JP2003320027A - 輸液用チューブおよび輸液装置 - Google Patents

輸液用チューブおよび輸液装置

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JP2003320027A
JP2003320027A JP2002130730A JP2002130730A JP2003320027A JP 2003320027 A JP2003320027 A JP 2003320027A JP 2002130730 A JP2002130730 A JP 2002130730A JP 2002130730 A JP2002130730 A JP 2002130730A JP 2003320027 A JP2003320027 A JP 2003320027A
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tubes
tube
infusion
infusion tube
chemical liquid
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JP2002130730A
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Akiyoshi Namiki
昭義 並木
Keiichi Yamada
圭一 山田
Yasushi Murata
靖 村田
Satoshi Fujita
智 藤田
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Daiken Iki Co Ltd
Original Assignee
Daiken Iki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブがばらばらになったり、からまった
りすることを防止するとともに、容易に識別することが
できる輸液用チューブと、それぞれのコネクタ構造を識
別して輸液用チューブと輸液用管部品とを容易に接続す
ることができる輸液装置とを提供する。 【解決手段】 複数のチューブ11と、複数のチューブ
11の側面に長手方向に設けられ、チューブ11相互を
接続するための連結部12とを備え、複数のチューブ1
1は、それぞれ長手方向が同一の方向となるように並列
に配置されているとともに、隣接するチューブ11相互
が、連結部12により接続されて平面状に形成され、着
色部により色分けされている。また、輸液装置は、着色
部により各コネクタ構造が各チューブに対応して色分け
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液を圧送するた
めの薬液供給源に接続される輸液用チューブおよび、輸
液用チューブと輸液用管部品とを接続するコネクタ構造
を有する輸液装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用シリンジポンプ、輸液ポンプ、点
滴バッグなど、薬液を圧送するための薬液供給源は、一
般に、患者の疼痛を鎮痛したり、緩和させるために、鎮
痛剤などの薬液を患者に投与するためのものであり、流
量調整器等によって薬液の流量を調節しながら、薬液供
給源の送出部に接続される輸液用チューブを介して薬液
を輸液し、患者に投与する。この輸液用チューブは、透
明もしくは半透明のフレキシブルな樹脂製のチューブが
採用され、さらに輸液の分岐や合流には、三方弁など種
々の輸液用管部品が輸液用チューブに接続されて用いら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の輸液用チューブでは、薬液を圧送するための薬液
供給源と、薬液の輸送先との間に一本一本が、ばらばら
の状態で接続されるために、複数の薬液供給源を同時に
使用する場合などは、輸液用チューブの数が増えて邪魔
になるだけでなく、チューブ同士がからまり、それぞれ
のチューブを識別してチューブに流れる薬液の種類、輸
送元、輸送先を確認することが困難になっていた。
【0004】また、輸液用チューブに接続される三方弁
など、種々の輸液用管部品についても多数になると、そ
れぞれの輸液用管部品を識別することが困難になり、輸
液用チューブを接続するのに多大な時間と労力が費やさ
れていた。
【0005】例えば手術室等では、10箇所を超える薬
液供給源を同時に使用することが頻繁にあるが、このよ
うな場合には多数のチューブが邪魔になり、医師や看護
婦がチューブに足を引っ掛ける可能性があるだけでな
く、チューブに流れる薬液の種類の確認に手間取った
り、チューブと輸液用管部品との接続に手間取るなど、
円滑な医療業務に支障をきたすことが考えられる。
【0006】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、薬液を圧送するための薬液供給源に接続される
複数のチューブがばらばらになったり、からまったりす
ることを防止するとともに、複数のチューブの中から容
易にそれぞれを識別することができる輸液用チューブを
提供することを課題としている。また、輸液用チューブ
と、この輸液用チューブの端部に接続される輸液用管部
品と、両者を接続するコネクタとを有する輸液装置であ
って、それぞれのコネクタ構造を識別して輸液用チュー
ブと輸液用管部品とを容易に接続することができる輸液
装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、薬液を圧送するための薬液供給源に接続さ
れる輸液用チューブであって、薬液を輸送するための複
数のチューブと、複数のチューブの側面に長手方向に設
けられ、チューブ相互を接続するための連結部とを備
え、前記複数のチューブは、それぞれ長手方向が同一の
方向となるように並列に配置されているとともに、前記
連結部により、隣接するチューブ相互が接続されて平面
状に形成されていることを特徴とする輸液用チューブで
ある。
【0008】この発明によれば、薬液を圧送するための
薬液供給源に接続される複数のチューブがばらばらにな
ったり、からまったりすることを防止することができる
だけでなく、チューブを辿ることが容易になるので、複
数のチューブの中から容易にそれぞれのチューブを識別
することができる結果、チューブの接続ミスや、薬液の
投与ミスを防止することができる。
【0009】また、本発明の好ましい態様は、上記複数
のチューブは、隣接するチューブ間の任意の上記連結部
を引き裂くことにより、それぞれが分離可能であること
を特徴とする請求項1記載の輸液用チューブである。
【0010】この好ましい態様によれば、チューブの連
結部を引き裂くことにより、それぞれが分離可能である
ので、チューブのそれぞれを必要な単位に分離して不要
なチューブを保管したり、必要な数量のチューブのみを
使用状態にしたりすることができる。特に、患者を手術
室からICU(集中治療室)へ移送する際などに、手術
室で使用していた薬液のチューブから必要な薬液のチュ
ーブのみ分離させることができるので便宜である。
【0011】またチューブの両端を必要な長さだけ分離
させることにより、チューブの接続状態を保ちながら、
チューブが接続される薬液供給源の配置と三方弁などの
輸液用管部品の配置とに対応することができる。
【0012】また、本発明の好ましい態様は、上記複数
のチューブは、それぞれに流れている薬液の状態を確認
することができるようにするために、透明もしくは半透
明の薬液確認部を有していることを特徴とする請求項1
乃至請求項2記載の輸液用チューブである。
【0013】この好ましい態様によれば、チューブに透
明もしくは半透明の薬液確認部を有しているので、内部
の薬液の状態を目視で確認することができる結果、チュ
ーブから容易に空気抜きをすることができるようにな
る。
【0014】また、本発明の好ましい態様は、上記複数
のチューブは、それぞれを容易に識別することができる
ようにするために、着色部により色分けされていること
を特徴とする請求項1もしくは請求項3記載の輸液用チ
ューブである。
【0015】この好ましい態様によれば、チューブが着
色部により色分けされているので、容易にそれぞれのチ
ューブを識別することができる結果、チューブの接続ミ
スや、薬液の投与ミスを防止することができる。
【0016】また、本発明の別の態様は、上記請求項4
記載の輸液用チューブと、この輸液用チューブの端部に
接続される輸液用管部品と、両者を接続するコネクタ構
造とを有する輸液装置であって、輸液用チューブの各チ
ューブにそれぞれ接続された各コネクタ構造に着色部が
設けられ、該着色部により各コネクタ構造が各チューブ
に対応して色分けされていることを特徴とする輸液装置
である。
【0017】この態様によれば、輸液用チューブと、輸
液用チューブの端部に接続される輸液用管部品とを接続
するコネクタ構造に着色部が設けられ、該着色部により
各コネクタ構造が各チューブに対応して色分けされてい
るので、それぞれのコネクタ構造を識別して、輸液用チ
ューブと輸液用管部品とを容易に接続することができる
結果、チューブの接続ミスや、薬液の投与ミスを防止す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は
本発明の実施形態に係る輸液用チューブ10が適用され
る輸液システムの構成を示す説明図であり、図2は本発
明の実施形態に係る輸液用チューブ10の断面図であ
る。また、図3は輸液用チューブ10と薬液供給源21
との接続を示す断面図であり、図4は輸液用チューブ1
0と輸液用管部品23との接続を示す断面図である。
【0019】図1を参照して、本発明の実施形態に係る
輸液用チューブ10が採用されている輸液システムの一
例は、医療現場で患者に薬剤を注入するために使用され
るものであり、複数の薬液供給源21と、複数の薬液供
給源21を脱着可能に支持することができるポンプ支持
用架台22と、薬液供給源21から吐出された薬剤を送
出するために設けられた本発明の実施形態に係る輸液用
チューブ10と、輸液用チューブ10の一端に接続され
る複数の輸液用管部品23と、輸液用管部品23の上流
側他端に接続されるメインチューブ24と、複数の輸液
用管部品23の下流側他端に接続され図略のカテーテル
に供給されるカテーテルチューブ25とを備えている。
そして、輸液用管部品23の切り換え操作をすることに
より、流路の切り換えを行い得るようになっており、例
えば患者に一つの薬液供給源21からの薬液を定量的に
供給しつつ、他の薬液供給源21からの薬液をワンショ
ット的に供給する等の各種のバリエーションに富んだ薬
液の注入が可能になっている。
【0020】上記複数の薬液供給源21は、シリンジS
内に収容された血管拡張剤、昇圧剤、化学療法剤、麻酔
剤、栄養剤等の薬液を設定された流量で患者の血管等に
自動的に注入するためのものである。この薬液供給源2
1の構成は、本発明を限定するものではないが、本実施
形態では、シリンジSに収容した薬液等を設定条件に応
じて送液する電気駆動の5つの薬液供給源21から構成
され、それぞれの薬液供給源21は、薬液を収納したシ
リンジSを固定するシリンジ固定部21aと、固定され
たシリンジSの押子SPを押圧するためのスライダ21
bと、このスライダ21bを駆動するための図略の駆動
機構や制御装置と、薬液の注入量の設定やその表示を行
う操作パネル21cとを備えている。
【0021】シリンジ固定部21aは、薬液を収容した
シリンジSを上方から押さえ付けた状態で固定するため
のロック機構21dが設けられている。
【0022】スライダ21bは、シリンジSに対してそ
の長手方向にスライド可能に設けられており、図略の駆
動機構により駆動されてその端部に設けられた押圧部2
1eによりシリンジSの押子SPを押圧するように構成
されている。
【0023】操作パネル21cは、薬液供給源21の作
動状態、例えば薬液の流量、予定量、積算値等の各種表
示を行う表示部21fや、電源あるいは薬液の流量等の
各種設定を行うための各種スイッチ21g等が設けられ
ている。
【0024】この薬液供給源21を使用する時には、シ
リンジ固定部21aにシリンジSをセットし、操作パネ
ル21c上で注入量等の条件を設定すれば、その設定条
件に応じてスライダ21bが駆動され、これによりシリ
ンジSの押子SPが押圧されて所定流量で薬液が送り出
されるように構成されている。
【0025】また、ポンプ支持用架台22は、電気駆動
の薬液供給源21を脱着可能に支持するとともに薬液供
給源21に対して電源供給を行うものであり、本発明を
限定するものではないが、本実施形態では、薬液供給源
21を脱着可能に支持する本体22aが、図略のキャス
ター付きの輸液スタンド(ポール)Pにボルト等の固定
手段により固定されている。
【0026】このポンプ支持用架台22は、複数の薬液
供給源21を支持しながらもスペース効率を向上させる
ために、薬液供給源21を上下方向に一列に支持するよ
うになっている。
【0027】また、輸液用管部品23も、本発明を限定
するものではないが、本実施形態では、薬液の流路を切
り替えることができる三方弁を備えており、図略の切り
替え操作部により、メインチューブ24から輸送される
薬液に対して薬液供給源21からの薬液を合流させる状
態と、合流を止める状態の2つの状態の間で変更可能な
ように構成されている。
【0028】次に、上記本発明に係る輸液用チューブ1
0は、薬液を圧送するための上記薬液供給源21に接続
されるものであって、薬液を輸送するための複数のチュ
ーブ11と、複数のチューブ11相互を接続するための
連結部12とを備えている。
【0029】この複数のチューブ11は、フレキシブル
な合成樹脂製の細管の集合体であり、それぞれチューブ
11の長手方向が同一の方向となるように並列に配置さ
れているとともに、隣接するチューブ11相互が連結部
12により接続されて平面状に形成されている。
【0030】図2を参照して、この複数のチューブ11
は、それぞれに空気の混入など、流れている薬液の状態
を確認することができるようにするために、チューブ1
1の長手方向全体にわたって透明もしくは半透明の薬液
確認部13を有している。
【0031】また、これらの複数のチューブ11は、そ
れぞれを容易に識別することができるようにするため
に、表面の長手方向に線状に着色された着色部14によ
り色分けされている。
【0032】チューブ11相互間の連結部12は、複数
のチューブ11の側面に長手方向全体にわたって設けら
れ、チューブ11相互を接続して平面状に形成するため
の部分であり、人の手で容易に引き裂くことができる程
度にチューブ11相互を接続している。そして、この隣
接するチューブ11間の任意の連結部12を引き裂くこ
とにより、チューブ11のそれぞれを必要な単位に分離
して不要なチューブ11を保管したり、必要な数量のチ
ューブ11のみを使用状態にしたりすることができるよ
うに構成されている。また図1に示したようにチューブ
11の両端を必要な長さだけ分離させることにより、チ
ューブ11の接続状態を保ちながら、チューブ11が接
続される薬液供給源21の配置と輸液用管部品23など
の輸液用管部品23の配置とに対応することができるよ
うに構成されている。
【0033】これら複数のチューブ11とチューブ11
相互間の連結部12は、本実施形態では可塑性の合成樹
脂が輸液用チューブ10の長手方向に押し出されること
により一体に成形されているが、一本一本のチューブ1
1が接着剤等で接着されることにより平面状の輸液チュ
ーブ11を形成してもよい。
【0034】図3を参照して、この複数のチューブ11
の一端部11aは、コネクタ11c付きとなっており、
薬液供給源21の送出部21hに接続され、コネクタ1
1cは、それぞれを容易に識別することができるように
するために、チューブ同様、着色された着色部11dに
より色分けされている。
【0035】また、図4を参照して、チューブ11の他
端部11bは、本発明に係る輸液装置30に設けられた
コネクタ構造15に接続された構成になっている。
【0036】本発明に係る輸液装置30は、輸液用チュ
ーブ10と、この輸液用チューブ10の端部に接続され
る輸液用管部品23と、両者を接続するコネクタ構造1
5とを有するものである。
【0037】コネクタ構造15は、本実施形態では、チ
ューブ11の端部に接続されるチューブ接続部15a
と、輸液用管部品23の上端に設けられ、フランジ部1
5bを有するノズル部15cと、チューブ接続部15a
の周方向に回動するとともに輸液用管部品23のノズル
部15cに設けられたフランジ部15bと螺合してチュ
ーブ接続部15aを輸液用管部品23に接続する操作部
15dとから構成されている。
【0038】そして、このコネクタ構造15は、本実施
形態では、ノズル部15cと、操作部15dとに、着色
された着色部15eが設けられ、この着色部15eによ
り色分けされて、接続されるチューブ11に対応してそ
れぞれを容易に識別することができるようになってい
る。
【0039】次に、図5を参照して、本実施形態の作用
について説明する。
【0040】図5は本発明の実施形態に係る輸液用チュ
ーブ10の使用方法を示す説明図である。
【0041】(a)は、連結部12を切り裂く前の状態
を示している。チューブ11相互間の連結部12は、複
数のチューブ11の側面に長手方向に設けられ、チュー
ブ11相互を接続して平面状に形成しており、収納する
時はロール状に巻くことにより、チューブ11がばらば
らになったり、からまったりすることなく、コンパクト
に収納することができるようになっている。
【0042】また、本実施形態では、この複数のチュー
ブ11の一端部11aは、薬液供給源21の送出部に接
続されるためにコネクタ11c付きとなっており、チュ
ーブ11の他端部11bは、コネクタ構造15に接続さ
れた構成になっている。
【0043】次に(b)は、両端をそれぞれ薬液供給源
21と輸液用管部品23とに接続するために、両端近傍
の連結部12を切り裂いた状態を示している。
【0044】このようにチューブ11相互間の連結部1
2は、人の手で容易に引き裂くことができる程度にチュ
ーブ11相互を接続しているので、必要に応じて隣接す
るチューブ11間の任意の連結部12を引き裂くことに
より、チューブ11の両端を必要な長さだけ分離させ、
チューブ11の一端部を薬液供給源21の送出部に接続
するとともに、チューブ11の他端部を輸液用管部品2
3に容易に接続することができるようになっている。
【0045】以上説明したように本実施形態の輸液用チ
ューブ10によれば、薬液を圧送するための薬液供給源
21に接続される複数のチューブ11がばらばらになっ
たり、からまったりすることを防止することができるだ
けでなく、チューブ11を辿ることが容易になるので、
複数のチューブ11の中から容易にそれぞれのチューブ
11を識別することができる結果、チューブ11の接続
ミスや、薬液の投与ミスを防止することができる。
【0046】次に、チューブ11の連結部12を引き裂
くことにより、それぞれが分離可能であるので、チュー
ブ11のそれぞれを必要な単位に分離して不要なチュー
ブ11を保管したり、必要な数量のチューブ11のみを
使用状態にしたりすることができる。特に、患者を手術
室からICU(集中治療室)へ移送する際などに、手術
室で使用していた薬液のチューブ11から必要な薬液の
チューブ11のみ分離させることができるので便宜であ
る。
【0047】またチューブ11の両端を必要な長さだけ
分離させることにより、チューブ11の接続状態を保ち
ながら、チューブ11が接続される薬液供給源21の配
置と輸液用管部品23などの輸液用管部品23の配置と
に対応することができる。
【0048】また、チューブ11に透明もしくは半透明
の薬液確認部13を有しているので、内部の薬液の状態
を目視で確認することができる結果、チューブ11から
容易に空気抜きをすることができるようになる。
【0049】さらに、チューブ11が着色部14により
色分けされているので、容易にそれぞれのチューブ11
を識別することができる結果、チューブ11の接続ミス
や、薬液の投与ミスを防止することができる。
【0050】また、本実施形態の輸液装置30によれ
ば、輸液用チューブ10と、輸液用チューブ10の端部
に接続される輸液用管部品23とを接続するコネクタ構
造15に着色部15eが設けられ、該着色部15eによ
り各コネクタ構造15が各チューブ11に対応して色分
けされているので、それぞれのコネクタ構造15を識別
して、輸液用チューブ10と輸液用管部品23とを容易
に接続することができる結果、チューブ11の接続ミス
や、薬液の投与ミスを防止することができる。
【0051】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
【0052】例えば、薬液供給源21の構成とポンプ支
持用架台22の構成とは本発明を限定するものではな
く、図示の形状、構成に限定されない。
【0053】薬液供給源21は、シリンジS内に収容さ
れた栄養剤、化学療法剤、麻酔剤等の薬液を設定された
流量で患者の血管等に自動的に注入するためのものであ
れば、種々のものが採用可能である。
【0054】また、輸液用チューブ10に接続される複
数の輸液用管部品23の構成と、輸液用管部品23の上
流側他端に接続されるメインチューブ24の構成と、複
数の輸液用管部品23の下流側他端に接続され図略のカ
テーテルに供給されるカテーテルチューブ25の構成と
についても、本発明を限定するものではなく、図示の形
状、構成に限定されない。
【0055】チューブ11相互間の連結部12は、複数
のチューブ11の側面に必ずしも連続の線状に設けられ
ていなくともよく、断続的に長手方向チューブ11相互
を接続して平面状に形成するものであってもよい。
【0056】チューブ11の透明もしくは半透明の薬液
確認部13は、長手方向に連続して設けられていること
が好ましいが、必ずしも連続である必要はなく不連続で
あっても良い。また、必ずしも完全な透明である必要も
なく、色調を帯びた半透明に構成することも可能であ
る。このように、チューブ11の透明もしくは半透明の
薬液確認部13は、それぞれのチューブ11に流れてい
る薬液の状態を確認することができるものであれば、種
々の設計変更が可能である。
【0057】また、チューブ11の着色部14も、図示
の形状、構成に限定されず、上記のようにチューブ11
の材質全体を色調を帯びた半透明に構成するなどによ
り、それぞれのチューブ11を容易に識別することがで
きるものであれば、種々の設計変更が可能である。
【0058】また、チューブ11の端部も必ずしも図示
のように一方がコネクタ11c付き、他方がコネクタ構
造15付きである必要はなく、両端ともぶつ切り状態で
もよいし、他の管部品が設けられていてもよいなど種々
の設計変更が可能である。
【0059】また、コネクタ構造15も、必ずしも図示
のように三方弁に適用されるものである必要はない。輸
液用チューブ10と、輸液用チューブ10の端部に接続
される輸液用管部品23との間に用いられ、両者を接続
するためのものであって、接続されるチューブ11に対
応してそれぞれを容易に識別することができるようにす
るために、着色部15eが設けられ、この着色部15e
により色分けされているものであれば種々のコネクタ構
造が採用可能である。
【0060】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の輸液用チ
ューブによれば、薬液を圧送するための薬液供給源に接
続される複数のチューブがばらばらになったり、からま
ったりすることを防止するとともに、複数のチューブの
中から容易にそれぞれを識別することができる結果、チ
ューブの接続ミスや、薬液の投与ミスを防止することが
できるという顕著な効果を奏する。また、本発明の輸液
装置によっても、それぞれのコネクタ構造を識別して輸
液用チューブと輸液用管部品とを容易に接続することが
できる結果、チューブの接続ミスや、薬液の投与ミスを
防止することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る輸液用チューブが適
用される輸液システムの構成を示す説明図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る輸液用チューブの断
面図である。
【図3】 輸液用チューブと薬液供給源との接続を示す
断面図である。
【図4】 輸液用チューブと輸液用管部品との接続を示
す断面図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る輸液用チューブの使
用方法を示す説明図であり、(a)は、連結部を切り裂
く前の状態を示している。また、(b)は、両端をそれ
ぞれ薬液供給源と輸液用管部品に接続するために、両端
近傍の連結部を切り裂いた状態を示している。
【符号の説明】
10 輸液用チューブ 11 チューブ 12 連結部 13 薬液確認部 14 着色部 15 コネクタ構造 15e 着色部 21 薬液供給源 23 輸液用管部品 30 輸液装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 智 北海道札幌市西区西野6条8丁目1−10 Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 CC01 DD01 DD11 HH01 JJ02 JJ05 JJ10 LL07 QQ78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を圧送するための薬液供給源に接続
    される輸液用チューブであって、薬液を輸送するための
    複数のチューブと、複数のチューブの側面に長手方向に
    設けられ、チューブ相互を接続するための連結部とを備
    え、前記複数のチューブは、それぞれ長手方向が同一の
    方向となるように並列に配置されているとともに、隣接
    するチューブ相互が、前記連結部により接続されて平面
    状に形成されていることを特徴とする輸液用チューブ。
  2. 【請求項2】 上記複数のチューブは、隣接するチュー
    ブ間の任意の上記連結部を引き裂くことにより、それぞ
    れが分離可能であることを特徴とする請求項1記載の輸
    液用チューブ。
  3. 【請求項3】 上記複数のチューブは、それぞれに流れ
    ている薬液の状態を確認することができるようにするた
    めに、透明もしくは半透明の薬液確認部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項2記載の輸液用チュ
    ーブ。
  4. 【請求項4】 上記複数のチューブは、それぞれを容易
    に識別することができるようにするために、着色部によ
    り色分けされていることを特徴とする請求項1もしくは
    請求項3記載の輸液用チューブ。
  5. 【請求項5】 上記請求項4記載の輸液用チューブと、
    この輸液用チューブの端部に接続される輸液用管部品
    と、両者を接続するコネクタ構造とを有する輸液装置で
    あって、輸液用チューブの各チューブにそれぞれ接続さ
    れた各コネクタ構造に着色部が設けられ、該着色部によ
    り各コネクタ構造が各チューブに対応して色分けされて
    いることを特徴とする輸液装置。
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