JP2003309829A - 携帯動画電話装置 - Google Patents

携帯動画電話装置

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JP2003309829A
JP2003309829A JP2002112135A JP2002112135A JP2003309829A JP 2003309829 A JP2003309829 A JP 2003309829A JP 2002112135 A JP2002112135 A JP 2002112135A JP 2002112135 A JP2002112135 A JP 2002112135A JP 2003309829 A JP2003309829 A JP 2003309829A
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JP2002112135A
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English (en)
Inventor
Akihiro Furuta
暁広 古田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯テレビ電話では、送話者の居所が受話者に
判明することにより、送話者のプライバシーが侵害され
る場合がある。 【解決手段】送話者側の実際の背景に代えて、画像提供
部20より取得した背景画像もしくは予め所定の場所で
撮影した背景画像を送信する。送話者のリアルタイム画
像を送信することが好ましくない場合には予め撮影され
た原画像から送話者の顔動画像を生成して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯動画電話装置
に関し、特に送話者のプライバシーが保護可能な携帯動
画電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信技術の進歩により、第
3世代移動体通信システム(IMT−2000)が実用
化されている。IMT−2000方式のうち、W−CD
MAと呼ばれる移動体通信システムでは、動画圧縮方式
にMPEG−4を採用し、64kbpsの非制限ディジ
タル伝送により、リアルタイムの映像伝送を可能として
いる。これに基づく携帯動画電話装置(携帯テレビ電
話)は既に実用化されて市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯テレビ電話においては、一般に、送話者側端末のカ
メラで撮影した画像がそのまま受話者側端末に表示され
ることから、通話中には送話者自身に加えて背景も送信
されることになるので、送話者の居所が受話者に判明す
る可能性があり、場合によっては送話者のプライバシー
が侵害されるという問題があった。
【0004】さらに、携帯テレビ電話においては、例え
ば入浴中など、プライバシー保護の観点から送話者の画
像を送信すること自体が好ましくない場合も存在する。
このような場合には、画像の送信を行わず音声のみを送
信するか、あるいは代替の静止画像を送信することも考
えられる。しかしながら、いずれの場合も携帯テレビ電
話の使用法としては不自然であるという問題もあった。
【0005】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、送話者のプライバシーを保護可能な携帯動画電話
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1の発明は、送話音声から送話者の口
唇形状を推定してその結果を制御情報として出力する音
声分析手段(102)と、送話者の原画像を記憶するた
めの第1の記憶手段(105)と、送話者の原画像を撮
影して前記第1の記憶手段に格納するとともに前記第1
の記憶手段から前記送話者の原画像を取り出して再生す
る画像撮影再生手段(104)と、前記制御情報及び前
記送話者の原画像に基づいて前記送話者の顔動画像を生
成する顔画像生成手段(106)と、背景画像を記憶す
るための第2の記憶手段(112)と、外部より提供さ
れる背景画像を受信し前記第2の記憶手段に格納する受
信手段(111)と、前記第2の記憶手段から前記背景
画像を取り出して再生する背景画像再生手段(113)
と、前記送話者の顔動画像と前記背景画像とを合成する
画像合成手段(121)と、前記画像合成手段の出力を
基地局に向けて送信する送信手段(122)と、を具備
することを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、送話者側の実際の背景
に代えて外部より取得した背景画像を送信するため、送
話者の実際の居所が受話者に判明することはない。さら
に、送話者のリアルタイム画像を送信することが好まし
くない場合には、これに代えて予め撮影された原画像か
ら送話者の顔動画像を生成して送信するので、送話者の
プライバシーを保護することが可能となる。
【0008】本願の請求項2の発明は、請求項1記載の
携帯動画電話装置において、前記受信手段は、外部より
提供される話者原画像を前記第1の記憶手段に格納する
ことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、送話者は、自身の原画
像に代えて、外部より取得した話者原画像を利用するこ
とが可能となる。この場合、話者原画像のセットとし
て、有名人の画像や漫画等を提供することが可能であ
り、プライバシー保護に加えて娯楽性が高まる新たな効
果が得られる。
【0010】本願の請求項3の発明は、送話音声から送
話者の口唇形状を推定してその結果を制御情報として出
力する音声分析手段(102)と、送話者の原画像を記
憶するための第1の記憶手段(105)と、背景画像を
記憶するための第2の記憶手段(112a)と、送話者
の原画像を撮影して前記第1の記憶手段に格納するとと
もに背景画像を撮影して前記第2の記憶手段に格納し、
さらに前記第1の記憶手段から前記送話者の原画像を取
り出して再生する画像撮影再生手段(104a)と、前
記制御情報及び前記送話者の原画像に基づいて送話者の
顔動画像を生成する顔画像生成手段(106)と、前記
第2の記憶手段から前記背景画像を取り出して再生する
背景画像再生手段(113)と、前記送話者の顔動画像
と前記背景画像とを合成する画像合成手段(121)
と、前記画像合成手段の出力を基地局に向けて送信する
送信手段(122)と、を具備することを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、送話者は、予め背景画
像を所定の場所で撮影しておき、外部より取得する背景
画像に代えてこれを用いることで受信手段が不要とな
る。
【0012】本願の請求項4の発明は、送話者の実画像
を撮影する画像撮影手段(107)と、前記画像撮影手
段にて撮影された前記送話者の実画像から顔部分を抽出
して顔動画像を出力する顔部分抽出手段(108)と、
背景画像を記憶するための記憶手段(112)と、外部
より提供される背景画像を受信して前記記憶手段に格納
する受信手段と、前記記憶手段から前記背景画像を取り
出して再生する背景画像再生手段(113)と、前記送
話者の顔動画像と前記背景画像とを合成する画像合成手
段(121a)と、前記画像合成手段の出力を基地局に
向けて送信する送信手段(122)と、を具備すること
を特徴とする。
【0013】上記構成によれば、送話者側の実際の背景
に代えて、外部より取得する背景画像を送信するので、
送話者の実際の居所が受話者に判明することはない。
【0014】本願の請求項5の発明は、背景画像を記憶
するための記憶手段(112a)と、送話者の実画像を
撮影するとともに背景画像を撮影して前記記憶手段に格
納する画像撮影手段(107a)と、前記画像撮影手段
にて撮影された前記送話者の実画像から顔部分を抽出し
て顔動画像を出力する顔部分抽出手段(108)と、前
記記憶手段から前記背景画像を取り出して再生する背景
画像再生手段(113)と、前記送話者の顔動画像と前
記背景画像とを合成する画像合成手段(121a)と、
前記画像合成手段の出力を基地局に向けて送信する送信
手段(122)と、を具備することを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、送話者は、予め背景画
像を所定の場所で撮影しておくことで、外部より取得す
る背景画像に代えてこれを用いることで受信手段が不要
となる。
【0016】本願の請求項6の発明は、請求項1、請求
項2又は請求項4のいずれか1項記載の携帯動画電話装
置において、前記受信手段は、携帯電話の受信装置を兼
用し、電話網に接続された情報提供装置及び携帯電話基
地局から前記背景情報を取得することを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、受信手段を携帯電話の
受信装置と兼用することでコストダウンを図る。
【0018】本願の請求項7の発明は、請求項1、請求
項2又は請求項4のいずれか1項記載の携帯動画電話装
置において、前記受信手段は、記録媒体の読取装置であ
り、前記記録媒体に記録された少なくとも1種類の背景
情報を読み取ることを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、受信手段を記録媒体に
記録された背景情報を読み取るものとしたので、手軽に
背景情報を取得することができる。
【0020】本願の請求項8の発明は、請求項1、請求
項2又は請求項3のいずれか1項記載の携帯動画電話装
置において、前記送話者の原画像は口唇形状が異なる複
数の静止顔画像であり、前記顔画像生成手段は、前記音
声分析手段からの制御情報に基づいて口唇形状に対応す
る前記送話者の原画像を取得して前記送話者の顔動画像
を生成することを特徴とする。
【0021】上記構成によれば、音声を分析して、現在
の口唇形状に対応する原画像を第1の記憶手段から取得
して送話者の顔動画像を生成するので、現時点での送話
者の顔の状態を通話相手に送ることができる。
【0022】本願の請求項9の発明は、請求項8記載の
携帯動画電話装置において、前記顔画像生成手段は、前
記送話者の原画像が前記音声分析手段からの制御情報に
基づいて変更される過程において、新旧の前記送話者の
原画像を補間して前記送話者の顔動画像を生成すること
を特徴とする。
【0023】上記構成によれば、口唇形状の変化時には
新旧の原画像を適宜補間してアニメーションを生成して
顔動画像として出力するので、通話相手は送話者の顔の
経時的変化を知ることができる。これによって、コミュ
ニケーションの活性化に寄与する。
【0024】本願の請求項10の発明は、請求項4又は
請求項5のいずれか1項記載の携帯動画電話装置におい
て、前記顔部分抽出手段は、所定の画像処理アルゴリズ
ムに基づく輪郭検出を予め定められた領域の内部につい
て実行し、検出した輪郭の外側を除去することにより顔
部分を抽出することを特徴とする。
【0025】上記構成によれば、送話者の実画像から顔
部分を抽出して送話者の顔動画像を得るので、正確な顔
部分の抽出が可能となり、通話相手が確実に送話者を識
別することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
携帯動画電話装置の構成を示すブロック図である。ま
た、図2は、本実施の形態に係る携帯動画電話装置の動
作を説明するための図である。
【0027】図1において、携帯動画電話装置11は、
マイクロフォン101、音声分析部102、カメラ10
3、画像撮影再生部104、記憶部105、顔画像生成
部106、受信部111、記憶部112、背景画像再生
部113、画像合成部121、送信部122を備えて構
成される。画像提供部20は、背景画像を携帯動画電話
装置11に提供するものであって、具体的には、電話網
に接続された情報提供装置及び携帯電話基地局又は半導
体メモリカード(記録媒体)のいずれかである。
【0028】マイクロフォン101は、送話者が発する
送話音声を電気信号(送話音声信号)に変換する。音声
分析部102は、送話音声信号の分析を行い送話者の口
唇形状を推定し、この推定結果である制御情報を出力す
る。音声分析及び口唇形状の推定には種々の方法がある
が、簡単な方法としては、周波数分析によってフォルマ
ント分布を求め、これを各母音(ア、イ、ウ、エ、オ)
および沈黙時の口唇形状に対応させることによって口唇
形状を推定するものがある。音声分析部102は、現在
の送話音声から推定された対応母音(ア、イ、ウ、エ、
オ、沈黙のいずれか)を制御情報として出力する。
【0029】送話者の原画像(静止画像)は、カメラ1
03及び画像撮影再生部104によって撮影されて記憶
部105に保存される。送話者は、予め口唇形状毎に対
応した原画像を複数枚撮影しておく。この場合、撮影は
背景が無地となる場所で行うものとする。図2のM1〜
M3は、このようにして撮影された原画像の一例であ
る。
【0030】顔画像生成部106は、音声分析部102
からの制御情報に基づき、現在の口唇形状に対応する原
画像を、画像撮影再生部104を介して記憶部105か
ら取得して送話者の顔動画像を生成する。口唇形状の変
化時には新旧の原画像を適宜補間してアニメーションを
生成して顔動画像として出力する。図2のF1は、これ
を例示したものである。
【0031】受信部111は、画像提供部20から提供
される背景画像を記憶部112に格納するものである。
背景画像は、静止画像・動画像のいずれであってもよ
い。背景画像再生部113は、記憶部112に格納され
た背景画像を再生する。再生された背景画像を図2のB
gに例示する。
【0032】画像合成部121は、顔画像生成部106
が生成した送話者の顔動画像と、背景画像再生部113
が再生した背景画像とを合成して出力する。具体的に
は、送話者の顔動画像における無地の背景部分に対し、
これを背景画像で置き換える操作を行う。合成出力は、
送信部122によって基地局へ送信される。合成出力を
図2のS1に示す。
【0033】上記した構成により、本実施の形態の携帯
動画電話装置によれば、送話者側の実際の背景に代えて
画像提供部20より取得した背景画像を送信するため、
送話者の実際の居所が受話者に判明することはない。さ
らに、送話者のリアルタイム画像を送信することが好ま
しくない場合には、これに代えて予め撮影された原画像
から送話者の顔動画像を生成して送信するので、送話者
のプライバシーを保護することが可能となる。
【0034】なお、本実施の形態では、音声分析部10
2、画像撮影再生部104、顔画像生成部106、背景
画像再生部113、画像合成部121の各部を個別の構
成部品としたが、単一のプロセッサを時分割で使用する
ことにより、これら各部を論理的に実現することが可能
である。同様に、単一のメモリが保有するメモリ空間を
分割し、記憶部105及び112に割り当てる構成も可
能である。また、画像提供部20及び受信部111の構
成並びに顔動画像の生成方法は、必ずしも本実施の形態
のように限定されるものではない。
【0035】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係る携帯動画電話装置の構成を示すブロック図
である。図3において、携帯動画電話装置12の構成及
び動作は基本的に図1に示した携帯動画電話装置11と
同一である。また、画像提供部20の構成は図1に示し
た画像提供部20と同一であるが、背景画像に加えて図
2のM1〜M3に示したような一連の話者原画像をセッ
トとして提供することが可能である。図3において、図
1に示した携帯動画電話装置11と同一の部分には同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0036】受信部111aは、図1の受信部11とは
異なり、記憶部112と記憶部105aの双方に接続
し、画像提供部20から提供される話者原画像を記憶部
105aに格納する。
【0037】本実施の形態の携帯動画電話装置によれ
ば、送話者は、自身の原画像に代えて、画像提供部20
より取得した話者原画像を利用することが可能となる。
画像提供部20は、話者原画像のセットとして、有名人
の画像や漫画等を提供することが可能である。この場
合、携帯動画電話装置の利用において、プライバシー保
護に加えて娯楽性が高まる新たな効果が得られる。
【0038】(実施の形態3)図4は、本発明の実施の
形態3に係る携帯動画電話装置の構成を示すブロック図
である。図4において、携帯動画電話装置13を構成す
る各部品のうち、図1に示した携帯動画電話装置11と
同一のものには、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0039】画像撮影再生部104aは、図1の携帯動
画電話装置11とは異なり、記憶部105と記憶部11
2aの双方に接続し、送話者の原画像を撮影して記憶部
105に格納するのに加え、背景画像を撮影して記憶部
112aに格納する。背景画像は、図1の携帯動画電話
装置11と同様に静止画像・動画像のいずれであっても
よい。
【0040】本実施の形態の携帯動画電話装置におい
て、送話者は、予め背景画像を所定の場所で撮影してお
き、図1の携帯動画電話装置11の画像提供部20より
取得した背景画像に代えてこれを用いる。この場合、画
像提供部20及び受信部111は不要となる。
【0041】なお、実施の形態1の携帯動画電話装置1
1と同様に、単一のプロセッサによって各部を論理的に
実現すること、単一のメモリを分割して各記憶部に割り
当てる構成も可能である。
【0042】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4に係る携帯動画電話装置の構成を示すブロック図
である。また、図6は、本実施の形態に係る携帯動画電
話装置の動作を説明するための図である。なお、図5に
おいて、携帯動画電話装置14を構成する各部品のう
ち、図1に示した装置と同一のものには同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0043】図5において、送話者の実画像(動画像)
は、カメラ103及び画像撮影部107によって撮影さ
れる。撮影された実画像の一例を図6のReに示す。顔
部分抽出部108は、送話者の実画像から顔部分を抽出
して送話者の顔動画像を出力する。図6のF2はこれを
例示したものである。
【0044】顔部分の抽出は、具体的に次のように行わ
れる。すなわち、送話者が標準的な姿勢で携帯動画電話
装置を使用した場合、送話者の顔、首、両肩の輪郭は略
一定の範囲内に位置すると考えられる。この範囲(領
域)を図6のEgに示す如く予め定めておく。実際の通
話時においては、送話者は標準的な姿勢を保つものとす
る。顔部分抽出部108は、所定の画像処理アルゴリズ
ムに基づく輪郭検出を上記の領域の内部について実行す
る。さらに、検出された輪郭の外側を全て背景部分とみ
なして除去する。これにより顔部分が抽出される。
【0045】画像合成部121aは、顔画像抽出部10
8が生成した送話者の顔動画像と、背景画像再生部11
3が再生した背景画像(図6のBg)とを合成して出力
する。合成出力は、送信部122によって基地局へ送信
される。合成出力を図6のS2に示す。
【0046】上記した構成により、本実施の形態の携帯
動画電話装置では、実施の形態1と同様に送話者側の実
際の背景に代えて、画像提供部20より取得した背景画
像を送信するので、送話者の実際の居所が受話者に判明
することはない。また、この場合には、音声分析部など
は不要となる。
【0047】なお、本実施の形態では、画像撮影部10
7、顔部分抽出部108、背景画像再生部113、画像
合成部121aの各部を個別の構成部品としたが、単一
のプロセッサを時分割で使用することにより、これら各
部を論理的に実現することが可能である。また、顔部分
の抽出方法は、必ずしも本実施の形態のように限定され
るものではない。
【0048】(実施の形態5)図7は、本発明の実施の
形態5に係る携帯動画電話装置の構成を示すブロック図
である。なお、この図において、携帯動画電話装置15
を構成する各部品のうち、図5に示した装置と同一のも
のには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0049】画像撮影部107aは、図5の携帯動画電
話装置14とは異なり、顔部分抽出部108と記憶部1
12aの双方に接続し、送話者の実画像を撮影するのに
加えて、背景画像を撮影して記憶部112aに格納す
る。送話者は、実施の形態3と同様に、予め背景画像を
所定の場所で撮影しておき、画像提供部20より取得し
た背景画像に代えてこれを用いる。本実施の形態におい
て、画像提供部20及び受信部111は実施の形態3と
同様に不要となる。なお、実施の形態4と同様に、単一
のプロセッサによって各部を論理的に実現することも可
能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送話者側
の実際の背景に代えて外部より取得した背景画像を送信
するため、送話者の実際の居所が受話者に判明すること
はない。さらに、送話者のリアルタイム画像を送信する
ことが好ましくない場合には、これに代えて予め撮影さ
れた原画像から送話者の顔動画像を生成して送信するの
で、送話者のプライバシーを保護することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯動画電話装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯動画電話装置の動作を説明するため
の図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る携帯動画電話装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る携帯動画電話装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係る携帯動画電話装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の携帯動画電話装置の動作を説明するため
の図である。
【図7】本発明の実施の形態5に係る携帯動画電話装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、12、13、14、15 携帯動画電話装置 20 画像提供部 101 マイクロフォン 102 音声分析部 103 カメラ 104、104a 画像撮影再生部 105、105a 記憶部 106 顔画像生成部 107、107a 画像撮影部 108 顔部分抽出部 111、111a 受信部 112、112a 記憶部 113 背景画像再生部 121、121a 画像合成部 122 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04M 11/00 302 Fターム(参考) 5B057 CE08 CH11 CH14 CH20 DA06 DC01 DC16 5C064 AA01 AB06 AC01 AC02 AC04 AC11 AC12 5K027 AA11 FF22 HH29 5K101 KK04 LL12 NN06 NN18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話音声から送話者の口唇形状を推定し
    てその結果を制御情報として出力する音声分析手段と、 送話者の原画像を記憶するための第1の記憶手段と、 送話者の原画像を撮影して前記第1の記憶手段に格納す
    るとともに前記第1の記憶手段から前記送話者の原画像
    を取り出して再生する画像撮影再生手段と、 前記制御情報及び前記送話者の原画像に基づいて前記送
    話者の顔動画像を生成する顔画像生成手段と、 背景画像を記憶するための第2の記憶手段と、外部より
    提供される背景画像を受信し前記第2の記憶手段に格納
    する受信手段と、 前記第2の記憶手段から前記背景画像を取り出して再生
    する背景画像再生手段と、 前記送話者の顔動画像と前記背景画像とを合成する画像
    合成手段と、 前記画像合成手段の出力を基地局に向けて送信する送信
    手段と、を具備することを特徴とする携帯動画電話装
    置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段は、外部より提供される話
    者原画像を前記第1の記憶手段に格納することを特徴と
    する請求項1記載の携帯動画電話装置。
  3. 【請求項3】 送話音声から送話者の口唇形状を推定し
    てその結果を制御情報として出力する音声分析手段と、 送話者の原画像を記憶するための第1の記憶手段と、 背景画像を記憶するための第2の記憶手段と、 送話者の原画像を撮影して前記第1の記憶手段に格納す
    るとともに背景画像を撮影して前記第2の記憶手段に格
    納し、さらに前記第1の記憶手段から前記送話者の原画
    像を取り出して再生する画像撮影再生手段と、 前記制御情報及び前記送話者の原画像に基づいて送話者
    の顔動画像を生成する顔画像生成手段と、 前記第2の記憶手段から前記背景画像を取り出して再生
    する背景画像再生手段と、 前記送話者の顔動画像と前記背景画像とを合成する画像
    合成手段と、 前記画像合成手段の出力を基地局に向けて送信する送信
    手段と、を具備することを特徴とする携帯動画電話装
    置。
  4. 【請求項4】 送話者の実画像を撮影する画像撮影手段
    と、 前記画像撮影手段にて撮影された前記送話者の実画像か
    ら顔部分を抽出して顔動画像を出力する顔部分抽出手段
    と、 背景画像を記憶するための記憶手段と、 外部より提供される背景画像を受信して前記記憶手段に
    格納する受信手段と、前記記憶手段から前記背景画像を
    取り出して再生する背景画像再生手段と、 前記送話者の顔動画像と前記背景画像とを合成する画像
    合成手段と、 前記画像合成手段の出力を基地局に向けて送信する送信
    手段と、を具備することを特徴とする携帯動画電話装
    置。
  5. 【請求項5】 背景画像を記憶するための記憶手段と、 送話者の実画像を撮影するとともに背景画像を撮影して
    前記記憶手段に格納する画像撮影手段と、 前記画像撮影手段にて撮影された前記送話者の実画像か
    ら顔部分を抽出して顔動画像を出力する顔部分抽出手段
    と、 前記記憶手段から前記背景画像を取り出して再生する背
    景画像再生手段と、 前記送話者の顔動画像と前記背景画像とを合成する画像
    合成手段と、 前記画像合成手段の出力を基地局に向けて送信する送信
    手段と、を具備することを特徴とする携帯動画電話装
    置。
  6. 【請求項6】 前記受信手段は、携帯電話の受信装置を
    兼用し、電話網に接続された情報提供装置及び携帯電話
    基地局から前記背景情報を取得することを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項4のいずれか1項記載の携
    帯動画電話装置。
  7. 【請求項7】 前記受信手段は、記録媒体の読取装置で
    あり、前記記録媒体に記録された少なくとも1種類の背
    景情報を読み取ることを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項4のいずれか1項記載の携帯動画電話装置。
  8. 【請求項8】 前記送話者の原画像は口唇形状が異なる
    複数の静止顔画像であり、前記顔画像生成手段は、前記
    音声分析手段からの制御情報に基づいて口唇形状に対応
    する前記送話者の原画像を取得して前記送話者の顔動画
    像を生成することを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項3のいずれか1項記載の携帯動画電話装置。
  9. 【請求項9】 前記顔画像生成手段は、前記送話者の原
    画像が前記音声分析手段からの制御情報に基づいて変更
    される過程において、新旧の前記送話者の原画像を補間
    して前記送話者の顔動画像を生成することを特徴とする
    請求項8記載の携帯動画電話装置。
  10. 【請求項10】 前記顔部分抽出手段は、所定の画像処
    理アルゴリズムに基づく輪郭検出を予め定められた領域
    の内部について実行し、検出した輪郭の外側を除去する
    ことにより顔部分を抽出することを特徴とする請求項4
    又は請求項5のいずれか1項記載の携帯動画電話装置。
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