JP2003318642A - 導波管スロットアレーアンテナ - Google Patents

導波管スロットアレーアンテナ

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JP2003318642A
JP2003318642A JP2002123374A JP2002123374A JP2003318642A JP 2003318642 A JP2003318642 A JP 2003318642A JP 2002123374 A JP2002123374 A JP 2002123374A JP 2002123374 A JP2002123374 A JP 2002123374A JP 2003318642 A JP2003318642 A JP 2003318642A
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Japan
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waveguide
array antenna
slot array
wall
radiation
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JP2002123374A
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English (en)
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Yohei Miura
庸平 三浦
Yasuhiro Kazama
保裕 風間
Makoto Ando
真 安藤
Yuichi Kimura
雄一 木村
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波管スロットアレーアンテナのベース体を
ダイキャストの製造方法により量産可能とすること。 【解決手段】 導波管スロットアレーアンテナのベース
体に設けられた給電導波路や放射用導波路等の溝状凹部
その他の凹部の側壁面を、底面に近づくにつれ凹部空間
が狭まって行くような傾斜をつけた形状にすることによ
り、このような形状をダイキャストによって製造する
際、溶融合金が固まった後に型を抜く際、容易に抜くこ
とができ、ベース体や型を破損することがなくなるの
で、ダイキャストの製造方法による製造が可能となり、
従来の機械加工に較べて量産が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にマイクロ波
帯、ミリ波帯において用いられる導波管スロットアレー
アンテナの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の導波管スロットアレーアン
テナの傾斜図を示す。(b)のベース体5には手前側の
縁に沿って溝状の給電導波路1が設けられ、この給電導
波路1から多数の溝状の放射用導波路3が延びている。
給電導波路1から各放射用導波路3へ連なる部分にはT
分岐部2が形成され、給電導波路1の、T分岐部2と反
対側の側壁には、各T分岐部2と対向するように誘導性
壁4が設けられている。このT分岐部2により、給電導
波路1を伝搬して来た電磁波が各放射用導波路3へ給電
されることになる。
【0003】(a)はスロット板9であり、このスロッ
ト板9を、取付穴8とベース体5の取付穴6とを合わせ
てベース体5にねじ等で取り付けたとき、放射用導波路
3に対応する位置に電磁波放射受波用のスロット7が列
状に設けられている。
【0004】図3は図2の(b)の一部拡大図である。
給電導波路1の途中に設けられた給電孔10の下方に導
波管が接続され或いは同軸導波管変換器が接続され、そ
の先に接続された送受信装置から送信電磁波が送られて
来て給電導波路1へ入り、そこから各放射用導波路3へ
分配され、スロット板9のスロット7から空間へ放射さ
れる。空間からの受波の場合は逆の流れになる。
【0005】従来、このような導波管スロットアレーア
ンテナのベース体5は、金属体(板)にドリルによる切
削により給電導波路1や放射用導波路3等の溝状凹部を
形成している。
【0006】図4は、ベース体5の一部分の図であり、
(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A′にお
ける断面図であり、(c)は(a)のB−B′における
断面図である。この(b)や(c)に示すような溝をド
リル切削により形成していく。
【0007】このようなドリル切削による機械加工は溝
の底面を平面にすることができるとともに側壁を平面に
対して垂直に形成できるので、通常の導波管と同様、断
面を正方形或いは矩形に形成できるが、本発明が対象と
するような導波管スロットアレーアンテナでは、放射用
導波路の数が多くなり加工工数が大きくなり量産には問
題がある。
【0008】そこで考えられるのが、ダイキャストによ
る製造である。これは溶融合金を型に流し込んで圧力を
加え鋳物を作る方法であるから、放射用導波路の数が多
くとも1回で成形し得るので機械加工に較べ、量産に適
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイキ
ャストによる製造の場合、図4の(b),(c)のよう
に溝側壁を底面に対して垂直に形成する型にすると溶融
合金が固まった後、型を抜くときに摩擦による抵抗が大
きくて抜きにくく、ベース体と型が破損するという問題
がある。
【0010】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み
て、導波路としての機能、特性を損なわず且つ、ダイキ
ャストによる製造において型が抜き易い、溝形状をした
ベース体を有する導波管スロットアレーアンテナを提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、本発明の第1の構成は、板状導電性部材の一面に
おいて、凹部として溝状に形成された給電導波路と、そ
の給電導波路からそれぞれT分岐部を経て連なる複数の
凹部としての溝状の放射用導波路とが設けられ、給電導
波路の、T分岐部と反対側の側壁には各T分岐部に対向
して誘導性壁が設けられたベース体に、各放射用導波路
に対応しその長手方向に沿って放射用スロットの列が設
けられたスロット板を密着させた導波管スロットアレー
アンテナにおいて、前記ベース体の給電導波路および放
射用導波路の側壁および端壁が、底面に近づくにつれ凹
部空間が狭まっていくような傾斜面となっていることを
特徴とする導波管スロットアレーアンテナである。
【0012】本発明の第2の構成は、前記第1の構成に
おいて、T分岐部の両側壁面およびそれより放射用導波
路の側壁へ連なる壁面が、底面に近づくにつれ凹部空間
が狭まっていくような傾斜面となっている導波管スロッ
トアレーアンテナである。
【0013】本発明の第3の構成は、前記第1又は第2
の構成において、誘導性壁の突出先端部の壁面が、底面
に近づくにつれ凹部空間が狭まっていくような傾斜面と
なっている導波管スロットアレーアンテナである。
【0014】本発明の第4の構成は、前記第1,第2又
は第3の構成において、誘導性壁の両側壁面が、底面に
近づくにつれ凹部空間が狭まっていくような傾斜面とな
っている導波管スロットアレーアンテナである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、断面方形
(正方形や矩形)の内壁の導波管或いは導波路において
は、断面内壁全周の長さが変わらない限り、側壁面が断
面で見てやや台形になるような傾斜をしていても管内波
長は変わらず、伝搬特性に実用上の差異がないことに着
眼し、給電導波路、放射用導波路その他ベース体に設け
られた凹部の側壁面を底面に近づくにつれ、凹部空間が
狭まって行くような傾斜をつけた形状にすることによ
り、このような形状をダイキャストによる製造方法によ
って製造する際、溶融合金が固まった後に型を抜く際、
容易に抜くことができ、ベース体や型を破損することが
なくなるというものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、図2で示される導波管スロットアレーア
ンテナに対し、本発明を適用した場合のベース体の一部
分を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の
A−A′における放射用導波路3の断面図、(c)は
(a)のB−B′における給電導波路1の断面図であ
る。(b)および(c)においては側壁が、底面に近づ
くにつれて放射用導波路3或いは給電導波路1の凹部空
間が狭まるような傾斜を有している。即ち、底面とのな
す角が鈍角となるような傾斜を有している。これを平面
図でみると傾斜面が上からわずか見えるため、各導波路
の縁が(a)のように2重線で示されることになる。
【0017】図1の(a)は、放射用導波路3の側壁、
給電導波路1の側壁、T分岐部2の側壁、T分岐部2の
側壁から放射用導波路3の側壁へ連なる面、誘導性壁4
の突出先端部の壁面、誘導性壁4の両側壁面のすべてが
傾斜させてある例を示したものであるが、なにも凹部の
すべての側面を傾斜させなければならないということで
はなく、要するに、流し込んだ溶融合金が固まった後、
型を容易に抜くことができればよいのであるから、放射
用導波路3および給電導波路1の側壁のみ傾斜面とする
場合、それに加えて更にT分岐部2の両側壁およびそれ
より放射用導波路3の側壁へ連なる壁面を傾斜させる場
合、更に誘導性壁4の突出先端部の壁面を傾斜させる場
合、更に誘導性壁4の両側壁面を傾斜させる等、種々の
実施例が考えられる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の導波管ス
ロットアレーアンテナはそのベース体に設けた凹状の導
波路等の側壁面を底面に近づくにつれ凹部空間が狭まっ
ていくような傾斜面、即ち、実施例の場合、底面とのな
す角が鈍角となるような傾斜面としたので、ベース体を
ダイキャストによる製造方法で製造しても溶融合金が固
まった後の型の引き抜きが、ベース体や型を破損するこ
となく容易に行うことができ、ダイキャストによる製造
方法の導入が可能となり、機械加工に較べて大量生産が
可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波管スロットアレーアンテナのベー
ス体の実施例の構造を示す図である。
【図2】従来の導波管スロットアレーアンテナの斜視図
である。
【図3】図2の(b)のベース体5の一部拡大図であ
る。
【図4】従来のベース体の一部平面図および、給電導波
路、放射用導波路の断面図である。
【符号の説明】
1 給電導波路 2 T分岐部 3 放射用導波路 4 誘導性壁 5 ベース体 6 取付穴 7 スロット 8 取付穴 9 スロット板 10 給電孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 庸平 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 風間 保裕 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 安藤 真 神奈川県川崎市幸区小倉1番地1−I− 312 (72)発明者 木村 雄一 埼玉県久喜市大字西548番地の4 Fターム(参考) 5J045 AB06 DA04 FA02 HA01 JA11 MA01 MA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状導電性部材の一面において、凹部と
    して溝状に形成された給電導波路と、その給電導波路か
    らそれぞれT分岐部を経て連なる複数の凹部としての溝
    状の放射用導波路とが設けられ、給電導波路の、T分岐
    部と反対側の側壁には各T分岐部に対向して誘導性壁が
    設けられたベース体に、各放射用導波路に対応しその長
    手方向に沿って放射用スロットの列が設けられたスロッ
    ト板を密着させた導波管スロットアレーアンテナにおい
    て、前記ベース体の給電導波路および放射用導波路の側
    壁および端壁が、底面に近づくにつれ凹部空間が狭まっ
    ていくような傾斜面となっていることを特徴とする導波
    管スロットアレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 T分岐部の両側壁面およびそれより放射
    用導波路の側壁へ連なる壁面が、底面に近づくにつれ凹
    部空間が狭まっていくような傾斜面となっている請求項
    1記載の導波管スロットアレーアンテナ。
  3. 【請求項3】 誘導性壁の突出先端部の壁面が、底面に
    近づくにつれ凹部空間が狭まっていくような傾斜面とな
    っている請求項1又は請求項2記載の導波管スロットア
    レーアンテナ。
  4. 【請求項4】 誘導性壁の両側壁面が、底面に近づくに
    つれ凹部空間が狭まっていくような傾斜面となっている
    請求項1,2又は3記載の導波管スロットアレーアンテ
    ナ。
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Cited By (4)

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