JP2003320870A - 映り込み防止具及びインストルメントパネル - Google Patents

映り込み防止具及びインストルメントパネル

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JP2003320870A
JP2003320870A JP2002128621A JP2002128621A JP2003320870A JP 2003320870 A JP2003320870 A JP 2003320870A JP 2002128621 A JP2002128621 A JP 2002128621A JP 2002128621 A JP2002128621 A JP 2002128621A JP 2003320870 A JP2003320870 A JP 2003320870A
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instrument panel
windshield
reflection preventing
reflection
angle
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JP2002128621A
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Nobuhiro Odai
展弘 尾台
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインドシールドの視野を狭くすることがな
く、しかも、インストルメントパネルの上面の反射像が
ウインドシールドへ映り込むことを防止できる映り込み
防止具及びインストルメントパネルを提供する。 【解決手段】 表面に複数の並列する傾斜面31を有
し、複数の並列する傾斜面31がウインドシールド2と
対向するように配置されウインドシールド2への映り込
みを防止する映り込み防止具3であって、この映り込み
防止具3はインストルメントパネル1の上面1a上に適
宜の手段で固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウインドシールド
への映り込みを防止する映り込み防止具及びインストル
メントパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車を晴天時、特に太陽を正面に見る
方角に向かって運転する際、太陽光線がインストルメン
トパネルの上面で反射され、その反射光によりインスト
ルメントパネルの反射像がウインドシールドに映り込む
という現象が生じる。この映り込み現象が生じると、ウ
インドシールドを通して外部を視認する際、外方視界に
対する視認性が低下し、特に、暗い色の対向車などは見
えにくく、交差点などでは非常に危険であった。
【0003】このウインドシールドへの映り込み現象に
ついて、図11、図12、図13に基づいて、以下に説
明する。図11は太陽光線の反射経路を示す従来のイン
ストルメントパネルを含む車室前部の概略断面図であ
る。図12は図11における太陽光線の反射経路と太陽
光線を反射する各表面の幾何学的関係を示す説明図であ
る。図13は図12における角度α,β,γ,δ,ε,
θの関係を説明するための図で、(A)は角度α,γ,
θの関係を示し、(B)は角度β,γ,δ,θの関係を
示し、(C)は角度β,δ,εの関係を示すものであ
る。
【0004】図11において、1はインストルメントパ
ネル、1aはインストルメントパネルの上面、2はウイ
ンドシールド、20はステアリングホイールをそれぞれ
示す。また、aはインストルメントパネル1に入射する
太陽光線、a’はインストルメントパネルの上面1aで
反射された反射光線、a”はウインドシールド2で反射
された反射光線、Cは運転者の目の位置(アイポイン
ト)を示している。
【0005】また、図12において、車体水平面D−
D’とインストルメントパネル1の上面1aがなす角を
θ、車体水平面D−D’と太陽光線aのなす角をα、車
体水平面D−D’とウインドシールド2のなす角をβ、
太陽光線aのインストルメントパネル1の上面1aへの
入射角及び反射角をγ、インストルメントパネル1の上
面1aで反射された反射光線a’のウインドシールド2
への入射角及び反射角をδ、ウインドシールド2で反射
された反射光線a”が車体水平面D−D’と平行な面I
−I’となす角をεとする。
【0006】図13(A),(B),(C)から明らか
なように、α,β,γ,δ,θ,εは次の3つの式で表
わされる関係にある。 γ=α+θ (図13(A)参照) δ=γ−(β−θ) (図13(B)参照) ε=β−δ (図13(C)参照) 上記3つの式からεは次式(1)で表わされる。 ε=β−δ =β−γ+(β−θ) =β−(α+θ)+β−θ =2β−α−2θ・・・(1)
【0007】そして、αは太陽の高度と路面の角度によ
り決まるが、水平な路面における最大値は夏至の太陽の
高度77度である。βは乗用車では35度〜45度のも
のが多い。また、θは5度から10度程度のものが多
い。今、仮に、α=60度、β=40度、θ=10度と
すると、式(1)より、 ε=2×40−60−2×10 =0(度)となる。
【0008】また、図12において、インストルメント
パネル1の上面1aの最前端をE、最後端をF、最後端
Fがウインドシールド2に映る位置をG、目の位置(ア
イポイント)をCとすると、εが角ECGの範囲内にあ
るとき、インストルメントパネル1は反射像がウインド
シールド2に映る可能性が生じる。角ECGはインスト
ルメントパネル1の長さ・角度θ・ウインドシールド2
の角度β・運転者の目の位置(アイポイント)Cによっ
て異なるが、アイポイントCを通り、車体水平面D−
D’に平行な線I−I’を引いたとき、通常、角ECI
は約30度、角GCIは約15度の範囲となる場合が多
い。したがって、インストルメントパネル1の上面1a
の反射像がウインドシールド2に映らないためには、ε
が−15度から+30度の範囲外になければならない
が、前記計算例で示したように、従来の自動車において
は、太陽の高度と方角によっては、インストルメントパ
ネル1の上面1aの反射像がウインドシールド2に映り
込み、視界の妨げとなって、運転上、危険となるうえ、
運転者の疲労を増加させることがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インストル
メントパネル1の上面1aの反射像がウインドシールド
2に映り込むのを防止する対策として、従来技術では、
インストルメントパネル1の上面1aを黒色にしたり、
梨地あるいはシボ加工により、反射しにくい表面形状と
しているものがあるが、反射防止能力が十分ではなく、
特に、晴天時に太陽に向かって走行するときは、ウイン
ドシールド2にインストルメントパネル1の上面1aが
映り込み、非常に見にくい状態が生じる場合が多い。
【0010】また、図12において角θを大きくして、
車体水平面に対してインストルメントパネル1の上面1
aを大きく傾斜させることでウインドシールド2へのイ
ンストルメントパネル1の上面1aの反射像の映り込み
を防止することができるが、その場合、インストルメン
トパネル1の上面1aが高くなり、ウインドシールド2
の視野を狭くするという欠点があり、採用できないとい
う問題点があった。
【0011】そこで、本発明は、上記の問題点を解消
し、ウインドシールドの視野を狭くすることがなく、し
かも、インストルメントパネルの上面の反射像がウイン
ドシールドへ映り込むのを防止できる映り込み防止具及
びインストルメントパネルを提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表面に複数の並列する傾斜面を有し、前記複数の並列す
る傾斜面がウインドシールドと対向するように配置され
ウインドシールドへの映り込みを防止する映り込み防止
具である。
【0013】請求項2記載の発明は、ウインドシールド
と対向する上面に複数の並列する傾斜面が形成され、ウ
インドシールドへの映り込みを防止するインストルメン
トパネルである。
【0014】請求項1記載の発明によれば、複数の並列
する傾斜面がウインドシールドと対向するように配置さ
れているから、この複数の並列する傾斜面により太陽光
線は運転者の視界外に反射されるため、ウインドシール
ドへのインストルメントパネルの反射像の映り込みを防
止できる。したがって、ウインドシールドを通しての前
方の視界が良好になり、安全な運転ができるうえ、運転
者の疲労も軽減できる。また、反射部を複数の並列する
傾斜面で構成しているため、インストルメントパネルの
高さを低くでき、インストルメントパネルによる視界の
妨げとなることがほとんどない。
【0015】請求項2記載の発明によれば、ウインドシ
ールドと対向するインストルメントパネルの上面に複数
の並列する傾斜面が形成されているから、この複数の並
列する傾斜面により太陽光線は運転者の視界外に反射さ
れるため、ウインドシールドへのインストルメントパネ
ルの反射像の映り込みを防止できる。したがって、ウイ
ンドシールドを通しての前方の視界が良好になり、安全
な運転ができるうえ、運転者の疲労も軽減できる。ま
た、反射部を複数の並列する傾斜面で構成しているた
め、インストルメントパネルの高さを低くでき、インス
トルメントパネルによる視界の妨げとなることがほとん
どない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る映り込
み防止具を、図1、図2、図3に基づいて説明する。図
1は本発明の実施の形態に係る映り込み防止具をインス
トルメントパネルの上面に配置した車室前部の概略断面
図である。図2は図1に示す映り込み防止具の斜視図で
ある。図3は図1に示す映り込み防止具の側面図であ
る。
【0017】本発明の実施の形態に係る映り込み防止具
3は、図1、図2、図3に示すように、表面に複数の並
列する傾斜面31と他の傾斜面32とを有している。そ
して、図3に示すように、傾斜面31は裏面に対してφ
の角度で形成されており、他の傾斜面32は裏面に対し
てφ1の角度で形成されている。
【0018】映り込み防止具3は、図1に示すように、
インストルメントパネル1の上面1aに複数の並列する
傾斜面31がウインドシールド2と対向するように配置
され装着される。
【0019】複数の並列する傾斜面31はインストルメ
ントパネル1の上面1aの反射像がウインドシールド2
へ映り込むのを防止する機能を有するものである。した
がって、映り込み防止機能を有するために、傾斜面31
を形成する角度φをどの程度にするかについては後述す
る。なお、他の傾斜面32を形成する角度φ1は任意に
決めることができる。
【0020】映り込み防止具3の映り込み防止機能及び
傾斜面31を形成する角度φについて図1および図12
を参照して以下に説明する。映り込み防止具3は図1に
示すように、インストルメントパネル1の上面1aに複
数の並列する傾斜面31がウインドシールド2と対向す
るように配置され装着されている。太陽光線aが、ウイ
ンドシールド2を通して入射すると、ウインドシールド
2と対向する映り込み防止具3の傾斜面31で反射され
るが、傾斜面31の角度φにより、インストルメントパ
ネル1への入射角γ(図12に示す)が非常に大きくな
り、その反射光線a”は運転者の視野の範囲外に反射さ
れる。このときの、ウインドシールド2で反射された反
射光線a”が車体水平面D−D’と平行な線I−I’と
なす角εは前述の式(1)において、θにφを加えた次
式(2)によって得られることになる。すなわち、 ε=2β−α−2(θ+φ)・・・(2) 上記式(2)よりφを求めると、 φ=1/2(2β−2θ−α−ε)・・・(3) 上記式(3)よりφが最大となる値を求めると、βは最
大の45度、θは最小の0度、αも最小の20度、εも
最小の−15度を式(3)に代入して、 φ=1/2(2×45−0−20+15) =42.5(度) となる。したがって、少なくとも傾斜面31を形成する
角度φは42.5度以上であれば、ほとんどの場合の反
射像を除去することが可能となるが、より浅い角度、例
えば30度程度でも大部分の場合有効である。
【0021】なお、傾斜面31は、平面でなく、曲面や
それらを組合せたもの、凹凸を設けたものなどでも有効
なことはいうまでもない。さらに、傾斜面31,32を
形成する角度φ及びφ1は一定である必要もなく、いろ
いろな角度のものが混在してもよい。
【0022】次に、本発明の実施の形態に係る第1変形
映り込み防止具について説明する。図4は本発明の実施
の形態に係る第1変形映り込み防止具の側面図である。
図4に示す本発明の実施の形態に係る第1変形映り込み
防止具4は表面に複数の並列する傾斜面41と他の面4
2とを有している。映り込み防止具4も、インストルメ
ントパネル1の上面1aに複数の並列する傾斜面41が
ウインドシールド2と対向するように配置され装着され
るものである。傾斜面41を形成する角度φは前述した
ように決めることができる。他の面42は裏面に対して
略垂直に形成されている。すなわち、第1変形映り込み
防止具4は表面がのこ羽状に形成されている。そして、
第1変形映り込み防止具4は映り込み防止具3と略同様
の作用・効果を有する。
【0023】次に、本発明の実施の形態に係る第2変形
映り込み防止具について説明する。図5は本発明の実施
の形態に係る第2変形映り込み防止具の斜視図である。
図5に示す本発明の実施の形態に係る第2変形映り込み
防止具5は、間隔をおいて平行に配置した2本の支持部
材52上に断面湾曲状の板部材51を傾斜した状態で複
数本並列するように取り付けたものである。また、各板
部材51にはウインドシールド2と対向する傾斜面51
aが形成されている。そして、第2変形映り込み防止具
5もインストルメントパネル1の上面1aに複数の並列
する傾斜面51aがウインドシールド2と対向するよう
に配置され装着されるものである。傾斜面51aの角度
は前述したように決めることができる。そして、第2変
形映り込み防止具5も映り込み防止具3と略同様の作用
・効果を有する。また、第2変形映り込み防止具5は断
面湾曲状の板部材51によって構成されているので、板
部材51の板材の変形を防止することができる。
【0024】次に、本発明の実施の形態に係る第3変形
映り込み防止具について説明する。図6は本発明の実施
の形態に係る第3変形映り込み防止具の斜視図である。
図6に示す本発明の実施の形態に係る第3変形映り込み
防止具6は表面にウインドシールド2と対向する複数の
並列する傾斜面61を有している。そして、複数の並列
する傾斜面61は運転者を中心とした同心円状に配置し
た形状のものである。第3変形映り込み防止具6も、イ
ンストルメントパネル1の上面1aに複数の並列する傾
斜面61がウインドシールド2と対向するように配置さ
れ装着されるものである。そして、第3変形映り込み防
止具6も映り込み防止具3と略同様の作用・効果を有す
る。また、第3変形映り込み防止具6は複数の並列する
傾斜面61が運転者を中心とした同心円状に配置した形
状のものであるので、太陽が運転者の正面より斜め位置
にあるときもウインドシールド2への映り込みを防止す
ることができる。
【0025】次に、本発明の実施の形態に係る第4変形
映り込み防止具について説明する。図7は本発明の実施
の形態に係る第4変形映り込み防止具の斜視図である。
図7に示す本発明の実施の形態に係る第4変形映り込み
防止具7は枠状の支持部材72に複数の板部材71の両
端面がピンにより揺動自在に取り付けられ、さらに、複
数の板部材71の両端面がピンにより連結部材73に連
結されており、連結部材73の先端部の係合突起73a
が支持部材72に形成された複数の係止溝72aに選択
的に係合できるように構成されている。そして、係合突
起73aを複数の係止溝72aに選択的に係合すること
により板部材71の一側面の傾斜面71aを可変にする
ことができる。第4変形映り込み防止具7も、インスト
ルメントパネル1の上面1aに複数の並列する傾斜面7
1aがウインドシールド2と対向するように配置され装
着されるものである。そして、第4変形映り込み防止具
7も映り込み防止具3と略同様の作用・効果を有する。
また、第4変形映り込み防止具7は傾斜面71aの角度
を可変とすることができるため、不要なときは平滑な面
としておけるので、視野が広くなるうえ、掃除しやす
い。
【0026】なお、上述の図2、図4、図6に示す各映
り込み防止具は、全体をゴムまたはプラスチック等の可
撓性材料で構成すれば、インストルメントパネル1の上
面1a上に配置する場合、インストルメントパネル1の
上面1aに倣った形状となるものである。
【0027】また、上述の各映り込み防止具は、インス
トルメントパネル1の上面に配置して使用されるもので
あるので、インストルメントパネル1の上面に固定する
必要がある。この固定手段としては、各映り込み防止具
の裏面に接着剤を設けたり、面ファスナーを用いたり、
押しピンを用いたり、その他適宜の手段を採用すること
ができる。
【0028】また、上述の各映り込み防止具は、それぞ
れの端面に凹凸部(例えば突起と穴)を設け、複数個の
映り込み防止具を凹凸部により連結して最適な大きさと
して使用することができる。
【0029】次に、本発明の他の実施の形態に係るイン
ストルメントパネルについて説明する。図8は本発明の
他の実施の形態に係るインストルメントパネルを含む車
室前部の概略断面図である。本発明の他の実施の形態に
係るインストルメントパネル11はウインドシールド2
と対向する上面に複数の並列する傾斜面11aが形成さ
れている。各傾斜面11aを形成する傾斜角φは前述し
たように決定されている。そして、他の実施の形態に係
るインストルメントパネル11も映り込み防止具3と略
同様の作用・効果を有する。
【0030】次に、本発明の他の実施の形態に係る第1
変形インストルメントパネルについて説明する。図9は
本発明の他の実施の形態に係る第1変形インストルメン
トパネル12を含む車室前部の概略斜視図である。本発
明の他の実施の形態に係る第1変形インストルメントパ
ネル12はウインドシールド2と対向する上面に複数の
並列する傾斜面12aが形成されている。そして、複数
の並列する傾斜面12aは運転者を中心とした同心円状
に配置した形状のものである。また、各傾斜面12aの
傾斜角は前述したように決定されている。そして、本発
明の他の実施の形態に係る第1変形インストルメントパ
ネル12も映り込み防止具3と略同様の作用・効果を有
する。また、各傾斜面12aが運転者を中心とした同心
円状に配置した形状のものであるので、太陽が運転者の
正面より斜め位置にあるときもウインドシールド2への
映り込みを防止することができる。
【0031】次に、本発明の他の実施の形態に係る第2
変形インストルメントパネルについて説明する。図10
は本発明の他の実施の形態に係る第2変形インストルメ
ントパネルを含む車室前部の概略斜視図である。本発明
の他の実施の形態に係る第2変形インストルメントパネ
ル13には、複数の板部材14の角度が可変可能に組み
込まれている。すなわち、枠状の支持部材15に複数の
板部材14の両端面がピンにより揺動自在に取り付けら
れ、さらに、複数の板部材14の両端面がピンにより連
結部材16に連結されており、手前の板部材14には操
作つまみ14bが設けられている。そして、操作つまみ
14bを操作することにより、複数の板部材14の傾斜
角度を任意に可変とすることができる。なお、複数の板
部材14の傾斜角度を調整する際、操作つまみ14bか
ら手を離しても各板部材14は摩擦によりその傾斜角度
を保持できるようになっている。また、複数の板部材1
4の傾斜角度を調整することにより、板部材14の一側
面の傾斜面14aも可変にすることができる。また、複
数の並列する傾斜面14aがウインドシールド2と対向
するように組み込まれている、そして、本発明の他の実
施の形態に係る第2変形インストルメントパネル13も
前述の映り込み防止具3と略同様の作用・効果を有す
る。また、本発明の他の実施の形態に係る第2変形イン
ストルメントパネル13は傾斜面14aの角度を可変と
することができるため、不要なときは平滑な面としてお
けるので、視野が広くなるうえ、掃除しやすい。
【0032】なお、本発明の上記各実施の形態におい
て、ウインドシールド2と対向する部分を黒色または明
度の低い色にすることで、傾斜面の端部の反射光を少な
くしたり、運転者の視野において目立たなくすることが
できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、次の
ような効果を奏する。 (1)複数の並列する傾斜面がウインドシールドと対向
するように配置または形成されているから、この複数の
並列する傾斜面により太陽光線は運転者の視界外に反射
されるため、ウインドシールドへのインストルメントパ
ネルの反射像の映り込みを防止できる。したがって、ウ
インドシールドを通しての前方の視界が良好になり、安
全な運転ができるうえ、運転者の疲労も軽減できる。 (2)反射部を複数の並列する傾斜面で構成しているた
め、インストルメントパネルの高さを低くでき、インス
トルメントパネルによる視界の妨げとなることがほとん
どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る映り込み防止具を
インストルメントパネルの上面に配置した車室前部の概
略断面図である。
【図2】 図1に示す映り込み防止具の斜視図である。
【図3】 図1に示す映り込み防止具の側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る第1変形映り込み
防止具の側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る第2変形映り込み
防止具の斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る第3変形映り込み
防止具の斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る第4変形映り込み
防止具の斜視図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態に係るインストルメ
ントパネルを含む車室前部の概略断面図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態に係る第1変形イン
ストルメントパネルを含む車室前部の概略斜視図であ
る。
【図10】 本発明の他の実施の形態に係る第2変形イ
ンストルメントパネルを含む車室前部の概略斜視図であ
る。
【図11】 太陽光線の反射経路を示す従来のインスト
ルメントパネルを含む車室前部の概略断面図である。
【図12】 図11における太陽光線の反射経路と太陽
光線を反射する各表面の幾何学的関係を示す説明図であ
る。
【図13】 図12における角度α,β,γ,δ,ε,
θの関係を説明するための図で、(A)は角度α,γ,
θの関係を示し、(B)は角度β,γ,δ,θの関係を
示し、(C)は角度β,δ,εの関係を示すものであ
る。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 1a 上面 2 ウインドシールド 3 映り込み防止具 31 ウインドシールドと対向する傾斜面 32 他の傾斜面 4 第1変形映り込み防止具 41 ウインドシールドと対向する傾斜面 42 他の面 5 第2変形映り込み防止具 51 断面湾曲状の板部材 51a ウインドシールドと対向する傾斜面 52 支持部材 6 第3変形映り込み防止具 61 ウインドシールドと対向する傾斜面 7 第4変形映り込み防止具 71 板部材 71a ウインドシールドと対向する傾斜面 72 支持部材 72a 係止溝 73 連結部材 73a 係合突起 11 インストルメントパネル 11a ウインドシールドと対向する傾斜面 12 インストルメントパネル 12a ウインドシールドと対向する傾斜面 13 インストルメントパネル 14 板部材 14a ウインドシールドと対向する傾斜面 14b 操作つまみ 15 支持部材 16 連結部材 20 ステアリングホイール α 車体水平面D−D’と太陽光線aのなす角 β 車体水平面D−D’とウインドシールドのなす角 γ 太陽光線aのインストルメントパネルの上面への入
射角及び反射角 δ インストルメントパネルの上面で反射された反射光
線a’のウインドシールドへの入射角及び反射角 ε ウインドシールドで反射された反射光線a”が車体
水平面D−D’となす角 θ 車体水平面D−D’とインストルメントパネルの上
面がなす角 φ ウインドシールドと対向する傾斜面の角度 φ1 他の傾斜面の角度 a 太陽光線 a’ 反射光線 a” 反射光線 C 運転者の目の位置(アイポイント) E インストルメントパネルの上面の最前端 F インストルメントパネルの上面の最後端 G インストルメントパネルの上面の最後端がウインド
シールドに映る位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に複数の並列する傾斜面を有し、前
    記複数の並列する傾斜面がウインドシールドと対向する
    ように配置されウインドシールドへの映り込みを防止す
    ることを特徴とする映り込み防止具。
  2. 【請求項2】 ウインドシールドと対向する上面に複数
    の並列する傾斜面が形成され、ウインドシールドへの映
    り込みを防止することを特徴とするインストルメントパ
    ネル。
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