JP2003315026A - 3次元計測装置 - Google Patents

3次元計測装置

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JP2003315026A
JP2003315026A JP2002122377A JP2002122377A JP2003315026A JP 2003315026 A JP2003315026 A JP 2003315026A JP 2002122377 A JP2002122377 A JP 2002122377A JP 2002122377 A JP2002122377 A JP 2002122377A JP 2003315026 A JP2003315026 A JP 2003315026A
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英世 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被計測物の3次元形状を計測可能な3次元計
測装置を提供する。 【解決手段】 第1基準5、第1マスターワーク6、第
2マスターワーク8、第2基準9を有するマスターワー
ク側部材2を下方に配置すると共に、第1基準用レーザ
10、第1マスターワーク用レーザ11、被計測物用レ
ーザ12、第2マスターワーク用レーザ13、第2基準
用レーザ14を有するレーザ側部材3を、多関節ロボッ
ト4に取付けて、前記マスターワーク側部材2の上方に
配置した。前記レーザ側部材3を、多関節ロボット4に
より、前記マスターワーク側部材2の上を移動させて、
前記各レーザ10〜14からの照射レーザを、前記第1
基準5、第1マスターワーク6、第2マスターワーク
8、第2基準9に走査し、被計測物の計測位置および正
規入力を把握し、被計測物7による被計測物用レーザ1
2の入力を、前記正規入力と対比する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元計測装置に
関し、例えば、自動車用ボディ部材などのプレス部品の
形状を計測する場合に好適する3次元計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車は様々な形状をした多種類かつ多
数の構成部材および部品を組立てて生産されるため、生
産現場においては、多種類かつ多数の構成部材および部
品を準備し、それらの構成部材および部品を順次組付け
ていくが、この構成部材および部品の準備作業時や、組
付け作業時に、正規の構成部材および部品を準備し、あ
るいは組付けて行く必要がある。
【0003】この構成部材および部品を準備し、それら
の構成部材および部品を順次組付けていく場合に、作業
者が肉眼で判別することは、汎用性はあるが、長時間作
業などによる眼精疲労などによって、判別力が低下した
り、見間違いを起したりする可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、自動計測ロボ
ットなどを用いて、自動的に計測することが考えられる
が、従来の計測装置は複雑な構造を有し、装置が大型、
かつ重いために、固定式で使用しなければならず、工程
レイアウト変更への対応が困難であり、また高価である
という問題点があった。
【0005】また、可搬式の装置でも、センシングツー
ルを被計測物に接触させる構造のもので、取扱いが不便
であったりして、実用上支障がある場合が多かった。
【0006】最近では、CCDカメラなどを用いた画像
処理によって、高精度で計測可能な装置も出て来ている
が、被計測物を貼付ける必要があり、このターゲット貼
付け精度を高める工夫が必要である。
【0007】前述のように、自動車ボディの構成部材お
よび部品は、他種類、かつ多数であり、かつ複雑な形状
のものが多く、その組付治具も複雑な形状になり易く、
その形状を計測する必要がある場合は、インラインでの
計測が困難で、個別に取外し、計測するのに有利な計測
場所を選定し、その計測場所に運搬して計測する必要が
あった。
【0008】また、CCDカメラによる画像処理では、
CCDカメラの視野、解像度などによって異なるが、通
常±0.2mm程度の精度のため、自動車用プレス部品
のように歪などの僅かな変形があっても、組付けが不可
能ないし不具合となる用途においては、その歪など僅か
な変形の評価には、使用困難であった。
【0009】特に、自動車用ボディ部材では、車体重量
の軽量化のために、厚さの異なる複数の板金プレート部
材を溶接によって継いで構成することが多いが、溶接に
よって生じる僅かな溶接歪などの評価には、使用困難で
あった。
【0010】さらに、CCDカメラによる画像処理で
は、CCDにより受像するため、自動車用プレス部品の
ように光沢がある被計測物には適用出来ないか、あるい
はつや消し塗装などの前処理が必要なため、インライン
での計測には適さないという問題点があった
【0011】そこで、本発明は、複雑な形状の被計測物
でも、比較的簡単な構成で、かつインラインで自動的に
計測が可能な、3次元計測装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された3次元計測装置は、少なくとも基準とマスターワ
ークとを有するマスターワーク側部材と、前記マスター
ワーク側部材に対向して基準用レーザとマスター用レー
ザと被計測物用レーザとを有するレーザ側部材とを具備
し、前記マスターワーク側部材と前記レーザ側部材とを
相対的に移動可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0013】上記の「前記マスターワーク側部材と前記
レーザ側部材とを相対的に移動可能に構成した」なる表
現は、マスターワーク側部材を移動させて、レーザ側部
材を固定する場合、上記と逆にレーザ側部材を移動させ
て、マスターワーク側部材を固定する場合、マスターワ
ーク側部材と前記レーザ側部材の両方を移動させる場合
を含むことを意味する。
【0014】上記の3次元計測装置によれば、基準の近
辺を走査して、走査途中の段差を拾うことによって計測
位置を把握し、また、基準およびマスターワークの反射
レーザから入力変化を把握して、被計測物の正規寸法、
すなわち被計測物用レーザの正規入力を特定し、この正
規入力と被計測物用レーザの実際入力とを対比し、それ
ら相互のずれ量を補正することによって、被計測物の3
次元形状を計測することが出来る。
【0015】したがって、上記の3次元計測装置によれ
ば、次のような作用効果が得られる。つや消し塗装な
どの前処理が不要で、インラインでの全数計測が可能で
ある。 歪の有無が高精度(例えば±10μm単位)で計測可
能である。 取扱いが比較的容易である。 例えば、レーザ側部材をロボットに固定する場合、ロ
ボットティーチング時に、基準位置合わせの入力値およ
びマスターワークの入力値を揃えることによって、測定
精度が向上する
【0016】本発明の請求項2に記載された3次元計測
装置は、前記基準が、第1基準および第2基準を有し、
前記マスターワークが、第1マスターワークおよび第2
マスターワークを有すると共に、前記基準用レーザが、
第1基準用レーザおよび第2基準用レーザを有し、前記
マスターワーク用レーザが、第1マスターワーク用レー
ザおよび第2マスターワーク用レーザとを有することを
特徴とするものである。
【0017】上記の3次元計測装置によれば、基準およ
びマスターワークをそれぞれ複数用いると共に、基準用
レーザとマスターワーク用レーザをそれぞれ複数用いる
ことによって、第1基準と第2基準との間の走査し、途
中の段差を拾うことによって、被計測物の計測位置をよ
り高精度で把握出来る。また、第1基準用レーザと第2
基準用レーザとの入力、第1マスターワーク用レーザと
第2マスターワーク用レーザとの入力を合わせることに
よって、被計測物の正規寸法、すなわち被計測物用レー
ザの正規入力をより正確に把握することが出来、被計測
物用レーザの実際入力と正規入力とのずれ量をより高精
度で把握することが出来る。さらに、被計測物レーザの
正規入力と実際入力とのずれ量をより高精度で補正可能
になり、より高精度の3次元計測が可能になる。
【0018】本発明の請求項3に記載された3次元計測
装置は、前記第1基準と第1マスターワークと第2マス
ターワークと第2基準とが、その記載順序で配置され、
前記第1基準用レーザと第1マスターワーク用レーザと
被計測物用レーザと第2マスターワーク用レーザと第2
基準用レーザとが、その記載順序で配置されていること
を特徴とするものである。
【0019】上記の3次元計測装置によれば、第1基準
と第2基準との間に、第1マスターワーク、第2マスタ
ーワークを、その記載順序で配置すると共に、第1基準
用レーザと第1マスター用レーザと被計測物用レーザと
第2マスター用レーザと第2基準用レーザとを、その記
載順序で配置しているので、第1基準と第2基準との間
の走査により、途中の段差を拾うことによって、被計測
物の計測位置をより高精度で把握出来る。また、第1基
準用レーザと第2基準用レーザの基準入力、第1マスタ
ーワーク用レーザと第2マスターワーク用レーザの入力
を合わせることによって、被計測物の正規寸法、すなわ
ち被計測物用レーザの正規入力をより高精度で把握する
ことが出来、被計測物用レーザの入力変化をより正確に
計測することが出来る。さらにまた、被計測物の正規入
力と実際入力とのずれ量をより高精度で補正可能にな
り、より高精度の計測が可能になる。
【0020】本発明の請求項4に記載された3次元計測
装置は、前記マスターワーク側部材が下方に配置され、
前記レーザ側部材が前記マスターワーク側部材の上方に
配置されていることを特徴とするものである。
【0021】上記の3次元計測装置によれば、レーザ側
部材とマスターワーク側部材とが上下に配置されている
ことによって、被計測物をコンベア上などで搬送しなが
ら、その上方からレーザ側部材の被計測物用レーザによ
りインラインで、被計測物の3次元計測を実施すること
が出来、生産性が向上する。
【0022】本発明の請求項5に記載された3次元計測
装置は、前記レーザ側部材が、多関節ロボットに取付け
られていることを特徴とするものである
【0023】上記の3次元計測装置によれば、上記と同
様に、被計測物をコンベアなどで移動することによっ
て、被計測物表面の凹凸形状をインラインで正確に計測
することが出来るのみならず、計測前のティーチング時
に、多関節ロボットによりレーザ側部材を、マスターワ
ーク側部材に対して相対的に移動させてレーザを走査
し、第1基準および第2基準による原点および原点
を把握したり、第1マスターワーク用レーザおよび第1
マスターワーク用レーザの入力から被計測物の正規入力
を把握したりすることが出来る。また、被計測物の大き
さや形状などに応じて、多関節ロボットを制御して、マ
スターワーク側部材とレーザ側部材との間隔寸法や、マ
スターワーク側部材とレーザ側部材との傾きなどを自在
に設定することが出来、より取扱い易くすることが出来
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る3
次元計測装置について、図面を参照して説明する。
【0025】図1は3次元計測装置の概略構成斜視図で
ある。図1において、1は3次元計測装置で、マスター
ワーク側部材2と、レーザ側部材3とを有し、レーザ側
部材3は架台(図示省略)に固定された多関節ロボット
4に取付けられて、マスターワーク側部材2の上方に配
置されている。
【0026】前記マスターワーク側部材2には、被計測
物の搬送方向と直交する方向に沿って、上端が平面状の
第1基準5、被計測物のマスターとなる第1マスターワ
ーク6、被計測物のマスターとなる第2マスターワーク
8、上端が平面状の第2基準9が、その記載順序で配置
されている。
【0027】前記レーザ側部材3には、第1基準用レー
ザ10、第1マスターワーク用レーザ11、被計測物用
レーザ12、第2マスターワーク用レーザ13、第2基
準用レーザ14が、その記載順序で配置されている。そ
して、前記各レーザ10〜14は、前記マスターワーク
側部材2に配置された、第1基準5、第1マスターワー
ク6、第2マスターワーク8、第2基準9と対向する配
列ピッチで配置されている。
【0028】また、レーザ側部材3の第1基準用レーザ
10、第1マスターワーク用レーザ11、被計測物用レ
ーザ12、第2マスターワーク用レーザ13、第2基準
用レーザ14は、それぞれから出力されるレーザが、前
記マスターワーク側部材2に配置された第1基準5、第
1マスターワーク6、第2マスターワーク8、第2基準
9に照射され、それぞれでの反射レーザを受光出来るよ
うに、出力面(受光面)が下向きになるように配置され
ている。
【0029】次に、上記の3次元計測装置1の動作につ
いて、図2ないし図6を参照して説明する。
【0030】図2は、マスターワーク側部材2とレーザ
側部材3とを、被計測物7の搬送方向とは直交する方向
で示した概略拡大正面図で、第1マスターワーク6と第
2マスターワーク8との間を、被計測物7がコンベアな
どによって図1の矢印方向に搬送されるように構成され
ている。
【0031】前記レーザ側部材3を多関節ロボット4に
よって、被計測物7の搬送方向とは直交する方向に移動
させて、前記第1基準5と第2基準9との間を、レーザ
で走査して、その反射レーザからその高さ位置のデータ
を、所定ピッチP、例えば10μmピッチで採取する
と、水平面部分は図3(A)に示すように一定の入力a
が得られ、上り傾斜面または曲面状部分は図3(B)に
示すように階段状に上昇する入力bが得られ、下り傾斜
面または曲面状部分は図3(C)に示すように階段状に
下降する入力cが得られる。
【0032】したがって、上端が平面状の第1基準5と
第2基準9によって、第1基準用レーザ5と第2基準用
レーザ9には、図4に示すように、平面状の原点と原
点が得られ、これら原点−原点間の凸面状の第1
マスターワーク6および第2マスターワーク8によっ
て、第1マスターワーク用レーザ11および第2マスタ
ーワーク用レーザ13には、凸状に変化する入力d,e
が得られる。これらの段差を拾うことにより、被計測物
7の計測位置を把握することが出来る。
【0033】この状態で、多関節ロボット4を制御し
て、第1基準5と第1基準用レーザ10間の間隔寸法
と、第2基準9と第2基準用レーザ14間の間隔寸法が
等しくなるように調整する。また、第1マスターワーク
6と第1マスターワーク用レーザ11間の間隔寸法と、
第2マスターワーク8と第2マスターワーク用レーザ1
3間の間隔寸法とが等しくなるように調整する。
【0034】第1マスターワーク6および第2マスター
ワーク8による入力d,eを重ね合わせた場合に、図5
(A)に示すように、ずれている場合は、第1マスター
ワーク6および第1マスターワーク用レーザ11間の間
隔寸法と、第2マスターワーク8および第2マスターワ
ーク用レーザ13間の間隔寸法とが相違しているので、
多関節ロボット4を調節して、図5(B)に示すよう
に、これらの入力d,eを一致させる。なお、入力d,
eの形状が一致しているにもかかわらず、これらの入力
d,eの位置が一致しない場合は、第1マスターワーク
用レーザ11と第2マスターワーク用レーザ13間の計
測誤差として補正する。
【0035】前述のようにして、被計測物7の計測位置
の把握が終わると、コンベア上から、マスターワーク側
部材2を移動し、被計測物7を載置したコンベアを図1
の矢印方向に駆動して、被計測物7を、先に把握した計
測位置(平面視位置で、先の第1マスターワーク6と第
2マスターワーク8との間に対応する位置)に通過させ
て、多関節ロボット4により被計測物用レーザ12から
の照射レーザを、被計測物7の表面に走査して、その反
射レーザによる入力fを、前記第1マスターワーク6お
よび第2マスターワーク8による入力d,eと重ね合わ
せる。図1では、被計測物7の一例として、自動車用ボ
ディ部材の一部の3次元計測を行なう場合を示してい
る。
【0036】図6(A)に示すように、被計測物7から
の入力fが、前記第1マスターワーク6および第2マス
ターワーク8による入力d,eと位置および形状が一致
すれば、被計測物7は正規の寸法・形状を有するものと
して合格と判定する。もし、図6(B)に示すように、
被計測物7の入力fが、前記第1マスターワーク6およ
び第2マスターワーク8による入力d,eと位置および
形状が一致しなければ、被計測物7は正規の寸法・形状
を有していないものとして不合格と判定する。
【0037】また、図6(C)に示すように、被計測物
7からの反射レーザによる入力fが、前記第1マスター
ワーク6および第2マスターワーク8による入力d,e
と位置が一致していない場合は、そのずれ量を補正す
る。その補正の結果、図6(A)に示すように、入力f
が入力d,eと一致する場合は、被計測物7は正規の寸
法・形状を有しているものとして合格と判定する。
【0038】なお、上記実施形態では、被計測物7であ
る自動車用ボディ部材の一部分のみの3次元計測を行な
う場合について説明したが、複数部分の3次元計測を行
なってもよい。その場合、多関節ロボット4を操作し
て、単一のレーザ側部材3を用いて、被計測物用レーザ
12からの照射レーザを、被計測物7の複数部分に順次
走査するようにしてもよいし、レーザ側部材3を複数個
設けて、同時に被計測物7の複数部分に照射レーザを走
査するようにしてもよい。このように、被計測物7の複
数部分に同時に照射レーザを走査することにより、被計
測物7の3次元計測精度が大幅に向上する。
【0039】上記の単一のレーザ側部材3を用いて、被
計測物用レーザ12からの照射レーザを、被計測物7の
複数部分に順次走査する場合は、設備コストが低い利点
はあるが、計測時間が長くなる。一方、レーザ側部材3
を複数個設けて、同時に被計測物7の複数部分に照射レ
ーザを走査する場合は、設備コストは高くなるが、計測
時間が短くてすむ利点がある。
【0040】以上のようにして、被計測物7の計測が終
わると、合格の被計測物7はそのまま生産ラインに流
し、不合格の被計測物7は生産ライン(コンベア)から
取り去る。
【0041】上記実施形態では、被計測物7として自動
車用ボディ部材を用いる場合について説明したが、本発
明の3次元計測装置は、自動車用の他の部材、あるいは
他の任意の部材における3次元計測に用いることが出来
る。
【0042】また、上記実施形態では、基準として第1
基準5と第2基準8の2個を、マスターワークとして第
1マスターワーク6と第2マスターワーク8の2個を用
いる場合について説明したが、それぞれいずれか1個ず
つを用いることが出来る。ただし、この場合は、測定精
度が若干低下する。
【0043】
【発明の効果】本発明の3次元計測装置は、以上のよう
に、少なくとも基準とマスターワークとを有するマスタ
ーワーク側部材と、前記マスターワーク側部材に対向し
て基準用レーザとマスターワーク用レーザと被計測物用
レーザとを有するレーザ側部材とを具備し、前記マスタ
ーワーク側部材と前記レーザ側部材とを相対的に移動可
能に構成したことを特徴とするものであるから、被計測
物の表面の凹凸状態を計測することが出来、特に、自動
車用ボディ部材のように、厚さの異なる複数のプレス部
材を溶接によって継いで構成した溶接歪が生じ易い複合
部材においても、溶接歪に起因する表面の僅かな凹凸状
態を高精度で計測することが出来る。
【0044】また、上記のマスターワーク側部材の基準
およびマスターワークと、レーザ側部材の基準用レーザ
とマスターワーク用レーザとを、それぞれ複数具備すれ
ば、被計測物の計測精度を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る3次元計測装置の概略
構成斜視図である。
【図2】図1の3次元計測装置の要部の概略構成拡大正
面図である。
【図3】(A)は図1の3次元計測装置において上端が
平面状の第1基準と第2基準をレーザで走査したときの
入力の説明図 (B)は上端が上り傾斜面または曲面状部分のマスター
ワークをレーザで走査したときの入力の説明図、(C)
は上端が下り傾斜面または曲面状部分のマスターワーク
をレーザで走査したときの入力の説明図である。
【図4】図1の3次元計測装置において第1基準と第2
基準間をレーザで走査したときの入力の説明図である。
【図5】(A)は図1の3次元計測装置において第1マ
スターワーク用レーザの入力dと第2マスターワーク用
レーザの入力eがずれている場合の説明図、(B)は
(A)の入力dと入力eとを位置補正した場合の説明図
である。
【図6】(A)は図1の3次元計測装置において第1マ
スターワーク用レーザの入力dと第2マスターワーク用
レーザの入力eに、被計測物用レーザの入力fを重ね合
わせた場合の説明図、(B)は被計測物用レーザの入力
fが、第1マスターワーク用レーザの入力dと第2マス
ターワーク用レーザの入力eとは、位置および形状が相
違している場合の説明図、(C)は被計測物用レーザの
入力fが、第1マスターワーク用レーザの入力dと第2
マスターワーク用レーザの入力eとは、位置のみ異なり
形状が一致している場合の説明図である。
【符号の説明】
1 3次元計測装置 2 マスターワーク側部材 3 レーザ側部材 4 多関節ロボット 5 第1基準 6 第1マスターワーク 7 被計測物 8 第2マスターワーク 9 第2基準 10 第1基準用レーザ 11 第1マスターワーク用レーザ 12 被計測物用レーザ 13 第2マスターワーク用レーザ 14 第2基準用レーザ a 平面部の入力 b 上り傾斜面または曲面状部分の入力 c 下り傾斜面または曲面状部分の入力 d 第1マスターワーク用レーザの入力 e 第2マスターワーク用レーザの入力 f 被計測物用レーザの入力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基準とマスターワークとを有
    するマスターワーク側部材と、前記マスターワーク側部
    材に対向して基準用レーザとマスター用レーザと被計測
    物用レーザとを有するレーザ側部材とを具備し、前記マ
    スターワーク側部材と前記レーザ側部材とを相対的に移
    動可能に構成したことを特徴とする3次元計測装置。
  2. 【請求項2】 前記基準が、第1基準および第2基準を
    有し、前記マスターワークが、第1マスターワークおよ
    び第2マスターワークを有すると共に、前記基準用レー
    ザが、第1基準用レーザおよび第2基準用レーザを有
    し、前記マスターワーク用レーザが、第1マスターワー
    ク用レーザおよび第2マスターワーク用レーザとを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の3次元計測装置。
  3. 【請求項3】 前記第1基準と第1マスターワークと第
    2マスターワークと第2基準とが、その記載順序で配置
    され、前記第1基準用レーザと第1マスターワーク用レ
    ーザと被計測物用レーザと第2マスターワーク用レーザ
    と第2基準用レーザとが、その記載順序で配置されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の3次元計測装置。
  4. 【請求項4】 前記マスターワーク側部材が下方に配置
    され、前記レーザ側部材が前記マスターワーク側部材の
    上方に配置されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の3次元計測装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ側部材が、多関節ロボットに
    取付けられていることを特徴とする請求項4に記載の3
    次元計測装置。
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