JP2003318824A - 光基地局及び光通信システム - Google Patents

光基地局及び光通信システム

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JP2003318824A
JP2003318824A JP2002124575A JP2002124575A JP2003318824A JP 2003318824 A JP2003318824 A JP 2003318824A JP 2002124575 A JP2002124575 A JP 2002124575A JP 2002124575 A JP2002124575 A JP 2002124575A JP 2003318824 A JP2003318824 A JP 2003318824A
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optical
signal
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wavelength component
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JP2002124575A
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Naoyuki Yamabayashi
直之 山林
Miki Kuhara
美樹 工原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たなサービスを追加可能な光通信システム
及び、この光通信システムに利用できる光基地局を提供
する。 【解決手段】 光通信システム1は、光基地局3と、複
数の第1の端部5a〜5f、第2の端部5g及び複数の
光合分波器9a〜9cを有する光通信路5と、複数の端
末デバイス7a〜7fとを備える。複数の端末デバイス
7a〜7fの各々は、下り光信号を受けて電気信号を生
成する受光素子及び電気信号の所定の時間スロット中の
データを取り出す送信信号処理部を有する光受信器と、
複数の上り波長成分のうちの一または複数の光信号を発
生する光送信器とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光基地局及び光通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】PON(Passive Optical Network)シス
テムが、狭帯域サービスを提供する光加入者伝送を実現
するために提案されており、また実用化に向けて研究さ
れている。PONシステムは、単一の波長の下り光信号
を送信すると共に別の単一の波長の上り光信号を受信す
る加入者端局装置と、下り光信号を受信すると共に単一
の波長の上り光信号を送信する複数の加入者端末装置
と、これら加入者端末装置と加入者端局装置との間を接
続するパッシブダブルスター形の光伝送路とを備えてい
る。光伝送路は、局舎内に配置されたビームスプリッタ
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネットを利用
するユーザが爆発的に増加している。そして、従来のメ
タルを介した通信に替わって、PONシステムが構築さ
れようとしている。発明者の調査によれば、既設の光ネ
ットワークを利用して、データ伝送量を増大することが
求められている。また、既設のネットワークを利用し
て、CATVのまたは動画像の配信といった新たなサー
ビスを追加することが求められている。しかしながら、
PONシステムに新たなサービスを追加することは容易
ではない。
【0004】そこで、本発明の目的は、新たなサービス
を追加可能な光通信システム及び該光通信システムに利
用できる光基地局を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、光基
地局が複数の端末と光通信を行う光通信システムに関す
る。光通信システムは、光基地局と、光伝送路とを備え
る。光基地局は、光送信器と、光分波器と、複数の光受
信器とを備える。光送信器は、入力、光源及び出力を有
する。入力は、複数の下りサービスを提供するためのデ
ータを受けるように設けられている。光源は、このデー
タを伝送する下り波長成分の光を含む下り光信号を発生
する。出力は、光源からの光信号を光伝送路に提供する
ように設けられている。光分波器は、入力及び複数の出
力を有しており、複数の上りサービスにそれぞれ対応付
けられた複数の上り波長成分の光を含む上り光信号を波
長成分毎に分波するように設けられている。入力は、上
り光信号を光伝送路から受けるように設けられている。
各出力は、分波された上り波長成分をそれぞれ提供する
ように設けられている。光受信器は、光分波器の出力の
各々に光学的に結合され上り波長成分のうちの一波長成
分の光を受ける。下り波長成分及び複数の上り波長成分
は互いに異なる。光伝送路は、複数の第1の端部、第2
の端部、及び一または複数の光合分波器を有する。各第
1の端部は、端末に光学的に結合可能なように設けられ
ている。第2の端部は、光基地局に光学的に結合されて
いる。各光合分波器は、複数の第1の端部と第2の端部
との間に設けられている。
【0006】光通信システム及び光基地局では、サービ
ス毎に上り波長成分を割り当てているので、新たな上り
波長成分を追加することにより新たなサービスを追加で
きる。新たなサービスを追加するという目的のために、
光通信路を変更する必要はなない。
【0007】光通信システム及び光基地局において、光
送信器は、複数の端末の各々に関連づけられたスロット
に該端末に関連づけられたデータを配置する信号合成部
を更に備えることができる。
【0008】光通信システム及び光基地局において、光
送信器は、複数の下りサービスのためのデータをそれぞ
れのフレームに配置する送信信号処理部を更に備えるこ
とができる。下り光通信において、複数の下りサービス
をそれぞれにフレームに配置できる。
【0009】光通信システム及び光基地局において、各
光受信器は、複数の端末にそれぞれ対応付けられた時間
スロットを含む波長成分の光信号を受けるように設けら
れている。上り光送信にTDMA方式を利用できる。
【0010】光通信システム及び光基地局において、光
受信器の各々は、受光素子と、送信信号処理部とを備え
ることができる。受光素子は、光分波器から光信号を受
けて、電気信号を生成する。送信信号処理部は、複数の
端末にそれぞれ対応付けられた時間スロットに配置され
たデータ信号を電気信号から生成する。上り光信号は、
光分波器により、サービスに対応づけられた波長成分の
光に分波され、分波された波長成分が、該当する光受信
器の受光素子に入射する。データ信号は、光信号が電気
信号に変換された後に時間スロットから取り出される。
【0011】光基地局は、光受信器の各々からのデータ
信号を受けて下りサービス毎の信号を生成する受信信号
処理部を更に備えることができる。受信信号処理部は、
上りサービスに対応づけられたデータ信号を下りサービ
ス対応づけられたデータ信号に変換するように動作す
る。
【0012】本発明の別の側面は、光基地局が複数の端
末と光通信を行う光通信システムに関する。光通信シス
テムは、光基地局と、光伝送路と、複数の端末デバイス
を備える。光基地局及び光伝送路の各々は、既に記述さ
れた特徴を備えることができる。端末デバイスは、それ
ぞれ、光伝送路の第1の端部のうちの全てまたはいくつ
かの端部にそれぞれ光学的に結合されている。各端末デ
バイスは、光受信器及び光送信器を有する。光受信器
は、下り光信号を受けて電気信号を生成する受光素子及
び電気信号の所定のスロット中のデータを取り出す送信
信号処理部を有する。光送信器は、複数の上り波長成分
のうちの一又は複数の光信号を発生する。
【0013】光通信システム及び光基地局では、サービ
ス毎に上り波長成分を割り当てているので、新たな上り
波長成分を追加することにより新たなサービスを追加で
きる。新たなサービスを追加するという目的のために、
光通信路を変更する必要はなない。個々の端末デバイス
が利用できるサービスは、該端末デバイスが送信できる
波長成分によって特定される。故に、端末デバイスは、
発生できる光の波長成分を追加或いは削除することによ
り、希望するサービスの追加及び不要なサービスの削除
ができる。
【0014】本発明の更に別の側面は、光基地局が複数
の端末と光通信を行う光通信システムに関する。光通信
システムは、光基地局と、光伝送路と、複数の端末デバ
イスとを備える。光基地局及び光伝送路の各々は、既に
記述された特徴を備えることができる。端末デバイスの
各々は、光受信器並びに第1及び第2の光源を有してお
り、それぞれ端末デバイスに対応付けられた時間スロッ
ト中に光信号を送出する。光受信器は、下り光信号を受
ける。第1の光源は、複数の上り波長成分のうちの一共
通波長成分の光を発生する。複数の端末デバイスのいく
つかは、共通波長成分と異なる波長成分の光を発生する
第2の光源を有しておりそれぞれの端末デバイスに対応
付けられた時間スロット中に光信号を送出する光送信器
とを含む。
【0015】光通信システムでは、共通波長成分によっ
て提供される既存のサービスに加えて、第2の光源が発
生する光の波長成分に関連付けられた追加のサービスを
受給できる。
【0016】これまでに説明された光通信システムにお
いて、基地局の光送信器の伝送速度は、端末デバイスの
光送信器の伝送速度と下りサービス多重度との積より大
きい。光通信システムは、新たなサービスの追加に対す
る余裕を備えている。
【0017】これまでに説明された光通信システムにお
いて、光基地局の光送信器の伝送速度は、1Gbps以
上10Gbps以下の範囲であることが好ましい。端末
デバイスの光送信器の伝送速度は、100Mbps以上
1Gbps以下であることが好ましい。また、光基地局
の光送信器の伝送速度は1.25Gbps以上2.5G
bps以下の範囲であることが更に好ましい。端末デバ
イスの光送信器の伝送速度は156Mbps以上622
Mbps以下であることが好ましい。
【0018】これまでに説明された光通信システムにお
いて、下り波長成分は、上り波長成分の各々よりも長波
長であることが好ましい。
【0019】これまでに説明された光通信システムにお
いて、下り波長成分は1.48マイクロメートル以上
1.70マイクロメートル以下の範囲にあることが好ま
しい。上り波長成分の各々は1.2マイクロメートル以
上1.4マイクロメートル以下の範囲にあることが好ま
しい。
【0020】これまでに説明された光通信システムにお
いて、下り波長成分は1.55マイクロメートル波長帯
にあることが好ましい。高い伝送速度が実現できる。上
り波長成分は1.26マイクロメートル以上1.34マ
イクロメートル以下の範囲において約10マイクロメー
トル間隔で配置されていることが好ましい。CWDM方
式が使用できる。
【0021】これまでに説明された光通信システムにお
いて、上り波長成分のうちの少なくとも一波長成分がバ
ースト伝送用に割り当てられている。
【0022】本発明の上記の目的および他の目的、特
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容
易に明らかになる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の光通信シス
テムを図面を参照しながら説明する。可能な場合には、
同一の部分には同一の符号を付する。 (第1の実施の形態)
【0024】図1は、第1の実施の形態に係わる光通信
システムを示す模式図である。光通信システム1は、局
舎内に配置されている光基地局3と、光伝送路5とを備
える。光伝送路5は、複数の第1の端部5a〜5f及び
第2の端部5gを有する。第2の端部5gは、光基地局
3に光学的に結合されている。光通信システム1は、光
伝送路5の第1の端部5a〜5fのうちの全て又はいく
つかに光学的に結合された複数の端末デバイス7a〜7
fを有する。光伝送路5は、一または複数の光合分波器
を含み、この実施の形態では光合分波器9a、9b、9
cを含む。光合分波器9aは、光ファイバ11aを介し
て光基地局3に光学的に結合されている。光合分波器9
aは、光ファイバ11b、11c、11dを介して端末
デバイス7a、7b、7cにそれぞれ光学的に結合され
ている。光合分波器9aは、光ファイバ11e、11f
を介して光合分波器9b、9cに光学的に結合されてい
る。光合分波器9bは、光ファイバ11g、11hを介
して端末デバイス7d、7eにそれぞれ光学的に結合さ
れている。光合分波器9cは、光ファイバ11iを介し
て端末デバイス7fに光学的に結合されている。例え
ば、端末デバイス7aは、構内交換機(PBX)を介して
複数の端末装置15に接続されている。
【0025】光基地局3は、互いに異なるサービスを提
供する複数のサービス提供装置17、19、21に通信
回線23、25、27を介して接続されている。例え
ば、サービス提供装置17はインターネットであり、サ
ービス提供装置19はCATVシステムであり、サービ
ス提供装置21は、VODサーバシステムである。
【0026】光伝送路5は、パッシブ光ネットワーク
(PON)システムに適合した構成を有する。PONシス
テムは、光学受動部品から構成された光ネットワークと
いった光伝送路を備える。
【0027】光通信システム1において、光基地局3
は、光基地局3から各端末デバイス5a〜5fへ向いた
下り方向に波長成分λD 1を含む下り光信号(連続光信号)
DOWNを送出する。端末デバイス5a〜5fの各々は、
波長成分λD 1を含む下り光信号SDOWNを受ける。また、
端末デバイス5a〜5fの各々は、当該端末デバイスか
ら基地局3へ向いた上り方向に一または複数の波長成分
λU 1〜λU nを含む上り光信号(それぞれの波長成分はバ
ースト光信号)SUPを送出する。光基地局3は、端末デ
バイス5a〜5fの各々からの波長成分λU 1〜λU nを含
む上り光信号SUPを受ける。ここで、nは上りサービス
の数を示している。上りサービスを例示的に示せば、C
ATVに関するデータ及びインターネットのデータを含
む応答、VODに関するデータ及びインターネットのデ
ータを含む応答、インターネットのデータを含む応答が
ある。光通信システム1においては、上り波長成分のう
ちの少なくとも一波長成分がバースト伝送用に割り当て
られている。
【0028】光合分波器9a〜9cの各々は、光伝送路
5の端部に提供するために下り光信号を分波すると共
に、光伝送路5の端部に接続されている各端末デバイス
からの波長成分の光を合波して上り信号を構成するよう
に動作する。
【0029】光通信システム1の構成要素を例示的に示
せば、光基地局の光送信器の伝送速度は、1Gbps以
上10Gbps以下の範囲であることが好ましい。端末
デバイスの光送信器の伝送速度は、100Mbps以上
1Gbps以下であることが好ましい。また、光基地局
3の光送信器の伝送速度は1.25Gbps以上2.5
Gbps以下の範囲であることが好ましい。各端末デバ
イスの光送信器の伝送速度は156Mbps以上622
Mbps以下であることが更に好ましい。この程度の伝
送速度の光送信器を光通信システム1が備えれば、基地
局の光送信器の伝送速度は、端末デバイスの光送信器の
伝送速度と下りサービス多重度との積より大きくでき
る。故に、光通信システム1は、新たなサービスの追加
に対する余裕を備えている。また、下り波長成分λ
D 1は、上り波長成分λU 1〜λU nの各々よりも長波長であ
ることが好ましい。これらの波長を例示すれば、下り波
長成分λ D 1は1.48マイクロメートル以上1.70マ
イクロメートル以下の範囲にあることが好ましい。上り
波長成分λU 1〜λU nの各々は1.2マイクロメートル以
上1.4マイクロメートル以下の範囲にあることが好ま
しい。この波長帯域の光を発生する半導体レーザ素子の
入手は容易であり低コストにできる。さらに、下り波長
成分λD 1は1.55マイクロメートル波長帯にあること
が好ましい。1.55マイクロメートル波長帯の光デバ
イスによれば、ハイパワーの光源を構成できる。高い伝
送速度が実現できる。上り波長成分λU 1〜λU nは1.2
6マイクロメートル以上1.34マイクロメートル以下
の範囲にあることが好ましい。この波長帯域の光デバイ
スは低コストの光源を提供できる。上り信号の波長成分
は、この波長範囲において約10マイクロメートル間隔
で配置されていることが好ましい。これにより、CWD
M方式を採用できる。
【0030】注目すべきことは、図1に示される光通信
システム1は、既存のPONを利用しながら、引き続い
て説明する光基地局及び端末デバイスを既存の光基地局
及び端末デバイスと置き換えることにより得られること
である。つまり、光基地局及び端末デバイスの交換によ
り、全ての端末装置に共通な単一のサービスを提供する
既設の光ネットワーク(PON)を含む光通信システムを
複数のサービスを提供できる光通信システムにグレード
アップできるのである。
【0031】図2は、光通信システムにおける下り信号
の伝送を示す模式図である。光基地局3は、光基地局3
から各端末デバイス5a〜5fへ向いた下り方向に波長
成分λD 1を含む下り光信号SDOWNを送出する。下り光信
号SDOWNは、様々なサービスに対応するデータを含む。
下り光信号SDOWNは、1本の光ファイバを伝搬して光合
分波器9に到達して、光合分波器9によってm本の光フ
ァイバに分岐される。下り光信号SDOWNは、光ファイバ
を伝搬して端末デバイス5a〜5fの各々に供給され
る。
【0032】下り光信号SDOWNは、フレームFDを有す
る。フレームFDは、m個のスロット#1〜#mを含
む。スロット#1〜#mは、それぞれ、端末デバイス5
a〜5fに割り当てられており、端末デバイス5a〜5
f宛のデータを含む。端末デバイス5a〜5fの各々
は、各自のためのスロット#1〜#mからデータを取り
出す。スロット#1〜#mの各々は、端末デバイス5a
〜5fに割り当てられたラベルといった識別データ部L
labelを含む。ラベルは、例えば、送る信号の種類(イン
ターネット、CATV、VOD等)と、個々の端末デバ
イスを指定する暗号化されたデータとを含む。このよう
な方式を採用すると、加入者側の要求に基づき、サービ
スの種類と1スロットで送るデータ量などを局側で任意
に設定し、システムの伝送効率を最適化できる。
【0033】図3は、光通信システム1における上り信
号の伝送を示す模式図である。端末デバイス5a〜5f
の各々は、当該端末デバイスから基地局3へ向いた上り
方向に一または複数の波長成分λU 1〜λU nを含む上り光
信号SUPを送出する。光基地局3は、端末デバイス5a
〜5fの各々からの波長成分λU 1〜λU nを含む上り光信
号SUPを受ける。
【0034】上り光信号SUPは、フレームFUを有す
る。フレームFUは、m個の時間スロット#1〜#mを
含む。時間スロット#1〜#mは、それぞれ、端末デバ
イス5a〜5fに割り当てられており、端末デバイス5
a〜5fからのデータを含む。端末デバイス5a〜5f
の各々は、各自のための時間スロット#1〜#mに合わ
せてデータ光信号を光伝送路5に提供する。光合分波器
9は、端末デバイス5a〜5fからの光信号を合波し
て、上り光信号SUPを構成する。
【0035】(第2の実施の形態)
【0036】図4は、複数の端末デバイスと光通信を行
うための光基地局を示すブロック図である。光基地局3
は、光送受信器31を含む。光送受信器31は、光入出
力33と、WDMカプラ35と、光分波器37と、一群
の光受信器39と、受信信号処理部41と、光送信器4
3と、送信信号処理部45と、データ出力47、49、
51と、データ入力53、55、57とを備える。光送
受信器31は、光入出力33において光伝送路5に接続
されている。WDMカプラ35は、光入出力33と光学
的に結合された入出力ポート35aと、入力ポート35
bと、出力ポート35cとを有する。入力ポート35b
は、光送信器41からの下り光信号を受ける。WDMカ
プラ35は、入力ポート35bに受けた下り光信号を入
出力ポート35aに提供する。WDMカプラ35は、ま
た、入出力ポート35aに受けた上り光信号を出力ポー
ト35cに提供する。出力ポート35cは、光分波器3
7へ上り光信号を提供する。
【0037】まず、上り信号の経路に沿って、光送受信
器31を説明する。光分波器37は、WDMカプラ35
の出力ポート35cに光学的に結合された第1のポート
37aと、光受信器39a、39b、39cにそれぞれ
光学的に結合された第2のポート37b、37c、37
dとを有する。光分波器37は、複数の波長成分を含む
上り信号を第1のポート37aに受けて、第2のポート
37b〜37dに波長成分をそれぞれ分波する。
【0038】次いで、一群の光受信器39を説明する。
光受信器39a〜39cは、光分波器37において分波
された波長成分をそれぞれ受ける。引き続く説明は、波
長成分λu 1を受ける光受信器39aについて行われるけ
れども、波長成分λu 2、λu 3の光を受ける光受信器39
b、39cも光受信器39aと同様の構造を有する。光
受信器39aは、光信号入力39d及び電気信号出力3
9eを有しており、光学フィルタ59と、光電変換素子
61と、増幅器63と、信号処理回路65とを備える。
光学フィルタ59は、光分波器37の第2のポート37
bからの波長成分λu 1の光を選択的に透過すると共に、
波長成分λu 2、λu 3の光を阻止する光学スペクトルを有
する。光学フィルタ59を透過した波長成分λu 1の光
は、光電変換素子61に入射する。光電変換素子61
は、フォトダイオードといった半導体受光素子であり、
受光量に応じた電気信号を発生して、端子61aに提供
する。
【0039】増幅器63は、光電変換素子61の端子6
1aに接続された入力端子63aと出力端子63bと有
しており、入力端子63aに受けた電気信号を増幅し
て、増幅された信号を出力端子63bに提供する。
【0040】出力端子63bに提供される電気信号は、
図3に示されるようなフレームFUを有する。フレーム
Uは、m個の時間スロット#1〜#mを含む。時間ス
ロット#1〜#mは、それぞれ、端末デバイス5a〜5
fからの上り応答データを含んでいる。
【0041】信号処理回路65は、増幅器63の出力端
子63bに接続された入力端子65aと出力65b、6
5c、65dと有する。信号処理回路65は、下りサー
ビス毎に上り応答データを分別して、下りサービス毎に
割り当てられた出力端子65b、65c、65dに提供
する。例えば、CATVに関するデータ、VODに関す
るデータ及びインターネットのデータは、それぞれ、出
力65b、65c、65dに提供される。
【0042】この機能を実現するために、信号処理回路
65は、図5に示される機能ブロックを有する。図5を
参照すると、信号処理回路65は、各時間スロット#1
〜#mのデータ毎に上り応答の種類を調査して調査結果
を生成するためのデータ分類手段65eと、調査結果に
応じて上り応答データを下りサービス毎に分別して、端
末デバイス5a〜5fの関する属性データを含む分別応
答データを生成するための手段65fと、分別応答デー
タを下りサービス毎に割り当てられた出力に提供できる
ように分別応答データを配置するための手段65gとを
備える。
【0043】受信信号処理部41は、光受信器39aの
出力65b〜65d(同様に光受信器39b及び39c
の出力)からの信号を受ける入力41a〜41c(入力4
1d〜41f、出力41g〜41i)と、出力端子4
7、49、51とを有する。受信信号処理部41は、光
受信器39a〜39cそれぞれから提供される下りサー
ビス毎の分別データを、下りサービス毎に割り当てられ
た出力47、49、51にそれぞれ提供する。例えば、
インターネットのデータ、CATVに関するデータ及び
VODに関するデータは、出力47、49、51にそれ
ぞれ提供される。
【0044】引き続いて、下り信号の経路に沿って光基
地局31を説明する。光基地局3は、サービス提供装置
17、19、21にそれぞれ接続されたデータ入力5
3、55、57を有する。データ入力53、55、57
において受信されたデータは、例えば、インターネット
に関するデータ、CATVに関するデータ、VODに関
するデータである。
【0045】送信信号処理部45は、入力端子53、5
5、57において受信されたデータを受ける入力45
a、45b、45cと、多重化された電気信号を提供す
る出力45dとを有する。送信信号処理部45は、フレ
ームと、各フレーム内に設けられたスロットとを構成す
ると共に、入力45a、45b、45cに受けたデータ
をスロットにそれぞれ配置してラベル多重化された電気
信号を生成する。
【0046】この機能を実現するために、送信信号処理
部45は、図6に示されるように機能ブロックを有す
る。図6を参照すると、送信信号処理部45は、下りサ
ービス毎にフレームを割り当てるための割り当て手段4
5dと、入力45a〜45cに受けたデータの属性を調
査して調査結果を生成するための調査手段45eと、調
査結果(属性)に応じて当該データが配置されるべきフレ
ーム及びスロットを決定するための決定手段45fと、
決定されたフレーム及びスロットに当該データを配置し
て多重化データを生成するための配置手段45gとを備
える。
【0047】図7は、多重化されたデータ列を示す図面
である。送信信号処理部45は、多重化されたデータ列
信号Dを生成する。多重化されたデータ列は、時間軸に
沿って配置されたフレームF1、F2、FSを含む。各フ
レームは、CATV、VODおよびインターネットとい
った下りサービスに関連づけられることができる。ま
た、送信信号処理部45は、各フレーム内にスロット#
1〜#mの位置に所定のデータを配置する。スロットに
は、それぞれの端末デバイスに配信されるべきデータが
配置されることができる。
【0048】図4を参照して、光基地局3の光送受信器
31が、多重化されたデータ列信号Dを処理する手順を
説明する。多重化されたデータ列信号Dは、送信信号処
理部45から光送信器43に提供される。光送信器43
は、LDドライバといった駆動回路59と、半導体レー
ザ素子といった半導体発光素子61とを含む。データ列
信号Dは、駆動回路59の入力59aに提供される。駆
動回路59は、データ列信号Dに応じた駆動信号IDRV
を生成する。駆動信号IDRVは、駆動回路59の入力5
9bから半導体発光素子61の入力61aに提供され
る。半導体発光素子61は、駆動信号IDRVに応答して
光信号LOUTを生成する。半導体発光素子61の光出力
ポート61bは、WDMカプラ35の入力ポート35b
に光学的に結合されている。光信号LOUTは、半導体発
光素子61の光出力ポート61b及びWDMカプラ35
を介して光伝送路5へ提供される。必要な場合には、半
導体発光素子61とWDMカプラ35との間にアイソレ
ータ67及び光増幅器69を配置するようにしてもよ
い。光増幅器69により光信号LOUTを増幅すれば、P
ONといった光ネットワークにおいて端末デバイスの数
を増やすことができる。 (第3の実施の形態)
【0049】図8は、光基地局と光通信を行うための端
末デバイスを示すブロック図である。端末デバイス7
は、光伝送路5の一端に光学的に結合されている。端末
デバイス7は、光入出力71と、WDMカプラ73と、
光合波器75と、一群の光送信器77と、送信信号処理
部79と、光受信器81と、光フィルタ83と、データ
出力85、87、89と、データ入力91、93、95
とを備える。端末デバイス7は、光入出力71において
光伝送路5に接続されている。WDMカプラ73は、光
入出力71と光学的に結合された入出力ポート73a
と、入力ポート73bと、出力ポート73cとを有す
る。入力ポート73bは、一群の光送信器77からの上
り光信号を光合波器75を介して受ける。WDMカプラ
73は、入力ポート73bに受けた上り光信号を入出力
ポート73aに提供する。WDMカプラ73は、また、
入出力ポート73aに受けた上り光信号を出力ポート7
3cに提供する。
【0050】まず、下り信号の経路に沿って端末デバイ
ス7を説明する。光受信器81は、光電変換素子97、
増幅器99、及び受信信号処理部101を備えており、
光入力81aと電気信号出力端子81b〜81dとを有
する。光受信器81は、必要な場合には、光学フィルタ
83を介して下り信号を受けることができる。光学フィ
ルタ83は、WDMカプラ73出力73cからの波長成
分λを選択的に透過すると共に、上り波長成分を阻止す
る光学スペクトルを有する。光受信器81は、WDMカ
プラ73の光出力73cに光学的に結合され、光基地局
3からの光信号を受ける。波長成分λDの光は、光学フ
ィルタ83を透過し光電変換素子97に入射する。光電
変換素子97は、フォトダイオードといった半導体受光
素子であり、受光量に応じた電気信号を発生して、端子
97aに提供する。
【0051】増幅器99は、光電変換素子97の端子9
7aに接続された入力端子99aと出力端子99bと有
しており、入力端子99aに受けた電気信号を増幅し
て、増幅された信号を出力端子99bに提供する。出力
端子99bに提供される電気信号は、図7に示されるフ
レームFを有する。
【0052】受信信号処理回路101は、増幅器99の
出力端子99bに接続された入力端子101aと出力1
01b〜101dと有する。信号処理回路101は、増
幅器99からの信号を受けて、フレームと、フレーム内
のスロットの位置を決定する。また、信号処理部101
は、当該端末デバイス宛のデータを含むフレーム及びス
ロット内のデータを選択的に取り出して、受信信号デー
タ列を生成する。信号処理部101は、受信信号データ
列のデータを下りサービス毎にデータを分別して、下り
サービス毎に割り当てられた出力端子101b〜101
dに提供する。出力端子101b〜101dは、それぞ
れ、サービス端末装置103、105、107に接続さ
れている。例えば、インターネットのデータ、CATV
に関するデータ及びVODに関するデータは、出力10
1b〜101dにそれぞれ提供される。図8を参照する
と、出力101bには、パーソナルコンピュータシステ
ムといったサービス端末装置103が接続され、出力1
01cには、テレビジョン受像機といったサービス端末
装置105が接続され、出力101dには、VODセッ
トトップボックスといったサービス端末装置107が接
続されている。
【0053】この機能を実現するために、信号処理部1
01は、図9に示されるように機能ブロックを有する。
図9を参照すると、信号処理部101は、フレーム及び
スロット#1〜#mのロケーションを決定するための手
段101eと、当該端末デバイス宛のデータを含むフレ
ーム及びスロット内のデータを選択的に取り出すための
手段101fと、選択されたデータの種類を調査して調
査結果を生成するための手段101gと、調査結果(属
性)に応じて下りデータを下りサービス毎に分別するた
めの手段101hと、分別されたデータを下りサービス
毎に割り当てられた出力に提供するための手段101i
とを備える。
【0054】引き続いて、上り信号の経路に沿って端末
デバイス7を説明する。端末デバイス7は、サービス端
末装置103、105、107にそれぞれ接続されたデ
ータ入力91、93、95を有する。データ入力91、
93、95において受信されたデータは、例えば、イン
ターネットに関するデータ、CATVに関するデータ、
VODに関するデータである。
【0055】送信信号処理部79は、入力端子91にお
いて受信されたデータを入力79aにおいて受けて、こ
のデータが所定の時間スロットに配置されたバースト信
号列D1を生成する。送信信号処理部79は、バースト
信号列D1を出力端子79dに提供する。同様に、送信
信号処理部79は、入力79n、79cに受けたデータ
をそれぞれ所定の時間スロットに含むバースト信号列D
2、D3を出力端子79e、79fに提供する。これらの
バースト信号列D1〜D3は、光送信器77a〜77cに
それぞれ提供される。
【0056】この機能を実現するために、送信信号処理
部79は、図10に示されるように機能ブロックを有す
る。図10を参照すると、送信信号処理部79は、フレ
ームと該フレーム内の時間スロットとを下りサービス信
号に含まれるデータに基づいて決定するための手段79
gと、この決定に基づいて上りサービス毎に時間フレー
ムのロケーションを決定するための手段79hと、入力
に受けたデータを調査して調査結果を生成するための手
段79iと、この調査結果に応じて当該データが提供さ
れるべき光送信器を決定するための手段79jと、決定
されたフレーム及び時間スロットに当該バーストデータ
列を配置して上りデータ信号を生成するための手段79
kとを備える。
【0057】図8においては、一群の光送信器77は、
それぞれ異なる波長成分の光を発生する光送信器77
a、77b、77cを含むけれども、本システムにおけ
る端末デバイスは、希望する下りサービスの種類に応じ
て、該当する上りサービスに対応する波長成分を発生で
きる一又は複数の光送信器を含むことができる。各波長
成分の光は、光合波器77において合波される。引き続
く説明は、波長成分λu 1を発生する光送信器77aにつ
いて行われるけれども、波長成分λu 2、λu 3を発生する
光送信器77b、77cも光送信器77aと同様の構造
を有する。光送信器77aは、光信号出力77d及び電
気信号入力77eを有しており、LDドライバといった
駆動回路109と、半導体レーザ素子といった半導体発
光素子111とを備える。駆動回路109は、受けたバ
ースト信号列を駆動信号に変換する。半導体発光素子1
11は、駆動信号に応答して上りバースト光信号を発生
する。
【0058】光合波器75は、WDMカプラ73の入力
ポート73bに光学的に結合された第1のポート75a
と、光送信器77a、77b、77cにそれぞれ光学的
に結合された第2のポート75b、75c、75dとを
有する。光合波器75は、光送信器77a〜77cから
の上り光信号のそれぞれを第2のポート75b〜75d
に受けて、これらの波長成分を含む波長多重化信号を生
成する。波長多重化信号は第1のポート75aに提供さ
れる。
【0059】この端末デバイス7は、当該端末装置に割
り当てられた時間スロット(例えば#1)に1又は複数の
波長成分を含むバースト光信号を生成する。この信号
は、光伝送路5を伝搬して、光合分波器9に到達する。
光合分波器9は、すべての端末デバイス7からの光信号
を合波して、合波光信号は光基地局3に提供される。
【0060】図1に示された端末デバイス7a〜7fの
各々は、該端末デバイスが受ける下りサービスに対応し
た受信部及び送信部を備える。端末デバイスは、享受可
能な下りサービスの種類及び/又は当該端末デバイスの
ための下りスロットを規定するデータを格納するメモリ
といった記憶手段113を含むことができる。記憶手段
113は、フラグ値を記憶する一または複数の記憶要素
113a〜113cを備える。これらの記憶要素は、下
りサービス信号に応じて、手段101jによって書き換
えることができる。これにより、享受可能な下りサービ
スの種類を動的に変更できる。このシステムでは、上り
スロットの数及び下りスロットの数を変更すれば、接続
可能な端末装置の数を変更できると共に、この変更に対
応して、手段97mにより光送信器を切り替えて、当該
端末デバイスにおいて使用する上り波長成分を変更でき
る。
【0061】以上説明したように、本実施の形態の光通
信システムでは、下り光通信にラベルを用いた多重方式
を用いると共に上り光送信にTDMA方式を利用してい
るので、加入者側の要求に対応して、サービスの種類と
その伝送量を最適化して通信システムを運営できる。
【0062】好適な実施の形態において本発明の原理を
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更され得る
ことができることは、当業者によって認識される。例え
ば、本実施の形態では、単一の波長成分を含む下り光信
号を用いているけれども、複数の波長成分を含む下り光
信号を用いれば、下りスロットの最大値を越えて、端末
デバイスの数を増加できる。各波長成分は、同等のサー
ビス信号を含む。実施の形態のシステムは、下り光通信
にラベル多重方式を使用しているが、時間をスロットを
利用すれば下り光送信にTDM方式を利用できる。した
がって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る
全ての修正および変更に権利を請求する。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、新たなサービスを追加可能な光通信システム、及
びこの光通信システムに利用できる光基地局が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態の光通信システムを
示す模式図である。
【図2】図2は、光通信システムにおける下り信号の伝
送を示す模式図である。
【図3】図3は、光通信システムにおける上り信号の伝
送を示す模式図である。
【図4】図4は、複数の端末デバイスと光通信を行うた
めの光基地局を示すブロック図である。
【図5】図5は、光基地局の受信信号処理部を示す機能
ブロック図である。
【図6】図6は、光基地局の送信信号処理部を示す機能
ブロック図である。
【図7】図7は、多重化されたデータ列を示す図面であ
る。
【図8】図8は、光基地局と光通信を行う端末デバイス
を示す図面である。
【図9】図9は、端末デバイスの受信信号処理部を示す
機能ブロック図である。
【図10】図10は、端末デバイスの送信信号処理部を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光通信システム、3…光基地局、5…光伝送路、
7、7a、7b、7c…端末デバイス、9a〜9c…光
合分波器、11b、11c、11d…光ファイバ、15
…端末装置、17、19、21…サービス提供装置、2
3、25、27…通信回線、31…光送受信器、33…
光入出力、35…WDMカプラ、37…光分波器、39
…一群の光受信器、41…受信信号処理部、43…光送
信器、45…送信信号処理部、47、49、51…デー
タ出力、53、55、57…データ入力、71…光入出
力、73…WDMカプラ、75…光合波器、77、77
a、77b、77c…光送信器、79…送信信号処理
部、81…光受信器、83…受信信号処理部、85、8
7、89…データ出力、91、93、95…データ入力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 DA15 DB02 DB06 DB22 5K102 AA34 AA65 AB02 AD01 AD11 AH23 AL08 AL12 PC12 PH11 PH31 PH47 PH48 PH49 RD05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末と光通信を行うための光基地
    局であって、 複数の下りサービスを提供するためのデータを受ける入
    力、このデータを伝送する下り波長成分の光を含む下り
    光信号を発生する光源、及び前記光源からの光信号を光
    伝送路に提供するための出力を有する光送信器と、 複数の上りサービスにそれぞれ対応付けられた複数の上
    り波長成分の光を含む上り光信号を前記上り波長成分毎
    に分波するように設けられており、前記上り光信号を前
    記光伝送路から受けるように設けられた入力と各上り波
    長成分を提供する複数の出力とを有する光分波器と、 前記光分波器の出力の各々に光学的に結合され前記上り
    波長成分のうちの一波長成分の光を受ける光受信器とを
    備え、 前記下り波長成分及び前記複数の上り波長成分は互いに
    異なる、光基地局。
  2. 【請求項2】 前記光送信器は、前記複数の端末の各々
    に関連づけられたスロットに該端末に関連づけられたデ
    ータを配置する信号合成部を更に備える、請求項1に記
    載の光基地局。
  3. 【請求項3】 前記光送信器は、前記複数の下りサービ
    スのためのデータをそれぞれのフレームに配置する送信
    信号処理部を更に備える、請求項1に記載の光基地局。
  4. 【請求項4】 各光受信器は、前記複数の端末にそれぞ
    れ対応付けられた時間スロットを含む波長成分の光信号
    を受けるように設けられている、請求項2に記載の光基
    地局。
  5. 【請求項5】 各光受信器は、前記光分波器から光信号
    を受けて、電気信号を生成する受光素子と、 前記複数の端末にそれぞれ対応付けられた時間スロット
    に配置されたデータ信号を前記電気信号から生成する送
    信信号処理部とを備え、 当該光基地局は、前記光受信器の各々からのデータ信号
    を受けて前記下りサービス毎の信号を生成する受信信号
    処理部を更に備える、請求項2または請求項3に記載の
    光基地局。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の光基地
    局と、 各々が端末に光学的に結合可能なように設けられた複数
    の第1の端部、前記光基地局に光学的に結合された第2
    の端部、及び前記複数の第1の端部と前記第2の端部と
    の間に設けられた一または複数の光合分波器を有する光
    伝送路とを備える光通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項2または請求項3に記載の光基地
    局と、 各々が端末に光学的に結合可能なように設けられた複数
    の第1の端部、前記光基地局に光学的に結合された第2
    の端部、及び前記複数の第1の端部と前記第2の端部と
    の間に設けられた一または複数の光合分波器を有する光
    伝送路と前記光伝送路の第1の端部のうちの全て又はい
    くつかの端部にそれぞれ光学的に結合された複数の端末
    デバイスとを備え、 前記複数の端末デバイスの各々は、前記下り光信号を受
    けて電気信号を生成する受光素子及び前記電気信号の所
    定のスロット中のデータを取り出す送信信号処理部を有
    する光受信器と、前記複数の上り波長成分のうちの一ま
    たは複数の光信号を発生する光送信器とを有する、光通
    信システム。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5のいずれかに記
    載の光基地局と、 各々が端末に光学的に結合可能なように設けられた複数
    の第1の端部、前記基地局に光学的に結合された第2の
    端部、及び前記複数の第1の端部と前記第2の端部との
    間に設けられた一または複数の光合分波器を有する光伝
    送路と前記光伝送路の第1の端部のうちの全て又はいく
    つかの端部にそれぞれ光学的に結合された複数の端末デ
    バイスとを備え、 前記複数の端末デバイスの各々は、前記下り光信号を受
    ける光受信器と、前記複数の上り波長成分のうちの一共
    通波長成分の光を発生する第1の光源とを有しており当
    該端末デバイスに対応付けられた時間スロット中に光信
    号を送出する光送信器とを含み、 前記複数の端末デバイスのいくつかは、前記共通波長成
    分と異なる波長成分の光を発生する第2の光源とを有し
    ておりそれぞれの端末デバイスに対応付けられた時間ス
    ロット中に光信号を送出する光送信器とを含む、光通信
    システム。
  9. 【請求項9】 前記上り波長成分のうちの一波長成分
    は、バースト伝送用に割り当てられている、請求項7又
    は請求項8に記載の光通信システム。
  10. 【請求項10】 前記光基地局の光送信器の伝送速度
    は、前記端末デバイスの光送信器の伝送速度と下りサー
    ビス多重度との積より大きい、請求項7又は請求項8に
    記載の光通信システム。
  11. 【請求項11】 前記光基地局の光送信器の伝送速度
    は、1Gbps以上10Gbps以下の範囲であり、 前記端末デバイスの光送信器の伝送速度は、100Mb
    ps以上1Gbps以下である、請求項7又は請求項8
    に記載の光通信システム。
  12. 【請求項12】 前記光基地局の光送信器の伝送速度
    は、1.25Gbps以上2.5Gbps以下の範囲で
    あり、 前記端末デバイスの光送信器の伝送速度は、156Mb
    ps以上622Mbps以下である、請求項7又は請求
    項8に記載の光通信システム。
  13. 【請求項13】 前記下り波長成分は、前記上り波長成
    分の各々よりも長波長である、請求項7又は請求項8に
    記載の光通信システム。
  14. 【請求項14】 前記下り波長成分は、1.48マイク
    ロメートル以上1.70マイクロメートル以下の範囲に
    あり、 前記上り波長成分の各々は、1.2マイクロメートル以
    上1.4マイクロメートル以下の範囲にある、請求項7
    又は請求項8に記載の光通信システム。
  15. 【請求項15】 前記下り波長成分は、1.55マイク
    ロメートル波長帯にあり、 前記上り波長成分は、1.26マイクロメートル以上
    1.34マイクロメートル以下の範囲において約10マ
    イクロメートル間隔で配置されている、請求項7又は請
    求項8に記載の光通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229580A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Korea Electronics Telecommun 通信放送融合アクセスシステム及びその方法
WO2009060791A1 (ja) * 2007-11-08 2009-05-14 Qd Laser Inc. 光モジュール

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