JP2003311733A - 穿孔装置 - Google Patents
穿孔装置Info
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- JP2003311733A JP2003311733A JP2002119699A JP2002119699A JP2003311733A JP 2003311733 A JP2003311733 A JP 2003311733A JP 2002119699 A JP2002119699 A JP 2002119699A JP 2002119699 A JP2002119699 A JP 2002119699A JP 2003311733 A JP2003311733 A JP 2003311733A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な作業で壁に穿孔することができる穿孔
装置の提供を課題とする。 【解決手段】 穿孔装置1は、ガイド部材2、ドリル保
持部材3、ドリル装置5、水受け部材6、水受け取付け
部材7、バネ8及びストッパ部材9等によって構成され
ている。壁46に孔を設ける場合は、ガイド部材2を足
場47の柱48に取り付ける。ガイド係合部22の内部
には、歯車31が設けられている。ガイド係合部22内
の歯車31は、外部のハンドル30に接続されており、
ハンドル30を回転することによって内部の歯車31が
回転し、コアドリル38が回転しつつ壁46側に送られ
る。
装置の提供を課題とする。 【解決手段】 穿孔装置1は、ガイド部材2、ドリル保
持部材3、ドリル装置5、水受け部材6、水受け取付け
部材7、バネ8及びストッパ部材9等によって構成され
ている。壁46に孔を設ける場合は、ガイド部材2を足
場47の柱48に取り付ける。ガイド係合部22の内部
には、歯車31が設けられている。ガイド係合部22内
の歯車31は、外部のハンドル30に接続されており、
ハンドル30を回転することによって内部の歯車31が
回転し、コアドリル38が回転しつつ壁46側に送られ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁、天井、床など
に孔を設ける穿孔装置に関するものである。
に孔を設ける穿孔装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設のコンクリート壁を耐震補強する手
段として、その内部に鉄筋を埋め込む方策が知られてい
る。すなわち既設のコンクリート壁にコンクリートドリ
ルで孔を設け、当該孔内に鉄筋を挿入する。そして鉄筋
を挿入した状態で前記孔にセメントを充填する。なお、
本願では、「壁」には、垂直面の壁だけでなく、床や天
井などの水平面も含むものとする。
段として、その内部に鉄筋を埋め込む方策が知られてい
る。すなわち既設のコンクリート壁にコンクリートドリ
ルで孔を設け、当該孔内に鉄筋を挿入する。そして鉄筋
を挿入した状態で前記孔にセメントを充填する。なお、
本願では、「壁」には、垂直面の壁だけでなく、床や天
井などの水平面も含むものとする。
【0003】ここで従来技術においては、前記したコン
クリート壁に穿孔する作業は、ハンドドリルにコンクリ
ートドリルを装着し、ハンドドリルを直接手で保持して
行われていた。
クリート壁に穿孔する作業は、ハンドドリルにコンクリ
ートドリルを装着し、ハンドドリルを直接手で保持して
行われていた。
【0004】また他の方策として、壁にアンカボルトを
取付け、当該アンカボルトによって送り機能を有するド
リル装置を壁に取付け、ドリル装置によって穿孔作業を
行う方法がある。そしてこれらドリルにはコアビットド
リル等が用いられている。
取付け、当該アンカボルトによって送り機能を有するド
リル装置を壁に取付け、ドリル装置によって穿孔作業を
行う方法がある。そしてこれらドリルにはコアビットド
リル等が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における穿孔
作業は、前記した様にハンドドリルを直接的に手で保持
して行われていた。しかしながらこの作業は熟練を要
し、真っ直ぐに孔を設けることが困難であった。またハ
ンドドリルによって穿孔する方策は、重労働であり、過
酷であった。さらに、天井に孔を設ける場合には、ハン
ドドリルの重さに加えて、上方向に力を入れる必要があ
るので特に重労働であり、また、穿孔作業の際に発生す
るコンクリート粉などが作業者に降りかかることにな
り、劣悪な作業環境であった。一方、アンカボルトによ
ってドリル装置を壁に取り付ける方策は、アンカボルト
取付け作業を要し、面倒であった。また、アンカーボル
ト打設の際には、ハンマードリル、振動ドリル等を使用
するので振動や騒音が発生し、作業環境や周囲の環境が
悪くなる。そして、穿孔を行う建物が、学校や病院など
の場合には、穿孔作業の際には、建物の使用ができなく
なってしまう。そこで本発明は、簡単な作業で壁に穿孔
を行うことができ、低騒音の穿孔装置の提供を課題とす
るものである。
作業は、前記した様にハンドドリルを直接的に手で保持
して行われていた。しかしながらこの作業は熟練を要
し、真っ直ぐに孔を設けることが困難であった。またハ
ンドドリルによって穿孔する方策は、重労働であり、過
酷であった。さらに、天井に孔を設ける場合には、ハン
ドドリルの重さに加えて、上方向に力を入れる必要があ
るので特に重労働であり、また、穿孔作業の際に発生す
るコンクリート粉などが作業者に降りかかることにな
り、劣悪な作業環境であった。一方、アンカボルトによ
ってドリル装置を壁に取り付ける方策は、アンカボルト
取付け作業を要し、面倒であった。また、アンカーボル
ト打設の際には、ハンマードリル、振動ドリル等を使用
するので振動や騒音が発生し、作業環境や周囲の環境が
悪くなる。そして、穿孔を行う建物が、学校や病院など
の場合には、穿孔作業の際には、建物の使用ができなく
なってしまう。そこで本発明は、簡単な作業で壁に穿孔
を行うことができ、低騒音の穿孔装置の提供を課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための請求項1に記載の発明は、取り外し可能で
あって壁に対して垂直方向に設けられるガイド部材と、
ドリルが設けられ当該ドリルを回転させるドリル装置
と、ドリル装置を保持するドリル保持部材を有し、前記
ドリル保持部材はガイド部材と係合し、ドリル装置はド
リル保持部材と共に当該ガイド部材に沿って移動可能で
あることを特徴とする穿孔装置である。
決するための請求項1に記載の発明は、取り外し可能で
あって壁に対して垂直方向に設けられるガイド部材と、
ドリルが設けられ当該ドリルを回転させるドリル装置
と、ドリル装置を保持するドリル保持部材を有し、前記
ドリル保持部材はガイド部材と係合し、ドリル装置はド
リル保持部材と共に当該ガイド部材に沿って移動可能で
あることを特徴とする穿孔装置である。
【0007】本発明の穿孔装置は、ガイド部材を有し、
このガイド部材は、壁に対して垂直方向に設けられる。
そしてドリル装置は、ドリル保持部材を介してガイド部
材に取り付けられ、ガイド部材に沿って移動する。その
ため本発明では、ドリル装置は、ガイド部材によって支
持され、ドリル装置を人力で支える必要がない。またド
リル装置は、ガイド部材に沿って移動するので、直線移
動することとなり、真っ直ぐの孔を穿孔することができ
る。そのため、作業者が安全に作業でき、また作業の際
には軽度の力で孔を設けることができ、楽に多くの作業
が可能である。また、穿孔装置は複雑な構造でないので
安価である。
このガイド部材は、壁に対して垂直方向に設けられる。
そしてドリル装置は、ドリル保持部材を介してガイド部
材に取り付けられ、ガイド部材に沿って移動する。その
ため本発明では、ドリル装置は、ガイド部材によって支
持され、ドリル装置を人力で支える必要がない。またド
リル装置は、ガイド部材に沿って移動するので、直線移
動することとなり、真っ直ぐの孔を穿孔することができ
る。そのため、作業者が安全に作業でき、また作業の際
には軽度の力で孔を設けることができ、楽に多くの作業
が可能である。また、穿孔装置は複雑な構造でないので
安価である。
【0008】また請求項2に記載の発明は、ガイド部材
には、足場の柱に取り付ける為のガイド取付け手段が設
けられていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装
置である。
には、足場の柱に取り付ける為のガイド取付け手段が設
けられていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装
置である。
【0009】本発明の穿孔装置では、足場を利用してガ
イド部材を取り付けるものである。すなわち壁の耐震補
強を行う場合は、壁の広い面積に対して鉄筋を埋め込む
必要から、建屋の周囲に足場が組まれる。本発明は、こ
の足場を利用するものであり、足場の柱にガイド部材を
取り付ける為のガイド取付け手段が設けられている。そ
のためガイド部材の取付けが容易である。
イド部材を取り付けるものである。すなわち壁の耐震補
強を行う場合は、壁の広い面積に対して鉄筋を埋め込む
必要から、建屋の周囲に足場が組まれる。本発明は、こ
の足場を利用するものであり、足場の柱にガイド部材を
取り付ける為のガイド取付け手段が設けられている。そ
のためガイド部材の取付けが容易である。
【0010】また請求項3に記載の発明は、ガイド部材
には、足場の柱に取り付ける為のガイド取付け手段が設
けられ、当該ガイド取付け手段は縦長であって足場の柱
に接する接触板部と柱を掴むクランプ部によって構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置で
ある。
には、足場の柱に取り付ける為のガイド取付け手段が設
けられ、当該ガイド取付け手段は縦長であって足場の柱
に接する接触板部と柱を掴むクランプ部によって構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置で
ある。
【0011】請求項3に記載の発明についても、前記し
た請求項2と同様の趣旨であり、足場を利用してガイド
部材を取り付けるものである。本発明の穿孔装置では、
ガイド取付け手段は縦長であって足場の柱に接する接触
板部と柱を掴むクランプ部を有する。この様に本発明で
採用する取付け手段は、縦長の接触板部を有するから、
ガイド部材に生じる曲げモーメントに対抗することがで
きる。また本発明で採用する取付け手段では、クランプ
部によってガイド部材を柱に固定するため、固定作業が
容易である。
た請求項2と同様の趣旨であり、足場を利用してガイド
部材を取り付けるものである。本発明の穿孔装置では、
ガイド取付け手段は縦長であって足場の柱に接する接触
板部と柱を掴むクランプ部を有する。この様に本発明で
採用する取付け手段は、縦長の接触板部を有するから、
ガイド部材に生じる曲げモーメントに対抗することがで
きる。また本発明で採用する取付け手段では、クランプ
部によってガイド部材を柱に固定するため、固定作業が
容易である。
【0012】また請求項4に記載の発明は、ガイド部材
は全長が可変であることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の穿孔装置である。
は全長が可変であることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の穿孔装置である。
【0013】ガイド部材の先端は、壁に近接した位置に
あることが望ましい。一方、ガイド部材を取り付ける足
場等と壁との距離は、まちまちである。そこで本発明の
穿孔装置では、ガイド部材は全長を可変としてこの問題
を解決した。すなわち本発明の穿孔装置では、ガイド部
材の全長を変更することができるから、施工現場に応じ
てガイド部材の長さを調節し、適切な位置にガイド部材
の先端を配置することができる。
あることが望ましい。一方、ガイド部材を取り付ける足
場等と壁との距離は、まちまちである。そこで本発明の
穿孔装置では、ガイド部材は全長を可変としてこの問題
を解決した。すなわち本発明の穿孔装置では、ガイド部
材の全長を変更することができるから、施工現場に応じ
てガイド部材の長さを調節し、適切な位置にガイド部材
の先端を配置することができる。
【0014】また請求項5に記載の発明は、保持部材に
はハンドルが設けられ、当該ハンドルを回転することに
よって保持部材が移動することを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の穿孔装置である。
はハンドルが設けられ、当該ハンドルを回転することに
よって保持部材が移動することを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の穿孔装置である。
【0015】本発明では、保持部材にハンドルが設けら
れ、ハンドルを回すことによってドリルを送ることがで
きる。
れ、ハンドルを回すことによってドリルを送ることがで
きる。
【0016】また請求項6に記載の発明は、水受け部材
を有し、当該水受け部材はガイド部材に保持され、壁に
向かって押圧されていることを特徴とする請求項1乃至
5のいずれかに記載の穿孔装置である。
を有し、当該水受け部材はガイド部材に保持され、壁に
向かって押圧されていることを特徴とする請求項1乃至
5のいずれかに記載の穿孔装置である。
【0017】本発明は、コアドリル等の冷却液を使用す
るタイプのドリルを使用する場合に好適である。すなわ
ちコアドリルは一般に刃先を冷却する為に冷却水が使用
される。冷却水は穿孔中の孔から溢れ出るが、当該冷却
水は削り屑と混じってスラッジ状となっており、壁を伝
って流れると壁を汚す。そこで本発明では、水受け部材
を設け、当該水受け部材をガイド部材によって保持し
た。そして本発明では、水受け部材壁に向かって押圧
し、冷却水の排水を円滑に行う構成とした。
るタイプのドリルを使用する場合に好適である。すなわ
ちコアドリルは一般に刃先を冷却する為に冷却水が使用
される。冷却水は穿孔中の孔から溢れ出るが、当該冷却
水は削り屑と混じってスラッジ状となっており、壁を伝
って流れると壁を汚す。そこで本発明では、水受け部材
を設け、当該水受け部材をガイド部材によって保持し
た。そして本発明では、水受け部材壁に向かって押圧
し、冷却水の排水を円滑に行う構成とした。
【0018】また請求項7に記載の発明は、水受け部材
と、当該水受け部材をガイド部材に取り付ける水受け取
付け部材と、付勢手段を有し、水受け部材はリング状で
あり、水受け取付け部材はガイド部材に取り付けられる
ガイド側取付け部と、水受け部材を保持する水受け保持
部を備え、前記水受け保持部はガイド側取付け部から離
反した位置にあり、前記水受け部材は水受け保持部に保
持されていてリング状の孔にドリルが挿通され、前記ガ
イド側取付け部はガイド部材に対して摺動可能であり、
さらに付勢手段によって壁に向かって付勢され、水受け
部材が壁に押圧されることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載の穿孔装置である。
と、当該水受け部材をガイド部材に取り付ける水受け取
付け部材と、付勢手段を有し、水受け部材はリング状で
あり、水受け取付け部材はガイド部材に取り付けられる
ガイド側取付け部と、水受け部材を保持する水受け保持
部を備え、前記水受け保持部はガイド側取付け部から離
反した位置にあり、前記水受け部材は水受け保持部に保
持されていてリング状の孔にドリルが挿通され、前記ガ
イド側取付け部はガイド部材に対して摺動可能であり、
さらに付勢手段によって壁に向かって付勢され、水受け
部材が壁に押圧されることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載の穿孔装置である。
【0019】本発明についてもコアドリル等の冷却液を
使用するタイプのドリルを使用する場合を対象としてい
る。すなわち本発明においても水受け部材を有し、当該
水受け部材をガイド部材によって保持する構成を採用し
た。また水受け取付け部材はガイド部材に取り付けられ
るガイド側取付け部と、水受け部材を保持する水受け保
持部を備え、前記水受け保持部はガイド側取付け部から
離反した位置にある。加えて本発明では、水受け部材は
リング状である。そのためドリルをリング状の孔に挿通
されることができる。また水受け部材がリング状である
から、冷却水が飛び散らない。さらに本発明では、ガイ
ド側取付け部はガイド部材に対して摺動可能であり、さ
らに付勢手段によって壁に向かって付勢され、水受け部
材が壁に押圧される。そのためドリル装置が送られてド
リル装置と壁との距離が近接しても、水受け部材が壁に
押圧され続ける。
使用するタイプのドリルを使用する場合を対象としてい
る。すなわち本発明においても水受け部材を有し、当該
水受け部材をガイド部材によって保持する構成を採用し
た。また水受け取付け部材はガイド部材に取り付けられ
るガイド側取付け部と、水受け部材を保持する水受け保
持部を備え、前記水受け保持部はガイド側取付け部から
離反した位置にある。加えて本発明では、水受け部材は
リング状である。そのためドリルをリング状の孔に挿通
されることができる。また水受け部材がリング状である
から、冷却水が飛び散らない。さらに本発明では、ガイ
ド側取付け部はガイド部材に対して摺動可能であり、さ
らに付勢手段によって壁に向かって付勢され、水受け部
材が壁に押圧される。そのためドリル装置が送られてド
リル装置と壁との距離が近接しても、水受け部材が壁に
押圧され続ける。
【0020】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の穿孔
装置を設置した状態における斜視図である。図2(a)
は、図1の穿孔装置の全体斜視図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。図3は、図1の穿孔装置
のドリル保持部材を裏面側から見た斜視図である。図4
は、図1の穿孔装置のドリル保持部材の内部を示す断面
斜視図である。図5は、図1の穿孔装置の先端部分の拡
大図である。図6は、図1の穿孔装置を使用して壁に孔
を開ける際の壁及び穿孔装置の断面図である。
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の穿孔
装置を設置した状態における斜視図である。図2(a)
は、図1の穿孔装置の全体斜視図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。図3は、図1の穿孔装置
のドリル保持部材を裏面側から見た斜視図である。図4
は、図1の穿孔装置のドリル保持部材の内部を示す断面
斜視図である。図5は、図1の穿孔装置の先端部分の拡
大図である。図6は、図1の穿孔装置を使用して壁に孔
を開ける際の壁及び穿孔装置の断面図である。
【0021】各図において、1は、本発明の実施形態の
穿孔装置を示す。本発明の穿孔装置1は、図2に示すよ
うに、ガイド部材2、ドリル保持部材3、ドリル装置
5、水受け部材6、水受け取付け部材7、バネ8及びス
トッパ9等によって構成されている。
穿孔装置を示す。本発明の穿孔装置1は、図2に示すよ
うに、ガイド部材2、ドリル保持部材3、ドリル装置
5、水受け部材6、水受け取付け部材7、バネ8及びス
トッパ9等によって構成されている。
【0022】さらにガイド部材2は、長尺竿状のガイド
部10と、ガイド取付け部11によって構成されてい
る。本実施形態では、ガイド部材2を構成するガイド部
10と、ガイド取付け部11は、それぞれ独立してお
り、ガイド部10は抜き差し可能である。
部10と、ガイド取付け部11によって構成されてい
る。本実施形態では、ガイド部材2を構成するガイド部
10と、ガイド取付け部11は、それぞれ独立してお
り、ガイド部10は抜き差し可能である。
【0023】すなわち本実施形態で採用するガイド部1
0は、棒様であり、断面形状は円形である。そして本実
施形態で採用するガイド部10は、一面にラック12が
形成されている。
0は、棒様であり、断面形状は円形である。そして本実
施形態で採用するガイド部10は、一面にラック12が
形成されている。
【0024】一方、ガイド取付け部11は、略「L」字
状をしており、大きく管状部15、接触板部16及びク
ランプ部17によって構成されている。管状部15は、
要するにパイプである。そして管状部15の先端寄りの
部位であって下面側の位置には、図示しない孔が設けら
れ、当該孔の外側の位置にナット13が溶接されてい
る。そして当該ナット13に止めネジ14が嵌合してい
る。止めネジ14の先端側は、管状部15の内部に露出
する。
状をしており、大きく管状部15、接触板部16及びク
ランプ部17によって構成されている。管状部15は、
要するにパイプである。そして管状部15の先端寄りの
部位であって下面側の位置には、図示しない孔が設けら
れ、当該孔の外側の位置にナット13が溶接されてい
る。そして当該ナット13に止めネジ14が嵌合してい
る。止めネジ14の先端側は、管状部15の内部に露出
する。
【0025】接触板部16は、図2(b)に示すように
断面形状が略「L」字状をしている。接触板部16は、
前記した管状部15に対して垂直方向に取り付けられて
いる。また管状部15と接触板部16の間には、補強の
ための支線部18が設けられている。
断面形状が略「L」字状をしている。接触板部16は、
前記した管状部15に対して垂直方向に取り付けられて
いる。また管状部15と接触板部16の間には、補強の
ための支線部18が設けられている。
【0026】クランプ部17は、一部が切れた略環状構
造である。そして切れ離れた部位の端部に折り返し部2
0が設けられている。折り返し部20には図示しない孔
が設けられ、当該孔にボルトナット21が挿通されてい
る。クランプ部17は、ネジ19によって接触板部16
に一体的に取り付けられている。
造である。そして切れ離れた部位の端部に折り返し部2
0が設けられている。折り返し部20には図示しない孔
が設けられ、当該孔にボルトナット21が挿通されてい
る。クランプ部17は、ネジ19によって接触板部16
に一体的に取り付けられている。
【0027】ドリル保持部材3は、略箱状であり、機能
上、ガイド係合部22と、ドリル保持部23に分かれて
いる。すなわちガイド係合部22は、図2の様に箱状で
ある。より具体的には、ガイド係合部22は、天面2
5、底面26、左右側面27,28を有する箱体であ
り、正面側と裏面側は開口し、正面側と裏面側が貫通し
ている。またガイド係合部22の一方の側面28には、
図3の様にハンドル30が取り付けられている。さらに
ガイド係合部22の内部には、図4に示すように歯車3
1が設けられている。ガイド係合部22内の歯車31
は、外部のハンドル30に接続されており、ハンドル3
0を回転することによって内部の歯車31が回転する。
上、ガイド係合部22と、ドリル保持部23に分かれて
いる。すなわちガイド係合部22は、図2の様に箱状で
ある。より具体的には、ガイド係合部22は、天面2
5、底面26、左右側面27,28を有する箱体であ
り、正面側と裏面側は開口し、正面側と裏面側が貫通し
ている。またガイド係合部22の一方の側面28には、
図3の様にハンドル30が取り付けられている。さらに
ガイド係合部22の内部には、図4に示すように歯車3
1が設けられている。ガイド係合部22内の歯車31
は、外部のハンドル30に接続されており、ハンドル3
0を回転することによって内部の歯車31が回転する。
【0028】ドリル保持部23はガイド係合部22の下
部にあり、前記したガイド係合部22の一方の側面28
が延長されたものである。ドリル保持部23の下部に
は、水平部32が設けられている。
部にあり、前記したガイド係合部22の一方の側面28
が延長されたものである。ドリル保持部23の下部に
は、水平部32が設けられている。
【0029】水受け部材6は、ゴムの様な弾性を有する
部材によって作られたものであり、リング形状であって
短管状をしている。水受け部材6の側面部には排水短管
33が設けられており、排水短管33を介して水受け部
材6の内外が連通する。
部材によって作られたものであり、リング形状であって
短管状をしている。水受け部材6の側面部には排水短管
33が設けられており、排水短管33を介して水受け部
材6の内外が連通する。
【0030】水受け取付け部材7は、大小二つのリング
部35,36を有し、リング部35,36が連接部37
によって繋がれたものである。すなわちリング部35
は、水受け部材6を保持する水受け保持部として機能す
るものであり、前記した水受け部材6の外周部と略等し
い内径の円環である。一方、リング36は、ガイド部材
に取り付けられるガイド側取付け部として機能するもの
であり、ガイド部材2のガイド部10と略等しい内径を
持つ。
部35,36を有し、リング部35,36が連接部37
によって繋がれたものである。すなわちリング部35
は、水受け部材6を保持する水受け保持部として機能す
るものであり、前記した水受け部材6の外周部と略等し
い内径の円環である。一方、リング36は、ガイド部材
に取り付けられるガイド側取付け部として機能するもの
であり、ガイド部材2のガイド部10と略等しい内径を
持つ。
【0031】ドリル装置5は、公知のハンドドリルと同
様の機能を有するものであり、チャック40によってコ
アドリル38を掴み、コアドリル38を回転させるもの
である。コアドリル38は、例えばダイヤモンドコアド
リルと称されるものであり、内部が中空状であり、先端
部にダイヤモンドの切れ刃が設けられている。コアドリ
ル38の根元部分には、ロータリージョイント41が設
けられており、コアドリル38の内部に冷却水が供給さ
れる。
様の機能を有するものであり、チャック40によってコ
アドリル38を掴み、コアドリル38を回転させるもの
である。コアドリル38は、例えばダイヤモンドコアド
リルと称されるものであり、内部が中空状であり、先端
部にダイヤモンドの切れ刃が設けられている。コアドリ
ル38の根元部分には、ロータリージョイント41が設
けられており、コアドリル38の内部に冷却水が供給さ
れる。
【0032】ストッパ部材9は、短管状であり、その周
部に止めネジ45が設けられたもので有る。
部に止めネジ45が設けられたもので有る。
【0033】次に本実施形態の穿孔装置1の各部の組み
立て構造について説明する。本実施形態の穿孔装置1
は、前記した様にガイド部材2、ドリル保持部材3、ド
リル装置5、水受け部材6、水受け取付け部材7、バネ
8及びストッパ部材9等によって構成されている。そし
てドリル保持部材3のドリル保持部23にドリル装置5
が固定されている。またドリル保持部材3のガイド係合
部22にガイド部材2のガイド部10が挿通され、ガイ
ド係合部22の内部に配された歯車31がガイド部10
のラック12と係合している。したがってドリル保持部
材3のハンドル30を回転すると、内部の歯車31が回
転し、ドリル保持部材3がドリル装置5と共にガイド部
材2に沿って移動する。
立て構造について説明する。本実施形態の穿孔装置1
は、前記した様にガイド部材2、ドリル保持部材3、ド
リル装置5、水受け部材6、水受け取付け部材7、バネ
8及びストッパ部材9等によって構成されている。そし
てドリル保持部材3のドリル保持部23にドリル装置5
が固定されている。またドリル保持部材3のガイド係合
部22にガイド部材2のガイド部10が挿通され、ガイ
ド係合部22の内部に配された歯車31がガイド部10
のラック12と係合している。したがってドリル保持部
材3のハンドル30を回転すると、内部の歯車31が回
転し、ドリル保持部材3がドリル装置5と共にガイド部
材2に沿って移動する。
【0034】また水受け取付け部材7のリング部35に
水受け部材6が装着されている。そしてガイド部10の
先端部に水受け取付け部材7のリング部36が挿通され
ている。水受け取付け部材7は、ガイド部10に対して
摺動可能である。またガイド部10の先端近傍であって
水受け取付け部材7よりも根元側の位置にストッパ部材
9が取り付けられている。そして前記したストッパ部材
9と水受け取付け部材7の間にバネ8が装着されてい
る。
水受け部材6が装着されている。そしてガイド部10の
先端部に水受け取付け部材7のリング部36が挿通され
ている。水受け取付け部材7は、ガイド部10に対して
摺動可能である。またガイド部10の先端近傍であって
水受け取付け部材7よりも根元側の位置にストッパ部材
9が取り付けられている。そして前記したストッパ部材
9と水受け取付け部材7の間にバネ8が装着されてい
る。
【0035】次に本実施形態の穿孔装置1の作用を作業
手順を追って説明する。本実施形態の穿孔装置1を使用
して壁46に孔を設ける場合は、その準備段階としてガ
イド部材2を足場47の柱48に取り付ける。すなわち
前記した様に、壁の耐震補強を行う場合は、図1の様に
壁の近傍に足場47が組まれる。そして本実施形態の穿
孔装置1では、足場47を利用してガイド部材2を取り
付ける。より具体的には、足場47の柱48の側面に接
触板部16を接し、所定の高さでクランプ部17を柱4
8に締めつける。
手順を追って説明する。本実施形態の穿孔装置1を使用
して壁46に孔を設ける場合は、その準備段階としてガ
イド部材2を足場47の柱48に取り付ける。すなわち
前記した様に、壁の耐震補強を行う場合は、図1の様に
壁の近傍に足場47が組まれる。そして本実施形態の穿
孔装置1では、足場47を利用してガイド部材2を取り
付ける。より具体的には、足場47の柱48の側面に接
触板部16を接し、所定の高さでクランプ部17を柱4
8に締めつける。
【0036】続いてガイド部材2の長さを調節する。す
なわち本実施形態では、ガイド部材2を構成するガイド
部10と、ガイド取付け部11はそれぞれ独立してお
り、ガイド部10は抜き差し可能であり、ガイド部材2
の全長を変化させることができる。作業手順を説明する
と、ガイド取付け部11の止めネジ14を緩め、ガイド
部材2の先端が壁46に近接する位置となるようにガイ
ド部10を管状部15から出入りさせる。そしてガイド
部10の位置が決まると止めネジ14を締め込み、ガイ
ド部10を固定する。
なわち本実施形態では、ガイド部材2を構成するガイド
部10と、ガイド取付け部11はそれぞれ独立してお
り、ガイド部10は抜き差し可能であり、ガイド部材2
の全長を変化させることができる。作業手順を説明する
と、ガイド取付け部11の止めネジ14を緩め、ガイド
部材2の先端が壁46に近接する位置となるようにガイ
ド部10を管状部15から出入りさせる。そしてガイド
部10の位置が決まると止めネジ14を締め込み、ガイ
ド部10を固定する。
【0037】そしてストッパ部材9の位置を調節し、バ
ネ8に適度の圧縮を与え、バネ8によって水受け取付け
部材7と共に水受け部材6を壁側に押圧する。その結
果、水受け部材6の端面が壁46に押しつけられて密着
する。
ネ8に適度の圧縮を与え、バネ8によって水受け取付け
部材7と共に水受け部材6を壁側に押圧する。その結
果、水受け部材6の端面が壁46に押しつけられて密着
する。
【0038】またコアドリル38のロータリージョイン
ト41に注水用のホース49を接続し、水受け部材6の
排水短管33に排水用のホース50を取り付ける。
ト41に注水用のホース49を接続し、水受け部材6の
排水短管33に排水用のホース50を取り付ける。
【0039】続いてドリル装置5のモータを起動させ、
コアドリル38を回転させる。そしてハンドル30を回
転し、ハンドル30と一体の歯車31を回転させ、歯車
31とラック12と係合によってドリル保持部材3を移
動させる。その結果、ドリル装置5が、ドリル保持部材
3と共にガイド部材2に沿って壁46に向かって前進
し、コアドリル38が回転しつつ壁46側に送られる。
コアドリル38を回転させる。そしてハンドル30を回
転し、ハンドル30と一体の歯車31を回転させ、歯車
31とラック12と係合によってドリル保持部材3を移
動させる。その結果、ドリル装置5が、ドリル保持部材
3と共にガイド部材2に沿って壁46に向かって前進
し、コアドリル38が回転しつつ壁46側に送られる。
【0040】ここでドリル装置5は、ドリル保持部材3
に取り付けられており、ガイド部材2の下部にあるが、
水受け部材6についてもガイド部材2から垂下して取り
付けられており、ガイド部材2から離反している。その
ためコアドリル38は、リング状の孔51に入る。そし
て遂にはコアドリル38の先端は壁46に達し、壁を削
って穿孔する。またこの時、コアドリル38の先端から
水が放出される。水は、穿孔中の孔から溢れ、水受け部
材6に受けられ、排水短管33から排出されて排水用の
ホース50を流れる。
に取り付けられており、ガイド部材2の下部にあるが、
水受け部材6についてもガイド部材2から垂下して取り
付けられており、ガイド部材2から離反している。その
ためコアドリル38は、リング状の孔51に入る。そし
て遂にはコアドリル38の先端は壁46に達し、壁を削
って穿孔する。またこの時、コアドリル38の先端から
水が放出される。水は、穿孔中の孔から溢れ、水受け部
材6に受けられ、排水短管33から排出されて排水用の
ホース50を流れる。
【0041】そしてさらにハンドル30を回してコアド
リル38を送り、所定の深さまで孔を掘り進める。この
とき、作業者はドリル装置5を支える必要がないので、
重たい思いをせずに済む。またドリル装置5の回転反力
に耐える必要もないから、作業が楽である。また孔が深
くなると、ドリル装置5がガイド部材2の自由端側に移
動し、ガイド部材2の根元部分に掛かるモーメントが増
大するが、本実施形態では、長尺状の接触板部16を持
ち、接触部材によってモーメントを負担するから、ガイ
ド部材2の倒れは少なく、孔は真っ直ぐに開けられる。
そして孔が所定の深さになるとハンドル30を逆回転し
てコアドリル38を抜き、穿孔作業を終了する。その後
に、クランプ17を緩めてガイド部材2を取り外し、あ
るいはガイド部材2をずらして新たな穿孔箇所にガイド
部材2を取付け、同様の作業を繰り返す。
リル38を送り、所定の深さまで孔を掘り進める。この
とき、作業者はドリル装置5を支える必要がないので、
重たい思いをせずに済む。またドリル装置5の回転反力
に耐える必要もないから、作業が楽である。また孔が深
くなると、ドリル装置5がガイド部材2の自由端側に移
動し、ガイド部材2の根元部分に掛かるモーメントが増
大するが、本実施形態では、長尺状の接触板部16を持
ち、接触部材によってモーメントを負担するから、ガイ
ド部材2の倒れは少なく、孔は真っ直ぐに開けられる。
そして孔が所定の深さになるとハンドル30を逆回転し
てコアドリル38を抜き、穿孔作業を終了する。その後
に、クランプ17を緩めてガイド部材2を取り外し、あ
るいはガイド部材2をずらして新たな穿孔箇所にガイド
部材2を取付け、同様の作業を繰り返す。
【0042】次に、天井や床などの水平な壁に孔を設け
る方法について説明する。足場47の柱48は、通常、
垂直方向に組まれるので、上記した方法では天井57や
床56などに孔を設けることが困難であるが、図7のよ
うに、水平棒部48aを設けることにより、天井57や
床56などにも孔を設けることができる。すなわち、2
本の足場47の柱48に垂直となるように、固定クラン
プ70で水平棒部48aを柱48に固定する。固定クラ
ンプ70は、公知の足場47を固定する際に用いられる
クランプを用いることができる。水平棒部48aの位置
は、穿孔装置1のコアドリル38の先端が天井57や床
56の位置に合わせるように高さを合わせる。そして、
穿孔装置1を水平棒部48aに取り付ける。
る方法について説明する。足場47の柱48は、通常、
垂直方向に組まれるので、上記した方法では天井57や
床56などに孔を設けることが困難であるが、図7のよ
うに、水平棒部48aを設けることにより、天井57や
床56などにも孔を設けることができる。すなわち、2
本の足場47の柱48に垂直となるように、固定クラン
プ70で水平棒部48aを柱48に固定する。固定クラ
ンプ70は、公知の足場47を固定する際に用いられる
クランプを用いることができる。水平棒部48aの位置
は、穿孔装置1のコアドリル38の先端が天井57や床
56の位置に合わせるように高さを合わせる。そして、
穿孔装置1を水平棒部48aに取り付ける。
【0043】そして、水受け部材6、水受け取付け部材
7、バネ8及びストッパ部材9等は上記した実施形態と
同様に取り付けられる。そして、穿孔装置1を使用し
て、ハンドル30を回してコアドリル38を送り、所定
の深さまで孔を掘り進めることにより、楽に天井57や
床56に孔を設けることができる。
7、バネ8及びストッパ部材9等は上記した実施形態と
同様に取り付けられる。そして、穿孔装置1を使用し
て、ハンドル30を回してコアドリル38を送り、所定
の深さまで孔を掘り進めることにより、楽に天井57や
床56に孔を設けることができる。
【0044】さらに、天井57や床56などの水平な壁
に孔を設ける方法として、図8に示されるような、水平
棒部48aを用いない方法によっても行うことができ
る。すなわち、本方法では、足場47の柱48の代わり
に、所定の長さをしたジョイント65と、ジョイント6
5にネジ14によって固定されたガイド部10からなる
ガイド部付き柱58を用いる。さらに、ドリル保持部材
3はガイド部付き柱58に直接接続した穿孔装置を用い
て行われる。ジョイント65は筒状であり、一方の端部
の内部には雌ねじが設けられ、他方の端部の外部には雄
ねじが設けられて複数のジョイント65を合わせること
により、長さを調節することができるものである。そし
て、ガイド部付き柱58は、長さを可変することがで
き、作業現場の天井57の高さに合わせて用いられる。
また、ガイド部付き柱58は柱48と同様に固定されて
いる。
に孔を設ける方法として、図8に示されるような、水平
棒部48aを用いない方法によっても行うことができ
る。すなわち、本方法では、足場47の柱48の代わり
に、所定の長さをしたジョイント65と、ジョイント6
5にネジ14によって固定されたガイド部10からなる
ガイド部付き柱58を用いる。さらに、ドリル保持部材
3はガイド部付き柱58に直接接続した穿孔装置を用い
て行われる。ジョイント65は筒状であり、一方の端部
の内部には雌ねじが設けられ、他方の端部の外部には雄
ねじが設けられて複数のジョイント65を合わせること
により、長さを調節することができるものである。そし
て、ガイド部付き柱58は、長さを可変することがで
き、作業現場の天井57の高さに合わせて用いられる。
また、ガイド部付き柱58は柱48と同様に固定されて
いる。
【0045】そして、水受け部材6、水受け取付け部材
7、バネ8及びストッパ部材9等は上記した実施形態と
同様に取り付けて、ハンドル30を回してコアドリル3
8を送り、所定の深さまで孔を掘り進めることにより、
楽に天井57や床56に孔を設けることができる。本方
法によれば、水平棒部48aが設置できない狭い場所で
も孔を設けることができる。
7、バネ8及びストッパ部材9等は上記した実施形態と
同様に取り付けて、ハンドル30を回してコアドリル3
8を送り、所定の深さまで孔を掘り進めることにより、
楽に天井57や床56に孔を設けることができる。本方
法によれば、水平棒部48aが設置できない狭い場所で
も孔を設けることができる。
【0046】以上説明した実施形態では、さらにガイド
係合部22の内部に歯車31が設け、一方ガイド部材2
にラック12を設けて歯車31とラック12を係合さ
せ、歯車31の回転によってドリル保持部材3を移動さ
せた。本実施形態の上記した構成は、送りが確実であ
り、さらに強力な送り力を発生させることができる点で
推奨される。しかしながら本発明は、上記した構成に限
定されるものではなく、摩擦車を使用したりネジを活用
してドリル保持部材3を移動させことも可能である。さ
らに電動によってドリル保持部材3を移動させてもよ
い。逆にハンドル30や歯車31等を省略し、手押しに
よってドリル保持部材3を移動させる構成も可能であ
る。
係合部22の内部に歯車31が設け、一方ガイド部材2
にラック12を設けて歯車31とラック12を係合さ
せ、歯車31の回転によってドリル保持部材3を移動さ
せた。本実施形態の上記した構成は、送りが確実であ
り、さらに強力な送り力を発生させることができる点で
推奨される。しかしながら本発明は、上記した構成に限
定されるものではなく、摩擦車を使用したりネジを活用
してドリル保持部材3を移動させことも可能である。さ
らに電動によってドリル保持部材3を移動させてもよ
い。逆にハンドル30や歯車31等を省略し、手押しに
よってドリル保持部材3を移動させる構成も可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の穿孔装置は、
壁への穿孔作業を容易にし、作業者を重労働から開放す
ることができる効果がある。また本発明の穿孔装置によ
ると、孔の直進性が高まり、後工程も容易なものとな
る。
壁への穿孔作業を容易にし、作業者を重労働から開放す
ることができる効果がある。また本発明の穿孔装置によ
ると、孔の直進性が高まり、後工程も容易なものとな
る。
【図1】本発明の第1の実施形態の穿孔装置を設置した
状態における斜視図であある。
状態における斜視図であある。
【図2】(a)は、図1の穿孔装置の全体斜視図であ
り、(b)は(a)のA−A断面図である。
り、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】図1の穿孔装置のドリル保持部材を裏面側から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図4】図1の穿孔装置のドリル保持部材の内部を示す
断面斜視図である。
断面斜視図である。
【図5】図1の穿孔装置の先端部分の拡大図である。
【図6】図1の穿孔装置を使用して壁に孔を開ける際の
壁及び穿孔装置の断面図である。
壁及び穿孔装置の断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の穿孔装置を用いて床
に孔を設ける場合の、穿孔装置を設置した状態における
斜視図である。
に孔を設ける場合の、穿孔装置を設置した状態における
斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の穿孔装置を用いて天
井に孔を設ける場合の、穿孔装置を設置した状態におけ
る斜視図である。
井に孔を設ける場合の、穿孔装置を設置した状態におけ
る斜視図である。
1 穿孔装置
2 ガイド部材
3 ドリル保持部材
5 ドリル装置
6 水受け部材
7 水受け取付け部材
8 バネ
9 ストッパ部材
10 ガイド部
11 ガイド取付け部
12 ラック
15 管状部
16 接触板部
17 クランプ部
30 ハンドル
Claims (7)
- 【請求項1】 取り外し可能であって壁に対して垂直方
向に設けられるガイド部材と、ドリルが設けられ当該ド
リルを回転させるドリル装置と、ドリル装置を保持する
ドリル保持部材を有し、前記ドリル保持部材はガイド部
材と係合し、ドリル装置はドリル保持部材と共に当該ガ
イド部材に沿って移動可能であることを特徴とする穿孔
装置。 - 【請求項2】 ガイド部材には、足場の柱に取り付ける
為のガイド取付け手段が設けられていることを特徴とす
る請求項1に記載の穿孔装置。 - 【請求項3】 ガイド部材には、足場の柱に取り付ける
為のガイド取付け手段が設けられ、当該ガイド取付け手
段は縦長であって足場の柱に接する接触板部と柱を掴む
クランプ部によって構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の穿孔装置。 - 【請求項4】 ガイド部材は全長が可変であることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の穿孔装置。 - 【請求項5】 保持部材にはハンドルが設けられ、当該
ハンドルを回転することによって保持部材が移動するこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の穿孔
装置。 - 【請求項6】 水受け部材を有し、当該水受け部材はガ
イド部材に保持され、壁に向かって押圧されていること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の穿孔装
置。 - 【請求項7】 水受け部材と、当該水受け部材をガイド
部材に取り付ける水受け取付け部材と、付勢手段を有
し、水受け部材はリング状であり、水受け取付け部材は
ガイド部材に取り付けられるガイド側取付け部と、水受
け部材を保持する水受け保持部を備え、前記水受け保持
部はガイド側取付け部から離反した位置にあり、前記水
受け部材は水受け保持部に保持されていてリング状の孔
にドリルが挿通され、前記ガイド側取付け部はガイド部
材に対して摺動可能であり、さらに付勢手段によって壁
に向かって付勢され、水受け部材が壁に押圧されること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の穿孔装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119699A JP2003311733A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119699A JP2003311733A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 穿孔装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003311733A true JP2003311733A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=29536182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002119699A Pending JP2003311733A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 穿孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003311733A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006312215A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Reform Gijutsu Kenkyusho:Kk | 穿孔装置 |
CN104139425A (zh) * | 2013-05-06 | 2014-11-12 | 昆山泰士特信息技术有限公司 | 旋转式打孔器 |
CN116378593A (zh) * | 2023-06-05 | 2023-07-04 | 四川省金钻地质矿产勘探工程有限责任公司 | 基于堤防勘察用岩心钻机 |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119699A patent/JP2003311733A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006312215A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Reform Gijutsu Kenkyusho:Kk | 穿孔装置 |
CN104139425A (zh) * | 2013-05-06 | 2014-11-12 | 昆山泰士特信息技术有限公司 | 旋转式打孔器 |
CN116378593A (zh) * | 2023-06-05 | 2023-07-04 | 四川省金钻地质矿产勘探工程有限责任公司 | 基于堤防勘察用岩心钻机 |
CN116378593B (zh) * | 2023-06-05 | 2023-08-04 | 四川省金钻地质矿产勘探工程有限责任公司 | 基于堤防勘察用岩心钻机 |
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