JP2003307644A - 光結合器及びその製造方法並びに製造装置 - Google Patents

光結合器及びその製造方法並びに製造装置

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JP2003307644A
JP2003307644A JP2002113575A JP2002113575A JP2003307644A JP 2003307644 A JP2003307644 A JP 2003307644A JP 2002113575 A JP2002113575 A JP 2002113575A JP 2002113575 A JP2002113575 A JP 2002113575A JP 2003307644 A JP2003307644 A JP 2003307644A
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optical fiber
collimator
optical
block
optical coupler
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Naoki Kawada
直樹 川和田
Masahiro Nakajima
正洋 中嶋
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバコリメータの位置決めを容易に高
精度に行うと共に製造コストを低減した光結合器及びそ
の製造方法並びに製造装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバ1が固定されて平行ビーム2
を照射及び受光する少なくとも一対の光ファイバコリメ
ータ21、22と、これら一対の光ファイバコリメータ
21、22が相対向して相互に光接続するように固定さ
れるコリメータブロック30とを具備する光結合器10
において、一方の光ファイバコリメータ21と前記コリ
メータブロック30とを前記平行ビーム2の軸と直交す
る二方向に移動可能な摺接面を介して接合し、他方の光
ファイバコリメータ22と前記コリメータブロック30
とを前記平行ビームの軸に対して二方向に傾斜可能な摺
接部を介して接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光スイッチ及び可
変光減衰器等の光機能部品を有する光通信デバイス等に
用いられる光結合器及びその製造方法並びに製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバコリメータを用いた光
通信デバイスは、例えば、ミラーやフィルタといった光
機能部品等をコリメータブロック内に設け、コリメータ
ブロックの光機能部品の両側に光ファイバコリメータを
端面同士が相対向するように配置し、平行ビームの光軸
を一致させた状態で固定するものである。
【0003】ここで、従来の光結合器について説明す
る。なお、図5は、従来技術に係る光結合器の要部断面
図である。
【0004】図5に示すように、光結合器110は、一
対の光ファイバコリメータ121、122と、光ファイ
バコリメータ121、122の端面同士が相対向する位
置に固定されたコリメータブロック130とを具備す
る。
【0005】一対の光ファイバコリメータ121、12
2は、一方の光ファイバコリメータ121から照射され
た平行ビーム2を他方の光ファイバコリメータ122で
受光して光接続を行うものであり、このような光ファイ
バコリメータ121、122としては、光ファイバ1を
保持するフェルール用筒状体125と、フェルール用筒
状体125の先端面から所定のクリアランスで固定され
た光学レンズ部品126と、フェルール用筒状体125
及び光学レンズ部品126を保持するホルダ127とを
具備する。
【0006】また、コリメータブロック130は、内部
にミラーやフィルタなどの光機能部品を保持する設置孔
131が設けられた断面が矩形状の箱状部材で形成され
ている。
【0007】このコリメータブロック130の両側の側
壁には、光ファイバコリメータ121、122がそれぞ
れ固定される貫通孔134が互いに同軸上に設けられて
おり、コリメータブロック130のそれぞれの貫通孔1
34が開口する側面に光ファイバコリメータ121、1
22の先端面123、124を当接させて固定すること
で光結合器110が形成されている。
【0008】このような光結合器110では、光ファイ
バコリメータ121、122同士の光接続における挿入
損失を低減するため、光ファイバコリメータ121、1
22同士の平行ビーム2の軸に直交する方向の位置合わ
せと、平行ビーム2の軸に対する傾斜方向の位置合わせ
とが必要である。
【0009】このためには、光ファイバコリメータ12
1、122を、照射される平行ビームがその先端面12
3、124に対して常に直角となるように形成すると共
にコリメータブロック130の両側面を高精度な平行面
で形成すればよいが、両者を高精度に形成するには製造
時間がかかると共に製造コストもかかってしまい実質で
は不可能である。
【0010】また、上述した光結合器110では、光フ
ァイバコリメータ121、122の平面に形成された先
端面123、124をコリメータブロック130の側面
に当接させて固定するため、面方向の移動、すなわち平
行ビーム2の軸に直交する方向の位置合わせしか実施す
ることができないという問題がある。
【0011】このような不都合を解消すべく、特開平9
−15447号公報に見られるようにコリメータブロッ
クと一方の光ファイバコリメータとの間に固定連結部を
設け、この固定連結部によって平行ビームの半径方向及
び傾斜角度の位置決めを行うものが提案されている。
【0012】ここで、この光ファイバコリメータの固定
構造及び固定方法について説明する。なお、図6は、光
結合器の要部断面図である。
【0013】図6に示すように、光固結合器110A
は、光ファイバ1の先端に設けられた一対の光ファイバ
コリメータ121、122Aと、一対の光ファイバコリ
メータ121、122Aがそれぞれの先端面123、1
24A同士を相対向させて固定されるコリメータブロッ
ク130と、光ファイバコリメータ124Aとコリメー
タブロック130との間に設けられる固定連結部材14
0とを具備する。
【0014】一方の光ファイバコリメータ121は、上
述した従来例と同様に先端面123が平面状に形成され
コリメータブロック130と平面を当接させて接合され
ている。
【0015】他方の光ファイバコリメータ122Aは、
ホルダ128の先端が球形状に形成されている。
【0016】また、固定連結部材140は、外径が光フ
ァイバコリメータ122Aに向かって漸小するように形
成された筒形状を有し、固定連結部材140の小径とな
った開口縁部に光ファイバコリメータ122Aの球形状
に形成された先端面124Aを当接させて接合されてい
る。
【0017】また、固定連結部材140の光ファイバコ
リメータ122Aの接合される端部とは反対側の端面
は、平面状に形成されており、コリメータブロック13
0と平面を当接させて接合されている。
【0018】このような光結合器110Aの光ファイバ
コリメータ122Aの固定方法としては、固定連結部材
140を面方向に移動させることによって平行ビーム2
の半径方向の位置合わせを行い、光ファイバコリメータ
122Aを固定連結部材140と球面で摺接させること
によって傾斜角度の位置合わせを行うようになってい
る。
【0019】このような光ファイバコリメータの固定構
造及び方法によれば、固定連結部材140によって平行
ビーム2の半径方向の位置合わせと傾斜角度の位置合わ
せとを行うことで低挿入損失を実現することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た固定連結部材で固定する光結合器では、一方の光ファ
イバコリメータと固定連結部材とで平行ビームの半径方
向及び傾斜角度の位置合わせを行うため、微少な移動に
よる高精度な位置決めを行うのは困難であると共に位置
決めに時間がかかってしまうという問題がある。
【0021】また、固定連結部材を用いた光結合器で
は、部品点数が多くなり製造コストが高価になってしま
うという問題がある。
【0022】本発明はこのような事情に鑑み、光ファイ
バコリメータの位置決めを容易に高精度に行うと共に製
造コストを低減した光結合器及びその製造方法並びに製
造装置を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、光ファイバが固定されて平行ビーム
を照射及び受光する少なくとも一対の光ファイバコリメ
ータと、これら一対の光ファイバコリメータが相対向し
て相互に光接続するように固定されるコリメータブロッ
クとを具備する光結合器において、一方の光ファイバコ
リメータと前記コリメータブロックとが、前記平行ビー
ムの軸と直交する二方向に移動可能な摺接面を介して接
合され、他方の光ファイバコリメータと前記コリメータ
ブロックとが、前記平行ビームの軸に対して二方向に傾
斜可能な摺接部を介して接合されていることを特徴とす
る光結合器にある。
【0024】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記摺接部が前記他方の光ファイバコリメータ及び
前記コリメータブロックの何れか一方に設けられた凸球
面と、他方に設けられて前記凸球面と接する開口縁部を
有する凹部とで構成されていることを特徴とする光結合
器にある。
【0025】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記摺接部が前記他方の光ファイバコリメータ及び
前記コリメータブロックの何れか一方に設けられた凸球
面と、他方に設けられた凹球面とで構成されていること
を特徴とする光結合器にある。
【0026】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記一対の光ファイバコリメータと前
記コリメータブロックとが溶接により接合されているこ
とを特徴とする光結合器にある。
【0027】本発明の第5の態様は、光ファイバが固定
されて平行ビームを照射及び受光する少なくとも一対の
光ファイバコリメータを相対向させて相互に光接続する
ようにコリメータブロックに固定する光結合器の製造方
法において、前記一対の光ファイバコリメータを前記コ
リメータブロックに相対的に付勢することで互いを当接
させた状態で、一方の光ファイバコリメータと前記コリ
メータブロックとを平行ビームの軸と直交する二方向に
移動させて位置決めすると共に他方の光ファイバコリメ
ータと前記コリメータブロックとを前記平行ビームの軸
に対して傾斜する二方向に傾斜させて位置決めすること
で光接続状態が最大となるように前記一対の光ファイバ
コリメータと前記コリメータブロックとを接合すること
を特徴とする光結合器の製造方法にある。
【0028】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記一対の光ファイバコリメータと前記コリメータ
ブロックとの当接は、一方の光ファイバコリメータを固
定すると共に他方の光ファイバコリメータを一方の光フ
ァイバコリメータに向かって付勢することで行うことを
特徴とする光結合器の製造方法にある。
【0029】本発明の第7の態様は、第5又は6の態様
において、前記一方の光ファイバコリメータと前記コリ
メータブロックとの当接では、当該一方の光ファイバコ
リメータを軸方向に対して傾斜する移動を許容した状態
で前記摺接面同士を当接させることを特徴とする光結合
器の製造方法にある。
【0030】本発明の第8の態様は、光ファイバが固定
されて平行ビームを照射及び受光する少なくとも一対の
光ファイバコリメータを相対向させて相互に光接続する
ようにコリメータブロックに固定する光結合器の製造装
置において、前記一方の光ファイバコリメータを前記コ
リメータブロックに対して平行ビームの軸と直交する二
方向に移動自在に保持すると共に当該光ファイバコリメ
ータと前記コリメータブロックとが当接する摺接面を所
定の圧力で押圧する面合わせ手段と、前記他方の光ファ
イバコリメータを前記一方の光ファイバコリメータの軸
方向に対して傾斜する二方向に移動自在に保持すると共
に当該他方の光ファイバコリメータと前記コリメータブ
ロックとが当接する摺接部を所定の圧力で押圧する角度
合わせ手段と、前記一対の光ファイバコリメータの光接
続状態を測定する測定手段と、前記一対の光ファイバコ
リメータと前記コリメータブロックとを接合する接合手
段とを具備することを特徴とする光結合器の製造装置に
ある。
【0031】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記コリメータブロックを光ファイバの軸方向に移
動自在に保持するブロック保持手段を具備すると共に前
記面合わせ手段又は前記角度合わせ手段の一方には保持
した光ファイバコリメータを前記他方側に付勢保持する
付勢保持手段を具備し、前記面合わせ手段又は角度合わ
せ手段の他方を固定することで前記コリメータブロック
と前記一対の光ファイバコリメータのそれぞれとを所定
の圧力で当接させていることを特徴とする光結合器の製
造装置にある。
【0032】本発明の第10の態様は、第8又は9の態
様において、前記面合わせ手段は、前記一方の光ファイ
バコリメータを軸方向に対して傾斜する移動を許容した
状態で光ファイバコリメータとの摺接面同士を当接させ
る面合わせ機構を具備することを特徴とする光結合器の
製造装置にある。
【0033】本発明の第11の態様は、第8〜10の何
れかの態様において、前記測定手段が、一対の光ファイ
バコリメータの何れか一方の光ファイバに結合された光
源と、他方の光ファイバに結合されたパワーメータとか
らなることを特徴とする光結合器の製造装置にある。
【0034】本発明の第12の態様は、第8〜11の何
れかの態様において、前記接合手段が前記一対の光ファ
イバコリメータと前記コリメータブロックとを溶接によ
り接合させることを特徴とする光結合器の製造装置にあ
る。
【0035】かかる本発明では、一方の光ファイバコリ
メータとコリメータブロックとを平行ビームの軸と直交
する二方向に移動可能な摺接面を介して接合すること
で、一方の光ファイバコリメータでこの二方向の位置決
めを行うと共に他方の光ファイバコリメータとコリメー
タブロックとを平行ビームの軸に対して二方向に傾斜可
能な摺接部を介して接合することで、この二方向の位置
決めを行うことができ、一対の光ファイバコリメータの
位置決めを容易に且つ高精度に行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0037】(実施形態1)図1は、実施形態1に係る
光結合器の要部断面図であり、図2は、光ファイバコリ
メータの要部拡大断面図である。
【0038】図1及び2に示すように、本実施形態の光
結合器10は、光ファイバ1がそれぞれ固定された一対
の光ファイバコリメータ21、22と、光ファイバコリ
メータ21、22の先端面同士が相対向するように接続
されたコリメータブロック30とを具備する。
【0039】コリメータブロック30は、内部にミラー
やフィルタなどの光機能部品を保持する設置孔31が設
けられた断面が矩形状の箱状部材で形成されている。
【0040】また、コリメータブロック30の両側の側
壁32、33には、光ファイバコリメータがそれぞれ固
定される貫通孔34、35が互いに同軸上に設けられて
いる。
【0041】この貫通孔34、35は、光ファイバコリ
メータ21、22の先端部の外径よりも小さい内径で形
成され、貫通孔34、35近傍の側面にそれぞれ光ファ
イバコリメータ21、22の先端面23、24が当接し
て固定されるようになっている。
【0042】一方、コリメータブロック30に固定され
る一対の光ファイバコリメータ21、22は、光ファイ
バ1の先端に固定されたフェルール用筒状体25と、光
学レンズ部品26と、フェルール用筒状体25及び光学
レンズ部品26を保持するそれぞれ先端面23、24の
形状の異なるホルダ27、28とを具備する。
【0043】フェルール用筒状体25は、ジルコニアな
どのセラミック材料や、プラスチック材料、ガラス材
料、ステンレス、ニッケル、ニッケル合金等の金属材料
等からなり、軸方向に亘って光ファイバ1が挿入保持さ
れる光ファイバ挿入孔25aが設けられている。
【0044】また、本実施形態では、フェルール用筒状
体25の先端面を光ファイバ1の端面と共に光ファイバ
1の軸に直交する面に対して傾斜した面で形成すること
によって、光ファイバ1から照射された光が、その端面
で反射する反射量を減少させることができる。すなわ
ち、光ファイバ1の先端面を低反射とすることができ
る。
【0045】また、ホルダ27、28は、円筒形状を有
し、フェルール用筒状体25を後端部側で保持するフェ
ルール保持孔29が長手方向に亘って貫通して設けられ
ている。
【0046】このようなホルダ27、28のそれぞれの
フェルール保持孔29内にフェルール用筒状体25が接
着剤等を介して圧入により挿入保持されている。
【0047】また、ホルダ27、28のそれぞれのフェ
ルール保持孔29の先端部側には、フェルール用筒状体
25の先端面と所定のクリアランスで配置されて、光フ
ァイバ1から照射された拡散光を平行ビームとする非球
面レンズや、複数のレンズで構成されたレンズ群等から
なる光学レンズ部品26が挿入保持されている。
【0048】このような一対の光ファイバコリメータ2
1、22の一方の光ファイバコリメータ21は、その先
端面23、本実施形態では、フェルール用筒状体25及
び光学レンズ部品26を保持するホルダ27の先端面が
平行ビーム2の軸に対して垂直な平面で形成されてお
り、この平面で形成された先端面23がコリメータブロ
ック30の一方の貫通孔33近傍の側面に当接させて接
合されている。
【0049】この接合では、光ファイバコリメータ21
の先端面23をコリメータブロック30の側面の面方向
に摺接、すなわち、平行ビーム2の軸に直交する方向に
摺接させることによって他方の光ファイバコリメータ2
2と光接続状態が最大となるように位置決めされて接合
されている。
【0050】また、他方の光ファイバコリメータ22
は、その先端面24、本実施形態では、フェルール用筒
状体25及び光学レンズ部品26を保持するホルダ28
の先端面24が凸球面状に形成されている。この凸球面
状に形成された先端面24がコリメータブロック30の
他方の貫通孔35の開口縁部に当接させて接合されてい
る。
【0051】この接合では、光ファイバコリメータ22
の先端面24をコリメータブロック30の開口縁部に摺
接、すなわち、一方の光ファイバコリメータ21の平行
ビーム2の軸に対して傾斜する方向に摺接させることに
よって光ファイバコリメータ21と光接続状態が最大と
なるように位置決めされて接合されている。
【0052】なお、一対の光ファイバコリメータ21、
22とコリメータブロック30とは、YAGレーザ等の
溶接により接合することができる。このため、コリメー
タブロック30及びホルダ27、28は、YAGレーザ
によって溶接できる金属材料であることが好ましく、本
実施形態では、ステンレス鋼で形成した。
【0053】このようにコリメータブロック30に一方
の光ファイバコリメータ21を平行ビーム2の軸に直交
する方向に移動自在に設けられた摺接面、すなわち、光
ファイバコリメータ21の先端面23及びコリメータブ
ロック30の側面が当接する面を介して接合し、他方の
光ファイバコリメータ22を一方の光ファイバコリメー
タブロック21の平行ビーム2の軸に対して傾斜可能な
摺接部、すなわち、光ファイバコリメータ22の先端面
24及びコリメータブロック30の貫通孔35の開口縁
部が当接する領域を介して接合することで、平行ビーム
2の軸に直交する方向及び軸に対する傾斜角度を高精度
に位置決めして高精度な光接続を行うことができる。こ
れにより低挿入損失の光結合器10を実現することがで
きる。
【0054】このような一対の光ファイバコリメータ2
1、22とコリメータブロック30との位置合わせ等
は、以下に説明する光結合器の製造装置によって高精度
に行うことができる。なお、図3は、光結合器の製造装
置の概略断面図である。
【0055】図3に示すように、製造装置はコリメータ
ブロック30を保持するブロック保持部40と、コリメ
ータブロック30の一方面側に設けられて一方の光ファ
イバコリメータ21を保持する面合わせ手段50と、コ
リメータブロック30の他方面側に設けられて他方の光
ファイバコリメータ22を保持する角度合わせ手段70
と、一対の光ファイバコリメータ21、22による平行
ビーム2の接続状態を測定する測定手段80とを具備す
る。
【0056】ブロック保持部40は、装置本体90上に
固定されてその上面にコリメータブロック30を平行ビ
ーム2の軸方向に移動自在に保持している。
【0057】また、面合わせ手段50は、一方の光ファ
イバコリメータ21の先端面23をコリメータブロック
30の貫通孔34近傍の側面に当接させて平行ビーム2
の軸に直交する二方向に移動自在に保持するものであ
り、光ファイバコリメータ21を保持する保持ブロック
51と、保持ブロック51を平行ビーム2の軸方向に向
かって付勢保持する付勢ブロック52と、保持ブロック
51及び付勢ブロック52を平行ビーム2の軸に直交す
る二方向に移動自在に保持する面合わせステージ53と
を具備する。
【0058】保持ブロック51には、光ファイバコリメ
ータ21を保持すると共に球形状に形成された保持部5
4と、光ファイバコリメータ21を平行ビーム2の軸方
向に対して傾斜する移動を許容した状態で保持部54を
保持する球体受け部55とを具備する。
【0059】このような保持部54及び球体受け部55
によって光ファイバコリメータ21の先端面23をコリ
メータブロック30の側面に隙間無く当接させることが
できる。
【0060】一方、面合わせステージ53は、図示しな
い駆動モータ等の駆動手段によって平行ビーム2の軸に
直交する二方向であるX、Y方向に移動自在に設けられ
ており、装置本体90上に設けられてX方向に移動自在
に設けられたXステージ56と、Xステージ56上に図
中上方向に移動自在に設けられたYステージ57とを具
備し、Yステージ57上には、保持ブロック51を付勢
保持する付勢ブロック52が固定されている。
【0061】付勢ブロック52には、付勢支柱部58が
保持ブロック52を貫通して形成された挿通孔51a内
に突出するように固定されている。この付勢支柱部58
には、引っ張りばね等の付勢ばね59の一端が固定され
ており、他端が保持ブロック52に設けられた保持支柱
部60に固定されることで、保持ブロック51は平行ビ
ーム2の軸方向、コリメータブロック30側に付勢保持
されている。
【0062】なお、保持ブロック51に設けられた挿通
孔51aは、平行ビーム2の軸方向に向かって長穴で形
成されており、保持ブロック51の平行ビーム2の軸方
向への移動が規制されないようになっている。
【0063】また、保持ブロック51の底面の付勢ブロ
ック52側には、先端面に開口する溝部51bが設けら
れており、付勢ブロック52の上面にはこの溝部51b
内に突出する規制ピン61が設けられている。
【0064】この規制ピン61が溝部51bの内側面に
当接することによって保持ブロック51は付勢ブロック
52に対して平行ビーム2の軸方向、コリメータブロッ
ク30側への移動が規制されている。
【0065】このように保持ブロック51は、付勢ばね
59によって平行ビーム2の軸方向、コリメータブロッ
ク30側に付勢されることによって、光ファイバコリメ
ータ21の先端面23をコリメータブロック30の貫通
孔34近傍の側面に所定の圧力で当接させることができ
る。
【0066】この光ファイバコリメータ21の先端面2
3をコリメータブロック30の貫通孔34近傍に当接さ
せた状態で、Xステージ56及びYステージ57からな
る面合わせステージ53を駆動することによって光ファ
イバコリメータ21の先端面23とコリメータブロック
30の側面とを摺接させて光ファイバコリメータ21を
平行ビーム2の軸に直交する二方向(X、Y方向)に移
動して位置決めすることができる。
【0067】このように当接させた際に、保持ブロック
51に保持された保持部54は球体受け部55によって
平行ビーム2の軸に対して傾斜する移動が許容されてい
るため、光ファイバコリメータ21の先端面23とコリ
メータブロック30との間に隙間が発生するのを防止し
ている。これにより、コリメータブロック30の機密性
を向上して内部に保持された光機能部品の性能に影響を
及ぼさないように接合することができると共に接合時の
接合強度を向上することができる。
【0068】また、光ファイバコリメータ21の先端面
23とコリメータブロック30とを隙間無く摺接させて
X、Y方向の位置決めをすることによって、光ファイバ
コリメータ21の当接位置に関係なく常に平行ビーム2
の傾斜を防止して位置合わせを容易且つ高精度に行うこ
とができる。
【0069】一方、角度合わせ手段70は、他方の光フ
ァイバコリメータ22を面合わせ手段50に保持された
光ファイバコリメータ21の平行ビーム2の軸に対して
傾斜する二方向(X、Y方向)に移動自在に保持するも
のであり、光ファイバコリメータ22を保持する傾斜保
持ブロック71と、傾斜保持ブロック71を平行ビーム
2軸に対して傾斜する二方向(X、Y方向の傾斜)に傾
斜可能に保持する角度合わせステージ72とを具備す
る。
【0070】傾斜保持ブロック71は、光ファイバコリ
メータ22をその凸球面状に形成された先端面24がコ
リメータブロック30の貫通孔35に向かって相対向す
るように保持するものである。
【0071】このような傾斜保持ブロック71が保持さ
れる角度合わせステージ72は、装置本体90のコリメ
ータブロック30の側面に相対向する領域まで延設され
た壁部91に固定されて傾斜保持ブロック71に保持さ
れた光ファイバコリメータ22を平行ビーム2軸に対し
てY方向に傾斜させるYゴニオステージ73と、Yゴニ
オステージ73上に設けられて傾斜保持ブロック71に
保持された光ファイバコリメータ22を平行ビーム2軸
に対してX方向に傾斜させるXゴニオステージ74とを
具備する。
【0072】この角度合わせステージ72は、光ファイ
バコリメータ22の凸球面状に形成された先端面24の
中心を回転中心として移動するように設けられている。
【0073】なお、このような角度合わせステージ72
は、それぞれ図示しない駆動モータ等の駆動手段によっ
て駆動するようになっている。
【0074】本実施形態では、角度合わせ手段72を装
置本体90の壁部91に固定したため、角度合わせ手段
72だけでは保持した光ファイバコリメータ22をコリ
メータブロック30の貫通孔35の開口縁部に所定の圧
力で当接させることができないが、面合わせ手段50に
よって光ファイバコリメータ21をコリメータブロック
30に向かって付勢保持することによって、光ファイバ
コリメータ21とコリメータブロック30とを所定の圧
力で当接させた際に、コリメータブロック30はブロッ
ク保持部40によって平行ビーム2の軸方向に移動自在
に設けられているため、コリメータブロック30が角度
合わせ手段70の保持した光ファイバコリメータ22の
方向に付勢され、光ファイバコリメータ22の凸球面状
の先端面24をコリメータブロック30の貫通孔35の
開口縁部に所定の圧力で当接させることができる。
【0075】このようにコリメータブロック30に一対
の光ファイバコリメータ21、22の先端面23、24
を所定の圧力で当接させた状態で、面合わせ手段50に
よって光ファイバコリメータ21の平行ビーム2の軸に
直交するX、Y方向の位置合わせと、角度合わせ手段7
0によって光ファイバコリメータ22の平行ビーム2の
軸に対する傾斜方向の位置合わせを行うことができる。
【0076】なお、位置合わせの際に用いられる測定手
段80は、光ファイバコリメータ22の光ファイバ1に
接続された光源81と、光ファイバコリメータ21の光
ファイバ1に接続されて光の強度を測定するパワーメー
タ82とを具備する。
【0077】この測定手段80は、例えば、光源81か
ら供給された光ファイバコリメータ22から平行ビーム
2を照射し、その平行ビーム2を光ファイバコリメータ
21に受光させた際の光の強度(光量)をパワーメータ
82で測定する。これによりパワーメータ82を介して
光ファイバコリメータ21、22同士の光接続状態を観
測することができる。
【0078】このように測定手段80によって測定され
た光量を観測しながら面合わせ手段50及び角度合わせ
手段70によって一対の光ファイバコリメータ21、2
2同士の光接続状態が最大となるようにそれぞれの光フ
ァイバコリメータ21、22を移動することで、コリメ
ータブロック30に一対の光ファイバコリメータ21、
22を高精度に位置決めすることができる。
【0079】このように位置決め固定した後、光ファイ
バコリメータ21、22とコリメータブロック30とが
当接する領域を図示しないYAGレーザ等の溶接を行う
接合手段によって固定することで高精度な光結合器10
を容易に製造することができる。
【0080】このように、本実施形態では、光結合器1
0の製造装置として、一方の光ファイバコリメータ21
をその先端面23がコリメータブロック30に所定の圧
力で当接させると共にX、Y方向に移動自在に保持する
面合わせ手段50と、他方の光ファイバコリメータ22
をその先端面24がコリメータブロック30に所定の圧
力で当接させると共にX、Y方向の傾斜方向に移動自在
に保持する角度合わせ手段70と設けたため、光ファイ
バコリメータ21、22の微少な移動を可能として容易
に且つ高精度に位置決めすることができる。
【0081】また、一方の光ファイバコリメータ21の
みをコリメータブロック30に対して付勢してコリメー
タブロック30に光ファイバコリメータ21、22の両
者の先端面23、24を所定の圧力で当接できるように
したため、製造装置を小型化することができると共に製
造コストを低減することができる。
【0082】(実施形態2)図4は、実施形態2に係る
光結合器の要部拡大断面図である。
【0083】図4に示すように、コリメータブロック3
0の光ファイバコリメータ22の凸面状に形成された先
端面24に当接する貫通孔35の開口縁部に、凸球面と
同等で且つ面同士で当接することができる凹球面36を
形成した以外上述した実施形態1と同様である。
【0084】このように、光ファイバコリメータ22と
コリメータブロック30とを球面同士で当接させ、この
当接させた面を摺接させることで傾斜方向の位置合わせ
をすることによって、位置決め精度をさらに向上するこ
とができると共にYAGレーザによって溶接する際の接
合強度を向上することができる。
【0085】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
1及び2を説明したが、光結合器及びその製造方法並び
に製造装置の基本的構成は上述したものに限定されるも
のではない。
【0086】例えば、上述した実施形態1及び2では、
光ファイバコリメータ22の先端面24を凸球面状に形
成するようにしたが、一方の光ファイバコリメータ21
とコリメータブロック30とがX、Y方向に移動可能な
摺接面を介して接合され、他方の光ファイバコリメータ
22とコリメータブロック30とが平行ビームに対して
X、Y方向に傾斜可能な摺接部を介して接合されれば特
に限定されず、例えば、コリメータブロックの貫通孔の
開口縁部を凸球面で形成するようにしてもよい。このよ
うな場合、実施形態1では、光ファイバコリメータの先
端面がどのような傾斜角度であっても凸球面に当接する
形状で形成すればよく、実施形態2では、光ファイバコ
リメータの先端面を凹球面で形成すればよい。
【0087】また、光結合器10に用いられる光ファイ
バコリメータ21、22は、実施形態1及び2のものに
限定されず、例えば、コリメータブロックの貫通孔をホ
ルダの先端部が挿入可能な内径で形成し、ホルダの外周
面にコリメータブロックの貫通孔近傍の側面に当接する
フランジ状のつば部を円周方向に亘って設けるようにし
てもよい。
【0088】なお、このような光ファイバコリメータを
有する光結合器の場合であっても、一方の光ファイバコ
リメータのつば部の先端面とコリメータブロックとが
X、Y方向に移動可能な摺接面を介して接合され、他方
の光ファイバコリメータのつば部の先端面とコリメータ
ブロックとが平行ビーム軸に対してX、Y方向に傾斜可
能な摺接部を介して接合されるようにすればよい。
【0089】さらに、上述した実施形態1の光結合器1
0の製造装置では、面合わせ手段50によって保持され
た光ファイバコリメータ21を平行ビーム2の軸方向に
付勢し、コリメータブロック30を平行ビーム2の軸方
向に移動自在に設けると共に角度合わせ手段70によっ
て固定された光ファイバコリメータ22を軸方向には移
動しないようにすることで、一対の光ファイバコリメー
タ21、22のそれぞれの先端面23、24を所定の圧
力でコリメータブロック30に当接するようにしたが、
一対の光ファイバコリメータ21、22の先端面23、
24を所定の圧力でコリメータブロック30に当接させ
ることができれば、これに限定されず、例えば、面合わ
せ手段が保持した光ファイバコリメータを軸方向に移動
しないように固定して、角度合わせ手段によって固定さ
れた光ファイバコリメータをコリメータブロックに向か
って付勢するようにしてもよく、また、コリメータブロ
ックを固定して位置合わせ手段及び角度合わせ手段が、
それぞれが保持した光ファイバコリメータをコリメータ
ブロックに向かって付勢するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、一方
の光ファイバコリメータとコリメータブロックとを平行
ビームの軸と直交する二方向に移動可能な摺接面を介し
て接合することで、一方の光ファイバコリメータでこの
二方向の位置決めを行うと共に他方の光ファイバコリメ
ータとコリメータブロックとを平行ビームの軸に対して
二方向に傾斜可能な摺接部を介して接合することで、こ
の二方向の位置決めを行うことができ、一対の光ファイ
バコリメータの位置決めを容易に且つ高精度に行うこと
ができる。また、一対の光ファイバコリメータとコリメ
ータブロックとを位置合わせを行う他の部材を介して接
合する必要がないため製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る光結合器の要部断面
図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る光結合器の要部拡大
断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る光結合器の製造装置
の概略断面図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る光結合器の要部拡大
断面図である。
【図5】従来技術に係る光結合器の要部断面図である。
【図6】従来技術に係る光結合器の要部断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 平行ビーム 10 光結合器 21、22 光ファイバコリメータ 23、24 先端面 25 フェルール用筒状体 26 光学レンズ部品 27、28 ホルダ 30 コリメータブロック 31 設置孔 32、33 側壁 34、35 貫通孔 40 ブロック保持部 50 面合わせ手段 53 面合わせステージ 57 Yステージ 58 Xステージ 70 角度合わせ手段 72 角度合わせステージ 73 Yゴニオステージ 74 Xゴニオステージ 80 測定手段 90 装置本体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバが固定されて平行ビームを照
    射及び受光する少なくとも一対の光ファイバコリメータ
    と、これら一対の光ファイバコリメータが相対向して相
    互に光接続するように固定されるコリメータブロックと
    を具備する光結合器において、 一方の光ファイバコリメータと前記コリメータブロック
    とが、前記平行ビームの軸と直交する二方向に移動可能
    な摺接面を介して接合され、他方の光ファイバコリメー
    タと前記コリメータブロックとが、前記平行ビームの軸
    に対して二方向に傾斜可能な摺接部を介して接合されて
    いることを特徴とする光結合器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光結合器において、前記
    摺接部が前記他方の光ファイバコリメータ及び前記コリ
    メータブロックの何れか一方に設けられた凸球面と、他
    方に設けられて前記凸球面と接する開口縁部を有する凹
    部とで構成されていることを特徴とする光結合器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光結合器において、前記
    摺接部が前記他方の光ファイバコリメータ及び前記コリ
    メータブロックの何れか一方に設けられた凸球面と、他
    方に設けられた凹球面とで構成されていることを特徴と
    する光結合器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一項記載の光結合
    器において、前記一対の光ファイバコリメータと前記コ
    リメータブロックとが溶接により接合されていることを
    特徴とする光結合器。
  5. 【請求項5】 光ファイバが固定されて平行ビームを照
    射及び受光する少なくとも一対の光ファイバコリメータ
    を相対向させて相互に光接続するようにコリメータブロ
    ックに固定する光結合器の製造方法において、 前記一対の光ファイバコリメータを前記コリメータブロ
    ックに相対的に付勢することで互いを当接させた状態
    で、一方の光ファイバコリメータと前記コリメータブロ
    ックとを平行ビームの軸と直交する二方向に移動させて
    位置決めすると共に他方の光ファイバコリメータと前記
    コリメータブロックとを前記平行ビームの軸に対して傾
    斜する二方向に傾斜させて位置決めすることで光接続状
    態が最大となるように前記一対の光ファイバコリメータ
    と前記コリメータブロックとを接合することを特徴とす
    る光結合器の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光結合器の製造方法にお
    いて、前記一対の光ファイバコリメータと前記コリメー
    タブロックとの当接は、一方の光ファイバコリメータを
    固定すると共に他方の光ファイバコリメータを一方の光
    ファイバコリメータに向かって付勢することで行うこと
    を特徴とする光結合器の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の光結合器の製造方
    法において、前記一方の光ファイバコリメータと前記コ
    リメータブロックとの当接では、当該一方の光ファイバ
    コリメータを軸方向に対して傾斜する移動を許容した状
    態で前記摺接面同士を当接させることを特徴とする光結
    合器の製造方法。
  8. 【請求項8】 光ファイバが固定されて平行ビームを照
    射及び受光する少なくとも一対の光ファイバコリメータ
    を相対向させて相互に光接続するようにコリメータブロ
    ックに固定する光結合器の製造装置において、 前記一方の光ファイバコリメータを前記コリメータブロ
    ックに対して平行ビームの軸と直交する二方向に移動自
    在に保持すると共に当該光ファイバコリメータと前記コ
    リメータブロックとが当接する摺接面を所定の圧力で押
    圧する面合わせ手段と、前記他方の光ファイバコリメー
    タを前記一方の光ファイバコリメータの軸方向に対して
    傾斜する二方向に移動自在に保持すると共に当該他方の
    光ファイバコリメータと前記コリメータブロックとが当
    接する摺接部を所定の圧力で押圧する角度合わせ手段
    と、前記一対の光ファイバコリメータの光接続状態を測
    定する測定手段と、前記一対の光ファイバコリメータと
    前記コリメータブロックとを接合する接合手段とを具備
    することを特徴とする光結合器の製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光結合器の製造装置にお
    いて、前記コリメータブロックを光ファイバの軸方向に
    移動自在に保持するブロック保持手段を具備すると共に
    前記面合わせ手段又は前記角度合わせ手段の一方には保
    持した光ファイバコリメータを前記他方側に付勢保持す
    る付勢保持手段を具備し、前記面合わせ手段又は角度合
    わせ手段の他方を固定することで前記コリメータブロッ
    クと前記一対の光ファイバコリメータのそれぞれとを所
    定の圧力で当接させていることを特徴とする光結合器の
    製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の光結合器の製造
    装置において、前記面合わせ手段は、前記一方の光ファ
    イバコリメータを軸方向に対して傾斜する移動を許容し
    た状態で光ファイバコリメータとの摺接面同士を当接さ
    せる面合わせ機構を具備することを特徴とする光結合器
    の製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10の何れか一項に記載の
    光結合器の製造装置において、前記測定手段が、一対の
    光ファイバコリメータの何れか一方の光ファイバに結合
    された光源と、他方の光ファイバに結合されたパワーメ
    ータとからなることを特徴とする光結合器の製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11の何れか一項に記載の
    光結合器の製造装置において、前記接合手段が前記一対
    の光ファイバコリメータと前記コリメータブロックとを
    溶接により接合させることを特徴とする光結合器の製造
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078541A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Nippon Electric Glass Co., Ltd. レンズアッセンブリ、及び光デバイス、並びに光デバイスの光軸調整方法
JP2008164828A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Nippon Electric Glass Co Ltd 光デバイス及びその光軸調整方法
JP2008170797A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Nippon Electric Glass Co Ltd レンズアッセンブリ及び光デバイス

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