JP2003308142A - メッセージ処理システム、音声信号処理システム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラム及びメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理方法、音声信号処理方法及びメッセージ生成方法 - Google Patents

メッセージ処理システム、音声信号処理システム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラム及びメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理方法、音声信号処理方法及びメッセージ生成方法

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JP2003308142A
JP2003308142A JP2002115232A JP2002115232A JP2003308142A JP 2003308142 A JP2003308142 A JP 2003308142A JP 2002115232 A JP2002115232 A JP 2002115232A JP 2002115232 A JP2002115232 A JP 2002115232A JP 2003308142 A JP2003308142 A JP 2003308142A
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message
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robot
voice
operation control
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JP2002115232A
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English (en)
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Kunio Tabata
邦夫 田端
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を
詳細に表現することができ、しかも文章が見づらくなる
のを防止することができるメッセージ処理システムを提
供する。 【解決手段】 電子メール処理端末200は、ロボット
100と通信可能に接続し、動作制御情報を電子メール
中の文字列と対応付けて電子メールに埋め込み、動作制
御情報を埋め込んだ電子メールを他の電子メール処理端
末200に送信する。また、受信した電子メールを解析
し、電子メールの解析結果に基づいて電子メールの内容
を音声により読み上げ、電子メールに含まれる動作制御
情報に基づいて、その動作制御情報に対応する文字列の
読上タイミングに合わせてロボット100を動作させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセージの解析
結果に基づいてメッセージの内容を音声により読み上げ
るとともにその読上に対応させてロボットの動作を制御
するシステムおよび方法、並びにそのシステムに係る設
備、端末、プログラムおよびデータ構造に係り、特に、
文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を詳細に表現
することができ、しかも文章が見づらくなるのを防止す
ることができるメッセージ処理システム、音声信号処理
システム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、
音声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信
号処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラ
ムおよびメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処
理方法、音声信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メッセージの解析結果に基づいて
ロボットの動作を制御する技術としては、例えば、特開
平11-327872号公報に開示された電子メール端末(以
下、第1の従来例という。)があった。第1の従来例
は、ネットワークに接続され、ネットワークインタフェ
ースを有する動物型ロボットを備え、ネットワークから
受信した電子メールをユーザに提示する端末である。具
体的には、ネットワークを介して電子メールを受信する
受信部と、受信した電子メールを解析する電子メール解
析部と、電子メール解析部の解析結果に基づいてロボッ
トの矩体全体または矩体に属する部分を動かすよう制御
する動作制御部で構成されている。動作制御部は、電子
メール解析部で解析した電子メールの内容を読み上げる
とともに、ロボットの矩体の正面をユーザの位置に向け
て、効果音を出力するとともに、電子メール解析部で解
析した電子メールの内容に含まれる顔文字によって、ロ
ボットの矩体全体または矩体に属する部分を動かすよう
制御する。
【0003】これにより、従来、読み上げ時に無視され
ていた顔文字をロボットの動作として表現することがで
き、電子メールの文章の曖昧性を排除できる。また、動
作プログラムを工夫することによって、文章では伝わり
にくい感情や雰囲気などを伝えることも可能となり、電
子メールを使ったコミュニケーションを豊かにすること
ができる。
【0004】なお、第1の従来例と同様に、コミュニケ
ーションを豊かにすることを目的とした技術としては、
特開平11-296275号公報に開示された情報送信装置、特
開2000-172392号公報に開示された情感情報表現処理方
法、特開2000-207304号公報に開示された対話型コミュ
ニケーション装置および特開2001-265703号公報に開示
された電子文書送受信システムなどが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子メール
のやりとりでは、いわゆる顔文字が使用されることがあ
るが、一般に顔文字は、文の末尾に付加して使用される
ことが多い。そのため、第1の従来例によれば、一文を
読み上げ終わったときにそのタイミングに合わせてロボ
ットがお辞儀などの動作を行う。したがって、一文につ
き一動作を行わせるのがせいぜいであり、文章では伝わ
りにくい感情や雰囲気を詳細に表現するのが困難であっ
た。
【0006】また、一文中の特定箇所を読み上げている
時にロボットを動作させるには、その特定箇所の近辺に
顔文字を埋め込む必要がある。また、感情や雰囲気を詳
細に表現するためには、顔文字を文章中に多数埋め込む
必要がある。しかし、このような方法で電子メールを作
成すると、電子メールを他の方法で表示したときに文章
がたいへん見づらいものとなる。
【0007】これらのことは、電子メールの内容に応じ
てロボットを動作させる場合に限らず、電子メール以外
のメッセージの内容に応じてロボットを動作させる場
合、または電話の通話内容に応じてロボットを動作させ
る場合などにも同様に想定される問題である。そこで、
本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題
に着目してなされたものであって、文章や通話では伝わ
りにくい感情や雰囲気を詳細に表現することができ、し
かも文章が見づらくなるのを防止することができるメッ
セージ処理システム、音声信号処理システム、メッセー
ジ処理設備、メッセージ送信端末、音声信号処理設備、
メッセージ処理プログラム、音声信号処理プログラム、
設備用プログラム、端末用プログラムおよびメッセージ
のデータ構造、並びにメッセージ処理方法、音声信号処
理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のメッセージ処理システ
ムは、物理的または仮想的に動作可能な動作体を備え、
与えられたメッセージを解析し、その解析結果に基づい
て前記メッセージの内容を順次出力するとともにその出
力に対応させて前記動作体の動作を制御するシステムで
あって、前記メッセージには、前記動作体の動作を制御
するための動作制御情報が、当該メッセージ中の文字列
と対応付けられて埋め込まれており、前記メッセージを
解析するメッセージ解析手段と、前記メッセージ解析手
段の解析結果に基づいて前記メッセージの内容を順次出
力するメッセージ出力手段と、前記メッセージ解析手段
の解析結果に基づいて前記動作体の動作を制御する動作
体制御手段とを備え、前記動作体制御手段は、前記メッ
セージに含まれる動作制御情報に基づいて、当該動作制
御情報に対応する文字列の出力に対応させて前記動作体
を動作させるようになっている。
【0009】このような構成であれば、メッセージが与
えられると、メッセージ解析手段により、与えられたメ
ッセージが解析され、メッセージ出力手段により、メッ
セージの解析結果に基づいてメッセージの内容が順次出
力される。このとき、メッセージには動作制御情報が含
まれているので、動作体制御手段により、メッセージに
含まれる動作制御情報に基づいて、その動作制御情報に
対応する文字列の出力に対応させて動作体が動作する。
【0010】ここで、動作体は、物理的または仮想的に
動作可能なものであればどのような構成であってもよ
く、物理的に動作可能な動作体としては、例えば、ロボ
ットが、仮想的に動作可能な動作体としては、例えば、
コンピュータグラフィックスにより構成されるキャラク
タが該当する。以下、請求項15記載の音声信号処理シ
ステム、請求項23記載のメッセージ処理プログラム、
請求項24記載の音声信号処理プログラム、請求項28
記載のメッセージのデータ構造、請求項29記載のメッ
セージ処理方法、請求項30記載の音声信号処理方法、
および請求項31記載のメッセージ生成方法において同
じである。
【0011】また、メッセージにおいて動作制御情報と
文字列との対応付けについては、動作制御情報と文字列
とを1対1に対応付けるほか、1対n(nは2以上の整
数)、m(mは2以上の整数)対1またはm対nに対応
付けるようにしてもよい。このうちm対1の対応は、m
個の動作制御情報を1個の文字列に対応付けることを意
味し、例えば、m体の動作体を同時に動作させる場合に
適用することができる。以下、請求項2記載のメッセー
ジ処理システム、請求項21記載のメッセージ送信端
末、請求項23記載のメッセージ処理プログラム、請求
項26記載の端末用プログラム、請求項28記載のメッ
セージのデータ構造、請求項29記載のメッセージ処理
方法、および請求項31記載のメッセージ生成方法にお
いて同じである。
【0012】また、メッセージの内容の出力は、どのよ
うな形態で行ってもよく、例えば、音声、表示その他の
出力形態により行うようになっていればよい。また、メ
ッセージの内容は、連続的に出力するようにしてもよい
し、所定単位ごとにまとめて出力するようにしてもよ
い。以下、請求項23記載のメッセージ処理プログラ
ム、および請求項29記載のメッセージ処理方法におい
て同じである。
【0013】また、文字列の出力に対応させて動作体を
動作させるとは、文字列の出力と動作体の動作とが対応
していることが認識可能な態様で動作体を動作させるこ
とをいい、これには、例えば、文字列の出力タイミング
に合わせて動作体を動作させること、文字列の出力の前
後所定間隔をおいて動作体の動作を開始または終了する
こと、文字列の出力と同時に動作体の動作を開始または
終了することが含まれる。以下、請求項23記載のメッ
セージ処理プログラム、および請求項29記載のメッセ
ージ処理方法において同じである。
【0014】また、メッセージは、ネットワークや公衆
回線等から受信したものであってもよいし、記憶媒体等
から読み出したものであってもよいし、入力装置等から
入力したものであってもよい。以下、請求項23記載の
メッセージ処理プログラム、および請求項29記載のメ
ッセージ処理方法において同じである。また、動作制御
情報は、動作体の動作を制御する情報であればどのよう
なものであってもよく、これには、例えば、動作体の動
作量を示す情報、または動作体の動作パターンをあらか
じめ複数定義しておき、いずれかの動作パターンを特定
するための情報が含まれる。以下、請求項2記載のメッ
セージ処理システム、請求項16記載の音声信号処理シ
ステム、請求項20記載のメッセージ処理設備、請求項
21記載のメッセージ送信端末、請求項22記載の音声
信号処理設備、請求項23記載のメッセージ処理プログ
ラム、請求項25および27記載の設備用プログラム、
請求項26記載の端末用プログラム、請求項28記載の
メッセージのデータ構造、請求項29記載のメッセージ
処理方法、並びに請求項31記載のメッセージ生成方法
において同じである。
【0015】また、本システムは、単一の装置として実
現するようにしてもよいし、複数の端末を通信可能に接
続したネットワークシステムとして実現するようにして
もよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能
に接続されていれば、複数の端末のうちどの端末に属し
ていてもよい。以下、請求項15記載の音声信号処理シ
ステムにおいて同じである。
【0016】さらに、本発明に係る請求項2記載のメッ
セージ処理システムは、メッセージを送信するメッセー
ジ送信端末と、前記メッセージを処理するメッセージ処
理設備とを通信可能に接続し、前記メッセージ処理設備
は、動作可能なロボットを有し、受信したメッセージを
解析し、その解析結果に基づいて前記メッセージの内容
を音声により読み上げるとともにその読上に対応させて
前記ロボットの動作を制御するシステムであって、前記
メッセージ送信端末は、前記ロボットの動作を制御する
ための動作制御情報を前記メッセージ中の文字列と対応
付けて前記メッセージに埋め込む動作制御情報埋込手段
と、前記動作制御情報埋込手段で前記動作制御情報を埋
め込んだメッセージを前記メッセージ処理設備に送信す
るメッセージ送信手段とを有し、前記メッセージ処理設
備は、受信したメッセージを解析するメッセージ解析手
段と、前記メッセージ解析手段の解析結果に基づいて前
記メッセージの内容を音声により読み上げるメッセージ
読上手段と、前記メッセージ解析手段の解析結果に基づ
いて前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段と
を有し、前記ロボット制御手段は、前記メッセージに含
まれる動作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対
応する文字列の読上に対応させて前記ロボットを動作さ
せるようになっている。
【0017】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、動作制御情報埋込手段により、動作制御情報
がメッセージ中の文字列と対応付けられてメッセージに
埋め込まれ、メッセージ送信手段により、動作制御情報
が埋め込まれたメッセージがメッセージ処理設備に送信
される。メッセージ処理設備では、メッセージを受信す
ると、メッセージ解析手段により、受信したメッセージ
が解析され、メッセージ読上手段により、メッセージの
解析結果に基づいてメッセージの内容が音声により読み
上げられる。このとき、メッセージには動作制御情報が
含まれているので、ロボット制御手段により、メッセー
ジに含まれる動作制御情報に基づいて、その動作制御情
報に対応する文字列の読上に対応させてロボットが動作
する。
【0018】ここで、メッセージ処理設備は、ロボット
のみで構成してもよいし、ロボットおよびロボットの動
作を制御する制御装置の組み合わせにより構成してもよ
い。前者の場合、ロボットは、メッセージ解析手段、メ
ッセージ読上手段およびロボット制御手段を有すること
となる。以下、請求項20記載のメッセージ処理設備、
および請求項25記載の設備用プログラムにおいて同じ
である。
【0019】また、文字列の読上に対応させてロボット
を動作させるとは、文字列の読上とロボットの動作とが
対応していることが認識可能な態様でロボットを動作さ
せることをいい、これには、例えば、文字列の読上タイ
ミングに合わせてロボットを動作させること、文字列の
読上の前後所定間隔をおいてロボットの動作を開始また
は終了すること、文字列の読上と同時にロボットの動作
を開始または終了することが含まれる。以下、請求項2
0記載のメッセージ処理設備、および請求項25記載の
設備用プログラムにおいて同じである。
【0020】さらに、本発明に係る請求項3記載のメッ
セージ処理システムは、請求項2記載のメッセージ処理
システムにおいて、前記ロボット制御手段は、前記メッ
セージに含まれる動作制御情報に基づいて、当該動作制
御情報に対応する文字列の読上タイミングに合わせて前
記ロボットを動作させるようになっている。このような
構成であれば、メッセージ処理設備では、ロボット制御
手段により、メッセージに含まれる動作制御情報に基づ
いて、その動作制御情報に対応する文字列の読上タイミ
ングに合わせてロボットが動作する。
【0021】さらに、本発明に係る請求項4記載のメッ
セージ処理システムは、請求項2および3のいずれかに
記載のメッセージ処理システムにおいて、前記ロボット
は、可動部と、前記可動部を駆動する駆動手段とを有
し、前記動作制御情報は、前記駆動手段の駆動量を示す
情報であり、前記ロボット制御手段は、前記メッセージ
に含まれる動作制御情報に基づいて、当該動作制御情報
に対応する文字列の読上に対応させて前記駆動手段の駆
動量を制御するようになっている。
【0022】このような構成であれば、メッセージ処理
設備では、ロボット制御手段により、メッセージに含ま
れる動作制御情報に基づいて、その動作制御情報に対応
する文字列の読上に対応させて駆動手段の駆動量が制御
される。その結果、駆動手段により、制御駆動量に応じ
て可動部が可動し、よってロボットが動作する。さら
に、本発明に係る請求項5記載のメッセージ処理システ
ムは、請求項2ないし4のいずれかに記載のメッセージ
処理システムにおいて、前記動作制御情報埋込手段は、
前記動作制御情報に対応する開始指示記号および終了指
示記号を設定し、前記メッセージ中の対象となる対象文
字列の先頭に前記開始指示記号を、前記対象文字列の末
尾に前記終了指示記号をそれぞれ挿入することにより、
前記動作制御情報を前記対象文字列と対応付けるように
なっている。
【0023】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、動作制御情報埋込手段により、対象文字列の
先頭に開始指示記号が、対象文字列の末尾に終了指示記
号がそれぞれ挿入され、これにより動作制御情報が対象
文字列と対応付けられる。さらに、本発明に係る請求項
6記載のメッセージ処理システムは、請求項5記載のメ
ッセージ処理システムにおいて、前記動作制御情報埋込
手段は、前記開始指示記号および前記終了指示記号に対
応する動作制御情報指示記号を設定し、前記動作制御情
報の先頭または末尾に前記動作制御情報指示記号を挿入
することにより、前記動作制御情報を前記対象文字列と
対応付けるようになっている。
【0024】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、動作制御情報埋込手段により、動作制御情報
の先頭または末尾に動作制御情報指示記号が挿入され、
これにより動作制御情報が対象文字列と対応付けられ
る。さらに、本発明に係る請求項7記載のメッセージ処
理システムは、請求項5および6のいずれかに記載のメ
ッセージ処理システムにおいて、前記開始指示記号およ
び前記終了指示記号は、所定の形式に従って前記メッセ
ージを表示した場合に表示されることのない制御タグで
ある。
【0025】このような構成であれば、所定の形式に従
ってメッセージを表示すると、開始指示記号および終了
指示記号が表示されないので、例えば、一文において複
数の文字列に動作制御情報を対応付けても文章が見づら
くなることがない。ここで、所定の形式としては、例え
ば、マークアップ言語形式があり、この場合、開始指示
記号および終了指示記号は、マークアップ言語タグとし
て構成することができる。なお、マークアップ言語と
は、テキスト(文章)にタグと呼ばれる印を付ける(マ
ークアップする)ことにより、システムや文章等の定義
付けを行なう言語である。
【0026】さらに、本発明に係る請求項8記載のメッ
セージ処理システムは、請求項2ないし7のいずれかに
記載のメッセージ処理システムにおいて、前記メッセー
ジ処理設備は、さらに、前記メッセージの送信者と対応
付けて音声データを記憶するための音声データ記憶手段
を有し、前記メッセージ読上手段は、前記メッセージの
送信者に対応する音声データを前記音声データ記憶手段
から読み出し、読み出した音声データに基づいて前記メ
ッセージの内容を音声により読み上げるようになってい
る。
【0027】このような構成であれば、メッセージ処理
設備では、メッセージ読上手段により、メッセージの送
信者に対応する音声データが音声データ記憶手段から読
み出され、読み出された音声データに基づいてメッセー
ジの内容が音声により読み上げられる。ここで、音声デ
ータ記憶手段は、音声データをあらゆる手段でかつあら
ゆる時期に記憶するものであり、音声データをあらかじ
め記憶してあるものであってもよいし、音声データをあ
らかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部
からの入力等によって音声データを記憶するようになっ
ていてもよい。
【0028】さらに、本発明に係る請求項9記載のメッ
セージ処理システムは、請求項2ないし8のいずれかに
記載のメッセージ処理システムにおいて、前記メッセー
ジ処理設備は、さらに、特定文字列と対応付けて前記動
作制御情報を記憶するための動作制御情報記憶手段を有
し、前記ロボット制御手段は、前記特定文字列が前記メ
ッセージに含まれているときは、前記特定文字列に対応
する動作制御情報を前記動作制御情報記憶手段から読み
出し、読み出した動作制御情報に基づいて、前記特定文
字列の読上に対応させて前記ロボットを動作させるよう
になっている。
【0029】このような構成であれば、メッセージ処理
設備では、特定文字列がメッセージに含まれていると、
ロボット制御手段により、特定文字列に対応する動作制
御情報が動作制御情報記憶手段から読み出され、読み出
された動作制御情報に基づいて、特定文字列の読上に対
応させてロボットが動作する。ここで、動作制御情報記
憶手段は、動作制御情報をあらゆる手段でかつあらゆる
時期に記憶するものであり、動作制御情報をあらかじめ
記憶してあるものであってもよいし、動作制御情報をあ
らかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部
からの入力等によって動作制御情報を記憶するようにな
っていてもよい。以下、請求項16記載の音声信号処理
システム、請求項22記載の音声信号処理設備、および
請求項27記載の設備用プログラムにおいて同じであ
る。
【0030】さらに、本発明に係る請求項10記載のメ
ッセージ処理システムは、請求項2ないし9のいずれか
に記載のメッセージ処理システムにおいて、前記メッセ
ージ送信端末は、さらに、前記ロボットと、外的作用に
より前記ロボットを動作させたときの当該動作を記録す
る動作記録手段と、前記動作記録手段の記録結果に基づ
いて前記動作制御情報を生成する動作制御情報生成手段
とを有し、前記動作制御情報埋込手段は、前記動作制御
情報生成手段で生成した動作制御情報を前記メッセージ
中の文字列と対応付けて前記メッセージに埋め込むよう
になっている。
【0031】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、メッセージの送信者がロボットを動かすと、
動作記録手段により、そのときのロボットの動作が記録
され、動作制御情報生成手段により、その記録結果に基
づいて動作制御情報が生成される。そして、メッセージ
の送信時には、動作制御情報埋込手段により、生成され
た動作制御情報がメッセージ中の文字列と対応付けられ
てメッセージに埋め込まれ、メッセージ送信手段によ
り、動作制御情報が埋め込まれたメッセージがメッセー
ジ処理設備に送信される。
【0032】さらに、本発明に係る請求項11記載のメ
ッセージ処理システムは、請求項10記載のメッセージ
処理システムにおいて、前記ロボットは、可動部と、前
記可動部の可動量を検出する可動量検出手段とを有し、
前記動作記録手段は、外的作用により前記ロボットを動
作させたときに前記可動量検出手段で検出される可動量
を記録するようになっており、前記動作制御情報生成手
段は、前記動作記録手段の記録結果に基づいて前記可動
部の可動量を示す情報を前記動作制御情報として生成す
るようになっている。
【0033】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、メッセージの送信者がロボットを動かすと、
動作記録手段により、それに伴って可動量検出手段で検
出される可動量が記録され、動作制御情報生成手段によ
り、その記録結果に基づいて可動部の可動量を示す情報
が動作制御情報として生成される。さらに、本発明に係
る請求項12記載のメッセージ処理システムは、請求項
2ないし9のいずれかに記載のメッセージ処理システム
において、前記メッセージ送信端末は、さらに、対象者
の動作を記録する動作記録手段と、前記動作記録手段の
記録結果に基づいて前記動作制御情報を生成する動作制
御情報生成手段とを有し、前記動作制御情報埋込手段
は、前記動作制御情報生成手段で生成した動作制御情報
を前記メッセージ中の文字列と対応付けて前記メッセー
ジに埋め込むようになっている。
【0034】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、メッセージの送信者が動作すると、動作記録
手段により、そのときの送信者の動作が記録され、動作
制御情報生成手段により、その記録結果に基づいて動作
制御情報が生成される。そして、メッセージの送信時に
は、動作制御情報埋込手段により、生成された動作制御
情報がメッセージ中の文字列と対応付けられてメッセー
ジに埋め込まれ、メッセージ送信手段により、動作制御
情報が埋め込まれたメッセージがメッセージ処理設備に
送信される。
【0035】さらに、本発明に係る請求項13記載のメ
ッセージ処理システムは、請求項12記載のメッセージ
処理システムにおいて、前記動作記録手段は、モーショ
ンキャプチャである。このような構成であれば、メッセ
ージ送信端末では、メッセージの送信者が動作すると、
モーションキャプチャにより、そのときの送信者の動作
が記録される。
【0036】さらに、本発明に係る請求項14記載のメ
ッセージ処理システムは、請求項2ないし13のいずれ
かに記載のメッセージ処理システムにおいて、前記メッ
セージ送信端末は、さらに、音声をデータとして記録す
る音声記録手段と、前記音声記録手段で記録した音声デ
ータを前記メッセージに添付する音声データ添付手段と
を有し、前記メッセージ送信手段は、前記動作制御情報
埋込手段で前記動作制御情報を埋め込みかつ前記音声デ
ータ添付手段で前記音声データを添付したメッセージを
前記メッセージ処理設備に送信するようになっており、
前記メッセージ読上手段は、前記メッセージに含まれる
音声データに基づいて前記メッセージの内容を音声によ
り読み上げるようになっている。
【0037】このような構成であれば、メッセージ送信
端末では、メッセージの送信者が音声記録手段に向かっ
て発声をすると、音声記録手段により、その音声がデー
タとして記録される。そして、メッセージの送信時に
は、音声データ添付手段により、記録された音声データ
がメッセージに添付され、メッセージ送信手段により、
動作制御情報埋込手段で動作制御情報が埋め込まれかつ
音声データ添付手段で音声データが添付されたメッセー
ジがメッセージ処理設備に送信される。
【0038】メッセージ処理設備では、メッセージを受
信すると、メッセージ解析手段により、受信したメッセ
ージが解析され、メッセージ読上手段により、メッセー
ジに含まれる音声データに基づいてメッセージの内容が
音声により読み上げられる。一方、上記目的を達成する
ために、本発明に係る請求項15記載の音声信号処理シ
ステムは、物理的または仮想的に動作可能な動作体を備
え、与えられた音声信号に基づいて音声を出力するとと
もにその出力に対応させて前記動作体の動作を制御する
システムであって、前記音声信号に基づいて音声を出力
する音声出力手段と、前記音声信号に特定音韻が含まれ
ていることを検出する特定音韻検出手段と、前記特定音
韻検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制
御する動作体制御手段とを備え、前記動作体制御手段
は、前記音声信号のうち前記特定音韻に係る部分の音声
出力に対応させて前記動作体を動作させるようになって
いる。
【0039】このような構成であれば、音声信号が与え
られると、音声出力手段により、与えられた音声信号に
基づいて音声が出力される。このとき、音声信号に特定
音韻が含まれていると、特定音韻検出手段により、音声
信号に特定音韻が含まれていることが検出され、動作体
制御手段により、音声信号のうち特定音韻に係る部分の
音声出力に対応させて動作体が動作する。
【0040】ここで、音声出力に対応させて動作体を動
作させるとは、音声出力と動作体の動作とが対応してい
ることが認識可能な態様で動作体を動作させることをい
い、これには、例えば、音声出力タイミングに合わせて
動作体を動作させること、音声出力の前後所定間隔をお
いて動作体の動作を開始または終了すること、音声出力
と同時に動作体の動作を開始または終了することが含ま
れる。以下、請求項16記載の音声信号処理システム、
請求項24記載の音声信号処理プログラム、および請求
項30記載の音声信号処理方法において同じである。
【0041】また、音声信号は、ネットワークや公衆回
線等から受信したものであってもよいし、記憶媒体等か
ら読み出したものであってもよいし、入力装置等から入
力したものであってもよい。以下、請求項24記載の音
声信号処理プログラム、および請求項30記載の音声信
号処理方法において同じである。さらに、本発明に係る
請求項16記載の音声信号処理システムは、音声信号を
送信する音声信号送信端末と、前記音声信号を処理する
音声信号処理設備とを通信可能に接続し、前記音声信号
処理設備は、動作可能なロボットを有し、受信した音声
信号に基づいて音声を出力するとともにその出力に対応
させて前記ロボットの動作を制御するシステムであっ
て、前記音声信号処理設備は、前記ロボットの動作を制
御するための動作制御情報を特定音韻と対応付けて記憶
するための動作制御情報記憶手段と、受信した音声信号
に基づいて音声を出力する音声出力手段と、前記音声信
号に前記特定音韻が含まれていることを検出する特定音
韻検出手段と、前記特定音韻検出手段の検出結果に基づ
いて前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段と
を有し、前記ロボット制御手段は、前記特定音韻に対応
する動作制御情報を前記動作制御情報記憶手段から読み
出し、読み出した動作制御情報に基づいて、前記音声信
号のうち前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応させ
て前記ロボットを動作させるようになっている。
【0042】このような構成であれば、音声信号送信端
末では、音声信号処理設備に音声信号が送信される。音
声信号処理設備では、音声信号を受信すると、音声出力
手段により、受信した音声信号に基づいて音声が出力さ
れる。このとき、音声信号に特定音韻が含まれている
と、特定音韻検出手段により、音声信号に特定音韻が含
まれていることが検出され、ロボット制御手段により、
特定音韻に対応する動作制御情報が動作制御情報記憶手
段から読み出され、読み出された動作制御情報に基づい
て、音声信号のうち特定音韻に係る部分の音声出力に対
応させてロボットが動作する。
【0043】ここで、音声信号処理設備は、ロボットの
みで構成してもよいし、ロボットおよびロボットの動作
を制御する制御装置の組み合わせにより構成してもよ
い。前者の場合、ロボットは、動作制御情報記憶手段、
音声出力手段、特定音韻検出手段およびロボット制御手
段を有することとなる。以下、請求項22記載の音声信
号処理設備、および請求項27記載の設備用プログラム
において同じである。
【0044】さらに、本発明に係る請求項17記載の音
声信号処理システムは、請求項16記載の音声信号処理
システムにおいて、前記ロボット制御手段は、読み出し
た動作制御情報に基づいて、前記音声信号のうち前記特
定音韻に係る部分の音声出力タイミングに合わせて前記
ロボットを動作させるようになっている。このような構
成であれば、音声信号処理設備では、ロボット制御手段
により、読み出された動作制御情報に基づいて、音声信
号のうち特定音韻に係る部分の音声出力タイミングに合
わせてロボットが動作する。
【0045】さらに、本発明に係る請求項18記載の音
声信号処理システムは、請求項16および17のいずれ
かに記載の音声信号処理システムにおいて、前記ロボッ
トは、可動部と、前記可動部を駆動する駆動手段とを有
し、前記動作制御情報は、前記駆動手段の駆動量を示す
情報であり、前記ロボット制御手段は、読み出した動作
制御情報に基づいて、前記音声信号のうち前記特定音韻
に係る部分の音声出力に対応させて前記駆動手段の駆動
量を制御するようになっている。
【0046】このような構成であれば、音声信号処理設
備では、ロボット制御手段により、読み出された動作制
御情報に基づいて、音声信号のうち特定音韻に係る部分
の音声出力に対応させて駆動手段の駆動量が制御され
る。その結果、駆動手段により、制御駆動量に応じて可
動部が可動し、よってロボットが動作する。さらに、本
発明に係る請求項19記載の音声信号処理システムは、
請求項16ないし18のいずれかに記載の音声信号処理
システムにおいて、前記音声出力手段は、電話機であ
る。
【0047】このような構成であれば、音声信号処理設
備では、音声信号を公衆回線から受信すると、電話機に
より、受信した音声信号に基づいて音声が受話器等から
出力される。一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項20記載のメッセージ処理設備は、請求項
2記載のメッセージ処理システムにおけるメッセージ送
信端末と通信可能に接続する設備であって、受信したメ
ッセージを解析するメッセージ解析手段と、前記メッセ
ージ解析手段の解析結果に基づいて前記メッセージの内
容を音声により読み上げるメッセージ読上手段と、前記
メッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記ロボット
の動作を制御するロボット制御手段とを備え、前記ロボ
ット制御手段は、前記メッセージに含まれる動作制御情
報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文字列の読
上に対応させて前記ロボットを動作させるようになって
いる。
【0048】このような構成であれば、請求項2記載の
メッセージ処理システムにおけるメッセージ処理設備と
同等の作用が得られる。一方、上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項21記載のメッセージ送信端末
は、請求項2記載のメッセージ処理システムにおけるメ
ッセージ処理設備と通信可能に接続する端末であって、
前記ロボットの動作を制御するための動作制御情報を前
記メッセージ中の文字列と対応付けて前記メッセージに
埋め込む動作制御情報埋込手段と、前記動作制御情報埋
込手段で前記動作制御情報を埋め込んだメッセージを前
記メッセージ処理設備に送信するメッセージ送信手段と
を備える。
【0049】このような構成であれば、請求項2記載の
メッセージ処理システムにおけるメッセージ送信端末と
同等の作用が得られる。一方、上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項22記載の音声信号処理設備
は、請求項16記載の音声信号処理システムにおける音
声信号送信端末と通信可能に接続する設備であって、前
記ロボットの動作を制御するための動作制御情報を特定
音韻と対応付けて記憶するための動作制御情報記憶手段
と、受信した音声信号に基づいて音声を出力する音声出
力手段と、前記音声信号に前記特定音韻が含まれている
ことを検出する特定音韻検出手段と、前記特定音韻検出
手段の検出結果に基づいて前記ロボットの動作を制御す
るロボット制御手段とを備え、前記ロボット制御手段
は、前記特定音韻に対応する動作制御情報を前記動作制
御情報記憶手段から読み出し、読み出した動作制御情報
に基づいて、前記音声信号のうち前記特定音韻に係る部
分の音声出力に対応させて前記ロボットを動作させるよ
うになっている。
【0050】このような構成であれば、請求項16記載
の音声信号処理システムにおける音声信号処理設備と同
等の作用が得られる。一方、上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項23記載のメッセージ処理プロ
グラムは、与えられたメッセージを解析し、その解析結
果に基づいて前記メッセージの内容を順次出力するとと
もにその出力に対応させて物理的または仮想的に動作可
能な動作体の動作を制御するプログラムであって、前記
メッセージには、前記動作体の動作を制御するための動
作制御情報が、当該メッセージ中の文字列と対応付けら
れて埋め込まれており、前記メッセージを解析するメッ
セージ解析手段、前記メッセージ解析手段の解析結果に
基づいて前記メッセージの内容を順次出力するメッセー
ジ出力手段、および前記メッセージ解析手段の解析結果
に基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段
として実現される処理をコンピュータに実行させるため
のプログラムであり、前記動作体制御手段は、前記メッ
セージに含まれる動作制御情報に基づいて、当該動作制
御情報に対応する文字列の出力に対応させて前記動作体
を動作させるようになっている。
【0051】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、請求項1
記載のメッセージ処理システムと同等の作用が得られ
る。一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請
求項24記載の音声信号処理プログラムは、与えられた
音声信号に基づいて音声を出力するとともにその出力に
対応させて物理的または仮想的に動作可能な動作体の動
作を制御するプログラムであって、前記音声信号に基づ
いて音声を出力する音声出力手段、前記音声信号に特定
音韻が含まれていることを検出する特定音韻検出手段、
および前記特定音韻検出手段の検出結果に基づいて前記
動作体の動作を制御する動作体制御手段として実現され
る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムで
あり、前記動作体制御手段は、前記音声信号のうち前記
特定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前記動作体
を動作させるようになっている。
【0052】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、請求項1
5記載の音声信号処理システムと同等の作用が得られ
る。一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請
求項25記載の設備用プログラムは、コンピュータシス
テムからなる請求項20記載のメッセージ処理設備に実
行させるためのプログラムであって、受信したメッセー
ジを解析するメッセージ解析手段、前記メッセージ解析
手段の解析結果に基づいて前記メッセージの内容を音声
により読み上げるメッセージ読上手段、および前記メッ
セージ解析手段の解析結果に基づいて前記ロボットの動
作を制御するロボット制御手段として実現される処理を
実行させるためのプログラムであり、前記ロボット制御
手段は、前記メッセージに含まれる動作制御情報に基づ
いて、当該動作制御情報に対応する文字列の読上に対応
させて前記ロボットを動作させるようになっている。
【0053】このような構成であれば、メッセージ処理
設備によってプログラムが読み取られ、読み取られたプ
ログラムに従ってメッセージ処理設備が処理を実行する
と、請求項20記載のメッセージ処理設備と同等の作用
が得られる。一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項26記載の端末用プログラムは、コンピュ
ータからなる請求項21記載のメッセージ送信端末に実
行させるためのプログラムであって、前記ロボットの動
作を制御するための動作制御情報を前記メッセージ中の
文字列と対応付けて前記メッセージに埋め込む動作制御
情報埋込手段、および前記動作制御情報埋込手段で前記
動作制御情報を埋め込んだメッセージを前記メッセージ
処理設備に送信するメッセージ送信手段として実現され
る処理を実行させるためのプログラムである。
【0054】このような構成であれば、メッセージ送信
端末によってプログラムが読み取られ、読み取られたプ
ログラムに従ってメッセージ送信端末が処理を実行する
と、請求項21記載のメッセージ送信端末と同等の作用
が得られる。一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項27記載の設備用プログラムは、コンピュ
ータシステムからなる請求項22記載の音声信号処理設
備に実行させるためのプログラムであって、受信した音
声信号に基づいて音声を出力する音声出力手段、前記音
声信号に前記特定音韻が含まれていることを検出する特
定音韻検出手段、および前記特定音韻検出手段の検出結
果に基づいて前記ロボットの動作を制御するロボット制
御手段として実現される処理を実行させるためのプログ
ラムであり、前記ロボット制御手段は、前記特定音韻に
対応する動作制御情報を前記動作制御情報記憶手段から
読み出し、読み出した動作制御情報に基づいて、前記音
声信号のうち前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応
させて前記ロボットを動作させるようになっている。
【0055】このような構成であれば、音声信号処理設
備によってプログラムが読み取られ、読み取られたプロ
グラムに従って音声信号処理設備が処理を実行すると、
請求項22記載の音声信号処理設備と同等の作用が得ら
れる。一方、上記目的を達成するために、本発明に係る
請求項28記載のメッセージのデータ構造は、請求項1
記載のメッセージ処理システムにおけるメッセージのデ
ータ構造であって、前記動作体の動作を制御するための
動作制御情報が、当該メッセージ中の文字列と対応付け
られて埋め込まれている。
【0056】このような構成であれば、請求項1記載の
メッセージ処理システムに与えられると、請求項1記載
のメッセージ処理システムと同等の作用が得られる。一
方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項2
9記載のメッセージ処理方法は、与えられたメッセージ
を解析し、その解析結果に基づいて前記メッセージの内
容を順次出力するとともにその出力に対応させて物理的
または仮想的に動作可能な動作体の動作を制御する方法
であって、前記メッセージには、前記動作体の動作を制
御するための動作制御情報が、当該メッセージ中の文字
列と対応付けられて埋め込まれており、前記メッセージ
を解析するメッセージ解析ステップと、前記メッセージ
解析ステップの解析結果に基づいて前記メッセージの内
容を順次出力するメッセージ出力ステップと、前記メッ
セージ解析ステップの解析結果に基づいて前記動作体の
動作を制御する動作体制御ステップとを含み、前記動作
体制御ステップは、前記メッセージに含まれる動作制御
情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文字列の
出力に対応させて前記動作体を動作させる。
【0057】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項30記載の音声信号処理方法は、与えられ
た音声信号に基づいて音声を出力するとともにその出力
に対応させて物理的または仮想的に動作可能な動作体の
動作を制御する方法であって、前記音声信号に基づいて
音声を出力する音声出力ステップと、前記音声信号に特
定音韻が含まれていることを検出する特定音韻検出ステ
ップと、前記特定音韻検出ステップの検出結果に基づい
て前記動作体の動作を制御する動作体制御ステップとを
備え、前記動作体制御ステップは、前記音声信号のうち
前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前記動
作体を動作させる。
【0058】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項31記載のメッセージ生成方法は、請求項
1記載のメッセージ処理システムにおけるメッセージを
生成する方法であって、前記動作体の動作を制御するた
めの動作制御情報を前記メッセージ中の文字列と対応付
けて前記メッセージに埋め込む動作制御情報埋込ステッ
プを含む。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1ないし図10は、
本発明に係るメッセージ処理システム、音声信号処理シ
ステム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音
声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号
処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラム
およびメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理
方法、音声信号処理方法の第1の実施の形態を示す図で
ある。
【0060】本実施の形態は、本発明に係るメッセージ
処理システム、音声信号処理システム、メッセージ処理
設備、メッセージ送信端末、音声信号処理設備、メッセ
ージ処理プログラム、音声信号処理プログラム、設備用
プログラム、端末用プログラムおよびメッセージのデー
タ構造、並びにメッセージ処理方法、音声信号処理方法
を、図1に示すように、電子メール処理端末200にお
いて、受信した電子メールの内容を音声により読み上げ
るとともにその読上に対応させてロボット100の動作
を制御する場合について適用したものである。
【0061】まず、本発明を適用するネットワークシス
テムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本
発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロ
ック図である。インターネット198には、図1に示す
ように、電子メールの送受信が可能でかつ受信した電子
メールを処理する電子メール処理端末200が複数接続
されている。電子メール処理端末200は、一般的なP
Cとして構成することができ、例えば、電子メール送受
信アプリケーションを使用して、図示しないメールサー
バを介して他の電子メール処理端末200と電子メール
の送受信が可能となっている。
【0062】また、各電子メール処理端末200には、
人型または動物型のロボットであって可動部として構成
した複数の関節部を有し各可動部の可動により動作可能
なロボット100が通信可能に接続されている。次に、
ロボット100の構成を図2を参照しながら詳細に説明
する。図2は、ロボット100の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【0063】ロボット100は、図2に示すように、関
節部を構成する可動部102と、可動部102を回転駆
動するアクチュエータ等の回転駆動部104と、可動部
102の可動量を角度データとして検出するロータリー
エンコーダ等の可動量検出部106とを各関節部ごとに
有し、さらに、各回転駆動部104および各可動量検出
部106を制御する制御部108と、電子メール処理端
末200に対してデータの入出力を媒介するI/F11
0とを有している。
【0064】制御部108は、可動部102を特定して
回転駆動部104の角度データを入力したときは、該当
の可動部102を基準角からその角度だけ回転駆動する
ように回転駆動部104を制御する。また。可動部10
2を特定して可動部102の可動量を検出すべき要求を
入力したときは、該当の可動部102の可動量を角度デ
ータとして検出するように可動量検出部106を制御
し、検出した角度データをI/F110を介して出力す
る。
【0065】次に、電子メール処理端末200の構成を
図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、電子メー
ル処理端末200の構成を示す機能ブロック図である。
電子メール処理端末200は、図3に示すように、制御
プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御す
るCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制
御プログラム等を格納しているROM32と、ROM3
2等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必
要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置
に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成
されており、これらは、データを転送するための信号線
であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続され
ている。
【0066】I/F38には、ヒューマンインターフェ
ースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等
からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイ
ルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて
画面を表示する表示装置44と、インターネット198
に接続するための信号線とが接続されている。記憶装置
42には、ロボット100の動作を制御するための動作
制御情報および電子メールの内容を読み上げるときの音
声を記録した音声データが多数格納されているととも
に、図4に示すように、各送信者ごとに動作制御情報お
よび音声データの対応付けを登録する送信者別対応テー
ブル400が格納されている。図4は、送信者別対応テ
ーブル400のデータ構造を示す図である。
【0067】送信者別対応テーブル400は、各送信者
ごとに、ロボット100の動作および電子メールの読上
に使用する動作制御情報および音声データの対応付けを
登録するものであって、送信者別対応テーブル400に
は、図4に示すように、各送信者ごとに1つのレコード
が登録されている。各レコードは、送信者の電子メール
アドレスを登録するフィールド402と、音声データの
識別名を登録するフィールド404と、特定文字列「こ
んにちは」を検出したときにロボット100を動作させ
るための動作制御情報の識別名を登録するフィールド4
06と、特定文字列「おもしろい」を検出したときにロ
ボット100を動作させるための動作制御情報の識別名
を登録するフィールド408と、特定文字列「悲しい」
を検出したときにロボット100を動作させるための動
作制御情報の識別名を登録するフィールド410と、特
定文字列「さようなら」を検出したときにロボット10
0を動作させるための動作制御情報の識別名を登録する
フィールド412とを含んで構成されている。
【0068】図4の例では、第1段目のレコードには、
電子メールアドレスとして「電子メールアドレス1」
が、音声データの識別名として「voice1」が、特定文字
列「こんにちは」に対応する動作制御情報の識別名とし
て「greet_act1」が、特定文字列「おもしろい」に対応
する動作制御情報の識別名として「laugh_act1」が、特
定文字列「悲しい」に対応する動作制御情報の識別名と
して「cry_act1」が、特定文字列「さようなら」に対応
する動作制御情報の識別名として「bye_act1」がそれぞ
れ登録されている。これは、電子メールアドレスが電子
メールアドレス1である送信者については、識別名「vo
ice1」の音声データに基づいて電子メールの内容を音声
により読み上げるとともに、「こんにちは」、「おもし
ろい」、「悲しい」または「さようなら」という特定文
字列が電子メールに含まれている場合は、識別名「gree
t_act1」、「laugh_act1」、「cry_act1」または「bye_
act1」の動作制御情報に基づいて、それら特定文字列の
読上タイミングに合わせてロボット100を動作させる
ことを意味している。
【0069】また、記憶装置42には、図5に示すよう
に、動作制御情報を登録する動作制御情報登録テーブル
450が格納されている。図5は、動作制御情報登録テ
ーブル450のデータ構造を示す図である。動作制御情
報登録テーブル450には、図5に示すように、各動作
制御情報ごとに1つのレコードが登録されている。各レ
コードは、動作制御情報の識別名を登録するフィールド
452と、ロボット100の右肩可動部102の回転駆
動部104に与える角度データ(s1)を登録するフィ
ールド454と、ロボット100の左肩可動部102の
回転駆動部104に与える角度データ(s2)を登録す
るフィールド456と、ロボット100の右肘可動部1
02の回転駆動部104に与える角度データ(s3)を
登録するフィールド458とを含んで構成されている。
【0070】図5の例では、第1段目のレコードには、
識別名として「greet_act1」が、角度データ(s1)と
して「0,1.0,4.3,7.5…」が、角度データ
(s2)として「0,1.5,7.1,9.6…」が、
角度データ(s3)として「0,3.0,4.3,5.
5…」がそれぞれ登録されている。これは、識別名「gr
eet_act1」の動作制御情報については、右肩可動部10
2を所定時間ごとに基準角から0°,1.0°,4.3
°,7.5°…と回転駆動し、左肩可動部102を所定
時間ごとに基準角から0°,1.5°,7.1°,9.
6°…と回転駆動し、右肘可動部102を所定時間ごと
に基準角から0°,3.0°,4.3°,5.5°…と
回転駆動することを意味している。
【0071】一方、動作制御情報は、電子メールにも埋
め込むことができる。この場合、電子メールは、図6お
よび図7に示すように、マークアップ言語形式に従った
データ構造となる。図6および図7は、動作制御情報を
埋め込んだ電子メールのデータ構造を示す図である。図
6においては、「こんにちは」という対象文字列の先頭
に開始制御タグ<greet>を、同対象文字列の末尾に終
了制御タグ</greet>を、制御タグ<!JointAngle Data
!>よりも後方であって動作制御情報の先頭に開始制御
タグ<greet>をそれぞれ挿入することにより動作制御
情報を同対象文字列と対応付けている。また、「笑っち
ゃいました」という対象文字列の先頭に開始制御タグ<
laugh>を、同対象文字列の末尾に終了制御タグ</laug
h>を、制御タグ<!Joint AngleData!>よりも後方であ
って動作制御情報の先頭に開始制御タグ<laugh>をそ
れぞれ挿入することにより動作制御情報を同対象文字列
と対応付けている。なお、動作制御情報の書式について
は、s1が左辺となる演算式の右辺に記述されている内
容がフィールド454の登録内容に対応し、s2が左辺
となる演算式の右辺に記述されている内容がフィールド
456の登録内容に対応し、s3が左辺となる演算式の
右辺に記述されている内容がフィールド458の登録内
容に対応している。
【0072】図7においては、「これは水鳥の飛び立つ
…大空を舞います。」という対象文字列の先頭に開始制
御タグ<act>を、同対象文字列の末尾に終了制御タグ
</act>を、制御タグ<!Joint Angle Data!>よりも後
方であって動作制御情報の先頭に開始制御タグ<act>
をそれぞれ挿入することにより動作制御情報を同対象文
字列と対応付けている。このように、比較的長い文字列
に動作制御情報を対応付けることも可能である。
【0073】CPU30は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラ
ムに従って、図8ないし図10のフローチャートに示す
電子メール送信処理、電子メール送信処理および動作制
御情報生成処理をそれぞれ時分割で実行するようになっ
ている。
【0074】初めに、電子メール送信処理を図8を参照
しながら詳細に説明する。図8は、電子メール送信処理
を示すフローチャートである。電子メール送信処理は、
電子メールを作成し、作成した電子メールを他の電子メ
ール処理端末200に送信する処理であって、CPU3
0において実行されると、図8に示すように、まず、ス
テップS100に移行するようになっている。
【0075】ステップS100では、動作制御情報を設
定すべき要求が入力装置40から入力されたか否かを判
定し、動作制御情報の設定要求が入力されたと判定した
とき(Yes)は、ステップS102に移行して、文字列を
マウス等で指定し、ステップS104に移行して、記憶
装置42のなかから動作制御情報を選択し、ステップS
106に移行して、選択した動作制御情報を指定文字列
と対応付けて作成中の電子メールに埋め込み、ステップ
S108に移行する。
【0076】ステップS108では、ファイルを添付す
べき要求が入力装置40から入力されたか否かを判定
し、ファイルの添付要求が入力されたと判定したとき(Y
es)は、ステップS110に移行して、記憶装置42の
なかから音声データを選択し、ステップS112に移行
して、選択した音声データを作成中の電子メールに添付
し、ステップS120に移行する。
【0077】ステップS120では、送信ボタンが押下
されたか否かを判定し、送信ボタンが押下されたと判定
したとき(Yes)は、ステップS122に移行して、作成
した電子メールを送信し、一連の処理を終了して元の処
理に復帰させる。一方、ステップS120で、送信ボタ
ンが押下されないと判定したとき(No)は、ステップS1
00に移行する。
【0078】一方、ステップS108で、ファイルを添
付すべき要求が入力装置40から入力されないと判定し
たとき(No)は、ステップS120に移行する。一方、ス
テップS100で、動作制御情報を設定すべき要求が入
力装置40から入力されないと判定したとき(No)は、ス
テップS108に移行する。次に、電子メール受信処理
を図9を参照しながら詳細に説明する。図9は、電子メ
ール受信処理を示すフローチャートである。
【0079】電子メール受信処理は、電子メールを受信
し、受信した電子メールの内容を音声により読み上げる
とともにその読上に対応させてロボット100の動作を
制御する処理であって、CPU30において実行される
と、図9に示すように、まず、ステップS200に移行
するようになっている。ステップS200では、電子メ
ールを受信し、ステップS202に移行して、受信した
電子メールのヘッダを解析し、ステップS204に移行
して、ヘッダの解析結果に基づいてロボット動作対応の
電子メール(動作制御情報が埋め込まれている電子メー
ル)であるか否かを判定し、ロボット動作対応の電子メ
ールであると判定したとき(Yes)は、ステップS206
に移行する。
【0080】ステップS206では、電子メールから動
作制御情報を抽出し、ステップS208に移行して、電
子メールに音声データが添付されているか否かを判定
し、電子メールに音声データが添付されていないと判定
したとき(No)は、ステップS210に移行して、電子メ
ールの送信者アドレスおよび送信者別対応テーブル40
0に基づいて、送信者に対応する音声データを記憶装置
42から読み出し、ステップS212に移行する。
【0081】ステップS212では、読み出した音声デ
ータに基づいて電子メールの内容を音声により読み上
げ、ステップS214に移行して、抽出した動作制御情
報に基づいて、その動作制御情報に対応する文字列の読
上タイミングに合わせてロボット100を動作させ、ス
テップS216に移行する。ステップS216では、電
子メールの末尾まで読上が完了したか否かを判定し、電
子メールの末尾まで読上が完了したと判定したとき(Ye
s)は、ステップS217に移行して、ロボット100の
動作を停止し、一連の処理を終了して元の処理に復帰さ
せる。
【0082】一方、ステップS216で、電子メールの
末尾まで読上が完了していないと判定したとき(No)は、
ステップS212に移行する。一方、ステップS208
で、電子メールに音声データが添付されていると判定し
たとき(Yes)は、ステップS218に移行して、電子メ
ールから音声データを抽出し、ステップS212に移行
する。
【0083】一方、ステップS204で、ロボット動作
対応の電子メールでないと判定したとき(No)は、ステッ
プS220に移行して、電子メールの送信者アドレスお
よび送信者別対応テーブル400に基づいて、送信者に
対応する音声データを記憶装置42から読み出し、ステ
ップS222に移行する。ステップS222では、電子
メールの本文を解析し、ステップS224に移行して、
ステップS222の解析結果および送信者別対応テーブ
ル400に基づいて電子メールに特定文字列が含まれて
いるか否かを判定し、電子メールに特定文字列が含まれ
ていないと判定したとき(No)は、ステップS226に移
行して、読み出した音声データに基づいて電子メールの
内容を音声により読み上げ、ステップS217に移行す
る。
【0084】一方、ステップS224で、電子メールに
特定文字列が含まれていると判定したとき(Yes)は、ス
テップS228に移行して、電子メールから特定文字列
を抽出し、ステップS230に移行して、電子メールの
送信者アドレスおよび送信者別対応テーブル400に基
づいて、抽出した特定文字列および送信者に対応する動
作制御情報を記憶装置42から読み出し、ステップS2
32に移行する。
【0085】ステップS232では、読み出した音声デ
ータに基づいて電子メールの内容を音声により読み上
げ、ステップS234に移行して、読み出した動作制御
情報に基づいて特定文字列の読上タイミングに合わせて
ロボット100を動作させ、ステップS236に移行す
る。ステップS236では、電子メールの末尾まで読上
が完了したか否かを判定し、電子メールの末尾まで読上
が完了したと判定したとき(Yes)は、ステップS217
に移行する。
【0086】一方、ステップS236で、電子メールの
末尾まで読上が完了していないと判定したとき(No)は、
ステップS228に移行する。次に、動作制御情報生成
処理を図10を参照しながら詳細に説明する。図10
は、動作制御情報生成処理を示すフローチャートであ
る。動作制御情報生成処理は、電子メール処理端末20
0のユーザがロボット100を動かすことにより動作制
御情報を生成する処理であって、CPU30において実
行されると、図10に示すように、まず、ステップS3
00に移行するようになっている。
【0087】ステップS300では、角度データをサン
プリングするサンプリング時間を入力装置40から入力
し、ステップS302に移行して、スタートボタンが押
下されたか否かを判定し、スタートボタンが押下された
と判定したとき(Yes)は、ステップS304に移行す
る。ステップS304では、タイマをセットし、ステッ
プS306に移行して、入力したサンプリング時間ごと
に可動部102の角度データをロボット100から入力
し、ステップS308に移行して、ストップボタンが押
下されたか否かを判定し、ストップボタンが押下された
と判定したとき(Yes)は、ステップS310に移行す
る。
【0088】ステップS310では、入力した角度デー
タに基づいて動作制御情報を生成し、ステップS312
に移行して、生成した動作制御情報を記憶装置42に格
納し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。一
方、ステップS308で、ストップボタンが押下されな
いと判定したとき(No)は、ステップS306に移行す
る。
【0089】一方、ステップS302で、スタートボタ
ンが押下されないと判定したとき(Yes)は、スタートボ
タンが押下されるまでステップS302で待機する。次
に、本実施の形態の動作を説明する。初めに、電子メー
ルを送信する場合を説明する。電子メール処理端末20
0では、電子メールの作成が要求されると、電子メール
送信処理が実行される。ここで、ユーザは、まず、電子
メールとして送信したい文章を入力する。そして、入力
した文章に対して動作制御情報を対応付けるには、動作
制御情報の設定要求を入力し、動作制御情報を対応付け
るべき文字列をマウス等で指定し、記憶装置42のなか
から動作制御情報を選択する。
【0090】電子メール処理端末200では、文字列が
指定され、動作制御情報が選択されると、ステップS1
06を経て、選択された動作制御情報が指定文字列と対
応付けられて作成中の電子メールに埋め込まれる。ま
た、ユーザは、音声データを添付するには、ファイルの
添付要求を入力し、記憶装置42のなかから音声データ
を選択する。
【0091】電子メール処理端末200では、音声デー
タが選択されると、ステップS112を経て、選択され
た音声データが作成中の電子メールに添付される。ま
た、ユーザは、少なくとも電子メールアドレスの設定を
行うと、作成中の電子メールを送信することができる。
電子メールを送信するには、送信ボタンを押下する。
【0092】電子メール処理端末200では、送信ボタ
ンが押下されると、ステップS122を経て、作成され
た電子メールがメールサーバを介して他の電子メール処
理端末200に送信される。次に、ロボット動作対応の
電子メールを受信する場合を説明する。電子メール処理
端末200では、ロボット動作対応の電子メールを受信
すると、ステップS202を経て、電子メールヘッダが
解析され、解析結果によりロボット動作対応の電子メー
ルであると判定されるので、ステップS206を経て、
電子メールから動作制御情報が抽出される。
【0093】また、電子メールに音声データが添付され
ていない場合は、ステップS210を経て、電子メール
の送信者アドレスおよび送信者別対応テーブル400に
基づいて、送信者に対応する音声データが記憶装置42
から読み出される。そして、ステップS212,S21
4を繰り返し経て、読み出された音声データに基づいて
電子メールの内容が音声により読み上げられ、抽出され
た動作制御情報に基づいて、その動作制御情報に対応す
る文字列の読上タイミングに合わせてロボット100が
動作する。
【0094】一方、電子メールに音声データが添付され
ている場合は、ステップS218を経て、電子メールか
ら音声データが抽出される。そして、ステップS21
2,S214を繰り返し経て、抽出された音声データに
基づいて電子メールの内容が音声により読み上げられ、
抽出された動作制御情報に基づいて、その動作制御情報
に対応する文字列の読上タイミングに合わせてロボット
100が動作する。
【0095】次に、ロボット動作対応の電子メール以外
の電子メールを受信する場合を説明する。電子メール処
理端末200では、ロボット動作対応の電子メール以外
の電子メールを受信すると、ステップS202を経て、
電子メールヘッダが解析され、解析結果によりロボット
動作対応の電子メールでないと判定されるので、ステッ
プS220,S222を経て、電子メールの送信者アド
レスおよび送信者別対応テーブル400に基づいて、送
信者に対応する音声データが記憶装置42から読み出さ
れ、電子メール本文が解析される。
【0096】このとき、電子メールに特定文字列が含ま
れていない場合は、ステップS222の解析結果および
送信者別対応テーブル400に基づいて電子メールに特
定文字列が含まれていないと判定されるので、ステップ
S226を経て、読み出された音声データに基づいて電
子メールの内容が音声により読み上げられる。一方、電
子メールに特定文字列が含まれている場合は、ステップ
S228,S230を経て、電子メールから特定文字列
が抽出され、電子メールの送信者アドレスおよび送信者
別対応テーブル400に基づいて、抽出された特定文字
列および送信者に対応する動作制御情報が記憶装置42
から読み出される。そして、ステップS232,S23
4を経て、読み出された音声データに基づいて電子メー
ルの内容が音声により読み上げられ、読み出された動作
制御情報に基づいて、特定文字列の読上タイミングに合
わせてロボット100が動作する。この処理は、電子メ
ールに含まれている特定文字列の数分行われる。
【0097】次に、動作制御情報を生成する場合を説明
する。動作制御情報を生成するには、ユーザは、サンプ
リング時間を入力し、スタートボタンを押下する。これ
により、可動部102の角度データをサンプリング可能
な状態となる。次に、ユーザは、動作させたい動きに合
わせてロボット100を動かす。
【0098】電子メール処理端末200では、ロボット
100が動かされると、ステップS306を経て、入力
されたサンプリング時間ごとに可動部102の角度デー
タがロボット100から入力される。これがストップボ
タンが押下されるまで行われる。電子メール処理端末2
00では、ストップボタンが押下されると、ステップS
310,S312を経て、入力された角度データに基づ
いて動作制御情報が生成され、生成された動作制御情報
が記憶装置42に格納される。
【0099】このようにして、本実施の形態では、電子
メール処理端末200は、ロボット100と通信可能に
接続し、動作制御情報を電子メール中の文字列と対応付
けて電子メールに埋め込み、動作制御情報を埋め込んだ
電子メールを他の電子メール処理端末200に送信する
一方、受信した電子メールを解析し、電子メールの解析
結果に基づいて電子メールの内容を音声により読み上
げ、電子メールに含まれる動作制御情報に基づいて、そ
の動作制御情報に対応する文字列の読上に対応させてロ
ボット100を動作させるようになっている。
【0100】これにより、動作制御情報を文字列と対応
付けて電子メールに埋め込むので、一文を読み上げる間
にロボット100に複数の動作や細かい動作を行わせる
ことができる。また、ロボット100に細かい動作を行
わせるには、長い文字列に動作制御情報を対応付け、動
作制御情報の方を詳細に設定すればよい。したがって、
従来に比して、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を比
較的詳細に表現することができ、しかも文章が見づらく
なる可能性を低減することができる。
【0101】さらに、本実施の形態では、電子メール処
理端末200は、電子メールに含まれる動作制御情報に
基づいて、その動作制御情報に対応する文字列の読上タ
イミングに合わせてロボット100を動作させるように
なっている。これにより、文字列の読上タイミングに合
わせてロボット100が動作するので、文字列の読上と
ロボット100の動作との対応が把握しやすくなる。し
たがって、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的
正確に表現することができる。
【0102】さらに、本実施の形態では、ロボット10
0は、可動部102と、可動部102を駆動する回転駆
動部104とを有し、動作制御情報は、回転駆動部10
4の駆動量を示す情報であり、電子メール処理端末20
0は、電子メールに含まれる動作制御情報に基づいて、
その動作制御情報に対応する文字列の読上に対応させて
回転駆動部104の駆動量を制御するようになってい
る。
【0103】これにより、ロボット100の動作を可動
部102の駆動量レベルで規定することができるので、
文章では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現
することができる。さらに、本実施の形態では、電子メ
ール処理端末200は、電子メール中の対象となる対象
文字列の先頭に開始制御タグを、対象文字列の末尾に終
了制御タグをそれぞれ挿入することにより、動作制御情
報を対象文字列と対応付けるようになっている。
【0104】これにより、対象文字列の先頭と末尾に制
御タグを挿入するだけで動作制御情報と対象文字列とを
対応付けられるので、それらの対応付けを比較的容易に
行うことができる。さらに、本実施の形態では、電子メ
ール処理端末200は、動作制御情報の先頭に制御タグ
を挿入することにより、動作制御情報を対象文字列と対
応付けるようになっている。
【0105】これにより、動作制御情報の先頭に制御タ
グを挿入するだけで動作制御情報と対象文字列とを対応
付けられるので、それらの対応付けをさらに容易に行う
ことができる。さらに、本実施の形態では、開始制御タ
グおよび終了制御タグは、マークアップ言語形式の制御
タグである。
【0106】これにより、マークアップ言語形式に従っ
て電子メールを表示した場合に開始制御タグおよび終了
制御タグが表示されないので、例えば、一文において複
数の文字列に動作制御情報を対応付けても文章が見づら
くなることがない。したがって、文章が見づらくなる可
能性をさらに低減することができる。さらに、本実施の
形態では、電子メール処理端末200は、電子メールの
送信者に対応する音声データを記憶装置42から読み出
し、読み出した音声データに基づいて電子メールの内容
を音声により読み上げるようになっている。
【0107】これにより、電子メールの各送信者ごとに
異なる音声で電子メールの内容が読み上げられるので、
文章では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現
することができる。さらに、本実施の形態では、電子メ
ール処理端末200は、特定文字列が電子メールに含ま
れているときは、特定文字列に対応する動作制御情報を
記憶装置42から読み出し、読み出した動作制御情報に
基づいて、特定文字列の読上に対応させてロボット10
0を動作させるようになっている。
【0108】これにより、頻出の特定文字列について動
作制御情報を登録しておけば、電子メールの送信者側で
頻出の特定文字列についてまで動作制御情報をいちいち
設定しなくてもすむので、電子メール作成の手間を低減
することができる。また、動作制御情報が埋め込まれて
いない電子メールであっても、ロボット100を動作さ
せることができるので、文章では伝わりにくい感情や雰
囲気を比較的詳細に表現することができる。
【0109】さらに、本実施の形態では、電子メール処
理端末200は、外的作用によりロボット100を動作
させたときのその動作を可動部102の角度データとし
て記録し、その記録結果に基づいて動作制御情報を生成
し、生成した動作制御情報を電子メール中の文字列と対
応付けて電子メールに埋め込むようになっている。これ
により、ロボット100を動かすだけで動作制御情報を
生成することができるので、動作制御情報生成の手間を
低減することができる。
【0110】上記第1の実施の形態において、ロボット
100は、請求項1、23、28、29または31記載
の動作体に対応し、回転駆動部104は、請求項4記載
の駆動手段に対応し、可動量検出部106は、請求項1
1記載の可動量検出手段に対応し、電子メール処理端末
200は、請求項2、10、20、21若しくは26記
載のメッセージ送信端末、または請求項2、8、9、2
0、21、25若しくは26記載のメッセージ処理設備
に対応している。また、記憶装置42は、請求項8記載
の音声データ記憶手段、または請求項9記載の動作制御
情報記憶手段に対応し、ステップS106は、請求項
2、5、6、10、21若しくは26記載の動作制御情
報埋込手段、または請求項31記載の動作制御情報埋込
ステップに対応している。
【0111】また、上記第1の実施の形態において、ス
テップS122は、請求項2、21または26記載のメ
ッセージ送信手段に対応し、ステップS202は、請求
項1、2、20、23若しくは25記載のメッセージ解
析手段、または請求項29記載のメッセージ解析ステッ
プに対応し、ステップS212は、請求項1若しくは2
3記載のメッセージ出力手段、請求項2、8、20若し
くは25記載のメッセージ読上手段、または請求項29
記載のメッセージ出力ステップに対応している。また、
ステップS214は、請求項1若しくは23記載の動作
体制御手段、請求項2ないし4、9、20若しくは25
記載のロボット制御手段、または請求項29記載の動作
体制御ステップに対応し、ステップS306は、請求項
10または11記載の動作記録手段に対応している。
【0112】また、上記第1の実施の形態において、ス
テップS310は、請求項10または11記載の動作制
御情報生成手段に対応し、開始制御タグは、請求項5な
いし7記載の開始指示記号に対応し、終了制御タグは、
請求項5ないし7記載の終了指示記号に対応し、制御タ
グは、請求項6記載の動作制御情報指示記号に対応して
いる。
【0113】次に、本発明の第2の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。図11ないし図14は、本発明
に係るメッセージ処理システム、音声信号処理システ
ム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音声信
号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号処理
プログラム、設備用プログラム、端末用プログラムおよ
びメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理方
法、音声信号処理方法の第2の実施の形態を示す図であ
る。
【0114】本実施の形態は、本発明に係るメッセージ
処理システム、音声信号処理システム、メッセージ処理
設備、メッセージ送信端末、音声信号処理設備、メッセ
ージ処理プログラム、音声信号処理プログラム、設備用
プログラム、端末用プログラムおよびメッセージのデー
タ構造、並びにメッセージ処理方法、音声信号処理方法
を、図11に示すように、ロボット150において、電
話機250との間で送受信される音声信号に特定音韻が
含まれていることを検出し、その検出結果に基づいて、
音声信号のうち特定音韻に係る部分の音声出力に対応さ
せてロボット150の動作を制御する場合について適用
したものである。
【0115】まず、本発明を適用するネットワークシス
テムの構成を図11を参照しながら説明する。図11
は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示
すブロック図である。公衆回線199には、図11に示
すように、人型または動物型のロボットであって可動部
として構成した複数の関節部を有し各可動部の可動によ
り動作可能なロボット150が複数接続されている。ま
た、各ロボット150には、電話機250が通信可能に
接続されている。
【0116】次に、ロボット150の構成を図12を参
照しながら詳細に説明する。図12は、ロボット150
の構成を示す機能ブロック図である。ロボット150
は、図12に示すように、関節部を構成する可動部15
2と、可動部152を回転駆動するアクチュエータ等の
回転駆動部154と、可動部152の可動量を角度デー
タとして検出するロータリーエンコーダ等の可動量検出
部156とを各関節部ごとに有している。さらに、制御
プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御す
るCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の制
御プログラム等を格納しているROM52と、ROM5
2等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必
要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置
に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成
されており、これらは、データを転送するための信号線
であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続され
ている。
【0117】I/F58には、各回転駆動部154と、
各可動量検出部156と、データやテーブル等をファイ
ルとして格納する記憶装置60と、公衆回線199に接
続するための信号線と、電話機250に接続するための
信号線とが接続されている。記憶装置60には、ロボッ
ト150の動作を制御するための動作制御情報が多数格
納されているとともに、図13に示すように、各発信者
ごとに動作制御情報の対応付けを登録する発信者別対応
テーブル500が格納されている。図13は、発信者別
対応テーブル500のデータ構造を示す図である。
【0118】発信者別対応テーブル500には、図13
に示すように、各発信者ごとに1つのレコードが登録さ
れている。各レコードは、発信者の電話番号を登録する
フィールド502と、着信したときにロボット150を
動作させるための動作制御情報の識別名を登録するフィ
ールド504と、特定音韻「こんにちは」を検出したと
きにロボット150を動作させるための動作制御情報の
識別名を登録するフィールド506と、特定音韻「おも
しろい」を検出したときにロボット150を動作させる
ための動作制御情報の識別名を登録するフィールド50
8と、特定音韻「悲しい」を検出したときにロボット1
50を動作させるための動作制御情報の識別名を登録す
るフィールド510と、特定音韻「さようなら」を検出
したときにロボット150を動作させるための動作制御
情報の識別名を登録するフィールド512とを含んで構
成されている。
【0119】図13の例では、第1段目のレコードに
は、電話番号として「電話番号1」が、着信時の動作制
御情報の識別名として「dance1」が、特定音韻「こんに
ちは」に対応する動作制御情報の識別名として「greet_
act1」が、特定音韻「おもしろい」に対応する動作制御
情報の識別名として「laugh_act1」が、特定音韻「悲し
い」に対応する動作制御情報の識別名として「cry_act
1」が、特定音韻「さようなら」に対応する動作制御情
報の識別名として「bye_act1」がそれぞれ登録されてい
る。これは、電話番号が電話番号1である発信者につい
ては、識別名「dance1」の動作制御情報に基づいて着信
時にロボット150を動作させるとともに、「こんにち
は」、「おもしろい」、「悲しい」または「さような
ら」という特定音韻が音声信号から検出された場合は、
識別名「greet_act1」、「laugh_act1」、「cry_act1」
または「bye_act1」の動作制御情報に基づいて、音声信
号のうちそれら特定音韻に係る部分の音声出力タイミン
グに合わせてロボット150を動作させることを意味し
ている。
【0120】なお、動作制御情報のデータ構造について
は、上記第1の実施の形態における動作制御情報登録テ
ーブル450に登録されているものと同様である。CP
U50は、可動部152を駆動するときは、回転駆動部
154の角度データに基づいて、可動部152を基準角
からその角度だけ回転駆動するように回転駆動部154
を制御する。また。可動部152の可動量を検出すると
きは、可動部152の可動量を角度データとして検出す
るように可動量検出部156を制御する。
【0121】また、CPU50は、マイクロプロセッシ
ングユニットMPU等からなり、ROM52の所定領域
に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプ
ログラムに従って、図14のフローチャートに示すロボ
ット動作制御処理を実行するようになっている。図14
は、ロボット動作制御処理を示すフローチャートであ
る。
【0122】ロボット動作制御処理は、電話機250で
の着信時および通話時においてロボット150の動作を
制御する処理であって、CPU50において実行される
と、図14に示すように、まず、ステップS400に移
行するようになっている。ステップS400では、他の
電話機250からの着信があったか否かを判定し、他の
電話機250からの着信があったと判定したとき(Yes)
は、ステップS402に移行するが、そうでないと判定
したとき(No)は、着信があるまでステップS400で待
機する。
【0123】ステップS402では、発信者の電話番号
および発信者別対応テーブル500に基づいて、発信者
に対応する着信時の動作制御情報を記憶装置60から読
み出し、ステップS404に移行して、読み出した動作
制御情報に基づいてロボット150を動作させ、ステッ
プS406に移行する。ステップS406では、電話機
250の受話器がオンフックであるか否かを判定し、電
話機250の受話器がオンフックであると判定したとき
(Yes)は、ステップS408に移行するが、そうでない
と判定したとき(No)は、オンフックが解除されるまでス
テップS406で待機する。
【0124】ステップS408では、ロボット150の
動作を停止し、ステップS410に移行して、電話機2
50との間で送受信される音声信号に特定音韻が含まれ
ているか否かを判定し、音声信号に特定音韻が含まれて
いると判定したとき(Yes)は、ステップS412に移行
する。ステップS412では、発信者の電話番号および
発信者別対応テーブル500に基づいて、検出した特定
音韻および発信者に対応する動作制御情報を記憶装置6
0から読み出し、ステップS414に移行して、読み出
した動作制御情報に基づいて、音声信号のうち特定音韻
に係る部分の音声出力タイミングに合わせてロボット1
50を動作させ、ステップS416に移行する。
【0125】ステップS416では、電話機250の受
話器がオフフックであるか否かを判定し、電話機250
の受話器がオフフックであると判定したとき(Yes)は、
ステップS418に移行して、ロボット150の動作を
停止し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS416で、電話機250の受話器がオ
フフックでないと判定したとき(No)は、ステップS41
0に移行する。
【0126】一方、ステップS410で、電話機250
との間で送受信される音声信号に特定音韻が含まれてい
ないと判定したとき(No)は、ステップS416に移行す
る。次に、本実施の形態の動作を説明する。ロボット1
50では、自己に接続される電話機250に他の電話機
250からの着信があると、ステップS402,S40
4を経て、発信者の電話番号および発信者別対応テーブ
ル500に基づいて、発信者に対応する着信時の動作制
御情報が記憶装置60から読み出され、読み出された動
作制御情報に基づいてロボット150が動作する。
【0127】次いで、その着信に応答して電話機250
の受話器が取り上げられると、オフフックとなるので、
ステップS408を経て、ロボット150の動作が停止
し、電話機250との間で通話可能状態となる。このと
き、電話機250との間で送受信される音声信号に特定
音韻が含まれている場合は、ステップS410〜S41
4を経て、音声信号から特定音韻が検出され、発信者の
電話番号および発信者別対応テーブル500に基づい
て、検出された特定音韻および発信者に対応する動作制
御情報が記憶装置60から読み出され、読み出された動
作制御情報に基づいて、音声信号のうち特定音韻に係る
部分の音声出力タイミングに合わせてロボット150が
動作する。
【0128】そして、通話が終了し、電話機250の受
話器が置かれると、オフフックとなるので、ステップS
418を経て、ロボット150の動作が停止する。この
ようにして、本実施の形態では、ロボット150と、動
作制御情報を特定音韻と対応付けて記憶するための記憶
装置60と、受信した音声信号に基づいて音声を出力す
る電話機250とを備え、音声信号に特定音韻が含まれ
ていることを検出し、特定音韻に対応する動作制御情報
を記憶装置60から読み出し、読み出した動作制御情報
に基づいて、音声信号のうち特定音韻に係る部分の音声
出力に対応させてロボット150を動作させるようにな
っている。
【0129】これにより、音声信号に特定音韻が含まれ
ていると、音声信号のうち特定音韻に係る部分の音声出
力に対応させてロボット150が動作するので、従来に
比して、電話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳
細に表現することができる。さらに、本実施の形態で
は、読み出した動作制御情報に基づいて、音声信号のう
ち特定音韻に係る部分の音声出力タイミングに合わせて
ロボット150を動作させるようになっている。
【0130】これにより、音声出力タイミングに合わせ
てロボット150が動作するので、音声出力とロボット
150の動作との対応が把握しやすくなる。したがっ
て、電話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的正確に
表現することができる。さらに、本実施の形態では、ロ
ボット150は、可動部152と、可動部152を駆動
する回転駆動部154とを有し、動作制御情報は、回転
駆動部154の駆動量を示す情報であり、読み出した動
作制御情報に基づいて、音声信号のうち特定音韻に係る
部分の音声出力に対応させて回転駆動部154の駆動量
を制御するようになっている。
【0131】これにより、ロボット150の動作を可動
部152の駆動量レベルで規定することができるので、
電話では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現
することができる。上記第2の実施の形態において、ロ
ボット150は、請求項15、24または30記載の動
作体に対応し、記憶装置60は、請求項16、22また
は27記載の動作制御情報記憶手段に対応し、回転駆動
部154は、請求項18記載の駆動手段に対応し、電話
機250は、請求項15、16、19、22、24若し
くは27記載の音声出力手段、または請求項16若しく
は22記載の音声信号送信端末に対応している。また、
ロボット150および電話機250は、請求項16、2
2または27記載の音声信号処理設備に対応し、ステッ
プS410は、請求項15、16、22、24若しくは
27記載の特定音韻検出手段、または請求項30記載の
特定音韻検出ステップに対応している。
【0132】また、上記第2の実施の形態において、ス
テップS414は、請求項15若しくは24記載の動作
体制御手段、請求項16ないし18、22若しくは27
記載のロボット制御手段、または請求項30記載の動作
体制御ステップに対応し、電話機250による音声出力
は、請求項30記載の音声出力ステップに対応してい
る。
【0133】なお、上記第1の実施の形態において、電
子メール処理端末200は、外的作用によりロボット1
00を動作させたときのその動作を可動部102の角度
データとして記録し、その記録結果に基づいて動作制御
情報を生成し、生成した動作制御情報を電子メール中の
文字列と対応付けて電子メールに埋め込むように構成し
たが、これに限らず、電子メール処理端末200は、対
象者の動作を記録するモーションキャプチャを有し、モ
ーションキャプチャの記録結果に基づいて動作制御情報
を生成し、生成した動作制御情報を電子メール中の文字
列と対応付けて電子メールに埋め込むように構成しても
よい。
【0134】これにより、送信者が動作するだけで動作
制御情報を生成することができるので、動作制御情報生
成の手間を低減することができる。この場合において、
電子メール処理端末200は、請求項12記載のメッセ
ージ送信端末に対応し、モーションキャプチャは、請求
項12または13記載の動作記録手段に対応し、ステッ
プS106は、請求項12記載の動作制御情報埋込手段
に対応し、ステップS310は、請求項12記載の動作
制御情報生成手段に対応している。
【0135】また、上記第1の実施の形態において、電
子メール処理端末200は、外的作用によりロボット1
00を動作させたときのその動作を可動部102の角度
データとして記録し、その記録結果に基づいて動作制御
情報を生成し、生成した動作制御情報を電子メール中の
文字列と対応付けて電子メールに埋め込むように構成し
たが、これに限らず、電子メール処理端末200は、マ
イクを有し、角度データの記録と合わせてマイクにより
音声データを記録するように構成することもできる。
【0136】具体的には、CPU30は、図10の動作
制御情報生成処理に代えて、図15のフローチャートに
示す動作制御情報生成処理を実行する。図15は、動作
制御情報生成処理を示すフローチャートである。動作制
御情報生成処理は、角度データの記録と合わせて音声デ
ータを記録する処理であって、CPU30において実行
されると、図15に示すように、まず、ステップS50
0に移行する。
【0137】ステップS500では、角度データをサン
プリングするサンプリング時間を入力装置40から入力
し、ステップS502に移行して、マイクによる音声取
込を開始し、ステップS504に移行して、スタートボ
タンが押下されたか否かを判定し、スタートボタンが押
下されたと判定したとき(Yes)は、ステップS506に
移行する。
【0138】ステップS506では、タイマをセット
し、ステップS508に移行して、入力したサンプリン
グ時間ごとに可動部102の角度データをロボット10
0から入力し、ステップS510に移行して、ストップ
ボタンが押下されたか否かを判定し、ストップボタンが
押下されたと判定したとき(Yes)は、ステップS512
に移行する。
【0139】ステップS512では、ストップボタンが
再び押下されたか否かを判定し、ストップボタンが押下
されたと判定したとき(Yes)は、ステップS514に移
行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ストップ
ボタンが押下されるまでステップS512で待機する。
ステップS514では、マイクによる音声取込を終了
し、ステップS516に移行して、入力した角度データ
に基づいて動作制御情報を生成し、ステップS518に
移行して、生成した動作制御情報を記憶装置42に格納
し、ステップS520に移行して、取り込んだ音声デー
タを記憶装置42に格納し、一連の処理を終了して元の
処理に復帰させる。
【0140】一方、ステップS510で、ストップボタ
ンが押下されないと判定したとき(No)は、ステップS5
08に移行する。一方、ステップS504で、スタート
ボタンが押下されないと判定したとき(Yes)は、スター
トボタンが押下されるまでステップS504で待機す
る。この場合において、電子メール処理端末200は、
請求項14記載のメッセージ送信端末、または請求項1
4記載のメッセージ処理設備に対応し、マイクは、請求
項14記載の音声記録手段に対応し、ステップS106
は、請求項14記載の動作制御情報埋込手段に対応して
いる。また、ステップS112は、請求項14記載の音
声データ添付手段に対応し、ステップS122は、請求
項14記載のメッセージ送信手段に対応し、ステップS
212は、請求項14記載のメッセージ読上手段に対応
している。
【0141】また、上記第1の実施の形態においては、
ロボット100および電子メール処理端末200をそれ
ぞれ別体として構成したが、これに限らず、電子メール
処理端末200の機能をロボット100に含め、ロボッ
ト100単体として構成してもよい。また、上記第2の
実施の形態においては、ロボット150および電話機2
50をそれぞれ別体として構成したが、これに限らず、
電話機250の機能をロボット150に含め、ロボット
150単体として構成してもよい。
【0142】また、上記第1の実施の形態において、図
8ないし図10のフローチャートに示す処理を実行する
にあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納さ
れている制御プログラムを実行する場合について説明し
たが、これに限らず、これらの手順を示したプログラム
が記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM3
4に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0143】また、上記第2の実施の形態において、図
14のフローチャートに示す処理を実行するにあたって
は、ROM52にあらかじめ格納されている制御プログ
ラムを実行する場合について説明したが、これに限ら
ず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶
媒体から、そのプログラムをRAM54に読み込んで実
行するようにしてもよい。
【0144】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0145】また、上記第1の実施の形態においては、
本発明に係るメッセージ処理システム、音声信号処理シ
ステム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音
声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号
処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラム
およびメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理
方法、音声信号処理方法を、インターネット198から
なるネットワークシステムに適用した場合について説明
したが、これに限らず、例えば、インターネット198
と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに
適用してもよい。もちろん、インターネット198と同
一方式により通信を行うネットワークに限らず、通常の
ネットワークに適用することもできる。
【0146】また、上記第1の実施の形態においては、
本発明に係るメッセージ処理システム、音声信号処理シ
ステム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音
声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号
処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラム
およびメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理
方法、音声信号処理方法を、図1に示すように、電子メ
ール処理端末200において、受信した電子メールの内
容を音声により読み上げるとともにその読上に対応させ
てロボット100の動作を制御する場合について適用し
たが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で
他の場合にも適用可能である。
【0147】また、上記第2の実施の形態においては、
本発明に係るメッセージ処理システム、音声信号処理シ
ステム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、音
声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号
処理プログラム、設備用プログラム、端末用プログラム
およびメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理
方法、音声信号処理方法を、図11に示すように、ロボ
ット150において、電話機250との間で送受信され
る音声信号に特定音韻が含まれていることを検出し、そ
の検出結果に基づいて、音声信号のうち特定音韻に係る
部分の音声出力に対応させてロボット150の動作を制
御する場合について適用したが、これに限らず、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能であ
る。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載のメッセージ処理システムによれば、動作制御
情報を文字列と対応付けてメッセージに埋め込むので、
一文を出力する間に動作体に複数の動作や細かい動作を
行わせることができる。また、動作体に細かい動作を行
わせるには、長い文字列に動作制御情報を対応付け、動
作制御情報の方を詳細に設定すればよい。したがって、
従来に比して、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を比
較的詳細に表現することができ、しかも文章が見づらく
なる可能性を低減することができるという効果が得られ
る。
【0149】さらに、本発明に係る請求項2ないし14
記載のメッセージ処理システムによれば、動作制御情報
を文字列と対応付けてメッセージに埋め込むので、一文
を読み上げる間にロボットに複数の動作や細かい動作を
行わせることができる。また、ロボットに細かい動作を
行わせるには、長い文字列に動作制御情報を対応付け、
動作制御情報の方を詳細に設定すればよい。したがっ
て、従来に比して、文章では伝わりにくい感情や雰囲気
を比較的詳細に表現することができ、しかも文章が見づ
らくなる可能性を低減することができるという効果が得
られる。
【0150】さらに、本発明に係る請求項3記載のメッ
セージ処理システムによれば、文字列の読上タイミング
に合わせてロボットが動作するので、文字列の読上とロ
ボットの動作との対応が把握しやすくなる。したがっ
て、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的正確に
表現することができるという効果も得られる。さらに、
本発明に係る請求項4記載のメッセージ処理システムに
よれば、ロボットの動作を可動部の駆動量レベルで規定
することができるので、文章では伝わりにくい感情や雰
囲気をさらに詳細に表現することができるという効果も
得られる。
【0151】さらに、本発明に係る請求項5ないし7記
載のメッセージ処理システムによれば、対象文字列の先
頭と末尾に指示記号を挿入するだけで動作制御情報と対
象文字列とを対応付けられるので、それらの対応付けを
比較的容易に行うことができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項6記載のメッセージ処理シ
ステムによれば、動作制御情報の先頭または末尾に動作
制御情報指示記号を挿入するだけで動作制御情報と対象
文字列とを対応付けられるので、それらの対応付けをさ
らに容易に行うことができるという効果も得られる。
【0152】さらに、本発明に係る請求項7記載のメッ
セージ処理システムによれば、所定の形式に従ってメッ
セージを表示した場合に開始指示記号および終了指示記
号が表示されないので、例えば、一文において複数の文
字列に動作制御情報を対応付けても文章が見づらくなる
ことがない。したがって、文章が見づらくなる可能性を
さらに低減することができるという効果も得られる。
【0153】さらに、本発明に係る請求項8記載のメッ
セージ処理システムによれば、メッセージの各送信者ご
とに異なる音声でメッセージの内容が読み上げられるの
で、文章では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に
表現することができるという効果も得られる。さらに、
本発明に係る請求項9記載のメッセージ処理システムに
よれば、頻出の特定文字列について動作制御情報を登録
しておけば、メッセージの送信者側で頻出の特定文字列
についてまで動作制御情報をいちいち設定しなくてもす
むので、メッセージ作成の手間を低減することができる
という効果も得られる。また、動作制御情報が埋め込ま
れていないメッセージであっても、ロボットを動作させ
ることができるので、文章では伝わりにくい感情や雰囲
気を比較的詳細に表現することができるという効果も得
られる。
【0154】さらに、本発明に係る請求項10または1
1記載のメッセージ処理システムによれば、ロボットを
動かすだけで動作制御情報を生成することができるの
で、動作制御情報生成の手間を低減することができると
いう効果も得られる。さらに、本発明に係る請求項11
記載のメッセージ処理システムによれば、メッセージの
送信者は、ロボットの動作を可動部の駆動量レベルで規
定することができるので、文章では伝わりにくい感情や
雰囲気をさらに詳細に表現することができるという効果
も得られる。また、そのための動作制御情報を、ロボッ
トを動かすだけで生成することができるので、動作制御
情報生成の手間を低減することができるという効果も得
られる。
【0155】さらに、本発明に係る請求項12または1
3記載のメッセージ処理システムによれば、送信者が動
作するだけで動作制御情報を生成することができるの
で、動作制御情報生成の手間を低減することができると
いう効果も得られる。さらに、本発明に係る請求項14
記載のメッセージ処理システムによれば、メッセージ処
理設備では、メッセージ送信者の音声によりメッセージ
の内容が読み上げられるので、文章では伝わりにくい感
情や雰囲気をさらに詳細に表現することができるという
効果も得られる。また、音声記録手段に向かって発声す
るだけで音声データを生成することができるので、音声
データ生成の手間を低減することができるという効果も
得られる。
【0156】一方、本発明に係る請求項15記載の音声
信号処理システムによれば、音声信号に特定音韻が含ま
れていると、音声信号のうち特定音韻に係る部分の音声
出力に対応させて動作体が動作するので、従来に比し
て、通話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に
表現することができるという効果が得られる。さらに、
本発明に係る請求項16ないし19記載の音声信号処理
システムによれば、音声信号に特定音韻が含まれている
と、音声信号のうち特定音韻に係る部分の音声出力に対
応させてロボットが動作するので、従来に比して、通話
では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に表現する
ことができるという効果が得られる。
【0157】さらに、本発明に係る請求項17記載の音
声信号処理システムによれば、音声出力タイミングに合
わせてロボットが動作するので、音声出力とロボットの
動作との対応が把握しやすくなる。したがって、通話で
は伝わりにくい感情や雰囲気を比較的正確に表現するこ
とができるという効果も得られる。さらに、本発明に係
る請求項18記載の音声信号処理システムによれば、ロ
ボットの動作を可動部の駆動量レベルで規定することが
できるので、通話では伝わりにくい感情や雰囲気をさら
に詳細に表現することができるという効果も得られる。
【0158】さらに、本発明に係る請求項19記載の音
声信号処理システムによれば、電話では伝わりにくい感
情や雰囲気を比較的詳細に表現することができるという
効果も得られる。一方、本発明に係る請求項20記載の
メッセージ処理設備によれば、請求項2記載のメッセー
ジ処理システムと同等の効果が得られる。
【0159】一方、本発明に係る請求項21記載のメッ
セージ送信端末によれば、請求項2記載のメッセージ処
理システムと同等の効果が得られる。一方、本発明に係
る請求項22記載の音声信号処理設備によれば、請求項
16記載の音声信号処理システムと同等の効果が得られ
る。一方、本発明に係る請求項23記載のメッセージ処
理プログラムによれば、請求項1記載のメッセージ処理
システムと同等の効果が得られる。
【0160】一方、本発明に係る請求項24記載の音声
信号処理プログラムによれば、請求項15記載の音声信
号処理システムと同等の効果が得られる。一方、本発明
に係る請求項25記載の設備用プログラムによれば、請
求項20記載のメッセージ処理設備と同等の効果が得ら
れる。一方、本発明に係る請求項26記載の端末用プロ
グラムによれば、請求項21記載のメッセージ送信端末
と同等の効果が得られる。
【0161】一方、本発明に係る請求項27記載の設備
用プログラムによれば、請求項22記載の音声信号処理
設備と同等の効果が得られる。一方、本発明に係る請求
項28記載のメッセージのデータ構造によれば、請求項
1記載のメッセージ処理システムと同等の効果が得られ
る。一方、本発明に係る請求項29記載のメッセージ処
理方法によれば、請求項1記載のメッセージ処理システ
ムと同等の効果が得られる。
【0162】一方、本発明に係る請求項30記載の音声
信号処理方法によれば、請求項15記載の音声信号処理
システムと同等の効果が得られる。一方、本発明に係る
請求項31記載のメッセージ生成方法によれば、請求項
28記載のメッセージ処理システムと同等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】ロボット100の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図3】電子メール処理端末200の構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図4】送信者別対応テーブル400のデータ構造を示
す図である。
【図5】動作制御情報登録テーブル450のデータ構造
を示す図である。
【図6】動作制御情報を埋め込んだ電子メールのデータ
構造を示す図である。
【図7】動作制御情報を埋め込んだ電子メールのデータ
構造を示す図である。
【図8】電子メール送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】電子メール受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】動作制御情報生成処理を示すフローチャート
である。
【図11】本発明を適用するネットワークシステムの構
成を示すブロック図である。
【図12】ロボット150の構成を示す機能ブロック図
である。
【図13】発信者別対応テーブル500のデータ構造を
示す図である。
【図14】ロボット動作制御処理を示すフローチャート
である。
【図15】動作制御情報生成処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
100 ロボット 102 可動部 104 回転駆動部 106 可動量検出部 108 制御部 110 I/F 200 電子メール処理端末 30 CPU 32 ROM 34 RAM 38 I/F 40 入力装置 42 記憶装置 44 表示装置 400 送信者別対応テーブル 450 動作制御情報登録テーブル 150 ロボット 152 可動部 154 回転駆動部 156 可動量検出部 250 電話機 50 CPU 52 ROM 54 RAM 58 I/F 60 記憶装置 500 発信者別対応テーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 13/00 G10L 3/00 E 13/08 H Q Fターム(参考) 2C150 AA14 CA01 CA02 CA04 DA04 DA05 DA24 DA26 DA27 DA28 DF03 DF06 DF33 DK02 ED42 ED52 EF16 EF17 EF29 EF33 EF36 3C007 AS36 CS08 JS07 KS20 KV01 MT14 WA03 WA13 WB16 WC06 5D045 AA01 AA07 AB11 5E501 AA01 AB16 BA05 BA14 BA17 CA08 (54)【発明の名称】 メッセージ処理システム、音声信号処理システム、メッセージ処理設備、メッセージ送信端末、 音声信号処理設備、メッセージ処理プログラム、音声信号処理プログラム、設備用プログラム、 端末用プログラム及びメッセージのデータ構造、並びにメッセージ処理方法、音声信号処理方法 及びメッセージ生成方法

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的又は仮想的に動作可能な動作体を
    備え、与えられたメッセージを解析し、その解析結果に
    基づいて前記メッセージの内容を順次出力するとともに
    その出力に対応させて前記動作体の動作を制御するシス
    テムであって、 前記メッセージには、前記動作体の動作を制御するため
    の動作制御情報が、当該メッセージ中の文字列と対応付
    けられて埋め込まれており、 前記メッセージを解析するメッセージ解析手段と、前記
    メッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記メッセー
    ジの内容を順次出力するメッセージ出力手段と、前記メ
    ッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記動作体の動
    作を制御する動作体制御手段とを備え、 前記動作体制御手段は、前記メッセージに含まれる動作
    制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文字
    列の出力に対応させて前記動作体を動作させるようにな
    っていることを特徴とするメッセージ処理システム。
  2. 【請求項2】 メッセージを送信するメッセージ送信端
    末と、前記メッセージを処理するメッセージ処理設備と
    を通信可能に接続し、前記メッセージ処理設備は、動作
    可能なロボットを有し、受信したメッセージを解析し、
    その解析結果に基づいて前記メッセージの内容を音声に
    より読み上げるとともにその読上に対応させて前記ロボ
    ットの動作を制御するシステムであって、 前記メッセージ送信端末は、前記ロボットの動作を制御
    するための動作制御情報を前記メッセージ中の文字列と
    対応付けて前記メッセージに埋め込む動作制御情報埋込
    手段と、前記動作制御情報埋込手段で前記動作制御情報
    を埋め込んだメッセージを前記メッセージ処理設備に送
    信するメッセージ送信手段とを有し、 前記メッセージ処理設備は、受信したメッセージを解析
    するメッセージ解析手段と、前記メッセージ解析手段の
    解析結果に基づいて前記メッセージの内容を音声により
    読み上げるメッセージ読上手段と、前記メッセージ解析
    手段の解析結果に基づいて前記ロボットの動作を制御す
    るロボット制御手段とを有し、 前記ロボット制御手段は、前記メッセージに含まれる動
    作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文
    字列の読上に対応させて前記ロボットを動作させるよう
    になっていることを特徴とするメッセージ処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ロボット制御手段は、前記メッセージに含まれる動
    作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文
    字列の読上タイミングに合わせて前記ロボットを動作さ
    せるようになっていることを特徴とするメッセージ処理
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記ロボットは、可動部と、前記可動部を駆動する駆動
    手段とを有し、 前記動作制御情報は、前記駆動手段の駆動量を示す情報
    であり、 前記ロボット制御手段は、前記メッセージに含まれる動
    作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文
    字列の読上に対応させて前記駆動手段の駆動量を制御す
    るようになっていることを特徴とするメッセージ処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかにおいて、 前記動作制御情報埋込手段は、前記動作制御情報に対応
    する開始指示記号及び終了指示記号を設定し、前記メッ
    セージ中の対象となる対象文字列の先頭に前記開始指示
    記号を、前記対象文字列の末尾に前記終了指示記号をそ
    れぞれ挿入することにより、前記動作制御情報を前記対
    象文字列と対応付けるようになっていることを特徴とす
    るメッセージ処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記動作制御情報埋込手段は、前記開始指示記号及び前
    記終了指示記号に対応する動作制御情報指示記号を設定
    し、前記動作制御情報の先頭又は末尾に前記動作制御情
    報指示記号を挿入することにより、前記動作制御情報を
    前記対象文字列と対応付けるようになっていることを特
    徴とするメッセージ処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5及び6のいずれかにおいて、 前記開始指示記号及び前記終了指示記号は、所定の形式
    に従って前記メッセージを表示した場合に表示されるこ
    とのない制御タグであることを特徴とするメッセージ処
    理システム。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7のいずれかにおいて、 前記メッセージ処理設備は、さらに、前記メッセージの
    送信者と対応付けて音声データを記憶するための音声デ
    ータ記憶手段を有し、 前記メッセージ読上手段は、前記メッセージの送信者に
    対応する音声データを前記音声データ記憶手段から読み
    出し、読み出した音声データに基づいて前記メッセージ
    の内容を音声により読み上げるようになっていることを
    特徴とするメッセージ処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至8のいずれかにおいて、 前記メッセージ処理設備は、さらに、特定文字列と対応
    付けて前記動作制御情報を記憶するための動作制御情報
    記憶手段を有し、 前記ロボット制御手段は、前記特定文字列が前記メッセ
    ージに含まれているときは、前記特定文字列に対応する
    動作制御情報を前記動作制御情報記憶手段から読み出
    し、読み出した動作制御情報に基づいて、前記特定文字
    列の読上に対応させて前記ロボットを動作させるように
    なっていることを特徴とするメッセージ処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至9のいずれかにおいて、 前記メッセージ送信端末は、さらに、前記ロボットと、
    外的作用により前記ロボットを動作させたときの当該動
    作を記録する動作記録手段と、前記動作記録手段の記録
    結果に基づいて前記動作制御情報を生成する動作制御情
    報生成手段とを有し、 前記動作制御情報埋込手段は、前記動作制御情報生成手
    段で生成した動作制御情報を前記メッセージ中の文字列
    と対応付けて前記メッセージに埋め込むようになってい
    ることを特徴とするメッセージ処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記ロボットは、可動部と、前記可動部の可動量を検出
    する可動量検出手段とを有し、 前記動作記録手段は、外的作用により前記ロボットを動
    作させたときに前記可動量検出手段で検出される可動量
    を記録するようになっており、 前記動作制御情報生成手段は、前記動作記録手段の記録
    結果に基づいて前記可動部の可動量を示す情報を前記動
    作制御情報として生成するようになっていることを特徴
    とするメッセージ処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至9のいずれかにおいて、 前記メッセージ送信端末は、さらに、対象者の動作を記
    録する動作記録手段と、前記動作記録手段の記録結果に
    基づいて前記動作制御情報を生成する動作制御情報生成
    手段とを有し、 前記動作制御情報埋込手段は、前記動作制御情報生成手
    段で生成した動作制御情報を前記メッセージ中の文字列
    と対応付けて前記メッセージに埋め込むようになってい
    ることを特徴とするメッセージ処理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記動作記録手段は、モーションキャプチャであること
    を特徴とするメッセージ処理システム。
  14. 【請求項14】 請求項2乃至13のいずれかにおい
    て、 前記メッセージ送信端末は、さらに、音声をデータとし
    て記録する音声記録手段と、前記音声記録手段で記録し
    た音声データを前記メッセージに添付する音声データ添
    付手段とを有し、 前記メッセージ送信手段は、前記動作制御情報埋込手段
    で前記動作制御情報を埋め込み且つ前記音声データ添付
    手段で前記音声データを添付したメッセージを前記メッ
    セージ処理設備に送信するようになっており、 前記メッセージ読上手段は、前記メッセージに含まれる
    音声データに基づいて前記メッセージの内容を音声によ
    り読み上げるようになっていることを特徴とするメッセ
    ージ処理システム。
  15. 【請求項15】 物理的又は仮想的に動作可能な動作体
    を備え、与えられた音声信号に基づいて音声を出力する
    とともにその出力に対応させて前記動作体の動作を制御
    するシステムであって、 前記音声信号に基づいて音声を出力する音声出力手段
    と、前記音声信号に特定音韻が含まれていることを検出
    する特定音韻検出手段と、前記特定音韻検出手段の検出
    結果に基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御
    手段とを備え、前記動作体制御手段は、前記音声信号の
    うち前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前
    記動作体を動作させるようになっていることを特徴とす
    る音声信号処理システム。
  16. 【請求項16】 音声信号を送信する音声信号送信端末
    と、前記音声信号を処理する音声信号処理設備とを通信
    可能に接続し、前記音声信号処理設備は、動作可能なロ
    ボットを有し、受信した音声信号に基づいて音声を出力
    するとともにその出力に対応させて前記ロボットの動作
    を制御するシステムであって、 前記音声信号処理設備は、前記ロボットの動作を制御す
    るための動作制御情報を特定音韻と対応付けて記憶する
    ための動作制御情報記憶手段と、受信した音声信号に基
    づいて音声を出力する音声出力手段と、前記音声信号に
    前記特定音韻が含まれていることを検出する特定音韻検
    出手段と、前記特定音韻検出手段の検出結果に基づいて
    前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段とを有
    し、 前記ロボット制御手段は、前記特定音韻に対応する動作
    制御情報を前記動作制御情報記憶手段から読み出し、読
    み出した動作制御情報に基づいて、前記音声信号のうち
    前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前記ロ
    ボットを動作させるようになっていることを特徴とする
    音声信号処理システム。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記ロボット制御手段は、読み出した動作制御情報に基
    づいて、前記音声信号のうち前記特定音韻に係る部分の
    音声出力タイミングに合わせて前記ロボットを動作させ
    るようになっていることを特徴とする音声信号処理シス
    テム。
  18. 【請求項18】 請求項16及び17のいずれかにおい
    て、 前記ロボットは、可動部と、前記可動部を駆動する駆動
    手段とを有し、 前記動作制御情報は、前記駆動手段の駆動量を示す情報
    であり、 前記ロボット制御手段は、読み出した動作制御情報に基
    づいて、前記音声信号のうち前記特定音韻に係る部分の
    音声出力に対応させて前記駆動手段の駆動量を制御する
    ようになっていることを特徴とする音声信号処理システ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項16乃至18のいずれかにおい
    て、 前記音声出力手段は、電話機であることを特徴とする音
    声信号処理システム。
  20. 【請求項20】 請求項2記載のメッセージ処理システ
    ムにおけるメッセージ送信端末と通信可能に接続する設
    備であって、 受信したメッセージを解析するメッセージ解析手段と、
    前記メッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記メッ
    セージの内容を音声により読み上げるメッセージ読上手
    段と、前記メッセージ解析手段の解析結果に基づいて前
    記ロボットの動作を制御するロボット制御手段とを備
    え、 前記ロボット制御手段は、前記メッセージに含まれる動
    作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文
    字列の読上に対応させて前記ロボットを動作させるよう
    になっていることを特徴とするメッセージ処理設備。
  21. 【請求項21】 請求項2記載のメッセージ処理システ
    ムにおけるメッセージ処理設備と通信可能に接続する端
    末であって、 前記ロボットの動作を制御するための動作制御情報を前
    記メッセージ中の文字列と対応付けて前記メッセージに
    埋め込む動作制御情報埋込手段と、前記動作制御情報埋
    込手段で前記動作制御情報を埋め込んだメッセージを前
    記メッセージ処理設備に送信するメッセージ送信手段と
    を備えることを特徴とするメッセージ送信端末。
  22. 【請求項22】 請求項16記載の音声信号処理システ
    ムにおける音声信号送信端末と通信可能に接続する設備
    であって、 前記ロボットの動作を制御するための動作制御情報を特
    定音韻と対応付けて記憶するための動作制御情報記憶手
    段と、受信した音声信号に基づいて音声を出力する音声
    出力手段と、前記音声信号に前記特定音韻が含まれてい
    ることを検出する特定音韻検出手段と、前記特定音韻検
    出手段の検出結果に基づいて前記ロボットの動作を制御
    するロボット制御手段とを備え、 前記ロボット制御手段は、前記特定音韻に対応する動作
    制御情報を前記動作制御情報記憶手段から読み出し、読
    み出した動作制御情報に基づいて、前記音声信号のうち
    前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前記ロ
    ボットを動作させるようになっていることを特徴とする
    音声信号処理設備。
  23. 【請求項23】 与えられたメッセージを解析し、その
    解析結果に基づいて前記メッセージの内容を順次出力す
    るとともにその出力に対応させて物理的又は仮想的に動
    作可能な動作体の動作を制御するプログラムであって、 前記メッセージには、前記動作体の動作を制御するため
    の動作制御情報が、当該メッセージ中の文字列と対応付
    けられて埋め込まれており、 前記メッセージを解析するメッセージ解析手段、前記メ
    ッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記メッセージ
    の内容を順次出力するメッセージ出力手段、及び前記メ
    ッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記動作体の動
    作を制御する動作体制御手段として実現される処理をコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムであり、 前記動作体制御手段は、前記メッセージに含まれる動作
    制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文字
    列の出力に対応させて前記動作体を動作させるようにな
    っていることを特徴とするメッセージ処理プログラム。
  24. 【請求項24】 与えられた音声信号に基づいて音声を
    出力するとともにその出力に対応させて物理的又は仮想
    的に動作可能な動作体の動作を制御するプログラムであ
    って、 前記音声信号に基づいて音声を出力する音声出力手段、
    前記音声信号に特定音韻が含まれていることを検出する
    特定音韻検出手段、及び前記特定音韻検出手段の検出結
    果に基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手
    段として実現される処理をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムであり、 前記動作体制御手段は、前記音声信号のうち前記特定音
    韻に係る部分の音声出力に対応させて前記動作体を動作
    させるようになっていることを特徴とする音声信号処理
    プログラム。
  25. 【請求項25】 コンピュータシステムからなる請求項
    20記載のメッセージ処理設備に実行させるためのプロ
    グラムであって、 受信したメッセージを解析するメッセージ解析手段、前
    記メッセージ解析手段の解析結果に基づいて前記メッセ
    ージの内容を音声により読み上げるメッセージ読上手
    段、及び前記メッセージ解析手段の解析結果に基づいて
    前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段として
    実現される処理を実行させるためのプログラムであり、 前記ロボット制御手段は、前記メッセージに含まれる動
    作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する文
    字列の読上に対応させて前記ロボットを動作させるよう
    になっていることを特徴とする設備用プログラム。
  26. 【請求項26】 コンピュータからなる請求項21記載
    のメッセージ送信端末に実行させるためのプログラムで
    あって、 前記ロボットの動作を制御するための動作制御情報を前
    記メッセージ中の文字列と対応付けて前記メッセージに
    埋め込む動作制御情報埋込手段、及び前記動作制御情報
    埋込手段で前記動作制御情報を埋め込んだメッセージを
    前記メッセージ処理設備に送信するメッセージ送信手段
    として実現される処理を実行させるためのプログラムで
    あることを特徴とする端末用プログラム。
  27. 【請求項27】 コンピュータシステムからなる請求項
    22記載の音声信号処理設備に実行させるためのプログ
    ラムであって、 受信した音声信号に基づいて音声を出力する音声出力手
    段、前記音声信号に前記特定音韻が含まれていることを
    検出する特定音韻検出手段、及び前記特定音韻検出手段
    の検出結果に基づいて前記ロボットの動作を制御するロ
    ボット制御手段として実現される処理を実行させるため
    のプログラムであり、 前記ロボット制御手段は、前記特定音韻に対応する動作
    制御情報を前記動作制御情報記憶手段から読み出し、読
    み出した動作制御情報に基づいて、前記音声信号のうち
    前記特定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前記ロ
    ボットを動作させるようになっていることを特徴とする
    設備用プログラム。
  28. 【請求項28】 請求項1記載のメッセージ処理システ
    ムにおけるメッセージのデータ構造であって、 前記動作体の動作を制御するための動作制御情報が、当
    該メッセージ中の文字列と対応付けられて埋め込まれて
    いることを特徴とするメッセージのデータ構造。
  29. 【請求項29】 与えられたメッセージを解析し、その
    解析結果に基づいて前記メッセージの内容を順次出力す
    るとともにその出力に対応させて物理的又は仮想的に動
    作可能な動作体の動作を制御する方法であって、 前記メッセージには、前記動作体の動作を制御するため
    の動作制御情報が、当該メッセージ中の文字列と対応付
    けられて埋め込まれており、 前記メッセージを解析するメッセージ解析ステップと、
    前記メッセージ解析ステップの解析結果に基づいて前記
    メッセージの内容を順次出力するメッセージ出力ステッ
    プと、前記メッセージ解析ステップの解析結果に基づい
    て前記動作体の動作を制御する動作体制御ステップとを
    含み、 前記動作体制御ステップは、前記メッセージに含まれる
    動作制御情報に基づいて、当該動作制御情報に対応する
    文字列の出力に対応させて前記動作体を動作させること
    を特徴とするメッセージ処理方法。
  30. 【請求項30】 与えられた音声信号に基づいて音声を
    出力するとともにその出力に対応させて物理的又は仮想
    的に動作可能な動作体の動作を制御する方法であって、 前記音声信号に基づいて音声を出力する音声出力ステッ
    プと、前記音声信号に特定音韻が含まれていることを検
    出する特定音韻検出ステップと、前記特定音韻検出ステ
    ップの検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御する
    動作体制御ステップとを備え、 前記動作体制御ステップは、前記音声信号のうち前記特
    定音韻に係る部分の音声出力に対応させて前記動作体を
    動作させることを特徴とする音声信号処理方法。
  31. 【請求項31】 請求項1記載のメッセージ処理システ
    ムにおけるメッセージを生成する方法であって、 前記動作体の動作を制御するための動作制御情報を前記
    メッセージ中の文字列と対応付けて前記メッセージに埋
    め込む動作制御情報埋込ステップを含むことを特徴とす
    るメッセージ生成方法。
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