JP2003315702A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP2003315702A
JP2003315702A JP2002121426A JP2002121426A JP2003315702A JP 2003315702 A JP2003315702 A JP 2003315702A JP 2002121426 A JP2002121426 A JP 2002121426A JP 2002121426 A JP2002121426 A JP 2002121426A JP 2003315702 A JP2003315702 A JP 2003315702A
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Japan
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optical
optical waveguide
optical fiber
drive
face
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JP2002121426A
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English (en)
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Yuichi Uchida
雄一 内田
Makoto Nishimura
真 西村
Nobuyuki Asahi
信行 朝日
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力側の光導波路を平行に配置することがで
きると共にスイッチを切替えても損失が増大することの
ないコンパクトな光スイッチを提供する。 【解決手段】 入力側の可動光導波路と、可動光導波路
の端面とその端面を対向させて設置した出力側の光導波
路と、可動光導波路の端面を駆動して光導波路の端面と
の対向状態を切替える切替手段とを備えて成る光スイッ
チにおいて、可動光導波路を光ファイバ10で形成する
と共に、前記切替手段として、光ファイバ10を側方か
ら挟む対向位置に該光ファイバ10の軸方向に伸縮自在
の駆動部1,2を接合させて駆動ブロックAとし、同様
駆動部3,4を接合させて駆動ブロックBとし、これら
駆動ブロックA,Bを光ファイバの軸方向に隣接して備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光スイッチにおい
て入力側の光ファイバと出力側の光導波路を外部信号制
御により任意に切替える為の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】機械式の光スイッチにおける切替えの方
式は大きく二つに分けられる。一つは入出力側の光導波
路を直接駆動して切替える方式であり、もう一つは入出
力側の光導波路を固定してその間にミラーやプリズム等
の光学素子を挿入し、この光学素子を駆動して切替える
方式である。そして光スイッチの特性上いずれの方式で
あっても、駆動距離が少なくて切替時間が短いことが望
ましく、また、特性で重要となるカップリング損失を抑
制する為に入力側と出力側の光導波路の精密な位置決め
が不可欠となる。
【0003】図13(a)、(b)には、従来の直接駆
動により切替える方式の光スイッチとして例えば特開昭
54−28160号公報に記載のものを示している。こ
の光スイッチは入力側の可動光導波路70を直接駆動し
てスイッチを切替える方式であり、電歪材料71を有す
る駆動部72により入力側の可動光導波路70の端面に
一平面内での反り変位を生じさせることで、出力側の複
数の光導波路73との端面の対向状態を切替えるように
なっている。これによれば駆動距離が少なくて済み切替
時間を短くすることができるものの、上記のように入力
側の可動光導波路70を反らせて端面を変位させること
から、出力側の複数の光導波路73を放射状に配置しな
くてはならず、セッティングが困難であることに加えて
光スイッチを小型化できないといった問題があった。
【0004】というのも、通常は複数の光導波路73を
有する光スイッチを形成する為に元々等ピッチで平行に
束ねられたファイバアレイを利用することが多く、これ
をわざわざ放射状に配置することは非常に手間のかかる
作業であると同時に光スイッチ自体の大型化を招いてし
まうのである。これに対して、ファイバアレイを平行に
配置して出力側の光導波路73とすれば上記問題を解消
できるものの、この場合は入力側の可動光導波路70の
反り変位が大きいほど出力側の光導波路73との光軸の
傾きが大きくなってカップリング損失(入力側の可動光
導波路70から出力側の光導波路73に光が導波する時
の光損失)が増大し、端面の各対向状態毎にカップリン
グ損失が変化して均一性が保持されないといった問題が
生じてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、出力側の光導波路を平行に配
置することができると共にスイッチを切替えても損失が
増大することのないコンパクトな光スイッチを提供する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明を、入力側の可動光導波路と、可動光導波路の
端面とその端面を対向させて設置した出力側の光導波路
と、可動光導波路の端面を駆動して光導波路の端面との
対向状態を切替える切替手段とを備えて成る光スイッチ
において、可動光導波路を光ファイバで形成すると共
に、前記切替手段として、光ファイバを側方から挟む対
向位置に該光ファイバの軸方向に伸縮自在の駆動部を接
合させて1組の駆動ブロックとし、前記駆動ブロックを
光ファイバの軸方向に隣接して複数組備えたことを特徴
としたものとする。このようにすることで、駆動部の伸
縮により隣接する複数の駆動ブロックの全体を略S字状
に屈曲させることができ、これにより入力側の可動光導
波路の端面を光軸が傾かない状態で変位させることがで
きる。そして、入力側の可動光導波路が平行に複数配設
された出力側の光導波路のいずれと対向状態にあっても
カップリング損失が抑制されるので、等ピッチで平行に
束ねられたファイバアレイを利用して出力側の光導波路
を形成することができ、組立作業が簡単になると共に、
光スイッチ自体も小型化される。
【0007】また、駆動部の伸縮量を印加電圧により調
節自在とすることも好ましく、このようにすることで、
印加電圧によって精密な調芯を行うことができる。
【0008】また、出力側の光導波路を一方向にN個
(Nは2以上の整数)配列させると共に、一対の駆動部
から成る駆動ブロックを少なくともN−1組備えること
も好ましく、このようにすることで、駆動部への電圧印
加のオンオフの組み合わせを切替えるだけで入力側の可
動光導波路の端面を自在に変位させることができ、容易
に且つ高速で制御可能な光スイッチとなる。
【0009】また、駆動ブロックを、光ファイバを異な
る方向から挟む2対以上の駆動部により形成することも
好ましく、このようにすることで、入力側の可動光導波
路の端面を2以上の方向に自在に変位させることがで
き、出力側の光導波路をマトリクス状に配列した場合で
あっても対応して切替えることができることから、光ス
イッチ自体の小型化が図れるだけでなく切替時の最大駆
動距離を短くできて高速での切替えが可能となる。
【0010】また、出力側の光導波路を光ファイバで形
成し、光ファイバの側面に該光ファイバの軸方向に伸縮
自在の駆動部を接合させて備えることも好ましく、この
ようにすることで、入力側の可動光導波路の端面を変位
させて出力側の光導波路との対向状態を切替えた場合
に、この変位と連動して前記駆動部を伸縮させれば、入
力側と出力側の端面間の距離を略一定に保持してカップ
リング損失を抑制することができる。
【0011】また、入力側の可動光導波路の端面と出力
側の光導波路の端面との距離がどの対向状態にあっても
略一定となるように、光導波路をその端面の位置をずら
して複数配列させることも好ましく、このようにするこ
とで、入力側と出力側の端面間の距離を略一定に保持し
てカップリング損失を抑制することができる。
【0012】また、光ファイバの軸方向に伸縮自在の駆
動部を、電歪材料を光ファイバの径方向に対向する電極
対で挟持して形成することも好ましく、このようにする
ことで、電極対への電圧印加により高速で且つ大きな変
位量で切替え可能な光スイッチとなる。
【0013】また、上記課題を解決するために本発明
を、入力側光導波路と、複数の出力側光導波路とを備
え、入力側光導波路の端面から出射した光を所望の出力
側光導波路の端面に向けて反射させる可変ミラーブロッ
クを、電歪材料を電極対で挟持すると共に、電歪材料の
電極対と略垂直な表面に光反射性薄膜を貼り付けて形成
したことを特徴とする光スイッチとすることも好まし
い。このようにすることで、電極対への印加電圧により
可変ミラーブロックを変形させることができ、これによ
り可変ミラーブロックの光反射性薄膜を瞬時に変位さ
せ、平行に複数配設された出力側光導波路のいずれかに
選択的に反射光を入光させることができる。そして、等
ピッチで平行に束ねられたファイバアレイを利用して出
力側光導波路を形成することができ、組立作業が簡単に
なると共に、光スイッチ自体も小型化される。
【0014】また、上記課題を解決するために本発明
を、入力側光導波路と、複数の出力側光導波路とを備
え、入力側光導波路の端面から出射した光を所望の出力
側光導波路の端面に向けて屈折させる可変プリズムを、
透光性電歪材料を電極対で挟持して形成したことを特徴
とする光スイッチとすることも好ましい。このようにす
ることで、電極対への印加電圧によって可変プリズムを
瞬時に変形させ、平行に複数配設された出力側光導波路
のいずれかに該可変プリズムを通って屈折した反射光を
選択的に入光させることができる。そして、等ピッチで
平行に束ねられたファイバアレイを利用して出力側光導
波路を形成することができ、組立作業が簡単になると共
に、光スイッチ自体も小型化される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施の形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施
の形態における一例の光スイッチを示している。入力側
の可動光導波路を光ファイバ10で形成し、この光ファ
イバ10の先端近傍には第一駆動部1、第二駆動部2、
第三駆動部3、第四駆動部4を夫々光ファイバ10の側
面に接合させて設けている。各駆動部1,2,3,4は
いずれも電歪材料13を光ファイバ10の径方向(以
下、単に径方向と言う)に対向する一対の電極14,1
4で挟持して形成したものであって、電極14,14間
の印加電圧に応じて光ファイバ10の軸方向(以下、単
に軸方向と言う)に伸縮自在となっている。
【0016】第一駆動部1と第二駆動部2とは光ファイ
バ10を側方から挟んで対向する位置に設けており、第
一駆動部1と第二駆動部2とで1組の駆動ブロックAを
構成している。また、第三駆動部3と第四駆動部4とを
光ファイバ10を側方から挟んで対向する位置に設け、
第三駆動部3と第四駆動部4とで1組の駆動ブロックB
を構成している。駆動ブロックAと駆動ブロックBとは
軸方向に隣接して備えられるものであり、第一駆動部1
と第三駆動部3、及び、第二駆動部2と第四駆動部4
が、それぞれ絶縁体15を介して軸方向に接合されてい
る。
【0017】図2の回路図に示すように、第一駆動部1
と第四駆動部4、及び、第二駆動部2と第三駆動部3
は、ドライバ9に並列に接続させており、前記ドライバ
9には更に切替信号発生器11及び直流電源12を接続
させている。切替信号発生器11からの信号に応じてド
ライバ9が第一駆動部1と第四駆動部4とに同一電圧を
印加すると、この第一駆動部1と第四駆動部4とに軸方
向への伸縮が同様に生じるものであり、また、切替信号
発生器11からの信号に応じてドライバ9が第二駆動部
2と第三駆動部3とに同一電圧を印加すると、この第二
駆動部2と第三駆動部3とに軸方向への伸縮が同様に生
じるものである。
【0018】図3(a)、(b)には、例えば第二駆動
部2と第三駆動部3とに電圧を印加した場合を示してい
るが、このように第一駆動部1と第四駆動部4とをその
ままの状態に保持し、第二駆動部2と第三駆動部3とを
電圧の印加により同様に伸張させると、第一駆動部1と
第二駆動部2から成る駆動ブロックAが図中上方に屈曲
すると共に、第二駆動部3と第四駆動部4から成る駆動
ブロックBが図中下方に屈曲し、光ファイバ10の先端
近傍を全体に略S字状に屈曲させるものである。本例の
出力側の光導波路は、径方向(図中の上下方向)に平行
に配設した光ファイバ20a,20b,20cにより構
成しており、図3(a)のように各駆動部1〜4のいず
れにも電圧を印加せずそのままの状態とした場合には入
力側の光ファイバ10が出力側の中央の光ファイバ20
bと互いの端面を対向させると共に、上記のように略S
字状に屈曲した場合には入力側の光ファイバ10が出力
側の上側の光ファイバ20aと互いの端面を対向させる
ようになっている。
【0019】また図示はしていないが、第二駆動部2と
第三駆動部3とをそのままの状態に保持し、第一駆動部
1と第四駆動部4とを電圧の印加により同様に伸張させ
ると、第一駆動部1と第二駆動部2から成る駆動ブロッ
クAが図中下方に屈曲すると共に、第二駆動部3と第四
駆動部4から成る駆動ブロックBが図中上方に屈曲す
る。これにより入力側の光ファイバ10の先端近傍を全
体に図3(b)の場合と線対称な略S字状に屈曲させ
て、出力側の下側の光ファイバ20cと互いの端面が対
向した状態にすることができる。
【0020】上記構成の光スイッチであれば、印加電圧
に応じて各駆動部1〜4の伸縮量を制御することができ
ることから入力側の光ファイバ10の端面の変位量を印
加電圧により正確に制御することが可能であり、所望の
対向状態とする為の変位量に相当した電圧を随時印加す
ることで出力側の光ファイバ20a,20b,20cの
どれに切替えを行うかが選択でき、しかも精密な位置決
めが可能となる。また、比較的簡単な回路構成により光
ファイバ10の端面を大きく変位させることが可能であ
ると共に応答時間も充分に速く、光スイッチとしては好
適なものである。更に、切替えの際の光ファイバ10の
屈曲が略S字状に為されて光軸を傾けることなく端面を
変位させることができるので、平行に配設した出力側の
光ファイバ20a,20b,20cのいずれと対向する
場合であっても光軸が傾いてカップリング損失が増大す
ることがなく、出力側の光ファイバ20a,20b,2
0cとの対向状態毎のカップリング損失を均一に保持す
ることができる。そして、出力側の光ファイバ20a,
20b,20cを並列に配設することができることから
等ピッチで平行に束ねられたファイバアレイを利用して
これを形成することができ、組立作業が簡単になると共
に、光スイッチ自体も小型化される。なお、駆動部1〜
4としては本例のように電歪材料13を用いたものに限
定されず、圧電材料や電磁力を用いて伸縮を行う駆動機
構のものであっても良い。
【0021】出力側の光導波路の数は本例のように3つ
に限定されるものではなく、出力側の光導波路が2つの
場合であっても一方向に4以上の光導波路を配設した場
合であっても、各駆動部1〜4の伸縮量が印加電圧によ
り調節自在であることを利用して自在に切替えることが
できる。
【0022】なお、一般に光導波路を屈曲させると曲げ
による損失が生じ、曲げの曲率半径が小さくなればなる
程その損失は大きくなっていくのだが、通常は曲率半径
が数十mm以上であれば損失は殆ど無視のできるレベル
にあることを考慮して、本例においては曲げ損失の影響
がでない程度の変位を生じさせるようにしている。
【0023】図4(a)〜(c)には本発明の実施の形
態における他例の光ファイバを示している。以下、一例
と同様の構成については説明を省略するが、他例におい
ては、出力側の光導波路を形成する5本の光ファイバ2
1a,21b,21c,21d,21eを図中の上下方
向に平行に配設すると共に、第一駆動部1と第二駆動部
2から成る駆動ブロックAと、第三駆動部3と第四駆動
部4から成る駆動ブロックBとに加えて、同様の第五駆
動部5と第六駆動部6から成る駆動ブロックCと、第七
駆動部7と第八駆動部8から成る駆動ブロックDとを、
光ファイバ10の端面側に向けてA〜Dの順に軸方向に
隣接させて備えている。また、図示はしていないが、各
駆動ブロックA〜Dの電極間には図1と同様の絶縁体を
挟持したものとなっている。
【0024】つまり本例の駆動手段は、第一駆動部1、
第三駆動部3、第五駆動部5、第七駆動部7を、端面側
に向かう軸方向に順に光ファイバ10の側面に接合させ
て備えると共に、前記各駆動部1,3,5,7の光ファ
イバ10を挟む対向側に第二駆動部2、第四駆動部4、
第六駆動部6、第八駆動部8を、端面側に向かう軸方向
に順に光ファイバ10の側面に接合させて備え、第一駆
動部1と第二駆動部2、第三駆動部3と第四駆動部4、
第五駆動部5と第六駆動部6、第七駆動部7と第八駆動
部8の各対を、光ファイバ10を側方から挟む対向位置
に夫々備えたものである。
【0025】図4(a)に示すように各駆動部1〜8の
いずれにも電圧を印加しない場合には入力側の光ファイ
バ10は略直線状に保持されて該光ファイバ10が光フ
ァイバ21a〜21eのうち真中の光ファイバ21cと
光軸の傾き無しに端面の対向する状態にある。そして、
図4(b)に示すように例えば第六駆動部6と第七駆動
部7とを電圧の印加により同様に伸張させて他の駆動部
1〜4,5,8をそのままに保持すると、第五駆動部5
と第六駆動部6から成る駆動ブロックCが図中上方に屈
曲すると共に、第七駆動部7と第八駆動部8から成る駆
動ブロックDが図中下方に屈曲し、光ファイバ10の先
端近傍を全体に略S字状に屈曲させることができる。こ
れにより光ファイバ10の端面は図中上方に変位して光
ファイバ21a〜21eのうち上から2番目の光ファイ
バ21bの端面と光軸の傾き無しに対向する状態に切替
わる。
【0026】更に図4(c)に示すように、上記のよう
に駆動ブロックCと駆動ブロックDを一体に略S字状に
屈曲させること加えて、同様の電圧印加により駆動ブロ
ックAと駆動ブロックBを一体に略S字状に屈曲させる
ことで、光ファイバ10の先端近傍を2段階の略S字状
に屈曲させてその端面を光ファイバ21a〜21eのう
ち1番上の光ファイバ21aと光軸の傾き無しに端面の
対向する状態に切替えることができる。
【0027】また図示はしていないが、同様の電圧の印
加を逆側の駆動部5,8に対して行うことで光ファイバ
10の先端近傍を図4(b)の場合と線対称な略S字状
に屈曲させて光ファイバ21a〜21eのうち下から2
番目の光ファイバ21dと光軸の傾き無しに端面の対向
する状態に切替えたり、逆側の駆動部1,4,5,8に
対して行うことで図4(c)の場合と線対称な2段階の
略S字状に屈曲させて光ファイバ21a〜21eのうち
1番下の光ファイバ21dと光軸の傾き無しに端面の対
向する状態に切替えたりすることもできる。
【0028】つまり、各駆動部1〜8の全てに同一電圧
が印加されるように設定しておき、必要とされる端面の
変位量に応じて各駆動部1〜8への電圧印加のオンオフ
のパターンを制御するだけで端面の対向状態を自在に変
更することができるので、容易に且つ高速で制御可能な
光スイッチとなる。
【0029】なお、出力側の光導波路の数は本例のよう
に5つに限定されるものではなく、出力側の光導波路を
一方向にN個(Nは2以上の整数)配列させた場合に
は、入力側において一対の駆動部を一組の駆動ブロック
としてこれをN−1組以上備えてあれば電圧印加のオン
オフのパターン制御によって対向状態を切替えることが
できるものである。なお、Nが偶数の場合は図3の光フ
ァイバ20bや図4の光ファイバ21cを取り除いた場
合を想定すれば良く、駆動ブロックとしてはN組以上備
えてあれば良い。
【0030】図5(a)〜(c)には本発明の実施の形
態における更に他例の光スイッチを示している。以下、
一例と同様の構成については説明を省略するが、他例に
おいては、図5(a)のように直交するxy軸をとり、
第一横駆動部1aと第二横駆動部2aとを光ファイバ1
0を挟んでx方向に対向させて設けると共に、第一縦駆
動部1bと第二縦駆動部2bとを光ファイバ10を挟ん
でy方向に対向させて設け、この光ファイバ10の側方
を囲む2対の駆動部1a,2a,1b,2bによって駆
動ブロックAを形成している。また、駆動ブロックBに
関しても同様に、第三横駆動部3aと第四横駆動部4a
とを光ファイバ10を挟んでx方向に対向させて設ける
と共に、第三縦駆動部3bと第四縦駆動部4bとを光フ
ァイバ10を挟んでy方向に対向させて設け、この光フ
ァイバ10の側方を囲む2対の駆動部3a,4a,3
b,4bによって駆動ブロックBを形成している。ま
た、図示はしていないが、各駆動ブロックA,Bの電極
間には図1と同様の絶縁体を挟持したものとなってい
る。
【0031】なお、前記各駆動部1a〜4a,1b〜4
bは既述した各駆動部1〜8と同様の構成であって、印
加電圧に応じて軸方向に伸縮自在となっている。
【0032】従って、第二横駆動部2aと第三横駆動部
3a、若しくは、第一横駆動部1aと第四横駆動部4a
を同様に伸張させることで、駆動ブロックA,Bを一体
に略S字状に屈曲させて光ファイバ10の端面を光軸の
傾きが無い状態で図5(b)の矢印方向つまりx方向に
変位させたり、第二縦駆動部2bと第三縦駆動部3b若
しくは第一縦駆動部1bと第四縦駆動部4bを同様に伸
張させることで、駆動ブロックA,Bを一体に略S字状
に屈曲させて光ファイバ10の端面を光軸の傾きが無い
状態で図5(c)の矢印方向つまりy方向に変位させた
りすることができる。そして、このように入力側の光フ
ァイバ10の端面を直交する二方向に変位自在としたこ
とで、出力側の光導波路をマトリクス状に配列した場合
であっても対応して切替えることができ、光スイッチ自
体の小型化が図れるだけでなく切替時の最大駆動距離を
短くできて高速での切替えが可能となる。
【0033】なお、駆動ブロックA,Bは上記のように
形成されるものに限らず、異なる方向を向いて対向する
2対以上の駆動部により形成したものであれば良いし、
このような駆動ブロックを他例のように隣接して更に多
数設けても良い。
【0034】図6には本発明の実施の形態におけるまた
更に他例の光スイッチを示している。以下、一例と同様
の構成については説明を省略するが、また更に他例にお
いては出力側の光導波路を形成する光ファイバ20a,
20b,20cの先端近傍の側面に駆動部16を夫々接
合させて備えたことを特徴的な構成としている。前記駆
動部16は既述した各駆動部1〜8と同様の構成であっ
て、印加電圧に応じて出力側の光導波路の軸方向に伸縮
自在となっている。
【0035】例えば入力側の光ファイバ10を図7
(a)に示す略直線状の状態から図7(b)に示す略S
字状に屈曲した状態に変更した場合、入力側の光ファイ
バ10と対向する出力側の光ファイバ20aとの端面間
との距離は、図7(a)の光ファイバ20bと対向状態
にある場合と比較して図7(b)の光ファイバ20aと
対向状態にある場合の方が距離Lだけ増大してしまう。
しかし、このように入力側の端面の変位量が大きくなる
ほど入力側と出力側との端面間の距離が増大してしまっ
ては、カップリング損失が増大して都合が悪い。
【0036】そこで、本例においては例えば入力側の光
ファイバ10を駆動させて出力側の光ファイバ10aと
の対向状態に切替えた場合に、この駆動と連動して光フ
ァイバ20aに設けた駆動部16を伸張させて図7
(c)に示すように光ファイバ20aの端面を軸方向に
前記距離Lの分だけ移動させることで、入力側と出力側
の端面間の距離を略一定(できるだけ近いほうが良い)
に保持してカップリング損失を抑制するようにしてい
る。
【0037】また、図8(a)、(b)に示すように、
出力側の光ファイバ20a,20b,20cをその端面
の位置を予め上記距離Lだけずらして配列させても構わ
ない。この場合も、入力側の光ファイバ10の端面がど
の対向状態にあっても入力側と出力側の端面間の距離は
略一定となり、カップリング損失を抑制することができ
る。
【0038】なお、他例の光スイッチや更に他例の光ス
イッチにおいても、上記駆動部16を備えたり予め出力
側の端面をずらして備えることで、入力側と出力側の端
面間の距離を略一定に保持してカップリング損失を抑制
することができる。
【0039】図9(a)、(b)には、本発明の実施の
形態における別例の光スイッチを示している。図示のよ
うに入力側光導波路を光ファイバ30を固定して形成す
ると共に、出力側光導波路を一対の光ファイバ40a,
40bを図中上下に並列に固定して形成している。そし
て、入力側の光ファイバ30の端面と出力側の光ファイ
バ40a,40bの端面との間には、入力側の光ファイ
バ30の光軸上に固定ミラーブロック31を設置し、出
力側の光ファイバ40a,40bのうち一方の光軸上に
可変ミラーブロック32を設置している。この固定ミラ
ーブロック31の鏡面31aと可変ミラーブロック32
の鏡面32aとは対向位置に平行に設置されている。
【0040】前記可変ミラーブロック32は、電歪材料
33を一対の電極34,34で挟持すると共に、電歪材
料33の電極34,34と略垂直な表面に光反射性薄膜
35を貼り付けて形成したものであり、該光反射性薄膜
35を鏡面32aとして利用している。従って、図9
(a)に示すように電圧未印加状態においては、入力側
の光ファイバ30の端面からの出射光が固定ミラーブロ
ック31の鏡面31aで反射され、その反射光が可変ミ
ラーブロック32の鏡面32aにて再度反射された後に
出力側の光ファイバ40a,40bのうち図中下側にあ
る光ファイバ40bの端面に入光するようになっている
のに対して、図9(b)に示すように可変ミラーブロッ
ク32の一対の電極34,34間に電圧を印加すると、
主体を成す電歪材料33が瞬時に変形すると共に光反射
性薄膜35が変位し、この変位により固定ミラーブロッ
ク31からの反射光の光反射性薄膜35での反射位置が
図中上側に変位して、出力側の光ファイバ40a,40
bのうち図中上側にある光ファイバ40aの端面に入光
するようになるものである。
【0041】可変ミラーブロック32の光反射性被膜3
5の変位は電極34,34への印加電圧により正確に且
つ瞬時に制御可能であり、μsecオーダーでの切替え
が可能な光スイッチとなる。
【0042】これに対して、図10に示すように可変ミ
ラーブロック32の代りに図中の上下方向に移動自在の
可動ミラーブロック36を設け、可動ミラーブロック3
6の移動によりその鏡面36aを上下に変位させる方法
も考えられるが、この場合は出力側の光ファイバ40
a,40b間のピッチ分だけ可動ミラーブロック36を
移動させる必要があり、せいぜいmsecオーダーでし
か切替のできないものとなる。
【0043】なお、本例の光スイッチは出力側の光導波
路を2本設けたものであるが、他の複数本だけ設けた光
スイッチであっても同様の構成を適用することができ
る。
【0044】図11(a)、(b)には、本発明の実施
の形態における更に別例の光スイッチを示している。図
示のように入力側光導波路を光ファイバ50を固定して
形成すると共に、出力側光導波路を一対の光ファイバ6
0a,60bを上下に並列に固定して形成している。そ
して、入力側の光ファイバ50の端面と出力側の光ファ
イバ60a,60bの端面との間には、正面視直方形状
で且つその幅方向Wが入力側の光ファイバ50及び出力
側の光ファイバ60a,60bの光軸に対して傾斜して
成る可変プリズム51を設置している。
【0045】前記可変プリズム51は、透光性電歪材料
52を一対の電極53,53で挟持して形成したもので
あり、透光性電歪材料52の電極53,53と略垂直な
表面のうち幅方向Wの一方側を入射面52aとし、他方
側を出射面52bとしている。
【0046】電極53,53に電圧が未印加の状態にお
いては、図11(a)に示すように入力側の光ファイバ
50の端面からの出射光が可変プリズム51の入射面5
2aに屈折して入射した後に出射面52bから屈折して
出射し、その出射光が出力側の光ファイバ60a,60
bのうち図中上側にある光ファイバ60aの端面に入光
するようになっている。
【0047】そして、可変プリズム51の一対の電極5
3,53間に電圧を印加すると、図11(b)に示すよ
うに透光性電歪材料52が瞬時に変形すると共に、幅方
向Wの寸法つまり入射面52aと出射面52bとの間の
距離が延長される。これにより出射面52bからの出射
位置も図中下方に変位し、出力側の光ファイバ60a,
60bのうち図中下側にある光ファイバ60bの端面に
入光するようになる。
【0048】可変プリズム51の出射面52bからの出
射位置の変位は電極53,53への印加電圧により正確
且つ瞬時に制御可能であり、μsecオーダーでの切替
えが可能な光スイッチとなる。
【0049】これに対して、図12(a)、(b)に示
すように可変プリズム51の代りに図中の平面内で回転
自在の回転プリズム54を設け、回転プリズム54の回
転により、入力側の光ファイバ50の光軸に対する幅方
向Wの傾斜角を変更し、回転プリズム54の出射面54
bからの出射位置を変位させる方法も考えられるが、こ
の場合は回転プリズム54全体を所定角度だけ回転させ
る必要があり、せいぜいmsecオーダーでしか切替の
できないものとなる。
【0050】なお、本例の光スイッチは出力側の光導波
路を2本設けたものであるが、他の複数本だけ設けた光
スイッチであっても同様の構成を適用することができ
る。
【0051】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明にあっ
ては、駆動部の伸縮により隣接する複数の駆動ブロック
の全体を略S字状に屈曲させることができ、これにより
入力側の可動光導波路の端面を光軸が傾かない状態で変
位させることができるという効果がある。そして、入力
側の可動光導波路が平行に複数配設された出力側の光導
波路のいずれと対向状態にあってもカップリング損失が
抑制されるので、等ピッチで平行に束ねられたファイバ
アレイを利用して出力側の光導波路を形成することがで
き、組立作業が簡単になると共に、光スイッチ自体も小
型化されるという効果がある。
【0052】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、印加電圧によって精
密な調芯を行うことができるという効果がある。
【0053】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1又は2記載の発明の効果に加えて、駆動部への電
圧印加のオンオフの組み合わせを切替えるだけで入力側
の可動光導波路の端面を自在に変位させることができ、
容易に且つ高速で制御可能な光スイッチとすることがで
きるという効果がある。
【0054】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1又は2記載の発明の効果に加えて、入力側の可動
光導波路の端面を2以上の方向に自在に変位させること
ができ、出力側の光導波路をマトリクス状に配列した場
合であっても対応して切替えることができることから、
光スイッチ自体の小型化が図れるだけでなく切替時の最
大駆動距離を短くできて高速での切替えが可能になると
いう効果がある。
【0055】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項1〜4のいずれか記載の発明の効果に加えて、入力
側の可動光導波路の端面を変位させて出力側の光導波路
との対向状態を切替えた場合に、この変位と連動して駆
動部を伸縮させれば、入力側と出力側の端面間の距離を
略一定に保持してカップリング損失を抑制することがで
きるという効果がある。
【0056】また、請求項6記載の発明にあっては、請
求項1〜4のいずれか記載の発明の効果に加えて、入力
側と出力側の端面間の距離を略一定に保持してカップリ
ング損失を抑制することができるという効果がある。
【0057】また、請求項7記載の発明にあっては、請
求項1〜6のいずれか記載の発明の効果に加えて、電極
対への電圧印加により高速で且つ大きな変位量で切替え
可能な光スイッチとすることができるという効果があ
る。
【0058】また、請求項8記載の発明にあっては、電
極対への印加電圧により可変ミラーブロックを変形させ
ることができ、これにより可変ミラーブロックの光反射
性薄膜を瞬時に変位させ、平行に複数配設された出力側
光導波路のいずれかに選択的に反射光を入光させること
ができるという効果がある。そして、等ピッチで平行に
束ねられたファイバアレイを利用して出力側光導波路を
形成することができ、組立作業が簡単になると共に、光
スイッチ自体も小型化されるという効果がある。
【0059】また、請求項9記載の発明にあっては、電
極対への印加電圧によって可変プリズムを瞬時に変形さ
せ、平行に複数配設された出力側光導波路のいずれかに
該可変プリズムを通って屈折した光を選択的に入光させ
ることができる。そして、等ピッチで平行に束ねられた
ファイバアレイを利用して出力側光導波路を形成するこ
とができ、組立作業が簡単になると共に、光スイッチ自
体も小型化される。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例の光スイッチ
の説明図である。
【図2】同上の光スイッチの回路図である。
【図3】同上の光スイッチの切替え方法の説明図であ
り、(a)は電圧未印加状態、(b)は電圧印加状態を
示している。
【図4】本発明の実施の形態における他例の光スイッチ
の説明図であり、(a)は電圧未印加状態、(b)は電
圧印加により略S字状に屈曲した状態、(c)は電圧印
加により二段階の略S字状に屈曲した状態を示してい
る。
【図5】本発明の実施の形態における更に他例の光スイ
ッチを示しており、(a)は断面図、(b)は(a)の
P−P線断面図、(c)は(a)のQ−Q線段面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態におけるまた更に他例の光
スイッチの説明図である。
【図7】同上の光スイッチにおける端面間距離の均一保
持方法を示す説明図であり、(a)は電圧未印加状態、
(b)は電圧印加状態、(c)は電圧印加状態にて端面
間距離を均一に保持する様子を示している。
【図8】同上の光スイッチにおける端面間距離の別の保
持方法を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態における別例の光スイッチ
の説明図であり、(a)は電圧未印加状態、(b)は電
圧印加状態を示している。
【図10】同上の光スイッチにおいて可変ミラーブロッ
クの代りに可動ミラーブロックを用いた場合の説明図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態における更に別例の光ス
イッチの説明図であり、(a)は電圧未印加状態、
(b)は電圧印加状態を示している。
【図12】同上の光スイッチにおいて可変プリズムの代
りに回転プリズムを用いた場合の説明図である。
【図13】従来の光スイッチの説明図であり、(a)は
入力側の光導波路の構造、(b)は入力側及び出力側の
光導波路を示している。
【符号の説明】
1 第一駆動部 1a 第一横駆動部 1b 第一縦駆動部 2 第二駆動部 2a 第二横駆動部 2b 第二縦駆動部 3 第三駆動部 3a 第三横駆動部 3b 第三縦駆動部 4 第四駆動部 4a 第四横駆動部 4b 第四縦駆動部 5 第五駆動部 6 第六駆動部 7 第七駆動部 8 第八駆動部 10 入力側の光ファイバ 13 電歪材料 14 電極 15 絶縁体 20a〜20c,21a〜21e 出力側の光ファイバ A,B,C,D 駆動ブロック 32 可変ミラーブロック 33 電歪材料 34 電極 35 光反射性薄膜 40a,40b 出力側の光ファイバ 50 入力側の光ファイバ 51 可変プリズム 52 透光性電歪材料 53 電極 60a,60b 出力側の光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝日 信行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2H041 AA14 AB19 AC08 AZ05 AZ08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側の可動光導波路と、可動光導波路
    の端面とその端面を対向させて設置した出力側の光導波
    路と、可動光導波路の端面を駆動して光導波路の端面と
    の対向状態を切替える切替手段とを備えて成る光スイッ
    チにおいて、可動光導波路を光ファイバで形成すると共
    に、前記切替手段として、光ファイバを側方から挟む対
    向位置に該光ファイバの軸方向に伸縮自在の駆動部を接
    合させて1組の駆動ブロックとし、前記駆動ブロックを
    光ファイバの軸方向に隣接して複数組備えたことを特徴
    とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 駆動部の伸縮量を印加電圧により調節自
    在としたことを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 出力側の光導波路を一方向にN個(Nは
    2以上の整数)配列させると共に、一対の駆動部から成
    る駆動ブロックを少なくともN−1組備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の光スイッチ。
  4. 【請求項4】 駆動ブロックを、光ファイバを異なる方
    向から挟む2対以上の駆動部により形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 出力側の光導波路を光ファイバで形成
    し、光ファイバの側面に該光ファイバの軸方向に伸縮自
    在の駆動部を接合させて備えたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 入力側の可動光導波路の端面と出力側の
    光導波路の端面との距離がどの対向状態にあっても略一
    定となるように、光導波路をその端面の位置をずらして
    複数配列させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 光ファイバの軸方向に伸縮自在の駆動部
    を、電歪材料を光ファイバの径方向に対向する電極対で
    挟持して形成したことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか記載の光スイッチ。
  8. 【請求項8】 入力側光導波路と、複数の出力側光導波
    路とを備え、入力側光導波路の端面から出射した光を所
    望の出力側光導波路の端面に向けて反射させる可変ミラ
    ーブロックを、電歪材料を電極対で挟持すると共に、電
    歪材料の電極対と略垂直な表面に光反射性薄膜を貼り付
    けて形成したことを特徴とする光スイッチ。
  9. 【請求項9】 入力側光導波路と、複数の出力側光導波
    路とを備え、入力側光導波路の端面から出射した光を所
    望の出力側光導波路の端面に向けて屈折させる可変プリ
    ズムを、透光性電歪材料を電極対で挟持して形成したこ
    とを特徴とする光スイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054524A1 (ja) * 2012-10-01 2014-04-10 オリンパス株式会社 光ファイバスキャナ
JP2014071423A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Olympus Corp 光ファイバスキャナ

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