JP2003312763A - ワイヤ収納容器 - Google Patents

ワイヤ収納容器

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JP2003312763A
JP2003312763A JP2002117199A JP2002117199A JP2003312763A JP 2003312763 A JP2003312763 A JP 2003312763A JP 2002117199 A JP2002117199 A JP 2002117199A JP 2002117199 A JP2002117199 A JP 2002117199A JP 2003312763 A JP2003312763 A JP 2003312763A
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JP2002117199A
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Kunio Takahashi
邦夫 高橋
Hideki Furukawa
秀喜 古川
Toyoji Yamaoka
豊史 山岡
Noboru Kamiyama
昇 神山
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Yamato Shiki Co Ltd
Original Assignee
Yamato Shiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製ワイヤ用の容器として利用されるファ
イバードラムは、比較的高価で天蓋や底蓋が金属で形成
され廃棄しにくい。しかも、金属製の底蓋を取り付けて
流通させなければならず、輸送や保管コストに大きく影
響する。 【解決手段】 底蓋と天蓋を備えワイヤを収納する段ボ
ール製紙管と、該紙管を吊り上げるもので底蓋の底面か
ら該紙管の周面の対向位置に連結部材で保持して架け渡
される帯状の吊り部材で構成する。底蓋と天蓋を備えワ
イヤを収納する段ボール製紙管と、該紙管を吊り上げる
もので底蓋の底面から該紙管の周面の対向位置に連結部
材で保持して架け渡される帯状の吊り部材と、該紙管の
底蓋側に外嵌する紙製の補強カバー部材で構成する。或
いは、底蓋と天蓋を備えワイヤを収納する段ボール製紙
管と、該紙管を収納し該紙管を吊り上げるための吊り部
材を備えた段ボール箱とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接ワイヤや鋼線
などの金属製線材を巻回積層して収納するための容器の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶接、ワイヤ放電加工、ワイヤカット、
ばね素材などの各種ワイヤは、加工工程に供給すること
を目的として、円筒状容器に巻回積層して収納されてい
る。この場合、ワイヤは引き出される際に捻れないよう
に容器本体内に撚りをかけながら巻回して収納される。
金属製ワイヤを収納する容器として、従来より紙製のフ
ァイバードラムが広く利用されている。
【0003】使用時には、ファイバードラムに円錐状の
キャップなどが被せられ、該キャップの先端部からワイ
ヤを引き出すようにしている。また、ファイバードラム
の内部には、撚りがかけられたワイヤが撥ね上がった
り、引き出し時に絡み合わないように押え板や中筒など
が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファイバードラムは、
強度が高く相当な重量となる金属製ワイヤの収納容器の
材料として適しているものの、天蓋や底蓋が金属で形成
されていることから、使用後に廃棄処分しにくくなる問
題があった。特に、輸出などワンウェイ用の容器として
使用するには、この問題が大きく影響し、折角の紙製容
器の利点を活かすことができない欠点となっていた。
【0005】また、ファイバードラムは比較的高価であ
り、しかもファイバーを円筒形に成型して金属製の底蓋
を取り付けた状態で流通させる必要があった。このた
め、重量が大きくなることや輸送コスト及び保管コスト
にも大きく影響する問題も有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は上記問
題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、第一発明にあっては、ワ
イヤを巻回積層して収納する容器において、ワイヤを収
納するもので底蓋及び天蓋を備えた段ボール製紙管と、
該段ボール製紙管を吊り上げるもので底蓋の底面から該
段ボール製紙管の周面の対向位置に連結部材で保持して
架け渡される帯状の吊り部材とによって構成したことに
ある。
【0007】第二発明にあっては、ワイヤを巻回積層し
て収納する容器において、ワイヤを収納するもので底蓋
及び天蓋を備えた段ボール製紙管と、該段ボール製紙管
を吊り上げるもので底蓋の底面から該段ボール製紙管の
周面の対向位置に連結部材で保持して架け渡される帯状
の吊り部材と、該段ボール製紙管の底蓋側に外嵌するリ
ング状の紙製補強アングルとによって構成したことにあ
る。
【0008】第三発明にあっては、ワイヤを巻回積層し
て収納する容器において、ワイヤを収納するもので底蓋
及び天蓋を備えた段ボール製紙管と、該紙管を収納する
と共に該紙管を吊り上げるための吊り部材を備えた段ボ
ール箱とによって構成したことにある。
【0009】ここで、本明細書中でいう「段ボール製紙
管」とは、片面段ボールを多重に平巻きして形成した円
筒状のものをいう。通常、ワイヤを収納するためライナ
側を内周面にして紙管に形成する。勿論、フルート側を
内周面にしてもよく、この場合にはライナを延長するな
どの方法でフルートが露出しないようにすることもでき
る。片面段ボールの始端部分や終端部分は従来から一般
的に行われているように、フルートを潰したり切除して
極力段差が生じないようにする。
【0010】この紙管には、段ボールやファイバーボー
ドなどで形成した底蓋を設けて金属製ワイヤを巻回積層
する。金属製ワイヤを収納した後は、段ボールやファイ
バーボードなどの天蓋で封止する。底蓋は紙管に接着剤
で固着したり、別体の紙製固定部材を利用して固定す
る。固定部材としては、例えばクラフト紙など周囲に複
数の舌片を形成して、該舌片を接着剤で紙管の周面に貼
着して固定する。また、下端部に複数の舌片を形成した
別体の段ボール製紙管などを外嵌し、該舌片を底蓋に固
着させる方法でもよい。
【0011】天蓋は接着剤で固着する他、嵌め込んだり
載置するだけでもよい。また、別体の金属製などのレバ
ーバンドを利用して固定してもよい。レバーバンドで固
定しておけば、ユーザーがワイヤ引き出し時に使用する
キャップなどを紙管に固定するときにも利用することが
できる。
【0012】底蓋や天蓋は、段ボールやファイバーボー
ドなど円形や四角形などの多角形の板状の他、板状部材
に紙管の内面や外面に嵌め込む嵌込部を設けてもよい。
嵌込部としては、円板やリング、若しくは部分的に設け
た突起や突条を設ける他、円板や角板にリング状の溝や
円形の陥凹部を設けて形成することも可能である。天蓋
については、クラフト紙やファイバー原紙などをトレー
状に成型して紙管に嵌め込む構造のものでもよい。ま
た、天蓋には、吊り上げて搬送するときに吊り部材が位
置する箇所に凹み部を設けておけば、該吊り部材のズレ
を防止する効果が生じる。凹み部は、天蓋の他紙管の上
端部の一部に設けることでも同様の効果が得られる。
【0013】「吊り部材」とは、金属製ワイヤを収納し
た段ボール製紙管をクレーンやリフトなどで吊り上げて
搬送するためのものである。吊り部材でワイヤを収納し
た紙管を吊り上げる手段は、該紙管の底部を封止した底
蓋の底面側に直接若しくは間接的に配し、該紙管の底部
から周面の対向位置に架け渡すことによって行う。この
場合、吊り部材を連結部材で連結して紙管の周面の対向
位置に保持させるようにする。吊り部材は、基本的に1
本を底部から周面に架け渡して設けるが、2本以上を底
部でクロスさせて設けてもよい。吊り部材の材質として
は、例えばポリプロピレン・ポリエチレンなどの紐やテ
ープで織った布或いは帆布などで形成する。
【0014】「補強カバー部材」とは、段ボール製紙管
の底蓋側に被せることによって、該段ボール製紙管の底
部分を保護する紙製の部材をいう。これを被せることに
よって、金属製ワイヤを収納した段ボール製紙管が落下
したときや急激に降ろされたときなど、底の角部分の破
損を最小限に抑えることができる。補強カバー部材とし
ては、前述したような下端部に複数の舌片を形成した別
体の段ボール製紙管、ファイバードラム、スパイラル紙
管などで形成する。補強カバー部材は、底蓋を固着した
紙管に直接外嵌させる他、紙管の底部に吊り部材を設け
てから、嵌め込むようにしてもよい。
【0015】「段ボール箱」とは、段ボール製紙管を収
納する直方体に形成した段ボール製の箱をいう。形式と
しては、長さ面と幅面の上下にフラップを設けたA形が
一般的であるが、フラップを差し込むようにしたB形、
蓋と身の2部分からなるかぶせ箱のC形、或いは底のフ
ラップを相互に係合させるロックボトムやワンタッチロ
ック構造でもよく、特に限定するものではない。
【0016】紙管を段ボール箱に収納する構造の場合、
吊り部材は、段ボール箱の対向する2つの側面の上方
部、天部側のフラップ、若しくはこれらの接合部に穿設
した貫通孔に挿通することによって、段ボール箱に収納
される紙管の底部から周面の対向位置に位置させるよう
にする。このため、紙管単体の場合に必須となる連結部
材は設ける必要はない。また、貫通孔を段ボール箱の底
部側フラップにも設け、吊り部材を底部側の内フラップ
や外フラップの裏面側に位置させるようにしてもよい。
【0017】紙管を段ボール箱に収納させることによ
り、段ボール箱に嵌め込むようにした角板を天蓋や底蓋
としたり、角板に紙管に嵌め込む嵌込部を一体的に設け
た構造にすることもできる。また、上述した吊り部材の
ズレを防止する凹み部を、段ボール箱の側面と天面との
コーナー部に切込みや折罫などによって凹ませたり凹み
やすくさせるようにして設けてもよい。
【0018】紙管の内部にワイヤに撚りをかけながら巻
回して収納するには、容器自体を回転させなければなら
ない。このため、紙管が段ボール箱に収納されている
と、回転させる際に突出している段ボール箱のコーナー
部によって、回転に支障を来す場合がある。これを回避
するため、段ボール箱の底部側の3つの稜線が集合する
部分(4ヶ所)に折罫を設けて凹ませやすくしておくの
が好ましい。また、この部分を予め切り欠いておいて凹
ませた形状としてもよい。この他、各側面間の稜線(4
ヶ所)部分を凹ませるための折罫や、上部側の3つの稜
線が集合する部分(4ヶ所)を凹ませる折罫若しくは切
欠を設けてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第一発明に係るワイヤ収
納容器11の実施の形態の一例を示すもので、溶接用の
ワイヤWを収納する段ボール製紙管2と、該紙管2を吊
り上げるための吊り部材3とによって構成したものであ
る。紙管2はファイバーボードで形成した底蓋21を接
着剤で固着して容器にしたもので、ワイヤWを巻回積層
して収納した後は、同じくファイバーボードで形成した
天蓋22を接着剤で固着して封止する。吊り部材3は、
両端に吊り輪31を形成した帯状のもので、これを紙管
2の底面から周面の対向位置に架け渡し、吊り上げて搬
送する。吊り部材3が周面の対向位置からずれるのを防
止するため、連結部材32により紙管2の上方で連結し
ている。
【0021】天蓋22としては、図2(a)のようにフ
ァイバー原紙をトレー状に成型したものを利用してもよ
い。これは、立ち上がり部分を内周側と外周側からファ
イバードラムを短く切断したリング状のもので挟み付け
て糸で縫着したものである。天蓋22の固定手段とし
て、同図(b)のようにレバーバンド23を利用しても
よい。本例のレバーバンド23は、紙管2の周面を締め
付けると共に上部に設けたフックで天蓋22を固定する
構造であるが、プラスチックなどの封印を差し込んで固
定する構造のものでもよい。レバーバンド23を利用す
ることにより、同図(c)のようにワイヤWを引き出す
ときに使用するキャップCを固定する場合にも流用する
ことができる。
【0022】図3は、天蓋22の実施の形態の他の例を
示すもので、(a)は紙管2の内部に嵌め込む円板の嵌
込部を設けたものである。これは、ファイバーボードで
形成したもので、一体に形成してもよく、径の異なる2
つの円板を貼り合わせてもよい。本例では、取り外し用
の孔を穿設すると共に、吊り上げるときに吊り部材3の
ズレを防止する凹み部24を設けた例を示している。
(b)は紙管2の内部に嵌め込む円形の段ボールと、紙
管2の端面に接当させる円形の段ボールを貼り合わせた
構造である。本例の場合、紙管2に接着剤で固着したと
きの開封手段として、2ヶ所にジッパー25を設けてい
る。
【0023】底蓋21は、基本的に図3(a)に示した
ようなファイバーボード製の嵌込部を設けた構造にする
が、図4(a)のように段ボールで形成してもよい。こ
の底蓋21は、紙管2の端面に接当させる部分と紙管2
の内部に嵌め込む部分を、夫々両面段ボールの段の方向
を直交させて2枚貼り合わせて形成している。この場
合、本例のように別体の固定部材27で補強して、底蓋
21の固定をより確実にするのが好ましい。この固定部
材27は、クラフト紙で形成したもので、同図(b)の
ように紙管2に固着した底蓋21を覆うように、周囲に
複数設けた舌片を紙管2の周面に貼着して固定する。
【0024】また、本例ではワイヤWをスムーズに引き
出せるようにするため、紙管2の中心部に設ける中筒2
6の保持部材28を底蓋21に設けた例を示している。
保持部材28としては、従来より利用されている金属製
の皿状に成型したものでもよいが、本例のように両面段
ボールを3枚貼り合わせて形成した方が簡易に処分でき
る上で好ましい。この中筒26は、段ボール製の紙管で
形成しているが、ファイバードラムやスパイラル紙管を
利用してもよい。
【0025】図5は本発明の第二発明に係るワイヤ収納
容器12の実施の形態の一例を示すもので、紙管2の底
蓋21側に紙製の補強カバー部材29を外嵌して底部の
補強を図る構造である。この補強カバー部材29は、段
ボール製の紙管の下端部に複数の舌片を形成し、これを
内面側にほぼ直角に折り曲げて断面L字のアングル型に
したものである。補強カバー部材29は紙管2の底部に
嵌め込むだけでもよく、接着剤で固着してもよい。ま
た、吊り部材3を紙管2にセットしてから取り付けるよ
うにすれば、該吊り部材3の保持固定を確実にすること
ができる。
【0026】ワイヤWを収納した紙管2の搬送は、第二
発明に係るワイヤ収納容器12を例にして示すと、図6
のようにクレーンのフックFに吊り部材4の吊り輪31
を通し吊り上げて行われる。このように、吊り部材3を
紙管2の底部から周面の対向位置に連結部材32で保持
した状態で架け渡すことによって、吊り上げる構造であ
るため、紙管2の周面部から吊り部材3がズレることな
く安定して吊り上げることができ、極めて安全に搬送す
ることができる。
【0027】図7は本発明の第三発明に係るワイヤ収納
容器13の実施の形態の一例を示すもので、溶接用のワ
イヤWを収納する段ボール製紙管2と、該紙管2を収納
するA形の段ボール箱4とによって構成し、該段ボール
箱4に紙管2を吊り上げるための吊り部材3を備えたも
のである。紙管2と吊り部材3は、前述したものと同様
でよいが、吊り部材3は段ボール箱4に設けられて保持
されているため、紙管2の周面の対向位置に保持する連
結部材32は設けなくてもよい。段ボール箱4は底部側
と天部側を共に接着剤やテープ止めなどによって封函す
る。
【0028】図8はワイヤ収納容器13にワイヤWを収
納して梱包した状態を示すもので、段ボール箱4の相対
向する側面板41の上方部に穿設した貫通孔42に挿通
し、その内部に垂らした帯状の吊り部材3上に、ワイヤ
Wを収納した紙管2が載置される。吊り部材3は、段ボ
ール箱4の内部に垂らして設ける他、図9のように底部
側の内フラップ43に穿設した貫通孔42に挿通させ
て、外フラップ44との間に挟み込むようにしてもよ
い。また、図8や図9のいずれの場合でも吊り部材3を
内フラップ43や側面板41に接着剤で固着してもよ
い。
【0029】図10は段ボール箱4の実施の形態の他の
例であり、底部側の3つの稜線の集合部を凹ませたもの
である。これは、上述したようにワイヤWを巻回積層し
て収納する際に回転させるとき、段ボール箱4の底部側
コーナー部が邪魔になる場合が考えられるためである。
本例では、紙管2の天蓋22として、これに嵌め込む円
形のファイバーボードの板と、段ボール箱4に嵌め込む
ファイバーボードで形成した角板を貼り合わせた構造と
することによって、紙管2及び段ボール箱4の両者の開
口部の強度を高めるようにしている。段ボール箱4の底
面側角部を凹ませるには、図11(a)のブランクシー
トに示すように折罫45を設けることによって凹ませや
すくすることができる。また、同図(b)のように折罫
35と切欠36を組み合わせてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、ワイヤを巻回積層して収
納する容器において、底蓋及び天蓋を備えたワイヤを収
納する段ボール製紙管とこれを吊り上げて搬送するため
の吊り部材とによって構成した第一発明、第一発明の底
部側を補強する補強カバー部材を備えた第二発明、紙管
を収納すると共に該紙管を吊り上げるための吊り部材を
備えた段ボール箱とによって構成した第三発明により、
段ボール製紙管にかなりの重量となる金属製ワイヤを収
納して輸送・搬送することができ、極めて安価な梱包材
を提供することができる。また、段ボール製紙管と吊り
部材、若しくは段ボール箱の組み合わせによる構成であ
るため、金属部材を一切使用することなく梱包すること
ができ、使用後の処理も簡易になるなど極めて有益な効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一発明に係るワイヤ収納容器の実施
の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】(a)は紙管に被せる天蓋の実施の形態の他の
例を示す斜視図、(b)は天蓋の固定手段の実施の形態
の他の例を示す斜視図、(c)は第一発明に係るワイヤ
収納容器からワイヤを引き出して使用する状態の一例を
示す斜視図である。
【図3】(a)(b)はそれぞれ紙管に被せる天蓋の実
施の形態のさらに他の例を示す斜視図である。
【図4】(a)(b)は紙管の底部に取り付ける底蓋の
実施の形態の他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第二発明に係るワイヤ収納容器の実施
の形態の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第二発明に係るワイヤ収納容器を吊り
上げて搬送する状態を示す側面図である。
【図7】本発明の第三発明に係るワイヤ収納容器の実施
の形態の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第三発明に係るワイヤ収納容器にワイ
ヤを巻回積層して梱包した状態を示す縦断面図である。
【図9】段ボール箱の実施の形態の他の例を示す部分斜
視図である。
【図10】本発明の第三発明に係るワイヤ収納容器の実
施の形態の他の例を示す斜視図である。
【図11】(a)は図10に示した段ボール箱のブラン
クシート、(b)は段ボール箱の実施の形態のさらに他
の例を示すブランクシートである。
【符号の説明】
11 第一発明に係るワイヤ収納容器 12 第二発明に係るワイヤ収納容器 13 第三発明に係るワイヤ収納容器 2 段ボール製紙管 21 底蓋 22 天蓋 23 レバーバンド 24 凹み部 25 ジッパー 26 中筒 27 固定部材 28 保持部材 29 補強カバー部材 3 吊り部材 31 吊り輪 32 連結部材 4 段ボール箱 41 側面板 42 貫通孔 43 内フラップ 44 外フラップ 45 折罫 46 切欠 C キャップ F フック
フロントページの続き (72)発明者 山岡 豊史 大阪府茨木市西河原北町1番5号 大和紙 器株式会社内 (72)発明者 神山 昇 大阪府茨木市西河原北町1番5号 大和紙 器株式会社内 Fターム(参考) 3E062 AA01 AB11 AC05 GA05 GA06 GB02 GC02 3E068 AA24 AB09 AC03 BB07 CC03 CD01 CD02 CE02 CE03 DD27 DD30 DE05 DE12 EE40 3F057 BA02 BC03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤを巻回積層して収納する容器にお
    いて、ワイヤを収納するもので底蓋及び天蓋を備えた段
    ボール製紙管と、該段ボール製紙管を吊り上げるもので
    底蓋の底面から該段ボール製紙管の周面の対向位置に連
    結部材で保持して架け渡される帯状の吊り部材とによっ
    て構成したことを特徴とするワイヤ収納容器。
  2. 【請求項2】 ワイヤを巻回積層して収納する容器にお
    いて、ワイヤを収納するもので底蓋及び天蓋を備えた段
    ボール製紙管と、該段ボール製紙管を吊り上げるもので
    底蓋の底面から該段ボール製紙管の周面の対向位置に連
    結部材で保持して架け渡される帯状の吊り部材と、該段
    ボール製紙管の底蓋側に外嵌する紙製の補強カバー部材
    とによって構成したことを特徴とするワイヤ収納容器。
  3. 【請求項3】 段ボール製紙管は、片面段ボールを多重
    に平巻きして形成したものである請求項1又は2記載の
    ワイヤ収納容器。
  4. 【請求項4】 底蓋及び天蓋は、接着剤で固着するもの
    であるものである請求項1又は2記載のワイヤ収納容
    器。
  5. 【請求項5】 底蓋は、周囲に複数形成した舌片を紙管
    の周面に貼着する紙製の固定部材で固定するものである
    請求項1又は2記載のワイヤ収納容器。
  6. 【請求項6】 底蓋は、紙管の内部に設けられる中筒を
    保持する保持部材を設けたものである請求項1又は2記
    載のワイヤ収納容器。
  7. 【請求項7】 天蓋は、嵌め込んで封止するものである
    請求項1又は2記載のワイヤ収納容器。
  8. 【請求項8】 天蓋は、レバーバンドで段ボール製紙管
    に固定するものである請求項1又は2記載のワイヤ収納
    容器。
  9. 【請求項9】 吊り部材は、底蓋の底面側で2本交差さ
    せるものである請求項1又は2記載のワイヤ収納容器。
  10. 【請求項10】 ワイヤを巻回積層して収納する容器に
    おいて、ワイヤを収納するもので底蓋及び天蓋を備えた
    段ボール製紙管と、該紙管を収納すると共に該紙管を吊
    り上げるための吊り部材を備えた段ボール箱とによって
    構成したことを特徴とするワイヤ収納容器。
  11. 【請求項11】 段ボール製紙管は、片面段ボールを多
    重に平巻きして形成したものである請求項10記載のワ
    イヤ収納容器。
  12. 【請求項12】 底蓋及び天蓋は、接着剤で固着するも
    のであるものである請求項10記載のワイヤ収納容器。
  13. 【請求項13】 底蓋は、紙管の内部に設けられる中筒
    を保持する保持部材を設けたものである請求項10記載
    のワイヤ収納容器。
  14. 【請求項14】 天蓋は、嵌め込んで封止するものであ
    る請求項10記載のワイヤ収納容器。
  15. 【請求項15】 天蓋は、紙管の開口部に嵌め込む円板
    と、段ボール箱に嵌め込む角板を一体的にしたものであ
    る請求項10記載のワイヤ収納容器。
  16. 【請求項16】 段ボール箱は、底部側の3つの稜線の
    集合部を凹ませるための折罫を設けたものである請求項
    10記載のワイヤ収納容器。
  17. 【請求項17】 段ボール箱は、対向する2つの側面の
    上方部、天部側フラップ、これらの接合部のいずれかに
    穿設した貫通孔に吊り部材を挿通したものである請求項
    10記載のワイヤ収納容器。
  18. 【請求項18】 段ボール箱は、底部側の対向する2つ
    のフラップに穿設した貫通孔に、吊り部材を挿通したも
    のである請求項10記載のワイヤ収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013544715A (ja) * 2010-10-21 2013-12-19 リンカーン グローバル,インコーポレイテッド 容器とバッグとを含むワイヤ閉込め構造
CN103771005A (zh) * 2012-10-24 2014-05-07 意大利富乐液体空气焊接股份公司 具有用于焊丝线圈的提升带的容器

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