JP2003310235A - シースコア型たばこフィルター - Google Patents

シースコア型たばこフィルター

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JP2003310235A JP2002123151A JP2002123151A JP2003310235A JP 2003310235 A JP2003310235 A JP 2003310235A JP 2002123151 A JP2002123151 A JP 2002123151A JP 2002123151 A JP2002123151 A JP 2002123151A JP 2003310235 A JP2003310235 A JP 2003310235A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所期の喫煙効果を保持するとともに、喫煙後
も優れた意匠性を維持したシースコア型たばこフィルタ
ーを開発する。 【解決手段】 コア部と、該コア部の周囲を囲むシース
部から構成されるシースコア型フィルターであって、シ
ース部に対するコア部の換算通気抵抗の比率が4以上
で、フィルター側面からベンチレーション空気を導入す
る手段を有しないか、シース部に対する該コア部の換算
通気抵抗の比率が5以上で、フィルター側面からベンチ
レーション空気を導入する手段を設けたシースコア型た
ばこフィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、意匠性に優れたシ
ースコア型たばこフィルターおよび当該フィルター付き
たばこに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シースコア型たばこフィルターについて
は、従来から種々の提案がなされてきている。例えば、
特開平8−191682号公報には、コア部及びシース
部の通気抵抗比を規定して、コア部を通過した後のたば
こ煙濃度がシース部を通過した後のたばこ煙濃度よりも
大きくし、口中へ吸引される煙量が実質的に少ないにも
かかわらず、たばこ喫煙者に充分な煙量感と香喫味を感
じさせるシースコア型たばこフィルターが記載されてお
り、また、コア部を種々の異形断面としたフィルターも
提案されている。しかしこのシースコア型たばこフィル
ターは、喫煙時にたばこ煙の粒子成分が吸口側のフィル
ターの全体に付着して変色することから、コア部とシー
ス部の境界が不明確になって、コア部の断面形状による
意匠性に劣るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来技術における問題点を解決するものであり、
所期の喫煙効果を維持すると共に意匠性に優れたシース
コア型たばこフィルター、および当該フィルター付きた
ばこを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
コア部と、該コア部の周囲を囲むシース部から構成され
るシースコア型フィルターであって、シース部に対する
コア部の換算通気抵抗の比率が4以上であり、フィルタ
ー側面からベンチレーション空気を導入する手段が設け
られていないシースコア型たばこフィルターにある。ま
た本発明の第2の要旨は、コア部と、該コア部の周囲を
囲むシース部から構成されるシースコア型フィルターで
あって、シース部に対するコア部の換算通気抵抗の比率
が5以上であって、フィルター側面からベンチレーショ
ン空気を導入する手段が設けられているシースコア型た
ばこフィルターにある。さらに本発明の第3の要旨は、
当該シースコア型たばこフィルターを有するフィルター
付きたばこにある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について具体的に説明する。本発明のフィルターの好ま
しい一例を図1及び図2に示す。図1は、軸芯方向と直
交方向に切断した断面図、図2は軸芯方向と平行に切断
した側断面図である。図1及び図2に記載のフィルター
11は円筒形の構造を有し、三角形の断面を有するコア
部12aとコア部12aの周囲を囲むシース部12bと
シース部12bの外周に巻き付けられた巻取紙13とこ
の巻取紙13の上に巻き付けられた空気不透過性のチッ
プペーパー14から構成されている。
【0006】前記巻取紙13は、フィルター11の形状
を安定に保つもので、コア部12a、及びシース部12
bと軸芯方向の長さが等しくなっている。一方、図2に
示すように、チップペーパー14は、巻取紙13、及び
コア部12a、シース部12bよりも軸芯方向の長さが
長くなっている。そして、チップペーパー14の一方の
端部が、巻取紙13、及びコア部12a、シース部12
bが一体化されたフィルターチップの端部と揃えられ、
他方の端部がたばこ本体(たばこ巻部)15の端部に取
り付けられることにより、フィルター11がたばこ本体
15と一体化されてたばこが構成される。
【0007】本例では、フィルター側面からベンチレー
ション空気を導入する手段が設けられていない状態で、
フィルター11を構成するシース部12bに対するコア
部12aの換算通気抵抗の比が4より大きいことが必要
である。該換算通気抵抗の比を4より大きくすることに
より、喫煙時にたばこ煙の大半がシース部12bを通っ
て喫煙者の口中へと供給される。
【0008】このためシース部12bは、たばこ煙中の
粒子成分の付着により変色するが、コア部12aはたば
こ煙が殆ど通過せず、たばこ煙の粒子成分の付着によっ
て色斑、変色が生じることはなく、たばこ煙により変色
したシース部12b中に未変色のコア部12aの形状が
明確に発現し、意匠性に優れた外観が得られる。シース
部12bに対するコア部12aの換算通気抵抗の比が4
以下では、喫煙時にコア部12aを通過するたばこ煙の
量が多くなり、たばこ煙中の粒子成分の付着によってコ
ア部12aの一部、或いは全体が変色し、シース部とコ
ア部の境界が不明確となり意匠性が損なわれる。
【0009】なお、本発明のシースコア型たばこフィル
ターにおけるシース部に対するコア部の換算通気抵抗比
とは、シース部、コア部のそれぞれの通気抵抗を、同一
断面積に換算した通気抵抗の比を表すものであり、シー
ス部に対するコア部の換算通気抵抗の比が1より大きい
場合、喫煙時にフィルター中を通過するたばこ煙はコア
部よりもシース部を流れやすくなる。
【0010】この換算通気抵抗比(Rc/s)は、フィ
ルター全体の通気抵抗値(Rf)と、コア部分にコアと
同一断面形状の空気不透過性の樹脂を詰め込んで測定し
たシース部の通気抵抗値(rs)より下記(1)式から
求めたものである。 Rc/s=Rc/Rs・・・(1) ここで Rs=rs×((Df−Dc)/Df) Rc=rc×(Dc/Df) ただし、 Rc:コア部の換算通気抵抗(mmHO) Rs:シース部の換算通気抵抗(mmHO) Rf:フィルターの通気抵抗(実測値)(mmHO) rs:シース部の通気抵抗(実測値)(mmHO) Dc:コア部の断面積(mm) Df:フィルターの断面積(mm) rc:コア部の通気抵抗(計算値)(mmHO)
【0011】なお、コア部の通気抵抗値(rc)は、フ
ィルター全体の通気抵抗をコア部とシース部それぞれの
抵抗からなる並列の抵抗モデルとしてとらえて下記
(2)式を導き、この(2)式を変形して導いた(3)
式より求めたものである。 1/Rf=1/rc+1/rs ・・・(2) rc=Rf×rs/(rs−Rf) ・・・(3)
【0012】また、図3及び図4にはフィルター側面か
ら希釈空気を導入する手段を設けた本発明のシースコア
型たばこフィルターの他の例を示した。図3は、軸芯方
向と直交方向に切断した断面図、図4は軸芯方向と平行
に切断した側断面図である。フィルター21は、星型の
断面を有するコア部22aとコア部22aの周囲を囲む
シース部22bとシース部22bの外周に巻き付けられ
た通気性を有する巻取紙23とこの巻取紙23の上に巻
き付けられた希釈空気を導入するための開孔を施したチ
ップペーパー24から概略構成されている。
【0013】フィルター側面からベンチレーション空気
を導入する手段が設けられている状態では、フィルター
側面より導入される希釈空気の作用により喫煙時にフィ
ルター断面の中央部付近を通過するたばこ煙の割合が増
加する傾向がある。そのためフィルター側面から希釈空
気を導入する手段を有しないフィルターに比較して喫煙
によってコア部にたばこ煙中の粒子成分が付着し、コア
部22aの一部、或いは全体が変色し吸口側に色斑が生
じたり、好ましくない色合いへと変化しやすくなる。こ
のため、フィルター側面からベンチレーション空気を導
入する手段が設けられているフィルターにおいては、シ
ース部22bに対するコア部22aの換算通気抵抗の比
を5より大きくすることが必要である。
【0014】また本発明のシースコア型たばこフィルタ
ーにおいては、フィルター断面積中に占めるコア部の断
面積の割合が10〜80%であることが好ましく、20
〜70%であることがより望ましい。コア部の断面積の
割合が10%未満では、コア部の断面形状によって特徴
付けられたフィルターの断面の外観が喫煙者に意図的に
付与されたと認識されない恐れがある。またフィルター
の断面においてコア部の断面積の割合が80%を超える
と、たばこ煙、或いはたばこ煙と希釈空気の通路が著し
く制限されるため、フィルターの通気抵抗が極端に増加
したり、濾過効率が極端に低下するといった問題が生じ
やすく、所期の喫煙効果を得ることが困難となりやす
い。
【0015】さらに本発明のシースコア型たばこフィル
ターは、フィルター全体の通気抵抗が70〜170mm
Oであることが好ましい。フィルター全体の通気抵
抗が70mmHO未満であると、タバコを喫煙する際
の吸引抵抗が低くなり、喫煙の満足感が得られにくい。
また、通気抵抗が170mmHOを超えると逆に吸引
抵抗が高くなりすぎ、タバコ煙の吸い込みが困難となり
やすい。また本発明では、コア部またはコア部とシース
部の両方が着色されていることが好ましい。コア部、も
しくはコア部とシース部の両方をそれぞれを任意の色に
着色する、あるいは任意の色の素材を選定して用いるこ
とによってフィルターの吸口側に多彩な外観を得ること
が可能となる。
【0016】この時、コア部とシース部を同一の色に着
色する、或いは同色の素材を用いることによって、喫煙
前には、シースコア構造のフィルターであることがわか
らない、又はわかりにくい状態であるが、喫煙によって
たばこ煙中の粒子成分の付着により着色するシース部と
着色しないコア部との対比により、次第にコアの断面形
状が浮かび上がってくるといった外観の変化による演出
を行うことも可能となる。また、コア部12aおよび2
2aの断面形状は、三角形、四角形、星形等の幾何学模
様や数字、アルファベットを示すものなどが意匠性向上
の点から好ましい。
【0017】またシース部を形成するフィルター素材
は、長繊維捲縮トウであることが好ましく、シース部を
形成するフィルター素材である長繊維捲縮トウがセルロ
ースアセテートトウであることが粒子成分の濾過効率と
喫味の点から更に好ましい。コア部を形成するフィルタ
ー素材は、長繊維捲縮トウを加熱成形したものであるこ
とが好ましく、コア部を形成するフィルター素材である
長繊維捲縮トウは、セルロースアセテートトウであるこ
とが喫味の点から更に好ましい。
【0018】さらに、上記シースコア型フィルターを用
いてフィルター付きたばこを構成する場合、上記シース
コア型フィルターを吸口側に配することにより、喫煙の
際にたばこフィルターの外観に優れた意匠性が付与され
る。
【0019】
【実施例】以下実施例により、本発明を更に詳細に説明
する。なお、実施例における各測定項目は次の方法に依
った。 <通気抵抗>フィルター全体、及びシース部単独の通気
抵抗は、コレスタ法に準拠して、OTIC式吸引抵抗測
定器(加藤工業製)により測定した。 <タール、ニコチンの測定>回転型喫煙器RM20/C
S(ボルグワルト社製)を用いコレスタ法に準拠して測
定した。
【0020】実施例1:コア部として単糸繊度が3.3
dtexで総繊度が48,000dtexのアセテート
トウを断面型状が三角となるように加熱成形したものを
製造し、その周囲のシース部にシース用トウとして単糸
繊度が8.1dtexで総繊度が40,000dtex
のアセテートトウを充填して円周24.6mmのシース
コア型フィルタープラグを製造した。この際シース部に
対するコア部の換算通気抵抗の比が9.2となる様にシ
ース用トウの充填量を調整した。このフィルタープラグ
を20mmの長さに切断し、本発明のたばこフィルター
を試製した。表1にこのフィルターの構成を示す。この
フィルターとたばこの巻部とを糊付けしたチップペーパ
ー巻いて接続した。たばこの巻部には、市販品「Mar
lboro」(商品名)に用いるものと同じものを用い
た。(但しフィルター部分を除く)このようにして得ら
れたたばこを喫煙し、ニコチン喫煙量、タール喫煙量、
および喫煙後の吸口側の外観について評価した結果を表
1に示した。
【0021】実施例2:シース部に対するコア部の換算
通気抵抗の比が7.4となる様にシース用トウの充填量
を調整したこと以外は、実施例1と同様にしてニコチン
喫煙量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観に
ついて評価した結果を表1に示した。
【0022】実施例3:シース用トウとして単糸繊度が
4.4dtexで総繊度が44,000dtexのアセ
テートトウを用い、シース部に対するコア部の換算通気
抵抗の比が5.3となる様にシース用トウの充填量を調
整したこと以外は、実施例1と同様にしてニコチン喫煙
量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観につい
て評価した結果を表1に示した。
【0023】実施例4:シース部に対するコア部の換算
通気抵抗の比が4.1となる様にシース用トウの充填量
を調整したこと以外は、実施例3と同様にしてニコチン
喫煙量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観に
ついて評価した結果を表1に示した。
【0024】比較例1:シース用トウとして単糸繊度が
2.1dtexで総繊度が49,000dtexのアセ
テートトウを用い、シース部に対するコア部の換算通気
抵抗の比が2.4となる様にシース用トウの充填量を調
整したこと以外は、実施例1と同様にしてニコチン喫煙
量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観につい
て評価した結果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示した結果から明らかなようにフィ
ルター側面より希釈空気を導入しない場合、実施例のフ
ィルターでは、喫煙後においてもコア部にたばこ煙中の
粒子成分がほとんど付着することが無く、コア部の断面
型状に起因する優れた外観が維持されることが理解でき
る。
【0027】実施例5:コア部として単糸繊度が3.3
dtexで総繊度が48,000dtexのアセテート
トウを断面型状が三角となるように加熱成形したものを
製造し、その周囲のシース部にシース用トウとして単糸
繊度が8.1dtexで総繊度が40,000dtex
のアセテートトウを充填して円周24.6mmのシース
コア型フィルタープラグを製造した。この際シース部に
対するコア部の換算通気抵抗の比が9.2となる様にシ
ース用トウの充填量を調整した。このフィルタープラグ
を20mmの長さに切断し、本発明のたばこフィルター
を試製した。表1にこのフィルターの構成を示す。この
フィルターとたばこの巻部とをその外周を希釈空気を導
入するための通気孔を設けたチップペーパーを糊付けし
て巻いて接続した。たばこの巻部には、市販品「Mar
lboro」(商品名)に用いるものと同じものを用い
た。(但しフィルター部分を除く)この際、チップペー
パーの通気孔を設けた部分は、フィルター吸口端面から
12.5mmの位置とし、通気孔を設けた領域には糊付
けしないようにした。このようにして得られたたばこを
喫煙し、ニコチン喫煙量、タール喫煙量、および喫煙後
の吸口側の外観について評価した結果を表2に示した。
【0028】実施例6:シース部に対するコア部の換算
通気抵抗の比が7.4となる様にシース用トウの充填量
を調整したこと以外は、実施例5と同様にしてニコチン
喫煙量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観に
ついて評価した結果を表2に示した。
【0029】実施例7:シース用トウとして単糸繊度が
4.4dtexで総繊度が44,000dtexのアセ
テートトウを用い、シース部に対するコア部の換算通気
抵抗の比が5.3となる様にシース用トウの充填量を調
整したこと以外は、実施例5と同様にしてニコチン喫煙
量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観につい
て評価した結果を表2に示した。
【0030】比較例2:シース部に対するコア部の換算
通気抵抗の比が4.1となる様にシース用トウの充填量
を調整したこと以外は、実施例7と同様にしてニコチン
喫煙量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観に
ついて評価した結果を表2に示した。
【0031】比較例3:シース用トウとして単糸繊度が
2.1dtexで総繊度が49,000dtexのアセ
テートトウを用い、シース部に対するコア部の換算通気
抵抗の比が2.4となる様にシース用トウの充填量を調
整したこと以外は、実施例5と同様にしてニコチン喫煙
量、タール喫煙量、および喫煙後の吸口側の外観につい
て評価した結果を表2に示した。
【0032】
【表2】
【0033】表2に示した結果から明らかなように、フ
ィルター側面より希釈空気を導入する場合、実施例のフ
ィルターでは、喫煙後においてもコア部にたばこ煙中の
粒子成分がほとんど付着することが無く、コア部の断面
型状に起因する優れた外観が維持されることが理解でき
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシースコア型たばこフィルターは、喫煙後においても
コア部にたばこ煙中の粒子成分がほとんど付着すること
が無く、コア部の断面型状に起因する優れた意匠効果が
維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシースコア型たばこフィルターの一例
を示すフィルターの軸芯方向と直交方向に切断した断面
図。
【図2】図1に示したシースコア型たばこフィルターの
軸芯方向と平行に切断した断面図。
【図3】本発明のシースコア型たばこフィルターの他の
例を示すフィルターの軸芯方向と直交方向に切断した断
面図。
【図4】図3に示したシースコア型たばこフィルターの
フィルターの軸芯方向と平行に切断した断面図。
【符号の説明】
11、21 フィルター 12a、22a コア部 12b、22b シース部 13、23 巻取紙 14 空気不透過性チップペーパー 15、25 たばこ本体 24 空気透過性チップペーパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア部と、該コア部の周囲を囲むシース
    部から構成されるシースコア型フィルターであって、シ
    ース部に対するコア部の換算通気抵抗の比率が4以上で
    あり、且つ、フィルター側面からベンチレーション空気
    を導入する手段を有しないシースコア型たばこフィルタ
    ー。
  2. 【請求項2】 コア部と、該コア部の周囲を囲むシース
    部から構成されるシースコア型フィルターであって、シ
    ース部に対するコア部の換算通気抵抗の比率が5以上で
    あり、且つ、フィルター側面からベンチレーション空気
    を導入する手段を有するシースコア型たばこフィルタ
    ー。
  3. 【請求項3】 フィルター断面積中に占めるコア部の断
    面積の割合が10〜80%である請求項1または請求項
    2記載のシースコア型たばこフィルター。
  4. 【請求項4】 フィルター全体の通気抵抗が70〜17
    0mmHOである請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のシースコア型たばこフィルター。
  5. 【請求項5】 コア部またはコア部とシース部の両方が
    着色されたものである請求項1〜請求項4のいずれかに
    記載のシースコア型たばこフィルター。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    シースコア型たばこフィルターを有するフィルター付き
    たばこ。
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