JP2003308301A - 個人認証装置 - Google Patents

個人認証装置

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JP2003308301A
JP2003308301A JP2002112033A JP2002112033A JP2003308301A JP 2003308301 A JP2003308301 A JP 2003308301A JP 2002112033 A JP2002112033 A JP 2002112033A JP 2002112033 A JP2002112033 A JP 2002112033A JP 2003308301 A JP2003308301 A JP 2003308301A
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Hideki Tanaka
英樹 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正利用に対するセキュリティ性の高い個人
認証装置を提供する。 【解決手段】 登録者から取得され予め登録されている
登録データと、照合を行おうとする照合者から取得した
照合データとが一致すると照合者が登録者であると判断
する個人認証装置1において、登録データと照合データ
を種類の異なる認証情報の組み合わせから構成し、登録
データと照合データとの照合時に、照合者から取得した
種類の異なる認証情報の組み合わせが、登録データとし
て予め登録されている種類の異なる認証情報の組み合わ
せと一致したときに照合者が登録者であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め登録されてい
る登録データと、照合を行おうとする照合者から取得し
た照合データとが一致すると照合者が登録者であると判
断する個人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本人確認を行うための主な個人認
証として例えば3つの方法がある。第1の個人認証方法
としては、運転免許証や保険証等といった本人の所有物
に基づく個人認証方法があり、第2の個人認証方法とし
ては、暗証番号やパスワード等といった本人の記憶に基
づく個人認証方法がある。更に第3の個人認証方法とし
ては、指紋や虹彩、あるいは声紋等といった本人の生態
的特徴に基づく認証方法(以下バイオメトリクス認証方
法という)がある。
【0003】以下上記3個の個人認証方法について説明
する。上記第1の個人認証方法(本人の所有物に基づく
個人認証方法)は、本人の所有物であって、本人を証明
できるもの(運転免許証、保険証等)を本人確認を行う
人に提示することで本人確認を行う。この本人の所有物
に基づく個人認証方法は、商店等で会員証を発行する際
の本人確認や、銀行の口座開設時の本人確認等「fac
e to face」での取引の場面で多く用いられる
方法である。
【0004】前記第2の個人認証方法(本人の記憶に基
づく個人認証方法)は、予め暗証番号やパスワード等の
登録を行い、この暗証番号やパスワード等を、該暗証番
号やパスワード等の登録を行った本人が記憶しておき、
アプリケーション利用時に本人が暗証番号やパスワード
等を装置に入力することで本人確認を行う。この本人の
記憶に基づく個人認証方法は、銀行のキャッシュカード
やパーソナルコンピュータのログインに多く用いられる
方法である。
【0005】前記第3の個人認証方法(バイオメトリク
ス認証方法)は、予めバイオメトリクス情報(指紋や虹
彩、あるいは声紋等である生体的特徴)の登録を行い、
このバイオメトリクス情報を装置側で記憶しておき、ア
プリケーション利用時に本人がバイオメトリクス情報を
装置に入力することで本人確認を行う。この本人のバイ
オメトリクス情報に基づく個人認証方法は、最近個人認
証方法として特に注目されている技術であり、パーソナ
ルコンピュータのログインや、ICカードの所有者確
認、扉の入退出管理等に用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の個人認証に
おいて注意しなければならないことは、不正利用の排除
である。例えば第三者が本人になりすまし、各種取引や
各種アプリケーション等が不正利用されないようにする
ことが重要である。
【0007】従来の個人認証において、第1の個人認証
方法である、本人の所有物に基づく個人認証方法におい
ては、運転免許証や保険証等といった本人だけが所有で
きる物を本人確認に用いるので、最も容易な個人認証方
法である一方、常に携帯する必要があること、また盗難
や紛失等の危険、更に偽造されやすい等といった問題点
があった。
【0008】第2の個人認証方法である、本人の記憶に
基づく個人認証方法においては、本人確認のために必要
なものを携帯する必要性は無いものの、暗証番号やパス
ワード等を誕生日、電話番号等といった第三者に推測さ
れ易いものを設定する場合が多く、情報の漏洩による不
正利用という問題点があった。また数多くの記録認証媒
体(キャッシュカード等)を持つにつれて、暗証番号や
パスワード等の記憶の忘却といった問題点があった。
【0009】第3の個人認証方法である、バイオメトリ
クス認証方法においては、偽造されにくく、第三者によ
るなりすましが困難であると同時に、照合者が本人確認
に用いる情報を携帯、あるいは記憶する必要が無いの
で、セキュリティ性の高い個人認証方法というのが特徴
とされているが、現実には容易に偽造されてしまう生態
的特徴や誤認識率の高いバイオメトリクス認証装置もあ
るという問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明で設けた解決手段は、登録者から取得され予め
登録されている登録データと、照合を行おうとする照合
者から取得した照合データとが一致すると照合者が登録
者であると判断する個人認証装置において、前記登録デ
ータと前記照合データを種類の異なる認証情報の組み合
わせから構成し、前記登録データと前記照合データとの
照合時に、照合者から取得した種類の異なる認証情報の
組み合わせが、前記登録データとして予め登録されてい
る種類の異なる認証情報の組み合わせと一致したときに
照合者が登録者であると判断するものである。
【0011】上記構成によれば、登録データと照合デー
タを種類の異なる認証情報の組み合わせから構成する。
そして登録データと照合データとの照合時に、照合者か
ら取得した種類の異なる認証情報の組み合わせが、登録
データとして予め登録されている種類の異なる認証情報
の組み合わせと一致したときに照合者が登録者であると
判断するので、不正利用に対するセキュリティ性を高め
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。なお各図面に共通する要素には同一
の符号を付す。図1は実施の形態の個人認証装置の構成
を示すブロック図、図2は実施の形態の登録データ記憶
部と照合順序データ記録部の構成を示す説明図である。
【0013】図1において、本実施の形態の個人認証装
置1は、認証方法としてバイオメトリクス認証方法を採
用しており、その中でも指紋を使用して個人認証を行う
装置である。以下個人認証装置1の構成について説明す
る。なお、他のバイオメトリクス認証方法であっても同
様の構成となっている。
【0014】個人認証装置1は、利用者(登録者、及び
照合者)の指紋の撮影を行う指紋撮影部2と、撮影した
画像から個人の特徴パターンを抽出すると共に、この特
徴パターンを保存用データに変換する特徴パターン抽出
制御部3と、該特徴パターン抽出制御部3で抽出され、
保存用パターンに変換された特徴パターンを保存する登
録データ記録部4と、該登録データ記録部4に登録を行
った順序に関するデータを保存する照合順序データ記録
部5と、照合者が照合動作を行った際に、特徴パターン
抽出制御部3から個人の特徴パターンを照合データとし
て受信し、この照合データである特徴パターンと、登録
データ記録部4に保存されている個人の登録データであ
る特徴パターンとを比較すると共に、今回の照合動作の
回数と、照合順序データ記録部5に保存されている回数
とを比較判定する判定制御部6と、個人認証装置1の動
作モードを登録モードと照合モードのいずれかに切り替
える運用切り替え制御部7と、アプリケーション用のイ
ンタフェースである外部インタフェース制御部8とから
構成されている。
【0015】なお、本実施の形態の個人認証装置1は電
子扉9をアプリケーションの例としているので、外部イ
ンタフェース制御部8は電子扉9と接続されている。ま
た判定制御部6は、登録者と照合者とが一致したと判断
すると外部インタフェース制御部8に照合OKフラグを
送信し、外部インタフェース制御部8はこの信号を受信
したときに電子扉9を開錠する。
【0016】更に上記登録データ記憶部4と照合順序デ
ータ記憶部5は、それぞれ図2に示す構成となってお
り、登録データ記憶部4には指紋撮影部2で撮影された
順序で撮影された指紋の特徴パターンが保存されてい
く。また登録データ記憶部4に特徴パターンが登録され
ていく毎に、該特徴パターンが同一の登録者の登録動作
において何回目に登録されたものなのかが照合順序デー
タ記憶部5にも合わせて保存されていく。
【0017】このように、上記登録データ記録部4に保
存される、バイオメトリクス情報である特徴パターン
と、照合順序データ記録部5に保存される、記憶に基づ
く情報である、順序に関するデータはそれぞれ認証情報
であり、このように種類の異なる認証情報の組み合わせ
から登録データが構成されている。また照合者から取得
される、バイオメトリクス情報である特徴パターンと、
照合者から取得される記憶に基づく情報である、順序に
関するデータもまたそれぞれ認証情報であり、照合デー
タにおいても種類の異なる認証情報の組み合わせから構
成されている。
【0018】また、バイオメトリクス情報と記憶に基づ
く情報の組み合わせは登録者一人に対して複数組構成さ
れ、また照合者からもバイオメトリクス情報と記憶に基
づく情報の組み合わせを複数組取得する。そしてバイオ
メトリクス情報と記憶に基づく情報の全ての組み合わせ
において、登録データと照合データとが一致すると照合
者が登録者であると判断する。
【0019】例えばある登録者Aの指紋を登録する際
に、この登録者Aの指紋の撮影により特徴パターン(特
徴パターンE)を取得すると、この特徴パターンEを登
録データ記憶部4に保存すると共に、この特徴パターン
Eはこの登録者Aの登録動作における、1回目の登録動
作であったことを照合順序データ記憶部5に例えば
「1」として保存する。
【0020】そして続けて同一人物である登録者Aの次
の指紋の撮影時に特徴パターン(特徴パターンF)を取
得すると、この特徴パターンFを、取得した順序で(特
徴パターンEの次に)登録データ記憶部4に保存すると
共に、この特徴パターンFはこの登録者Aの登録動作に
おける、2回目の登録動作であったことを照合順序デー
タ記憶部5に例えば「2」として保存する。
【0021】このように一人の登録者Aについて所定の
回数(例えば3回)指紋の登録作業が行われる。
【0022】また、次の登録者Bの指紋を登録する際に
は、この登録者Bの指紋の撮影により特徴パターン(特
徴パターンH)を取得すると、この特徴パターンHを登
録データ記憶部4に保存する共に、この特徴パターンH
はこの登録者Bの登録動作における、1回目の登録動作
であったことを照合順序データ記憶部5に例えば「1」
として保存する。
【0023】このようにして同一の登録者の指紋の登録
動作において、特徴パターンを、取得した順序で登録デ
ータ記憶部4に保存すると共に、その特徴パターンを同
一人物の登録動作において何回目に取得して登録したの
かを照合順序データ記憶部5に保存しておく。
【0024】次に上記構成における個人認証装置1の動
作について図1、図2を参照し、図3、図4に示すフロ
ーチャートに従って説明する。図3は実施の形態の登録
動作を示すフローチャート、図4は実施の形態の照合動
作を示すフローチャートである。まず始めに電子扉9を
開けることが可能な人物のバイオメトリクス情報を個人
認証装置1に登録する動作について説明する。
【0025】登録者はまずバイオメトリクス情報、今回
は指紋の登録を行うために、個人認証装置1の図示せぬ
表示/入力部に設けられているスイッチからバイオメト
リクス情報を登録する旨の入力を行う。するとこの入力
信号が運用切り替え制御部7、及び個人認証装置1の動
作全てを制御する図示せぬ主制御部に送信され、主制御
部は登録動作が開始されたことを認識し、運用切り替え
制御部7は個人認証装置1の動作モードを登録モードと
する。これにより図3に示すフローチャートが開始され
る。
【0026】登録者Aは指紋撮影部2での指紋の撮影が
可能な位置に、任意の指を位置付け、例えば図示せぬ表
示/入力部から指紋撮影が可能となった旨の入力を行
う。すると、ステップS1からステップS2に進み、こ
の入力信号が指紋撮影部2に送信され、指紋撮影部2は
登録者Aの指の指紋の撮影を行う。例えば人差し指の指
紋の撮影が行われる。
【0027】指紋撮影部2は指紋の撮影を行うと該指紋
の画像を特徴パターン抽出制御部3へと送信する。する
とステップS3で特徴パターン抽出制御部3は撮影した
画像から個人の特徴パターンを抽出する。そしてステッ
プS4で特徴パターン抽出制御部3は、特徴パターンを
保存用データに変換して(今回は特徴パターンEとし
て)登録データ記録部4に保存する。また特徴パターン
抽出制御部3は、登録データ記録部4に登録された特徴
パターンEは、1回目の登録動作における保存用データ
であることを示すために照合順序データ(今回は
「1」)を照合順序データ記録部5に保存する。なお、
今回の登録動作が1回目であることは、前回の登録動作
終了後に、図示せぬ表示/入力部から指紋撮影が可能と
なった旨の入力が行われることにより、特徴パターン抽
出制御部3が今回は1回目の登録動作であることを認識
する。
【0028】この一連の動作により、登録データ記憶部
4には登録者Aの人差し指の指紋の特徴パターンが保存
され、照合順序データ記憶部5には、今回登録データ記
憶部4に保存された特徴パターンは登録者Aの1回目の
登録動作におけるデータであることを示す照合順序デー
タが保存される。このようにして、種類の異なる認証情
報の組み合わせが構成される。
【0029】以上で1回目の指紋の登録動作が終了す
る。なお、指紋の撮影・登録はN回行うので、上記指紋
の撮影から登録までの動作を1つの指紋毎にN回繰り返
す。ここで、まだ登録動作が続くのであれば、ステップ
S5からステップS1に戻り、一方N回の登録動作が終
了した場合には、特徴パターン抽出制御部3は登録動作
が終了したことを示す信号を、上記図示せぬ主制御部に
送信し、主制御部は登録作業が終了したことを認識し、
登録動作を終了とする。
【0030】なお、登録回数のN回は予め装置側で決め
ておいてもよいし、あるいはN回は登録者が図示せぬ表
示/入力部に設けられているスイッチからバイオメトリ
クス情報を登録する旨の入力を行った際に、合わせて入
力するようにしても良し、また指紋の撮影開始時には登
録回数N回は決めておかず、登録者が図示せぬ表示/入
力部から登録動作の終了を示す旨の入力を行ったときに
登録動作を終了するようにしても良い。
【0031】上記登録動作により、例えば登録者Aが
「人差し指の指紋」の登録(保存)、「中指の指紋」の
登録、「人差し指の指紋」の登録の順序で指紋の登録を
行う場合、1回目の登録動作として「人差し指の指紋」
の特徴パターンの登録と、この特徴パターンは登録者A
の登録動作の1回目として登録されたことを示す情報と
を個人認証装置1は1組として登録し、2回目の登録動
作として「中指の指紋」の特徴パターンの登録と、この
登録者Aの特徴パターンは登録動作の2回目として登録
されたことを示す情報とを個人認証装置1は1組として
登録し、更に3回目の登録動作として「人差し指の指
紋」の特徴パターンの登録と、この特徴パターンは登録
者Aの登録動作の3回目として登録されたことを示す情
報とを個人認証装置1は1組として登録する。このよう
にして登録者Aにおいて種類の異なる認証情報の組み合
わせが3組登録される。
【0032】なお、今回は3回指紋の登録動作を行った
が、この回数は3回に限る必要はない。
【0033】このように本実施の形態においては登録者
が指紋の撮影・登録動作をN回行うが、任意の指の指紋
を任意の回数登録するという動作は、バイオメトリクス
認証方法と本人の記憶に基づく個人認証方法といった種
類の異なる認証方法の組み合わせであり、本実施の形態
ではこのバイオメトリクス認証方法と本人の記憶に基づ
く個人認証方法とを組み合わせて個人認証を行う。
【0034】次に電子扉9を開ける動作について説明す
る。
【0035】照合者は電子扉9を開けるために、個人認
証装置1の図示せぬ表示/入力部に設けられているスイ
ッチから電子扉9を開ける旨の入力を行う。するとこの
入力信号が運用切り替え制御部7、及び個人認証装置1
の動作全てを制御する図示せぬ主制御部に送信され、主
制御部は照合動作が開始されたことを認識し、運用切り
替え制御部7は個人認証装置1の動作モードを照合モー
ドとする。これにより図4に示すフローチャートが開始
される。
【0036】照合者Aは指紋撮影部2での指紋の撮影が
可能な位置に、任意の指を位置付け、例えば図示せぬ表
示/入力部から指紋撮影が可能となった旨の入力を行
う。すると、ステップS11からステップS12に進
み、この入力信号が指紋撮影部2に送信され、指紋撮影
部2は照合者Aの指の指紋の撮影を行う。ここで、前記
登録動作時に照合者Aは「人差し指、中指、人差し指」
の順番で登録を行ったとすると、1回目の照合動作とし
て人差し指の指紋の撮影を行わせる。
【0037】指紋撮影部2はこの人差し指の指紋の撮影
を行うと該指紋の画像を特徴パターン抽出制御部3へと
送信する。するとステップS13で特徴パターン抽出制
御部3は撮影した画像から個人の特徴パターンを抽出
し、照合データとして判定制御部6に送信する。そして
ステップS14で判定制御部6は受信した照合者Aから
取得した照合データである特徴パターンと、登録データ
記録部4に保存されている個人の登録データである特徴
パターンとを比較判定すると共に、今回の照合データで
ある照合動作の回数と、照合順序データ記録部5に保存
されている登録データである回数とを比較判定する。な
お、照合動作の回数は、例えば照合者が図示せぬ表示/
入力部から指紋撮影が可能となった旨の入力を行うが、
前回の照合動作終了後にこの入力が行われると、判定制
御部6が1回目の照合動作が開始されると認識する。
【0038】そしてステップS15で判定制御部6は、
登録データ記録部4に保存されている特徴パターンの中
に、照合者Aから取得した特徴パターンと一致するデー
タが存在し、且つ今回の照合動作の回数(1回目)と、
照合順序データ記憶部5に保存されている回数「1」と
が一致したと判断すると、判定制御部6は登録者と照合
者Aとが一致したと判断してステップS16に進む。
【0039】ここでステップS16に進んだ場合、判定
制御部6は、照合動作を行う回数だけ照合動作が行われ
たか否か判断する。ここで、予め決められている照合動
作を行う回数(今回は3回)の照合動作が行われたと判
断するとステップS17に進み、一方「否」の場合に
は、まだ登録動作が続くとしてステップS11に戻る。
【0040】なお、上記ステップS16からステップS
17に進むと、判断制御部6は、外部インタフェース制
御部8に照合OKフラグを送信し、外部インタフェース
制御部8は判定制御部6から照合OKフラグを受信する
と電子扉9を開錠する。そして外部インターフェース制
御部8は電子扉9を開錠した後、電子扉9を開錠したこ
とを示す信号を、上記図示せぬ主制御部に送信し、主制
御部は照合作業が終了したことを認識し、照合作業を終
了とする。
【0041】一方、上記ステップS15において、判定
制御部6が、照合者Aから取得した特徴パターンが登録
データ記憶部4に保存されていないと判断した場合、あ
るいは照合者Aから取得した特徴パターンは、登録デー
タ記憶部4に保存されている特徴パターンと一致した
が、今回の照合動作の回数と、照合順序データ記録部5
に保存されている回数とが一致しない場合には、判定制
御部6は照合者Aと登録者とが一致しないと判断して外
部インタフェース制御部8に照合OKフラグを送信しな
い。従って電子扉9の開錠は行われない。また判定制御
部6は照合者と登録者とが一致しなかったことを示す信
号を図示せぬ主制御部に送信し、主制御部はこの信号を
受信して照合動作を終了とする。
【0042】なお、本実施の形態においては、指紋を使
用して個人認証動作を行っているが、他のバイオメトリ
クス認証方法であっても同様の動作である。
【0043】以上本実施の形態においては、本人しか持
ち得ない生体的特徴によるバイオメトリクス情報と、本
人しか知り得ない記憶に基づく情報とを組み合わせて認
証を行うので、仮にバイオメトリクス情報、あるいは本
人の記憶に基づく情報のどちらかの情報が第三者に偽造
されたり、あるいは第三者に漏れたとしてもバイオメト
リクス情報と本人の記憶に基づく情報の両方が一致して
初めて本人確認を行うので、不正利用に対するセキュリ
ティ性を高めることができる。
【0044】また本実施の形態においては、常に携帯す
る必要は無く、盗難や紛失等の危険も無く、更に情報の
漏洩による不正利用もなく、またバイオメトリクス情報
として指紋を用いるので誤認識率が低いという効果を奏
することができる。
【0045】またセキュリティ性を高めるために複数の
バイオメトリクス情報を本人確認に用いる複合バイオメ
トリクス認証方法もあるが、その場合、各々のバイオメ
トリクス情報を読み取って処理を行うハードウェア(あ
るいはソフトウェア)が必要となり、個人認証装置が高
価になってしまうという問題点が発生する。しかしなが
ら本実施の形態においては、個人認証装置1で用いられ
るバイオメトリクス情報は1つであるので、個人認証装
置1の小型化・低価格化に優れた装置となる。
【0046】また本実施の形態においては、バイオメト
リクス情報として指紋を例としたが、生態の特徴が複数
個存在するバイオメトリクス情報であれば、本発明と同
様の処理を行うことで容易にセキュリティ性を高めるこ
とができる。例えば、虹彩をバイオメトリクス情報と
し、右目と左目の組み合わせを本人の記憶に基づく情報
としたり、あるいは、手形をバイオメトリクス情報と
し、右手と左手の組み合わせを本人の記憶に基づく情報
とすることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、登録データと照合データを種類の異なる認証情報の
組み合わせから構成し、前記登録データと前記照合デー
タとの照合時に、照合者から取得した種類の異なる認証
情報の組み合わせが、前記登録データとして予め登録さ
れている種類の異なる認証情報の組み合わせと一致した
ときに照合者が登録者であると判断することにより、不
正利用に対するセキュリティ性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の個人認証装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】実施の形態の登録データ記憶部と照合順序デー
タ記録部の構成を示す説明図である。
【図3】実施の形態の登録動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】実施の形態の照合動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 個人認証装置 4 登録データ記録部 5 照合順序データ記録部 6 判定制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録者から取得され予め登録されている
    登録データと、照合を行おうとする照合者から取得した
    照合データとが一致すると照合者が登録者であると判断
    する個人認証装置において、 前記登録データと前記照合データを種類の異なる認証情
    報の組み合わせから構成し、前記登録データと前記照合
    データとの照合時に、照合者から取得した種類の異なる
    認証情報の組み合わせが、前記登録データとして予め登
    録されている種類の異なる認証情報の組み合わせと一致
    したときに照合者が登録者であると判断することを特徴
    とする個人認証装置。
  2. 【請求項2】 前記登録データと前記照合データは、生
    体的特徴と記憶に基づく情報とを組み合わせることによ
    り構成され、照合者から取得した生体的特徴と該照合者
    の記憶に基づく情報の両方が、前記登録データとして予
    め登録されている登録者の生体的特徴と該登録者の記憶
    に基づく情報の両方と一致したときに照合者が登録者で
    あると判断する請求項1記載の個人認証装置。
  3. 【請求項3】 前記生体的特徴と記憶に基づく情報の組
    み合わせは登録者一人に対して複数組構成されると共
    に、照合者からも生体的特徴と記憶に基づく情報の組み
    合わせを複数組取得し、前記生体的特徴と記憶に基づく
    情報の全ての組み合わせにおいて、前記登録データと前
    記照合データとが一致すると照合者が登録者であると判
    断する請求項2記載の個人認証装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶に基づく情報は、生体的特徴を
    登録した順序である請求項3記載の個人認証装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305011A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hitachi Ltd 生体認証装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305011A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hitachi Ltd 生体認証装置

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