JP2003307717A - 光信号処理装置 - Google Patents

光信号処理装置

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JP2003307717A
JP2003307717A JP2002115057A JP2002115057A JP2003307717A JP 2003307717 A JP2003307717 A JP 2003307717A JP 2002115057 A JP2002115057 A JP 2002115057A JP 2002115057 A JP2002115057 A JP 2002115057A JP 2003307717 A JP2003307717 A JP 2003307717A
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signal processing
light
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Michiko Takushima
道子 多久島
Tomoki Sano
知己 佐野
Hiroshi Suganuma
寛 菅沼
Tatsuhiko Tanaka
竜彦 田中
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分波または合波すべき波長の切替を行うこと
が可能であって優れた光学特性を有することができる光
信号処理装置を提供する。 【解決手段】 光信号処理装置1は、回折格子素子1
1、第1集光レンズ21、ファラデー回転子31〜3
4、偏光ビームスプリッタ40、1/2波長板50、第
2集光レンズ22、第3集光レンズ23および回折格子
素子12を備える。ファラデー回転子31〜34は、外
部より入力される制御信号に基づいて磁界Hの大きさが
制御され、この磁界Hの大きさに応じて信号光の偏光面
の回転角θが0およびπ/2の何れかとされ、第1集光
レンズ21より到達した波長λ1〜λ4の信号光を入力
し、その信号光を第1方位(z軸方向に平行)および第
2方位(y軸方向に平行)それぞれの偏光成分の何れか
として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多波長の信号光を
合波または分波する光信号処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回折格子素子は、いわゆる波長分岐手段
として作用し、多重化された多波長の信号光を入力する
と、その多波長の信号光を波長毎に分岐することができ
る。このような波長分岐手段を用いた光信号処理装置
は、多重化された多波長の信号光を入力して波長毎また
は帯域毎に分波して出力したり、或いは、波長毎または
帯域毎に入力した多波長の信号光を合波して出力したり
することができ、光合波器および光分波器等として光通
信システムにおいて用いられる。
【0003】例えば、特開平6−300937号公報に
開示された光信号処理装置は、多重化された多波長の信
号光を回折格子素子に入射させ、その回折格子素子にお
ける光の回折角が波長に応じて異なることを利用して信
号光を波長分岐し、その波長分岐した各波長の信号光を
空間的に異なる光路へ出力する。そして、これら互いに
波長分岐した各信号光のうち特定波長の信号光の光路上
に反射ミラーを配置して、その特定波長の信号光と、特
定波長以外の波長の信号光とを、互いに分離する。この
ようにして、この光信号処理装置は光分波器として動作
することができる。また、これとは逆の方向に光が進む
場合には、この光信号処理装置は光合波器として動作す
ることができる。さらに、上記公報に開示された光信号
処理装置は、波長分岐した多波長の信号光それぞれの光
路について可動の反射ミラーを設けて、分離すべき特定
波長の信号光の光路上に反射ミラーが存在するように設
置するとともに、特定波長以外の波長の信号光の光路上
から反射ミラーを除くことで、分波または合波すべき信
号光の波長を可変のものとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された光信号処理装置は、信号光の光路上に設
置または退避するよう反射ミラーを機械的に移動させる
必要があることから、反射ミラーの位置精度によって
は、所望の光学特性が得られない場合がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、分波または合波すべき波長の切替を行
うことが可能であって優れた光学特性を有することがで
きる光信号処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光信号処理
装置は、第1ポートより入力する多波長λ1〜λN(ただ
し、Nは2以上の整数)それぞれを第2ポートおよび第
3ポートの何れかより出力するとともに、第2ポートま
たは第3ポートに入力する各波長の信号光を第1ポート
より出力する光信号処理装置であって、(1) 第1ポート
より入力する多波長λ1〜λNの信号光を入力して、その
多波長の信号光を波長毎に分岐し、その波長分岐した各
波長λn(ただし、nは2以上N以下の各整数、以下同
様)の信号光を空間的に異なる光路へ出力する第1波長
分岐手段と、(2) 第1波長分岐手段より出力される波長
λnの信号光を入力し、外部より入力される制御信号に
基づいて、その波長λnの信号光の偏光状態を制御して
出力する第n偏光制御手段と、(3) 第n偏光制御手段よ
り出力される波長λnの信号光を入力して、この波長λn
の信号光の偏光状態に応じて、第1光路および第2光路
の何れか一方へ波長λnの信号光を出力する偏波分離手
段と、(4) 偏波分離手段より第1光路へ出力される波長
λnの信号光を入力して、これらを合波して第2ポート
より出力する第2波長分岐手段と、(5) 偏波分離手段よ
り第2光路へ出力される波長λnの信号光を入力して、
これらを合波して第3ポートより出力する第3波長分岐
手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】本発明に係る光信号処理装置によれば、第
1ポートより入力する多波長λ1〜λNの信号光は第1波
長分岐手段により波長毎に分岐され、その波長分岐され
た各波長λnの信号光は空間的に異なる光路へ出力され
る。この第1波長分岐手段より出力される波長λnの信
号光は、外部より入力される制御信号に基づいて動作す
る第n偏光制御手段により、偏光状態が制御されて出力
される。この第n偏光制御手段より出力される波長λn
の信号光は、偏波分離手段により、その偏光状態に応じ
て第1光路および第2光路の何れか一方へ出力される。
そして、この偏波分離手段より第1光路へ出力される波
長λnの信号光は、第2波長分岐手段により合波され
て、第2ポートより出力される。また、この偏波分離手
段より第2光路へ出力される波長λnの信号光は、第3
波長分岐手段により合波されて第3ポートより出力され
る。
【0008】このように、本発明に係る光信号処理装置
は、第1ポートより入力する多波長λ1〜λNそれぞれを
第2ポートおよび第3ポートの何れかより出力する光分
波器として動作する。また、この光信号処理装置は、上
記の信号光が進む方向と逆の方向に信号光が進むときに
は、第2ポートまたは第3ポートに入力する各波長の信
号光を第1ポートより出力する光合波器として動作す
る。しかも、この光信号処理装置は、第n偏光制御手段
における波長λnの信号光の偏光状態に応じて、分波ま
たは合波すべき信号光の波長を可変とすることができ
る。しかも、その際に、この光信号処理装置は、信号光
の光路上に設置または退避する光学部品を有しないこと
から、所望の光学特性を安定して得ることができる。
【0009】また、本発明に係る光信号処理装置は、第
1波長分岐手段が回折格子素子を含むのが好適であり、
第2波長分岐手段が回折格子素子を含むのが好適であ
り、第3波長分岐手段が回折格子素子を含むのが好適で
ある。また、第1波長分岐手段がフォトニック結晶を含
むのが好適であり、第2波長分岐手段がフォトニック結
晶を含むのが好適であり、第3波長分岐手段がフォトニ
ック結晶を含むのが好適である。また、第n偏光制御手
段がファラデー回転子を含むのが好適であり、偏波分離
手段が偏光ビームスプリッタを含むのが好適である。こ
れら何れの場合にも、上記のような光信号処理装置を構
成する上で好適である。
【0010】また、本発明に係る光信号処理装置は、偏
波分離手段が、第1波長分岐手段による波長分岐効率が
最大である偏光成分の信号光を第1光路へ出力し、第1
波長分岐手段による波長分岐効率が最小である偏光成分
の信号光を第2光路へ出力するのが好適である。このよ
うに、偏波分離手段により、第1波長分岐手段による波
長分岐効率が最大である偏光成分の信号光と、最小であ
る偏光成分の信号光とが、光路分離されることにより、
この光信号処理装置の光学特性が優れたものとなる。
【0011】また、本発明に係る光信号処理装置は、第
1光路上および第2光路上の何れかに設けられ、偏波分
離手段より出力され第2波長分岐手段および第3波長分
岐手段それぞれへ入力する信号光の偏光状態を互いに等
しくする偏光面回転手段を更に備えるのが好適である。
このとき、偏光面回転手段が1/2波長板を含むのが好
適である。また、偏波分離手段が、第1波長分岐手段に
よる波長分岐効率が最大である偏光成分の信号光を第1
光路へ出力し、第1波長分岐手段による波長分岐効率が
最小である偏光成分の信号光を第2光路へ出力するとと
もに、偏光面回転手段が第2光路上に設けられているの
が好適である。この場合には、偏波分離手段より出力さ
れ第2波長分岐手段および第3波長分岐手段それぞれへ
入力する信号光の偏光状態が偏光面回転手段により互い
に等しくされるので、第2波長分岐手段と第3波長分岐
手段とを一体化することができる。また、偏波分離手段
により、第1波長分岐手段による波長分岐効率が最大で
ある偏光成分の信号光と、最小である偏光成分の信号光
とが、光路分離され、偏光面回転手段により、後者の信
号光が上記波長分岐効率が最大である偏光成分に変換さ
れ、そして、これらが、第2波長分岐手段および第3波
長分岐手段それぞれへ入力するので、この光信号処理装
置の光学特性が優れたものとなる。
【0012】また、本発明に係る光信号処理装置は、第
1波長分岐手段と第n偏光制御手段との間に設けられ、
第1波長分岐手段より入力する各波長λnの信号光を互
いに平行にして第n偏光制御手段へ出力する第1集光レ
ンズを更に備えるのが好適である。偏波分離手段と第2
波長分岐手段との間に設けられ、偏波分離手段より入力
する互いに平行な各波長λnの信号光を集光して第2波
長分岐手段へ出力する第2集光レンズを更に備えるのが
好適である。偏波分離手段と第3波長分岐手段との間に
設けられ、偏波分離手段より入力する互いに平行な各波
長λnの信号光を集光して第3波長分岐手段へ出力する
第3集光レンズを更に備えるのが好適である。また、第
1集光レンズおよび第2集光レンズそれぞれの焦点距離
が互いに等しいのが好適であり、第1集光レンズおよび
第3集光レンズそれぞれの焦点距離が互いに等しいのが
好適である。また、第1集光レンズと第2集光レンズと
の間の光路長が第1集光レンズおよび第2集光レンズそ
れぞれの焦点距離の和に等しいのが好適であり、第1集
光レンズと第3集光レンズとの間の光路長が第1集光レ
ンズおよび第3集光レンズそれぞれの焦点距離の和に等
しいのが好適であり、第1集光レンズと第n偏光制御手
段との間の光路長が第1集光レンズの焦点距離に等しい
のが好適である。この場合には、第1ポートと第2ポー
トとの間の光の結合効率が優れ、第1ポートと第3ポー
トとの間の光の結合効率が優れる。
【0013】また、本発明に係る光信号処理装置は、第
1ポートと第1波長分岐手段との間の光路上に設けら
れ、第1波長分岐手段による波長分岐効率が最大である
偏光成分の光を選択的に透過させる偏光子を更に備える
のが好適である。第2ポートと第2波長分岐手段との間
の光路上に設けられ、第2波長分岐手段による波長分岐
効率が最大である偏光成分の光を選択的に透過させる偏
光子を更に備えるのが好適である。また、第3ポートと
第3波長分岐手段との間の光路上に設けられ、第3波長
分岐手段による波長分岐効率が最大である偏光成分の光
を選択的に透過させる偏光子を更に備えるのが好適であ
る。この場合には、この光信号処理装置の光学特性は、
チャネル間クロストークが低減される。
【0014】また、本発明に係る光信号処理装置は、
(1) 第1ポートと第1波長分岐手段との間の光路上に設
けられ、第1ポートより入力する多波長の信号光を互い
に直交する2つの偏光成分に分離する第1偏波分離手段
と、(2) 第1偏波分離手段より出力される2つの偏光成
分それぞれの光を、第1波長分岐手段による波長分岐効
率が最大となるような偏光成分に変換して、これを第1
波長分岐手段へ入射させる第1偏光面回転手段と、(3)
第2ポートと第2波長分岐手段との間の光路上に設けら
れ、第2ポートより入力する多波長の信号光を互いに直
交する2つの偏光成分に分離する第2偏波分離手段と、
(4) 第2偏波分離手段より出力される2つの偏光成分そ
れぞれの光を、第2波長分岐手段による波長分岐効率が
最大となるような偏光成分に変換して、これを第2波長
分岐手段へ入射させる第2偏光面回転手段と、(5) 第3
ポートと第3波長分岐手段との間の光路上に設けられ、
第3ポートより入力する多波長の信号光を互いに直交す
る2つの偏光成分に分離する第3偏波分離手段と、(6)
第3偏波分離手段より出力される2つの偏光成分それぞ
れの光を、第3波長分岐手段による波長分岐効率が最大
となるような偏光成分に変換して、これを第3波長分岐
手段へ入射させる第3偏光面回転手段と、を更に備える
のが好適である。
【0015】この場合、分波動作時に第1ポートより入
力する多波長の信号光は、第1偏波分離手段および第1
偏光面回転手段により、第1波長分岐手段による波長分
岐効率が最大となるような偏光成分に変換されて、第1
波長分岐手段へ入射する。そして、第2ポートへ出力さ
れるべき各波長の信号光は、第2波長分岐手段に入射す
る際には、その第2波長分岐手段による波長分岐効率が
最大となるような偏光成分とされており、第2波長分岐
手段の後、第2偏光面回転手段および第2偏波分離手段
により偏波合成されて、第2ポートへ出力される。第3
ポートへ出力されるべき各波長の信号光は、第3波長分
岐手段に入射する際には、その第3波長分岐手段による
波長分岐効率が最大となるような偏光成分とされてお
り、第3波長分岐手段の後、第3偏光面回転手段および
第3偏波分離手段により偏波合成されて、第3ポートへ
出力される。合波動作時には、上記の信号光が進む方向
と逆の方向に信号光が進む。このように、第1波長分岐
手段、第2波長分岐手段および第3波長分岐手段それぞ
れには、波長分岐効率が最大となるような偏光成分の信
号光が入力するので、チャネル間クロストークが更に低
減され、また、挿入損失が小さい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0017】(第1実施形態)先ず、本発明に係る光信
号処理装置の第1実施形態について説明する。図1は、
第1実施形態に係る光信号処理装置1の構成図である。
この図には、説明の便宜の為に、xyz直交座標系が示
されている。同図(a)は、z軸方向に平行に見たとき
のものであり、同図(b)は、y軸方向に平行に見たと
きのものである。この図に示される光信号処理装置1
は、4チャネルの光合分波器として用いられ得るもので
あり、第1ポートP1(光ファイバ81の端面)より入
力する4波長λ1〜λ4それぞれを第2ポートP2(光フ
ァイバ82の端面)および第3ポートP3(光ファイバ
83の端面)の何れかより出力するとともに、第2ポー
トP2または第3ポートP3に入力する各波長の信号光を
第1ポートP1より出力するものである。
【0018】この光信号処理装置1は、ポートP1から
ポートP2,P3へ向かって順に、第1波長分岐手段とし
ての回折格子素子11、第1集光レンズ21、偏光制御
手段としてのファラデー回転子31〜34、偏波分離手
段としての偏光ビームスプリッタ40、偏光面回転手段
としての1/2波長板50、第2集光レンズ22、第3
集光レンズ23、第2波長分岐手段および第3波長分岐
手段を兼ねる回折格子素子12、を備える。また、ポー
トP1と回折格子素子11との間にはコリメートレンズ
91が設けられ、ポートP2と回折格子素子12との間
にはコリメートレンズ92が設けられ、ポートP3と回
折格子素子13との間にはコリメートレンズ93が設け
られている。
【0019】光ファイバ81は、伝搬してきて端面に到
達した多重化された信号光を、その端面より外部へ出射
する。コリメートレンズ91は、光ファイバ81の端面
より出力されてポートP1に入力した4波長λ1〜λ4
信号光をコリメートして出力する。このコリメートされ
た信号光はxy平面に平行に進む。
【0020】回折格子素子11は、透明平板の一方の面
にz軸方向に延びる格子が周期的に形成された透過型の
ものであって、このコリメートされた4波長λ1〜λ4
信号光を入力して、各信号光を波長に応じた角度で回折
させる。すなわち、この回折格子素子11は、多重化さ
れた4波長λ1〜λ4の信号光を入力して、その多波長の
信号光を波長毎に分岐し、その波長分岐した各波長の信
号光を空間的に異なる光路へ出力する。この回折された
各波長の信号光もxy平面に平行に進む。
【0021】第1集光レンズ21は、回折格子素子11
とファラデー回転子31〜34との間に設けられ、回折
格子素子11より入力する波長λ1〜λ4の信号光を互い
に平行にして出力する。第1集光レンズ21により平行
化された各波長の信号光はx軸方向に平行に進む。
【0022】なお、一般に、回折格子素子における光の
回折効率は入射光の偏光方位により異なり、回折格子素
子において光の回折効率が大きい偏光方位は回折格子素
子の構造により異なる。したがって、回折格子素子11
における回折効率は、z軸方向に平行な第1方位の偏光
成分と、これに直交する第2方位の偏光成分とで、相違
する。第1集光レンズ21より出力される各波長の信号
光は、回折格子素子11における回折効率が最大となる
偏光成分が主となる。以下では、第2方位の偏光成分よ
り第1方位の偏光成分の回折効率が大きいものとして説
明する。
【0023】ファラデー回転子31〜34それぞれは、
例えばYIG結晶からなるものであって、印加される磁
場に基づいて、入力した光の偏光状態を制御して出力す
るものである。ファラデー回転子を構成する結晶のベル
デ定数をFとし、その結晶を光が通過する光路長をLと
し、光軸方向の磁界成分をHとすると、入力光に対する
出力光の偏光面の回転角θは、
【0024】θ=FLH …(1) なる式で表される。この式から判るように、ファラデー
回転子を構成する結晶を通過する光の偏光面の回転角θ
は、その結晶に印加される磁界Hの大きさに比例するの
で、外部より入力される制御信号に基づいて制御され得
る。
【0025】ファラデー回転子31は、外部より入力さ
れる制御信号に基づいて磁界Hの大きさが制御され、こ
の磁界Hの大きさに応じて上記回転角θが0およびπ/
2の何れかとされ、第1集光レンズ21より到達した波
長λ1の信号光を入力し、その波長λ1の信号光を第1方
位(z軸方向に平行)および第2方位(y軸方向に平
行)それぞれの偏光成分の何れかとして出力する。同様
に、ファラデー回転子32は、第1集光レンズ21より
到達した波長λ2の信号光を入力し、その波長λ2の信号
光を第1方位および第2方位それぞれの偏光成分の何れ
かとして出力する。ファラデー回転子33は、第1集光
レンズ21より到達した波長λ3の信号光を入力し、そ
の波長λ3の信号光を第1方位および第2方位それぞれ
の偏光成分の何れかとして出力する。また、ファラデー
回転子34は、第1集光レンズ21より到達した波長λ
4の信号光を入力し、その波長λ4の信号光を第1方位お
よび第2方位それぞれの偏光成分の何れかとして出力す
る。
【0026】偏光ビームスプリッタ40は、ファラデー
回転子31〜34それぞれ出力される波長λ1〜λ4の信
号光を入力し、この各波長の信号光の偏光状態に応じ
て、2つの光路の何れか一方へその信号光を出力する。
すなわち、偏光ビームスプリッタ40は、第1方位の偏
光成分の信号光については、入射時と同一の直線上にあ
る第1光路へ出射するが、第2方位の偏光成分の信号光
については、入射時に対してz軸方向に所定幅だけシフ
トした直線上にある第2光路へ出射する。
【0027】1/2波長板50は、上記第2光路上に設
けられており、偏光ビームスプリッタ40より第2光路
へ出力される第2方位の偏光成分の信号光を入力して、
その信号光の偏光面をπ/2だけ回転させて、第1方位
の偏光成分として出力する。これにより、1/2波長板
50より出力される各信号光の偏光成分の方位は、偏光
ビームスプリッタ40より第1光路へ出力される各信号
光の偏光成分の方位と等しくなる。
【0028】第2集光レンズ22および第3集光レンズ
23それぞれの焦点距離は、第1集光レンズ21の焦点
距離と等しいのが好ましい。第2集光レンズ22は、偏
光ビームスプリッタ40と回折格子素子12との間に設
けられ、偏光ビームスプリッタ40より入力する互いに
平行な各波長の信号光を回折格子素子12の格子面上に
集光する。第3集光レンズ23は、1/2波長板50と
回折格子素子12との間に設けられ、1/2波長板50
より入力する互いに平行な各波長の信号光を回折格子素
子12の格子面上に集光する。
【0029】回折格子素子12は、透明平板の一方の面
にz軸方向に延びる格子が周期的に形成された透過型の
ものであって、回折格子素子11と同一の格子間隔を有
しているのが好ましく、各信号光を波長に応じた角度で
回折させる。すなわち、この回折格子素子12は、第2
集光レンズ22より到達した各波長の信号光を合波し
て、その合波した信号光をコリメートレンズ92へ向け
て出力する。また、この回折格子素子12は、第3集光
レンズ23より到達した各波長の信号光を合波して、そ
の合波した信号光をコリメートレンズ93へ向けて出力
する。
【0030】コリメートレンズ92は、回折格子素子1
2より到達した各波長の信号光を入力して、これらの信
号光を光ファイバ82の端面に集光し、光ファイバ82
は、その端面に入射した信号光を伝搬させる。コリメー
トレンズ93は、回折格子素子12より到達した各波長
の信号光を入力して、これらの信号光を光ファイバ83
の端面に集光し、光ファイバ83は、その端面に入射し
た信号光を伝搬させる。
【0031】図2は、第1実施形態に係り光信号処理装
置1のファラデー回転子34、偏光ビームスプリッタ4
0および1/2波長板50の動作の説明図である。ここ
では、ファラデー回転子34について説明するが、他の
ファラデー回転子31〜33についても同様である。こ
の図は、y軸方向に平行に見たときのものである。
【0032】図2(a)は、ファラデー回転子34を通
過する際の波長λ4の信号光の偏光面の回転角θが0で
あって、ファラデー回転子34に入力する際の該信号光
の偏光成分が第1方位である場合の、該信号光の各位置
における偏光面方位および光路を示す。この場合、波長
λ4の信号光は、ファラデー回転子34から出力された
時点でも第1方位の偏光成分のままであるから、偏光ビ
ームスプリッタ40から第1光路上に出力され、それ
故、1/2波長板50を通過しない。
【0033】図2(b)は、ファラデー回転子34を通
過する際の波長λ4の信号光の偏光面の回転角θが0で
あって、ファラデー回転子34に入力する際の該信号光
の偏光成分が第2方位である場合の、該信号光の各位置
における偏光面方位および光路を示す。この場合、波長
λ4の信号光は、ファラデー回転子34から出力された
時点でも第2方位の偏光成分のままであるから、偏光ビ
ームスプリッタ40から第2光路(第1光路からz軸方
向にシフトした光路)上に出力され、それ故、1/2波
長板50を通過して、1/2波長板50により第1方位
の偏光成分に変換される。
【0034】図2(c)は、ファラデー回転子34を通
過する際の波長λ4の信号光の偏光面の回転角θがπ/
2であって、ファラデー回転子34に入力する際の該信
号光の偏光成分が第1方位である場合の、該信号光の各
位置における偏光面方位および光路を示す。この場合、
波長λ4の信号光は、ファラデー回転子34により第2
方位の偏光成分に変換されるから、偏光ビームスプリッ
タ40から第2光路上に出力され、それ故、1/2波長
板50を通過して、1/2波長板50により第1方位の
偏光成分に変換される。
【0035】図2(d)は、ファラデー回転子34を通
過する際の波長λ4の信号光の偏光面の回転角θがπ/
2であって、ファラデー回転子34に入力する際の該信
号光の偏光成分が第2方位である場合の、該信号光の各
位置における偏光面方位および光路を示す。この場合、
波長λ4の信号光は、ファラデー回転子34により第1
方位の偏光成分に変換されるから、偏光ビームスプリッ
タ40から第1光路上に出力され、それ故、1/2波長
板50を通過しない。
【0036】このように、ファラデー回転子31〜34
それぞれに印加される磁界により決定される回転角θが
0およびπ/2の何れかであるかに応じて、波長λ1
λ4の信号光それぞれが偏光ビームスプリッタ40から
出力される際の光路が切り替えられる。そして、第2光
路上の1/2波長板50を経た後の波長λ1〜λ4の信号
光それぞれは、第1方位の偏光成分となって、回折格子
素子12における回折効率が最大となる。
【0037】図3は、第1実施形態に係る光信号処理装
置1のファラデー回転子31〜34の構成図である。こ
の図は、x軸方向に平行に見たときのものである。この
図に示される構成では、ファラデー回転子31を挟んで
設けられた1対の磁石31a,31bそれぞれは、y軸
方向に平行な方向に移動可能であって、ファラデー回転
子31に接近または離間することができ、これにより、
ファラデー回転子31に印加する磁界を可変とすること
ができる。ファラデー回転子32を挟んで設けられた1
対の磁石32a,32bそれぞれは、y軸方向に平行な
方向に移動可能であって、ファラデー回転子32に接近
または離間することができ、これにより、ファラデー回
転子32に印加する磁界を可変とすることができる。フ
ァラデー回転子33を挟んで設けられた1対の磁石33
a,33bそれぞれは、y軸方向に平行な方向に移動可
能であって、ファラデー回転子33に接近または離間す
ることができ、これにより、ファラデー回転子33に印
加する磁界を可変とすることができる。ファラデー回転
子34を挟んで設けられた1対の磁石34a,34bそ
れぞれは、y軸方向に平行な方向に移動可能であって、
ファラデー回転子34に接近または離間することがで
き、これにより、ファラデー回転子34に印加する磁界
を可変とすることができる。この図では、ファラデー回
転子31,33,34それぞれは、対応する磁石が離間
していて、印加される磁界が0となり、偏光面回転角θ
が0となっている。一方、ファラデー回転子32は、対
応する磁石32a,32bが接近していて、印加される
磁界が大きくなり、偏光面回転角θがπ/2となってい
る。
【0038】図4は、第1実施形態に係る光信号処理装
置1のファラデー回転子31〜34の他の構成図であ
る。この図は、x軸方向に平行に見たときのものであ
る。この図に示される構成では、ファラデー回転子31
を挟んで設けられた1対の電磁石31c,31dそれぞ
れは、流れる電流の値が可変であって、この電流値によ
り、ファラデー回転子31に印加する磁界を可変とする
ことができる。ファラデー回転子32を挟んで設けられ
た1対の電磁石32c,32dそれぞれは、流れる電流
の値が可変であって、この電流値により、ファラデー回
転子32に印加する磁界を可変とすることができる。フ
ァラデー回転子33を挟んで設けられた1対の電磁石3
3c,33dそれぞれは、流れる電流の値が可変であっ
て、この電流値により、ファラデー回転子33に印加す
る磁界を可変とすることができる。ファラデー回転子3
4を挟んで設けられた1対の電磁石34c,34dそれ
ぞれは、流れる電流の値が可変であって、この電流値に
より、ファラデー回転子34に印加する磁界を可変とす
ることができる。この図では、ファラデー回転子31,
33,34それぞれは、対応する電磁石に電流が流され
ておらず、印加される磁界が0となり、偏光面回転角θ
が0となっている。一方、ファラデー回転子32は、対
応する電磁石32c,32dに所定の値の電流が流され
ていて、印加される磁界が大きくなり、偏光面回転角θ
がπ/2となっている。
【0039】図3および図4の何れに示される構成で
も、信号光の伝搬経路上には可動部材が存在しないの
で、優れた光学特性を有することができる。特に、図4
に示される構成の場合には、ファラデー回転子31〜3
4それぞれに印加される磁界の大きさを迅速に変更する
ことができるので、光信号処理装置1が合波または分波
すべき波長を迅速に切り替えることができる。
【0040】この光信号処理装置1は光分波器として以
下のように動作する。光ファイバ81を伝搬してきた多
重化された4波長λ1〜λ4の信号光は、その光ファイバ
81の端面より出射して、光信号処理装置1のポートP
1に入力し、コリメートレンズ91によりコリメートさ
れる。このコリメートされた信号光は、xy平面に平行
に進んで回折格子素子11に入力し、その回折格子素子
11の回折面において波長に応じた角度で回折されて波
長毎に空間的に分離され、第1集光レンズ21により互
いに平行にされる。この平行化された各波長の信号光は
x軸方向に平行に進む。
【0041】第1集光レンズ21より出力された波長λ
1の信号光はファラデー回転子31に入力し、波長λ2
信号光はファラデー回転子32に入力し、波長λ3の信
号光はファラデー回転子33に入力し、波長λ4の信号
光はファラデー回転子34に入力する。ここで、例え
ば、ファラデー回転子31,33および34それぞれ
は、磁界が印加されておらず、回転角θが0であるとす
る。また、ファラデー回転子32は、磁界が印加されて
いて、回転角θがπ/2であるとする。
【0042】このとき、ファラデー回転子31に入力し
た波長λ1の信号光は、入力時の偏光面そのままの偏光
状態でファラデー回転子31より出力され、偏光ビーム
スプリッタ40および第2集光レンズ22を順次に経て
回折格子素子12に入力する。ファラデー回転子33,
34に入力した波長λ3,λ4の信号光も、波長λ1の信
号光と同様である。一方、ファラデー回転子32に入力
した波長λ2の信号光は、入力時の偏光面に対してπ/
2だけ回転された偏光面とされてファラデー回転子32
より出力され、偏光ビームスプリッタ40により光路が
z軸方向にシフトし、1/2波長板50により偏光面が
更にπ/2だけ回転され、第3集光レンズ23を経て回
折格子素子12に入力する。
【0043】第2集光レンズ22により回折格子素子1
2の回折面に集光された波長λ1,λ3,λ4の信号光
は、この回折面において回折されることで合波される。
その合波された波長λ1,λ3,λ4の信号光は、コリメ
ートレンズ92により光ファイバ82の端面(ポートP
2)に集光され、その端面より光ファイバ82に入射し
て、光ファイバ82を伝搬していく。一方、第3集光レ
ンズ23により回折格子素子12の回折面に集光された
波長λ2の信号光は、この回折面において回折されるこ
とで合波される。ただし、この例では1波長のみであ
り、その場合には該1波長の信号光が回折される。その
波長λ2の信号光は、コリメートレンズ93により光フ
ァイバ83の端面(ポートP3)に集光され、その端面
より光ファイバ83に入射して、光ファイバ83を伝搬
していく。
【0044】このように、この光信号処理装置1は、ポ
ートP1より4波長λ1〜λ4の信号光を入力すると、こ
れらの信号光を分波して、分波した一方の波長λ1
λ3,λ 4の信号光をポートP2より出力するとともに、
分波した他方の波長λ2の信号光をポートP3より出力す
ることができる。また、この光信号処理装置1は、ポー
トP2より波長λ1,λ3,λ4の信号光を入力するととも
に、ポートP3より波長λ2の信号光を入力すると、これ
らを合波して4波長λ1〜λ4の信号光をポートP1より
出力することができる。
【0045】図5は、第1実施形態に係る光信号処理装
置1の光学特性を示す図である。同図(a)は、ポート
1に入力する光のパワー分布を示す。同図(b)は、
ポートP2より出力する光の透過率(実線)、および、
ポートP3より出力する光の透過率(破線)を示す。こ
こでは、4波長λ1〜λ4を1530nm,1550n
m,1570nmおよび1590nmとした。また、図
3および図4それぞれに示されるように、ファラデー回
転子32のみに磁界を印加して、ファラデー回転子32
における波長λ2の信号光の偏光面の回転角θをπ/2
とした。この図5に示されるように、ポートP2より波
長λ1,λ3,λ4の信号光が出力され、ポートP3より波
長λ2の信号光が出力される。なお、ポートP3より波長
λ1,λ3,λ4の信号光が僅かに出力されるが、そのパ
ワーは、ポートP2より出力される波長λ1,λ3,λ4
信号光のパワーより20dB程度小さい。また、ポート
2より波長λ2の信号光が僅かに出力されるが、そのパ
ワーは、ポートP3より出力される波長λ2の信号光のパ
ワーより20dB程度小さい。
【0046】以上のように、この光信号処理装置1は、
光分波器としても動作し、光合波器としても動作するこ
とができ、また、分波および合波を行う光ADM(Add
DropMultiplexer)としても動作することができる。さ
らに、この光信号処理装置1は、ファラデー回転子31
〜34それぞれに印加される磁界の大きさを調整するこ
とで、ポートP2,P3に入出力する信号光の波長を可変
とすることができる。しかも、その際に、この光信号処
理装置1は、信号光の光路上に設置または退避する光学
部品を有しないことから、所望の光学特性を安定して得
ることができる。
【0047】この光信号処理装置1では、回折格子素子
11および回折格子素子12それぞれの格子間隔は互い
に等しいのが好ましい。集光レンズ21〜23それぞれ
は互いに等しい焦点距離fを有するのが好ましい。集光
レンズ21と集光レンズ22,23との間の光路長が2
fであるのが好ましい。また、ファラデー回転子31〜
34それぞれと集光レンズ21との間の光路長がfであ
るのが好ましい。このようにすることにより、z軸方向
に平行に見たときに、回折格子素子11および集光レン
ズ21と、回折格子素子12および集光レンズ22,2
3とが、両者の間の中心線を対称軸として線対称の配置
となり、これらの部品の配置が容易となる。また、ポー
トP1とポートP2,P3との間の光の結合効率が優れ
る。さらに、ファラデー回転子31〜34それぞれにお
いて信号光のビーム径が最小となるので、ファラデー回
転子31〜34それぞれにおける信号光の偏光面の回転
が高効率となる。
【0048】(第2実施形態)次に、本発明に係る光信
号処理装置の第2実施形態について説明する。図6は、
第2実施形態に係る光信号処理装置2の構成図である。
この図は、z軸方向に平行な方向に見たものである。こ
の図に示される光信号処理装置2は、図1に示された光
信号処理装置1に対して、偏光子61および偏光子62
が挿入されたものである。偏光子61は、ポートP1
回折格子素子11との間の光路上に設けられており、回
折格子素子11における波長分岐効率(回折効率)が最
大である偏光成分の光を選択的に透過させるものであ
る。偏光子62は、ポートP2,P3と回折格子素子12
との間の光路上に設けられており、回折格子素子12に
おける波長分岐効率(回折効率)が最大である偏光成分
の光を選択的に透過させるものである。
【0049】この光信号処理装置2は、前述した光信号
処理装置1と略同様の動作をする。ただし、分波動作時
にポートP1より回折格子素子11へ入射する信号光
は、偏光子61の作用により、回折格子素子11により
波長分岐効率(回折効率)が最大である偏光成分が殆ど
となる。また、合波動作時にポートP2,P3より回折格
子素子12へ入射する信号光は、偏光子62の作用によ
り、回折格子素子12により波長分岐効率(回折効率)
が最大である偏光成分が殆どとなる。
【0050】図7は、第2実施形態に係る光信号処理装
置2の光学特性を示す図である。この図は、ポートP2
より出力する光の透過率(実線)、および、ポートP3
より出力する光の透過率(破線)を示す。ここでは、4
波長λ1〜λ4を1530nm,1550nm,1570
nmおよび1590nmとした。また、図3および図4
それぞれに示されるように、ファラデー回転子32のみ
に磁界を印加して、ファラデー回転子32における波長
λ2の信号光の偏光面の回転角θをπ/2とした。この
図7に示されるように、ポートP2より波長λ1,λ3
λ4の信号光が出力され、ポートP3より波長λ2の信号
光が出力される。なお、ポートP3より波長λ1,λ3
λ4の信号光が僅かに出力されるが、そのパワーは、ポ
ートP2より出力される波長λ1,λ3,λ4の信号光のパ
ワーより35dB程度小さい。また、ポートP2より波
長λ2の信号光が僅かに出力されるが、そのパワーは、
ポートP 3より出力される波長λ2の信号光のパワーより
35dB程度小さい。このように、前述の光信号処理装
置1の光学特性(図5)と比較すると、この光信号処理
装置2の光学特性(図7)は、チャネル間クロストーク
が低減されている。
【0051】(第3実施形態)次に、本発明に係る光信
号処理装置の第3実施形態について説明する。図8は、
第3実施形態に係る光信号処理装置3の一部構成図であ
る。同図(a)に示されるように、コリメートレンズ9
1と回折格子素子11との間に、第1偏波分離手段とし
ての偏光ビームスプリッタ71、および、第1偏光面回
転手段としての1/2波長板81が設けられている。同
図(b)に示されるように、コリメートレンズ92.9
3と回折格子素子12との間に、第2偏波分離手段およ
び第3偏波分離手段を兼ねる偏光ビームスプリッタ7
2、ならびに、第2偏光面回転手段および第3偏光面回
転手段を兼ねる1/2波長板82が設けられている。
【0052】偏光ビームスプリッタ71は、分波動作時
にコリメートレンズ91より到達する多波長の信号光そ
れぞれを互いに直交する2つの偏光成分に分離する。1
/2波長板81は、偏光ビームスプリッタ71より出力
される2つの偏光成分のうち一方の偏光成分の光を入力
して、この光の偏光面をπ/2だけ回転させる。これに
より、回折格子素子11,12へ入力する信号光は全
て、回折格子素子11,12における波長分岐効率(回
折効率)が最大である偏光成分のみとなる。そして、回
折格子素子12により回折された信号光は、1/2波長
板82および偏光ビームスプリッタ72により偏波合成
され、コリメートレンズ92,93を経て光ファイバ8
2,83に入射する。
【0053】偏光ビームスプリッタ72は、合波動作時
にコリメートレンズ92,93より到達する多波長の信
号光それぞれを互いに直交する2つの偏光成分に分離す
る。1/2波長板82は、偏光ビームスプリッタ72よ
り出力される2つの偏光成分のうち一方の偏光成分の光
を入力して、この光の偏光面をπ/2だけ回転させる。
これにより、回折格子素子12,11へ入力する信号光
は全て、回折格子素子12,11における波長分岐効率
(回折効率)が最大である偏光成分のみとなる。そし
て、回折格子素子11により回折された信号光は、1/
2波長板81および偏光ビームスプリッタ71により偏
波合成され、コリメートレンズ91を経て光ファイバ8
1に入射する。
【0054】図9は、第3実施形態に係る光信号処理装
置3の光学特性を示す図である。この図は、ポートP2
より出力する光の透過率(実線)、および、ポートP3
より出力する光の透過率(破線)を示す。ここでは、4
波長λ1〜λ4を1530nm,1550nm,1570
nmおよび1590nmとした。また、図3および図4
それぞれに示されるように、ファラデー回転子32のみ
に磁界を印加して、ファラデー回転子32における波長
λ2の信号光の偏光面の回転角θをπ/2とした。この
図9に示されるように、ポートP2より波長λ1,λ3
λ4の信号光が出力され、ポートP3より波長λ2の信号
光が出力される。なお、ポートP3より波長λ1,λ3
λ4の信号光が僅かに出力されるが、そのパワーは、ポ
ートP2より出力される波長λ1,λ3,λ4の信号光のパ
ワーより格段に小さい。また、ポートP2より波長λ2
信号光が僅かに出力されるが、そのパワーは、ポートP
3より出力される波長λ2の信号光のパワーより格段に小
さい。このように、前述の光信号処理装置2の光学特性
(図7)と比較すると、この光信号処理装置3の光学特
性(図9)は、チャネル間クロストークが更に低減され
ており、また、挿入損失が小さい。
【0055】(変形例)本発明は、上記実施形態に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、偏光ビームスプリッタ40および1/2波長板50
それぞれは、上記実施形態では各波長で共通のものであ
ったが、波長毎に別に設けられてもよい。第2集光レン
ズ92と第3集光レンズ93とは、上記実施形態では互
いに別のものであったが、一体化されていてもよい。回
折格子素子12、偏光子62、偏光ビームスプリッタ7
2、および、1/2波長板82それぞれは、上記実施形
態では第1光路および第2光路で共通であったが、第1
光路用のものと第2光路用のものとに分かれていてもよ
い。
【0056】また、回折格子素子11,12それぞれ
は、上記実施形態では透過型のものであったが、反射型
のものであってもよい。偏光ビームスプリッタ40は、
上記実施形態では偏波分離した2つの偏光成分の光それ
ぞれを互いに平行に出力するものであったが、偏波分離
した2つの偏光成分の光それぞれを互いに直交する方向
に出力するものであってもよく、また、偏波分離した一
方の偏光成分の光を反射ミラーで反射させて、2つの偏
光成分の光それぞれを互いに平行にしてもよい。また、
波長分岐手段としての回折格子素子11,12に替え
て、フォトニック結晶を用いてもよい。フォトニック結
晶は、多重化された多波長の信号光を入力すると、各波
長の信号光を波長に応じて空間的に異なる光路へ出力す
ることができ、この点で回折格子素子と同様の作用を奏
する。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
係る光信号処理装置は、第n偏光制御手段における波長
λnの信号光の偏光状態に応じて、分波または合波すべ
き信号光の波長を可変とすることができる。しかも、そ
の際に、この光信号処理装置は、信号光の光路上に設置
または退避する光学部品を有しないことから、所望の光
学特性を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る光信号処理装置1の構成図
である。
【図2】第1実施形態に係り光信号処理装置1のファラ
デー回転子34、偏光ビームスプリッタ40および1/
2波長板50の動作の説明図である。
【図3】第1実施形態に係る光信号処理装置1のファラ
デー回転子31〜34の構成図である。
【図4】第1実施形態に係る光信号処理装置1のファラ
デー回転子31〜34の他の構成図である。
【図5】第1実施形態に係る光信号処理装置1の光学特
性を示す図である。
【図6】第2実施形態に係る光信号処理装置2の構成図
である。
【図7】第2実施形態に係る光信号処理装置2の光学特
性を示す図である。
【図8】第3実施形態に係る光信号処理装置3の一部構
成図である。
【図9】第3実施形態に係る光信号処理装置3の光学特
性を示す図である。
【符号の説明】
1〜3…光信号処理装置、11,12…回折格子素子、
21〜23…集光レンズ、31〜34…ファラデー回転
子、40…偏光ビームスプリッタ、50…1/2波長
板、61,62…偏光子、71,72…偏光ビームスプ
リッタ、81,82…1/2波長板。
フロントページの続き (72)発明者 菅沼 寛 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 田中 竜彦 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H079 AA03 BA02 CA05 CA07 CA08 CA24 DA12 KA05 KA06 KA08 2K002 AA02 AB04 AB34 BA11 CA03 EA11 HA09 5K102 AA15 AA31 AA35 AD01 PC02 PH21 PH22 PH24 PH47 PH48

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ポートより入力する多波長λ1〜λN
    (ただし、Nは2以上の整数)それぞれを第2ポートお
    よび第3ポートの何れかより出力するとともに、前記第
    2ポートまたは前記第3ポートに入力する各波長の信号
    光を前記第1ポートより出力する光信号処理装置であっ
    て、 前記第1ポートより入力する多波長λ1〜λNの信号光を
    入力して、その多波長の信号光を波長毎に分岐し、その
    波長分岐した各波長λn(ただし、nは2以上N以下の
    各整数、以下同様)の信号光を空間的に異なる光路へ出
    力する第1波長分岐手段と、 前記第1波長分岐手段より出力される波長λnの信号光
    を入力し、外部より入力される制御信号に基づいて、そ
    の波長λnの信号光の偏光状態を制御して出力する第n
    偏光制御手段と、 前記第n偏光制御手段より出力される波長λnの信号光
    を入力して、この波長λnの信号光の偏光状態に応じ
    て、第1光路および第2光路の何れか一方へ波長λn
    信号光を出力する偏波分離手段と、 前記偏波分離手段より前記第1光路へ出力される波長λ
    nの信号光を入力して、これらを合波して前記第2ポー
    トより出力する第2波長分岐手段と、 前記偏波分離手段より前記第2光路へ出力される波長λ
    nの信号光を入力して、これらを合波して前記第3ポー
    トより出力する第3波長分岐手段と、 を備えることを特徴とする光信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1波長分岐手段が回折格子素子を
    含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2波長分岐手段が回折格子素子を
    含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第3波長分岐手段が回折格子素子を
    含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第n偏光制御手段がファラデー回転
    子を含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記偏波分離手段が偏光ビームスプリッ
    タを含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記偏波分離手段が、前記第1波長分岐
    手段による波長分岐効率が最大である偏光成分の信号光
    を前記第1光路へ出力し、前記第1波長分岐手段による
    波長分岐効率が最小である偏光成分の信号光を前記第2
    光路へ出力する、ことを特徴とする請求項1記載の光信
    号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1光路上および前記第2光路上の
    何れかに設けられ、前記偏波分離手段より出力され前記
    第2波長分岐手段および前記第3波長分岐手段それぞれ
    へ入力する信号光の偏光状態を互いに等しくする偏光面
    回転手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    光信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記偏光面回転手段が1/2波長板を含
    むことを特徴とする請求項8記載の光信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記偏波分離手段が、前記第1波長分
    岐手段による波長分岐効率が最大である偏光成分の信号
    光を前記第1光路へ出力し、前記第1波長分岐手段によ
    る波長分岐効率が最小である偏光成分の信号光を前記第
    2光路へ出力するとともに、 前記偏光面回転手段が前記第2光路上に設けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項8記載の光信号処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1波長分岐手段と前記第n偏光
    制御手段との間に設けられ、前記第1波長分岐手段より
    入力する各波長λnの信号光を互いに平行にして前記第
    n偏光制御手段へ出力する第1集光レンズを更に備える
    ことを特徴とする請求項1記載の光信号処理装置。
  12. 【請求項12】 前記偏波分離手段と前記第2波長分岐
    手段との間に設けられ、前記偏波分離手段より入力する
    互いに平行な各波長λnの信号光を集光して前記第2波
    長分岐手段へ出力する第2集光レンズを更に備えること
    を特徴とする請求項11記載の光信号処理装置。
  13. 【請求項13】 前記偏波分離手段と前記第3波長分岐
    手段との間に設けられ、前記偏波分離手段より入力する
    互いに平行な各波長λnの信号光を集光して前記第3波
    長分岐手段へ出力する第3集光レンズを更に備えること
    を特徴とする請求項11記載の光信号処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第1集光レンズおよび前記第2集
    光レンズそれぞれの焦点距離が互いに等しいことを特徴
    とする請求項12記載の光信号処理装置。
  15. 【請求項15】 前記第1集光レンズおよび前記第3集
    光レンズそれぞれの焦点距離が互いに等しいことを特徴
    とする請求項13記載の光信号処理装置。
  16. 【請求項16】 前記第1集光レンズと前記第2集光レ
    ンズとの間の光路長が前記第1集光レンズおよび前記第
    2集光レンズそれぞれの焦点距離の和に等しいことを特
    徴とする請求項12記載の光信号処理装置。
  17. 【請求項17】 前記第1集光レンズと前記第3集光レ
    ンズとの間の光路長が前記第1集光レンズおよび前記第
    3集光レンズそれぞれの焦点距離の和に等しいことを特
    徴とする請求項13記載の光信号処理装置。
  18. 【請求項18】 前記第1集光レンズと前記第n偏光制
    御手段との間の光路長が前記第1集光レンズの焦点距離
    に等しいことを特徴とする請求項16または17に記載
    の光信号処理装置。
  19. 【請求項19】 前記第1ポートと前記第1波長分岐手
    段との間の光路上に設けられ、前記第1波長分岐手段に
    よる波長分岐効率が最大である偏光成分の光を選択的に
    透過させる偏光子を更に備えることを特徴とする請求項
    1記載の光信号処理装置。
  20. 【請求項20】 前記第2ポートと前記第2波長分岐手
    段との間の光路上に設けられ、前記第2波長分岐手段に
    よる波長分岐効率が最大である偏光成分の光を選択的に
    透過させる偏光子を更に備えることを特徴とする請求項
    1記載の光信号処理装置。
  21. 【請求項21】 前記第3ポートと前記第3波長分岐手
    段との間の光路上に設けられ、前記第3波長分岐手段に
    よる波長分岐効率が最大である偏光成分の光を選択的に
    透過させる偏光子を更に備えることを特徴とする請求項
    1記載の光信号処理装置。
  22. 【請求項22】 前記第1ポートと前記第1波長分岐手
    段との間の光路上に設けられ、前記第1ポートより入力
    する多波長の信号光を互いに直交する2つの偏光成分に
    分離する第1偏波分離手段と、 前記第1偏波分離手段より出力される2つの偏光成分そ
    れぞれの光を、前記第1波長分岐手段による波長分岐効
    率が最大となるような偏光成分に変換して、これを前記
    第1波長分岐手段へ入射させる第1偏光面回転手段と、 前記第2ポートと前記第2波長分岐手段との間の光路上
    に設けられ、前記第2ポートより入力する多波長の信号
    光を互いに直交する2つの偏光成分に分離する第2偏波
    分離手段と、 前記第2偏波分離手段より出力される2つの偏光成分そ
    れぞれの光を、前記第2波長分岐手段による波長分岐効
    率が最大となるような偏光成分に変換して、これを前記
    第2波長分岐手段へ入射させる第2偏光面回転手段と、 前記第3ポートと前記第3波長分岐手段との間の光路上
    に設けられ、前記第3ポートより入力する多波長の信号
    光を互いに直交する2つの偏光成分に分離する第3偏波
    分離手段と、 前記第3偏波分離手段より出力される2つの偏光成分そ
    れぞれの光を、前記第3波長分岐手段による波長分岐効
    率が最大となるような偏光成分に変換して、これを前記
    第3波長分岐手段へ入射させる第3偏光面回転手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の光信号処
    理装置。
  23. 【請求項23】 前記第1波長分岐手段がフォトニック
    結晶を含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理
    装置。
  24. 【請求項24】 前記第2波長分岐手段がフォトニック
    結晶を含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理
    装置。
  25. 【請求項25】 前記第3波長分岐手段がフォトニック
    結晶を含むことを特徴とする請求項1記載の光信号処理
    装置。
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