JP2003314570A - 鉄道車両車軸の支持構造 - Google Patents

鉄道車両車軸の支持構造

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JP2003314570A
JP2003314570A JP2002122252A JP2002122252A JP2003314570A JP 2003314570 A JP2003314570 A JP 2003314570A JP 2002122252 A JP2002122252 A JP 2002122252A JP 2002122252 A JP2002122252 A JP 2002122252A JP 2003314570 A JP2003314570 A JP 2003314570A
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inner ring
vehicle axle
lubricant
peripheral surface
axle
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Shinichi Shirota
伸一 城田
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NSK Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/385Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings
    • F16C19/386Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings in O-arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C2326/10Railway vehicles

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  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複列軸受の内輪内周面との擦れよって鉄道車
両車軸の外周面に生じる傷を防止することができる良好
な鉄道車両車軸の支持構造を提供する。 【解決手段】 鉄道車両車軸1を回転自在に支承する複
列軸受31が、一対の内輪33,12 を備えており、各内輪3
3,12 の突き合わせ端面33a,12a に連なる内周面端縁に
は面取り部が施されている。内輪33は、他方の内輪12に
突き合される突き合わせ端面33a と、この突き合わせ端
面33a に連なる内周面端縁に施された面取り部の挿入案
内面33b とに跨るように、凹部37が形成されている。凹
部37には、潤滑剤含有ポリマ部材38が収容保持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両車軸の支持
構造に関し、詳しくは、複列軸受の内輪内周面との擦れ
よって鉄道車両車軸の外周面に生じる傷を防止するため
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、鉄道車両車軸の支持構造の従
来例を示したものである。ここに示した鉄道車両車軸の
支持構造は、鉄道車両車軸(以下、単に車軸とも云う)
1を複列軸受3によって回転自在に支承したものであ
る。この複列軸受3は、軸方向に分割された一対の内輪
11,12と、単一の外輪14と、各内輪11,12と
外輪14との間に装備される複数個の転動体15と、内
外輪間の転動体15相互を等間隔に保持する保持器1
6,17とを備えた構成である。尚、図示例の場合、転
動体15は円錐ころである。
【0003】一対の内輪11,12は、対向する互いの
端部を突き合わせた密着状態で使用され、これら内輪1
1,12の内周に車軸1が嵌合している。また、各内輪
11,12は、突き合わせ端面11a,12aに連なる
内周面端縁に、該突き合わせ端面11a,12aに向か
って徐々に拡径する挿入案内面11b,12bが形成さ
れており、前記車軸1への軸受挿入時の案内面とされて
いる。
【0004】図12に例示したように、これらの挿入案
内面11b,12bは、各内輪11,12の突き合わせ
端面11a,12aに連なる内周面端縁に面取り部を施
すことによって形成されたテーパ部であるが、所定曲率
のR部に形成される場合もある。即ち、前記内輪11,
12の内周面は、内径が一定で車軸1が緊密嵌合する円
筒状のストレート部11c,12cと、突き合わせ端面
11a,12aに連なる挿入案内面11b,12bとを
具備した構造になっている。
【0005】又、これら内輪11,12は、車軸1に嵌
合した前部スリンガ21と、車軸1の肩部1aに嵌合し
た後部スリンガ23とに挟まれて配置されている。2個
の内輪内輪11,12は、内輪内径と軸との寸法差によ
って圧入固定される。
【0006】車軸1の軸端には、内周面に回り止め突起
25aを突設した小蓋25が、前記回り止め突起25a
を車軸1の外周の係止溝1bに係合させた状態で装着さ
れている。この小蓋25と前蓋24とをボルト27によ
って連結・一体化することで、前蓋24の回転が不可能
になり、前蓋24の緩み止めがなされる。また、複列軸
受3の両側には、接触型の密封装置28が装着されてお
り、この密封装置28によって複列軸受3内への異物の
侵入や、軸受内部からの潤滑剤の漏出が防止されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12に示
したように、各内輪11,12において、円筒状のスト
レート部11c,12cと挿入案内面11b,12bと
の交差部は、鈍角の稜線部18となっている。一般に、
鉄道車両車軸1は、台車や車体からの負荷で微小である
がベンディング(撓み)を生じており、撓んだ状態で回
転駆動される。又、これら内輪11,12と鉄道車両車
軸1との間には潤滑を行っていない。
【0008】そのため、車軸1の回転時には、前記稜線
部18と車軸1との間で無潤滑状態の微少の繰り返し滑
りが発生し、この稜線部18が擦れた車軸1の外周面に
は円周方向に沿った傷が発生する。この様な傷が発生し
た場合、修正可能であれば車軸1の傷部分を修正して再
使用しており手間がかかる。また、傷が一定深さ以上に
なると車軸1は廃棄処分となってしまうので不経済であ
る。
【0009】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、複列軸受の内輪内周面との擦れよって鉄
道車両車軸の外周面に生じる傷を防止することができる
良好な鉄道車両車軸の支持構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、鉄
道車両車軸を回転自在に支承する複列軸受が、軸方向に
分割された複数の内輪を備えており、各内輪の突き合わ
せ端面に連なる内周面端縁には面取り部が施されている
鉄道車両車軸の支持構造において、前記内輪における突
き合わせ端面又は面取り部の少なくとも一方に形成され
た凹部には、潤滑剤含有ポリマ部材が収容保持されてい
ることを特徴とする鉄道車両車軸の支持構造により達成
される。
【0011】上記構成によれば、複列軸受の内輪に形成
された凹部に収容保持した潤滑剤含有ポリマ部材から染
み出る潤滑剤が、前記凹部近傍における内輪の内周面と
鉄道車両車軸の外周面との間を潤滑することができる。
そこで、鉄道車両車軸の撓みにより、内輪の内周面端縁
の稜線部が鉄道車両車軸の外周面に擦れても、鉄道車両
車軸の外周面に周方向の傷が発生することを防止でき
る。
【0012】尚、好ましくは前記凹部が、内輪の周方向
に沿って適宜間隔で複数箇所形成された切欠き部、又
は、内輪の周方向に沿って連続する環状溝から成る。こ
の場合、潤滑剤含有ポリマ部材による潤滑作用が、鉄道
車両車軸の外周全周に渡って均等化され、潤滑剤含有ポ
リマ部材による潤滑作用の信頼性が向上する。
【0013】また、本発明の上記目的は、鉄道車両車軸
を回転自在に支承する複列軸受が、軸方向に分割された
複数の内輪を備えており、各内輪の突き合わせ端面に連
なる内周面端縁に面取り部が施されている鉄道車両車軸
の支持構造において、前記内輪の面取り部に対向する鉄
道車両車軸の外周面に形成された凹部には、潤滑剤含有
ポリマ部材が収容保持されていることを特徴とする鉄道
車両車軸の支持構造により達成される。
【0014】上記構成によれば、鉄道車両車軸の外周面
に形成された凹部に収容保持した潤滑剤含有ポリマ部材
から染み出る潤滑剤が、前記凹部近傍における内輪の内
周面と鉄道車両車軸の外周面との間を潤滑することがで
きる。そこで、鉄道車両車軸の撓みにより、内輪の内周
面端縁の稜線部が鉄道車両車軸の外周面に擦れても、鉄
道車両車軸の外周面に周方向の傷が発生することを防止
できる。
【0015】尚、好ましくは前記凹部が、鉄道車両車軸
の周方向に沿って連続する環状溝から成る。この場合、
潤滑剤含有ポリマ部材による潤滑作用が、鉄道車両車軸
の外周全周に渡って均等化され、潤滑剤含有ポリマ部材
による潤滑作用の信頼性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る鉄道車両車軸の支持構造を詳細に説
明する。尚、図11に示した鉄道車両車軸の支持構造と
同一の構成部品については、同符号を付すことにより詳
細な説明を省略する。図1は本発明の第1実施形態に係
る鉄道車両車軸の支持構造の縦断面図であり、図2は図
1のB部拡大概略図、図3は図2のC方向矢視図であ
る。
【0017】本第1実施形態の鉄道車両車軸の支持構造
は、図1に示したように、鉄道車両車軸1を複列軸受3
1によって回転自在に支承したものである。この複列軸
受31は、軸方向に分割された一対の内輪33,12
と、単一の外輪14と、各内輪33,12と外輪14と
の間に装備される複数個の転動体15と、内外輪間の転
動体15相互を等間隔に保持する保持器16,17とを
備えた構成である。
【0018】一対の内輪33,12は、対向する互いの
端部を突き合わせた密着状態で使用され、これら内輪3
3,12の内周に鉄道車両車軸1が嵌合している。ま
た、各内輪33,12は、突き合わせ端面33a,12
aに連なる内周面端縁に、突き合わせ端面33a,12
aに向かって徐々に拡径する挿入案内面33b,12b
が形成されており、前記車軸1への軸受挿入時の案内面
とされている。
【0019】図2に例示したように、これらの挿入案内
面33b,12bは、各内輪33,12の突き合わせ端
面33a,12aに連なる内周面端縁に面取り部を施す
ことによって形成されたテーパ部であるが、所定曲率の
R部に形成される場合もある。即ち、内輪33,12の
内周面は、内径が一定で鉄道車両車軸1が緊密嵌合する
円筒状のストレート部33c,12cと、突き合わせ端
面33a,12aに連なる挿入案内面33b,12bと
を具備した構造になっている。
【0020】そこで、図2に示したように、各内輪3
3,12において、円筒状のストレート部33c,12
cと挿入案内面33b,12bとの交差部は、鈍角の稜
線部35となっている。更に、本実施形態に係る複列軸
受31の内輪33は、他方の内輪12に突き合される突
き合わせ端面33aと、この突き合わせ端面33aに連
なる内周面端縁に施された面取り部の挿入案内面33b
とに跨るように、凹部37が形成されている。
【0021】前記凹部37は、図3に示すように、周方
向に等間隔で4箇所形成された切欠き部とされており、
各凹部37には潤滑剤含有ポリマ部材38が収容保持さ
れている。前記潤滑剤含有ポリマ部材38は、樹脂と潤
滑剤とを所定の配合割合で混合し、必要に応じて加熱し
ながら攪拌して両者を一様に溶解して得られる。潤滑剤
の含有量を多くするほど、潤滑寿命が長くなるが、その
一方では、潤滑剤含有ポリマ部材自体が軟化して一定の
形態を保持し難くなる。
【0022】そこで、前記凹部37に収容保持させる一
定形態を維持することを考慮すると、潤滑剤の含有率
は、好ましくは30〜95wt%、より好ましくは、5
0〜90wt%の範囲に設定するとよい。前記潤滑剤含
有ポリマ部材38において、潤滑剤を含有させる樹脂
は、特に制限されるものではないが、潤滑剤の保持性能
が高いことが望ましく、例えば、ポリエチレンやポリプ
ロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹
脂が好適である。また、これに、ポリアミドやポリカー
ボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテル
ケトン、ポリアミドイミド、ポリスチレン、ABS樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等
を混和したものも使用可能である。また、高分子量のも
のと低分子量のものとを混和して使用することも可能で
ある。
【0023】前記潤滑剤含有ポリマ部材38において、
樹脂に含有させる潤滑剤は、潤滑油に各種の添加剤を配
合したものである。潤滑油は、特に制限されるものでは
ないが、鉱油、エーテル油、エステル油、パラフィン系
炭化水素油、ナフタレン系炭化水素油等は、上記したポ
リオレフィン系樹脂との親和性が高く、より多量に該樹
脂中に含有させることができる。勿論、その他の潤滑油
の使用可能である。また、添加剤も特に制限されず、公
知の防錆剤や酸化防止剤、摩耗防止剤、消泡剤、極圧剤
等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0024】上述の本第1実施形態の鉄道車両車軸の支
持構造によれば、複列軸受31の一方の内輪33に形成
された凹部37に収容保持した潤滑剤含有ポリマ部材3
8から染み出る潤滑剤が、前記凹部37近傍における内
輪33,12の内周面33c,12cと鉄道車両車軸1
の外周面との間を潤滑することができる。更に、本第1
実施形態の凹部37は、内輪33の周方向に沿って適宜
間隔で4箇所形成された切欠き部から成るので、潤滑剤
含有ポリマ部材38による潤滑作用が、鉄道車両車軸1
の外周全周に渡って均等化され、潤滑剤含有ポリマ部材
38による潤滑作用の信頼性が向上する。又、前記潤滑
剤含有ポリマ部材38から染み出た潤滑剤は、前記内輪
33,12の突き合わせ端面33a,12a間をも潤滑
することができるので、これら突き合わせ端面33a,
12a間のフレッチングを防止することもできる。
【0025】そこで、鉄道車両車軸1の撓みにより、各
内輪33,12の内周面端縁の稜線部35,18が鉄道
車両車軸1の外周面に擦れても、鉄道車両車軸1の外周
面に周方向の傷が発生することを防止できる。即ち、潤
滑剤により潤滑されることにより、前記内輪33,12
の内周面33c,12cと前記鉄道車両車軸1の外周面
との間には大きな摩擦力が作用せず、前記内輪33,1
2の稜線部35,18との擦れによる鉄道車両車軸1の
外周面に生じる傷発生を防止できる。
【0026】そこで、前記鉄道車両車軸1の傷部分を修
正する修復処理の回数を低減させることができると共
に、傷を検出するための定期点検の頻度を減らすことも
できる。従って、鉄道車両車軸1の寿命を延長させるこ
とができると共に、鉄道車両の維持コスト低減を図るこ
ともできる。
【0027】図4及び図5は、本発明の第2実施形態に
係る鉄道車両車軸の支持構造を示したものであり、鉄道
車両車軸1を回転自在に支持する複列軸受の内輪41を
示している。本第2実施形態の内輪41は、上記第1実
施形態の内輪33に相当するものであり、前記内輪33
の代わりに第1実施形態で示した複列軸受31に使用す
ることができる。
【0028】前記内輪41は、突き合わせ端面41aに
連なる内周面端縁に、突き合わせ端面41aに向かって
徐々に拡径する挿入案内面41bが形成されており、前
記車軸1への軸受挿入時の案内面とされている。図4に
例示したように、前記挿入案内面41bは、内輪41の
突き合わせ端面41aに連なる内周面端縁に面取り部を
施すことによって形成された所定曲率のR部である。
【0029】即ち、内輪41の内周面は、内径が一定で
鉄道車両車軸1が緊密嵌合する円筒状のストレート部4
1cと、突き合わせ端面41aに連なる挿入案内面41
bとを具備した構造になっている。そこで、内輪41に
おいて、円筒状のストレート部41cと挿入案内面41
bとの交差部が、稜線部43となっている。
【0030】更に、前記内輪41は、他方の内輪(図示
せず)に突き合せられる突き合わせ端面41aと、この
突き合わせ端面41aに連なる内周面端縁に施された面
取り部の挿入案内面41bとに跨るように、二種類の凹
部45,46が形成されている。前記凹部45は、図5
に示すように、周方向に等間隔で4箇所形成された切欠
き部であり、各凹部45には潤滑剤含有ポリマ部材47
が収容保持されている。
【0031】前記凹部46は、図5に示すように、直径
方向に対向する2箇所形成されており、各凹部46に潤
滑剤含有ポリマ部材48が収容保持されている。この凹
部46は、内輪41の突き合わせ端面41aを含む端部
を半径方向に貫通する溝状に形成されており、潤滑剤含
有ポリマ部材48から染み出した潤滑剤が内輪41の内
周面側だけでなく、内輪41の外周面側にも供給可能で
ある。これに対して、前記凹部45は、収容保持した潤
滑剤含有ポリマ部材47からの潤滑剤の供給を内輪41
の内周面側に制限するために、半径方向には貫通してい
ない。
【0032】なお、本第2実施形態における潤滑剤含有
ポリマ部材47,48の組成、使用する樹脂、潤滑油等
は、上記第1実施形態の潤滑剤含有ポリマ部材38と同
様で良い。即ち、本第2実施形態の鉄道車両車軸の支持
構造によれば、内輪41に形成された凹部45,46に
収容保持した潤滑剤含有ポリマ部材47,48から染み
出る潤滑剤が、前記凹部45,46近傍における内輪4
1,12の内周面41c,12cと鉄道車両車軸1の外
周面との間を潤滑することができる。
【0033】又、前記潤滑剤含有ポリマ部材47,48
から染み出た潤滑剤は、前記内輪41,12の突き合わ
せ端面41a,12a間をも潤滑することができるの
で、これら突き合わせ端面41a,12a間のフレッチ
ングを防止することもできる。そこで、本第2実施形態
に係る内輪41を使用した場合にも、上記第1実施形態
に係る鉄道車両車軸の支持構造と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0034】図6及び図7は、本発明の第3実施形態に
係る鉄道車両車軸の支持構造を示したものであり、鉄道
車両車軸1を回転自在に支持する複列軸受の内輪51を
示している。本第3実施形態の内輪51は、上記第1実
施形態の内輪33の一部を改良したものである。この内
輪51は、他の内輪に突き合せられる突き合わせ端面5
1aに連なる内周面端縁に面取り部が施されることで挿
入案内面51bが形成されており、この挿入案内面51
bがテーパ部である点は、上記内輪33と同様である。
【0035】そこで、前記内輪51の内周面は、内径が
一定で鉄道車両車軸1が緊密嵌合するストレート部51
cと、挿入案内面51bとを具備し、図6に示したよう
に、ストレート部51cと挿入案内面51bとの交差部
が、稜線部53となっている。そして、本第3実施形態
の内輪51は、突き合わせ端面51aと、挿入案内面5
1bとに跨るように、凹部55が形成されている。該凹
部55は、図7に示すように、周方向に沿って連続する
環状溝とされており、該凹部55には潤滑剤含有ポリマ
部材57が収容保持されている。
【0036】なお、前記潤滑剤含有ポリマ部材57の組
成、使用する樹脂、潤滑油等は、第1実施形態の潤滑剤
含有ポリマ部材38の場合と同様で良い。即ち、本第3
実施形態の鉄道車両車軸の支持構造によれば、内輪51
に形成された凹部55に収容保持した潤滑剤含有ポリマ
部材57から染み出る潤滑剤が、前記凹部55近傍にお
ける内輪51,12の内周面51c,12cと鉄道車両
車軸1の外周面との間を潤滑することができる。
【0037】又、前記潤滑剤含有ポリマ部材57から染
み出た潤滑剤は、前記内輪51,12の突き合わせ端面
51a,12a間をも潤滑することができるので、これ
ら突き合わせ端面51a,12a間のフレッチングを防
止することもできる。そこで、本第3実施形態に係る内
輪51を使用した場合にも、上記第1実施形態に係る鉄
道車両車軸の支持構造と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0038】図8は、本発明の第4実施形態に係る鉄道
車両車軸の支持構造における内輪61を示している。本
第4実施形態の内輪61は、他の内輪に突き合せられる
突き合わせ端面61aに連なる内周面端縁に面取り部が
施されて挿入案内面61bが形成され、この挿入案内面
61bがテーパ部である点は、上記内輪51と同様であ
る。
【0039】そこで、前記内輪61の内周面は、内径が
一定で鉄道車両車軸1が緊密嵌合するストレート部61
cと、挿入案内面61bとを具備し、図8に示したよう
に、ストレート部61cと挿入案内面61bとの交差部
が、稜線部63となっている。そして、本第4実施形態
の内輪61は、突き合わせ端面61aには跨らずに、挿
入案内面61bの範囲内に凹部65が形成されている。
該凹部65は、周方向に沿って連続する環状溝とされて
おり、該凹部65には潤滑剤含有ポリマ部材67が収容
保持されている。
【0040】なお、前記潤滑剤含有ポリマ部材67の組
成、使用する樹脂、潤滑油等は、上記第1実施形態の潤
滑剤含有ポリマ部材38と同様で良い。そこで、本第4
実施形態の内輪61を使用した場合にも、上記第1実施
形態に係る鉄道車両車軸の支持構造と同様の作用効果を
得ることができる。又、上記各実施形態で示した複列軸
受は、何れも隣接する内輪間に間座が存在しないタイプ
のものであるが、隣接する内輪間に間座が存在するタイ
プの複列軸受にも、本発明は適用可能である。
【0041】但し、内輪間座が存在しないタイプの場合
は、隣接する各内輪の稜線部が接近するため、何れか一
方の内輪のみに凹部を設け、その凹部に収容保持した潤
滑剤含有ポリマ部材によって、隣接する各内輪の稜線部
を潤滑することが可能である。しかし、内輪間座を有す
るタイプの場合は、内輪間座を挟んでいる分、隣接する
各内輪の稜線部が離間してしまうため、一方の内輪のみ
に潤滑剤含有ポリマ部材を装備した構成とすると、潤滑
剤含有ポリマ部材を装備しない他方の内輪の稜線部付近
は、前記一方の内輪と比較して潤滑不足となる可能性が
ある。
【0042】そこで、内輪間座を有するタイプの場合
は、内輪間座を挟んで対向するそれぞれの内輪の突き合
わせ端面又は面取り部の少なくとも一方に凹部を形成
し、それぞれの凹部に潤滑剤含有ポリマ部材を収容保持
する構成とすることが望ましい。尚、内輪間座を有する
タイプの場合は、各内輪端面と内輪間座との間にも、潤
滑剤含有ポリマ部材から染み出した潤滑剤を供給して潤
滑することができるので、これら各内輪端面と内輪間座
との間のフレッチングを防止することもできる。
【0043】図9及び図10は、本発明の第5実施形態
に係る鉄道車両車軸の支持構造を示したものである。本
第5実施形態の鉄道車両車軸の支持構造は、図9に示し
たように、鉄道車両車軸71を複列軸受3によって回転
自在に支承したものである。この複列軸受3は、図11
に示した従来品と同一の構成である。
【0044】本5実施形態の鉄道車両車軸71は、前記
内輪11,12の面取り部と対向する外周面上に凹部7
7を形成し、この凹部77に潤滑剤含有ポリマ部材88
を収容保持させている。即ち、前記凹部77は、図10
に示したように、前記内輪11,12の面取り部である
挿入案内面11b,12bの存在範囲s1,s2に対応
する領域R内において、鉄道車両車軸71の全周に渡っ
て所定の深さをもって連続形成された環状溝であり、そ
の幅寸法Wの中心が一対の内輪11,12の突き合わせ
位置に一致させられている。
【0045】前記領域Rは、突き合わせ端面11a,1
2aを密着させた一対の内輪11,12のそれぞれの稜
線部18間の領域である。そして、前記凹部77の幅寸
法Wは、前記領域Rからはみ出さないように、該領域R
の幅よりも小さく設定されている。
【0046】上述の本第5実施形態の鉄道車両車軸71
の支持構造によれば、鉄道車両車軸71の外周面に形成
された凹部77に収容保持した潤滑剤含有ポリマ部材8
8から染み出る潤滑剤が、前記凹部77近傍における内
輪11,12の内周面11c,12cと鉄道車両車軸7
1の外周面との間を潤滑することができる。更に、本第
5実施形態の凹部77は、鉄道車両車軸71の周方向に
沿って連続する環状溝から成るので、潤滑剤含有ポリマ
部材88による潤滑作用が、鉄道車両車軸71の外周全
周に渡って均等化され、潤滑剤含有ポリマ部材88によ
る潤滑作用の信頼性が向上する。
【0047】そこで、鉄道車両車軸71の撓みにより、
各内輪11,12の内周面端縁の稜線部18,18が鉄
道車両車軸71の外周面に擦れても、鉄道車両車軸71
の外周面に周方向の傷が発生することを防止できる。即
ち、潤滑剤により潤滑されることにより、前記内輪1
1,12の内周面11c,12cと前記鉄道車両車軸7
1の外周面との間には大きな摩擦力が作用せず、前記内
輪11,12の稜線部18との擦れによる鉄道車両車軸
71の外周面に生じる傷発生を防止できる。
【0048】その上、前記鉄道車両車軸71の傷部分を
修正する修復処理の回数を低減させることができると共
に、傷を検出するための定期点検の頻度を減らすことも
できる。従って、鉄道車両車軸71の寿命を延長させる
ことができると共に、鉄道車両の維持コスト低減を図る
こともできる。
【0049】ところで、前記内輪11,12の稜線部1
8と鉄道車両車軸71との間の擦れを防止するために、
前記稜線部18の位置が凹部77の溝幅内に収まるよう
に、該凹部77の幅寸法を広げたような環状溝を設ける
ことも考えられる。ところが、この様に稜線部18の位
置が溝幅内に収まるような幅広の環状溝を設けると、鉄
道車両車軸71が緊密嵌合する内輪11,12のストレ
ート部11c,12cの寸法が小さくなることで、各内
輪11,12の鉄道車両車軸71に対する把持力が低下
し、その結果、内輪クリープという新たな問題が発生す
る虞がある。
【0050】しかしながら、本第5実施形態の鉄道車両
車軸71の支持構造によれば、潤滑剤含有ポリマ部材8
8を収容する凹部77は、前記内輪11,12の挿入案
内面11b,12bの存在範囲に対応する領域R内に設
定しているため、鉄道車両車軸71が緊密嵌合する内輪
11,12のストレート部11c,12cの寸法が小さ
くなることはなく、内輪クリープという問題が発生する
虞はない。
【0051】尚、本発明の鉄道車両車軸の支持構造にお
ける複列軸受、面取り部、凹部及び潤滑剤含有ポリマ部
材等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうる
ことは言うまでもない。例えば、上記各実施形態では、
転動体として円錐ころを用いた複列軸受について説明し
たが、本発明はこれに限らず円筒ころを使用することも
可能である。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の鉄道車
両車軸の支持構造によれば、複列軸受の内輪に形成され
た凹部に収容保持した潤滑剤含有ポリマ部材から染み出
る潤滑剤が、前記凹部近傍における内輪の内周面と鉄道
車両車軸の外周面との間を潤滑することができる。
【0053】そこで、鉄道車両車軸の撓みにより、内輪
の内周面端縁の稜線部が鉄道車両車軸の外周面に擦れて
も、鉄道車両車軸の外周面に周方向の傷が発生すること
を防止できる。従って、鉄道車両車軸の傷部分を修正す
る修復処理の回数を低減させることができると共に、傷
を検出するための定期点検の頻度を減らすこともでき
る。又、鉄道車両車軸の寿命を延長させることができる
と共に、鉄道車両の維持コスト低減を図ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る鉄道車両車軸の支
持構造の縦断面図である。
【図2】図1のB部拡大概略図である。
【図3】図2のC矢視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る鉄道車両車軸の支
持構造における内輪の要部拡大断面図である。
【図5】図4のD矢視図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る鉄道車両車軸の支
持構造における内輪の要部拡大断面図である。
【図7】図6のE矢視図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る鉄道車両車軸の支
持構造における内輪の要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係る鉄道車両車軸の支
持構造の縦断面図である。
【図10】図9のG部拡大図である。
【図11】従来の鉄道車両車軸の支持構造の縦断面図で
ある。
【図12】図12のA部拡大概略図である。
【符号の説明】
1 鉄道車両車軸 12 内輪 18 稜線部 31 複列軸受 33 内輪 33a 突き合わせ端面 33b 挿入案内面 33c ストレート部 35 稜線部 37 凹部 38 潤滑剤含有ポリマ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両車軸を回転自在に支承する複列
    軸受が、軸方向に分割された複数の内輪を備えており、
    各内輪の突き合わせ端面に連なる内周面端縁には面取り
    部が施されている鉄道車両車軸の支持構造において、 前記内輪における突き合わせ端面又は面取り部の少なく
    とも一方に形成された凹部には、潤滑剤含有ポリマ部材
    が収容保持されていることを特徴とする鉄道車両車軸の
    支持構造。
  2. 【請求項2】 鉄道車両車軸を回転自在に支承する複列
    軸受が、軸方向に分割された複数の内輪を備えており、
    各内輪の突き合わせ端面に連なる内周面端縁に面取り部
    が施されている鉄道車両車軸の支持構造において、 前記内輪の面取り部に対向する鉄道車両車軸の外周面に
    形成された凹部には、潤滑剤含有ポリマ部材が収容保持
    されていることを特徴とする鉄道車両車軸の支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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