JP2003319168A - 電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム - Google Patents

電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム

Info

Publication number
JP2003319168A
JP2003319168A JP2002125224A JP2002125224A JP2003319168A JP 2003319168 A JP2003319168 A JP 2003319168A JP 2002125224 A JP2002125224 A JP 2002125224A JP 2002125224 A JP2002125224 A JP 2002125224A JP 2003319168 A JP2003319168 A JP 2003319168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scaling rate
scaling
image
digital
digital watermark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002125224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3926199B2 (ja
Inventor
Shigeyuki Kurahashi
茂之 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002125224A priority Critical patent/JP3926199B2/ja
Publication of JP2003319168A publication Critical patent/JP2003319168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3926199B2 publication Critical patent/JP3926199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子透かしを挿入された映像では、そのスケ
ーリング率が変化すると、電子透かしを正確に検出でき
なくなり、結果として、映像の違法なコピーを許してし
まうことがある。 【解決手段】 高いパターン周波数を有する電子透かし
と、低いパターン周波数を有する電子透かしを映像に刷
り込んでおき、まず、低いパターン周波数の電子透かし
を用いて、スケーリング率を検出することにより、大ま
かなスケーリング率を決定し、続いて、高いパターン周
波数を有する電子透かしを用いて、スケーリング率を細
かいオーダーで決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子透かしを刷り
込んだ映像、即ち、電子透かしを埋め込んだ映像から、
映像の拡大、縮小率をあらわすスケーリング率を検出す
る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】著作権保護等の目的で、映像に対して電
子透かしを刷り込むことが提案されている。ここで、電
子透かしとは、映像の中にノイズを刷り込み、見た目に
はわからないように、情報を隠蔽することである。
【0003】この場合、電子透かしを刷り込まれた映像
を受像する受信側では、電子透かしを検出することが必
要になる場合が多い。しかしながら、電子透かしを検出
する場合、例えば、電子透かしを刷り込まれた映像自体
が、例えば、80%程度に縮小されると、電子透かしの
情報量も80%程度に減少してしまうため、電子透かし
を検出することが困難になってしまう。このように、電
子透かしの検出は、映像の拡大率、縮小率、即ち、映像
がどれだけスケーリングされたかという情報(スケーリ
ング率)に依存しているため、電子透かしの検出の際、
映像のスケーリング率を検出することは重要である。こ
のように、電子透かしは、映像がスケーリングされるこ
とによって検出が難しくなる。更に、この場合、スケー
リング率は、映像の水平方向及び垂直方向に変化される
ことを考慮しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、スケーリング率
を検出する際、考えられる全てのスケーリング率で電子
透かしを検出してみて、電子透かしを検出できたスケー
リング率を映像のスケーリング率とする全スケーリング
検索法が採用されている。この全スケーリング検索法を
使用した場合、細かいオーダーでスケーリング率を求め
ようとすると、映像の水平方向におけるスケーリング率
と垂直方向のスケーリング率の組み合わせが非常に多く
なってしまう。このため、全スケーリング検索法は、ス
ケーリング率の検出に、時間を要し、検出精度も悪いと
言う欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、短時間
に、高精度で映像におけるスケーリング率を、電子透か
しを使って検出できるスケーリング率検出方法を提供す
ることである。
【0006】本発明の他の目的は、スケーリング率の検
出を容易にする電子透かしを使用したスケーリング率検
出方法を提供することである。
【0007】本発明の更に他の目的は、映像のずれ等が
生じても、正確にスケーリング率を算出できるスケーリ
ング検出器を提供することである。
【0008】本発明の第1の態様によれば、互いに異な
るパターン周波数を有する複数の電子透かしを刷り込ま
れた映像を受信する段階と、当該複数の電子透かしか
ら、前記映像の拡大、縮小率をあらわすスケーリング率
を検出する段階とを有することを特徴とする電子透かし
を使ったスケーリング率検出方法が得られる。
【0009】本発明の第2の態様によれば、第1の態様
において、前記スケーリング率を検出する段階は、前記
複数の電子透かしのうち、周波数の低い電子透かしを用
いて前記映像における大まかなスケーリング率を求める
第1の段階と、その後、周波数の高い電子透かしを用い
て細かいオーダーの映像のスケーリング率を求める第2
の段階とを有することを特徴とするスケーリング率検出
方法が得られる。
【0010】本発明の第3の態様によれば、第2の態様
において、前記第1及び第2のスケーリング率を求める
段階の少なくとも一方は、映像に含まれている画素値
と、映像に埋め込まれている電子透かしの符号値との内
積を算出するステップを含んでいることを特徴とするス
ケーリング率検出方法が得られる。
【0011】本発明の第4の態様によれば、第3の態様
において、前記内積を算出するステップは、映像のずれ
を考慮して、内積をとるパターン分水平方向・垂直方向
にパターンをずらして内積を計算するステップを有して
いることを特徴とするスケーリング率検出方法が得られ
る。
【0012】本発明の第5の態様によれば、第1〜4の
態様のいずれかにおいて、前記第1及び第2の段階の少
なくとも一方は、所定の刻みでスケーリング率を変更す
るステップを備え、内積集積値を所定フレーム数に亘っ
て加算した値の最大値によって、スケーリング率を決定
することを特徴とするスケーリング率検出方法が得られ
る。
【0013】本発明の第6の態様によれば、コンピュー
タにより読み取り可能なプログラムにおいて、前記プロ
グラムは、互いに異なるパターン周波数を有する複数の
電子透かしを刷り込まれた映像を受信する段階と、当該
複数の電子透かしから、前記映像の拡大、縮小率をあら
わすスケーリング率をコンピュータにより検出する段階
とを有することを特徴とするプログラムが得られる。
【0014】本発明の第7の態様によれば、互いに異な
るパターン周波数を有する複数の電子透かしを刷り込ま
れた映像を受信する受信装置を備え、前記受信装置は、
当該複数の電子透かしから、前記映像の拡大、縮小率を
あらわすスケーリング率を検出する検出手段を備えてい
ることを特徴とする受信装置が得られる。
【0015】本発明の第8の態様によれば、第7の態様
において、前記検出手段は、前記複数の電子透かしのう
ち、周波数の高い電子透かしを用いて前記映像における
大まかなスケーリング率を求める第1の手段と、その
後、周波数の低い電子透かしを用いて細かいオーダーの
映像のスケーリング率を求める第2の手段とを有するこ
とを特徴とする受信装置が得られる。
【0016】本発明の第9の態様によれば、第7又は8
の態様において、衛星からの映像を受信するデジタル記
録装置を含むシステムであって、前記受信装置は前記デ
ジタル記録装置にスケーリング率検出器として組み込ま
れていることを特徴とするシステムが得られる。
【0017】本発明の第10の態様によれば、第7又は
8の態様において、DVDを含むシステムであって、前
記受信装置は前記DVDからの映像を記録するデジタル
記録装置にスケーリング率検出器として組み込まれてい
ることを特徴とするシステムが得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1(a)及び(b)を参照し
て、本発明において、映像に刷り込まれる電子透かしに
ついて説明しておく。まず、本発明では、電子透かしが
刷り込まれるべき映像に対して、図1(a)及び(b)
に示すような2種類の電子透かしが刷り込まれる。図1
(a)に示す電子透かしは、映像の領域を4つのブロッ
クに分け、各ブロックに対して、A及びBであらわされ
る電子透かしが挿入されている。この例では、電子透か
しAのブロックが2つ、電子透かしBのブロックが2つ
設けられている。換言すれば、電子透かしAのブロック
では、同じ値を有する電子透かしAが挿入され、電子透
かしBのブロックでは、同様に同じ値の電子透かしBが
挿入される。このように、映像の領域を大きく4つのブ
ロックに区分した場合、各電子透かしA及びBを構成す
る符号パターンの周波数は低い。
【0019】他方、図1(b)に示された電子透かし
は、映像領域を40のブロックに区分し、各ブロックの
映像に対して、電子透かしA又はBが挿入される。この
ため、電子透かしA又はBを構成する符号パターンは、
図1(a)の場合に比較して、高い周波数で符号が反転
されることになる。このように、本発明は、パターンの
周波数の異なる複数の電子透かしA、Bを挿入して、こ
れをスケーリングに利用することを特徴としている。こ
こで、A及びBは、内積を取ると打ち消しあうような
値、例えば、0と(+1/−1)のような値をとる。こ
のように、周波数の異なる複数の電子透かしは、例え
ば、対応する符号毎に加算することによって、映像に挿
入、或いは、刷り込まれる。ここでは、電子透かしA、
Bの挿入後、映像に対してスケーリングが行われたもの
とする。
【0020】次に、図2を参照して、上記したように、
互いに周波数の異なる複数の電子透かしA、Bを刷り込
んだ映像が受信されると、受信装置側では、本発明の一
実施形態に係るスケーリング率検出方法が実行される。
この例では、パターン周波数の高い電子透かし(図1
(b))の周期を水平方向及び垂直方向共にMとし、パタ
ーン周波数の低い電子透かし(図1(a))の周期を水
平方向及び垂直方向共にNとする(N>M)。本発明に
係るスケーリング率検出方法は、受信装置内に組み込ま
れたソフトウェアプログラム及び当該プログラムを実行
するCPUを使用して実現できる。
【0021】まず、図2のステップS1では、パターン
周波数の低い電子透かしパターンを使って、10%刻み
のスケーリング率で、パターンをスケーリングする。こ
のことは、N/10幅でパターンを伸縮させる動作を意
味している。スケーリング率が定まると、各ブロックに
おいて、内積を計算する。
【0022】ここで、図3をも参照して、ベースバンド
帯域における画素値P11...P16と、電子透かし
のパターン符号値C11.....C16との内積の計
算方法を説明する。内積は、P11・C11+P12・
C12+P13・C13+P14・C14+....で
与えられる。
【0023】図2に示されたステップS1では、映像の
すれ等をも考慮して、電子透かしのパターンを当該パタ
ーンの幅、高さまでずらしたものについても、それぞれ
独立に内積を取る。内積の計算は、電子透かしを抽出で
きるだけのフレーム数に亘って行われ、これらのフレー
ムに亘る内積値を集積し、内積集積値をブロック毎に得
る。
【0024】ステップS2では、ブロックの内積集積値
の中に、負のものがあるか否かが判定され、負の内積集
積値が存在する場合には、ステップS1に戻る(ステッ
プS1:Yes)。他方、内積集積値が全て正であれ
ば、内積集積値をフレーム内の全ブロックに亘って加算
し、加算結果のうち、最大の加算結果を得る。続いて、
最大の加算結果に対応する電子透かしパターンをスケー
リング率が近いパターンと判定する。このように、ステ
ップS3では、スケーリング率に近いパターンが大まか
に決定される。
【0025】次に、周波数の高い電子透かしパターンを
使って、内積を計算するステップS4に移行する。ステ
ップS4では、周波数の高い電子透かしパターンを使用
して、水平方向、垂直方向共に、M/10幅の刻みのス
ケーリング率で各ブロックの内積を計算する。ステップ
S4においても、ステップS1と同様に、映像のずれを
考えて、パターンをパターンの幅・高さまで、独立にず
らしたパターンとも内積を計算する。内積は図3と同様
な形式で行われる。
【0026】この場合、ステップS1と同様に、内積の
計算は、電子透かしを抽出できるフレーム数に亘って行
われ、これらのフレームに亘る内積値が内積集積値とし
て計算される。
【0027】ステップS5では、ブロックの内積集積値
の中に負のものがあるか否かが判定され、負の値を有す
る内積集積値があれば(ステップS5:Yes)、ステ
ップS4に戻る。
【0028】負の内積集積値がなければ(ステップS
5:No)、ステップS6において、内積集積値をフレ
ーム内全ブロックに亘って加算し、最大の加算値に対応
するパターンを、刷り込まれた電子透かしのパターンと
判断し、当該映像のスケーリング率として決定する。
【0029】このように、本発明では、パターン周波数
の低い電子透かしパターンを使って、大略的にスケーリ
ング率を決定した後、パターン周波数の高い電子透かし
パターンを使って、細かいスケーリング率を決定する。
このスケーリング率検出方法では、スケーリング率検出
時間を短縮でき、更に、細かいオーダーのスケーリング
率をも算出できる。尚、上記した実施の形態では、スケ
ーリング率を大まかに決定するステップS1、S2、及
び、S3(第1の段階)において、内積を算出し、更
に、細かいオーダーのスケーリング率を決定するステッ
プS4、S5、S6(第2の段階)においても、内積を
算出しているが、いずれか一方の段階で内積が算出され
ても良いし、他の手法で、スケーリング率が決定されて
も良い。
【0030】図4を参照して、本発明に係る映像並びに
電子透かしのスケーリング率の検出方法を用いたシステ
ムについて説明する。図4に示されたシステムは、上記
した電子透かしを挿入されたデジタル映像を衛星から受
信するシステムであり、BSアンテナ11、BSデジタ
ル放送受信機12、DVD記録装置13、16、DVD
再生装置14、及び、VTR編集装置15とを備えてい
る。ここで、DVD記録装置13、16は、複製制御情
報を含んだ追記型電子透かしを検出、挿入する検出器・
挿入器、及び、本発明に係るスケーリング検出方法を実
行するスケーリング率検出器を含んでいるものとする。
また、図示されたVTR編集装置15は、映像の拡大縮
小をすることができるものとする。
【0031】上記したシステムでは、上記したデジタル
映像はBSアンテナ11で受信され、BSデジタルチュ
ーナー12内で、スケーリングされる。このデジタル映
像は、DVD記録装置13で、電子透し情報とともに記
録される。この電子透かし情報が刷り込まれたデジタル
映像は、VR編集装置15でスケーリングされて、再び
DVD記録装置16に記録される。
【0032】ここで、DVD記録装置13、16に設け
られた追記型の著作権保護用の電子透かし検出器は、N
ビットからなる情報を受け、当該Nビットの情報から例
えば“コピー1回可能“コピー禁止”、“コピーフリ
ー”などの複製制御情報を取得・追記することができ
る。
【0033】BSデジタルチューナー12で、衛星から
デジタル映像を受信する。衛星から受信する映像には、
スケーリング率検出用の周波数の高いパターンと周波数
の低い電子透かしの2つが刷り込まれている。この映像
には、スケーリング率検出用の電子透かしと追記型の著
作権保護用の電子透かしが“コピー1回可能”として刷
り込まれていて、BSデジタルチューナ12でスケーリ
ングされる。
【0034】この映像をDVD記録装置13、16に記
録すると、スケーリング率検出器が、図2を参照して説
明した動作を行う。即ち、スケーリング検出器は、周波
数の低いスケーリング率検出用の電子透かしパターンを
スケーリングしたものと内積をとって、10個の集積値
を求め、その集積値を足したものを計算する。ここで、
映像の信号の水平・垂直方向のずれを考えて、パターン
を水平・垂直方向にずらしたものとも内積をとり、集積
値を計算する。集積値を足したものの中で最大となるパ
ターンを、周波数が低いパターンのスケーリングされた
ものにいちばん近いパターンと判断する。
【0035】次に、周波数が高いスケーリング率検出用
の電子透かしパターンをスケーリングしたものと内積を
とることによって、より細かいスケーリング率を求め
る。これにより、電子透かしを正確に検出し、図示され
たDVD記録装置16では、複製制御情報としてコピー
禁止が刷り込まれていることを検出して、記録を停止す
る。
【0036】図5を参照すると、本発明に係るスケーリ
ング率検出方法を行うことができる他のシステムが示さ
れている。図5のように、スケーリング率検出用電子透
かしは、衛星放送でなくとも、DVD21に記録され、
当該DVD21から入力されても良い。ここでは、映画
などのコンテンツにスケーリング率検出用電子透かしお
よび追記型の電子透かしを“コピー1回可能”として刷
り込まれたDVD21をVTRなどでスケーリングして
ビデオテープに記録して、VTR編集装置22で拡大・
縮小する。この例では、DVD記録装置23を用いて再
びDVDに記録している。この場合、DVD記録装置2
3は、スケーリング率検出器を備え、上記した電子透か
しを使用して、スケーリング率を検出する一方、前述し
た追記型電子透かし情報を挿入する。その後、DVD再
生装置24で再生されると共に、VTR編集装置25
で、アナログ信号として、拡大、縮小された状態で磁気
テープに格納される。VTR編集装置25に格納された
アナログ信号の映像信号を再びDVD記録装置26に記
録しようとすると、当該DVD記録装置26に備えられ
たスケーリング率検出器により、上記した電子透かしが
検出され、コピー禁止の追記型電子透かしであることを
判定して、電子透かしの検出後、記録を停止する。
【0037】
【発明の効果】従来は、映像のスケーリング率を求める
際、電子透かしをあらゆるスケーリング率で検出してみ
て、検出できたスケーリング率を映像のスケーリング率
としていた。しかし、本発明によれば、2種類のパター
ン周波数を有する電子透かしパターンのうち、高い電子
透かしで、おおまかなスケーリング率をもとめてから、
周波数の低い電子透かしで細かいスケーリング率を求め
ることができるため、スケーリング率を検出するまでの
時間が短くなり、また細かいオーダーのスケーリング率
を求められるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明に使用される電子透か
しバターンをパターン周波数と関連付けて説明するため
の図である。
【図2】本発明に係るスケーリング率検出方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図3】本発明に係るスケーリング率検出方法で使用さ
れる内積の計算方法を説明するための図である。
【図4】本発明に係るスケーリング率検出方法を適用で
きるシステムの一例を示す図である。
【図5】本発明に係るスケーリング率検出方法を適用で
きるシステムの他の例を示す図である。
【符号の説明】
A、B 互いに異なる電子透かし 11 BSアンテナ 12 BSデジタル放送受信機 13、16 DVD記録装置 14 DVD再生装置 15 VTR編集装置 21 DVD 22 VTR編集装置 23 DVD記録装置 24 DVD再生装置 25 VTR編集装置 26 DVD記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なるパターン周波数を有する複
    数の電子透かしを刷り込まれた映像を受信する段階と、
    当該複数の電子透かしから、前記映像の拡大、縮小率を
    あらわすスケーリング率を検出する段階とを有すること
    を特徴とする電子透かしを使ったスケーリング率検出方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スケーリング率
    を検出する段階は、前記複数の電子透かしのうち、周波
    数の低い電子透かしを用いて前記映像における大まかな
    スケーリング率を求める第1の段階と、その後、周波数
    の高い電子透かしを用いて細かいオーダーの映像のスケ
    ーリング率を求める第2の段階とを有することを特徴と
    するスケーリング率検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1及び第2の
    スケーリング率を求める段階の少なくとも一方は、映像
    に含まれている画素値と、映像に埋め込まれている電子
    透かしの符号値との内積を算出するステップを含んでい
    ることを特徴とするスケーリング率検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記内積を算出する
    ステップは、映像のずれを考慮して、内積をとるパター
    ン分水平方向・垂直方向にパターンをずらして内積を計
    算するステップを有していることを特徴とするスケーリ
    ング率検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    第1及び第2の段階の少なくとも一方は、所定の刻みで
    スケーリング率を変更するステップを備え、内積集積値
    を所定フレーム数に亘って加算した値の最大値によっ
    て、スケーリング率を決定することを特徴とするスケー
    リング率検出方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータにより読み取り可能なプロ
    グラムにおいて、前記プログラムは、互いに異なるパタ
    ーン周波数を有する複数の電子透かしを刷り込まれた映
    像を受信する段階と、当該複数の電子透かしから、前記
    映像の拡大、縮小率をあらわすスケーリング率をコンピ
    ュータにより検出する段階とを有することを特徴とする
    プログラム。
  7. 【請求項7】 互いに異なるパターン周波数を有する複
    数の電子透かしを刷り込まれた映像を受信する受信装置
    を備え、前記受信装置は、当該複数の電子透かしから、
    前記映像の拡大、縮小率をあらわすスケーリング率を検
    出する検出手段を備えていることを特徴とする受信装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記検出手段は、前
    記複数の電子透かしのうち、周波数の高い電子透かしを
    用いて前記映像における大まかなスケーリング率を求め
    る第1の手段と、その後、周波数の低い電子透かしを用
    いて細かいオーダーの映像のスケーリング率を求める第
    2の手段とを有することを特徴とする受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において、衛星からの映
    像を受信するデジタル記録装置を含むシステムであっ
    て、前記受信装置は前記デジタル記録装置にスケーリン
    グ率検出器として組み込まれていることを特徴とするシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8において、DVDを含
    むシステムであって、前記受信装置は前記DVDからの
    映像を記録するデジタル記録装置にスケーリング率検出
    器として組み込まれていることを特徴とするシステム。
JP2002125224A 2002-04-26 2002-04-26 電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム Expired - Fee Related JP3926199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125224A JP3926199B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125224A JP3926199B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003319168A true JP2003319168A (ja) 2003-11-07
JP3926199B2 JP3926199B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=29540003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002125224A Expired - Fee Related JP3926199B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3926199B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262481A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Toshiba Corp 画像処理装置
JP2010008876A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Yamaha Corp キャリア信号から電子透かし情報を抽出する装置、方法およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262481A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Toshiba Corp 画像処理装置
JP2010008876A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Yamaha Corp キャリア信号から電子透かし情報を抽出する装置、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3926199B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3503591B2 (ja) 電子透かし挿入・検出システム及び電子透かし挿入方法並びに電子透かし検出方法
KR100841848B1 (ko) 전자 워터마크 검출 방법, 장치 및 프로그램을 기록한 기록 매체
US6246775B1 (en) Method and appartus for superposing a digital watermark and method and apparatus for detecting a digital watermark
JP3461626B2 (ja) 特定画像領域抽出方法及び特定画像領域抽出装置
JP3266569B2 (ja) 電子透かしデータによる画像属性変更システム
JPH06339110A (ja) 画像情報伝送方式、画像情報記録装置及び画像情報再生装置
WO1999062264A1 (en) Block noise detector and block noise eliminator
JPH1198341A (ja) 電子透かし重畳装置及び電子透かし検出装置
US8204271B2 (en) Digital watermark detecting apparatus
US6271887B1 (en) Method, apparatus and system for transmitting and receiving an image signal having superimposed information and for extracting information superimposed on an image signal
Niu et al. Video watermarking resistance to rotation, scaling, and translation
JP2009521181A (ja) デジタルシネマ用のブラインド検知
JP3926199B2 (ja) 電子透かしを使ったスケーリング率検出方法、プログラム、受信装置、及び、システム
JP4095336B2 (ja) 原画像復元装置、及び原画像復元プログラム
EP1255249B1 (en) Decoder, decoding method, re-encoder, re-encoding method, decoding program and re-encoding program embodied on computer-readable medium
US7194108B2 (en) Data processing apparatus and method
US20090074230A1 (en) Electronic watermark embedding device and detection device, detection method, detection program, and intergrated circuit device thereof
JP2004522384A (ja) 信号への補助データの埋め込み
JPH1141571A (ja) 信号合成装置、信号合成方法、映像信号記録装置、映像信号記録方法並びに記録媒体
JP2004147290A (ja) データ処理装置及び方法
JP3302472B2 (ja) 画像振れ補正装置および方法
JPH11296976A (ja) データ再生装置
JP2004120142A (ja) 電子透かし検出方法及び電子透かし検出装置
JP3381164B2 (ja) 映像信号伝送方法、映像信号記録方法、映像信号再生方法、映像信号記録装置及び映像信号再生装置
JP3381165B2 (ja) 映像信号伝送方法、映像信号記録方法、映像信号再生方法、映像信号記録装置及び映像信号再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041104

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20041206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041214

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041206

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050107

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050307

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees