JP2003318248A - ウェハ容器 - Google Patents

ウェハ容器

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JP2003318248A
JP2003318248A JP2002118914A JP2002118914A JP2003318248A JP 2003318248 A JP2003318248 A JP 2003318248A JP 2002118914 A JP2002118914 A JP 2002118914A JP 2002118914 A JP2002118914 A JP 2002118914A JP 2003318248 A JP2003318248 A JP 2003318248A
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wafer
container
pitch
case
wafer container
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JP2002118914A
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English (en)
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Toyokazu Nakamura
豊和 中村
Kenji Murakami
賢二 村上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな保管スペースを要することなく、大き
さが一度に複数携行可能である携帯性良好なものであっ
て、標準的に使用されている運搬ケースとの間でのウェ
ハの移し替えが簡単に行なえるウェハ容器を提供する。 【解決手段】 1/4インチ(6.35mm)の収納ピ
ッチで互いの主面が対向するように配列して運搬ケース
に収納された複数の半導体ウェハ12を、容器本体13
内に移し替え収納して移送、保管するものであって、移
し替え収納時の主面が対向する方向の収納ピッチを前記
運搬ケースの収納ピッチの1/2である1/8インチ
(3.175mm)とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば円板状の半
導体ウェハを携行移送、保管等する際に好適するウェハ
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、半導体ウェハはウェハ製造
工場等でシリコン単結晶インゴットから所定厚さにスラ
イスされ、べべリング、ラッピングなどの所定加工が施
された後、運搬ケースに所定ピッチで互いの主面が対向
するように配列して収納され、半導体工場等に搬送され
る。そして、運搬ケースに収納された状態で保管され、
さらに保管された半導体ウェハは、運搬ケースに入れら
れた状態のまま工場内半導体装置工程に移送、投入され
る。
【0003】以下、従来技術を、図13に示す運搬ケー
スの概略の側面図及び図14に示すキャリアの上面図を
参照して説明する。
【0004】図13及び図14において、例えば直径2
00mmの半導体ウェハ用の運搬ケース1は、一般に2
5枚のウェハ2を1/4インチ(6.35mm)の所定
収納ピッチで互いの主面が対向するように配列して収納
するものが標準的に使用されている。そして、その具体
的構成は、次のようになっている。すなわち、運搬ケー
ス1は、ケース本体3の上部開口を蓋4で覆う箱形状を
なすもので、その横断面形状が正方形で、幅が270m
m、奥行が270mm、高さが250mmと大きなもの
となっており、内部にはキャリア5が着脱可能に設けら
れており、さらにキャリア5には支持溝6が6.35m
mのピッチで刻設されていて、25枚のウェハ2を互い
の主面が対向するようにして収納することができるよう
になっている。また重量も2.5kg程度の重いものと
なっている。
【0005】しかしながら上記のものでは、ケース寸法
が幅270mm×奥行270mm×高さ250mmと大
きなものとなっているため、運搬ケース1は、保管時大
きなスペースを占有し、ウェハ2を運搬ケース1に入れ
たまま保管するためには多くの収納スペースを要する収
納効率が低いものとなっている。また重量が2.5kg
と重いものであるため、人が携行移送する場合には重
く、またケース寸法が大きいために、一度に運べる数が
少なく、携帯性の面で劣るものとなっている。
【0006】また、収納ピッチを小さくしてケース寸法
を小さくし、収納効率を高くしようとしたり、携帯性が
よく一度に運べる数が増すようにしたりしたばあいに
は、運搬ケース1からのウェハ2の移し替えが、1枚ず
つバキュームピンセットや金属ピンセットで、疵付けた
り落としたりしないよう気を付けて取り上げるようにし
て行なわなければならず、注意を要し手間がかかるもの
となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
保管時には大きなスペースを占有することなく、また大
きさが一度に複数携行可能な大きさとなっていて携帯性
が良好であると共に、標準的に使用されている運搬ケー
スとの間でのウェハの移し替えが簡単に行なえるウェハ
容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のウェハ容器は、
所定ピッチで互いの主面が対向するように配列して運搬
ケースに収納された複数のウェハを、容器本体内に移し
替え収納して移送、保管するものであって、移し替え収
納時の主面が対向する方向の収納ピッチを前記運搬ケー
スの収納ピッチの1/m (但し、mは整数)としたこ
とを特徴とするものであり、また、所定ピッチで互いの
主面が対向するように配列して運搬ケースに収納された
複数のウェハを、容器本体内に移し替え収納して移送、
保管するものであって、移し替え収納時の主面が対向す
る方向の収納ピッチを前記運搬ケースの収納ピッチの1
/2としたことを特徴とするものであり、さらに、容器
本体の上部開口を、前記容器本体と同形状の蓋で覆うよ
うにしたことを特徴とするものであり、さらに、容器本
体内に、同形状をなす一対のウェハ支持部材を備えてい
ることを特徴とするものであり、さらに、容器本体及び
蓋を、透明材料で形成したことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図1乃
至図12を参照して説明する。図1は縦断面図であり、
図2は一部を断面にして示す側面図であり、図3は蓋を
開けた状態を示す上面図であり、図4はウェハ支持部材
のA矢視方向の部分平面図であり、図5はウェハ支持部
材の部分断面図であり、図6乃至図9は6.35mmピ
ッチ収納の運搬ケースから3.175mmピッチ収納の
ウェハ容器への半導体ウェハの移し替え工程を説明する
ための図で、図6は第1の工程を説明するための図であ
り、図7は第2の工程を説明するための図であり、図8
は第3の工程を説明するための図であり、図9は第4の
工程を説明するための図であり、図10乃至図12は変
形形態における運搬ケースからウェハ容器への半導体ウ
ェハの移し替え工程を説明するための図で、図10は第
1の工程を説明するための図であり、図11は第2の工
程を説明するための図であり、図12は第3の工程を説
明するための図である。なお、従来と同一部分には同一
符号を付して説明を省略し、従来と異なる本発明の構成
について説明する。
【0010】図1乃至図12において、ウェハ容器11
は、例えば直径200mmの半導体ウェハ12を携行移
送、保管するためのもので、容器本体13と、容器本体
13の上部開口を覆う蓋14と、容器本体13内に設け
られた一対のウェハ支持部材15で構成されている。な
お、容器本体13と蓋14とは、全く同形状をなすもの
となっている。
【0011】また、同形状の容器本体13と蓋14と
は、例えばポリカーボネート樹脂を成形して形成した透
明の略箱形状のもので、同一の成形金型によって成形し
得るもので、その横断面形状が長方形で、幅が235m
m、奥行が105mm、さらに高さが108mmとなっ
ている。また容器本体13と蓋14の内底部には、係合
溝16が容器本体13の横断面形状短手方向に刻設され
た一対の堤状係合部17が一体成形により形成されてお
り、さらに容器本体13と蓋14の略長方形状をなす開
口の短辺側の両内側壁部分には、それぞれ3本の係止ピ
ン18が先端部を開口方向に向け側壁に沿って立設する
よう同じく一体成形により形成されている。
【0012】また、容器本体13と蓋14は、開口の縁
端部分の内方側部位に、外方に突出する係合凸条部19
と係合凹条部20とが、開口の中心位置を回転中心とす
る2次の回転対称となるような位置に形成されている。
これにより、同形状の容器本体13に蓋14を、互いの
開口同士が縁端面を当接させるよう組み合わせた際に、
互いの係合凸条部19と係合凹条部20とが係合して、
容器本体13と蓋14が横方向に位置ずれすることな
く、開閉することができるようになっている。
【0013】また、容器本体13に設けられるウェハ支
持部材15は、半導体ウェハ12の円周に倣うように長
手方向に湾曲した長方形の板状のもので、その上部外面
側には、容器本体13の係止ピン18に係止孔21を嵌
め合わせて係止するための係止片22が突設されてい
る。また湾曲した内面側には、半導体ウェハ12の厚さ
より大寸法の溝幅を有する25本の長手方向の支持溝2
3が、図4にA矢視方向の部分平面図、図5に部分断面
図を示すように、従来標準的に用いられている1/4イ
ンチの収納ピッチの1/2である1/8インチ(3.1
75mm)の所定収納ピッチで刻設されている。
【0014】そしてウェハ支持部材15は、下端を容器
本体13内底部の堤状係合部17の係合溝16に係合さ
せ、また係止片22の係止孔21を容器本体13の係止
ピン18に嵌め合わせて係止することによって、支持溝
23を互いに向かい合わせるようにして容器本体13内
に取り付けられる。
【0015】このように構成することで、ウェハ容器1
1には、25枚の半導体ウェハ12が3.175mmの
収納ピッチで互いの主面が対向するようにして容器本体
13内に収納することができる。そして、蓋14で容器
本体13の開口上方を覆い、携行移送、保管することが
できる。ちなみに、ウェハ容器11は幅が105mm、
奥行が235mm、高さが216mmと、前述した従来
の運搬ケース1の幅で1/2.6、体積で約1/4とな
り、また重量も1/2.8となって、保管に要するスペ
ースも大幅に縮少でき、携行移送も容易な携帯性が向上
したものとなる。
【0016】また、上記のように構成した3.175m
mピッチ収納のウェハ容器11と、従来の6.35mm
ピッチ収納の運搬ケース1との間での半導体ウェハ12
の移し替えは、例えば移載装置25を用いて次のように
行なわれる。なお、移載装置25には、6.35mmピ
ッチで半導体ウェハ12が通過可能な幅を有するガイド
溝26と、溝間及び溝配列方向の一端側に位置決めスト
ッパ27が形成されており、さらにウェハ送出し部材2
8が設けられている。
【0017】そして、6.35mmピッチ収納の運搬ケ
ース1から3.175mmピッチ収納のウェハ容器11
への移し替えは、先ず図6に示す第1の工程で、半導体
ウェハ12を25枚収納した運搬ケース1を、移載装置
25のウェハ送出し部材28が設けられたガイド溝26
の片方側にセットし、空のウェハ容器11を溝配列方向
の他端側に片寄せた状態で、ガイド溝26の他方側にセ
ットする。これにより、運搬ケース1の25枚の半導体
ウェハ12はガイド溝26に臨むよう位置し、空のウェ
ハ容器11については支持溝23が1つ置きにガイド溝
26に臨むよう位置する。
【0018】次に、図7に示す第2の工程で、ウェハ送
出し部材28を作動させ、運搬ケース1の半導体ウェハ
12の約半分である13枚を押し出し、ガイド溝26を
介しガイド溝26に臨むウェハ容器11の支持溝23
に、1つ置きに収納する。
【0019】次に、図8に示す第3の工程で、ウェハ容
器11を溝配列方向の一端側に移動し、半導体ウェハ1
2が収納されていない空状態の支持溝23が、ガイド溝
26に臨むようセットする。なお、前の第2の工程で押
し出されなかった運搬ケース1の残り12枚の半導体ウ
ェハ12は、ガイド溝26に臨むよう位置したままの状
態にある。
【0020】次に、図9に示す第4の工程で、再びウェ
ハ送出し部材28を作動させ、運搬ケース1の残り12
枚の半導体ウェハ12を押し出し、ガイド溝26を介し
ガイド溝26に臨むウェハ容器11の空状態の支持溝2
3に収納し、全25枚の半導体ウェハ12の6.35m
mピッチ収納の運搬ケース1から、3.175mmピッ
チ収納のウェハ容器11への移し替えを完了する。
【0021】また、逆に3.175mmピッチ収納のウ
ェハ容器11から6.35mmピッチ収納の運搬ケース
1への半導体ウェハ12の移し替えは、図示しないが次
のようになる。
【0022】すなわち、第1の工程で、半導体ウェハ1
2を25枚収納したウェハ容器11を、移載装置25の
溝配列方向の他端側に片寄せた状態で、ガイド溝26の
他方側にセットし、空の運搬ケース1をガイド溝26の
片方側にセットする。これにより、ウェハ容器11の2
5枚の半導体ウェハ12のうち1つ置きに13枚がガイ
ド溝26に臨み、残り12枚が位置決めストッパ27に
臨むよう位置し、空の運搬ケース1の支持溝6がガイド
溝26に臨むよう位置する。
【0023】次に、第2の工程で、ウェハ容器11が上
方側、運搬ケース1が下方側となるように移載装置25
を含め全体を傾けると、ウェハ容器11中のガイド溝2
6に臨む13枚の半導体ウェハ12が転動し、ガイド溝
26を介して運搬ケース1の支持溝6のうち、溝配列方
向他端側の支持溝6に移動する。なお、ウェハ容器11
の12枚の半導体ウェハ12は、位置決めストッパ27
に遮られて転動せず、残ったままとなる。
【0024】次に、第3の工程で、ウェハ容器11を溝
配列方向の一端側に移動し、ウェハ容器11の支持溝2
3に1つ置きに残った12枚の半導体ウェハ12が、ガ
イド溝26に臨むようセットする。
【0025】次に、第4の工程で、再び第2の工程と同
様に、ウェハ容器11が上方側、運搬ケース1が下方側
となるように移載装置25を含め全体を傾けると、ウェ
ハ容器11中に残った12枚の半導体ウェハ12が転動
し、ガイド溝26を介して運搬ケース1の支持溝6の残
りの溝配列方向一端側の支持溝6に移動し、全25枚の
半導体ウェハ12の3.175mmピッチ収納のウェハ
容器11から、6.35mmピッチ収納の運搬ケース1
への移し替えを完了する。
【0026】以上の通り、標準的に使用されている従来
の6.35mmピッチで収納する運搬ケース1に対し、
ウェハ容器11を1/2のピッチである3.175mm
ピッチで収納するものとすることで、運搬ケース1から
ウェハ容器11へ、またウェハ容器11から運搬ケース
1への移し替えが容易に行なえることになる。この結
果、手間をかけずに携帯性良好なコンパクトなウェハ容
器11による携行移送を行なうことができ、また保管に
も大きなスペースを要さず、収納効率も向上する。
【0027】また、ウェハ容器11の容器本体13と蓋
14を同じ形状としているので、同一の成形金型で成形
でき、容器本体13に一対設けるウェハ支持部材15も
左右同形状であるため、成形品としては2種類しかな
く、成形金型の製作コストが軽減でき、部品管理も容易
なものとなる。さらに、容器本体13と蓋14を透明材
料で形成しているので、両者を同形状としても、ウェハ
支持部材15の有無、あるいは収納されている半導体ウ
ェハ12を視認することによって、ウェハ容器11の天
地を違えることがなく、取り扱い上での不具合発生を防
止することができる。
【0028】なお、上記の実施形態においては、25枚
の奇数の半導体ウェハ12を収納する場合について説明
したが、偶数枚の場合についても同様の効果を得ること
ができる。
【0029】また、上記の実施形態においては、運搬ケ
ース1に対し、ウェハ容器11を1/2のピッチで半導
体ウェハ12を収納するよう構成したが、1/m (但
し、mは整数)のピッチで構成した場合でも略同様の効
果を得ることができ、半導体ウェハ12を1枚ずつ移し
替えることなく、m回の操作で移し替えることができ
る。
【0030】すなわち、例えば半導体ウェハ12を所定
ピッチで12枚収納する運搬ケース1aに対し、その1
/3のピッチで同じく12枚の半導体ウェハ12を収納
する変形形態のウェハ容器11aを、その移し替え工程
を示す図10乃至図12により説明する。なお、半導体
ウェハ12の収納枚数、収納ピッチが上記実施形態と異
なる以外は同様の構成であるため、上記実施形態に対応
する部位については同符号にaを付して説明する。
【0031】先ず、運搬ケース1aから収納ピッチが1
/3のウェハ容器11aへの移し替えは、図10に示す
第1の工程で、半導体ウェハ12を12枚収納した運搬
ケース1aを、移載装置25aのガイド溝26aの片方
側にセットし、空のウェハ容器11aを、ガイド溝26
aの他方側第1のポジションZ1にセットする。これに
より、運搬ケース1aの12枚の半導体ウェハ12はガ
イド溝26aに臨むよう位置し、空のウェハ容器11a
については支持溝(図示せず)が2つ置きにガイド溝2
6aに臨むよう位置する。
【0032】続いて、図示しないウェハ送出し部材を作
動させ、運搬ケース1aの半導体ウェハ12の1/3で
ある4枚を押し出し、ガイド溝26aを介しガイド溝2
6aに臨むウェハ容器11aの支持溝に、2つ置きに収
納する。
【0033】次に、図11に示す第2の工程で、ウェハ
容器11aをガイド溝26aの他方側第2のポジション
Z2に移動し、半導体ウェハ12が収納されていない空
状態の支持溝の一部が、ガイド溝26aに臨むようセッ
トする。
【0034】続いて、再びウェハ送出し部材を作動さ
せ、運搬ケース1aの残り8枚のうち4枚の半導体ウェ
ハ12を押し出し、ガイド溝26aを介しガイド溝26
aに臨むウェハ容器11aの空状態の支持溝に収納す
る。
【0035】次に、図12に示す第3の工程で、ウェハ
容器11aをガイド溝26aの他方側第3のポジション
Z3に移動し、半導体ウェハ12が収納されていない空
状態の支持溝が、ガイド溝26aに臨むようセットす
る。
【0036】続いて、再びウェハ送出し部材を作動さ
せ、運搬ケース1aの残り4枚の半導体ウェハ12を押
し出し、ガイド溝26aを介しウェハ容器11の空状態
の支持溝に収納し、全12枚の半導体ウェハ12の運搬
ケース1aから、その1/3の収納ピッチのウェハ容器
11aへの移し替えを、3回の操作によって完了する。
【0037】また、逆にウェハ容器11aから運搬ケー
ス1aへの半導体ウェハ12の移し替えは、図示しない
が同様に次のようになる。
【0038】すなわち、第1の工程で、半導体ウェハ1
2を12枚収納したウェハ容器11aを、移載装置25
aのガイド溝26aの他方側第1のポジションZ1にセ
ットし、空の運搬ケース1aをガイド溝26aの片方側
にセットする。これにより、ウェハ容器11aの12枚
の半導体ウェハ12のうち2つ置きに4枚がガイド溝2
6aに臨み、残り8枚が位置決めストッパ27aに臨む
よう位置し、空の運搬ケース1の支持溝(図示せず)が
ガイド溝26aに臨むよう位置する。
【0039】続いて、ウェハ容器11aが上方側、運搬
ケース1aが下方側となるように移載装置25aを含め
全体を傾けると、ウェハ容器11a中のガイド溝26a
に臨む4枚の半導体ウェハ12が転動し、ガイド溝26
aを介して運搬ケース1の支持溝のうち、第1のポジシ
ョンZ1に対応する支持溝に移動する。なお、ウェハ容
器11aの8枚の半導体ウェハ12は、位置決めストッ
パ27aに遮られて転動せず、残ったままとなる。
【0040】次に、第2の工程で、ウェハ容器11aを
ガイド溝26aの他方側第2のポジションZ2に移動
し、第1の工程と同様にウェハ容器11aが上方側、運
搬ケース1aが下方側となるように移載装置25aを含
め全体を傾けると、ウェハ容器11a中のガイド溝26
aに臨む残り8枚のうちの4枚の半導体ウェハ12が転
動し、ガイド溝26aを介して運搬ケース1の支持溝の
うち、第2のポジションZ2に対応する支持溝に移動す
る。なお、ウェハ容器11aには、4枚の半導体ウェハ
12が位置決めストッパ27aに遮られて転動せず、残
ったままとなる。
【0041】次に、第3の工程で、ウェハ容器11aを
ガイド溝26aの他方側第3のポジションZ3に移動
し、前の工程と同様にウェハ容器11aが上方側、運搬
ケース1aが下方側となるように移載装置25aを含め
全体を傾けると、ウェハ容器11a中のガイド溝26a
に臨む残り4枚の半導体ウェハ12が転動し、ガイド溝
26aを介して運搬ケース1aの支持溝の第3のポジシ
ョンZ3に対応する支持溝に移動し、全12枚の半導体
ウェハ12のウェハ容器11aから、運搬ケース1aへ
の移し替えを、3回の操作によって完了する。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、保管時には大きなスペースを占有せず、また
大きさが一度に複数携行可能な大きさとなって携帯性が
良好であり、さらに標準的に使用されている運搬ケース
との間でのウェハの移し替えが手間をかけずに簡単に行
なえる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態における一部を断面にして
示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態における蓋を開けた状態を
示す上面図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるウェハ支持部材の
A矢視方向の部分平面図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるウェハ支持部材の
部分断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る運搬ケースからウェ
ハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の第1の工程を説明
するための図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る運搬ケースからウェ
ハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の第2の工程を説明
するための図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る運搬ケースからウェ
ハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の第3の工程を説明
するための図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る運搬ケースからウェ
ハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の第4の工程を説明
するための図である。
【図10】本発明の一実施形態おける変形形態に係る運
搬ケースからウェハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の
第1の工程を説明するための図である。
【図11】本発明の一実施形態おける変形形態に係る運
搬ケースからウェハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の
第2の工程を説明するための図である。
【図12】本発明の一実施形態おける変形形態に係る運
搬ケースからウェハ容器へ半導体ウェハ移し替える際の
第3の工程を説明するための図である。
【図13】従来技術における運搬ケースを示す概略の側
面図である。
【図14】従来技術におけるキャリアの上面図である。
【符号の説明】 12…半導体ウェハ 13…容器本体 14…蓋 15…ウェハ支持部材 23…支持溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E096 AA06 BA16 BB04 CA02 CA09 CB03 CC02 DA05 DA17 DA23 DA25 DB04 DB07 DB08 DC04 EA02X EA02Y FA09 FA10 FA26 FA27 FA30 FA40 GA05 GA07 GA13 5F031 CA02 DA08 EA02 EA06 EA12 FA01 FA03 FA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ピッチで互いの主面が対向するよう
    に配列して運搬ケースに収納された複数のウェハを、容
    器本体内に移し替え収納して移送、保管するものであっ
    て、移し替え収納時の主面が対向する方向の収納ピッチ
    を前記運搬ケースの収納ピッチの1/m (但し、mは
    整数)としたことを特徴とするウェハ容器。
  2. 【請求項2】 所定ピッチで互いの主面が対向するよう
    に配列して運搬ケースに収納された複数のウェハを、容
    器本体内に移し替え収納して移送、保管するものであっ
    て、移し替え収納時の主面が対向する方向の収納ピッチ
    を前記運搬ケースの収納ピッチの1/2としたことを特
    徴とするウェハ容器。
  3. 【請求項3】 容器本体の上部開口を、前記容器本体と
    同形状の蓋で覆うようにしたことを特徴とする請求項2
    記載のウェハ容器。
  4. 【請求項4】 容器本体内に、同形状をなす一対のウェ
    ハ支持部材を備えていることを特徴とする請求項2記載
    のウェハ容器。
  5. 【請求項5】 容器本体及び蓋を、透明材料で形成した
    ことを特徴とする請求項3記載のウェハ容器。
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