JP2003320659A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2003320659A
JP2003320659A JP2002132353A JP2002132353A JP2003320659A JP 2003320659 A JP2003320659 A JP 2003320659A JP 2002132353 A JP2002132353 A JP 2002132353A JP 2002132353 A JP2002132353 A JP 2002132353A JP 2003320659 A JP2003320659 A JP 2003320659A
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JP
Japan
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ink
light
dark
recording method
inks
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Application number
JP2002132353A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kataoka
修一 片岡
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の光沢性及び鮮明性を向上するとともに
画像全体に渡って光沢性及び鮮明性を均一化することが
可能なインクジェット記録方法を提供すること。 【解決手段】 同一色相の濃インクと淡インクを少なく
とも一種用いて記録を行なうインクジェット記録方法に
おいて、記録媒体上に画像を形成する場合、同一色相の
淡インクの最大Dutyで記録媒体に付着できる顔料濃
度に達するまでは淡インクの吐出により行い、該顔料濃
度よりも高い顔料濃度部分についてのみ、その後、濃イ
ンク又は濃淡両インクの吐出により行うことにより、画
像の光沢性及び鮮明性の向上、画像全体に渡っての光沢
性及び鮮明性の均一化を一段と図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一色相の濃淡イ
ンクを少なくとも一種用いて記録を行なうインクジェッ
ト記録方法に関する。特に、記録された画像の光沢性、
鮮明性が向上し、光沢性、鮮明性のムラのない画像を提
供することのできるインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一色相について少なくとも
濃淡2種類のインクを用いて階調表現を行なう方法が提
案されている。例えば、特開昭58−59468号公報
においては、濃淡インクを用いて単位画素内へのインク
の打ち込み数を変えることによって階調表現を行なうこ
とが記載されており、また、特開昭61−108254
号公報においては、濃淡インクを用いて単位画素内への
インクの打ち込み数と重なりの組み合わせとにより階調
表現を行なうことが記載されている。この他にも特開平
2−215541号公報に記載の方法を初めとしていく
つか提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらの方法
により記録された画像においては、部分的に濃インク又
は淡インクのいずれかのみで記載された部分が存在す
る。そのような場合、濃インクだけで記録された部分
は、淡インクだけで記録された部分に比べて光沢性、鮮
明性の点で劣り、画像全体が光沢性、鮮明性の点で均一
でないということがわかった。また、濃淡インクを用い
て普通紙に対して記録した場合には、特に、淡インクだ
けで記録された部分が発色性の点で劣ることもわかっ
た。そこで、濃淡インクの顔料含有割合を上げようとす
ると、粘度の増加等もあって吐出安定性の低下をもたら
すということが生じた。
【0004】本発明は、上記のような知見を基にしてな
されたものであって、その目的とするところは、画像
の光沢性及び鮮明性を向上すること、画像全体に渡っ
て光沢性及び鮮明性を均一化すること、普通紙に対し
ては高発色が可能で、専用紙に対しては画像の光沢性及
び鮮明性を向上するとともに画像全体に渡って光沢性及
び鮮明性を均一化すること、が可能なインクジェット記
録方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、普通紙、
専用紙を対象にして同一色相の濃淡2種類のインクを用
いて記録画像の光沢性、鮮明性について調査・研究をし
ていたところ、従来、濃淡インクの両方で記録していた
部分や濃インクだけで記録していた部分へのインクの供
給を、同一色相の淡インクの最大Duty(Duty:
100%)で記録媒体に付着できる顔料濃度に達するま
では淡インクの吐出により行い、同一色相の淡インクの
最大Dutyで記録媒体に付着できる顔料濃度に達した
後には、濃インク又は濃淡両インクの吐出により行うこ
とにより、従来、濃淡インクの両方で記録していた部分
や濃インクだけで記録していた部分の光沢性、鮮明性
を、従来淡インクだけで記録した部分の光沢性、鮮明性
に近づけ得ることができ、そのことにより、従来より画
像の光沢性及び鮮明性を一段と向上させることができる
と共に、画像全体に渡っての光沢性及び鮮明性の均一化
を一段と図れることを見いだし、本発明を完成したもの
である。
【0006】1.本発明に係るインクジェット記録方法
は、同一色相の濃インクと淡インクを少なくとも一種用
いて記録を行なうインクジェット記録方法において、記
録媒体上に画像を形成する場合に、同一色相の淡インク
の最大Dutyで記録媒体に付着できる顔料濃度に達す
るまでは淡インクの吐出により行い、同一色相の淡イン
クの最大Dutyで記録媒体に付着できる顔料濃度に達
した後には、濃インク又は濃淡両インクの吐出により行
うことを特徴とする。
【0007】2.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記1に記載のインクジェット記録方法において、
上記同一色相の淡インクの顔料濃度が、3.0重量%以
下であることを特徴とする。
【0008】3.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記1又は2に記載のインクジェット記録方法にお
いて、上記同一色相の淡インクが、淡マゼンタインク及
び/又は淡シアンインクであることを特徴とする。
【0009】4.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録
方法において、上記淡マゼンタインク及び/又は淡シア
ンインクの顔料濃度が、3.0重量%以下であり、濃マ
ゼンタインク及び/又は濃シアンインクとイエローイン
クの顔料濃度が、3.0重量%を超える、各インクを備
えたインクセットを用いることを特徴とする。
【0010】5.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録
方法において、上記の各インクに浸透剤を添加してなる
ことを特徴とする。
【0011】6.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記5に記載の浸透剤が、アセチレングリコール系
化合物、アセチレンアルコール系化合物、ポリシロキサ
ン系化合物、1,2−アルキレングリコール系化合物か
ら選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする。
【0012】7.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録
方法において、上記記録媒体が、樹脂コート層を有する
記録媒体であることを特徴とする。
【0013】8.本発明に係るインクジェット記録方法
は、上記1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録
方法において、上記記録媒体上に画像を形成する場合
が、2種以上の色相のインクを混色する場合であること
を特徴とする。
【0014】9.本発明に係るインクセットは、上記1
〜8のいずれかに記載のインクジェット記録方法に用い
る同一色相の濃インクと淡インクを少なくとも一種備え
たことを特徴とする。
【0015】10.本発明に係るインクセットは、上記
同一色相の淡インクが、淡マゼンタインク及び/又は淡
シアンインクであることを特徴とする。
【0016】11.本発明に係るインクセットは、上記
淡マゼンタインク及び/又は淡シアンインクと、濃マゼ
ンタインク及び/又は濃シアンインクと、イエローイン
クとを備えたことを特徴とする。
【0017】12.本発明に係る記録物は、上記1〜8
のいずれかに記載のインクジェット記録方法により記録
されたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録方法
は、同一色相の濃インクと淡インクを少なくとも一種用
いて記録を行なう方法において、従来、濃淡インクの両
方で記録していた部分や濃インクだけで記録していた部
分に対してインクを供給する場合、同一色相の淡インク
の最大Dutyで記録媒体に付着できるの顔料濃度に達
するまでは淡インクのみを使用する(即ち、それまで
は、濃インクは使用しない)ことを特徴とするものであ
る。その一例を図で示すと、図1のようになる。
【0019】本発明において「インク」とは、モノクロ
記録を行なう場合にはブラックインクを意味し、カラー
印刷を行なう場合にはカラーインク、具体的には、イエ
ローインク、マゼンタインク、ライトマゼンタインク、
シアンインク、ライトシアンインク、レッドインク、バ
イオレットインク等を意味し、更に場合によってはブラ
ックインクを意味するものとする。
【0020】画像を形成する画素内に付着する顔料の内
で、濃インクによりもたらされる付着顔料の部分は、紙
面からの盛り上がりが高く、端部での段差により光沢
性、鮮明性の低下をもたらす原因となっていたが、上記
のようにすることにより、画像を形成する画素内に付着
する顔料の内、淡インクによりもたらされる付着顔料の
割合が、従来の場合に比較して増すことになり、その分
従来の場合よりも光沢性、鮮明性を向上することが可能
になり、淡インクのみが吐出され、光沢性、鮮明性が高
い部分の画素の光沢性、鮮明性に近づけることができ、
光沢性、鮮明性の不均一を緩和することができる。ま
た、本発明のインクジェット記録方法においては、画像
を形成する際に使用する濃淡インクのうち、淡インクの
使用割合が、従来のインクジェット記録方法におけるよ
りも多いので、淡インクの浸透性を増し、専用紙でのイ
ンクの溢れや滲みを少なくすることが好ましい。また、
淡インクのインク濃度を従来の淡インクのインク濃度よ
りやや高くし、普通紙でのシワの発生を少なくすること
が好ましい。
【0021】本発明のインクジェット記録方法において
使用する同一色相の「濃インク」、「淡インク」とは、
同一色相のインクのうちで、顔料の含有量が相対的に多
い方のインクを「濃インク」とし、顔料の含有量が相対
的に少ない方のインクを「淡インク」とするものであ
り、インク中の顔料の含有量により決まるものではない
が、濃インクと淡インクの含有顔料の割合を、重量%比
で、淡インク/濃インク=0.2〜0.8とすることが
好ましく、より好ましくは、淡インク/濃インク=0.
3〜0.6である。
【0022】また、本発明のインクジェット記録方法に
おいては、使用する濃淡インクの顔料含有割合を、従来
の濃淡インクの顔料含有割合よりも近づけることも可能
であり、その場合には、従来の濃淡インクを使用する場
合のように光沢性、鮮明性が低下するのを恐れること無
く、濃淡インクの顔料濃度を従来の顔料濃度よりも高め
ることが可能となり、普通紙に対しては高発色が可能
で、専用紙に対しては画像の光沢性、鮮明性が向上する
とともに画像全体に渡って光沢性、鮮明性が均一化でき
るようになるのである。
【0023】本発明における各インクに含有される顔料
は、特に限定されず、無機顔料および有機顔料のいずれ
も使用することができる。無機顔料としては、酸化チタ
ンおよび酸化鉄に加え、コンタクト法、ファーネスト
法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカ
ーボンブラックを使用することができる。また、有機顔
料としては、アゾ顔料(アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔
料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料など)、フタロシ
アニン顔料(銅フタロシアニン顔料、無金属フタロシア
ニン顔料)、縮合多環顔料(アントラキノン系顔料、ペ
リレン顔料、ペリノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキ
サジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔
料、キノフラロン顔料など)、染料レーキ(塩基性染料
型レーキ、酸性染料型レーキなど)、ニトロ顔料、ニト
ロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。
【0024】イエローインクに含有される顔料として
は、例えば、C.I.ピグメントイエロー1,2,3,
12,14,16,17,73,74,75,83,9
3,95,97,98,109,110,114,12
8,129,138,139,147,150,15
1,154,155,180,185等が挙げられ、こ
れらの1種又は2種以上が用いられる。これらのうち、
特にC.I.ピグメントイエロー74,110,128
及び147からなる群から選ばれる1種又は2種以上を
用いることが好ましい。
【0025】マゼンタインク、ライトマゼンタインクに
含有される顔料としては、例えば、C.I.ピグメント
レッド5,7,12,48(Ca),48(Mn),5
7(Ca),57:1,112,122,123,16
8,184,202,209;C.I.ピグメントバイ
オレット19等が挙げられ、これらの1種又は2種以上
が用いられる。これらのうち、特にC.I.ピグメント
レッド122,202,209及びC.I.ピグメント
バイオレット19からなる群から選ばれる1種又は2種
以上を用いることが好ましい。
【0026】シアンインク、ライトシアンインクに含有
される顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブル
ー1,2,3,15:3,15:4,15:34,1
6,22,60;C.I.バットブルー4,60等が挙
げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。これ
らのうち、特にC.I.ピグメントブルー15:3及び
/又は15:4を用いることが好ましく、とりわけ、
C.I.ピグメントブルー15:3を用いることが好ま
しい。
【0027】レッドインクに含有される顔料としては、
例えば、C.I.ピグメントレッド17,49:2,1
12,149,177,178,188,255及び2
64からなる群から選ばれる1種又は2種以上が用いら
れる。これらのうち、特にC.I.ピグメントレッド1
49,177,178及び264からなる群から選ばれ
る1種又は2種以上を用いることが好ましい。
【0028】バイオレットインクに含有される顔料とし
ては、例えば、C.I.ピグメントバイオレット3,1
9,23,32,36及び38からなる群から選ばれる
1種又は2種以上が用いられる。これらのうち、特に
C.I.ピグメントブルー60及びC.I.ピグメント
バイオレット19,23からなる群から選ばれる1種又
は2種以上を用いることが好ましい。
【0029】顔料の粒径は、10μm以下が好ましく、
さらに好ましくは0.1μm以下である。顔料の含有量
は、顔料の種類、色相によっても異なるが、淡インクに
おいては、0.5〜3.0重量%が好ましく、より好ま
しくは、1.5〜2.0重量%である。また、濃インク
においては、3.0〜8.0重量%が好ましく、より好
ましくは、4.0〜7.0重量%である。
【0030】ブラックインクに含有される顔料として
は、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、ア
セチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブ
ラック(C.I.ピグメントブラック7)類、酸化鉄顔
料等の無機顔料;アニリンブラック(C.I.ピグメン
トブラック1)等の有機顔料等が挙げられる。特に、カ
ーボンブラックを用いることが好ましく、好ましいカー
ボンブラックの例としては、三菱化学製のNo.2300,No.9
00,MCF88,No.33,No.40,No.52,MA7,MA8,MA100,No.2200B
等、コロンビア製のRaven5750,Raven5250,Raven5000,R
aven3500,Raven1255,Raven700等、キャボット社製のReg
al 400R,Regal 400R,Regal 1660R,Mogul 1,Monarch700,
Monarch800,Monarch880,Monarch900,Monarch1000,Monar
ch1100,Monarch1300,Monarch1400等、テグッサ社製のCo
lor Black FW1,Color Black FW2,Color Black FW2V,Col
or Black FW18,Color Black FW200,Color Black S150,C
olorBlack S160,Color Black S170,Printex 35,Printex
U,Printex V,Printex 140U, Specil Black 6,Specil B
lack 5,Specil Black 4A,Specil Black 4等が挙げられ
る。顔料の粒径は、10μm以下が好ましく、さらに好
ましくは0.1μm以下である。また、ブラックインク
中における顔料(固形分)の含有量は、好ましくは0.
1〜4重量%、更に好ましくは1〜3重量%である。
【0031】本発明における各インクにおいて、顔料
は、分散剤で水性媒体中に分散させた顔料分散液として
各インクに添加されるのが好ましい。
【0032】本発明おけるの各インクに用いられる顔料
分散液は、例えば、顔料と分散剤と水又は水及び水溶性
有機溶媒(例えば、前記低沸点有機溶媒)の混合物を混
合し、分散機(例えば、ビ−ズミル、ボ−ルミル、サン
ドミル、アトライタ−、ロ−ルミル、アジテ−タ、ヘン
シェルミキサ−、コロイドミル、超音波ホモジナイザ
−、またはパ−ルミル等)で分散して調製することがで
きる。
【0033】顔料分散液を調製するのに用いられる分散
剤としては、一般に顔料分散液を調製するのに用いられ
ている分散剤、例えば高分子分散剤、界面活性剤を使用
することができる。高分子分散剤の好ましい例としては
天然高分子が挙げられ、その具体例としては、にかわ、
ゼラチン、ガゼイン、アルブミンなどのタンパク質類;
アラビアゴム、トラガントゴムなどの天然ゴム類;サボ
ニンなどのグルコシド類;アルギン酸およびアルギン酸
プロピレングリコールエステル、アルギン酸トリエタノ
ールアミン、アルギン酸アンモニウムなどのアルギン酸
誘導体;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロースなどのセルロース誘導体などが挙げられる。さ
らに、高分子分散剤の好ましい例として合成高分子が挙
げられ、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリド
ン類、ポリアクリル酸、アクリル酸−アクリルニトリル
共重合体、アクリル酸カリウム−アクリルニトリル共重
合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、アク
リル酸−アクリル酸エステル共重合体などのアクリル系
樹脂;スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタ
クリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル
酸エステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−
アクリル酸共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−
アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体などのスチレ
ン−アクリル樹脂;スチレン−マレイン酸共重合体、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−
アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共
重合体、および酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビ
ニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニル−マ
レイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共
重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体などの酢酸ビ
ニル系共重合体およびそれらの塩が挙げられる。これら
の中で、特に疎水性基を持つモノマーと親水性基を持つ
モノマーとの共重合体、および疎水性基と親水性基を分
子構造中に併せ持ったモノマーからなる重合体が好まし
い。
【0034】また、分散剤として好ましい界面活性剤の
例としては、脂肪酸塩類、高級アルキルジカルボン酸
塩、高級アルコール硫酸エステル塩類、高級アルキルス
ルホン酸塩、高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物、スルホ琥
珀酸エステル塩、ナフテン酸塩、液体脂肪油硫酸エステ
ル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類などの陰イオン
界面活性剤;脂肪酸アミン塩、第四アンモニウム塩、ス
ルホニウム塩、ホスホニウムなどの陽イオン界面活性
剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエ
ステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエス
テル類などの非イオン性界面活性剤などが挙げられる。
【0035】本発明における各インクにおいては、水溶
性有機溶媒、特に、低沸点有機溶媒(特には、低沸点ア
ルコール)が含有されることが好ましい。低沸点アルコ
ールとしては、炭素数1〜4の脂肪族アルコール、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、又はイソブチルアルコール等を挙げるこ
とができる。これらの低沸点有機溶媒は1種で、又は複
数種を組合せて用いられることができる。この低沸点有
機溶媒(特には、低沸点アルコール)の含有量は、イン
クの全重量に対し、好ましくは1〜30重量%、より好
ましくは10〜20重量%である。
【0036】本発明における各インクは、記録媒体への
浸透性を良くし、インクの溢れや滲みを無くするよう
に、浸透剤を含有することが好ましい。そのような浸透
剤としては、アセチレングリコール系化合物、アセチレ
ンアルコール系化合物、ポリシロキサン系化合物、1,
2−アルキレングリコール系化合物が挙げられる。アセ
チレングリコール系化合物としては、下記の式1で表さ
れる化合物が挙げられる。
【0037】
【化1】 [上記式中、0≦m+n≦50、R1,R2,R3及びR4
は、それぞれ独立してアルキル基を表す。]
【0038】具体的には、例えば、2,4,7,9−テ
トラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−
ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオールなどのアセ
チレングリコール系界面活性剤、例えば、Air Pr
oducts and Chmicals Inc.製
サーフィノール104(前記式1において、m+n=1
0),82,465,485あるいはTG(前記式1に
おいて、m=n=0)等を用いることができる。特に、
サーフィノール104やTGが好ましい。
【0039】また、アセチレンアルコール系化合物とし
ては、具体的には、例えば、3,5−ジメチル−1−ヘ
キシン−3オール、2,4−ジメチル−5−ヘキシン−
3−オール等を挙げることができる。市販品としては、
Air Products and Chmicals
Inc.製サーフィノール61等がある。
【0040】アセチレングリコール系界面活性剤、アセ
チレンアルコール系界面活性剤の含有量は、インク組成
物中に、好ましくは、0.05〜5重量%であり、より
好ましく、0.1〜2重量%である。0.05重量%未
満では充分な浸透性が得られなかったりするという問題
があり、5重量%を超えるとインク組成物中で完全に溶
解しないために吐出安定性、貯蔵安定性が劣化するとい
う問題がある。
【0041】ポリシロキサン系化合物としては、下記の
式2又は式3で表される化合物が挙げられる。
【化2】
【化3】
【0042】(上記式中、R1〜R9は、独立して、C
1-6アルキル基を表し、j及びkは独立して1以上の整
数を表し、EOはエチレンオキシ基を表し、POはプロ
ピレンオキシ基を表し、l,m及びnは0以上の整数を
表すが、m+nは1以上の整数を表し、EO及びPO
は、[]ないにおいてその順序は問わず、ランダムであ
ってもブロックであってもよい)
【0043】式2又は式3で表される化合物において、
j+kが2〜10であることが好ましく、2〜6である
ものが特に好ましい。式2又は式3で表される化合物の
添加量は、適宜に選定されてよいが、好ましくは、0.
05〜5重量%程度であり、より好ましくは、0.1〜
3.0重量%程度である。式2又は式3で表される化合
物は市販されており、それを利用することが可能であ
る。例えば、ビックケミー・ジャパン株式会社より、ポ
リシロキサン系界面活性剤のBYK− 347,BYK
−348等が利用可能である。
【0044】1,2−アルカンジオール類としては、好
ましくは1,2−C1-8 アルキルジオールであり、より
好ましくは1,2−C1-6 アルキルジオールであり、最
も好ましくは1,2−ヘキサンジオールである。1,2
アルキルジオール類の含有量は、インク組成物中に、好
ましくは、1〜15重量%であり、より好ましく、2〜
10重量%である。
【0045】本発明における各インクは、ポリマー微粒
子を含有することが好ましい。ポリマー微粒子として
は、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレンーブ
タジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルースチレ
ン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン系樹脂、架橋ア
クリル樹脂、架橋スチレン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、
などから形成されている粒子があげられる。各インクに
含有されるポリマー微粒子は、着色剤の記録媒体表面へ
の固着性を促進する効果を有し、また、記録媒体表面の
光沢性向上の効果をもたらすものである。ポリマー微粒
子の含有量は、各インクに対して1〜30重量%が好ま
しく、より好ましくは1〜10重量%である。また、ポ
リマー微粒子の粒子径は、400nm程度以下が好まし
く、より好ましくは200nm以下であり、更に好まし
くは5〜80nm程度である。本発明において、ポリマ
ー微粒子は、前記の分散剤で水性媒体中に分散させたポ
リマー微粒子分散液として各インクに添加されるのが好
ましい。
【0046】本発明における各インクは、さらに湿潤剤
を含んでいることが好ましい。湿潤剤の好ましい例とし
ては、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チ
オグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、尿素、
2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどが挙げられ、特
にエチレンオキサイド基を有するものが好ましく、ジエ
チレングリコールが最も好ましい。これらの湿潤剤の添
加量はインクの0.5〜40重量%、好ましくは2〜2
0重量%、の範囲が適当である。
【0047】本発明における各インクは、その他の添加
剤、例えば、pH調整剤、防腐剤及び/又は防黴剤を含
有することができる。pH調整剤としては、例えば、ジ
エタノールアミンやトリエタノールアミン等の各種アミ
ンや水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又は水酸化リ
チウム等のアルカリ金属の水酸化物等を挙げることがで
きる。
【0048】本発明におけるインクセットは、同一色相
の濃インクと淡インクを少なくとも一種備えていること
を特徴とする。同一色相の濃インクと淡インクとして
は、濃淡マゼンタインク及び/又は濃淡シアンインクを
備えることができる。例えば、イエローインク、マゼン
タインク、シアンインクの3色インクに加えてライトマ
ゼンタインク及び/又はライトシアンインクを備えた4
又は5色のインクセットとすることもできる。また、場
合によってはそれらにレッドインク及び/又はバイオレ
ットインクを備えた5〜7色のインクとすることもでき
るし、また、場合によっては更にそれらにブラックイン
ク備えた5〜8色のインクとすることもできる。
【0049】本発明のインクジェット記録方法は、記録
媒体として、普通紙又は専用紙を用いることができ、普
通紙を用いる場合には、記録媒体上に画像を形成する部
分へのインクの供給を、同一色相の淡インクの最大Du
tyで記録媒体に付着できる顔料濃度に達するまでは淡
インクの吐出により行い、同一色相の淡インクの最大D
utyで記録媒体に付着できるの顔料濃度に達した後に
は、濃インク又は濃淡両インクの吐出により行うことが
好ましいが、同一色相の淡インクの最大Dutyで記録
媒体に付着できる顔料濃度に達する前の段階から、濃イ
ンクの吐出により行ってもよい。専用紙は、インク受容
層を有し、インク吸収性は改善されているが、インク受
容層のバインダーとして樹脂が使用されているためにイ
ンクの吸収速度にやや難点がある。そのため、本発明に
おいて使用する各インクには、浸透剤を含有させること
が好ましい。
【0050】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例
によって限定されるものではない。
【0051】イエロー、マゼンタ、シアンの3原色イン
ク、並びにライトマゼンタインク、ライトシアンインク
を、それぞれ常法に従い調製した。即ち、着色剤成分を
分散剤成分と共に分散させた後、他の成分を加えて混合
し、一定以上の大きさの不溶成分を濾過して、インクを
調製した。下記の各インクを組み合わせてインクセット
を構成した。
【0052】 <イエローインク> C.I.ピグメントイエロー74 4.0重量% 分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 1.2重量% グリセリン 15.0重量% エチレングリコール 5.0重量% 2−ピロリドン 2.0重量% 1,2−ヘキサンジオール 5.0重量% サーフィノールE1010 0.5重量% イオン交換水 残量 計 100.0重量%
【0053】 <マゼンタインク> C.I.ピグメントレッド202 4.0重量% 分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 1.2重量% グリセリン 15.0重量% エチレングリコール 5.0重量% 2−ピロリドン 2.0重量% 1,2−ヘキサンジオール 5.0重量% サーフィノールE1010 0.5重量% イオン交換水 残量 計 100.0重量%
【0054】 <シアンインク> C.I.ピグメントブルー15:3 4.0重量% 分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 1.2重量% グリセリン 15.0重量% エチレングリコール 5.0重量% 2−ピロリドン 2.0重量% 1,2−ヘキサンジオール 5.0重量% サーフィノールE1010 0.5重量% イオン交換水 残量 計 100.0重量%
【0055】 <ライトマゼンタインク> C.I.ピグメントレッド202 1.5重量% 分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.5重量% グリセリン 15.0重量% エチレングリコール 5.0重量% 2−ピロリドン 2.0重量% 1,2−ヘキサンジオール 5.0重量% サーフィノールE1010 0.5重量% イオン交換水 残量 計 100.0重量%
【0056】 <ライトシアンインク> C.I.ピグメントブルー15:3 1.5重量% 分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.5重量% グリセリン 15.0重量% エチレングリコール 5.0重量% 2−ピロリドン 2.0重量% 1,2−ヘキサンジオール 5.0重量% サーフィノールE1010 0.5重量% イオン交換水 残量 計 100.0重量%
【0057】 <ブラックインク> カーボンブラック 1.5重量% 分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 1.5重量% グリセリン 15.0重量% エチレングリコール 5.0重量% 2−ピロリドン 2.0重量% 1,2−ヘキサンジオール 5.0重量% サーフィノールE1010 0.5重量% イオン交換水 残量 計 100.0重量%
【0058】[実施例1]上記のインクセットを用いて
インクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソ
ン社製)により、PM写真用紙(セイコーエプソン社
製)に対して720×720dpi、duty100%
(淡マゼンタインク)、duty0%(濃マゼンタイン
ク)にて単色印字し、記録物を得た。
【0059】[比較例1]上記のインクセットを用いて
インクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソ
ン社製)により、PM写真用紙(セイコーエプソン社
製)に対して720×720dpi、duty10%
(濃マゼンタインク)、duty73%(淡マゼンタイ
ンク)にて単色印字し、記録物を得た。
【0060】[実施例2]上記のインクセットを用いて
インクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソ
ン社製)により、PM写真用紙(セイコーエプソン社
製)に対して720×720dpi、duty100%
(淡シアンインク)、duty0%(濃シアンインク)
にて単色印字し、記録物を得た。
【0061】[比較例2]上記のインクセットを用いて
インクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソ
ン社製)により、PM写真用紙(セイコーエプソン社
製)に対して720×720dpi、duty10%
(濃シアンインク)、duty73%(淡シアンイン
ク)にて単色印字し、記録物を得た。
【0062】[実施例3]上記のインクセットを用いて
インクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソ
ン社製)により、PM写真用紙(セイコーエプソン社
製)に対して720×720dpi、duty50%
(淡マゼンタインク)、duty0%(濃マゼンタイン
ク)、duty50%(淡シアンインク)、duty0
%(濃シアンインク)にて混色印字し、記録物を得た。
【0063】[比較例3]上記のインクセットを用いて
インクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソ
ン社製)により、PM写真用紙(セイコーエプソン社
製)に対して720×720dpi、duty5%(濃
マゼンタインク)、duty37%(淡マゼンタイン
ク)duty5%(濃シアンインク)、duty37%
(淡シアンインク)にて混色印字し、記録物を得た。
【0064】<光沢性>上記実施例及び比較例の印字部
分に約2m離れたところから蛍光灯をあて、蛍光灯の輪
郭が確認できるかを目視で判断し、その結果を表1に示
す。 評価A:照明の形状が認識できる。 評価B:照明の形状が認識できない。
【0065】<光沢ムラ>上記実施例及び比較例に記載
の記録方法でISO/JIS−SCID(高精細カラー
ディジタル標準画像データ)N−1(人物画像)(財団
法人 日本規格協会)の人物画像を記録した。画像を目
視により観察し、下記の評価基準により判断した。その
結果を表1に示す。 評価A:光沢ムラがほとんどなく、違和感をほとんど感
じない。 評価B:光沢ムラが容易に確認でき、違和感を感じる。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、従来、
濃淡インクの両方で記録していた部分や濃インクだけで
記録されていた部分(画素)へのインクの供給を、同一
色相の淡インクの最大Dutyで記録媒体に付着できる
の顔料濃度に達するまでは淡インクの吐出により行い、
その後は、濃インク又は濃淡両インクの吐出により行う
ことにより、従来より画像の光沢性及び鮮明性を一段と
向上させることができると共に、画像全体に渡っての光
沢性及び鮮明性の均一化を一段と図ることができる。ま
た、淡インクのインク濃度を従来の淡インクのインク濃
度よりやや高くすることにより、普通紙でのシワの発生
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録媒体上の顔料付着量とインクDutyとの
関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 3/04 101Y Fターム(参考) 2C056 EA04 EC25 EC75 EC76 ED07 FC02 FC06 2H086 BA02 BA03 BA04 BA15 BA34 BA59 BA62 4J039 AE11 BC09 BE01 BE12 BE22 BE33 CA06 EA15 EA16 EA33 EA42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一色相の濃インクと淡インクを少なく
    とも一種用いて記録を行なうインクジェット記録方法に
    おいて、記録媒体上に画像を形成する場合に、同一色相
    の淡インクの最大Dutyで記録媒体に付着できる顔料
    濃度に達するまでは淡インクの吐出により行い、同一色
    相の淡インクの最大Dutyで記録媒体に付着できる顔
    料濃度に達した後には、濃インク又は濃淡両インクの吐
    出により行うことを特徴とするインクジェット記録方
    法。
  2. 【請求項2】 前記同一色相の淡インクの顔料濃度が、
    3.0重量%以下である、請求項1に記載のインクジェ
    ット記録方法。
  3. 【請求項3】 前記同一色相の淡インクが、淡マゼンタ
    インク及び/又は淡シアンインクである、請求項1又は
    2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記淡マゼンタインク及び/又は淡シア
    ンインクの顔料濃度が、3.0重量%以下であり、濃マ
    ゼンタインク及び/又は濃シアンインクとイエローイン
    クの顔料濃度が、3.0重量%を超える、各インクを備
    えたインクセットを用いる、請求項1〜3のいずれかに
    記載のインクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 前記の各インクに浸透剤を添加してな
    る、請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記
    録方法。
  6. 【請求項6】 前記の浸透剤が、アセチレングリコール
    系化合物、アセチレンアルコール系化合物、ポリシロキ
    サン系化合物、1,2−アルキレングリコール系化合物
    から選ばれる少なくとも一種である、請求項5に記載の
    インクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体が、樹脂コート層を有する
    記録媒体である、請求項1〜6のいずれかに記載のイン
    クジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体上に画像を形成する場合
    が、2種以上の色相のインクを混色する場合である、請
    求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のインク
    ジェット記録方法に用いる同一色相の濃インクと淡イン
    クを少なくとも一種備えたインクセット。
  10. 【請求項10】 前記同一色相の淡インクが、淡マゼン
    タインク及び/又は淡シアンインクである、請求項9に
    記載のインクセット。
  11. 【請求項11】 前記淡マゼンタインク及び/又は淡シ
    アンインクと、濃マゼンタインク及び/又は濃シアンイ
    ンクと、イエローインクとを備えた、請求項10に記載
    のインクセット。
  12. 【請求項12】 請求項1〜8のいずれかに記載のイン
    クジェット記録方法により記録された記録物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000892A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Seiko Epson Corp 廃インク液吸収体及びそれを含むインクジェット式記録装置
US8256884B2 (en) 2009-04-01 2012-09-04 E I Du Pont De Nemours And Company Ink jet ink and ink set

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