JP2003319957A - 新規な椎骨終板削合装置 - Google Patents

新規な椎骨終板削合装置

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JP2003319957A JP2003074171A JP2003074171A JP2003319957A JP 2003319957 A JP2003319957 A JP 2003319957A JP 2003074171 A JP2003074171 A JP 2003074171A JP 2003074171 A JP2003074171 A JP 2003074171A JP 2003319957 A JP2003319957 A JP 2003319957A
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exfoliation
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distance adjusting
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Hassan Serhan
ハッサン・セルハン
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DePuy Acromed Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接している各椎骨体の間に一定の挿入物を
受容するための一定の空間部分を人間の脊椎の中に調製
するための装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置は、(i)定の椎骨体終板
内に第1の所定の表面輪郭を形成するように形付けられ
ている第1の剥脱表面部分、(ii)前記第1の剥脱表
面部分から離間する方向に向いている第1の表面部分、
および(iii)前記第1の剥脱表面部分から離間する
方向に向いている第2の表面部分を有する第1の剥脱要
素と、前記第1の内側表面部分に接触して当該第1の内
側表面部分に摺動可能に係合するための第1の摺動面部
を有する第1の距離調節要素と、前記第2の内側表面部
分に接触して当該第2の内側表面部分に摺動可能に係合
するための第2の摺動面部を有する第2の距離調節要素
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脊椎の外科処置のた
めの装置に関し、特に、新規な椎骨終板の削合装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】多くの脊椎の外科処置は問題のある椎間
円板の除去およびこれに続くその椎間円板の空間部分の
中におけるプロテーゼ移植片(一定の融合体、スペーサ
ーまたは移動円板等)の配置を含む。
【0003】特許文献1(「マイケルソン(Michelso
n)」は隣接している各椎骨体の間に移植片を受容する
ための脊椎内の椎間空間部分を調製するように特に設計
されている剥脱要素を開示している。この特許文献1に
おける図20は隣接している各終板の同時的な調製を可
能にする一定の回転駆動機構に接続されている一対の平
行な剥脱要素を有する一定の剥脱装置を開示している。
しかしながら、この特許文献1の装置における剥脱用の
各表面部分は円板の空間部分の中に進行する時にそのエ
ッジ部分に沿って物質を除去する一定の先端エッジ部分
を有していることが好ましい。例えば、上記特許文献1
における図17Aおよび図17Bを参照されたい。従っ
て、対向している各椎骨の前唇部分(これらの部分は移
植片をその所望の空間部分の中に保持することに役立
つ)が上記装置の円板の空間部分内への進入の際にこの
装置の動作により不要に除去される。例えば、上記特許
文献1における図19を参照されたい。
【0004】円板の空間部分の高さにおける一定の変化
に対する適応が必要とされる場合に、上記特許文献1は
一対のくさび形のブロックと共に一定の調節ねじを使用
することを教示しており、これらのブロックはそれぞれ
この調節ねじを受容するためのねじ付きの孔を有してい
る。この特許文献1によれば、その調節ねじを回転する
際に、各くさび形のブロックが相対的に移動して各剥脱
表面部分の間の距離を変化する。例えば、上記特許文献
1における第12段、45行乃至57行を参照された
い。しかしながら、この装置内におけるこれらくさび形
のブロックの正確な配置については上記特許文献1によ
り明確に説明されていない。しかしながら、(この特許
文献1の)図20は各剥脱要素94および96の中心部
分における一対の対向状の垂直に配置されている円錐台
形状の開口部も開示している。従って、上記特許文献1
は、その各くさび形のブロックがこれら円錐台形状の開
口部の中に配置されること、および上記調節ねじがこれ
らの中に垂直に配置されることを示唆していると考えら
れる。しかしながら、この垂直に配置されるねじは上記
装置の上部または下部のいずれかから接近する必要があ
るが、各剥脱要素を円板の空間部分の中に挿入した後に
このねじが外科医に対して接触可能になるとは考えられ
ない。従って、この特許文献1の「調節可能なねじ(ad
justable screw)」装置は各剥脱要素を円板の空間部分
の中に挿入する前にのみ一定の高さの調節を可能にする
と考えられる。これらの剥脱要素は円板の空間部分の中
に進入する前に固定されるので、これらもまた上記装置
が円板の空間部分の中に進入する際に対向している椎骨
の各前唇部分を除去すると結論付けることが妥当であ
る。
【0005】さらに、上記特許文献1における図23は
各剥脱要素218が丸みを付けた作用面部を有している
一定の振動削合装置を開示している。この装置は対向し
ている椎骨の各前唇部分を除去しないと考えられるが、
この装置は原位置における高さ調節を行なわないので、
容器各要素の間の距離がその手術中において固定されて
おり、それゆえ、これらの要素はそれぞれが円板の空間
部分の中に進入する際に必然的にその円板の空間部分を
囲っている各靭帯を不要に引き伸ばす。
【0006】要するに、上記特許文献1における図17
および図20の各装置は移植片の保持に役立つ前方の各
椎骨唇部を不要に除去し、図23の装置は移植片の保持
に役立つ各椎骨を囲っている靭帯を不要に引き伸ばす。
【0007】それゆえ、対向している各椎骨の前唇部分
を維持しつつ、その椎骨の各靭帯を引き伸ばすことな
く、一定の移植片の挿入のための円板の空間部分を適当
に調製する一定の削合装置が要望されている。
【0008】終板の調製中に、その調製時間を短縮する
ために調製されている終板に加える圧力を高めることが
望ましい場合が多い。上記特許文献1は(当該特許文献
1の図2におけるような)その装置の一方の面のみに一
定の剥脱性の表面を有していて、さらに一定の支えとし
て非剥脱性の面を使用している一定の装置を用いること
によりその剥脱用の圧力を高めるための技法の一例を教
示している。しかしながら、このような非剥脱性の表面
部分の使用は単一面型の削合処理を可能するだけであ
り、その削合処理のために2倍の時間が必要とされる。
【0009】さらに、上記特許文献1は一定の段階的な
様式で所望の円板の空間部分を形成するために進行的に
大きさを増している各剥脱要素を連続的に選択すること
を教示している(第4段、45行乃至46行)。しかし
ながら、このような連続的な操作の性質は一定の時間を
費やす処置を生じる。
【0010】加えて、上記特許文献1はその開示されて
いる各削合装置に対する環状の張力の測定について教示
していない。
【0011】特許文献2(「ブライアン(Bryan)」は
対向している各椎骨終板内に所定形状の凹形の表面部分
を形成することを教示している。しかしながら、このよ
うな処置において使用される削合装置はこの特許文献2
により開示されていない。
【0012】また、特許文献3(ヘゲネス(Heggenes
s))は対向している各椎骨終板の自然な輪郭に一致す
る形状をそれぞれ有している脊椎プロテーゼを形成する
ことを開示している。
【0013】
【特許文献1】米国特許第6,083,228号明細書
【特許文献2】米国特許第5,865,846号明細書
【特許文献3】米国特許第5,514,180号明細書
【0014】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、靭帯を引き
伸ばすことなく各終板の唇部を維持することのできる隣
接している各椎骨体の間に一定の挿入物を受容するため
の人間の脊椎内における一定の空間部分を調製すること
に適している一定の削合装置が要望されている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はそれぞれ剥脱要
素に対して離間する方向に向いている距離調節要素が当
該剥脱要素の2個の表面部分に摺動可能に連結している
一定の削合装置に関する。上記マイケルソンの装置(こ
の場合に、上記の連結が剥脱用の表面部分と同一方向を
向いている少なくとも1個の表面部分により行なわれて
いると考えられる)に対比した場合に、本発明の各距離
調節要素の間の距離が剥脱用の表面部分に対して横方向
の一定の位置から適宜に調節可能である。この距離が調
節されると、剥脱要素の位置がこれに追随して各距離調
節要素の摺動面部に沿って一定の高い位置または低い位
置に調節される。
【0016】従って、反対方向をそれぞれ向いている一
対の表面剥奪用の表面部分を有する一定の装置において
は、この装置は一定の小さな外形を有する第1の閉じた
位置において円板の空間部分の中に挿入できる。このよ
うな小さな形状を伴って円板の空間部分の中に進行する
ことにより、各終板に対する接触が回避できるだけな
く、各靭帯におけるあらゆる引き伸ばしも避けることが
できる。その後、この装置が安全に円板の空間部分の中
に挿入されると、各剥脱表面部分の頂点の間の距離が一
定の開口状の位置まで増大可能になり、これにより、各
靭帯を引き伸ばすことなく各終板における所望の凹形の
輪郭が形成できる。
【0017】それゆえ、本発明によれば、隣接している
各椎骨体の間に一定の挿入物を受容するための人間の脊
椎内における一定の空間部分を調製するための装置が提
供され、この装置は(a)(i)一定の椎骨体終板内に
第1の所定の表面輪郭を形成するように形付けられてい
る第1の剥脱表面部分、(ii)上記第1の剥脱表面部
分に対して離間する方向に向いている第1の表面部分、
および(iii)上記第1の剥脱表面部分に対して離間
する方向に向いている第2の表面部分を有する第1の剥
脱要素と、(b)上記第1の内側表面部分に接触して当
該第1の内側表面部分に摺動可能に係合するための第1
の摺動面部を有する第1の距離調節要素と、(c)上記
第2の内側表面部分に接触して当該第2の内側表面部分
に摺動可能に係合するための第2の摺動面部を有する第
2の距離調節要素を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1において、隣接している各椎
骨体の間に一定の挿入物を受容するための人間の脊椎内
における一定の空間部分を調製するための装置701が
示されており、この装置は(a)(i)一定の椎骨体終
板内に第1の所定の表面輪郭を形成するように形付けら
れている第1の剥脱表面部分705、(ii)上記第1
の剥脱表面部分に対して離間する方向に向いている第1
の表面部分707、および(iii)上記第1の剥脱表
面部分に対して離間する方向に向いている第2の表面部
分709を有する第1の剥脱要素703と、(b)上記
第1の表面部分707に接触して当該第1の表面部分に
摺動可能に係合するための第1の摺動面部713を有す
る第1の距離調節要素711と、(c)上記第2の表面
部分709に接触して当該第2の表面部分に摺動可能に
係合するための第2の摺動面部717を有する第2の距
離調節要素715を備えている。
【0019】上記第1の摺動面部および第2の摺動面部
は互いに対向するように、あるいは、互いに離間する方
向に向くように構成できる。例えば、図1において、第
1の摺動面部713は第2の摺動面部717に互いに対
向している。これらの表面部分が互いに対向しているの
で、第1の剥脱要素703はそれぞれの距離調節要素が
互いに近づくと各摺動面部に沿ってさらに高い位置に移
動する。また、別の実施形態においては、これら第1の
摺動面部および第2の摺動面部は(図2において示され
ているように)互いに離間する方向に向くように構成で
きる。
【0020】上記距離調節要素は一定の剥脱要素の表面
部分に対する摺動性の係合に適している任意の形状を有
することができる。例えば、この距離調節要素は一定の
規則的な幾何学的形状(例えば、平行四辺形等)の断
面、または一定のフランジ部分を有することができる。
この距離調節要素の多くの実施形態は平行な内側表面部
分および外側表面部分を有する一定の台形形状として適
宜に特徴付けることができ、これらの面部の間に摺動性
の表面部分が存在しており、これらの表面部分が隣接し
ている各剥脱要素に対して係合する。例えば、図1にお
いて、第1の距離調節要素711はさらに第1の内側表
面部分719を有しており、第2の距離調節要素715
はさらに第2の内側表面部分721を有していて、この
第1の内側表面部分719は第2の内側表面部分721
に対向している。さらに、上記第1の距離調節要素は第
1の外側表面部分723を有しており、上記第2の距離
調節要素は第2の外側表面部分725を有していて、こ
の第1の外側表面部分723は第2の外側表面部分72
5から離間する方向に向いている。
【0021】一部の実施形態、特に、上記距離調節要素
が一定の規則的な幾何学的形状を有している実施形態に
おいて、貫通孔が備えられており、これらの穴は上記距
離調節要素における内側表面部分および外側表面部分を
横切っている。また、これらの穴は細長い各部材(これ
らの機能は以下において説明されている)の位置を固定
するために役立つ。例えば、図1において、第1の距離
調節要素はさらにその内側表面部分710および外側表
面部分723を横切っている第1の穴741を有してお
り、第2の距離調節要素715はさらにその内側表面部
分721および外側表面部分725を横切っている第2
の穴753を有している。好ましくは、これら第1の穴
および第2の穴は同軸であり、一定の実質的に線形の細
長い部材が各穴を容易に占有できる。
【0022】上記距離調節要素の間の距離は一定の手段
により調節可能である。多くの実施形態において、この
調節は装置から横方向に延出している少なくとも1個の
細長い部材を使用することにより適宜に行なわれ、これ
により、外科医は装置を円板の空間部分内に配置した状
態でその円板の空間部分の外部から所望の距離調節を行
なうことが可能になる。多くの実施形態において、第1
の細長い部材および第2の細長い部材が備えられてお
り、これらの部材が第1の距離調節要素および第2の距
離調節要素にそれぞれ接触している。これら2個の細長
い部材の相対的な移動により各距離調節部材の一定の相
対的な移動が生じる。
【0023】例えば、図1の装置はさらに基端側部分7
45および一定の先端側部分747を有する第1の細長
い部材743を備えている。この細長い部材は一定の中
空の軸部749を形成しており、この場合に、その先端
側部分747が上記第1の距離調節要素711の外側表
面部分723に接触している。さらに、図1の装置は上
記中空の軸部749および第1の穴741を貫通してい
る第2の細長い部材751を備えている。この実施形態
において、第2の細長い部材751は上記第1の穴74
1および第2の穴753の中に摺動可能に配置されてい
る。
【0024】この図1の実施形態において、上記第1の
距離調節要素711および第1の細長い部材の先端側部
分747は一体である。
【0025】多くの実施形態は一定の同軸の関係で細長
い部材を利用しているが、これらの部材が常に同軸であ
る必要はない。例えば、図3におけるような、別の実施
形態において、各細長い部材901および902は横並
びの平行な関係に配置されており、一定の外側帯状部材
905によりそれぞれ保持されている。この実施形態に
おいて、各細長い部材はそれぞれの対応している距離調
節要素に対して一体である。また、図4におけるよう
な、別の実施形態において、各細長い部材はその少なく
とも1個の細長い部材に適応するための少なくとも1個
の穴(ボア)952を有する一定のくさび形部材950
により固定されている一定角度の関係で配置できる。こ
のような実施形態において、その距離調節部材は一定の
くさびとして作用できる。
【0026】一部の実施形態において、上記装置は同時
に2個の対向している終板に対して作用するように構成
されている。このような実施形態において、上記装置は
さらに付加的な剥脱要素を適宜に備えることができ、こ
の要素の剥脱表面部分は上記第1の剥脱表面部分の方向
とは反対の方向に向いている。この装置はさらに2個の
別の距離調節要素を備えることができ、これらの要素は
それぞれ上記第2の剥脱表面部分から離間する方向に向
いている剥脱要素の各表面部分に摺動可能に係合するこ
とに適合している一定の摺動性の表面を有している。例
えば、図1において、第1の距離調節要素はさらに上記
第1の摺動面部713から離間する方向に向いている第
3の摺動面部727を有しており、第2の距離調節要素
はさらに上記第2の摺動面部717から離間する方向に
向いている第4の摺動面部729を有している。このよ
うな実施形態において、上記第3の摺動面部は第4の摺
動面部に対して対向している。図1はさらに第2の剥脱
要素733を開示しており、この剥脱要素733は
(i)一定の椎骨体終板に第2の所定の表面輪郭を形成
するように形付けられている第2の剥脱表面部分73
5、および(ii)上記第2の剥脱表面部分735から
離間する方向に向いている第3の表面部分737、およ
び(iii)上記第2の剥脱表面部分735から離間す
る方向に向いている第4の表面部分739を有してお
り、この場合に、上記第3の表面部分737は上記第3
の摺動面部727に接触して当該摺動面部727に対し
て摺動可能に係合しており、上記第4の表面部分739
は上記第4の摺動面部729に接触して当該摺動面部7
29に対して摺動可能に係合している。
【0027】使用時において、上記装置の作動により、
上記各剥脱要素が一定の閉鎖状の位置(この位置は周囲
の各靭帯を不要に引き伸ばすことなく円板の空間部分の
中に進入するために望ましい)から一定の開口状の位置
(この位置は各終板を調整するために望ましい)まで移
動可能になる。次に、図5(A)において、上記装置が
円板の空間部分の外側にあり、その閉鎖状の位置にある
時に、多くの実施形態において、上記摺動面部の内側端
部部分857がその対応している表面部分の内側端部部
分853に接触する。加えて、この摺動面部の外側端部
部分855はその対応している表面部分の外側端部部分
851に接触する。この装置が円板の空間部分の中に入
ると、その時点において適宜に開口可能になる。次に、
図5(B)において、各距離調節要素の間の距離を減少
するように図5(A)の装置が作動している。この状態
になると、上記剥脱要素が一定の開口状の位置まで上方
に押し出されて、上記摺動面部の外側端部部分855が
その対応している表面部分の内側端部部分853に接触
する。このようにして得られる高さ調節により、上記剥
脱表面部分が終板VEに対して接触する。
【0028】細長い部材を使用する場合に、これらは一
般的に当該細長い部材の相対位置における変化に応じて
上記各剥脱部材の原位置における高さ調節が行なえるよ
うな一定の形態で備えられている。好ましくは、これら
の細長い部材はそれぞれの主軸に沿うそれぞれの相対位
置における一定の変化が上記各距離調節要素の間の距離
を変更するように配置されている。このような各距離調
節要素の間の距離における変化はさらに当該距離調節要
素にそれぞれ当接している各剥脱部材を各細長い部材の
方向に(さらに閉鎖状態の位置に)または各細長い部材
から離間する方向に(さらに開口状態の位置に)押し動
かし、これにより、所望の原位置における高さ調節能力
が得られる。
【0029】一部の実施形態において、第1の細長い部
材および第2の中空の細長い部材が備えられており、こ
の場合に、第1の細長い部材は第2の中空の細長い部材
の中に摺動可能に配置されている。このような実施形態
において、第1の細長い部材は中実または中空のいずれ
でもよい。加えて、一定の実質的に中空の内部を有する
C字形状の各部材も考えられる。
【0030】例えば、一部の実施形態において、上記の
各細長い部材は、図1におけるように、一定の中実の棒
材(上記第1の細長い部材)が一定の中空の軸部(上記
第2の中空の細長い部材)から先端側に延出するように
選択される。このような実施形態において、その装置の
設計および製造は比較的に簡単である。
【0031】しかしながら、別の実施形態において、上
記の各細長い部材は、図6におけるように、中実の棒材
が中空の軸部の中において基端側まで到達するように選
択される。この図6のような実施形態においては、この
設計の装置は一般的に中空の軸部の表面に配置されてい
る一定のスロット316を備えており、このスロット3
16からこの装置の距離調節要素が延出していて、中空
の軸部の長手軸Aに対して平行に移動する。このように
設計されている場合に、このスロットは距離調節要素の
基端側における所望の軸方向の移動に適応する。このよ
うな実施形態は比較的に複雑であるが、これらもまた有
用である。
【0032】好ましくは、同軸状の細長い部材が選択さ
れる場合に、内側の細長い部材は外側の細長い部材にお
ける中空の部分の中において軸方向に沿って移動可能で
あり、さらにこの外側の軸部の中においてその軸Aに沿
って摺動可能に移動できる。このように内側の棒材が軸
方向に移動可能である場合に、外科医はこの内側の棒材
を外側の中空の軸部の中または外に単純に摺動可能に移
動することによりこれらの細長い部材の相対的な位置を
容易に調節できる。
【0033】一部の実施形態において、ラチェット式の
ような、別の種類の軸法の移動様式もまた本発明の範囲
に含まれると考えられる。
【0034】一部の実施形態において、円板の高さおよ
び張力を測定するための手段が本発明の範囲に含まれる
と考えられる。すなわち、図7において、この装置の基
端部601は中空の外側の細長い部材603および内側
の細長い部材605から成る同軸状の各細長い部材を備
えることができる。この外側の細長い部材の基端部は装
置を適当に把持するための一定のハンドル607の形態
を有することができる。さらに、この装置はピボット手
段611によりハンドル607に旋回可能に取り付けら
れている一定のトリガー609を備えることができる。
このような実施形態において、上記トリガーの基端側部
分613は中空の外側の細長い部材603から基端側に
延出している内側の細長い部材605の一部分の周りを
覆う一定のリング615を形成できる。加えて、軸受部
材617がこのリングに備えられていて、内側の細長い
部材の自由回転を可能にするための内側の細長い部材用
のインターフェイスを形成している。外科医がハンドル
を手にしてトリガー609の先端部619をハンドル側
に引くと、内側の細長い部材が先端側に進行する。ま
た、図7の装置は一対の測定手段も備えている。特に、
トリガー609は第1のポインター621および第2の
ポインター623を有しており、ハンドル607は内側
の細長い部材の変位を測定するための各区分を有する第
1の測定バー625および第2の測定バー627を有し
ている。ポインター621の変位は外科医が円板の高さ
を測定することを可能にする。さらに、ポインター62
3の基端側に配置されているハンドルの部分628は比
較的に狭められており、それゆえ、トリガーをハンドル
に向けて引く時に屈曲状の変位を比較的に生じやすい。
この部分の変位が上記バー627に沿ってポインター6
23により測定され、その変位により生じる張力の測定
値になる。
【0035】図8におけるような、さらに別の実施形態
において、原位置における高さ調節は対向状の逆ねじを
有する一定のねじを使用することにより行なわれる。特
に、図8は隣接している各椎骨間に挿入するように形付
けられている一定の調節可能な剥脱装置401を開示し
ている。この装置401は剥脱要素403を備えてお
り、この要素403の第1の表面部分405および第2
の表面部分407は各距離調節要素413,415にお
ける第1の摺動面部409および第2の摺動面部411
に対してそれぞれ摺動可能に係合する。各距離調節要素
はさらに一定の穴417,419をそれぞれ有してお
り、この穴はそれぞれ反対側の方向にねじ山が設けられ
ている。さらに、対向状の逆ねじ部分456,458を
有する外側にねじ山を設けたねじ450がねじ山を設け
た各穴の中に配置されている。各距離調節要素は一般
に、これらが上記A軸に沿って移動可能であるが、上記
ねじの回りに回転不能であるように、一定の軌道に沿っ
て一定のハウジング(図示せず)の中に固定されてい
る。従って、このねじの回転により、各距離調節要素が
互いに接近または離間し、剥脱要素が(これに追随し
て)一定の開口状または閉鎖状の位置に移動する。
【0036】あるいは、逆ねじ山式の技法を含む本発明
の装置は米国特許第5,658,335号において開示
されている様式で一定のねじ山付きのナット組立体を使
用することも可能であり、この特許の明細書は本明細書
に参考文献として含まれる。
【0037】上記のような逆ねじ山式の実施形態はこれ
らが単一の細長い部材のみにより構成可能であること、
一定の定置式の設定が可能であること、および振動式の
実施形態において使用できることにおいて利点を提供で
きる。
【0038】多くの実施形態において、上記剥脱表面部
分は少なくとも1個の面内において実質的に凸状であ
る。この剥脱表面部分における凸状の性質により椎骨終
板内に一定の所望の凹状の形状が形成可能になり、この
凹状の形状により一定の凸状の形状の移植片を固定的に
保持することができる。好ましい実施形態において、こ
の剥脱表面部分は2個の面内において実質的に凸状であ
る。
【0039】一部の実施形態において、上記剥脱表面部
分は米国特許第5,824,094号(「セルハン(Se
rhan)」において開示されている移動円板を固定的に保
持できる一定の終板内における一定の輪郭を形成するた
めに適している一定の輪郭形状を有している。
【0040】一部の実施形態において、この剥脱表面部
分は少なくとも1個の特徴を有している。非回転式の剥
脱手段(一定の振動要素等)と共に使用される場合に、
この特徴は移植片の表面に存在している一定の適正改善
用の突出部分に適合するための所定の軽減領域を終板の
輪郭内に形成する。
【0041】上記の剥脱要素は回転式削合手段または振
動式削合手段等の任意の従来的な剥脱手段により駆動可
能である。一般的に、一定の高い精度の輪郭が望まれる
場合に回転式の削合手段を有する一定の装置が好まし
い。しかしながら、この回転式の削合手段の有用性はそ
の実質的に円形の輪郭のみを形成する能力によりいくぶ
ん制限されている。一定の複雑な輪郭が望まれる場合に
は、一定の振動式の装置の使用が好ましい。
【0042】一定の回転式の削合装置が選択される場合
に、一定のギア機構を形成するために2個の距離調節要
素および1個の剥脱要素が適合していることが好まし
い。このような場合に、図9(A)および図9(B)に
おいて、各距離調節要素は先端側に延出している細長い
部材11の軸に沿う摺動可能な受容のための各貫通孔4
1,43を有する円錐台形状のギア部材7,9を有して
いる。各円錐台形状のギア部材はさらにそのテーパー状
の表面部分の外周に配置されているギア歯部45,47
を有していることも必要である。好ましくは、このギア
歯部は上記テーパー状の表面部分に対して放射状に延在
している複数の溝部の形態で存在している。これらの溝
部は剥脱要素において対応している円錐台形状のギア部
材49の各部分に対する各距離調節要素の係合性を高め
る。
【0043】同様に、一定の回転式の削合装置において
好ましい剥脱要素は同時に両方の円錐台形状のギア部材
に係合するために適合している一定の円錐台形状の部分
49を有している。このような剥脱要素における円錐台
形状の部分はそのテーパー状の表面部分の外周に配置さ
れているギア歯部51,53を有していることも必要で
ある。好ましくは、このギア歯部もまた上記テーパー状
の表面部分に対して放射状に延在している複数の溝部の
形態で存在しており、これらの溝部は上記円錐台形状の
各部材に対するその円錐台形状の部分の係合性を高め
る。
【0044】回転式の削合が望まれる場合に、上記円錐
台形状の表面部分により形成される(上記細長い各部材
の長手軸Aに対する)角度αは30度乃至60度である
ことが好ましい。
【0045】回転式の削合が望まれる場合に、上記円錐
台形状のギア部材の一方は好ましくは上記先端側に延出
している細長い部材に一定に結合していて、この棒材の
回転によりその円錐台形状のギア部材が所望の方向に回
転できる。従って、この先端側に延出している棒材は好
ましくは一体化していない(すなわち、自由な)ギア部
材の貫通孔の中に挿通されていて、この後者の自由なギ
ア部材は一体化しているギア部材と反対の方向に自由に
回転して上記棒材の引き動かしに応じて軸Aに沿って移
動できる。このような内側の細長い部材の基端側への引
き動かしにより生じる自由なギア部材の軸方向の移動は
各ギアを互いに接近させ、これにより、各係合表面部分
の円錐台形状の性質により上記剥脱要素が内側の棒材か
ら離間して押し動かされる。
【0046】図9(B)におけるような別の実施形態に
おいて、基端側ギア部材7が内側の細長い部材11に一
体に接続している一方で、先端側のギア部材17はこの
内側の細長い部材11の上に摺動可能に支持されてい
る。この内側の細長い部材11が基端側に引き動かされ
ると、基端側のギアは静止状態に維持されるが、先端側
のギアは内側の細長い部材11に沿って基端側に摺動
し、これにより、各ギアの間の距離が減少して、剥脱表
面部分が内側の細長い部材11から離れて上昇する。さ
らに、この内側の細長い部材11が一定の時計方向の様
式において削合速度で回転すると、一体化している基端
側のギアはこの棒材と共に回転するが、自由な先端側の
ギアはこれと反対の方向に回転する。
【0047】別の実施形態において、上記基端側のギア
部材は一定の外側の中空の細長い部材(一定の軸部等)
に一体に接続可能であるが、先端側のギア部材は一定の
細長い内側の部材(一定の棒材等)の上に摺動可能に支
持されている。この外側の軸部が一定の時計方向の様式
において削合速度で回転すると、一体化している基端側
のギアはこの軸部と共に回転するが、自由な先端側のギ
アはこれと反対の方向に回転する。
【0048】また、別の実施形態において、上記先端側
ギア部材は内側の細長い部材(棒材等)に一体に接続し
ているが、基端側のギア部材はこの棒材の上に摺動可能
に支持されている。この内側の棒材が基端側に引き動か
されると、基端側のギア部材は外側の細長い部材の先端
部に当接するまで摺動した後に静止状態に維持される
が、先端側のギア部材は上記棒材の基端側への移動に沿
って基端側に移動し、これにより、これらのギアの間の
距離が減少して、剥脱表面部分が棒材から離れて上昇す
る。さらに、この実施形態の内側の棒材が一定の時計方
向の様式において削合速度で回転すると、一体化してい
る先端側のギアはこの棒材と共に回転するが、自由な基
端側のギアはこれと反対の方向に回転する。この場合
に、上記内側の棒材の先端部は先端側のギア部材の先端
側への移動を阻止するためにハブを形成していることが
好ましい。
【0049】好ましくは、上記装置は上記剥脱表面部分
を先端側の細長い部材に固定的に接続するための一定の
停止手段を備えている。一部の実施形態において、さら
に図9(B)において、この装置は各距離調節要素7,
17の間にこれらを接続している細長い部材15に沿っ
て配置されている一定の取付部材71を備えている。一
部の実施形態において、この取付部材は一定のピンであ
り、このピンは剥脱要素30における隣接表面75の中
の一定の凹部73の中に嵌合するように寸法付けられて
いる。一部の実施形態において、このピンの一端部77
は横方向に延出している舌部79を有しており、凹部7
3は一定のリップ部77を有していて、これによりこの
リップ部が舌部の凹部からの脱出を阻止するために、こ
の剥脱要素が内側の棒材に固定的に接続されている。
【0050】また、一対の対向状の剥脱要素を有してい
る一部の実施形態においては、上記取付部材はそれぞれ
の剥脱要素を固定するために2個の対向している端部ま
たは一定の円板状の形状を有することができる。
【0051】さらに、複雑な形状が望まれる場合には、
振動式の剥脱表面部分の使用が望ましい。
【0052】一定の振動式のシステムにおいて上記細長
い部材の一方の回転を考慮する必要がないので、一定の
ギア・システムをこの振動式のシステムに組み込む必要
がない。従って、上記距離調節要素は一定のギア部材を
必要とせず、一定の細長い部材から独立して移動可能で
ある必要もない。むしろ、振動式のシステムにおいて
は、各距離調節要素がそれぞれの細長い部材に一体に接
続されていることが好ましい。この振動式システムには
回転が全くないので、その距離調節要素は円錐台形であ
る必要がなく、むしろ、その剥脱要素に隣接している部
分に摺動可能に係合する何らかの係合表面部分を有する
ことができる。
【0053】図10におけるような一部の振動式の実施
形態において、基端側の距離調節要素207は外側の細
長い部材205の先端部に一体に接続しているが、先端
側の距離調節要素217は内側の細長い部材211の先
端部215に一体に接続している。また、図6における
ような別の実施形態においては、基端側の距離調節要素
307が内側の細長い部材305の先端部に一体に接続
していて、先端側の距離調節要素317が外側の細長い
部材311の先端部315に一体に接続している。
【0054】上記の振動式のシステムは上記の回転式の
システムにおいて開示した各ピン−凹部手段に類似して
いる一定の停止手段を有することができる。また、別の
実施形態において、この振動式システム内の停止手段は
ギアの各係合表面部分および剥脱要素に一定の舌−およ
び−溝式のシステムを備えることにより達成できる。
【0055】上記振動式の剥脱要素は回転動作に適応す
る必要がないので、その剥脱表面部分はこれに対向して
いる終板内に所望の軽減部分を形成する任意の形状を有
することができる。
【0056】一般に、上記振動式の剥脱要素は一定の剥
脱表面部分および一定の摺動性の表面部分として機能す
る一定の角度の付いた係合表面部分を有している。この
角度付きの係合部分は剥脱要素の周縁部分の周囲に連続
的に存在していてもよく(図9(A)および図9(B)
におけるように)、あるいは、不連続的であってもよい
(図6および図10において示されている2個の摺動性
の表面部分のように)。多くの実施形態において、上記
剥脱表面部分は実質的に凸状である。また、一部の実施
形態において、振動式の剥脱要素はさらに先端側に延出
している細長い部材に固定的に結合するための一定の凹
部を内部に有している一定の固定用の表面部分を有する
ことができる。
【0057】対向している椎骨終板はそれぞれ輪郭を形
成する必要があるので、好ましい実施形態において、上
記装置はこれら対向している終板の輪郭形成を同時に行
なうための一対の剥脱要素を備えている。
【0058】一定の取付部材を有する一部の回転式の実
施形態において、その第2の剥脱要素は(i)上記取付
部材の第2の端部を摺動可能に受容するための一定の凹
部を内部に有する一定の取付部材受容表面部分、(i
i)剥脱要素が駆動機構により駆動される時に隣接して
いる椎骨体の1個の中に所定の表面輪郭を形成するよう
に選択された一定の剥脱表面部分、および(iii)上
記第1の円錐台形状のギアおよび第2の円錐台形状のギ
アの両方に係合することに適合している一定のギア係合
表面部分を有することができる。
【0059】回転式の実施形態において、その細長い部
材の一方において必要とされる回転は一定のモーターを
含む一定の駆動機構により達成できる。好ましくは、こ
のモーターおよび回転用の係合部材は一定のギア機構に
より接続している。
【0060】また、振動式の実施形態においては、その
細長い部材の一方において必要とされる振動は一定の振
動装置を含む一定の従来的な振動機構により達成でき
る。好ましくは、この振動装置および振動用の係合部材
は一体に接続している。
【0061】上記細長い各部材が一定の内側の棒材およ
び一定の外側の軸部により構成されている一部の実施形
態において、この外側の軸部が一定の駆動機構または振
動システムのいずれかに接続している場合に、手術中の
装置の操作を容易にするために内側の棒材の基端部に一
定のハンドルを備えることができる。また、別の実施形
態において、上記内側の棒材が一定の駆動機構または振
動システムのいずれかに接続している場合に、上記と同
一の目的のために外側の軸部の基端部に一定のハンドル
が備えられる。
【0062】次に、図9(A)および図9(B)におい
て、隣接している椎骨体の間に一定の挿入物を受容する
ための一定の空間部分を人間の脊椎の中に調製するため
の一定の回転式の装置が示されており、この装置は
(a)一定の穴(ボア)2、第1の軸Aを定めている一
定の基端部3および一定の先端部5を有する一定の中空
の軸部1、(b)上記中空の軸部の先端部に配置され
て、一定の角度αで先端側に傾斜して複数の歯部10が
内部に形成されている第1の摺動可能な係合面部9を形
成している第1の円錐台形状のギア7、(c)一定の基
端部13および一定の先端部15を有する一定の細長い
棒材11を備えており、この棒材が上記第1の軸Aに沿
って上記中空の軸部の中において摺動可能に移動するこ
とができ、さらに、上記装置は(d)上記棒材11の先
端部15に配置されて、一定の角度αで基端側に傾斜し
て複数の歯部20が内部に形成されている第2の摺動可
能な係合面部19を形成している第2の円錐台形状のギ
ア17、および(e)第1の剥脱要素30を備えてお
り、この剥脱要素30は(i)一定の椎骨体の中に所定
の表面輪郭を形成するように選択された一定の剥脱表面
部分31、および(ii)第1の表面部分34および第
2の表面部分36を有する一定の円錐台形状の表面部分
33を有しており、各表面部分が上記剥脱表面部分31
から離間する方向に向いていて上記各ギア係合面部に対
する摺動可能な係合のための角度αを形成しており、さ
らに、各ギア係合面部の歯部に対してギア係合するため
の歯部35を内部に有している。
【0063】使用時において、図9(A)および図9
(B)の装置はその閉鎖状の形態で円板の空間部分の中
に先ず挿入される。この装置が適当に寸法付けられてい
て閉鎖状であるので、この装置の進入により椎骨の終板
の唇部が破壊されることがなく、各靭帯が不要に引き伸
ばされることもない。次に、内側の棒材におけるハンド
ルが基端側に引き動かされ、これにより、先端側のギア
がさらに基端側の位置に移動して、回転式の剥脱表面部
分が内側の棒材からさらに離れた位置に押し動かされ
る。内側の棒材は各剥脱表面部分が移植片の高さに対応
する所定の高さに到達するまで基端側に引き動かされ
る。次に、装置が所望の空間を形成するために係止され
て、モーターのための電力供給が起動する。この駆動機
構はこの時点において回転式の各剥脱表面部分を高速で
回転させ、これにより、一定の削合表面が形成される。
【0064】この装置は頸部、胸部または腰部の各脊椎
領域のいずれにもまたは全てにおいて使用することに適
するように設計できる。
【0065】次に、図9において、隣接している椎骨体
の間に一定の挿入物を受容するための一定の空間部分を
人間の脊椎の中に調製するための一定の装置は(a)一
定の穴202、第1の軸Aを定めている一定の基端部2
03および一定の先端部205を有する中空の軸部20
1、(b)上記軸部の先端部から延出して一定の角度α
で先端側に傾斜している第1の係合面部209を形成し
ている基端側距離調節要素207、(c)一定の基端部
213および一定の先端部215を有する細長い棒材2
11を備えており、この棒材は上記第1の軸Aに沿って
上記中空の軸部の中において摺動可能に移動することが
でき、さらに上記装置は(d)上記棒材の先端部から延
出して角度αで基端側に傾斜している第2の面部219
を形成している先端側距離調節要素217、(e)上記
細長い棒材211の上に摺動可能に支持されるための一
定の穴227を有して上記第1の距離調節要素および第
2の距離調節要素の間において細長い棒材211上に配
置されている取付部材225を備えており、この取付部
材225は一定の舌部229が横方向に延在している一
端部228を有しており、さらに、上記装置は(f)第
1の剥脱要素230を備えており、この剥脱要素230
は(i)一定の椎骨体の中に所定の表面輪郭を形成する
ように選択された一定の剥脱表面部分231、(ii)
上記基端側距離調節要素の第1の係合面部に対する摺動
可能な係合のための角度αで配置されている基端側表面
部分233、(iii)上記先端側距離調節要素の第2
の係合面部に対する摺動可能な係合のための角度αで配
置されている先端側表面部分234、および(iv)上
記第1の係合面部および第2の係合面部の間に配置され
て上記取付部材の摺動可能な受容のための一定の凹部2
35を有しており、さらにこの凹部の中に上記舌部22
9を保持するための当該凹部235の周囲における一定
のリップ部237を有している。
【0066】次に、図6において、隣接している各椎骨
体の間に一定の挿入物を受容するための一定の空間部分
を人間の脊椎の中に調製するための振動式の装置は
(a)第1の軸Aを定めている一定の基端部303およ
び一定の先端部305を有する細長い棒材301、
(b)上記軸部の先端部から延出して一定の角度αで先
端側に傾斜している第1の摺動可能な係合面部309を
形成している基端側距離調節要素307を備えており、
この第1の摺動可能な係合面部は角度αで配置されてい
る第1の溝部310をその内部に有しており、さらに上
記装置は(c)一定の穴302、一定の基端部313、
一定の先端部315、および軸Aに沿う一定の細長いス
ロット316を有する中空の軸部311を備えており、
上記棒材301は第1の軸Aに沿ってこの中空の軸部の
中において移動可能であり、上記基端側距離調節要素3
07は第1の軸Aに沿って上記スロット316の中にお
いて移動可能であり、さらに上記装置は(d)上記軸部
311の先端部から延出して一定の角度αで基端側に傾
斜している第2摺動可能な係合面部319を形成してい
る先端側調節要素317を備えており、この第2の摺動
可能な係合面部は角度αで配置されている第2の溝部3
18をその内部に有しており、さらに上記装置は(e)
第1の剥脱要素330を備えており、この剥脱要素33
0は(i)一定の椎骨体の中に所定の表面輪郭を形成す
るように選択された一定の剥脱表面部分331、(i
i)上記基端側距離調節要素の第1の摺動可能な係合面
部に対する摺動可能な係合のための角度αで上記剥脱表
面部分と基端側距離調節要素との間に配置されていて、
上記第1の溝部310の中に摺動可能に受容されるため
にその表面部分から延出している第1の停止部材335
を有している基端側表面部分333、および(iii)
上記先端側距離調節要素の第2の摺動可能な係合面部に
対する摺動可能な係合のための角度αで上記剥脱表面部
分と先端側距離調節要素との間に配置されていて、上記
第2の溝部318の中に摺動可能に受容されるためにそ
の表面部分から延出している第2の停止部材337を有
している先端側距離調節要素係合面部334を有してい
る。
【0067】一般的に、上記の各細長い部材、距離調節
要素および取付部材は、ペンシルベニア州ワイオミッシ
ングのカーペンター・スペシャルティ・アロイズ社(Ca
rpenter Specialty Alloys)から入手可能なカスタム4
55ステンレス(Custom 455Stainless)のような、焼
入ステンレス・スチール合金を含む脊椎融合手術用の各
器具において一般的に用いられている任意の材料により
作成できる。なお、これらの部品はそれぞれ滅菌処理が
可能であることが必要である。上記剥脱用の各表面部分
はステンレス・スチール(好ましくは回転式の装置にお
いて)等の金属または慣用的な研磨性の複合材料(好ま
しくは回転式装置または振動式の装置において)により
作成できる。
【0068】上述したように、対向している各椎骨の延
伸により生じる各靭帯における張力は各種体内装置にお
いて一定の重要なファクターである場合が多い。しかし
ながら、この張力を決定するための現在における各種の
方法は単に一定の器具を対向している椎骨体の間に挿入
してその緊張の感覚を手動により調べることだけに制限
されていると考えられる。すなわち、張力を測定するた
めの客観的な測定方法が存在していないと考えられる。
【0069】一方、本発明の装置の高さは原位置におい
て変更可能であるので、この装置はその高さが増大する
時に円板の空間部分の周囲における各靭帯において生じ
る張力を測定するために使用することも可能である。
【0070】それゆえ、本発明によれば、一定の円板の
空間部分における張力を測定する方法が提供され、この
方法は(a)一定の椎骨間円板の少なくとも一部分を除
去して一定の終板を有する円板の空間部分を形成する工
程、(b)上記円板の空間部分の中に第1の剥脱要素を
備えている一定の装置を、当該第1の剥脱要素が上記終
板に対向するがこれに接触しないように、挿入する工
程、(c)上記第1の剥脱表面部分を上記終板に接触さ
せる工程、および(d)上記剥脱表面部分と終板との間
の接触を維持するために必要とされる一定の力を測定す
る工程を含む。
【0071】なお、上記の米国特許第6,083,22
8号は本明細書に参考文献として含まれる。
【0072】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記第1の摺動面部が前記第2の摺動面部に対向
している請求項1に記載の装置。 (2)前記第1の距離調節要素がさらに第1の内側表面
部分を有しており、前記第2の距離調節要素がさらに第
2の内側表面部分を有しており、この場合に、当該第1
の内側表面部分が第2の内側表面部分に対向している実
施態様(1)に記載の装置。 (3)前記第1の距離調節要素がさらに第1の外側表面
部分を有しており、前記第2の距離調節要素がさらに第
2の外側表面部分を有しており、この場合に、当該第1
の外側表面部分が第2の外側表面部分から離間する方向
に対向している実施態様(2)に記載の装置。 (4)前記第1の距離調節要素がさらに前記第1の摺動
面部から離間する方向に向いている第3の摺動面部を有
しており、前記第2の距離調節要素が前記第2の摺動面
部から離間する方向に向いている第4の摺動面部を有し
ている請求項1に記載の装置。 (5)前記第3の摺動面部が第4の摺動面部に対向して
いる実施態様(4)に記載の装置。
【0073】(6)さらに、(a)(i)一定の椎骨体
終板内に第1の所定の表面輪郭を形成するように形付け
られている第2の剥脱表面部分、(ii)前記第2の剥
脱表面部分から離間する方向に向いている第3の表面部
分、および(iii)前記第2の剥脱表面部分から離間
する方向に向いている第3の表面部分を有する第2の剥
脱要素を備えており、前記第3の表面部分が前記第3の
摺動面部に接触してこれに摺動可能に係合し、前記第4
の表面部分が前記第4の摺動面部に接触してこれに摺動
可能に係合する実施態様(4)に記載の装置。 (7)前記第1の距離調節要素がさらにその内側表面部
分および外側表面部分を横切っている第1の穴を有して
いる実施態様(3)に記載の装置。 (8)さらに、一定の基端側部分および一定の先端側部
分を有していて一定の中空の軸部を形成している第1の
細長い部材を備えており、当該先端側部分が前記第1の
外側表面部分における外側の面部に接触する実施態様
(3)に記載の装置。 (9)前記第1の距離調節要素および前記第1の細長い
部材の先端側部分が一体である実施態様(8)に記載の
装置。 (10)さらに前記中空の軸部および前記第1の穴の中
に延在している第2の細長い穴を備えている実施態様
(8)に記載の装置。
【0074】(11)前記第2の細長い部材が前記第1
の穴の中に摺動可能に配置されている実施態様(10)
に記載の装置。 (12)前記第2の距離調節要素がさらにその内側表面
部分および外側表面部分を横切っている第2の穴を有し
ている実施態様(3)に記載の装置。 (13)前記第1の穴および第2の穴が同軸であり前記
第2の細長い部材がこれら第1の穴および第2の穴のそ
れぞれの中に摺動可能に延在している実施態様(12)
に記載の装置。 (14)さらに、一定の基端側部分および一定の先端側
部分を有している第1の細長い部材を備えており、前記
第1の距離調節要素が当該第1の細長い部材の先端側部
分と一体である実施態様(3)に記載の装置。 (15)前記第1の細長い部材が一定の中空の軸部であ
り、その先端側部分が前記第1の距離調節部材の中を通
る第1の穴を形成している実施態様(14)に記載の装
置。
【0075】(16)さらに、一定の基端側部分および
一定の先端側部分を有している第2の細長い部材を備え
ており、当該第2の細長い部材が前記第1の細長い部材
の中において同軸である実施態様(15)に記載の装
置。 (17)前記第2の細長い部材が前記第1の細長い部材
の中に摺動可能に配置されている実施態様(16)に記
載の装置。 (18)前記第2の細長い部材の先端側部分が前記第2
の距離調節要素と一体である実施態様(16)に記載の
装置。 (19)さらに、第1の細長い部材および第2の細長い
部材を備えており、当該第2の細長い部材が一定の中空
の軸部であり、前記第1細長い部材がこの中に配置され
ており、当該第1の部材が前記第1の距離調節要素と一
体であり、前記第2の細長い部材がさらに一定のスロッ
トを有していて、この中に前記第1の距離調節要素が延
在している実施態様(3)に記載の装置。 (20)さらに、前記第1の剥脱要素における第1の表
面部分から延出している一定の停止部材を備えている実
施態様(19)に記載の装置。
【0076】(21)前記第1の距離調節要素がさらに
その内側表面部分および外側表面部分を横切っていて第
1の内側のねじ山を有する第1の穴を有している実施態
様(3)に記載の装置。 (22)さらに、一定の外側のねじ山を有する第1の細
長い部材を備えており、当該第1の細長い部材が前記第
1の穴の中にねじ係合可能に延在している実施態様(2
1)に記載の装置。 (23)前記第2の距離調節要素がさらにその内側表面
部分および外側表面部分を横切っていて第2の内側のね
じ山を有する第2の穴を有している実施態様(22)に
記載の装置。 (24)前記第1の細長い部材が前記第2の穴の中にね
じ係合可能に延在している実施態様(23)に記載の装
置。 (25)前記第1の距離調節要素における第1の摺動面
部が前記第2の距離調節要素における第2の摺動面部か
ら離間する方向に向いている請求項1に記載の装置。
【0077】(26)さらに、一定の中空の軸部を有す
る第1の細長い部材、および当該中空の軸部の中におい
て軸方向に配置されて軸方向に移動可能である第2の細
長い部材を備えており、当該第2の細長い部材が歯部を
有している請求項1に記載の装置。 (27)前記第1の距離調節要素がその摺動面部におい
て形成されている複数の歯部を有しており、前記複数の
歯部が一定の円錐台形状のギアの歯部である実施態様
(3)に記載の装置。 (28)前記第1の剥脱要素における第1の表面部分が
前記円錐台形状のギアの歯部に対して回転式の係合を行
なうためのその表面部分に形成されている複数の歯部を
有している実施態様(27)に記載の装置。 (29)前記第1の距離調節要素の歯部が放射状の溝を
含む実施態様(27)に記載の装置。 (30)さらに、第1の細長い部材を備えており、前記
第1の距離調節要素が中央に配置されている貫通孔を有
しており、前記第1の細長い部材が当該貫通孔の中に配
置されていて、前記第1の距離調節要素が第1の細長い
部材の回りに自由に回転する実施態様(29)に記載の
装置。
【0078】(31)前記第1の剥脱要素における第1
の表面部分および第2の表面部分が一定の円錐台形状の
表面部分を形成している請求項1に記載の装置。 (32)前記第1の剥脱要素における円錐台形状の部分
が歯部を形成している実施態様(31)に記載の装置。 (33)前記第1の剥脱要素における円錐台形状の部分
が30度乃至60度の一定の合計の角度を形成している
実施態様(31)に記載の装置。 (34)前記剥脱表面部分が実質的に凸状である請求項
1に記載の装置。 (35)前記剥脱表面部分が複合体である請求項1に記
載の装置。
【0079】(36)前記剥脱表面部分が少なくとも1
個の特徴部分を含む請求項1に記載の装置。 (37)前記第1の距離調節要素がその内側表面部分お
よび外側表面部分を横切っている第1の穴をさらに有し
ており、前記第2の距離調節要素がその内側表面部分お
よび外側表面部分を横切っている第2の穴をさらに有し
ており、前記装置がさらに(d)前記第1の穴および第
2の穴を貫通している第1の細長い部材、および(e)
前記第1の内側表面部分および第2の内側表面部分の間
において前記第1の細長い部材に配置されている一定の
取付部材を備えており、当該取付部材が一定の端部を有
していて、当該端部から一定の舌部が横方向に延在して
おり、前記剥脱要素がさらに、(iv)前記各摺動面部
の間に配置されていて、前記取付部材の摺動可能な受容
のための一定の凹部、および当該凹部の中に前記舌部を
保持するための当該凹部の周囲における一定のリップ部
を有する一定の表面部分を有しており、前記取付部材が
前記凹部の中に配置されている実施態様(3)に記載の
装置。 (38)さらに、(f)前記取付部材における舌部と前
記剥脱要素におけるリップ部との間に配置されている一
定の圧縮ばねを備えている実施態様(37)に記載の装
置。 (39)前記取付部材が一定の細長い棒材である実施態
様(37)に記載の装置。 (40)前記取付部材が一定の円板である実施態様(3
7)に記載の装置。
【0080】(41)前記外側の剥脱表面部分が一定の
塗装された研磨剤を含む請求項1に記載の装置。 (42)さらに、(d)前記剥脱表面部分を振動するた
めの手段を備えている請求項1に記載の装置。 (43)前記各距離調節部材がそれぞれの内側表面部分
および外側表面部分を貫通している一定の穴を有してお
り、前記剥脱表面部分を振動するための手段が当該第1
の穴および第2の穴を貫通していてその部材から延出し
ている一定の突出部を有している一定の細長い部材を含
み、この突出部が各距離調節部材の内側表面部分の間に
配置されていて回転中に前記剥脱要素に対して周期的に
接触するために十分な一定の長さを有している実施態様
(42)に記載の装置。 (44)さらに、前記細長い部材に機械的に接続してい
て当該部材を回転するための一定のモーターを備えてい
る実施態様(43)に記載の装置。 (45)さらに、(d)前記各剥脱要素の間における張
力を測定するための手段を備えている請求項1に記載の
装置。
【0081】
【発明の効果】従って、本発明によれば、靭帯を引き伸
ばすことなく各終板の唇部を維持することのできる隣接
している各椎骨体の間に一定の挿入物を受容するための
人間の脊椎内における一定の空間部分を調製することに
適している一定の削合装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の第1の実施形態の断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の断面図であり、この場合
に、各距離調節要素の互いに対して離間する移動により
この装置の高さが増大できる。
【図3】本発明の装置の断面図であり、この場合に、各
細長い部材が横並びの平行な関係で配置されており、一
定の外側の帯状部材により保持されている。
【図4】本発明の装置の断面図であり、この場合に、各
細長い部材が、1個の細長い部材に適応するための一定
の穴を有する一定の距離調節要素により固定されてい
る、一定角度の関係で配置できる。
【図5】図5(A)および図5(B)はそれぞれ閉鎖状
態および開口状態の位置にある一定の椎骨終板に隣接し
て配置されている本発明の装置の一部分の断面図であ
り、この場合に、閉鎖状態の位置は隣接している椎骨終
板に対して接触しておらず、開口状態の位置は当該隣接
している椎骨終板に対して接触している。
【図6】本発明の振動式の実施形態の断面図である。
【図7】一定の張力測定手段を有する本発明における一
定の基端側部分の側面図である。
【図8】一定の逆ねじを有する細長い部材を使用してい
る本発明の実施形態の断面図である。
【図9】図9(A)は本発明の装置の回転式の実施形態
の側面図であり、図9(B)は図9(A)の断面図であ
る。
【図10】本発明の振動式の装置の断面図である。
【符号の説明】
621,625 測定手段 623,627 測定手段 701 装置 703 剥脱要素 705 第1の剥脱表面部分 707 第1の表面部分 709 第2の表面部分 711 第1の距離調節要素 713 第1の摺動面部 715 第2の距離調節要素 717 第2の摺動面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハッサン・セルハン アメリカ合衆国、02375 マサチューセッ ツ州、サウス・イーストン、フォレスト・ エッジ・ロード 27 Fターム(参考) 4C060 LL03 MM24 4C097 AA03 AA10 BB01 CC05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接している各椎骨体の間に一定の挿入
    物を受容するための一定の空間部分を人間の脊椎の中に
    調製するための装置において、 (a)(i)一定の椎骨体終板内に第1の所定の表面輪
    郭を形成するように形付けられている第1の剥脱表面部
    分、 (ii)前記第1の剥脱表面部分から離間する方向に向
    いている第1の表面部分、および (iii)前記第1の剥脱表面部分から離間する方向に
    向いている第2の表面部分を有する第1の剥脱要素と、 (b)前記第1の内側表面部分に接触して当該第1の内
    側表面部分に摺動可能に係合するための第1の摺動面部
    を有する第1の距離調節要素と、 (c)前記第2の内側表面部分に接触して当該第2の内
    側表面部分に摺動可能に係合するための第2の摺動面部
    を有する第2の距離調節要素を備えている装置。
  2. 【請求項2】 隣接している各椎骨体の間に一定の挿入
    物を受容するための一定の空間部分を人間の脊椎の中に
    調製するための方法において、 (a)一定の椎骨間円板の少なくとも一部分を除去して
    一定の円板の空間部分を形成する工程、および (b)隣接している各椎骨体の間に一定の挿入物を受容
    するための一定の空間部分を人間の椎骨の中に調製する
    ための一定の装置を前記円板の空間部分の中に挿入する
    工程を含み、当該装置が、 (i)一定の椎骨体終板内に第1の所定の表面輪郭を形
    成するように形付けられている第1の剥脱表面部分、 (ii)前記第1の剥脱表面部分から離間する方向に向
    いている第1の表面部分、および (iii)前記第1の剥脱表面部分から離間する方向に
    向いている第2の表面部分を有する第1の剥脱要素と、 −前記第1の内側表面部分に接触して当該第1の内側表
    面部分に摺動可能に係合するための第1の摺動面部を有
    する第1の距離調節要素と、 −前記第2の内側表面部分に接触して当該第2の内側表
    面部分に摺動可能に係合するための第2の摺動面部を有
    する第2の距離調節要素を備えており、さらに、前記方
    法が (c)前記第1の剥脱表面部分を少なくとも1個の椎骨
    体終板に接触させる工程を含む方法。
  3. 【請求項3】 一定の椎骨間円板の空間部分を輪郭形成
    するための原位置において高さ調節可能な剥脱装置にお
    いて、 (a)(i)一定の椎骨体終板内に所定の表面輪郭を形
    成するように形付けられている剥脱表面部分、および (ii)前記剥脱表面部分から離間する方向に向いてい
    る第1の表面部分を有する剥脱要素と、 (b)一定の外側表面部分、一定の内側表面部分、これ
    らの間における第1の摺動可能な表面部分、およびこれ
    ら内側表面部分および外側表面部分の間に延在している
    一定の穴を有する距離調節要素を備えている剥脱装置。
  4. 【請求項4】 一定の円板の空間部分の中における張力
    を測定するための方法において、 (a)一定の椎骨間円板の少なくとも一部分を除去して
    一定の終板を有する円板の空間部分を形成する工程、 (b)前記円板の空間部分の中に第1の剥脱要素を備え
    ている一定の装置を、当該第1の剥脱要素が前記終板に
    対向するがこれに接触しないように、挿入する工程、 (c)前記第1の剥脱表面部分を前記終板に接触させる
    工程、および (d)前記剥脱表面部分と終板との間の接触を維持する
    ために必要とされる一定の力を測定する工程を含む方
    法。
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