JP2003308778A - 成形方法、スペーサ構体の製造方法および製造装置 - Google Patents
成形方法、スペーサ構体の製造方法および製造装置Info
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- JP2003308778A JP2003308778A JP2002113601A JP2002113601A JP2003308778A JP 2003308778 A JP2003308778 A JP 2003308778A JP 2002113601 A JP2002113601 A JP 2002113601A JP 2002113601 A JP2002113601 A JP 2002113601A JP 2003308778 A JP2003308778 A JP 2003308778A
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】形成材料の充填不足をなくし、確実に所望形状
の成形品を製造することが可能な成形方法、スペーサ構
体の製造方法、および製造装置を提供する。 【解決手段】所定の配列で形成された複数のスペーサ開
孔28を有した金属板24の両面に、それぞれスペーサ
開孔に対応して配列された複数の透孔40a、40bを
備えた板状の上金型36aおよび下金型36bをそれぞ
れ密着させ、それぞれ上金型の透孔、スペーサ開孔、お
よび下金型の透孔からなる複数の貫通孔44を備えた組
立体42を構成する。この組立体を、金属板がほぼ水平
に延び、かつ、下金型が金属板の下方に位置するように
配置し、下金型側からスペーサ形成材料46を供給し、
各貫通孔に下から上に向かってスペーサ形成材料を充填
する。
の成形品を製造することが可能な成形方法、スペーサ構
体の製造方法、および製造装置を提供する。 【解決手段】所定の配列で形成された複数のスペーサ開
孔28を有した金属板24の両面に、それぞれスペーサ
開孔に対応して配列された複数の透孔40a、40bを
備えた板状の上金型36aおよび下金型36bをそれぞ
れ密着させ、それぞれ上金型の透孔、スペーサ開孔、お
よび下金型の透孔からなる複数の貫通孔44を備えた組
立体42を構成する。この組立体を、金属板がほぼ水平
に延び、かつ、下金型が金属板の下方に位置するように
配置し、下金型側からスペーサ形成材料46を供給し、
各貫通孔に下から上に向かってスペーサ形成材料を充填
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、成形品の成形方
法、並びに、平面表示装置等の画像表示装置に用いられ
るスペーサ構体を製造する製造方法および製造装置に関
する。
法、並びに、平面表示装置等の画像表示装置に用いられ
るスペーサ構体を製造する製造方法および製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、陰極線管(以下、CRTと称す
る)に代わる次世代の軽量、薄型の表示装置として様々
な平面型の画像表示装置が注目されている。例えば、平
面表示装置として機能するフィールド・エミッション・
デバイス(以下、FEDと称する)の一種として、表面
伝導型電子放出装置(以下、SEDと称する)の開発が
進められている。
る)に代わる次世代の軽量、薄型の表示装置として様々
な平面型の画像表示装置が注目されている。例えば、平
面表示装置として機能するフィールド・エミッション・
デバイス(以下、FEDと称する)の一種として、表面
伝導型電子放出装置(以下、SEDと称する)の開発が
進められている。
【0003】このSEDは、所定の間隔をおいて対向配
置された前面基板および背面基板を備え、これらの基板
は矩形状の側壁を介して周辺部を互いに接合することに
より真空外囲器を構成している。前面基板の内面には3
色の蛍光体層が形成され、背面基板の内面には、蛍光体
を励起する電子源として、各画素に対応する多数の電子
放出素子が配列されている。各電子放出素子は、電子放
出部、この電子放出部に電圧を印加する一対の電極等で
構成されている。
置された前面基板および背面基板を備え、これらの基板
は矩形状の側壁を介して周辺部を互いに接合することに
より真空外囲器を構成している。前面基板の内面には3
色の蛍光体層が形成され、背面基板の内面には、蛍光体
を励起する電子源として、各画素に対応する多数の電子
放出素子が配列されている。各電子放出素子は、電子放
出部、この電子放出部に電圧を印加する一対の電極等で
構成されている。
【0004】上記のようなSEDにおいて、前面基板お
よび背面基板間の空間、すなわち真空外囲器内は、高い
真空度に維持されることが重要となる。真空度が低い場
合、電子放出素子の寿命、ひいては、装置の寿命が低下
してしまう。また、前面基板と背面基板間は真空である
ため、前面基板、背面基板に対し大気圧が作用する。そ
こで、これらの基板に作用する大気圧荷重を支持し基板
間の隙間を維持するため、両基板間には、多数の板状あ
るいは柱状のスペーサが配置されている。
よび背面基板間の空間、すなわち真空外囲器内は、高い
真空度に維持されることが重要となる。真空度が低い場
合、電子放出素子の寿命、ひいては、装置の寿命が低下
してしまう。また、前面基板と背面基板間は真空である
ため、前面基板、背面基板に対し大気圧が作用する。そ
こで、これらの基板に作用する大気圧荷重を支持し基板
間の隙間を維持するため、両基板間には、多数の板状あ
るいは柱状のスペーサが配置されている。
【0005】スペーサを前面基板および背面基板の全面
に渡って配置するためには、前面基板の蛍光体、背面基
板の電子放出素子に接触しないように、極めて薄い板
状、あるいは極めて細い柱状のスペーサが必要となる。
また、これらのスペーサは、電子放出素子の極めて近く
に設置せざるを得ないため、スペーサとして絶縁体材料
を使用しなければならない。同時に、前面基板および背
面基板の薄板化を検討した場合、一層多くのスペーサが
必要となり、更に製造が困難となる。
に渡って配置するためには、前面基板の蛍光体、背面基
板の電子放出素子に接触しないように、極めて薄い板
状、あるいは極めて細い柱状のスペーサが必要となる。
また、これらのスペーサは、電子放出素子の極めて近く
に設置せざるを得ないため、スペーサとして絶縁体材料
を使用しなければならない。同時に、前面基板および背
面基板の薄板化を検討した場合、一層多くのスペーサが
必要となり、更に製造が困難となる。
【0006】前面基板の蛍光体間、および背面基板の電
子放出素子間に対するスペーサの位置合わせについて
は、蛍光体間あるいは電子放出素子間を狙って直接スペ
ーサを取り付ける方法、あるいは、電子の通過する孔が
予め形成された金属板の表裏に多数のスペーサを高い位
置精度で形成し、この金属板上に形成されたスペーサを
前面基板または背面基板に位置合わせする方法が考えら
れる。
子放出素子間に対するスペーサの位置合わせについて
は、蛍光体間あるいは電子放出素子間を狙って直接スペ
ーサを取り付ける方法、あるいは、電子の通過する孔が
予め形成された金属板の表裏に多数のスペーサを高い位
置精度で形成し、この金属板上に形成されたスペーサを
前面基板または背面基板に位置合わせする方法が考えら
れる。
【0007】後者の場合、それぞれスペーサ形状に対応
する多数の孔が形成された2枚の金型を金属板の表裏面
に密着させ、金属板と2枚の金型によってスペーサ形成
用の貫通孔を規定する。この状態で、上方から各貫通孔
にペースト状のスペーサ形成材料を充填する。また、ス
ペーサ形成材料のはみ出し分は、下側に配置された金型
の底面を掻き取ることにより除去する。続いて、充填さ
れたスペーサ形成材料を金型内部で硬化させた後、金属
板から2枚の金型を取り外すことにより、金属板上に形
成された柱状のスペーサを得る方法等が考えられる。
する多数の孔が形成された2枚の金型を金属板の表裏面
に密着させ、金属板と2枚の金型によってスペーサ形成
用の貫通孔を規定する。この状態で、上方から各貫通孔
にペースト状のスペーサ形成材料を充填する。また、ス
ペーサ形成材料のはみ出し分は、下側に配置された金型
の底面を掻き取ることにより除去する。続いて、充填さ
れたスペーサ形成材料を金型内部で硬化させた後、金属
板から2枚の金型を取り外すことにより、金属板上に形
成された柱状のスペーサを得る方法等が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属板
と2枚の金型とを密着させることにより規定される貫通
孔の形状は、金属板に開けられた孔と金型に開けられた
孔との径の違いにより、金属板と金型との境界部分で段
差を持った孔形状となる。そして、充填の際、スペーサ
形成材料は、重力の影響により貫通孔を下方へと通過す
るように引っ張られるため、金属板と金型との境界部分
にできた貫通孔の段差部へスペーサ形成材料が到達せ
ず、空隙となり充填不足が生じる恐れがある。その結
果、所望形状のスペーサを得られず、スペーサ強度が低
下する場合がある。
と2枚の金型とを密着させることにより規定される貫通
孔の形状は、金属板に開けられた孔と金型に開けられた
孔との径の違いにより、金属板と金型との境界部分で段
差を持った孔形状となる。そして、充填の際、スペーサ
形成材料は、重力の影響により貫通孔を下方へと通過す
るように引っ張られるため、金属板と金型との境界部分
にできた貫通孔の段差部へスペーサ形成材料が到達せ
ず、空隙となり充填不足が生じる恐れがある。その結
果、所望形状のスペーサを得られず、スペーサ強度が低
下する場合がある。
【0009】また、充填されたスペーサ形成材料の余剰
分を掻き取る際にも、重力の影響により、既に充填され
たスペーサ形成材料が金型下面側へ向かい、余分に充填
されたスペーサ形成材料と共に金型下面で掻き取られて
しまう。これにより、スペーサ形成材料充填後の金型充
填面が窪んだ形状となる。その結果、スペーサ形成材料
の硬化後、正常なスペーサ形状が得られず、スペーサ強
度が不十分となる状況が考えられる。この発明は、以上
の点に鑑みなされたもので、その目的は、形成材料の充
填不足をなくし、確実に所望形状の成形品を製造するこ
とが可能な成形方法、スペーサ構体の製造方法、および
製造装置を提供することにある。
分を掻き取る際にも、重力の影響により、既に充填され
たスペーサ形成材料が金型下面側へ向かい、余分に充填
されたスペーサ形成材料と共に金型下面で掻き取られて
しまう。これにより、スペーサ形成材料充填後の金型充
填面が窪んだ形状となる。その結果、スペーサ形成材料
の硬化後、正常なスペーサ形状が得られず、スペーサ強
度が不十分となる状況が考えられる。この発明は、以上
の点に鑑みなされたもので、その目的は、形成材料の充
填不足をなくし、確実に所望形状の成形品を製造するこ
とが可能な成形方法、スペーサ構体の製造方法、および
製造装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の態様に係る成形方法は、上面および下面
に開口した所望形状のキャビティを有する金型を用意
し、上記下面がほぼ水平となる状態に上記金型を配置
し、上記ほぼ水平に配置された金型のキャビティに、下
方から上方に向かって形成材料を充填し、上記形成材料
の充填後、上記キャビティから上記金型の上面側にはみ
出した余剰の形成材料を掻き取ることを特徴としてい
る。
め、この発明の態様に係る成形方法は、上面および下面
に開口した所望形状のキャビティを有する金型を用意
し、上記下面がほぼ水平となる状態に上記金型を配置
し、上記ほぼ水平に配置された金型のキャビティに、下
方から上方に向かって形成材料を充填し、上記形成材料
の充填後、上記キャビティから上記金型の上面側にはみ
出した余剰の形成材料を掻き取ることを特徴としてい
る。
【0011】また、この発明の他の態様に係るスペーサ
構体の製造方法は、画像表示装置に用いるスペーサ構体
を製造する製造方法において、所定の配列で形成された
複数のスペーサ開孔を備えた金属板と、それぞれ上記ス
ペーサ開孔に対応して配列された複数の透孔を備えた板
状の上金型および下金型と、を用意し、上記上金型の透
孔、金属板のスペーサ開孔、および下金型の透孔が整列
した状態で、上記金属板の両面に上記上金型および下金
型をそれぞれ密着させ、それぞれ上記上金型の透孔、金
属板のスペーサ開孔、および下金型の透孔からなる複数
の貫通孔を備えた組立体を構成し、上記金属板がほぼ水
平に延び、かつ、上記下金型が金属板の下方に位置する
ように上記組立体を配置し、上記下金型側からスペーサ
形成材料を供給し、各貫通孔に下から上に向かってスペ
ーサ形成材料を充填することを特徴としている。
構体の製造方法は、画像表示装置に用いるスペーサ構体
を製造する製造方法において、所定の配列で形成された
複数のスペーサ開孔を備えた金属板と、それぞれ上記ス
ペーサ開孔に対応して配列された複数の透孔を備えた板
状の上金型および下金型と、を用意し、上記上金型の透
孔、金属板のスペーサ開孔、および下金型の透孔が整列
した状態で、上記金属板の両面に上記上金型および下金
型をそれぞれ密着させ、それぞれ上記上金型の透孔、金
属板のスペーサ開孔、および下金型の透孔からなる複数
の貫通孔を備えた組立体を構成し、上記金属板がほぼ水
平に延び、かつ、上記下金型が金属板の下方に位置する
ように上記組立体を配置し、上記下金型側からスペーサ
形成材料を供給し、各貫通孔に下から上に向かってスペ
ーサ形成材料を充填することを特徴としている。
【0012】更に、この発明の態様に係るスペーサ構体
の製造装置は、画像表示装置に用いるスペーサ構体を製
造する製造装置において、所定の配列で形成された複数
のスペーサ開孔を有した金属板の両面に、それぞれ上記
スペーサ開孔に対応して配列された複数の透孔を備えた
板状の上金型および下金型をそれぞれ密着させ、それぞ
れ上記上金型の透孔、金属板のスペーサ開孔、および下
金型の透孔からなる複数の貫通孔を備えた組立体を、上
記金属板がほぼ水平に延び、かつ、上記下金型が金属板
の下方に位置するように保持する保持機構と、上記組立
体を挟持し、上記金属板、上金型、下金型を密着状態に
保持するクランプ機構と、上記保持機構に保持された上
記組立体の下方に配置された充填ヘッドを有し、この充
填ヘッドにより上記下金型側からスペーサ形成材料を供
給し、各貫通孔に下から上に向かってスペーサ形成材料
を充填する供給機構と、を備えたことを特徴としてい
る。
の製造装置は、画像表示装置に用いるスペーサ構体を製
造する製造装置において、所定の配列で形成された複数
のスペーサ開孔を有した金属板の両面に、それぞれ上記
スペーサ開孔に対応して配列された複数の透孔を備えた
板状の上金型および下金型をそれぞれ密着させ、それぞ
れ上記上金型の透孔、金属板のスペーサ開孔、および下
金型の透孔からなる複数の貫通孔を備えた組立体を、上
記金属板がほぼ水平に延び、かつ、上記下金型が金属板
の下方に位置するように保持する保持機構と、上記組立
体を挟持し、上記金属板、上金型、下金型を密着状態に
保持するクランプ機構と、上記保持機構に保持された上
記組立体の下方に配置された充填ヘッドを有し、この充
填ヘッドにより上記下金型側からスペーサ形成材料を供
給し、各貫通孔に下から上に向かってスペーサ形成材料
を充填する供給機構と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0013】上記のように構成された成形方法、スペー
サ構体の製造方法および製造装置によれば、金型のキャ
ビティあるいは組立体の貫通孔に対して、形成材料を下
から上に向けて充填することにより、重力による悪影響
を低減し、充填不良を生じることなく確実に形成材料を
充填することができる。従って、所望の形状を持った成
形品あるいはスペーサを確実に形成することが可能とな
る。
サ構体の製造方法および製造装置によれば、金型のキャ
ビティあるいは組立体の貫通孔に対して、形成材料を下
から上に向けて充填することにより、重力による悪影響
を低減し、充填不良を生じることなく確実に形成材料を
充填することができる。従って、所望の形状を持った成
形品あるいはスペーサを確実に形成することが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係るスペーサ構体の製造方法および製
造装置について詳細に説明する。始めに、スペーサ構体
を備えた画像表示装置の一例として、SEDについて説
明する。
明の実施の形態に係るスペーサ構体の製造方法および製
造装置について詳細に説明する。始めに、スペーサ構体
を備えた画像表示装置の一例として、SEDについて説
明する。
【0015】図1ないし図3に示すように、SEDは、
それぞれ矩形状のガラス板からなる前面基板10および
背面基板12を備え、これらの基板は約1.0〜2.0
mmの隙間をおいて対応配置されている。そして、前面
基板10および背面基板12は、ガラスからなる矩形状
の側壁14を介して周縁部同志が接合され、内部が真空
の扁平な真空外囲器15を構成している。
それぞれ矩形状のガラス板からなる前面基板10および
背面基板12を備え、これらの基板は約1.0〜2.0
mmの隙間をおいて対応配置されている。そして、前面
基板10および背面基板12は、ガラスからなる矩形状
の側壁14を介して周縁部同志が接合され、内部が真空
の扁平な真空外囲器15を構成している。
【0016】前面基板10の内面には画像表示面として
機能する蛍光体スクリーン16が形成されている。この
蛍光体スクリーン16は、赤、青、緑の蛍光体層、およ
び黒色着色層を並べて構成され、これらの蛍光体層はス
トライプ状あるいはドット状に形成されている。また、
蛍光体スクリーン16上には、アルミニウム等からなる
メタルバック17が形成されている。
機能する蛍光体スクリーン16が形成されている。この
蛍光体スクリーン16は、赤、青、緑の蛍光体層、およ
び黒色着色層を並べて構成され、これらの蛍光体層はス
トライプ状あるいはドット状に形成されている。また、
蛍光体スクリーン16上には、アルミニウム等からなる
メタルバック17が形成されている。
【0017】背面基板12の内面には、蛍光体スクリー
ン16の蛍光体層を励起する電子源として、それぞれ電
子ビームを放出する多数の表面伝導型の電子放出素子1
8が設けられている。これらの電子放出素子18は、画
素毎に対応して複数列および複数行に配列されている。
各電子放出素子18は、図示しない電子放出部、この電
子放出部に電圧を印加する一対の素子電極等で構成され
ている。また、背面基板12の内面上には、電子放出素
子18に電位を供給する多数本の配線21がマトリック
状に設けられ、その端部は真空外囲器15の外部に引出
されている。
ン16の蛍光体層を励起する電子源として、それぞれ電
子ビームを放出する多数の表面伝導型の電子放出素子1
8が設けられている。これらの電子放出素子18は、画
素毎に対応して複数列および複数行に配列されている。
各電子放出素子18は、図示しない電子放出部、この電
子放出部に電圧を印加する一対の素子電極等で構成され
ている。また、背面基板12の内面上には、電子放出素
子18に電位を供給する多数本の配線21がマトリック
状に設けられ、その端部は真空外囲器15の外部に引出
されている。
【0018】接合部材として機能する側壁14は、例え
ば、低融点ガラス、低融点金属等の封着材20により、
前面基板10の周縁部および背面基板12の周縁部に封
着され、これらの基板同志を接合している。
ば、低融点ガラス、低融点金属等の封着材20により、
前面基板10の周縁部および背面基板12の周縁部に封
着され、これらの基板同志を接合している。
【0019】図2ないし図4に示すように、SEDは、
前面基板10および背面基板12の間に配設されたスペ
ーサ構体22を備えている。本実施の形態において、ス
ペーサ構体22は、矩形状の金属板からなるグリッド2
4と、グリッドの両面に一体的に立設された多数の柱状
のスペーサと、で構成されている。
前面基板10および背面基板12の間に配設されたスペ
ーサ構体22を備えている。本実施の形態において、ス
ペーサ構体22は、矩形状の金属板からなるグリッド2
4と、グリッドの両面に一体的に立設された多数の柱状
のスペーサと、で構成されている。
【0020】詳細に述べると、グリッド24は前面基板
10の内面と対向した第1表面24aおよび背面基板1
2の内面と対向した第2表面24bを有し、これらの基
板と平行に配置されている。そして、グリッド24に
は、エッチング等により多数の電子ビーム通過孔26お
よび複数のスペーサ開孔28が形成されている。電子ビ
ーム通過孔26は、それぞれ電子放出素子18と対向し
て配列され、電子放出素子から放出された電子ビームを
透過する。また、スペーサ開孔28は、それぞれ電子ビ
ーム通過孔26間に位置し所定のピッチで配列されてい
る。スペーサ開孔28は、例えば径が約0.2〜0.5
mmの円形に形成されている。
10の内面と対向した第1表面24aおよび背面基板1
2の内面と対向した第2表面24bを有し、これらの基
板と平行に配置されている。そして、グリッド24に
は、エッチング等により多数の電子ビーム通過孔26お
よび複数のスペーサ開孔28が形成されている。電子ビ
ーム通過孔26は、それぞれ電子放出素子18と対向し
て配列され、電子放出素子から放出された電子ビームを
透過する。また、スペーサ開孔28は、それぞれ電子ビ
ーム通過孔26間に位置し所定のピッチで配列されてい
る。スペーサ開孔28は、例えば径が約0.2〜0.5
mmの円形に形成されている。
【0021】グリッド24は、例えば鉄−ニッケル系の
金属板により厚さ0.1〜0.25mmに形成されてい
るとともに、その表面には、金属板を構成する元素から
なる酸化膜、例えば、Fe3O4、NiFe3O4から
なる酸化膜が形成されている。
金属板により厚さ0.1〜0.25mmに形成されてい
るとともに、その表面には、金属板を構成する元素から
なる酸化膜、例えば、Fe3O4、NiFe3O4から
なる酸化膜が形成されている。
【0022】グリッド24の第1表面24a上には、各
スペーサ開孔28に重ねて第1スペーサ30aが一体的
に立設され、その延出端は、メタルバック17、蛍光体
スクリーン16の黒色着色層11、および高さバラツキ
緩和層31を介して前面基板10の内面に当接してい
る。また、グリッド24の第2表面24b上には、各ス
ペーサ開孔28に重ねて第2スペーサ30bが一体的に
立設され、その延出端は、背面基板12の内面に当接し
ている。ここで、各第2スペーサ30bの延出端は、背
面基板12の内面上に設けられた配線21上に位置して
いる。
スペーサ開孔28に重ねて第1スペーサ30aが一体的
に立設され、その延出端は、メタルバック17、蛍光体
スクリーン16の黒色着色層11、および高さバラツキ
緩和層31を介して前面基板10の内面に当接してい
る。また、グリッド24の第2表面24b上には、各ス
ペーサ開孔28に重ねて第2スペーサ30bが一体的に
立設され、その延出端は、背面基板12の内面に当接し
ている。ここで、各第2スペーサ30bの延出端は、背
面基板12の内面上に設けられた配線21上に位置して
いる。
【0023】第1および第2スペーサ30a、30bの
各々は、グリッド24側から延出端に向かって径が小さ
くなった先細テーパ状に形成されている。例えば、各第
1スペーサ30aはグリッド24側に位置した基端の径
が約0.4mm、延出端の径が約0.3mm、高さが約
0.6mmに形成されている。また、各第2スペーサ3
0bはグリッド24側に位置した基端の径が約0.4m
m、延出端の径が約0.25mm、高さが約0.8mm
に形成されている。このように、第1および第2スペー
サ30aの基端の径は、いずれもスペーサ開孔28の径
よりも大きく設定されている。
各々は、グリッド24側から延出端に向かって径が小さ
くなった先細テーパ状に形成されている。例えば、各第
1スペーサ30aはグリッド24側に位置した基端の径
が約0.4mm、延出端の径が約0.3mm、高さが約
0.6mmに形成されている。また、各第2スペーサ3
0bはグリッド24側に位置した基端の径が約0.4m
m、延出端の径が約0.25mm、高さが約0.8mm
に形成されている。このように、第1および第2スペー
サ30aの基端の径は、いずれもスペーサ開孔28の径
よりも大きく設定されている。
【0024】各スペーサ開孔28、第1および第2スペ
ーサ30a、30bは互いに整列して位置し、第1およ
び第2スペーサはこのスペーサ開孔28を介して互いに
一体的に連結されている。これにより、第1および第2
スペーサ30a、30bは、グリッド24を両面から挟
み込んだ状態でグリッド24と一体に形成されている。
ーサ30a、30bは互いに整列して位置し、第1およ
び第2スペーサはこのスペーサ開孔28を介して互いに
一体的に連結されている。これにより、第1および第2
スペーサ30a、30bは、グリッド24を両面から挟
み込んだ状態でグリッド24と一体に形成されている。
【0025】上記のように構成されたスペーサ構体22
は前面基板10および背面基板12間に配設されてい
る。そして、第1および第2スペーサ30a、30b
は、前面基板10および背面基板12の内面に当接する
ことにより、これらの基板に作用する大気圧荷重を支持
し、基板間の間隔を所定値に維持している。
は前面基板10および背面基板12間に配設されてい
る。そして、第1および第2スペーサ30a、30b
は、前面基板10および背面基板12の内面に当接する
ことにより、これらの基板に作用する大気圧荷重を支持
し、基板間の間隔を所定値に維持している。
【0026】図2に示すように、SEDは、グリッド2
4および前面基板10のメタルバック17に電圧を印加
する電圧供給部34を備えている。この電圧供給部34
は、グリッド24およびメタルバック17にそれぞれ接
続され、例えば、グリッド24に12kV、メタルバッ
ク17に10kVの電圧を印加する。
4および前面基板10のメタルバック17に電圧を印加
する電圧供給部34を備えている。この電圧供給部34
は、グリッド24およびメタルバック17にそれぞれ接
続され、例えば、グリッド24に12kV、メタルバッ
ク17に10kVの電圧を印加する。
【0027】そして、上記SEDにおいて、画像を表示
する場合、蛍光体スクリーン16およびメタルバック1
7にアノード電圧が印加され、電子放出素子18から放
出された電子ビームをアノード電圧により加速して蛍光
体スクリーン16へ衝突させる。これにより、蛍光体ス
クリーン16の蛍光体層が励起されて発光し、画像を表
示する。
する場合、蛍光体スクリーン16およびメタルバック1
7にアノード電圧が印加され、電子放出素子18から放
出された電子ビームをアノード電圧により加速して蛍光
体スクリーン16へ衝突させる。これにより、蛍光体ス
クリーン16の蛍光体層が励起されて発光し、画像を表
示する。
【0028】次に、以上のように構成されたSEDの製
造方法について説明する。始めに、スペーサ構体22を
製造する製造方法および製造装置について説明する。図
5および6に示すように、スペーサ構体22を製造する
場合、まず、所定寸法のグリッド24、このグリッドと
ほぼ同一の寸法を有した矩形板状の上金型36aおよび
下金型36bを用意する。この場合、Fe−50%Ni
からなる板厚0.12mmの金属板を脱脂・洗浄・乾燥
した後、エッチングにより電子ビーム通過孔26および
スペーサ開孔28を形成しグリッド24とする。その
後、グリッド24全体を酸化処理した後、電子ビーム通
過孔26およびスペーサ開孔28の内面を含めグリッド
表面に絶縁膜を形成する。
造方法について説明する。始めに、スペーサ構体22を
製造する製造方法および製造装置について説明する。図
5および6に示すように、スペーサ構体22を製造する
場合、まず、所定寸法のグリッド24、このグリッドと
ほぼ同一の寸法を有した矩形板状の上金型36aおよび
下金型36bを用意する。この場合、Fe−50%Ni
からなる板厚0.12mmの金属板を脱脂・洗浄・乾燥
した後、エッチングにより電子ビーム通過孔26および
スペーサ開孔28を形成しグリッド24とする。その
後、グリッド24全体を酸化処理した後、電子ビーム通
過孔26およびスペーサ開孔28の内面を含めグリッド
表面に絶縁膜を形成する。
【0029】上金型36aは、第1スペーサ30aを成
形するための多数の透孔40aを有し、これらの透孔4
0aはグリッド24のスペーサ開孔28に対応して配列
されている。同様に、下金型36bは、第2スペーサ3
0bを成形するための多数の透孔40bを有し、これら
の透孔40bはグリッド24のスペーサ開孔28に対応
して配列されている。
形するための多数の透孔40aを有し、これらの透孔4
0aはグリッド24のスペーサ開孔28に対応して配列
されている。同様に、下金型36bは、第2スペーサ3
0bを成形するための多数の透孔40bを有し、これら
の透孔40bはグリッド24のスペーサ開孔28に対応
して配列されている。
【0030】次に、上金型36aを、各透孔40aがグ
リッド24のスペーサ開孔28と整列するように位置決
めした状態でグリッドの第1表面24aに密着させる。
同様に、下金型36bを、各透孔40bがグリッド24
のスペーサ開孔28と整列するように位置決めした状態
でグリッドの第2表面24bに密着させる。そして、こ
れら上金型36a、グリッド24、および下金型36b
を後述するクランプ機構等により互いに密着した状態に
保持する。これにより、グリッド24、上金型36aお
よび下金型36bからなる組立体42が構成され、この
組立体には、それぞれ透孔40a、スペーサ開孔28、
透孔40bからなる多数の貫通孔44が形成される。
リッド24のスペーサ開孔28と整列するように位置決
めした状態でグリッドの第1表面24aに密着させる。
同様に、下金型36bを、各透孔40bがグリッド24
のスペーサ開孔28と整列するように位置決めした状態
でグリッドの第2表面24bに密着させる。そして、こ
れら上金型36a、グリッド24、および下金型36b
を後述するクランプ機構等により互いに密着した状態に
保持する。これにより、グリッド24、上金型36aお
よび下金型36bからなる組立体42が構成され、この
組立体には、それぞれ透孔40a、スペーサ開孔28、
透孔40bからなる多数の貫通孔44が形成される。
【0031】続いて、例えば、下金型36bが下方に位
置した状態で上記組立体42をほぼ水平に保持し、各貫
通孔44の中心軸がほぼ鉛直方向に沿って延びるように
セットする。この状態で、例えば充填ヘッド45を用い
て、下金型36bの表面側から、つまり、組立体42の
下面側からペースト状のスペーサ形成材料46を供給
し、各貫通孔44に対し下から上に向かってスペーサ形
成材料を一定の圧力で充填する。
置した状態で上記組立体42をほぼ水平に保持し、各貫
通孔44の中心軸がほぼ鉛直方向に沿って延びるように
セットする。この状態で、例えば充填ヘッド45を用い
て、下金型36bの表面側から、つまり、組立体42の
下面側からペースト状のスペーサ形成材料46を供給
し、各貫通孔44に対し下から上に向かってスペーサ形
成材料を一定の圧力で充填する。
【0032】スペーサ形成材料46としては、少なくと
も紫外線硬化型のバインダ(有機成分)およびガラスフ
ィラーを含有したガラスペーストを用いる。スペーサ形
成材料46の粘度は、例えば6000cP〜20000
cPに調整する。充填条件として、スペーサ形成材料4
6の充填速度は10mm/s〜200mm/s、充填圧
力は0.1MPa以下に設定する。
も紫外線硬化型のバインダ(有機成分)およびガラスフ
ィラーを含有したガラスペーストを用いる。スペーサ形
成材料46の粘度は、例えば6000cP〜20000
cPに調整する。充填条件として、スペーサ形成材料4
6の充填速度は10mm/s〜200mm/s、充填圧
力は0.1MPa以下に設定する。
【0033】スペーサ形成材料46を貫通孔44へ充填
することにより、組立体42の上面側、すなわち、上金
型36aの上面側には各貫通孔44から余剰のスペーサ
形成材料がはみ出す。そのため、スキージ50により組
立体42の上面を掻き取り、スペーサ形成材料46のは
み出し部分47を除去する。
することにより、組立体42の上面側、すなわち、上金
型36aの上面側には各貫通孔44から余剰のスペーサ
形成材料がはみ出す。そのため、スキージ50により組
立体42の上面を掻き取り、スペーサ形成材料46のは
み出し部分47を除去する。
【0034】続いて、充填されたスペーサ形成材料46
に対し、上金型36aおよび下金型36bの外面側から
放射線として紫外線(UV)を照射し、スペーサ形成材
料をUV硬化させる。その際、必要に応じて熱硬化を行
なってもよい。次に、上金型および下金型をグリッド2
4から剥離する。
に対し、上金型36aおよび下金型36bの外面側から
放射線として紫外線(UV)を照射し、スペーサ形成材
料をUV硬化させる。その際、必要に応じて熱硬化を行
なってもよい。次に、上金型および下金型をグリッド2
4から剥離する。
【0035】続いて、スペーサ形成材料46が充填され
たグリッド24を加熱炉内で熱処理し、スペーサ形成材
料内からバインダを飛ばした後、約500〜550℃で
30分〜1時間、スペーサ形成材料を本焼成する。これ
により、グリッド24上に第1および第2スペーサ30
a、30bが作り込まれたスペーサ構体22が得られ
る。
たグリッド24を加熱炉内で熱処理し、スペーサ形成材
料内からバインダを飛ばした後、約500〜550℃で
30分〜1時間、スペーサ形成材料を本焼成する。これ
により、グリッド24上に第1および第2スペーサ30
a、30bが作り込まれたスペーサ構体22が得られ
る。
【0036】上述したスペーサ形成材料46の充填は、
製造装置の一部を構成する充填装置を用いて行う。図7
に示すように、充填装置は、ベース54、このベース上
に設けられ前述した組立体42を載置および位置きめす
るための保持治具56、保持治具に取付けられた組立体
42を上下から挟持するクランプ機構58、保持治具5
6の下方に設けられた充填ヘッド45を有し組立体42
に対してスペーサ形成材料を供給する供給機構62、保
持治具56の上方に設けられたスキージ50を有し余剰
のスペーサ形成材料を除去する除去機構64、充填ヘッ
ドおよびスキージ50を移動自在に支持した支持機構6
6等を備えている。
製造装置の一部を構成する充填装置を用いて行う。図7
に示すように、充填装置は、ベース54、このベース上
に設けられ前述した組立体42を載置および位置きめす
るための保持治具56、保持治具に取付けられた組立体
42を上下から挟持するクランプ機構58、保持治具5
6の下方に設けられた充填ヘッド45を有し組立体42
に対してスペーサ形成材料を供給する供給機構62、保
持治具56の上方に設けられたスキージ50を有し余剰
のスペーサ形成材料を除去する除去機構64、充填ヘッ
ドおよびスキージ50を移動自在に支持した支持機構6
6等を備えている。
【0037】保持治具56は、ほぼ水平に配置された矩
形枠状の載置台57を有している。そして、グリッド2
4、上金型36a、下金型36bを互いに位置合わせし
て組立体42を構成した後、この組立体を保持治具56
の載置台57にセットする。
形枠状の載置台57を有している。そして、グリッド2
4、上金型36a、下金型36bを互いに位置合わせし
て組立体42を構成した後、この組立体を保持治具56
の載置台57にセットする。
【0038】クランプ機構58は、載置台57に設けら
れ組立体42の上方に位置した複数の上側押えアーム6
8aと、載置台57に設けられ組立体42の下方に位置
した複数の下側押えアーム68bと、を備えている。上
側押えアーム68aは、一定の間隔を置いて互いに平行
に設けられている。同様に、下側押えアーム68bは、
一定の間隔を置いて互いに平行に設けられ、それぞれ組
立体42を挟んで上側押えアーム68aと対向してい
る。上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68b
は、例えば、Y方向に沿ってほぼ水平に延びている。ま
た、上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68b
の各々には、スプリング等の弾性体で形成された多数の
押圧部材70が一定の間隔を置いて取付けられ、組立体
42と対向している。
れ組立体42の上方に位置した複数の上側押えアーム6
8aと、載置台57に設けられ組立体42の下方に位置
した複数の下側押えアーム68bと、を備えている。上
側押えアーム68aは、一定の間隔を置いて互いに平行
に設けられている。同様に、下側押えアーム68bは、
一定の間隔を置いて互いに平行に設けられ、それぞれ組
立体42を挟んで上側押えアーム68aと対向してい
る。上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68b
は、例えば、Y方向に沿ってほぼ水平に延びている。ま
た、上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68b
の各々には、スプリング等の弾性体で形成された多数の
押圧部材70が一定の間隔を置いて取付けられ、組立体
42と対向している。
【0039】そして、保持治具56に保持された組立体
42を上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68
bによって上下から挟持することにより、グリッド2
4、上金型36a、下金型36bを全面に渡り互いに密
着した状態に固定する。なお、上側押えアーム68aお
よび下側押えアーム68bは、載置台57に対して脱着
自在あるいは移動自在に設けられ、載置台に対して組立
体42を装着および取り外しする際、邪魔とならない位
置へ移動することができる。
42を上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68
bによって上下から挟持することにより、グリッド2
4、上金型36a、下金型36bを全面に渡り互いに密
着した状態に固定する。なお、上側押えアーム68aお
よび下側押えアーム68bは、載置台57に対して脱着
自在あるいは移動自在に設けられ、載置台に対して組立
体42を装着および取り外しする際、邪魔とならない位
置へ移動することができる。
【0040】支持機構66は矩形状の支持フレーム72
を備え、この支持フレームは、保持治具56に保持され
た組立体42の周囲を囲むように配置されているととも
に、ベース54上にX方向に沿って往復移動自在に設置
されている。
を備え、この支持フレームは、保持治具56に保持され
た組立体42の周囲を囲むように配置されているととも
に、ベース54上にX方向に沿って往復移動自在に設置
されている。
【0041】供給機構62の充填ヘッド45は、支持フ
レーム72に対し、X方向と直交するY方向、つまり、
上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68bと平
行な方向に沿って往復移動自在に、且つ、X方向および
Y方向と直交するZ方向、つまり、鉛直方向に沿って往
復移動自在に支持されている。また、供給機構62は、
スペーサ形成材料を貯溜した図示しないタンク、このタ
ンクから充填ヘッド45へスペーサ形成材料を所定の圧
力で供給する加圧部74等を備えている。
レーム72に対し、X方向と直交するY方向、つまり、
上側押えアーム68aおよび下側押えアーム68bと平
行な方向に沿って往復移動自在に、且つ、X方向および
Y方向と直交するZ方向、つまり、鉛直方向に沿って往
復移動自在に支持されている。また、供給機構62は、
スペーサ形成材料を貯溜した図示しないタンク、このタ
ンクから充填ヘッド45へスペーサ形成材料を所定の圧
力で供給する加圧部74等を備えている。
【0042】また、除去機構64のスキージ50は、支
持フレーム72に対し、Y方向およびZ方向に沿って往
復移動自在に支持されている。なお、支持フレーム7
2、充填ヘッド45、およびスキージ50は、充填装置
の図示しない駆動部より駆動される。
持フレーム72に対し、Y方向およびZ方向に沿って往
復移動自在に支持されている。なお、支持フレーム7
2、充填ヘッド45、およびスキージ50は、充填装置
の図示しない駆動部より駆動される。
【0043】このような充填装置を用いて組立体42の
貫通孔44にスペーサ形成材料46を充填する場合、ま
ず、組立体42を保持治具56に装着しクランプ機構5
8により固定する。続いて、供給機構62の充填ヘッド
45を、隣合う2本の下側押えアーム68b間を通して
組立体42の下面に隣接対向させる。この際、充填ヘッ
ド45は、その充填口45aが上を向いた状態にセット
する。同様に、除去機構64のスキージ50を、隣合う
2本の上側押えアーム68a間を通して組立体42の上
面に接触させる。
貫通孔44にスペーサ形成材料46を充填する場合、ま
ず、組立体42を保持治具56に装着しクランプ機構5
8により固定する。続いて、供給機構62の充填ヘッド
45を、隣合う2本の下側押えアーム68b間を通して
組立体42の下面に隣接対向させる。この際、充填ヘッ
ド45は、その充填口45aが上を向いた状態にセット
する。同様に、除去機構64のスキージ50を、隣合う
2本の上側押えアーム68a間を通して組立体42の上
面に接触させる。
【0044】その後、図5および図6で示したように、
供給機構62の加圧部74によりスペーサ形成材料46
を所定の充填圧力で加圧しながら、組立体42の一側か
ら他側まで、充填ヘッド45を組立体42の下面に沿っ
てY方向、つまり、下押えアーム68bと平行な方向へ
所定の速度で走行させる。充填ヘッド45が組立体42
の貫通孔44と対向する位置に移動して来ると、充填ヘ
ッド45からスペーサ形成材料46が供給され、貫通孔
44に下から上に向かって充填される。これにより、2
本の下側押えアーム68b間の領域に位置した複数、例
えば4列の貫通孔44にスペーサ形成材料46が順次充
填される。なお、充填ヘッド45の充填口45aは、貫
通孔44の4列分に対応した幅に形成され、スペーサ形
成材料46を4つの貫通孔44に同時に充填することが
できる。
供給機構62の加圧部74によりスペーサ形成材料46
を所定の充填圧力で加圧しながら、組立体42の一側か
ら他側まで、充填ヘッド45を組立体42の下面に沿っ
てY方向、つまり、下押えアーム68bと平行な方向へ
所定の速度で走行させる。充填ヘッド45が組立体42
の貫通孔44と対向する位置に移動して来ると、充填ヘ
ッド45からスペーサ形成材料46が供給され、貫通孔
44に下から上に向かって充填される。これにより、2
本の下側押えアーム68b間の領域に位置した複数、例
えば4列の貫通孔44にスペーサ形成材料46が順次充
填される。なお、充填ヘッド45の充填口45aは、貫
通孔44の4列分に対応した幅に形成され、スペーサ形
成材料46を4つの貫通孔44に同時に充填することが
できる。
【0045】一方、充填ヘッド45の移動を開始してか
ら所定時間経過後、組立体42の一側から他側まで、ス
キージ50を組立体42の上面に沿って上押えアーム6
8aと平行な方向へ所定の速度で摺動させる。これによ
り、2本の上側押えアーム68b間の領域において、ス
ペーサ形成材料46の充填に伴い各貫通孔44から組立
体42の上面側にはみ出した余剰のスペーサ形成材料を
スキージ50により除去する。なお、スキージ50は充
填ヘッド45とほぼ等しい幅に形成され、4列分の貫通
孔44に対して余剰ペーサ形成材料を除去する。
ら所定時間経過後、組立体42の一側から他側まで、ス
キージ50を組立体42の上面に沿って上押えアーム6
8aと平行な方向へ所定の速度で摺動させる。これによ
り、2本の上側押えアーム68b間の領域において、ス
ペーサ形成材料46の充填に伴い各貫通孔44から組立
体42の上面側にはみ出した余剰のスペーサ形成材料を
スキージ50により除去する。なお、スキージ50は充
填ヘッド45とほぼ等しい幅に形成され、4列分の貫通
孔44に対して余剰ペーサ形成材料を除去する。
【0046】以後、上記と同様の手法により、順次、組
立体42の他の貫通孔44にスペーサ形成材料46を充
填する。そして、全ての貫通孔44にスペーサ形成材料
46を充填した後、前述した工程を実施することによ
り、グリッド24上に第1および第2スペーサ30a、
30bが作り込まれたスペーサ構体22が得られる。
立体42の他の貫通孔44にスペーサ形成材料46を充
填する。そして、全ての貫通孔44にスペーサ形成材料
46を充填した後、前述した工程を実施することによ
り、グリッド24上に第1および第2スペーサ30a、
30bが作り込まれたスペーサ構体22が得られる。
【0047】一方、SEDの製造においては、予め、蛍
光体スクリーン16およびメタルバック17の設けられ
た前面基板10と、電子放出素子18および配線21が
設けられているとともに側壁14が接合された背面基板
12と、を用意しておく。
光体スクリーン16およびメタルバック17の設けられ
た前面基板10と、電子放出素子18および配線21が
設けられているとともに側壁14が接合された背面基板
12と、を用意しておく。
【0048】続いて、上記のようにして得られたスペー
サ構体22を背面基板12上に位置決め配置する。この
状態で、前面基板10、背面基板12、およびスペーサ
構体22を真空チャンバ内に配置し、真空チャンバ内を
真空排気した後、側壁14を介して前面基板を背面基板
に接合する。これにより、スペーサ構体22を備えたS
EDが製造される。
サ構体22を背面基板12上に位置決め配置する。この
状態で、前面基板10、背面基板12、およびスペーサ
構体22を真空チャンバ内に配置し、真空チャンバ内を
真空排気した後、側壁14を介して前面基板を背面基板
に接合する。これにより、スペーサ構体22を備えたS
EDが製造される。
【0049】以上のように構成されたSEDによれば、
スペーサ構体の製造方法および製造装置によれば、ほぼ
鉛直方向に沿って延びた貫通孔に対して下方から上方に
向かってスペーサ形成材料を充填することにより、重力
による悪影響を受け難く、貫通孔内に段差等が存在して
いる場合でも、気泡を残すことなく貫通孔内の隅々まで
スペーサ形成材料を充填することができる。また、スペ
ーサ形成材料を充填した後、金型上面からスペーサ形成
材料のはみ出しを掻き取ることにより、過度の掻き取り
によるスペーサ端面の窪み発生を防止することができ
る。これにより、スペーサを所望形状に形成し、充分な
強度を持ったスペーサを得ることができる。
スペーサ構体の製造方法および製造装置によれば、ほぼ
鉛直方向に沿って延びた貫通孔に対して下方から上方に
向かってスペーサ形成材料を充填することにより、重力
による悪影響を受け難く、貫通孔内に段差等が存在して
いる場合でも、気泡を残すことなく貫通孔内の隅々まで
スペーサ形成材料を充填することができる。また、スペ
ーサ形成材料を充填した後、金型上面からスペーサ形成
材料のはみ出しを掻き取ることにより、過度の掻き取り
によるスペーサ端面の窪み発生を防止することができ
る。これにより、スペーサを所望形状に形成し、充分な
強度を持ったスペーサを得ることができる。
【0050】更に、貫通孔に対してスペーサ形成材料を
下方から上方に向かって充填する場合、貫通孔内を真空
に排気することなく確実に充填することができ、また、
充填圧力、充填速度等の充填条件を比較的広い範囲に設
定することが可能となる。これにより、製造工程の設計
自由度が向上し、製造コストの低減、製造効率向上等を
図ることができる。
下方から上方に向かって充填する場合、貫通孔内を真空
に排気することなく確実に充填することができ、また、
充填圧力、充填速度等の充填条件を比較的広い範囲に設
定することが可能となる。これにより、製造工程の設計
自由度が向上し、製造コストの低減、製造効率向上等を
図ることができる。
【0051】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、スペーサの径や高さ、その他の構成要素
の寸法、材質等は上述した実施の形態に限定されること
なく、必要に応じて適宜選択可能である。同様に、スペ
ーサの形成材料、充填条件は必要に応じて種々選択可能
である。また、この発明は、スペーサ構体の製造に限定
されることなく、他の成形品の製造にも適用することが
できる。例えば、上面および下面に開口した所望形状の
貫通孔あるいはキャビティを有する金型を用意し、下面
がほぼ水平となる状態に上記金型を配置した後、金型の
キャビティあるいは貫通孔に下から上に向かって形成材
料を充填する。そして、形成材料の充填後、キャビティ
あるいは貫通孔から金型の上面側にはみ出した余剰の形
成材料を掻き取る構成としてもよい。このような構成に
おいても、貫通孔あるいはキャビティが段差等を有して
いる場合でも、重力による悪影響を受けることなく、形
成材料を隅々まで充填し、所望形状の成形品を製造する
ことができる。
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、スペーサの径や高さ、その他の構成要素
の寸法、材質等は上述した実施の形態に限定されること
なく、必要に応じて適宜選択可能である。同様に、スペ
ーサの形成材料、充填条件は必要に応じて種々選択可能
である。また、この発明は、スペーサ構体の製造に限定
されることなく、他の成形品の製造にも適用することが
できる。例えば、上面および下面に開口した所望形状の
貫通孔あるいはキャビティを有する金型を用意し、下面
がほぼ水平となる状態に上記金型を配置した後、金型の
キャビティあるいは貫通孔に下から上に向かって形成材
料を充填する。そして、形成材料の充填後、キャビティ
あるいは貫通孔から金型の上面側にはみ出した余剰の形
成材料を掻き取る構成としてもよい。このような構成に
おいても、貫通孔あるいはキャビティが段差等を有して
いる場合でも、重力による悪影響を受けることなく、形
成材料を隅々まで充填し、所望形状の成形品を製造する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上の詳述したように、本発明によれ
ば、形成材料の充填不足をなくし、確実に所望形状の成
形品を製造することが可能な成形方法、スペーサ構体の
製造方法、および製造装置を提供することができる。
ば、形成材料の充填不足をなくし、確実に所望形状の成
形品を製造することが可能な成形方法、スペーサ構体の
製造方法、および製造装置を提供することができる。
【図1】この発明の実施の形態に係るSEDを示す斜視
図。
図。
【図2】図1の線A−Aに沿って破断した上記SEDの
斜視図。
斜視図。
【図3】上記SEDを拡大して示す断面図。
【図4】上記SEDにおけるスペーサ構体を示す斜視
図。
図。
【図5】上記スペーサ構体の製造工程を示す断面図。
【図6】上記製造工程の一部を拡大して示す断面図。
【図7】上記スペーサ構体の製造に用いる充填装置を示
す斜視図。
す斜視図。
10…前面基板
12…背面基板
14…側壁
15…真空外囲器
16…蛍光体スクリーン
18…電子放出素子
22…スペーサ構体
24…グリッド
26…電子ビーム通過孔
28…スペーサ開孔
30a…第1スペーサ
30b…第2スペーサ
36a…上金型
36b…下金型
40a、40b…透孔
42…組立体
44…貫通孔
45…充填ヘッド
46…スペーサ形成材料
50…スキージ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 石川 諭
埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式
会社東芝深谷工場内
(72)発明者 植田 行紀
埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式
会社東芝深谷工場内
Fターム(参考) 5C012 AA01 BB07
Claims (13)
- 【請求項1】上面および下面に開口した所望形状のキャ
ビティを有する金型を用意し、 上記下面がほぼ水平となる状態に上記金型を配置し、 上記ほぼ水平に配置された金型のキャビティに、下方か
ら上方に向かって形成材料を充填し、 上記形成材料の充填後、上記キャビティから上記金型の
上面側にはみ出した余剰の形成材料を掻き取ることを特
徴とする成形方法。 - 【請求項2】上記キャビティにペースト状の形成材料を
一定の圧力で充填することを特徴とする請求項1に記載
の成形方法。 - 【請求項3】画像表示装置に用いるスペーサ構体を製造
する製造方法において、 所定の配列で形成された複数のスペーサ開孔を備えた金
属板と、それぞれ上記スペーサ開孔に対応して配列され
た複数の透孔を備えた板状の上金型および下金型と、を
用意し、 上記上金型の透孔、金属板のスペーサ開孔、および下金
型の透孔が整列した状態で、上記金属板の両面に上記上
金型および下金型をそれぞれ密着させ、それぞれ上記上
金型の透孔、金属板のスペーサ開孔、および下金型の透
孔からなる複数の貫通孔を備えた組立体を構成し、 上記金属板がほぼ水平に延び、かつ、上記下金型が金属
板の下方に位置するように上記組立体を配置し、 上記下金型側からスペーサ形成材料を供給し、各貫通孔
に下から上に向かってスペーサ形成材料を充填すること
を特徴とするスペーサ構体の製造方法。 - 【請求項4】上記スペーサ形成材料の充填後、上記貫通
孔から上記上金型の上面側にはみ出した余剰の形成材料
を掻き取ることを特徴とする請求項3に記載のスペーサ
構体の製造方法。 - 【請求項5】上記貫通孔にペースト状のスペーサ形成材
料を一定の圧力で充填することを特徴とする請求項3又
は4に記載のスペーサ構体の製造方法。 - 【請求項6】上記複数の貫通孔に対して上記スペーサ形
成材料を同時に充填することを特徴とする請求項3ない
し5のいずれか1項に記載のスペーサ構体の製造方法。 - 【請求項7】上記組立体の貫通孔に充填された上記スペ
ーサ形成材料を硬化させた後、上記上金型および下金型
を上記金属板から剥離することを特徴とする請求項3な
いし6のいずれか1項に記載のスペーサ構体の製造方
法。 - 【請求項8】画像表示装置に用いるスペーサ構体を製造
する製造装置において、 所定の配列で形成された複数のスペーサ開孔を有した金
属板の両面に、それぞれ上記スペーサ開孔に対応して配
列された複数の透孔を備えた板状の上金型および下金型
をそれぞれ密着させ、それぞれ上記上金型の透孔、金属
板のスペーサ開孔、および下金型の透孔からなる複数の
貫通孔を備えた組立体を、上記金属板がほぼ水平に延
び、かつ、上記下金型が金属板の下方に位置するように
保持する保持機構と、 上記組立体を挟持し、上記金属板、上金型、下金型を密
着状態に保持するクランプ機構と、 上記保持機構に保持された上記組立体の下方に配置され
た充填ヘッドを有し、この充填ヘッドにより上記下金型
側からスペーサ形成材料を供給し、各貫通孔に下から上
に向かってスペーサ形成材料を充填する供給機構と、 を備えたスペーサ構体の製造装置。 - 【請求項9】上記クランプ機構は、所定の隙間を置いて
互いに平行に配列され上記上金型と対向した複数の上側
押えアームと、所定の隙間を置いて互いに平行に配列さ
れて上記下金型と対向し、それぞれ上記上側押えアーム
との間に上記組立体を挟持した複数の下側押えアーム
と、を備えていることを特徴とする請求項8に記載のス
ペーサ構体の製造装置。 - 【請求項10】上記充填ヘッドは、上記保持機構に保持
された組立体の下金型下面に向いた充填口を有し、この
充填口は、上記組立体の貫通孔の内、隣接した複数の貫
通孔に対してスペーサ形成材料を同時に充填可能な幅に
形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載
のスペーサ構体の製造方法。 - 【請求項11】上記充填ヘッドを、上記保持機構に保持
された組立体の下金型下面に沿って移動可能に支持した
支持機構を備えていることを特徴とする請求項8ないし
10のいずれか1項に記載のスペーサ構体の製造装置。 - 【請求項12】上記保持機構に保持された上記組立体の
上方に配置されたスキージを有し、上記貫通孔から上記
上金型の上面側にはみ出した余剰のスペーサ形成材料を
上記スキージにより掻き取る除去機構を備えたことを特
徴とする請求項8ないし11のいずれか1項に記載のス
ペーサ構体の製造装置。 - 【請求項13】上記スキージを、上記保持機構に保持さ
れた組立体の下金型上面に沿って摺動可能に支持した支
持機構を備えていることを特徴とする請求項13に記載
のスペーサ構体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113601A JP2003308778A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 成形方法、スペーサ構体の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113601A JP2003308778A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 成形方法、スペーサ構体の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003308778A true JP2003308778A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29395739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002113601A Pending JP2003308778A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 成形方法、スペーサ構体の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003308778A (ja) |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002113601A patent/JP2003308778A/ja active Pending
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