JP2003311653A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

Info

Publication number
JP2003311653A
JP2003311653A JP2002121428A JP2002121428A JP2003311653A JP 2003311653 A JP2003311653 A JP 2003311653A JP 2002121428 A JP2002121428 A JP 2002121428A JP 2002121428 A JP2002121428 A JP 2002121428A JP 2003311653 A JP2003311653 A JP 2003311653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
speed
work speed
setting
power tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002121428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4250907B2 (ja
Inventor
Sunao Arimura
直 有村
Kozo Kawai
幸三 河井
Hiroshi Miyazaki
博 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002121428A priority Critical patent/JP4250907B2/ja
Publication of JP2003311653A publication Critical patent/JP2003311653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4250907B2 publication Critical patent/JP4250907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業に応じた作業速度設定を容易にすること
ができるものとする。 【解決手段】 スイッチ5の操作量に応じて作業速度の
変更を行う電動工具である。スイッチ5の操作量を読み
取るスイッチ操作量読み取り手段6と、スイッチの操作
量に対応する作業速度を決定する作業速度設定手段1
と、操作されたスイッチ状態により設定された作業速度
の出現頻度をカウントする出力頻度カウント手段3と、
前記作業速度設定手段による操作量−作業速度の対応を
変更する設定変更手段2とを備える。設定変更手段1は
出力頻度カウント手段3でカウントされた作業速度の出
現頻度に応じて上記対応を変更する。電動工具のスイッ
チの操作量と作業速度との関係(スピードコントロール
カーブ)がユーザーの作業内容に応じたものに自動的に
調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動工具、殊にスイ
ッチの操作量に応じて作業速度を変更することができる
電動工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動工具において、スイッチの操作量に
応じたモータの回転速度にすることで作業速度を変更す
ることができるようにしたものが提供されている。この
場合、スイッチとして一般的にトリガースイッチを使用
し、トリガーハンドルの引き操作量に応じて可変抵抗器
の抵抗値が変化するようにしておき、その抵抗値に応じ
て作業速度を変更するとともに、トリガーハンドルを引
ききった状態ではモータがフル回転するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電動工具に
おいては、作業内容に応じて作業速度を変更することが
できるが、従来のものではスイッチの操作量と作業速度
との関係が一つに定まっており、単一のスピードコント
ロールカーブが設定されているだけであるために、操作
量が少し異なれば作業速度も変更されてしまう。従って
微妙な操作を行うことが困難であり、この点において熟
練したユーザによる操作が必要で、不慣れなユーザーに
とっては操作性が悪かった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは作業に応じた作業速
度設定を容易にすることができる電動工具を提供するに
あり、他の目的とするところは同一内容の作業の繰り返
しを簡便に行うことができる電動工具を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、スイ
ッチ操作量に応じて作業速度の変更を行う電動工具にお
いて、スイッチの操作量を読み取るスイッチ操作量読み
取り手段と、スイッチの操作量に対応する作業速度を決
定する作業速度設定手段と、操作されたスイッチ状態に
より設定された作業速度の出現頻度をカウントする出力
頻度カウント手段と、前記作業速度設定手段による操作
量−作業速度の対応を変更する設定変更手段とで構成さ
れ、設定変更手段は出力頻度カウント手段によりカウン
トされた作業速度の出現頻度に応じて上記対応を変更す
るものであることに特徴を有している。電動工具のスイ
ッチの操作量と作業速度との関係(スピードコントロー
ルカーブ)をユーザーの作業内容に応じたものに自動的
に調整されるようにしたものである。
【0006】上記設定変更手段は、作業速度の出現頻度
が多い速度に対応する操作ストローク幅を広くするもの
であることが好ましく、出力頻度カウント手段は、タイ
マによる一定時間毎の作業速度サンプリングで出現頻度
のカウントを行うものを好適に用いることができる。
【0007】また、設定変更手段は、作業速度設定手段
の設定の変更を、直前の作業の作業速度の出現頻度に対
してのみ行なうもののほか、出現頻度のカウントを行う
学習モードと、学習モードで収集した出現頻度カウント
値に応じて設定変更手段が変更した設定で作業速度設定
手段を動作させる適応モードとを切り換えるモード切替
手段を備え、設定変更手段は適当モード時に、作業速度
設定手段の設定の変更を、学習モードで収集した2以上
の予め設定された作業回数の作業速度の出現頻度の合計
に基づいて行なうもの、あるいは作業速度設定手段の設
定の変更を、2以上の予め設定された作業回数より少な
い作業回数の作業速度の出現頻度の合計に対して行なう
必要が生じた場合に、予め設定された作業回数相当に作
業速度の出現頻度を換算し、該換算値に基づいて作業速
度設定手段の設定の変更を行うものであってもよい。
【0008】さらに設定変更手段は、作業速度設定手段
の設定の変更を、直前の2以上の予め設定された作業回
数の作業速度の出現頻度の移動平均に基づいて行なうも
のであったり、作業速度設定手段の設定の変更を、それ
以前の全ての作業における作業速度の出現頻度の平均に
基づいて行なうものであってもよい。
【0009】このほか、出力頻度カウント手段は、所定
の作業速度以上の速度をカウントしなかった作業の場合
はその作業における作業速度頻度カウント値をキャンセ
ルするものや、所定の作業時聞以上カウントしなかった
作業の場合はその作業における作業速度頻度カウント値
をキャンセルするものであることが好ましい。
【0010】また、出力頻度カウント手段は、動作でき
る最高速度の出現頻度をカウントしないものであっても
よい。
【0011】また、設定変更手段は、出力頻度カウント
手段によりカウントされた作業速度の出現頻度の内、最
も多い出現頻度のみに基づいて作業速度設定手段の設定
を変更するものであってもよく、設定変更手段は、作業
速度出現頻度としてカウントされた最も速い速度を操作
量最大時の作業速度とするものであってもよい。もちろ
ん、設定変更手段は、作業速度の出現頻度にかかわら
ず、動作できる最高速度を操作量最大時の作業速度とす
るものであってもよい。
【0012】このほか、作業速度設定手段の設定の内容
を表示する表示手段を設けることも好ましく、この場合
の表示手段は、作業速度設定手段の操作量−作業速度の
対応を曲線として表示するものを好適に用いることがで
きる。
【0013】作業速度設定手段の概定速度領域で動作し
ている場合に、それを表示する表示手段を設けることも
好ましい。
【0014】さらには、出力頻度カウント手段は、スイ
ッチの操作量の出現頻度のカウントで作業速度のカウン
トを行うものであったり、スイッチの操作量がゼロであ
る時間が時間が所定の時間以内である場合は.スイッチ
の操作量がゼロである時の前後作業を一連の作業とみな
して、出現頻度カウントを行うものであってもよい。
【0015】また、本発明は、スイッチ操作量に応じて
作業速度の変更を行う電動工具において、スイッチの操
作量を読み取るスイッチ操作量読み取り手段と、スイッ
チの操作量に対応する作業速度を決定する作業速度設定
手段と、作業における作業速度を時系列に記録する作業
記憶手段と、作業記憶手段に作業速度の時系列変化を登
録する登録モードと登録された作業内容を再生する再生
モードとを切り換えるモード切替手段とを備え、作業速
度設定手段は、登録モード時にその作業における作業速
度を作業記憶手段に時系列に記憶させ、再生モード時に
はスイッチの操作量変化に関係なく作業記憶手段に記憶
させた内容を再生して作業速度を変化させるものである
ことに他の特徴を有している。繰り返し作業を行う場
合、繰り返したい作業を記憶させて同作業を行うことが
できる。
【0016】この場合、作業記憶手段は複数種類の作業
パターンを記憶する記憶エリアを備えて、作業速度設定
手段は再生時に作業記憶手段に記憶させた複数種類の作
業パターンから選択された作業パターンで作業速度を変
化させるものであったり、再生モードで作動中に操作ス
イッチがオフとされた時点で再生動作を停止するもので
あったり、再生動作が完了した後も操作スイッチがオフ
されるまでは完了直前の動作を引き続き続行させるもの
であってもよい。
【0017】また、作業速度設定手段は、所定の作業速
度に達しない作業は作業記憶手段にその作業内容を登録
しないものや、所定の作業時間に達しない作業は作業記
憶手段にその作業内容を登録しないものであってもよ
い。
【0018】また、作業速度設定手段は、スイッチの操
作量の変化を作業速度の変化として作業記憶手段に登録
するものであってもよい。
【0019】さらに、スイッチ操作量がゼロの期間が所
定の時間以内である場合、作業速度設定手段はスイッチ
操作量がゼロの期間の前後の作業を一連の作業とみなし
て、作業記憶手段に登録するものであってもよい。
【0020】いずれの特徴とするところにおいても、作
業速度を監視する作業速度監視手段を備えるとともに、
作業速度設定手段は作業速度監視手段で観測される作業
速度に基づいて作業速度をフィードバック制御するもの
であることが望ましく、ここでの作業速度監視手段に
は、モータ逆起電圧幅の変動を検出するものを好適に用
いることができる。
【0021】不揮発性メモリで構成された設定値記憶部
もしくは設定値記憶部に記憶された記憶内容のバッテリ
バックアップ手段を備えたものとするのも好ましい。
【0022】電池電源で動作するものでは、設定変更手
段は電池電圧に応じて作業速度の設定の変更補正を行う
ものであってもよい。
【0023】また設定変更手段は、逆回転作業時には作
業速度の設定を初期値に戻すものであることが好まし
い。
【0024】所定の時間未作業の場合には消費電力を抑
制するモードに自動的に移行し、スイッチ操作を認識し
て通常のモードに移行する電力消費抑制手段を備えたも
のとするのも好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図2に本発明に係る電動工具のブ
ロック図を示す。図中MはPWM駆動されるモータであ
り、作業速度設定手段1によるスイッチング素子QのP
WM出力のオン幅の変更でその回転速度(作業速度)を
変更することができるものとなっており、上記作業速度
設定手段1は、スイッチ操作量読み取り手段6で検出し
たトリガースイッチのようなスイッチ5の操作量に応じ
て上記作業速度の変更を行う。操作量が小さい時にはP
WM出力のオン幅を小さくして低い回転速度でモータM
を駆動し、操作量が大きくなるにつれてPWM出力のオ
ン幅を大きくしてモータMの回転速度を速め、スイッチ
5の操作量が最大の時、PWM出力のオン幅を最大にし
てモータMをその最高速度で駆動する。
【0026】ここで、上記作業速度設定手段1は、マイ
クロコンピュータで構成されたもので、スイッチ操作量
に対応した作業速度設定出力を作業速度設定テーブルと
して保持している。該テーブルの初期値の内容の一例を
図3に示す。横軸はスイッチ操作量読み取り手段6がス
イッチ5から読み取るスイッチ操作量であり、ここでは
0(スイッチオフ)から60(スイッチフルオン)まで
のスイッチ操作量があり、スイッチオフと判定するスイ
ッチ操作量は0から4、スイッチフルオンと判定するス
イッチ操作量は56から60までで、4から56までの
53段階が等間隔で分割されている。縦軸は作業速度設
定手段1が出力するPWM出力でNo0(PWMオン幅
0)からNo30(PWMフルオン)段階に設定されて
おり、PWM出力オン幅をオン幅Oからフルオンまで等
間隔で分割されている。スイッチ操作量を大きくしてい
くと、作業速度設定手段1はモータMの回転速度(作業
速度)を徐々に大きくしていき、スイッチ操作量が38
を越えると、操作量の増大に対する作業速度の増加率を
大きくする。
【0027】また上記作業速度設定手段1には、作業速
度設定変更手段2と出力頻度カウント手段3、モード切
替手段4などが接続されている。出力頻度カウント手段
3は各作業速度設定出力値に対応する出現頻度カウンタ
テーブルを1対1で備えたもので、一連の作業において
一定時間毎のサンプリング周期にて使用されている作業
速度設定出力値に対応するカウンタをインクリメントす
ることで、一連の作業において各作業速度設定出力値の
使用頻度を保持する。図4はある作業の終了後の出現頻
度カウンタテーブルの内容の一例を示している。出現頻
度カウンタテーブルもPWM出力に対応したカウンタN
o0からNo30までの31段階あり、一連の作業にお
いて一定時間毎のサンプリング周期にて使用されている
PWM値をサンプリングし、サンプリングしたPWM値
に対応するカウンタをインクリメントする。図4に示し
た作業頻度カウンタテーブルでは、フルオンでの作業頻
度が最大であり、次にPWM出力でNo11での作業頻
度が高いことがわかる。
【0028】モード切替手段4は該電動工具を学習モー
ドと適応モードとに切り換えるもので、学習モードでは
作業速度設定手段1は例えば図3に示した作業速度設定
テーブルの内容で操作量と作業速度とを対応させ、この
状態で実際に作業を行えば、その作業での各作業速度設
定出力値の使用頻度が出力頻度カウント手段3でカウン
トされる。
【0029】そして、モード切替手段4で学習モードか
ら適応モードに切り替えたならば、出力頻度カウント手
段3でカウントされた出現頻度に基づいて、作業速度設
定変更手段2が作業速度設定手段1が備えている作業速
度設定テーブルの内容を書き換えるために、適応モード
での作業は書き換えられた作業速度設定テーブルの内容
に基づいたものとなる。
【0030】今、学習モードで作業を行った時の出現頻
度カウンタテーブルの内容が図5(a)に示すものであっ
た時、適応モードに切り替えたならば、作業速度設定変
更手段2は 設定変更手段は出現頻度カウンタテーブル
の内容を正規化して、作業速度設定テーブルに移動する
ことにより、出現頻度が多い作業速度に対応するスイッ
チのストローク巾を広くする。すなわち、図5(b)に示
すようにオフ及びフルオンである出力No0及びNo3
0のカウント値を除く他のカウント値にOがないように
するために出現頻度カウンタ全て(No1〜No29)
に1を加算した後、出現頻度カウンタNo1からNo2
9までのカウント値の総和が51以下(56−4−1)
になるまでカウント値が2以上のものは全て1を減算す
る処理を繰り返す(図5(c))。ここで、頻度カウンタ
No0と30はPWM出力オン幅が0かフルであるので
作業速度設定テーブルの変更には使用しない。また、上
記減算する処理を行わなくても頻度カウンタNo1から
29までのカウント値の総和が51以下の場合は何も行
わない。そうしてできた結果を作業速度設定テーブルに
割り当てた結果を図6に示す。図3に示した初期値と比
較すると、出現頻度が多い作業速度に対応するスイッチ
のストローク幅が広くなっていることがわかる。この結
果、使用頻度の多い作業速度で使用する時、スイッチ5
の操作量が少々変化しても作業速度はほぼ一定に保たれ
るとともに作業速度の微調節が容易になる。
【0031】割り当てる際に出現頻度カウンタNo1か
らNo29までの総和が51より小さい場合は、図7に
示すように、作業速度設定テーブルにおいてスイッチ操
作量が56未満でPWM出力No30(PWMフルオ
ン)となり、残ったスイッチ操作量に対するPWM出力
が全てPWM出力No30(PWMフルオン)になるよ
うにしてもよい。
【0032】なお、ここでは学習モードと適応モードと
を備えたものを示したが、出力頻度カウント手段3は常
に作業での作業速度の出現頻度をカウントし、作業速度
設定変更手段2が次の作業の時に前回の作業の時の出力
頻度カウントテーブルの内容に基づいて作業速度設定テ
ーブルの内容を書き換えるもの、つまり直前の一連の作
業に応じた内容に適したものとなるようにしたものであ
ってもよい。
【0033】学習モードと適応モードとを切り換えるこ
とができるようにしたものにおいては、学習モードで複
数回の作業を行った結果に応じて作業速度設定テーブル
の書き換えがなされるようにしておくと、同一作業を繰
り返す時の作業速度のばらつきを考慮したものとするこ
とができる。例えば、学習モードで3回の作業を行うと
ともに、各作業での出現頻度カウントテーブルの内容が
図8(a)(b)(c)の3つであった時、適応モードに切り替
えたならば、作業速度変更手段2は学習モードで出現頻
度カウンタテーブルに格納された3回の出現頻度の合計
(図9(a))に対して、前述のように1の加算(図9
(b))と総和を51以下にして正規化する処理(図9
(c))を行い、その結果を図10に示すように作業速度
設定テーブルに移すとよい。出現頻度が多い作業速度に
対応するスイッチのストローク幅を広くすることができ
る。なお、3回の学習モードの終了後、モード切替手段
により手動で適応モードに移行させるほか、自動的に適
応モードに移行させるようにしてもよい。
【0034】図11は通常3回の学習作業により適応さ
せるところを1回の学習作業にて適応させることができ
るようにした場合を示しており、図11(a)に示す1回
の学習作業の結果に対して図11(b)に示すように全て
のカウンタのカウント値を3倍することで3回の学習作
業相当に出現頻度を換算し、図11(c)(d)に示すように
前記正規化を行って作業速度設定テーブルに移せば、図
12に示す作業速度設定テーブルを得ることができる。
【0035】図13〜図16は3回の作業学習の移動平
均に基づいて作業速度設定テーブルの変更を行うように
したものを示しており、図13(a)に示す1回目の学習
作業の出現頻度カウンタの結果と図13(b)に示す2回
目の学習作業の出現頻度カウンタの結果との合計(図1
3(c))に対して、1の加算(図13(d))を行い、その
結果の平均(2で割り余りを加える)を算出(図13
(e))した後に正規化(図13(f))を行う。さらに3回
目の学習作業の出現頻度カウンタの結果(図15(a))
を図13(f)の正規化データに加算(図15(b))して平
均を算出(2で割り余りを加える)した図15(c)に示
すデータに基づいて作業速度設定テーブルを書き換えれ
ば、図16に示す作業速度設定テーブルを得ることがで
きる。尚、図14は図13(f)に示すデータに基づいて
得ることができる作業速度設定テーブルの内容を示して
いる。
【0036】ここでは移動平均をそれ以前の全ての作業
に対して行い、作業毎に移動平均により算出した結果を
正規化して出現頻度が多い作業速度に対応するスイッチ
5のストローク幅を広くするようにしているが、3回の
学習作業が完了した後に移動平均を算出するようにして
もよい。
【0037】ところで、学習に際して出力頻度カウント
手段3は図17(a)に示すように例えば作業速度設定手
段1が出力するPWM出力のNo3以下しか使用されな
い作業についてはカウントしないようにしたり、図17
(b)に示すように所定の時間T0以下の作業しか行わな
かった場合はカウントしないようにすることにより、誤
った作業と考えられる作業が学習モードに影響を与えて
しまうことを無くすことができる。また、出現頻度カウ
ンタNo30(PWM出力フルオン)の頻度結果は上記
の各例では使用しないために、カウントしなくても良
い。
【0038】図18,19に他例を示す。ここでは3回
の作業の学習を行う場合、まず学習1回目の作業の出現
頻度カウンタ(図18(a))のNo1からNo30の結
果においてカウントされている最もNo数が大きな出力
頻度カウントNoを設定変更手段2に記憶させる。これ
はNo数が大きいほどPWM出力オン幅が大きいため作
業速度は速くなるので使用された最も速い作業速度を記
憶したことを意味する。また、図18(b)に示すよう
に、出現頻度カウンタのNo1から使用された最も早い
作業速度に対応するNoの間で最も頻度が多い出現頻度
カウンタNoの結果のみを出現頻度カウンタテーブルに
残す。ここで、同頻度のものがある場合は出現頻度カウ
ンタNoの小さい方を優先する。
【0039】図18(c)(d)に示すように、学習2回目の
作業においても同様の処理を行う。ここで、学習2回目
の作業において使用された最も速い作業速度に対応する
出力頻度カウントNoが学習1回目より大きければ1回
目に記憶していた出力頻度カウントNoを2回目のそれ
に変更する。小さければ変更はしない。また、学習2回
目における最も頻度が多い出現頻度カウンタNoが学習
1回目と同じ場合は学習1回目の結果に学習2回目の結
果を加算して出現頻度カウンタテーブルに残す。
【0040】そして図19(a)(b)に示すように、学習3
回目の作業においても同様の処理を行う。そして、出現
頻度カウンタのNo1から学習1回目から3回目の作業
において使用された最も頻度の高いカウントNoについ
て加算(図19(c)を行った後に正規化を行う。この
時、最も速い作業速度に対応する出力頻度カウントにお
いて正規化を行うとともに、残ったスイッチ操作量に対
するPWM出力は全で使用された最も速い作業速度に対
応するPWM出力Noに設定する。
【0041】この結果、図20に示すように、出現頻度
が多い作業速度に対応するスイッチのストローク幅を広
くすることができるとともに、スイッチ5の操作量を最
大にした時に得られる作業速度は、実際の作業で使用す
る最も速い作業速度に制限することができる。この場
合、学習モードに戻せば、作業速度設定テーブルの内容
は、図3に示したような初期値に戻されるようにしてお
く。
【0042】また、図21〜図23は別の例を示してお
り、ここでは例えば3回の作業の学習を行う場合、学習
1回目においては図21(a)(b)に示すように、出現頻度
カウンタのNo1からNo29の間で最も頻度が多い出
現頻度カウンタNoの結果のみを出現頻度カウンタテー
ブルに残す。また、学習2回目の作業においても図21
(c)(d)に示すように同様の処理を行う。ただし学習2回
目における最も頻度が多い出現頻度カウンタNoが学習
1回目と同じ場合は学習1回目の結果に学習2回目の結
果を加算して出現頻度カウンタテーブルに残す。さらに
学習3回目の作業においても図22(a)(b)に示すように
同様の処理を行う)。そして図22(c)(d)に示すように
正規化を行うことにより、出現頻度が多い作業速度に対
応するスイッチのストローク幅を広くした作業速度設定
テーブル(図23)を得る。この場合、動作できる最高
速度まで動作させることができる。
【0043】ところで、このように設定された作業速度
設定手段1の設定内容(作業速度設定テーブル)は、液
晶ディスプレーのような表示手段7に図24に示すよう
にグラフとして表示するようにしておくと、ユーザーは
その時の作業速度設定手段の内容を確認することができ
る。
【0044】この表示は、図25に示すように、予め分
類した複数のパターンのうちのいずれに現在の設定内容
が類似しているかを発光表示部材LED1〜LED5の
点滅で行うものであってもよい。
【0045】また、例えば適応モード移行後に作業速度
設定手段の内容(作業速度設定テーブル)で最も使用頻
度が多いPWM出力の位置で作業が行われている時に点
灯する発光表示部材(図示せず)を設けるようにしても
よい。この場合においても、作業速度の調整が行い易く
なる。
【0046】以上の説明では出力頻度カウント手段3が
出力するPWM値に対応するカウンタをインクリメント
し、一連の作業が終了するまでこの処理を繰り返すと説
明したが、出力するPWM値に対応させるのではなくス
イッチの操作量の出現頻度をカウントし、カウントした
結果のスイッチの操作量を作業速度設定テーブルにより
PWM値に変換して出現頻度カウンタを作成し直した後
に前記正規化を行うようにしても、同様に作業速度設定
変更を行うことができる。
【0047】また、学習モードで認識する1回の作業で
あるが、これはスイッチ5がオンとなってからオフとな
るまで1回の作業と認識すればよい。もっとも、実際に
は1回の作業の途中にいったんオフとする場合も考えら
れることから、図26に示すように、オフである休止時
間Taが所定の時間T1以内である場合は一連の作業と
みなして、出力頻度カウント手段3が一連の作業と認識
して引き続きカウントを行うようにし、休止時間Tbが
所定の時間T1以上である場合は作業が終了したと認識
するようにしておくのが好ましい。
【0048】別の実施の形態の一例の動作を図27に示
す。ここではモード切替手段4として登録モードと再生
モードとの切り替えを行うものとしており、また作業速
度設定手段には作業記憶手段8(図2参照)している。
この作業記憶手段8は一連の作業における速度(PWM
出力値)を所定のサンプリング時間毎に記憶することが
できるものである。
【0049】このものにおいては、モード切替手段4に
おいて登録モードとした状態で実際の作業を行う。この
時の作業速度設定テーブルは図3に示した初期状態のも
のでもよいし、前述の適応モードでのものでもよい。こ
の時、作業速度設定手段3は、作業が開始されてから所
定のサンプリング時間S毎に作業が終了するまで使用さ
れたPWM出力Noを作業記憶手段8に順次記憶させ
る。記憶させたものの一例を図28に示す。
【0050】そしてモード切替手段4において再生モー
ドに切り換えたならば、作業速度設定手段1はスイッチ
5がオンするとスイッチ5の操作量に関係なく登録され
た内容の時間間隔SとPWM出力Noで作業速度を決定
する。登録時とまったく同じ作業速度変化を得ることが
できるものである。
【0051】作業記憶手段8には複数の別の作業を記憶
することができる記憶エリアを設けて、再生時にいずれ
の記憶エリアに記憶させたものを再生するかを選択でき
るようにしておくことで、複数の別の作業を再現するこ
とができるものとなる。
【0052】なお、作業の再生中にスイッチ5がオフさ
れた場合は、なんらかの異常があったものとして早急に
モータMを停止させることが好ましいために、ここでは
再生動作を停止するだけでなく、図2に示すスイッチ1
0を接点a側から接点b側に切り換えてモータを短絡さ
せることでモータMに制動をかけるようにしている。
【0053】また、図29に示すように、登録を行った
時の作業時間Rよりも再生時にかかる作業時間Pの方が
長くなってしまうことも考えられることから、ここでは
登録時の作業時間Rが経過後もスイッチ5がオンとなっ
ている場合は、このスイッチ5がオフとなるまで、登録
時の作業停止直前の速度(作業停止から所定の時間前の
記憶しているPWM出力No)になるようにPWM出力
を行うことにより、作業途中で作業者の意思に反して停
止することがないようにしている。
【0054】なお、このような登録及び再生が可能なも
のにおいても、図17(a)に示した作業速度設定手段が
出力するPWM出力のNo3以下しか使用されない作業
や、図17(b)に示した所定の時間T0以下の作業は作
業記憶手段8に記憶しないようにしておくことで、誤っ
た作業と考えられる作業が登録されることを避けること
ができる。
【0055】また、このもにおいても、登録時に作業が
開始されてから所定のサンプリング時間S毎に作業が終
了するまで使用されたPWM出力Noを順次記憶するこ
とを行う代わりに、スイッチ5の操作量を所定のサンプ
リング時間S毎に記憶し、作業速度設定テーブルからス
イッチの操作量をPWM出力値に変換することにより作
業の再生を行うようにしてもよい。
【0056】また、図26に示した一連の作業とみなす
休止時間の処理についても同様であり、休止時間Taが
所定の時間T1以内である場合はその前後の作業を一連
の作業とみなすとともに休止時間Taも記憶すること
で、作業者が必要な作業内容を再生することができるも
のとなる。
【0057】ところで、電動工具を用いた作業では、作
業中に負荷が大きくなってモータロックで動作が停止し
てしまうことがある。これは上記登録再生モードを持つ
ものにおいては特に問題となる。このために、電動工具
がインパクトドライバである場合など、図2に示すよう
に、作業速度を監視する作業監視手段13,例えばモー
タ逆起電圧幅を監視するものを設けて、作業速度が0
(停止)にならないようにフィードバックが働くように
しておくことが望ましい。
【0058】図30はモータ逆起電圧幅とPWM出力の
関係を示しており、図中イは無負荷状態、ロはロック状
態を示している。ロックしてしまうとモータ逆起電圧幅
が増加し、PWM出力を速度が速くなるようにオン幅を
大きくしていくと、インパクトドライバは打撃を開始す
るために、モータ逆起電圧幅は小さくなる。よって所定
のしきい値よりモータ逆起電圧幅が大きい場合はPWM
出力の周期毎に所定の量のPWM出力のオン幅を大きく
することでロックしないようにし、所定のしきい値より
モータ逆起電圧が小さいときは作業速度設定手段におい
て本来出力すべきPWM出力のオン幅以下にならないよ
うに所定の量のPWM出力のオン幅を小さくし、この処
理を繰り返すようなフィードバックが働くようにしてお
くことで、作業速度が0(停止)となることなくスムー
スに作業を行うことができる。
【0059】このほか、電動工具が二次電池を利用する
充電式のような電池電源のものである場合、前記の変更
された作業速度設定テーブルの内容を保存するメモリや
作業記憶手段8として、EEPROM等の不揮発性メモ
リ、あるいは他の電池電源でバックアップされたものと
しておくことで、モータM用の電池が抜かれても記憶内
容を保持することができるものとなる。
【0060】また、電動工具が電池電源の場合、作業設
定変更手段2が電池電圧を監視して、電池電圧に応じて
作業速度、つまりPWM出力のオン幅を電池電圧が低い
ときは高いときの所定の割り合いだけ大きくするように
しておくことで、電池電圧の低下による作業効率の低下
を防ぐことができる。
【0061】さらに、電動工具においては、モータMの
回転方向を切り替える正逆接点11を備えたものがある
が、ねじを緩めるなどの逆回転作業に際しては、正逆認
識手段12で逆回転であることを認識した時、作業速度
設定変更手段2は作業速度設定テーブルをノーマルの状
態にして、この設定テーブルに基づいてスイッチ5の操
作量に応じた作業速度となるようにすることで、逆転の
作業を行い易くすることができる。
【0062】また、マイクロコンピュータを作業速度設
定手段1や作業速度設定変更手段2等に用いている場
合、電動工具がある所定の時間未作業である時、消費電
力を抑制するモード(スリープモード)に自動的に移行
し、スイッチのオンオフ操作を行えば、これを認識して
スリープモードから抜け出して通常の動作可能なモード
に移行するようにしておくことで、無駄な電力消費を無
くすことができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の発明に
おいては、電動工具のスイッチ操作量と作業速度との関
係(ストロークカーブ)を作業の内容に応じて変更する
ことが可能であり、このために作業を行い易くすること
ができるとともに作業の効率を高めることができる。
【0064】請求項2の発明においては、 設定変更手
段は、作業速度の出現頻度が多い速度に対応する操作ス
トローク幅を広くするものであるために、作業において
頻繁に使用する速度に容易に調整することができ、作業
の効率を高めることができる。
【0065】請求項3の発明においては、出力頻度カウ
ント手段は、タイマによる一定時間毎の作業速度サンプ
リングで出現頻度のカウントを行うものであるために、
例えばマイクロコンピュータを使用する場合にマイクロ
コンピュータソフトのプログラミングの構成を簡略化す
ることができる。
【0066】請求項4の発明においては、設定変更手段
は、作業速度設定手段の設定の変更を、直前の作業の作
業速度の出現頻度に対してのみ行なうものであるため
に、作業毎にストロークカーブを変更することができ
て、作業内容が大きく異なる場合でも次の作業からスト
ロークカーブが直前の作業に適応するため、使用する速
度に容易に調整することができ、作業の効率を高めるこ
とができる。
【0067】請求項5の発明においては、出現頻度のカ
ウントを行う学習モードと、学習モードで収集した出現
頻度カウント値に応じて設定変更手段が変更した設定で
作業速度設定手段を動作させる適応モードとを切り換え
るモード切替手段を備え、設定変更手段は適当モード時
に、作業速度設定手段の設定の変更を、学習モードで収
集した2以上の予め設定された作業回数の作業速度の出
現頻度の合計に基づいて行なうために、複数の作業内容
をストロークカーブに反映することができて、同作業に
よる使用速度のばらつきに対応することができ、使用頻
度が高いスピードの調整が容易になり、作業の効率を高
めることができる。
【0068】請求項6の発明においては、設定変更手段
は、作業速度設定手段の設定の変更を、2以上の予め設
定された作業回数より少ない作業回数の作業速度の出現
頻度の合計に対して行なう必要が生じた場合に、予め設
定された作業回数相当に作業速度の出現頻度を換算し、
該換算値に基づいて作業速度設定手段の設定の変更を行
うものであるために、所定の学習回数以下でも使用頻度
が高いスピードの調整が容易になり、作業の効率を高め
ることができる。
【0069】請求項7の発明においては、設定変更手段
は、作業速度設定手段の設定の変更を、直前の2以上の
予め設定された作業回数の作業速度の出現頻度の移動平
均に基づいて行なうものであるために、複数の作業内容
をストロークカーブに反映することができ、同作業によ
る使用速度のぱらつきに対応し、使用頻度が高いスピー
ドの調整が容易になり、作業の効率を高めることができ
る。
【0070】請求項8の発明においては、設定変更手段
は、作業速度設定手段の設定の変更を、それ以前の全て
の作業における作業速度の出現頻度の平均に基づいて行
なうものであるために、作業内容が変更されても徐々に
前作業に対応したストロークカーブに変更することがで
き、使用頻度が高いスピードの調整が容易になり、作業
の効率を高めることができる。
【0071】請求項9の発明においては、出力頻度カウ
ント手段は、所定の作業速度以上の速度をカウントしな
かった作業の場合はその作業における作業速度頻度カウ
ント値をキャンセルするものであるために、誤作業と考
えられる作業についてはストロークカーブの変更に反映
しないようにすることができる。
【0072】請求項10の発明においては、出力頻度カ
ウント手段は、所定の作業時聞以上カウントしなかった
作業の場合はその作業における作業速度頻度カウント値
をキャンセルするものであるために、誤作業と考えられ
る作業についてはストロークカーブの変更に反映しない
ようにすることができる。
【0073】請求項11の発明においては、出力頻度カ
ウント手段は、動作できる最高速度の出現頻度をカウン
トしないものであるために、例えばマイクロコンピュー
タを使用する場合にマイクロコンピュータソフトのプロ
グラミングの構成を簡略化することができる。なお、出
力頻度カウント手段は、動作できる最高速度の出現頻度
をカウントしなくても学習した結果を速度0から最高速
度までストロークカーブに反映することができるために
問題が生じることはない。
【0074】請求項12の発明においては、設定変更手
段は、出力頻度カウント手段によりカウントされた作業
速度の出現頻度の内、最も多い出現頻度のみに基づいて
作業速度設定手段の設定を変更するものであるために、
移動平均等の複雑な演算を行わなくても簡単な演算を行
うだけで、作業速度の出現頻度が多い速度に対応するス
トローク幅を広くすることができ、作業において頻繁に
使用する速度に容易に調整することができる。
【0075】請求項13の発明においては、設定変更手
段は、作業速度出現頻度としてカウントされた最も速い
速度を操作量最大時の作業速度とするものであるため
に、スイッチをフルに引き込んでも動作できる最高速度
まで動作しないため、スイッチ操作を誤っても必要以上
の速度にはならない上に、使用頻度が高いスピードの調
整が容易になり、作業の効率を高めるとともに安全に作
業を行うことができる。
【0076】請求項14の発明においては、設定変更手
段は、作業速度の出現頻度にかかわらず、動作できる最
高速度を操作量最大時の作業速度とするものであるため
に、スイッチをフルに引き込めば動作できる最高速度ま
で必ず動作させることができるため、速度重視の作業が
常に行うことができる。
【0077】請求項15の発明においては、作業速度設
定手段の設定の内容を表示する表示手段を設けたため
に、現在のストロークカーブの状況を使用者にスイッチ
を操作する感覚だけでなく、視覚的に明確に伝えること
ができる。
【0078】請求項16の発明においては、表示手段
は、作業速度設定手段の操作量−作業速度の対応を曲線
として表示するものであるために、比較的に安価な方法
で現在のストロークカーブの状況を使用者に視覚的に伝
えることができる。
【0079】請求項17の発明においては、作業速度設
定手段の概定速度領域で動作している場合に、それを表
示する表示手段を設けたために、頻度の高い作業速度に
なっているかどうかを容易に確認することができるとと
もに作業速度の調節も表示手段での表示を目安にするこ
とができるために容易となる。
【0080】請求項18の発明においては、出力頻度カ
ウント手段は、スイッチの操作量の出現頻度のカウント
で作業速度のカウントを行うものであるために、出現頻
度をカウントする処理に例えばマイクロコンピュータを
使用する場合にマイクロコンピュータソフトのプログラ
ミングの構成を簡略化することができる。
【0081】請求項19の発明においては、出力頻度カ
ウント手段は、スイッチの操作量がゼロである時間が時
間が所定の時間以内である場合は.スイッチの操作量が
ゼロである時の前後作業を一連の作業とみなして、出現
頻度カウントを行うものであるために、特異な作業に対
してもその作業を一連の作業と見なすことでその作業全
体の内容をストロークカーブに反映させることができ
る。
【0082】そして請求項20の発明においては、スイ
ッチ操作量に応じて作業速度の変更を行う電動工具にお
いて、スイッチの操作量を読み取るスイッチ操作量読み
取り手段と、スイッチの操作量に対応する作業速度を決
定する作業速度設定手段と、作業における作業速度を時
系列に記録する作業記憶手段と、作業記憶手段に作業速
度の時系列変化を登録する登録モードと登録された作業
内容を再生する再生モードとを切り換えるモード切替手
段とを備え、作業速度設定手段は、登録モード時にその
作業における作業速度を作業記憶手段に時系列に記憶さ
せ、再生モード時にはスイッチの操作量変化に関係なく
作業記憶手段に記憶させた内容を再生して作業速度を変
化させるものであるために、スイッチの操作量に関係な
く作業を再生することができ、再生モード時においては
スイッチの操作に注意を注ぐ必要なく、繰り返し作業を
簡単に行うことができて作業の効率を高めることができ
る。
【0083】請求項21の発明においては、作業記憶手
段は複数種類の作業パターンを記憶する記憶エリアを備
えており、作業速度設定手段は再生時に作業記憶手段に
記憶させた複数種類の作業パターンから選択された作業
パターンで作業速度を変化させるものであるために、作
業内容を変更する際に記憶している作業パターンを選択
し直すだけで、スイッチの操作に注意を注ぐ必要なく、
複数種の繰り返し作業を簡単に行うことができる。
【0084】請求項22の発明においては、作業速度設
定手段は、再生モードで作動中に操作スイッチがオフと
された時点で再生動作を停止するものであるために、作
業再生途中で停止させたい場合には停止させることがで
き、安全に作業を行うことができる。
【0085】請求項23の発明においては、作業速度設
定手段は、再生動作が完了した後も操作スイッチがオフ
されるまでは完了直前の動作を引き続き続行させるもの
であるために、繰り返し作業のばらつきで作業完了前に
勝手に停止してしまうという事態が生じるのを防ぐこと
ができる。
【0086】請求項24の発明においては、作業速度設
定手段は、所定の作業速度に達しない作業は作業記憶手
段にその作業内容を登録しないものであるために、誤作
業と考えられる作業が登録されてしまうことはない。
【0087】請求項25の発明においては、作業速度設
定手段は、所定の作業時間に達しない作業は作業記憶手
段にその作業内容を登録しないものであるために、誤作
業と考えられる作業が登録されてしまうことがない。
【0088】請求項26の発明においては、作業速度設
定手段は、スイッチの操作量の変化を作業速度の変化と
して作業記憶手段に登録するものであるために、例えば
マイクロコンピュータを使用する場合に一定のサンプリ
ング時間を設定するだけで処理することができ、ソフト
のプログラミングの構成を簡略化することができる。
【0089】請求項27の発明においては、スイッチ操
作量がゼロの期間が所定の時間以内である場合、作業速
度設定手段はスイッチ操作量がゼロの期間の前後の作業
を一連の作業とみなして、作業記憶手段に登録するもの
であるために、特異な作業に対してもその作業を一連の
作業と見なしてその作業全体の内容を登録することがで
き、スイッチの操作に注意を注ぐ必要なく繰り返し作業
を簡単に行うことができる。
【0090】請求項28の発明においては、業速度を監
視する作業速度監視手段を備えるとともに、作業速度設
定手段は作業速度監視手段で観測される作業速度に基づ
いて作業速度をフィードバック制御するものであるため
に、スイッチ操作が容易になるため、スイッチ操作に神
経を使わなくても作業速度がゼロとなって途中停止して
しまうような事態が生じないものとなる。
【0091】請求項29の発明においては、作業速度監
視手段は、モータ逆起電圧幅の変動を検出するものであ
るために、安価な回路構成で作業中のロックを防ぐこと
ができるものとなる。
【0092】請求項30の発明においては、不揮発性メ
モリで構成された設定値記憶部もしくは設定値記憶部に
記憶された記憶内容のバッテリバックアップ手段を備え
ているために、電池交換を行っても記憶している内容は
保持されるため、学習や記憶作業をやり直す必要なく使
用者が必要な作業を行うことができる。
【0093】請求項31の発明においては、電池電源で
動作するものであるとともに、設定変更手段は電池電圧
に応じて作業速度の設定の変更補正を行うものであるた
めに、電池電圧の低下による作業の効率の低下を防ぐこ
とができる。
【0094】請求項32の発明においては、設定変更手
段は、逆回転作業時には作業速度の設定を初期値に戻す
ものであるために、一般的に微妙な作業を行わない逆転
時には作業速度を重視した初期値のストロークカーブに
戻して作業の効率を高めることができる。
【0095】請求項33の発明においては、所定の時間
未作業の場合には消費電力を抑制するモードに自動的に
移行し、スイッチ操作を認識して通常のモードに移行す
る電力消費抑制手段を備えていることから、例えば電池
電源の場合に特に消費電力を抑制することができるた
め、作業可能回数を無駄な消費電力で滅らさないように
でき、またスイッチをオン・オフする簡単操作で通常の
モードに戻ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の動作を示すフロー
チャートである。
【図2】同上のブロック回路図である。
【図3】同上の作業速度設定テーブルの内容の一例の説
明図である。
【図4】同上の出現頻度カウンタテーブルの内容の一例
の説明図である。
【図5】(a)(b)(c)はカウンタ値の正規化についての説
明図である。
【図6】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容の
説明図である。
【図7】新たに設定した他の作業速度設定テーブルの内
容の説明図である。
【図8】(a)(b)(c)は夫々3回の作業時の出現頻度カウ
ンタテーブルの内容の例の説明図である。
【図9】(a)(b)(c)は同上の正規化についての説明図で
ある。
【図10】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容
の説明図である。
【図11】(a)〜(d)は他例における正規化についての説
明図である。
【図12】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容
の説明図である。
【図13】(a)〜(f)は他例における正規化についての説
明図である。
【図14】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容
の説明図である。
【図15】(a)〜(c)はさらに他例における正規化につい
ての説明図である。
【図16】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容
の説明図である。
【図17】(a)(b)は夫々別の例の説明図である。
【図18】(a)〜(d)はさらに別の例における正規化につ
いての説明図である。
【図19】(a)〜(d)は同上の正規化についての説明図で
ある。
【図20】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容
の説明図である。
【図21】(a)〜(d)は他例における正規化についての説
明図である。
【図22】(a)〜(d)は同上の正規化についての説明図で
ある。
【図23】新たに設定した作業速度設定テーブルの内容
の説明図である。
【図24】表示手段の一例の正面図である。
【図25】表示手段の他例の正面図である。
【図26】別の処理の一例の説明図である。
【図27】他の実施の形態の一例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図28】同上の説明図である。
【図29】同上の他例の説明図である。
【図30】他の処理の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 作業速度設定手段 2 作業速度設定変更手段 3 出力頻度カウント手段 4 モード切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ操作量に応じて作業速度の変更
    を行う電動工具において、スイッチの操作量を読み取る
    スイッチ操作量読み取り手段と、スイッチの操作量に対
    応する作業速度を決定する作業速度設定手段と、操作さ
    れたスイッチ状態により設定された作業速度の出現頻度
    をカウントする出力頻度カウント手段と、前記作業速度
    設定手段による操作量−作業速度の対応を変更する設定
    変更手段とで構成され、設定変更手段は出力頻度カウン
    ト手段によりカウントされた作業速度の出現頻度に応じ
    て上記対応を変更するものであることを特徴とする電動
    工具。
  2. 【請求項2】 設定変更手段は、作業速度の出現頻度が
    多い速度に対応する操作ストローク幅を広くするもので
    あることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. 【請求項3】 出力頻度カウント手段は、タイマによる
    一定時間毎の作業速度サンプリングで出現頻度のカウン
    トを行うものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の電動工具。
  4. 【請求項4】 設定変更手段は、作業速度設定手段の設
    定の変更を、直前の作業の作業速度の出現頻度に対して
    のみ行なうものであることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかの項に記載の電動工具。
  5. 【請求項5】 出現頻度のカウントを行う学習モード
    と、学習モードで収集した出現頻度カウント値に応じて
    設定変更手段が変更した設定で作業速度設定手段を動作
    させる適応モードとを切り換えるモード切替手段を備
    え、設定変更手段は適当モード時に、作業速度設定手段
    の設定の変更を、学習モードで収集した2以上の予め設
    定された作業回数の作業速度の出現頻度の合計に基づい
    て行なうものであることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかの項に記載の電動工具。
  6. 【請求項6】 設定変更手段は、作業速度設定手段の設
    定の変更を、2以上の予め設定された作業回数より少な
    い作業回数の作業速度の出現頻度の合計に対して行なう
    必要が生じた場合に、予め設定された作業回数相当に作
    業速度の出現頻度を換算し、該換算値に基づいて作業速
    度設定手段の設定の変更を行うものであることを特徴と
    する請求項5記載の電動工具。
  7. 【請求項7】 設定変更手段は、作業速度設定手段の設
    定の変更を、直前の2以上の予め設定された作業回数の
    作業速度の出現頻度の移動平均に基づいて行なうもので
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記
    載の電動工具。
  8. 【請求項8】 設定変更手段は、作業速度設定手段の設
    定の変更を、それ以前の全ての作業における作業速度の
    出現頻度の平均に基づいて行なうものであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の電動工具。
  9. 【請求項9】 出力頻度カウント手段は、所定の作業速
    度以上の速度をカウントしなかった作業の場合はその作
    業における作業速度頻度カウント値をキャンセルするも
    のであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項
    に記載の電動工具。
  10. 【請求項10】 出力頻度カウント手段は、所定の作業
    時聞以上カウントしなかった作業の場合はその作業にお
    ける作業速度頻度カウント値をキャンセルするものであ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載
    の電動工具。
  11. 【請求項11】 出力頻度カウント手段は、動作できる
    最高速度の出現頻度をカウントしないものであることを
    特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載の電動
    工具。
  12. 【請求項12】 設定変更手段は、出力頻度カウント手
    段によりカウントされた作業速度の出現頻度の内、最も
    多い出現頻度のみに基づいて作業速度設定手段の設定を
    変更するものであることを特徴とする請求項11記載の
    電動工具。
  13. 【請求項13】 設定変更手段は、作業速度出現頻度と
    してカウントされた最も速い速度を操作量最大時の作業
    速度とするものであることを特徴とする請求項1〜12
    のいずれかの項に記載の電動工具。
  14. 【請求項14】 設定変更手段は、作業速度の出現頻度
    にかかわらず、動作できる最高速度を操作量最大時の作
    業速度とするものであることを特徴とする請求項1〜1
    2のいずれかの項に記載の電動工具。
  15. 【請求項15】 作業速度設定手段の設定の内容を表示
    する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜14
    のいずれかの項に記載の電動工具。
  16. 【請求項16】 表示手段は、作業速度設定手段の操作
    量−作業速度の対応を曲線として表示するものであるこ
    とを特徴とする請求項15記載の電動工具。
  17. 【請求項17】 作業速度設定手段の概定速度領域で動
    作している場合に、それを表示する表示手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載の
    電動工具。
  18. 【請求項18】 出力頻度カウント手段は、スイッチの
    操作量の出現頻度のカウントで作業速度のカウントを行
    うものであることを特徴とする請求項1〜17のいずれ
    かの項に記載の電動工具。
  19. 【請求項19】 出力頻度カウント手段は、スイッチの
    操作量がゼロである時間が時間が所定の時間以内である
    場合は.スイッチの操作量がゼロである時の前後作業を
    一連の作業とみなして、出現頻度カウントを行うもので
    あることを特徴とする請求項1〜18のいずれかの項に
    記載の電動工具。
  20. 【請求項20】 スイッチ操作量に応じて作業速度の変
    更を行う電動工具において、スイッチの操作量を読み取
    るスイッチ操作量読み取り手段と、スイッチの操作量に
    対応する作業速度を決定する作業速度設定手段と、作業
    における作業速度を時系列に記録する作業記憶手段と、
    作業記憶手段に作業速度の時系列変化を登録する登録モ
    ードと登録された作業内容を再生する再生モードとを切
    り換えるモード切替手段とを備え、作業速度設定手段
    は、登録モード時にその作業における作業速度を作業記
    憶手段に時系列に記憶させ、再生モード時にはスイッチ
    の操作量変化に関係なく作業記憶手段に記憶させた内容
    を再生して作業速度を変化させるものであることを特徴
    とする電動工具。
  21. 【請求項21】 作業記憶手段は複数種類の作業パター
    ンを記憶する記憶エリアを備えており、作業速度設定手
    段は再生時に作業記憶手段に記憶させた複数種類の作業
    パターンから選択された作業パターンで作業速度を変化
    させるものであることを特徴とする請求項20記載の電
    動工具。
  22. 【請求項22】 作業速度設定手段は、再生モードで作
    動中に操作スイッチがオフとされた時点で再生動作を停
    止するものであることを特徴とする請求項20または2
    1記載の電動工具。
  23. 【請求項23】 作業速度設定手段は、再生動作が完了
    した後も操作スイッチがオフされるまでは完了直前の動
    作を引き続き続行させるものであることを特徴とする請
    求項20〜22のいずれかの項に記載の電動工具。
  24. 【請求項24】 作業速度設定手段は、所定の作業速度
    に達しない作業は作業記憶手段にその作業内容を登録し
    ないものであることを特徴とする請求項20〜23のい
    ずれかの項に記載の電動工具。
  25. 【請求項25】 作業速度設定手段は、所定の作業時間
    に達しない作業は作業記憶手段にその作業内容を登録し
    ないものであることを特徴とする請求項20〜23のい
    ずれかの項に記載の電動工臭。
  26. 【請求項26】 作業速度設定手段は、スイッチの操作
    量の変化を作業速度の変化として作業記憶手段に登録す
    るものであることを特徴とする請求項20〜25のいず
    れかの項に記載の電動工具。
  27. 【請求項27】 スイッチ操作量がゼロの期間が所定の
    時間以内である場合、作業速度設定手段はスイッチ操作
    量がゼロの期間の前後の作業を一連の作業とみなして、
    作業記憶手段に登録するものであることを特徴とする請
    求項20〜26のいずれかの項に記載の電動工具。
  28. 【請求項28】 作業速度を監視する作業速度監視手段
    を備えるとともに、作業速度設定手段は作業速度監視手
    段で観測される作業速度に基づいて作業速度をフィード
    バック制御するものであることを特徴とする請求項1〜
    27のいずれかの項に記載の電動工具。
  29. 【請求項29】 作業速度監視手段は、モータ逆起電圧
    幅の変動を検出するものであることを特徴とする請求項
    28記載の電動工具。
  30. 【請求項30】 不揮発性メモリで構成された設定値記
    憶部もしくは設定値記憶部に記憶された記憶内容のバッ
    テリバックアップ手段を備えていることを特徴とする請
    求項1〜29のいずれかの項に記載の電動工具。
  31. 【請求項31】 電池電源で動作するものであるととも
    に、設定変更手段は電池電圧に応じて作業速度の設定の
    変更補正を行うものであることを特徴とする請求項1〜
    30のいずれかの項に記載の電動工具。
  32. 【請求項32】 設定変更手段は、逆回転作業時には作
    業速度の設定を初期値に戻すものであることを特徴とす
    る請求項1〜31のいずれかの項に記載の電動工具。
  33. 【請求項33】 所定の時間未作業の場合には消費電力
    を抑制するモードに自動的に移行し、スイッチ操作を認
    識して通常のモードに移行する電力消費抑制手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1〜32のいずれかの項
    に記載の電動工具。
JP2002121428A 2002-04-23 2002-04-23 電動工具 Expired - Fee Related JP4250907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121428A JP4250907B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121428A JP4250907B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003311653A true JP2003311653A (ja) 2003-11-05
JP4250907B2 JP4250907B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=29537367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002121428A Expired - Fee Related JP4250907B2 (ja) 2002-04-23 2002-04-23 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4250907B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132545A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 電動工具の駆動制御回路、電動工具
JP2008296323A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2009072892A (ja) * 2007-09-24 2009-04-09 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2009131935A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Satori S-Tech Co Ltd 電動工具
JP2009131934A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Satori S-Tech Co Ltd 電動工具
US7882900B2 (en) 2007-08-29 2011-02-08 Positec Power Tools (Suzhou) Co., Ltd Power tool with signal generator
JP2013538700A (ja) * 2010-09-30 2013-10-17 アトラス・コプコ・インダストリアル・テクニーク・アクチボラグ 無線通信装置を備えた携帯型電力工具
JP2015000465A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 リョービ株式会社 電動工具
EP2969397A4 (en) * 2013-03-15 2016-11-09 Milwaukee Electric Tool Corp RECORDING AND PLAYING THE OPERATION OF AN ELECTRICAL TOOL

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132545A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 電動工具の駆動制御回路、電動工具
JP2008296323A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
US7882900B2 (en) 2007-08-29 2011-02-08 Positec Power Tools (Suzhou) Co., Ltd Power tool with signal generator
US7882899B2 (en) 2007-08-29 2011-02-08 Positec Power Tools (Suzhou) Co., Ltd Power tool having control system for changing rotational speed of output shaft
JP2009072892A (ja) * 2007-09-24 2009-04-09 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2009131935A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Satori S-Tech Co Ltd 電動工具
JP2009131934A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Satori S-Tech Co Ltd 電動工具
JP2013538700A (ja) * 2010-09-30 2013-10-17 アトラス・コプコ・インダストリアル・テクニーク・アクチボラグ 無線通信装置を備えた携帯型電力工具
EP2969397A4 (en) * 2013-03-15 2016-11-09 Milwaukee Electric Tool Corp RECORDING AND PLAYING THE OPERATION OF AN ELECTRICAL TOOL
US9744658B2 (en) 2013-03-15 2017-08-29 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool operation recording and playback
US11207770B2 (en) 2013-03-15 2021-12-28 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool operation recording and playback
US11738437B2 (en) 2013-03-15 2023-08-29 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool operation recording and playback
US12064858B2 (en) 2013-03-15 2024-08-20 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool operation recording and playback
JP2015000465A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 リョービ株式会社 電動工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4250907B2 (ja) 2009-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11161227B2 (en) Electric working machine and method for controlling motor of electric working machine
US20220193876A1 (en) Power tool operation recording and playback
US11213933B2 (en) Electric working machine
JP5622354B2 (ja) 信号発生器を備える電動工具
JP2003311653A (ja) 電動工具
EP0659525A2 (en) Improvements in or relating to power tools
EP3031582B1 (en) Power tool
JP2005066785A (ja) 電動工具
JP7027235B2 (ja) 電動工具
US12059792B2 (en) Mode selection of a power tool
US10491148B2 (en) Electric working machine
JP2019525845A (ja) 電動工具の制御方法、装置及び電動工具
JP2005328683A (ja) モータ制御装置及び電気機器
TWI807578B (zh) 用於控制無刷直流馬達的換向的方法、電動工具及用於控制開關陣列的控制器
WO2020008666A1 (ja) 電動工具およびその制御方法、制御プログラム
JP3886067B2 (ja) 電動工具
JP2006062065A (ja) 電動回転工具のねじ締め制御方法および装置
NL1029587C2 (nl) Van een microprocessor voorziene regelschakeling voor een elektromotor.
CN218397871U (zh) 一款手感应式多档变力矩螺丝刀控制系统
JP2013196657A (ja) 制御装置、及び電力変換装置
JP4915569B2 (ja) 電動工具の駆動制御回路、電動工具
EP3120975B1 (en) Power tool with direction determining controller
JPS6322049Y2 (ja)
CN221415105U (zh) 动力工具
WO2020195321A1 (ja) 作業工具およびこれを備えた制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees