JP2003309584A - 車載用ゲートウェイ装置及び車両 - Google Patents

車載用ゲートウェイ装置及び車両

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JP2003309584A
JP2003309584A JP2002111386A JP2002111386A JP2003309584A JP 2003309584 A JP2003309584 A JP 2003309584A JP 2002111386 A JP2002111386 A JP 2002111386A JP 2002111386 A JP2002111386 A JP 2002111386A JP 2003309584 A JP2003309584 A JP 2003309584A
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communication unit
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JP2002111386A
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English (en)
Inventor
Tsugufumi Fujimoto
嗣史 藤本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両における複数のネットワークを簡易に構
成することが可能な車載用ゲートウェイ装置及び車両を
提供する。 【解決手段】 第1ネットワーク上の車両制御機器との
間で情報を送受信する第1通信部11と、第2ネットワ
ーク上のオーディオ機器及びカーナビゲーション機器を
含む情報機器との間で情報を送受信する第2通信部12
と、第3ネットワーク上の携帯情報端末機器との間で無
線により情報を送受信する第3通信部13と、送信元の
機器から受信した情報に対応させて、該情報の送信先の
機器を登録したアドレステーブル451を参照して、前
記第1乃至第3通信部11〜13のいずれかで受信した
情報の送信先を決定する手段と、受信した情報を前記決
定した送信先のネットワークに係るプロトコルへ変換す
る手段と、変換後の情報を前記決定したネットワーク上
の機器へ送信する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる種類のプロ
トコルを使用する複数のネットワークを接続するための
車載用ゲートウェイ装置及びこれを用いた車両に関し、
特にLAN(LocalArea Network)、IEEE(Institute
of Electrical and ElectronicsEngineers)1394規
格に基づくネットワーク、及びBluetooth等の無線LA
N等の異なるプロトコルにより構成されるネットワーク
同士を接続するための車載用ゲートェイ装置及びこれを
用いた車両に関する。
【0002】
【従来の技術】近年車両内で送受信される情報のネット
ワーク化が進んでおり、車速センサ、ABS(Anti Brak
ing System)等の各機器を相互に接続して、中央演算装
置によりこれらの各機器を制御する車載LANシステム
が構築されている。また、予め車内に設置されているラ
ジオ、カーナビゲーションシステム等の情報機器により
1つのネットワークが構築され、さらに、携帯電話機、
PDA(PersonalDigitalAssistant)、ディジタルスチル
カメラ(以下、ディジタルカメラという)、ゲーム機等
車内に持込む情報機器から構成される他のネットワーク
も構築されている。
【0003】現在これらプロトコルの異なる複数のネッ
トワークを相互に接続し、情報を相互に送受信する試み
が提案されている。以下に従来提案されている方式を説
明する。図11は従来の情報プラットフォームの構造を
示す模式図である。図において100,100…はAB
S、DDM(Drivers Door Module)、PSM(Power Seat
Module)等の車両制御機器であり、これら車両制御機器
100は相互に車両制御系LAN100Nに接続されて
いる。また、200,200…はAM・FMラジオ、カ
ーナビゲーション、CDチェンジャ、ディジタル放送チ
ューナ等予め車載用として設置されている純正(OE
M)情報機器である。これらの純正情報機器200は相
互に純正情報系LAN200Nにより接続されている。
【0004】300,300…はDVDプレーヤ、ゲー
ム機、ディジタルカメラ等後に車内へ持ち込んで使用す
る持込み(OPEN)情報機器である。これらの、持込
み情報機器300も持込み情報系LAN300Nにより
接続されている。GW1は車両制御系LAN100Nと
純正情報系LAN200Nとの間に設けられるゲートウ
ェイ装置である。車両制御系LAN100Nと純正情報
系LAN200Nとは通信プロトコルが相違することか
ら、ゲートウェイ装置GW1を中継させている。同様に
純正情報系LAN200Nと持込み情報系LAN300
Nとの間にもゲートウェイ装置GW2が接続されてい
る。このように、新たにネットワークが構築されるたび
にゲートウェイ装置を介在させて複数のプロトコルの異
なるネットワークを拡張させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、ゲートウェイ装置をネットワークが新設され
るたびに用意する必要があり、構成が非常に複雑になる
という問題があった。特に近年では、携帯電話機等の携
帯情報端末機器により構成されるネットワークと車両内
に構築されたネットワーク群との間で無線により各種情
報を送受信する試みが提案されているところ、このよう
な無線によるネットワークをさらに構築した場合、車載
用のゲートウェイ装置の数も増加し、ハードウェア構成
も極めて複雑となる事が想定される。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、第1ネットワーク上
の車両制御機器、第2ネットワーク上の情報機器、及び
第3ネットワーク上の携帯情報端末機器との間の情報を
それぞれ送受信する通信部を一のゲートウェイ装置に設
け、受信した情報の送信先の機器を登録したアドレステ
ーブルを参照して、各通信部で受信した情報の送信先を
決定してプロトコルの変換を行い、その後送信先の機器
へ情報を送信させることにより、車両における複数のネ
ットワークを簡易に構成することが可能な車載用ゲート
ウェイ装置及び車両を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、IEEE13
94規格等のネットワーク上に情報機器を接続する場合
に、予め車両に搭載される情報機器群を接続する通信ポ
ートに加えて新たに追加する情報機器群を接続する通信
ポートを別個に用意し、特にこれを車内またはトランク
内の露出する部分に設けることにより、よりユーザが拡
張のための情報機器を容易に接続する事が可能な車載用
ゲートウェイ装置及び車両を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る車載用ゲ
ートウェイ装置は、異なる種類のプロトコルを使用する
複数のネットワークを接続するための車載用ゲートウェ
イ装置において、第1ネットワーク上の車両制御機器と
の間で情報を送受信する第1通信部と、第2ネットワー
ク上のオーディオ機器及びカーナビゲーション機器を含
む情報機器との間で情報を送受信する第2通信部と、第
3ネットワーク上の携帯情報端末機器との間で無線によ
り情報を送受信する第3通信部と、送信元の機器から受
信した情報に対応させて、該情報の送信先の機器を登録
したアドレステーブルを参照して、前記第1乃至第3通
信部のいずれかで受信した情報の送信先を決定する手段
と、受信した情報を前記決定した送信先のネットワーク
に係るプロトコルへ変換する手段と、変換後の情報を前
記決定したネットワーク上の機器へ送信する手段とを備
えることを特徴とする。
【0009】第2発明に係る車載用ゲートウェイ装置
は、第1発明において、前記第2ネットワークは、第2
主ネットワーク及び該第2主ネットワーク上の情報機器
とは異なる時点で接続される情報機器による第2副ネッ
トワークからなり、前記第2通信部は、前記第2主ネッ
トワーク上の情報機器から送信される情報を受け付ける
主ポート及び前記第2副ネットワーク上の情報機器から
送信される情報を受け付ける副ポートを備えることを特
徴とする。
【0010】第3発明に係る車載用ゲートウェイ装置
は、第2発明において、前記主ポートと副ポートとを結
ぶ通信ライン上に設けられ、前記第2主ネットワーク上
の情報機器と第2副ネットワーク上の情報機器との間で
送受信される情報を中継するリピータを更に備えること
を特徴とする。
【0011】第4発明に係る車載用ゲートウェイ装置
は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記第
2ネットワークは、IEEE1394規格に基づくネッ
トワークであることを特徴とする。
【0012】第5発明に係る車両は、第1発明乃至第4
発明のいずれかに記載の車載用ゲートウェイ装置を備え
ることを特徴とする。
【0013】第6発明に係る車両は、第2発明または第
3発明に記載の車載用ゲートウェイ装置を備える車両で
あって、前記副ポートが車内またはトランク内で露出す
るよう前記車載用ゲートウェイ装置を設置してあること
を特徴とする。
【0014】第1発明及び第5発明にあっては、一の車
載用ゲートウェイ装置に、第1ネットワーク上のAB
S、車速計測器等の車両制御機器との間で情報を送受信
する第1通信部、第2ネットワーク上のオーディオ機器
及びカーナビゲーション機器等の情報機器との間で情報
を送受信する第2通信部、及び第3ネットワーク上の携
帯電話機、携帯ナビゲーション装置、ノートパソコン等
の携帯情報端末機器との間でBluetooth等の仕様の無線
により情報を送受信する第3通信部を設ける。各ネット
ワーク上の機器から第1乃至第3通信部のいずれかを介
して情報が送信された場合、送信元から受信した情報に
対応させて、該情報の送信先の機器を登録したアドレス
テーブルを参照して、第1乃至第3通信部のいずれかで
受信した情報の送信先の機器を決定する。
【0015】そして、車載用ゲートウェイ装置は、受信
した情報を前記決定した送信先の機器のネットワークに
係るプロトコルへ変換し、変換後の情報を前記決定した
ネットワーク上の機器へ送信する。例えば携帯電話機か
らエンジン始動を指示する情報が無線により第3通信部
へ送信された場合、アドレステーブルを参照してその送
信先が車両制御機器群を構成する第1ネットワークのE
CM(Engine ControlModule)と決定される。そして、エ
ンジン始動指示情報のプロトコルを第3ネットワークの
ものから第1ネットワークのものへ変換し、変換後のエ
ンジン始動指示情報を決定したECMへ送信する。この
ように構成したので、車両制御系ネットワーク及び車載
用情報機器ネットワークに加えて無線のネットワークが
新たに構築された場合でも、一の車載用ゲートウェイ装
置により情報の送受信が行え、複雑化する車両ネットワ
ークを極めてコンパクトに実現することが可能となる。
【0016】第2発明乃至第4発明及び第6発明にあっ
ては、IEEE1394規格等の第2ネットワークは、
ラジオ、カーナビゲーション装置など予め車内に設置さ
れた情報機器による第2主ネットワーク、及び前記情報
機器とは異なる時点で接続された情報機器、つまりゲー
ム機、ディジタルカメラ等の新たに持ち込んで接続され
る情報機器による第2副ネットワークにより構成され
る。第2通信部は、第2主ネットワークの情報機器から
送信される情報を受け付ける主ポート及び第2副ネット
ワークの情報機器から送信される情報を受け付ける副ポ
ートを備える。特にケーブルの抜き差しが多い副ポート
については車内、トランク内で露出するようゲートウェ
イ装置を設置する。このようにIEEE1394規格等
に基づくネットワーク接続端子を利用しやすい箇所に設
け、しかも一のゲートウェイ装置により各種ネットワー
クへの情報の送受信を可能としたので、ユーザは容易に
車内に情報機器を持ち込んでこれを接続して利用するこ
とが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態を示す図
面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る車載用ゲー
トウェイ装置の設置例を示す模式図であり、図2は車載
用ゲートウェイ装置の外観を示す斜視図である。図1に
おいて1は本発明に係る車載用ゲートェイ装置(以下、
ゲートウェイという)であり、車内のダッシュボードま
たはトランクルーム内等適宜の箇所に設置されている。
図1(a)はダッシュボード上に設置する際の例を示し
たものであり、図1(b)はトランクルーム内にゲート
ウェイ1を設置した際の例を示すものである。12bは
車内に持ち込んで使用する情報機器、例えばディジタル
カメラ、ゲーム機などの情報機器(以下、持込み情報機
器という)で構成される第2副ネットワークのケーブル
アダプタを接続するための副ポートである。図に示すよ
うに副ポート12bは持込み情報機器を容易に接続でき
るよう、車内またはトランクルーム内で露出するよう設
けられている。副ポートは例えば、IEEE1394規
格に基づく4ピンまたは6ピンのコネクタを接続するこ
とが可能なアダプタ、またはポート等を設ければよい。
【0018】図2(a)は一の方向から見た場合のゲー
トウェイ1の外観を示す斜視図であり、図2(b)は他
の方向から見た場合のゲートウェイ1の外観を示す斜視
図である。図2(b)における12aはチューナ、スピ
ーカ、カーナビゲーション、モニタ等予め車両に搭載さ
れる情報機器(以下、純正情報機器という)により構成
される第2主ネットワークのケーブルアダプタを接続す
るための主ポートである。第2ネットワークは例えばI
EEE1394規格に基づくネットワークを用いる。以
下では第2ネットワークをIEEE1394規格に基づ
くネットワークであるものとして説明する。第2主ネッ
トワークは例えば、光ケーブルにより接続される高速の
Optical LANで構成し、第2副ネットワークはメタルケ
ーブルにより接続されるMetal LANで構成する。以下で
は第2主ネットワークをOpticalLAN、第2副ネットワー
クをMetal LANであるものとして説明する。
【0019】図2(a)及び図2(b)における13は
携帯電話機、ノートパソコン、PDA等の携帯情報端末
機器から構成される第3ネットワーク(以下、無線LA
Nという)との間の情報を無線により送受信するための
第3通信部である。この無線による通信は例えば、Blue
tooth、IrDA(Infrared Data Association)による赤外線
通信、またはIEEE802.11規格に基づいて行われる。な
お、本実施の形態においては、Bluetoothを用いた場合
について説明する。
【0020】11aおよび11bはABS、ETM(Ele
ctricThrottle Module)等の車両制御機器から出力され
る情報を伝送するケーブルを接続するための主トランシ
ーバ及び副トランシーバである。車両制御機器を構成す
る第1ネットワークは、ABS、ETM、TCM(Trans
missionControl Module)、ECM(Engine Control Modu
le)等のパワートレイン系機器から構成されるHigh Spee
dLAN(500kbps)、及びDDM(Driver’s Door Module)、
CCM(Climate Control Module)等のボディ系機器から
構成されるLowSpeed LAN(125kbps)に分類される。以下
では、第1ネットワークをHigh Speed LAN及びLow Spee
d LANであるものとして説明する。
【0021】以下に、各ネットワークの構成及び各ネッ
トワーク上の情報機器と情報を送受信するゲートウェイ
1の第1乃至第3通信部の内容について説明する。図3
は第1ネットワーク上の機器及び第1通信部の構成を示
すブロック図である。図に示すようにHigh Speed LAN1
Hには、パワートレイン系の車両制御機器としてABS
21、ETM22、TCM23,ECM24がバス1H
Bに接続されている。ゲートウェイ1の第1通信部11
にはHighSpeed LAN1Hからの情報を受信、または各機
器へ情報を送信するための主トランシーバ11aが設け
られている。バス1HBは2本のワイヤで構成され、主
トランシーバ11aは2本のワイヤの電位差によりその
バスのレベルを判断する。
【0022】バスのレベルはドミナントレベルとレセシ
ブルレベルがあり、ABS21等の車両制御機器はこの
バスのレベルを変化させることにより主トランシーバ1
1aにメッセージを送ることができる。一方、Low Spee
d LAN1Lにはボディ系の車両制御機器として、DDM
25,CCM26がバス1LBに接続されている。ゲー
トウェイ1の第1通信部11にはLowSpeed LAN1Lから
の情報を受信または各機器へ情報を送信するための副ト
ランシーバ11bが設けられている。バス1LBは2本
のワイヤで構成され、副トランシーバ11bは2本のワ
イヤの電位差によりそのバスのレベルを判断する。以上
説明した第1ネットワークから第1通信部11を介し
て、ゲートウェイ1のCPU(CentralProcessing Unit)
へ機器の情報、及び各種情報が出力される。
【0023】図4は第2ネットワーク及び第2通信部1
2の構成を示すブロック図である。第2ネットワークは
例えばIEEE1394規格に基づき情報の送受信が行
われる。第2主ネットワークであるOptical LAN2PL
の伝送路2Pは光ケーブルで構成され、その伝送路2P
上には純正情報機器であるスピーカ27、カーナビゲー
ション28、モニタ29、チューナ210、モニタカメ
ラ211等が接続されている。さらに伝送路2P上には
同期通信における各純正情報機器の通信権利取得情報を
記録するIRM(IsochronousResource Manager)212
が接続されている。
【0024】一方、第2副ネットワークであるMetal LA
N2MLの伝送路2Lは金属製のケーブルで構成され、
その伝送路2L上には持込み情報機器であるディジタル
カメラ213、ゲーム機214、CDプレーヤ215等
が接続されている。OpticalLAN2PLの伝送路2Pは第
2通信部12の主ポート12aに接続され、Metal LAN
2MLの伝送路2Lは副ポート12bに接続される。
【0025】主ポート12aと副ポート12bの間には
Optical LAN2PLとMetalLAN2MLとの間の情報を送
受信するためのリピータRが介装される。第2通信部1
2の主ポート12a及び副ポート12bにて受信した情
報はゲートウェイ1のCPUへ出力される。なお出力さ
れる情報はパケット方式により送信され、送信元の機器
の情報(Vender_id、guID(GlobalUnique
Identifier)等)、送信先の機器の情報、情報の内容等
を含むパケットが逐次送受信される。
【0026】図5は第3ネットワーク(無線ネットワー
ク3N)、第3通信部13及び携帯情報端末機器の構成
を示すブロック図である。携帯情報端末機器は例えば、
携帯電話機218、PDA217、ノートパソコン21
6などであり、Bluetoothによる無線通信機能を実装し
ており、同じく第3通信部13もBluetoothによる無線
通信機能を実装している。
【0027】以下に、第3通信部13のハードウェア構
成について説明する。なお、ここでは、本発明の機能を
実現するために必要なハードウェア部分を中心に説明す
る。また、携帯情報端末機器は以下では携帯電話機21
8であるものとして説明する。第3通信部13には、
2.45GHz帯の無線電波を用いて携帯電話機218
と通信を行うための第3通信部13として、無線アンテ
ナ部13a、RF(Radio Frequency)部13b、ベー
スバンド部13d、水晶発振部13cが実装される。こ
の第3通信部13と、ゲートウェイ1の主要ユニットで
あるCPUとは、USB(UniversalSerial Bus)などの
シリアルインタフェース13eを介して接続される。
【0028】無線アンテナ部13aは、携帯電話機21
8との間の無線通信を実現する2.45GHz帯の無線
電波を送受信する部分である。RF部13bは、受信時
には無線アンテナ部13aにて受信された無線電波を水
晶発振部13cから発信される基本周波数信号とミキシ
ングして中間周波数信号に変換した後、ベースバンド部
13dによりプロトコル処理を行う。無線アンテナ部1
3a、RF部13bを経由して入力された信号は、この
ベースバンド部13dにてゲートウェイ1のCPUが処
理可能なデータ列に変換される。
【0029】送信時は、受信時の逆の流れとなり、送信
データをベースバンド部13dにて所定のプロトコルに
従ってRF部13bで扱える信号に変換し、RF部13
bで2.45GHz帯の無線電波に変調して無線アンテ
ナ部13aから発信する。
【0030】続いて、第3通信部13及びゲートウェイ
1の主要ユニットであるCPUに実装されるソフトウェ
アについて説明する。第3通信部13側には、ハードウ
ェアであるRF部13b、ベースバンド部13dがあ
り、このベースバンド部13d上に無線電波で携帯電話
機218側との間の無線リンクを制御するLMP(Link
Management Protocol)と、ゲートウェイ1のCPUと
のシリアルインタフェース処理を行うHCI(HostCont
rol Interface)が実装される。同様に、CPUには、
2.45GHz帯の無線通信用の無線プロトコルスタッ
クと、第3通信部13とのシリアルインタフェース処理
を行うHCI等が実装される。
【0031】携帯電話機218には、2.45GHz帯
の無線電波を用いて第3通信部13と通信を行うための
無線モジュール部2180として、無線アンテナ部21
8a、無線RF部218b、無線ベースバンド部218
c、水晶発振部218eが実装される。この無線モジュ
ール部2180と携帯電話エンジン部2181とは、シ
リアルインタフェース218d、218gを介して接続
される。
【0032】無線アンテナ部218aは、第3通信部1
3との間の無線通信を実現する2.45GHz帯の無線
電波を送受信する部分である。無線RF部218bは、
受信時には無線アンテナ部218aにて受信された無線
電波を水晶発振部218eから発信される基本周波数信
号とミキシングして中間周波数信号に変換した後、無線
ベースバンド部218cで扱えるデジタル信号に復調す
る処理を行う。無線ベースバンド部218cは、プロト
コル処理を行う。無線アンテナ部218a、無線RF部
218bを経由して入力された信号は、この無線ベース
バンド部218cにて携帯電話エンジン部2181の主
要ユニットであるCPU218jが処理可能なデータ列
に変換される。
【0033】送信時は、受信時に逆の流れとなり、送信
データを無線ベースバンド部218cにて所定のプロト
コルに従って無線RF部218bで扱える信号に変換
し、無線RF部218bで2.45GHz帯の無線電波
に変調して無線アンテナ部218aから発信する。
【0034】一方、携帯電話エンジン部2181には、
携帯電話機用として携帯電話アンテナ部218h、携帯
電話RF部218i、携帯電話ベースバンド部218f
の他に、データ表示用としてのLCD(Liquid Crystal
Display)等の表示部218m、データ入力用としてのプ
ッシュボタン等の入力部218n、データ記憶用として
のRAM(RandomAccess Memory)218lなどが設けら
れる。入力部218nは、数字キー、カーソルキー、選
択確定キー等から構成される。また、AD/DA変換部
218p、マイク・スピーカ218q、電源部218o
が設けられる。
【0035】次に、無線モジュール部2180及び携帯
電話エンジン部2181に実装されるソフトウェアにつ
いて簡単に説明する。携帯電話エンジン部2181側に
は2.45GHz帯の無線通信の無線プロトコルスタッ
クが実装される。また、携帯電話機218の無線モジュ
ール部2180側には、ハードウェアである無線RF部
218b、無線ベースバンド部218cがあり、この無
線ベースバンド部218c上に無線電波で第3通信部1
3との間で無線リンクを制御するLMP、携帯電話エン
ジン部2181とのシリアルインタフェース処理を行う
HCIが実装される。
【0036】また、携帯電話エンジン部2181には、
携帯電話機として標準的に実装されている携帯電話RF
部218i、携帯電話ベースバンド部218fの携帯電
話プロトコルスタックに加え、各種アプリケーション
と、2.45GHz帯の無線通信用の無線プロトコルス
タックと、無線モジュール部2180側とのシリアルイ
ンタフェース処理を行うHCIが実装される。
【0037】図6はゲートウェイ1のハードウェア構成
を示すブロック図である。図に示すようにCPU41に
はバス47を介して上述した第1通信部11、第2通信
部12及び第3通信部13が接続されている。第1通信
部11から送信される情報、第2通信部12から送信さ
れる情報、及び第3通信部13から送信される情報はそ
れぞれ分類されてRAM42に格納される。具体的には
主トランシーバ11a、副トランシーバ11b、主ポー
ト12a、副ポート12b、及びシリアルインタフェー
ス13eから出力された情報はRAM42の所定のアド
レス領域に格納される。ハードディスク等の記憶部45
には、各機器から送信された情報の送信先を記憶したア
ドレステーブル451及びプロトコル変換処理の際に参
照されるプロトコル変換データベース(以下、プロトコ
ル変換DBという)452が記憶されている。
【0038】プロトコル変換DB452には、第1ネッ
トワークと第2ネットワークとの間でのプロトコル変換
の際に参照される、第1・第2間プロトコル変換DB4
52a、第2ネットワークと第3ネットワークとの間で
のプロトコル変換の際に参照される、第2・第3間プロ
トコル変換DB452b及び第1ネットワークと第3ネ
ットワークとの間でのプロトコル変換の際に参照され
る、第1・第3間プロトコル変換DB452cが用意さ
れている。なお、RAM42には送信元から受信した情
報に対応させて、アドレステーブル451を参照し、第
1乃至第3通信部11〜13で受信した情報の送信先を
決定し、受信した情報を決定した送信先のネットワーク
に係るプロトコルへ変換する処理等を実行すると共に、
第1乃至第3通信部11〜13、及び記憶部45等を制
御する制御プログラム42Pがロードされている。
【0039】図7はアドレステーブル451のレコード
レイアウトを示す説明図である。アドレステーブル45
1は送信元通信部フィールド、送信元ポートフィール
ド、送信元LANフィールド、送信元機器フィールド及
び送信情報フィールドが用意され、これらに対応するテ
ーブルとして送信先通信部フィールド、送信先ポートフ
ィールド、送信先LANフィールド及び送信先機器フィ
ールドが用意されている。送信元通信部フィールドには
情報の送信元に対応する通信部の情報が記憶されてお
り、「1」は情報の送信元が第1通信部11であること
を示し、同様に「2」は情報の送信元が第2通信部12
であることを示し、「3」は情報の送信元が第3通信部
13であることを示す。送信元ポートフィールドには情
報を送信した機器が接続される主トランシーバ11a、
副トランシーバ11b、主ポート12a、副ポート12
b、及びシリアルインタフェース13eを示す送信元機
器のポートの種別を記憶している。
【0040】送信元LANフィールドにはゲートウェイ
1が受信した情報の送信元のLANを記憶しており、具
体的には、第1ネットワークであるHigh Speed LAN1H
及びLow Speed LAN1L、第2主ネットワークであるOpt
ical LAN2PL、第2副ネットワークであるMetalLAN2
ML、並びに第3ネットワークである無線ネットワーク
(以下、場合により無線LANという)3Nが記憶され
ている。送信元機器フィールドには送信元の機器の情報
を記憶しており、例えば、ETM、TCM、CDプレー
ヤ、ゲーム機、携帯電話機等と記憶されている。送信情
報フィールドには各機器から送信された情報の種類を記
憶している。例えば、ゲーム機214からは映像データ
が出力され、携帯電話機218からエンジン始動を指示
する情報が出力された場合を想定している。
【0041】送信先通信部フィールドは情報の送信先に
係る通信部を記憶しており、送信先ポートフィールドに
は送信先のポート(主トランシーバ11a、副トランシ
ーバ11b、主ポート12a、副ポート12b、及びシ
リアルインタフェース13e)が記憶されている。送信
先LANフィールドは情報の送信先であるネットワーク
の種類を記憶し、送信先機器フィールドはさらに、送信
先である機器の情報を記憶している。CPU41は本ア
ドレステーブル451を参照することにより、所定のポ
ートを経由して送信元の機器から送信された情報をいず
れのポートに係る機器へ送信すべきかを、判断すること
ができる。例えば、ETM22から主トランシーバ11
a(High Speed LAN1H・第1通信部11)を経由し
て、エンジン回転数に係る情報が機器ETM22の情報
と共に送信され、RAM42の所定のアドレス領域(主
トランシーバ11aからの情報を格納する領域)にその
内容が格納された場合、CPU41は、RAM42のア
ドレス領域及び送信元の機器情報、エンジン回転数の情
報、及びメタデータ等を参酌してアドレステーブル45
1を検索し、送信先のポートを主ポート12a(Optica
lLAN2PL・第2通信部12)、送信先の情報機器をモ
ニタ29と決定する。CPU41は送信先が決定した場
合、本例では第1・第2間プロトコル変換DB452a
を参照して、エンジン回転数のデータをIEEE139
4規格に係るプロトコルへ変換し、第2通信部12を経
由させてモニタ29へエンジン回転数のデータをパケッ
トに区分けして送信する。
【0042】他の例として、Metal LAN2MLにCDプ
レーヤ215が接続され副ポート12bを経由して音楽
データが出力され、RAM42の所定のアドレス領域
(副ポート12bからの情報を格納する領域)に格納さ
れた場合、CPU41は送信された音楽データ、メタデ
ータ、CDプレーヤのguID、RAM42のアドレス
領域を参照して、アドレステーブル451を検索し、送
信先を主ポート12a(OpticalLAN2PL・第2通信部
12)のスピーカ27に決定する。そして、音楽データ
をスピーカ27へリピータRを経由させてパケット通信
により出力する。なお、この場合プロトコル(IEEE
1394)は同一であるのでプロトコル変換処理は行わ
れない。
【0043】続いて、他の例を説明する。ドライバーが
車外から携帯電話機218の入力部218nを操作して
車内のエンジン始動コマンドを入力した場合、その情報
は無線LAN3Nを経由して第3通信部13のシリアル
インタフェース13e、さらにはRAM42の所定のア
ドレス領域(シリアルインタフェース13eからの情報
を格納する領域)へ格納される。CPU41は、アドレ
ス領域、送信元の機器情報(本例では携帯電話機218
のコード番号)、エンジン始動を示す情報、及びメタデ
ータ等の情報を基に、アドレステーブル451を検索
し、対応する送信先を決定する。図示の如く送信先は主
トランシーバ11a(第1通信部11・High Speed LAN
1H)、であり送信先の機器はECM24と決定され
る。その後、上述したようにCPU41は第1・第3間
プロトコル変換DB452cを参照して、プロトコルを
変換しECM24へエンジン始動の情報を送信し、EC
M24はこれに対応してエンジンをスタートさせる。こ
こで、エンジン始動の情報ではなくエアーコンディショ
ナー(以下、エアコンという)始動の情報をドライバー
が入力した場合、送信先は副トランシーバ11b(LowS
peed LAN1L・第1通信部11)、送信先の機器はCC
M26に決定され、第1・第3間プロトコル変換DB4
52cを参照したプロトコルの変換後、エアコン始動の
情報がCCM26へ出力され、CCM26はこれを受け
て、エアコンを予め定められた温度まで動作させる処理
を行う。
【0044】以上の構成において、本発明のソフトウェ
アにおける処理内容を、フローチャートを用いて説明す
る。図8は携帯電話機218とゲートウェイ1との間の
通信が開始された場合の、処理手順を示すフローチャー
トである。まず、ドライバーは携帯電話機218を操作
し、携帯電話エンジン部2181のアプリケーションを
起動する。携帯電話機218は、無線モジュール部21
80を制御する。ゲートウェイ1の第3通信部13は、
携帯電話機218から送信された無線リンク確立要求の
有無を確認する(ステップS81)。この無線リンク確
立要求は、ドライバーが携帯電話機218を直接操作す
ることによって入力される、又は、第3通信部13から
無線で送信されることもある。第3通信部13が携帯電
話機218から無線リンク確立要求を受けたと判断した
場合(ステップS81でYES)、携帯電話機218と
の間でリンクを張る処理を実行する(ステップS8
2)。ここで、携帯電話機218からリンク確立要求が
ないと判断された場合(ステップS81でNO)、以上
の処理を繰り返す。
【0045】CPU41はリンク確立後、携帯電話機2
18に対し、機器を特定するための機器情報(メタデー
タ)の取得を要求し、これに対応して送信された携帯電
話機218の機器情報を記憶部45に登録する(S8
3)。記憶部45にはこのようにして新たに接続された
機器情報の他、ABS、ETM、チューナ等、当初から
設置されている機器の機器情報を記憶しており、これら
の機器の機器情報を読み出す(ステップS84)。そし
て、これらの機器情報をCHTML(Compact Hyper Tex
t Markup Language)等で記述された機器選択メニューを
生成し、携帯電話機218へ送信する(ステップS8
5)。図9は携帯電話機218の表示部218mの表示
形態を示す説明図である。図9(a)に示すように、接
続されている機器の情報が携帯電話機218内のブラウ
ザで解釈されて表示される。ここで、ドライバーが入力
部218nを操作し、一の機器を選択した場合、選択さ
れた機器の情報が無線LAN3Nを経由してゲートウェ
イ1へ出力され、ゲートウェイ1は選択された機器の情
報を受け付ける(ステップS86)。
【0046】CPU41は選択された機器を操作するた
めのアプリケーションを記憶部45から読み出し、携帯
電話機218へ送信する(ステップS87)。このアプ
リケーションは機器毎に予め用意されており、例えばJ
ava(登録商標)またはC言語等により記述されてい
る。なお、本実施の形態においては前記アプリケーショ
ンをJavaアプレットであるものとして説明する。送
信されたJavaアプレットは携帯電話機218のJa
va仮想マシン上で実行され図9(b)の如く機器を操
作するための操作情報入力画面が表示される。図9
(b)はCCM26が選択され、車外から携帯電話機2
18を用いてエアコンの設定を行う際のイメージを示し
たものであれる。ドライバーは入力部218nを操作
し、例えばプルダウンボックスから好みの設定を選択
し、送信ボタンをクリックすることにより無線LAN3
Nを介して、操作情報をゲートウェイ1へ出力する。C
PU41は送信された機器の操作情報を受け付ける(ス
テップS88)。なお、本実施の形態においてはJav
aアプレットを用いたが、Javaスクリプトを用いる
ようにしても良い。
【0047】続いて、送信元の各機器から情報がゲート
ウェイ1へ出力された場合の処理の手順を説明する。図
10は各機器から情報が出力された場合の処理手順を示
すフローチャートである。第1通信部11、第2通信部
12、及び第3通信部13は各ネットワークに接続され
た機器から、エンジン回転数、音声データ、エンジン始
動等の情報、該情報の種類を特定するための情報、機器
を特定するための機器情報が出力された場合、これらの
情報を受け付ける(ステップS101)。受け付けられ
たこれらの情報は各ポート(主トランシーバ11a、副
トランシーバ11b、主ポート12a、副ポート12
b、及びシリアルインタフェース13e)を経由してR
AM42の所定のアドレス領域に格納される(ステップ
S102)。CPU41は各ポートに対応するアドレス
領域に格納された情報を読み出す(ステップS10
3)。例えば、ETM22から出力されたエンジン回転
数のデータ、エンジン回転数の情報であることを示す情
報、ETM22を特定するための機器情報は、主トラン
シーバ11aから送信された情報を格納するアドレス領
域に格納され、CPU41はこのアドレス領域に格納さ
れた情報を読み出す。
【0048】CPU41は読み出した情報を参照して、
アドレステーブル451を検索し(ステップS10
4)、送信先のポート、及び送信先の機器を決定する
(S105)。上述の例の場合、送信先のポートは主ポ
ート12a(第2通信部12・Optical LAN2PL)、
送信先の機器はモニタ29と決定される(図7参照)。
続いて、CPU41は送信元のネットワークと送信先の
ネットワークとが同一のプロトコルであるか否かを判断
する(ステップS106)。同一のプロトコルであるか
否かは、送信元の通信部と送信先の通信部とが一致する
か否かにより判断する。送信元のネットワークと送信先
のネットワークが異なるプロトコルである場合(ステッ
プS106でNO)、プロトコル変換DB452を参照
して(ステップS107)、プロトコル変換処理を行う
(ステップS108)。上述の例の場合、送信元の通信
部は第1通信部11,送信先の通信部は第2通信部12
であるので、CPU41は第1・第2間プロトコル変換
DB452aを参照してエンジン回転数に係る情報のプ
ロトコル変換を行う。
【0049】また、携帯電話機218のJavaアプレ
ット上で実行され送信された操作情報も同様に受け付け
られ、CPU41はアドレステーブルを参照して送信先
を決定する。例えば、第3通信部13からエンジン始動
を示す操作情報が、携帯電話機218を特定するための
機器情報と共に送信された場合、RAM42の所定のア
ドレス領域にこれらの情報が格納され、CPU41はこ
のアドレス領域の情報を読み出して、検索を実行し、送
信先のポートを主トランシーバ11a(第1通信部11
・High Speed LAN1H)、送信先の機器をECM24と
決定する(図7参照)。決定後、CPU41は第1・第
3間プロトコル変換DB452cを参照して無線LAN
3N内のプロトコルであるエンジン始動を示す情報を、
HighSpeed LAN1H内で認識することが可能なプロトコ
ルに従い変換する。
【0050】一方、送信元の機器と送信先の機器のプロ
トコルが同一である場合(ステップS106でYE
S)、ステップS107及びステップS108の処理を
スキップする。例えば、送信元のポートが副ポート12
a(第2通信部12・Metal LAN2ML)であり、送信
元の機器がCDプレーヤ215,情報が音声データ、送
信先のポートが主ポート12a(第2通信部12・Opti
calLAN2PL)、送信先の機器がスピーカ27である場
合、プロトコルは同一、つまりIEEE1394規格に
従いプロトコル変換は行われない。
【0051】最後に、ステップS108でプロトコル変
換された情報及びプロトコル変換されなかった情報は送
信先の機器へ送信される(ステップS109)。なお、
共にIEEE1394規格でありプロトコル変換が行わ
れなかった情報については、Metal LAN2MLとOptical
LAN2PLとの間に設けられるリピータRを経由させて
情報の送受信が行われる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明及び第5発
明にあっては、一の車載用ゲートウェイ装置に、第1通
信部、第2通信部、及び無線により情報を送受信する第
3通信部を設ける。各ネットワーク上の機器から第1乃
至第3通信部のいずれかを介して情報が送信された場
合、アドレステーブルを参照して、第1乃至第3通信部
のいずれかで受信した情報の送信先の機器を決定する。
そして、車載用ゲートウェイ装置は、受信した情報を前
記決定した送信先の機器のネットワークに係るプロトコ
ルへ変換し、変換後の情報を前記決定したネットワーク
上の機器へ送信する。このように構成したので、車両制
御系及び車載用情報機器ネットワークに加えて無線のネ
ットワークが新たに構築された場合でも、一の車載用ゲ
ートウェイ装置により情報の送受信が行え、複雑化する
車両ネットワークを極めてコンパクトに実現することが
可能となる。
【0053】第2発明乃至第4発明及び第6発明にあっ
ては、IEEE1394等の第2ネットワークは、予め
車内に設置された情報機器による第2主ネットワーク、
及び前記情報機器とは異なる時点で接続された情報機器
による第2副ネットワークにより構成される。第2通信
部は、第2主ネットワークの情報機器から送信される情
報を受け付ける主ポート及び第2副ネットワークの情報
機器から送信される情報を受け付ける副ポートを備え
る。特にケーブルの抜き差しが多い副ポートについては
車内、トランク内で露出するようゲートウェイ装置を設
置する。このようにIEEE1394規格等に基づくネ
ットワーク接続端子を利用しやすい箇所に設け、しかも
一のゲートウェイ装置により各種ネットワークへの情報
の送受信を可能としたので、ユーザは容易に車内に情報
機器を持ち込んでこれを接続して利用することが可能と
なる等、本発明は優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用ゲートウェイ装置の設置例
を示す模式図である。
【図2】車載用ゲートウェイ装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図3】第1ネットワーク上の機器及び第1通信部の構
成を示すブロック図である。
【図4】第2ネットワーク及び第2通信部の構成を示す
ブロック図である。
【図5】第3ネットワーク(無線ネットワーク)、第3
通信部及び携帯情報端末機器の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】ゲートウェイのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】アドレステーブルのレコードレイアウトを示す
説明図である。
【図8】携帯電話機とゲートウェイとの間の通信が開始
された場合の、処理手順を示すフローチャートである。
【図9】携帯電話機の表示部の表示形態を示す説明図で
ある。
【図10】各機器から情報が出力された場合の処理手順
を示すフローチャートである。
【図11】従来の情報プラットフォームの構造を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 ゲートウェイ(車載用ゲートウェイ装置) 11a 主トランシーバ 11b 副トランシーバ 12a 主ポート 12b 副ポート 21 ABS(車両制御機器) 22 ETM(車両制御機器) 25 DDM(車両制御機器) 1H High Speed LAN(第1ネットワーク) 1L Low Speed LAN(第1ネットワーク) 11 第1通信部 12 第2通信部 R リピータ 27 スピーカ(純正情報機器) 28 カーナビゲーション(純正情報機器) 29 モニタ(純正情報機器) 213 ディジタルカメラ(持込み情報機器) 214 ゲーム機(持込み情報機器) 215 CDプレーヤ(持込み情報機器) 2PL Optical LAN(第2ネットワーク) 2ML Metal LAN(第2ネットワーク) 13 第3通信部 13e シリアルインタフェース 3N 第3ネットワーク 218 携帯電話機(携帯情報端末機器) 451 アドレステーブル 452 プロトコル変換DB

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる種類のプロトコルを使用する複数
    のネットワークを接続するための車載用ゲートウェイ装
    置において、 第1ネットワーク上の車両制御機器との間で情報を送受
    信する第1通信部と、 第2ネットワーク上のオーディオ機器及びカーナビゲー
    ション機器を含む情報機器との間で情報を送受信する第
    2通信部と、 第3ネットワーク上の携帯情報端末機器との間で無線に
    より情報を送受信する第3通信部と、 送信元の機器から受信した情報に対応させて、該情報の
    送信先の機器を登録したアドレステーブルを参照して、
    前記第1乃至第3通信部のいずれかで受信した情報の送
    信先を決定する手段と、 受信した情報を前記決定した送信先のネットワークに係
    るプロトコルへ変換する手段と、 変換後の情報を前記決定したネットワーク上の機器へ送
    信する手段とを備えることを特徴とする車載用ゲートウ
    ェイ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ネットワークは、第2主ネット
    ワーク及び該第2主ネットワーク上の情報機器とは異な
    る時点で接続される情報機器による第2副ネットワーク
    からなり、 前記第2通信部は、前記第2主ネットワーク上の情報機
    器から送信される情報を受け付ける主ポート及び前記第
    2副ネットワーク上の情報機器から送信される情報を受
    け付ける副ポートを備えることを特徴とする請求項1に
    記載の車載用ゲートウェイ装置。
  3. 【請求項3】 前記主ポートと副ポートとを結ぶ通信ラ
    イン上に設けられ、前記第2主ネットワーク上の情報機
    器と第2副ネットワーク上の情報機器との間で送受信さ
    れる情報を中継するリピータを更に備えることを特徴と
    する請求項2に記載の車載用ゲートウェイ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2ネットワークは、IEEE13
    94規格に基づくネットワークであることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の車載用ゲートウェイ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の車載
    用ゲートウェイ装置を備えることを特徴とする車両。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載の車載用ゲート
    ウェイ装置を備える車両であって、前記副ポートが車内
    またはトランク内で露出するよう前記車載用ゲートウェ
    イ装置を設置してあることを特徴とする車両。
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