JP2003309330A - 半導体光素子 - Google Patents

半導体光素子

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JP2003309330A
JP2003309330A JP2002111139A JP2002111139A JP2003309330A JP 2003309330 A JP2003309330 A JP 2003309330A JP 2002111139 A JP2002111139 A JP 2002111139A JP 2002111139 A JP2002111139 A JP 2002111139A JP 2003309330 A JP2003309330 A JP 2003309330A
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semiconductor
layer
semiconductor layer
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Kenryo Masuda
健良 増田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電容量を低減可能な構造を有する半導体光
素子を提供する。 【解決手段】 多層半導体部24は、半導体部12の側
面に沿って半導体基板4上に設けられている。第2導電
型III−V族化合物半導体層20は、半導体部12上およ
び多層半導体部24上に設けられている。多層半導体部
24は、半導体基板4上に順に配置された第1〜4の半
導体層36、38、40、42を有している。第1の半
導体層36は、半導体部12の側面及び半導体基板4の
主面に沿って伸びる第1導電型III−V族化合物半導体層
である。第2の半導体層38は、第1の半導体層36に
沿って伸びる第2導電型III−V族化合物半導体層であ
る。第3の半導体層40は、第2の半導体層38に沿っ
て伸びる第1導電型III−V族化合物半導体層である。第
4の半導体層42は、第3の半導体層40上に設けられ
た第2導電型III−V族化合物半導体層である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体光素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体光素子は、n型半導体基板と、こ
の半導体基板の表面上に設けられた半導体光導波路と、
この光導波路の周囲を設けられた埋め込み部と、半導体
光導波路上および埋め込み部上に設けられたp型クラッ
ド層とを備える。半導体光導波路は、n型半導体基板上
に設けられた第n型半導体層、この第n型半導体層上に
設けられた活性層、およびこの活性層上に設けられた第
p型半導体層を含む。埋め込み部は、2つの半導体膜か
らなり、n型半導体基板上に設けられたp型半導体膜
と、このp型半導体領域上に設けられたn型半導体膜と
を含む。半導体光素子は、n型半導体基板の裏面に設け
られたカソード電極と、p型クラッド層上に設けられた
アノード電極とを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、高速に変調
された光信号を生成できる半導体光素子を開発する研究
に従事している。発明者は、半導体光素子の構造を高速
化の観点から調査した。
【0004】この半導体光素子では、埋め込み部のp型
半導体膜とn型半導体基板とはpn接合を構成し、埋め
込み部のn型半導体膜とp型クラッド層とはpn接合を
構成すると共に、埋め込み部のp型半導体膜とn型半導
体膜とはpn接合を構成する。アノード電極とカソード
電極との間に信号を加えると、これらのpn接合のうち
の一のpn接合には逆方向にバイアスが加えられる。逆
方向にバイアスが印加されるpn接合のおかげで埋め込
み部には電流が流れないけれども、逆方向にバイアスさ
れたpn接合には静電容量が生じる。発明者の調査によ
れば、半導体光素子が高速で動作することを可能にする
ためには、埋め込み部における静電容量を低減すること
が求められる。
【0005】そこで、本発明の目的は、静電容量を低減
可能な構造を有する半導体光素子を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、半導
体光素子に関する。半導体光素子は、第1導電型半導体
基板、半導体部、多層半導体部、第1の第2導電型半導
体層、並びに第1及び第2の電極を備える。半導体基板
は主面を有する。半導体部は、第1及び第2のIII−V族
化合物半導体層と該第1及び第2のIII−V族化合物半導
体層の間に設けられた活性層とを含んでおり、半導体基
板の主面上において所定の軸方向に伸びる側面を有す
る。第1の電極は、半導体部の第1のIII−V族化合物半
導体層に電気的に接続されている。第2の電極は、半導
体部の第2のIII−V族化合物半導体層に電気的に接続さ
れている。多層半導体部は、半導体部の側面に沿って半
導体基板上に設けられている。第1の第2導電型半導体
層は、半導体部上及び多層半導体部上に設けられてい
る。多層半導体部は、半導体基板上に順に配置された第
1〜4の半導体層を有している。第1の半導体層は、半
導体部の側面及び半導体基板の主面に沿って伸びる第1
導電型III−V族化合物半導体層である。第2の半導体層
は、第1の半導体層上に設けられた第2導電型III−V族
化合物半導体層である。第3の半導体層は、第2の半導
体層に沿って伸びる第1導電型III−V族化合物半導体層
である。第4の半導体層は、第3の半導体層上に設けら
れた第2導電型III−V族化合物半導体層である。第1〜
4の半導体層の各々と、この各半導体層に隣接する半導
体領域とは、pn接合又はpin接合を構成する。
【0007】また、半導体光素子は、第1導電型III−V
族化合物半導体部と、第2導電型III−V族化合物半導体
部と、半導体部と、多層半導体部と、第1の電極と、第
2の電極とを備える。第1導電型III−V族化合物半導体
部は、所定の基準面に沿って伸びる。第2導電型III−V
族化合物半導体部は、基準面に沿って伸びる。半導体部
は、第1及び第2のIII−V族化合物半導体層並びに活性
層を含む。活性層は、該第1及び第2のIII−V族化合物
半導体層の間に設けられている。また、半導体部は、第
1導電型III−V族化合物半導体部と第2導電型III−V族
化合物半導体部との間に設けられている。第1の電極
は、半導体部の第1のIII−V族化合物半導体層に電気的
に接続されている。第2の電極は、半導体部の第2のII
I−V族化合物半導体層に電気的に接続されている。多層
半導体部は、第1導電型半導体部と第2導電型半導体部
との間に積層された第1〜第4の半導体層を有してお
り、半導体部に隣接する。第1〜第4の半導体層のうち
の任意の一半導体層は、これら第1〜第4の半導体層の
うちの残りの半導体層、第1導電型III−V族化合物半導
体部、及び第2導電型III−V族化合物半導体部のうちの
少なくとも一つの半導体領域に隣接している。多層半導
体部の半導体層の各々は、該隣接する半導体領域の導電
型と異なる導電型を有する。
【0008】これらの半導体光素子の各々では、pn接
合あるいはpin接合といった少なくとも5つの半導体
接合が構成される。半導体部の第1のIII−V族化合物半
導体層と第2のIII−V族化合物半導体層との間に逆方向
の電圧が加わるように第1及び2の電極に電圧が加えら
れるとき、これらの半導体接合のうちの少なくとも3つ
の接合に逆方向に電圧が加わる。異種半導体接合にわた
って逆方向の電圧が加えられると、空乏層は拡がる。空
乏層は、キャパシタンスとして機能する。半導体部にお
いては、等価的に、少なくとも3つの空乏層キャパシタ
ンスが直列に接続されるので、合成キャパシタンスが小
さくなる。
【0009】半導体光素子では、第1及び第3の半導体
層の少なくともいずれか一方は、第1及び第2の層状半
導体領域を含む構造を備えることができる。第1の層状
半導体領域の不純物濃度は、第2の層状半導体領域の不
純物濃度より低い。第1の層状半導体領域は、第1の層
状半導体領域の導電型と異なり且つより大きな不純物濃
度の半導体領域と、第2の層状半導体領域との間に設け
られている。不純物濃度の小さい第1の層状半導体領域
には、空乏層が拡がる。故に、空乏層キャパシタンスが
小さくなる。
【0010】半導体光素子は、多層半導体部に設けられ
た一対のトレンチを更に備えることができる。半導体部
は、一対のトレンチの一方と他方との間に位置してい
る。トレンチにより多層半導体部における空乏層キャパ
シタの面積を低減できる。
【0011】本発明の半導体光素子としていくつかの形
態を例示する。活性層は、半導体受光素子のための発光
領域を含むことができる。活性層は、光変調器のための
光吸収領域を含むことができる。また、活性層は、半導
体受光素子のための光吸収領域を含むことができる。
【0012】半導体光素子では、半導体部は、光変調器
及び半導体受光素子のいずれかを構成するように設けら
れた第1の部分と、半導体発光素子を構成するように設
けられた第2の部分とを含むことができる。第1の半導
体層の不純物濃度の最高値は、第2の半導体層の不純物
濃度より小さい。この構造によれば、第1の半導体層の
抵抗が相対的に高くなるので、多層半導体部の第1の半
導体層を介するリーク電流を半導体発光素子において低
減できる。
【0013】半導体光素子では、半導体部は、光変調器
及び半導体受光素子のいずれかを構成するように設けら
れた第1の部分と半導体発光素子を構成するように設け
られた第2の部分とを含むことができる。多層半導体部
の第1の半導体層の不純部濃度の最高値は、半導体基板
の不純物濃度より小さいことが好ましい。また、第2の
半導体層の不純物濃度は、第1の半導体層の不純物濃度
の最高値より大きいことが好ましい。これにより、半導
体発光素子のための第2の部分におけるリーク電流を低
減できる。
【0014】半導体光素子では、半導体部は、光変調器
及び半導体受光素子を構成するように設けられた第1の
部分と、半導体発光素子を構成するように設けられた第
2の部分とを含ことができる。多層半導体部の第1の半
導体層は、第1及び第2の層状半導体領域を含む構造を
備えている。第1の層状半導体領域の不純物濃度は、第
2の層状半導体領域の不純物濃度より低い。第1の層状
半導体領域は半導体基板上に設けられている。第2の層
状半導体領域は、第1の層状半導体領域上に設けられて
いる。この構造により、半導体発光素子の第2の部分に
おける寄生サイリスタの動作を抑制できる。
【0015】本発明の上記の目的および他の目的、特
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容
易に明らかになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、例示として示さ
れた添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮するこ
とによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を
参照しながら、本発明に係わる実施の形態を説明する。
可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施の
形態に係わる半導体光集積素子を示す斜視図である。図
2は、I−I線で示された断面図である。図3は、II
−II線で示された断面図である。
【0018】図1を参照しながら、第1の実施の形態に
係わる半導体光集積素子を説明する。この半導体光集積
素子1は、半導体変調素子部2a、半導体変調素子部2
bおよび半導体分離素子部2cを備える。この半導体光
集積素子1は、一対の端面3a及び3bを有している。
半導体変調素子部2a、半導体発光素子部2bおよび半
導体分離素子部2cは、端面3aと端面3bとの間に設
けられている。半導体変調素子部2aは、半導体分離素
子部2cを介して半導体発光素子部2bに光学的に結合
されている。半導体発光素子部2bは、所定の波長の光
を発生できる。半導体変調素子部2aは、半導体発光素
子部2bから受けた光を変調できる。半導体分離素子部
2cは、半導体変調素子部2aと半導体発光素子部2b
との間の分離抵抗を高めるように設けられている。半導
体変調素子部2a、半導体発光素子部2b、および半導
体分離素子部2cは、n+型InP半導体基板といった
半導体基板4に設けられている。
【0019】半導体変調素子部2aは、光導波路メサ部
12を備えている。光導波路メサ部12は、活性層6
と、n型クラッド層といったn型半導体層8と、p型ク
ラッド層といったp型半導体層10を備えている。活性
層6は、基板4上に設けられている。活性層6は、III
−V系化合物半導体を含んでおり、n型半導体層8とp
型半導体層10との間に設けられている。半導体層8
は、n型III−V系化合物半導体を含む。半導体層10
は、III−V系化合物半導体を含む。n型半導体部8お
よびp型半導体層10は、基板4上に設けられている。
活性層6は、単一の半導体層から成ることができるが、
これらに限定されるものではなく、またSQW構造ある
いはMQW構造を備えることもできる。また、活性層6
は、SCH構造を備えるようにしてもよい。活性層6の
屈折率は、n型半導体層8およびp型半導体層10の屈
折率より大きいので、n型半導体層8およびp型半導体
層10は、活性層6に光を閉じ込めるように作用する。
これらの半導体層6、8、10は光導波路の構造を構成
する。
【0020】本実施の形態では、半導体発光素子部2b
は、半導体変調素子部2aと類似の構造の光導波路メサ
部52を備える。半導体発光素子部2bにおいては、光
導波路メサ部52は、活性層46、n型クラッド層とい
ったn型半導体層48及びp型クラッド層といったp型
半導体層50を備えている。活性層46は基板4の主面
4a上に設けられている。活性層46はIII−V系化合
物半導体を含む。活性層46は、III−V系化合物半導
体を含むn型半導体層48とIII−V系化合物半導体を
含むp型半導体層50との間に設けられている。n型半
導体部48及びp型半導体層50は基板4上に設けられ
ている。活性層46は、単一の半導体層から成ることが
できるが、これらに限定されるものではなく、またSQ
W構造あるいはMQW構造を備えることもできる。ま
た、活性層46は、SCH構造を備えるようにしてもよ
い。活性層46の屈折率は、n型半導体層48およびp
型半導体層50の屈折率より大きいので、n型半導体層
48およびp型半導体層50は、活性層46に光を閉じ
込めるように作用する。これらの半導体層46、48、
50は光導波路の構造を構成する。
【0021】図1に示された半導体光集積素子の変形例
として、光導波路メサ部12及び52は、光導波路部の
両側面に電流閉じ込め部を備えるようにしてもよい。電
流閉じ込め部は、光導波路部の半導体層に比べて比抵抗
が大きい高抵抗半導体層を備える。この半導体層上に
は、n型半導体層が設けられている。このn型半導体層
は、高抵抗半導体層を伝導してしまうホールをトラップ
するように働く。このような構造により、電流閉じ込め
部は、電流を光導波路部に導くように働く。
【0022】半導体光集積素子1は、半導体基板4とい
ったn型III−V族化合物半導体部と、p型III−V族化合
物半導体部20との間に設けられた半導体メサ部12及
び52並びに多層半導体部24を備えている。多層半導
体部24は半導体メサ部12及び52に隣接している。
多層半導体部24は、光導波路メサ部12及び52の両
側面及び基板4上に設けられている。多層半導体部24
の屈折率は、活性層6及び46の屈折率より小さいの
で、多層半導体部24は、活性層6及び46に光を閉じ
込めるように動作する。
【0023】光導波路メサ部12及び52並びに多層半
導体部24上には、p型半導体層20が設けられてい
る。p型半導体層20は第2のクラッド層として働く。
光導波路メサ部12はp型半導体層20上にコンタクト
層22を更に備える。光導波路メサ部52は、半導体発
光素子部2bのためのコンタクト層54をp型半導体層
20上に更に備える。
【0024】半導体変調素子部2aは、光導波路メサ部
12上に設けられたオーミック電極28を備える。電極
28は、アノードのためのために設けられている。半導
体変調素子部2aは、電極28と半導体層との間に、シ
リコン窒化膜、シリコン酸化膜またはシリコン酸窒化膜
といった絶縁性シリコン無機化合物層26を備える。絶
縁層26はコンタクト層22に通じる開口部を有する。
電極28は、この開口部を介してコンタクト層22に電
気的に接続されている。また、半導体変調素子部2a
は、基板4の裏面4b上に設けられたオーミック電極3
2を備える。電極32は、裏面4bの全面にカソードの
ためのために設けられている。
【0025】半導体発光素子部2bは、光導波路メサ部
52上に設けられたオーミック電極58を備える。電極
58は、アノード用に設けられている。半導体発光素子
部2bは、電極58と半導体層との間に、絶縁性シリコ
ン無機化合物層といった絶縁層26を備える。無機絶縁
層26は、コンタクト層22と分離されているコンタク
ト層54に通じる開口部を有する。電極58は、この開
口部を介してコンタクト層54に電気的に接続されてい
る。また、半導体発光素子部2bは、基板4の裏面4b
上に設けられたオーミック電極32を備える。また、半
導体発光素子部2bは、半導体発光素子2aと共用され
るオーミック電極32を備える。電極32は、半導体発
光素子部2bのカソードとして利用できる。
【0026】好適な実施例としては、下記のものが例示
される。 半導体基板4: InP基板 活性層6: GaInAsP層(膜厚300ナノメートル) n型半導体層8: InP層(膜厚550ナノメートル) p型半導体層10: InP層(膜厚200ナノメートル) 第2p型半導体層20:InP層(膜厚200ナノメートル) p型コンタクト層22:GaInAs層(膜厚500ナノメートル) 無機絶縁膜層26: シリコン窒化層(膜厚350ナノメートル) 活性層46: GaInAsP層(膜厚300ナノメートル) n型半導体層48: InP層(膜厚550ナノメートル) p型半導体層50: InP層(膜厚200ナノメートル) p型コンタクト層54:GaInAs層(膜厚500ナノメートル)。
【0027】半導体光集積素子1において、活性層46
は、n型半導体層48及びp型半導体層50により挟ま
れており、活性層46のフォトルミネッセンス波長は、
活性層6のフォトルミネッセンス波長よりわずかに長い
(活性層46が単一の半導体層から成る場合には、活性
層46のバンドギャップは、活性層6のバンドギャップ
よりも小さい)。この素子構造は、半導体変調素子部2
aが電界吸収型変調素子として動作するために好適であ
る。
【0028】図1を参照すると、半導体光集積素子1
は、分離素子部2cを備える。分離素子部2cは、半導
体変調素子部2aを半導体発光素子部2bから電気的に
分離するように働く。このために、分離素子部2cにお
いては、コンタクト層が除かれて分離部62が形成され
ている。この構造により、半導体変調素子部2aがコン
タクト層を介して半導体発光素子部2bと電気的に接続
されることが防止される。
【0029】素子分離のための構造は、本実施形態の構
造に限定されるものではない。本実施の形態では、分離
素子部2cの光導波路の構造は、半導体変調素子部2a
または半導体発光素子部2bのいずれかと同一である
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0030】光導波路メサ部12は、光導波路メサ部5
2に境界面64において突き当てられている。この突き
当てにより、光導波路メサ部12は光導波路メサ部52
に光学的に結合される。この構造により、半導体発光素
子部2bは、分離素子部2cを介して半導体変調素子部
2aに光学的に結合される。
【0031】図2(a)は、半導体変調素子部2aを示す
断面図である。図2(b)は、多層半導体部24の等価回
路を示す図面である。図3は、半導体発光素子部2bを
示す断面図である。半導体変調素子部2a及び半導体発
光素子部2bにおいては、多層半導体部24は、基板4
上に順に配置された第1〜4のIII−V族化合物半導体層
36、38、40、42を有する。詳述すれば、第1の
III−V族化合物半導体層36は、光導波路メサ部12及
び52の側面及び基板4に沿って伸びるp型半導体層で
ある。第2のIII−V族化合物半導体層38は、第1の半
導体層36上に設けられたn型半導体層である。第3の
III−V族化合物半導体層40は、第2の半導体層38に
沿って伸びるp型半導体層である。第4のIII−V族化合
物半導体層42は、第3の半導体層40上に設けられた
n型半導体層である。第1〜第4の半導体層36、3
8、40、42の各々は、隣接する半導体領域と異なる
導電型を有しており、隣接する半導体領域とpn接合お
よびpin接合のいずれかを形成するように設けられて
いる。
【0032】また、第1〜第4の半導体層36、38、
40、42の内の任意の一半導体層は、第1〜第4の半
導体層36、38、40、42のうちの残りの半導体
層、n型半導体基板4、及びp型半導体層20の内の少
なくとも一つの半導体領域に隣接している。第1の半導
体層36(p型半導体層)は、n型半導体基板4と接合4
4aを形成している。第2の半導体層38(n型半導体
層)は、第3の半導体層40と接合44bを形成してい
る。第4の半導体層42は、p型半導体層20と接合4
4cを形成している。第1の半導体層36(p型半導体
層)は、第2の半導体層38と接合44dを形成してい
る。第3の半導体層40(p型半導体層)は、第4の半導
体層42と接合44eを形成している。
【0033】図2(a)を参照すると、半導体光集積素子
1の半導体変調素子2aでは接合44a〜44cに逆方
向に電圧が加えられ、これらの接合には空乏層が形成さ
れる。図2に示された半導体光集積素子1では、電気的
な等価回路として、各接合44a〜44cに形成される
空乏層キャパシタが直列に接続されている。故に、空乏
層キャパシタは、電極28と電極32との間に直列に接
続されているので、直列キャパシタの合成キャパシタン
スは、各キャパシタの容量値に比べて小さい。
【0034】対象となる接合において十分に空乏層が拡
がるようにするために、p型及びn型半導体層のうちの
一方の半導体層の不純物濃度を他方の半導体層の不純物
濃度に比べて小さくすることが好ましい。
【0035】引き続いて、図3を参照しながら、半導体
発光素子部2bを説明する。(p型)第1の半導体層36
は、半導体メサ部52の側面上および(n型)半導体基板
上に設けられている。第1の半導体層36は、半導体メ
サ部52内のp型半導体層(図1に示された50)と接触
しているので、半導体発光素子部2bでは、p型半導体
層50、p型半導体層36およびn型半導体基板4から
なる経路にリーク電流I1が流れる。このリーク電流I1
を小さくするために、第1の半導体層36の不純部濃度
を半導体基板4の不純物濃度より小さくして、p型半導
体層36の抵抗を高くすることが好ましい。したがっ
て、p型半導体層36の不純物濃度は、隣接する半導体
領域4または38の不純物濃度より小さいことが好まし
い。発明者の実験によれば、p型半導体層36のキャリ
ア濃度が5×1017cm-3以下であることが好ましい。
【0036】さらに、半導体発光素子部2bの多層半導
体部24には、寄生サイリスタが形成される。寄生サイ
リスタは、n型半導体基板4、p型半導体層36、n型
半導体層38及びp型半導体層40から構成される。こ
の寄生サイリスタに流れるサイリスタ電流I2を小さく
するために、p型半導体層36のキャリア濃度が小さい
ことが好ましく、及び/または、p型半導体層36の厚
さが大きいことが好ましい。発明者の実験によれば、p
型半導体層36のキャリア濃度が5×1017cm-3以下
であることが好ましく、p型半導体層36の厚さは0.
1マイクロメートル以上であることが好ましい。また、
この寄生サイリスタに流れる電流I2を小さくするため
には、n型半導体層38のキャリア濃度は大きいことが
好ましく、そのキャリア濃度は1×1018cm-3以上で
あることが好ましい。
【0037】(第2の実施の形態)図4は、別の実施の形
態に係わる半導体光集積素子の多層半導体部の構造を示
す断面図である。半導体光集積素子1aは、多層半導体
層24の代わりに多層半導体層25を備えている。多層
半導体部25は、基板4上に順に配置された第1〜4の
III−V族化合物半導体層37、39、41、43を有す
る。詳述すれば、第1のIII−V族化合物半導体層37
は、光導波路メサ部12の側面及び基板4に沿って伸び
るp型半導体層である。第2のIII−V族化合物半導体層
39は、第1の半導体層37上に設けられたn型半導体
層である。第3のIII−V族化合物半導体層41は、第2
の半導体層39に沿って伸びるp型半導体層である。第
4のIII−V族化合物半導体層43は、第3の半導体層4
1上に設けられたn型半導体層である。第1〜第4の半
導体層37、39、41、43の各々は、隣接する半導
体領域と異なる導電型を有しており、隣接する半導体領
域とpn接合およびpin接合のいずれかを形成するよ
うに設けられている。
【0038】図4に示された断面図では、半導体層37
は、第1及び第2の層状半導体領域37a及び37bを
備えている。第1の層状半導体領域37aは、この半導
体領域37aと異なる導電型であり且つ半導体領域37
aより高い不純物濃度の半導体基板4と、第2の層状半
導体領域37bとの間に設けられている。第1の層状半
導体領域37aの不純物濃度は第2の層状半導体領域3
7bの不純物濃度より低いので、半導体変調素子部にお
いては、層状半導体領域37b及び半導体基板4という
よりはむしろ層状半導体領域37aに空乏層が形成され
る。
【0039】第1〜第4の半導体層37、39、41、
43のうちの任意の一半導体層は、第1〜第4の半導体
層37、39、41、43のうちの残りの半導体層、n
型半導体基板4、及びp型半導体層20の内の少なくと
も一つの半導体領域に隣接している。接合デバイス45
aは、第1の半導体層37(p−型層状半導体領域37
a及びp+型層状半導体領域37b)とn型半導体基板
4とから形成されている。接合デバイス45bは、第2
の半導体層39(n型半導体層)と第3の半導体層41と
から形成されている。接合デバイス45cは、第4の半
導体層43とp型半導体層20とから形成されている。
接合デバイス45dは、第1の半導体層37(p型半導
体層)と第2の半導体層43とから形成されている。接
合デバイス45eは、第3の半導体層37(p型半導体
層)と第4の半導体層39とから形成されている。
【0040】半導体光集積素子1bの半導体変調素子部
では、接合デバイス45a〜45cには逆方向に電圧が
加えられ、これらの接合デバイスには空乏層が形成され
る。図4に示された半導体光集積素子1aでは、電気的
な等価回路として、空乏層キャパシタが、各接合デバイ
ス45a〜45cに形成され、電極28と電極32との
間に直列に接続されている。直列キャパシタの合成キャ
パシタンスは、各キャパシタの容量値に比べて小さい。
【0041】各半導体層の不純物濃度(cm-3)の具体例
を示せば、 n型基板4: 1.0×1018; p半導体層37a:0.5μm、1.0×1017; p半導体層37b:0.5μm、1.0×1018; n半導体層39: 0.2μm、1.0×1018; p半導体層41a:0.5μm、1.0×1017; p半導体層41b:0.5μm、1.0×1018; n半導体層43: 0.5μm、1.0×1018; p型半導体層20: 1.0×1018; である。図4は、空乏層キャパシタンスC1、C2及びC
3の等価回路図を示す。この具体例では、キャパシタン
スC3がキャパシタンスC1及びC2に比べて十分に大き
いので、合成キャパシタンスCは、C1及びC2の合成キ
ャパシタンスにより近似される。C1=C2=1.2pF
とすると、C=0.6pFである。
【0042】図4に示された半導体発光素子部において
は、第1の半導体層37は半導体メサ部12内のp型半
導体層(図1に示された50)と接触しているので、p型
半導体層50、p型半導体層37およびn型半導体基板
4からなる経路にリーク電流が流れる。しかしながら、
第1の半導体層37は、層状の低濃度領域37aを備え
ているので、このリーク電流を小さくできる。つまり、
第1の半導体層37の不純部濃度を半導体基板4の不純
物濃度より小さくして、p型半導体層37の抵抗を高く
している。発明者の実験によれば、p型半導体層37a
のキャリア濃度が5×1017cm-3以下であることが好
ましい。
【0043】また、図4に示された半導体発光素子部の
多層半導体部25には、寄生サイリスタが形成される。
寄生サイリスタは、n型半導体基板4、p型半導体層3
7、n型半導体層38及びp型半導体層41から構成さ
れる。この寄生サイリスタがターンオンするとサイリス
タ電流が流れる。サイリスタ電流を小さくするために、
次に少なくとのいずれかの構成が好ましい。(a)p型半
導体層37aのキャリア濃度が小さい。(b)p型半導体
層37の厚さが大きい。発明者の実験によれば、p型半
導体層37aのキャリア濃度が5×1017cm-3以下で
あることが好ましく、p型半導体層37の厚さは0.1
マイクロメートル以上であることが好ましい。寄生サイ
リスタに流れる電流を低減するためには、n型半導体層
39ではより大きなキャリア濃度が好ましく、その濃度
は1×1018cm-3以上であることが好ましい。
【0044】図4に示されるように、半導体層41は、
第1及び第2の層状半導体領域41a及び41bを備え
るようにしてもよい。第1の層状半導体領域41aは、
この半導体領域41aと導電型が異なり且つ半導体領域
41aより高い不純物濃度のn型半導体層39と、第2
の層状半導体領域41bとの間に設けられている。第1
の層状半導体領域41aの不純物濃度は第2の層状半導
体領域41bの不純物濃度より低いので、半導体変調素
子部においては、層状半導体領域41b及びn型半導体
層39というよりは、層状半導体領域41aに空乏層が
形成される。
【0045】(第3の実施の形態)図5は、半導体光集積
素子の一形態を示す図面である。半導体光集積素子1b
は、電界吸収(EA)変調素子部5a、ファブリペロー半
導体レーザ素子部5b、および分離素子部5cを備え
る。EA変調素子部5aは、分離素子部5cを介してフ
ァブリペロー半導体レーザ素子部5bに光学的に結合さ
れている。
【0046】EA変調素子部5aは、電源72により逆
方向にバイアスされる。電源72は、電界吸収変調素子
部5aの電極28及び32に接続されており、電気信号
74に応じた駆動信号を電界吸収変調素子部5aに与え
ている。電界吸収変調素子部5bでは電極28と電極5
8との間の合成キャパシタンスは低減されているので、
電界吸収変調素子部5aはより高速な駆動信号に応答を
示すことができる。
【0047】一方、ファブリペロー半導体レーザ素子部
5aは、電源70により順方向にバイアスされる。電源
70は、ファブリペロー半導体レーザ素子部5aの電極
28及び32に接続されており、ファブリペロー半導体
レーザ素子部5aに変調されていない電流を与えてい
る。したがって、半導体光集積素子1bは、リーク電流
およびサイリスタ電流といった浪費電流を低減できると
共に、より高速な信号で変調された光信号を生成でき
る。
【0048】(第4の実施の形態)図6は、半導体光集積
素子の別の形態を示す図面である。半導体光集積素子1
cは、EA変調素子部11a、DFB半導体レーザ素子
部11b、および分離素子部11cを備える。電界吸収
変調素子部11aは、分離素子部11cを介してDFB
半導体レーザ素子部11bに光学的に結合されている。
EA変調素子部11aでは、活性層6aとn型半導体層
8aとの間には、n型光ガイド層といったn型半導体層
7aが設けられている。活性層6aとp型半導体層10
aとの間には、p型光ガイド層といったp型半導体層9
aが設けられている。活性層6a、n型半導体層7a及
びp型半導体層9aの屈折率は、n型半導体層8a及び
p型半導体層10aの屈折率より大きいので、これらの
半導体層6a〜10aは光導波路を構成する。
【0049】DFB半導体レーザ素子部11bでは、活
性層46aとn型半導体層48aとの間には、n型光ガ
イド層といったn型半導体層47aが設けられている。
活性層46aとp型半導体層50aとの間には、p型光
ガイド層といったp型半導体層49aが設けられてい
る。活性層46a、n型半導体層47a及びp型半導体
層49aの屈折率は、n型半導体層48a及びp型半導
体層50aの屈折率より大きいので、半導体層46a〜
50aは光導波路を構成する。n型半導体層47a及び
p型半導体層49aは、活性層46aにキャリアを閉じ
込めるように働く。
【0050】これらの半導体層は、n型半導体基板4上
に順に設けられている。また、半導体発光素子部11b
では、半導体層49aと半導体層50aとの境界に形成
された回折格子34を備える。回折格子34は、半導体
層49cと半導体層50aとの界面の形状を周期的に変
化させることにより構成される。回折格子34は、活性
層6aと光学的に結合されるように設けられている。こ
の構成は、半導体発光素子部11bが分布帰還型半導体
レーザ素子として動作するために好適である。
【0051】電界吸収変調素子部11aは、電源76に
より逆方向にバイアスされる。電源76は、電界吸収変
調素子部11aの電極28、32に接続されており、電
気信号78に応じた駆動信号を電界吸収変調素子部11
aに与えている。電界吸収変調素子部では電極28と電
極58との間の合成キャパシタンスは低減されているの
で、電界吸収変調素子部11aはより高速な駆動信号に
応答を示す。
【0052】一方、DFB半導体レーザ素子部11b
は、電源80により順方向にバイアスされる。電源80
は、DFB半導体レーザ素子部11bの電極28及び3
2に接続されており、変調されていない定電流をDFB
半導体レーザ素子部11bに与えている。半導体光集積
素子1cは、リーク電流およびサイリスタ電流といった
浪費電流を低減できると共に、より高速な信号で変調さ
れた光信号を生成できる。
【0053】(第5の実施の形態)図7は、半導体光集積
素子の一形態を示す図面である。半導体光集積素子1d
は、導波路型受光素子部13a、半導体レーザ素子部1
3b、および分離素子部13cを備える。導波路型受光
素子部13aは、分離素子部13cを介して半導体レー
ザ素子部13bに光学的に結合されている。
【0054】導波路型受光素子部13a、半導体レーザ
素子部13b及び分離素子部13cは共通の構造を備え
ており、その構造は、基板4上に設けられた半導体層6
b、n型半導体層8b及びp型半導体層10bを有す
る。しかしながら、半導体光集積素子1dは、この構造
に限定されるものではない。導波路型受光素子部13a
では、半導体層6bは光吸収領域として動作する。半導
体レーザ素子部13bでは、半導体層6bは光生成領域
として動作する。
【0055】導波路型受光素子部13aは、電源75に
より逆方向にバイアスされる。また、導波路型受光素子
部13aにおいて発生された電流は、負荷73に流れ
る。電源84は、導波路型受光素子部13aの電極28
及び32に接続されており、光吸収領域に空乏層を形成
するために利用される。導波路型受光素子部13aでは
電極28と電極32との間の合成キャパシタンスは低減
されているので、導波路型受光素子部13aはより高速
な光信号に応答を示すことができる。
【0056】一方、半導体レーザ素子部13bは、電源
77により順方向にバイアスされる。電源77は、半導
体レーザ素子部13bの電極58及び32に接続されて
おり、半導体レーザ素子部13bに変調された電流79
を与えている。半導体光集積素子1dは、リーク電流お
よびサイリスタ電流といった浪費電流を低減できると共
に、より高速な信号で変調された光信号を生成できる。
【0057】図5〜図7に示された実施の形態では、半
導体光集積素子は、半導体受光素子及び光変調器のいず
れかを構成するように設けられた第1の部分と、DFB
型半導体レーザ素子及びファブリペロー型半導体レーザ
素子のいずれかを構成するように設けられた第2の部分
とを含んでいる。この半導体光集積素子において、図1
〜図3だけでなく、図4に示されるように、半導体層3
7は、第1及び第2の層状半導体領域37a及び37b
を備えることができる。
【0058】(第6の実施の形態)別の実施の形態は、半
導体光集積素子を製造する方法に関する。図8(a)〜図
8(c)、図9(a)〜図9(c)、図10を参照しながら半
導体光集積素子を製造する方法について説明する。
【0059】(半導体多層膜形成工程)図8(a)を参照す
ると、基板82は、発光素子領域82a、変調素子領域
82b、及び分離素子領域82cを備える。これらの領
域82a〜82cは、所定の軸方向に沿って配置されて
いる。基板82には、n型InP半導体膜84、半導体
活性層膜86およびp型InP半導体膜88が、順にエ
ピタキシャルに成長される。この成膜は、例えば有機金
属気相成長(OMVPE)法により行われる。
【0060】次いで、図8(b)に示すように、発光素子
領域82a上にマスク90a(例えば、絶縁性シリコン
無機絶縁膜マスク)を形成する。マスク90aを形成し
た後に、変調素子領域82b及び分離素子領域82c上
の多層膜を選択的に除去する。この除去により、発光素
子部領域82a上には、n型InP半導体膜84a、活
性層膜86aおよびp型InP半導体膜88aを含む半
導体多層膜が形成される。
【0061】図8(c)を参照すると、変調素子領域82
b及び分離素子領域82c上に、n型InP半導体膜8
3a、半導体活性層膜85aおよびp型InP半導体膜
87aを順にエピタキシャルに成長する。この成膜は、
例えばOMVPE法により行われる。多層膜は、マスク
90aを用いて変調素子領域82b及び分離素子領域8
2cに選択的に形成される。この後に、マスク90aを
除去する。
【0062】(光導波路メサ形成工程)図9(a)を参照す
ると、光導波路メサ100a及び100bが形成されて
いる。光導波路メサ100a、100bを形成するため
に、導波路用マスク102を形成する。マスク102
は、例えば、絶縁性シリコン無機化合物膜マスクであ
る。マスク102を用いて、発光素子領域82a、変調
素子領域82b、分離素子領域82cに形成された半導
体多層膜をエッチングする。このエッチングは、好適な
実施例ではウエットエッチングにより行われる。エッチ
ング溶液は、ブロムメタノ−ル液である。このエッチン
グは、n型InP半導体膜84a、活性層膜86a、p
型InP半導体膜88a、n型InP半導体膜83a、
半導体活性層膜85a、p型InP半導体膜87aが除
去され基板82が露出するまで行われる。エッチング工
程の結果、光導波路部メサ100aは、n型InP半導
体層(n型クラッド層)84b、活性層86b、p型In
P半導体層(p型クラッド層)88bを備える。光導波路
部メサ100bは、n型InP半導体層(n型クラッド
層)83b、活性層85b及びp型InP半導体層(p型
クラッド層)87bを備える。
【0063】(埋込半導体膜形成工程)図9(b)を参照す
ると、光導波路メサ100a、100bを埋め込むよう
に、複数のInP半導体膜を成長して多層半導体部10
4を形成する。多層半導体部104は、発光素子部領域
82a、変調素子部領域82b及び分離素子部82cに
マスク102を用いて選択的に形成される。好適な実施
例では、多層半導体部104は、有機金属気相成長(O
MCVD)法で形成される。半導体部104が形成され
た後に、マスク102を除去する。多層膜部104は、
InP半導体層からなり、光導波路部メサ100aの側
面及び光導波路部メサ100bの側面に接触するように
形成されている。多層半導体部104の形成の結果、図
2〜図4に示されるような多層半導体部が形成される。
多層半導体部104は、発光素子部において光導波路メ
サ100aに電流をガイドするように構成されている。
【0064】(コンタクト半導体膜形成工程)図9(c)を
参照すると、光導波路メサ100a、100b及び多層
半導体部104上に、p型InP半導体膜110及びp
型GaInAs半導体膜112が形成されている。p型
InP半導体膜110は、光導波路メサ100a及び1
00b上に形成されるので、光導波路メサ100aと光
導波路メサ100bとの境界部を覆っている。p型Ga
InAs半導体層112aは、発光素子領域82aに設
けられたp型InP半導体膜110上に形成されてい
る。p型GaInAs半導体膜112bは、変調素子領
域82bに設けられたp型InP半導体膜110上に形
成されている。p型GaInAs半導体層112a及び
112bは、それぞれ、発光素子領域82a及び変調素
子領域82bのためのコンタクト層として役立つ。分離
素子領域82c上には、コンタクト層は設けられていな
い。
【0065】(トレンチ形成工程)図10を参照すると、
p型InP半導体膜110並びにp型GaInAs半導
体膜112a及び112b上に、トレンチマスク114
が形成されている。トレンチマスク114は、所定の方
向に伸びる。
【0066】トレンチマスク114を用いて、半導体部
104、p型InP半導体膜110及びp型GaInA
s半導体膜112a、112bをエッチングする。エッ
チングは、多層半導体部104、p型InP半導体膜1
10及びp型GaInAs半導体膜112a、112b
を貫通して基板82に到達するように行われる。この結
果、図10に示されるように、一対のトレンチ116が
形成されている。トレンチ116を形成した後に、トレ
ンチマスク114を除去する。
【0067】光導波路部は、一対のトレンチ116の一
方と他方との間に位置している。各トレンチ116は、
半導体部104を除くために行われ、これにより、多層
半導体部104に起因する寄生容量が低減される。
【0068】(オーミック電極形成工程)図11を参照し
ながら、オーミック電極を形成する工程を説明する。コ
ンタクト層112a、112bを形成した後、絶縁性シ
リコン無機化合物膜124を形成する。次いで、発光素
子領域82aのコンタクト層112a及び変調素子領域
82bのコンタクト層112b上の絶縁膜124に開口
部を形成する。これらの開口部は、素子部毎のコンタク
ト層に到達するコンタクト孔として利用される。
【0069】コンタクト孔を形成した後に、ポジレジス
トマスクを形成する。このポジレジストマスクは、電極
のためのパターンを有する。この上に金属膜を蒸着した
後に、リフトオフ法を用いてポジレジストマスクを溶剤
で溶かして、pオーミック電極138a及び138bを
形成する。基板82の裏面には、その全面にnオーミッ
ク電極140が形成される。これらの工程により、図1
1に示されるような半導体光集積素子142が完成し
た。
【0070】好適な実施の形態において本発明の原理を
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更されるこ
とができることは、当業者によって認識される。以上、
説明した半導体素子は特定の半導体材料から形成されて
いるけれども、必要なように変更され得る。また、実施
の形態では、半導体光素子の多層半導体部は4つの半導
体層を備えるけれども、半導体層の数は4層に限定され
るものではない。したがって、特許請求の範囲およびそ
の精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請
求する。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静電容量を低減可能な構造を有する半導体光素子が提供
された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態に係わる半導体光集
積素子を示す斜視図である。
【図2】図2(a)は、I−I線で示された断面図であ
る。図2(b)は、多層半導体部の等価回路図である。
【図3】図3は、II−II線で示された断面図であ
る。
【図4】図4(a)は、別の実施の形態に係わる半導体光
集積素子の多層半導体部の構造を示す断面図である。図
4(b)は、多層半導体部の等価回路図である。
【図5】図5は、半導体光集積素子の一形態を示す図面
である。
【図6】図6は、半導体光集積素子の別の形態を示す図
面である。
【図7】図7は、半導体光集積素子の更に別の形態を示
す図面である。
【図8】図8(a)、図8(b)及び図8(c)は、半導体光
集積素子を製造する方法を示す工程断面図である。
【図9】図9(a)、図9(b)及び図9(c) は、半導体
光集積素子を製造する方法を示す工程断面図である。
【図10】図10は、半導体光集積素子を製造する方法
を示す工程断面図である。
【図11】図11は、半導体光集積素子を製造する方法
を示す工程断面図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d…半導体光集積素子、2a…半
導体変調素子部、2b…半導体変調素子部、2c…半導
体分離素子部、3a、3b…端面、4…基板、12…光
導波路メサ部、6…活性層、8…n型半導体層、10…
p型半導体層、24、25…多層半導体部、28、3
2、58…電極、36、37、38、39、40、4
1、42、43…III−V族化合物半導体層、44a〜4
4c…接合、46…活性層、48…n型半導体層、50
…p型半導体層、52…光導波路メサ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H079 AA02 AA13 BA01 CA05 DA16 EA03 EA07 HA15 5F049 MA02 MA04 MB07 NA03 NB01 QA02 QA08 RA07 SS04 5F073 AA07 AA22 AA64 AA74 AB12 AB21 CA12 CB02 EA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 第1及び第2のIII−V族化合物半導体層並びに該第1及
    び第2のIII−V族化合物半導体層の間に設けられた活性
    層を含み、前記半導体基板の主面上において所定の軸方
    向に伸びる側面を有する半導体部と、 前記半導体部の側面に沿って前記半導体基板上に設けら
    れた多層半導体部と、 前記半導体部上および前記多層半導体部上に設けられた
    第1の第2導電型半導体層と、 前記半導体部の前記第1のIII−V族化合物半導体層に電
    気的に接続された第1の電極と、 前記半導体部の前記第2のIII−V族化合物半導体層に電
    気的に接続された第2の電極とを備え、 前記多層半導体部は、前記半導体基板上に順に配置され
    た第1〜4の半導体層を有しており、 前記第1の半導体層は、前記半導体部の側面及び前記半
    導体基板の主面に沿って伸びる第2導電型III−V族化合
    物半導体層であり、前記第2の半導体層は、前記第1の
    半導体層上に設けられた第1導電型III−V族化合物半導
    体層であり、前記第3の半導体層は、前記第2の半導体
    層に沿って伸びる第2導電型III−V族化合物半導体層で
    あり、前記第4の半導体層は、前記第3の半導体層上に
    設けられた第1導電型III−V族化合物半導体層であり、 前記第1〜4の半導体層の各々と、この半導体層に隣接
    する半導体領域とは、pn接合およびpin接合のいず
    れかを構成する、半導体光素子。
  2. 【請求項2】 所定の基準面に沿って伸びる第1導電型
    III−V族化合物半導体部と、 前記基準面に沿って伸びる第2導電型III−V族化合物半
    導体部と、 第1及び第2のIII−V族化合物半導体層と該第1及び第
    2のIII−V族化合物半導体層の間に設けられた活性層と
    を含み、前記第1導電型III−V族化合物半導体部と前記
    第2導電型III−V族化合物半導体部との間に設けられた
    半導体部と、 前記第1導電型半導体部と前記第2導電型半導体部との
    間に積層された第1〜第4の半導体層を有しており前記
    半導体部に隣接する多層半導体部と、 前記半導体部の前記第1のIII−V族化合物半導体層に電
    気的に接続された第1の電極と、 前記半導体部の前記第2のIII−V族化合物半導体層に電
    気的に接続された第2の電極とを備え、 前記第1〜第4の半導体層のうちの任意の一半導体層
    は、前記第1〜第4の半導体層のうちの残りの半導体
    層、前記第1導電型III−V族化合物半導体部、及び前記
    第2導電型III−V族化合物半導体部の内の少なくとも一
    つの半導体領域に隣接しており、 前記第1〜第4の半導体層の各々は、該隣接する半導体
    領域の導電型と異なる導電型を有する、半導体光素子。
  3. 【請求項3】 前記第1の半導体層は、第1及び第2の
    層状半導体領域を含む構造を備えており、 前記第1の層状半導体領域の不純物濃度は、前記第2の
    層状半導体領域の不純物濃度より低く、 前記第1の層状半導体領域は、前記第1の層状半導体領
    域と異なる導電型である半導体領域と、前記第2の層状
    半導体領域との間に設けられており、前記第1の層状半
    導体領域の不純物濃度は、前記半導体領域の不純物濃度
    より低い、請求項1または請求項2に記載の半導体光素
    子。
  4. 【請求項4】 前記多層半導体部に設けられた一対のト
    レンチを更に備え、 前記半導体部は、前記一対のトレンチの一方と他方との
    間に位置している、請求項1または請求項2に記載の半
    導体光素子。
  5. 【請求項5】 前記活性層は、半導体発光素子のための
    光発生領域を含む、請求項1または請求項2に記載の半
    導体光素子。
  6. 【請求項6】 前記活性層は、光変調器のための光吸収
    領域を含む、請求項1または請求項2に記載の半導体光
    素子。
  7. 【請求項7】 前記活性層は、半導体受光素子のための
    光吸収領域を含む、請求項1または請求項2に記載の半
    導体光素子。
  8. 【請求項8】 前記半導体部は、光変調器及び半導体受
    光素子のいずれか一方を構成するように設けられた第1
    の部分と半導体発光素子を構成するように設けられた第
    2の部分とを含み、 前記第1の半導体層の不純物濃度の最高値は、前記第2
    の半導体層の不純物濃度より小さい、請求項1または請
    求項2に記載の半導体光素子。
  9. 【請求項9】 前記半導体部は、光変調器及び半導体受
    光素子のいずれか一方を構成するように設けられた第1
    の部分と半導体発光素子を構成するように設けられた第
    2の部分とを含み、 前記第1の半導体層の不純部濃度の最高値は、前記半導
    体基板の不純物濃度より小さく、 前記第2の半導体層の不純物濃度は、前記第1の半導体
    層の不純物濃度の最高値より大きい、請求項1に記載の
    半導体光素子。
  10. 【請求項10】 前記半導体部は、光変調器及び半導体
    受光素子のいずれかを構成するように設けられた第1の
    部分と半導体発光素子を構成するように設けられた第2
    の部分とを含み、 前記多層半導体部の前記第1の半導体層は、第1及び第
    2の層状半導体領域を含む構造を備えており、 前記第1の層状半導体領域の不純物濃度は、前記第2の
    層状半導体領域の不純物濃度より低く、 前記第2の層状半導体領域は前記半導体基板上に設けら
    れており、 前記第1の層状半導体領域は、前記半導体基板と前記第
    1の層状半導体領域との間に設けられている、請求項1
    に記載の半導体光素子。
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