JP2003316908A - 個人情報流通サービスシステムおよび個人情報管理サーバ - Google Patents

個人情報流通サービスシステムおよび個人情報管理サーバ

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JP2003316908A
JP2003316908A JP2002126438A JP2002126438A JP2003316908A JP 2003316908 A JP2003316908 A JP 2003316908A JP 2002126438 A JP2002126438 A JP 2002126438A JP 2002126438 A JP2002126438 A JP 2002126438A JP 2003316908 A JP2003316908 A JP 2003316908A
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JP2002126438A
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Inventor
Daisuke Hamuro
大介 羽室
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に関わる多面的な個人情報を一元に管
理し、その個人情報を流通できるようにする。 【解決手段】 端末装置とサーバとの間で送受信される
パケットの受信を行う受信手段と、受信手段により受信
されたパケットに含まれ、サーバを識別する識別情報を
収集する情報収集手段と、この情報収集手段により収集
された識別情報を通信網を介して送信する送信手段とを
備えた利用者情報収集装置と、識別情報を通信網を介し
て受信する受信手段と、識別情報を履歴情報として蓄積
する情報データベースと、履歴情報を情報データベース
に記憶する履歴情報管理手段と、利用者の要求に応じ
て、情報データベースに記憶された履歴情報を、個人情
報として、提供する情報提供手段とを備えた個人情報管
理サーバとを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置、通信
網、および各種サーバからなるネットワークにおいて、
個人情報を収集、および個人情報を流通させるサービス
を提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信網、例えばインターネットを
介して、個人情報、例えば、性別、年齢、職業等の属
性、また、Webサーバの利用履歴などを収集する方法
としては、WWW(World Wide Web)のポータルサイ
トや企業のWebサーバを利用して、利用者に、性別、
年齢、職業等の属性を入力させ、入力された属性情報を
収集する方法や、WWWのポータルサイトやWebサー
バの利用履歴を、そのサイトが格納されているWebサ
ーバのログ等から収集する方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の個人情
報を収集する方法には、次のような問題があった。つま
り、従来の方法により収集できる個人情報は、利用者
が、性別、年齢、職業等の属性を入力する場合にアクセ
スしていたWWWのポータルサイトに対して入力された
個人情報、企業のWebサーバに対して入力された個人
情報、そのWebサーバを利用した履歴に限られる。そ
のため、他のサーバを利用した履歴、例えば、同業他社
のWebサーバにおいて、利用者が入力した個人情報や
利用履歴等の情報は収集することは不可能である。その
結果、従来の方法により、収集された個人情報は、利用
者の総体を表現する情報ではなく、一面的な情報とな
る。
【0004】また、利用者は、個人情報を入力する場合
に、その個人情報を入力したことによる直接の利益を考
慮するため、直接の利益が少ない場合には、積極的に個
人情報を入力することは少ない。その結果、収集された
個人情報は価値が低いものとなる。
【0005】上記の方法により収集された個人情報は分
析され、利用者に対してカスタマイズ化された情報とさ
れ、そのカスタマイズ化された情報は、サービスを提供
する場合に利用される。しかし、そのカスタマイズされ
た情報の元となる個人情報に含まれている情報の不足、
その個人情報の内容が一面的であるため、サービス提供
の目的に十分に利用することができなかった。
【0006】そこで、本発明は、前述した従来技術の問
題点や課題を解決するためになされたものであり、その
目的は、利用者に関わる多面的な個人情報で、利用者が
流通を許可した個人情報を、通信網、例えばインターネ
ットを介して、流通できるようにするとともに、その個
人情報を流通させることによる直接の利益を、その個人
情報の提供者である利用者が受けることができる個人情
報流通サービスシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明にかかる個人情報流通サービスシステムは、
端末装置とサーバとの間で送受信されるパケットの受信
を行う受信手段と、前記受信手段により受信された前記
パケットに含まれた前記サーバを識別する識別情報を収
集する情報収集手段と、この情報収集手段により収集さ
れた前記識別情報を通信網を介して送信する送信手段と
を備えた利用者情報収集装置と、前記識別情報を前記通
信網を介して受信する受信手段と、前記識別情報を履歴
情報として蓄積する情報データベースと、前記履歴情報
を前記情報データベースに記憶する履歴情報管理手段
と、利用者の要求に応じて、前記情報データベースに記
憶された前記履歴情報を、個人情報として、提供する情
報提供手段とを備えた個人情報管理サーバとを備えるこ
とを特徴とする。本発明によれば、端末装置とサーバと
の間で送受信されたパケットに含まれ、サーバを識別す
る識別情報を、個人情報管理サーバに一元的に収集で
き、さらに流通させることができる。
【0008】また、本発明にかかる個人情報流通サービ
スシステムは、端末装置の使用環境を計測する計測手段
と、前記使用環境の計測結果を送信する送信手段とを備
えたセンシング装置と、前記端末装置とサーバとの間で
送受信されるパケットおよび前記計測結果の受信を行う
受信手段と、前記受信手段により受信された前記パケッ
トに含まれ、前記サーバを識別する識別情報および前記
計測結果を収集する情報収集手段と、この情報収集手段
により収集された前記識別情報および前記計測結果を通
信網を介して送信する送信手段とを備えた利用者情報収
集装置と、前記識別情報および前記計測結果を前記通信
網を介して受信する受信手段と、前記識別情報および前
記計測結果を、履歴情報として、蓄積する情報データベ
ースと、前記履歴情報を、前記情報データベースに記憶
する履歴情報管理手段と、利用者の要求に応じて、前記
情報データベースに記憶された前記履歴情報を、個人情
報として、提供する情報提供手段とを備えた個人情報管
理サーバとを備えることを特徴とする。本発明によれ
ば、端末装置とサーバとの間で送受信されたパケットに
含まれ、サーバを識別する識別情報および端末装置の使
用環境の計測結果を、個人情報管理サーバに一元的に収
集でき、さらに流通させることができる。
【0009】さらに、個人情報管理サーバは、前記端末
装置の利用者の属性を示す属性情報を蓄積した前記情報
データベースに対して、前記属性情報の登録、照会、変
更、削除を行う属性情報管理手段を備え、前記情報提供
手段は、利用者の要求に応じて、前記情報データベース
に記憶された前記属性情報を、個人情報として、提供す
ることを特徴とする。本発明によれば、利用者の属性情
報を、個人情報管理サーバに一元的に蓄積でき、さら
に、登録、照会、変更、削除ができる。さらに、その属
性情報を、流通させることができる。
【0010】さらに、前記個人情報管理サーバは、利用
者毎に、前記情報データベースに記憶される前記属性情
報管理手段により登録される属性項目、前記情報データ
ベースに記憶された属性情報を集約する集約条件である
集約論理、前記個人情報の提供を行うサーバの種類を、
個人情報処理条件として記憶した個人情報処理条件デー
タベースと、前記情報データベースと前記個人情報処理
条件データベースとを参照し、前記集約論理にしたがっ
て、前記情報データベースに記憶された情報を前記利用
者毎に集約した個人情報集約情報を作成する個人情報集
約手段とを備え、前記情報提供手段は、利用者の要求に
応じて、前記個人情報集約情報を、個人情報として、提
供することを特徴とする。本発明によれば、前記情報デ
ータベースに記憶された情報を前記利用者毎に集約した
個人情報集約情報を、個人情報管理サーバにより一元的
に管理でき、さらに流通させることができる。
【0011】さらに、情報提供手段は、個人情報処理条
件データベースに記憶されている個人情報処理条件を、
利用者情報収集装置に送信し、情報収集手段は、個人情
報提供手段により送信された個人情報処理条件に基づい
て、受信手段により受信されたパケットから情報を収集
することを特徴とする。本発明によれば、利用者により
設定された個人情報処理条件を、利用者情報収集装置の
個人情報収集手段により収集される情報、収集条件など
に反映させることができる。
【0012】さらに、前記個人情報管理サーバから通信
網を介して、前記個人情報を前記サーバへ提供する場合
に課金を行う課金手段を備えたことを特徴とするさら
に、前記情報提供手段は、前記情報データベースを参照
し、提供できる個人情報の閲覧情報を作成し、その閲覧
情報を公開することを特徴とする。本発明によれば、情
報管理サーバに記憶されている個人情報のうち許可され
た情報を第3者に参照させることができる。
【0013】さらに、前記情報提供手段は、前記閲覧情
報を閲覧した一または複数のサーバから、その閲覧情報
に含まれる個人情報の購入の依頼を受けた場合に、前記
個人情報に対応する利用者に最大の利益が出るように、
その個人情報を販売するサーバを選択することを特徴と
する。本発明によれば、個人情報を、第3者へ販売でき
る。
【0014】さらに、前記情報提供手段は、前記利用者
に、個人情報の購入を依頼しているサーバへの販売の可
否を問い合わせることを特徴とする。本発明によれば、
利用者が販売相手を確認できる。
【0015】また、本発明にかかる個人情報管理サーバ
は、端末装置とサーバとの間で送受信されるパケットに
含まれた前記サーバを識別する識別情報を通信網を介し
て受信する受信手段と、前記識別情報を履歴情報として
蓄積する情報データベースと、前記履歴情報を前記情報
データベースに記憶する履歴情報管理手段と、利用者の
要求に応じて、前記情報データベースに記憶された履歴
情報を、個人情報として、提供する情報提供手段とを備
えたことを特徴とする。本発明によれば、端末装置とサ
ーバとの間で送受信されるパケットに含まれ、前記サー
バを識別する識別情報を、個人情報管理サーバに、一元
的に収集でき、さらに流通させることができる。
【0016】また、端末装置とサーバとの間で送受信さ
れるパケットに含まれた前記サーバを識別する識別情報
および前記端末装置の使用環境を計測した計測結果の受
信を行う受信手段と、前記識別情報および前記計測結果
を、履歴情報として、蓄積する情報データベースと、前
記履歴情報を前記情報データベースに記憶する履歴情報
管理手段と、利用者の要求に応じて、前記情報データベ
ースに記憶された前記履歴情報を、個人情報として、提
供する情報提供手段とを備えることを特徴とする。本発
明によれば、端末装置とサーバとの間で送受信されるパ
ケットに含まれ、前記サーバを識別する識別情報をおよ
び端末装置の使用環境の計測結果を、個人情報管理サー
バに一元的に収集でき、さらに流通させることができ
る。
【0017】さらに、前記端末装置の利用者の属性を示
す属性情報が蓄積された前記情報データベースに対し
て、前記属性情報の登録、照会、変更、削除を行う属性
情報管理手段を備え、前記情報提供手段は、利用者の要
求に応じて、前記情報データベースに記憶された前記属
性情報を、個人情報として、提供することを特徴とす
る。本発明によれば、利用者の属性情報を、個人情報管
理サーバに一元的に蓄積でき、さらに、登録、照会、変
更、削除ができる。さらに、その属性情報を、流通させ
ることができる。
【0018】さらに、利用者毎に、前記情報データベー
スに記憶される属性情報、前記情報データベースに記憶
された属性情報を集約する集約条件である集約論理、前
記個人情報の提供を行うサーバの種類を、個人情報処理
条件として記憶した個人情報処理条件データベースと、
前記情報データベースと、前記個人情報処理条件データ
ベースとを参照し、前記集約論理にしたがって、前記情
報データベースに記憶された情報を前記利用者毎に集約
した個人情報集約情報を作成する個人情報集約手段とを
備え、前記情報提供手段は、利用者の要求に応じて、前
記個人情報集約情報を、個人情報として、提供すること
を特徴とする。本発明によれば、前記情報データベース
に記憶された情報を前記利用者毎に集約した個人情報集
約情報を、個人情報管理サーバにより、一元的に管理で
き、さらに流通させることができる。
【0019】さらに、情報提供手段は、個人情報処理条
件データベースにされている個人情報処理条件を、利用
者情報収集装置に送信することを特徴とする。本発明に
よれば、利用者により設定された個人情報処理条件を、
利用者情報収集装置の個人情報収集手段により収集され
る情報、収集条件などに反映させることができる。
【0020】さらに、前記個人情報管理サーバから通信
網を介して、前記個人情報を前記サーバへ提供する場合
に課金を行う課金手段を備えたことを特徴とする。さら
に、前記情報提供手段は、前記情報データベースを参照
し、提供できる個人情報の閲覧情報を作成し、その閲覧
情報を公開することを特徴とする。本発明によれば、情
報管理サーバに記憶されている個人情報のうち許可され
た情報を第3者に参照させることができる。
【0021】さらに、前記情報提供手段は、前記閲覧情
報を閲覧した一または複数のサーバから、その閲覧情報
に含まれる個人情報の購入の依頼を受けた場合に、前記
個人情報に対応する利用者に最大の利益が出るように、
その個人情報を販売するサーバを選択することを特徴と
する。本発明によれば、個人情報を、第3者へ販売でき
る。
【0022】情報提供手段は、利用者に、個人情報の購
入を依頼しているサーバへの販売の可否を問い合わせる
ことを特徴とする。本発明によれば、利用者が販売相手
を確認できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態
を説明するための全図において、同一機能を有するもの
は同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0024】本実施の形態にかかる個人情報流通サービ
スシステムは、図1に示すように、利用者端末装置1
と、センシング装置2と、利用者情報収集装置3と、ア
クセス網4と、通信網5と、サーバ6と、サーバ7と、
個人情報管理サーバ8とにより、構成される。
【0025】利用者端末装置1は、通信部1−1と、制
御部1−2と、操作部1−3と、表示部1−4と、記憶
部1−5とを備える。通信部1−1は、パケット通信が
可能であり、アンテナおよび無線基地局(図示なし)を
介して、無線通信によってアクセス網4に接続される。
なお、無線基地局の代わりに、有線接続装置を介して、
有線通信によってアクセス網4または公衆接続網に接続
させるようにしても良い。制御部1−2は、例えば、プ
ログラムによる制御により、利用者端末装置1の各部を
統括して制御する。
【0026】操作部1−3は、例えばテンキーや各種機
能キーにより構成され、入力された使用者の要求や指示
を制御部1−2に入力する。表示部1−4は、例えば、
LCD等の表示装置により構成され、文字列等を表示す
る。記憶部1−5は、制御部1−2用のプログラム等を
格納し、制御部1−2との間で、データの入出力を行
う。また、利用者端末装置1は、電源部(図示なし)に
備えられた電池(図示なし)により動作する。
【0027】センシング装置2は、送信部2−1と、計
測部2−2とを備える。送信部2−1は、パケット通信
が可能であり、アンテナおよび無線基地局(図示なし)
を介して、無線通信によってアクセス網4に接続され
る。なお、無線基地局の代わりに、有線接続装置を介し
て、有線通信によってアクセス網4または公衆接続網に
接続させるようにしても良い。計測部2−2は、GPS
や温度測定装置等から構成され、端末装置の使用環境、
例えば位置、温度などを計測する。
【0028】利用者情報収集装置3は、送受信部3−
1、情報収集部3−2、記憶部3−3から構成される。
送信部3−1は、利用者端末装置1、センシング装置
2、後述するサーバ6、7、個人情報管理サーバ8から
送信された通信パケットをキャプチャ(捕獲)する。ま
た、キャプチャした通信パケットを所定の受信者に送信
する。情報収集部3−2は、送受信部3−1によりキャ
プチャされた情報から後述する収集情報条件に合致する
情報、例えば、送受信部3−1により受信されたパケッ
トに含まれ、送信元のサーバを識別する識別情報を収集
し、収集した識別情報を個人情報管理サーバ8へ送信す
る。
【0029】記憶部3−3は、利用者情報収集装置3と
接続されている装置毎に、収集情報、収集条件などの収
集情報条件を記憶する。情報収集条件としては、例えば
図2に示すように、利用者情報収集装置3に通信パケッ
トを送信する装置を対象とし、装置毎に収集する情報の
条件を設定する。例えば、利用者端末装置1に場合に
は、収集情報として使用しているプロトコル、URL、
IPアドレス等、その端末装置がアクセスしているサー
バを識別する情報、収集条件として常時収集、対象装置
がセンシング装置3の場合には、収集情報として温度、
収集条件として9時から17時である。また、この利用
者情報収集装置3は、異なる技術を用いた別のアクセス
網毎に用意された装置であってもよいが、異なる技術を
用いた別のアクセス網でも同様に使用可能な、ハイブリ
ッドである通信カードであることが望ましい。
【0030】また、利用者情報収集装置3は利用者端末
装置1の外付け装置ではなく、アクセス網4に接続され
ていてもよい。また、利用者端末装置1、および、セン
シング装置2との通信が利用者情報収集装置3で終端さ
れていて、アクセス網4および通信網5へルーティング
されていなくともよい。
【0031】アクセス網4は、特定の技術で構築された
ネットワークであり、ゲートウエイ(図示なし)を介し
て通信網5、例えばインターネットと相互接続してい
る。通信網5は、例えばインターネットであり、特定の
サービスを提供するサーバを接続する。
【0032】サーバA6、サーバB7は、それぞれ通信
部(図示なし)と、制御部(図示なし)と、検索部(図
示なし)と、コンテンツデータベース(図示なし)とに
より構成され、通信網5を介して特定のサービスの提供
を行う。通信部は、通信網5を介して、利用者端末装置
1および個人情報管理サーバ8と情報の送受信を行う。
制御部は、サーバの各部の制御を行う。検索部は、コン
テンツデータベースの中から指定されたコンテンツの検
索を行う。コンテンツデータベースは、様々なコンテン
ツが格納されているデータベースである。
【0033】個人情報管理サーバ8は、図3に示すよう
に、送受信部8−1、属性情報管理部8−2、履歴情報
管理部8−3、情報提供部8−4、個人情報処理条件管
理部8−5、個人情報集約部8−6、情報データベース
8−7、個人情報処理条件データベース8−8とから構
成され、利用者の個人情報等を管理する。送受信部8−
1は、通信網5を介して、利用者端末装置1、利用者情
報収集装置3、サーバA6、サーバB7と情報の送受信
を行う。属性情報管理部8−2は、情報データベース8
−7に対して、利用者端末装置1から入力された利用者
の属性情報、例えば性別、年齢の操作、例えば登録、照
会、変更、削除を行う。
【0034】履歴情報管理部8−3は、利用者情報収集
装置3から転送された識別情報を収集し、情報データベ
ース8−7に、履歴情報として、蓄積する。情報提供部
8−4は、情報データベース8−7に記憶された識別信
号、利用者端末装置1の使用環境の計測結果、利用者の
属性情報などの個人情報を、利用者の要求のしたがっ
て、各種操作を行い、提供する。また、個人情報集約部
8−6により作成された個人情報の集約情報の提供を行
う。また、個人情報処理条件データベースに記憶された
情報の提供を行う。
【0035】個人情報処理条件管理部8−5は、個人情
報処理条件データベースに対して、利用者端末装置1か
ら入力された利用者の個人情報処理条件、例えば収集項
目、集約論理、提供条件の操作、例えば登録、照会、変
更、削除を行う。個人情報集約部8−6は、情報データ
ベース8−7および個人情報処理条件8−8を参照し、
属性情報、履歴情報等を分析し、利用者の興味、地理的
な活動範囲等の新たな属性を生成する。情報データベー
ス8−7は、識別情報、利用者端末装置1の使用環境の
計測結果などの履歴情報、利用者の属性情報などの個人
情報等が記憶されているデータベースである。
【0036】個人情報処理条件データベース8−8は、
利用者端末装置1から入力された利用者の個人情報処理
条件、例えば収集項目、集約論理、提供条件等が記憶さ
れているデータベースである。個人情報処理条件として
は、例えば、図4に示すように、利用者毎に、利用者端
末装置1から入力される利用者の属性項目、センシング
装置2の計測部により計測される計測項目、情報データ
ベースに記憶された属性情報を取り出し、また集約する
条件を設定する集約論理、個人情報の提供を行うサーバ
の種類である。
【0037】図4によれば、利用者1の場合には、収集
項目として、氏名、年齢、位置情報、温度であり、集約
論理としては論理Aであり、提供条件としては、サーバ
Aである。また、利用者2の場合には、収集情報とし
て、氏名、年齢、位置情報、温度であり、集約論理とし
ては論理Bであり、提供条件としては、サーバA、サー
バBである。なお、図2に示した収集情報条件は、図4
の個人情報処理条件の部分集合である。
【0038】次に、本実施の形態1にかかる、個人情報
流通サービスシステムの動作シーケンスについて説明す
る。まず、利用者が、利用者端末装置1を使用して、イ
ンターネットの利用履歴を個人情報管理サーバ8へ転送
する場合を図5を参照して、説明する。利用者が、利用
者端末装置1を利用して、例えば無線基地局のアクセス
ポイントにダイアル接続する。その後、例えば、HTT
P(HyperText Transfer Protocol)により通信を行
い、あらかじめ定められたURL(Uniform Resource L
ocators)を指定することにより、利用者情報収集装置
3を経由し、アクセス網4および通信網5を介して、サ
ーバA6に備えられたコンテンツに接続要求を行うこと
によりアクセスし、そのWebページを参照する。
【0039】この場合、利用者情報収集装置3の送受信
部3−1は、利用者端末装置1から送信されたパケット
をキャプチャし、そのパケットを情報収集部3−2に入
力する。情報収集部3−2では、入力されたパケットに
含まれ、送信元のサーバを識別する識別信号を抽出し、
その抽出された情報が、記憶部3−3に記憶された収集
情報条件と比較して、収集情報の対象であると判断した
場合にはその識別情報を、個人情報管理サーバ8の履歴
情報管理部8−3に転送する。その識別情報を受信した
履歴情報収集部8−3は、その識別情報を情報データベ
ース8−7に、履歴情報として、蓄積する。例えば、図
2に示した収集条件においては、収集情報の対象である
プロトコル条件が個人情報管理サーバ8の履歴情報管理
部8−3に転送される。
【0040】サーバA6から、応答メッセージが、利用
者端末装置1に、例えばHTTPプロトコルにより送信
された場合においても、利用者情報収集装置3の送受信
部3−1はサーバ6から送信されたパケットをキャプチ
ャし、そのパケットを情報収集部3−2に入力する。情
報収集部3−2では、入力されたパケットに含まれ、送
信元のサーバを識別する識別信号を抽出し、その抽出さ
れた情報が、記憶部3−3に記憶された収集情報条件と
比較して、収集情報の対象であると判断した場合には、
その識別情報を、個人情報管理サーバ8の履歴情報管理
部8−3に転送する。識別情報を受信した履歴情報収集
部8−3は、その転送されてきた識別情報を、履歴情報
として、情報データベース8−7に蓄積する。
【0041】実施の形態1においては、プロトコルとし
て、HTTPを用いた場合について説明したが、他のプ
ロトコルを用いた場合においても、同様のシーケンスに
より、識別情報が、個人情報管理サーバ8の情報データ
ベース8−7に蓄積される。また、実施の形態1におい
ては、利用者端末装置1から送信されるパケットに含ま
れ送信元を識別する識別情報を個人情報データベース8
−7に蓄積する例を示したが、センシング装置2から、
使用環境の計測結果を、例えばbluetooth等の
近距離無線により、利用者情報収集装置3へ、送信され
た場合においても、同様のシーケンスにより、例えば温
度などの計測結果が、個人情報データベース8−7に蓄
積される。
【0042】次に、利用者端末装置1を操作して、情報
データベース8−7に対して、利用者の属性情報、例え
ば性別、年齢などの登録、個人情報の照会、変更、削除
を行うシーケンスについて、説明する。まず、登録操作
について、図6(a)を参照して、説明する。利用者
が、利用者端末装置1を操作して、例えば無線基地局の
アクセスポイントにダイアル接続する。その後、例え
ば、HTTPにより通信を行い、例えばあらかじめ定め
られたURLを指定することにより、利用者情報収集装
置3を経由し、アクセス網4および通信網5を介して、
個人情報管理サーバ8の属性情報管理部8−2にアクセ
スする。例えば、情報データベース8−7に属性情報の
操作を行うことができる属性情報管理コンテンツを備え
ておき、アクセスするようにしてもよい。
【0043】利用者は、属性情報管理コンテンツを参照
し、実施したい操作、例えば登録操作を指定し、登録内
容を記述し、属性情報操作要求として、HTTP等のプ
ロトコルを用いて、送出する。送出された属性情報操作
要求は、個人情報管理サーバ8の送受信部8−1で受信
され、送受信部8−1は、受信した個人情報操作要求
を、属性情報管理部8−2に入力する。属性情報管理部
8−2は、属性情報操作要求により指示された処理を行
い、処理が終了した旨を利用者端末装置1へ応答する。
例えば、属性情報管理部8−2は、情報データベース8
−7に属性情報を蓄積する。
【0044】次に、利用者端末装置1を用いて、情報デ
ータベース8−7に対して、照会、変更、削除を行うシ
ーケンスについて、図6(b)、(c)、(d)を参照
して、説明する。登録操作と同様に、利用者が、利用者
端末装置1を操作して、例えば無線基地局のアクセスポ
イントにダイアル接続する。その後、例えば、HTTP
により通信を行い、あらかじめ定められたURLを指定
することにより、利用者情報収集装置3を経由し、アク
セス網4および通信網5を介して、情報管理サーバ8の
属性情報管理部8−2にアクセスする。例えば、登録操
作と同様に、情報データベース8−7に属性情報の操作
を行うことができる属性情報管理コンテンツを備えてお
き、アクセスするようにしてもよい。
【0045】利用者は、属性情報管理コンテンツを参照
し、実施したい操作、例えば照会を行いたい場合には照
会操作および照会内容を指定し、変更を行いたい場合に
は変更操作および変更内容を指定し、削除を行いたい場
合には削除操作および削除内容を指定し、属性情報操作
要求として、HTTP等のプロトコルを用いて、送出す
る。送出された属性情報操作要求は、個人情報管理サー
バ8の送受信部8−1で受信され、送受信部8−1は、
受信した個人情報操作要求を、属性情報管理部8−2に
入力する。属性情報管理部8−2は、属性情報操作要求
により指示された処理を行い、処理が終了した旨を利用
者端末装置1へ応答する。この場合、照会操作の場合に
は、属性情報管理部8−2は、情報データベース8−7
を参照し、照会内容に該当する属性情報を応答する。変
更操作の場合には、属性情報管理部8−2は、情報デー
タベース8−7の変更内容に該当する属性情報を変更
し、変更が終了した旨を応答する。削除操作の場合に
は、属性情報管理部8−2は、情報データベース8−7
の削除内容に該当する情報を削除し、削除が終了した旨
を応答する。
【0046】属性情報管理部8−2を備えたことによ
り、利用者端末装置1を操作することにより、個人情報
管理サーバ8へ属性情報を直接登録でき、自動的に蓄積
されたインターネットの利用履歴に加えて、利用者によ
り、性別、年齢等の属性情報を情報データベースに蓄積
することができる。また、照会操作、変更操作、削除操
作を行えるため、利用者が提供を一旦了承した情報であ
っても、その後、提供を拒否、または、提供情報を変更
することができる。特に、個人情報集約部8−6は、情
報データベース8−7および個人情報処理条件8−8を
参照し、属性情報、履歴情報等を分析し、利用者の興
味、地理的な活動範囲等の新たな属性を生成するため、
生成した個人の嗜好等の情報については、履歴情報だけ
からは推測できない情報を含んでいる可能性がある。そ
のため、履歴情報の提供は許容される場合であっても、
履歴情報から個人情報集約部8−6により生成された新
たな属性の情報の提供は不許可にしたい場合があり、そ
の場合に、照会操作、変更操作、削除操作を行うことが
できる。
【0047】次に、個人情報処理条件、例えば、収集項
目、集約論理、提供条件等を、利用者が制御する場合に
ついて、図7を参照して説明する。利用者は、利用者端
末装置1を操作して、個人情報管理サーバ8の個人情報
処理条件管理部8−5に対して、設定したい個人情報処
理条件を付加して個人情報処理条件の設定要求を送出す
る。
【0048】個人情報処理条件管理部8−5は、個人情
報処理条件データベース8−8に、図4に示した形式で
個人情報処理条件を蓄積する。また、個人情報処理条件
の中から、利用者情報収集装置3に設定すべき収集情報
条件を抽出して、利用者情報収集装置3に対して、設定
要求を送出する。利用者情報収集装置3の情報収集部3
−2は、送出された収集情報条件を、図2に示した形式
で、記憶部3−3に保存するとともに、個人情報処理条
件管理部8−5へ設定が完了した旨を応答する。収集情
報条件の設定応答を受信した個人情報処理条件管理部8
−5は、利用者端末装置1に、個人情報処理条件の設定
が完了した旨を応答する。
【0049】次に、照会、変更、削除操作について、図
8(a)、(b)、(c)を参照して、説明する。属性
情報の照会操作、変更操作、削除操作と同様に、利用者
が、利用者端末装置1を操作して、例えば無線基地局の
アクセスポイントにダイアル接続する。その後、例え
ば、HTTPにより通信を行い、あらかじめ定められた
URLを指定することにより、利用者情報収集装置3を
経由し、アクセス網4および通信網5を介して、情報管
理サーバ8の個人情報処理条件管理部8−5にアクセス
する。例えば、個人情報処理条件データベース8−8
に、個人情報処理条件の操作を行うことができる個人情
報処理条件管理コンテンツを備えておき、アクセスする
要にしてもよい。
【0050】利用者は、個人情報処理条件管理コンテン
ツを参照し、実施したい操作、例えば照会を行いたい場
合には照会操作および照会内容を指定し、変更を行いた
い場合には変更操作および変更内容を指定し、削除を行
いたい場合には削除操作および削除内容を指定し、個人
情報処理条件操作要求として、HTTP等のプロトコル
を用いて、送出する。送出された個人情報処理条件操作
要求は、個人情報管理サーバ8の送受信部8−1で受信
され、送受信部8−1は、受信した個人情報処理条件操
作要求を、個人情報処理条件管理部8−5に入力する。
個人情報処理管理部8−5は、個人情報処理条件操作要
求により指示された処理を行い、処理が終了した旨を利
用者端末装置1へ応答する。この場合、照会操作の場合
には、個人情報処理条件管理部8−5は、個人情報処理
条件データベース8−8を参照し、照会内容に該当する
情報を応答する。変更操作の場合には、個人情報処理条
件管理部8−5は、個人情報処理条件データベース8−
8の変更内容に該当する情報を変更し、変更が終了した
旨を応答する。削除操作の場合には、個人情報処理条件
管理部8−5は、個人情報処理条件データベース8−8
の削除内容に該当する情報を削除し、削除が終了した旨
を応答する。
【0051】個人情報処理条件管理部8−5を備えたこ
とにより、利用者端末装置1を操作することにより、個
人情報管理サーバ8へ個人情報処理条件を直接設定でき
る。さらに、設定された個人情報処理条件を、自動的に
利用者情報収集装置3に反映させることができる。ま
た、照会操作、変更操作、削除操作を行うことができる
ことにより、利用者が一旦設定した個人情報処理条件で
あっても、その後、設定内容を確認し、また設定内容の
変更、削除をすることができる。
【0052】上記したように、実施の形態1において
は、利用者のインターネットの利用履歴のうち利用者が
収集を許可した履歴情報、利用者により直接登録された
属性情報、履歴情報および属性情報を元に利用者により
許可された集約論理を用い、分析することにより生成し
た個人情報集約情報を、個人情報管理サーバに一元的に
収集し、管理することができる。また、履歴情報、属性
情報、および個人情報集約情報は、利用者により、参
照、変更、削除を行うことができるため、第3者に送出
する情報の選択ができる。また、収集される情報の内容
等に関する許諾は、利用者自身が設定する個人情報処理
条件により管理され、また、その個人情報処理条件は、
利用者情報収集装置に適用され、情報が収集される。
【0053】次に、実施の形態2にかかる、個人情報流
通提供サービスシステムについて、説明する。実施の形
態2にかかる、個人情報流通サービスシステムは、実施
の形態1において説明した個人情報流通サービスシステ
ムを用いて収集され、管理されている個人情報を第3者
に提供、販売する方法である。
【0054】まず、利用者が、利用者端末装置1を操作
し、サービスの要求を送出し、そのサービスの要求をサ
ーバB7が受信した場合に、サーバB7がその利用者に
カスタマイズ化したサービスを提供するために、その利
用者の個人情報を取得する場合について、図9を参照し
て説明する。実施の形態2においては、Webページの
リダイレクト機能を使用する場合を例として説明する
が、異なる技術を用いて同様の機能を実現してもよい。
【0055】利用者が、利用者端末装置1を操作するこ
とにより、例えば無線基地局のアクセスポイントにダイ
アル接続する。その後、例えば、HTTPにより通信を
行い、あらかじめ定められたURLを指定することによ
り、利用者情報収集装置3を経由し、アクセス網4およ
び通信網5を介して、サーバB7に備えられたコンテン
ツに接続要求を行うことによりアクセスし、そのWeb
ページを参照する。
【0056】利用者は、Webページを参照し、サービ
スの要求を送出する。サーバB7はそのサービスの要求
を受信し、個人情報要求用HTML作成処理12を行
う。個人情報要求用HTML作成処理12では、個人情
報を収集するためのHTML(個人情報要求HTMLと
呼ぶ)の作成が行われ、サーバB7は、その個人情報要
求HTMLを、利用者端末装置1へ応答として送信す
る。個人情報要求HTMLには、サーバB7のサーバI
D(Identification)、認証・認可に必要な情報、取得
したい個人情報を識別する名前などが含まれ、さらに個
人情報管理サーバ8へのリダイレクトが指定されてい
る。
【0057】利用者端末装置1は、ブラウザーに備えら
れている転送機能により、その個人情報要求HTMLを
個人情報管理サーバ8へ転送する。個人情報管理サーバ
8の送受信部8−1は、転送されてきた個人情報要求に
付加されているサーバIDにより、認証・認可処理13
を行う。
【0058】例えば、認証処理は、複数のサーバの中か
ら情報データベース8に備えられている個人情報を提供
することができるサーバを、あらかじめ登録しておき、
個人情報要求を行ったサーバがその個人情報を提供する
ことができるサーバに該当するか否かを識別する方式に
より行われる。また、例えば、個人情報を提供すること
ができるサーバをあらかじめ登録する方式ではなく、第
3者認証機関により、認証された証明書を保持している
か否かにより、正当なサーバであるか否かを認証する、
例えばPKI(Public Key Infrastructure)モデル方
式により行ってもよい。
【0059】また、認可処理は、例えば、各利用者の個
人情報処理条件にしたがって行われる。例えば、図4の
個人情報処理条件において、利用者ID、提供条件を参
照すると、個人情報管理サーバ8は、個人情報要求HT
MLに含まれている取得したい個人情報を識別する名前
が利用者1であり、サーバIDがサーバA6の場合は認
可するが、サーバIDがサーバB7である場合には認可
しない。また、個人情報要求HTMLに含まれている取
得したい個人情報が利用者2である場合には、サーバI
DがサーバA6、サーバB7であっても認可する。
【0060】また、送受信部8−1と利用者端末装置1
の間で、認可に関する対話処理を行うことにより、認可
処理を行うようにしてもよい。また、認可処理により、
認可された全てのサーバに対して、同一情報を提供する
ようにしてもよいし、サーバ毎に提供される情報が異な
るようにしてもよい。
【0061】認証・認可処理13が終了し、情報提供が
許可された場合、送受信部8−1は個人情報管理サーバ
8へアクセスするためのHTML(アクセスチケットと
呼ぶ)の作成要求の信号を情報提供部8−4に入力す
る。情報提供部8−4は、アクセスチケット作成要求の
信号により、アクセスチケット作成処理14を行う。ア
クセスチケット作成処理14では、アクセスチケットの
作成が行われ、情報提供部8−4は、そのアクセスチケ
ットを、利用者端末装置1へ応答として送信する。アク
セスチケットにはサーバB7のサーバID、提供可能な
個人情報の氏名、アクセスチケットの有効期限などが含
まれ、さらにサーバB7へのリダイレクトが指定され、
暗号化され送信される。応答を受けた利用者端末装置1
は、ブラウザーに備えられている転送機能により、その
アクセスチケットをサーバB7へ転送する。
【0062】サーバB7は、アクセスチケットを用い
て、個人情報管理サーバ8に対して、個人情報要求を行
う。個人情報管理サーバ8の送受信部8−1は、暗号化
されたアクセスチケットを復号化することにより、個人
情報要求元のサーバが正当なサーバであるか否かを確認
し、アクセスチケットに付加されているサーバIDによ
り、認証・認可処理15を行う。個人情報要求HTML
の場合と同様に、例えば、認証処理は、複数のサーバの
中から情報データベース8に備えられている個人情報を
提供することができるサーバを、あらかじめ登録してお
き、個人情報要求を行ったサーバがその個人情報を提供
することができるサーバに該当するか否かを識別する方
式により、行われる。また、例えば、個人情報を提供す
ることができるサーバをあらかじめ登録する方式ではな
く、第3者認証機関により、認証された証明書を保持し
ているか否かにより、正当なサーバであるか否かを認証
する、例えばPKIモデル方式により行ってもよい。
【0063】また、認可処理も、個人情報要求HTML
の場合と同様に、例えば、各利用者の個人情報処理条件
にしたがって行われる。また、認可処理により、認可さ
れた全てのサーバに対して、同一情報を提供するように
してもよいし、サーバ毎に提供される情報が異なるよう
にしてもよい。
【0064】認証・認可処理15が終了し、情報提供が
許可された場合、情報提供部8−4は、アクセスチケッ
トに含まれている提供可能な個人情報の氏名を用いて、
情報データベース8−7を検索することにより個人情報
検索処理16が行われる。ここで、必要に応じて課金処
理17が行われ、指定された個人情報の氏名に該当する
個人情報をサーバB7に送信する。なお、課金される額
は、予め既定されていても良いし、上記シーケンスの中
でサーバB7と情報提供部8−4との間で決定するよう
にしてもよい。
【0065】サーバB7は、取得した個人情報を用い
て、利用者にカスタマイズしたサービスを、利用者端末
装置1に提供する。課金処理17により課金された個人
情報の料金は、サーバB7の運営者から、個人情報管理
サーバ8の運営者を経由して、利用者端末装置1の利用
者へ支払われる。実施の形態2によれば、個人情報管理
サーバ8で一元的に管理されている個人情報を、利用者
に許可された第3者に提供、販売することができる。
【0066】次に、実施の形態3にかかる、個人情報流
通サービスシステムについて、図10を参照して、説明
する。実施の形態3にかかる、個人情報流通サービスシ
ステムは、実施の形態1において説明した個人情報流通
サービスシステムを用いて収集され、管理されている個
人情報を、サーバに提供、販売する個人情報流通サービ
スシステムである。
【0067】まず、個人情報管理サーバ8の情報提供部
8−4は、閲覧情報の作成を行う(閲覧情報作成処理1
8)。閲覧情報作成処理18では、情報データベース8
−7に記憶された個人情報のうち提供可能な個人情報を
公開する閲覧情報の作成が、個人情報処理条件に基づき
行われる。閲覧情報には、属性情報に基づいて、性別、
年齢等の最低限の情報が含まれる。第3者は、この閲覧
情報を閲覧することにより、個人情報の要不要の判断が
できる。個人情報提供部8−4は、作成した閲覧情報を
公開する。
【0068】サーバB7は、個人情報管理サーバ8にア
クセスし、公開された閲覧情報を照会するための要求
(閲覧情報照会要求)を行い、閲覧情報の照会を行う。
サーバB7は、閲覧情報を参照し、閲覧情報中に表示さ
れている利用者のうち、個人情報の取得を希望する利用
者を指定し、個人情報の購入依頼要求を情報提供部8−
4へ要求する。個人情報の購入依頼要求を受信した個人
情報管理データベース8は、その受信部8−1におい
て、依頼を受け付けたことを示す購入依頼応答をサーバ
B7へ応答するとともに、情報提供部8−4に対して、
購入依頼通知を作成する旨の要求信号を入力する。情報
提供部8−4は、購入依頼通知を作成する旨の要求信号
の入力により、購入依頼通知の作成を行い、購入を希望
された利用者の利用者端末装置1に対して、送信する。
購入依頼通知には、例えば、サーバB7ヘのアクセス可
能なURLが記載されている。なお、購入依頼通知は、
eメールであってもよい。
【0069】購入依頼通知を受信した利用者は、利用者
端末装置1を操作することにより、例えば無線基地局の
アクセスポイントにダイアル接続する。その後、サーバ
B7に、例えば、HTTPにより、通信を行い、購入依
頼通知に記載されたURLを指定することにより、利用
者情報収集装置3を経由し、アクセス網4および通信網
5を介して、サーバB7のコンテンツに接続要求を行う
ことによりアクセスし、そのWebページを参照する。
【0070】利用者は、Webページを参照し、個人情
報の販売の可否の判断を行う。個人情報の販売許可の指
示が行われた場合には、実施の形態2と同様のシーケン
スにより、サーバB7は個人情報要求用HTML作成処
理12を行う。実施の形態2と同様に、個人情報要求用
HTML作成処理12では、個人情報を収集するための
HTML(個人情報要求HTMLと呼ぶ)の作成が行わ
れ、サーバB7は、その個人情報要求HTMLを、利用
者端末装置1へ応答として送信する。
【0071】利用者端末装置1は、ブラウザーに備えら
れている転送機能により、その個人情報要求HTMLを
個人情報管理サーバ8へ転送する。個人情報管理サーバ
8の送受信部8−1は、転送されてきた個人情報要求に
付加されているサーバIDにより、認証・認可処理13
を行う。
【0072】認証・認可処理13が終了し、情報提供が
許可された場合、送受信部8−1は個人情報管理サーバ
8へアクセスするためのHTML(アクセスチケットと
呼ぶ)の作成要求の信号を情報提供部8−4に入力す
る。情報提供部8−4は、アクセスチケット作成要求の
信号により、アクセスチケット作成処理14を行う。ア
クセスチケット作成処理14では、アクセスチケットの
作成が行われ、情報提供部8−4は、そのアクセスチケ
ットを、利用者端末装置1へ応答として、暗号化して、
送信する。
【0073】応答を受けた利用者端末装置1は、ブラウ
ザーに備えられている転送機能により、そのアクセスチ
ケットをサーバB7へ転送する。サーバB7は、アクセ
スチケットを用いて、個人情報管理サーバ8に対して、
個人情報要求を行う。個人情報管理サーバ8の送受信部
8−1は、暗号化されたアクセスチケットの復号化を行
うことにより、個人情報要求元のサーバが正当なサーバ
であるか否かを確認し、アクセスチケットに付加されて
いるサーバIDにより、認証・認可処理15を行う。ま
た、認可処理も、個人情報要求HTMLの場合と同様
に、例えば、各利用者の個人情報処理条件にしたがって
行われる。
【0074】認証・認可処理15が終了し、情報提供が
許可された場合、情報提供部8−4は、アクセスチケッ
トに含まれている提供可能な個人情報の氏名を用いて、
情報データベース8−7を検索することにより個人情報
検索処理16が行われる。ここで、必要に応じて課金処
理17が行われ、指定された個人情報の氏名に該当する
個人情報をサーバB7に送信する。なお、課金される額
は、予め既定されていても良いし、上記シーケンスの中
でサーバB7と情報提供部8−4との間で決定するよう
にしてもよい。
【0075】サーバB7は、取得した個人情報を用い
て、利用者にカスタマイズしたサービスを、利用者端末
装置1に提供する。課金処理17により課金された個人
情報の料金は、サーバB7の運営者から、個人情報管理
サーバ8の運営者を経由して、利用者端末装置1の利用
者へ支払われる。実施の形態3によれば、個人情報管理
サーバ8で一元的に管理されている個人情報を、利用者
に許可されたサーバに、提供、販売することができる。
【0076】次に、実施の形態4にかかる、個人情報流
通サービスシステムについて、図11を参照して、説明
する。実施の形態4にかかる、個人情報流通サービスシ
ステムは、実施の形態1において説明した個人情報流通
サービスシステムを用いて収集され、管理されている個
人情報を、入札を行うことにより、複数のサーバから最
大の価格をつけたサーバへ、提供・販売する個人情報流
通サービスシステムである。
【0077】実施の形態3と同様に、個人情報管理サー
バ8の情報提供部8−4は、閲覧情報の作成を行う(閲
覧情報作成処理18)。閲覧情報作成処理18では、情
報データベース8−7に記憶された個人情報のうち提供
可能な個人情報を公開する閲覧情報の作成が、個人情報
処理条件に基づき行われる。閲覧情報には、属性情報に
基づいて、性別、年齢等の最低限の情報が含まれる。第
3者は、この閲覧情報を閲覧することにより、個人情報
の要不要の判断ができる。個人情報提供部8−4は、作
成した閲覧情報を公開する。
【0078】サーバA6は、個人情報管理サーバ8にア
クセスし、閲覧情報照会要求を行い、閲覧情報の照会を
行う。サーバA6は、閲覧情報を参照し、閲覧情報中に
表示されている利用者のうち、個人情報の取得を希望す
る利用者および購入金額等の購入条件を指定し、個人情
報の購入依頼要求を情報提供部8−4へ要求する。個人
情報の購入依頼要求を受信した個人情報管理データベー
ス8は、その受信部8−1において、依頼を受け付けた
ことを示す購入依頼応答をサーバA6へ応答する。
【0079】同様に、サーバB7は、閲覧情報を参照
し、閲覧情報中に表示されている利用者のうち、個人情
報の取得を希望する利用者および購入金額等の購入条件
を指定し、個人情報の購入依頼要求を情報提供部8−4
へ要求する。個人情報の購入依頼要求を受信した個人情
報管理データベース8は、その受信部8−1において、
依頼を受け付けたことを示す購入依頼応答をサーバB7
へ応答する。
【0080】購入依頼要求を受け付ける一定期間の経過
後、情報提供部8−4は、サーバA6が個人情報の取得
を希望する利用者とサーバB7が個人情報の取得を希望
する利用者が同じである場合に、販売先を決定する販売
先決定処理19を行う。販売先決定処理19では、サー
バA6、サーバB7から提示された購入条件を比較し、
利用者にとって最大の利益となるサーバ、例えば高い購
入金額を指定してきたサーバに販売することを決定す
る。販売先が決定すると、例えば、サーバB7へ購入依
頼通知の作成を行い、送信する。購入依頼通知には、実
施の形態3と同様に、サーバB7にアクセス可能なUR
Lが記載されている。
【0081】実施の形態4においては、販売先決定処理
19において決定される販売先を、利用者にとって最大
の利益となるサーバとする例について説明したが、種々
の条件を設定し、その条件によって決定するようにして
もよい。
【0082】購入依頼通知を受信した利用者は、利用者
端末装置1を操作することにより、例えば無線基地局の
アクセスポイントにダイアル接続する。その後、サーバ
B7に、例えばHTTPにより、通信を行い、購入依頼
通知に記載されたURLを指定することにより、利用者
情報収集装置2を経由し、アクセス網4および通信網5
を介して、サーバB7のコンテンツに接続要求を行うこ
とによりアクセスし、そのWebページを参照する。
【0083】利用者は、Webページを参照し、個人情
報の販売の可否の判断を行う。個人情報の販売許可の指
示が行われた場合には、実施の形態2と同様のシーケン
スにより、サーバB7は個人情報要求用HTML作成処
理12を行う。実施の形態2と同様に、個人情報要求用
HTML作成処理12では、個人情報を収集するための
HTML(個人情報要求HTMLと呼ぶ)の作成が行わ
れ、サーバB7は、その個人情報要求HTMLを、利用
者端末装置1へ応答として送信する。
【0084】利用者端末装置1は、ブラウザーに備えら
れている転送機能により、その個人情報要求HTMLを
個人情報管理サーバ8へ転送する。個人情報管理サーバ
8の送受信部8−1は、転送されてきた個人情報要求に
付加されているサーバIDにより、認証・認可処理13
を行う。
【0085】認証・認可処理13が終了し、情報提供が
許可された場合、送受信部8−1は個人情報管理サーバ
8へアクセスするためのHTML(アクセスチケットと
呼ぶ)の作成要求の信号を情報提供部8−4に入力す
る。情報提供部8−4は、アクセスチケット作成要求の
信号により、アクセスチケット作成処理14を行う。
【0086】アクセスチケット作成処理14では、アク
セスチケットの作成が行われ、情報提供部8−4は、そ
のアクセスチケットを、利用者端末装置1へ応答とし
て、暗号化して、送信する。応答を受けた利用者端末装
置1は、ブラウザーに備えられている転送機能により、
そのアクセスチケットをサーバB7へ転送する。サーバ
B7は、アクセスチケットを用いて、個人情報管理サー
バ8に対して、個人情報要求を行う。個人情報管理サー
バ8の送受信部8−1は、暗号化されたアクセスチケッ
トの複合化を行うことにより、個人情報要求元のサーバ
が正当なサーバであるか否かを確認し、アクセスチケッ
トに付加されているサーバIDにより、認証・認可処理
15を行う。また、認可処理も、個人情報要求HTML
の場合と同様に、例えば、各利用者の個人情報処理条件
にしたがって行われる。
【0087】認証・認可処理15が終了し、情報提供が
許可された場合、情報提供部8−4は、アクセスチケッ
トに含まれている提供可能な個人情報の氏名を用いて、
情報データベース8−7を検索することにより個人情報
検索処理16が行われる。ここで、必要に応じて課金処
理17が行われ、指定された個人情報の氏名に該当する
個人情報をサーバB7に送信する。なお、課金される額
は、予め既定されていても良いし、上記シーケンスの中
でサーバB7と情報提供部8−4との間で決定するよう
にしてもよい。
【0088】サーバB7は、取得した個人情報を用い
て、利用者にカスタマイズしたサービスを、利用者端末
装置1に提供する。課金処理17により課金された個人
情報の料金は、サーバB7の運営者から、個人情報管理
サーバ8の運営者を経由して、利用者端末装置1の利用
者へ支払われる。実施の形態4によれば、個人情報管理
サーバ8で一元的に管理されている個人情報を、複数の
サーバから選択され、かつ利用者に許可されたサーバに
提供、販売することができる。
【0089】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】本発明の個人情報流通サービスシステム
によれば、利用者収集装置を備えたことにより、インタ
ーネット利用者のWebサーバの履歴情報、端末装置の
使用環境の計測結果等の個人情報を収集できる。さら
に、個人情報管理サーバを備えたことにより、利用者収
集装置により収集された情報および端末装置から入力さ
れた属性情報を一元的に管理でき、さらに、サービスシ
ステムの利用者、個人情報を入力した利用者の双方に個
人情報を提供できる。また、個人情報管理サーバに、情
報提供部を備えたことにより、利用者が許可した第3者
へ、利用者の個人情報の提供、販売ができ、個人情報を
流通させることによる直接の利益を利用者に与えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムの概略構成図である。
【図2】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムにおける収集情報条件を説明するための図であ
る。
【図3】 実施の形態にかかる個人情報管理サーバを説
明するためのブロック図である。
【図4】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムにおける個人情報処理条件を説明するための図で
ある。
【図5】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムにおけるインターネットの使用履歴を個人情報管
理サーバへ転送するシーケンスを説明するための図であ
る。
【図6】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムにおける属性情報の登録・照会・変更・削除のシ
ーケンスを説明するための図である。
【図7】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムにおける個人情報処理条件を設定するシーケンス
を説明するための図である。
【図8】 実施の形態にかかる個人情報流通サービスシ
ステムにおける個人情報処理条件の照会・変更・削除の
シーケンスを説明するための図である。
【図9】 実施の形態2にかかる個人情報流通サービス
システムにおける個人情報の販売のシーケンスを説明す
るための図である。
【図10】 本実施の形態3にかかる個人情報流通サー
ビスシステムにおける個人情報の販売のシーケンスを説
明するための図である。
【図11】 本実施の形態4にかかる個人情報流通サー
ビスシステムにおける個人情報の販売のシーケンスを説
明するための図である。
【符号の説明】
1…利用者端末装置、1−1…通信部、1−2…制御
部、1−3…操作部、1−4…表示部、1−5…記憶
部、2…センシング装置、2−1…送信部、1−2…計
測部、3…利用者情報収集装置、3−1…送受信部、3
−2…情報収集部、3−3…記憶部、4…アクセス網、
5…通信網、6…サーバA、7…サーバB、8…個人情
報管理サーバ、8−1…送受信部、8−2…属性情報管
理部、8−3…履歴情報管理部、8−4…情報提供部、
8−5…個人情報処理条件管理部、8−6…個人情報集
約部、8−7…情報データベース、8−8…個人情報処
理条件データベース。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置とサーバとの間で送受信される
    パケットの受信を行う受信手段と、前記受信手段により
    受信された前記パケットに含まれ、前記サーバを識別す
    る識別情報を収集する情報収集手段と、この情報収集手
    段により収集された前記識別情報を通信網を介して送信
    する送信手段とを備えた利用者情報収集装置と、 前記識別情報を前記通信網を介して受信する受信手段
    と、前記識別情報を履歴情報として蓄積する情報データ
    ベースと、前記履歴情報を前記情報データベースに記憶
    する履歴情報管理手段と、利用者の要求に応じて、前記
    情報データベースに記憶された前記履歴情報を、個人情
    報として、提供する情報提供手段とを備えた個人情報管
    理サーバとを備えることを特徴とする個人情報流通サー
    ビスシステム。
  2. 【請求項2】 端末装置の使用環境を計測する計測手段
    と、前記使用環境の計測結果を送信する送信手段とを備
    えたセンシング装置と、 前記端末装置とサーバとの間で送受信されるパケットお
    よび前記計測結果の受信を行う受信手段と、前記受信手
    段により受信された前記パケットに含まれ、前記サーバ
    を識別する識別情報および前記計測結果を収集する情報
    収集手段と、この情報収集手段により収集された前記識
    別情報および前記計測結果を通信網を介して送信する送
    信手段とを備えた利用者情報収集装置と、 前記識別情報および前記計測結果を前記通信網を介して
    受信する受信手段と、前記識別情報および前記計測結果
    を、履歴情報として、蓄積する情報データベースと、前
    記履歴情報を、前記情報データベースに記憶する履歴情
    報管理手段と、利用者の要求に応じて、前記情報データ
    ベースに記憶された前記履歴情報を、個人情報として、
    提供する情報提供手段とを備えた個人情報管理サーバ
    と、 を備えることを特徴とする個人情報流通サービスシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の個人情報流通
    サービスシステムにおいて、 前記情報データベースは、さらに前記端末装置の利用者
    の属性を示す属性情報を蓄積し、前記個人情報管理サー
    バは、前記情報データベースに対して、前記属性情報の
    登録、照会、変更、削除を行う属性情報管理手段を備
    え、 前記情報提供手段は、利用者の要求に応じて、前記情報
    データベースに記憶された前記属性情報を、個人情報と
    して、提供することを特徴とする個人情報流通サービス
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の個人情報流通サービス
    システムにおいて、 前記個人情報管理サーバは、利用者毎に、前記情報デー
    タベースに記憶される前記属性情報管理手段により登録
    される属性項目、前記情報データベースに記憶された属
    性情報を集約する集約条件である集約論理、前記個人情
    報の提供を行うサーバの種類を、個人情報処理条件とし
    て記憶した個人情報処理条件データベースと、 前記情報データベースと前記個人情報処理条件データベ
    ースとを参照し、前記集約論理にしたがって、前記情報
    データベースに記憶された情報を前記利用者毎に集約し
    た個人情報集約情報を作成する個人情報集約手段と、 を備え、 前記情報提供手段は、利用者の要求に応じて、前記個人
    情報集約情報を、個人情報として、提供することを特徴
    とする個人情報流通サービスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の個人情報流通サービス
    システムにおいて、 さらに、前記情報提供手段は、前記個人情報処理条件デ
    ータベースに記憶されている前記個人情報処理条件を、
    前記利用者情報収集装置に送信し、 前記情報収集手段は、前記個人情報提供手段により送信
    された前記個人情報処理条件に基づいて、前記受信手段
    により受信された前記パケットから情報を収集すること
    を特徴とする個人情報流通サービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の個人情報流通サービスシステムにおいて、 前記個人情報管理サーバから通信網を介して、前記個人
    情報を前記サーバへ提供する場合に課金を行う課金手段
    を備えたことを特徴とする個人情報流通サービスシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の個人情報流通サービスシステムにおいて、 前記情報提供手段は、前記情報データベースを参照し、
    提供できる個人情報の閲覧情報を作成し、その閲覧情報
    を公開することを特徴とする個人情報流通サービスシス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の個人情報流通サービス
    システムにおいて、 前記情報提供手段は、前記閲覧情報を閲覧した一または
    複数のサーバから、その閲覧情報に含まれる個人情報の
    購入の依頼を受けた場合に、前記個人情報に対応する利
    用者に最大の利益が出るように、その個人情報を販売す
    るサーバを選択することを特徴とする個人情報流通サー
    ビスシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の個人情報流通サービス
    システムにおいて、 前記情報提供手段は、前記利用者に、個人情報の購入を
    依頼しているサーバへの販売の可否を問い合わせること
    を特徴とする個人情報流通サービスシステム。
  10. 【請求項10】 端末装置とサーバとの間で送受信され
    るパケットに含まれた前記サーバを識別する識別情報を
    通信網を介して受信する受信手段と、 前記識別情報を履歴情報として蓄積する情報データベー
    スと、 前記履歴情報を前記情報データベースに記憶する履歴情
    報管理手段と、 利用者の要求に応じて、前記情報データベースに記憶さ
    れた履歴情報を、個人情報として、提供する情報提供手
    段と、 を備えたことを特徴とする個人情報管理サーバ。
  11. 【請求項11】 端末装置とサーバとの間で送受信され
    るパケットに含まれた前記サーバを識別する識別情報お
    よび前記端末装置の使用環境を計測した計測結果の受信
    を行う受信手段と、 前記識別情報および前記計測結果を、履歴情報として、
    蓄積する情報データベースと、 前記履歴情報を前記情報データベースに記憶する履歴情
    報管理手段と、 利用者の要求に応じて、前記情報データベースに記憶さ
    れた前記履歴情報を、個人情報として、提供する情報提
    供手段と、 を備えることを特徴とする個人情報管理サーバ。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の個人情
    報管理サーバにおいて、 前記端末装置の利用者の属性を示す属性情報が蓄積され
    た前記情報データベースに対して、前記属性情報の登
    録、照会、変更、削除を行う属性情報管理手段を備え、 前記情報提供手段は、利用者の要求に応じて、前記情報
    データベースに記憶された前記属性情報を、個人情報と
    して、提供することを特徴とする個人情報管理サーバ。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし12のいずれか1項
    に記載の個人情報管理サーバにおいて、 利用者毎に、前記情報データベースに記憶される属性情
    報、前記情報データベースに記憶された属性情報を集約
    する集約条件である集約論理、前記個人情報の提供を行
    うサーバの種類を、個人情報処理条件として記憶した個
    人情報処理条件データベースと、 前記情報データベースと、前記個人情報処理条件データ
    ベースとを参照し、前記集約論理にしたがって、前記情
    報データベースに記憶された情報を前記利用者毎に集約
    した個人情報集約情報を作成する個人情報集約手段と、 を備え、 前記情報提供手段は、利用者の要求に応じて、前記個人
    情報集約情報を、個人情報として、提供することを特徴
    とする個人情報管理サーバ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の個人情報管理サー
    バにおいて、 さらに、前記情報提供手段は、前記個人情報処理条件デ
    ータベースに記憶されている前記個人情報処理条件を、
    前記利用者情報収集装置に送信することを特徴とする個
    人情報管理サーバ。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし14のいずれか1項
    に記載の個人情報流通サービスシステムにおいて、 前記個人情報管理サーバから通信網を介して、前記個人
    情報を前記サーバへ提供する場合に課金を行う課金手段
    を備えたことを特徴とする個人情報管理サーバ。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし15のいずれか1項
    に記載の個人情報管理サーバにおいて、 前記情報提供手段は、前記情報データベースを参照し、
    提供できる個人情報の閲覧情報を作成し、その閲覧情報
    を公開することを特徴とする個人情報管理サーバ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の個人情報管理サー
    バにおいて、 前記情報提供手段は、前記閲覧情報を閲覧した一または
    複数のサーバから、その閲覧情報に含まれる個人情報の
    購入の依頼を受けた場合に、前記個人情報に対応する利
    用者に最大の利益が出るように、その個人情報を販売す
    るサーバを選択することを特徴とする個人情報管理サー
    バ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の個人情報管理サー
    バにおいて、 前記情報提供手段は、前記利用者に、個人情報の購入を
    依頼しているサーバへの販売の可否を問い合わせること
    を特徴とする個人情報管理サーバ。
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