JP2003311232A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2003311232A
JP2003311232A JP2002117596A JP2002117596A JP2003311232A JP 2003311232 A JP2003311232 A JP 2003311232A JP 2002117596 A JP2002117596 A JP 2002117596A JP 2002117596 A JP2002117596 A JP 2002117596A JP 2003311232 A JP2003311232 A JP 2003311232A
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JP2002117596A
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Satoshi Kato
学司 加藤
Yutaka Yoshikawa
吉川  裕
Hideaki Wada
英昭 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実験室等の狭い室内でも場所をとらずに簡
単に設置できる洗浄装置を提供することである。 【解決手段】少なくとも両側部の縦枠3,3とこれらを
連結する上枠5とから構成され、実験台(テーブル)に
取付けられた洗浄槽2の上部空間を囲む上ケース部1a
(枠体)と、この上ケース部1aの内面に取付けられ、
前記洗浄槽2の上方にブラシ17が突出した回転ブラシ
洗浄機6とを備える。回転ブラシ洗浄機6は、先端にブ
ラシ17を着脱可能に取付けたものである

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実験台等のテーブ
ルの端面に取付けられた洗浄槽部分に設置される、フラ
スコやビーカーなどを洗浄するための洗浄装置に関す
る。
【従来の技術】
【0002】従来、大学や研究所の実験室や研究室で
は、フラスコ、ビーカー、試験管等の実験器具を洗浄す
るのに、モーターでブラシを回転させて洗浄する回転ブ
ラシ洗浄機が使用されている。このような回転ブラシ洗
浄機は、操作に熟練を必要とせず、実験器具等の汚れを
簡単に落とすことができるという利点がある。
【0003】このような回転ブラシ洗浄機としては、ブ
ラシをモータ軸と着脱可能に装着し、洗浄装置本体を壁
掛け用ホルダーに装着した壁掛け型の洗浄機(実開平2
−25965号公報)、脱着式の洗浄ブラシを容器の周
壁および底部内面に摺接させ、回転軸から回転ブラシへ
洗浄水および洗剤を供給しながらブラシを回転させて洗
浄する洗浄機(実登第3000816号公報)、噴射管
から温湯を放出させながらブラシを回転させて試験管の
内部を洗浄する洗浄機(実開昭55−30003号公
報)、コップの内外面を洗浄するブラシを有した洗浄機
(実開平7−37034号公報)等が知られている。
【0004】しかし、上記したような回転ブラシ洗浄機
は、通常、水栓(カラン)を備えた大きな流し台ような
水槽付き洗浄台に取り付けられている。従って、回転ブ
ラシ洗浄機を使用するには洗浄台ごと設置しなければな
らない。通常の洗浄台は、幅が750〜1200mm、
奥行が800mm近くあり、予備洗浄槽(予浸槽)を付
設した洗浄台にいたっては幅が2000mmにも及ぶた
め、広い設置スペースを必要とする。
【0005】ところが、一般に実験室等は多くの実験器
具や装置類が設置されているため、上記のような大きな
洗浄台を設置するためのスペースを確保するのが非常に
困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実験
室等の狭い室内でも場所をとらずに簡単に設置できる洗
浄装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく検討を重ねる過程で、図11に示すように
実験台14の端部に通常取り付けられている陶製の洗浄
槽2および水栓2aに着目し、これに回転ブラシ洗浄機
を取付けられないかと考え、さらに検討を重ねた結果、
少なくとも洗浄槽2の上部空間を枠体で囲み、この枠体
の内面に回転ブラシ洗浄機を取付けることにより、実験
室等の狭い室内でも場所をとらずに簡単に洗浄装置を設
置できるという新たな知見を得て、本発明を完成するに
至った。
【0008】すなわち本発明の洗浄装置は以下の構成か
らなる。 (1) 少なくとも両側部の縦枠とこれらを連結する上枠と
から構成され、テーブルに取付けられた洗浄槽の上部空
間を囲む枠体と;この枠体の内面に取付けられ、前記洗
浄槽の上方にブラシ部分が突出した回転ブラシ洗浄機と
を備えた洗浄装置。 (2) 前記回転ブラシ洗浄機は、先端にブラシを着脱可能
に取付けたものである前記(1)記載の洗浄装置。 (3)前記枠体に、洗剤貯留タンク、すすぎ水貯留タン
ク、洗浄した容器を下向きに保持するための水切り用容
器保持手段、可倒式作業台および廃液を貯留するための
廃液タンクから選ばれる少なくとも1種が取付けられて
いる前記(1) または(2)記載の洗浄装置。
【0009】なお、本発明の洗浄装置は、テーブルの端
面に洗浄槽が取付けられている限り、実験室や研究室の
ほか、病院、厨房、食品工場などでも使用可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる洗浄装置を
実験台(テーブル)に取付けた洗浄槽に適用した場合を
例にあげて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明にかかる洗浄装置の一実施形
態を示す正面図、図2はその側面図である。図1および
図2に示すように、この洗浄装置は、実験台14の端面
に取り付けられた洗浄槽2およびその上部空間を囲むよ
うに床面上に設置された枠体1を有している。
【0012】この枠体1は、床面上に設置された下ケー
ス部1b(下部枠体)と、その上部に載置され洗浄槽2
の上部空間を囲む上ケース部1a(上部枠体)とから構
成されており、両ケース部1aおよび1bは両側部でボ
ルト止めなどにより一体に連結されている。上ケース部
1aは、両側に立設された一対の縦枠3,3と、これら
を連結する上枠5とを基本構成要素とし、両側面部、天
面部および背面部(図1,2に符号4で示す)はそれぞ
れ面材で塞がれ、前面が開口した箱形で構成されてい
る。また、洗浄槽2から下の部分に位置する下ケース部
1bは、両側に立設され面材で塞がれた一対の縦枠
3’,3’と、前面の幕板53および開閉扉13,13に
て構成されている。幕板53は両側部が縦枠3’,3’
に取り付けられている。なお、枠体1は、両側面部、天
面部、背面4を面材で塞がず、縦枠3,3,3’,3’と
上枠5のフレームのみであってもよい。また、下ケース
部1bを使用せずに、床面上に立てた支持脚または支持
枠(図示せず)にて上ケース部1aを支持するようにし
てもよい。
【0013】図2に示すように、縦枠3,3の背部には
段部3aが形成されており、この段部3aを実験台14
の縁部に載置する。また、縦枠3’,3’の下部には高
さ調整用のフットジャッキ16が設けられている。これ
は、高さが異なる実験台14でも設置可能とするためで
ある。
【0014】上ケース部1aにおける縦枠3,3の一方
(図1で左側の縦枠3)には、収納部50が形成されて
いる。この収納部50には、下から順に回転ブラシ洗浄
機6のモータ21、洗剤貯留タンク9、すすぎ水貯留タ
ンク10および回転ブラシ洗浄機6等の操作ボックス2
9が収納されている。縦枠3の外面には、洗剤貯留タン
ク9およびすすぎ水貯留タンク10の取り換えや液補充
用の扉(図示せず)が設けられている。また、収納部5
0の洗浄槽2側の外面には可倒式作業台8が設置されて
いる。モータ21は、図3に示すように、内壁から回転
軸21aが突出するように収納部50の内壁51にボル
トなど(図示せず)で固定される。
【0015】他方の縦枠3の内面には、図1に示すよう
に、ハンガー付き乾燥ボード7(水切り用容器保持手
段)および漏斗11を保持するための漏斗受け43が設
けられている。また、上枠5の内面には照明ランプ45
が取付けられている。
【0016】一方、下ケース部1bには、2つの廃液タ
ンク13,13が収容されており、上ケース部1a内に
取付けられた漏斗11から配水管12を経て廃液が供給
され貯留される。廃液タンク13の収容および取り出し
は下ケース部1b前面の開閉扉15,15にて行う。
【0017】枠体1を設置するには、上ケース部1aお
よび下ケース部1bを連結した後、洗浄槽2および水栓
2aを覆うように上から枠体1を被せ、縦枠3,3背部
の段部3aを実験台14の縁部に載置し、必要に応じて
下部のフットジャッキ16で高さ調整すればよい。ま
た、下ケース部1bを洗浄槽2を囲むように床面上に設
置した後、この下ケース部1b上に上ケース部1aを載
置し、一体に連結してもよい。このように枠体1は、実
験台14に既設の洗浄槽2付近に置くだけでよいため、
場所をとらずに簡単に設置できる。また、実験台14の
洗浄槽2付近は実験室でも未利用空間であるため、この
空間を有効利用することができる。特に、枠体1におけ
る上ケース部1aの上に保管ケースや乾燥器などを設置
すると、より一層未利用空間の有効利用を図ることがで
きる。
【0018】回転ブラシ洗浄機6は、図3に示すよう
に、針金などからなる軸芯18と、この軸芯18の周囲
に植設した毛材19とからなるブラシ17と、収納部5
0の内壁51にねじ止め等によって取り付けられたモー
タ(回転駆動源)21と、このモータ21の回転軸21
aに前記ブラシ17を着脱可能に連結したアダプタ22
とから構成される。
【0019】毛材19は、例えば馬毛などの獣毛、各種
の合成繊維、植物繊維などから形成される。この毛材1
9には、着脱可能な布カバー20を被せるのが好まし
く、これによりビーカー等のガラス器具の内面に傷がつ
くのを防ぐことができ、かつ洗浄する容器の内面を隅々
まで洗うことができるため、精度が要求される計量容器
等の洗浄に好適である。この布カバー20の材質として
は、例えばポリエステルやポリプロピレン等の合成繊維
から作られた不織布等が挙げられる。
【0020】モータ21は回転速度の調整可能な回転変
速器付きのモータが使用される。これにより、洗浄する
容器の汚れ具合により回転速度を調整してビーカー等の
容器を洗浄できる。回転速度の調整は、操作ボックス2
9に設けたつまみを回して行う。すなわち、操作ボック
ス29には、モータ回転数調整用インバータが内蔵され
ており、周波数変換によるインバータ方式の採用により
ブラシの回転数を自在に調整可能である。一般には標準
回転数は250回転/分であり、これを中心に回転数を
増減させて調整する。また、ブラシの回転始動および停
止は、床上に載置されたフットペダル30で行われる。
【0021】ブラシ17の前方および上方には、図1,
2に示すような、透明ないし半透明の防滴カバー57が
設けられている。これにより、回転ブラシ洗浄機6を使
用したときに水が飛散して服を濡らすのを防ぐことがで
きる。また、防滴カバー57は、洗浄作業中に誤ってガ
ラス容器が破損して飛散するのを遮蔽する防護カバーと
しての作用もある。
【0022】モータ21とブラシ17とを着脱可能に連
結するためのアダプタ22は、図4(1)〜(4)に示すよう
に、筒形で構成され、外表面には貫通孔26に連通する
ガイド溝23が形成されている。このガイド溝23はブ
ラシ17挿入側の端面から軸方向に延びる部分23aと
周方向に延びる部分23bとこれからブラシ17挿入側
に向かって軸方向に延びる部分23cとからなり、これ
らが連続して形成されている。
【0023】図4(4)に示すように、アダプタ22の貫
通孔26には段部27が形成されており、これにより貫
通孔26はモータ21の回転軸21aを挿入・固定する
ための小径部26aと、ブラシ17の端部を挿入するた
めの大径部26bとに分かれる。大径部26bの末端に
はスプリング24が挿入されている。一方、ブラシ17
の端部には、図5に示すように、ブラシ取付部18aが
嵌着されている。このブラシ取付部18aの先端部に
は、前記ガイド溝23に沿って移動可能なピン28が突
設されている。
【0024】ブラシ17をモータ21に連結するために
は、まず、収納部50の内壁51から突出した回転軸2
1aを小径部26aに挿入し、アダプタ22に設けたね
じ孔52(図4(1)、(4))から固定ねじを螺入し、
回転軸21aに圧接させ固定する。次に、アダプタ22
の大径部26bにブラシ17の取付部18aを挿入し、
ピン28が係合するガイド溝部分23aに沿って軸方向
に進み、ついでガイド溝部分23bに沿って周方向に回
し、さらにガイド溝部分23cに沿って軸方向に戻る。
ガイド溝部分23cでは、スプリング24の付勢力によ
って取付部18aはガイド溝部分23cの末端部に押圧
されているので、誤ってブラシ17がアダプタ22から
離脱するのを確実に防止している。
【0025】一方、ブラシ17を取り外す場合には、前
記と逆に、スプリング24の付勢力に抗してガイド溝部
分23cからガイド溝部分23bおよび23aに沿って
ピン28に案内されながら取付部18aを移動させるこ
とにより、簡単に大径部27bから離脱させることがで
きる。このため、ブラシ17の交換が容易になり、容器
の大きさに合わせて最適な大きさのブラシ17を使用す
ることができるので、洗浄効率が向上する。
【0026】ハンガー付き乾燥ボード7は、図6
(a)、(b)に示すように、板材30と、その板材3
0に配設された複数列のレール31と、これらのレール
31に移動可能に取付けられビーカー等の容器を掛ける
ためのハンガー32とから構成されている。板材30の
上部には、縦枠3に取り付けるためのフック穴30a,
30aが設けられている。ハンガー32は、レール31
に移動可能に取付けられているので、容器の大きさに応
じて適切な間隔を自在に設定するこができる。
【0027】また、本実施形態では、水切り用保持手段
としてハンガー付き乾燥ボード7を使用したが、本発明
はこれに限定するものではなく、洗浄した容器を下向き
に保持して水切りを行うことができるかぎり、乾燥ボー
ド7の形態に限定されず、例えば網状の棚等を設置して
もよい。また、ハンガー付き乾燥ボード7の取付け位置
は、縦枠3の内面に限定されるものではなく、背板4の
内面に取付けてもよい。このハンガー付き乾燥ボード7
に洗浄が完了した容器を下向きにかけることにより、容
器に付着した水の水切りおよび自然乾燥を行うことがで
きる。
【0028】可倒式作業台8は、図7(a)に示すよう
に、一端が縦枠3,3の一方(すなわち、収納部50の
内壁51)に取り付けられ、起立状態と水平状態との間
を回動自在に構成される(矢印Dで示す)。縦枠3,3
の内面には、作業台8を倒したとき、洗浄槽2の上方に
平行に保持させるためのブラケット34,34が取り付
けられている。図7(b)は作業台8を倒した状態を示
す平面図である。図7(a),(b)において、37は作業
台保持部であり、作業台8を立てたとき、作業台8が不
用意に倒れないように内壁51に蝶ねじ、蝶ナットなど
で固定するためのものである。
【0029】図8は、図7(b)のF−F線拡大断面図
である。同図に示すように、作業台8は、一端にコ字形
のローラ受35がヒンジ33を介して取り付けられてい
る。ローラ受35にはローラ36の回転軸39が取り付
けられている。ローラ36は、ブラケット34の上部に
取り付けられた水平に延びるガイド部材38に沿って転
動するので、作業台8は図7(b)に示す矢印E方向に
スライド自在に保持される。ヒンジ33は、ローラ受3
5およびこれに接面する作業台8の上面にまたがって取
り付けられており、これによって作業台8を上方に回動
可能にしている。なお、図8において、40は作業台8
の補強用チャンネルである。
【0030】上記作業台8は、容器等の置き場や簡単な
実験台として使用するためのものである。従って、通常
の洗浄作業時には、作業台8を枠体3に立て掛けてお
く。そして、洗浄を行わないときには、作業台8を立て
た状態で前方に引き出し、水平に倒したのち、再び作業
台8を洗浄槽2にスライドさせる。これは、洗浄槽の上
方には水栓2aが位置するので、水栓2aを避けるため
である。一方、作業台8を使用しない場合には、これと
は逆の順序で作業台8を立てればよい。
【0031】洗剤貯留タンク9は、内部に洗剤が貯留さ
れており、図9に示すように、下部に手動で開閉するコ
ック55が取り付けられ、このコック55に注水管48
が着脱自在に接続されている。これはタンク55の交換
等を行うためである。注水管48には電磁弁46が取り
付けられている。すすぎ水貯留タンク10には純水等の
すすぎ水が貯留されており、洗剤貯留タンク9と同様
に、下部に手動で開閉するコック56が取り付けられ、
これに電磁弁47付きの注水管49が着脱自在に取り付
けられている。洗剤貯留タンク9およびすすぎ水貯留タ
ンク10は、回転ブラシ洗浄機6の上方の収納部50内
に設置されている。電磁弁46,47の開閉はそれぞ
れ、図1に示すような、操作ボックス29に取付けられ
たスナップスイッチ41,42によって行う。
【0032】容器を洗浄する際には、あらかじめブラシ
17または容器を水道水等で濡らした後、スイッチ41
をオンにして洗剤貯留タンク9の電磁弁46を開き、注
水管48からブラシ17に適量の洗剤を供給する。ま
た、洗浄した容器のすすぎの初回は水栓2aを使用して
水道水ですすぎを行い、最後にスイッチ42をオンにし
て、すすぎ水貯留タンク10の電磁弁47を開き、注水
管49から容器にすすぎ水を供給する。すすぎ水には、
一般に蒸留水、純水、イオン交換水などが使用される。
【0033】2つの廃液タンク13,13が下ケース部
1b内に収容されており、上ケース部1a内に取付けら
れた漏斗11から配水管12がタンク13,13内に導
入される。洗浄槽から排出できない廃液(有害物、危険
物質などを含む廃液)は、漏斗11から排水管12を経
て廃液タンク13に送られて貯留される。また、排水管
12の途中に三方コック12aを設けて、いずれかの廃
液タンク13,13へ排出先を切替可能にしている。
【0034】また、洗浄槽2には、その底部に安全マッ
ト44を敷いておくのが好ましく、これにより洗浄中に
誤って容器を落とした際に、破損するのを防ぐことがで
きる。
【0035】図10は本発明の他の実施形態を示してい
る。すなわち、この実施形態では、実験台14’, 1
4’の間に流し台の洗浄槽2’が設けられている。この
ような場合には、前記した実施形態における上ケース部
1a(上部枠体)を洗浄槽2’の上に被せ、洗浄槽2’
の上部空間を囲むようにすればよい。その他は前述の実
施形態と同じである。なお、図10において、54は実
験台14’, 14’上に設けられた棚である。
【0036】本発明にかかる洗浄装置は、実験室の実験
台14の端面に取付けられた洗浄槽2だけではなく、病
院、食品工場、厨房などのテーブルの端面に取付けられ
た洗浄槽に設置することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の洗浄装置は、狭い実験室等でも
実験台に既設の洗浄槽付近に置くだけでよいため、場所
をとらずに簡単に設置でき、しかも実験台の洗浄槽付近
は実験室でも未利用空間であるため、この空間を有効利
用することができるという効果がある。特に、本発明
は、これまで不可能であった実験台に既設の洗浄槽での
回転ブラシ洗浄機の使用を初めて使用可能にしたもので
あり、洗浄槽での洗浄時間の短縮化やムラのない均一な
洗浄が可能になるなどの効果がある。また、前記回転ブ
ラシ洗浄機において、先端にブラシを着脱可能に取付け
るようにすると、洗浄する容器の大きさに応じてブラシ
を交換でき、効率よく容器を洗浄することができる。本
発明において、前記枠体に前記枠体に、洗剤貯留タン
ク、すすぎ水貯留タンク、洗浄した容器を下向きに保持
するための水切り用容器保持手段、可倒式作業台および
廃液を貯留するための廃液タンクから選ばれる少なくと
も1種を取付けると、洗浄作業をより容易にかつ迅速に
行うことができ、しかも省スペース化も可能となり、狭
い実験室などには好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる洗浄装置を示す正
面図である。
【図2】図1に示す洗浄装置の側面図である。
【図3】回転ブラシ洗浄機を示す部分断面図である。
【図4】(1)は回転ブラシ洗浄機に使用するアダプタ
を示す正面図、(2)はそのA−A線断面図、(3)は
B方向からみたアダプタの底面図、(4)はC−C線断
面図である。
【図5】ブラシ末端の取付部の詳細を示す断面図であ
る。
【図6】(a)および(b)はそれぞれハンガー付き乾
燥ボードを示す正面図および側面図である。
【図7】(a)および(b)はそれぞれ作業台を示す正
面図および平面図である。
【図8】作業台の回動部分の詳細を示す拡大断面図であ
る。
【図9】洗剤タンク貯留および/またはすすぎ水貯留タ
ンクを示す説明図である。
【図10】本発明の他の実施形態にかかる洗浄装置を示
す斜視図である。
【図11】通常の実験台を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 洗浄槽 6 回転ブラシ洗浄機 14 実験台(テーブル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 英昭 大阪市北区同心2丁目1番3号 株式会社 サンプラテック内 Fターム(参考) 3B116 AA23 AB03 BA02 BA16 BB23 BB34 3B202 AA41 BA03 BC01 BD01 BE09 DB04 EA01 EA06 4G057 AF04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも両側部の縦枠とこれらを連結す
    る上枠とから構成され、テーブルに取付けられた洗浄槽
    の上部空間を囲む枠体と、 この枠体の内面に取付けられ、前記洗浄槽の上方にブラ
    シ部分が突出した回転ブラシ洗浄機とを備えた洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】前記回転ブラシ洗浄機は、先端にブラシを
    着脱可能に取付けたものである請求項1記載の洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】前記枠体に、洗剤貯留タンク、すすぎ水貯
    留タンク、洗浄した容器を下向きに保持するための水切
    り用容器保持手段、可倒式作業台および廃液を貯留する
    ための廃液タンクから選ばれる少なくとも1種が取付け
    られている請求項1または2記載の洗浄装置。
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