JP2003307723A - 抵抗式タッチパネルおよびこれを備えた液晶表示装置 - Google Patents
抵抗式タッチパネルおよびこれを備えた液晶表示装置Info
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- JP2003307723A JP2003307723A JP2002114840A JP2002114840A JP2003307723A JP 2003307723 A JP2003307723 A JP 2003307723A JP 2002114840 A JP2002114840 A JP 2002114840A JP 2002114840 A JP2002114840 A JP 2002114840A JP 2003307723 A JP2003307723 A JP 2003307723A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】額縁部を狭小化することが可能な抵抗式タッチ
パネルを提供する。 【解決手段】上部透明電極膜4が形成された可撓性を有
する上部透明基板3と、下部透明電極膜6が形成された
下部透明基板7と、上部透明基板3の部分的な変形によ
って互いに接触可能に対向配置された上部透明電極膜4
と下部透明電極膜6との距離を規定しかつ上部透明基板
3と下部透明基板6との外周部を上部透明電極膜4を介
して固定する固定部材8とを有し、下部透明基板7側に
液晶表示装置本体20が対向配置される抵抗式タッチパ
ネル2であって、上部透明基板3の表面には、液晶表示
装置本体20に必要な機能性フィルム30,31が貼着
されている。
パネルを提供する。 【解決手段】上部透明電極膜4が形成された可撓性を有
する上部透明基板3と、下部透明電極膜6が形成された
下部透明基板7と、上部透明基板3の部分的な変形によ
って互いに接触可能に対向配置された上部透明電極膜4
と下部透明電極膜6との距離を規定しかつ上部透明基板
3と下部透明基板6との外周部を上部透明電極膜4を介
して固定する固定部材8とを有し、下部透明基板7側に
液晶表示装置本体20が対向配置される抵抗式タッチパ
ネル2であって、上部透明基板3の表面には、液晶表示
装置本体20に必要な機能性フィルム30,31が貼着
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置本体
上に配置される抵抗式タッチパネルおよびこの抵抗式タ
ッチパネルを備えた液晶表示装置に関する。
上に配置される抵抗式タッチパネルおよびこの抵抗式タ
ッチパネルを備えた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抵抗式タッチパネルは、携帯情報端末、
携帯電話、カムコーダー、デジタルスチルカメラなどの
各種モーバイル機器において、液晶表示装置本体の画面
上に配置され、タッチペンや指先を用いて外部からデー
タを入力するための入力インターフェースとして多用さ
れている。
携帯電話、カムコーダー、デジタルスチルカメラなどの
各種モーバイル機器において、液晶表示装置本体の画面
上に配置され、タッチペンや指先を用いて外部からデー
タを入力するための入力インターフェースとして多用さ
れている。
【0003】図5は、抵抗式タッチパネルが液晶表示装
置本体の画面上に配置された液晶表示装置の構造の一例
を示す図であって、(a)は断面図であり、(b)は
(a)に示す抵抗式タッチパネルと液晶表示装置本体と
の位置関係を示す正面図である。図5(a)に示すよう
に、液晶表示装置100は、この液晶表示装置100が
組み込まれる機器の筐体140に対して固定された、抵
抗式タッチパネル101と液晶表示装置本体200とを
有する。
置本体の画面上に配置された液晶表示装置の構造の一例
を示す図であって、(a)は断面図であり、(b)は
(a)に示す抵抗式タッチパネルと液晶表示装置本体と
の位置関係を示す正面図である。図5(a)に示すよう
に、液晶表示装置100は、この液晶表示装置100が
組み込まれる機器の筐体140に対して固定された、抵
抗式タッチパネル101と液晶表示装置本体200とを
有する。
【0004】抵抗式タッチパネル101は、ガラスやプ
ラスチック及びフィルムから形成された上部透明基板1
02と、この上部透明基板102の表面に形成された、
たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)膜等からなる上部
透明電極膜103と、ガラスやプラスチック及びフィル
ムから形成された下部透明基板105と、この下部透明
基板105の表面に形成され、上部透明電極膜103に
対向配置された、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)
膜等からなる下部透明電極膜106とを有する。上部
透明基板102と下部透明基板105の外周部には、上
部透明電極膜103と下部透明電極膜106との距離を
規定し、かつ上部透明基板102と下部透明基板105
とを固定するための電気的絶縁性材料からなる両面粘着
テープ108が設けられている。この両面粘着テープ1
08は、上部透明基板102に対して上部透明電極膜1
03を介して貼着されているとともに、下部透明基板1
05に直接貼着されている。また、下部透明電極膜10
6の外周部は、電気的に絶縁性の樹脂107によって絶
縁されている。下部透明電極膜106の表面には、上部
透明基板102の撓み等により、上部透明電極膜103
と下部透明電極膜106とが非データ入力時に接触する
のを防ぐための複数のスペーサ104が形成されてい
る。
ラスチック及びフィルムから形成された上部透明基板1
02と、この上部透明基板102の表面に形成された、
たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)膜等からなる上部
透明電極膜103と、ガラスやプラスチック及びフィル
ムから形成された下部透明基板105と、この下部透明
基板105の表面に形成され、上部透明電極膜103に
対向配置された、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)
膜等からなる下部透明電極膜106とを有する。上部
透明基板102と下部透明基板105の外周部には、上
部透明電極膜103と下部透明電極膜106との距離を
規定し、かつ上部透明基板102と下部透明基板105
とを固定するための電気的絶縁性材料からなる両面粘着
テープ108が設けられている。この両面粘着テープ1
08は、上部透明基板102に対して上部透明電極膜1
03を介して貼着されているとともに、下部透明基板1
05に直接貼着されている。また、下部透明電極膜10
6の外周部は、電気的に絶縁性の樹脂107によって絶
縁されている。下部透明電極膜106の表面には、上部
透明基板102の撓み等により、上部透明電極膜103
と下部透明電極膜106とが非データ入力時に接触する
のを防ぐための複数のスペーサ104が形成されてい
る。
【0005】上記構成の液晶表示装置100では、上部
透明基板102の上方に位置された筐体140の開口部
141を通じて、たとえば、データ入力用のペン150
の先端部151により上部透明基板102を押圧するこ
とにより、液晶表示装置本体200の画面の表示に応じ
たデータが入力可能となっている。すなわち、データ入
力用のペン150の先端部151により上部透明基板1
02を押圧することにより、上部透明基板102が部分
的に変形し、上部透明基板102に形成された上部透明
電極膜103と下部透明基板105に形成された下部透
明電極膜106とが部分的に接触する。この接触位置に
応じた上部透明電極膜103および下部透明電極膜10
6の抵抗値を検出し、検出した抵抗値に基づいて接触位
置を特定し、この接触位置に対応する液晶表示装置本体
200の画面に表示されたデータとが対応づけられて液
晶表示装置100が組み込まれた機器に入力される。
透明基板102の上方に位置された筐体140の開口部
141を通じて、たとえば、データ入力用のペン150
の先端部151により上部透明基板102を押圧するこ
とにより、液晶表示装置本体200の画面の表示に応じ
たデータが入力可能となっている。すなわち、データ入
力用のペン150の先端部151により上部透明基板1
02を押圧することにより、上部透明基板102が部分
的に変形し、上部透明基板102に形成された上部透明
電極膜103と下部透明基板105に形成された下部透
明電極膜106とが部分的に接触する。この接触位置に
応じた上部透明電極膜103および下部透明電極膜10
6の抵抗値を検出し、検出した抵抗値に基づいて接触位
置を特定し、この接触位置に対応する液晶表示装置本体
200の画面に表示されたデータとが対応づけられて液
晶表示装置100が組み込まれた機器に入力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
液晶表示装置100は、当該液晶表示装置100が組み
込まれる機器の小型化、薄型化の観点から、液晶表示装
置本体200の表示領域の面積を最大限確保しつつ液晶
表示装置本体200および抵抗式タッチパネル101の
外形の小型化が必要である。すなわち、表示領域の外周
に配置されるいわゆる額縁部分の狭小化が必要である。
抵抗式タッチパネルや液晶表示装置本体を小型化、薄型
化する技術としては、たとえば、特開平10−9693
9号公報、特開2001−296971号公報、特開2
001−216090号公報等に開示されている。
液晶表示装置100は、当該液晶表示装置100が組み
込まれる機器の小型化、薄型化の観点から、液晶表示装
置本体200の表示領域の面積を最大限確保しつつ液晶
表示装置本体200および抵抗式タッチパネル101の
外形の小型化が必要である。すなわち、表示領域の外周
に配置されるいわゆる額縁部分の狭小化が必要である。
抵抗式タッチパネルや液晶表示装置本体を小型化、薄型
化する技術としては、たとえば、特開平10−9693
9号公報、特開2001−296971号公報、特開2
001−216090号公報等に開示されている。
【0007】一方、抵抗式タッチパネル101は、上部
透明基板102の外周部を押圧すると、図5(a)にお
いて円Aで示す両面粘着テープ108の内周縁と上部透
明電極膜103との間で、上部透明基板102の変形に
より応力の集中が発生しやすい。両面粘着テープ108
の内周縁と上部透明電極膜103との間に応力が集中す
ると、上部透明電極膜103がダメージを受ける可能性
がある。上部透明電極膜103がダメージを受けると、
上部透明電極膜103の抵抗値が変動し、上部透明電極
膜103と下部透明電極膜106との接触位置を正確に
検出することができなくなる可能性がある。このため、
抵抗式タッチパネル101においては、上部透明基板1
02の外周部を筐体140によって覆い、上部透明基板
102の表面を液晶表示装置本体200の表示領域が存
在する入力動作領域と表示領域が存在しない入力禁止エ
リアに区分している。すなわち、図5(b)に示すよう
に、筐体140の開口141によって入力動作領域R2
と入力禁止領域R3とを規定している。なお、図5
(b)において、入力動作領域R2の内側の領域R1は
液晶表示装置本体200の画像を表示する表示領域を示
している。
透明基板102の外周部を押圧すると、図5(a)にお
いて円Aで示す両面粘着テープ108の内周縁と上部透
明電極膜103との間で、上部透明基板102の変形に
より応力の集中が発生しやすい。両面粘着テープ108
の内周縁と上部透明電極膜103との間に応力が集中す
ると、上部透明電極膜103がダメージを受ける可能性
がある。上部透明電極膜103がダメージを受けると、
上部透明電極膜103の抵抗値が変動し、上部透明電極
膜103と下部透明電極膜106との接触位置を正確に
検出することができなくなる可能性がある。このため、
抵抗式タッチパネル101においては、上部透明基板1
02の外周部を筐体140によって覆い、上部透明基板
102の表面を液晶表示装置本体200の表示領域が存
在する入力動作領域と表示領域が存在しない入力禁止エ
リアに区分している。すなわち、図5(b)に示すよう
に、筐体140の開口141によって入力動作領域R2
と入力禁止領域R3とを規定している。なお、図5
(b)において、入力動作領域R2の内側の領域R1は
液晶表示装置本体200の画像を表示する表示領域を示
している。
【0008】上記のように、抵抗式タッチパネル101
を入力動作領域R2と入力禁止領域R3とに分けた場
合、入力禁止領域R3の寸法は、上部透明基板102の
強度等に依存する。すなわち、上部透明基板102の強
度が低いと、両面粘着テープ108の内周縁と上部透明
電極膜103との間に応力が集中しやすくなるため、入
力禁止領域R3の寸法を十分に確保する必要がある。し
かしながら、入力禁止領域R3の寸法を十分に確保する
と、図5(b)に示すように、抵抗式タッチパネル10
1の外形寸法S1が液晶表示装置本体200の外形寸法
S2よりも大きくなってしまい、液晶表示装置100が
組み込まれる機器の小型化が難しいという問題が存在し
た。また、液晶表示装置本体200の額縁の狭小化を進
めていっても、抵抗式タッチパネル101の入力禁止領
域R3(額縁部分)をそれに合わせて狭小化できない
と、機器全体としての小型化を達成できない。
を入力動作領域R2と入力禁止領域R3とに分けた場
合、入力禁止領域R3の寸法は、上部透明基板102の
強度等に依存する。すなわち、上部透明基板102の強
度が低いと、両面粘着テープ108の内周縁と上部透明
電極膜103との間に応力が集中しやすくなるため、入
力禁止領域R3の寸法を十分に確保する必要がある。し
かしながら、入力禁止領域R3の寸法を十分に確保する
と、図5(b)に示すように、抵抗式タッチパネル10
1の外形寸法S1が液晶表示装置本体200の外形寸法
S2よりも大きくなってしまい、液晶表示装置100が
組み込まれる機器の小型化が難しいという問題が存在し
た。また、液晶表示装置本体200の額縁の狭小化を進
めていっても、抵抗式タッチパネル101の入力禁止領
域R3(額縁部分)をそれに合わせて狭小化できない
と、機器全体としての小型化を達成できない。
【0009】本発明は、上述した従来の問題に鑑みて成
されたものであって、その目的は、入力禁止領域、すな
わち額縁領域を狭小化することが可能な抵抗式タッチパ
ネルおよびこの抵抗式タッチパネルを備えた液晶表示装
置を提供することにある。
されたものであって、その目的は、入力禁止領域、すな
わち額縁領域を狭小化することが可能な抵抗式タッチパ
ネルおよびこの抵抗式タッチパネルを備えた液晶表示装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の抵抗式タッチパ
ネルは、上部透明電極膜が形成された可撓性を有する上
部透明基板と、下部透明電極膜が形成された下部透明基
板と、前記上部透明基板の部分的な変形によって互いに
接触可能に対向配置された前記上部透明電極膜と前記下
部透明電極膜との距離を規定しかつ前記上部透明基板と
前記下部透明基板との外周部を前記上部透明電極膜を介
して固定する固定部材とを有し、前記下部透明基板側に
液晶表示装置本体が対向配置される抵抗式タッチパネル
であって、前記上部透明基板の表面には、少なくとも前
記固定部材によって囲まれる領域の内側に位置する前記
液晶表示装置本体の表示領域の寸法より大きい寸法の前
記液晶表示装置本体に必要な機能性フィルムが貼着され
ている。
ネルは、上部透明電極膜が形成された可撓性を有する上
部透明基板と、下部透明電極膜が形成された下部透明基
板と、前記上部透明基板の部分的な変形によって互いに
接触可能に対向配置された前記上部透明電極膜と前記下
部透明電極膜との距離を規定しかつ前記上部透明基板と
前記下部透明基板との外周部を前記上部透明電極膜を介
して固定する固定部材とを有し、前記下部透明基板側に
液晶表示装置本体が対向配置される抵抗式タッチパネル
であって、前記上部透明基板の表面には、少なくとも前
記固定部材によって囲まれる領域の内側に位置する前記
液晶表示装置本体の表示領域の寸法より大きい寸法の前
記液晶表示装置本体に必要な機能性フィルムが貼着され
ている。
【0011】本発明の液晶表示装置は、上部透明電極膜
が形成された可撓性を有する上部透明基板と、下部透明
電極膜が形成された下部透明基板と、前記上部透明基板
の変形によって部分的に互いに接触可能に対向配置され
た前記上部透明電極膜と前記下部透明電極膜との距離を
規定しかつ前記上部透明基板と前記下部透明基板との外
周部を前記上部透明電極膜を介して固定する固定部材と
を有する抵抗式タッチパネルと、前記下部透明基板側に
対向配置された液晶表示装置本体とを有し、前記上部透
明基板の表面には、少なくとも前記固定部材によって囲
まれる領域の内側に位置する前記液晶表示装置本体の表
示領域の寸法より大きい寸法の当該液晶表示装置本体に
必要な機能性フィルムが貼着されている。
が形成された可撓性を有する上部透明基板と、下部透明
電極膜が形成された下部透明基板と、前記上部透明基板
の変形によって部分的に互いに接触可能に対向配置され
た前記上部透明電極膜と前記下部透明電極膜との距離を
規定しかつ前記上部透明基板と前記下部透明基板との外
周部を前記上部透明電極膜を介して固定する固定部材と
を有する抵抗式タッチパネルと、前記下部透明基板側に
対向配置された液晶表示装置本体とを有し、前記上部透
明基板の表面には、少なくとも前記固定部材によって囲
まれる領域の内側に位置する前記液晶表示装置本体の表
示領域の寸法より大きい寸法の当該液晶表示装置本体に
必要な機能性フィルムが貼着されている。
【0012】本発明では、上部透明電極膜が形成された
可撓性を有する上部透明基板の表面に液晶表示装置本体
に必要な機能性フィルムを貼着している。この機能性フ
ィルムを少なくとも液晶表示装置本体の表示領域の寸法
より大きい寸法で貼着することで、上部透明基板のデー
タ入力により押圧される領域の耐久性が向上する。ま
た、押圧による上部透明基板に印加される衝撃が機能性
フィルムによって緩和される。
可撓性を有する上部透明基板の表面に液晶表示装置本体
に必要な機能性フィルムを貼着している。この機能性フ
ィルムを少なくとも液晶表示装置本体の表示領域の寸法
より大きい寸法で貼着することで、上部透明基板のデー
タ入力により押圧される領域の耐久性が向上する。ま
た、押圧による上部透明基板に印加される衝撃が機能性
フィルムによって緩和される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る液晶表示装置の構造を示す図であって、(a)
は断面図であり、(b)は(a)に示す抵抗式タッチパ
ネルと液晶表示装置本体との位置関係を示す正面図であ
る。本実施形態に係る液晶表示装置1は、たとえば、携
帯情報端末、携帯電話、カムコーダー、デジタルスチル
カメラなどの各種機器に組み込まれ、各種情報を表示す
る表示装置および外部からデータを入力するための入力
インターフェースとして機能する。
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る液晶表示装置の構造を示す図であって、(a)
は断面図であり、(b)は(a)に示す抵抗式タッチパ
ネルと液晶表示装置本体との位置関係を示す正面図であ
る。本実施形態に係る液晶表示装置1は、たとえば、携
帯情報端末、携帯電話、カムコーダー、デジタルスチル
カメラなどの各種機器に組み込まれ、各種情報を表示す
る表示装置および外部からデータを入力するための入力
インターフェースとして機能する。
【0014】図1(a)に示すように、液晶表示装置1
は、抵抗式タッチパネル2と、液晶表示装置本体20
と、筐体40とを有する。
は、抵抗式タッチパネル2と、液晶表示装置本体20
と、筐体40とを有する。
【0015】抵抗式タッチパネル2は、筐体40内に固
定されている。抵抗式タッチパネル2は、上部透明基板
3と、上部透明基板3の表面に形成された上部透明電極
膜4と、下部透明基板7と、下部透明基板7の表面に形
成された下部透明電極6と、固定部材8とを有してい
る。
定されている。抵抗式タッチパネル2は、上部透明基板
3と、上部透明基板3の表面に形成された上部透明電極
膜4と、下部透明基板7と、下部透明基板7の表面に形
成された下部透明電極6と、固定部材8とを有してい
る。
【0016】上部透明基板3は、外形が矩形のガラスや
プラスチック及びフィルム等の電気的絶縁性を有し光を
透過する材料で形成されており、かつ可撓性を有する。
この上部透明基板3の上面には、後述する本発明の機能
性フィルムとしての偏光板31および位相差板31が貼
着されている。
プラスチック及びフィルム等の電気的絶縁性を有し光を
透過する材料で形成されており、かつ可撓性を有する。
この上部透明基板3の上面には、後述する本発明の機能
性フィルムとしての偏光板31および位相差板31が貼
着されている。
【0017】上部透明電極膜4は、上部透明基板3の下
面に全面的に所定の厚さで形成されている。上部透明電
極膜4は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)膜等か
らなる透明で導電性を有する膜で形成されている。上部
透明電極膜4の膜厚は、たとえば、0.05μm〜0.
1μm程度である。
面に全面的に所定の厚さで形成されている。上部透明電
極膜4は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)膜等か
らなる透明で導電性を有する膜で形成されている。上部
透明電極膜4の膜厚は、たとえば、0.05μm〜0.
1μm程度である。
【0018】下部透明基板7は、外形が矩形のガラスや
プラスチック等の電気的絶縁性を有し光を透過する材料
で形成されている。下部透明電極膜6は、下部透明基板
7の上面に所定の厚さで形成されている。下部透明電極
膜6は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)膜等から
なる透明で導電性を有する膜で形成されている。下部透
明電極膜6の膜厚は、たとえば、0.05μm〜0.1
μm程度である。下部透明電極膜6は、下部透明基板7
の外周部に形成された絶縁樹脂膜9によって電気的に絶
縁されている。下部透明電極膜6上には、電気的に絶縁
性の材料からなる複数のスペーサ5が設けられている。
このスペーサ5は、少なくとも図5(b)に示す液晶表
示装置本体20の表示領域R1に対応する範囲に多数設
けられている。スペーサ5は、上部透明電極膜4と下部
透明電極膜6とが非データ入力時に接触するのを防ぐ役
割を果たす。
プラスチック等の電気的絶縁性を有し光を透過する材料
で形成されている。下部透明電極膜6は、下部透明基板
7の上面に所定の厚さで形成されている。下部透明電極
膜6は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)膜等から
なる透明で導電性を有する膜で形成されている。下部透
明電極膜6の膜厚は、たとえば、0.05μm〜0.1
μm程度である。下部透明電極膜6は、下部透明基板7
の外周部に形成された絶縁樹脂膜9によって電気的に絶
縁されている。下部透明電極膜6上には、電気的に絶縁
性の材料からなる複数のスペーサ5が設けられている。
このスペーサ5は、少なくとも図5(b)に示す液晶表
示装置本体20の表示領域R1に対応する範囲に多数設
けられている。スペーサ5は、上部透明電極膜4と下部
透明電極膜6とが非データ入力時に接触するのを防ぐ役
割を果たす。
【0019】固定部材8は、上部透明基板3および下部
透明基板7の外周部に連続的に配置され、上部透明基板
3と下部透明基板7との外周部を固定している。上部透
明基板3と固定部材8との間には、上部透明電極膜4が
介在している。この固定部材8は、上部透明電極膜4と
下部透明電極膜6との間の距離を所定の距離に規定して
いる。固定部材8には、たとえば、電気的に絶縁性の、
両面粘着テープ等が用いられる。
透明基板7の外周部に連続的に配置され、上部透明基板
3と下部透明基板7との外周部を固定している。上部透
明基板3と固定部材8との間には、上部透明電極膜4が
介在している。この固定部材8は、上部透明電極膜4と
下部透明電極膜6との間の距離を所定の距離に規定して
いる。固定部材8には、たとえば、電気的に絶縁性の、
両面粘着テープ等が用いられる。
【0020】筐体40は、液晶表示装置1が組み込まれ
る機器の筐体の一部を構成している。この筐体40は、
本発明の保護部材の一実施例であり、抵抗式タッチパネ
ル2および液晶表示装置本体20の周囲を覆うととも
に、上部透明基板3の外周部を覆い、また、液晶表示装
置本体20の表示領域R1が外部から見えるように所定
形状の開口部41を備えている。この開口部41は、図
5(b)に示すように、液晶表示装置本体20の表示領
域R1に略一致する形状および寸法を有している。ま
た、開口部41は、たとえば、図5(a)に示すデータ
入力用のペン50の先端部51が上部透明基板3の表面
を押圧可能な範囲である入力動作領域R2を規定してい
る。上部透明基板3における入力動作領域R2の外周部
が、データ入力用のペン50の先端部51による押圧が
禁止される入力禁止領域R3となっている。
る機器の筐体の一部を構成している。この筐体40は、
本発明の保護部材の一実施例であり、抵抗式タッチパネ
ル2および液晶表示装置本体20の周囲を覆うととも
に、上部透明基板3の外周部を覆い、また、液晶表示装
置本体20の表示領域R1が外部から見えるように所定
形状の開口部41を備えている。この開口部41は、図
5(b)に示すように、液晶表示装置本体20の表示領
域R1に略一致する形状および寸法を有している。ま
た、開口部41は、たとえば、図5(a)に示すデータ
入力用のペン50の先端部51が上部透明基板3の表面
を押圧可能な範囲である入力動作領域R2を規定してい
る。上部透明基板3における入力動作領域R2の外周部
が、データ入力用のペン50の先端部51による押圧が
禁止される入力禁止領域R3となっている。
【0021】図2は、タッチパネル2の検出原理を説明
するための図である。図2に示すように、上部透明電極
膜4の一方の対辺には、たとえば、銀ペースト等の材料
からなる平行な一対のリード電極11,12が電気的に
接続され、下部透明電極膜6の他方の対辺には銀ペース
ト等の材料からなる平行な一対のリード電極13,14
が電気的に接続されている。上部透明基板3を、たとえ
ば、データ入力用のペン50の先端部51によって押圧
して、上部透明電極膜4および下部透明電極膜6の点P
の箇所を点接触させたとき、上部透明電極膜4に電圧E
を印加し、かつ、下部透明電極膜6には電圧を印加しな
いことによって、上部透明電極膜4にはX方向に電位勾
配が生じ、上部透明電極膜4上の点Pに分圧された電圧
exが生じ、この電圧exは下部透明電極膜6側の分圧
出力端16から検出される。ここで、点Pの座標を
(x,y)およびリード電極11,12間の距離をD1
とすると、ex/E=x/D1という関係により、電圧
exから点Pのx座標を求めることができる。
するための図である。図2に示すように、上部透明電極
膜4の一方の対辺には、たとえば、銀ペースト等の材料
からなる平行な一対のリード電極11,12が電気的に
接続され、下部透明電極膜6の他方の対辺には銀ペース
ト等の材料からなる平行な一対のリード電極13,14
が電気的に接続されている。上部透明基板3を、たとえ
ば、データ入力用のペン50の先端部51によって押圧
して、上部透明電極膜4および下部透明電極膜6の点P
の箇所を点接触させたとき、上部透明電極膜4に電圧E
を印加し、かつ、下部透明電極膜6には電圧を印加しな
いことによって、上部透明電極膜4にはX方向に電位勾
配が生じ、上部透明電極膜4上の点Pに分圧された電圧
exが生じ、この電圧exは下部透明電極膜6側の分圧
出力端16から検出される。ここで、点Pの座標を
(x,y)およびリード電極11,12間の距離をD1
とすると、ex/E=x/D1という関係により、電圧
exから点Pのx座標を求めることができる。
【0022】また、下部透明電極膜6のリード電極1
3,14間に電圧Eを印加し、かつ、リード電極11,
12間に電圧を印加しないことによって、下部透明電極
膜6上の点Pに分圧された電圧eyが生じ、この電圧e
yは、上部透明電極膜4側の分圧出力端15から検出さ
れる。ここで、点Pの座標を(x,y)およびリード電
極13,14間の距離をD2とすると、ey/E=y/
D2という関係により、電圧eyから点Pのy座標を求
めることができる。
3,14間に電圧Eを印加し、かつ、リード電極11,
12間に電圧を印加しないことによって、下部透明電極
膜6上の点Pに分圧された電圧eyが生じ、この電圧e
yは、上部透明電極膜4側の分圧出力端15から検出さ
れる。ここで、点Pの座標を(x,y)およびリード電
極13,14間の距離をD2とすると、ey/E=y/
D2という関係により、電圧eyから点Pのy座標を求
めることができる。
【0023】図3は、液晶表示装置本体20の構造の一
例を示す断面図である。液晶表示装置本体20は、偏光
板30、位相差板31、カラーフィルター21、基板2
2、透明電極膜23、液晶層24、透明電極膜25、基
板26、位相差板27、偏光板28、バックライト29
等から構成されている。なお、液晶表示装置本体20を
構成する構成要素のうち、偏光板30および位相差板3
1は、上部透明基板3の表面に貼着されており、他の構
成要素は下部透明基板7の下方に一体的に配置されてい
る。
例を示す断面図である。液晶表示装置本体20は、偏光
板30、位相差板31、カラーフィルター21、基板2
2、透明電極膜23、液晶層24、透明電極膜25、基
板26、位相差板27、偏光板28、バックライト29
等から構成されている。なお、液晶表示装置本体20を
構成する構成要素のうち、偏光板30および位相差板3
1は、上部透明基板3の表面に貼着されており、他の構
成要素は下部透明基板7の下方に一体的に配置されてい
る。
【0024】基板22,26は、たとえば、ガラス等の
光を透過する材料で形成されている。透明電極膜23
は、基板22に形成され、透明電極膜25は基板26に
透明電極膜23に対向するように形成され、これら透明
電極膜23,25はITO膜等の導電性で光を透過する
材料で形成されており、透明電極膜23と透明電極膜2
5との間で電界を形成する。液晶層24は、透明電極膜
23と透明電極膜255との間に形成された空間に封入
された液晶で構成されている。
光を透過する材料で形成されている。透明電極膜23
は、基板22に形成され、透明電極膜25は基板26に
透明電極膜23に対向するように形成され、これら透明
電極膜23,25はITO膜等の導電性で光を透過する
材料で形成されており、透明電極膜23と透明電極膜2
5との間で電界を形成する。液晶層24は、透明電極膜
23と透明電極膜255との間に形成された空間に封入
された液晶で構成されている。
【0025】バックライト29は、たとえば、冷陰極蛍
光管等の光源を内蔵しており、面状の光BLを液晶層2
4に向けて出力する。
光管等の光源を内蔵しており、面状の光BLを液晶層2
4に向けて出力する。
【0026】偏光板28は、バックライト29から出力
された光BLのうち、特定の偏光成分のみを透過する。
偏光板28は、たとえば、ヨウ素や染料等の偏光素子が
はいったポリビニールアルコール等の材料で形成された
偏光基材と、この偏光基材を保護するトリアセチルセル
ロース等の材料で形成された2枚のベース基材等から構
成される。
された光BLのうち、特定の偏光成分のみを透過する。
偏光板28は、たとえば、ヨウ素や染料等の偏光素子が
はいったポリビニールアルコール等の材料で形成された
偏光基材と、この偏光基材を保護するトリアセチルセル
ロース等の材料で形成された2枚のベース基材等から構
成される。
【0027】位相差板27は、液晶表示装置本体20の
コントラストの向上、色変化の低減防止のために、偏光
板28を通じて入射する偏光光の光学補償を行う。位相
差板27は、ポリカーボネイトやポリビニールアルコー
ル等の材料から形成される。
コントラストの向上、色変化の低減防止のために、偏光
板28を通じて入射する偏光光の光学補償を行う。位相
差板27は、ポリカーボネイトやポリビニールアルコー
ル等の材料から形成される。
【0028】カラーフィルター21は、フィルム基材に
赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色の微細な着色層
とブラックマトリックスと呼ばれる遮光層とが所定パタ
ーンに形成されたものである。液晶層24からの偏光光
がカラーフィルター21を通過する。
赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色の微細な着色層
とブラックマトリックスと呼ばれる遮光層とが所定パタ
ーンに形成されたものである。液晶層24からの偏光光
がカラーフィルター21を通過する。
【0029】偏光板30および位相差板31は、偏光板
28および位相差板27と同様の構成を有している。こ
れら偏光板30および位相差板31は、通常、液晶表示
装置本体20と一体的に配置されるが、本実施形態で
は、抵抗式タッチパネル2は、上部透明基板3の表面に
貼着されている。上部透明基板3の表面にこれら偏光板
30および位相差板31を貼着することにより、上部透
明基板3を補強している。これら偏光板30および位相
差板31は、上部透明基板3の表面に配置した場合であ
っても、液晶表示装置本体20と一体的に配置した場合
と同様に、液晶表示装置本体20に必要な機能を果たす
ことができる。また、偏光板30および位相差板31
は、図1に示すように、液晶表示装置本体20の表示領
域R1よりも大きい寸法で貼着されている。なお、図1
では、偏光板30および位相差板31は、筐体40の開
口部41の寸法と略同じ寸法となっている。
28および位相差板27と同様の構成を有している。こ
れら偏光板30および位相差板31は、通常、液晶表示
装置本体20と一体的に配置されるが、本実施形態で
は、抵抗式タッチパネル2は、上部透明基板3の表面に
貼着されている。上部透明基板3の表面にこれら偏光板
30および位相差板31を貼着することにより、上部透
明基板3を補強している。これら偏光板30および位相
差板31は、上部透明基板3の表面に配置した場合であ
っても、液晶表示装置本体20と一体的に配置した場合
と同様に、液晶表示装置本体20に必要な機能を果たす
ことができる。また、偏光板30および位相差板31
は、図1に示すように、液晶表示装置本体20の表示領
域R1よりも大きい寸法で貼着されている。なお、図1
では、偏光板30および位相差板31は、筐体40の開
口部41の寸法と略同じ寸法となっている。
【0030】次に、上記構成の液晶表示装置1へのデー
タ入力用のペン50を用いたデータ入力の一例について
説明する。図4は、データ入力用のペン50の先端部5
1により、タッチパネル2の上部透明基板3の表面を偏
光板30および位相差板31を介して押圧した状態を示
す斜視図である。図4に示すように、データ入力用のペ
ン50の押圧によって、上部透明基板3は部分的に変形
し、上部透明基板3の下面に形成された上部透明電極膜
4と下部透明基板7の上面に形成された下部透明電極膜
6とは部分的に接触する。この接触箇所の位置が、図2
を参照して説明した原理により検出される。
タ入力用のペン50を用いたデータ入力の一例について
説明する。図4は、データ入力用のペン50の先端部5
1により、タッチパネル2の上部透明基板3の表面を偏
光板30および位相差板31を介して押圧した状態を示
す斜視図である。図4に示すように、データ入力用のペ
ン50の押圧によって、上部透明基板3は部分的に変形
し、上部透明基板3の下面に形成された上部透明電極膜
4と下部透明基板7の上面に形成された下部透明電極膜
6とは部分的に接触する。この接触箇所の位置が、図2
を参照して説明した原理により検出される。
【0031】データ入力用のペン50の押圧によって、
上部透明基板3には力が作用する。この力は、上部透明
基板3の下面側を上部透明電極膜4を介して支持する固
定部材8に伝わる。このため、固定部材8の内周縁と上
部透明電極膜4との間に応力が集中する。このとき、偏
光板30および位相差板31が上部透明基板3に対する
緩衝材としての役割を果たし、データ入力用のペン50
から上部透明基板3に作用する力が大幅に緩和され、固
定部材8の内周縁と上部透明電極膜4との間に発生する
応力の集中も緩和される。このため、図1(b)に示す
ように、固定部材8の内周縁E2と入力動作領域R2と
の距離L1およびL2を短縮することが可能となる。す
なわち、偏光板30および位相差板31の緩衝作用によ
って、固定部材8の内周縁における上部透明電極膜4の
破壊の可能性が低減し、固定部材8の内周縁E2と入力
動作領域R2との距離L1およびL2を短縮することが
可能となる。この結果、抵抗式タッチパネル2のいわゆ
る額縁領域の面積を縮小することができ、液晶表示装置
本体20の表示領域R1を変更することなく、抵抗式タ
ッチパネル2の外形寸法を小型化することができる。
上部透明基板3には力が作用する。この力は、上部透明
基板3の下面側を上部透明電極膜4を介して支持する固
定部材8に伝わる。このため、固定部材8の内周縁と上
部透明電極膜4との間に応力が集中する。このとき、偏
光板30および位相差板31が上部透明基板3に対する
緩衝材としての役割を果たし、データ入力用のペン50
から上部透明基板3に作用する力が大幅に緩和され、固
定部材8の内周縁と上部透明電極膜4との間に発生する
応力の集中も緩和される。このため、図1(b)に示す
ように、固定部材8の内周縁E2と入力動作領域R2と
の距離L1およびL2を短縮することが可能となる。す
なわち、偏光板30および位相差板31の緩衝作用によ
って、固定部材8の内周縁における上部透明電極膜4の
破壊の可能性が低減し、固定部材8の内周縁E2と入力
動作領域R2との距離L1およびL2を短縮することが
可能となる。この結果、抵抗式タッチパネル2のいわゆ
る額縁領域の面積を縮小することができ、液晶表示装置
本体20の表示領域R1を変更することなく、抵抗式タ
ッチパネル2の外形寸法を小型化することができる。
【0032】以上のように、本実施形態によれば、液晶
表示装置本体20に必要な機能性フィルムである偏光板
30および位相差板31を抵抗式タッチパネル2の上部
透明基板3に貼着し上部透明基板3にデータ入力用のペ
ン50から作用する力を緩和することで、抵抗式タッチ
パネル2の額縁領域の面積を縮小することができるとと
もに、抵抗式タッチパネル2および液晶表示装置本体2
0の厚さを増加させないですむ。
表示装置本体20に必要な機能性フィルムである偏光板
30および位相差板31を抵抗式タッチパネル2の上部
透明基板3に貼着し上部透明基板3にデータ入力用のペ
ン50から作用する力を緩和することで、抵抗式タッチ
パネル2の額縁領域の面積を縮小することができるとと
もに、抵抗式タッチパネル2および液晶表示装置本体2
0の厚さを増加させないですむ。
【0033】なお、上述した実施形態に係る液晶表示装
置では、タッチパネル2の下部透明基板7と液晶表示装
置本体20の基板21とを別々に設ける構成としたが、
下部透明基板7と基板21とを共通の基板で構成し、こ
の共通の基板の上面に下部透明電極膜6を形成し、下面
に透明電極膜22を形成する構成とすることも可能であ
る。また、上述した実施形態に係る液晶表示装置では、
液晶表示装置本体20の偏光板30および位相差板31
をタッチパネル2の上部透明基板3の表面に貼着して上
部透明基板3を補強する構成としたが、たとえば、液晶
表示装置が反射防止膜や低反射膜等の配置に自由度を有
する機能性フィルムを備えている場合には、これらの機
能性フィルムを上部透明基板3の表面に貼着することも
可能である。
置では、タッチパネル2の下部透明基板7と液晶表示装
置本体20の基板21とを別々に設ける構成としたが、
下部透明基板7と基板21とを共通の基板で構成し、こ
の共通の基板の上面に下部透明電極膜6を形成し、下面
に透明電極膜22を形成する構成とすることも可能であ
る。また、上述した実施形態に係る液晶表示装置では、
液晶表示装置本体20の偏光板30および位相差板31
をタッチパネル2の上部透明基板3の表面に貼着して上
部透明基板3を補強する構成としたが、たとえば、液晶
表示装置が反射防止膜や低反射膜等の配置に自由度を有
する機能性フィルムを備えている場合には、これらの機
能性フィルムを上部透明基板3の表面に貼着することも
可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、額縁領域を狭小化する
ことが可能な抵抗式タッチパネルおよびこの抵抗式タッ
チパネルを備えた液晶表示装置を提供可能となる。
ことが可能な抵抗式タッチパネルおよびこの抵抗式タッ
チパネルを備えた液晶表示装置を提供可能となる。
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構造
を示す図であって、(a)は断面図であり、(b)は
(a)に示す抵抗式タッチパネルと液晶表示装置本体と
の位置関係を示す正面図である。
を示す図であって、(a)は断面図であり、(b)は
(a)に示す抵抗式タッチパネルと液晶表示装置本体と
の位置関係を示す正面図である。
【図2】タッチパネル2の検出原理を説明するための図
である。
である。
【図3】液晶表示装置本体20の構造の一例を示す断面
図である。
図である。
【図4】データ入力用のペン50の先端部51により、
タッチパネル2の上部透明基板3の表面を偏光板30お
よび位相差板31を介して押圧した状態を示す斜視図で
ある。
タッチパネル2の上部透明基板3の表面を偏光板30お
よび位相差板31を介して押圧した状態を示す斜視図で
ある。
【図5】抵抗式タッチパネルが液晶表示装置本体の画面
上に配置された液晶表示装置の構造の一例を示す図であ
って、(a)は断面図であり、(b)は(a)に示す抵
抗式タッチパネルと液晶表示装置本体との位置関係を示
す正面図である。
上に配置された液晶表示装置の構造の一例を示す図であ
って、(a)は断面図であり、(b)は(a)に示す抵
抗式タッチパネルと液晶表示装置本体との位置関係を示
す正面図である。
1…液晶表示装置、2…タッチパネル、3…上部透明基
板、4…上部透明電極膜、6…下部透明電極、7…下部
透明基板、8…固定部材、20…液晶表示装置本体、4
0…筐体、30…偏光板、31…位相差板。
板、4…上部透明電極膜、6…下部透明電極、7…下部
透明基板、8…固定部材、20…液晶表示装置本体、4
0…筐体、30…偏光板、31…位相差板。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09F 9/00 366 G09F 9/00 366A
Fターム(参考) 2H089 HA18 HA40 JA10 JA11 QA11
QA16 TA01 TA02 TA14 TA15
2H090 JB02 JB03 LA01 LA06 LA09
LA16
5B068 AA22 AA33 BB06 BC08 BC10
5B087 CC02 CC15 CC18
5G435 AA18 BB12 CC09 CC12 EE03
GG41 HH15 LL07 LL14
Claims (5)
- 【請求項1】上部透明電極膜が形成された可撓性を有す
る上部透明基板と、下部透明電極膜が形成された下部透
明基板と、前記上部透明基板の部分的な変形によって互
いに接触可能に対向配置された前記上部透明電極膜と前
記下部透明電極膜との距離を規定しかつ前記上部透明基
板と前記下部透明基板との外周部を前記上部透明電極膜
を介して固定する固定部材とを有し、前記下部透明基板
側に液晶表示装置本体が対向配置される抵抗式タッチパ
ネルであって、 前記上部透明基板の表面には、前記液晶表示装置本体に
必要な機能性フィルムが貼着されている抵抗式タッチパ
ネル。 - 【請求項2】前記機能性フィルムは、少なくとも前記固
定部材によって囲まれる領域の内側に位置する前記液晶
表示装置本体の表示領域の寸法より大きい寸法を有する
請求項1に記載の抵抗式タッチパネル。 - 【請求項3】上部透明電極膜が形成された可撓性を有す
る上部透明基板と、下部透明電極膜が形成された下部透
明基板と、前記上部透明基板の変形によって部分的に互
いに接触可能に対向配置された前記上部透明電極膜と前
記下部透明電極膜との距離を規定しかつ前記上部透明基
板と前記下部透明基板との外周部を前記上部透明電極膜
を介して固定する固定部材とを有する抵抗式タッチパネ
ルと、 前記下部透明基板側に対向配置された液晶表示装置本体
とを有し、 前記上部透明基板の表面には、前記液晶表示装置本体に
必要な機能性フィルムが貼着されている液晶表示装置。 - 【請求項4】前記機能性フィルムは、少なくとも前記固
定部材によって囲まれる領域の内側に位置する前記液晶
表示装置本体の表示領域の寸法より大きい寸法を有する
請求項3に記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】前記液晶表示装置本体の有効画面に応じた
寸法の開口を備え、前記上部透明基板の表面の外周部へ
の外部からの接触を規制する保護部材をさらに備える請
求項3に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114840A JP2003307723A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 抵抗式タッチパネルおよびこれを備えた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114840A JP2003307723A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 抵抗式タッチパネルおよびこれを備えた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003307723A true JP2003307723A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29396487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002114840A Pending JP2003307723A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 抵抗式タッチパネルおよびこれを備えた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003307723A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007233257A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示装置 |
JP2007310685A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Nissha Printing Co Ltd | 偏光板付きタッチパネル |
RU2451980C2 (ru) * | 2006-09-15 | 2012-05-27 | Эл Джи Электроникс Инк. | Устройство мобильной связи |
JP2014225405A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 東洋紡株式会社 | 透明導電性フィルムおよび抵抗膜式タッチパネル |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002114840A patent/JP2003307723A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007233257A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示装置 |
JP2007310685A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Nissha Printing Co Ltd | 偏光板付きタッチパネル |
RU2451980C2 (ru) * | 2006-09-15 | 2012-05-27 | Эл Джи Электроникс Инк. | Устройство мобильной связи |
JP2014225405A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 東洋紡株式会社 | 透明導電性フィルムおよび抵抗膜式タッチパネル |
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