発明におけるガスバリア性を有する単層
フィルムは、1種以上のガスバリア性樹脂、あるいは1
種以上のガスバリア性樹脂および熱可塑性樹脂からな
る。
【0017】本発明に使用するガスバリア性樹脂として
は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/66共重
合樹脂、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン1
2、ポリアミドMXD6、ポリヘキサメチレンテレフタ
ル/イソフタルアミドのようなポリアミド樹脂、ポリエ
チレンナフタレート樹脂、エチレン/1,3−フェニレ
ンオキシエチレン/テレフタレート/イソフタレート共
重合樹脂のようなポリエステル樹脂、ポリビニルアルコ
ール樹脂、エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、塩
化ビニル共重合樹脂、塩化ビニリデン共重合樹脂、アク
リロニトリル共重合樹脂等が挙げられる。これらの内、
特に好ましいガスバリア性樹脂は、ジアミン成分の70
モル%以上がメタキシリレンジアミンであるポリアミド
樹脂、エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、塩化ビ
ニリデン共重合樹脂またはアクリロニトリル共重合樹脂
である。
【0018】ジアミン成分の70モル%以上がメタキシ
リレンジアミンであるポリアミド樹脂について更に詳細
に述べる。メタキシリレンジアミン以外に使用されるジ
アミン化合物を例示すると、テトラメチレンジアミン、
ペンタメチレンジアミン、メチルペンタンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オク
タメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチ
レンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−
トリメチル−ヘキサメチレンジアミン、2,4,4−ト
リメチルヘキサメチレンジアミン、パラキシリレンジア
ミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン等および
これらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0019】本発明におけるポリアミド樹脂に使用され
るジカルボン酸を例示すると、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、ノナンジカルボン酸、ドデカンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸の各異性体等およびこれら
の混合物が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0020】本発明において、ガスバリア性樹脂と組み
合わせて使用される熱可塑性樹脂は、溶融加工できる樹
脂であれば特に制限はないが、特に好ましくはポリエス
テル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂であ
る。これらの樹脂は1種類でも使用できるが、2種類以
上の樹脂を多層、ブレンド等、複合して用いてもよい。
【0021】本発明で使用されるポリエステル樹脂は主
として芳香族もしくは脂肪族ジカルボン酸成分とジオー
ル成分から成る。ジカルボン酸成分を例示すると、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカル
ボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、ダイマー
酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸、シュウ酸、コハク酸等が例示されるが、これらに限
定されるものではない。必要に応じて、トリメリット
酸、ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ピロメ
リット酸等の多価カルボン酸やその無水物、あるいはp
−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸を使用してもよ
い。ジオール成分を例示すると、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,6−ヘ
キサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−
ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオール、スピログリコー
ル、デカリンジメタノール、各種ビスフェノール類のエ
チレンオキサイド付加物等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。必要に応じて、トリメチロール
プロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等のポリ
オール類を使用してもよい。
【0022】本発明に使用できるポリスチレン樹脂を構
成するモノマーを例示すると、スチレン、α−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p
−エチルスチレン、p−イソブチルスチレン、p−t−
ブチルスチレン、クロロメチルスチレン等が挙げられ
る。また、ポリスチレンに合成ゴムをブレンドするかま
たは合成ゴムにスチレンをグラフト重合して得られる耐
衝撃性ポリスチレンや、スチレン系モノマーとアクリル
酸・メタアクリル酸エステル系モノマーとの共重合樹脂
をゴム状エラストマーにグラフト重合させた透明・高衝
撃性ポリスチレン、スチレン/ジエン系共重合樹脂およ
びこれらの混合物も使用できる。
【0023】本発明に使用できるポリオレフィン樹脂を
例示すると、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、線
状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、超低密度ポ
リエチレン樹脂(VLDPE)、極超低密度ポリエチレ
ン樹脂(ULDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MD
PE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合樹脂、エチレンメチルアクリレー
ト(EMA)樹脂、エチレンアクリル酸(EAA)樹
脂、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂、プロピレ
ン/ブテン共重合樹脂、ノルボルナンやテトラシクロド
デセンに必要に応じてα−オレフィン等と共重合した環
状オレフィン樹脂等およびこれらの混合物等が挙げられ
る。LLDPEが特に好ましいが、これはエチレンとα
−オレフィンの共重合樹脂であり、α−オレフィンを例
示すると、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセン等が挙げられる。
【0024】なお、本発明で言うガスバリア性とは、酸
素、二酸化炭素、窒素、水素等のガスの透過を抑えるこ
とを意味する。従って、物理的にガスの透過を抑えるほ
か、侵入してくるガスと反応してガスを吸収することも
含まれる。したがって、本発明において、熱収縮性フィ
ルムを構成する樹脂に酸素捕捉機能を有する材料を使用
することも本発明の好ましい実施態様である。酸素捕捉
機能を有する材料を例示すると、ヒンダードフェノール
類、ビタミンC、ビタミンE、有機燐化合物、没食子
酸、ピロガロール等の酸素と反応する低分子有機化合物
や鉄等の金属粉を樹脂に練り込んだ組成物、ならびにポ
リブタジエン、ポリイソプレン、ブタジエン/イソプレ
ンコポリマー等の分子内に炭素−炭素二重結合を有する
オレフィン系のポリマーやオリゴマーやメタキシリレン
構造を有するポリアミドに酸化触媒としてコバルト、マ
ンガン、ニッケル、鉄、銅等の遷移金属化合物を加えた
酸素吸収性樹脂等を例示することができるが、これらに
限定されるものではない。
【0025】本発明における単層フィルムを成形する前
に2種以上の樹脂を混合する例としては、ペレット同士
をそのまま混合して押出機に投入し、Tダイを通じてシ
ートあるいはフィルムを製膜するドライブレンドと呼ば
れている方法、もしくは固体同士を一度溶融押し出し
し、再ペレット化したものを原料として用いるメルトブ
レンドと呼ばれている方法のいずれによっても行なうこ
とが可能である。なお、用途、使用条件、ガスバリア性
能、機械的性能等に応じて適切な配合処方が選択され
る。
【0026】本発明におけるガスバリア性樹脂層を含む
多層フィルムは、1種以上のガスバリア性樹脂層、ある
いは1種以上のガスバリア性樹脂層および熱可塑性樹脂
層から構成される。さらに具体的に述べると、本発明に
は1種類以上のガスバリア性樹脂層を含む多層構成から
成るフィルム、もしくは1種以上のガスバリア性樹脂層
とポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂から撰ばれる1種以上の樹脂の層との多層構成か
ら成るフィルムが使用できる。
【0027】本発明に使用できる多層フィルムの層構成
を例示すると、基本的には、外層/ガスバリア性樹脂層
/内層からなり、接着剤が必要であれば外層/接着剤層
/ガスバリア性樹脂層/接着剤層/内層、ヒートシール
性が必要であれば内層にヒートシール性のある樹脂を選
択する等、熱収縮性に加えて、用途、使用条件、ガスバ
リア性能、機械的性能等に応じて適切な層構成が選択さ
れる。
【0028】本発明における多層フィルムに用いる接着
剤を例示すると、ドライラミネーション法による場合
は、ポリウレタン系、エポキシ系等の有機溶媒型接着
剤、水溶媒接着剤、無溶剤型接着剤が使用できる。ま
た、ウエットラミネーション法による場合は、酢酸ビニ
ル、エチレン/酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステ
ルの水性エマルジョン型接着剤等が使用できる。押出ラ
ミネーション法による場合は、接着剤としてポリエチレ
レン、ポリプロプレン、エチレン/酢酸ビニル共重合樹
脂等を無水マレイン酸等で変性した変性ポリオレフィン
樹脂がそのまま使用できる。また、押出ラミネーション
法による多層フィルム製造の際に、有機チタン系、ポリ
エチレンイミン系、ポリブタジエン系、イソシアネート
系等の接着助剤、いわゆるアンカーコート剤も使用でき
る。
【0029】本発明における熱収縮性フィルムの収縮前
の厚みは5〜100μmがよく、好ましくは10〜70
μm、特に好ましくは10〜50μmである。
【0030】なお、本発明における熱収縮性フィルムに
は各種エラストマー、アイオノマー等を添加してもよ
い。また、滑剤、離型剤、安定剤、紫外線吸収剤等の添
加剤を加えることもできる。本発明に用いる熱収縮性フ
ィルムに、新品の樹脂のみならず生産現場内で発生した
トリミングくず等の回収品や使用済みの製品からの回収
品を再生使用することもできる。
【0031】本発明の中空容器の被覆に用いる熱収縮性
フィルムは、通常のフィルム製造方法、例えばフラット
ダイ法(Tダイ法)やサーキュラーダイ法(インフレー
ション法)などにより製膜して得た原反を延伸すること
により得られる。延伸は一軸延伸、二軸延伸等あるが、
熱処理により中空容器を良好に覆い、本発明の目的であ
る中空容器のバリア性を改善し得るものであればいずれ
の方法でも良い。本発明の中空容器の被覆に用いる熱収
縮性フィルムは一端あるいは両端に開口部を有する円筒
状等の形状に加工して使用されるが、その際の端部の接
着はヒートシールによる方法により行われる。また、使
用後の中空容器と被覆されたフィルムとの分離を容易に
するためにミシン目を入れたり、さらにミシン目の端に
切り欠けやつまみしろを設ける等の処理をしてもよい。
【0032】被覆する中空容器は押出成形や射出成形で
作製したパリソンを二軸延伸ブロー成形にて延伸する方
法や、溶融した樹脂をそのままブロー成形するダイレク
トブロー成形により得られるが、その作製方法は特に限
定されない。本発明の中空容器はガスバリア性樹脂層を
少なくとも一層含む熱収縮性フィルムにより、PETに
代表されるポリエステル樹脂やポリオレフィン樹脂(H
DPE等)からなる中空容器を覆ったもので、中空容器
のガスバリア性改善効果が得られる。また、ガスバリア
性を有する中空容器等を覆うと更にガスバリア性を改善
でき、効果的である。
【0033】また、中空容器のガスバリア性を改善する
目的から、中空容器の全表面積の40%以上を覆うこと
が好ましく、60%以上がより好ましく、80%以上が
更に好ましい。中空容器を覆った熱収縮性フィルムを収
縮させるための熱処理装置は一定温度で一定時間加熱で
きる仕組みを備えた装置であれば特に制限はないが、一
定温度に制御された炉内をベルトコンベアのような搬送
機で中空容器を一定速度で搬送し、その間に収縮させる
のが品質管理の面あるいは生産性の面から好ましい。熱
媒体としては加熱空気、スチーム等が使用できる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また
本発明で測定した主な特性の測定法を示す。 (1)ポリアミドMXD6の相対粘度[ηrel.] 樹脂1g/96%硫酸100ml、測定温度25℃で測
定した。 (2)酸素透過率 ASTM D−3985に準じてMOCON MODE
RN CONTOROLS社製 OXTRAN 10/
50Aにより測定した。 (3)ヘイズ ヘイズは、JIS K−7105、ASTM D100
3に準じて、日本電色工業社製の曇価測定装置(型式:
COH−300A)により測定した。 (4)被覆した中空容器の酸素透過率 (2)に記載した酸素透過率測定装置を使用し、23
℃、容器内側100%RH、容器外側50%RHの条件
で測定した。 (5)収縮率A1、A2 ヤマトエンジニアリング社製熱風乾燥機DF−62にて
140℃で30秒間、加熱して測定した。 (6)収縮率B ヤマトエンジニアリング社製熱風乾燥機DF−62にて
150℃で20秒間、加熱して処理した。
【0035】実施例および比較例に使用したパリソン、
中空容器には次の樹脂を使用した。PET:固有粘度
0.84のポリエチレンテレフタレート(日本ユニペッ
ト(株)製、RT553C)。 ポリアミドMXD6:相対粘度2.7のMXナイロン
(三菱ガス化学(株)製S6007)。 実施例および比較例に用いた中空容器は下記の如くであ
る。 パリソン形状:全長95mm、外径22mmφ、肉厚
4.2mm。 中空容器形状:全長170mm、容積330ml、首径
25mmφ、胴径66mmφ、最小周囲径22mmφ、
最大周囲径66mmφ、キャップ装着時口径27mm
φ、熱収縮性フィルム端部が接する中空容器外面におい
て波状屈曲部は実施例1〜11、13、比較例1〜4、
6では無し、実施例12(R10)、比較例5(R4)
では有り。 また、パリソン、熱収縮性フィルムにより被覆する中空
容器は下記の如く成形を行なった。 PET単層パリソン 樹脂 :PET 射出シリンダー温度 :275℃ 金型内樹脂流路温度 :275℃ 金型冷却水温度 : 15℃ PET/ポリアミドMXD6 5層パリソン スキン側樹脂:PET 、 コア側樹脂:ポリアミドM
XD6 スキン側射出シリンダー温度 :275℃ コア側射出シリンダー温度 :265℃ 金型内樹脂流路温度 :275℃ 金型冷却水温度 : 15℃ パリソン中のコア樹脂の割合 : 7重量%。 熱収縮性フィルムにより被覆する中空容器(PET単層
中空容器、PET/ポリアミドMXD6 5層中空容
器)の成形(二軸延伸ブロー成形) パリソン加熱温度 :100℃ ブロー圧力 :2.7MPa 熱収縮性フィルムにより被覆する中空容器の厚みは、加
熱条件により調整可能である。
【0036】実施例1 熱収縮性フィルムには以下の樹脂を使用した。 PETG:(イーストマン社製、6763)。 ポリアミドMXD6:相対粘度3.5のMXナイロン
(三菱ガス化学(株)製、S6121)。 接着剤(Tie):三菱化学(株)製モディックF53
4。 PETG/Tie/ポリアミドMXD6/Tie/PE
TGの層構成からなる熱収縮性多層フィルムを、Tダイ
法により製膜して得られた原反を一軸延伸して作製し
た。 延伸倍率 : MD方向:3.5倍 TD方向:1.0倍 延伸温度 : 100℃ 上記方法により得られたフィルムの厚みは(PETG/
Tie)/(ポリアミドMXD6)/(Tie/PET
G)=(15)/(40)/(15)μmであった。
【0037】上記熱収縮性多層フィルムを製膜(延伸)
時の流れ方向(MD方向)に212mm、製膜時の流れ
と直交方向(TD方向)に170mmの長方形に切り取
り、MD方向の端部をヒートシーラーにより貼り合わ
せ、直径67mm、高さ170mmの円筒状の形に加工
した。上記円筒状フィルムを水300ml充填しキャッ
プを装着したPET単層中空容器に被せ、フィルムの一
端部と中空容器接地部の位置が平行になるようにセット
し、150℃熱風処理によりPET単層中空容器を覆っ
た。結果を表1に示す。
【0038】実施例2 熱収縮性多層フィルムにより被覆する中空容器をPET
単層中空容器からPET/ポリアミドMXD6 5層中
空容器に変更した以外は実施例1と同様に被覆した。結
果を表1に示す。
【0039】実施例3 被覆面積を中空容器全表面積の65%とした以外は実施
例1と同様に被覆した。すなわち、熱収縮性多層フィル
ムを製膜(延伸)時の流れ方向(MD方向)に212m
m、製膜時の流れと直交方向(TD方向)に90mmの
長方形に切り取り、MD方向の端部をヒートシーラーに
より貼り合わせ、直径67mm、高さ90mmの円筒状
の形に加工した。上記円筒状フィルムを水300ml充
填しキャップを装着したPET単層中空容器に被せ、フ
ィルムの一端部を中空容器底部の位置が平行になるよう
にセットし、150℃熱風処理によりPET単層中空容
器を覆った。結果を表1に示す。
【0040】実施例4 被覆面積を中空容器全表面積の40%とした以外は実施
例1と同様に被覆した。すなわち、熱収縮性多層フィル
ムを製膜(延伸)時の流れ方向(MD方向)に212m
m、製膜時の流れと直交方向(TD方向)に55mmの
長方形に切り取り、MD方向の端部をヒートシーラーに
より貼り合わせ、直径67mm、高さ55mmの円筒状
の形に加工した。上記円筒状フィルムを水300ml充
填しキャップを装着したPET単層中空容器に被せ、フ
ィルムの一端部を中空容器底部から20mm口栓部側に
移動した位置と平行になるようにセットし、150℃熱
風処理によりPET単層中空容器を覆った。フィルムは
中空容器接地面から20mmの位置から75mmの位置
を覆った。結果を表2に示す。
【0041】実施例5 層構成がPETG/Tie/酸素捕捉性ポリアミドMX
D6/Tie/PETGとなる熱収縮性多層フィルムを
以下の方法により作製した。酸素捕捉性ポリアミドMX
D6は、ポリアミドMXD6 99.6重量部とステア
リン酸コバルト(II)0.4重量部とを二軸押出機を
使用して溶融混錬したものを用いた。その他の樹脂は実
施例1と同じものを使用した。上記樹脂を使用して熱収
縮性多層フィルムをTダイ法により製膜して得られた原
反を一軸延伸して作製した。 延伸倍率 : MD方向:3.5倍 TD方向:1.0倍 延伸温度 : 100℃ 上記方法により得られたフィルムの厚みは(PETG/
Tie)/(酸素捕捉性ポリアミドMXD6)/(Ti
e/PETG)=(15)/(20)/(15)μmで
あった。
【0042】上記熱収縮性多層フィルムを製膜(延伸)
時の流れ方向(MD方向)に212mm、製膜時の流れ
と直交方向(TD方向)に170mmの長方形に切り取
り、MD方向の端部をヒートシーラーにより貼り合わ
せ、直径67mm、高さ170mmの円筒状の形に加工
した。上記円筒状フィルムを水300ml充填しキャッ
プを装着したPET単層中空容器に被せ、フィルムの一
端部と中空容器接地部の位置が平行になるようにセット
し、150℃熱風処理によりPET単層中空容器を覆っ
た。結果を表2に示す。
【0043】実施例6 層構成がPE/Tie/ポリアミドMXD6/Tie/
PEとなる熱収縮性多層フィルムを以下の方法により作
製した。熱収縮性フィルムには以下の樹脂を使用した。 PE:LLDPE(三井化学(株)製、ウルトゼックス
2022L)。 ポリアミドMXD6:相対粘度2.7のMXナイロン
(三菱ガス化学(株)製、#6007)。 接着剤(Tie):三菱化学(株)製モディック M5
83V。 上記樹脂を使用して熱収縮性多層フィルムをTダイ法に
より製膜して得られた原反を一軸延伸して作製した。 延伸倍率 : MD方向:4.3倍 TD方向:1.0倍 延伸温度 : 111℃ 上記方法により得られたフィルムの厚みは(PE/Ti
e)/ポリアミドMXD6/(Tie/PE)=(1
5)/(30)/(15)μmであった。
【0044】上記熱収縮性多層フィルムを製膜(延伸)
時の流れ方向(MD方向)に212mm、製膜時の流れ
と直交方向(TD方向)に170mmの長方形に切り取
り、MD方向の端部をヒートシーラーにより貼り合わ
せ、直径67mm、高さ170mmの円筒状の形に加工
した。上記円筒状フィルムを水300ml充填しキャッ
プを装着したPET単層中空容器に被せ、フィルムの一
端部と中空容器接地部の位置が平行になるようにセット
し、150℃熱風処理によりPET単層中空容器を覆っ
た。結果を表3に示す。
【0045】実施例7 被覆面積が中空容器全表面積の65%とした以外は実施
例6と同様に被覆した。すなわち、熱収縮性多層フィル
ムを製膜(延伸)時の流れ方向(MD方向)に212m
m、製膜時の流れと直交方向(TD方向)に90mmの
長方形に切り取り、MD方向の端部をヒートシーラーに
より貼り合わせ、直径67mm、高さ90mmの円筒状
の形に加工した。上記円筒状フィルムを水300ml充
填しキャップを装着したPET単層中空容器に被せ、フ
ィルムの一端部と中空容器接地部の位置が平行になるよ
うにセットし、150℃熱風処理によりPET単層中空
容器を覆った。結果を表3に示す。
【0046】実施例8 PS/Tie/ポリアミドMXD6/Tie/PSの層
構成からなる熱収縮性多層フィルムを以下の方法により
作製した。熱収縮性フィルムには以下の樹脂を使用し
た。 PS:(A&Mポリスチレン社製、SGP1000)。 ポリアミドMXD6:相対粘度2.7のMXナイロン
(三菱ガス化学(株)製、S6007)。 接着剤(Tie):三菱化学(株)製モディックF23
00K。 上記樹脂を使用して熱収縮性多層フィルムをTダイ法に
より製膜して得られた原反を一軸延伸して作製した。 延伸倍率 : MD方向:3.5倍 TD方向:1.0倍 延伸温度 : 110℃ 上記方法により得られたフィルムの厚みは(PS/Ti
e)/ポリアミドMXD6/(Tie/PS)=(2
0)/20/(20)μmであった。
【0047】上記熱収縮性多層フィルムを製膜(延伸)
時の流れ方向(MD方向)に212mm、製膜時の流れ
と直交方向(TD方向)に90mmの長方形に切り取
り、MD方向の端部をヒートシーラーにより貼り合わ
せ、直径67mm、高さ90mmの円筒状の形に加工し
た。上記円筒状フィルムを水300ml充填しキャップ
を装着したPET単層中空容器に被せ、フィルムの一端
部と中空容器接地部の位置が平行になるようにセット
し、150℃熱風処理によりPET単層中空容器を覆っ
た。結果を表3に示す。
【0048】実施例9 SPG−PETとポリアミドMXD6をブレンドしてな
る単層の層構成からなる熱収縮性単層フィルムを以下の
方法により作製した。熱収縮性フィルムには以下の樹脂
を使用した。 SPG−PET:以下のモノマーから合成されたポリエ
ステル樹脂 ジオール成分:エチレングリコール(90モル%)、ス
ピログリコール(10モル%) ジカルボン酸成分:テレフタル酸 ポリアミドMXD6:相対粘度2.7のMXナイロン
(三菱ガス化学(株)製、S6007)。 上記樹脂を使用し、SPG−PET 80重量部とポリ
アミドMXD6 20重量部をタンブラーによりドライ
ブレンドした樹脂を使用した。上記樹脂を使用して熱収
縮性ブレンド単層フィルムをTダイ法により製膜して得
られた原反を一軸延伸して作製した。 延伸倍率 : MD方向:3.5倍 TD方向:1.0倍 延伸温度 : 95℃ 上記方法により得られたフィルムの厚みは60μmであ
った。
【0049】上記熱収縮性単層フィルムを製膜(延伸)
時の流れ方向(MD方向)に212mm、製膜時の流れ
と直交方向(TD方向)に170mmの長方形に切り取
り、MD方向の端部をヒートシーラーにより貼り合わ
せ、直径67mm、高さ170mmの円筒状の形に加工
した。上記円筒状フィルムを水300ml充填しキャッ
プを装着したPET単層中空容器に被せ、フィルムの一
端部と中空容器接地部の位置が平行になるようにセット
し、150℃熱風処理によりPET単層中空容器を覆っ
た。結果を表4に示す。
【0050】実施例10 SPG−PET、PET、ポリアミドMXD6をブレンド
してなる単層の層構成からなる熱収縮性単層フィルムを
以下の方法により作製した。熱収縮性フィルムには以下
の樹脂を使用した。 SPG−PET:以下のモノマーから合成されたポリエ
ステル樹脂 ジオール成分:エチレングリコール(80モル%)、ス
ピログリコール(20モル%) ジカルボン酸成分:テレフタル酸 PET:固有粘度=0.84のポリエチレンテレフタレ
ート(日本ユニペット(株)製、RT553C)。 ポリアミドMXD6:相対粘度2.7のMXナイロン
(三菱ガス化学(株)製、S6007)。 上記樹脂を使用し、SPG−PET 70重量部、PE
T 10重量部、ポリアミドMXD6 20重量部をタ
ンブラーによりドライブレンドした樹脂を使用。上記樹
脂を使用して熱収縮性ブレンド単層フィルムを下記の如
く作製した。Tダイ法により製膜して得られた原反を一
軸延伸して熱収縮性単層フィルムを作製した。 延伸倍率 : MD方向:3.5倍 TD方向:1.0倍 延伸温度 : 95℃ 上記方法により得られたフィルムの厚みは60μmであ
った。
【0051】上記熱収縮性単層フィルムを製膜(延伸)
時の流れ方向(MD方向)に212mm、製膜時の流れ
と直交方向(TD方向)に170mmの長方形に切り取
り、MD方向の端部をヒートシーラーにより貼り合わ
せ、直径67mm、高さ170mmの円筒状の形に加工
した。上記円筒状フィルムを水300ml充填しキャッ
プを装着したPET単層中空容器に被せ、フィルムの端
部と中空容器接地部の位置が平行になるようにセット
し、150℃熱風処理によりPET単層中空容器を覆っ
た。結果を表4に示す。
【0052】実施例11 熱収縮性多層フィルムを被覆する中空容器の底部側端部
にR10の波状屈曲部を有するPET単層中空容器に変
更した以外は実施例1と同様に被覆した。円筒状にした
熱収縮性フィルムを水300ml充填しキャップを装着
したPET単層中空容器に被せ、フィルムの一端部と中
空容器接地部の位置が平行になるようにセットし、15
0℃熱風処理によりフィルムをPET単層中空容器に被
覆した。中空容器の口栓部側端部の厚みは450μm、
底部側端部の厚みは350μmであった。結果を表5に
示す。
【0053】実施例12 熱収縮性多層フィルムを被覆するPET単層中空容器の
ブロー条件を変更し、底部分の厚みが220μmになる
ようなPET単層中空容器に変更した以外は実施例1と
同様に被覆した。円筒状にした熱収縮性フィルムを水3
00ml充填しキャップを装着したPET単層中空容器
に被せ、フィルムの一端部と中空容器接地部の位置が平
行になるようにセットし、150℃熱風処理によりPE
T単層中空容器を覆った。結果を表5に示す。
【0054】比較例1 熱収縮性フィルムにより被覆されるPET単層中空容器
について試験した。結果を表6に示す。
【0055】比較例2 PET/ポリアミドMXD6 5層中空容器について試
験した。結果を表6に示す。
【0056】比較例3 被覆面積を中空容器全表面積の25%とした以外は実施
例1と同様に被覆した。すなわち、熱収縮性多層フィル
ムを製膜(延伸)時の流れ方向(MD方向)に212m
m、製膜時の流れと直交方向(TD方向)に35mmの
長方形に切り取り、MD方向の端部をヒートシーラーに
より貼り合わせ、直径67mm、高さ35mmの円筒状
の形に加工した。上記円筒状フィルムを水300ml充
填しキャップを装着したPET単層中空容器に被せ、フ
ィルムの一端部を中空容器底部から20mm口栓部側に
移動した位置と平行になるようにセットし、150℃熱
風処理によりフィルムをPET単層中空容器に被覆し
た。フィルムは中空容器接地面から20mmの位置から
55mmの位置に被覆された。結果を表6に示す。
【0057】比較例4 被覆面積を中空容器全表面積の88%とした以外は実施
例8と同様に被覆した。すなわち、熱収縮性多層フィル
ムを製膜(延伸)時の流れ方向(MD方向)に212m
m、製膜時の流れと直交方向(TD方向)に170mm
の長方形に切り取り、MD方向の端部をヒートシーラー
により貼り合わせ、直径67mm、高さ170mmの円
筒状の形に加工した。上記円筒状フィルムを水300m
l充填しキャップを装着したPET単層中空容器に被
せ、フィルムの一端部と中空容器接地部の位置が平行に
なるようにセットし、150℃熱風処理によりPET単
層中空容器を覆った。結果を表7に示す。
【0058】比較例5 熱収縮性フィルムを被覆するPET単層中空容器の底部
側端部にR4の波状屈曲部を有する中空容器に変更した
以外は実施例1と同様に被覆した。円筒状にした熱収縮
性フィルムを水300ml充填しキャップを装着したP
ET単層中空容器に被せ、フィルムの一端部と中空容器
接地部の位置が平行になるようにセットし、150℃熱
風処理によりPET単層中空容器を覆った。中空容器の
口栓部側端部の厚みは450μm、底部側端部の厚みは
350μmであった。フィルムと中空容器の底部側端部
の間には隙間が生じていた。結果を表8に示す。
【0059】比較例6 熱収縮性多層フィルムを被覆するPET単層中空容器の
ブロー条件を変更し、底部分の厚みが180μm以下に
なるような中空容器に変更した以外は実施例1と同様に
被覆した。円筒状にした熱収縮性フィルムを水300m
l充填しキャップを装着したPET単層中空容器に被
せ、フィルムの一端部と中空容器接地部の位置が平行に
なるようにセットし、150℃熱風処理によりPET単
層中空容器を覆った。中空容器中空容器の口栓部側端部
の厚みは350μm、底部側端部の厚みは180μmで
あった。フィルムと中空容器の底部側端部と間には隙間
が生じていた。結果を表8に示す。
【0060】以下の各表において、フィルムの酸素透過
率、および中空容器の被覆後酸素透過率の単位はそれぞ
れ次の通りである。 フィルムの酸素透過率:ml/m2・day・MPa 中空容器の被覆後酸素透過率:ml/bottle・d
ay・0.21MPa 中空容器被覆部厚み:μm
【0061】 (表1) 単位 実施例1 実施例2 実施例3 フィルム PETG/N-MXD6多層 PETG/ N-MXD6多層 PETG/ N-MXD6多層 全厚 mm 0.07 0.07 0.07 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 N−MXD6 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.04 0.04 0.04 酸素透過率 1.5 1.5 1.5 ヘイズ % 2.1 2.1 2.1 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、65 5、65 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 59.7 59.7 3.1 収縮率B/収縮率A2 0.92 0.92 0.05 底部側端部 % 29.1 29.1 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.45 0.45 0.45 L1/L2 0.35 0.35 1.0 被覆面積 % 88 88 65 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 5層 PET単層 酸素透過率 0.19 0.062 0.19 被覆部厚み 口栓部側端部 450 450 400 底部側端部 350 350 350 口栓部側端部波状屈曲部 なし なし なし 底部側端部波状屈曲部 なし なし なし 被覆後酸素透過率 0.077 0.040 0.11 外観 密着性良好 密着性良好 密着性良好
【0062】 (表2) 単位 実施例4 実施例5 フィルム PETG/MXD6多層 PETG/酸素補捉性MXD6多層 全厚 mm 0.07 0.05 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.04 0.02 酸素透過率 1.5 <0.01 ヘイズ % 2.1 2.0 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、65 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 3.1 59.7 収縮率B/収縮率A2 0.05 0.92 底部側端部 % 3.1 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.05 0.45 L1/L2 1.0 0.35 被覆面積 % 40 88 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 PET単層 酸素透過率 0.19 0.19 被覆部厚み 口栓部側端部 380 450 底部側端部 350 350 口栓部側端部波状屈曲部 なし なし 底部側端部波状屈曲部 なし なし 被覆後酸素透過率 0.14 <0.001 外観 密着性良好 密着性良好
【0063】 (表3) 単位 実施例6 実施例7 実施例8 フィルム PE/MXD6多層 PE/MXD6多層 PS/MXD6多層 全厚 mm 0.06 0.06 0.06 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 N−MXD6 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.03 0.03 0.02 酸素透過率 2.0 2.0 3.0 ヘイズ % 4.9 4.9 2.0 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、64 5、64 7、60 収縮率B 口栓部側端部 % 59.7 3.1 3.1 収縮率B/収縮率A2 0.93 0.05 0.05 底部側端部 % 29.1 29.1 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.45 0.45 0.49 L1/L2 0.35 1.0 1.0 被覆面積 % 88 65 65 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 PET単層 PET単層 酸素透過率 0.19 0.19 0.19 被覆部厚み 口栓部側端部 450 400 400 底部側端部 350 350 350 口栓部側端部波状屈曲部 なし なし なし 底部側端部波状屈曲部 なし なし なし 被覆後酸素透過率 0.089 0.12 0.13 外観 密着性良好 密着性良好 密着性良好
【0064】 (表4) 単位 実施例9 実施例10 フィルム SPG-PET/MXD6 SPG-PET/PET/MXD6 フ゛レント゛ フ゛レント゛ 全厚 mm 0.06 0.06 酸素透過率 5.0 5.0 ヘイズ % 1.4 3.1 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、65 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 59.7 59.7 収縮率B/収縮率A2 0.92 0.92 底部側端部 % 29.1 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.45 0.45 L1/L2 0.35 0.35 被覆面積 % 88 88 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 PET単層 酸素透過率 0.019 0.019 被覆部厚み 口栓部側端部 450 450 底部側端部 350 350 口栓部側端部波状屈曲部 なし なし 底部側端部波状屈曲部 なし なし 被覆後酸素透過率 0.13 0.13 外観 密着性良好 密着性良好
【0065】 (表5) 単位 実施例11 実施例12 フィルム PETG/N-MXD6多層 PETG/N-MXD6多層 全厚 mm 0.07 0.07 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.04 0.04 酸素透過率 1.5 1.6 ヘイズ % 2.1 2.1 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、65 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 59.7 59.7 収縮率B/収縮率A2 0.92 0.92 底部側端部 % 29.1 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.45 0.45 L1/L2 0.35 0.35 被覆面積 % 88 88 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 PET単層 酸素透過率 0.19 0.20 被覆部厚み 口栓部側端部 450 350 底部側端部 350 220 口栓部側端部波状屈曲部 なし なし 底部側端部波状屈曲部 あり:R10 なし 被覆後酸素透過率 0.077 0.079 外観 密着性良好 密着性良好
【0066】 (表6) 単位 比較例1 比較例2 比較例3 フィルム なし なし PETG/MXD6多層 全厚 mm 0.07 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.04 酸素透過率 1.5 ヘイズ % 2.1 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 3.1 収縮率B/収縮率A2 0.05 底部側端部 % 3.1 収縮率B/収縮率A2 0.05 L1/L2 1.0 被覆面積 % 25 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 5層 PET単層 酸素透過率 0.19 0.062 0.19 被覆部厚み 口栓部側端部 350 底部側端部 350 口栓部側端部波状屈曲部 なし 底部側端部波状屈曲部 なし 被覆後酸素透過率 0.19 0.062 0.16 外観 密着性良好
【0067】 (表7) 単位 比較例4 比較例5 フィルム PS/MXD6多層 PETG/N-MXD6多層 全厚 mm 0.06 0.07 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.02 0.04 酸素透過率 3.0 1.5 ヘイズ % 2.0 2.1 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 7、60 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 59.7 59.7 収縮率B/収縮率A2 1.0 0.92 底部側端部 % 29.1 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.49 0.45 L1/L2 0.35 0.35 被覆面積 % 88 88 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 PET単層 酸素透過率 0.19 0.19 被覆部厚み 口栓部側端部 450 450 底部側端部 350 350 口栓部側端部波状屈曲部 なし なし 底部側端部波状屈曲部 なし あり:R4 被覆後酸素透過率 0.19 0.19 外観 口栓部側端部密着不充分 底部密着性不良
【0068】 (表8) 単位 比較例6 フィルム PETG/N-MXD6多層 全厚 mm 0.07 ガスバリア性樹脂 N−MXD6 ガスバリア性樹脂層厚みmm 0.04 酸素透過率 1.6 ヘイズ % 2.1 収縮率A1、A2 収縮率A1、A2 % 5、65 収縮率B 口栓部側端部 % 59.7 収縮率B/収縮率A2 0.92 底部側端部 % 29.1 収縮率B/収縮率A2 0.45 L1/L2 0.35 被覆面積 % 88 中空容器 被覆する中空容器 PET単層 酸素透過率 0.19 被覆部厚み 口栓部側端部 350 底部側端部 180 口栓部側端部波状屈曲部 なし 底部側端部波状屈曲部 なし 被覆後酸素透過率 0.19 外観 底部密着性不良
【0069】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の熱収縮性
フィルムで被覆した中空容器は良好なガスバリア性を示
すとともに、被覆に接着剤を用いないためリサイクル性
を兼ね備えている。また、熱収縮性フィルムはデザイン
性の優れたラベルとして使用でき、容器の保護目的でも
使用できる。従って、本発明の工業的意義は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 毅 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 (72)発明者 難波 寛行 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 (72)発明者 高橋 誠 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 3E033 AA02 AA04 AA07 AA20 BA14 BA15 BA17 BA21 BA23 BB10 CA16 CA20 DC03 EA09 EA12 EA20 FA03 FA05 3E062 AA09 AB02 AC02 DA07 JA01 JA04 JA08 JB05 JC02 JC07 JD01 JD08 3E067 AA03 AB26 BA03A BB14A BB25A CA06 CA30 EE25 EE32 FA01 FB01 FC01 GD01 3E086 AB01 AD04 AD16 BA04 BA15 BB01 BB05 BB67 CA11 4F100 AK01A AK01B AK01C AK03B AK12B AK16C AK27C AK41B AK42A AK46C AK62B AK66B AK69C AL05B BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C BA15 DA01 EJ37 GB16 GB23 JA03 JA03B JA20A JB16B JD02B JD02C JD03 JD03B JD03C JL16 JN01 YY00A YY00B YY00C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバリア性樹脂層を含む熱収縮性フィ
    ルムにより被覆した中空容器において、被覆部における
    最大周囲長さ(L2)に対する最小周囲長さ(L1)の
    割合(L1/L2)が0.25〜1.0であり、熱収縮
    性フィルム端部が接する中空容器外面は波状屈曲部を有
    しない曲面、または曲率5mm以上の波状屈曲部を有す
    る曲面であることを特徴とする中空容器。
  2. 【請求項2】 全表面積の40%以上を熱収縮性フィル
    ムにより被覆した請求項1記載の中空容器。
  3. 【請求項3】 熱収縮性フィルムが、熱収縮性フィルム
    の端部を拘束することなく70〜160℃で5〜60秒
    間熱処理した際の中空容器の軸方向の収縮率(収縮率A
    1)10%以下、中空容器の軸方向と直交する方向(直
    交方向)の収縮率(収縮率A2)40%以上であること
    を特徴とする請求項1〜2記載の中空容器。
  4. 【請求項4】 熱収縮性フィルムが、収縮率A2に対す
    る熱収縮性フィルム端部の直交方向の収縮率(収縮率
    B)の割合(収縮率B/収縮率A2)0.95以下であ
    ることを特徴とする請求項3記載の中空容器。
  5. 【請求項5】 熱収縮性フィルムが、1種以上のガスバ
    リア性樹脂、あるいは1種以上のガスバリア性樹脂およ
    び熱可塑性樹脂からなる単層フィルムである請求項1〜
    4記載の中空容器。
  6. 【請求項6】 熱収縮性フィルムが、ガスバリア性樹脂
    層および熱可塑性樹脂層からなる多層フィルムである請
    求項1〜5記載の中空容器。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂がポリエステル樹脂、ポリ
    スチレン樹脂またはポリオレフィン樹脂から撰ばれる1
    種以上である請求項5〜6記載の中空容器。
  8. 【請求項8】 ガスバリア性樹脂が、ジアミン成分の7
    0モル%以上がメタキシリレンジアミンであるポリアミ
    ド樹脂、エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、塩化
    ビニリデン共重合樹脂またはアクリロニトリル共重合樹
    脂から撰ばれる1種以上である請求項1〜7記載の中空
    容器。
  9. 【請求項9】 熱収縮性フィルムを構成する樹脂の1種
    以上が酸素捕捉機能を有する請求項1〜8記載の中空容
    器。
  10. 【請求項10】 熱収縮性フィルム被覆端部が接する中
    空容器の厚みが200μm以上である請求項1〜9記載
    の中空容器。
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