JP2003310555A - 眼底画像処理方法、眼底画像処理装置、その記録媒体及びそのプログラム - Google Patents

眼底画像処理方法、眼底画像処理装置、その記録媒体及びそのプログラム

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JP2003310555A
JP2003310555A JP2002118116A JP2002118116A JP2003310555A JP 2003310555 A JP2003310555 A JP 2003310555A JP 2002118116 A JP2002118116 A JP 2002118116A JP 2002118116 A JP2002118116 A JP 2002118116A JP 2003310555 A JP2003310555 A JP 2003310555A
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芳郎 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 眼底画像の輝度分布の画像処理の迅速化を図
ることのできる眼底画像処理装置を提供する。 【解決手段】 眼底画像を表示する表示手段2と、基準
領域設定用座標点を指定する指定手段4と、基準領域設
定用座標点に基づき基準領域を演算により設定する基準
領域演算手段1と、残りの眼底画像に関する基準領域を
設定するために残りの眼底画像について指定された少な
くとも1個の基準領域設定用座標点と前記選択眼底画像
について位置を異ならせて指定された複数個の基準領域
設定用座標点とに基づき残りの眼底画像についての基準
領域を演算により設定する基準領域演算手段1と、各眼
底画像G1〜G9についての特定領域を設定するために
各眼底画像について指定された特定領域設定用座標点と
各基準領域とに基づき特定領域を演算により設定する特
定領域演算手段1とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼底画像について
の画像処理の迅速化を図ることのできる眼底画像処理方
法、眼底画像処理装置、その記録媒体及びそのプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、眼科撮影の分野では、可視蛍
光剤、赤外蛍光剤を用いて眼底を連続的に撮影し、この
可視蛍光剤、赤外蛍光剤の眼底での現れ具合を観察し、
眼底に病変部があるかないかを診断することが行われて
いる。
【0003】このような可視蛍光剤、赤外蛍光剤を用い
ての眼底撮影では、蛍光剤が眼底に現れ始めてから、蛍
光剤が眼底からなくなるまでの一連の過程において、多
数回の撮影が行われる。
【0004】その眼底画像の輝度は、蛍光剤が眼底の血
管に現れ始めた直後でその眼底の血管に流れる蛍光剤の
量が少ないときは乳頭部の近傍のみが若干明るいが全体
的に暗く、眼底に流れる蛍光剤の量が多くなり、蛍光剤
が眼底の血管に行き渡るに伴って、全体的に眼底画像の
輝度が高くなり、蛍光剤が眼底の血管に十分に行き渡っ
た後、眼底の血管に流れる蛍光剤の量が少なくなるに伴
って、その眼底画像の輝度が全体的に次第に低くなる。
【0005】このような輝度変化をする眼底画像を連続
的に撮影すると、眼底画像の輝度が連続的に変化する眼
底画像が複数枚得られる。
【0006】その複数枚の眼底画像は適宜選択されて診
断に用いられるが、この種の眼底画像を生のままで見た
のでは、眼底画像の輝度が低すぎると、病変部の特定が
難しく、また、眼底画像の輝度が高すぎても、病変部の
特定が難しいので、近時、その眼底の病変部の診断に、
その眼底画像の輝度を画像処理する眼底画像処理手法が
取り入れられつつある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】その眼底画像の輝度を
画像処理する際に、乳頭部の形状が比較的認識しやすい
ことから、その乳頭部の外縁を楕円に近似してその楕円
の内部を基準領域に設定してこの基準領域内の平均輝度
を用いて特定領域である病変部の輝度を画像処理するこ
とが考えられる。
【0008】ところで、その基準領域を設定するには、
画面上で乳頭部の外縁と考えられるところの位置の異な
る外縁部位を基準領域設定用座標点として少なくとも3
〜4個指定しなければならない。
【0009】この場合に、複数枚の眼底画像の中から1
枚の眼底画像を選択して、その選択眼底画像の乳頭部位
を基準領域に設定し、残りの眼底画像についてはその選
択画像についての基準領域内の輝度を用いて残りの眼底
画像についての特定領域の輝度を画像処理することが考
えられる。
【0010】ところが、蛍光撮影の分野で得られる眼底
画像は、その輝度が経時的に変化したものであり、すな
わち、時間の経過と共に、乳頭部の輝度が変化するもの
であるので、選択眼底画像についての基準領域内の輝度
を用いて、残りの眼底画像についての特定領域の輝度を
画像処理したのでは、残りの眼底画像についての特定領
域の輝度分布を正確に評価することができない。
【0011】そこで、多数枚の眼底画像についてその特
定領域の輝度分布の評価を正確に行うためには、その各
眼底画像毎に基準領域の設定を行わなければならない
が、各眼底画像毎に基準領域を設定することにすると、
その各眼底画像毎に位置を異ならせて外縁部位を指定し
なければならず、例えば、特定領域の輝度分布を解析し
なければならない眼底画像が9枚であるとすると、全て
の眼底画像の基準領域を設定するためには合計36回の
外縁部位である基準領域設定用座標点を指定しなければ
ならず、到底その煩に耐えない作業を強いられることに
なる。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、眼底画像の輝度分布の
画像処理の迅速化を図ることのできる眼底画像処理方
法、眼底画像処理装置、その記録媒体及びその処理プロ
グラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理方法は、同一解像度を有する複数枚の各眼底画像につ
いて特定領域の評価を行うために、各眼底画像について
基準領域を設定し、基準領域内の画素の輝度値の平均と
して平均輝度値を演算により求め、前記各眼底画像につ
いてその特定領域内の画素毎の輝度を当該眼底画像につ
いての基準領域内の画素の平均輝度で除算して、各眼底
画像毎の特定領域内の輝度分布を前記平均輝度に対する
割合として求める眼底画像処理方法であって、前記基準
領域の設定の際の基準に用いる選択眼底画像を指定する
指定ステップと、前記選択眼底画像についての基準領域
を設定するために画面上で位置を異ならせて指定された
複数個の基準領域設定用座標点と残りの眼底画像に関す
る基準領域を設定するために残りの眼底画像について画
面上で指定された少なくとも1個の基準領域設定用座標
点とに基づき、残りの眼底画像の基準領域を演算して設
定する基準領域設定ステップと、前記各眼底画像につい
て特定領域を設定するために前記各眼底画像について指
定された特定領域設定用座標点と前記各眼底画像につい
ての基準領域とに基づき演算して設定する特定領域設定
ステップと、を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の画像処理方法は、残りの
眼底画像について基準領域を設定するための基準領域設
定用座標点を前記画面上で少なくとも1個指定した後、
前記選択眼底画像についての基準領域を設定するための
基準領域設定用座標点を前記画面上で複数個指定するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の画像処理方法は、前記選
択眼底画像について基準領域を設定するための基準領域
設定用座標点を画面上で複数個指定した後、残りの眼底
画像について基準領域を設定するための基準領域設定用
座標点を前記画面上で少なくとも1個指定することを特
徴とする。
【0016】請求項4に記載の画像処理方法は、基準領
域の設定するための基準領域設定用座標点の指定がされ
ていない眼底画像を前記画面に逐次表示して前記各基準
領域の基準領域設定用座標点の指定を行うことを特徴と
する。
【0017】請求項5に記載の画像処理方法は、前記特
定領域は、前記各眼底画像毎に演算により設定された基
準領域と前記特定領域設定用座標点とに基づき、前記特
定領域設定用座標点を中心とする領域として演算により
設定されることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の画像処理方法は、前記基
準領域が前記眼底画像の乳頭部位であり、前記特定領域
が前記眼底画像の病変部位であることを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の画像処理方法は、前記特
定領域の面積が前記基準領域の面積の整数倍であること
を特徴とする。
【0020】請求項8に記載の画像処理方法は、前記各
基準領域内の座標点を特異点画素として指定して、該特
異点画素の輝度を除いて、前記基準領域内の画素の平均
輝度を演算により求めることを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の画像処理方法は、下限輝
度値と上限輝度値とを指定して、該下限輝度値以上で前
記上限輝度値以下の基準領域内の各画素の輝度値を用い
て、前記基準領域内の画素の平均輝度を求めることを特
徴とする。
【0022】請求項10に記載の眼底画像処理装置は、
同一解像度を有する複数枚の各眼底画像について特定領
域の評価を行うために、各眼底画像について基準領域を
設定し、基準領域内の画素の輝度値の平均として平均輝
度値を演算により求め、前記各眼底画像についてその特
定領域内の画素毎の輝度を当該眼底画像についての基準
領域内の画素の平均輝度で除算して、各眼底画像毎の特
定領域内の画素の輝度分布を前記平均輝度に対する割合
として求める眼底画像処理装置であって、前記眼底画像
を画面上に表示する表示手段と、前記基準領域を設定す
るための基準領域設定用座標点を前記画面上で指定する
指定する指定手段と、基準領域設定の際の基本に用いる
選択眼底画像についての基準領域を設定するために位置
を異ならせて指定された複数個の基準領域設定用座標点
に基づき基準領域を演算により設定する基準領域演算手
段と、残りの眼底画像に関する基準領域を設定するため
に残りの眼底画像について指定された少なくとも1個の
基準領域設定用座標点と前記選択眼底画像について位置
を異ならせて指定された複数個の基準領域設定用座標点
とに基づき残りの眼底画像についての基準領域を演算に
より設定する基準領域演算手段と、前記各眼底画像につ
いての特定領域を設定するために前記各眼底画像につい
て指定された特定領域設定用座標点と前記各基準領域と
に基づき前記特定領域を演算により設定する特定領域演
算手段と、を有することを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の眼底画像処理装置は、
前記基準領域を設定するための基準領域設定用座標点が
指定されていない眼底画像を前記画面に逐次表示する表
示制御手段を有することを特徴とする。
【0024】請求項12に記載の眼底画像処理装置は、
複数枚の眼底画像が画面上に同時に表示されていると共
に、各眼底画像についての基準領域設定用座標点の指定
に関連づけられて表示されている基準領域対応線図の色
が変化されることを特徴とする。
【0025】請求項13に記載の眼底画像処理装置は、
前記特定領域の面積を前記基準領域の面積の整数倍に設
定する倍率設定手段が設けられていることを特徴とす
る。
【0026】請求項14に記載の眼底画像処理装置は、
前記画素毎の輝度分布の割合を複数段階に区分して区分
毎に色を異ならせて前記画面上に表示する色処理手段が
設けられていることを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の眼底画像処理装置は、
前記選択眼底画像の選択が自動的に実行されることを特
徴とする。
【0028】請求項16に記載の記録媒体は、同一解像
度を有する複数枚の各眼底画像について特定領域の評価
を行うために、各眼底画像について基準領域を設定し、
基準領域内の画素の輝度値の平均として平均輝度値を演
算により求め、前記各眼底画像についてその特定領域内
の画素毎の輝度を当該眼底画像についての基準領域内の
画素の平均輝度で除算して、各眼底画像毎の特定領域内
の輝度分布を前記平均輝度に対する割合として求めるプ
ログラムが記録されているコンピュータで処理可能な記
録媒体であって、前記基準領域の設定の際の基準に用い
る選択眼底画像を指定する指定ステップと、前記選択眼
底画像についての基準領域を設定するために画面上で位
置を異ならせて指定された複数個の基準領域設定用座標
点と残りの眼底画像に関する基準領域を設定するために
残りの眼底画像について画面上で指定された少なくとも
1個の基準領域設定用座標点とに基づき、残りの眼底画
像の基準領域を演算して設定する基準領域設定ステップ
と、前記各眼底画像について特定領域を設定するために
前記各眼底画像について指定された特定領域設定用座標
点と前記各眼底画像についての基準領域とに基づき演算
して設定する特定領域設定ステップと、を実行するコン
ピュータで処理可能であることを特徴とする。
【0029】請求項17に記載のプログラムは、同一解
像度を有する複数枚の各眼底画像について特定領域の評
価を行うために、各眼底画像について基準領域を設定
し、基準領域内の画素の輝度値の平均として平均輝度値
を演算により求め、前記各眼底画像についてその特定領
域内の画素毎の輝度を当該眼底画像についての基準領域
内の画素の平均輝度で除算して、各眼底画像毎の特定領
域内の輝度分布を前記平均輝度に対する割合として求め
るコンピュータで処理可能なプログラムであって、前記
基準領域の設定の際の基準に用いる選択眼底画像を指定
する指定ステップと、前記選択眼底画像についての基準
領域を設定するために画面上で位置を異ならせて指定さ
れた複数個の基準領域設定用座標点と残りの眼底画像に
関する基準領域を設定するために残りの眼底画像につい
て画面上で指定された少なくとも1個の基準領域設定用
座標点とに基づき、残りの眼底画像の基準領域を演算し
て設定する基準領域設定ステップと、前記各眼底画像に
ついて特定領域を設定するために前記各眼底画像につい
て指定された特定領域設定用座標点と前記各眼底画像に
ついての基準領域とに基づき演算して設定する特定領域
設定ステップと、を実行するコンピュータで処理可能で
あることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる眼底画像処
理方法、眼底画像処理装置、その記録媒体及びそのプロ
グラムの発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明す
る。
【0031】図1は本発明に係わる眼底画像処理装置を
示し、この図1において、1は画像演算処理ソフトウエ
アを組み込んだパーソナルコンピュータ(以下、パーソ
ナルコンピュータという)、2は表示装置としての液晶
ディスプレイ、3はキーボード、4はマウスである。
【0032】液晶ディスプレイ2の画面5には、例え
ば、撮影済みの9枚の眼底画像G1〜G9が表示されて
いるものとする。この眼底画像G1〜G9は時間的条件
を除いてその他の撮影条件は同一である。また、この眼
底画像G1〜G9は同一の解像度(水平解像度X、垂直
解像度Y)を有し、同一被検眼について蛍光撮影法によ
って撮影されたものとする。図2は液晶ディスプレイ2
の画面5の拡大図である。その画面5の右下には、基準
領域の設定の有無を確認させるための認識用画像G1’
〜G9’が眼底画像G1〜G9の配列順に対応させて配
列されている。その認識用画像G1’〜G9’は例えば
円である。
【0033】まず、この9枚の眼底画像の中から基準領
域の設定の際の基準に用いる選択眼底画像をマウス4を
用いて指定する。この選択眼底画像には、基準領域とし
ての乳頭部位6が比較的鮮明にかつ明瞭に認識できるも
のを用いるのが望ましい。その選択眼底画像が例えばG
3であるとする。なお、符号7は血管を示す。
【0034】次いで、図3に示すように、その選択眼底
画像G3について、画面5上で乳頭部位6の外縁8であ
ると思われる箇所の互いに位置の異なる座標点P1(X
31、Y31)〜P4(X34、Y34)をマウス4を
用いて4カ所指定する。乳頭部位6を楕円で近似する場
合には、少なくとも3点あれば良いが、誤差を少なくす
るためにここでは4点指定するものとする。
【0035】例えば、p1(上)、P2(左)、P3
(下)、P4(右)の乳頭部位6の外縁と思われる箇所
を指定する。その座標点P1(X31、Y31)〜P4
(X34、Y34)は基準領域F3の輪郭線軌跡として
の楕円C3を描くために用いられ、以後、座標点P1〜
P4を基準領域設定用座標点という。
【0036】パーソナルコンピュータ1はこの基準領域
設定用座標点P1(X31、Y31)〜P4(X34、
Y34)の座標位置に基づいて基準領域F3の輪郭線で
ある楕円C3を求めるための演算を行う。その演算には
二次曲線を求める公式を用いれば良い。パーソナルコン
ピュータ1は、その演算結果に基づき楕円C3を画面上
に描く。図4はこのようにして楕円C3が描かれた選択
眼底画像G3のみを拡大して示している。
【0037】これにより、この楕円C3の内部が基準領
域F3であると設定される。この楕円C3を求める際
に、その楕円C3の中心座標点O3(Ox3、Oy3)
も演算して求める。このようにして、基準領域F3が設
定されると対応する確認用画像G3’の色が変化し、こ
れによって選択画像G3について基準領域F3が設定さ
れたことが認識される。
【0038】この基準領域F3の内側にある各画素の輝
度が平均輝度値を演算するのに用いられる。その平均輝
度値は、各画素の輝度値の総和を画素の個数で割った値
として求めても良いし、各画素の輝度値を基準領域Fの
面積で割った値として求めても良い。
【0039】次いで、マウス4を用いて、図7に示すよ
うに、選択眼底画像G3について病変部位と思われる箇
所、すなわち、中心座標点Q3(Qx3、Qy3)を指
定する。次に、マウス4を用いて、基準領域F3の面積
の倍数となる特定領域H3の輪郭線を形成する楕円C
3’を病変部位の大きさに対応させて描く。
【0040】次いで、マウス4を用いて画面上で、残り
の眼底画像G1、G2、G4〜G9について、基準領域
F1、F2、F4〜F9を設定するために、基準領域設
定用座標点を少なくとも1個指定する。ここでは、例え
ば、乳頭部位6の上側の外縁部位、すなわち、選択眼底
画像G3についての基準領域設定用座標点P1に対応す
る残りの眼底画像G1、G2、G4〜G9についての基
準領域設定用座標点P1をそれぞれ指定する。
【0041】残りの眼底画像G1、G2、G4〜G9に
ついて基準領域設定用P1を指定すると、その指定され
た残りの眼底画像Giに対応する確認用画像Gi’の色
が順次変化して表示される。
【0042】その残りの眼底画像G1、G2、G4〜G
9についての基準領域設定用座標点P1の座標位置をそ
れぞれP1(X11、Y11)、P1(X21、Y2
1)、P1(X31、Y31)、P1(X41、Y4
1)、P1(X51、Y51)、P1(X61、Y6
1)、P1(X71、Y71)、P1(X81、Y8
1)、P1(X91、Y91)とする。
【0043】パーソナルコンピュータ1は、残りの眼底
画像G1、G2、G4〜G9の基準領域F1、F2、F
4〜F9を演算により設定する。
【0044】すなわち、マイクロコンピュータ1は各眼
底画像G1〜G9については、水平解像度X、垂直解像
度Yが同一であるので、水平方向座標位置、垂直方向座
標位置について、残りの眼底画像G1、G2、G4〜G
9の各基準領域設定用座標点P1の水平方向座標位置X
11、X21、X41〜X91、垂直方向座標位置Y1
1、Y21、Y41〜Y91と選択眼底画像G3の基準
領域設定用座標点P1の水平方向座標位置X31、垂直
方向座標位置Y31との差分D1ΔX、D1ΔY、D2
ΔX、D2ΔY、D4ΔX、D4ΔY〜D9ΔX、D9
ΔYをそれぞれ求める。一般に、 DiΔX=Xi1−X31 DiΔY=Yi1−Y31 ただし、iはここでは3を除く1〜9までの整数であ
る。
【0045】例えば、眼底画像G1について、基準領域
設定用座標点P1を指定した場合、その差分は、図5に
示すように、 D1ΔX=X11−X31 D1ΔY=Y11−Y31 である。
【0046】なお、その図5において、破線で示す血管
は輝度が低いことを意味している。
【0047】次いで、パーソナルコンピュータ1は、残
りの眼底画像G1、G2、G4〜G9について指定され
た基準領域設定用座標点P1と、選択眼底画像G3の残
りの基準領域設定用座標点P2(X32、Y32)、P
3(X33、Y33)、P4(X34、Y34)と、差
分DiΔX、DiΔYとに基づき、残りの各眼底画像G
1、G2、G4〜G9についての基準領域設定用座標点
P2〜P4の水平方向座標位置、垂直方向座標位置を演
算により求める。
【0048】例えば、残りの眼底画像G1について基準
領域F1を設定する演算について説明する。
【0049】この場合、基準領域設定用座標点P1は、
指定によりP1(X11、Y11)である。
【0050】残りの基準領域設定用座標点P2(X1
2、Y12)、P3(X13、Y13)、P4(X1
4、Y14)はD1ΔX、D1ΔYとを用いて以下の演
算式によって求められる。 X12=X32+D1ΔX Y12=Y32+D1ΔY X13=X33+D1ΔX Y13=Y33+D1ΔY X14=X34+D1ΔX Y14=Y34+D1ΔY すなわち、選択眼底画像G3の基準領域設定用座標点P
1に対応する残りの眼底画像G1、G2、G4〜G9の
基準領域設定用座標点P1を少なくとも1点指定すれ
ば、残余の基準領域設定用座標点P2〜P4を演算によ
り求めることができる。
【0051】一般的に、残りの眼底画像Gi(iはここ
では1から9までの整数)の基準領域設定用座標点P2
〜P4を求める演算式は、以下の通りである。 Xi2=X32+DiΔX Yi2=Y32+DiΔY Xi3=X33+DiΔX Yi3=Y33+DiΔY Xi4=X34+DiΔX Yi4=Y34+DiΔY パーソナルコンピュータ1は、これらの演算結果に基づ
いて、基準領域F1、F2、F4〜F9を設定するため
の演算を行い、画面上に基準領域F1、F2、F4〜F
9の輪郭線に対応する楕円C1、C2、C4〜C9を描
かせる。また、この楕円C1、C2、C4〜C9の中心
座標点O1、O2、O4〜O9を演算により求める。
【0052】この中心座標点O1(Ox1、Oy1)、
O2(Ox2、Oy2)、O4(Ox4、Oy4)〜O
9(Ox9、Oy9)を求めるには、演算により求めた
基準領域設定用座標点P2〜P4の座標値Xi2、Yi
2、Xi3、Yi3、Xi4、Yi4と指定された基準
領域設定用座標点P1の座標値Xi1、Yi1とを用い
ても良いし、また、先に求めた中心座標点O3(Ox
3、Oy3)と差分DiΔX、DiΔYを用いても良
い。
【0053】このときには、以下の演算式を用いる。 Oxi=Ox3+DiΔX Oyi=Oy3+DiΔY 図6には、一例として、眼底画像G1について演算によ
り求められた基準領域設定用座標点P2〜P4と選択眼
底画像G3について指定された基準領域設定用座標点P
2〜P4との相対位置関係、眼底画像G1に描かれた楕
円C1を示している。
【0054】パーソナルコンピュータ1は、次いで、こ
の演算により求められた基準領域内の画素の平均輝度値
を求める。これらの結果は、図示を略す記録媒体に一時
的に記録保存される。
【0055】パーソナルコンピュータ1は、残りの眼底
画像G1、G2、G4〜G9の特定領域H1、H2、H
4〜H9の中心座標点Qi(Qxi、Qyi)を、中心
座標点Q3(Qx3、Qy3)と中心座標点O3(Ox
3、Oy3)と、中心座標点O1(Ox1、Oy1)、
O2(Ox2、Oy2)、O4(Ox4、Oy4)〜O
9(Ox9、Oy9)とから求める。
【0056】すなわち、残りの眼底画像Gi(iは3を
除く)の特定領域Hiの中心座標点Qiは、 Qxi=Oxi−Ox3+Qx3 Qyi=Oyi−Oy3+Qy3 次いで、パーソナルコンピュータ1は、基準領域F1、
F2、F4〜F9の面積S1、S2、S4〜S9を演算
により求め、この面積S1、S2、S4〜S9を整数倍
して特定領域H1、H2、H4〜H9の面積Siを演算
により決定する。
【0057】次いで、楕円の面積を求める公式によりそ
の特定領域の半径を求め、中心座標点Qi(Qxi、Q
yi)を中心とする楕円を画面上に描く。
【0058】これにより、例えば、図8に示すように、
眼底画像G1についての特定領域H1の輪郭線としての
楕円C1’が描かれる。
【0059】そして、パーソナルコンピュータ1は、こ
の特定領域H1、H2、H4〜H9内の各画素の輝度に
ついて、基準領域F1、F2、F4〜F9の画素の平均
輝度で除算して、その除算値を求める。
【0060】今、i番目の眼底画像Giの基準領域Fi
内の画素の輝度の平均値をRi、特定領域Hiの画素の
輝度をR’とすると、その特定領域Hi内の各画素の基
準領域Fiの平均輝度に対する割合Tは、 T=R’/Ri パーソナルコンピュータ1は、各眼底画像Giについ
て、特定領域Hi内の全ての画素について、基準領域F
iの平均輝度Riに対する割合Tを求め、この割合Tを
画面5上のその画素を着色して表示する。
【0061】例えば、図9に示すように、特定領域H1
内の画素毎の輝度の割合Tが色に対応づけられて表示さ
れる。その図9において、符号Zは病変部位と特定でき
る箇所が鮮明に浮かび上がって表示された状態を示して
いる。
【0062】その輝度の割合Tと色との対応付けは、眼
底診断を行う者(眼科医)が所望に応じて設定できるよ
うにするのが望ましい。
【0063】すなわち、マウス4を用いて、画面5上の
色処理設定アイコン(図示を略す)をクリックし、画面
5上に複数段階に区分された色処理設定ボックス10を
図10に示すように表示させ、例えば、輝度の分布0を
黒に対応させ、輝度の分布6を白に対応させ、その間を
適宜の色に設定することができるようにするのが望まし
い。
【0064】また、キーボード3を用いて分布値の設定
を行うことができるようにするのが望ましく、例えば、
デフォルトでは、割合Tが閾値0.7以下を輝度分布0
(黒)に対応させ、割合Tが閾値0.7〜閾値0.8を
輝度分布1(青色)に対応させ、割合Tが閾値0.8〜
閾値0.9を輝度分布2(赤色)に対応させ、…、割合
Tが閾値1.3以上を輝度分布6(白)に対応させてい
るが、この発明の実施の形態では、キーボード3を用い
てこれらの閾値を変更することができるようにされてい
る。 (変形例1)以上、発明の実施の形態では、選択眼底画
像G3の基準領域F3の設定をするために、図11に示
すように、画面5上で選択眼底画像G3を指定し(S.
1)、次いで、選択眼底画像G3について位置を異なら
せて基準領域設定用座標点P1〜P4を指定し(S.
2)、次いで、各眼底画像G1、G2、G4〜G9につ
いて病変部位としての特定領域H1〜H9を設定するた
めに、選択眼底画像G3についての病変部位と思われる
特定領域設定用座標点Q3(QX3、QY3)を指定し
(S.3)、次いで、残りの眼底画像Gi(i=1、
2、4〜9)について基準領域設定用座標点P1を指定
し(S.4)、次に、残りの眼底画像G1、G2、G4
〜G9について指定された基準領域座標点P1と選択眼
底画像G3について指定された基準領域設定用座標点P
1〜P4とに基づき、残りの眼底画像G1、G2、G4
〜G9の基準領域F1、F2、F3〜F9を演算して設
定し(S.5)、次いで、この特定領域設定用座標点Q
1〜Q9と各基準領域H1〜H9とに基づき特定領域H
1〜H9を演算により設定し(S.6)、その後、特定
領域Hiの各画素の輝度の割合Tを演算により求め、特
定領域Hi内の輝度分布を画面5上に表示させる(S.
7)ようにしたが、残りの眼底画像G1、G2、G4〜
G9の基準領域設定用座標点P1を先に指定して、後か
ら選択眼底画像G3の基準領域設定用座標点P1〜P4
を指定するようにしても良い。 (変形例2)また、発明の実施の形態では、基準領域設
定用座標点P1〜P4として、乳頭部位6の上下左右の
外縁部位を指定することにしたが、血管7と乳頭部6の
外縁部位8との交点を基準領域設定用座標点P1〜P4
として指定しても良い。 (変形例3)図12に示すように、画面5上に、基準領
域F3内の画素の平均輝度値の演算に用いる輝度値の下
限輝度値と上限輝度値とを入力させる入力ボックス12
を表示し、キーボード3を用いてその下限輝度値と上限
輝度値とを入力させ、基準領域F3内にある画素のう
ち、この下限輝度値と上限輝度値との範囲内にある画素
の輝度値を用いて、その演算に用いる画素の個数で除算
することにより、基準領域F3内の画素の輝度の平均値
を求めるようにしても良い。 (変形例4)図13に示すように、基準領域Fi内の輝
度が異常に高いと思われる血管7上複数個の座標点PQ
を指定して、この指定された座標点PQに対応する画素
を特定点画素としてその輝度値を除外して、平均輝度を
演算するようにしても良い。 (変形例5)この発明の実施の形態では、基準領域Fi
の設定の際の基準に用いる眼底画像Giを目視により選
択することにしたが、複数枚の一連の画像のうちの真ん
中、例えば、G4又はG5を自動的に選択画像として選
択するようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、眼底画像の輝度分布の画像処理の迅速化を図るこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る眼底画像処理装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】 図1に示す液晶ディスプレイの画面の拡大図
である。
【図3】 図2に示す液晶ディスプレイの画面上で指定
された基準領域設定用座標点を示す図である。
【図4】 選択眼底画像G3についての基準領域を説明
するための選択眼底画像G1の拡大図である。
【図5】 図3に示す選択眼底画像G3の基準領域設定
用座標点と眼底画像G1の基準領域設定用座標点との関
係を示す眼底画像G1の拡大図である。
【図6】選択眼底画像G3の基準領域設定用座標点と眼
底画像G1の基準領域設定用座標点とを用いて眼底画像
G1の基準領域を演算により設定するための説明図であ
る。
【図7】 選択眼底画像G3の特定領域を設定するため
の説明図である。
【図8】 眼底画像G1の特定領域を設定するための説
明図である。
【図9】 演算により求められた特定領域の輝度分布の
一例を示す図である。
【図10】 特定領域の輝度分布の設定の一例を示す説
明図である。
【図11】 本発明に係る眼底画像処理方法の処理ステ
ップの一例を示すフロー図である。
【図12】 基準領域の輝度分布の設定の一例を示す説
明図である。
【図13】 基準領域の輝度分布の設定の他の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ(基準領域演算手段、特定
領域演算手段) 2…液晶ディスプレイ(表示手段) 4…マウス(指定手段) 5…画面 G1〜G9…眼底画像

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一解像度を有する複数枚の各眼底画像
    について特定領域の評価を行うために、各眼底画像につ
    いて基準領域を設定し、基準領域内の画素の輝度値の平
    均として平均輝度値を演算により求め、前記各眼底画像
    についてその特定領域内の画素毎の輝度を当該眼底画像
    についての基準領域内の画素の平均輝度で除算して、各
    眼底画像毎の特定領域内の輝度分布を前記平均輝度に対
    する割合として求める眼底画像処理方法であって、 前記基準領域の設定の際の基準に用いる選択眼底画像を
    指定する指定ステップと、 前記選択眼底画像についての基準領域を設定するために
    画面上で位置を異ならせて指定された複数個の基準領域
    設定用座標点と残りの眼底画像に関する基準領域を設定
    するために残りの眼底画像について画面上で指定された
    少なくとも1個の基準領域設定用座標点とに基づき、残
    りの眼底画像の基準領域を演算して設定する基準領域設
    定ステップと、 前記各眼底画像について特定領域を設定するために前記
    各眼底画像について指定された特定領域設定用座標点と
    前記各眼底画像についての基準領域とに基づき演算して
    設定する特定領域設定ステップと、 を備えていることを特徴とする眼底画像処理方法。
  2. 【請求項2】 残りの眼底画像について基準領域を設定
    するための基準領域設定用座標点を前記画面上で少なく
    とも1個指定した後、前記選択眼底画像についての基準
    領域を設定するための基準領域設定用座標点を前記画面
    上で複数個指定することを特徴とする請求項1に記載の
    眼底画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記選択眼底画像について基準領域を設
    定するための基準領域設定用座標点を画面上で複数個指
    定した後、残りの眼底画像について基準領域を設定する
    ための基準領域設定用座標点を前記画面上で少なくとも
    1個指定することを特徴とする請求項1に記載の眼底画
    像処理方法。
  4. 【請求項4】 基準領域の設定するための基準領域設定
    用座標点の指定がされていない眼底画像を前記画面に逐
    次表示して前記各基準領域の基準領域設定用座標点の指
    定を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼底画像処
    理方法。
  5. 【請求項5】 前記特定領域は、前記各眼底画像毎に演
    算により設定された基準領域と前記特定領域設定用座標
    点とに基づき、前記特定領域設定用座標点を中心とする
    領域として演算により設定されることを特徴とする請求
    項1に記載の眼底画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記基準領域が前記眼底画像の乳頭部位
    であり、前記特定領域が前記眼底画像の病変部位である
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼底画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記特定領域の面積が前記基準領域の面
    積の倍数であることを特徴とする請求項1に記載の眼底
    画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記各基準領域内の座標点を特異点画素
    として指定して、該特異点画素の輝度を除いて、前記基
    準領域内の画素の平均輝度を演算により求めることを特
    徴とする請求項1に記載の眼底画像処理方法。
  9. 【請求項9】 下限輝度値と上限輝度値とを指定して、
    該下限輝度値以上で前記上限輝度値以下の基準領域内の
    各画素の輝度値を用いて、前記基準領域内の画素の平均
    輝度を求めることを特徴とする請求項1に記載の眼底画
    像処理方法。
  10. 【請求項10】 同一解像度を有する複数枚の各眼底画
    像について特定領域の評価を行うために、各眼底画像に
    ついて基準領域を設定し、基準領域内の画素の輝度値の
    平均として平均輝度値を演算により求め、前記各眼底画
    像についてその特定領域内の画素毎の輝度を当該眼底画
    像についての基準領域内の画素の平均輝度で除算して、
    各眼底画像毎の特定領域内の画素の輝度分布を前記平均
    輝度に対する割合として求める眼底画像処理装置であっ
    て、 前記眼底画像を画面上に表示する表示手段と、 前記基準領域を設定するための基準領域設定用座標点を
    前記画面上で指定する指定する指定手段と、 基準領域設定の際の基本に用いる選択眼底画像について
    の基準領域を設定するために位置を異ならせて指定され
    た複数個の基準領域設定用座標点に基づき基準領域を演
    算により設定する基準領域演算手段と、 残りの眼底画像に関する基準領域を設定するために残り
    の眼底画像について指定された少なくとも1個の基準領
    域設定用座標点と前記選択眼底画像について位置を異な
    らせて指定された複数個の基準領域設定用座標点とに基
    づき残りの眼底画像についての基準領域を演算により設
    定する基準領域演算手段と、 前記各眼底画像についての特定領域を設定するために前
    記各眼底画像について指定された特定領域設定用座標点
    と前記各基準領域とに基づき前記特定領域を演算により
    設定する特定領域演算手段と、を有する眼底画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記基準領域を設定するための基準領
    域設定用座標点が指定されていない眼底画像を前記画面
    に逐次表示する表示制御手段を有することを特徴とする
    請求項10に記載の眼底画像処理装置。
  12. 【請求項12】 複数枚の眼底画像が画面上に同時に表
    示されていると共に、各眼底画像についての基準領域設
    定用座標点の指定に関連づけられて表示されている基準
    領域対応線図の色が変化されることを特徴とする請求項
    10に記載の眼底画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記特定領域の面積を前記基準領域の
    面積の整数倍に設定する倍率設定手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項10に記載の眼底画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記画素毎の輝度分布の割合を複数段
    階に区分して区分毎に色を異ならせて前記画面上に表示
    する色処理手段が設けられていることを特徴とする請求
    項10に記載の眼底画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記選択眼底画像の選択が自動的に実
    行されることを特徴とする請求項10に記載の眼底画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 同一解像度を有する複数枚の各眼底画
    像について特定領域の評価を行うために、各眼底画像に
    ついて基準領域を設定し、基準領域内の画素の輝度値の
    平均として平均輝度値を演算により求め、前記各眼底画
    像についてその特定領域内の画素毎の輝度を当該眼底画
    像についての基準領域内の画素の平均輝度で除算して、
    各眼底画像毎の特定領域内の輝度分布を前記平均輝度に
    対する割合として求めるプログラムが記録されているコ
    ンピュータで処理可能な記録媒体であって、 前記基準領域の設定の際の基準に用いる選択眼底画像を
    指定する指定ステップと、前記選択眼底画像についての
    基準領域を設定するために画面上で位置を異ならせて指
    定された複数個の基準領域設定用座標点と残りの眼底画
    像に関する基準領域を設定するために残りの眼底画像に
    ついて画面上で指定された少なくとも1個の基準領域設
    定用座標点とに基づき、残りの眼底画像の基準領域を演
    算して設定する基準領域設定ステップと、前記各眼底画
    像について特定領域を設定するために前記各眼底画像に
    ついて指定された特定領域設定用座標点と前記各眼底画
    像についての基準領域とに基づき演算して設定する特定
    領域設定ステップと、を実行するコンピュータで処理可
    能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 同一解像度を有する複数枚の各眼底画
    像について特定領域の評価を行うために、各眼底画像に
    ついて基準領域を設定し、基準領域内の画素の輝度値の
    平均として平均輝度値を演算により求め、前記各眼底画
    像についてその特定領域内の画素毎の輝度を当該眼底画
    像についての基準領域内の画素の平均輝度で除算して、
    各眼底画像毎の特定領域内の輝度分布を前記平均輝度に
    対する割合として求めるコンピュータで処理可能なプロ
    グラムであって、 前記基準領域の設定の際の基準に用いる選択眼底画像を
    指定する指定ステップと、前記選択眼底画像についての
    基準領域を設定するために画面上で位置を異ならせて指
    定された複数個の基準領域設定用座標点と残りの眼底画
    像に関する基準領域を設定するために残りの眼底画像に
    ついて画面上で指定された少なくとも1個の基準領域設
    定用座標点とに基づき、残りの眼底画像の基準領域を演
    算して設定する基準領域設定ステップと、前記各眼底画
    像について特定領域を設定するために前記各眼底画像に
    ついて指定された特定領域設定用座標点と前記各眼底画
    像についての基準領域とに基づき演算して設定する特定
    領域設定ステップと、を実行するコンピュータで処理可
    能なプログラム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006334044A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Kowa Co 眼科測定装置
EP1825804A1 (en) 2004-10-27 2007-08-29 Kowa Company Ltd. Ophtalmological measuring apparatus
JP2007304743A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 視差補間処理方法および処理装置
JP2008295804A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Topcon Corp 眼底検査装置及びプログラム
JP2010279536A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Topcon Corp 眼底画像解析装置、眼底撮影装置及びプログラム
JP2021164663A (ja) * 2020-09-15 2021-10-14 株式会社トプコン 医用画像処理方法及び医用画像処理装置

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