JP2003309186A - 電流検出装置および電流検出方法 - Google Patents

電流検出装置および電流検出方法

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JP2003309186A JP2002113421A JP2002113421A JP2003309186A JP 2003309186 A JP2003309186 A JP 2003309186A JP 2002113421 A JP2002113421 A JP 2002113421A JP 2002113421 A JP2002113421 A JP 2002113421A JP 2003309186 A JP2003309186 A JP 2003309186A
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Shinichi Kinouchi
伸一 木ノ内
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Takeshi Oi
健史 大井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワートランジスタの主電流を正確に検出す
ることが可能な電流検出装置を提供する。 【解決手段】 電流検出装置は、IGBT1の2つの電
流検出用エミッタ端子4a,4bと接地電位GNDのラ
インとの間にそれぞれ接続され、互いに異なる抵抗値R
a,Rbを有する2つの抵抗素子6a,6bと、2つの
抵抗素子6a,6bの端子間電圧Va,Vbの差ΔVお
よび比βに基づいてIGBT1の主電流ICを算出する
電流算出IC11とを備える。したがって、1つの抵抗
素子の端子間電圧に基づいて主電流を検出していた従来
よりも主電流を正確に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電流検出装置お
よび電流検出方法に関し、特に、複数の電流検出用エミ
ッタ端子を有するパワートランジスタの主電流を検出す
る電流検出装置および電流検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自己消弧型パワー半導体素子
であるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transisto
r)には、IGBTの主電流を検出するための電流検出
用エミッタ端子が設けられている。
【0003】図4は、そのようなIGBTの主電流を検
出するための電流検出装置の構成を示す回路ブロック図
である。図4において、この電流検出装置は、IGBT
31の主電流Icを検出する装置であって、抵抗素子3
6、誘導性負荷回路37、還流ダイオード38、直流電
源39、ゲート制御回路40、およびアナログ処理回路
41を備える。
【0004】IGBT31は、コレクタ端子32、ゲー
ト端子33、電流検出用エミッタ端子34、およびエミ
ッタ主端子35を含む。IGBT31のコレクタ端子3
2は誘導性負荷回路37を介して直流電源39の正極に
接続される。還流ダイオード38は、IGBT31のコ
レクタ端子32と直流電源39の正極との間に接続され
る。直流電源39の負極は、接地される。
【0005】IGBT31の電流検出用エミッタ端子3
4は、電流検出用抵抗素子36を介して接地電位GND
のラインに接続される。電流検出用抵抗素子36は、所
定の抵抗値Rsを有する。IGBT31のエミッタ主端
子35は、接地電位GNDのラインに接続される。ゲー
ト制御回路40は、IGBT31のゲート端子33に接
続され、IGBT31のスイッチング制御を行う。アナ
ログ処理回路41は、電流検出用抵抗素子36の端子間
電圧Vsに基づいてIGBT31に流れる主電流Icを
算出する。
【0006】ここで、従来のIGBT31の主電流Ic
の検出原理について説明する。IGBT31は通常同一
構造からなる多数のセルから構成されている。セル個数
は素子の定格に依存するが数千〜数万個である。電流を
検出するためにその一部が電流検出用セルとして使用さ
れる(萩野、他、電学論C、115巻1号、117−1
26頁、1995年)。コレクタ端子32は電流検出用
セルとその他の主セルに共通に設けられているが、エミ
ッタ端子は電流検出用エミッタ端子34とエミッタ主端
子35に分離されている。
【0007】図4のIGBT31のコレクタ端子32に
流れ込む電流Icの多くはエミッタ主端子35から外部
に流出するが、一部の電流Isは電流検出用エミッタ端
子34から抵抗素子36を介して接地電位GNDのライ
ンに流出する。主セルと電流検出セルが同一の構造を有
する場合、IGBT31の総セル数をN0、電流検出用
セル数をNsとすると、数式Is/Ic=Ns/N0=
1/N …(1)が成立する。ただし、Nは総セル数N
0と電流検出用セル数Nsの比である。抵抗素子36の
端子間には、検出電流Isによる電圧降下Vsが発生す
る。検出抵抗素子の抵抗値をRsとすると、数式Ic=
VsN0/RsNs …(2)が成り立ち、電流検出用
エミッタ端子35に接続されたアナログ処理回路41に
よって主電流Icが求められる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5は、IGBT31
の主電流Icとコレクタ端子32およびエミッタ主端子
35間の電圧Vceとを示す波形図である。図5におい
て、時刻t0においてゲート制御回路40によってIG
BT31のゲート電圧が「L」レベルから「H」レベル
に立ち上げられ、IGBT31がターンオンする。IG
BT31がターンオンすると、Vceが低下するととも
にIcが上昇する。Icは、ピーク値に到達した後に一
定値になる。
【0009】理想的な電流検出値Ic′は、IGBT3
1に実際に流れる主電流Icと相似形の波形になる。し
かし、実際の電流検出値Ic″は、IGBT31に実際
に流れる主電流Icと相似形の波形にならない。Icと
Ic″の相違は、時刻t0から所定時間経過後の時刻t
1を過ぎてVceが所定値よりも低くなると顕著にな
る。したがって、時刻t0〜t1以外では、電流検出値
Ic″は不正確となる。IGBT31の破壊を防ぐため
の保護回路の設計には正確な電流検出が必要であり、従
来の電流検出方法ではIGBT31の破壊を十分に防ぐ
ことができなかった。
【0010】理想的な電流検出値Ic′と実際の電流検
出値Ic″との相違は、図6に示すIGBT31の回路
モデルで説明できる。IGBT31は、複数のセルから
構成されている。電流検出用セルのセットを1つの電流
検出用可変抵抗素子43で示す。電流検出用セルと主セ
ルは同一構造であり、通電時においてセル内部の電荷分
布などの状態もほぼ同一であるとする。したがって、I
GBT31は、1つの電流検出用可変抵抗素子43と、
それと同一構成のN−1個の主回路可変抵抗素子42.
1〜42.N−1から構成されるとみなすことができ
る。Nは通常N=数万〜数千である。電流検出用エミッ
タ端子34と接地電位GNDのラインとの間には、抵抗
素子36が接続されている。抵抗素子36の抵抗値をR
s、通電時の可変抵抗素子42.1〜42.N−1,4
3の各々の抵抗値をR0、主電流をIc、抵抗素子36
に流れる電流をIsとすると、Nは1よりも十分に大き
いので、数式Is/Ic=R0/N(R0+Rs) …
(3)が成り立つ。
【0011】R0がRsよりも十分大きい時、数式
(3)と(1)は、ほぼ等しくなる。この場合、可変抵
抗素子42.1〜42.N−1の各々に流れる電流と検
出用抵抗素子36に流れる電流はほぼ等しくなるので、
実際の電流検出値Ic″と理想的な電流検出値Ic′と
は、ほぼ等しくなる。
【0012】一方、R0がRsと比較できる程度に小さ
くなると、数式(3)から、抵抗素子36に流れる電流
Isは主回路可変抵抗素子42.1〜42.N−1の各
々にに流れる電流よりも小さくなる。この場合、実際の
電流検出値Ic″は理想的な電流検出値Ic′よりも小
さくなる。図5では、時刻t1以降にIc″がIc′よ
りも小さくなっている。
【0013】通電時のVceが大きい状態は可変抵抗素
子42.1〜42.N−1,43の抵抗値が大きい状態
であるとみなすことができ、この場合に実際の電流検出
値Ic″は理想的な電流検出値Ic′とほぼ等しくな
る。通電時のVceがが小さい状態は可変抵抗素子4
2.1〜42.N−1,43の抵抗値が小さい状態であ
るとみなすことができ、この場合に実際の電流検出値I
c″は理想的な電流検出値Ic′よりも小さくなる。こ
のような理由により、Vceが小さくなる時において、
実際の電流検出値Ic″と理想的な電流検出値Ic′と
に違いが生じる。
【0014】このように、従来の電流検出方法では、正
確な電流検出が不可能となる状態が存在する。IGBT
31の破壊を防ぐための保護回路の設計には正確な電流
検出が必要であり、従来の電流検出方法ではIGBT3
1の破壊を十分に防ぐことができなかった。
【0015】それゆえに、この発明の主たる目的は、パ
ワートランジスタの主電流を正確に検出することが可能
な電流検出装置および電流検出方法を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の係る電流検出
装置は、複数の電流検出用エミッタ端子を有するパワー
トランジスタの主電流を検出する電流検出装置であっ
て、それぞれ複数の電流検出用エミッタ端子と基準電位
のラインとの間に接続され、互いに異なる抵抗値を有す
る複数の抵抗素子と、複数の抵抗素子の端子間電圧に基
づいてパワートランジスタの主電流を算出する電流算出
回路とを備えたものである。
【0017】好ましくは、電流算出回路は、複数の抵抗
素子のうちの一対の抵抗素子の端子間電圧の差と比に基
づいてパワートランジスタの主電流を算出する。
【0018】また好ましくは、電流算出回路は、複数の
抵抗素子のうちの複数対の抵抗素子の各対の抵抗素子の
端子間電圧の差と比に基づいてパワートランジスタの主
電流を算出する。
【0019】また、この発明に係る電流検出方法は、複
数の電流検出用エミッタ端子を有するパワートランジス
タの主電流を検出する電流検出方法であって、複数の電
流検出用エミッタ端子と基準電位のラインとの間に互い
に異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子をそれぞれ接続
し、複数の抵抗素子の端子間電圧に基づいてパワートラ
ンジスタの主電流を算出するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
による電流検出装置の構成を示す回路ブロック図であ
る。図1において、この電流検出装置は、IGBT1の
主電流を検出する装置であって、抵抗素子6a,6b、
誘導性負荷回路7、還流ダイオード8、直流電源9、ゲ
ート制御回路10、および電流算出IC11を備える。
【0021】IGBT1は、コレクタ端子2、ゲート端
子3、2つの電流検出用エミッタ端子4a,4b、およ
びエミッタ主端子5を含む。IGBT1のコレクタ端子
2は誘導性負荷回路7を介して直流電源9の正極に接続
される。還流ダイオード8は、IGBT1のコレクタ端
子2と直流電源9の正極との間に接続される。直流電源
9の負極は、接地される。
【0022】IGBT1の電流検出用エミッタ端子4
a,4bは、それぞれ電流検出用抵抗素子6a,6bを
介して接地電位GNDのラインに接続される。電流検出
用抵抗素子6a,6bは、互いに異なる抵抗値Ra,R
bを有する。電流検出用抵抗素子6aの抵抗値Raは、
電流検出用抵抗素子6bの抵抗値Rbよりも大きい。I
GBT1のエミッタ主端子5は、接地電位GNDのライ
ンに接続される。
【0023】ゲート制御回路10は、IGBT1のゲー
ト端子3に接続され、IGBT1のスイッチング制御を
行う。電流算出IC11は、2つの電流検出用抵抗素子
6a,6bの端子間電圧Va,Vbに基づいてIGBT
1に流れる主電流Icを算出する。
【0024】ここで、電流算出IC11における電流算
出方法について説明する。IGBT1のコレクタ端子2
およびエミッタ主端子5間の電圧をVceとし、IGB
T1の任意のIc−Vce状態を数式γ=NVce/I
c …(4)で示すパラメータγにより定義する。ただ
し、Nは、IGBT1の総セル数N0と電流検出用セル
数Nsの比N=N0/Nsである。
【0025】パラメータγはオームの法則における抵抗
値に相当するものである。ここでパラメータγを任意の
Ic−Vce状態でオームの法則を成立させる仮想的な
可変抵抗素子であると解釈する。上式(4)からIGB
T1は、N個の仮想的な可変抵抗素子が並列に接続され
たものとみなすことができる。
【0026】そこで、図2に示すように、IGBT1は
(N−2)個の仮想的な主回路可変抵抗素子12.1〜
12.N−2と2個の電流検出用可変抵抗素子13a,
13bとが並列に接続された構造を持つものとする。電
流検出用エミッタ端子4a,4bには、それぞれ電流検
出用抵抗素子6a,6bが直列に接続されている。電流
検出用エミッタ端子4a,4bに対応するセルとエミッ
タ主端子5に対応するセルとは、同一構造をなす。した
がって、IGBT1の通電時においてはエミッタ端子4
a,4bに接続された電流検出用可変抵抗素子13a,
13bの各々とエミッタ主端子5に接続された主回路可
変抵抗素子12.1〜12.N−2とは同一であるとみ
なすことができる。
【0027】コレクタ端子6に流れる電流をIc、電流
検出用抵抗素子6a,6bに流れる電流をそれぞれI
a,Ibとし、コレクタ端子2およびエミッタ主端子5
間の電圧をVce、電流検出用エミッタ端子4a,4b
の出力電圧をそれぞれVa,Vbとする。電流検出用抵
抗素子6a,6bの抵抗値をそれぞれRa,Rbとし、
Ra>Rbの関係が成立しているものとする。図2から
次の数式が成り立つ。 Ia=Vc/(γ+Ra) …(5) Ib=Vc/(γ+Rb) …(6) Va=RaVc/(γ+Ra) …(7) Vb=RbVc/(γ+Rb) …(8) また、電流検出用エミッタ端子4a,4bの出力電圧V
a,Vbの差Va−Vbと比Va/VbをそれぞれΔ
V,βとすると、上式(5),(6),(7),(8)および
(4)から次の数式が成り立つ。 Ic=N(Ra−Rb)βΔV/RaRb(1−β)2 …(9) N,Ra,Rbは既知なので、上式(9)からIGBT
1に流れる主電流Icを電流検出用エミッタ端子4a,
4bの出力電圧の差ΔVと比βのみから求めることが可
能である。また、上式(9)にはコレクタ端子2および
エミッタ主端子5間の電圧Vce及びパラメータγが含
まれていないので、IGBT1の任意のIc−Vce状
態で成立する。したがって、IGBT1に流れる主電流
Icの検出は、電流検出用エミッタ端子4a,4bの出
力電圧Va,Vbと上式(9)に基づいて演算する電流
算出IC11によって可能になる。
【0028】したがって、2つの電流検出用エミッタ端
子4a,4bを有するIGBT1において、2つの電流
検出用エミッタ端子4a,4bに互いに異なる抵抗値R
a,Rbを有する抵抗素子6a,6bを接続し、2つの
抵抗素子6a,6bの端子間電圧Va,Vbの差ΔVと
比Va/Vbの有理演算を電流算出IC11で実行する
ことによって、IGBT1の主電流Icを任意のIc−
Vce状態で正確に検出することが可能になる。また、
IGBT1の主電流Icを任意のIc−Vce状態で正
確に検出することが可能になるので、IGBT1の破壊
を防ぐための保護回路と本発明による電流検出装置を組
み合わせて使用することにより、IGBT1の破壊を十
分に防ぐことが可能になる。
【0029】なお、図3に示すように、3つの電流検出
用エミッタ端子4a,4b,4cを有するIGBT15
において、3つの電流検出用エミッタ端子4a,4b,
4cに互いに異なる抵抗値Ra,Rb,Rcを有する3
つの抵抗素子6a,6b,6cを接続し、3つの抵抗素
子6a,6b,6cの端子間電圧Va,Vb,Vcに基
づいてIGBT15の主電流Icを正確に検出すること
ができる。
【0030】すなわち、IGBT15に流れる主電流I
cを検出するためには、3つの抵抗素子6a,6b,6
cの端子間電圧Va,Vb,Vcのうちのいずれか2つ
の電圧を使用すればよい。あるいは、VaとVb、Vb
とVcのそれぞれからIGBT1の主電流Icを求めて
もよい。一般的には、Va,Vbから求めた主電流の値
Ic1とVb,Vcから求めた主電流の値Ic2とは、
IGBT15の電流検出用エミッタの温度差などによ
り、異なる値になる。この場合は、Ic1とIc2の平
均値をIGBT15の主電流Icとみなせばよい。4つ
以上の電流検出用エミッタ端子4a,4b,4c,…を
有するIGBTにおいても同様である。
【0031】本実施の形態では自己消弧型半導体素子と
してIGBTを用いた場合について説明したが、IGB
Tと同様に自己消弧型半導体素子であるMOSFET
(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r)に本発明による電流検出方法を用いても同様の効果
が得られる。
【0032】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更がふくまれることが意図さ
れる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明の係る電流検出
装置では、それぞれ複数の電流検出用エミッタ端子と基
準電位のラインとの間に接続され、互いに異なる抵抗値
を有する複数の抵抗素子と、複数の抵抗素子の端子間電
圧に基づいてパワートランジスタの主電流を算出する電
流算出回路とが設けられる。したがって、1つの抵抗素
子の端子間電圧に基づいて主電流を算出していた従来に
比べ、主電流を正確に検出することができる。
【0034】好ましくは、電流算出回路は、複数の抵抗
素子のうちの一対の抵抗素子の端子間電圧の差と比に基
づいてパワートランジスタの主電流を算出する。この場
合は、主電流を容易に算出することができる。
【0035】また好ましくは、電流算出回路は、複数の
抵抗素子のうちの複数対の抵抗素子の各対の抵抗素子の
端子間電圧の差と比に基づいてパワートランジスタの主
電流を算出する。この場合は、一層正確に主電流を検出
することができる。
【0036】また、この発明に係る電流検出方法では、
複数の電流検出用エミッタ端子と基準電位のラインとの
間に互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子をそれ
ぞれ接続し、複数の抵抗素子の端子間電圧に基づいてパ
ワートランジスタの主電流を算出する。したがって、1
つの抵抗素子の端子間電圧に基づいて主電流を算出して
いた従来に比べ、主電流を正確に検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による電流検出装置
の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】 図1に示した電流検出装置の電流検出原理を
説明するための回路図である。
【図3】 この実施の形態の変更例を示す回路図であ
る。
【図4】 従来の電流検出装置の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図5】 図4に示した電流検出装置の問題点を説明す
るための図である。
【図6】 図4に示した電流検出装置の問題点を説明す
るための他の図である。
【符号の説明】
1,15,31 IGBT、2,32 コレクタ端子、
3,33 ゲート端子、4a〜4c,34 電流検出用
エミッタ端子、5,35 エミッタ主端子、6a〜6
c,36 抵抗素子、7,37 誘導性負荷回路、8,
38 還流ダイオード、9,39 直流電源、10,4
0 ゲート制御回路、11 電流算出IC、12.1〜
12.N−2,42.1〜42.N−1 主回路可変抵
抗素子、13a〜13c,43 電流検出用可変抵抗素
子、41 アナログ処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 健史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G035 AA04 AB02 AB06 AC01 AC02 AD10 5F082 BA33 BC01 BC09 BC15 FA20 GA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電流検出用エミッタ端子を有するパ
    ワートランジスタの主電流を検出する電流検出装置であ
    って、 それぞれ前記複数の電流検出用エミッタ端子と基準電位
    のラインとの間に接続され、互いに異なる抵抗値を有す
    る複数の抵抗素子、および前記複数の抵抗素子の端子間
    電圧に基づいて前記パワートランジスタの主電流を算出
    する電流算出回路を備える、電流検出装置。
  2. 【請求項2】前記電流算出回路は、前記複数の抵抗素子
    のうちの一対の抵抗素子の端子間電圧の差と比に基づい
    て前記パワートランジスタの主電流を算出する、請求項
    1に記載の電流検出装置。
  3. 【請求項3】前記電流算出回路は、前記複数の抵抗素子
    のうちの複数対の抵抗素子の各対の抵抗素子の端子間電
    圧の差と比に基づいて前記パワートランジスタの主電流
    を算出する、請求項1に記載の電流検出装置。
  4. 【請求項4】複数の電流検出用エミッタ端子を有するパ
    ワートランジスタの主電流を検出する電流検出方法であ
    って、 前記複数の電流検出用エミッタ端子と基準電位のライン
    との間に互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子を
    それぞれ接続し、 前記複数の抵抗素子の端子間電圧に基づいて前記パワー
    トランジスタの主電流を算出する、電流検出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106950414A (zh) * 2017-02-24 2017-07-14 深圳陆巡科技有限公司 Mos管电流采样电路和推挽电路
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