JP2003311368A - 金属軸材の軸肥大加工方法及びその装置 - Google Patents

金属軸材の軸肥大加工方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークに回転と曲げ及び圧縮圧力を作用させ、
所望の位置に肥大部を成形する軸肥大加工方法におい
て、一度の成形過程で幅広な肥大部を得るために初期掴
み間隔を広くし、ワークに座屈を発生させないこと。 【解決手段】ワークを一定間隔離間した一対の回転保持
体で保持し、一方の回転保持体を他方の回転保持体に接
近させワークに圧縮圧力を加え、一方の回転保持体を回
転駆動させワークに軸周りの回転を加え、一方の回転保
持体を他方の回転保持体の軸心に対し傾斜する方向に偏
倚させワークに曲げを加え、ワークの曲げ内側に生じる
突部をワーク全周に累積させ、然る後、ワークの曲げ戻
しを行い真直化することによって所望の肥大部を得る軸
肥大加工方法において、ワークに曲げが作用している状
態ではワークの曲げ外側外周面に適当な押圧力をもって
ガイド部材を衝合し、ワークの座屈防止を行い所望の肥
大部を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、金属軸材あるいは
金属管の任意の位置に該金属軸材あるいは金属管の径よ
りも大径の肥大部を成形する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属軸材の任意の位置に肥大部を
設ける方法としては、まず第一に大径の軸材から切削し
て、削り出す方法があった。第二にあらかじめ用意した
カラーを止着する方法もあった。しかしながら、前述の
第一の場合には削り捨てる材料の無駄、切削に要する加
工時間が長く必要であること、長尺物の加工に適してい
ないことなどの問題点があった。また、第二の場合、例
えばカラー等をネジ止めする場合にはネジ加工など追加
の加工が必要となること、溶接の場合には溶接熱の影響
を考慮しなければならないことなどの問題点があった。
【0003】そこで、本願発明者は金属軸材の中間部に
局部的に軸材の直径よりも大径となる肥大部を形成する
方法として、金属軸材を一定間隔離間した回転可能な保
持部で保持し、この金属軸材に回転と圧縮圧力、さらに
曲げを作用させて肥大部を形成する方法を発明し、特許
(日本国特許第1993956号)を取得している。こ
の技術によれば、金属軸材の中間部に容易に肥大部を形
成することができるので、従来のような切削加工、ある
いは溶接する必要がなくなるものであった。
【0004】しかしながら、上記特許では金属軸材に曲
げを作用させた状態で圧縮するために、曲げ角度を大き
くとった場合、あるいは初期掴み間隔(両保持部の間
隔)を広くとった場合などは軸材が座屈してしまい正常
に成形できなかった。そのために、一度の成形過程で得
られる肥大部の幅が比較的狭いものとなってしまい、幅
の大きな肥大部を成形するためには数回の成形過程を繰
り返し行わなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、上記従来技術の有する問題点に鑑
みなされたもので、金属軸材に回転と曲げ及び圧縮圧力
を作用させ、金属軸材の所望の位置に軸材の直径よりも
大径となる肥大部を成形する軸肥大加工方法において、
一度の成形過程で従来以上の肥大部を得るために、初期
掴み間隔を広くするとともに金属軸材に座屈を発生させ
ないことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークである
金属軸材あるいは金属管を一定間隔離間した一対の回転
保持体で保持し、少なくとも一方の回転保持体を他方の
回転保持体に接近させることによってワークに圧縮圧力
を作用させ、少なくとも一方の回転保持体を回転駆動す
ることによってワークに軸周りの回転を加え、さらに少
なくとも一方の回転保持体を他方の回転保持体の軸心に
対し傾斜する方向に偏倚させることによってワークに曲
げを加え、ワークの曲げ内側に生じる突部をワーク全周
に累積させ、然る後、ワークの曲げ戻しを行い真直化す
ることによって所望の肥大部を得る軸肥大加工方法にお
いて、ワークに曲げが作用している状態ではワークの曲
げ外側外周面に適当な押圧力をもってガイド部材を衝合
し、ワークの座屈防止を行い所望の肥大部を得ることを
最も主要な特徴としている。また、旋盤を利用してなる
軸肥大加工装置において、チャックを駆動回転保持体と
し、従動回転保持体をベッド案内面上を左右(縦送り)
方向に摺動可能に構成されたベースフレーム上に立設さ
れたサイドフレーム間に回動自在に軸承し、該従動回転
保持体の軸心を前記駆動回転体の軸心と同一直線上に配
置した状態から偏倚させるように前記軸承部を起端とし
て回動させる偏倚手段を備え、さらに、ベッド内に正逆
転自在に設けられた送りネジに螺合し左右方向に移動可
能なナット部材を固定台下面に固着することによって送
りねじの正逆転によって左右方向に摺動可能な固定台を
備え、前記ベースフレームと固定台を圧縮手段により連
結してなる加工ユニットを設け、さらに、駆動回転保持
体と従動回転保持体間に往復台を配し、この往復台にガ
イド部材を具備したことを特徴としている。
【0007】請求項1の発明によれば、ワークに曲げと
圧縮圧力及び回転を作用させることによって所望の肥大
部を得る軸肥大加工方法において、曲げの外側面をガイ
ド部材によって適当な押圧力をもって衝合することで初
期掴み間隔を広くとった場合においてもワークの座屈防
止がなされ、これによって初期掴み間隔が広い場合にお
いてもワークを座屈させることなく軸肥大加工を行うこ
とが可能となった。そのため、一度の軸肥大加工によっ
て幅の広い肥大部を得ることが可能となった。請求項2
の発明によれば、旋盤のベッド内に送りねじを備えるこ
とによって加工ユニットの送り操作が容易に行うことが
できるとともに、往復台に固着されたガイド部材によっ
て、左右方向あるいは前後方法にガイド部材を移動する
ことが可能となり、肥大部の成長に合わせ適宜適切な位
置にガイド部材を移動させることができる。さらに、軸
肥大加工後、刃物台による旋削作業も効率よく行うこと
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に表された本発明の実
施の形態を例示しつつ、本発明をより具体的に説明す
る。まず、本発明の軸肥大加工方法により肥大部を成形
する軸肥大加工装置1は、第2図及び第3図に示す通り
旋盤Lのベッド案内面B上を往復可能に取り付けられる
加工ユニット2と、往復台Cに止着されるガイド部材3
とから主に構成されている。なお、前記旋盤Lは一般的
に使用されているものでも良いが本実施形態においては
加工ユニット2の送り操作をより容易に行うために、ベ
ッドB内に送りねじ4を設けており、この送りねじ4の
正逆転によって前記加工ユニット2が往復するよう構成
している。
【0009】まず、上記ガイド部材3について説明す
る。このガイド部材3は旋盤Lに備えられた往復台Cに
ブラケット部材5を立設するように止着し、このブラケ
ット部材5にガイド部材3となるローラー6を転動自在
に支承してなるものである。すなわち、このガイド部材
3は往復台Cと同様に旋盤Lを使用する操作者からみて
左右(縦送り方向)及び前後(横送り)に移動可能に構
成されたものである。なお、本実施形態においては、前
後左右に移動可能とするために往復台Cを用いている
が、これは往復台Cにガイド部材3を設けることによっ
て軸肥大加工を行った後、ワークW及び肥大部の旋削作
業を行い易くするためのものであって、前述したように
ガイド部材3がワークWの肥大部外周面を支持すること
が可能となるよう前後左右あるいは上下左右に移動可能
に構成されていれば良く、本実施形態に限定するもので
はない。
【0010】次に加工ユニット2について説明する。こ
の加工ユニット2は、主としてベッド案内面B上を左右
方向に摺動自在に構成されるベースフレーム7と、ワー
クWを保持した状態でワークWの回転が可能となるよう
構成された従動回転保持体8と、該従動回転保持体8を
前後に移動させワークWに圧縮圧力を作用させる際の基
端となる固定台9および従動回転保持体8と該固定台9
間に設けられる圧縮手段10と、さらに前記従動回転保
持体8を駆動回転保持体11の軸線から傾斜する方向に
偏倚させる偏倚手段12とからなる。前記従動回転保持
体8は、旋盤Lのベッド案内面B上を左右に摺動自在な
ベースフレーム7上に一定間隔離間した状態で固着され
たサイドフレーム13,13間に配されている。なお、
このベースフレーム7はベッド案内面Bの形状にセット
可能なものとし、使用する旋盤Lのベッド案内面Bの形
状によって変更するもので、加工ユニット2が左右に移
動自在かつ前後方向の動きを拘束できる形状であれば良
い。そして、第6図に示すように前記サイドフレーム1
3,13の左側端部には軸受孔13a,13aが夫々穿
たれており、該軸受孔13a,13aに軸承される回動
軸14a,14aを左側端部に備えた保持筒14がこの
回動軸14a,14aを基端として上下に回動自在に軸
承されている。なお、この保持筒14は本実施形態にお
いては2分割の筒状部材を螺着して構成している。この
保持筒14の右側端部には耐圧キャップ15を螺着し、
該保持筒14内部にはスラスト軸受16及びラジアル軸
受17,17,・・・を介して正逆回転自在に支持筒1
8を支承している。該支持筒18内部には保持スリーブ
19が挿通されており、耐圧キャップ15内の軸受20
を介して正逆転自在に支承される。そして、前記保持ス
リーブ19内には、スリーブ21及び中子22が挿通さ
れる。なお、このスリーブ21の内径を変更することに
よって異なる軸径のワークWを加工することが可能とな
る。
【0011】次に、第8図に示しているのは従動回転保
持体8に設けられた偏倚手段12であり、上記従動回転
保持体8を旋盤Lの主軸側チャック、すなわち駆動回転
保持体11の軸心に対して傾斜する方向に回動させるも
のである。この偏倚手段12は次のような構成となって
いる。まず、前記回動軸14a,14aから離間した保
持筒14側面に角度付加軸23が固着されている。ま
た、角度付加軸が固着された側のサイドフレーム13に
はステー部材24,24が固着されている。該ステー部
材24,24間には軸受孔25aが穿たれた支持プレー
ト25が止着されており、サイドフレーム13に穿たれ
た軸受孔13bと該軸受孔25aに回動軸26a,26
aを備えた取付プレート26を軸承し、この取付プレー
ト26に油圧シリンダ27を螺着することによって油圧
シリンダ27が揺動自在に構成されている。さらに、こ
の油圧シリンダ27の先端には軸受部材27が取り付け
られており、前記角度付加軸23を軸承している。この
ように構成された偏倚手段12は、油圧シリンダ27の
伸縮によって従動回転保持体8の回動軸14a,14a
を起端として上下に回動するものである。
【0012】次に固定台9について説明する。この固定
台9は旋盤Lのベッド案内面B上を摺動自在なベースフ
レーム29を備えている。そして、該ベースフレーム2
9下面には上記送りねじ4に螺合可能なナット部材30
が固着されており、この送りねじ4の正逆転によって前
記ベースフレーム29が横送り自在な構成とされてい
る。そして、該ベースフレーム29上には空孔部31a
を備えたプレート31,31を固着しており、該空孔部
31a,31a及び上記従動回転保持体8のサイドフレ
ーム13,13間に固着されている補強プレート32に
夫々圧縮手段10となる油圧シリンダ33を取り付けて
いる。すなわち、送りねじ4の正逆転によって加工ユニ
ット2が横送り自在に構成されるとともに、送りねじ4
の回転を停止し、圧縮手段10である油圧シリンダ33
を伸長させることによって従動回転保持体8が駆動回転
保持体11側に接近し、両回転保持体8,11間のワー
クWに圧縮圧力を作用させることが出来るよう構成した
ものである。なお、図面においては油圧シリンダ27,
33の制御機構等を示していないが夫々の油圧シリンダ
27,33を伸縮作動させるものであれば何ら問題はな
い。
【0013】次に上述した軸肥大加工装置1を用いて本
発明に係る軸肥大加工を行う手順について第1図に基づ
いて説明する。まず、加工ユニット2は偏倚手段12に
より、駆動回転保持体11と従動回転保持体8の軸心が
互いに一直線上に位置するよう配置し、さらに圧縮手段
10の油圧シリンダ33を縮めた状態としておく。そし
て、ワークWを駆動回転保持体11で保持する。このと
き、駆動回転保持体11からワークWを突出する長さの
目安はスリーブ21の長さと初期掴み間隔Lを足した
長さであり、初期掴み間隔L間のワークWに曲げと圧
縮圧力及び回転が作用されることによって、所望の肥大
部が成形されるものである。次に、送りねじ4を回転さ
せて加工ユニット2を駆動回転保持体11側に移動さ
せ、保持スリーブ19内の中子22にワークWを接触さ
せる。そして、往復台Cを移動させ、両回転保持体8,
11の略々中間部のワークWに接触するようにガイド部
材3を移動させる。この状態を示したものが第1図
(a)である。そして、圧縮手段10である油圧シリン
ダ33を伸長させワークWに圧縮圧力を作用させた状態
で偏倚手段12の油圧シリンダ27も伸長させてワーク
Wに2度から6度程度の曲げを作用させる。このとき、
圧縮圧力はワークWの曲げ外側に発生する引張力を相殺
する程度の圧力としている。さらに、駆動回転保持体1
1を回転させ、ワークWに回転を加える。このワークW
の回転によって、曲げ内側に生じた微少な突部がワーク
W全周に累積され、所望の肥大部を成形するものであ
り、この回転は圧縮圧力あるいは曲げの前後何れの段階
で作用させてもよい(第1図(b)参照)。
【0014】上述の状態を維持しつつ、継続して回転と
曲げ及び圧縮圧力を作用させると、第1図(c)から
(d)の状態となる。このとき、ガイド部材3は肥大部
の成長とともに僅かづつ移動させ、ワークWの座屈を防
止する。然る後、所望の肥大部が得られれば、偏倚手段
12の油圧シリンダ27を縮め、駆動回転保持体11と
従動回転保持体8の軸心が同一直線上に位置するように
配置し、圧縮圧力を作用させた状態で数回転させ、ワー
クWの真直化を行う。この段階で、ガイド部材3はワー
クWから離間してもよい。そして、送りねじ4を回転さ
せ加工ユニット2を右側に移動させると、駆動回転保持
体11にワークWが保持された状態となり、往復台Cに
取り付けた刃物によって旋削することができる。
【0015】上述した加工手順によって、軸径Dのワ
ークWの中間部に直径D,幅Lの肥大部が成形でき
る。従来は曲げと圧縮圧力及び回転を作用させてもワー
クWが座屈しないように比較的狭い初期掴み間隔で軸肥
大加工を行っていた為に、成形後の肥大部幅Lが狭
く、所望の肥大部を成形するためには数回の軸肥大加工
を繰り返し行わなければならなかったが、ガイド部材3
をワークWに接当させ、ワークWの座屈を防止すること
が可能となり、初期掴み間隔Lを広くとることがで
き、結果として幅の広い肥大部を一度の加工で成形でき
るようになった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の軸肥大加工
方法は、従来ワークの座屈を防止するために比較的狭い
初期掴み間隔で加工していたものを、ガイド部材でワー
クの曲げ外側面を衝合することによって座屈を防止する
ことができ、一度の軸肥大加工でより幅の広い肥大部を
得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸肥大加工方法の加工手順を示す説明図 (a)図はワークWの装填状態を示す説明図 (b)図はワークWに回転と曲げ及び圧縮圧力を加えた
状態を示す説明図 (c)図は(b)図の状態からさらに圧縮圧力を作用さ
せ続けた状態(圧縮成形工程)を示す説明図 (d)図は(c)図の状態からさらに圧縮圧力を作用さ
せ続けた状態(圧縮成形工程)を示す説明図 (e)図は曲げを戻し、ワークWを真直化する状態(真
直化工程)を示す説明図 (f)図は成形されたワークWを示す説明図
【図2】軸肥大加工装置を示す全体正面図
【図3】その平面図
【図4】ガイド部材を示す要部平面図
【図5】その要部右側面図
【図6】加工ユニットを示す正面図
【図7】加工ユニットを示す平面図
【図8】加工ユニットの偏倚手段を示す背面図
【符号の説明】
1 拡軸加工装置 2 加工ユニット 3 ガイド部材 4 送りねじ 8 従動回転保持体 9 固定台 10 圧縮手段 11 駆動回転保持体 12 偏倚手段 L 旋盤 B ベッド案内面 C 往復台 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークである金属軸材あるいは金属管を
    一定間隔離間した一対の回転保持体で保持し、少なくと
    も一方の回転保持体を他方の回転保持体に接近させるこ
    とによってワークに圧縮圧力を作用させ、少なくとも一
    方の回転保持体を回転駆動することによってワークに軸
    周りの回転を加え、さらに少なくとも一方の回転保持体
    を他方の回転保持体の軸心に対し傾斜する方向に偏倚さ
    せることによってワークに曲げを加え、ワークの曲げ内
    側に生じる突部をワーク全周に累積させ、然る後、ワー
    クの曲げ戻しを行い真直化することによって所望の肥大
    部を得る軸肥大加工方法において、ワークに曲げが作用
    している状態ではワークの曲げ外側外周面に適当な押圧
    力をもってガイド部材を衝合し、ワークの座屈防止を行
    い所望の肥大部を得ることを特徴とする軸肥大加工方
    法。
  2. 【請求項2】 旋盤を利用してなる軸肥大加工装置にお
    いて、チャックを駆動回転保持体とし、従動回転保持体
    をベッド案内面上を左右(縦送り)方向に摺動可能に構
    成されたベースフレーム上に立設されたサイドフレーム
    間に回動自在に軸承し、該従動回転保持体の軸心を前記
    駆動回転体の軸心と同一直線上に配置した状態から偏倚
    させるように前記軸承部を起端として回動させる偏倚手
    段を備え、さらに、ベッド内に正逆転自在に設けられた
    送りネジに螺合し左右方向に移動可能なナット部材を固
    定台下面に固着することによって送りねじの正逆転によ
    って左右方向に摺動可能な固定台を備え、前記ベースフ
    レームと固定台を圧縮手段により連結してなる加工ユニ
    ットを設け、さらに、駆動回転保持体と従動回転保持体
    間に往復台を配し、この往復台にガイド部材を具備した
    ことを特徴とする軸肥大加工装置。
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