JP2003314730A - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JP2003314730A
JP2003314730A JP2002118213A JP2002118213A JP2003314730A JP 2003314730 A JP2003314730 A JP 2003314730A JP 2002118213 A JP2002118213 A JP 2002118213A JP 2002118213 A JP2002118213 A JP 2002118213A JP 2003314730 A JP2003314730 A JP 2003314730A
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casing
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gap
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Keiichi Kai
圭一 甲斐
Katsuto Kumagai
勝人 熊谷
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体の開,閉弁動作を安定させ、ソレノイド
弁の信頼性を向上できると共に、磁気的なエネルギ損失
を低減することができるようにする。 【解決手段】 ケーシング11の一側で流路形成体14
の衝合部とアクチュエータケース15の環状段部15B
との間には、弁体18を開,閉弁可能に保持する環状の
弾性板19を設ける。また、電磁アクチュエータ21の
コイルボビン22、コア部材23および電磁コイル24
は、弁体18の変位方向(中心線O1 −O1 )と直交す
る軸線O2 −O2 に沿って延びるように配設する。ヨー
ク部材25の各対向ヨーク26には互いに対向する端部
側に弁体吸引部26A,26Aを設ける。そして、これ
らの弁体吸引部26Aは、弁体18の磁性板18Aとギ
ャップGを介して上,下で対面する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用エン
ジンのパージ制御弁等に好適に用いられるソレノイド弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両用エンジンにあ
っては、燃料タンク内で揮発した燃料ガス(エバポガ
ス)が大気中に放出されるのを防止するためにエバポパ
ージシステムが採用されている。
【0003】即ち、従来技術によるエバポパージシステ
ムは、キャニスタと呼ばれる容器内にエバポガスを一時
的に蓄えておき、エンジンが予め決められた所定の運転
条件を満たすときに、ソレノイド弁からなるパージ制御
弁を開弁させ、キャニスタ内に蓄えたエバポガスを燃料
の一部として活用するものである。
【0004】この場合、エンジンの吸気通路とキャニス
タとの間にはエバポガスを流通させるためのエバポパー
ジ通路が設けられ、該エバポパージ通路の途中にパージ
制御弁を配設する。そして、このパージ制御弁は、開弁
時にキャニスタからのエバポガスをエンジンの吸気通路
に流通させ、燃焼室内で燃料と吸入空気の混合気と共に
エバポガスを燃焼させるものである。
【0005】そこで、このようなパージ制御弁として用
いられる従来技術のソレノイド弁について、図10ない
し図13を参照して説明する。
【0006】1は段付き円筒状に形成されたソレノイド
弁のケーシングで、該ケーシング1内には、図10に示
す如く後述のコア部材6が挿通されるコア挿通穴1A
と、後述の弁体4が離着座する弁座1Bと、弁体4を軸
方向に変位可能にガイドするガイド穴1Cとが互いに同
軸となるように形成されている。
【0007】また、ケーシング1の一側には、流入口2
および流出口3が径方向に突出して設けられ、該流入口
2と流出口3との間は、弁体4の開,閉弁に応じて互い
に連通,遮断される。そして、これらの流入口2および
流出口3は、例えばエバポガス等の流路となるエバポパ
ージ通路の一部を構成するものである。
【0008】4はケーシング1のガイド穴1C内に変位
可能に設けられた弁体で、該弁体4は、例えば鉄系の磁
性材料を用いた筒状弁体として形成されている。そし
て、弁体4は、後述の電磁アクチュエータ5で駆動され
ることによりケーシング1内の弁座1Bに離着座するも
のである。
【0009】5はケーシング1に設けられた電磁アクチ
ュエータで、該電磁アクチュエータ5は、後述のコア部
材6、電磁コイル7およびヨーク部材8等により構成さ
れている。そして、電磁アクチュエータ5は、電磁コイ
ル7への通電時に弁体4をコア部材6、ヨーク部材8を
介して磁気的に吸引し、弁体4をケーシング1の弁座1
Bから離座(開弁)させるものである。
【0010】6は鉄材、電磁ステンレス鋼等の磁性材料
からなるロッド状のコア部材で、該コア部材6は、ケー
シング1のコア挿通穴1A内に挿入され、軸方向一側が
弁体4と対向配置されている。また、コア部材6の他側
端部6Aは、ケーシング1のコア挿通穴1A内から軸方
向に突出し、後述のヨーク枠8Aにカシメ手段等を用い
て固着されている。
【0011】この場合、コア部材6の一側端部は、図1
3に例示するように弁体4の端面と軸方向隙間(以下、
軸方向ギャップGa という)を介して対面し、弁体4の
開弁量を所定の大きさ(軸方向ギャップGa 分のリフト
量)に規制するものである。
【0012】7はコア挿通穴1Aの外周側に位置してケ
ーシング1の内部に埋設された電磁コイルで、該電磁コ
イル7は、外部からの通電により励磁され、図13に例
示するような矢示H方向の磁路をコア部材6とヨーク部
材8との間に弁体4を介して形成するものである。
【0013】8は鉄板、電磁ステンレス鋼板等の磁性材
料により形成されたヨーク部材で、該ヨーク部材8は、
図10ないし図12に示す如くケーシング1を外側から
取囲むように略コ字状に折曲げて形成されたヨーク枠8
Aと、該ヨーク枠8Aの一側(下端側)に連結されケー
シング1の内部を水平方向に延びるヨークプレート8B
とから構成されている。
【0014】この場合、ヨークプレート8Bは磁性材料
からなる環状板として形成され、その内側部分は図10
に示すようにガイド穴1Cの径方向外側に位置してケー
シング1内に埋設されている。そして、ヨークプレート
8Bと弁体4との間には、図13に例示するように径方
向の隙間(以下、径方向ギャップGb という)が形成さ
れている。
【0015】従来技術によるパージ制御弁としてのソレ
ノイド弁は、上述の如き構成を有するもので、まず、外
部から電磁コイル7に通電すると、該電磁コイル7が励
磁されることにより、ヨーク部材8のヨーク枠8A、ヨ
ークプレート8Bとコア部材6との間には、図13に示
すように矢示H方向の磁路が弁体4を介して形成され
る。
【0016】そして、弁体4は、このときの磁力により
コア部材6の一側端面に向けて磁気的に吸引され、ケー
シング1のガイド穴1C内を軸方向に摺動変位する。こ
れにより、弁体4は開弁してコア部材6の端面に当接
し、流入口2と流出口3とを連通させる。
【0017】このため、エンジンのキャニスタ(図示せ
ず)内に蓄えたエバポガスは、弁体4の開弁により流入
口2から流出口3に向けて流通し、エンジンの吸気通路
(図示せず)に吸入されることによってエンジンの燃焼
室内で吸入空気と共に燃焼されるものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ケーシング1内にコア挿通穴1Aと弁座1
Bとの間に位置してガイド穴1Cを形成し、該ガイド穴
1C内で弁体4を軸方向に摺動可能にガイドする構成と
している。
【0019】このため、電磁アクチュエータ5によって
弁体4を開,閉駆動するときに、ケーシング1のガイド
穴1Cと弁体4との間には摩擦抵抗が発生し、ガイド穴
1C等の寸法精度を厳しく管理しないと、弁体4の開,
閉弁動作を安定させるのが難しく、ソレノイド弁として
の信頼性を向上できないという問題がある。
【0020】また、電磁アクチュエータ5のヨーク部材
8には、ヨークプレート8Bと弁体4との間に図13に
示すように全周にわたって径方向ギャップGb が形成さ
れている。そして、この径方向ギャップGb は、弁体4
が開,閉弁を繰返すときにも常に一定の隙間を保ったま
まで、ヨークプレート8Bと弁体4との間に矢示H方向
の磁路を形成するものである。
【0021】このため、電磁コイル7への通電により発
生する磁界は、径方向ギャップGbが磁気抵抗となって
作用し、弁体4を開,閉駆動する上で、磁気的な吸引力
を弁体4に対し必ずしも効率的に付与することができ
ず、磁気的なエネルギの損失が大きいという問題があ
る。
【0022】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、弁体の開,閉弁動作を
安定させ、信頼性を向上できると共に、磁気的なエネル
ギ損失を低減することができるようにしたソレノイド弁
を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、内部に流路が形成され該流路の途中
に弁座を有するケーシングと、該ケーシング内に変位可
能に設けられ前記弁座に離着座する弁体と、該弁体を駆
動するために前記ケーシングに設けられた電磁アクチュ
エータとからなるソレノイド弁に適用される。
【0024】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ケーシングには、外周側が該ケーシングに
取付けられ内周側が前記弁体を変位可能に保持する板状
の弁体保持部材を設け、前記電磁アクチュエータは、前
記弁体から離間して前記ケーシング内に設けられ前記弁
体の変位方向と交差する方向に延びたロッド状のコア部
材と、該コア部材を径方向外側から取囲んで前記ケーシ
ング内に設けられた電磁コイルと、該電磁コイルと前記
弁体との間に位置して前記ケーシングに設けられ該電磁
コイルへの通電時に前記コア部材と共に前記弁体を介し
て磁路を形成するヨーク部材とにより構成し、該ヨーク
部材には、前記弁体とギャップを介して対面し、前記電
磁コイルへの通電時に前記弁体を磁気的に吸引する弁体
吸引部を設けたことにある。
【0025】このように構成することにより、板状の弁
体保持部材を用いて弁体を開,閉弁可能に保持すること
ができ、従来技術のようにケーシング内に弁体用のガイ
ド穴等を設ける必要がなくなるため、弁体の開,閉弁時
にケーシングと弁体との間に摩擦抵抗等が発生するのを
防止できる。そして、ヨーク部材に設けた弁体吸引部
は、前記弁体とギャップを介して対面しているので、電
磁コイルへの通電時に前記弁体を磁気的に吸引でき、弁
体を安定して開,閉弁動作させることができる。
【0026】また、請求項2の発明によると、コア部材
は弁体の変位方向に対してほぼ直交する方向に延び、ヨ
ーク部材は、該コア部材の両端側にそれぞれ取付けられ
互いに対向する端部が弁体吸引部となった一対の対向ヨ
ークにより構成している。
【0027】これにより、コア部材は弁体から離間した
位置を変位方向とはほぼ直交する方向(例えば、弁体の
表面と平行な左,右方向)に延びるように配置でき、コ
ア部材の両端側には弁体側に向けて延びるように一対の
対向ヨークを取付けることにより、該各対向ヨークの弁
体吸引部を弁体に近い位置で互いに対向配置することが
できる。
【0028】また、請求項3の発明によると、各対向ヨ
ークの弁体吸引部は、弁体との間のギャップ寸法よりも
大きく該弁体の外径よりも小さい寸法の隙間を介して互
いに対向配置する構成としている。
【0029】これにより、対向ヨークの弁体吸引部間に
は、弁体との間のギャップ寸法よりも大きく、弁体の外
径寸法よりも小さい隙間を形成でき、この隙間により一
対の弁体吸引部間を磁気的に絶縁した状態で、前記ギャ
ップを介して弁体を磁気的に吸引することができる。
【0030】さらに、請求項4の発明によると、ケーシ
ングと弁体との間には、各弁体吸引部間の隙間内に配置
され前記弁体を閉弁方向に常時付勢する弁ばねを設ける
構成としている。
【0031】これにより、ケーシングと弁体との間に
は、一対の弁体吸引部間に形成される隙間を利用して弁
ばねを配設でき、この弁ばねにより弁体を閉弁方向に付
勢し続けることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
ソレノイド弁を、車両用エンジンのパージ制御弁として
用いる場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0033】ここで、図1ないし図7は本発明の第1の
実施の形態を示している。図中、11は樹脂材料等によ
り形成されたソレノイド弁のケーシングで、該ケーシン
グ11は、図1、図2に示す如く一側(下側)に位置し
流入口12および流出口13が径方向に突出して設けら
れた流路形成体14と、該流路形成体14上に嵌合して
設けられた後述のアクチュエータケース15とにより構
成されている。
【0034】そして、流路形成体14には、図1に示す
中心線O1 −O1 と同軸に筒状の弁座14Aが形成され
ている。また、流路形成体14の他側(上側)部位は、
図2に示す如くアクチュエータケース15に対する環状
の衝合部14Bとなり、該衝合部14Bは弁座14Aを
径方向外側から取囲むように形成されている。そして、
弁座14Aは、後述の弁体18と上,下で対向する位置
に配設され、その端面の高さは衝合部14Bの端面より
も僅かに低い高さ位置となっている。
【0035】また、流路形成体14には、弁座14Aと
衝合部14Bとの間に環状流路部14Cが形成され、該
環状流路部14Cは、弁座14Aの外側で図1に示す流
入口12に常時連通している。また、弁座14Aの内側
部位は有底穴からなる内側流路部14Dとなり、該内側
流路部14Dは流出口13に常時連通しているものであ
る。
【0036】15は流路形成体14と共にケーシング1
1を構成するアクチュエータケースで、該アクチュエー
タケース15は、流路形成体14とほぼ同様の絶縁性樹
脂材料等を用いて形成され、後述の電磁アクチュエータ
21をインサートモールドによる一体成形等の手段で外
側から囲繞するものである。
【0037】そして、アクチュエータケース15の一端
(下端)側には、図2に示す如く流路形成体14に上側
から嵌合される嵌合部15Aと、該嵌合部15Aの上側
に位置して径方向内向きに突出し、後述の弾性板19を
流路形成体14の衝合部14Bとの間で挟持する環状段
部15Bと、中心線O1 −O1 上に位置し後述の弁体1
8と上,下方向で対向するストッパ突起15C、ばね受
部15Dとが一体形成されている。
【0038】そして、アクチュエータケース15のスト
ッパ突起15Cは、弁体18の開弁時に弁体18と当接
し、弁体18の開度(リフト量)を規制するものであ
る。また、ばね受部15Dは、ストッパ突起15Cの周
囲に形成された環状の凹溝からなり、弁体18との間で
後述の弁ばね27を上,下方向から支持している。そし
て、ばね受部15Dの外径寸法は、後述の隙間にほぼ対
応した寸法Sに図2に示す如く設定されている。
【0039】一方、アクチュエータケース15の他側
(上側)には、図3、図4に示すようにコネクタ部15
Eが一体形成され、該コネクタ部15Eには、後述の電
磁コイル24に外部から通電するため、図3に例示する
ように2本の端子ピン16,16が設けられている。
【0040】17,17はアクチュエータケース15に
一体形成された左,右の取付ブラケットで、該各取付ブ
ラケット17は、図3、図4に示す如くアクチュエータ
ケース15の背面側に位置し、流入口12、流出口13
とほぼ平行に左,右方向に突出している。そして、ケー
シング11はこれらの取付ブラケット17によりエンジ
ン側の所定部位(図示せず)に固定して取付けられるも
のである。
【0041】18は流路形成体14の弁座14Aに離着
座する弁体で、該弁体18は、図2に示す如く環状の磁
性板18Aと、該磁性板18Aに一体形成され磁性板1
8Aを部分的に覆う弾性弁部18Bとにより構成されて
いる。そして、この弾性弁部18Bは、天然ゴム、合成
ゴム等の弾性樹脂材料を用いて形成され、磁性板18A
の下面側を覆うと共に、磁性板18Aの中心部を貫通し
てストッパ突起15Cと上,下で対向するように上向き
に突出している。
【0042】また、弁体18の磁性板18Aは、例えば
鉄材、電磁ステンレス鋼等の磁性材料により環状平板と
して形成され、後述のコア部材23、対向ヨーク26の
各弁体吸引部26Aとの間で図6に例示する矢示H1 方
向の閉磁路を形成する。そして、弁体18は後述の電磁
アクチュエータ21で駆動されることにより、流路形成
体14の弁座14Aに離着座して環状流路部14Cと内
側流路部14Dとの間を連通,遮断するものである。
【0043】また、弁体18の弾性弁部18Bは、弁座
14Aに対して着座するときに磁性板18Aと弁座14
Aとの間を気液密にシールし、弁座14Aから離座する
ときにはアクチュエータケース15のストッパ突起15
Cに弾性的に当接するものである。これにより、弾性弁
部18Bは、磁性板18Aが後述の弁体吸引部26Aに
衝突するのを防ぎ、弾性的な緩衝作用を発揮すると共
に、弁体18のリフト量(弁開度)を規制する機能を有
している。
【0044】19はケーシング11内で弁体18を変位
可能に保持する弁体保持部材としての弾性板で、該弾性
板19は、例えばばね性を有した薄い金属板またはシー
ト状の弾性樹脂材料等を用いて形成された環状平板から
なり、その内周側は弁体18の磁性板18Aを例えば中
心線O1 −O1 に沿って変位可能に保持している。
【0045】また、弾性板19の外周側は、図2に示す
如く流路形成体14の衝合部14Bに沿って径方向外向
きに延び、アクチュエータケース15の環状段部15B
と衝合部14Bとの間にOリング等の弾性リング20を
介して上,下から挟むように取付けられている。
【0046】そして、弾性板19は、ケーシング11の
流路形成体14とアクチュエータケース15との間に配
置され、例えばダイヤフラム等からなる可動隔壁を構成
し、流路形成体14の環状流路部14Cと内側流路部1
4Dとの間を弁体18と共に開,閉するものである。
【0047】21は弁体18を開,閉駆動するためアク
チュエータケース15に内蔵された電磁アクチュエータ
で、該電磁アクチュエータ21は、後述のコア部材2
3、電磁コイル24およびヨーク部材25等により構成
されている。そして、電磁アクチュエータ21は、アク
チュエータケース15内にインサートモールド等の手段
を用いて一体成形されるものである。
【0048】22はアクチュエータケース15内に設け
られたコイルボビンで、該コイルボビン22は、例えば
絶縁性樹脂材料等を用いて段付筒状に形成され、その内
周側はコア挿通穴22Aとなっている。そして、コイル
ボビン22は、コア挿通穴22Aが弁体18の変位方向
(中心線O1 −O1 )とほぼ直交する方向の軸線O2−
O2 に沿って延びるようにアクチュエータケース15内
に配設されている。
【0049】即ち、コイルボビン22のコア挿通穴22
Aは、図1に示す如く左,右の取付ブラケット17,1
7とほぼ平行となるように、アクチュエータケース15
内を軸線O2 −O2 に沿って左,右方向に延びている。
そして、コイルボビン22は、アクチュエータケース1
5のストッパ突起15C、ばね受部15Dに対しては
上,下方向で離間し、コア挿通穴22Aは中心線O1 −
O1 とほぼ直交する方向で軸線O2 −O2 上に配置され
ている。
【0050】23はコイルボビン22のコア挿通穴22
A内に挿嵌されたコア部材で、該コア部材23は、例え
ば鉄材、電磁ステンレス鋼等の磁性材料により棒状のロ
ッドとして形成されている。そして、コア部材23は、
コア挿通穴22A内をアクチュエータケース15の左,
右方向に軸線O2 −O2 に沿って延び、その両端側はコ
ア挿通穴22Aから突出している。
【0051】また、コア挿通穴22Aから突出するコア
部材23の両端側は、後述の各対向ヨーク26に連結さ
れ、これらの対向ヨーク26を図5に示す如く一体的に
支持する構成となっている。そして、コア部材23は、
図1に示すようにアクチュエータケース15内に囲繞さ
れ、ストッパ突起15Cおよびばね受部15Dに対して
上,下方向で離間した位置に配設されている。
【0052】24はコイルボビン22の外周側に巻回さ
れた電磁コイルで、該電磁コイル24は、コイルボビン
22と共にコア部材23を径方向外側から取囲むように
配置され、アクチュエータケース15により外側から囲
繞されている。そして、電磁コイル24は、図3に示す
各端子ピン16に接続され、コネクタ部15Eを介して
外部から給電されることにより励磁されるものである。
【0053】25は電磁コイル24の外側に位置してア
クチュエータケース15内に設けられたヨーク部材で、
該ヨーク部材25は、図1、図5および図6に示すよう
にコア部材23の長さ方向(軸方向)で互いに対向して
配置され、中心線O1 −O1に対しほぼ左,右対称とな
った一対の対向ヨーク26,26により構成されてい
る。
【0054】そして、対向ヨーク26,26は、例えば
鉄材、電磁ステンレス鋼等の磁性金属板を、図5に示す
ように略L字形状に折曲げることにより形成され、その
一側(下端側)は、互いに接近する方向に延び寸法Sの
隙間を介して対向する一対の弁体吸引部26A,26A
となっている。
【0055】この場合、弁体吸引部26A,26A間に
形成される隙間の寸法Sは、図5、図6に示すように弁
体18(磁性板18A)の外径寸法Dよりも小さく、後
述のギャップGよりも大きく寸法(G<S<D)に設定
されている。また、この寸法Sの隙間内には、図2に示
すように後述の弁ばね27が中心線O1 −O1 に沿って
上,下方向に挿入されるものである。
【0056】そして、これらの弁体吸引部26Aは、図
2、図6に示すように弁体18の磁性板18Aと上,下
方向のギャップGを介して対面し、このギャップGの寸
法は、前述した隙間の寸法Sよりも小さい寸法に設定さ
れている。この場合、寸法Sの隙間により一対の弁体吸
引部26A,26A間は磁気的に絶縁され、この状態で
弁体吸引部26Aは、上,下方向のギャップGを介して
弁体18の磁性板18Aを磁気的に吸引するものであ
る。
【0057】また、弁体吸引部26Aと弁体18との間
のギャップGは、弁体18のリフト量(弁開度)を決定
するもので、図13に例示した従来技術による弁体4と
コア部材6との間に形成される軸方向ギャップGa とほ
ぼ等しい隙間寸法に設定される。
【0058】一方、対向ヨーク26の他側(上端側)に
は、図5に示すようにコア部材23の両端側がカシメ、
圧入、接着の固定手段等を用いて連結されている。そし
て、対向ヨーク26の弁体吸引部26Aは、コア部材2
3とほぼ平行(図1に示す中心線O1 −O1 とほぼ垂直
な方向)に延びている。
【0059】ここで、コア部材23、電磁コイル24お
よびヨーク部材25等からなる電磁アクチュエータ21
は、電磁コイル24を励磁したときにコア部材23とヨ
ーク部材25との間に、図6に示すような矢示H1 方向
の磁界(閉磁路)を弁体18の磁性板18Aを介して形
成する。
【0060】このときに弁体18は、各対向ヨーク26
の弁体吸引部26AによりギャップGを介して磁気的に
吸引され、後述の弁ばね27に抗した開,閉弁動作を行
うものである。また、弾性板19は、図2に示す如く弁
体18を変位可能に保持し、弁体18の安定した開,閉
弁動作を補償するものである。
【0061】27は弁体18を閉弁方向に常時付勢する
弁ばねで、該弁ばね27は、図2に示す如くアクチュエ
ータケース15のストッパ突起15Cの外周側に位置
し、ばね受部15Dと弁体18との間に配設されてい
る。そして、弁体18は、弁ばね27の付勢力により流
路形成体14の弁座14Aに着座し、環状流路部14C
と内側流路部14Dとの間を開,閉可能に遮断するもの
である。
【0062】本実施の形態によるパージ制御弁(ソレノ
イド弁)は上述の如き構成を有するもので、次に、その
作動について説明する。
【0063】まず、電磁コイル24への通電を停止して
いるときには、弁体18が弁ばね27で閉弁方向に付勢
されることにより弁座14Aに着座し続け、図1に示す
流入口12と流出口13との間は遮断される。このた
め、例えば車両の燃料タンク内で発生したエバポガス
は、エンジンのキャニスタ(いずれも図示せず)内に蓄
えられたままの状態に保持される。
【0064】次に、外部から電磁コイル24に通電した
ときには、コア部材23およびヨーク部材25の各対向
ヨーク26間に、弁体18の磁性板18Aを介して図6
に示すような矢示H1 方向の閉磁路が形成される。そし
て、弁体18は、各対向ヨーク26の弁体吸引部26A
によりギャップGを介して磁気的に吸引され、弁ばね2
7に抗して弁座14Aから離座することにより流入口1
2と流出口13とを連通させる。
【0065】このため、エンジンのキャニスタ内に蓄え
たエバポガスは、弁体18の開弁により図1に示す流入
口12から流出口13に向けて流通し、エンジンの吸気
通路(図示せず)に吸入されることによってエンジンの
燃焼室内で吸入空気と共に燃焼されるものである。
【0066】かくして、本実施の形態によれば、環状の
弾性板19を用いて弁体18を開,閉弁可能に保持する
ように、ケーシング11の一側で流路形成体14の衝合
部14Bとアクチュエータケース15の環状段部15B
との間に弾性リング20を介して弾性板19の外周側を
挟持して設け、該弾性板19の内周側には弁体18を変
位可能に保持する構成としている。
【0067】これにより、ケーシング11の一側で環状
の弾性板19を用いて弁体18を開,閉弁可能に保持す
ることができ、従来技術のようにケーシング1内に弁体
4用のガイド穴1C等を設ける必要がなくなる。この結
果、弁体18の開,閉弁時にケーシング11と弁体18
との間に摩擦抵抗が発生するのを防止でき、弁体18の
開,閉弁動作を安定させ、円滑化することができる。
【0068】また、コア部材23および電磁コイル24
と共に電磁アクチュエータ21を構成するヨーク部材2
5の対向ヨーク26,26には、電磁コイル24への通
電時に弁体18をコア部材23と一緒に磁気的に吸引す
る弁体吸引部26A,26Aを設ける構成としている。
【0069】そして、これらの弁体吸引部26Aは、コ
ア部材23とほぼ平行に延びて互いに接近し、その端部
側が寸法Sの隙間を介して対向配置されると共に、前記
弁体18の磁性板18Aとは寸法Sの隙間よりも小さい
ギャップGを介して上,下方向で対面する構成としてい
る。
【0070】これにより、図13に示す従来技術のよう
に弁体4を開,閉駆動する上で磁気抵抗となって作用す
る弁体4、ヨークプレート8B間の径方向ギャップGb
をなくすことができる。そして、電磁コイル24への通
電時にコア部材23および一対の対向ヨーク26,26
間には、図6に示す如くギャップG、弁体18の磁性板
18Aを介して矢示H1 方向の閉磁路を形成できる。
【0071】このため、本実施の形態にあっては、図6
に示す如く上,下方向のギャップGのみを介して弁体1
8を各弁体吸引部26Aの下面(対向面)に向けて磁気
的に吸引でき、磁気的な吸引力を弁体18に対して効率
的に付与できると共に、磁気的なエネルギの損失を小さ
く抑えることができ、図7に示す特性線28に沿った吸
引力特性を得ることができる。
【0072】即ち、従来技術の場合には、前述した磁気
抵抗等の影響で図7中に点線で示す特性線29のよう
に、例えば電磁コイル7に通電する電流値を増大させて
も、弁体4に対する吸引力を必ずしも十分には大きくす
ることができないという問題があった。
【0073】これに対し、本実施の形態によれば、図7
中に実線で示す特性線28の如く、例えば電磁コイル2
4に通電する電流値を漸次増大させるに応じて、弁体1
8に対する吸引力を確実に増強でき、良好な吸引力特性
を得ることができることが確認された。
【0074】従って、本実施の形態では、従来技術に比
較して磁気的なエネルギの損失を小さく抑えることがで
き、弁体18を弁ばね27に抗して確実に開,閉弁でき
る。そして、図7に示す特性線28の吸引力が得られる
ため、電磁コイル24の容量、巻線数を減らすことがで
き、例えばコア部材23、対向ヨーク26等の磁路面積
(断面積)を小さくすることができる。
【0075】これにより、電磁アクチュエータ21ばか
りでなく、ケーシング11全体の小型、軽量化が可能と
なり、材料費等を削減して製造コストを低減することが
できる。また、電磁アクチュエータ21のコア部材23
および電磁コイル24等を弁体18の変位方向(中心線
O1 −O1 )に対してほぼ直交する方向に軸線O2 −O
2 に沿って配置することにより、コア部材23、ヨーク
部材25の形状を簡素化でき、対向ヨーク26の長さを
短縮することが可能となる。
【0076】また、環状の弾性板19等を用いて弁体1
8を開,閉弁可能に保持することにより、摩擦抵抗等の
影響をなくすことができ、弁体18の劣化、スティック
等の発生を良好に抑えることができる。
【0077】そして、弁体18を環状平板からなる磁性
板18Aと樹脂材料からなる弾性弁部18Bとにより構
成でき、弁体18全体の軽量化を図ることができると共
に、弁体18の開,閉弁動作を円滑化でき、ソレノイド
弁としての耐久性、信頼性を確実に向上することができ
る。
【0078】さらに、電磁アクチュエータ21の一部を
構成するヨーク部材25を、コア部材23、電磁コイル
24と共にアクチュエータケース15内にインサートモ
ールド等を手段を用いて一体成形することができ、ソレ
ノイド弁を製造、組立する上での作業性を大幅に向上で
きる。
【0079】次に、図8および図9は本発明の第2の実
施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ケーシングの
流入口と流出口を互いにほぼ直交する方向に設ける構成
としたことにある。
【0080】図中、31は本実施の形態で採用したソレ
ノイド弁のケーシングで、該ケーシング31は、第1の
実施の形態で述べたケーシング11とほぼ同様に、流入
口32および流出口33を有した流路形成体34と、該
流路形成体34上に嵌合して設けられたアクチュエータ
ケース35とにより構成されている。
【0081】しかし、流路形成体34は、図8、図9に
示す如く流入口32と流出口33が互いにほぼ直交する
方向に配設されている。そして、流入口32は、後述の
取付ブラケット36に対してほぼ垂直な方向に突出し、
流出口33は取付ブラケット36とほぼ平行に延びてい
る。
【0082】また、アクチュエータケース35も、第1
の実施の形態で述べたアクチュエータケース15とほぼ
同様に構成されている。しかし、この場合のアクチュエ
ータケース35には、コネクタ部35Aが取付ブラケッ
ト36とほぼ平行に延びるように形成されている。
【0083】36,36はアクチュエータケース35に
一体形成された左,右の取付ブラケットで、該各取付ブ
ラケット36は、第1の実施の形態で述べた取付ブラケ
ット17と同様に構成され、ケーシング31はこれらの
取付ブラケット36によりエンジン側の所定部位(図示
せず)に固定して取付けられるものである。
【0084】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。特に本実施の形態では、流入口32と
流出口33とが互いにほぼ直交する方向に配向されてい
るので、例えばエンジンルーム内のレイアウト設計等に
おける自由度を高めることができる。
【0085】なお、前記第1の実施の形態では、例えば
図1に示すケーシング11の流路形成体14に対して流
入口12を右側に配設し、流出口13を左側に配設する
場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限
らず、例えば流入口12と流出口13を逆にして用い、
流入口を左側に配設し、流出口を右側に配設する構成と
してもよい。そして、第2の実施の形態で述べた流入口
32と流出口33についても、互いに逆にして用いる構
成としてもよいものである。
【0086】また、前記各実施の形態では、ソレノイド
弁をパージ制御弁として車両用のエバポパージシステム
に適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明
はこれに限らず、気体または液体の流路を開,閉弁する
ソレノイド弁であればよく、幅広い分野のソレノイド弁
にも適用できるものである。
【0087】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ケーシングには、外周側が該ケーシングに
取付けられ内周側が前記弁体を変位可能に保持する板状
の弁体保持部材を設け、電磁アクチュエータのコア部材
を、前記弁体から離間して弁体の変位方向と交差する方
向に延びる構成とすると共に、ヨーク部材には前記弁体
と小さなギャップを介して対面し電磁コイルへの通電時
に弁体を磁気的に吸引する弁体吸引部を設ける構成とし
ているので、弁体をヨーク部材の各弁体吸引部側に向け
ギャップを介して磁気的に吸引でき、磁気的な吸引力を
弁体に対して効率的に付与することができると共に、磁
気的なエネルギの損失を小さく抑え、弁体を確実に開,
閉弁できる。また、板状の弁体保持部材を用いて弁体を
開,閉弁可能に保持することにより、摩擦抵抗等の影響
をなくすことができ、弁体の開,閉弁動作を円滑化でき
ると共に、ソレノイド弁としての耐久性、信頼性を確実
に向上することができる。
【0088】また、請求項2に記載の発明によると、コ
ア部材は弁体の変位方向に対してほぼ直交する方向に延
び、ヨーク部材は、該コア部材の両端側にそれぞれ取付
けられ互いに対向する端部が弁体吸引部となった一対の
対向ヨークにより構成しているので、コア部材およびヨ
ーク部材の形状を簡素化でき、対向ヨークの長さを短縮
することが可能となる。そして、電磁コイルの容量、巻
線数を減らすことができ、例えばコア部材、対向ヨーク
等の磁路面積を小さくすることが可能となるため、電磁
アクチュエータばかりでなく、ケーシング全体の小型、
軽量化が可能となり、材料費等を削減して製造コストを
低減することができる。
【0089】また、請求項3に記載の発明によると、各
対向ヨークの弁体吸引部は、弁体との間のギャップ寸法
よりも大きく該弁体の外径よりも小さい寸法の隙間を介
して互いに対向配置する構成としているので、対向ヨー
クの弁体吸引部間には、弁体との間のギャップ寸法より
も大きく、弁体の外径寸法よりも小さい隙間を形成で
き、この隙間により一対の弁体吸引部間を磁気的に絶縁
した状態で、前記ギャップを介して弁体を磁気的に吸引
することができる。
【0090】さらに、請求項4に記載の発明によると、
ケーシングと弁体との間には、各弁体吸引部間の隙間内
に配置され前記弁体を閉弁方向に常時付勢する弁ばねを
設ける構成としているので、一対の弁体吸引部間に形成
される隙間を利用してケーシングと弁体との間に弁ばね
を配設でき、この弁ばねにより弁体を閉弁方向に付勢し
続けることができると共に、弁ばねによって弁体の開,
閉弁動作をより安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるソレノイド弁
を示す縦断面図である。
【図2】ソレノイド弁を図1中の矢示II−II方向からみ
た拡大断面図である。
【図3】図1に示すソレノイド弁の外観図である。
【図4】図3に示すソレノイド弁の平面図である。
【図5】図1中のコア部材、ヨーク部材および弁体等を
拡大して示す分解斜視図である。
【図6】図1に示すソレノイド弁による磁気回路の構成
図である。
【図7】ソレノイド弁による電流値と吸引力との関係を
示す特性線図である。
【図8】第2の実施の形態によるソレノイド弁の外観図
である。
【図9】図8に示すソレノイド弁の平面図である。
【図10】従来技術によるソレノイド弁を示す縦断面図
である。
【図11】図10に示すソレノイド弁の外観図である。
【図12】図11に示すソレノイド弁の平面図である。
【図13】従来技術のソレノイド弁による磁気回路の構
成図である。
【符号の説明】
11,31 ケーシング 12,32 流入口 13,33 流出口 14,34 流路形成体 14A 弁座 15,35 アクチュエータケース 18 弁体 18A 磁性板 19 弾性板(弁体保持部材) 21 電磁アクチュエータ 22 コイルボビン 22A コア挿通穴 23 コア部材 24 電磁コイル 25 ヨーク部材 26 対向ヨーク 26A 弁体吸引部 27 弁ばね G ギャップ S 隙間の寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA07 DA13 DA23 DB02 DB12 DB26 DB32 DC02 DC17 DD02 EE04 EE16 EE22 GA11 KK17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流路が形成され該流路の途中に弁
    座を有するケーシングと、該ケーシング内に変位可能に
    設けられ前記弁座に離着座する弁体と、該弁体を駆動す
    るために前記ケーシングに設けられた電磁アクチュエー
    タとからなるソレノイド弁において、 前記ケーシングには、外周側が該ケーシングに取付けら
    れ内周側が前記弁体を変位可能に保持する板状の弁体保
    持部材を設け、 前記電磁アクチュエータは、前記弁体から離間して前記
    ケーシング内に設けられ前記弁体の変位方向と交差する
    方向に延びたロッド状のコア部材と、該コア部材を径方
    向外側から取囲んで前記ケーシング内に設けられた電磁
    コイルと、該電磁コイルと前記弁体との間に位置して前
    記ケーシングに設けられ該電磁コイルへの通電時に前記
    コア部材と共に前記弁体を介して磁路を形成するヨーク
    部材とにより構成し、 該ヨーク部材には、前記弁体とギャップを介して対面
    し、前記電磁コイルへの通電時に前記弁体を磁気的に吸
    引する弁体吸引部を設けたことを特徴とするソレノイド
    弁。
  2. 【請求項2】 前記コア部材は前記弁体の変位方向に対
    してほぼ直交する方向に延び、前記ヨーク部材は、該コ
    ア部材の両端側にそれぞれ取付けられ互いに対向する端
    部が前記弁体吸引部となった一対の対向ヨークにより構
    成してなる請求項1に記載のソレノイド弁。
  3. 【請求項3】 前記各対向ヨークの弁体吸引部は、前記
    弁体との間のギャップ寸法よりも大きく該弁体の外径よ
    りも小さい寸法の隙間を介して互いに対向配置する構成
    としてなる請求項2に記載のソレノイド弁。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングと弁体との間には、前記
    各弁体吸引部間の隙間内に配置され前記弁体を閉弁方向
    に常時付勢する弁ばねを設ける構成としてなる請求項3
    に記載のソレノイド弁。
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