JP2003311363A - リベット締結具 - Google Patents

リベット締結具

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JP2003311363A JP2002124808A JP2002124808A JP2003311363A JP 2003311363 A JP2003311363 A JP 2003311363A JP 2002124808 A JP2002124808 A JP 2002124808A JP 2002124808 A JP2002124808 A JP 2002124808A JP 2003311363 A JP2003311363 A JP 2003311363A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチ加工を含めたリベット締結作業を簡単
且つ迅速に行う。 【解決手段】 モータ3の駆動で任意に前後移動可能な
第1スライド体15を内設したスピンドルハウジング1
3の前端に、チャックケース30やチャック31等から
なるチャック機構と、パンチホルダ39とを夫々前後移
動可能に併設した回転盤24を取付ボルト25によって
回動可能に設けて、回転盤24の回転操作により、チャ
ック機構とパンチホルダ39とを選択して第1スライド
体15の前方に配置可能とすると共に、第1スライド体
15の前方に配置したチャック機構とパンチホルダ39
とを、第1スライド体15に連動して夫々前後移動可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リベットを座屈変
形させて部材をカシメ結合するリベット締結作業に用い
られるリベット締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリベット締結具は、ハウジング
に、モータ駆動で軸方向へ前後移動するスライド体を収
容し、そのスライド体の前方に、スライド体の進退動に
連動して拡縮し、リベットのシャフトを把持及びその解
除可能なチャック機構を設けてなる。リベット締結の手
順としては、リベットを締結する部材の該当箇所に、リ
ベットの先端が貫通可能な透孔をパンチ工具等で穿孔し
た後、リベット締結具のチャック機構にリベットのシャ
フトを装着して、リベット先端を部材の透孔へ差し込
む。この状態でスライド体と共にチャック機構を後退さ
せてシャフトを引っ張ることで、シャフト外周のリベッ
ト本体が座屈変形して広がり、リベット鍔部との間で部
材をカシメ結合すると同時に、シャフトが破断して締結
が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、リベット
締結には、部材へのパンチ加工が最初に必要となるた
め、作業者は、パンチ加工とリベット締結との2つの作
業を、パンチ工具とリベット締結具とを持ち替えて別々
に行うこととなり、時間と手間とがかかっていた。
【0004】そこで、請求項1及び3に記載の発明は、
パンチ加工を含めたリベット締結作業を短時間で簡単に
行うことができるリベット締結具を提供することを目的
としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の第1発明は、ハウジング内に、モ
ータ駆動で任意に前後移動可能なスライド体を設ける一
方、ハウジングの前端に、パンチ部材と、リベットのシ
ャフトを把持可能なチャック機構とを夫々前後移動可能
に併設した移動体を設けて、移動体の移動操作により、
パンチ部材とチャック機構とを選択してスライド体の前
方に配置可能とすると共に、スライド体の前方に配置し
た際のパンチ部材とチャック機構とを、スライド体に連
動して夫々動作可能としたことを特徴とするものであ
る。請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加え
て、コンパクトで移動操作が容易な移動体を得るため
に、移動体を、パンチ部材とチャック機構とを同心円上
に配置し、回転操作によってパンチ部材とチャック機構
とが移動可能な回転盤としたものである。
【0006】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の第2発明は、ハウジング内に、モータ駆動で任意に
前後移動可能なスライド体を設けると共に、そのスライ
ド体の前端に、リベットのシャフトを把持可能なチャッ
ク機構を設けたリベット締結具であって、ハウジングの
外部に、パンチ部材を備えてスライド体の前後移動に連
動し、パンチ部材を穿孔方向へ動作させる外付けアーム
を設けたことを特徴とするものである。請求項4に記載
の発明は、請求項3の目的に加えて、パンチ加工に好適
な外付けアームを得るために、外付けアームを、先端に
パンチ部材を備えて中間部位がハウジングの外部で回動
可能に軸着される揺動アームとしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】《形態1》まず、第1発明に対応
する形態を説明する。図1は、リベット締結具1の縦断
面図で、リベット締結具1は、本体ハウジング2の後方
(図1の右側を前、左側を後とする)にモータ3を収容
しており、モータ3の出力軸4の回転は、ギヤハウジン
グ5内で出力軸4と平行に軸支される第2出力軸6へギ
ヤ7を介して伝達される。第2出力軸6の前方には、中
間シャフト8が直交状に軸支されて、その中間シャフト
8と一体のベベルギヤ9が第2出力軸6と噛合すると共
に、中間シャフト8は、その前方で平行に軸支されたク
ランクシャフト10のギヤ11と噛合している。一方、
ギヤハウジング5の上側で本体ハウジング2には、上方
へ前後方向にスライド孔14が形成されるスピンドルハ
ウジング13が固定されて、そのスライド孔14内に
は、軸状の第1スライド体15が軸受16,16を介し
て前後方向へ移動可能に軸支されている。この第1スラ
イド体15の下面には、断面コ字状の連結具17が直交
状に固着されており、連結具17に、クランクシャフト
10の上面に突設した偏心ピン12が、ニードルベアリ
ング18を介してスライド可能に軸支されている。
【0008】よって、モータ3の駆動によって出力軸4
と噛合する第2出力軸6が回転すると、その回転が中間
シャフト8、クランクシャフト10へ減速しながら伝達
され、クランクシャフト10の回転に伴う偏心ピン12
の偏心運動により、第1スライド体15は、偏心ピン1
2の前後方向への移動ストローク分だけ前後に進退動す
ることとなる。
【0009】但し、スライド孔14内で第1スライド体
15の後方部位には、第1スライド体15の後退位置
(図1に二点鎖線で示す)を検出するマイクロスイッチ
19が設けられて、本体ハウジング2の下方に延設され
たハンドル20内の制御回路21と電気的接続されてい
る。この制御回路21は、同じくハンドル20内に設け
られたスイッチ22と、モータ3と、ハンドル20の下
端に連結された図示しないバッテリーパックと電気的接
続されており、スイッチ22に設けられたスイッチレバ
ー23を押し込み操作してスイッチ22をONさせる
と、制御回路21により、第1スライド体15を実線で
示す前進位置からマイクロスイッチ19が検出する後退
位置まで後退させ、スイッチ22がOFFになる。その
後再びスイッチ22をONさせると、制御回路21によ
り、第1スライド体15を前進位置まで前進させ、スイ
ッチ22がOFFになる。すなわち、クランクシャフト
10が半周ずつ回転するようにモータ3の回転を制御す
るものである。
【0010】そして、スピンドルハウジング13の前端
は、平坦面に形成され、その平坦面に、図2にも示すよ
うに、移動体としての回転盤24が設けられている。こ
の回転盤24は、前方から中心を貫通してスピンドルハ
ウジング13に螺合された取付ボルト25によって回動
可能に軸着され、図1の回転位置での上側には、スピン
ドルハウジング13のスライド孔14の前方で同軸上に
位置する第2スライド孔26が穿設されて、その第2ス
ライド孔26に、先端にノーズピース28を螺合させた
ノーズハウジング27が同軸でネジ結合されている。
【0011】また、第2スライド孔26及びノーズハウ
ジング27内には、チャック機構が収容される。このチ
ャック機構は、第1スライド体15と凹凸形状によって
同軸で連結され、第1スライド体15と一体に往復動す
る第2スライド体29と、第2スライド体29の前端に
ネジ結合され、内周に先細りのテーパ孔を形成したチャ
ックケース30と、そのチャックケース30内で、チャ
ックケース30のテーパ孔に沿ったテーパ形状のチャッ
ク31と、そのチャック31の後方で第2スライド体2
9に同軸で前後移動可能に内挿され、後方にコイルバネ
33を外装したプッシャ32とからなり、プッシャ32
は、コイルバネ33の付勢によって、チャック31をチ
ャックケース30から突出する前方位置へ押圧してい
る。なお、ノーズピース28とチャック31との軸心に
は、リベットのシャフトが遊挿可能な貫通孔34が夫々
形成され、第1スライド体15及び第2スライド体2
9、プッシャ32にも、貫通孔34と連通する中空部3
5が夫々同軸で形成されて、貫通孔34を本体ハウジン
グ2の後方に設けた回収部36まで連通させている。
【0012】一方、回転盤24において、図1の下側に
は、パンチ機構が設けられている。このパンチ機構は、
回転盤24の前面に固着されたコ字状の受台37と、そ
の受台37における回転盤24との固着部38内で、第
2スライド体29と取付ボルト25を中心とした点対称
の位置で前後移動可能に軸支されるパンチ部材としての
パンチホルダ39とからなり、パンチホルダ39は、固
着部38と、パンチホルダ39の後端のフランジ40と
の間に設けたコイルバネ41によって、スピンドルハウ
ジング13の前面に当接する図1の後退位置に付勢され
て、パンチホルダ39の前端に突設されたパンチ42を
受台37のコ字状空間内に位置させている。43は、受
台37の先端側に穿設されて前進したパンチ42が遊挿
可能な受け孔である。
【0013】よってここでは、回転盤24を180°ず
つ回転させると、第1スライド体15の前方に、チャッ
ク機構の第2スライド体29と、パンチ機構のパンチホ
ルダ39との何れかを位置させることができる。なお、
この場合、回転盤24の回転に伴って第2スライド体2
9が第1スライド体15と回転盤24の周方向で嵌脱で
きるように、第1スライド体15の前端の凹部は、第2
スライド体29の後端の移動軌跡に沿った凹溝44とな
っている。また、回転盤24の側面には、回転時に前進
位置の第1スライド体15と干渉しないように、第2ス
ライド孔26と連通する図示しない切欠きが形成されて
いる。さらに、回転盤24の後面で取付ボルト25を中
心とする点対称位置には、スチールボール45,45が
コイルバネ46,46によって後方へ付勢されて収納さ
れている。このスチールボール45,45は、第1スラ
イド体15の前方に第2スライド体29またはパンチホ
ルダ39が位置する状態で、スピンドルハウジング13
の前面に凹設した凹部47,47と嵌合して、回転盤2
4の位置決めとなるものである。
【0014】以上の如く構成されたリベット締結具1に
おいては、リベットを締結する部材へのパンチ加工も行
うことができる。例えば、図1の状態からでは、まず回
転盤24を回転させて、第2スライド体29を第1スラ
イド体15から離脱させた後、スイッチ22をONして
第1スライド体15を後退させる。次に、回転盤24を
回転操作して、図3のように、パンチホルダ39を後退
した第1スライド体15の前方に位置させる。そして、
パンチ42と受台37の受け孔43とを結ぶ線上に穿孔
位置が来るように、部材W(1または複数)を受台37
にあてがって固定する。この状態でスイッチレバー23
を押し込んでスイッチ22をONさせ、第1スライド体
15を前進させると、第1スライド体15に押されてパ
ンチホルダ39も二点鎖線で示す位置まで前進するた
め、先端のパンチ42が部材Wを貫通して受け孔43に
遊挿する。穿孔後、再びスイッチ22をONして第1ス
ライド体15を後退させると、コイルバネ41の付勢に
よってパンチホルダ39も実線位置へ後退し、パンチ加
工は完了する。
【0015】続いてリベット締結を行う場合、図3の状
態から回転盤24を回転させて、パンチホルダ39を第
1スライド体15の前方から離反させた後、スイッチ2
2をONして第1スライド体15を前進させる。次に、
回転盤24を回転させると、図1のように、第2スライ
ド体29の後端が第1スライド体15の凹溝44に嵌合
し、両者が軸方向で連結される。よって、ノーズピース
28にリベットRのシャフト部分を差し込み装着し、リ
ベットRの先端側を複数の部材に穿設した透孔に差し込
み、スイッチレバー23を押し込んでスイッチ22をO
Nさせると、第1スライド体15と共に第2スライド体
29も後退してチャックケース30を後退させる。この
とき、チャック31はプッシャ32によって前方へ付勢
されているから、テーパ孔の案内によってチャック31
が縮小し、リベットRのシャフトを把持したまま後退す
る。よって、先端側では、シャフト外周のリベット本体
が座屈変形して広がり、鍔部との間で部材をカシメ結合
すると共に、シャフトが破断して締結が完了する。
【0016】なお、再びスイッチ22をONして第1ス
ライド体15を前進させると、破断したシャフトは、チ
ャック31による把持を解かれるため、プッシャ32及
び第1スライド体15、第2スライド体29の中空部3
5を通って後方の回収部36に貯留される。回収部36
では、蓋48の開放によってまとめて廃棄できる。
【0017】このように、上記形態1のリベット締結具
1によれば、スピンドルハウジング13の前端に、パン
チホルダ39とチャック機構とを夫々併設した回転盤2
4を設けて、回転盤24の回転操作により、パンチホル
ダ39とチャック機構とを選択して第1スライド体15
の前方に配置可能とすると共に、第1スライド体15の
前方に配置した際のパンチホルダ39とチャック機構と
を、第1スライド体15に連動して夫々動作可能とした
ことで、一つの工具でパンチ加工とリベット締結とが連
続して行える。よって、工具を持ち替える必要がなくな
り、パンチ加工も含めたリベット締結作業を簡単且つ迅
速に行うことができる。特に、移動体として回転盤24
を採用しているから、チャック機構とパンチ機構とを併
設する移動体がコンパクトに形成でき、両機構の選択に
係る操作も容易に行えるようになっている。
【0018】なお、回転盤は、上記形態のような板状に
限らず、円形としても良いし、両端にチャック機構とパ
ンチ機構とを夫々設けた棒状のアームとしても良い。ま
た、180°回転させる構造に限定せず、例えば90°
等のもっと小さい角度で両機構を選択可能とすることも
できる。この場合、回転盤は、中心側が軸着される扇形
等にしても差し支えない。一方、移動体としては、同心
円上で回転させる形態にとどまらず、例えばスピンドル
ハウジングの前端でアリ形のレールと溝との嵌合によっ
て左右や上下にスライドするスライド体として、スライ
ドにより第1スライド体の前方にチャック機構とパンチ
機構とを選択して配置させる形態も採用可能である。さ
らに、チャック機構とパンチ機構との構造も上記形態に
限定するものではなく、例えばパンチ機構では、コイル
バネをなくして第2スライド体と同様の構造で第1スラ
イド体に連結させたりもできる。その他、両機構は夫々
移動体に1つずつ設けるものに限らず、リベットの径や
パンチの径を選択できるように複数ずつ設けることも可
能である。
【0019】《形態2》次に、第2発明に対応する実施
の形態を説明する。なお、形態1と同機能の構成部は同
じ符号を付して重複する説明は省略する。図4は、リベ
ット締結具1の縦断面図で、ここではモータ3は本体ハ
ウジング2の前方にあって、その回転は、前方の第2出
力軸6、中間シャフト8、クランクシャフト10と後方
へ順に伝達され、クランクシャフト10の偏心ピン12
は、第1スライド体15の後端で連結されている。ま
た、スピンドルハウジング13は、ノーズハウジング2
7と直接同軸で連結されて、第1スライド体15の前端
に、チャック機構を形成するチャックケース30がネジ
結合され、さらに第1スライド体15の軸心に、チャッ
ク31を前方へ付勢するプッシャ32が内挿されてい
る。
【0020】一方、スピンドルハウジング13の左側方
には、図5,6に示すように、支持アーム49が突設さ
れ、その支持アーム49の先端に、外付けアームとし
て、平面くの字状の揺動アーム50が、ボルト51によ
って揺動可能に軸着されている。この揺動アーム50の
基端側(スピンドルハウジング13側)には、ピン52
が固着され、そのピン52は、スピンドルハウジング1
3の側方で前後方向に穿設された長孔53を貫通して、
第1スライド体15の前方外周に凹設された凹溝54に
挿入している。一方、揺動アーム50の先端側には、ノ
ーズハウジング27側へ向けてパンチ部材としてのパン
チ55が突設されている。よって、第1スライド体15
が後退すると、図5の二点鎖線で示すように、ピン52
が後退して揺動アーム50を右回転させ、先端のパンチ
55を穿孔方向(ノーズハウジング27側)へ移動させ
ることになる。なお、スピンドルハウジング13の側方
には、旋回移動したパンチ55が遊挿可能な受け筒56
が固着されている。
【0021】以上の如く構成されたリベット締結具1に
おいて、パンチ加工を行う場合、まず図5に示すよう
に、受け筒56に穿孔位置を位置決めして部材Wを固定
し、この状態でスイッチレバー23を押し込んでスイッ
チ22をONさせ、第1スライド体15を後退させる。
すると、第1スライド体15がマイクロスイッチ19で
検出される後退位置(図4に二点鎖線で示す)まで後退
することで、前述のようにピン52を介して揺動アーム
50が回転し、先端のパンチ55が部材Wを貫通して図
5の二点鎖線のように受け筒56に遊挿する。その後再
びスイッチ22をONして第1スライド体15を前進さ
せると、ピン52を介して揺動アーム50が逆方向へ回
転してパンチ55が図5の実線位置へ後退し、パンチ加
工は完了する。
【0022】続いてリベット締結を行う場合、形態1と
同様にノーズピース28にリベットRのシャフトを差し
込み装着し、リベットRの先端を部材に穿設した透孔に
差し込む。この状態で、スイッチレバー23を押し込ん
でスイッチ22をONさせ、第1スライド体15を後退
させると、チャックケース30も後退してチャック31
にリベットRのシャフトを把持させ、そのまま第1スラ
イド体15と共に後退する。よって、リベット本体が座
屈変形して広がり、部材をカシメ結合すると共に、シャ
フトが破断して締結が完了する。なお、この場合も破断
したシャフトは、第1スライド体15の前進に伴うチャ
ック31の把持解除によって、プッシャ32及び第1ス
ライド体15の中空部35を通って本体ハウジング2の
後方に設けられたカップ57内に貯留される。所定量貯
留後は、図4の二点鎖線で示すようにカップ57の開放
によってまとめて廃棄可能となる。
【0023】このように、上記形態2のリベット締結具
1においても、スピンドルハウジング13の外部に、パ
ンチ55を備えて第1スライド体15の前後移動に連動
し、パンチ55を穿孔方向へ動作させる揺動アーム50
を設けたことで、一つの工具でパンチ加工とリベット締
結とが連続して行える。よって、工具を持ち替える必要
がなくなり、パンチ加工を含めたリベット締結作業を簡
単且つ迅速に行うことができる。特に、形態1のリベッ
ト締結具に比べて付加機構が少ないので、大きさや重量
において有利な形態と言える。また、外付けアームとし
て揺動アーム50を採用しているから、揺動中心の位置
や距離等の設定によってパンチ55の旋回ストロークや
穿孔位置等が調整しやすくなり、パンチ加工に好適な外
付けアームが得られる。
【0024】なお、外付けアームとしては上記形態のよ
うな揺動アームとする構造に限らず、単に棒状や板状の
外付けアームをハウジングを貫通させて第1スライド体
へ例えば直交状に連結し、その外付けアームの先端にパ
ンチ部材を突設することで、第1スライド体に連動した
外付けアームの平行移動によってパンチ加工を可能とし
ても良い。また、外付けアームは、スライド体に連動し
て動作可能であれば、ハウジングの上下左右何れに設け
ることもできるし、1つに限らず、パンチ径を選択でき
るように複数設けることも可能である。
【0025】
【発明の効果】請求項1及び3に記載の発明によれば、
一つの工具でパンチ加工とリベット締結とが連続して行
えるため、工具を持ち替える必要がなくなり、パンチ加
工を含めたリベット締結作業を簡単且つ迅速に行うこと
ができる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1の
効果に加えて、移動体を、パンチ部材とチャック機構と
を同心円上に配置し、回転操作によってパンチ部材とチ
ャック機構とが移動可能な回転盤としたことで、パンチ
部材とチャック機構とを併設する移動体がコンパクトに
形成でき、両者の選択に係る操作も容易に行える。請求
項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、
外付けアームを、先端にパンチ部材を備えて中間部位が
ハウジングの外部で回動可能に軸着される揺動アームと
したことで、揺動中心の位置や距離等の設定によってパ
ンチ部材の旋回ストロークや穿孔位置等が調整しやすく
なり、パンチ加工に好適な外付けアームが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形態1のリベット締結具の縦断面図である(リ
ベット締結時)。
【図2】形態1のリベット締結具の正面図である。
【図3】形態1のリベット締結具の縦断面図である(パ
ンチ加工時)。
【図4】形態2のリベット締結具の縦断面図である。
【図5】形態2のリベット締結具の一部平面断面図であ
る。
【図6】形態2のリベット締結具の一部左側面図であ
る。
【符号の説明】
1・・リベット締結具、2・・本体ハウジング、3・・
モータ、10・・クランクシャフト、12・・偏心ピ
ン、13・・スピンドルハウジング、15・・第1スラ
イド体、21・・制御回路、24・・回転盤、29・・
第2スライド体、30・・チャックケース、31・・チ
ャック、37・・受台、39・・パンチホルダ、42,
55・・パンチ、50・・揺動アーム。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、モータ駆動で任意に前
    後移動可能なスライド体を設ける一方、前記ハウジング
    の前端に、パンチ部材と、リベットのシャフトを把持可
    能なチャック機構とを夫々前後移動可能に併設した移動
    体を設けて、前記移動体の移動操作により、前記パンチ
    部材とチャック機構とを選択して前記スライド体の前方
    に配置可能とすると共に、前記スライド体の前方に配置
    した際の前記パンチ部材とチャック機構とを、前記スラ
    イド体に連動して夫々動作可能としたことを特徴とする
    リベット締結具。
  2. 【請求項2】 移動体が、パンチ部材とチャック機構と
    を同心円上に配置し、回転操作によって前記パンチ部材
    とチャック機構とが移動可能な回転盤である請求項1に
    記載のリベット締結具。
  3. 【請求項3】 ハウジング内に、モータ駆動で任意に前
    後移動可能なスライド体を設けると共に、そのスライド
    体の前端に、リベットのシャフトを把持可能なチャック
    機構を設けたリベット締結具であって、 前記ハウジングの外部に、パンチ部材を備えて前記スラ
    イド体の前後移動に連動し、前記パンチ部材を穿孔方向
    へ動作させる外付けアームを設けたことを特徴とするリ
    ベット締結具。
  4. 【請求項4】 外付けアームが、先端にパンチ部材を備
    えて中間部位がハウジングの外部で回動可能に軸着され
    る揺動アームである請求項3に記載のリベット締結具。
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