JP2003309760A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003309760A
JP2003309760A JP2002113173A JP2002113173A JP2003309760A JP 2003309760 A JP2003309760 A JP 2003309760A JP 2002113173 A JP2002113173 A JP 2002113173A JP 2002113173 A JP2002113173 A JP 2002113173A JP 2003309760 A JP2003309760 A JP 2003309760A
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真 藤田
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浩 渡部
Takafumi Enami
隆文 枝並
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような状況に対しても、常に高い認識率
を維持して、移動する物体の文字列を認識する。 【解決手段】 文字列抽出手段2は、撮像カメラ1が撮
像する、自動車6に記される英数字文字列6aを抽出し
て、英数字文字列6aの大きさと撮像カメラ1の撮像範
囲7aを通過する通過位置を取得する。パン可変手段3
は、英数字文字列6aの通過位置を撮像範囲の中央に位
置するように撮像カメラ1のパンを変更する。ズーム比
率可変手段4は、英数字文字列6aの大きさを、予め登
録されている文字列認識処理に適した大きさとなるよう
に撮像カメラ1のズーム比率を可変する。文字列認識手
段5は、ズーム比率又はパンが変更された撮像カメラ1
によって再び撮像される英数字文字列6aの認識処理を
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に関し、特
に移動する物体に記される文字列を認識する撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理技術の進歩により、移動
する物体に記される文字列を抽出して認識する撮像装置
が開発されている。例えば、走行中の自動車に記される
英数字文字列を抽出して認識する装置が開発されてい
る。
【0003】このような撮像装置では、撮像カメラの撮
像範囲内に存在する物体の文字列を抽出して認識処理を
行っているため、認識処理対象となる文字列が撮像範囲
内を通過することが認識性能に関係してくる。
【0004】図16は、撮像装置の画角の大きさと認識
率の一般的な関係を示した図である。図に示すように、
認識対象である文字列に対する画角を大きくすると、撮
像範囲は広くなるが、認識すべき文字列が小さくなり認
識率が低下する。逆に、画角を小さくすると、撮像範囲
は狭くなるが、認識すべき文字列が大きくなり文字列の
認識率は高くなる。従って、文字列の安定した認識率を
確保するためには、最適な画角の大きさで撮像すること
が条件となる。
【0005】図17は、文字列通過分布の一例を示した
図である。分布60は、認識対象となる文字列が、撮像
カメラ61の撮像範囲を上から下へ通過した場合の水平
方向通過位置における文字列の通過数を示す。撮像範囲
V1における文字列の全通過台数を母数とした文字列の
認識率をα、撮像範囲V2における文字列の全通過台数
を母数とした文字列の認識率をβとする。一般に、認識
対象となる文字列が、撮像範囲V1、及び撮像範囲V2
の中央を通過するほど認識率が高くなるため、α<βの
関係が成り立つ。しかし、撮像範囲V2のとき、この撮
像範囲外である撮像範囲R1,R2を通過した文字列
は、認識対象外となり、撮像装置の認識性能低下につな
がってくる。従って、文字列が、撮像範囲V2をおおよ
そ通過する場合は、撮像範囲を撮像範囲V2にし、撮像
範囲R1,R2も通過する場合には、撮像範囲を撮像範
囲V1にする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の撮像装
置では、撮像範囲が固定されているため、撮像装置の設
置場所や条件、偶発的に発生する文字列の通過位置など
の変化に対して、撮像範囲の調整を行うことができず、
状況によっては文字列の認識率が低下する場合があると
いう問題点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、常に高い認識率を維持して、移動する物体の
文字列を認識することができる撮像装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、移動物体の文字列を認識する撮像装置に
おいて、パン及びズーム比率が変更可能な撮像カメラ
と、前記撮像カメラが撮像する移動物体の文字列を抽出
し、前記文字列の大きさ及び前記撮像カメラの撮像範囲
を通過する前記文字列の通過位置を取得する文字列抽出
手段と、前記文字列の通過位置を前記撮像範囲の中央に
位置するように前記撮像カメラのパンを可変するパン可
変手段と、前記文字列の大きさを予め登録されている文
字列認識処理に適した大きさとなるように前記撮像カメ
ラのズーム比率を可変するズーム比率可変手段と、前記
ズーム比率又はパンが変更された前記撮像カメラによっ
て撮像される前記文字列を認識処理する文字列認識手段
と、を有することを特徴とする撮像装置が提供される。
【0009】ここで、図1に示すように、文字列抽出手
段2は、ズーム比率及びパンが変更可能な撮像カメラ1
が撮像する物体に記される文字列を抽出して、文字列の
大きさと文字列の撮像範囲を通過する通過位置を取得す
る。パン可変手段3は、文字列の通過位置を撮像範囲の
中央に位置するように撮像カメラ1のパンを変更する。
ズーム比率可変手段4は、文字列の大きさを予め登録さ
れている文字列認識処理に適した大きさとなるように撮
像カメラ1のズーム比率を可変する。文字列認識手段5
は、ズーム比率又はパンが変更された撮像カメラ1によ
って再び撮像される文字列の認識処理をする。これによ
り、常に高い認識率を維持して、移動する物体の文字列
を認識する。
【0010】また、本発明では移動物体の文字列を認識
する撮像装置において、ズーム比率及びパンが変更可能
な撮像カメラと、前記撮像カメラが撮像する移動物体の
文字列を抽出し、前記撮像カメラの撮像範囲を通過する
前記文字列の通過位置を取得する文字列抽出手段と、一
定時間、前記文字列抽出手段が取得した前記文字列の通
過位置とその通過位置における通過数との統計を採り、
前記文字列が前記撮像範囲を最も通過した最大通過位置
と前記統計の標準偏差とを算出する統計手段と、前記最
大通過位置を前記撮像範囲の中央に位置するように前記
撮像カメラのパンを可変するパン可変手段と、前記標準
偏差から前記撮像カメラの撮像範囲外を通過した文字列
の予想通過位置を算出し、前記予想通過位置を前記撮像
範囲の範囲内に納まるように前記撮像カメラのズーム比
率を可変するズーム比率可変手段と、前記撮像カメラに
よって撮像される前記物体の文字列を認識処理する文字
列認識手段と、を有することを特徴とする撮像装置が提
供される。
【0011】このような撮像装置では、文字列が撮像範
囲を最も通過した最大通過位置と文字列が撮像範囲外を
通過した予想通過位置とを算出して、文字列の最大通過
位置が撮像範囲の中央に位置するように撮像カメラのパ
ンを可変し、文字列の予想通過位置が撮像範囲に納まる
ように撮像カメラのズーム比率を可変する。これによ
り、常に高い認識率を維持して、移動する物体の文字列
を認識する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る撮像装置の原理を説明する原理図である。図1
に示すように、撮像装置は、撮像カメラ1、文字列抽出
手段2、パン可変手段3、ズーム比率可変手段4、及び
文字列認識手段5から構成されている。撮像装置は、移
動する物体として自動車6を撮像し、物体に記される文
字列として自動車6に記される英数字文字列6aを認識
するとする。撮像範囲7a〜7cは、撮像カメラ1の物
体を撮像できる範囲を示す。
【0013】撮像カメラ1は、ズーム比率、及びパンが
変更可能な撮像カメラである。文字列抽出手段2は、撮
像カメラ1が撮像する、自動車6に記される英数字文字
列6aを抽出し、英数字文字列6aの大きさと、英数字
文字列6aの撮像カメラ1の撮像範囲を通過する通過位
置とを取得する。
【0014】パン可変手段3は、文字列抽出手段2が取
得した英数字文字列6aの通過位置を、撮像範囲の中央
に位置するように撮像カメラ1のパンを可変する。ズー
ム比率可変手段4は、文字列抽出手段2が取得した英数
字文字列6aの大きさを、予め登録されている、英数字
文字列6aの認識処理に適した大きさとなるように、撮
像カメラ1のズーム比率を可変する。
【0015】文字列認識手段5は、パン可変手段3、ズ
ーム比率可変手段4によって、ズーム比率、又はパンが
変更された撮像カメラ1によって、再び撮像される英数
字文字列6aを認識する。
【0016】以下、原理図の動作について説明する。ま
ず、撮像カメラ1は、自動車6を撮像する。文字列抽出
手段2は、撮像カメラ1が撮像した自動車6の英数字文
字列6aを抽出し、英数字文字列6aの大きさと、英数
字文字列6aの撮像カメラ1の撮像範囲を通過する通過
位置とを取得する。ここでは、撮像範囲7aに示すよう
に、英数字文字列6aの撮像範囲の通過位置は、中央よ
り右を通過している。
【0017】パン可変手段3は、文字列抽出手段2が取
得した英数字文字列6aの通過位置を、撮像範囲7bに
示すように、撮像範囲の中央に位置するように、撮像カ
メラ1のパンを変更する。
【0018】ズーム比率可変手段4は、文字列抽出手段
2が取得した英数字文字列6aの大きさを、撮像範囲7
cに示すように、予め登録されている英数字文字列6a
が適切に認識処理される大きさとなるように、ズーム比
率を可変する。
【0019】文字列認識手段5は、撮像範囲7cに示す
ように、ズーム比率、パンが変更された撮像カメラ1に
よって再び撮像される英数字文字列6a認識する。これ
により、例えば、自動車が、複数のレーンを変更して走
行する場合や、道路上の障害物を避けるためにレーンを
変更する場合でも、撮像装置は、撮像カメラのパン、及
びズーム比率を変更し、適切な状態で自動車6の英数字
文字列6aを認識する。よって、常に高い認識率を維持
して、自動車に記される英数字文字列6aを認識するこ
とができる。
【0020】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
撮像装置の機能ブロック図である。図に示すように、移
動する物体に記される文字列を、適切な状態で撮像する
撮像装置は、撮像カメラ10、画像取り込み部11、文
字列領域抽出部12、パン可変部13、ズーム比率可変
部14、文字列認識処理部15、辞書DB(DB:デー
タベース)15a、及び制御コマンド送信部16を有し
ている。
【0021】撮像カメラ10は、パン、及びズーム比率
が変更可能な撮像カメラである。画像取り込み部11
は、撮像カメラ10が撮像している物体を画像データと
して取り込む。
【0022】文字列領域抽出部12は、画像取り込み部
11が取り込んだ画像データを解析して物体に記される
文字列を抽出し、文字列の大きさを取得する。また、物
体が、撮像カメラ10の撮像範囲の水平方向における通
過位置を取得する。ここで、物体に記される文字列の位
置は、どの物体においてもおおよそ決まっており、取り
込んだ物体の画像データから、物体の文字列の位置を予
測決定し、抽出することができるとする。
【0023】パン可変部13は、文字列領域抽出部12
が取得した文字列の通過位置を、撮像範囲の水平方向に
おける中央に位置するように、撮像カメラ10のパンを
可変するためのパン変更値を算出する。
【0024】ズーム比率可変部14は、文字列領域抽出
部12が取得した文字列の大きさを、予め登録されてい
る、文字列認識処理に適した大きさとなるように、撮像
カメラ10のズーム比率を可変するためのズーム値を算
出する。
【0025】文字列認識処理部15は、パン、又はズー
ム比率が変更された後の撮像カメラ10によって、再び
撮像される物体の文字列の認識処理をする。文字列認識
処理部15は、文字列の文字を辞書DB15aに登録さ
れている文字を参照、比較し、最も一致した文字を物体
に記された文字として認識する。
【0026】制御コマンド送信部16は、パン可変部1
3が算出したパン変更値、及びズーム比率可変部14が
算出したズーム値を撮像カメラ10へ送信する。また、
制御コマンド送信部16は、パン変更値、及びズーム値
に関して、文字列を認識するための、最低限の性能を確
保できる限界値を保持している。制御コマンド送信部1
6は、限界値を超えたパン変更値、ズーム値を受け付け
た場合、保持している限界値をパン変更値、ズーム値と
して、撮像カメラ10へ送信する。ここで、文字列を認
識するための最低限の性能とは、例えば、自動車を撮像
する場合、自動車が通過する道路幅の範囲内でパン、ズ
ーム比率を変更すればよく、範囲外をパン、ズーム変更
する性能は不要であるということである。
【0027】以下、図2の機能ブロック図の処理の一例
をフローチャートを用いて説明する。図3は、図2の機
能ブロック図の処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【0028】[ステップS1]画像取り込み部11は、
撮像カメラ10が撮像する物体を画像データとして取り
込む。 [ステップS2]文字列領域抽出部12は、画像取り込
み部11が取り込んだ物体の画像データから、物体に記
される文字列を抽出する。そして、文字列領域抽出部1
2は、抽出した文字列の大きさと、文字列の撮像カメラ
10の撮像範囲の水平方向における通過位置を取得す
る。
【0029】[ステップS3]パン可変部13は、文字
列領域抽出部12が取得した文字列の通過位置が、撮像
範囲の水平方向の中央に位置するためのパン変更値を算
出する。
【0030】[ステップS4]制御コマンド送信部16
は、パン可変部13が算出したパン変更値が、文字列を
認識するための、最低限の性能を確保できる限界値以上
であるか否かを判断する。限界値以上であれば、ステッ
プS5へ進み、限界値未満であれば、ステップS6へ進
む。
【0031】[ステップS5]制御コマンド送信部16
は、限界値をパン変更値として撮像カメラ10へ送信す
る。撮像カメラ10は、受信した限界値でパンを可変す
る。 [ステップS6]制御コマンド送信部16は、パン可変
部13が算出したパン変更値を撮像カメラ10へ送信す
る。撮像カメラ10は、受信したパン変更値に応じて、
パンを可変する。これにより、撮像カメラ10が撮像す
る物体の文字列は、撮像範囲の中央へ位置する。
【0032】[ステップS7]ズーム比率可変部14
は、ステップS2において文字列領域抽出部12が取得
した文字列の大きさを、予め登録されている、文字列認
識処理に適した大きさとなるためのズーム値を算出す
る。
【0033】[ステップS8]制御コマンド送信部16
は、ズーム比率可変部14が算出したズーム値が、文字
列を認識するための、最低限の性能を確保できる限界値
以上か否かを判断する。限界値以上であれば、ステップ
S9へ進み、限界値未満であれば、ステップS10へ進
む。
【0034】[ステップS9]制御コマンド送信部16
は、限界値をズーム値として撮像カメラ10へ送信す
る。撮像カメラ10は、受信した限界値でズーム比率を
可変する。
【0035】[ステップS10]制御コマンド送信部1
6は、ズーム比率可変部14が算出したズーム値を撮像
カメラ10へ送信する。撮像カメラ10は、受信したズ
ーム値に応じて、ズーム比率を可変する。これにより、
撮像カメラ10が撮像する物体の文字列の大きさは、認
識処理に適した大きさとなる。
【0036】[ステップS11]画像取り込み部11
は、撮像カメラ10が撮像する物体を再度画像データと
して取り込む。このとき、物体の文字列は、撮像範囲の
中央で、認識処理に適切な大きさで取り込まれる。
【0037】[ステップS12]文字列認識処理部15
は、文字列領域抽出部12が再び抽出する文字列の文字
を、辞書DB15aに登録されている文字を参照して、
認識する。
【0038】このように、物体を1つ1つ追跡して、物
体の文字列を撮像範囲の中央に位置するようにパンを変
更し、認識処理を適切に実行できる大きさにズーム比率
を変更するので、常に高い認識率を維持して、移動する
物体の文字列を認識することができる。
【0039】なお、ズーム比率可変部14は、文字列認
識処理部15の文字列認識処理が終了した後、撮像カメ
ラ10のズーム比率を引く(画角を広角にする)ように
してもよい。これにより、撮像カメラ10の画角が広く
なり、パン、ズーム比率の変更前の、物体の画像データ
の取り込みが容易となる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係る撮
像装置の原理を説明する原理図である。図4に示すよう
に撮像装置は、撮像カメラ20、文字列抽出手段21、
統計手段22、パン可変手段23、ズーム比率可変手段
24、及び文字列認識手段25から構成されている。撮
像装置は、移動する物体として自動車26a,26b,
26c,・・・を撮像し、自動車26a,26b,26
c,・・・に記される英数字文字列26aa,26b
a,26ca,・・・(図において具体的英数字は省
略)を認識するとする。分布27a〜27cは、撮像カ
メラ20の撮像範囲の水平方向における英数字文字列の
通過位置と、その通過位置における英数字文字列の通過
数を示す。
【0041】撮像カメラ20は、ズーム比率、及びパン
が変更可能な撮像カメラである。文字列抽出手段21
は、撮像カメラ20が撮像する自動車の英数字文字列を
抽出し、撮像範囲の水平方向における英数字文字列の通
過する通過位置を取得する。
【0042】統計手段22は、一定時間の間、撮像範囲
の水平方向における英数字文字列の通過する通過位置
と、その通過位置における通過数の統計を採る。パン可
変手段23は、統計手段22が採った統計から、英数字
文字列が最も通過した最大通過位置を算出し、その最大
通過位置が撮像範囲の中央に位置するように撮像カメラ
20のパンを可変する。
【0043】ズーム比率可変手段24は、統計手段22
が採った統計の標準偏差から、撮像カメラ20の撮像範
囲外を通過した英数字文字列の予測通過位置を算出し、
予想通過位置が撮像範囲内に納まるように、撮像カメラ
20のズーム比率を可変する。
【0044】文字列認識手段25は、撮像カメラ20が
自動車を撮像し、文字列抽出手段21が抽出した英数字
文字列を認識する。以下、原理図の動作について説明す
る。
【0045】文字列抽出手段21は、撮像カメラ20が
撮像する自動車の英数字文字列を抽出し、撮像カメラ2
0の撮像範囲の水平方向における英数字文字列の通過す
る通過位置を取得する。
【0046】統計手段22は、一定時間の間、英数字文
字列の、撮像範囲の水平方向を通過する通過位置と、そ
の通過位置における通過数の統計を採る。これにより、
英数字文字列の通過位置と通過数は、分布27aに示す
ように分布したとする。分布27aから、英数字文字列
は、撮像範囲の中央より、右寄りを多く通過しているこ
とがわかる。
【0047】パン可変手段23は、分布27aから、英
数字文字列が最も通過した最大通過位置を算出し、その
最大通過位置を、分布27bに示すように、撮像範囲の
中央に位置するように撮像カメラ20のパンを可変す
る。
【0048】ズーム比率可変手段24は、統計手段22
が採った統計の標準偏差から、撮像範囲27bの範囲外
を通過した英数字文字列の予測通過位置を算出し、予想
通過位置が撮像範囲内に納まるように、撮像カメラ20
のズーム比率を可変する。図4の例では、分布27bの
両端(予測通過位置)を標準偏差から予測し、分布27
cに示すように、ズームを引いて、予測通過位置を含む
全分布が撮像範囲に収まるようにしている。
【0049】文字列認識手段25は、撮像カメラ20に
よって撮像される自動車の英数字文字列を認識処理す
る。このように、自動車の英数字文字列の通過位置とそ
の通過位置における通過数の分布から、一定時間ごとの
自動車の通過状況や変化を割り出し、撮像カメラのパ
ン、及びズーム比率を変更し、適切な状態で英数字文字
列を認識する。よって、常に高い認識率を維持して、自
動車の英数字文字列を認識することができる。
【0050】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
撮像装置の機能ブロック図である。図に示すように、移
動する物体に記される文字列を、適切な状態で撮像する
撮像装置は、撮像カメラ30、画像取り込み部31、文
字列領域抽出部32、統計処理部33、パン可変部3
4、ズーム比率可変部35、文字列認識処理部36、辞
書DB36a、及び制御コマンド送信部37を有してい
る。
【0051】撮像カメラ30は、パン、及びズーム比率
が変更可能な撮像カメラである。画像取り込み部31
は、撮像カメラ30が撮像している物体を画像データと
して取り込む。
【0052】文字列領域抽出部32は、画像取り込み部
31が取り込んだ画像データを解析して物体に記される
文字列を抽出し、この文字列の、撮像カメラ30の撮像
範囲を通過している通過位置を取得する。
【0053】統計処理部33は、一定時間の間における
文字列領域抽出部32が取得した文字列の通過位置と、
その通過位置における文字列の通過数との統計をとる。
そして、文字列の通過数の最も多い最大通過位置と、分
布の標準偏差を算出する。図6は、文字列の通過位置と
通過数の分布の一例を示す図である。撮像カメラ30の
撮像範囲の水平方向における文字列の通過位置を横軸に
とり、その通過位置における文字列の通過数を縦軸にと
ってある。図6の分布で表される関数をh(X)とし、
撮像範囲内で認識対象となる文字列が最も通過した位置
をピーク値Xpeakとする。ピーク値Xpeakは次
の式(1)で表す。
【0054】
【数1】
【0055】また、図6に示す分布の標準偏差σは次の
式(2)で表す。
【0056】
【数2】
【0057】統計処理部33は、式(1)によって撮像
範囲の文字列が最も通過した位置であるピーク値Xpe
akを算出し、式(2)によって分布の標準偏差σを算
出する。
【0058】パン可変部34は、統計処理部33が算出
したピーク値が、撮像範囲の中央の値となるようにパン
変更値を算出する。なお、ピーク値は、文字列の通過状
況に応じて変動し、ピーク値の変動に応じた撮像カメラ
30の過剰なまでのパン変更による認識率低下を防ぐた
め、パン可変部34は、撮像範囲の中央の値とピーク値
との値の幅に閾値を設定、保持し、撮像範囲の中央の値
とピーク値との値の幅が閾値を超えたときのみ、パン変
更値を算出する。
【0059】図7は、パン変更値算出を説明する図であ
る。図に示す撮像範囲40に示す縦線は、撮像カメラ3
0へ向かって移動する物体の文字列が、撮像範囲40に
入ってから撮像範囲を抜け出るまでの軌跡を示す。軌跡
の方向は撮像範囲の上から下へと向かう。軌跡の密度が
高いほど、多くの文字列が通過したことを示す。分布4
1は、撮像範囲40の各通過位置での文字列の通過数を
示す分布である。パン可変部34は、分布41における
ピーク値Xpeakを撮像範囲40の中央の値となるよ
うに撮像カメラ30のパンを可変するパン変更値を算出
する。
【0060】ズーム比率可変部35は、標準偏差σか
ら、撮像範囲外を通過する文字列の通過位置を予測し、
撮像範囲外を通過する文字列も撮像範囲内に入るように
するためのズーム値を算出する。
【0061】図8は、ズーム値算出を説明する図であ
る。図に示す撮像範囲42に示す縦線は、撮像カメラ3
0へ向かって移動する物体の文字列が、撮像範囲42に
入ってから撮像範囲を抜け出るまでの軌跡を示す。分布
43は、撮像範囲42の水平方向における各通過位置で
の文字列の通過数を示す。分布44a,44bは、撮像
範囲42の外側を通過する文字列の予想分布を示してい
る。分布44a,44bに示す文字列は、撮像範囲42
の範囲外であり、認識処理されることがない。そこで、
ズーム比率可変部35は、標準偏差σから、分布43の
予想広がりD(分布43に分布44a,44bが合わさ
れた分布)を算出する。予想広がりDは次の式(3)で
表す。
【0062】
【数3】
【0063】一般に式(3)のmを3とすると、予想広
がりDに対して約99%の予想広がりが求まる。以下で
は、mを3として説明する。ズーム比率可変部35は、
式(3)から求まる予想広がりDの値と、撮像範囲42
の水平方向における幅の値の比が1となるようなズーム
値を算出する。図8の例では、予想広がりDの値と、撮
像範囲42の水平方向における幅の値の比が1となるた
めには、撮像カメラ30のズームを引くズーム値が算出
されることになる。図9は、ズームを引いたときの図8
の分布の様子を示した図である。図9に示すように、撮
像範囲42の範囲内に、文字列が通過することが予想さ
れる分布44a,44bが含まれる。これによって、撮
像範囲42の範囲外を通過していた文字列も認識できる
ようになる。なお、標準偏差σは、文字列の通過状況に
応じて変動し、標準偏差σの変動に応じた撮像カメラ3
0の過剰なまでのズーム変更による認識率低下を防ぐた
め、ズーム比率可変部35は、予想広がりDと撮像範囲
の幅の比に閾値を設定、保持し、この閾値を超えたとき
のみ、ズーム値を算出する。
【0064】文字列認識処理部36は、文字列領域抽出
部32によって抽出される文字列の認識処理をする。文
字列認識処理部36は、文字列の文字を辞書DB36a
に登録されている文字を参照、比較し、最も一致した文
字を物体に記された文字として認識する。
【0065】制御コマンド送信部37は、パン可変部3
4が算出したパン変更値、及びズーム比率可変部35が
算出したズーム値を撮像カメラ30へ送信する。また、
制御コマンド送信部37は、パン変更値、及びズーム値
に関して、文字列を認識するための、最低限の性能を確
保できる限界値を保持している。制御コマンド送信部3
7は、限界値を超えたパン変更値、ズーム値を受け付け
た場合、限界値をパン変更値、ズーム値として、撮像カ
メラ30へ送信する。ここで、文字列を認識するための
最低限の性能とは、例えば、ズーム比率可変部35が、
予想広がりDの値と撮像範囲42の水平方向における幅
の値との比が1となるようにズームを引いても、文字列
を認識できる範囲内でズームを引くということである。
また、文字列が認識できる範囲内でパンを変更するとい
うことである。
【0066】以下、図5の機能ブロック図の処理の一例
をフローチャートを用いて説明する。図10、11は、
図5の機能ブロック図の処理の一例を示すフローチャー
トである。
【0067】[ステップS21]画像取り込み部31
は、撮像カメラ30が撮像する物体を画像データとして
取り込む。 [ステップS22]文字列領域抽出部32は、画像取り
込み部31が取り込んだ物体の画像データから、物体に
記される文字列を抽出する。そして、抽出した文字列
の、撮像カメラ30の撮像範囲の水平方向における通過
位置を取得する。
【0068】[ステップS23]文字列認識処理部36
は、文字列領域抽出部32が抽出した文字列を、辞書D
B36aを参照して認識する。 [ステップS24]統計処理部33は、文字列領域抽出
部32が取得した文字列の通過位置と、その通過位置に
おける文字列の通過数の統計を採る。
【0069】[ステップS25]統計処理部33は、一
定時間経過しているか否かを判断する。一定時間経過し
ていると、ステップS26へ進む。一定時間経過してい
なければ、ステップS21へ進む。
【0070】[ステップS26]統計処理部33は、文
字列の通過数の最も多い通過位置であるピーク値と、文
字列の通過位置とその通過位置における通過数の分布の
標準偏差を算出する。
【0071】[ステップS27]パン可変部34は、統
計処理部33が算出したピーク値が、撮像範囲の中央の
値となるためのパン変更値を算出する。そして、撮像範
囲の中央の値とピーク値との値の幅が、閾値以上である
か否かを判断する。閾値以上であればステップS28へ
進み、閾値未満であればステップS31へ進む。
【0072】[ステップS28]制御コマンド送信部3
7は、パン可変部34が算出したパン変更値が、文字列
を認識するための、最低限の性能を確保できる限界値以
上か否かを判断する。限界値以上であれば、ステップS
29へ進み、限界値未満であれば、ステップS30へ進
む。
【0073】[ステップS29]制御コマンド送信部3
7は、限界値をパン変更値として撮像カメラ30へ送信
する。撮像カメラ30は、受信した限界値で、パンを可
変する。
【0074】[ステップS30]制御コマンド送信部3
7は、パン可変部34が算出したパン変更値を撮像カメ
ラ30へ送信する。撮像カメラ30は、受信したパン変
更値に応じて、パンを可変する。これにより、撮像カメ
ラ30が撮像する文字列の最も通過数の多い通過位置
が、撮像範囲の中央へ位置する。
【0075】[ステップS31]ズーム比率可変部35
は、統計処理部33が算出した標準偏差から、分布の予
想広がりを算出する。そして、予想広がりと撮像範囲の
幅の比が閾値以上であるか否かを判断する。閾値以上で
あればステップS32へ進み、閾値未満であれば処理を
終了する。
【0076】[ステップS32]ズーム比率可変部35
は、予想広がりと撮像範囲の幅の比が1となるためのズ
ーム値を算出する。制御コマンド送信部37は、算出さ
れたズーム値が、文字列を認識するための、最低限の性
能を確保できる限界値以上であるか否かを判断する。限
界値以上であれば、ステップS33へ進み、限界値未満
であれば、ステップS34へ進む。
【0077】[ステップS33]制御コマンド送信部3
7は、限界値をズーム値として撮像カメラ30へ送信す
る。撮像カメラ30は、受信した限界値で、ズーム比率
を可変する。
【0078】[ステップS34]制御コマンド送信部3
7は、ズーム比率可変部35が算出したズーム値を撮像
カメラ30へ送信する。撮像カメラ30は、受信したズ
ーム値に応じて、ズーム比率を可変する。これにより、
撮像カメラ30の撮像範囲外を移動する物体の文字列を
認識することができる。
【0079】このように、物体の通過位置とその通過数
の分布統計を採り、分布の統計から最も通過数の多い通
過位置を算出し、この通過位置が撮像範囲の中央に位置
するようにパンを変更する。また、認証処理を適切に実
行できる大きさにズーム比率を変更するので、常に高い
認識率を維持して、移動する物体の文字列を認識するこ
とができる。
【0080】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図12は、本発明の第3の実施の形態に係る
撮像装置の機能ブロック図である。図に示すように、移
動する物体に記される文字列を撮像して認識する撮像装
置は、撮像カメラ50、画像取り込み部51、文字列領
域抽出部52、撮像カメラ制御部53、統計処理部5
4、統計的撮像カメラ制御部55、制御コマンド送信部
56、文字列認識処理部57、及び辞書DB57aを有
している。
【0081】撮像カメラ50は、パン、及びズーム比率
が変更可能な撮像カメラである。画像取り込み部51
は、撮像カメラ50が撮像している物体を画像データと
して取り込む。
【0082】文字列領域抽出部52は、所定時間、撮像
カメラ50の撮像範囲に物体が通過した通過数をカウン
トし、予め設定される通過数の閾値以上であるか否かを
判断する。通過数が閾値以上である場合には、画像取り
込み部51が取り込んだ画像データを解析して物体に記
される文字列を抽出し、文字列の通過位置を統計処理部
54へ通知する。閾値未満である場合には、文字列の大
きさと通過位置を撮像カメラ制御部53へ通知する。
【0083】撮像カメラ制御部53は、第1の実施の形
態で説明した図2の機能ブロック図のパン可変部13、
ズーム比率可変部14と同じ機能を有する。すなわち、
撮像カメラ制御部53は、文字列領域抽出部52が取得
した文字列の通過位置を、撮像範囲の中央に位置するよ
うに、撮像カメラ50のパンを可変するためのパン変更
値を算出する。また、文字列領域抽出部52が取得した
文字列の大きさを、予め登録されている、認識処理に適
した大きさとなるように撮像カメラ50のズーム比率を
可変するためのズーム値を算出する。
【0084】統計処理部54は、第2の実施の形態で説
明した図2の機能ブロック図の統計処理部33と同じ機
能を有する。すなわち、式(1)によって撮像範囲の文
字列が最も通過した位置であるピーク値Xpeakを算
出し、式(2)によって分布の標準偏差σを算出する。
【0085】統計的撮像カメラ制御部55は、第2の実
施の形態で説明した図2の機能ブロック図のパン可変部
34とズーム比率可変部35とを含む機能を有する。す
なわち、統計処理部54が算出したピーク値が、撮像範
囲の中央の値となるようにパン変更値を算出する。ま
た、統計処理部54が算出した標準偏差値から、撮像範
囲外を通過する文字列の通過位置の予想広がりを算出
し、この予想広がりの幅と撮像範囲の幅との比が1とな
るようにズーム値を算出する。
【0086】制御コマンド送信部56は、撮像カメラ制
御部53が算出するパン変更値、ズーム値を撮像カメラ
50に送信する。また、統計的撮像カメラ制御部55が
算出するパン変更値、ズーム値を撮像カメラ50に送信
する。
【0087】文字列認識処理部57は、文字列が撮像カ
メラ制御部53によって処理される場合、撮像カメラ5
0のパン、又はズーム比率が変更された後の、文字列領
域抽出部52によって抽出される文字列の認識処理をす
る。また、文字列が統計的撮像カメラ制御部55によっ
て処理される場合、文字列領域抽出部52によって毎回
抽出される文字列の認識処理をする。なお、文字列認識
処理部57は、文字列の文字を、辞書DB57aに登録
されている文字を参照して、認識する。
【0088】以下、図12の機能ブロック図の処理の一
例をフローチャートを用いて説明する。図13、14、
及び図15は、図12の機能ブロック図の処理の一例を
示すフローチャートである。
【0089】[ステップS41]画像取り込み部51
は、撮像カメラ50が撮像する物体を画像データとして
取り込む。 [ステップS42]文字列領域抽出部52は、所定時間
内における、文字列の撮像範囲の通過数が閾値以上であ
るか否かを判断する。閾値以上である場合は、ステップ
S43へ進み、閾値未満である場合は、ステップS61
へ進む。
【0090】[ステップS43]文字列領域抽出部52
は、画像取り込み部51が取り込んだ物体の画像データ
から、物体に記される文字列を抽出する。そして、抽出
した文字列の、撮像カメラ50の撮像範囲を通過してい
る通過位置を取得する。
【0091】[ステップS44]文字列認識処理部57
は、文字列領域抽出部52が抽出した文字列を、辞書D
B57aを参照して認識する。 [ステップS45]統計処理部54は、文字列領域抽出
部52が取得した文字列の通過位置と、その通過位置に
おける文字列の通過数の統計を採る。
【0092】[ステップS46]統計処理部54は、一
定時間経過しているか否かを判断する。一定時間経過し
ていると、ステップS47へ進む。一定時間経過してい
なければ、ステップS41へ進む。
【0093】[ステップS47]統計処理部54は、文
字列の通過数の最も多い通過位置であるピーク値と、文
字列の通過位置とその通過位置における通過数の分布の
標準偏差を算出する。
【0094】[ステップS48]統計的撮像カメラ制御
部55は、統計処理部54が算出したピーク値が、撮像
範囲の中央の値となるようにパン変更値を算出する。そ
して、撮像範囲の中央の値とピーク値との値の幅が、閾
値以上であるか否かを判断する。閾値以上であればステ
ップS49へ進み、閾値未満であればステップS52へ
進む。
【0095】[ステップS49]制御コマンド送信部5
6は、統計的撮像カメラ制御部55が算出したパン変更
値が、文字列を認識するための、最低限の性能を確保で
きる限界値以上であるか否かを判断する。限界値以上で
あれば、ステップS50へ進み、限界値未満であれば、
ステップS51へ進む。
【0096】[ステップS50]制御コマンド送信部5
6は、限界値をパン変更値として撮像カメラ50へ送信
する。撮像カメラ50は、受信した限界値で、パンを可
変する。
【0097】[ステップS51]制御コマンド送信部5
6は、統計的撮像カメラ制御部55が算出したパン変更
値を撮像カメラ50へ送信する。撮像カメラ50は、受
信したパン変更値に応じて、パンを可変する。これによ
り、撮像カメラ50が撮像する文字列の最も通過数の多
い通過位置が、撮像範囲の中央へ位置する。
【0098】[ステップS52]統計的撮像カメラ制御
部55は、統計処理部54が算出した標準偏差から、分
布の予想広がりを算出する。そして、予想広がりと撮像
範囲の幅の比が閾値以上であるか否かを判断する。閾値
以上であればステップS53へ進み、閾値未満であれば
処理を終了する。
【0099】[ステップS53]統計的撮像カメラ制御
部55は、予想広がりと撮像範囲の幅の比が1となるた
めのズーム値を算出する。制御コマンド送信部56は、
算出されたズーム値が、文字列を認識するための、最低
限の性能を確保できる限界値以上であるか否かを判断す
る。限界値以上であれば、ステップS54へ進み、限界
値未満であれば、ステップS55へ進む。
【0100】[ステップS54]制御コマンド送信部5
6は、限界値をズーム値として撮像カメラ50へ送信す
る。撮像カメラ50は、受信した限界値で、ズーム比率
を可変する。
【0101】[ステップS55]制御コマンド送信部5
6は、統計的撮像カメラ制御部55が算出したズーム値
を撮像カメラ50へ送信する。撮像カメラ50は、受信
したズーム値に応じて、ズーム比率を可変する。これに
より、撮像カメラ50の撮像範囲外を移動する物体の文
字列を認識することができる。
【0102】[ステップS61]文字列領域抽出部52
は、画像取り込み部51が取り込んだ物体の画像データ
から、物体に記される文字列を抽出する。そして、文字
列領域抽出部52は、抽出した文字列の大きさと、文字
列が撮像カメラ50の撮像範囲を通過する通過位置を取
得する。
【0103】[ステップS62]撮像カメラ制御部53
は、文字列領域抽出部52が取得した文字列の通過位置
が、撮像範囲の中央に位置するためのパン変更値を算出
する。
【0104】[ステップS63]制御コマンド送信部5
6は、撮像カメラ制御部53が算出したパン変更値が、
文字列を認識するための、最低限の性能を確保できる限
界値以上であるか否かを判断する。限界値以上であれ
ば、ステップS64へ進み、限界値未満であれば、ステ
ップS65へ進む。
【0105】[ステップS64]制御コマンド送信部5
6は、限界値をパン変更値として撮像カメラ50へ送信
する。撮像カメラ50は、受信した限界値に応じて、パ
ンを可変する。
【0106】[ステップS65]制御コマンド送信部5
6は、撮像カメラ制御部53が算出したパン変更値を撮
像カメラ50へ送信する。撮像カメラ50は、受信した
パン変更値に応じて、パンを可変する。これにより、撮
像カメラ50が撮像する物体の文字列は、撮像範囲の中
央へ位置する。
【0107】[ステップS66]撮像カメラ制御部53
は、ステップS61において文字列領域抽出部52が取
得した文字列の大きさが、予め登録されている、認識処
理に適した大きさとなるためのズーム値を算出する。
【0108】[ステップS67]制御コマンド送信部5
6は、撮像カメラ制御部53が算出したズーム値が、限
界値以上か否かを判断する。限界値以上であれば、ステ
ップS68へ進み、限界値未満であれば、ステップS6
9へ進む。
【0109】[ステップS68]制御コマンド送信部5
6は、限界値をズーム値として撮像カメラ50へ送信す
る。撮像カメラ50は、受信した限界値で、ズーム比率
を可変する。
【0110】[ステップS69]制御コマンド送信部5
6は、撮像カメラ制御部53が算出したズーム値を撮像
カメラ50へ送信する。撮像カメラ50は、受信したズ
ーム値に応じて、ズーム比率を可変する。これにより、
撮像カメラ50が撮像する物体の文字列の大きさは、認
識処理に適した大きさとなる。
【0111】[ステップS70]画像取り込み部51
は、撮像カメラ50が撮像する物体を再度画像データと
して取り込む。このとき、物体の文字列は、撮像範囲の
中央で、認識処理に適切な大きさで取り込まれる。
【0112】[ステップS71]文字列認識処理部57
は、文字列領域抽出部52が再び抽出する文字列の文字
を、辞書DB57aに登録されている文字を参照して、
認識する。
【0113】このように、所定時間内における、撮像カ
メラ50の撮像範囲を通過する物体の通過数に応じて処
理を切替えることにより、認識対象となる文字列の通過
数が少ない時間帯には、物体ごとにパン、ズーム比率を
可変して認識処理させ、通過数が多い時間帯には、一定
時間の通過数分布の統計からパン、ズーム比率を可変さ
せて、状況に応じた最適な認識処理を行うことができ、
常に高い認識率を維持して文字列を認識することができ
る。
【0114】(付記1) 移動物体の文字列を認識する
撮像装置において、パン及びズーム比率が変更可能な撮
像カメラと、前記撮像カメラが撮像する移動物体の文字
列を抽出し、前記文字列の大きさ及び前記撮像カメラの
撮像範囲を通過する前記文字列の通過位置を取得する文
字列抽出手段と、前記文字列の通過位置を前記撮像範囲
の中央に位置するように前記撮像カメラのパンを可変す
るパン可変手段と、前記文字列の大きさを予め登録され
ている文字列認識処理に適した大きさとなるように前記
撮像カメラのズーム比率を可変するズーム比率可変手段
と、前記ズーム比率又はパンが変更された前記撮像カメ
ラによって撮像される前記文字列を認識処理する文字列
認識手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
【0115】(付記2) 一定時間、前記文字列抽出手
段により取得された前記文字列の通過位置とその通過位
置における通過数との統計を採り、前記文字列が前記撮
像範囲を最も通過した最大通過位置と前記統計の標準偏
差とを算出する統計手段と、前記最大通過位置を前記撮
像範囲の中央に位置するように前記撮像カメラのパンを
可変する統計パン可変手段と、前記標準偏差から前記撮
像カメラの撮像範囲外を通過した文字列の予想通過位置
を算出し、前記予想通過位置を前記撮像範囲の範囲内に
納まるように前記撮像カメラのズーム比率を可変する統
計ズーム比率可変手段と、を有することを特徴とする付
記1記載の撮像装置。
【0116】(付記3) 前記文字列抽出手段は、所定
時間内に前記物体が一定数以上前記撮像範囲を通過する
場合に、前記統計ズーム比率可変手段と統計パン可変手
段とに前記撮像カメラのズーム比率とパンの可変処理を
させることを特徴とする付記2記載の撮像装置。
【0117】(付記4) 前記ズーム比率可変手段は、
前記文字列認識手段が前記物体の文字列を認識した後
に、前記撮像カメラの画角を広角にすることを特徴とす
る付記1記載の撮像装置。
【0118】(付記5) 移動物体の文字列を認識する
撮像装置において、ズーム比率及びパンが変更可能な撮
像カメラと、前記撮像カメラが撮像する移動物体の文字
列を抽出し、前記撮像カメラの撮像範囲を通過する前記
文字列の通過位置を取得する文字列抽出手段と、一定時
間、前記文字列抽出手段が取得した前記文字列の通過位
置とその通過位置における通過数との統計を採り、前記
文字列が前記撮像範囲を最も通過した最大通過位置と前
記統計の標準偏差とを算出する統計手段と、前記最大通
過位置を前記撮像範囲の中央に位置するように前記撮像
カメラのパンを可変するパン可変手段と、前記標準偏差
から前記撮像カメラの撮像範囲外を通過した文字列の予
想通過位置を算出し、前記予想通過位置を前記撮像範囲
の範囲内に納まるように前記撮像カメラのズーム比率を
可変するズーム比率可変手段と、前記撮像カメラによっ
て撮像される前記物体の文字列を認識処理する文字列認
識手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
【0119】(付記6) 前記パン可変手段は、前記文
字列認識手段が前記文字列を認識できる範囲内でパンを
可変することを特徴とする付記5記載の撮像装置。 (付記7) 前記ズーム比率可変手段は、前記文字列認
識手段が前記文字列を認識できる範囲内でズーム比率を
可変することを特徴とする付記5記載の撮像装置。
【0120】(付記8) 前記パン可変手段は、前記最
大通過位置が前記撮像範囲の中央から所定以上離れてい
る場合に前記撮像カメラのパンを可変することを特徴と
する付記5記載の撮像装置。
【0121】(付記9) 前記ズーム比率可変手段は、
前記予想通過位置の幅と前記撮像範囲の幅とが所定以上
異なる場合に前記撮像カメラのズーム比率を可変するこ
とを特徴とする付記5記載の撮像装置。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、文字列
の大きさと撮像範囲を通過する文字列の通過位置とを取
得して、文字列の通過位置が撮像範囲の中央に位置する
ように撮像カメラのパンを可変し、文字列の大きさが文
字列認識処理に適した大きさとなるように撮像カメラの
ズーム比率を可変するようにした。これにより、常に高
い認識率を維持して、移動する物体の文字列を認識する
ことができる。
【0123】また、本発明では、文字列が撮像範囲を最
も通過した最大通過位置と文字列が撮像範囲外を通過し
た予想通過位置とを算出して、文字列の最大通過位置が
撮像範囲の中央に位置するように撮像カメラのパンを可
変し、文字列の予想通過位置が撮像範囲に納まるように
撮像カメラのズーム比率を可変するようにした。これに
より、常に高い認識率を維持して、移動する物体の文字
列を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の原
理を説明する原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の機
能ブロック図である。
【図3】図2の機能ブロック図の処理の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の原
理を説明する原理図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の機
能ブロック図である。
【図6】文字列の通過位置と通過数の分布の一例を示す
図である。
【図7】パン変更値算出を説明する図である。
【図8】ズーム値算出を説明する図である。
【図9】ズームを引いたときの図8の分布の様子を示し
た図である。
【図10】図5の機能ブロック図の処理の一例を示す第
1のフローチャートである。
【図11】図5の機能ブロック図の処理の一例を示す第
2のフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の
機能ブロック図である。
【図13】図12の機能ブロック図の処理の一例を示す
第1のフローチャートである。
【図14】図12の機能ブロック図の処理の一例を示す
第2のフローチャートである。
【図15】図12の機能ブロック図の処理の一例を示す
第3のフローチャートである。
【図16】撮像装置の画角の大きさと認識率の一般的な
関係を示した図である。
【図17】文字列通過分布の一例を示した図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,50 撮像カメラ 2,21 文字列抽出手段 3,23 パン可変手段 4,24 ズーム比率可変手段 5,25 文字列認識手段 6,26a,26b,26c 自動車 6a,26aa,26ba,26ca 英数字文字列 11,31,51 画像取り込み部 12,32,52 文字列領域抽出部 13,34 パン可変部 14,35 ズーム比率可変部 15,36,57 文字列認識処理部 15a,36a,57a 辞書DB 16,37,56 制御コマンド送信部 22 統計手段 33,54 統計処理部 53 撮像カメラ制御部 55 統計的撮像カメラ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 E K (72)発明者 枝並 隆文 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B029 BB02 CC04 CC13 5B057 AA16 CA12 CA16 DA07 DB02 DC36 5C022 AA04 AA05 AB62 AB66 AC27 5C054 AA01 CA04 CE15 CF06 CH01 EA01 EA03 EA05 EA07 FC03 FC16 FF02 FF03 GB15 HA18 HA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体の文字列を認識する撮像装置に
    おいて、 パン及びズーム比率が変更可能な撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像する移動物体の文字列を抽出し、
    前記文字列の大きさ及び前記撮像カメラの撮像範囲を通
    過する前記文字列の通過位置を取得する文字列抽出手段
    と、 前記文字列の通過位置を前記撮像範囲の中央に位置する
    ように前記撮像カメラのパンを可変するパン可変手段
    と、 前記文字列の大きさを予め登録されている文字列認識処
    理に適した大きさとなるように前記撮像カメラのズーム
    比率を可変するズーム比率可変手段と、 前記ズーム比率又はパンが変更された前記撮像カメラに
    よって撮像される前記文字列を認識処理する文字列認識
    手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 一定時間、前記文字列抽出手段により取
    得された前記文字列の通過位置とその通過位置における
    通過数との統計を採り、前記文字列が前記撮像範囲を最
    も通過した最大通過位置と前記統計の標準偏差とを算出
    する統計手段と、 前記最大通過位置を前記撮像範囲の中央に位置するよう
    に前記撮像カメラのパンを可変する統計パン可変手段
    と、 前記標準偏差から前記撮像カメラの撮像範囲外を通過し
    た文字列の予想通過位置を算出し、前記予想通過位置を
    前記撮像範囲の範囲内に納まるように前記撮像カメラの
    ズーム比率を可変する統計ズーム比率可変手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記文字列抽出手段は、所定時間内に前
    記物体が一定数以上前記撮像範囲を通過する場合に、前
    記統計ズーム比率可変手段と統計パン可変手段とに前記
    撮像カメラのズーム比率とパンの可変処理をさせること
    を特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記ズーム比率可変手段は、前記文字列
    認識手段が前記物体の文字列を認識した後に、前記撮像
    カメラの画角を広角にすることを特徴とする請求項1記
    載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 移動物体の文字列を認識する撮像装置に
    おいて、 ズーム比率及びパンが変更可能な撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像する移動物体の文字列を抽出し、
    前記撮像カメラの撮像範囲を通過する前記文字列の通過
    位置を取得する文字列抽出手段と、 一定時間、前記文字列抽出手段が取得した前記文字列の
    通過位置とその通過位置における通過数との統計を採
    り、前記文字列が前記撮像範囲を最も通過した最大通過
    位置と前記統計の標準偏差とを算出する統計手段と、 前記最大通過位置を前記撮像範囲の中央に位置するよう
    に前記撮像カメラのパンを可変するパン可変手段と、 前記標準偏差から前記撮像カメラの撮像範囲外を通過し
    た文字列の予想通過位置を算出し、前記予想通過位置を
    前記撮像範囲の範囲内に納まるように前記撮像カメラの
    ズーム比率を可変するズーム比率可変手段と、 前記撮像カメラによって撮像される前記物体の文字列を
    認識処理する文字列認識手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
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KR101329492B1 (ko) * 2012-01-25 2013-11-13 한국과학기술원 카메라 렌즈를 조절하여 인식할 문자열을 영상의 중앙에 인식 가능한 크기로 위치시키는 장치 및 그 방법
CN105516590A (zh) * 2015-12-11 2016-04-20 广东欧珀移动通信有限公司 一种图片处理方法及装置

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