JP2003315444A - アクティブソーナー装置 - Google Patents

アクティブソーナー装置

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JP2003315444A
JP2003315444A JP2002123115A JP2002123115A JP2003315444A JP 2003315444 A JP2003315444 A JP 2003315444A JP 2002123115 A JP2002123115 A JP 2002123115A JP 2002123115 A JP2002123115 A JP 2002123115A JP 2003315444 A JP2003315444 A JP 2003315444A
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JP2002123115A
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Motohiro Kaname
源宏 要
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NEC Network and Sensor Systems Ltd
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NEC Network and Sensor Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の送受波器を使用するアクティブソーナー
装置においてケーブル本数を削減する。 【解決手段】装置本体1の複数(n)の送信部11は、
送信先の送受波器20を指定する識別データと、音響信
号の送信開始時刻を指定する送信開始時刻データと、送
信する音響信号の波形を示す送信波形データとを時系列
に配置した送信データ信号をそれぞれ生成し、時分割多
重化されるように予め設定されたタイミングで出力す
る。時分割多重化された複数(n)の送信データ信号は
基準クロック信号およびDC電源と共に送出される。複
数(n)の送受波器20は、送受波器を示す識別データ
と、受信した音響信号の受信開始時刻を示す受信開始時
刻データと、受信波形データとを時系列に配置した受信
データをそれぞれ生成し、時分割多重化されるように予
め設定されたタイミングで送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクティブソーナー
装置に関し、特に多数の送受波器を使用するアクティブ
ソーナー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のエレメントを配置して電波の指向
特性を制御するアレイアンテナ装置と同様に、多数の送
受波器を使用して音波の指向特性を制御するアクティブ
ソーナー装置では、送受波器を1000台近く多数使用
する大規模なものもある。
【0003】従来は図6に示すように、船内に設置され
るアクティブソーナー装置の本体301から水中の複数
(n)の各送受波器302へ送信信号をそれぞれ伝送す
ると共に、各送受波器302の受信信号を装置本体30
1へそれぞれ伝送するために、また、装置本体301か
ら各送受波器302へ電源をそれぞれ供給するために、
送受波器毎に複数(n)の耐水圧性を有する多芯のケー
ブル304をそれぞれ設けている。
【0004】ここで、複数(n)の送受波器302は、
コネクタ303を介してケーブル304にそれぞれ接続
され、水密区画隔壁305を介して装置本体301にそ
れぞれ接続されている。
【0005】図7は、従来の各送受波器302の一例を
示すブロック図である。
【0006】各送受波器は、装置本体からそれぞれ伝送
されてくるアナログの送信信号Stおよび直流電源(D
C)をコネクタ303を介して受ける。
【0007】直流電源(DC)は、DC電源安定化回路
315により安定化されて電力増幅回路311および前
置増幅回路314へそれぞれ供給される。
【0008】送信信号Stは、電力増幅回路311によ
り増幅され、送受信号切替回路312を介して振動子3
13へ供給され、振動子313により音響信号に変換さ
れて水中に送出される。
【0009】また、反射してきた音響信号は振動子31
3により電気信号に変換され、送受信号切替回路312
を介して前置増幅回路314に入力されて増幅された
後、アナログの受信信号Srとしてコネクタ303を介
して装置本体301へ伝送される。
【0010】なお、送受信号切替回路312は、例えば
ダイオードを使用し、電力増幅回路311の送信出力信
号を受けたときには自動的に送信出力信号を振動子31
3へ向けて通過させ、電力増幅回路311の送信出力信
号を受けないときには自動的に振動子313からの電気
信号を前置増幅回路314へ向けて通過させるように構
成している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、多数の送受波器を使用するアクティブソーナー装置
では、装置本体と多数の送受波器との間は、送受波器と
同数の多数のケーブルおよび多数のコネクタを使用して
それぞれ接続している。
【0012】このため、多数のコネクタを使用すること
による接続点の多さがシステムの信頼性を低下させると
いう問題点を有している。また、耐水圧性の多芯ケーブ
ルを多数使用するために、体積や重量が増大して小型化
が困難であるという問題点を有している。
【0013】本発明の目的は、ケーブル本数を削減する
ことにより、コネクタの接続点を減少させてシステムの
信頼性を向上でき、また小型化を実現できるアクティブ
ソーナー装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブソー
ナー装置は、水中に設けられる複数(n)の送受波器を
有する送受波部と、前記複数(n)の送受波器へそれぞ
れ供給する送信信号を生成する複数(n)の送信部およ
び前記複数(n)の送受波器からの受信信号をそれぞれ
受信処理する複数(n)の受信部を有する装置本体と、
前記装置本体と前記送受波部とを接続するケーブルとを
備えるアクティブソーナー装置において、前記装置本体
は前記複数(n)の送信部が生成する送信信号を時分割
多重化して前記ケーブルを介し前記送受波部へ送出する
手段を有し、前記送受波部は前記複数(n)の送受波器
の受信信号を時分割多重化して前記ケーブルを介し前記
装置本体へ送出する手段を有している。
【0015】具体的には、前記装置本体は、前記送信信
号をそれぞれ生成し予め設定されたタイミングで出力す
る複数(n)の送信部と、前記複数(n)の送受波器か
らの受信信号を受信し処理する複数(n)の受信部と、
同期用の基準クロック信号を生成する基準クロック発生
部と、前記送信信号および前記基準クロック信号を多重
して前記送受波部へ送出する手段とを有し、前記複数
(n)の送信部は、各送信部の送信信号が予め定められ
た順序で時分割多重化されるように前記基準クロック信
号に基づき予め設定されたタイミングで前記送信信号を
それぞれ出力する。
【0016】また、前記装置本体の各送信部の送信信号
は、送信先の送受波器を指定する識別データと、音響信
号の送信開始時刻を指定する送信開始時刻データと、送
信する音響信号の波形を示す送信波形データとを時系列
に配置した送信データ信号である。
【0017】更に、前記送受波部の複数(n)の送受波
器は、電気−音響変換を行う振動子と、装置本体側から
伝送されてくる信号に含まれる前記基準クロック信号お
よび前記識別データに基づき自送受波器宛の送信データ
信号を受信して前記送信開始時刻データと前記送信波形
データと前記基準クロック信号とを出力する復調回路
と、前記送信波形データをアナログ送信信号に変換する
D/A変換回路と、このD/A変換回路の出力信号を増
幅して前記振動子を駆動する電力増幅回路と、前記復調
回路が出力する前記送信開始時刻データと前記送信波形
データと前記基準クロック信号とを受け前記送信開始時
刻データが示すタイミングで前記送信波形データを前記
D/A変換回路へ出力する第1の通信制御手段とをそれ
ぞれ有している。
【0018】また更に、前記送受波部の複数(n)の送
受波器は、前記振動子の受信信号を受けて受信波形デー
タに変換するA/D変換回路と、自送受波器の識別デー
タと前記受信信号の受信開始時刻データと前記受信波形
データとを時系列配置した受信データ信号を生成し予め
設定されたタイミングで出力する第2の通信制御手段と
をそれぞれ有し、この第2の通信制御手段は、前記複数
(n)の送受波器の受信データ信号が予め定められた順
序で時分割多重化されるように前記基準クロック信号に
基づき予め設定されたタイミングで前記受信データ信号
を出力し、前記装置本体の複数(n)の受信部は、前記
送受波部から伝送されてくる信号に含まれる前記識別デ
ータに基づき該当する送受波器の前記受信データ信号を
受信し前記受信開始時刻データおよび前記受信波形デー
タを受信処理する。
【0019】また、前記装置本体の複数(n)の送信部
および複数(n)の受信部に代えてコンピュータを使用
してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態を示すブロック
図であり、船内に設置される装置本体1と、水中に設け
られる複数(n)の送受波器20を有する送受波部2
と、装置本体1と送受波部2とを接続するケーブル3と
で構成される。
【0022】ここで、送受波部2は、図2に示すよう
に、水密区画隔壁の外側の水中に設けられる。そして、
送受波部2の各送受波器20は、水密区画隔壁を通過し
た耐水圧性ケーブルの先端側に取り付けられた複数
(n)のコネクタ201によりケーブルにそれぞれ接続
される。
【0023】図1において、装置本体1は、送信データ
信号を生成し所定のタイミングで送出する複数(n)の
送信部11と、受信データ信号を受信し処理する複数
(n)の受信部12と、複数の送信部間および複数の受
信部間での同期をとるための基準クロック信号を生成す
る基準クロック発生部13と、基準クロック信号および
複数(n)の送信部11の送信データ信号を変調して出
力すると共に、ケーブル3を介して送受波部2から伝送
されてくる受信データ信号を復調して複数(n)の受信
部12へ出力する変復調部14と、送受波部2へ供給す
るDC(直流)電源を生成するDC電源部15と、DC
電源を重畳するDC重畳部16と、ケーブル3に接続す
るコネクタ17とを有している。
【0024】一方、送受波部2は、複数(n)の送受波
器20と、インピーダンス整合を行うためにケーブルを
終端する終端回路21とを有している。
【0025】ここで、装置本体1の各送信部11は、送
受波部2の各送受波器20に対応してそれぞれ設けられ
ており、各送受波器20が各送信部11からの送信デー
タ信号に基づき音響信号をそれぞれ送出することによ
り、所定の指向特性を得るようにしている。
【0026】また、装置本体1の各受信部12は、送受
波部2の各送受波器20に対応してそれぞれ設けられて
おり、各送受波器20からそれぞれ送出される受信デー
タ信号をそれぞれ受信処理することにより、反射してき
た音響信号を得るようにしている。
【0027】図3は装置本体1の各送信部11から送出
される送信データ信号および送受波部2の各送受波器2
0から送出される受信データ信号の構成を示す図であ
る。
【0028】各送信部11からそれぞれ送出される送信
データ信号は、図3(a)に示すように、送信先の送受
波器を指定する識別データ(A)と、音響信号の送信開
始時刻を指定する送信開始時刻データ(B)と、送信す
る音響信号の波形を示す送信波形データ(C)とを時系
列に配置したデジタル信号である。そして、複数(n)
の各送信部11の送信データ信号が予め定められた順序
で時分割多重化されるように、各送信部11は基準クロ
ック信号に基づき所定のタイミングで送信データ信号を
それぞれ送出する。
【0029】また、各送受波器20から送出される受信
データ信号は、図3(b)に示すように、受信データ信
号を発信した送受波器を示す識別データ(A)と、音響
信号の受信開始時刻を示す受信開始時刻データ(D)
と、受信した音響信号の波形を示す受信波形データ
(E)とを時系列に配置したデジタル信号である。そし
て、送信データ信号と同様に、複数(n)の各送受波器
20の受信データ信号が予め定められた順序で時分割多
重化されるように、各送受波器20は所定のタイミング
で受信データ信号をそれぞれ送出する。
【0030】ところで、時分割多重化された信号により
通信を行うためには、複数(n)の各送信部間および各
送受波器間において同期をとる必要がある。このため、
基準クロック信号を発生する基準クロック発生部13を
装置本体1に設け、この基準クロック信号も多重化して
送受波部2へ伝送する。
【0031】また、各送受波器20へ電源を供給するた
めに、DC電源部15およびDC重畳部16を装置本体
1に設け、DC電源をケーブルに重畳して送受波部2へ
伝送する。なお、DC成分と信号成分とは低域フィルタ
を使用することにより容易に重畳・分離でき、また、同
一信号線に重畳しても互いに干渉することはない。
【0032】図4はケーブルを伝送する信号の周波数帯
域の一例を示している。
【0033】基準クロック信号、送信データ信号および
受信データ信号は、それぞれ異なる周波数帯域を割当て
られている。従って、これら信号はフィルタを使用する
ことにより容易に多重・分離が可能であり、同一信号線
に同時に多重して伝送しても互いに干渉することはな
い。
【0034】次に送受波器20について図5を参照して
説明する。
【0035】送受波器20は、ケーブルに接続するコネ
クタ201と、ケーブルに重畳されてきたDC電源を分
離するDC分離回路202と、分離したDC電源を安定
化して各回路へ供給するDC電源安定化回路203と、
装置本体側から伝送されてくる信号から自送受波器宛の
送信データ信号を受信復調し、送信開始時刻データと送
信波形データと基準クロック信号とを通信制御回路21
0へ出力する復調回路204と、送信波形データをアナ
ログ送信信号に変換するD/A変換回路205と、この
D/A変換回路205の出力信号を増幅し振動子208
の送信信号として出力する電力増幅回路206と、振動
子208へ供給する送信信号と振動子208の受信信号
とを切替える送受信号切替回路207と、電気−音響変
換を行う振動子208と、振動子208の受信信号を送
受信号切替回路207を介して受けて受信波形データに
変換するA/D変換回路209と、復調回路204から
出力される送信開始時刻データと送信波形データと基準
クロック信号とに基づき送信信号の送出タイミングを制
御すると共に、送受波器の識別データと受信開始時刻デ
ータと受信波形データとを時系列配置した受信データ信
号を生成し所定のタイミングで変調回路211へ出力す
る通信制御回路210と、通信制御回路210から供給
される受信データ信号を変調しケーブルへ送出する変調
回路211とを有している。
【0036】ここで、復調回路204は、装置本体から
伝送されてくる信号を復調し、受信した基準クロック信
号に基づき、時分割多重化された送信データ信号の中か
ら自送受波器の識別データを検出し、自送受波器宛の送
信開始時刻データおよび送信波形データを抽出する。そ
して、送信開始時刻データ、送信波形データおよび基準
クロック信号を通信制御回路210へ供給する。
【0037】通信制御回路210は、送信開始時刻デー
タが示すタイミングで送信波形データをD/A変換回路
205へ出力し、送信波形データが示す波形の送信信号
を振動子208から水中へ送出させる。このように、指
定されたタイミングで振動子208へ送信信号を送出す
ることにより、複数(n)の各送受波器の送信信号の位
相を制御でき、所定の指向特性を得ることができる。
【0038】その後、通信制御回路210は、送信信号
の送出終了後から次の送出までの期間にA/D変換回路
209から出力される受信波形データを蓄積し、送受波
器の識別データと受信開始時刻データと受信波形データ
とを時系列配置した受信データ信号を生成し、所定のタ
イミングで変調回路211へ出力する。
【0039】ここで、複数(n)の各送受波器20が所
定のタイミングで受信データ信号を送出することによ
り、複数(n)の各送受波器の受信データ信号を時分割
多重化して伝送することができる。
【0040】このようにして、複数(n)の各送信部1
1から複数(n)の各送受波器20へ送出する送信デー
タ信号を時分割多重化して伝送し、また、複数(n)の
各送受波器20から複数(n)の各受信部12へ送出す
る受信データ信号を時分割多重化して伝送することによ
り、ケーブル本数を大幅に削減することができる。
【0041】また、送信開始時刻データおよび受信開始
時刻データを付加することにより、複数(n)の各送受
波器の送信信号の位相関係を正確に制御できると共に、
受信信号の位相関係を正確に把握できる。
【0042】なお、上記の説明では、装置本体側で複数
(n)の送信部11および複数(n)の受信部12を設
けているが、汎用コンピュータを使用することにより複
数(n)の送受波器へ送出する送信データ信号を生成で
き、また、複数(n)の各送受波器20からの受信デー
タ信号を処理できる。
【0043】更に、上記の説明では、基準クロック信号
および送信データ信号並びに受信データ信号の周波数帯
域は異なる周波数帯域を割当てているが、これら信号を
全て時分割多重化することも可能である。この場合は、
公知の時分割多重通信のプロトコルを使用することによ
り実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数(n)送受波器へ送出する信号および複数(n)の各
送受波器からの信号を時分割多重化して伝送することに
より、ケーブルの本数を大幅に削減できるので、コネク
タの接続点を減少させてシステムの信頼性を向上でき、
また、多芯の耐水圧ケーブルを多数使用した従来に比し
てケーブルの占める体積や重量を大幅に低減でき、船体
の構造に与える影響も少なくなって小型化を実現でき
る。
【0045】また、装置本体側では汎用コンピュータを
使用して複数(n)の送受波器へ送出する信号を生成で
きるので、従来のように複数(n)の送信部および受信
部を設ける必要はなく、装置本体の構成を簡素化して小
型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した送受波部2とケーブル3との接続
状態を示す図である。
【図3】図1に示した装置本体1から送出される送信デ
ータ信号および送受波部2から送出される受信データ信
号の構成を示す図である。
【図4】ケーブルに伝送する信号の周波数帯域の一例を
示す図である。
【図5】図1に示した送受波器20を示すブロック図で
ある。
【図6】従来の送受波部とケーブルとの接続状態を示す
図である。
【図7】従来の送受波器の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 装置本体 2 送受波部 3 ケーブル 11 送信部 12 受信部 13 基準クロック発生部 14 変復調部 15 DC電源部 16 DC重畳部 20 送受波器 201 コネクタ 202 DC分離回路 203 DC電源安定化回路 204 復調回路 205 D/A変換回路 206 電力増幅回路 207 送受信号切替回路 208 振動子 209 A/D変換回路 210 通信制御回路 211 変調回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に設けられる複数(n)の送受波器
    を有する送受波部と、前記複数(n)の送受波器へそれ
    ぞれ供給する送信信号を生成する複数(n)の送信部お
    よび前記複数(n)の送受波器からの受信信号をそれぞ
    れ受信処理する複数(n)の受信部を有する装置本体
    と、前記装置本体と前記送受波部とを接続するケーブル
    とを備えるアクティブソーナー装置において、 前記装置本体は前記複数(n)の送信部が生成する送信
    信号を時分割多重化して前記ケーブルを介し前記送受波
    部へ送出する手段を有し、前記送受波部は前記複数
    (n)の送受波器の受信信号を時分割多重化して前記ケ
    ーブルを介し前記装置本体へ送出する手段を有している
    ことを特徴とするアクティブソーナー装置。
  2. 【請求項2】 水中に設けられる複数(n)の送受波器
    を有する送受波部と、前記複数(n)の送受波器へそれ
    ぞれ供給する送信信号を生成すると共に前記複数(n)
    の送受波器からの受信信号をそれぞれ受信処理する装置
    本体と、前記装置本体と前記送受波部とを接続するケー
    ブルとを備えるアクティブソーナー装置において、 前記装置本体は、前記送信信号をそれぞれ生成し予め設
    定されたタイミングで出力する複数(n)の送信部と、
    前記複数(n)の送受波器からの受信信号を受信し処理
    する複数(n)の受信部と、同期用の基準クロック信号
    を生成する基準クロック発生部と、前記送信信号および
    前記基準クロック信号を多重して前記送受波部へ送出す
    る手段とを有し、前記複数(n)の送信部は、各送信部
    の送信信号が予め定められた順序で時分割多重化される
    ように前記基準クロック信号に基づき予め設定されたタ
    イミングで前記送信信号をそれぞれ出力することを特徴
    とするアクティブソーナー装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体の各送信部の送信信号は、
    送信先の送受波器を指定する識別データと、音響信号の
    送信開始時刻を指定する送信開始時刻データと、送信す
    る音響信号の波形を示す送信波形データとを時系列に配
    置した送信データ信号であることを特徴とする請求項2
    記載のアクティブソーナー装置。
  4. 【請求項4】 前記送受波部の複数(n)の送受波器
    は、電気−音響変換を行う振動子と、前記装置本体から
    伝送されてくる信号に含まれる前記基準クロック信号お
    よび前記識別データに基づき自送受波器宛の送信データ
    信号を受信して前記送信開始時刻データと前記送信波形
    データと前記基準クロック信号とを出力する復調回路
    と、前記送信波形データをアナログ送信信号に変換する
    D/A変換回路と、このD/A変換回路の出力信号を増
    幅して前記振動子を駆動する電力増幅回路と、前記復調
    回路が出力する前記送信開始時刻データと前記送信波形
    データと前記基準クロック信号とを受け前記送信開始時
    刻データが示すタイミングで前記送信波形データを前記
    D/A変換回路へ出力する第1の通信制御手段とをそれ
    ぞれ有していることを特徴とする請求項2または3記載
    のアクティブソーナー装置。
  5. 【請求項5】 前記送受波部の複数(n)の送受波器
    は、前記振動子の受信信号を受けて受信波形データに変
    換するA/D変換回路と、自送受波器の識別データと前
    記受信信号の受信開始時刻データと前記受信波形データ
    とを時系列配置した受信データ信号を生成し予め設定さ
    れたタイミングで出力する第2の通信制御手段とをそれ
    ぞれ有し、この第2の通信制御手段は、前記複数(n)
    の送受波器の受信データ信号が予め定められた順序で時
    分割多重化されるように前記基準クロック信号に基づき
    予め設定されたタイミングで前記受信データ信号を出力
    することを特徴とする請求項4記載のアクティブソーナ
    ー装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体の複数(n)の受信部は、
    前記送受波部から伝送されてくる信号に含まれる前記識
    別データに基づき該当する送受波器の前記受信データ信
    号を受信し前記受信開始時刻データおよび前記受信波形
    データを受信処理することを特徴とする請求項2または
    5記載のアクティブソーナー装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体の複数(n)の送信部およ
    び複数(n)の受信部に代えてコンピュータを使用する
    ことを特徴とする請求項1、2または6記載のアクティ
    ブソーナー装置。
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